JP6800635B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式又は静電記録方式等の画像形成装置に用いられる現像装置に関する。
従来から、像担持体に形成された静電潜像を、液体のキャリアに着色成分(トナー粒子)を分散した現像液を用いて現像する、所謂湿式現像方式(液体現像方式)の現像装置が知られている。特許文献1には、上方を開放して形成されたプレチャンバと、プレチャンバに対向して配置された現像ローラとを備える現像装置が開示されている。プレチャンバに満たされた現像液は、現像ローラの回転に伴って汲上げられてローラ表面にコートされ、トナー成分の濃縮工程や余剰現像液の除去工程を経て現像に使用される。
特開2013−222208号公報
上記特許文献1に記載の現像装置において、プレチャンバに貯留された現像液は現像ローラの回転に伴って消費されるため、プレチャンバには、ポンプによって新しい現像液が送り込まれる構成となっている。しかしながら、現像液の流入によってチャンバ内の液面が大きく変動した場合に、現像ローラにコートされる現像液の量が不均一となり、出力画像の濃度ムラなどを引起こす虞があった。
そこで、本発明は、現像剤担持体に担持される現像液の量を安定させて、画像品位の向上に寄与することができる現像装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る現像装置は、現像液を担持し、像担持体に形成された静電潜像を前記像担持体との間の現像部において現像する回転可能な現像剤担持体と、現像液が補給される補給部と、前記現像剤担持体に対向して開放された供給部とを備え、前記供給部において前記現像剤担持体に現像液を供給する現像液収容部と、前記現像液収容部よりも鉛直方向上方に設けられ、前記現像剤担持体の回転方向において前記供給部よりも下流側かつ前記現像部よりも上流側で前記現像剤担持体と対向して設けられ、前記現像剤担持体との間で電界を形成するための電極部と、前記現像液収容部を、前記補給部が配置される第1領域と、前記供給部が配置される第2領域とに区画し、前記現像液収容部の底面との間に前記第1領域と前記第2領域とを連通する連通部を形成する仕切り部と、を備え、前記現像液収容部には、前記第1領域における現像液の液面が所定高さ以上となった場合に前記第1領域の現像液を排出する排出部が設けられ、前記仕切り部は、前記電極部に支持され、前記電極部側から前記現像液収容部の底面に向かって延伸していることを特徴とする。
本発明に係る現像装置は、現像剤担持体に担持される現像液の量を安定させて、画像品位の向上に寄与することができる。
第1の実施例に係る現像装置をスラスト方向から視た断面図。 第1の実施例に係る現像装置を背面側から視た断面図。 第1の実施例に係る現像装置の要部を拡大した断面図。 第1の実施例に係る現像装置の要部を拡大した断面図。 第1の実施例に係る現像装置の斜視図。 圧力調整のための構成を含まない現像装置をスラスト方向から視た断面図。 第1の実施例に係る供給トレイの平面図。 第2の実施例に係る現像装置を幅方向から視た断面図。 第2の実施例に係る現像装置を背面側から視た断面図。 第2の実施例に係る供給トレイの平面図。 画像形成装置の構成を示す概略図。 現像装置及び現像液の供給構成を示す模式図。 比較用の現像装置を幅方向から視た断面図。 比較用の現像装置を正面から視た断面図。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る現像装置及び画像形成装置について説明する。画像形成装置とは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機等であり、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいて記録材に画像を形成する。記録材には、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、並びに布などが含まれる。
画像形成装置100は、図11に示すように、ドラム型の感光体である感光ドラム1を有する電子写真方式の画像形成ユニットを備えている。なお、単一の画像形成ユニットを図示しているが、本技術は複数の画像形成ユニットを備えた画像形成装置(例えば、タンデム型中間転写方式のフルカラーレーザービームプリンタ)に適用してもよい。
