JP6679466B2 - ケーブル収納什器 - Google Patents
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Description
ケーブル保護部材は、天板の上下方向の移動に追従して変形可能に形成されている。具体的には、ケーブル保護部材は、ケーブル収納部の上面を貫通して内部に配置されている。
そこで、ケーブル受け部材を上方に移動可能に配置した。ケーブル保護部材が変形し難くなった場合に、ケーブル保護部材と一緒にケーブル受け部材を持ち上げることができる。これに伴いケーブルも持ち上げることができる。これにより、ケーブルに比較的大きな力が加わることを抑えることができ、ケーブルを良好に保護できる。
これにより、移動部が上方に移動するときに、移動部がケーブル保護部材を引っ張る力がケーブル受け部材に迅速に伝えることができる。
また、ケーブル保護部材の他端にケーブル受け部材の端部が連結されている。よって、ケーブル受け部材の全体を持ち上げる必要がない。これにより、ケーブル受け部材の端部を、ケーブル保護部材の他端に追従させて小さな力で持ち上げることができる。
よって、ケーブル保護部材とケーブル受け部材とを迅速に持ち上げることができる。これに伴いケーブルも迅速に持ち上げることができる。これにより、ケーブルに比較的大きな力が加わることを抑えることができ、ケーブルを一層良好に保護できる。
これにより、ケーブル受け部材を安定して配置できる。よって、ケーブル受け部材を安定支持したまま持ち上げることができる。これに伴いケーブルも円滑に持ち上げられることができる。したがって、ケーブルに比較的大きな力が加わることを良好に抑えることができ、ケーブルを一層良好に保護できる。
これにより、ケーブル保護部材が変形し難くなった状態において、天板が上方に移動するとき、ケーブル受け部材をケーブル保護部材と一緒に持ち上げることができる。これに伴いケーブルも持ち上げることができる。よって、ケーブルに比較的大きな力が加わることを良好に抑えることができ、ケーブルを一層良好に保護できる。これにより、テーブルの使い勝手を高めることができる。
本発明の第1の実施形態のテーブル装置1を図1〜図7を参照にして説明する。
図1は、第1の実施形態に係るテーブル装置1を示す斜視図である。テーブル装置1は、部屋の床面Fに設置されている。具体的には、テーブル装置1は、テーブル2と、収納什器3とを備えている。
テーブル2は、電動昇降式のテーブルである。テーブル2は、天板21と、一対の脚部22,23とを備えている。天板21は、矩形の平板状に形成されている。天板21の上面には、コンセントが設けられている。コンセントには、電源に接続したケーブルの一端が接続している。コンセントの差し込み口には、パソコンP等の電気機器の電源コードのプラグが差し込まれる。
なお、図2〜図9においては、構成の理解を容易にするために、右脚部23から複数の管25〜27を省略して説明する。
収納什器3は、テーブル2の右側に配置されて床面Fに設置されている。収納什器3は、物品収納棚31、複数の物品収納部32、33等を備えている。物品収納棚31は、本や置物等の物品を収納するものである。
なお、構成の理解を容易にするために、以下、ケーブル収納部36を「ケーブル収納什器36」として説明する。
ケーブル収納什器36にはケーブルC(図3参照)が収納されている。ケーブルCは、テーブル2に一端が接続されている。ケーブル収納什器36は、複数のフレームにより箱状に形成されている。ケーブル収納什器36は、一対の起立フレーム361,361と、底フレーム362と、第1上フレーム363と、第2上フレーム364(図4も参照)とを備える。
底フレーム362は、ケーブル収納什器36の前後方向に延びて形成されている。底フレーム362は平板状に形成されている。底フレーム362は、一対の起立フレーム361,361間に横置きに配置されている。底フレーム362の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向している対向面361a,361aの下部に結合されている。底フレーム362の下側には空間S1が形成されている。
第2上フレーム364は、一対の起立フレーム361,361の間で左側に配置されている。第2上フレーム364は、前後方向に延びる棒状に形成されている。第2上フレーム364は平板状に形成されている。第2上フレーム364の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向面361a,361aにおいて左側部の上端部に結合されている。
ケーブル収納什器36は、テーブル2の右脚部23の下側部分を開口部36aを介して内部36bに収納している。ケーブル収納什器36は、右脚部23の下端部23dが固定されている。
ケーブル収納什器36の第1上フレーム363において右脚部23の後側には、蓋体38を支持する支持部材40が取り付けられている。ケーブル収納什器36の上面には、右脚部23を囲んで第2収納部天板372と蓋体38とが配置されることにより、開口部36aにおいて右脚部23が貫通する部分には貫通口36fが形成されている。
なお、スペーサ4は、右脚部23の右側面23a(図4参照)に固定することも可能である。
両角部23b,23bは、一対の当接部45,45に対向する右側面23aのうち、角部の稜線部(すなわち、角部の頂部)を含み、かつ、右脚部23の後面23f、前面23eの板厚部を含む部位である。
一対の保持部材5,5は、一対の起立フレーム361,361間の左右側に配置されている。一対の保持部材5,5は、前後方向に延びて形成されている。一対の保持部材5,5は、断面が矩形の棒状に形成されている。一対の保持部材5,5は、前後端が一対の起立フレーム361,361の対向面361a,361aに結合されている。
ケーブル受け部材6は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。ケーブル受け部材6は、平面視で矩形状に形成されている。ケーブル受け部材6は、平面部61と、平面部61の前後端に起立した一対の起立部62,62とを備えている。平面部61は平板状に形成されている。平面部61の上面にはケーブルCが載せられる。平面部61の左右側部には、一対のフランジ63,63が下方に折り曲げられて形成されている。
一対の起立部62,62のうち、右脚部23から離れた側の起立部62(以下、後起立部62という)が、後側の起立フレーム361の対向面361aに接触されている。
ケーブル保護部材8の内部にはケーブルCが通され、ケーブルCがケーブル保護部材8で保護される。ケーブル保護部材8として、例えばケーブルベア(登録商標)が挙げられる。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置1において天板21の上方への移動に合わせてケーブル保護部材8が円滑に作動する状態を説明する概略図である。図9は、本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置1において天板21の上方への移動に合わせてケーブル保護部材8が円滑に作動し難い状態を説明する概略図である。
