JP6795378B2 - テーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テーブル装置に関する。
テーブル装置として、例えば特許文献1に開示されているテーブル装置が知られている。特許文献1のテーブル装置は、テーブルと、収納キャビネット(以下、ケーブル収納部という)とを備えている。テーブルは、天板の一方側に脚部を有している。天板の他方側は、ケーブル収納部の上面に支持されている。ケーブル収納部は、テーブルに接続するケーブルを内部に収納している。
特開2014-73284号公報
しかし、特許文献1のテーブル装置によれば、天板の他方側をケーブル収納部の上面に支持させている。よって、テーブルとケーブル収納部とが天板を介して一体に形成されている。すなわち、天板の他方側には脚部が備えられていない。このため、標準の脚部の一部を変えるだけで、ケーブル収納部を備えたテーブル装置に適用することが難しい。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、標準の脚部の一部を変えるだけで適用可能なテーブル装置を提供することを目的とする。
本発明のテーブル装置は、天板に複数の脚部が設けられたテーブルと、前記テーブルまで取り出されるケーブル、及び前記複数の脚部のうち少なくとも一つの第1脚部が内部に収納され、かつ、前記第1脚部の下端部が内部に固定されるケーブル収納部と、を備え、前記第1脚部と前記ケーブル収納部との間に隙間が形成され、前記隙間にスペーサが設けられることを特徴とする。
これにより、テーブルとケーブル収納部とを、第1脚部を介して一体にできる。よって、標準の脚部の一部を変えるだけでテーブル装置に適用できる。したがって、標準の脚部を適用してテーブルとケーブル収納部とを一体にできる。これにより、専用の脚部を製造する必要がないので製造コストを抑えることができる。
また、第1脚部とケーブル収納部とがスペーサを介して支持される。よって、テーブルに側方から外力が加えられた場合に、外力を第1脚部からスペーサを介してケーブル収納部に伝え、テーブルの揺れを抑制できる。
本発明のテーブル装置では、前記第1脚部は複数の角部を有する多角形の支柱であり、前記スペーサは、前記複数の角部のうち一対の角部に当接する一対の当接部が設けられていることが好ましい。
ここで、第1脚部に形成された複数の角部は他の部分に比べて強度が高く形成されている。よって、スペーサの当接部を一対の角部に当接することにより、第1脚部に側方から外力が加えられた場合に、スペーサと第1脚部との間に隙間が生じることを抑制できる。
また、第1脚部に作用する外力をスペーサを介してケーブル収納部に確実に伝え、ケーブル収納部で外力を支えることができる。これにより、テーブルの揺れを良好に抑えることができる。
本発明のテーブル装置では、前記スペーサは、前記ケーブル収納部の内部において、前記ケーブル収納部の高さ寸法の1/2よりも上の位置に配置されていることが好ましい。
これにより、第1脚部をスペーサを介してケーブル収納部の上側で支持できる。よって、ケーブル収納部の内部に第1脚部を安定して支持できる。したがって、テーブルの揺れを一層良好に抑えることができる。
本発明のテーブル装置は、天板に複数の脚部が設けられたテーブルと、前記複数の脚部のうち第1脚部側に配置された物品収納部と、を備え、前記物品収納部は、前記テーブルまで取り出されるケーブル、及び少なくとも一つの前記第1脚部が内部に収納され、かつ、前記第1脚部の下端部が内部に固定されるケーブル収納部と、前記ケーブル収納部に対して前記複数の脚部のうち前記第1脚部以外の他の脚部側に、上下方向に延びる仕切り部によって前記ケーブル収納部と仕切られ、物品を収納する物品収納部本体と、を備えていることを特徴とする。
これにより、物品収納部本体は、ケーブル収納部よりも他の脚部側に配置される。よって、他の脚部側から物品収納部本体に物品を収納するときや、物品収納部本体から物品を取り出すときに、ケーブル収納部で邪魔される虞がない。したがって、ケーブル収納部で物品収納部本体の使い勝手が損なわれることを抑制できる。
本発明のテーブル装置では、前記ケーブル収納部の上面側には、前記第1脚部が貫通する収納部天板が設けられ、前記収納部天板には、前記第1脚部に隣接して開口されたケーブル用開口部を有し、前記ケーブル用開口部を経て前記ケーブル収納部の内部から前記ケーブルが外部に取り出されることが好ましい。
これにより、ケーブル収納部の内部からケーブルをケーブル用開口部を経てテーブルまで取り出した状態において、ケーブルを第1脚部に隣接させることが可能になる。したがって、ケーブルが外部に出る部分の見栄えを良くすることができる。
本発明のテーブル装置によれば、テーブルとケーブル収納部とを、一方の脚部を介して一体にすることにより、標準の脚部の一部を変えるだけで、ケーブル収納部を備えたテーブル装置に適用できる。
