JP6797548B2 - 遮熱膜、遮熱塗料、および光学機器 - Google Patents
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Description
特許文献2には、合成樹脂エマルジョンに粒径が0.1〜0.4mmのセルベンを加えることで耐摩耗性を向上させた遮熱膜が開示されている。
また、特許文献2のように粒径が大きいセルベンを加えると表面に大きく凹凸が出来るため膜厚精度を出すことが困難である。
前記レンズ鏡筒の外周表面の少なくとも一部に遮熱膜を有し、
前記遮熱膜は、樹脂マトリックスにd線屈折率が2.5以上3.2以下の高屈折率粒子が分散している遮熱膜であって、該樹脂マトリックスはウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびこれらの組合せから選択される樹脂中に平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子を含んでなり、該高屈折率粒子の平均粒径が2μm以上5μm以下であることを特徴とする。
本発明の遮熱膜は、樹脂マトリックスにd線屈折率が2.5以上3.2以下の高屈折率粒子が分散している遮熱膜であって、該樹脂マトリックスはウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびこれらの組合せから選択される樹脂中に平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子を含んでなり、該高屈折率粒子の平均粒径が2μm以上5μm以下であるであることを特徴とする。
まず、太陽光の反射率向上のメカニズムを説明する。次に、太陽光の反射率を向上するための本発明の遮熱塗料、遮熱膜、およびそのような遮熱膜を有する光学機器について説明する。
本発明の光学機器は、レンズと、前記レンズを鏡筒の内部に備えたレンズ鏡筒を有する光学機器であって、前記レンズ鏡筒の外周表面の少なくとも一部に遮熱膜を有する。
また、本発明における「平均粒径」には、メジアン径を用いた。
太陽光の波長は約0.3μmから約3μmの範囲であり、これらの波長の光が図1に示すように透過光3となると熱エネルギーに変換され、基材5が発熱する。よって、断熱層なしに太陽光による発熱を抑制するためには、入射光1に対する反射光2の比率を出来るだけ上げて内部への光の透過による発熱を抑制する必要がある。
以下に、本発明の遮熱塗料の材料構成および本発明の遮熱塗料の製造方法について説明する。
本発明の光学機器用遮熱塗料は、樹脂を溶剤に溶解した溶液中に、平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子と、d線屈折率が2.5以上3.2以下の高屈折率粒子を含む。
まず、本発明におけるd線屈折率が2.5以上3.2以下の高屈折率粒子について説明する。
本発明における高屈折率粒子には、最も好適な材料としてルチル型酸化チタン、アナターゼ型酸化チタンを用いることが出来る。また、色を調整する必要がある場合は、可視光領域に吸収を持つ酸化クロム、チタン、酸化銅、タングステン、白金、酸化鉄、ヘマタイト等の無機顔料やアゾ系の有機顔料を用いることができる。ただし、可視光から赤外領域での消衰係数が低い酸化チタンと比較して、特に可視光領域の消衰係数が高い材料は太陽光の反射率がやや低下する傾向にあるが、本発明の範囲に粒径を調整することでより高い太陽光の反射率を得ることが出来る。高屈折率粒子は1種類を単独で用いても複数を混合してもよい。
次に、本発明における平均粒径が100nm以下の粒子について説明する。
本発明においては、上記したように、樹脂中に平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子を含んで樹脂マトリックスを構成する。
本発明における平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子の形状は、中空になっていれば、多孔質構造が含まれていても構わない。
本発明における平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子は球状であっても不定形であっても、楕円形であっても構わない。
次に、本発明の樹脂について説明する。
本発明における樹脂としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂およびこれらの組合せから選択される樹脂であり、好ましくはウレタンアクリレート樹脂が好ましい。
次に、溶剤について説明する。
