JP6799606B2 - 生産管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生産管理装置に関するものである。
生産管理装置は、部品装着機を用いた基板製品の生産を管理する。部品装着機は、同一の基板種に部品種が異なる電子部品を装着して複数種類の基板製品を生産するファミリー生産を行うことがある。部品装着機は、基板製品の製品種ごとに対応した装着処理の実行に要する制御プログラムを複数備え、製品種ごとのジョブデータに従って制御プログラムを切り換えることでファミリー生産を実行する。
特許文献1には、制御プログラムの記憶に要するメモリ容量を低減するために、一部の部品種については参照コード(回路記号)を用いることによって、ファミリー生産において制御プログラムの共通化を図る構成が開示されている。また、特許文献2には、回路基板が複数の単位基板により構成される多面取り基板を対象とし、複数の単位基板に対して複数種類の装着処理の一つをそれぞれ実行することによってファミリー生産を実行する構成が開示されている。
特開2012−227257号公報 特開2013−004702号公報
上記のようなファミリー生産の実行中において、基板製品の目標生産数が変更されたり、所定の部品種の在庫がなくなったりするなど生産状態が変動することがある。このような場合には、生産状態の変動に係る製品種に対応するジョブデータを再度生成したり、一部の単位基板に対する装着処理をスキップしたりすることで対応できる。しかし、ジョブデータの生成に時間を要し、またスキップされた単位基板が無駄になるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、複数種類の装着処理を自動切り換えにより設定することにより、生産状態の変動に対応可能な生産管理装置を提供することを目的とする。
本明細書で開示する生産管理装置は、部品装着機を用いた基板製品の生産を管理する。前記部品装着機は、搬入された回路基板の基板種を含む識別情報を取得する識別装置と、前記基板種が同一である複数の前記回路基板に対して複数種類の装着処理の一つを実行することにより複数種類の基板製品を生産するファミリー生産に対応する制御装置と、を備える。
前記生産管理装置は、前記ファミリー生産の実行中に生産状態を示す管理データを取得するデータ管理部と、前記ファミリー生産において前記部品装着機に前記回路基板が搬入された場合に、前記識別情報および前記管理データに基づいて前記基板製品の製品種を選択し、選択された前記製品種に応じて前記回路基板に対して実行される前記装着処理の種類を設定する処理設定部と、を備える。
前記データ管理部は、前記基板製品の生産に必要とされる前記電子部品の部品種および部品数が前記製品種ごとに記録された製品データを有する。前記管理データには、実行された前記装着処理において前記電子部品が正常に装着されない装着エラーが検出された回数を前記部品種ごとに示すエラー情報が前記生産状態として含まれる。前記処理設定部は、前記製品データおよび前記管理データにおける前記エラー情報に基づいて前記装着エラーの発生率を複数種類の前記装着処理に対応する前記製品種ごとに算出し、前記ファミリー生産において前記装着エラーの発生率が低い前記製品種の生産が優先されるように前記回路基板に対して前記製品種を選択する。
生産管理装置は、機内に搬入された回路基板の識別情報、および回路基板の搬入時における生産状態に応じて製品種を選択する。このように、生産管理装置は、複数種類の装着処理を自動切り換えにより設定することにより、生産状態の変動に対応可能となる。従って、識別情報に対して製品種が予め決められている構成と比較して、ジョブデータの再度の生成が不要となり生産効率を向上できる。
実施形態における部品装着機の構成を示す模式図である。 回路基板を示す上面図である。 ファミリー生産における生産管理装置の処理を示すフローチャートである。 管理データを含む各種データを示す図である。 制御プログラムを含むジョブデータを示す図である。 製品種の割合の変更例を示す図である。 ファミリー生産の最終段階における製品種の集約を示す図である。
以下、生産管理装置を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。生産管理装置は、部品装着機を用いた基板製品の生産を管理する。部品装着機は、吸着ノズルやチャック装置などの保持部材により電子部品を採取し、回路基板上の所定の座標位置に電子部品を移載する装置である。部品装着機は、例えば回路基板の搬送方向に複数並設され、基板製品を生産する生産ラインを構成する。
<実施形態>
(生産ラインの構成)
生産ラインは、複数の部品装着機1が回路基板90の搬送方向(図1の左右方向)に並設されて構成される。生産ラインには、例えばスクリーン印刷機や装着検査機、リフロー炉などが含まれ得る。複数の部品装着機1は、ネットワークを介してホストコンピュータ70と通信可能に接続されている。ホストコンピュータ70は、生産ラインの動作状況を監視し、複数の部品装着機1を含む生産ラインの構成機器の制御を行う。また、ホストコンピュータ70は、部品装着機1による装着処理に要した所要時間や、装着処理の実行中に発生したエラーなどを集計する。
(部品装着機1の構成)
部品装着機1は、図1に示すように、基板搬送装置10と、部品供給装置20と、部品移載装置30と、部品カメラ41と、基板カメラ42と、制御装置50とを備える。以下の説明において、部品装着機1の水平幅方向(図1の左右方向)をX軸方向とし、部品装着機1の水平奥行き方向(図1の上下方向)をY軸方向とし、X軸およびY軸に垂直な鉛直方向(図1の前後方向)をZ軸方向とする。
基板搬送装置10は、ベルトコンベアなどにより構成され、回路基板90を搬送方向(本実施形態においてはX軸方向)へと順次搬送する。基板搬送装置10は、部品装着機1の機内における所定の位置に回路基板90を位置決めする。そして、基板搬送装置10は、部品装着機1による装着処理が実行された後に、回路基板90を部品装着機1の機外に搬出する。
部品供給装置20は、部品装着機1の前部側(図1の下側)に設けられている。部品供給装置20は、回路基板90に装着される電子部品を供給する。部品供給装置20は、X軸方向に並んで配置された複数のスロット21および複数のリール保持部22を有する。複数のスロット21には、フィーダ23が着脱可能にそれぞれセットされる。部品供給装置20は、多数の電子部品を収納するキャリアテープをフィーダ23により送り移動させて、フィーダ23の先端側に位置する供給位置において電子部品を採取可能に供給する。リール保持部22は、キャリアテープが巻回されたリールを交換可能に保持する。
