JP6798994B2 - UpAセルのpH制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一方向性のpH調整セル内のpHを決定するための装置及び方法に関する。特に、本発明は、一方向性のpH調整セル内のpHを計算することに関係する。
水の一方向性のpH調整(UpA)は、水の電気分解中に酸性又はアルカリ性の水を一方向に生成するために使用することができる。UpAセルは、調理、醸造、食品洗浄、スケール除去等を含む種々の用途において使用される。
水の電気分解は、電力によって、水分子が式(1)において示される水素及び酸素ガスに分割されるプロセスである。通常、電解槽が利用される。陽極では、水分子は水素イオンを生成しながら酸素ガスに酸化される(式(2))。陰極では、水分子は水酸化イオンを生成しながら水素ガスに還元される(式(3))。
Figure 0006798994
一方向性のpH調整の間、作用電極の水のpHは安定したまま維持され、対電極の水のpHのみが変化する。いくつかの対策が、作用電極の水のpHの安定化を介して、酸性又はアルカリ性の水の一方向性の生成を実現するために取られてもよく、その対策とは、望ましくない水素イオン又は水酸化イオンの(樹脂を使用した)イオン交換又は化学的中和、ハーフセル電解質として緩衝液を利用すること、電極半反応(half electrode reaction)を抑制するコンデンサベースの技術等を含む。
UpAセルのpH制御は、作動中、非常に重要である。一方で、pH制御は、異なる用途に応じて所望のpHを有する水が生成されるということを保証する。加えて、水質が保証される。一般的に、pHの制御を実現するには、印刷されたpHセンサ及び従来のpH電極等、少なくとも1つのpHセンサを使用することを要求し、UpAセルからの生成される水のpH値に対する計測が要求される。次に、測定された値は制御部に送られ、それに応じて、関連する装置のパラメータを調整して所望のpH値を達成する。
特許文献1は、pHが電気分解で調整されるイオン水生成装置を開示している。イオン水生成装置のpHは、電解チャンバを通過した後の水の導電率を決定するための導電率センサを利用することによって制御される。
特許文献2は、pH調整器、pH調整器を含む装置及びpHを調整する方法を開示している。
特に、UpAセルからの生成される水のpHを制御する家庭用には、pHセンサ、又は、導電率センサ等のpHを間接的に決定するいかなる他のセンサを利用することも、比較的高価であり、一部の用途においては、pH値に対する要求はそれほど正確なものではない(例えば、食品洗浄に対しては、11〜13の範囲の各値は許容されると考えられる)ため、ある程度までは必要ではない。
UpA装置において明らかに利用されているセンサは、さらに、技術的な故障に陥りやすい。加えて、センサは、メンテナンス及び適切な使用に関してかなり複雑である。
JP2006167706 WO2014/102636 A1
従って、使用し易く且つ信頼性の高いUpAセルのpHを制御するための装置及び方法を提供することが本発明の目的である。別の目的は、流出水(outlet water)のpH値を直接又は間接的に決定するためのいかなるセンサの使用も必要としない装置及び方法を提供することにある。さらに別の目的は、UpAセルのpHを制御するための強固で安価な装置を提供することにある。
本発明は、付随の特許請求の範囲において規定されている。
本発明の第1の態様において、一方向性のpH調整セル(UpA)のpHを制御する装置が提供される。当該装置は、一方向性のpH調整セル;所望のpH値を含む予め設定されたパラメータを受信するための受信ユニット;所望のpH値を含む予め設定されたパラメータに基づきUpAセルのパラメータを計算するように構成されたコンピュータ計算モジュール;及び、計算されたUpAセルのパラメータに基づきUpAセルを制御するように構成された制御モジュール;を含む。
本発明の別の態様によると、UpAセルのpHを制御する方法が提供される。当該方法は:一方向性のpH調整セルを提供するステップ;所望のpH値を含む予め設定されたパラメータを受信するステップ;所望のpH値を含む予め設定されたパラメータに基づきUpAセルのパラメータを計算するステップ;計算されたUpAセルのパラメータに基づきUpAセルを制御するステップ;を含む。
本発明の別のさらなる態様において、コンピュータプログラムが提供され、当該コンピュータプログラムはコンピュータにおいて実行される場合、コンピュータに、本明細書において開示される方法のステップを実行させるプログラムコード手段を含む。
