JP6803170B2 - キャリパ装置およびこの装置を備えるディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、制輪子と回転体との接触の頻度を低下させる新規な構造を備えるキャリパ装置およびディスクブレーキ装置を提供することである。
(3)前記摩擦機構は、前記アーム拘束用摩擦力の大きさを無段階でまたは段階的に調整できるように構成されてよい。
(5)いくつかの例では、キャリパ装置は前記制動用アームと前記装置本体とを揺動可能に連結するアーム用ピボットシャフトを更に備え、前記摩擦機構の摩擦部材は、前記アーム用ピボットシャフト、前記装置本体、及び、前記制動用アームの一つに対して滑り接触することによって前記アーム拘束用摩擦力を発生する。
摩擦機構がアーム用ピボットシャフトよりも出力部側に配置された参考例では、摩擦機構とディスクロータとの干渉を避けるため、ディスクロータとアーム用ピボットシャフトとの間の距離が、摩擦機構用の配置スペース分だけ余計に必要となる。このため、キャリパ装置が大型化してしまう。
このキャリパ装置によれば、摩擦部材がキャリパ装置の構成要素である装置本体に取り付けられるので、摩擦部材の取付のための専用部品を必要とせず、摩擦機構の部品点数を少なくすることができる。
このキャリパ装置によれば、摩擦部材がキャリパ装置の構成要素である制動用アームまたはアーム用ピボットシャフトに取り付けられるので、摩擦部材の取付のための専用部品を必要とせず、摩擦機構の部品点数を少なくすることができる。
このキャリパ装置によれば、装置本体や制動用アームは摩擦部材と接触するための専用の形状を有する必要がなくなるため、装置本体や制動用アームの形状の複雑化を抑制することができる。
このキャリパ装置によれば、押付部材により摩擦部材がアーム用ピボットシャフトに押し付けられるため、摩擦部材がアーム用ピボットシャフトから離間する頻度が少なくなり、アーム用ピボットシャフトに安定して摩擦力を付与することができる。
例えば、押付部材として複数枚の皿ばねを積層する場合、作業者が摩擦機構をキャリパ装置に組み付ける際、皿ばねを収容部に挿入した後、プラグを収容部に取り付ける。しかしこの組付方法では、作業者は、プラグで収容部が閉塞されるため、収容部の外部から皿ばねの積層状態を視認しにくく、皿ばねの枚数を確認しにくい。対照的に、本開示のキャリパ装置によれば、プラグの取付部に押付部材を取り付けるため、作業者が取付部に複数枚の皿ばね(押付部材)を取り付けた状態で皿ばねの積層状態を視認しやすい。このため、作業者が皿ばねの枚数を確認しやすい。したがって、皿ばねの枚数が間違った状態で摩擦機構をキャリパ装置に組み付けることが抑制される。
このキャリパ装置によれば、収容部の段差部にプラグが接触することにより収容部に対するプラグの位置が決められる。したがって、摩擦機構の組付効率が高くなる。
このキャリパ装置によれば、制動側摩擦機構が制輪子用ピボットシャフトに対して挿入部側とは反対側に配置される参考例と比較して、制動側摩擦機構がキャリパ装置の内側に配置されやすい。このため、キャリパ装置の大型化が抑制される。
このキャリパ装置によれば、制輪子マウントや制動用アームに摩擦部材と接触するための専用の形状を形成する必要がなくなるため、制輪子マウントや制動用アームの形状の複雑化を抑制することができる。
このキャリパ装置によれば、押付部材により摩擦部材が制輪子用ピボットシャフトに押し付けられるため、摩擦部材が制輪子用ピボットシャフトから離間する頻度が少なくなり、制輪子用ピボットシャフトに安定して摩擦力を付与することができる。
このキャリパ装置によれば、収容部の段差部にプラグが接触することにより収容部に対するプラグの位置が決められる。したがって、制動側摩擦機構の組付効率が高くなる。
図1に示されるように、ディスクブレーキ装置10は、鉄道車両1の車体2を支持する台車3に取り付けられる。ディスクブレーキ装置10は、台車3の車輪4を回転させる車軸5と一体に回転するディスクロータ6に押し付けられることにより、ブレーキ力を車輪4に付与する。