部品移載装置30は、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成される。部品移載装置30は、ヘッド駆動装置31、移動台32、および装着ヘッド33を備える。ヘッド駆動装置31は、直動機構により移動台32をXY軸方向に移動可能に構成されている。装着ヘッド33は、部品供給装置20により供給される電子部品を採取して回路基板90に移載する作業に用いられる。装着ヘッド33は、図示しないクランプにより移動台32に固定される。
また、装着ヘッド33は、着脱可能に設けられる複数の吸着ノズル(図示しない)を有する。装着ヘッド33は、Z軸と平行なR軸回りに回転可能に、且つ昇降可能に各吸着ノズルを支持する。吸着ノズルは、装着ヘッド33に対する昇降位置や角度、負圧の供給状態を制御される。吸着ノズルは、負圧を供給されることにより、部品供給装置20のフィーダ23により供給される電子部品を吸着する。
部品カメラ41および基板カメラ42は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有するデジタル式の撮像装置である。部品カメラ41および基板カメラ42は、通信可能に接続された制御装置50による制御信号に基づいてカメラ視野に収まる範囲の撮像を行い、当該撮像により取得した画像データを制御装置50に送出する。
部品カメラ41は、光軸が鉛直方向(Z軸方向)の上向きとなるように部品装着機1の基台に固定されている。部品カメラ41は、部品移載装置30の下方から装着ヘッド33の吸着ノズルに保持された電子部品を撮像可能に構成されている。基板カメラ42は、光軸が鉛直方向(Z軸方向)の下向きとなるように部品移載装置30の移動台32に設けられる。基板カメラ42は、回路基板90を撮像可能に構成されている。また、本実施形態において、基板カメラ42は、回路基板90の上面に付された識別コードF(図2を参照)の読み取りに用いられる。
(制御装置50の構成)
制御装置50は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成される。制御装置50は、電子部品の装着処理を制御する。装着処理は、制御プログラム(図5を参照)に基づいて実行され、電子部品を採取する採取処理、および電子部品を回路基板90に移載する移載処理を実行するピックアンドプレースサイクル(以下、PPサイクル)を複数回に亘って繰り返す処理である。生産される基板製品の種類である製品種は、回路基板90の種類である基板種、および実行される装着処理の種類によって定まる。
また、制御装置50は、基板種が同一である複数の回路基板に対して複数種類の装着処理の一つを実行することにより複数種類の基板製品を生産するファミリー生産に対応する。詳細には、ファミリー生産によると、回路基板90において電子部品を装着する位置を示す全ての装着座標のうち一部の装着座標に異なる部品種の電子部品を装着したり、一部の装着座標への電子部品の装着をスキップして未装着としたりすることで、回路基板90の基板種が同一でも異なる製品種の基板製品が生産される。
制御装置50は、図1に示すように、装着制御部51と、記憶装置52と、生産管理装置60とを備える。装着制御部51は、装着ヘッド33の位置や吸着機構の動作を制御する。装着制御部51は、装着処理において、部品装着機1に複数設けられた各種センサから出力される情報、画像処理などによる認識処理の結果を入力する。そして、装着制御部51は、制御プログラム、各種センサによる情報、各種の認識処理の結果に基づいて、部品移載装置30へと制御信号を送出する。これにより、装着ヘッド33に支持された吸着ノズルの位置および回転角度が制御される。
また、装着制御部51は、実行された装着処理において電子部品が正常に装着されない装着エラーが発生した場合には、リカバリ処理を実行する。この装着エラーの原因としては、例えば部品供給装置20における部品切れ、供給された電子部品の不良、吸着ノズルの不良、回路基板90上のはんだ不良などが想定される。また、装着エラーは、部品カメラ41や基板カメラ42の撮像により取得された画像データに対する画像処理や、装着ヘッド33の吸着機構の動作状態を監視するセンサの出力値などに基づいて検出される。
上記のリカバリ処理は、装着エラーが偶発的に発生したものとして自動的な復旧を試行するものであり、装着処理の中断(部品装着機1の停止)を伴わない処理である。しかしながら、装着エラーの原因によっては、フィーダ23におけるリールの交換処理や、オペレータによる復旧作業などが必要とされることがある。そこで、装着制御部51は、例えば、連続した装着エラーの回数が閾値未満の場合にリカバリ処理を実行し、閾値以上となった場合には装着処理を中断するように設定されている。
記憶装置52は、ハードディスク装置などの光学ドライブ装置、またはフラッシュメモリなどにより構成される。この記憶装置52には、部品装着機1による装着処理を制御するための各種データが記憶されている。上記の各種データには、複数種類の製品基板の生産に用いられるジョブデータ(図5を参照)に加えて、部品装着機1による基板製品の生産状態を示す管理データ(図4を参照)が含まれる。
生産管理装置60は、本実施形態において、部品装着機1の制御装置50に組み込まれて構成される。生産管理装置60は、実行する装着処理の種類を管理データなどに基づいて設定することによって、基板製品の生産を管理する。生産管理装置60の詳細構成、および管理データ等を用いた生産管理装置60による生産管理の詳細については後述する。
(回路基板90の構成)
ここで、本実施形態における回路基板90は、図2に示すように、複数の単位基板91(本実施形態においては、12枚の単位基板91)により構成される多面取り基板である。多面取り基板における複数の単位基板91のうち少なくとも一部は、互いの基板種が同一である。ここで、多面取り基板における「基板種」とは、複数の単位基板91のそれぞれの種類を示す場合と、複数の単位基板91が連結された状態にある1枚の回路基板90の種類を示す場合とがある。
上記のように複数の単位基板91は、基板種が全て同一である場合と、基板種が複数である場合とがある。複数の単位基板91において、互いの基板種が同一である単位基板91同士は、配線パターンが共通している。また、多面取り基板において、互いの基板種が同一である場合には、回路基板90を構成する複数の単位基板91の数量および位置関係が共通している。このような多面取り基板は、複数の単位基板91ごとに装着処理を実行された後に分割されて個々の基板製品となる。