本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置を示す斜視図である。 図1のテーブル装置の物品収納部を背面側(右側)から視た状態を示す斜視図である。 図2の右脚部の取付状態を示す斜視図である。 図2のA部を示す斜視図である。 図4のスペーサを右脚部側から視た状態を示す斜視図である。 図2のケーブル収納部の内部を示す斜視図である。 図6のケーブル受け部材が一対の保持部材に保持された状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置において天板の上方への移動に合わせてケーブル保護部材が円滑に作動する状態を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置において天板の上方への移動に合わせてケーブル保護部材が円滑に作動し難い状態を説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態に係るテーブル装置に使用されるスペーサを示す斜視図である。 図10のスペーサで右脚部を支持する状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るテーブル装置に使用される一対の規制部材を示す斜視図である。 図12の一対の規制部材で右脚部を支持する状態を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態のテーブル装置を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、略同じまたは類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それらの重複する説明は省略する場合がある。また、天板21の使用者側を後、天板21の使用者から離れる側を前、使用者の左側を左、使用者の右側を右として説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態のテーブル装置1を図1〜図7を参照にして説明する。
図1は、第1の実施形態に係るテーブル装置1を示す斜視図である。テーブル装置1は、部屋の床面Fに設置されている。具体的には、テーブル装置1は、テーブル2と、収納什器3とを備えている。
テーブル2は、電動昇降式のテーブルである。テーブル2は、天板21と、一対の脚部22,23とを備えている。天板21は、矩形の平板状に形成されている。天板21の上面には、コンセントが設けられている。コンセントには、電源に接続したケーブルの一端が接続している。コンセントの差し込み口には、パソコンP等の電気機器の電源コードのプラグが差し込まれる。
一対の脚部22,23は、上端部が天板21の左右側に取り付けられている。一対の脚部22,23は、横断面矩形に形成された多重管からなる支柱である。多重管とは、複数の管25〜27を入れ子にして構成された管をいう。複数の管25〜27は、横断面の形状が矩形である。なお、複数の管25〜27の横断面の形状は、矩形の他に、円形、楕円形、多角形等、様々な形状が可能である。
複数の管25〜27は電動により上下に伸縮するように構成されている。これにより一対の脚部22,23は上下に伸縮する。テーブル2は、一対の脚部22,23が上下に伸縮することにより天板21が昇降する。
なお、図2〜図13においては、構成の理解を容易にするために、右脚部23から複数の管25〜27を省略して説明する。
左脚部22は、床面Fに接地されている。具体的に説明すると、左脚部22の外側の管25の下端には、ベース部24が結合されている。ベース部24は、天板21の前後方向に延びている。ベース部24は、床面Fに接地されている。右脚部23(一方の脚部)の下端部は、収納什器3に固定されている。この固定構造については後述する。
収納什器3は、テーブル2の右側に配置されて床面Fに設置されている。収納什器3は、物品収納棚31、複数の物品収納部32、33等を備えている。物品収納棚31は、本や置物等の物品を収納するものである。
複数の物品収納部32、33は、前後方向に並列して床面Fに設置されている。複数の物品収納部32、33は、引き出し式のものである。複数の物品収納部32、33は、その背面(右側面)が物品収納棚31の正面(左側面)の下部に結合されている。前側の物品収納部32には、テーブル2の右脚部23の下端部が固定されている。ここでは、本発明と関係する前側の物品収納部32について以下に詳しく説明する。
図2は、テーブル装置1の物品収納部32を背面側(右側)から視た状態を示す斜視図である。前側の物品収納部32は、箱状に形成されている。前側の物品収納部32は、テーブル2の右脚部23よりも低く形成されている。前側の物品収納部32は、物品収納部本体35と、ケーブル収納部36と、収納部天板37と、蓋体38とを備えている。
なお、構成の理解を容易にするために、以下、ケーブル収納部36を「ケーブル収納什器36」として説明する。
物品収納部本体35は、衣類等の物品を収納するものである。物品収納部本体35は、物品収納部32において左側に形成されている。物品収納部本体35は、筐体351と、引き出し352(図1参照)とを備える。筐体351の上面及び左側面には開口部が形成されている。引き出し352は、筐体351の左側面の開口部から内部に入れられている。引き出し352内には物品が収納される。
ケーブル収納什器36は、物品収納部32の右側(背面側)に、仕切り部351a(筐体351の背面部)で上下方向に仕切られることにより矩形体に形成されている。仕切り部351aは、第2上フレーム364(後述する)に形成されている。
ケーブル収納什器36にはケーブルC(図3参照)が収納されている。ケーブルCは、テーブル2に一端が接続されている。ケーブル収納什器36は、複数のフレームにより箱状に形成されている。ケーブル収納什器36は、一対の起立フレーム361,361と、底フレーム362と、第1上フレーム363と、第2上フレーム364(図4も参照)とを備える。
一対の起立フレーム361,361は、角柱状に形成されている。一対の起立フレーム361,361は、ケーブル収納什器36の前後方向に離間して配置されて床面Fから起立している。一対の起立フレーム361,361は、ケーブル収納什器36の前側部分と後側部分を形成している。一対の起立フレーム361,361は、左側面が仕切り部351aに結合されている。