感光ドラム1の周囲には、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写ローラ5、及びクリーニング装置6が、感光ドラム1の回転方向に沿ってこの順に配置されている。画像形成動作が開始されると、感光ドラム1の回転に伴って、帯電装置2によって感光ドラム1の表面が一様に帯電させられる。露光装置3は、画像情報に基づいてレーザ光を変調して出力し、感光ドラム1を走査してドラム表面に静電潜像を形成する。現像装置4は、液体キャリア(キャリア液)にトナー粒子を分散させた現像液を用いる湿式現像装置であり、現像ローラ41に担持した現像液を感光ドラム1に供給することで静電潜像をトナー像として可視像化(現像)する。
画像形成動作の進行に合わせて、不図示のシート給送部から記録材101が給送され、感光ドラム1に圧接された転写ローラ5によって形成される転写ニップ部へ向けて搬送される。感光ドラム1に担持されたトナー像は、転写ニップ部における圧力と、転写ローラ5に印加されるバイアス電圧(静電的負荷バイアス)とによって記録材101に転写される。トナー像を転写された記録材101は、不図示の定着装置において、例えば熱及び圧力を付与されることにより、定着画像が形成される。なお、記録材101に転写されずに感光ドラム1に残留した現像液等の付着物は、クリーニング装置6によって除去又は回収される。
[現像液の循環構成]
次に、現像装置4に現像液を供給するための構成について説明する。画像形成装置100の内部には、図12に示すように、供給ポンプ75及び回収ポンプ76を介して現像装置4に接続された現像液タンク71が配置されている。現像液タンク71に収容された現像液は、供給ポンプ75によって、供給パイプ53を介して現像装置4に供給(補給)される。また、現像装置4から回収パイプ52を介して回収された現像液は、回収ポンプ76によって、現像液タンク71に戻される。
現像液タンク71には、トナー濃度(例えばキャリア液に対するトナー成分の重量比)を検知可能な濃度センサ72が取付けられ、また、トナー及びキャリアをそれぞれ補給可能なトナー補給部73及びキャリア補給部74が接続されている。画像形成装置100の動作を制御する制御部(不図示)は、濃度センサ72からの検知信号に基づいて、トナー補給部73及びキャリア補給部74からトナー又はキャリアを適宜補給させる。補給された現像液成分(トナー又はキャリア液)と、回収ポンプ76を介して回収された現像液とは、現像液タンク71の内部で撹拌されて均一化される。
このように、現像液を貯留する貯留部である現像液タンク71と、供給ポンプ75及び回収ポンプ76と、濃度センサ72と、トナー補給部73及びキャリア補給部74とによって、現像装置4に現像液を供給する供給機構70が構成される。現像液は、現像装置4と供給機構70との間で循環しながら、トナー濃度が一定となるように管理される。
なお、現像液の成分の消費速度は、画像形成の条件によりトナーとキャリア液との間で異なる場合がある。キャリア液は、画像濃度によらず、現像ローラ41と感光ドラム1とが当接して回転する場合に消費される。一方、トナーは、画像濃度が高く、出力画像のサイズが大きい程消費量が大きくなる。従って、出力画像の濃度や画像の大きさ等の条件により、現像装置4から回収される現像液のトナー濃度は変化することになる。制御部は、濃度センサ72によるトナー濃度の測定結果から、トナー及びキャリア液それぞれの消費量を求めて、消費量を補うようにトナー及びキャリア液の補給量を決定する。
[現像装置]
次に、第1の実施例に係る現像装置4の構成及び作用について説明する。図1に示すように、現像装置4は、ケーシング40と、現像ローラ41と、スクイズローラ42と、クリーニングローラ43と、電極セグメント44と、供給トレイ45とを備える。現像ローラ41、スクイズローラ42、及びクリーニングローラ43は、互いに平行に配置されている。以下、これらローラの軸方向(軸心方向)を指して現像装置4のスラスト方向とし、スラスト方向から視て感光ドラム1に対向する側(図中右側)を正面側、その反対側を背面側とする。
現像装置4の筐体を構成するケーシング40は、スラスト方向に延びる直方体形状からなり、スラスト方向の略全長に亘って正面側の一部を開放して形成されている。現像剤担持体である現像ローラ41は、ケーシング40の開口部に、感光ドラム1に対向して配置され、感光ドラム1との間に現像ニップ部G2(現像部)を形成している。現像ローラ41は、感光ドラム1に連れ回る方向に回転可能である。なお、現像剤担持体は、ローラ部材に限らず、例えばスリーブ状(円筒形状)又はベルト状の部材によって構成してもよい。
