JP6801222B2 - コンクリート用プライマー - Google Patents

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Description

本発明は、表面乾燥性、及び防水材層との接着性に優れるコンクリート用プライマーに関する。
昨今、増加する交通荷重や凍結防止剤の散布によって、高速道路をはじめとする道路橋床版の早期劣化が顕著となってきている。この早期劣化のメカニズムとしては、アスファルト舗装と鉄筋コンクリート床版に生じたひび割れを通じて、雨水、凍結防止剤などが構造物に侵入し鉄筋を腐食させ、構造物の耐久性を低下させていることが考えられている。
これら道路橋床版の耐久性を向上する手法としては、床版層、防水材層、及び、アスファルト舗装層が順次積層された床版防水構造体が各種検討されており、床版プライマーとしては、防水材層との接着性に優れるものとして、エポキシ樹脂および硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このエポキシ樹脂組成物は、防水材層との接着性に優れるものの、表面乾燥が遅いという問題があった。
そこで、近年増加しているウレアウレタン系防水材層との接着性に優れ、かつ、表面乾燥性に優れるコンクリート用プライマーが求められていた。
特開2006−258127号公報
本発明が解決しようとする課題は、表面乾燥性、及びウレアウレタン系防水材層との接着性に優れるコンクリート用プライマーを提供することである。
本発明者等は、ウレタン(メタ)アクリレート及びエポキシ(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる1種以上の(メタ)アクリレートと、水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレートを必須成分とする重合性不飽和単量体と、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーとを特定の比率で含有するコンクリート用プライマーが、表面乾燥性及びウレアウレタン系防水材層との接着性に優れることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ウレタン(メタ)アクリレート(A1)及びエポキシ(メタ)アクリレート(A2)からなる群より選ばれる1種以上の(メタ)アクリレート(A)と、水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)を必須成分とする重合性不飽和単量体(B)と、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(C)とを含有するコンクリート用プライマーであって、前記ウレタンプレポリマー(C)の含有率が5〜35質量%であることを特徴とするコンクリート用プライマーを提供するものである。
本発明のコンクリート用プライマーは、表面乾燥性及び防水材層との接着性に優れることから、工場、倉庫、クリーンルーム等の床材;舗装材、防水材、塗料、壁面コーティング材などの各種土木建築材料の施工の際に好適に用いることができ、特に、床版プライマーとして有用である。
本発明のコンクリート用プライマーは、ウレタン(メタ)アクリレート(A1)及びエポキシ(メタ)アクリレート(A2)からなる群より選ばれる1種以上の(メタ)アクリレート(A)と、水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)を必須成分とする重合性不飽和単量体(B)と、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(C)とを含有するコンクリート用プライマーであって、前記ウレタンプレポリマー(C)の含有率が5〜35質量%であるものである。
なお、本発明において、「(メタ)アクリレート」とは、メタクリレートとアクリレートの一方又は両方をいい、「(メタ)アクリロイル基」とは、メタクリロイル基とアクリロイル基の一方又は両方をいい、「(メタ)アクリル酸」とは、メタクリル酸とアクリル酸の一方又は両方をいい、「(メタ)アクリル化合物」とは、アクリル化合物とメタクリル化合物の一方又は両方をいう。
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A1)としては、例えば、ポリオール、ポリイソシアネート、及び、水酸基又はイソシアネート基を有する(メタ)アクリル化合物を従来公知の方法で反応させて得られるものを用いることができる。
前記ポリオールとしては、例えば、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオール、カプロラクトンポリオール、ブタジエンポリオール等を用いることができるが、これらの中でも、前記(メタ)アクリレート(A)と前記ウレタンプレポリマー(C)との相溶性がより向上することから、ポリエーテルポリオールが好ましく、ポリプロピレングリコールがより好ましい。尚、これらのポリオールは単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記ポリオールの数平均分子量としては、硬化性と相溶性のバランスがより向上することから、1000〜4,000の範囲であることが好ましい。
本発明における平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)法により測定した値を示す。
前記ポリイソシアネートとしては、例えば、フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の脂肪族又は脂環式ジイソシアネート;キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート、メチレンジフェニルジシソシアネートのホルマリン縮合体、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのカルボジイミド変性体等の芳香族系ポリイソシアネートなどを用いることができる。これらのポリイソシアネートは単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記水酸基を有する(メタ)アクリル化合物としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル;ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレートなどを用いることができる。