JP6798450B2 - ステアリングホイール - Google Patents
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Description
ステアリングホイールでは、車両の前面衝突時等に運転者から衝撃を受けた場合、運転者保護の観点から、芯金が変形して衝撃を吸収することが要求される。ここで、芯金の中心部分は一般に他の箇所よりも硬質であり、変形し難い。芯金は、中心部分から外れた箇所で変形するように形成される。
ここで、エアバッグ装置が作動すると、エアバッグが膨張用ガスにより後方へ向けて膨張し、ホーンスイッチ機構に対し後方へ向かう力が加わる。この力は、スナップピン及びスナップばねに順に伝わり、同スナップばねのうち、貫通孔の前側に位置する部分が後方へ引っ張られる。
図1に示すように、車両10内の運転席11の前方には、同車両10を操舵する際に運転者Dによって操作される操舵装置12が設けられている。操舵装置12は、ステアリングコラム13と、ステアリングコラム13の後側に回転操作可能に配置されたステアリングホイール14とを備えている。ステアリングコラム13内には、ステアリングホイール14の回転をステアリングギヤボックス(図示略)に伝達するステアリングシャフト15が配置されている。ステアリングシャフト15は、後側ほど高くなるように傾斜した状態で配置されている。
各前側機能装置31は、各スポーク部18のハンドル部16との連結部分の前方近傍に配置されている。各前側機能装置31は、その外殻部分を構成する樹脂製の前側機能ケース32と、変速指示用のパドルスイッチ等の機能部品が実装された機能基板33とを備えている。なお、図1及び図2中の「30」は、パドルスイッチに接続され、かつ同スイッチの状態を変化させる際に操作される操作部である。各前側機能ケース32は、後方へ突出する突出部32aを有している。この突出部32aには、前側第1コネクタ34が取付けられている。前側第1コネクタ34の後部は、突出部32aから後方へ露出している。
<後側機能装置37>
各後側機能装置37は、各スポーク部18に配置されたハンドルスイッチモジュールによって構成されている。各後側機能装置37は、その外殻部分を構成する樹脂製の後側機能ケース38と、オートクルーズスイッチ、オーディオスイッチ、エアコンの温度設定スイッチ等の機能部品が実装された機能基板39とを備えている。なお、図2中の「36」は、各種スイッチに接続され、かつ同スイッチの状態を変化させる際に操作される操作部である。各後側機能ケース38は、前方へ突出する突出部38aを有している。この突出部38aには、後側第1コネクタ40が取付けられている。後側第1コネクタ40の前部は、突出部38aから前方へ露出している。
<制御装置42>
制御装置42は、その外殻部分を構成する樹脂製の取付部材43と、制御部品が実装された制御基板46とを備えている。取付部材43は、芯金20の中心部分の後側に配置されている。ここでの中心部分とは、ボス部芯金21と、各スポーク部芯金22のボス部芯金21寄りの箇所と、連結芯金23とである。取付部材43は、制御基板46を覆うケースとして用いられており、前後方向に相対向する前壁部44及び後壁部45を有している。前壁部44は、前側機能装置31の後方近傍に位置し、後壁部45は、後側機能装置37の前方近傍に位置している。制御基板46は、前壁部44及び後壁部45の間に配置されている。
<エアバッグ装置70>
図7に示すように、エアバッグ装置70は、上記パッド部17、インフレータ74、エアバッグ77及びリングリテーナ78を、バッグホルダ71に組付けることによって構成されている。エアバッグ装置70の主要部は、取付部材43よりも後側に配置されている。
<ホーンスイッチ機構81>
図8は、支持部49における貫通孔50に装着されたホーンスイッチ機構81を示している。図7及び図8に示すように、各ホーンスイッチ機構81は、スナップピン82、コンタクトホルダ83、可動接点部84、ピンホルダ85、ダンパホルダ86、弾性部材87、支持補助部材88及び付勢部材を備えている。
<結線作業について>
ここで、機能装置と制御装置との電気的な接続が、柔軟性を有する線状のハーネスを介して行なわれる従来のステアリングホイールでは、機能装置側のハーネス毎のコネクタを、ハーネスを変形させながら制御装置側のコネクタに結合することで、機能装置を制御装置に接続することになり、その結線作業がしづらい。
