JP6798330B2 - モータ制御装置、及びモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置、及びモータ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6798330B2
JP6798330B2 JP2017013423A JP2017013423A JP6798330B2 JP 6798330 B2 JP6798330 B2 JP 6798330B2 JP 2017013423 A JP2017013423 A JP 2017013423A JP 2017013423 A JP2017013423 A JP 2017013423A JP 6798330 B2 JP6798330 B2 JP 6798330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation speed
phase motor
period
switching element
side switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017013423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018121501A (ja
Inventor
謙治 山下
謙治 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2017013423A priority Critical patent/JP6798330B2/ja
Publication of JP2018121501A publication Critical patent/JP2018121501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6798330B2 publication Critical patent/JP6798330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、第1の電源ラインと第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で、直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータを制御して三相モータを駆動するモータ制御装置、及びこのようなモータ制御方法に関する。
従来、三相ブラシレスモータ(以下「三相モータ」)の駆動中に、回転センサを用いることなく三相モータの回転を検出し、更に三相モータが脱調状態であるか否かを判定する技術が利用されてきた。この種の技術として、下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載のセンサレス制御装置は、三相モータの相電圧と相電流とから三相モータの一次磁束の角速度を算出し、算出された一次磁束の角速度が、三相モータが正常回転を行う際に示す値の領域に収まるか否かに基づいて脱調を検知している。
特開平11−8990号公報
ここで、三相モータを例えば電動ポンプの動力源として用いる場合、液体の有無により負荷が変動する。制御装置(センサレス制御装置)がこのような負荷が変動する三相モータを駆動する場合、正常に回転している状態において無負荷状態であれば回転数が急上昇するが、脱調している状態であっても回転数が急上昇する検出結果を示すので、正常に回転している状態であるのか、脱調している状態であるのかを正確に区別することは困難である。
そこで、三相モータが脱調状態であるか否かを正確に判定することが可能なモータ制御装置、及びこのようなモータ制御方法が求められる。
本発明に係るモータ制御装置の特徴構成は、第1の電源ラインと前記第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で、直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータを制御して三相モータを駆動するモータ制御装置であって、前記3組のアーム部のうちの1つのアーム部が有する前記ハイサイドスイッチング素子及び前記ローサイドスイッチング素子の双方が開状態となる非通電期間において、前記非通電期間の開始直後に前記非通電期間よりも短い期間で設定されたマスク期間の終了後に前記三相モータの回転数を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記三相モータの回転数が、予め設定された回転数以上であるか否かを判定する回転数判定部と、前記回転数判定部により前記三相モータの回転数が前記予め設定された回転数以上であると判定された時に、前記マスク期間が終了する終了タイミングを早くして前記マスク期間を短縮する短縮部と、前記マスク期間を短縮した場合の前記検出部の検出結果の変化に応じて前記三相モータが脱調状態であるか否かを判定する判定部と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、三相モータによっては、センサレス制御が高速に転流してしまう脱調状態の回転数と無負荷状態での正常回転時の回転数とが同じ程度となるが、三相モータの回転数が無負荷状態での正常回転時の回転数に至った際に、センサレス制御のマスク期間を短縮してマスク期間の解除タイミングを早めることで脱調時の回転数を上昇させ、無負荷状態での正常回転時と区別することが可能となる。したがって、BEMF(back electromotive force)方式のセンサレスモータにおいて、三相モータが脱調状態であるか否かを正確に判定し、簡単に脱調状態を検知することが可能となる。
また、前記判定部は、前記マスク期間の短縮に応じて、前記検出部の検出結果の変化が前記三相モータの回転数が増大したことを示す場合に前記三相モータが脱調状態であると判定すると好適である。
このような構成とすれば、センサレス制御において、脱調状態と無負荷状態での正常回転状態とを回転数のみで判定することが可能となる。