UpAセルのpHを制御するための本発明の装置及び方法は、所望のpHの要求に基づき所望の装置及び方法のパラメータ設定を決定するために使用されるモデルベースのコンピュータ計算の使用を意味する。従って、本発明の装置及び方法は、計算次第であり、さらに、いかなる推定/相関も要求しない。pHセンサ又は導電率センサ等の、pHを直接又は間接的に決定するセンサが含まれる必要はなく、本発明の装置及び方法を、費用効率が高く信頼できる家庭用に適したものにしている。加えて、本発明の装置及び方法によって計算されるpHは、UpAの作用電極表面で一般的なpHを反映し、UpAの下流のいかなるポイントでの従来のpHセンサの使用によって決定されるpHも反映しない。対電極表面におけるpHの知識は、電極表面の極端なpH値が避けられ得るため、作用電極の寿命を延ばすのに寄与し、電極の失活を回避する。加えて、電極の表面におけるpHの知識は、電極の再生に寄与する。
本発明の装置及び方法に対して、流入水(inlet water)又は供給される水のpHと流出水のpHとを区別する必要がある。流出水、すなわち所望のpH値を有する水のpHは、作動時間及び電源パラメータ等、UpAセルのパラメータを計算するために使用される。流入水のpHは予め設定されているか、又は、例えばpHセンサ等のセンサ及びpH指示紙を使用して等、既知の方法で装置及び/又は方法を使用する前に決定されてもよい。pH指示紙の使用が好ましい。好ましくは、流入水のpH値を決定することは、1回だけ、すなわち、本発明の装置を設定するために行われる。流入水のpHは定期的に制御することができ、それに応じて予め設定されたパラメータは適合することができるということが正しく理解されることになる。この最初のpH値は、本発明の装置及び方法の予め設定されたパラメータの1つとして役立ち得る。
当技術分野において既知のいかなるUpAセルも使用することができる。そのようなUpAセルは、本質的に、容器と、その中に配置される2つの電極とを含んでもよい。電極は、本質的に、平面であり、さらに、容器の両側に配置され、水の電気泳動を可能にしている。対電極は、水の酸化又は還元が発生する電極である。この電極は、例えばチタンから作製することができる。或いは、種々のステンレス鋼を利用することができる。作用電極は、本質的に、同じ材料から作製することができる。作用電極では、本質的に、水の酸化も還元も発生しない。これは、作用電極に交流を提供することによって達成され得る。或いは又は加えて、化学的中和が、例えば、水に添加される酸又は塩基を使用して発生してもよい。好ましくは、そのような酸又は塩基は食品適合性であり、さらに、例えばNaOH、KOH、HCl及びHSOを含む。望ましくない水素イオン又は水酸化イオンのいずれかを除去するための既知の樹脂を使用したイオン交換も同様に使用することができる。他の可能性は、対電極に対するハーフセル電解質としての緩衝液の使用、及び/又は、電極半反応を抑制するコンデンサベースの技術を包含する。拡散層がUpAセルの容器内に位置し、容器の内部空間を2つの部分に分ける。拡散層は、好ましくは、電極の近くに配置される。加えて又は或いは、拡散層は、作用電極と本質的に平行に配置される。従って、拡散層は内部空間を、拡散層と作用電極との間の大きな体積の水塊と、拡散層と対電極との間の比較的小さな体積とに分ける。水塊の体積と小さな体積との比は、10:1以上であってもよい。50:1以上、100:1以上、200:1以上、300:1以上及び400:1以上等、20:1以上の関係が好ましい。好ましくは、水塊の体積対小さな体積の比は、少なくとも500:1である。「拡散層」という用語は、本明細書において使用される場合、好ましくは、薄い水の層によって形成される仮想的な層を意味するが、通常、限られた拡散率より生じる大きな濃度勾配を有する。拡散層を形成する水の層の厚さは、例えば電流、セル内の流量条件及び電解質の含有量を含む多くのパラメータの影響を受ける。
本発明の装置及び方法に使用される流入水は、特に限定されず、例えば、水道水及び/又は工業用水を含んでもよい。水道水が好ましい。しかし、本発明の装置及び方法は水の使用に限定されないということが正しく理解されることになる。正しくは、いかなる水溶液も使用することができ、そのpHは一方向に調節されるはずである。「水溶液」は、本明細書において使用される場合、有機化合物等のあらゆる有機成分、及び/又は、無機塩等の無機成分との水のあらゆる混合物、すなわち電解質を含む。
