JP6679466B2 - ケーブル収納什器 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル収納什器に関する。
テーブルの天板の下方に備えられ、天板まで取り出されるケーブルが収納されるケーブル収納什器が知られている。ケーブル収納什器は、ケーブルを内部に収納するケーブル収納部と、ケーブルを保護するサポート部材(以下、ケーブル保護部材という)とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
ケーブル保護部材は、天板の上下方向の移動に追従して変形可能に形成されている。具体的には、ケーブル保護部材は、ケーブル収納部の上面を貫通して内部に配置されている。
ケーブル保護部材の一端が天板に連結されている。また、ケーブル保護部材の他端が取付け部材に連結されている。取付け部材は、ケーブル収納部の内部に固定されている。ケーブル保護部材の内部にはケーブルが配索されている。天板が上方に移動するとき、ケーブル保護部材の一端側が上方に引っ張られる。ケーブル保護部材が上方への引張力により変形することにより、天板が上方へ持ち上げられる。これに伴ってケーブルの一端側も持ち上げられる。
特開平8-149651号公報
しかし、ケーブル保護部材は、ケーブルの撚れや粉塵のかみ込により変形し難くなることが考えられる。この状態において、天板が上方に移動するとき、ケーブル保護部材の一端側が上方に引っ張られる。ケーブル保護部材が変形し難いため、ケーブル保護部材全体が上方に引っ張られる。ケーブル保護部材全体が上方に引っ張られることにより、ケーブルに比較的大きな力が加わることが考えらえる。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ケーブルに比較的大きな力が加わることを抑えて、ケーブルを良好に保護できるケーブル収納什器を提供することを目的とする。
本発明のケーブル収納什器は、内部に設置されたケーブルを上面から取り出し可能なケーブル収納什器であって、前記ケーブル収納什器の上方において上下方向に移動する移動部まで一端が取り出されたケーブルが内部に収納されるケーブル収納部と、前記ケーブル収納部の内部で上方に移動可能に配置され、前記ケーブルを支えるケーブル受け部材と、前記移動部の上下方向への移動に追従して変形可能に形成され、一端が前記移動部に連結され、かつ、他端が前記ケーブル受け部材に連結され、前記ケーブルを保護するケーブル保護部材と、を備えることを特徴とする。
ここで、ケーブル保護部材が移動部の上方への移動に追従して変形し難くなることが考えられる。この場合、移動部が上方に移動してケーブル保護部材の全体が上方に引っ張られる。このため、ケーブルに比較的大きな力がかかる虞がある。
そこで、ケーブル受け部材を上方に移動可能に配置した。ケーブル保護部材が変形し難くなった場合に、ケーブル保護部材と一緒にケーブル受け部材を持ち上げることができる。これに伴いケーブルも持ち上げることができる。これにより、ケーブルに比較的大きな力が加わることを抑えることができ、ケーブルを良好に保護できる。
本発明のケーブル収納什器では、前記ケーブル受け部材は、平面視において前記ケーブル保護部材の一端に近い側の端部に、前記ケーブル保護部材の他端が連結されていることが好ましい。
これにより、移動部が上方に移動するときに、移動部がケーブル保護部材を引っ張る力がケーブル受け部材に迅速に伝えることができる。
また、ケーブル保護部材の他端にケーブル受け部材の端部が連結されている。よって、ケーブル受け部材の全体を持ち上げる必要がない。これにより、ケーブル受け部材の端部を、ケーブル保護部材の他端に追従させて小さな力で持ち上げることができる。
よって、ケーブル保護部材とケーブル受け部材とを迅速に持ち上げることができる。これに伴いケーブルも迅速に持ち上げることができる。これにより、ケーブルに比較的大きな力が加わることを抑えることができ、ケーブルを一層良好に保護できる。
本発明のケーブル収納什器では、前記ケーブル受け部材の両側部を保持する一対の保持部材を備えることが好ましい。
これにより、ケーブル受け部材を安定して配置できる。よって、ケーブル受け部材を安定支持したまま持ち上げることができる。これに伴いケーブルも円滑に持ち上げられることができる。したがって、ケーブルに比較的大きな力が加わることを良好に抑えることができ、ケーブルを一層良好に保護できる。
本発明のケーブル収納什器では、前記移動部は、電動昇降式のテーブルの天板でも良い。
これにより、ケーブル保護部材が変形し難くなった状態において、天板が上方に移動するとき、ケーブル受け部材をケーブル保護部材と一緒に持ち上げることができる。これに伴いケーブルも持ち上げることができる。よって、ケーブルに比較的大きな力が加わることを良好に抑えることができ、ケーブルを一層良好に保護できる。これにより、テーブルの使い勝手を高めることができる。
本発明のケーブル収納什器によれば、ケーブル受け部材を上方に移動可能に配置することにより、ケーブル保護部材が変形し難くなった場合に、ケーブル保護部材と一緒にケーブル受け部材を持ち上げることができる。これにより、ケーブルに比較的大きな力が加わることを抑えて、ケーブルを良好に保護できる。