底フレーム362は、ケーブル収納什器36の前後方向に延びて形成されている。底フレーム362は平板状に形成されている。底フレーム362は、一対の起立フレーム361,361間に横置きに配置されている。底フレーム362の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向している対向面361a,361aの下部に結合されている。底フレーム362の下側には空間S1が形成されている。
第1上フレーム363は、一対の起立フレーム361,361間で右側に配置されている。第1上フレーム363は、前後方向に延びて形成されている。第1上フレーム363は平板状に形成されている。第1上フレーム363は、縦置きに配置されている。第1上フレーム363の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向している対向面361a,361aにおいて右側部の上部に結合されている。
第2上フレーム364は、一対の起立フレーム361,361の間で左側に配置されている。第2上フレーム364は、前後方向に延びる棒状に形成されている。第2上フレーム364は平板状に形成されている。第2上フレーム364の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向面361a,361aにおいて左側部の上端部に結合されている。
第1上フレーム363及び第2上フレーム364が、一対の起立フレーム361,361間に配置されていることにより、ケーブル収納什器36の上面には開口部36aが形成されている。
ケーブル収納什器36は、テーブル2の右脚部23の下側部分を開口部36aを介して内部36bに収納している。ケーブル収納什器36は、右脚部23の下端部23dが固定されている。
図3は、右脚部23の取付状態を示す斜視図である。右脚部23の下端部23dには、固定部材29が溶接等により結合されている。固定部材29は平板状に形成されている。固定部材29は前後方向に長く形成されている。固定部材29の前後方向の中間部分に、右脚部23の下端部23dが結合されている。固定部材29の左右側にはフランジ29a,29aが上方に折り曲げられて形成されている。
固定部材29は、ケーブル収納什器36の底フレーム362の上面362aに載せられている。固定部材29は、底フレーム362の上面362aにボルト30、ナットで上下方向から固定されている。具体的には、固定部材29の前部及び後部の上面にボルト30が上方からナットにねじ結合されて、固定部材29が底フレーム362の上面362aに上下方向で固定されている。なお、固定部材29を底フレーム362の上面362aに固定する締結部材はボルトに限定されなくても良く、リベット、溶接等でも良い。
収納部天板37は、平板状に形成されている。収納部天板37は、第1収納部天板371と、第2収納部天板372とから形成されている。第1収納部天板371は、物品収納部本体35の筐体351の上面の開口部35aを塞いでいる。第2収納部天板372は、ケーブル収納什器36の上面の開口部36aにおいて右脚部23の前側部分36d(図2も参照)を塞いでいる。収納部天板37は、この状態で、物品収納部32の上面に取り付けられている。
蓋体38は、平板状に形成されている。蓋体38は、ケーブル収納什器36の上面の開口部36aのうち、右脚部23の後側部分36cと、右脚部23の右側部分36eとを塞いでいる。蓋体38は、この状態で、ケーブル収納什器36の上面に着脱可能に取り付けられている。上面の開口部36aの右脚部23の後側部分36cは、ケーブル収納什器36に収納されているケーブルを外部に出すためのケーブル用開口部として利用される。
ケーブル収納什器36の第1上フレーム363において右脚部23の後側には、蓋体38を支持する支持部材40が取り付けられている。ケーブル収納什器36の上面には、右脚部23を囲んで第2収納部天板372と蓋体38とが配置されることにより、開口部36aにおいて右脚部23が貫通する部分には貫通口36fが形成されている。
図4は、図2のA部を示す斜視図である。右脚部23の左側面23cは、ケーブル収納什器36の第2上フレーム364に当接している。ケーブル収納什器36の左右方向の長さ36Lは、右脚部23の左右方向の長さ23Lよりも大きく設定されている。これにより右脚部23の右側面23aとケーブル収納什器36の第1上フレーム363の右内側面363aとの間には、隙間S2が形成されている。隙間S2には、スペーサ4が挟まれている。ここで図2に示すようにケーブル収納什器36は、右脚部23よりも低く形成されている。スペーサ4は、ケーブル収納什器36の上部(高さの半分よりも上の位置)に配置されている。
図5は、スペーサ4を右脚部23側から視た状態を示す斜視図である。スペーサ4は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。スペーサ4は、平面部41と、一対の脚部42,42とを備えている。一対の脚部42,42は、平面部41の前後端から下方へ延びて設けられている。一対の脚部42,42の下端部42a,42aは、対向するようにして水平に折り曲げられている。平面部41の左右側には、一対のフランジ43,44が下方に折り曲げられて形成されている。左側のフランジ43の前後端部には、一対の当接部45,45が設けられている。
スペーサ4は、一対の脚部42,42の下端部42a,42aの下面が、後述する一対の保持部材5,5(図6参照)のうち右側の保持部材5に上方から当接している。この状態で右側のフランジ44は、第1上フレーム363の右内側面363aに当接して固定されている。これによりスペーサ4はケーブル収納什器36に固定されている。
なお、スペーサ4は、右脚部23の右側面23a(図4参照)に固定することも可能である。