これらの化合物は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記イソシアネート基を有する(メタ)アクリル化合物としては、例えば、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−(2−(メタ)アクリロイルオキシエチルオキシ)エチルイソシアネート、1,1−ビス((メタ)アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート等を用いることができる。これらの化合物は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記イソシアネート基を有する(メタ)アクリル化合物としては、例えば、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−(2−(メタ)アクリロイルオキシエチルオキシ)エチルイソシアネート、1,1−ビス((メタ)アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート等を用いることができる。これらの化合物は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記エポキシ(メタ)アクリレート(A2)としては、ビスフェノール型エポキシ化合物又はビスフェノール型エポキシ化合物とノボラック型エポキシ化合物とを混合したエポキシ化合物と、不飽和一塩基酸とを従来公知の方法で反応して得られるものを用いることができる。
前記ビスフェノール型エポキシ化合物としては、例えば、エピクロルヒドリンとビスフェノールA又はビスフェノールFとの反応により得られる1分子中に2個以上のエポキシ基を有するグリシジルエーテル型エポキシ化合物、メチルエピクロルヒドリンとビスフェノールA又はビスフェノールFとを反応させて得られるジメチルグリシジルエーテル型エポキシ化合物、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物とエピクロルヒドリン又はメチルエピクロルヒドリンとを反応させて得られるエポキシ化合物等を用いることができる。これらのエポキシ化合物は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記ノボラックタイプ型エポキシ化合物としては、例えば、フェノールノボラック又はクレゾールノボラックと、エピクロルヒドリン又はメチルエピクロルヒドリンとを反応させて得られるエポキシ化合物等を用いることができる。これらのエポキシ化合物は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記不飽和一塩基酸としては、例えば、(メタ)アクリル酸、桂皮酸、クロトン酸、モノメチルマレート、モノプロピルマレート、モノブテンマレート、ソルビン酸、モノ(2−エチルヘキシル)マレート等を用いることができる。これらの不飽和一塩基酸は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記重合性不飽和単量体(B)として、水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)を含むことで、本発明のプライマーは優れた接着性を発現する。
前記水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等が挙げられるが、硬化性がより向上することから、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートが好ましく、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートがより好ましい。これらの単量体は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)以外の前記重合性不飽和単量体(B)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、β−エトキシエチル(メタ)アクリレート、2−シアノエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトン(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルモノ(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルカルビトール(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル単量体;ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の沸点が100℃以上の(メタ)アクリル単量体等を用いることできる。これらの単量体は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記ウレタンプレポリマー(C)としては、ポリオールとポリイソシアネートとを公知の方法で反応させて得られるものを用いることができる。
前記ウレタンプレポリマー(C)の原料となるポリオールとしては、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A1)の原料として用いることができるポリオールとして上記した各種のポリオールを用いることができる。これらの中でも、前記(メタ)アクリレート(A)との相溶性がより向上することから、ポリプロピレングリコールが好ましい。尚、これらのポリオールは単独で用いても2種以上を併用してもよい。
また、前記ポリオールの数平均分子量としては、前記(メタ)アクリレート(A)との相溶性及び靱性付与の観点から、1,000〜5,000の範囲が好ましい。
前記ウレタンプレポリマー(C)の原料となるポリイソシアネートとしては、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A1)の原料として用いることができるポリイソシアネートとして上記した各種のポリイソシアネートを用いることができる。これらの中でも、ウレアウレタンとの反応性と接着性がより向上することから、ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネートが好ましい。尚、これらのポリイソシアネートは単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記ウレタンプレポリマー(C)のNCO%は、接着性及び貯蔵安定性のバランスがより向上することから、10〜30質量%の範囲であることが好ましい。
本発明のコンクリート用プライマー中の前記(メタ)アクリレート(A)の含有率は、表面乾燥性及び接着性のバランスがより向上することから、10〜60質量%が好ましい。
本発明のコンクリート用プライマー中の前記水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)の含有率は、表面乾燥性及び接着性のバランスがより向上することから、1〜30質量%が好ましい。