現像ローラ41に現像液を供給する供給トレイ45は、現像ローラ41の背面側に配置された現像液収容部である。なお、現像液収容部とは、トレイ形状(皿状)に限らず、上面において液体を保持可能な任意の部材のうち、現像液を保持する部分を指すものとする。供給トレイ45は、略水平方向に延びる底部45aに対して、正面側に配置された可撓性のシート45bと、背面側に立設された背側壁45cとによって形成されている。また、図2に示すように、スラスト方向における供給トレイ45の両端部はケーシング40によって閉鎖され、一方の壁面には現像液が補給される補給部である補給口47が形成されている。ただし、図2は図1に図示した破線位置における現像装置4の断面図である。
可撓性のシート45bは、現像ローラ41に当接した状態を維持しつつ現像液を保持可能な適度な硬さを有し、例えばPET樹脂(ポリエチレンテレフタラート)又はウレタン樹脂を用いることができる。シート45bは、トレイ上方側が開放されるように配置され、現像ローラ41に対して現像液を供給する供給部を形成している。また、排出部である背側壁45cは、トレイ内の液面が所定高さ以上となった場合に現像液を排出可能となるように、背面側が開放されるように配置されている。なお、後述するように、供給トレイ45は仕切り板46によって第1領域A1と第2領域A2とに仕切られている。
電極セグメント44は、供給トレイ45の上方に配置され、所定幅の間隙G1を挟んで現像ローラ41に対向している。間隙G1の幅は、現像ローラ41に汲上げられる現像液量が目標値となるように設定される。従って、電極セグメント44は、現像ローラ41に担持される現像液の量を調整可能な調整部として機能する。また、電極セグメント44と現像ローラ41との間には、不図示の電源により、間隙G1においてトナーを現像ローラ41へ向けて付勢するように電位差が形成されている。
余剰現像剤を除去する除去部材であるスクイズローラ42は、電極セグメント44の下流に配置され、清掃部材であるクリーニングローラ43は現像ニップ部G2の下流に配置されている。これらスクイズローラ42及びクリーニングローラ43は、現像ローラ41に連れ回る方向に回転する。
以下、現像装置4の動作と、現像液の流動経路について説明する。供給ポンプ75から送り出された現像液は、供給パイプ53の開口部である補給口47を介して供給トレイ45に補給される。供給トレイ45に保持された現像液は、現像ローラ41の回転に伴って間隙G1に汲上げられ、電極セグメント44が形成する電位差に従ってトナー粒子が現像ローラ41の表面に引き寄せられる。
現像液がスクイズローラ42と現像ローラ41の間のニップ部に到達すると、現像ローラ41の表面に保持されているトナーとキャリア液の一部とを残して押し戻される。電極セグメント44の上面44aは、正面側から背面側へ向かって下方へ傾斜しており、スクイズローラ42に押し戻された現像液を、供給トレイ45の上方を介して排出するための流路を形成している。電極セグメント44の上面44aからケーシング40の底部49に落下した現像液は、回収口51を介して現像液タンク71へと回収される。
スクイズローラ42を通過した現像液が現像ニップ部G2に到達すると、現像ローラ41に印加されるバイアス電圧と、感光ドラム1の表面電位との電位差に従ってトナーが電気泳動する。これにより、静電潜像の電位分布に応じてドラム表面にトナーが付着し、感光ドラム1にトナー像が形成される。また、現像ローラ41に担持されたキャリア液の一部は、現像ニップ部G2の下流側で、現像ローラ41及び感光ドラム1が離間する過程で感光ドラム1に付着する。
現像ニップ部G2において感光ドラム1へ移動せずに現像ローラ41に残ったトナー及びキャリア液は、クリーニングローラ43により静電気力を用いて回収される。クリーニングローラ43に付着した現像液は、クリーニングローラ43に当接するクリーニングブレード50によって掻き落とされて、ケーシング40の底部49に落下する。
なお、供給ポンプ75による現像液の補給量は、現像ローラ41によって汲上げられる液量よりも多くなるように設定されている。このため、供給トレイ45に一定量以上の現像液が保持された状態が維持される一方で、排出部である背側壁45cを乗り越えた現像液は、余剰分としてケーシング40の底部49に落下する。