つまり、基板種が同一である複数の単位基板91に対して異なる種類の装着処理が実行された場合には、1枚の回路基板90から複数種類の基板製品が生産される。つまり、多面取り基板を対象としたファミリー生産では、複数の単位基板91のそれぞれを1枚の回路基板90と見立てて、複数の単位基板91ごとに所定の種類の装着処理が実行されることによって、製品種が複数または同一の基板製品が複数生産される。
また、回路基板90の上面には、2つの基準マーク92および識別コード93が設けられている。2つの基準マーク92のそれぞれは、回路基板90の基準位置を示す。制御装置50は、基板カメラ42により基準マーク92を撮像して取得された画像データに基づいて基準マーク92を認識する。そして、制御装置50は、認識された基準マーク92の位置に基づいて、基板搬送装置10により位置決めされた回路基板90の基準位置を認識する。
識別コード93は、回路基板90の固有情報である識別符号(ID)を示す。識別コード93としては、バーコードや二次元コードなどを適用し得る。本実施形態において、識別コード93には、線幅および線同士の間隔が異なる複数の棒線を平行に配置して構成されるバーコードが採用されている。制御装置50は、基板カメラ42により識別コード93を撮像して取得された画像データに基づいて回路基板90のIDを読み取る。
そして、制御装置50は、回路基板90のIDと基板種とが予め関連付けられた基板種データ(図示しない)に基づいて、回路基板90の基板種を含む識別情報を取得する。ここで、回路基板90が多面取り基板である場合には、制御装置50は、回路基板90を構成する複数の単位基板91の数量および位置関係、複数の単位基板91ごとの基板種を識別情報として取得する。
上記のように、基板カメラ42および制御装置50は、本実施形態において、部品装着機1の機内に搬入された回路基板90の識別情報を取得する識別装置を構成する。また、制御装置50は、生産ラインの上流側にて当該回路基板90に実行された処理や設定された各種条件などを、識別情報に基づいてホストコンピュータ70から取得可能に構成されている。
(生産管理装置60の詳細構成)
生産管理装置60は、図1に示すように、データ管理部61と、処理設定部62とを備える。また、生産管理装置60は、制御装置50の記憶装置52に記憶されているジョブデータや管理データを参照する。データ管理部61は、ファミリー生産の実行中に生産状態を示す管理データを取得する。ここで、管理データには、図4に示すように、部品残数情報、エラー情報、製品残数情報、および実績情報が生産状態として含まれる。
部品残数情報は、図4の表1に示すように、部品装着機1において供給可能な電子部品の残数(Np1,Np2,Np3,Np4,・・・)を部品種(Pa,Pb,Pc,Pd,・・・)ごとに示す情報である。具体的には、電子部品の残数は、部品供給装置20の複数のスロット21にそれぞれセットされたフィーダ23において、当該フィーダ23に装填されたキャリアテープが収納する電子部品の数に相当する。電子部品の残数は、例えば初期の残数から供給が行われる度に減算するとともに、リールの交換があった場合には初期の残数に戻すように、制御装置50によって管理される。
エラー情報は、図4の表1に示すように、実行された装着処理において電子部品が正常に装着されない装着エラーが検出された回数(E1,E2,E3,E4,・・・)を電子部品の部品種(Pa,Pb,Pc,Pd,・・・)ごとに示す情報である。装着エラーの原因としては、上記のように部品切れなどの種々の原因が想定され、その一つとして電子部品の形状や寸法などに起因して装着の難度が比較的高いことも想定される。部品装着機1の制御装置50は、装着エラーが発生した場合には、後に装着エラーの原因を特定して、当該装着エラーの発生率を低減するために装着エラーが検出された回数を部品種ごとにカウントしている。
製品残数情報は、図4の表3に示すように、目標生産数(T1,T2,T3)およびファミリー生産による実生産数(C1,C2,C3)との差分(T1−C1,T2−C2,T3−C3)である予定生産数(L1,L2,L3)を製品種(U1,U2,U3)ごとに示す情報である。目標生産数は、生産計画として基板種ごとに予め設定されている。また、実生産数は、ファミリー生産の実行に伴って減少する。例えば、多面取り基板の複数の単位基板91に対して第一製品種U1に対応する装着処理を4回実行した場合には、当該回路基板90から第一製品種U1の基板製品が4個生産されるので、制御装置50は、実生産数C1に4を加算し、残りの予定生産数L1から4を減算する。
実績情報は、図4の表4に示すように、回路基板90の識別情報に製品種を関連付けた情報である。実績情報は、回路基板90に対して何れの製品種に対応した装着処理を実行したかを示す情報であって、多面取り基板の場合には、複数の単位基板91のそれぞれに製品種が関連付けられることになる。データ管理部61は、処理設定部62による処理に応じて、実績情報を管理データにおける生産状態として記録する。この実績情報の記録の詳細については、ファミリー生産における生産管理装置60の処理において説明する。
また、データ管理部61は、本実施形態において、複数の対応データ(図5の表3のBOM(Bills of Materials)1,表4のBOM2,表5のBOM3)、製品データ(図4の表2を参照)、および割合データを有する。ここで、装着制御部51により実行される複数種類の装着処理のそれぞれは、共通の制御プログラムに基づいて実行される。制御プログラムは、図5の表1に示すように、電子部品の装着座標に、電子部品の装着角度、および参照コードが関連付けられている。
上記の装着座標(X軸座標(X1,X2,X3,X4,・・・)、Y軸座標(Y1,Y2,Y3,Y4,・・・))は、回路基板90において電子部品を装着する位置を示す値である。電子部品の装着角度(θ軸角度(θ1,θ2,θ3,θ4・・・))は、装着座標における電子部品の角度を示す値である。参照コード(Ref1,Ref2,Ref3,Ref4,・・・)は、装着座標に装着する電子部品の部品種について参照を指令するコードである。
複数の対応データ(BOM1,BOM2,BOM3)は、図5の表3−表5に示すように、参照コードに対して部品種が製品種(U1,U2,U3)ごとに関連付けられたデータである。詳細には、第一製品種U1の生産に用いられる第一対応データBOM1は、参照コード(Ref1,Ref2,Ref3,Ref4,・・・)に対して、電子部品の部品種(Pa,Pb,Pc,Pb・・・)が関連付けられている。また、複数の対応データ間では、同一の参照コードにより参照される部品種が同一の場合と相違する場合(スキップを含む)とがある。