本発明のコンクリート用プライマー中の前記ウレタンプレポリマー(C)の含有率は、5〜35質量%であるが、表面乾燥性及び接着性のバランスがより向上することから、10〜30質量%が好ましい。
本発明のコンクリート用プライマーは、前記(メタ)アクリレート(A)、前記アルキル(メタ)アクリレート(B)、及び前記ウレタンプレポリマー(C)を必須成分として含有するものであるが、その他の成分として、両末端に不飽和基を有する不飽和ポリエステル、アクリルポリマー等の他の樹脂成分や添加剤などを含有してもよい。
前記添加剤としては、例えば、硬化剤、硬化促進剤、重合禁止剤、顔料、チキソ性付与剤、酸化防止剤、溶剤、充填剤、補強材、骨材、難燃剤、石油ワックス等が挙げられる。
本発明のコンクリート用プライマーは、例えば、セメントコンクリート、アスファルトコンクリート、モルタルコンクリート、レジンコンクリート、透水コンクリート、ALC(Autoclaved Lightweight Aerated Concrete)板等のプライマーとして用いることができる。
本発明のコンクリート用プライマーは、表面乾燥性及び防水材層との接着性に優れることから、工場、倉庫、クリーンルーム等の床材;舗装材、防水材、塗料、壁面コーティング材などの各種土木建築材料の施工の際に好適に用いることができ、特に、床版プライマーとして有用である。
以下に本発明を具体的な実施例を挙げてより詳細に説明する。なお、平均分子量は、下記のGPC測定条件で測定したものである。
[GPC測定条件]
測定装置:高速GPC装置(東ソー株式会社製「HLC−8220GPC」)
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度4mg/mLのテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:下記の単分散ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
(単分散ポリスチレン)
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−550」
(合成例1:ウレタンメタクリレート(A1−1)の合成)
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環流冷却器を備えた四口フラスコに数平均分子量1000のポリプロピレングリコール(以下、「PPG」と略記する。)500質量部とトリレンジイソシアネート(以下、「TDI」と略記する。)172質量部を仕込み、窒素気流下80℃で2時間反応させた。NCO当量が600とほぼ理論当量値となったので、50℃まで冷却した。空気気流下、ハイドロキノン0.07質量部を加え、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(以下、「HEMA」と略記する。)135質量部を加え、90℃で4時間反応させた。NCO%が0.1%以下となった時点で、ターシャリーブチルカテコール(以下、「TBC」と略記する。)0.07質量部添加し、数平均分子量1582のウレタンメタクリレート(A1−1)を得た。
(合成例2:エポキシメタクリレート(A2−1)の合成)
温度計、撹拌機、不活性ガス導入口及び還流冷却器を備えた四口フラスコにビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応により得られたエポキシ樹脂(DIC株式会社製「エピクロン850」1850質量部、メタクリル酸860質量部、ハイドロキノン1.36質量部およびトリエチルアミン10.8質量部を仕込み、120℃まで昇温させ、同時間で10時間反応させ、酸価3.5のエポキシメタクリレート(A2−1)を得た。
(合成例3:不飽和ポリエステル(1)の合成)
温度計、撹拌機、不活性ガス導入口及び還流冷却器を備えた四口フラスコに水270質量部、ジシクロペンタジエン1980質量部、ハイドロキノン0.5質量部、無水マレイン酸1370質量部を仕込み、窒素気流下80℃で4時間反応させた。酸価210となった時点でエチレングリコール450質量部を仕込み、200℃で6時間反応させ、酸価8の両末端にジシクロペンタジエニル基を有する不飽和ポリエステル(1)を得た。
(合成例4:ウレタンプレポリマー(C−1)の合成)
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環流冷却器を備えた四口フラスコにポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート(東ソー株式会社製「ミリオネート MR−200」)200質量部、数平均分子量2000のポリプロピレングリコール110質量部、数平均分子量3000のポリプロピレングリコール50質量部を仕込み、窒素気流下80℃で5時間反応させ、NCO%が16.0%のウレタンプレポリマー(C−1)を得た。
(合成例5:ウレタンプレポリマー(C−2)の合成)
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環流冷却器を備えた四口フラスコにポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート(東ソー株式会社製「ミリオネート MR−200」)200質量部、数平均分子量1000のポリプロピレングリコール50質量部、数平均分子量3000のポリプロピレングリコール50質量部を仕込み、窒素気流下80℃で5時間反応させ、NCO%が21.0%のウレタンプレポリマー(C−2)を得た。
(合成例6:ウレタンプレポリマー(C−3)の合成)
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環流冷却器を備えた四口フラスコにポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート(東ソー株式会社製「ミリオネート MR−200」)200質量部、数平均分子量2000のポリプロピレングリコール80質量部、数平均分子量3000のポリプロピレングリコール80質量部を仕込み、窒素気流下80℃で5時間反応させ、NCO%が21.0%のウレタンプレポリマー(C−3)を得た。
参考例1:コンクリート用プライマー(1)の調製及び評価)
ウレタンメタクリレート(A1−1)15質量部、エポキシメタクリレート(A2−1
)15質量部、不飽和ポリエステル(1)20質量部、メチルメタクリレート(以下、「
MMA」と略記する。)45質量部、HEMA 5質量部、ウレタンプレポリマー(C−
1)10質量部、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−トルイジン1質量部、8
%オクチル酸コバルト0.5質量部、及び40%ベンゾイルパーオキサイド2質量部を混
合し、コンクリート用プライマー(1)を調製した。