次に、図9(b)に示されるように、押付部材取付工程では、プラグ91の取付部91Cに3個の押付部材94が取り付けられる。このとき、駆動側摩擦機構90の装置本体30への組み付け作業を行う作業者は、プラグ91に取り付けられた押付部材94の個数を確認する。また取付部91Cに3個の押付部材94が取り付けられた状態において、取付部91Cは、3個の押付部材94から突出する。これにより、取付部91Cから押付部材94が脱落することが抑制される。
(1)キャリパ装置20は、制動用アーム40、50の揺動が摩擦機構90によって増加された摩擦によって最小化または制限され、非制動時に制輪子61、71を非制動位置に保持できる。例えば車両の振動に起因する振動によって、非制動時に制動用アーム40、50が揺動すること、ひいては非制動時に制輪子61、71がディスクロータ6または車輪4に接触することが抑制される。キャリパ装置20は、駆動側摩擦機構90および制動側摩擦機構100を備えることが好ましい。制動側摩擦機構100が与える摩擦力により各制動用アーム40,50と各制輪子マウント60,70との相対移動を制限することに加え、駆動側摩擦機構90が与える摩擦力により第2制動用アーム50の揺動を制限する。これにより、鉄道車両1の走行の振動に起因して第2制動用アーム50がアーム用ピボットシャフト21BのピボットアクシスCD2まわりに揺動すること、および各制輪子マウント60,70が制輪子用ピボットシャフト22A,22BのピボットアクシスCB1,CB2まわりに揺動することが抑制される。このため、鉄道車両1の走行の振動により制輪子61,71がディスクロータ6に繰り返し接触することが抑制される。したがって、制輪子61,71とディスクロータ6とが接触する頻度を低減することができる。
この点、駆動側摩擦機構90は、摩擦部材93が装置本体30の第1収容部34および第2収容部35において密閉された内部空間に配置されるため、摩擦部材93とアーム用ピボットシャフト21Bとの間に異物が介在することが抑制される。したがって、摩擦部材93との間で発生する摩擦力が安定する。なお、制動側摩擦機構100の摩擦部材103も各制輪子マウント60,70の支持部62,72と収容部63,73とにおいて密閉された内部空間に配置されるため、駆動側摩擦機構90と同様の効果が得られる。
上記実施形態に関する説明は、本発明に従うキャリパ装置およびこの装置を備えるディスクブレーキ装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従うキャリパ装置およびこの装置を備えるディスクブレーキ装置は、上記実施形態以外に例えば以下に示される上記実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
上記実施形態の駆動側摩擦機構90は、第2制動用アーム50の挿入部52に対して入力部側に配置されたが、駆動側摩擦機構90の配置位置はこれに限られない。例えば、駆動側摩擦機構90は、挿入部52に対して第2制輪子マウント70(ディスクロータ6)側、第1腕部31B側、または、第1腕部31Bとは反対側に配置されてもよい。また、駆動側摩擦機構90は、アーム用ピボットシャフト21Bの軸方向において、一対のアーム51の外側に配置されてもよい。
上記実施形態の駆動側摩擦機構90は、装置本体30の第2腕部31Cに1個設けられたが、駆動側摩擦機構90を第2腕部31Cに複数個設けてもよい。
上記実施形態の制動側摩擦機構100は、制輪子用ピボットシャフト22A,22Bに対して各制動用アーム40,50の挿入部側に配置されたが、制動側摩擦機構100の配置位置はこれに限られない。例えば、制動側摩擦機構100は、制輪子用ピボットシャフト22A,22Bに対して各制動用アーム40,50の挿入部側とは反対側、または、制輪子用ピボットシャフト22A,22Bに対して制輪子側とは反対側に配置されてもよい。また、制動側摩擦機構100は、制輪子用ピボットシャフト22A,22Bの軸方向において、一対のアーム41,51の間に配置されてもよい。