また、本発明に係るモータ制御方法の特徴構成は、第1の電源ラインと前記第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で、直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータを制御して三相モータを駆動するモータ制御方法であって、前記3組のアーム部のうちの1つのアーム部が有する前記ハイサイドスイッチング素子及び前記ローサイドスイッチング素子の双方が開状態となる非通電期間において、前記非通電期間の開始直後に前記非通電期間よりも短い期間で設定されたマスク期間の終了後に前記三相モータの回転数を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出された前記三相モータの回転数が、予め設定された回転数以上であるか否かを判定する回転数判定ステップと、前記回転数判定ステップにおいて前記三相モータの回転数が前記予め設定された回転数以上であると判定された時に、前記マスク期間が終了する終了タイミングを早くして前記マスク期間を短縮する短縮ステップと、前記マスク期間を短縮した場合の前記検出ステップにおける検出結果の変化に応じて前記三相モータが脱調状態であるか否かを判定する判定ステップと、を備えている点にある。
このように構成されたモータ制御方法も上述した本発明の対象としてのモータ制御装置と比べて、実質的な特徴構成には相違はなく、上述した作用効果を得ることが可能である。
また、前記判定ステップは、前記マスク期間の短縮に応じて、前記検出ステップにおける検出結果の変化が前記三相モータの回転数が増大したことを示す場合に前記三相モータが脱調状態であると判定すると好適である。
このように構成されたモータ制御方法も上述した本発明の対象としてのモータ制御装置と比べて、実質的な特徴構成には相違はなく、上述した作用効果を得ることが可能である。
モータ制御装置の構成を模式的に示したブロック図である。 通電期間及び非通電期間の説明図である。 脱調状態であるか否かの判定フローである。
本発明に係るモータ制御装置は、三相モータが脱調状態であるか否かを正確に判定することができるように構成される。以下、本実施形態のモータ制御装置1について説明する。
図1は、モータ制御装置1の構成を模式的に示したブロック図である。モータ制御装置1は、PWM制御部10、ドライバ20、インバータ30、検出部40、回転数判定部50、短縮部60、判定部70を備えて構成される。
PWM制御部10は、PWM信号を生成し、後述するインバータ30をPWM制御する。PWM信号によるPWM制御は、公知であるので説明は省略する。
ドライバ20は、PWM制御部10とインバータ30との間に設けられ、PWM制御部10により生成されたPWM信号が入力される。ドライバ20は、入力されたPWM信号のドライブ能力を向上し、インバータ30に出力する。
インバータ30は、三相モータMに流れる電流を制御して、三相モータMを駆動する。本実施形態では、三相モータMは図1に示されるようにスター結線により構成されたものを例に挙げるが、デルタ結線により構成されたものであっても良い。
また、インバータ30は、第1の電源ライン2と当該第1の電源ライン2の電位よりも低い電位に接続される第2の電源ライン3との間で、直列に接続されたハイサイドスイッチング素子QHとローサイドスイッチング素子QLとを有するアーム部Aを3組備えている。第1の電源ライン2とは、電源Vに接続されるケーブルである。第1の電源ライン2の電位よりも低い電位に接続される第2の電源ライン3とは、電源Vの出力電圧よりも低い電位が印加されたケーブルであり、本実施形態では接地されたケーブルが相当する。
本実施形態では、ハイサイドスイッチング素子QHはP−MOSFETを用いて構成され、ローサイドスイッチング素子QLはN−MOSFETを用いて構成される。ハイサイドスイッチング素子QHは、ソース端子が第1の電源ライン2に接続され、ドレーン端子がローサイドスイッチング素子QLのドレーン端子に接続される。ローサイドスイッチング素子QLのソース端子は第2の電源ライン3に接続される。このように接続されたハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLでアーム部Aを構成し、インバータ30はこのアーム部Aを3組備える。
ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの夫々のゲート端子はドライバ20と接続され、上述したドライブ能力が向上されたPWM信号が入力される。また、各アーム部Aのハイサイドスイッチング素子QHのドレーン端子は、三相モータMが有する3つの端子に夫々接続される。
検出部40は、3組のアーム部Aのうちの1つのアーム部Aが有するハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの双方が開状態となる非通電期間において、非通電期間の開始直後に非通電期間よりも短い期間で設定されたマスク期間の終了後に三相モータMの回転数を検出する。
ここで、図2には通電期間と非通電期間の説明図が示される。図2には、インバータ30が有する3組のアーム部Aのうち、1つのアーム部Aを構成するハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの導通状態が示される。上述したように、ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLはPWM信号で制御されるが、本実施形態ではハイサイドスイッチング素子QHはP−MOSFETで構成されるため、PWM信号は図2の最上段の波形を反転したものとなる。また、図2には、図1においてVUで示した箇所の電圧波形も示される。
通電期間は、3組のアーム部Aのうちの1つのアーム部Aが有するハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLのうちの一方が閉状態となる期間である。「ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLのうちの一方が閉状態となる」とは、ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLのうちの一方が導通状態となることを意味する。具体的には、図2の例にあっては、時間t1から時間t2までの間、時間t3から時間t4までの間、時間t5から時間t6までの間、時間t7から時間t8までの間が相当する。これらの期間は、3組のアーム部Aのうちの1つのアーム部Aが有するハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLのうちの一方が通電された状態であることから、通電期間と称される。