なお、複数の製品種(U1,U2,U3)と複数の対応データ(BOM1,BOM2,BOM3)は、図5の表2に示すように、製品種−BOMデータにより一対となるように関連付けられている。このような構成によると、例えば第一製品種U1の基板製品の生産が実行される場合には、第一製品種U1に関連付けられた第一対応データBOM1が用いられ、第一の装着座標(X1,Y1)には、第一の装着角度(θ1)で、第一の参照コード(Ref1)により参照された部品種(Pa)の電子部品が装着される。
製品データは、図4の表2に示すように、基板製品の生産に必要とされる電子部品の部品種(Pa,Pb,Pc,Pd,・・・)および部品数が製品種(U1,U2,U3)ごとに記録されたデータである。換言すると、製品データは、所定の製品種の基板製品を1枚生産する場合に消費する部品数を部品種ごとに示す。割合データは、製品種(U1,U2,U3)ごとに予め設定された目標生産数(T1,T2,T3)の割合を示すデータである。データ管理部61は、ファミリー生産の実行中に目標生産数の変更があった場合に、変更後の目標生産数に基づいて割合データを編集する。
処理設定部62は、ファミリー生産において部品装着機1に回路基板90が搬入された場合に、識別情報および管理データに基づいて基板製品の製品種を選択し、選択された製品種に応じて回路基板90に対して実行される装着処理の種類を設定する。また、処理設定部62は、回路基板90が多面取り基板である場合には、識別情報および管理データに基づいて回路基板90に対して製品種を選択する場合に、複数の単位基板91ごとに製品種(U1/U2/U3)を選択し、複数の単位基板91ごとに実行される装着処理の種類をそれぞれ設定する。
本実施形態において、処理設定部62は、ファミリー生産において製品種を選択した場合に、選択された製品種(U1/U2/U3)に応じた対応データ(BOM1/BOM2/BOM3)を選択することによって回路基板90に対して実行される装着処理の種類を設定する。よって、回路基板90が多面取り基板である場合には、複数の単位基板91ごとに選択された製品種に応じた対応データが選択されることによって装着処理の種類が設定される。また、処理設定部62は、管理データにおける種々の生産状態(部品残数情報、エラー情報、製品残数情報など)に基づいて、回路基板90に対して製品種を選択する。種々の生産状態のそれぞれに基づく製品種の選択の詳細については後述する。
(生産管理装置60による生産管理)
ファミリー生産の実行中における生産管理装置60による生産管理について、図2−図7を参照して説明する。ここで、回路基板90は、同一の基板種である複数の単位基板91により構成された多面取り基板とする。そして、ファミリー生産は、複数の単位基板91ごとに所定の種類の装着処理を実行して、3種類の製品種(U1,U2,U3)の基板製品を所定の割合で生産する。
ファミリー生産の実行中において、図3に示すように、基板搬送装置10により部品装着機1の機内に回路基板90が搬入される(ステップ10(以下、「ステップ」を「S」と表記する))。次に、部品装着機1の制御装置50は、回路基板90の識別情報を取得する識別処理を実行する(S20)。具体的には、認識装置として機能する制御装置50は、基板搬送装置10により位置決めされた回路基板90の識別コード93を基板カメラ42によって撮像し、当該撮像により取得された画像データを画像処理することによって回路基板90のIDを読み取る。
そして、制御装置50は、回路基板90のIDと基板種とが予め関連付けられた基板種データに基づいて、回路基板90の基板種、および複数の単位基板91ごとの基板種を識別情報として取得する。この識別情報は、装着処理の対象とする回路基板90の情報として記憶装置52に記憶される。続いて、生産管理装置60は、複数の単位基板91ごとに実行される装着処理の種類を設定する設定処理を実行する(S30)。
詳細には、先ず、データ管理部61は、記憶装置52に記憶されている管理データ等の各種データを取得する(S31)。上記の各種データには、管理データの他に、製品データ、割合データ、およびS20にて取得された識別情報が含まれる。次に、処理設定部62は、S31にて取得された製品データおよび管理データにおける部品残数情報に基づいて、製品種(U1,U2,U3)ごとの生産可能数(D1,D2,D3)を算出する(S32)。
続いて、処理設定部62は、S31にて取得された製品データおよび管理データにおけるエラー情報に基づいて、装着エラーの発生率を複数種類の装着処理に対応する製品種(U1,U2,U3)ごとに算出する(S33)。その後に、データ管理部61は、ファミリー生産の実行中に製品種(U1,U2,U3)ごとの目標生産数(T1,T2,T3)の変更があったか否かを判定する(S34)。目標生産数の何れかに変更があった場合には(S34:Yes)、データ管理部61は、変更後の目標生産数(T1,T2,T3)に基づいて割合データを編集する(S35)。
具体的には、当初の生産計画では、製品種(U1,U2,U3)ごとの目標生産数がそれぞれT1=1000、T2=1000、T3=2000であったすると、割合データは、T1:T2:T3=1:1:2のように生成される。その後に、第一製品種U1の目標生産数T1が"1500"に変更され、第二製品種U2の目標生産数T2が"500"に変更され、且つ製品種(U1,U2,U3)ごとの現在の実生産数がそれぞれC1=500、C2=500、C3=1000であれば、製品種ごとの予定生産数がそれぞれL1=1000、L2=0、L3=1000であることから、割合データは、T1:T2:T3=1:0:1に編集される。
ファミリー生産の実行中に、当初の目標生産数(T1,T2,T3)の何れにも変更がない場合(S34:No)、または変更があって割合データが編集された場合には(S35)、製品種の選択処理に移行する(S36)。ここで、処理設定部62は、ファミリー生産において回路基板90の複数の単位基板91から複数種類の基板製品を生産するために、上記の割合データに基づいて複数の単位基板91ごとの製品種(U1/U2/U3)を選択する。例えば、割合データがT1:T2:T3=1:1:2の場合には、図6の左側に示すように、12枚の単位基板91のうち3枚が第一製品種U1、他の3枚が第二製品種U2、残りの6枚が第三製品種U3を選択される。