UpAセルは、電気泳動を可能にするのに要求される電流を提供するために、作用電極及び対電極にそれぞれ接続される動力源をさらに有してもよい。動力源は特に限定されない。いかなる種類の動力源も利用することができる。
加えて、UpAセルには、流入口及び流出口が提供されてもよい。流入口側には、UpAセルに提供される水の流れを制御するための流量計が提供されている。従って、連続的及び/又は非連続的なUpAセルが包含される。連続的なUpAセルが、より小さい容器の容積が利用され得るという事実により、より少ない空間を要求するため好ましい。
「予め設定されたパラメータ」という用語は、本明細書において使用される場合、例えばUpAに供されるであろう水を特徴付ける多くのパラメータを意味する。これらのパラメータには、所望のpH値、すなわち、消費されるであろう流出水のpHが含まれる。他の予め設定されたパラメータは、例えば、水道水のpH等、UpAセルに入る前の水のpHを表す最初のpH値、供給される水の流動力学、生成される水の流動力学を含む。
「流動力学」又は「流体力学」という表現は、流入水及び流出水だけでなく、動いているバルク水の動きも意味する。これらの供給される水及び生成される水の流体力学は、UpAセルの制御をもたらすために使用することができる。特に、上記のパラメータは、UpAセルのパラメータを計算するために使用される。
他の予め設定されたパラメータは、寸法及び使用される材料等、UpAセルを特徴付けるために使用されてもよい。かなり単純なUpAセルが、拡散層と対電極との間に位置する反応層の厚さ、拡散指数、拡散の厚さ、水の量及び拡散断面積を包含する多くの変数によって特徴付けられる。さらなるパラメータには、ファラデー定数等の定数が含まれる。
当該装置は、好ましくは、予め設定されたパラメータを自動的に、すなわち、特定のUpAセルとの接続後に受信するように適応する。それに応じて、本発明の装置に予め設定されたパラメータを提供するための手段を含むUpAセルが提供されてもよい。
受信ユニットは特に限定されない。例えば、受信ユニットは、装置の仕様書及び/又は供給される水として使用される水に従った装置のセットアップを可能にする予め設定されたパラメータ及び/又はUpAセルのパラメータを入力するための入力ユニットである。「コンピュータ計算モジュール」及び/又は「制御モジュール」は、当業者には既知であり、例えばプロセッサ及びハードウェアコントローラを含む。
「計算する」又は「コンピュータ計算する」という用語は、本明細書において使用される場合、コンピュータ計算によって断定することに関係する。好ましくは、推定すること又は評価することは包含されない。従って、計算することは、好ましくは、UpAセルの制御を可能にする装置の入力間の関係、すなわち、予め設定された及び/又は入力された値から計算される1つ又は複数のUpAセルのパラメータを確立する1つ又は複数の式の使用を利用する純粋な数学上の方法を意味する。
本発明の好ましい実施形態によると、受信ユニットは、最初のpH値、供給される水の流動力学及び生成される水の流動力学、反応層の厚さ、電気化学反応速度、拡散指数、拡散層の厚さ、水の量及び拡散断面積を含む群から選択される少なくとも1つの予め設定されたパラメータをさらに受信する。
上述したように、予め設定されたパラメータは、供給される水及び/又は生成される水の特性で記載されるパラメータを意味する。これらの特性は、pH、流速、管状流及び/又は層流、粘度及び温度を含んでもよい。予め設定されたパラメータのいかなる組み合わせも利用することができる。例えば、最初のpH値又は供給される水の流動力学又は生成される水の流動力学のみを使用することができる。好ましくは、3つのパラメータ全てが使用される。予め設定されたパラメータは、利用される(及び制御される)であろうUpAセルを特徴付けるパラメータをさらに意味する。そのようなUpAセルのパラメータは、好ましくは、反応層の厚さ、電気化学反応速度、拡散指数、拡散層の厚さ、セルの水の量及び拡散断面積を含む群から選択される。