図4に示すように、一対の当接部45,45は、右脚部23の右側面23aのうち両角部23b,23bに当接されている。スペーサ4は、一対の当接部45,45を介して右脚部23の右側面23aに接触されている。両角部23b,23bは、V字状に折り曲げられることにより、右脚部23の右側面23a等の平坦部分よりも強度が高く形成されている。
両角部23b,23bは、一対の当接部45,45に対向する右側面23aのうち、角部の稜線部(すなわち、角部の頂部)を含み、かつ、右脚部23の後面23f、前面23eの板厚部を含む部位である。
図6は、ケーブル収納什器36の内部36bを示す斜視図である。ケーブル収納什器36の内部には、一対の保持部材5,5と、ケーブル受け部材6とが設けられている。
一対の保持部材5,5は、一対の起立フレーム361,361間の左右側に配置されている。一対の保持部材5,5は、前後方向に延びて形成されている。一対の保持部材5,5は、断面が矩形の棒状に形成されている。一対の保持部材5,5は、前後端が一対の起立フレーム361,361の対向面361a,361aに結合されている。
ケーブル受け部材6には、ケーブルCが載せられる。ケーブル受け部材6は、ケーブル収納什器36の上面までの高さ6Lが、天板21の上方向への最大移動距離21Lよりも大きくなる高さ位置に配置されている。ケーブル受け部材6は、右脚部23の後側において一対の保持部材5,5に保持されている。
ケーブル受け部材6は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。ケーブル受け部材6は、平面視で矩形状に形成されている。ケーブル受け部材6は、平面部61と、平面部61の前後端に起立した一対の起立部62,62とを備えている。平面部61は平板状に形成されている。平面部61の上面にはケーブルCが載せられる。平面部61の左右側部には、一対のフランジ63,63が下方に折り曲げられて形成されている。
一対の起立部62,62のうち、右脚部23から離れた側の起立部62(以下、後起立部62という)が、後側の起立フレーム361の対向面361aに接触されている。
図7は、ケーブル受け部材6が一対の保持部材5,5に保持された状態を示す断面図である。ケーブル受け部材6は、一対のフランジ63,63で一対の保持部材5,5に係止されている。これにより、ケーブル受け部材6の左右側部(すなわち、両側部)6bが一対の保持部材5,5に、上方に移動可能に保持されている。
図3に示すようにケーブル受け部材6の前端部6aには、取付け部材7が固定されている。取付け部材7には、ケーブル保護部材8の他端8cが取り付けられている。ケーブル保護部材8は、複数の駒81がピン82で鎖状に連結されることにより、複数のピン82を支点にして変形可能に形成されている。
ケーブル保護部材8の内部にはケーブルCが通され、ケーブルCがケーブル保護部材8で保護される。ケーブル保護部材8として、例えばケーブルベア(登録商標)が挙げられる。
ケーブル保護部材8は、天板21(図6参照)から右脚部23の後面23fに沿ってケーブル収納什器36の上面の貫通口36fを貫通してケーブル収納什器36の内部36bに配置されている。具体的には、ケーブル保護部材8は、ケーブル受け部材6と右脚部23との間で、且つ、一対の保持部材5,5間において前後方向で対向するようにJ字状に曲げられて配置されている。ケーブル保護部材8の一端は天板21に連結され、他端はケーブル受け部材6に連結している。ケーブル保護部材8の内部には、ケーブルCのうち天板21とケーブル受け部材6との間の部位が配索されている。
ケーブルCは、一端が天板21のコンセントに接続されている。ケーブルCは、ケーブル保護部材8の内部を通りケーブル収納什器36の内部で下方にJ字状に曲げられ、ケーブル保護部材8を通してケーブル受け部材6の上面に載せられる。ケーブル受け部材6の上面から延びたケーブルCの他端側は電源に接続されている。
次に、図8、図9を用いて、天板21が上方に移動するときのケーブル保護部材8、ケーブル受け部材6及びケーブルCの動きを説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置1において天板21の上方への移動に合わせてケーブル保護部材8が円滑に作動する状態を説明する概略図である。図9は、本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置1において天板21の上方への移動に合わせてケーブル保護部材8が円滑に作動し難い状態を説明する概略図である。
図8(a)において、ケーブル保護部材8が正常に変形可能な場合を示す。ケーブル保護部材8は、天板21が上方に矢印Aの如く移動するときに、ケーブル保護部材8の一端8a側が上方に引っ張られる。
図8(b)において、ケーブル保護部材8が変形することにより、ケーブル保護部材8の下端8bが上方に移動する。よって、ケーブル保護部材8の他端8cが静止した状態において、ケーブルCの一端側も持ち上げることができる。
図9(a)において、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合を示す。ケーブル保護部材8が円滑に変形し難くなる要因として、ケーブルCの撚れや粉塵のかみ込が考えられる。
天板21が矢印Aの如く上方に移動するときに、ケーブル保護部材8の一端8a側が上方に引っ張られる。ここで、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合、ケーブル保護部材8の全体が上方に引っ張られる。
図9(b)において、ケーブル保護部材8の他端8cに連結されているケーブル受け部材6の前端部6aに上方への引っ張り力が伝わる。