[表面乾燥性の評価]
表面を研磨したコンクリート平板に、コンクリート用プライマー(1)を0.2kg/m塗布した。塗布後、表面に指紋が付かなくなるまでの時間(分)を測定し、下記の基準により表面乾燥性を評価した。時間が短いほど表面乾燥性は良好である。
○:60分未満
×:60分以上
[ウレアウレタン主剤の調製]
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環流冷却器を備えた四口フラスコに、数平均分子量1000のポリプロピレングリコール600質量部、数平均分子量3000のポリプロピレングリコール180質量部、ジエチルトルエンジアミン200質量部、1,4−ブタンジオール10質量部を仕込み、ウレアウレタン主剤を得た。
[ウレアウレタン硬化剤の合成]
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環流冷却器を備えた四口フラスコに、数平均分子量1000のポリプロピレングリコール130質量部、数平均分子量3000のエチレンオキサイド変性ポリプロピレングリコール350質量部、数平均分子量2000のポリプロピレングリコール65質量部、ジフェニルメタンジイソシアネート340質量部を仕込み、窒素気流下80℃で5時間反応させ、NCO%が13.5%のウレアウレタン硬化剤を得た。
[ウレアウレタンシートの作製]
合成例7で得たウレアウレタン主剤50質量部と、合成例8で得たウレアウレタン硬化剤50質量部とを混合した後、スプレー塗布し、ウレアウレタンシートを作製した。
[接着性の評価]
上記で得たウレアウレタンシートにコンクリート用プライマー(1)を塗布(0.2kg/m)した。その塗膜を23℃で1日養生した後、JIS K6854−1に準拠し、90°剥離強度(kgf/25mm)を測定し、下記の基準により接着性を評価した。
○:7以上
×:7未満
(実施例2:コンクリート用プライマー(2)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(A1−1)10質量部を、20質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(2)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例3:コンクリート用プライマー(3)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(A1−1)10質量部を、30質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(3)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例4:コンクリート用プライマー(4)の調製及び評価)
実施例3で用いたウレタンプレポリマー(A1−1)10質量部を、40質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(4)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例5:コンクリート用プライマー(5)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(A1−1)10質量部を、50質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(5)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例6:コンクリート用プライマー(6)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を、ウレタンプレポリマー(C−2)30質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(6)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例7:コンクリート用プライマー(7)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(C−1)10質量部を、ウレタンプレポリマー(C−3)30質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(7)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例8:コンクリート用プライマー(8)の調製及び評価)
ウレタンメタクリレート(A1−1)15質量部、エポキシメタクリレート(A1−1)15質量部、不飽和ポリエステル(1)20質量部、MMA 35質量部、HEMA 15質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(8)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(8)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例9:コンクリート用プライマー(9)の調製及び評価)
エポキシメタクリレート(A2−1)50質量部、MMA 45質量部、HEMA 5質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(9)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(9)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例10:コンクリート用プライマー(10)の調製及び評価)
ウレタンメタクリレート(A1−1)50質量部、MMA 45質量部、HEMA 5質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(10)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(10)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例11:コンクリート用プライマー(11)の調製及び評価)
ウレタンメタクリレート(A1−1)20質量部、不飽和ポリエステル(1)20質量部、MMA 45質量部、HEMA 5質量部、アクリルポリマー(1)(EVONIK社製「DEGALAN 66/02N」)10質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(11)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(11)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(実施例12:コンクリート用プライマー(12)の調製及び評価)