非通電期間は、3組のアーム部Aのうちの1つのアーム部Aが有するハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの双方が開状態となる期間である。「ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの双方が閉状態となる」とは、ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの双方が導通していない状態となることを意味する。具体的には、図2の例にあっては、時間t2から時間t3までの間、時間t4から時間t5までの間、時間t6から時間t7までの間が相当する。これらの期間は、3組のアーム部Aのうちの1つのアーム部Aが有するハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの双方が通電されていない状態であることから、非通電期間と称される。
このような非通電期間には、通電期間からの移行直後にサージが発生する。そこで、非通電期間の開始直後に非通電期間よりも短い期間でマスク期間が設定される。「非通電期間よりも短い期間でマスク期間が設定される」とは、マスク期間は、非通電期間の全てに亘って設定されるわけではなく、非通電期間の一部においてのみ設定されることを意味する。特に、マスク期間は、位置検出(ゼロクロス検出)後から開始し、次の位置検出前までに解除される。図2には、マスク期間の一例が示される。検出部40は、このマスク期間の終了後に三相モータMの回転数を検出することで、サージの影響を受けることなく検出することが可能となる。
なお、検出部40は、三相モータMに流れるモータ電流に基づいて、三相モータMのロータ(図示せず)の位置を検出する。本実施形態では、検出部40は、上述した各アーム部Aのハイサイドスイッチング素子QHのドレーン端子と三相モータMが有する3つの端子の夫々とを接続するケーブルに、抵抗器Rを介して接続される。また、スター結線の中性点とも抵抗器Rを介して接続される。このように接続されることにより、検出部40はモータ電流を検出し、ロータの位置を検出(算定)する。この検出については、公知であるので説明は省略する。検出部40は、ロータの位置に基づき、三相モータMの回転数を検出する。検出部40の検出結果は、PWM制御部10に伝達され、PWM制御部10はPWM制御に利用する。また、検出部40の検出結果は、後述する回転数判定部50にも伝達される。
このような3組のアーム部Aのうちの1つのアーム部Aが有するハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの双方が開状態となる非通電期間において、非通電期間の開始直後に非通電期間よりも短い期間で設定されたマスク期間の終了後に三相モータMの回転数を検出するステップは、モータ制御方法における検出ステップに相当する。
回転数判定部50は、検出部40により検出された三相モータMの回転数が、予め設定された回転数以上であるか否かを判定する。上述したように、検出部40は三相モータMの回転数を検出し、回転数判定部50に検出結果を伝達する。「予め設定された回転数」とは、三相モータMが無負荷状態である場合の回転数である。あるいは三相モータMの負荷が所定値以下となる軽負荷状態である場合の回転数であっても良い。このような回転数は、予め設定され、回転数判定部50或いは記憶部(図示せず)に記憶される。したがって、回転数判定部50は、検出部40から伝達された三相モータMの回転数が、予め設定され、記憶されている三相モータMが無負荷状態(あるいは軽負荷状態)である場合の回転数以上であるか否かを判定する。回転数判定部50の判定結果は、後述する短縮部60に伝達される。
このような検出ステップにおいて検出された三相モータMの回転数が、予め設定された回転数以上であるか否かを判定するステップは、モータ制御方法における回転数判定ステップに相当する。
ここで、高速に転流してしまう脱調状態の回転数は以下の(1)式を用いて計算することが可能である。
T60=Tm+Tb ・・・(1)
ただし、T60は脱調時のゼロクロス−ゼロクロス間の時間、Tmはマスク解除時間、Tbは位置検出判定に最低限必要な時間である。(1)式からわかるように、Tmを短くすることによりT60を短くし、脱調時の回転数を上昇させることが可能となる。
そこで、短縮部60は、回転数判定部50により三相モータMの回転数が予め設定された回転数以上であると判定された時に、マスク期間が終了する終了タイミングを早くしてマスク期間を短縮する。上述したように、短縮部60には回転数判定部50の判定結果が伝達される。したがって、「回転数判定部50により三相モータMの回転数が予め設定された回転数以上であると判定された時」とは、回転数判定部50による判定結果が、検出部40により検出された三相モータMの回転数が予め設定された回転数以上であることを示す判定結果である時を意味する。また、マスク期間とは、上述したように、通電期間から非通電期間に移行直後から開始するように設定される期間である。したがって、短縮部60は、回転数判定部50による判定結果が、検出部40により検出された三相モータMの回転数が予め設定された回転数以上であることを示す判定結果である時は、通電期間から非通電期間に移行直後から開始するように設定されたマスク期間が早く終了するように、短くする。
このような回転数判定ステップにおいて三相モータMの回転数が予め設定された回転数以上であると判定された時に、マスク期間が終了する終了タイミングを早くしてマスク期間を短縮するステップは、モータ制御方法における短縮ステップに相当する。