ここで、ケーブル受け部材6の後起立部62が後側の起立フレーム361の対向面361aに接触されている。よって、後起立部62が後方へ移動することを対向面361aで制限できる。これにより、ケーブル受け部材6の後起立部62を支点として、ケーブル保護部材8の他端8cとケーブル受け部材6の前端部6aとを一緒に持ち上げることができる。これに伴いケーブルCも持ち上げることができる。
さらに、ケーブル保護部材8の他端8cにケーブル受け部材6の前端部6aが連結されている。よって、ケーブル受け部材6の全体を持ち上げる必要がない。これにより、ケーブル受け部材6の前端部6aを、ケーブル保護部材8の他端8cに追従させて小さな力で持ち上げることができる。
これにより、ケーブルCに比較的大きな力が作用することを抑えることができ、ケーブルCを良好に保護できる。
以上説明したように、第1の実施形態のテーブル装置1は、図2、図3に示すように、天板21の左右側(両側)に一対の脚部22,23を有するテーブル2と、テーブル2に接続するケーブルC及び右脚部(第1脚部)23を内部36bに収納し、かつ、右脚部23の下端部を固定するケーブル収納什器36とを備えている。
これにより、テーブル2とケーブル収納什器36とは右脚部23を介して一体になる。すなわち、標準の脚部(すなわち、右脚部23)のベース部24を固定部材29に変えるだけで、テーブル2を、ケーブル収納什器36を備えたテーブル装置1に適用できる。よって、第1の実施形態のテーブル装置1は、標準の脚部22,23を利用してテーブル2とケーブル収納什器36とを一体にできる。これにより、専用の脚部を製造する必要がないので製造コストを抑えることができる。
また、テーブル装置1は、右脚部23がケーブル収納什器36に収納されて一体に形成されている。これにより、右脚部23周りの見栄えを良くすることができる。
さらに、テーブル装置1は、右脚部23の下端部23dがケーブル収納什器36の底フレーム362に固定される。これにより、右脚部23を通常の脚部の床面Fに対する固定方法と同様に固定できる。
加えて、右脚部23がケーブル収納什器36に収納されている。これにより、ケーブル収納什器36に収納されているケーブルCを外部に出してテーブル2の天板21に接続するときに、ケーブルCを右脚部23の近傍で天板21に接続することが可能になる。よって、テーブル装置1によれば、右脚部23周りの見栄えをさらに良くできる。
また、テーブル装置1は、右脚部23の右側面23aとケーブル収納什器36の右内側面363aとの間には隙間S2(図4参照)が形成され、隙間S2にスペーサ4が挟まれている。よって、テーブル2の右脚部23とケーブル収納什器36とがスペーサ4を介して左右方向で固定される。これにより、テーブル2に側方から外力が加わっても、その外力は右脚部23からスペーサ4を介してケーブル収納什器36に伝わって吸収される。よって、テーブル装置1は、テーブル2の揺れを抑制できる。
さらに、テーブル装置1によれば、右脚部23をスペーサ4で支持することにより、右脚部23とケーブル収納什器36との間の隙間S2が大きくなることを防止できる。これにより、隙間S2に物品等が挟まれることを防ぐことができ、使い勝手を高めることができる。
加えて、右脚部23は横断面の形状が矩形に形成されている。また、スペーサ4には、右脚部23の右側面23aの両角部23b,23bに当接する一対の当接部45,45が設けられている。よって、スペーサ4は、一対の当接部45,45を介して右脚部23の右側面23aに接触されている。
ここで、右脚部23の右側面23aのうち、両角部23b,23bは他の平坦部分に比べて強度が高い。よって、右脚部23に側方から外力が加わった場合に、右脚部23の両角部23b,23bの変形が抑えられ、スペーサ4と右脚部23の右側面23aとの間に隙間が生じることを抑制できる。これにより、右脚部23に側方から外力が加わっても、外力がスペーサ4を介してケーブル収納什器36に確実に伝わって吸収され、テーブル2の揺れをさらに抑制できる。
また、スペーサ4は一対の当接部45,45(すなわち、二箇所)で右脚部23に接触される。よって、右脚部23の右側面23a全域にスペーサ4を接触する場合と比べて、スペーサ4の設置の際に、スペーサ4を所定位置まで力を要さずに移動できる。これにより、スペーサ4を隙間S2に配置する際に、スペーサ4を容易に所定位置に取り付けることができる。
さらに、右脚部23の右側面23aの両角部23b,23bは、断面V字状に折り曲げられている。よって、両角部23b,23bの強度が高められている。これにより、右脚部23に外力が加わった場合に、両角部23b,23bの変形が抑えられ、スペーサ4と右側面23aとの間に隙間が生じることを抑制できる。
したがって、外力がスペーサ4を介してケーブル収納什器36にさらに確実に伝わって吸収される。よって、テーブル2の揺れを一層良好に抑えることができる。
加えて、ケーブル収納什器36は、高さ寸法が右脚部23の高さ寸法より小さく形成されている。スペーサ4は、ケーブル収納什器36の高さ寸法の中間位置(すなわち、1/2)より上方の位置に配置されている。
ケーブル収納什器36の高さ寸法とは、床面Fからケーブル収納什器36の上面までの高さをいう。
よって、テーブル2の右脚部23がスペーサ4を介してケーブル収納什器36の上側で保持される。これにより、右脚部23がケーブル収納什器36の内部に安定して保持され、テーブル2の揺れを一層良好に抑制できる。
また、テーブル2の右側(一方側)には物品を収納する物品収納部32が配置されている。ケーブル収納什器36は、物品収納部32の右側に仕切り部351aで区切られて形成されている。