上記複数のホーンスイッチ機構81を介してエアバッグ装置70を取付部材43に組付ける作業は次のようにして行なわれる。
取付部材43におけるリリース部53に対し、外部から力が加えられる前には、図12に示すように、スナップばね64は、両縦ばね部64aの間隔が狭まる方向へ若干弾性変形させられた状態で複数の保持部52に掛け止められている。
本実施形態では、図4(a),(b)及び図7に示すように、制御装置42の外殻部分を構成する取付部材43が芯金20に取付けられる。表現を変えると、一部が取付部材43により構成された制御装置42が、その取付部材43において芯金20に取付けられる。すなわち、取付部材43が芯金20に取付けられることで、制御装置42が芯金20に取付けられる。
車両10に対し、前面衝突等による前方からの衝撃が加わらない通常運転時には、図7に示すようにエアバッグ装置70では、インフレータ74のガス噴出部75aから膨張用ガスが噴出されず、エアバッグ77が折り畳まれた状態に維持される。
図10に示すように、各前側機能装置31では、機能基板33がハーネス35によって前側第1コネクタ34に電気的に接続されている。また、各後側機能装置37では、機能基板39がハーネス41によって後側第1コネクタ40に電気的に接続されている。さらに、前側第1コネクタ34が前側第2コネクタ58に結合されることにより、各前側機能装置31が制御装置42に電気的に接続されている。また、後側第1コネクタ40が後側第2コネクタ61に結合されることにより、各後側機能装置37が制御装置42に電気的に接続されている。
図9に示すように、上記通常運転時において、ホーン装置67の作動のためにエアバッグ装置70が押下げられると、同エアバッグ装置70に加えられた力が、少なくとも1つのホーンスイッチ機構81におけるコンタクトホルダ83を介して可動接点部84及びダンパホルダ86に伝達される。この力により、ダンパホルダ86が押圧されて前方へ移動させられる。ダンパホルダ86の動きは、受け部85aを介してピンホルダ85に伝達される。この力の伝達により、ピンホルダ85がコイルばね89に抗して、スナップピン82の軸部82aに沿って前方へスライドさせられる。また、コンタクトホルダ83と一緒に可動接点部84が前方へ移動する。
車両10が走行中に前面衝突する等して、同車両10に対し前方から衝撃が加わった場合には、車両10は停止するが運転者Dは慣性により車両10に対し前方へ移動しようとする。
・図10において、制御装置42における制御基板46の前面(図10の上面)に前側第2コネクタ58が固定されるとともに、同制御基板46の後面(図10の下面)に後側第2コネクタ61が固定されてもよい。この場合、後側第2コネクタ61は前側第2コネクタ58の後方に設けられてもよく、このようにすると、制御基板46の面に沿う方向の設置スペースをより小さくすることができる。
・制御装置42における一対の前側第2コネクタ58のうちの一方、又は双方が省略されてもよいし、さらに別の前側第2コネクタ58が追加されてもよい。
・制御装置42における第2コネクタが、前壁部44及び後壁部45に加えて、又は代えて取付部材43の側壁部に設けられてもよい。この場合には、機能装置の第1コネクタが取付部材43の側方から第2コネクタに結合されることになる。
Claims (6)
- 骨格部分が芯金により構成されるとともに、エアバッグ装置と、車載機器の作動を制御する制御装置とが取付けられたステアリングホイールであって、
前記芯金は、前後方向に延びるステアリングシャフトの後端部に取付けられ、
前記制御装置として、一部が取付部材により構成されたものが用いられ、
前記取付部材は前記制御装置の外殻部分を構成するものであり、
前記制御装置が前記取付部材において前記芯金に取付けられ、
前記エアバッグ装置は、同エアバッグ装置の主要部が前記取付部材よりも後側に配置されて同取付部材に取付けられており、
前後方向に延びる軸部を有するスナップピンが用いられ、
前記エアバッグ装置は前記軸部の後端部に支持され、
前記スナップピンは、前記軸部の前端部において前記取付部材に対しスナップフィット構造を用いて取付けられており、
前記取付部材は、同取付部材を前後方向に貫通する貫通孔を有しており、
前記スナップフィット構造は、