上記実施形態の制動側摩擦機構100は、各制輪子マウント60,70に1個設けられたが、制動側摩擦機構100を各制輪子マウント60,70に複数個設けてもよい。
上記実施形態の押付部材94,104は皿ばねであったが、摩擦部材93,103を押す力を付与することができるものであれば、皿ばね以外であってもよい。例えば、押付部材94,104は、コイルばね等の他の種類のばね、Oリング等の弾性部材であってもよい。また、押付部材94,104として、プラグ91,101の取付部91C,101Cに取り付けられた第1永久磁石と、摩擦部材93,103に取り付けられ、第1永久磁石と対向する部分の磁極が第1永久磁石の磁極と同じとなる第2永久磁石とにより構成されてもよい。この場合、第1永久磁石と第2永久磁石との間に発生する斥力により摩擦部材93,103が押される。
実施形態では、摩擦機構の摩擦力の大きさは、制輪子の位置(すなわち制動位置および非制動位置)と関係なく常に増加される。上記実施形態の駆動側摩擦機構90および制動側摩擦機構100は、押付部材94,104に代えて、アクチュエータにより摩擦部材93,103を押し付ける構成であってもよい。アクチュエータの一例は、電動モータと、電動モータの出力軸の回転を出力軸の軸方向の移動に変換するボールねじとにより構成されたボールねじ機構である。このアクチュエータをコントローラが制御することにより、摩擦部材93,103が付与する摩擦力の大きさを動的に制御してもよい。例えば、制輪子の非制動位置のみで、摩擦機構の摩擦力の大きさを増加させて制輪子を非制動位置に保持させてもよく、及び/または、制輪子が非制動位置から外れたときに摩擦力を増加させて制輪子を非制動位置に保持または復帰させてもよい。この動的制御によっても、非制動時に制輪子が制動位置に達すること、及び/または、非制動時に制輪子が制動位置に向かって移動することが低減または防止できる。この変形例6のアクチュエータ及び/またはコントローラは、摩擦部材の固定位置を調整する固定位置調整手段の一例である。なお、摩擦部材の摩擦面が押し付けられる側の面について、部分的に摩擦係数を変化させる、または一部を切り欠いて摩擦部材との相対的な距離を変化させることで、摩擦力を増減することもできる。
上記実施形態の駆動側摩擦機構90は、装置本体30の第2腕部31Cに組み付けられ、アーム用ピボットシャフト21Bに摩擦力を付与する構成であるが、駆動側摩擦機構90が組み付けられる箇所と駆動側摩擦機構90が摩擦力を付与する部材との関係はこれに限られない。例えば、以下の(A)〜(E)に示す関係であってもよい。そして、(A)〜(E)に示す関係を互いに組み合わせてもよい。
上記実施形態の制動側摩擦機構100は、各制輪子マウント60,70に組み付けられ、制輪子用ピボットシャフト22A,22Bに摩擦力を付与する構成であるが、制動側摩擦機構100が組み付けられる箇所と制動側摩擦機構100が摩擦力を付与する部材との関係はこれに限られない。例えば、以下の(A)〜(E)に示す関係であってもよい。そして、(A)〜(E)に示す関係を互いに組み合わせてもよい。
上記実施形態の駆動側摩擦機構90および制動側摩擦機構100の構成に代えて、特許文献1に記載の摩擦機構を装置本体30の第2腕部31Cおよび各制輪子マウント60,70に設けてもよい。この場合、第2制動用アーム50の入力部54には、摩擦機構を支持するための駆動側支持軸がアーム用ピボットシャフト21Bと平行し、一対のアーム51を互いに連結するように設けられる。また各制動用アーム40,50の出力部43,53には、摩擦機構を支持するための制動側支持軸が制輪子用ピボットシャフト22A,22Bと平行し、一対のアーム41,51を互いに連結するように設けられる。
上記実施形態の駆動側摩擦機構90および制動側摩擦機構100において、押付部材94,104を省略してもよい。この場合、プラグ91,101と摩擦部材93,103とが互いに接触する。
上記実施形態ならびに変形例1〜7および変形例9の駆動側摩擦機構90は、第2制動用アーム50に代えて、第1制動用アーム40に設けられてもよい。