よって、物品収納部32は、ケーブル収納什器36よりもテーブル2側に配置される。これにより、テーブル2側から物品収納部32に物品を収納するときや、物品収納部32から物品を取り出すときに、ケーブル収納什器36で邪魔されることがない。よって、ケーブル収納什器36により物品収納部32の使い勝手を高めることができる。
さらに、物品収納部32の上面側には、収納部天板37が右脚部23を貫通させて設けられている。すなわち、収納部天板37のうちケーブル収納什器36の上面側には、ケーブル用開口部36gが右脚部23に隣接して設けられている。ケーブル用開口部36gは、ケーブルCをケーブル収納什器36から天板21へ向けて外部に取り出すための開口である。
これにより、ケーブル収納什器36の内部のケーブルCをケーブル用開口部36gから外部に取り出し、右脚部23に隣接させることが可能になる。よって、ケーブルCを右脚部23で隠すことが可能になり、テーブル装置1の見栄えを良くできる。
なお、ケーブル用開口部36gは、貫通口36fと一体に形成することも可能である。貫通口36fは、右脚部23が貫通する開口である。ケーブル用開口部36gを貫通口36fと一体に形成することにより、右脚部23と貫通口36fとの隙間をケーブル用開口部36gとして利用できる。これにより、テーブル装置1の簡素化を図ることができる。
加えて、テーブル装置1は、天板21の左右側に一対の脚部22,23を有するテーブル2と、右脚部23の下端部23dに結合されている固定部材29とを備える。また、テーブル装置1は、固定部材29を上面362aに載せている底フレーム362(載置部)を有する収納什器(什器)3と、固定部材29を底フレーム362の上面362aに固定しているボルト30、ナット(締結部材)とを備える。
右脚部23の下端部23dに固定部材29が設けられている。固定部材29は、右脚部23の下端部23dの全周に取り付けられている。よって、右脚部23の下端部23dが固定部材29で補強され、右脚部23の下端部23dの強度が高められている。
また、固定部材29が底フレーム362の上面362aに載せられた状態で、底フレーム362(すなわち、収納什器3)に固定されている。収納什器3は、比較的重量物であり、天板21から右脚部23に横方向の力F1がかかったとき、右脚部23の下端部23dに右脚部23の軸線方向に力F2が作用する。
右脚部23は横方向に比べて軸線方向の強度が高く形成されている。よって、右脚部23の軸線方向に作用する力F2を右脚部23で支えることが可能である。加えて、右脚部23の下端部23dが固定部材29で補強され、右脚部23の下端部23dの強度が高められている。これにより、右脚部23の力F2を底フレーム362(すなわち、収納什器3)で支えることができる。よって、テーブル2の右脚部23を収納什器3に強固に固定できる。
これに対して、右脚部23を横方向から固定した場合、天板21から右脚部23に横方向の力F1がかかったとき、右脚部23の横方向に力が作用する。このため、横方向から作用する力を右脚部23で支えることが難しい。
さらに、固定部材29は底フレーム362の上面362aにボルト30、ナットで上下方向から固定されている。これにより、固定部材29と底フレーム362とが上下方向で固定される。よって、右脚部23の下端部23dに力F2が作用した場合に、力F2を強度が高い部分である固定部材29と底フレーム362との固定部分で受け止めることが可能になる。
これにより、右脚部23の下端部23dに作用する力F2を固定部材29や底フレーム362で支えることができる。
加えて、底フレーム362の下側には空間S1が形成されている。これにより、底フレーム362の下側の空間S1を利用して、底フレーム362の下側にナットを設置することが可能になる。また、底フレーム362の下側からボルト30を挿通させて、固定部材29を底フレーム362に固定することができる。
よって、固定作業の作業空間を確保でき、テーブル2の右脚部23を収納什器3にさらに強固に固定できる。
また、テーブル装置1の一対の脚部22,23は、複数の管25〜27を入れ子にして構成された多重管である。一対の脚部22,23に多重管を用いた場合、一対の脚部22,23の肉厚寸法が比較的小さく抑えられることが考えられる。
よって、右脚部23の下端部23dを固定部材29を介して底フレーム362に上下方向に固定することにより、肉厚寸法が比較的小さく抑えられた脚部22,23でも底フレーム362に強固に固定できる。
さらに、テーブル装置1は、一対の脚部22,23の多重管が電動で伸縮することにより天板21が昇降する電動昇降式のテーブルである。これにより、テーブル2の右脚部23は、右脚部23の下端部23dに固定部材29が結合されるので、一対の脚部22,23の伸縮機能が損なわれる虞がない。よって、一対の脚部22,23の伸縮機能を損なうことなく、右脚部23を収納什器3に挟持に固定できる。
また、図3、図6に示すように、ケーブル受け部材6は、ケーブル収納什器36の上面までの高さ6Lが、天板21の上方向への最大移動距離21Lよりも大きくなる高さ位置に配置されている。これにより、天板21が最大移動距離21L持ち上げられた場合に、ケーブル収納什器36の上面にケーブル受け部材6が当たることを防止できる。
さらに、ケーブル受け部材6は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。これにより、部品点数が最小限に抑えられ、ケーブル受け部材6の製造コストが抑えられる。
加えて、ケーブル受け部材6の上方には、ケーブル用開口部36gが形成されている。これにより、ケーブル受け部材6に載せられているケーブルCを、ケーブル用開口部36gから上方へ取り出すことが可能になる。よって、ケーブルCの取り出し作業を容易に行うことができる。