作用電極及び対電極を有する容器を含む上記の好ましいUpAセルの場合、拡散層と対電極との間の小さい体積、及び、拡散層と作用電極との間の水塊の体積に容器の体積を分ける拡散層をさらに示す。このシステムは、拡散層と対電極との間に位置する反応層の厚さを包含する多くの変数によって特徴付けられる。電気化学反応速度は、例えば可動コイル電流計、可動磁石電流計、可動鉄電流計、熱線電流計、デジタル電流計及び積算電流計を含む電流計を使用して測定され得る単位時間あたりの電子の流れに関する。さらなる例はピコアンメータを包含する。拡散指数又は拡散係数又は拡散率は、分子拡散によるモルフラックス(molar flux)とその種の濃度における勾配との間の比例定数である。液体における拡散係数は、ストークス−アインシュタインの式を利用して計算することもできる。或いは、拡散指数は経験的に決定されてもよい。拡散層の厚さは、ナフィオン膜等の利用される膜の厚さ、又は、2つの膜の厚さの合計を意味し、2つの膜の場合の電解質溶液と、その間の電解質溶液は、水塊から反応層を分けるために利用される。水の量は、容器内の水の全体量、すなわち、水塊の体積及び反応層の体積を意味する。反応層の体積は本質的に無視できるため、容器内の水の全体量は水塊に対応すると考えられ得る。拡散断面積は、拡散層の表面積を表す。さらなるパラメータは、ファラデー定数を表す。
上記のパラメータは、好ましくは、全て予め設定されている。従って、当該装置のユーザは、ファラデー定数及び拡散指数の値を入力する必要はない。
UpAセルのパラメータに関するさらなる値は、UpAセルにおいて所望のpH値を得るのに要求される期間を示す作動時間又は反応時間である。さらに別のパラメータは、所与の時間内に所望のpH値を有する水を生成するのに要求される、例えば電流を含む電源パラメータである。通常、これらのパラメータの1つ、すなわち作動時間又は電源パラメータは予め設定されている。この場合、もう一方のパラメータ、すなわち電源パラメータ又は作動時間は計算され、さらに、装置を制御するために使用される。電源パラメータには、例えば電流及び電圧が含まれる。多くのこれらの電源パラメータの数は、電源の特徴次第であり、このように予め設定することができる。他のパラメータは、最新技術において既知の式を知ることによって計算することができる。好ましくは、電流を除く全ての電源パラメータは既知であり、さらに、予め設定されている。
本発明の装置及び方法は、例えば、電源パラメータのプリセット及び/又は(手動の)入力を可能にする。この場合、コンピュータ計算モジュールは作動時間のみを計算する。この場合、作動時間は、利用される電流に反比例する。或いは且つ好ましくは、作動時間及び好ましくは電流の電源パラメータのいずれのパラメータも、コンピュータ計算モジュールによって計算される。この場合、コンピュータ計算モジュールは、好ましくは、電流に対する中央値、及び、作動時間に対する中央値を利用するように調整される。
本発明の好ましい実施形態によると、コンピュータ計算モジュールは、式(4)乃至(7)に基づきUpAセルのパラメータを計算するようにさらに構成され、式(4)乃至(6)は、
Figure 0006798994
であり、ここで、dは反応層の厚さであり、Cは反応層内のOHの濃度であり、tは時間であり、Iは電流であり、Fはファラデー定数であり、Dは拡散指数であり、Cはバルク水のOHの濃度であり、Lは拡散層の厚さ(L)であり、Vは水の量であり、Aは拡散断面積であり、さらに、式(7)は、
Figure 0006798994
であり、ここで、Cs0は反応層内のOHの最初の濃度であり、Cb0は水のOHの最初の濃度であり、さらに、pH0は水の最初のpH値である。
この好ましい実施形態は、水を塩基性にするための水酸化イオン又は水を酸性にするためのプロトンの生成に取り組んでいる。例えば、水をより塩基性にするための水酸化イオンの生成を例にとると、対電極近くの、従って反応層内の水酸化イオンの量は、電気化学反応及びバルク水に対する質量拡散の減少のために増加し、従って、以下の式が成り立つ。
Figure 0006798994
バルク層に対しては、拡散層からの質量拡散のためにOHの量が増加し、従って、以下の式が成り立ち、
Figure 0006798994
式(4)乃至(6)を解くことによって、電極表面での並びに水塊における水酸化物濃度の変化が得られる。反応層内の水酸化物濃度及びバルク水内の水酸化物に対する最初の値は等しく、従って、以下の式
Figure 0006798994
を使用して、供給される水道水等、供給される水のpH値に基づき計算することができる。
水の最初のpH値に対して、供給される水のpH値を決定するための1つの好ましい方法は、pH指示紙の使用である。水道水のpH値に対する一般的な基準は、通常、pH6.5から8.5の範囲内にある。従って、ユーザは、pH指示紙を使用してpH値を測定し、さらに、その値を次の使用のために本発明の装置に入力することができる。或いは、上記の値は予め設定されていてもよい。
上記の式(4)から(7)の使用は、残りのパラメータが既知であれば、いかなるパラメータの計算も可能にするということが正しく理解されることになる。従って、本発明の装置及び方法は、予め設定されたパラメータから計算されたものを除いて、予め設定されたパラメータのいかなる組み合わせも可能にする。