本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置を示す斜視図である。 図1のテーブル装置の物品収納部を背面側(右側)から視た状態を示す斜視図である。 図2の右脚部の取付状態を示す斜視図である。 図2のA部を示す斜視図である。 図4のスペーサを右脚部側から視た状態を示す斜視図である。 図2のケーブル収納部の内部を示す斜視図である。 図6のケーブル受け部材が一対の保持部材に保持された状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置において天板の上方への移動に合わせてケーブル保護部材が円滑に作動する状態を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置において天板の上方への移動に合わせてケーブル保護部材が円滑に作動し難い状態を説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態のテーブル装置を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、略同じまたは類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それらの重複する説明は省略する場合がある。また、天板21の使用者側を後、天板21の使用者から離れる側を前、使用者の左側を左、使用者の右側を右として説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態のテーブル装置1を図1〜図7を参照にして説明する。
図1は、第1の実施形態に係るテーブル装置1を示す斜視図である。テーブル装置1は、部屋の床面Fに設置されている。具体的には、テーブル装置1は、テーブル2と、収納什器3とを備えている。
テーブル2は、電動昇降式のテーブルである。テーブル2は、天板21と、一対の脚部22,23とを備えている。天板21は、矩形の平板状に形成されている。天板21の上面には、コンセントが設けられている。コンセントには、電源に接続したケーブルの一端が接続している。コンセントの差し込み口には、パソコンP等の電気機器の電源コードのプラグが差し込まれる。
一対の脚部22,23は、上端部が天板21の左右側に取り付けられている。一対の脚部22,23は、横断面矩形に形成された多重管からなる支柱である。多重管とは、複数の管25〜27を入れ子にして構成された管をいう。複数の管25〜27は、横断面の形状が矩形である。なお、複数の管25〜27の横断面の形状は、矩形の他に、円形、楕円形、多角形等、様々な形状が可能である。
複数の管25〜27は電動により上下に伸縮するように構成されている。これにより一対の脚部22,23は上下に伸縮する。テーブル2は、一対の脚部22,23が上下に伸縮することにより天板21が昇降する。
なお、図2〜図9においては、構成の理解を容易にするために、右脚部23から複数の管25〜27を省略して説明する。
左脚部22は、床面Fに接地されている。具体的に説明すると、左脚部22の外側の管25の下端には、ベース部24が結合されている。ベース部24は、天板21の前後方向に延びている。ベース部24は、床面Fに接地されている。右脚部23(一方の脚部)の下端部は、収納什器3に固定されている。この固定構造については後述する。
収納什器3は、テーブル2の右側に配置されて床面Fに設置されている。収納什器3は、物品収納棚31、複数の物品収納部32、33等を備えている。物品収納棚31は、本や置物等の物品を収納するものである。
複数の物品収納部32、33は、前後方向に並列して床面Fに設置されている。複数の物品収納部32、33は、引き出し式のものである。複数の物品収納部32、33は、その背面(右側面)が物品収納棚31の正面(左側面)の下部に結合されている。前側の物品収納部32には、テーブル2の右脚部23の下端部が固定されている。ここでは、本発明と関係する前側の物品収納部32について以下に詳しく説明する。
図2は、テーブル装置1の物品収納部32を背面側(右側)から視た状態を示す斜視図である。前側の物品収納部32は、箱状に形成されている。前側の物品収納部32は、テーブル2の右脚部23よりも低く形成されている。前側の物品収納部32は、物品収納部本体35と、ケーブル収納部36と、収納部天板37と、蓋体38とを備えている。
なお、構成の理解を容易にするために、以下、ケーブル収納部36を「ケーブル収納什器36」として説明する。
物品収納部本体35は、衣類等の物品を収納するものである。物品収納部本体35は、物品収納部32において左側に形成されている。物品収納部本体35は、筐体351と、引き出し352(図1参照)とを備える。筐体351の上面及び左側面には開口部が形成されている。引き出し352は、筐体351の左側面の開口部から内部に入れられている。引き出し352内には物品が収納される。
ケーブル収納什器36は、物品収納部32の右側(背面側)に、仕切り部351a(筐体351の背面部)で上下方向に仕切られることにより矩形体に形成されている。仕切り部351aは、第2上フレーム364(後述する)に形成されている。
ケーブル収納什器36にはケーブルC(図3参照)が収納されている。ケーブルCは、テーブル2に一端が接続されている。ケーブル収納什器36は、複数のフレームにより箱状に形成されている。ケーブル収納什器36は、一対の起立フレーム361,361と、底フレーム362と、第1上フレーム363と、第2上フレーム364(図4も参照)とを備える。