また、電動昇降式のテーブル2の天板21が移動部である。この場合に、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でも、天板21が上方に移動するときに、ケーブル保護部材8と一緒にケーブル受け部材6が持ち上げられる。これに伴いケーブルCも持ち上げられる。
これにより、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わることが抑えられる。よって、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でも、昇降型のテーブル2の天板21の際に、ケーブルCを良好に保護できる。
次に、第2の実施形態〜第4の実施形態を図10〜図14に基づいて説明する。なお、第2の実施形態〜第4の実施形態において、第1の実施形態と同一、類似の部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係るテーブル装置101に使用されるスペーサ140を示す斜視図である。スペーサ140は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。スペーサ140は、平面部141と、一対の腕部142,142とを備えている。平面部141の右側には、フランジ143が上方に折り曲げられて形成されている。
一対の腕部142,142は、平面部141の前後端に設けられている。一対の腕部142,142は、左右方向に長く形成されている。腕部142は、第1延出部144と、第2延出部145と、第3延出部146と、当接部147とを備えている。
一対の第1延出部144,144は、平面部141の前後端から上方に延びている。一対の第2延出部145,145は、一対の第1延出部144,144の上端から前後方向で対向する側に延びている。一対の第2延出部145,145の左端部には、ねじ穴145a,145aが設けられている。
一対の第3延出部146,146は、一対の第2延出部145,145の先端から下方に延びている。一対の当接部147,147は、一対の第3延出部146,146の下端の右側部分に設けられている。一対の当接部147,147は、左右方向に長く形成されている。一対の当接部147,147は、J字型に形成されている。一対の当接部147,147は、平面部141よりも右側に延びている。
図11は、スペーサ140で右脚部23を支持する状態を示す斜視図である。スペーサ140は、一対の腕部142,142の間に右脚部23を挟んで配置されている。一対の腕部142,142の左端部は、ねじ穴145a,145aに、ねじ148,148が通されて第2上フレーム364に固定されている。この状態で平面部141は隙間S2に配置されている。一対の当接部147,147は、隙間S2に挟まれている。一対の当接部147,147の左端が、右脚部23の右側面23aの両角部23b,23bに当接している。スペーサ140は、一対の当接部147,147を介して右脚部23の右側面23aに接触されている。
第2の実施形態のテーブル装置101によれば、テーブル2の右脚部23の右側面23aとケーブル収納什器36の右内側面363aとの間に形成されている隙間S2に、スペーサ140の一対の当接部147,147が挟まれている。これにより、右脚部23とケーブル収納什器36とが一対の当接部147,147を介して左右方向で固定される。このため、テーブル2に側方から外力が加わっても、外力は右脚部23から一対の当接部147,147を介してケーブル収納什器36に伝わって吸収される。よって、第2の実施形態のテーブル装置101は、テーブル2の揺れを抑制することができる。
さらに第2の実施形態のテーブル装置101では、右脚部23はスペーサ140の一対の腕部142,142の間に挟まれて配置されている。一対の腕部142,142は、ケーブル収納什器36に固定されている。これにより、右脚部23とケーブル収納什器36とが一対の腕部142,142を介して前後方向でも固定される。このため、テーブル2に前後方向から外力が加わっても、外力は右脚部23から一対の腕部142,142を介してケーブル収納什器36に伝わって吸収される。
したがって、第2の実施形態のテーブル装置101は、テーブル2の前後方向の揺れも抑制することが可能になる。よって、第2の実施形態のテーブル装置101は、テーブル2の揺れをさらに抑制することができる。その他の作用効果は第1の実施形態で説明した通りなので省略する。
(第3の実施形態)
図12は本発明の第3の実施形態に係るテーブル装置201に使用される一対の規制部材210,210を示す斜視図である。図13は、一対の規制部材210,210で右脚部23を支持する状態を示す斜視図である。
仕切り部351aには、一対の規制部材210,210が前後方向に離間して設けられている。一対の規制部材210,210は、右脚部23を前後側から挟むように配置されている。一対の規制部材210,210は、三角柱状に形成されている。規制部材210は、直角を形成する二つの側面210a,210bのうち、一方の側面210aが仕切り部351aに固定され、他方の側面210bが右脚部23の前面23eと後面23fとに当接している。
第3の実施形態のテーブル装置201によれば、右脚部23は前後方向に配置された一対の規制部材210,210の間に挟まれて配置されている。一対の規制部材210,210は、仕切り部351a(物品収納部本体35の筐体351)に固定されている。これにより、右脚部23と筐体351とが一対の規制部材210,210を介して前後方向で固定される。
このため、テーブル2に側方から外力が加わっても、その外力は右脚部23から規制部材210,210を介して筐体351に伝わって吸収される。したがって、第3の実施形態のテーブル装置201は、テーブル2の前後方向の揺れを安価で抑制することが可能になる。よって、第3の実施形態のテーブル装置201は、テーブル2の揺れを安価でさらに抑制することができる。その他の作用効果は第1の実施形態で説明した通りなので省略する。