本発明の別の実施形態によると、当該装置は、動力源を有するUpAセルをさらに含む。
上述したように、いかなる種類のUpAセルも利用することができる。特に、各寸法のUpAセルを使用することができる。UpAセルの容器は、好ましくは立方体状であるか、又は、長方形の基底領域を有する容器である。この方向づけは、作用電極、拡散層及び対電極の平行配列を容易にする。従って、関連するUpAセルのパラメータをより容易に決定することができる。加えて、そのような立方体状の物体又は長方形の基底領域を有する容器は、運搬及び取り扱いにより適している。2つの電極、すなわち作用電極及び対電極は、当技術分野において既知の適した動力源に接続される。動力源の制御は、本発明の装置及び方法による影響を受ける。UpAセルは、非連続的で、すなわち、手動で流入水を供給し且つ生成される水を除去するものであってもよく、又は、連続的で、すなわち、例えば流量計によって提供される制御された流入及び流出であってもよい。連続的な作動が、より効率的な制御の可能性及びUpAセルの寸法を減らす可能性があるため、好ましい。
本発明の別の好ましい実施形態によると、pH調整セルはpHセンサを含まない。
「pHセンサ」という用語は、pHを直接又は間接的に決定するのに適したあらゆるセンサに関係する。pHセンサは、例えば、pH電極及び印刷されたpHセンサを包含する。pHを間接的に決定するためのセンサは、例えば導電率センサを包含する。
従って、本発明の装置及び方法は、所望のpH値に基づくUpAセルのパラメータの直接的な計算/コンピュータ計算に関する。生成される水のpHを決定することは、好ましくは包含されない。より好ましくは、本発明の装置及び方法は、流入水の最初のpH値を決定するという条件付きで、あらゆるパラメータの測定に関するあらゆるステップを意味するものではない。
本発明の別の実施形態によると、当該装置は、UpAセルに提供される水の流れを制御するための流量計をさらに含む。
流量計は流量測定を可能にし、従って、バルク流体の動きの定量化に関する。流量は、機械式流量計、圧力式流量計、光学式流量計、オープンチャンネル流量測定及び電磁式流量計、超音波流量計、コリオリ流量計、レーザドップラー流量測定を含む様々な方法で測定することができる。流量計はUpAセルに対する流速を調整し、さらに、本発明の制御装置モジュールによって制御される。流量計を使用することにより、より小さいUpAセル及び当該装置の連続的な使用が可能になる。従って、装置の全体的な寸法はより小さくなり得る。水の流出口での流れは、電子的にトリガされ得る弁によって制御することができる。
本発明の好ましい実施形態によると、当該装置は、予め設定されたパラメータ及びUpAセルのパラメータを入力するためのユーザインタフェースをさらに含む。
適したユーザインタフェースは、例えばタッチスクリーン及び従来のキーボードを含む。ユーザインタフェースと本発明の装置との接続は、特に限定されず、無線又は有線の接続を含んでもよい。
加えて、本発明の装置は、予め設定されたパラメータ及び/又はUpAセルのパラメータの記憶に適応することができる。例えば、本発明の装置は、予め設定された値等のいかなる値も持続的又は一時的に記憶するように適応する記憶ユニットを包含してもよい。
一般に、装置のいくつかの部分は互いに離れて位置してもよい。例えば、任意選択のユーザインタフェースは、例えば携帯電話に対するアプリの形であってもよい。「アプリ」は、本明細書において使用される場合、インターネット、コンピュータ、携帯電話又は別の電子デバイス上で実行可能なソフトウェアの一部である。
本発明の好ましい実施形態によると、当該装置は、一方向性のpH調整セルの電極の寿命を延ばすために使用される。
驚くべきことに、本発明の方法及び装置は、電極の表面での極端なpH値を回避することができるため、一方向性のpH調整セルの電極の寿命を延ばすことを可能にするということが分かってきている。これは、適時に電極の再生をさらに可能にし、電極の失活を回避し、すなわち、電極のメンテナンスに寄与する。従って、本発明の装置及び方法は、電極の再生パラメータを決定することも可能にする。好ましくは、再生パラメータは、電極の再生が要求される時間の正確な評価を可能にする。好ましくは、作用電極の寿命が長くなる。
本発明の別の実施形態によると、少なくとも1つの予め設定されたパラメータは、最初のpH値、供給される水の流動力学及び生成される水の流動力学、反応層の厚さ、電気化学反応速度、拡散指数、拡散層の厚さ、水の量及び拡散断面積を含む群から選択される。