制動側摩擦機構100を省略してもよい。
(変形例13)
制動用アーム40は、回転体の回転を制動するための制輪子61を回転体に押圧することによってブレーキ力を発生する。回転体は、ディスクロータ6でもよく、車輪4でもよい。制動用アーム50についても同様である。
6 :ディスクロータ
10 :ディスクブレーキ装置
20 :キャリパ装置
21A :アーム用ピボットシャフト
21B :アーム用ピボットシャフト
22A :制輪子用ピボットシャフト
22B :制輪子用ピボットシャフト
30 :装置本体
31B :第1腕部(軸支持部)
31C :第2腕部(軸支持部)
35 :第2収容部(収容部)
35C :段差部
40 :第1制動用アーム
42 :挿入部
43 :出力部
44 :入力部
50 :第2制動用アーム
52 :挿入部
53 :出力部
54 :入力部
60 :第1制輪子マウント
61 :制輪子
63 :収容部
63C :段差部
70 :第2制輪子マウント
71 :制輪子
73 :収容部
80 :駆動機構
90 :摩擦機構(駆動側摩擦機構)
91 :プラグ
91C :取付部
91D :第1段差部
93 :摩擦部材
94 :押付部材
100 :制動側摩擦機構
101 :プラグ
101C:取付部
101D:第1段差部
103 :摩擦部材
104 :押付部材
Claims (18)
- 回転体の回転を制動するための制輪子とともに用いられるキャリパ装置であって、
駆動機構によって装置本体に対して揺動させられ、前記制輪子を制動位置および非制動位置に移動させる制動用アームと、
前記装置本体に対する前記制動用アームの揺動に対する摩擦を増加させる摩擦機構と、
前記制動用アームと前記装置本体とを揺動可能に連結するアーム用ピボットシャフトとを備え、
前記摩擦機構は、前記制動用アームの前記装置本体に対する揺動を阻害するアーム拘束用摩擦力を発生する摩擦部材を含み、
前記摩擦機構の摩擦部材は、前記アーム用ピボットシャフト、前記装置本体、および、前記制動用アームの一つに対して滑り接触することによって前記アーム拘束用摩擦力を発生するものであり、前記制動用アームおよび前記アーム用ピボットシャフトの一方に取り付けられ、前記制動用アームおよび前記アーム用ピボットシャフトの他方に押し付けられる摩擦面を含む
キャリパ装置。 - 回転体の回転を制動するための制輪子とともに用いられるキャリパ装置であって、
駆動機構によって装置本体に対して揺動させられ、前記制輪子を制動位置および非制動位置に移動させる制動用アームと、
前記装置本体に対する前記制動用アームの揺動に対する摩擦を増加させる摩擦機構と、
前記制動用アームと前記装置本体とを揺動可能に連結するアーム用ピボットシャフトとを備え、
前記摩擦機構は、前記制動用アームの前記装置本体に対する揺動を阻害するアーム拘束用摩擦力を発生する摩擦部材を含み、
前記摩擦機構の摩擦部材は、前記アーム用ピボットシャフト、前記装置本体、および、前記制動用アームの一つに対して滑り接触することによって前記アーム拘束用摩擦力を発生するものであり、前記制動用アームおよび前記アーム用ピボットシャフトの一方に取り付けられ、前記装置本体に押し付けられる摩擦面を含む
キャリパ装置。 - 回転体の回転を制動するための制輪子とともに用いられるキャリパ装置であって、
駆動機構によって装置本体に対して揺動させられ、前記制輪子を制動位置および非制動位置に移動させる制動用アームと、
前記装置本体に対する前記制動用アームの揺動に対する摩擦を増加させる摩擦機構と、
前記制動用アームと前記装置本体とを揺動可能に連結するアーム用ピボットシャフトとを備え、
前記摩擦機構は、前記制動用アームの前記装置本体に対する揺動を阻害するアーム拘束用摩擦力を発生する摩擦部材を含み、
前記摩擦機構の摩擦部材は、前記アーム用ピボットシャフト、前記装置本体、および、前記制動用アームの一つに対して滑り接触することによって前記アーム拘束用摩擦力を発生するものであり、前記アーム用ピボットシャフトに押し付けられる摩擦面を含む