また、編集された割合データがT1:T2:T3=1:0:1の場合には、図6の右側に示すように、12枚の単位基板91のうち6枚が第一製品種U1、残りの6枚が第三製品種U3を選択される。なお、1枚の単位基板における単位基板91の数と、割合データの構成比の合計に端数が生じる場合には、処理設定部62は、一連で搬入される複数の回路基板90により一部の製品種の生産を振り分けるなどして調整する。
ここで、ファミリー生産を実行するためには、事前に生産計画が生成されるとともに部品装着機1に必要な電子部品が部品供給装置20に補給される。しかしながら、ファミリー生産の実行中に、例えばオペレータによる電子部品の補給(リールの交換)が間に合わなかったり、装着エラーのリカバリ処理を実行するために所定の電子部品の消費が予定より多くなったりすることが想定される。そのため、代替部品がない場合には、製品種(U1,U2,U3)ごとの生産可能数(D1,D2,D3)が低減し、当初の生産計画を進行できずに部品装着機1による生産を停止する必要が生じ得る。
そこで、ファミリー生産の実行中において、処理設定部62は、製品種(U1,U2,U3)ごとの生産可能数(D1,D2,D3)を算出し(S32)、生産可能数(D1,D2,D3)に基づいて回路基板90に対して製品種を選択する(S36)。具体的には、例えば第一製品種U1の生産可能数D1が少数または0である場合には、処理設定部62は、生産可能数D1が回復するまで第一製品種U1の生産を後回しにし、第二製品種U2および第三製品種U3の生産が優先して実行されるように、割合データに基づいて選択された製品種の割合を調整する。
また、ファミリー生産の実行中には、上記のように電子部品が正常に装着されない装着エラーが発生し得る。このような装着エラーは、偶発的に発生したものである場合には、リカバリ処理による対応が好適である。一方で、例えば特定の電子部品を含む装着処理において装着エラーが高頻度に発生している場合には、リカバリ処理を実行するよりも生産を一時的に停止し、装着エラーの原因となっている設備の補修などを行った方が結果として生産に要する時間を短縮できることがある。
しかしながら、例えば特定種類の装着エラーが所定回数を超えて検出されたことを理由に部品装着機1による生産を停止した場合に、オペレータの状態によっては即時に対応することができないことがある。このような場合には、生産の停止時間が却って長くなるおそれがある。そこで、ファミリー生産の実行中において、処理設定部62は、装着エラーの発生率(H1,H2,H3)を複数種類の装着処理に対応する製品種(U1,U2,U3)ごとに算出し(S33)、ファミリー生産において装着エラーの発生率が低い製品種の生産が優先されるように回路基板90に対して製品種(U1/U2/U3)を選択する(S36)。
具体的には、例えば第一製品種U1に対応する装着処理における装着エラーの発生率H1が閾値Thよりも高い場合には(H1>Th)、処理設定部62は、装着エラーに対するオペレータによる設備の補修などがなされるまで第一製品種U1の生産を抑制または後回しにし、第二製品種U2および第三製品種U3の生産が優先して実行されるように、割合データに基づいて選択された製品種の割合を調整する。
続いて、処理設定部62は、S36にて複数の単位基板91ごとに選択された製品種に応じて複数の単位基板91ごとに実行される装着処理の種類を設定する(S37)。本実施形態において、処理設定部62は、選択された製品種(U1,U2,U3)に応じた対応データ(BOM1,BOM2,BOM3)を、製品種−BOMデータに基づいて選択することによって回路基板90の複数の単位基板91に対して実行される装着処理の種類をそれぞれ設定する。
データ管理部61は、S36にて処理設定部62により回路基板90に対する製品種が選択された場合に、回路基板90の識別情報に製品種を関連付けた実績情報を管理データにおける生産状態として記録する(S38)。本実施形態において、実績情報には、図4に示すように、回路基板90の複数の単位基板91の識別符号(A−Fxxx511,A−Fxxx512,・・・)に、対応する製品種(U1,U2,U3)が関連付けられている。
この実績情報は、部品種(Pa,Pb,Pc,Pd,・・・)ごとの部品残数(Np1,Np2,Np3,Np4,・・・)を示す部品残数情報、および製品種(U1,U2,U3)ごとの実生産数(C1,C2,C3)に反映される。また、実績情報は、生産ラインの下流側における装着処理、基板製品の検査処理、回路基板90の分割後の仕分け処理などに用いられる。
制御装置50の装着制御部51は、回路基板90の複数の単位基板91ごとに装着処理を実行する(S40)。この装着処理では、複数種類の装着処理の間で共通の制御プログラムを用いて実行され、制御プログラムに含まれる参照コード(Ref1,Ref2,Ref3,Ref4,・・・)により参照される部品種を対応データ(BOM1,BOM2,BOM3)により切り換えることにより、実行される装着処理の種類が切り換えられる。また、装着処理(S40)は、複数の単位基板91の数だけ繰り返し実行される。
また、ファミリー生産の実行中において、製品種(U1,U2,U3)ごとの目標生産数(T1,T2,T3)が変更されたり、所定の製品種の生産が後回しにされたりするなどして、残りの予定生産数(L1,L2,L3)の割合が当初の目標生産数の割合からずれを生じ得る。そうすると、ファミリー生産の最終段階では、製品種(U1,U2,U3)ごとの端数に応じた複数の単位基板91に対する製品種(U1/U2/U3)の選択が必要となる。
そこで、処理設定部60は、S36において、ファミリー生産の実行により減少する予定生産数(L1,L2,L3)を示す製品残数情報に基づいて複数の単位基板91ごとの製品種を選択する。これにより、ファミリー生産の最終段階において、管理データに生産状態として含まれる製品残数情報に基づいて、実行される装着処理の種類を適宜設定することが可能となる。
具体的には、回路基板の識別情報に対して一意に製品種の割合が定められている場合には(例えば、T1:T2:T3=1:1:2)、図7の左側に示すように、実生産数が目標生産数に達する製品種についてはスキップする結果、複数の回路基板を要していた。これに対して、上記の構成によると、図7の右側に示すように、ファミリー生産の最終段階で生じる製品種(U1,U2,U3)ごとの端数(L1=2,L2=5,L3=3)を集約した製品種の割合(T1:T2:T3=2:5:3)にて生産することが可能となる。
<実施形態の変形態様>
(生産管理について)