本発明のさらに別の実施形態によると、予め設定されたパラメータは、反応層の厚さ、電気化学反応速度、拡散指数、拡散層の厚さ、水の量及び拡散断面積を少なくとも含む。
本発明の一実施形態によると、一方向性のpH調整セルのパラメータを計算するステップは、式(4)乃至(7)に基づき、式(4)乃至(6)は、
Figure 0006798994
であり、ここで、dは反応層の厚さであり、Cは反応層内のOHの濃度であり、tは時間であり、Iは電流であり、Fはファラデー定数であり、Dは拡散指数であり、Cはバルク水のOHの濃度であり、Lは拡散層の厚さ(L)であり、Vは水の量であり、Aは拡散断面積であり、さらに、式(7)は、
Figure 0006798994
であり、ここで、Cs0は反応層内のOHの最初の濃度であり、Cb0は水のOHの最初の濃度であり、さらに、pH0は水の最初のpH値である。
本発明の別の実施形態によると、当該方法は、一方向性のpH調整セルに提供される水の流れを制御するステップをさらに含む。
本発明のさらに別の実施形態によると、当該方法は、予め設定されたパラメータ及び一方向性のpH調整セルのパラメータを入力するステップをさらに含む。
本発明の上記及び他の態様が、以下に記載の1つ又は複数の実施形態から明らかになり、さらに、以下に記載の1つ又は複数の実施形態を参考にして解明されることになる。
本発明の装置と共に使用されるUpAセルの側面図である。 本発明によるUpAセルのpHを制御する装置の主な特徴を示した概略図である。 本発明の方法を利用することを示した概略図である。 異なる最初のpH値に依存したバルク水のpH値の展開を示した図である。
図1は、UpAセル40の側面図を示している。UpAセル40は、長方形又は正方形の基底領域を有する。作用電極50及び対電極52は、互いに向かい合うUpAセルの反対側の壁に配置されている。或いは、作用電極50及び対電極52は、UpAセルの側壁であってもよく、又は、その一体部分を形成してもよい。拡散層56は、作用電極50及び対電極52に対して平行に配置されており、容器の体積を、大きな体積の水塊の体積54及び反応層58内の小さい体積に分けている。反応層58の厚さは、dによって示されており、さらに、拡散層の厚さはLによって示されている。
図2は、本発明によるUpAセル40のpHを制御する装置10を概略的に示している。受信ユニット12が、所望のpH値22、及び、最初のpH値20a、供給される水の流動力学20b及び生成される水の流動力学等の他の水関連パラメータを含む予め設定されたパラメータ20、30を受信する。加えて、受信ユニットは、反応層の厚さ30a、電気化学反応速度30b、拡散指数30c、拡散層の厚さ30d、水塊の体積である水の量30e及び拡散断面積を含むUpAセル40を特徴付けるいくつかの予め設定されたパラメータ30を受信する。予め設定されたパラメータ20、30、すなわち、水関連パラメータ及びUpAセルを特徴付けるパラメータは、この例では、ユーザインタフェース18によって手動で入力され、さらに、記憶ユニット(図示せず)に持続的に記憶される。
コンピュータ計算モジュール14は、予め設定されたパラメータ20、30に基づきUpAセルのパラメータ32、34を計算するように構成される。要求されるさらなる値が、予め設定されてもよい。そのような値は、例えば、図示されていないファラデー定数を含む。UpAセルのパラメータ32は、この例によると、UpAセルの作動時間であり、さらに、UpAセルのパラメータ34は、利用される電流である。例えば、国の電源の要求に従って予め設定され得る電流等、通常、両方のパラメータのうち1つが予め設定されてもいるということが正しく理解されることになる。或いは、作動時間が、1分以上、好ましくは2分、3分、4分、5分又は10分等、予め設定されてもよい。どちらのUpAセルのパラメータ32、34も予め設定されていない場合、装置10は、作動時間又は電流のいずれかに対してランダム値を選び、さらに、もう一方のパラメータを計算することができる。そのようなランダム値は、例えば、予め設定された作動時間に対して与えられた例等、許容可能な範囲内にある。或いは、装置は、最初に高電流を利用し、時間の経過と共に減少させてもよい。