上述の複数の経路を介して排出された現像液は、ケーシング40の底部49に形成された回収口51を通して回収される。回収口51を介して回収パイプ52に流れ込んだ現像液は、回収ポンプ76により、不図示のフィルタを介して現像液タンク71に戻された後、トナー濃度を調整されて再び現像装置4に補給される。
[現像液の液面]
次に、供給トレイ45における現像液の流動方向と、液面の波打ちについて、図13及び図14に示す比較用の現像装置4Zを用いて説明する。ただし、図14は図13に図示した破線位置における現像装置4Zの断面図である。この現像装置4Zは、供給トレイ45に仕切り板46が配置されない点で本実施例に係る現像装置4と異なっており、その他の構成は現像装置4と共通する。以下、上述の現像装置4と共通する要素には同符号を付して説明を省略する。
図13及び図14に示すように、現像装置4Zは、本実施例と同様に、スラスト方向における供給トレイ45の端部に形成された補給口47を備えている。従って、供給ポンプ75から送り込まれる現像液は、スラスト方向に略平行な流入方向V1に沿って供給トレイ45に流入する。
ここで、画像出力の速度向上を図るために、例えば感光ドラム1及び現像ローラ41の回転速度を増大させる場合には、これに合わせて供給トレイ45に対する現像液の単位時間当たりの補給量を増大させる必要が生じる。また、装置の小型化や、現像液の長期間に亘る滞留の防止を図る観点からは、供給パイプ53の管径及び供給トレイ45を小さめに設定することが好ましい。これにより、装置の小型化を図ると共に、現像液の適度な交換を期待することができる。
しかしながら、供給トレイ45に流入する現像液の流入速度が大きくなる程、供給トレイ45における現像液の波打ちが大きくなる傾向がある。また、供給トレイ45が小さい場合には、供給トレイ45の容量に対して現像液の流入速度が相対的に大きくなるため、波打ちが生じやすくなる。さらに、供給トレイ45が小さい(浅い)場合、補給口47の高さが、現像液の平均的な液面を規定する背側壁45cの上端位置に近い状態となり、波打ちが大きくなる要因となる。なお、本実施例において、補給口47の位置における現像液の流速は、概ね1〜3m/secであった。
このような波打ちにより、供給トレイ45における液面が変動すると、現像ローラ41による現像液の汲上げ量が時間的又は空間的に変動してしまい、出力画像の濃度ムラに繋がる虞がある。即ち、スラスト方向における液面高さが安定しない状態で現像ローラ41が回転した場合、スラスト方向の一部において現像液の担持量(コート量)が不足して、出力画像の一部が薄くなることが考えられる。例えば、本実施例の場合、液面の変動によって現像ローラ41と電極セグメント44との間の間隙G1に気泡が侵入した場合に、コート量が不均一となる可能性が生じる。
[仕切り部]
そこで、本実施例では、現像液の保持領域である供給トレイ45の内側を仕切る仕切り部として、仕切り板46を配置する。図3に示すように、仕切り板46は、供給トレイ45の上方側に、トレイ底面(底部45aの上面)に対して所定幅の間隙48をあけて配置されている。これにより、供給トレイ45の内側は、補給口47及び排出部(45c)が配置される第1領域A1と、供給部(45b)が配置される第2領域A2と、に区画されている。第1領域A1及び第2領域A2は、連通部である間隙48を介して連通されている。
仕切り板46は、スラスト方向に沿って配置された板状部材であり、第1領域A1における液面S1の高さを規定する背側壁45cの上端より上方に延出している。また、仕切り板46は、上方から視て供給トレイ45を覆う覆い部としての電極セグメント44の下面44bから下方へと延出している。
電極セグメント44は覆い部の一例であり、供給トレイ45の少なくとも一部を覆う部材から仕切り板を下方に延出させてもよい。また、供給トレイ45が上方側に開放されている構成であっても、仕切り板46が背側壁45cよりも上方に延出していればよい。仕切り板46は、電極セグメント44に支持又は一体形成してもよく、或いは間隙48の機能を損なわないで限り供給トレイ45に支持させてもよい。
図6に示すように、補給口47を介して供給トレイ45に補給される現像液は、まず第1領域A1に流入し、次いで仕切り板46の下方の間隙48を通って第2領域に移動する。このとき、第1領域A1における液面S1が波打ちを生じたとしても、仕切り板46に妨げられることにより、第2領域A2における液面S2に波が直接的に伝播することが防がれる(図3参照)。これにより、仕切り板46を設けない場合に比して、第2領域A2における液面の変動が低減され、現像ローラ41による現像液のコート量を安定させることができる。