実施形態において、処理設定部62は、ファミリー生産において製品種を選択した場合に(S36)、選択された製品種(U1/U2/U3)に応じた対応データ(BOM1/BOM2/BOM3)を選択することによって回路基板90(複数の単位基板91)に対して実行される装着処理の種類を設定するものとした。
これに対して、制御装置50が複数種類の制御プログラムを備え、処理設定部62は、選択された製品種(U1/U2/U3)に応じた制御プログラムの一つを選択することによって装着処理の種類を設定してもよい。但し、ジョブデータの記憶に必要な容量を低減させるという観点からは、実施形態にて例示したように、ファミリー生産において共通の制御プログラムを備える構成が好適である。
(管理データの生産状態について)
実施形態において、処理設定部62は、管理データにおける種々の生産状態(部品残数情報、エラー情報、製品残数情報など)に基づいて、回路基板90に対して製品種を選択する(S36)。これに対して、処理設定部62は、他の生産状態に基づいて製品種を選択してもよいし、例示した生産状態の一部(例えば製品残数情報のみ)に基づいて製品種を選択してもよい。上記の他の生産状態としては、生産ラインを構成する他の部品装着機1の稼働状況や基板製品の検査処理の処理結果などが想定される。
(回路基板について)
実施形態において、回路基板90は、同一の基板種である複数の単位基板91により構成されるものとした。これに対して、複数の単位基板91は、複数種類の基板種であってもよい。このような構成において、複数の単位基板91のうち同一の基板種である単位基板91に対する装着処理の実行が1つのファミリー生産として、実施形態にて例示した態様を適用することができる。
また、回路基板90は、多面取り基板ではなく、所定の実装処理を実行されて1つの基板製品となる単一基板であってもよい。このような構成では、処理設定部62は、例えばファミリー生産において一連で搬入される複数の回路基板から複数種類の基板製品を生産する場合に、割合データに基づいて複数の回路基板ごとに製品種を選択する。つまり、1枚ずつの回路基板と見立てて実行することで、実施形態にて例示した複数の単位基板91ごとに行った処理(S30)を実行することができる。
また、上記のように一連で搬入される複数の回路基板(例えば、割合データの構成比の合計である4枚の回路基板)を対象として生産管理を行う他に、製品種ごとに目標生産数までまとめて生産する場合においても実施形態の態様を適用できる。具体的には、製品種(U1,U2,U3)ごとの目標生産数がそれぞれT1=1000、T2=1000、T3=2000であり、第一製品種U1を1000枚生産してから、第二製品種U2の生産に移行するようにジョブデータが生成されているものとする。
このような構成において、生産管理装置60は、ファミリー生産の実行中に生産状態を示す管理データを取得し、例えば装着エラーなどに起因して第一製品種U1の生産を続行できない状態と判断した場合には、残りの予定生産数L1を後回しにして、第二製品種U2の生産に移行する。これにより、部品装着機1による生産が停止されることを防止できる。また、第二製品種U2や第三製品種U3の生産中に第一製品種U1の生産が可能となった場合には、所定のタイミングで第一製品種U1の生産を再開することで、部品装着機1の停止時間をなくすことができる。
(その他)
実施形態において、生産管理装置60は、部品装着機1の制御装置50に組み込まれて構成されるものとした。これに対して、生産管理装置60は、部品装着機1の外部装置であってもよい。例えば、生産管理装置60は、ホストコンピュータ70に組み込まれて構成されてもよいし、部品装着機1およびホストコンピュータ70に対して通信可能に接続された専用装置として構成されてもよい。
このように、生産管理装置60が部品装着機1の外部装置である構成では、ファミリー生産において部品装着機1が回路基板90を機内に搬入して識別情報を取得した際に、何れの製品種を選択するべきかを生産管理装置60に問い合わせる。生産管理装置60は、識別情報および管理データに基づいて製品種を選択し、選択された製品種に応じて回路基板90に対して実行される装着処理の種類を設定する。部品装着機1は、設定された種類の装着処理を実行する。
<実施形態の構成による効果>
生産管理装置60は、部品装着機1を用いた基板製品の生産を管理する。部品装着機1は、搬入された回路基板90の基板種を含む識別情報を取得する識別装置(基板カメラ42および制御装置50)と、基板種が同一である複数の回路基板90に対して電子部品を装着する複数種類の装着処理の一つを実行することにより複数種類の基板製品を生産するファミリー生産に対応する制御装置50と、を備える。
生産管理装置60は、ファミリー生産の実行中に生産状態を示す管理データを取得するデータ管理部61と、ファミリー生産において部品装着機1に回路基板90が搬入された場合に、識別情報および管理データに基づいて基板製品の製品種を選択し(S36)、選択された製品種に応じて回路基板90に対して実行される装着処理の種類を設定する(S37)処理設定部62と、を備える。
このような構成によると、生産管理装置60は、機内に搬入された回路基板90の識別情報、および回路基板90の搬入時における生産状態に応じて製品種を選択する(S36)。このように、生産管理装置60は、複数種類の装着処理を自動切り換えにより設定する(S37)ことにより、生産状態の変動に対応可能となる。従って、識別情報に対して製品種が予め決められている構成と比較して、ジョブデータの再度の生成が不要となり生産効率を向上できる。
また、複数種類の装着処理のそれぞれは、共通の制御プログラムに基づいて実行される。制御プログラムは、回路基板90において電子部品を装着する位置を示す装着座標に、装着座標に装着する電子部品の部品種について参照を指令する参照コード(Ref1,Ref2,Ref3,Ref4,・・・)が関連付けられる。データ管理部61は、参照コードに対して部品種が製品種(U1,U2,U3)ごとに関連付けられた複数の対応データ(BOM1,BOM2,BOM3)を有する。処理設定部62は、ファミリー生産において製品種を選択した場合に(S36)、選択された製品種に応じた対応データを選択することによって回路基板90に対して実行される装着処理の種類を設定する(S37)。
このような構成によると、処理設定部62は、対応データの選択をもって装着処理の種類を設定する(S37)。つまり、ファミリー生産に用いられる制御プログラムが共通化され、部品装着機1に必要とされる記憶容量を低減できる。また、生産状態の変動に対応して参照先の対応データ(BOM1,BOM2,BOM3)を切り換えるので、製品種ごとの目標生産数(T1,T2,T3)の変更に確実に対応することができる。