キャリパ装置。 - 前記摩擦機構は、前記摩擦部材を前記アーム用ピボットシャフトに向けて押し付ける押付部材を更に備える、請求項3に記載のキャリパ装置。
- 前記摩擦部材及び前記押付部材は、前記装置本体または前記制動用アームに形成された収容部に収容及び支持され、
前記摩擦機構は、前記収容部を閉塞するプラグを更に備える、請求項4に記載のキャリパ装置。 - 前記プラグは、前記押付部材を取り付けるための取付部を備える、請求項5に記載のキャリパ装置。
- 前記収容部は、前記プラグの挿入方向に、前記プラグと接触する段差部を含む、請求項6に記載のキャリパ装置。
- 回転体の回転を制動するための制輪子とともに用いられるキャリパ装置であって、
駆動機構によって装置本体に対して揺動させられ、前記制輪子を制動位置および非制動位置に移動させる制動用アームと、
前記装置本体に対する前記制動用アームの揺動に対する摩擦を増加させる摩擦機構と
を備え、
前記制動用アームは、前記装置本体に支持されるアーム用ピボットシャフトが挿入される挿入部、前記挿入部から延びる入力部、および、前記入力部が延びる方向とは別の方向に前記挿入部から延びる出力部を備え、
前記駆動機構は、前記入力部に駆動力を与えるように前記入力部に接続され、
前記出力部は、ピボットアクシスを有する制輪子用ピボットシャフトを介して、前記制輪子を取り付けるための制輪子マウントと接続されており、
前記摩擦機構は、前記入力部、前記挿入部、前記出力部、前記装置本体、および、前記アーム用ピボットシャフトの少なくとも1つに摩擦力を与える駆動側摩擦機構であり、
前記キャリパ装置は、前記駆動側摩擦機構とは異なる制動側摩擦機構であって、前記出力部、前記制輪子用ピボットシャフト、および、前記制輪子マウントの少なくとも1つに摩擦力を与える前記制動側摩擦機構を更に備える
キャリパ装置。 - 前記制動側摩擦機構は、前記制輪子用ピボットシャフトに対して挿入部側に配置される、請求項8に記載のキャリパ装置。
- 前記制動側摩擦機構は、前記制輪子マウントおよび前記制輪子用ピボットシャフトの一方に取り付けられ、前記制輪子マウントおよび前記制輪子用ピボットシャフトの他方に押し付けられる摩擦部材を備える、請求項8または9に記載のキャリパ装置。
- 前記制動側摩擦機構は、前記制輪子マウントおよび前記出力部の一方に取り付けられ、前記制輪子マウントおよび前記出力部の他方に押し付けられる摩擦部材を備える、請求項8〜10のいずれか一項に記載のキャリパ装置。
- 前記制動側摩擦機構は、前記出力部および前記制輪子用ピボットシャフトの一方に取り付けられ、前記出力部および前記制輪子用ピボットシャフトの他方に押し付けられる摩擦部材を備える、請求項8〜11のいずれか一項に記載のキャリパ装置。
- 前記制動側摩擦機構は、前記制輪子用ピボットシャフトに押し付けられる摩擦部材を備える、請求項8〜12のいずれか一項に記載のキャリパ装置。
- 前記制動側摩擦機構は、前記制動側摩擦機構の前記摩擦部材を前記制輪子用ピボットシャフトに向けて押し付ける押付部材を更に備える、請求項13に記載のキャリパ装置。
- 前記制動側摩擦機構の前記摩擦部材は、前記制輪子マウントまたは前記制動用アームに形成された収容部に収容及び支持され、
前記制動側摩擦機構は、前記収容部を閉塞するプラグを更に備える、請求項13または14に記載のキャリパ装置。 - 前記制動側摩擦機構は、前記制動側摩擦機構の前記摩擦部材を前記制輪子用ピボットシャフトに向けて押し付ける押付部材を更に備え、
前記制動側摩擦機構の前記プラグは、前記制動側摩擦機構の前記押付部材を取り付けるための取付部を備える、請求項15に記載のキャリパ装置。 - 前記制動側摩擦機構の前記収容部は、前記制動側摩擦機構の前記プラグの挿入方向に、前記プラグと接触する段差部を含む、請求項15に記載のキャリパ装置。
- 流体系からの流体の供給によって回転体にブレーキ力を与えるように構成される、請求項1〜17のいずれか一項に記載のキャリパ装置を備えるディスクブレーキ装置。
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