また、補給口47がスラスト方向の端部に配置される一方で、仕切り板46はスラスト方向に沿って配置されている。即ち、第1領域A1における現像液の流入方向V1と、第1領域A1から第2領域A2への現像液の移動方向V2とが異なるように、補給口47及び仕切り板46が配置されている。このため、供給トレイ45に補給された現像液が直接に第2領域A2へ向かって流れる構成に比して、間隙48を通過する現像液の流速が小さくなり、第2領域A2における液面の変動を一層低減することができる。
ここで、仕切り板46の上部には、第1領域A1及び第2領域A2の互いの上部を連通する上部連通部54が設けられている。図2に示すように、上部連通部54は、スラスト方向における仕切り板46の両端部に配置される。図4及び図5に示すように、上部連通部54は、仕切り板46の上端に設けられた切欠きと、電極セグメント44の下面44bとによって形成されている。
図7に示すように、上部連通部を設けない仕切り板460を配置した場合には、第2領域A2の上部が、液面S2と、電極セグメント44及び仕切り板460とによって囲まれた気密状の閉鎖空間となる。即ち、画像形成装置100の設置時など、現像液の循環を開始させて供給トレイ45に現像液が供給される際に、液面S2が電極セグメント44の下端部44cの高さに到達すると、液面S2より上方側の空間が閉塞する。
この場合、第1領域A1の液面S1より液面S2が低い状態であっても、第2領域A2の上部の気圧により液面S2の上昇が阻まれる。従って、第2領域A2においては、液面S2と、電極セグメント44の下端部44cとが近接した状態となり、液面S2がわずかに変動した場合であっても開放部45dに気泡が侵入してしまい、コート量の均一性が損なわれると考えられる。
一方、本実施例では、第1領域A1及び第2領域A2の圧力差(気圧差)を調整する圧力調整部として上部連通部54を配置したため、第2領域A2の液面S2の高さを第1領域A1の液面S1の高さに近付けることができる。このため、間隙G1への汲上げが行われる、電極セグメント44の下端部44cとシート45bとの間の開放部45dに気泡が侵入しにくくなり、コート量の均一性を高めることができる。
なお、少なくとも排出部である背側壁45cの上端位置より上方であれば、圧力調整部を異なる位置に設けてもよい。例えば、スラスト方向における供給トレイ45の端部、又は電極セグメント44に、第2領域A2の上部と供給トレイ45の外部とを連通する開口形状を設けてもよい。また、上部連通部54の高さ以外の位置及び設置数は任意であり、例えばスラスト方向の中央部に1つ配置してもよい。
また、仕切り部の形状は、供給トレイ45を現像剤の流動方向において上流側の領域(第1領域A1)と下流側の領域(第2領域A2)とに区画するものであれば、本実施例に記載されたものに限らない。例えば、平板形状に限らず、断面視V字状の部材や、平面視で屈曲した形状を有していてもよい。また、第1領域A1及び第2領域A2を連通する連通部は、上記間隙48に代えて、スラスト方向の一部(連通部が管形状となる場合を含む)に形成してもよい。ただし、本実施例では間隙48が現像ローラ41のスラスト方向長さと略同じ長さに亘って形成されるため(図2及び図6参照)、間隙幅を大きくすることなく連通部の断面積を確保することができ、第2領域A2へ向かう現像液の流速を抑制することができる。
次に、第2の実施例に係る現像装置4Bについて、図8乃至図10を用いて説明する。本実施例に係る現像装置4Bは、補給口56の配置と、供給トレイ45の第1領域A1に配置される整流板57を設けた点で上記第1の実施例と異なっている。その他、第1の実施例に共通する要素には同符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本実施例に係る現像装置4Bは、第1の実施例に係る現像装置4と同様に、供給トレイ45を第1領域A1と第2領域A2とに区画する仕切り板46(仕切り部)を備えている。ただし、本実施例に係る補給口56は、図9に示すように、スラスト方向における供給トレイ45の中央部に配置され、トレイの底部45aに形成されている。供給パイプ53は、供給トレイ45の下方を経由して、補給口56に接続されている。ただし、図9は図8に図示した破線位置における現像装置4Bの断面図である。
また、現像液を案内する案内部として設けられる整流板57は、補給口56に対向するように配置された対向部材である。図10に示すように、整流板57は、上方から視て補給口56を覆うように配置されている。