また、回路基板90は、複数の単位基板91により構成され、複数の単位基板91ごとに装着処理を実行された後に分割されて個々の基板製品となる多面取り基板である。複数の単位基板91のうち少なくとも一部は、互いの基板種が同一である。識別情報には、搬入された回路基板90における複数の単位基板91ごとの基板種が含まれる。処理設定部62は、識別情報および管理データに基づいて回路基板90に対して製品種を選択する場合に、複数の単位基板91ごとに製品種を選択し(S36)、複数の単位基板91ごとに実行される装着処理の種類をそれぞれ設定する(S37)。
このような構成によると、ファミリー生産の実行中に生産状態が変動した場合に、単位基板91ごとに製品種を当初の生産計画から切り換えることができる。これにより、単位基板に対する装着処理のスキップが不要となり、単位基板91に無駄が発生することを防止できる。結果として、生産コストを低減できるとともに、必要な製品種の基板製品を目標生産数(T1,T2,T3)まで生産するのに必要な時間を短縮できる。また、複数の単位基板91のそれぞれに基板種を割り当てるジョブデータの再度の生成が不要となり、生産効率を向上できる。
また、データ管理部61は、基板製品の生産に必要とされる電子部品の部品種および部品数が製品種ごとに記録された製品データを有する。管理データには、部品装着機1において供給可能な電子部品の残数を部品種ごとに示す部品残数情報が生産状態として含まれる。処理設定部62は、製品データおよび管理データにおける部品残数情報に基づいて製品種ごとの生産可能数を算出し(S32)、生産可能数に基づいて回路基板90に対して製品種を選択する(S36)。
これにより、例えば生産可能数が少数または0の製品種の生産が後回しにされ、生産可能数が多数の製品種の生産が優先して実行される。このように、部品種ごとの部品残数情報を含む生産状態に応じて製品種を切り換えることができる。また、生産の停止を防止できるので、全体としてファミリー生産に必要な時間を短縮できる。
また、データ管理部61は、基板製品の生産に必要とされる電子部品の部品種および部品数が製品種ごとに記録された製品データを有する。管理データには、実行された装着処理において電子部品が正常に装着されない装着エラーが検出された回数を部品種ごとに示すエラー情報が生産状態として含まれる。処理設定部62は、製品データおよび管理データにおけるエラー情報に基づいて装着エラーの発生率を複数種類の装着処理に対応する製品種ごとに算出し(S33)、ファミリー生産において装着エラーの発生率(H1,H2,H3)が低い製品種の生産が優先されるように回路基板90に対して製品種を選択する(S36)。
これにより、例えば装着エラーの発生率が高い製品種の生産が抑制または後回しにされ、装着エラーの発生率が低い製品種の生産が優先して実行される。よって、エラー情報を含む生産状態に応じて製品種を切り換えることができる。従って、リカバリ処理の実行回数を低減できるとともに、生産の停止を防止できるので、全体としてファミリー生産に必要な時間を短縮できる。
また、データ管理部61は、製品種ごとに予め設定された目標生産数(T1,T2,T3)の割合を示す割合データを有する。処理設定部62は、ファミリー生産において一連で搬入される複数の回路基板90から複数種類の基板製品を生産する場合に、割合データに基づいて複数の回路基板90ごとに製品種を選択する(S36)。データ管理部61は、ファミリー生産の実行中に目標生産数(T1,T2,T3)の変更があった場合に(S34:Yes)、変更後の目標生産数に基づいて割合データを編集する(S35)。処理設定部62は、ファミリー生産において編集された割合データに基づいて複数の回路基板90ごとに製品種を選択する(S36)。
これにより、一部の製品種が増産するように要求されて目標生産数(T1,T2,T3)が増加変更されると、一連で搬入される回路基板90に対して当該製品種が多くなるように生産が優先される。これにより、ジョブデータの再度の生成を不要とし、また一部の装着処理のスキップを不要にできる。
また、管理データには、目標生産数(T1,T2,T3)およびファミリー生産による実生産数(C1,C2,C3)との差分である予定生産数(L1,L2,L3)を製品種ごとに示す製品残数情報が生産状態として含まれる。処理設定部62は、ファミリー生産の実行により減少する予定生産数(L1,L2,L3)を示す製品残数情報に基づいて複数の回路基板90ごとに製品種を選択する(S36)。
上記のようにファミリー生産の実行中に目標生産数(T1,T2,T3)が変更されたり、所定の製品種の生産が後回しにされたりするなどして、残りの予定生産数(L1,L2,L3)の割合が当初の目標生産数の割合からずれを生じ得る。そうすると、ファミリー生産の最終段階では、製品種ごとの端数に応じた複数の回路基板90に対する製品種の選択が必要となる。そこで、処理設定部62は、ファミリー生産の実行により減少する予定生産数(L1,L2,L3)に基づいて複数の回路基板90ごとの製品種を選択する(S36)。これにより、製品残数情報を含む生産状態に基づいて、実行される装着処理の種類を適宜設定することが可能となる。
また、データ管理部61は、処理設定部62により回路基板90に対する製品種が選択された場合に、回路基板90の識別情報に製品種を関連付けた実績情報を管理データにおける生産状態として記録する(S38)。
このような構成によると、処理設定部62によって生産状態に基づく製品種の選択がなされて、事前に生成された生産計画とは異なる順序での基板製品の生産に対応できる。例えば、部品装着機1が一部を構成する生産ラインの下流側において、選択された製品種に応じた続きの装着処理や、基板製品の検査処理、製品種ごとの仕分け処理を、識別情報に関連付けられた当該回路基板90の製品種に基づいて実行することができる。
また、生産管理装置60は、部品装着機1の制御装置50に組み込まれて構成される。
このような構成によると、部品装着機1は、機内に搬入された回路基板90の識別情報に基づいて、例えばホストコンピュータに問い合わせることなく、個々に基板種を選択し、当該回路基板90に対して実行される装着処理の種類を適宜設定することができる。これにより、製品種の切り換えを即時に判断し、全体としてファミリー生産に必要な時間を短縮できる。
1:部品装着機
10:基板搬送装置
20:部品供給装置
21:スロット、 22:リール保持部、 23:フィーダ