(第4の実施形態)
図14は、本発明の第4の実施形態のテーブル装置301を示す斜視図である。第4の実施形態のテーブル装置301は、テーブル2と、テーブル2に隣接する什器303とを備えている。第1の実施形態では、ケーブル収納什器36に右脚部23を収納した例について説明したが、脚部22,23は什器303に収納されなくても良い。
また、脚部22,23は、双方とも床面Fに接地されても良い。さらに、一対の脚部22,23とケーブル保護部材8との位置関係は特に限定されない。第1の実施形態の収納什器3では、ケーブル保護部材8が右脚部23と隣接して配置されていたが、ケーブル保護部材8が一対の脚部22,23と離れて配置されていても良い。
第4の実施形態のテーブル装置301においても、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合、ケーブル保護部材8に連結されているケーブル受け部材6を持ち上げることができる。これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
以上、図面を参照して、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施形態のテーブル装置1では、テーブルが電動昇降式のテーブル2の場合について説明したが、天板が昇降しないテーブルであっても良い。
実施形態では、右脚部23とケーブル収納什器36との間の隙間S2が片側にある場合にスペーサ4,140を使用したが、右脚部23とケーブル収納什器36との間の隙間S2が両側にある場合でも、両側にスペーサを使用して対応することが可能である。
また、スペーサの固定方法は特に限定されない。スペーサをケーブル収納什器36にボルト、ナット、リベットや溶接等で固定することも可能であり、右脚部23にボルト、ナット、リベットや溶接等で固定することも可能である。
また、実施形態では、電動昇降式のテーブル2の天板21を移動部として説明したが、その他に移動部として、例えば昇降可能なモニタースタンド等に本発明を適用させることも可能である。
さらに、実施形態では、ケーブル受け部材6を一対の保持部材5,5に載せてケーブル受け部材6が持ち上がるようにした。その他の方法としては、ケーブル受け部材6のうち、ケーブル保護部材8の連結側と反対の端部をケーブル収納什器36に上下方向に回動可能に取り付けることも可能である。これにより、ケーブル保護部材8の反対の端部を支点にして、ケーブル保護部材8の連結側の端部を持ち上げることが可能である。
また、ケーブル受け部材6を吊り下げた状態に保持することも可能である。
さらに、実施形態では、テーブル2の一対の脚部22,23を天板21の両側に設けた例について説明したが、その他の例としては、テーブル2に複数の脚部を備えることも可能である。
また、第1脚部として右脚部23をケーブル収納什器36に収納させた例について説明したが、その他の例としては、複数の脚部をケーブル収納什器36に収納させることも可能である。
1,101,201,301 テーブル装置
2 テーブル
3,303 収納什器
4,140 スペーサ
21 天板(移動部)
23 右脚部(第1脚部)
23a 右脚部の右側面
23b,23b 右側面の両角部
32 物品収納部
36 ケーブル収納什器(ケーブル収納部)
36b ケーブル収納什器の内部
37 収納部天板
45,45,147,147 一対の当接部
351a 仕切り部

Claims (5)

  1. 天板に複数の脚部が設けられたテーブルと、
    前記テーブルまで取り出されるケーブル、及び前記複数の脚部のうち少なくとも一つの第1脚部が内部に収納され、かつ、前記第1脚部の下端部が内部に固定されるケーブル収納部と、
    を備え
    前記第1脚部と前記ケーブル収納部との間に隙間が形成され、
    前記隙間にスペーサが設けられることを特徴とするテーブル装置。
  2. 前記第1脚部は複数の角部を有する多角形の支柱であり、
    前記スペーサは、
    前記複数の角部のうち一対の角部に当接する一対の当接部が設けられていることを特徴とする請求項に記載のテーブル装置。
  3. 前記スペーサは、前記ケーブル収納部の内部において、前記ケーブル収納部の高さ寸法の1/2よりも上の位置に配置されていることを特徴とする請求項又は請求項に記載のテーブル装置。
  4. 天板に複数の脚部が設けられたテーブルと、
    前記複数の脚部のうち第1脚部側に配置された物品収納部と、を備え、
    前記物品収納部は、
    前記テーブルまで取り出されるケーブル、及び少なくとも一つの前記第1脚部が内部に収納され、かつ、前記第1脚部の下端部が内部に固定されるケーブル収納部と、
    前記ケーブル収納部に対して前記複数の脚部のうち前記第1脚部以外の他の脚部側に、上下方向に延びる仕切り部によって前記ケーブル収納部と仕切られ、物品を収納する物品収納部本体と、を備えていることを特徴とするテーブル装置。
  5. 前記ケーブル収納部の上面側には、前記第1脚部が貫通する収納部天板が設けられ、
    前記収納部天板には、前記第1脚部に隣接して開口されたケーブル用開口部を有し、
    前記ケーブル用開口部を経て前記ケーブル収納部の内部から前記ケーブルが外部に取り出されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のテーブル装置。
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