制御ユニット16は、計算されたUpAセルのパラメータ30に基づきUpAセル及びその動力源42を制御するように構成される。上記の計算されたUpAセルのパラメータ30は、この場合、作動時間32、及び、この場合電流である電源パラメータ34を含む。作動時間と、UpAセルを作動させるために要求される電流との反比例の関係により、図2においては、どちらの可能性も、すなわち、既知の電源パラメータ34に基づき作動時間32を計算することも、予め設定された作動時間等の既知の作動時間に基づき電源パラメータ34を計算することも示されている。従って、制御モジュール16は、動力源42を有するUpAセル40での要求された調整に影響を与える。加えて、制御モジュール16は、流量計44を制御して、UpAセル40に対する所定の流量パラメータを用いて所定量の水を提供する。
図3は、本発明による方法の実行を概略的に示している。供給される水62は、流量計44に提供され、流量計44は、次に、UpAセル40に所定量の水を提供する。UpAセル内の所望のpHを有する水の量に応じて、生成される水が放出される。供給される水は、最初に、試験紙(60)によるpH値の測定を受ける。この値は、装置10の受信ユニット12によって受信され、さらに、コンピュータ計算モジュール12における計算/コンピュータ計算を受ける。パラメータ32及び/又は34を含む全ての他の要求される予め設定されたパラメータ20、30は、装置10において予め記憶される。従って、制御モジュール16は、予め記憶された値に基づきUpAセル40及び流量計44を容易に制御することができる。
図4は、異なる最初のpH値に対するバルク水のpH値の展開を示している。上記のUpAセル40が、アルカリ水を生成するために使用されている。上述のように、生成された水酸化イオンの濃度は、式(4)〜(7)を用いて予め確立されたモデルで予測することができる。図4は、水酸化物の変化のシミュレーションと、この例においては水道水である供給される水に対する最初のpH値の影響とを示している。水道水は、参照番号76、78及び80によって示されている最初のpH6.5、7.5、8.5を有している。軸70は、作動時間を秒で示し、さらに、軸72は、水塊におけるpH値の展開を示している。所望のpH値は(74によって示されている)10.5であり、さらに、UpAセル40の体積は1lに達する。電流は1Aに設定され、反応層58の厚さ(d)は10−7mであり;拡散指数は5×10−8/sであり、拡散層56の厚さ(L)は10−5mであり、ファラデー定数は96485C/モルであり、拡散断面積は0.1mであり、さらに、水塊の総量は、上記のように、10−3/mに達する。
水道水に対しては普通である6.5〜8.5の範囲の水の最初のpHの変動は、pH10.5の1lの適したアルカリ水の生成に必要とされる作動時間(約300秒)に対して取るに足らない影響を及ぼすということを図4から導き出すことができ、これは、pH指示紙によるpHの測定が使用するのに十分正確であるということを示している。従って、最初のpH値は重大な意味を持っているわけではなく、1週間以上、好ましくは2週間、3週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月又は6ヶ月等、より長い時間間隔で予め設定又は測定されてもよい。
結論として、本明細書に提示される装置及び方法は、UpAセルのpH値を確実に制御する。利点として、生成される水のpH値を決定/測定するセンサの使用を省略して、装置を費用効率の高いものにし、さらに、技術的な故障を起こしにくくすることができる。別の利点は、作用電極の寿命が引き延ばされること、及び、作用電極のメンテナンスが容易になることである。
本発明は、図面及び上記の説明において詳細に例示及び記述されてきたけれども、そのような例示及び記述は、例示的又は例証的であり、拘束性はないと考慮されることになる。本発明は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変化は、請求された発明を実行する際に、図面、明細書、及び付随の特許請求の範囲の調査から当業者により理解する及びもたらすことができる。
特許請求の範囲において、「含む」という用語は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞はその複数形を除外しない。単一の要素又は他のユニットは、特許請求の範囲において列挙されたいくつかの項目の機能を満たすことができる。特定の手段が互いに異なる従属項において記載されているという単なる事実は、これらの手段の組合せを役立つよう使用することができないと示しているわけではない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に若しくはその一部として供給される、光記憶媒体又は固体記憶媒体等、適したメディア上に記憶/分散させてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線の通信システムを介して等、他の形状で分散させてもよい。