30:部品移載装置
31:ヘッド駆動装置、 32:移動台、 33:装着ヘッド
41:部品カメラ、 42:基板カメラ(識別装置)
50:制御装置(識別装置)
51:装着制御部、 52:記憶装置
60:生産管理装置、 61:データ管理部、 62:処理設定部
70:管理装置
90:回路基板
91:単位基板、 92:基準マーク、 93:識別コード

Claims (8)

  1. 部品装着機を用いた基板製品の生産を管理する生産管理装置であって、
    前記部品装着機は、
    搬入された回路基板の基板種を含む識別情報を取得する識別装置と、
    前記基板種が同一である複数の前記回路基板に対して電子部品を装着する複数種類の装着処理の一つを実行することにより複数種類の基板製品を生産するファミリー生産に対応する制御装置と、を備え、
    前記生産管理装置は、
    前記ファミリー生産の実行中に生産状態を示す管理データを取得するデータ管理部と、
    前記ファミリー生産において前記部品装着機に前記回路基板が搬入された場合に、前記識別情報および前記管理データに基づいて前記基板製品の製品種を選択し、選択された前記製品種に応じて前記回路基板に対して実行される前記装着処理の種類を設定する処理設定部と、
    を備え
    前記データ管理部は、前記基板製品の生産に必要とされる前記電子部品の部品種および部品数が前記製品種ごとに記録された製品データを有し、
    前記管理データには、前記部品装着機において供給可能な前記電子部品の残数を前記部品種ごとに示す部品残数情報が前記生産状態として含まれ、
    前記処理設定部は、前記製品データおよび前記管理データにおける前記部品残数情報に基づいて前記製品種ごとの生産可能数を算出し、前記生産可能数に基づいて前記回路基板に対して前記製品種を選択する生産管理装置。
  2. 部品装着機を用いた基板製品の生産を管理する生産管理装置であって、
    前記部品装着機は、
    搬入された回路基板の基板種を含む識別情報を取得する識別装置と、
    前記基板種が同一である複数の前記回路基板に対して電子部品を装着する複数種類の装着処理の一つを実行することにより複数種類の基板製品を生産するファミリー生産に対応する制御装置と、を備え、
    前記生産管理装置は、
    前記ファミリー生産の実行中に生産状態を示す管理データを取得するデータ管理部と、
    前記ファミリー生産において前記部品装着機に前記回路基板が搬入された場合に、前記識別情報および前記管理データに基づいて前記基板製品の製品種を選択し、選択された前記製品種に応じて前記回路基板に対して実行される前記装着処理の種類を設定する処理設定部と、
    を備え
    前記データ管理部は、前記基板製品の生産に必要とされる前記電子部品の部品種および部品数が前記製品種ごとに記録された製品データを有し、
    前記管理データには、実行された前記装着処理において前記電子部品が正常に装着されない装着エラーが検出された回数を前記部品種ごとに示すエラー情報が前記生産状態として含まれ、
    前記処理設定部は、前記製品データおよび前記管理データにおける前記エラー情報に基づいて前記装着エラーの発生率を複数種類の前記装着処理に対応する前記製品種ごとに算出し、前記ファミリー生産において前記装着エラーの発生率が低い前記製品種の生産が優先されるように前記回路基板に対して前記製品種を選択する生産管理装置。
  3. 複数種類の前記装着処理のそれぞれは、共通の制御プログラムに基づいて実行され、
    前記制御プログラムは、前記回路基板において前記電子部品を装着する位置を示す装着座標に、前記装着座標に装着する前記電子部品の部品種について参照を指令する参照コードが関連付けられ、
    前記データ管理部は、前記参照コードに対して前記部品種が前記製品種ごとに関連付けられた複数の対応データを有し、
    前記処理設定部は、前記ファミリー生産において前記製品種を選択した場合に、選択された前記製品種に応じた前記対応データを選択することによって前記回路基板に対して実行される前記装着処理の種類を設定する、請求項1または2に記載の生産管理装置。
  4. 前記回路基板は、複数の単位基板により構成され、前記複数の単位基板ごとに前記装着処理を実行された後に分割されて個々の前記基板製品となる多面取り基板であり、
    前記複数の単位基板のうち少なくとも一部は、互いの前記基板種が同一であり、
    前記識別情報には、搬入された前記回路基板における前記複数の単位基板ごとの前記基板種が含まれ、
    前記処理設定部は、前記識別情報および前記管理データに基づいて前記回路基板に対して前記製品種を選択する場合に、前記複数の単位基板ごとに前記製品種を選択し、前記複数の単位基板ごとに実行される前記装着処理の種類をそれぞれ設定する、請求項1−3の何れか一項に記載の生産管理装置。
  5. 前記データ管理部は、前記製品種ごとに予め設定された目標生産数の割合を示す割合データを有し、
    前記処理設定部は、前記ファミリー生産において一連で搬入される複数の前記回路基板から複数種類の前記基板製品を生産する場合に、前記割合データに基づいて複数の前記回路基板ごとに前記製品種を選択し、
    前記データ管理部は、前記ファミリー生産の実行中に前記目標生産数の変更があった場合に、変更後の前記目標生産数に基づいて前記割合データを編集し、
    前記処理設定部は、前記ファミリー生産において編集された前記割合データに基づいて複数の前記回路基板ごとに前記製品種を選択する、請求項1−の何れか一項に記載の生産管理装置。
  6. 前記管理データには、前記目標生産数および前記ファミリー生産による実生産数との差分である予定生産数を前記製品種ごとに示す製品残数情報が前記生産状態として含まれ、
    前記処理設定部は、前記ファミリー生産の実行により減少する前記予定生産数を示す前記製品残数情報に基づいて複数の前記回路基板ごとに前記製品種を選択する、請求項に記載の生産管理装置。
  7. 前記データ管理部は、前記処理設定部により前記回路基板に対する前記製品種が選択された場合に、前記回路基板の前記識別情報に前記製品種を関連付けた実績情報を前記管理データにおける前記生産状態として記録する、請求項1−の何れか一項に記載の生産管理装置。
  8. 前記生産管理装置は、前記部品装着機の前記制御装置に組み込まれて構成される、請求項1−の何れか一項に記載の生産管理装置。
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