判定部70は、マスク期間を短縮した場合の検出部40の検出結果の変化に応じて三相モータMが脱調状態であるか否かを判定する。判定部70には、短縮部60によりマスク期間が短縮されたことを示す情報が伝達される。この情報により判定部70は、マスク期間が短縮されたことを認識できる。一方、このマスク期間が短縮され場合でも、上述した検出部40は継続して三相モータMの回転数を検出し、回転数判定部50は三相モータMの回転数が予め設定された回転数以上であるか否かを判定している。判定部70は、マスク期間が短縮された後、回転数判定部50により三相モータMの回転数が予め設定された回転数以上であるか否かの判定結果に基づき、三相モータMが脱調状態であるか否かを判定する。
このようなマスク期間を短縮した場合の検出ステップにおける検出結果の変化に応じて三相モータMが脱調状態であるか否かを判定するステップは、モータ制御方法における判定ステップに相当する。
特に、本実施形態では、判定部70は、マスク期間の短縮に応じて、検出部40の検出結果の変化が三相モータMの回転数が増大したことを示す場合に三相モータMが脱調状態であると判定する。すなわち、短縮部60によりマスク期間が短縮された後、回転数判定部50の判定結果が、三相モータMの回転数がこれまでの回転数(マスク期間の短縮前の回転数)よりも増大したことを示す場合に、判定部70は三相モータMが脱調状態であると判定する。
このように判定ステップは、マスク期間の短縮に応じて、検出ステップにおける検出結果の変化が三相モータMの回転数が増大したことを示す場合に三相モータMが脱調状態であると判定するステップとなる。
次に、モータ制御装置1による脱調状態であるか否かの判定処理を図3のフローチャートを用いて説明する。まず、回転数判定部50により三相モータMが所定回転数以上で等速運転中であるか否かが判定される(ステップ#01)。三相モータMが所定回転数以上で等速運転中であると判定されると(ステップ#01:Yes)、短縮部60がマスク期間を短縮する(ステップ#02)。
短縮部60によりマスク期間が短縮された後、検出部40により検出された三相モータMの回転数が、上昇している場合には(ステップ#03:Yes)、判定部70は三相モータMが脱調状態であると判定する(ステップ#04)。ステップ#03において、短縮部60によりマスク期間が短縮された後、検出部40により検出された三相モータMの回転数が、上昇しておらず(ステップ#03:No)、且つ、三相モータMの回転数に変化がない場合には(ステップ#05:Yes)、判定部70は三相モータMが正常状態(非脱調状態)であると判定する(ステップ#06)。ステップ#05において、三相モータMの回転数に変化がある場合には(ステップ#05:No)、ステップ#01に戻り処理が継続される。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、ハイサイドスイッチング素子QHはP−MOSFETを用いて構成され、ローサイドスイッチング素子QLはN−MOSFETを用いて構成されるとして説明したが、ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLは、他のスイッチング素子を用いて構成することも可能である。
本発明は、第1の電源ラインと第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で、直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータを制御して三相モータを駆動するモータ制御装置、及びこのようなモータ制御方法に用いることが可能である。
1:モータ制御装置
2:第1の電源ライン
3:第2の電源ライン
30:インバータ
40:検出部
50:回転数判定部
60:短縮部
70:判定部
A:アーム部
QH:ハイサイドスイッチング素子
QL:ローサイドスイッチング素子
M:三相モータ

Claims (4)

  1. 第1の電源ラインと前記第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で、直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータを制御して三相モータを駆動するモータ制御装置であって、
    前記3組のアーム部のうちの1つのアーム部が有する前記ハイサイドスイッチング素子及び前記ローサイドスイッチング素子の双方が開状態となる非通電期間において、前記非通電期間の開始直後に前記非通電期間よりも短い期間で設定されたマスク期間の終了後に前記三相モータの回転数を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記三相モータの回転数が、予め設定された回転数以上であるか否かを判定する回転数判定部と、
    前記回転数判定部により前記三相モータの回転数が前記予め設定された回転数以上であると判定された時に、前記マスク期間が終了する終了タイミングを早くして前記マスク期間を短縮する短縮部と、
    前記マスク期間を短縮した場合の前記検出部の検出結果の変化に応じて前記三相モータが脱調状態であるか否かを判定する判定部と、
    を備えるモータ制御装置。
  2. 前記判定部は、前記マスク期間の短縮に応じて、前記検出部の検出結果の変化が前記三相モータの回転数が増大したことを示す場合に前記三相モータが脱調状態であると判定する請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 第1の電源ラインと前記第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で、直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータを制御して三相モータを駆動するモータ制御方法であって、
    前記3組のアーム部のうちの1つのアーム部が有する前記ハイサイドスイッチング素子及び前記ローサイドスイッチング素子の双方が開状態となる非通電期間において、前記非通電期間の開始直後に前記非通電期間よりも短い期間で設定されたマスク期間の終了後に前記三相モータの回転数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された前記三相モータの回転数が、予め設定された回転数以上であるか否かを判定する回転数判定ステップと、