図8(b)において、ケーブル保護部材8が変形することにより、ケーブル保護部材8の下端8bが上方に移動する。よって、ケーブル保護部材8の他端8cが静止した状態において、ケーブルCの一端側も持ち上げることができる。
天板21が矢印Aの如く上方に移動するときに、ケーブル保護部材8の一端8a側が上方に引っ張られる。ここで、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合、ケーブル保護部材8の全体が上方に引っ張られる。
ここで、ケーブル受け部材6の後起立部62が後側の起立フレーム361の対向面361aに接触されている。よって、後起立部62が後方へ移動することを対向面361aで制限できる。これにより、ケーブル受け部材6の後起立部62を支点として、ケーブル保護部材8の他端8cとケーブル受け部材6の前端部6aとを一緒に持ち上げることができる。これに伴いケーブルCも持ち上げることができる。
さらに、ケーブル保護部材8の他端8cにケーブル受け部材6の前端部6aが連結されている。よって、ケーブル受け部材6の全体を持ち上げる必要がない。これにより、ケーブル受け部材6の前端部6aを、ケーブル保護部材8の他端8cに追従させて小さな力で持ち上げることができる。
これにより、ケーブルCに比較的大きな力が作用することを抑えることができ、ケーブルCを良好に保護できる。
ケーブル保護部材8は、ケーブル収納什器36の上面を貫通してケーブル収納什器36の内部36bで下方にJ字状に曲げられている。ケーブル保護部材8の一端は天板21に連結され、他端がケーブル受け部材6に連結されている。ケーブル保護部材8の内部には、天板21とケーブル受け部材6との間のケーブルCが配索されている。
さらに、ケーブル受け部材6は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。これにより、部品点数が最小限に抑えられ、ケーブル受け部材6の製造コストが抑えられる。
加えて、ケーブル受け部材6の上方には、ケーブル用開口部36gが形成されている。これにより、ケーブル受け部材6に載せられているケーブルCを、ケーブル用開口部36gから上方へ取り出すことが可能になる。よって、ケーブルCの取り出し作業を容易に行うことができる。
これにより、天板21が上方に移動するときに天板21がケーブル保護部材8を引っ張る力がケーブル受け部材6に迅速に伝わる。
さらに、ケーブル保護部材8の他端8cにケーブル受け部材6の前端部6aが連結されている。よって、ケーブル受け部材6の前端部6aを、ケーブル保護部材8の他端8cに追従させて小さな力で持ち上げることができる。
これにより、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わることを抑えることができる。よって、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でもケーブルCを一層良好に保護できる。
これにより、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わるのが一層抑制される。よって、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でもケーブルCを良好に保護できる。
これにより、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わることが抑えられる。よって、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でも、昇降型のテーブル2の天板21の際に、ケーブルCを良好に保護できる。
図10は、本発明の第2の実施形態のテーブル装置301を示す斜視図である。第2の実施形態のテーブル装置301は、テーブル2と、テーブル2に隣接する什器303とを備えている。第1の実施形態では、ケーブル収納什器36に右脚部23を収納した例について説明したが、脚部22,23は什器303に収納されなくても良い。
第1の実施形態のテーブル装置301においても、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合、ケーブル保護部材8に連結されているケーブル受け部材6を持ち上げることができる。これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
例えば、実施形態のテーブル装置1では、テーブルが電動昇降式のテーブル2の場合について説明したが、天板が昇降しないテーブルであっても良い。
また、ケーブル受け部材6を吊り下げた状態に保持することも可能である。
また、第1脚部として右脚部23をケーブル収納什器36に収納させた例について説明したが、その他の例としては、複数の脚部をケーブル収納什器36に収納させることも可能である。
2 テーブル
3 収納什器
6 ケーブル受け部材
6a 前端部(ケーブル保護部材の一端に近い側の端部)
6b ケーブル受け部材の左右側部(両側部)
8 ケーブル保護部材
8a ケーブル保護部材の一端
8c ケーブル保護部材の他端
21 天板(移動部)
36 ケーブル収納什器(ケーブル収納部)
36b ケーブル収納什器の内部
C ケーブル
Claims (4)
- 内部に設置されたケーブルを上面から取り出し可能なケーブル収納什器であって、
前記ケーブル収納什器の上方において上下方向に移動する移動部まで一端が取り出されたケーブルが内部に収納されるケーブル収納部と、
前記ケーブル収納部の内部で上方に移動可能に配置され、前記ケーブルを支えるケーブル受け部材と、
前記移動部の上下方向への移動に追従して変形可能に形成され、一端が前記移動部に連結され、かつ、他端が前記ケーブル受け部材に連結され、前記ケーブルを保護するケーブル保護部材と、
を備えることを特徴とするケーブル収納什器。 - 前記ケーブル受け部材は、平面視において前記ケーブル保護部材の一端に近い側の端部に、前記ケーブル保護部材の他端が連結されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル収納什器。
- 前記ケーブル受け部材の両側部を保持する一対の保持部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブル収納什器。
- 前記移動部は、電動昇降式のテーブルの天板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル収納什器。
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