ウレタンメタクリレート(A1−1)20質量部、不飽和ポリエステル(1)20質量部、MMA 45質量部、HEMA 5質量部、アクリルポリマー(2)(EVONIK社製「DEGALAN LP64/12」)10質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(12)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(12)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例1:コンクリート用プライマー(R1)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(C−1)10質量部を、用いなかった以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(R1)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例2:コンクリート用プライマー(R2)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(C−1)10質量部を、70質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(R2)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例3:コンクリート用プライマー(R3)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(C−1)10質量部を、ウレタンプレポリマー(C−2)70質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(R3)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例4:コンクリート用プライマー(R4)の調製及び評価)
実施例1で用いたウレタンプレポリマー(C−1)10質量部を、ウレタンプレポリマー(C−3)70質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、コンクリート用プライマー(R4)を調製し、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例5:コンクリート用プライマー(R5)の調製及び評価)
MMA 100質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(R5)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(R5)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例6:コンクリート用プライマー(R6)の調製及び評価)
HEMA 100質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(R6)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(R6)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例7:コンクリート用プライマー(R7)の調製及び評価)
ウレタンメタクリレート(A1−1)15質量部、エポキシメタクリレート(A2−1)15質量部、不飽和ポリエステル(1)20質量部、及びMMA 50質量部を混合し、コンクリート用プライマー(R7)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(R7)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
(比較例8:コンクリート用プライマー(R8)の調製及び評価)
ウレタンメタクリレート(A1−1)15質量部、エポキシメタクリレート(A2−1)15質量部、不飽和ポリエステル(1)20質量部、MMA 50質量部、及びウレタンプレポリマー(C−1)30質量部を混合し、コンクリート用プライマー(R8)を調製した。実施例1で用いたコンクリート用プライマー(1)をコンクリート用プライマー(R8)に変更した以外は、実施例1と同様に、表面乾燥性及び接着性を評価した。
上記で得られたコンクリート用プライマー(1)〜(12)、(R1)〜(R8)の組成及び評価結果を表1〜3に示す。
Figure 0006801222

Figure 0006801222
Figure 0006801222
実施例1〜12の本発明のコンクリート用プライマーは、表面乾燥性及び接着性に優れることが確認された。
一方、比較例1は本発明の必須成分であるウレタンプレポリマー(C)を含有しない例であるが、接着性に劣ることが確認された。
比較例2〜4は前記ウレタンプレポリマー(C)の含有率が上限である35質量%を超える例であるが、表面乾燥性が不十分であることが確認された。
比較例5は本発明の必須成分である(メタ)アクリレート(A)及び水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)を含有しない例であるが、表面乾燥性及び接着性に劣ることが確認された。
比較例6は本発明の必須成分である(メタ)アクリレート(A)を含有しない例であるが、接着性に劣ることが確認された。
比較例7は本発明の必須成分である水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)及びウレタンプレポリマー(C)を含有しない例であるが、接着性が不十分であることが確認された。
比較例8は本発明の必須成分である水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)を含有しない例であるが、接着性が不十分であることが確認された。

Claims (2)

  1. ウレタン(メタ)アクリレート(A1)及びエポキシ(メタ)アクリレート(A2)か
    らなる群より選ばれる1種以上の(メタ)アクリレート(A)と、水酸基を有するアルキ
    ル(メタ)アクリレート(B1)を必須成分とする重合性不飽和単量体(B)と、イソシ
    アネート基を有するウレタンプレポリマー(C)とを含有するコンクリート用プライマー
    であって、前記ウレタンプレポリマー(C)の含有率が17〜35質量%であることを特徴とするコンクリート用プライマー。
  2. 前記水酸基を有するアルキル(メタ)アクリレート(B1)の含有率が1〜30質量%
    である請求項1記載のコンクリート用プライマー。
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