このような構成により、供給ポンプ75から送り出された現像液は、上方へ向いた流入方向V1に沿って第1領域A1に流入し、整流板57に衝突することでスラスト方向の両側に分配される(V4,V4)。そして、スラスト方向に広がった現像液は、仕切り板46と供給トレイ45の底部45aとの間隙48(連通部)を介して第2領域へと移動する。第2領域A2に移動した現像液は、現像ローラ41の回転に伴って間隙G1に汲上げられ、現像に使用される。
このように、本実施例においても、仕切り部である仕切り板46によって供給トレイ45を区画したため、上記第1の実施例と同様に、第2領域A2における液面の変動を低減して現像ローラ41に対するコート量を安定させることができる。
また、本実施例は、補給口56を通って第1領域A1に流入した現像液を、第1領域A1における現像液の流動方向V4と、第1領域A1から第2領域A2へ向かう移動方向V2とが異なるように、整流板57によって案内させる構成となっている。このため、現像液の流入速度が比較的大きい場合であっても、整流板57によって、現像液の勢いを減殺すると共に、現像液をスラスト方向に分散させることが可能となる。このため、第1領域A1に流入した現像液が直接的に第2領域A2へ向かって流れることを防いで、第2領域A2における液面の変動を効果的に抑制することができる。
なお、第1領域A1に流入する現像液を適宜案内可能なものであれば、案内部の形状及び配置は上記整流板57と異なっていてもよい。例えば、補給口56が供給トレイ45の底部以外の箇所に設けられる場合には、現像液の流入方向に応じた位置及び姿勢で補給口56に対向するように配置することが好ましい。また、板状部材に限らず、例えば杭状又は網状等に形成した案内部を第1領域A1に配置することで、現像液の流動抵抗を増加させて流動速度を抑制する構成としてもよい。
4,4B…現像装置/41…現像剤担持体(現像ローラ)/42…除去部材(スクイズローラ)/44…覆い部(電極セグメント)/45…供給トレイ/45a…底部/45b…供給部(シート)/45c…排出部(背側壁)/46…仕切り部(仕切り板)/47、56…補給部(補給口)/48…連通部(間隙)/54…上部連通部、圧力調整部/A1…第1領域/A2…第2領域

Claims (4)

  1. 現像液を担持し、像担持体に形成された静電潜像を前記像担持体との間の現像部において現像する回転可能な現像剤担持体と、
    現像液が補給される補給部と、前記現像剤担持体に対向して開放された供給部とを備え、前記供給部において前記現像剤担持体に現像液を供給する現像液収容部と、
    前記現像液収容部よりも鉛直方向上方に設けられ、前記現像剤担持体の回転方向において前記供給部よりも下流側かつ前記現像部よりも上流側で前記現像剤担持体と対向して設けられ、前記現像剤担持体との間で電界を形成するための電極部と、
    前記現像液収容部を、前記補給部が配置される第1領域と、前記供給部が配置される第2領域とに区画し、前記現像液収容部の底面との間に前記第1領域と前記第2領域とを連通する連通部を形成する仕切り部と、を備え、
    前記現像液収容部には、前記第1領域における現像液の液面が所定高さ以上となった場合に前記第1領域の現像液を排出する排出部が設けられ、
    前記仕切り部は、前記電極部に支持され、前記電極部側から前記現像液収容部の底面に向かって延伸していることを特徴とする現像装置。
  2. 前記補給部を介して前記第1領域に流入する現像液の流入方向と、前記連通部を介して前記第1領域から前記第2領域へ移動する現像液の移動方向とが異なるように、前記補給部及び前記仕切り部が配置されることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記補給部、前記現像剤担持体の軸方向における前記現像液収容部の端部に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記補給部は、前記現像剤担持体の軸方向において前記第1領域の中央であって前記第1領域の底面に配置されており
    前記第1領域の現像液中に設けられ、前記現像液収容部の上方から見て前記補給部を覆うように設けられた板部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
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