前記軸部の前端部に形成された係止溝と、前記貫通孔よりも前側において前記取付部材に保持され、かつ前記取付部材の後方から前記貫通孔に挿通された前記スナップピンの前記係止溝に係止されるスナップばねとを備え、
前記取付部材は樹脂により形成されており、
前記取付部材には、外部から力が加えられることにより弾性変形して前記スナップばねを、前記スナップピンの前記係止溝から離脱させる側へ押圧するリリース部が設けられているステアリングホイール。 - 骨格部分が芯金により構成されるとともに、エアバッグ装置と、車載機器の作動を制御する制御装置とが取付けられたステアリングホイールであって、
前記芯金は、前後方向に延びるステアリングシャフトの後端部に取付けられ、
前記制御装置として、一部が取付部材により構成されたものが用いられ、
前記取付部材は前記制御装置の外殻部分を構成するものであり、
前記制御装置が前記取付部材において前記芯金に取付けられ、
前記エアバッグ装置は、同エアバッグ装置の主要部が前記取付部材よりも後側に配置されて同取付部材に取付けられており、
前後方向に延びる軸部を有するスナップピンが用いられ、
前記エアバッグ装置は前記軸部の後端部に支持され、
前記スナップピンは、前記軸部の前端部において前記取付部材に対しスナップフィット構造を用いて取付けられており、
前記取付部材は、同取付部材を前後方向に貫通する貫通孔を有しており、
前記スナップフィット構造は、
前記軸部の前端部に形成された係止溝と、前記貫通孔よりも前側において前記取付部材に保持され、かつ前記取付部材の後方から前記貫通孔に挿通された前記スナップピンの前記係止溝に係止されるスナップばねとを備え、
前記取付部材は樹脂により形成されており、
前記スナップピンは、前記エアバッグ装置に対する押圧操作によりホーン装置を作動させるべく前記芯金に導通されたホーンスイッチ機構の構成部品の1つとして用いられ、かつ前記芯金及び前記スナップばねとともに導電性を有しており、
前記ホーンスイッチ機構と前記芯金との間には、導電性を有する板金部材が前記スナップばね及び前記芯金に接触した状態で配置されているステアリングホイール。 - 前記取付部材は、締結部材により前記芯金に締結されており、
前記板金部材の一部は、前記締結部材による前記取付部材の前記芯金に対する締結箇所に配置されている請求項2に記載のステアリングホイール。 - 前記板金部材の前記締結箇所とは異なる箇所の一部は、前記貫通孔の周囲において前記スナップばねに接触している請求項3に記載のステアリングホイール。
- 骨格部分が芯金により構成されるとともに、エアバッグ装置と、車載機器の作動を制御する制御装置とが取付けられたステアリングホイールであって、
前記芯金は、前後方向に延びるステアリングシャフトの後端部に取付けられ、
前記制御装置として、一部が取付部材により構成されたものが用いられ、
前記取付部材は前記制御装置の外殻部分を構成するものであり、
前記制御装置が前記取付部材において前記芯金に取付けられ、
前記エアバッグ装置は、同エアバッグ装置の主要部が前記取付部材よりも後側に配置されて同取付部材に取付けられており、
前後方向に延びる軸部を有するスナップピンが用いられ、
前記エアバッグ装置は前記軸部の後端部に支持され、
前記スナップピンは、前記軸部の前端部において前記取付部材に対しスナップフィット構造を用いて取付けられており、
前記取付部材は、同取付部材を前後方向に貫通する貫通孔を有しており、
前記スナップフィット構造は、
前記軸部の前端部に形成された係止溝と、前記貫通孔よりも前側において前記取付部材に保持され、かつ前記取付部材の後方から前記貫通孔に挿通された前記スナップピンの前記係止溝に係止されるスナップばねとを備え、
前記芯金には、前記貫通孔の周囲で前記スナップばねに対し後側から当接して、同スナップばねのうち、前記貫通孔の前側に位置する部分の後方への移動を規制する規制部が設けられているステアリングホイール。 - 前記取付部材は、前記芯金の中心部分の後側に配置されて、同芯金に取付けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のステアリングホイール。
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2017
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