溶剤としては、任意の材料を用いて良い。溶剤の一例としては、水、シンナー、エタノール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコール、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソブチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、トルエン、キシレン、アセトン、セロソルブ類、グリコールエーテル類、エーテル類等が挙げられる。これらの溶媒は、1種類を用いても複数の種類を混合して用いても良い。
本発明の遮熱塗料は、その他の任意の添加剤を含んでいてもよい。その一例としては、分散剤、硬化剤、硬化触媒、可塑剤、チキソ性付与剤、レベリング剤、赤外線透過型有機着色剤、赤外線透過型無機着色剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、カップリング剤、d線屈折率が2.5以下の無機粒子および有機粒子、d線屈折率が3.2以上の無機粒子等が挙げられる。
分散剤は、DISPERBYK-118(ビックケミージャパン)、DISPERBYK-110(ビックケミージャパン)、DISPERBYK-111(ビックケミージャパン)、DISPERBYK-102(ビックケミージャパン)、DISPERBYK-190(ビックケミージャパン)、DISPERBYK-106(ビックケミージャパン)、DISPERBYK-180(ビックケミージャパン)、DISPERBYK-108(ビックケミージャパン)、デモールEP(花王)の中のいずれかを用いることができる。
以下に本発明の遮熱塗料の製造方法について説明する。
本発明の遮熱塗料の製造方法としては本発明のd線屈折率が2.5以上3.2以下の高屈折率粒子および平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子を塗料中に分散出来れば任意の方法を用いることが出来る。一例としては、ビーズミル、ボールミル、ジェットミル、三本ローラー、遊星回転装置、ミキサー、超音波分散機等が挙げられる。
以下に本発明の遮熱膜の材料構成および膜構成について説明する。
《材料構成》
以下に本発明の光学機器用の遮熱膜の材料構成について説明する。
本発明の遮熱膜は、d線屈折率が2.5以上3.2以下の高屈折率粒子と、平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子と、樹脂を含む。
上記遮熱塗料を塗布して形成された遮熱膜において、本発明におけるd線屈折率が2.5以上3.2以下の高屈折率粒子の含有量は、遮熱膜に対して20体積%以上60体積%以下の割合であることが好ましい。高屈折率粒子の含有量が20体積%未満になると、基材まで到達する光が増加するため太陽光による反射率が低下する。また、高屈折率粒子の含有量が60体積%を超えると塗膜の脆性が悪化する。
上記した本発明における平均粒径が100nm以下の空孔含有粒子の遮熱膜に対する含有量は、5体積%以上50体積%以下であることが好ましい。含有量が5体積%未満になると塗膜の屈折率を低下させることが困難である。また、含有量が50体積%を超えると塗膜の耐摩耗性が悪化する。
上記樹脂の遮熱膜に対する含有量は10体積%以上75体積%以下であることが好ましく、より好ましくは20体積%以上70体積%以下である。本発明における樹脂の含有量が10体積%未満になると基材との密着性が悪化する。また、本発明における樹脂の含有量が78体積%を超えると、太陽光の反射率が悪化する。
本発明の遮熱塗料は、樹脂マトリックスのd線屈折率が1.32以上1.42以下の範囲で収まる限り、樹脂マトリックスの一部としてその他の任意の添加剤を含んでいてもよい。その一例としては、分散剤、硬化剤、硬化触媒、可塑剤、チキソ性付与剤、レベリング剤、赤外線透過型有機着色剤、赤外線透過型無機着色剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、カップリング剤、d線屈折率が2.5以下の無機粒子および有機粒子、d線屈折率が3.2以上の無機粒子等が挙げられる。
本発明の遮熱膜9は少なくとも基材5より外側に形成される。その形態としては、基材5と密着していてもよいし、基材5と遮熱膜9の間に密着性を向上させるプライマー層が設けられていてもよい。
基材としては、任意の材料を用いることが出来るが、金属やプラスチックが好ましい。金属材料としては、アルミニウム、チタン、ステンレス、マグネシウム合金等が挙げられる。プラスチック材料の一例としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
プライマー層には、任意の材料を用いることが出来るが、一例としてはエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。また、プライマー層には本発明の粒子や本発明以外の粒子、着色剤、分散剤、硬化剤、硬化触媒、可塑剤、チキソ性付与剤、レベリング剤、有機着色剤、無機着色剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、カップリング剤、溶媒の残渣が含まれていても構わない。