特許請求の範囲におけるいかなる参照番号も、その範囲を限定するとして解釈されるべきではない。

Claims (9)

  1. 一方向性のpH調整セルのpHを制御する装置であって、
    − 前記一方向性のpH調整セルと、
    − 所望のpH値を含む予め設定されたパラメータを受信するための受信ユニットと、
    − 前記所望のpH値を含む予め設定されたパラメータに基づき、一方向性のpH調整セルのパラメータを計算するように構成されたコンピュータ計算モジュールと、
    − 計算された前記一方向性のpH調整セルのパラメータに基づき、前記一方向性のpH調整セルを制御するように構成された制御モジュールと、
    を含み、
    前記コンピュータ計算モジュールは、式(4)乃至(7)に基づき前記一方向性のpH調整セルのパラメータを計算するようにさらに構成され、式(4)乃至(6)は、
    Figure 0006798994
    であり、ここで、dは反応層の厚さであり、C は前記反応層内のOH の濃度であり、tは時間であり、Iは電流であり、Fはファラデー定数であり、Dは拡散指数であり、C はバルク水のOH の濃度であり、Lは拡散層の厚さであり、Vは水の量であり、Aは拡散断面積であり、さらに、式(7)は、
    Figure 0006798994
    であり、ここで、C s0 は前記反応層内のOH の最初の濃度であり、C b0 は水のOH の最初の濃度であり、さらに、pH0は水の最初のpH値である、装置。
  2. 前記一方向性のpH調整セルが動力源を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記pH調整セルはpHセンサを含まない、請求項に記載の装置。
  4. 前記一方向性のpH調整セルに提供される水の流れを制御するための流量計をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記予め設定されたパラメータ及び前記一方向性のpH調整セルのパラメータを入力するためのユーザインターフェースをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  6. 一方向性のpH調整セルのpHを制御する方法であって、
    − 前記一方向性のpH調整セルを提供するステップと、
    − 所望のpH値を含む予め設定されたパラメータを受信するステップと、
    − 前記予め設定されたパラメータに基づき、一方向性のpH調整セルのパラメータを計算するステップと、
    − 計算された前記一方向性のpH調整セルのパラメータに基づき、前記一方向性のpH調整セルを制御するステップと、
    を含み、
    前記一方向性のpH調整セルのパラメータを計算するステップは、式(4)乃至(7)に基づき、式(4)乃至(6)は、
    Figure 0006798994
    であり、ここで、dは反応層の厚さであり、C は前記反応層内のOH の濃度であり、tは時間であり、Iは電流であり、Fはファラデー定数であり、Dは拡散指数であり、C はバルク水のOH の濃度であり、Lは拡散層の厚さであり、Vは水の量であり、Aは拡散断面積であり、さらに、式(7)は、
    Figure 0006798994
    であり、ここで、C s0 は前記反応層内のOH の最初の濃度であり、C b0 は水のOH の最初の濃度であり、さらに、pH0は水の最初のpH値である、方法。
  7. 前記一方向性のpH調整セルに提供される水の流れを制御するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記予め設定されたパラメータ及び前記一方向性のpH調整セルのパラメータを入力するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
  9. コンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行された場合に、前記コンピュータに、請求項に記載の方法のステップを実行させるプログラムコード手段を含むコンピュータプログラム。
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