    前記回転数判定ステップにおいて前記三相モータの回転数が前記予め設定された回転数以上であると判定された時に、前記マスク期間が終了する終了タイミングを早くして前記マスク期間を短縮する短縮ステップと、
    前記マスク期間を短縮した場合の前記検出ステップにおける検出結果の変化に応じて前記三相モータが脱調状態であるか否かを判定する判定ステップと、
    を備えるモータ制御方法。
  4. 前記判定ステップは、前記マスク期間の短縮に応じて、前記検出ステップにおける検出結果の変化が前記三相モータの回転数が増大したことを示す場合に前記三相モータが脱調状態であると判定する請求項3に記載のモータ制御方法。
JP2017013423A 2017-01-27 2017-01-27 モータ制御装置、及びモータ制御方法 Active JP6798330B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017013423A JP6798330B2 (ja) 2017-01-27 2017-01-27 モータ制御装置、及びモータ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017013423A JP6798330B2 (ja) 2017-01-27 2017-01-27 モータ制御装置、及びモータ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018121501A JP2018121501A (ja) 2018-08-02
JP6798330B2 true JP6798330B2 (ja) 2020-12-09

Family

ID=63045509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017013423A Active JP6798330B2 (ja) 2017-01-27 2017-01-27 モータ制御装置、及びモータ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6798330B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7206679B2 (ja) 2018-07-31 2023-01-18 株式会社アイシン 電気モータの駆動装置および電動ポンプ装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1028395A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Sanyo Electric Co Ltd Dcブラシレスモータの位置検出装置
JP2014087113A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Hokuto Seigyo Kk モータ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018121501A (ja) 2018-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8054030B2 (en) Permanent magnet AC motor systems and control algorithm restart methods
US9093941B2 (en) Determining commutation position for a sensorless permanent magnet brushless motor at low or zero speed using an asymmetric drive pattern
CN107787549B (zh) 电动助力转向装置
JP2008141828A (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動方法
KR102004080B1 (ko) 전동 파워 스티어링 장치의 제어 장치 및 전동 파워 스티어링 장치
KR101561254B1 (ko) Bldc 모터가 설치된 선루프의 홀센서 고장 시 제어 방법 및 장치
KR20170051813A (ko) 모터 제어 방법 및 시스템
JP6798330B2 (ja) モータ制御装置、及びモータ制御方法
JP2007215281A (ja) ブラシレスモータの駆動制御装置
JP5330728B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
US11290051B2 (en) Motor control apparatus and control method of the same
JP2008259360A (ja) ブラシレスモータ用通電制御回路
CN107078679B (zh) 电力转换装置和电力转换装置的控制方法
JP2005328635A (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置
WO2018186061A1 (ja) ポンプ制御装置
JP6673092B2 (ja) 駆動装置
JP4391480B2 (ja) 車両用電動機の制御装置
JP7275833B2 (ja) モータ制御装置、及び電動ポンプ
US20230037186A1 (en) Determination device
JP4154687B2 (ja) モータ制御装置
US10715061B2 (en) Motor control device
WO2022201631A1 (ja) モータ制御装置
JP2020171176A (ja) モータ制御装置
CN110937018B (zh) 转向设备、转向方法以及转向控制装置
JP6655159B2 (ja) 三相同期電動機の制御装置および制御方法、駆動装置並びに電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6798330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151