本発明の遮熱膜の平均膜厚は10μm以上70μm以下であることが好ましい。膜厚が10μm未満になると、基材側に光が透過して太陽光の反射率が悪化する。膜厚が70μmを超えると膜厚精度が悪化する。平均膜厚は、規格値に対して±10μmであることが好ましい。
本発明の遮熱膜は、好ましくは10μm以上70μm以下の平均膜厚となるように本発明の遮熱塗料を均一に塗布出来れば任意の塗布方法および効果方法を用いることが出来る。
以下に、本発明における好適な実施例について説明する。
実施例1から13における遮熱塗料の調製、遮熱膜の作製、反射率の評価、温度の評価、鉛筆硬度、膜厚精度の評価は下記のように行った。
反射率は図4に示すように、分光光度計(U-4000;日立ハイテク)を用いて測定した。
測定用のサンプルには30mm角で厚みが1mmの金属板に本発明の遮熱膜を形成して用いた。金属板には、ステンレス、アルミニウム、チタン、マグネシウム合金等の中のいずれかを用いた。また、金属板の表面にスピンコーターで所望の膜厚になるように本発明の遮熱膜を塗布し、焼成した。
図5は温度の評価方法を示す模式図である。図5に示すように、温度測定には、ランプ16、温度測定用治具19および温度評価用の試験片17を用いた。
また、ランプ16にはハイラックスMT150FD6500K(岩崎電気)を用いた。
以下に、膜厚精度の評価方法について説明する。光学機器は位置精度が厳しいが、膜厚精度がばらつくと位置精度が悪化する。膜厚精度評価用のサンプルには30mm角で厚みが1mmの金属板に本発明の遮熱膜を所望の膜厚になるようにスプレーで本発明の遮熱膜を塗布し、焼成した。評価用のサンプルは20枚用意し、1枚につきマイクロメーターで5か所の膜厚を測定してその平均値を算出し膜厚とした。また20枚の試験片の膜厚の平均値を算出し、平均値からの最大ズレ量を膜厚ばらつきの値とした。尚、最大ズレ量とは20枚の試験片×5か所で合計100か所についての最大ズレ量とした。
以下に鉛筆硬度の評価方法について説明する。膜厚精度評価用のサンプルには30mm角で厚みが1mmの金属板に本発明の遮熱膜を所望の膜厚になるようにスプレーで塗布し、焼成した。鉛筆硬度についてはH以上あれば良好な遮熱膜と言える。よって、試験用の鉛筆には三菱鉛筆ハイユニHを用い、♯400サンドペーパーで垂直に芯出しを行った。鉛筆の押し当て角度は45°で、10Nの圧力をかけて10mmの距離を移動させた。試験回数は5回とし、全て傷が無い遮熱膜を(下記表:良(鉛筆硬度H以上))とし、傷や剥がれが見られる膜を(下記表:不良(鉛筆硬度H未満))とした。
<遮熱塗料の調製>
実施例1は、以下の方法で遮熱塗料を作製した。酸化チタン(HT0210(東邦チタニウム;平均粒径2μm))210g、アクリル樹脂35g(アルマテックス784(三井化学))、中空シリカ100g(スルーシア(日揮):50%空孔率)、分散剤2.4g(DISPERBYK-180(ビックケミージャパン))、溶剤30g(酢酸ブチル)を秤量し、遊星回転装置(泡取練太郎;シンキー)にて10分間撹拌して、実施例1の遮熱塗料を得た。
実施例1では、表1に記載される材料および条件の下、以下の方法で遮熱膜を作製した。上記の遮熱塗料を反射率測定用の試験片、温度評価用の試験片17、膜厚精度評価用の試験片に膜厚が40μmになるように塗布し、130℃で1時間硬化させ、実施例1の遮熱膜を得た。
実施例2〜13では、表1〜3の材料および条件にする以外は実施例1と同様にして、遮熱膜を作製した。
酸化チタン、中空シリカ、ウレタンアクリレートについては、全ての実施例および比較例において同一のものを用いた。
上記の方法により、実施例1から13の遮熱膜の反射率および温度低減効果を評価した結果を、表4〜6に記す。
比較のための遮熱塗料の調整、遮熱膜の作製、反射率の評価、温度低減効果の評価、膜厚精度の評価、鉛筆硬度の評価は、前述の実施例1〜13と同様に行った。実施例1〜13と異なる点について以下に示す。
酸化亜鉛としては、平均粒径が3.8μmの酸化亜鉛粒子♯F(堺化学)を用いた。
シリコン粒子としては、平均粒径が5μmのシリコンSIE23PB(高純度化学)を用いた。
平均粒径が7μmの酸化チタンについては、粒径が80nmの酸化チタンを、ロータリーキルンで低温で乾燥させた後に、1100℃の温度で2時間焼成、粉砕して作製した。
平均粒径が100nm以上の中空粒子としては架橋スチレンアクリル中空粒子(1次粒径300nm;安達新産業)を用いた。
表9、10に比較例1〜7の遮熱膜を用いて評価した結果をそれぞれ示す。
比較例1では、実施例1に対して塗膜硬度の低いフッ素樹脂(ゼッフル(ダイキン))を用いた。得られた遮熱膜の反射率と温度低減効果、鉛筆硬度、膜厚精度を評価した結果を表9に示す。反射率の評価結果は、95%であり良好であった。また、温度低減効果は10℃以上あり良好であった。鉛筆硬度はH未満であり硬度が不足していた。また、膜厚精度の評価結果は±10μm以内であり、良好であった。
2.反射光
3.透過光
4.赤外線反射膜
5.基材
6.レンズ
7.嵌合部分
8.レンズ鏡筒
9.遮熱膜
10.粒子
11.樹脂
12.粒子内の反射
13.積分球
14.試験片取り付け部
15.検出器
16.ランプ
17.温度評価用の試験片
18.温度測定箇所
19.温度測定用治具
Claims (25)
- レンズと、前記レンズを鏡筒の内部に備えたレンズ鏡筒を有する光学機器であって、
前記レンズ鏡筒の外周表面の少なくとも一部に遮熱膜を有し、
前記遮熱膜は、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、およびこれらの組合せ、の中から選択される樹脂中に、d線屈折率が2.5以上3.2以下であって平均粒径が2μm以上5μm以下である第1の粒子と、平均粒径が5nm以上100nm以下であって、空孔を含有する第2の粒子とを含んでいることを特徴とする光学機器。 - 前記第1の粒子を前記遮熱膜に対して20体積%以上60体積%以下の割合で含む請求項1に記載の光学機器。
- 前記第1の粒子が酸化チタンからなる請求項1または2に記載の光学機器。
- 前記第2の粒子が中空粒子である請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学機器。
- 前記第2の粒子がシリカである請求項4に記載の光学機器。
- 前記第2の粒子が前記遮熱膜に対して5体積%以上50体積%以下の割合で含まれる請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学機器。
- 前記樹脂の鉛筆硬度がH以上5H以下である請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学機器。
- 前記遮熱膜が10μm以上70μm以下の平均膜厚を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学機器。
- ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、およびこれらの組合せ、の中から選択される樹脂中に、d線屈折率が2.5以上3.2以下であり平均粒径が2μm以上5μm以下である第1の粒子と、平均粒径が5nm以上100nm以下であって、空孔を含有する第2の粒子を含むことを特徴とする遮熱膜。
- 前記第1の粒子を前記遮熱膜に対して20体積%以上60体積%以下の割合で含む請求項9に記載の遮熱膜。
- 前記第1の粒子が酸化チタンからなる請求項9または10に記載の遮熱膜。
- 前記第2の粒子が中空粒子である請求項9〜11のいずれか一項に記載の遮熱膜。
- 前記第2の粒子がシリカである請求項12に記載の遮熱膜。
- 前記第2の粒子が前記遮熱膜に対して5体積%以上50体積%以下の割合で含まれる請求項9〜13のいずれか一項に記載の遮熱膜。
- 前記樹脂の鉛筆硬度がH以上5H以下である請求項9〜14のいずれか一項に記載の遮熱膜。
- 10μm以上70μm以下の平均膜厚を有する請求項9〜15のいずれか一項に記載の遮熱膜。
- ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、およびこれらの組合せ、の中から選択される樹脂を溶剤に溶解した溶液中に、d線屈折率が2.5以上3.2以下で平均粒径が2μm以上5μm以下である第1の粒子と、平均粒径が5nm以上100nm以下であって、空孔を含有する第2の粒子と、を含む遮熱塗料。
- ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、およびこれらの組合せ、の中から選択される樹脂を溶剤に溶解した溶液中に、d線屈折率が2.5以上3.2以下で平均粒径が2μm以上5μm以下である第1の粒子と、平均粒径が5nm以上100nm以下であって、空孔を含有する第2の粒子と、を含む遮熱塗料を塗布し遮熱膜を形成する工程を有することを特徴とする光学機器の製造方法。
- 前記第1の粒子を前記遮熱膜に対して20体積%以上60体積%以下の割合で含む請求項18に記載の光学機器の製造方法。
- 前記第1の粒子が酸化チタンからなる請求項18または19に記載の光学機器の製造方法。
- 前記第2の粒子が中空粒子である請求項18〜20のいずれか一項に記載の光学機器の製造方法。
- 前記第2の粒子がシリカである請求項21に記載の光学機器の製造方法。
- 前記第2の粒子が前記遮熱膜に対して5体積%以上50体積%以下の割合で含まれる請求項18〜22のいずれか一項に記載の光学機器の製造方法。
- 前記樹脂の鉛筆硬度がH以上5H以下である請求項18〜23のいずれか一項に記載の光学機器の製造方法。
- 前記遮熱膜が10μm以上70μm以下の平均膜厚を有する請求項18〜24のいずれか一項に記載の光学機器の製造方法。
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