一対の起立フレーム361,361は、角柱状に形成されている。一対の起立フレーム361,361は、ケーブル収納什器36の前後方向に離間して配置されて床面Fから起立している。一対の起立フレーム361,361は、ケーブル収納什器36の前側部分と後側部分を形成している。一対の起立フレーム361,361は、左側面が仕切り部351aに結合されている。
底フレーム362は、ケーブル収納什器36の前後方向に延びて形成されている。底フレーム362は平板状に形成されている。底フレーム362は、一対の起立フレーム361,361間に横置きに配置されている。底フレーム362の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向している対向面361a,361aの下部に結合されている。底フレーム362の下側には空間S1が形成されている。
第1上フレーム363は、一対の起立フレーム361,361間で右側に配置されている。第1上フレーム363は、前後方向に延びて形成されている。第1上フレーム363は平板状に形成されている。第1上フレーム363は、縦置きに配置されている。第1上フレーム363の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向している対向面361a,361aにおいて右側部の上部に結合されている。
第2上フレーム364は、一対の起立フレーム361,361の間で左側に配置されている。第2上フレーム364は、前後方向に延びる棒状に形成されている。第2上フレーム364は平板状に形成されている。第2上フレーム364の前後端は、一対の起立フレーム361,361の対向面361a,361aにおいて左側部の上端部に結合されている。
第1上フレーム363及び第2上フレーム364が、一対の起立フレーム361,361間に配置されていることにより、ケーブル収納什器36の上面には開口部36aが形成されている。
ケーブル収納什器36は、テーブル2の右脚部23の下側部分を開口部36aを介して内部36bに収納している。ケーブル収納什器36は、右脚部23の下端部23dが固定されている。
図3は、右脚部23の取付状態を示す斜視図である。右脚部23の下端部23dには、固定部材29が溶接等により結合されている。固定部材29は平板状に形成されている。固定部材29は前後方向に長く形成されている。固定部材29の前後方向の中間部分に、右脚部23の下端部23dが結合されている。固定部材29の左右側にはフランジ29a,29aが上方に折り曲げられて形成されている。
固定部材29は、ケーブル収納什器36の底フレーム362の上面362aに載せられている。固定部材29は、底フレーム362の上面362aにボルト30、ナットで上下方向から固定されている。具体的には、固定部材29の前部及び後部の上面にボルト30が上方からナットにねじ結合されて、固定部材29が底フレーム362の上面362aに上下方向で固定されている。なお、固定部材29を底フレーム362の上面362aに固定する締結部材はボルトに限定されなくても良く、リベット、溶接等でも良い。
収納部天板37は、平板状に形成されている。収納部天板37は、第1収納部天板371と、第2収納部天板372とから形成されている。第1収納部天板371は、物品収納部本体35の筐体351の上面の開口部35aを塞いでいる。第2収納部天板372は、ケーブル収納什器36の上面の開口部36aにおいて右脚部23の前側部分36d(図2も参照)を塞いでいる。収納部天板37は、この状態で、物品収納部32の上面に取り付けられている。
蓋体38は、平板状に形成されている。蓋体38は、ケーブル収納什器36の上面の開口部36aのうち、右脚部23の後側部分36cと、右脚部23の右側部分36eとを塞いでいる。蓋体38は、この状態で、ケーブル収納什器36の上面に着脱可能に取り付けられている。上面の開口部36aの右脚部23の後側部分36cは、ケーブル収納什器36に収納されているケーブルを外部に出すためのケーブル用開口部として利用される。
ケーブル収納什器36の第1上フレーム363において右脚部23の後側には、蓋体38を支持する支持部材40が取り付けられている。ケーブル収納什器36の上面には、右脚部23を囲んで第2収納部天板372と蓋体38とが配置されることにより、開口部36aにおいて右脚部23が貫通する部分には貫通口36fが形成されている。
図4は、図2のA部を示す斜視図である。右脚部23の左側面23cは、ケーブル収納什器36の第2上フレーム364に当接している。ケーブル収納什器36の左右方向の長さ36Lは、右脚部23の左右方向の長さ23Lよりも大きく設定されている。これにより右脚部23の右側面23aとケーブル収納什器36の第1上フレーム363の右内側面363aとの間には、隙間S2が形成されている。隙間S2には、スペーサ4が挟まれている。ここで図2に示すようにケーブル収納什器36は、右脚部23よりも低く形成されている。スペーサ4は、ケーブル収納什器36の上部(高さの半分よりも上の位置)に配置されている。
図5は、スペーサ4を右脚部23側から視た状態を示す斜視図である。スペーサ4は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。スペーサ4は、平面部41と、一対の脚部42,42とを備えている。一対の脚部42,42は、平面部41の前後端から下方へ延びて設けられている。一対の脚部42,42の下端部42a,42aは、対向するようにして水平に折り曲げられている。平面部41の左右側には、一対のフランジ43,44が下方に折り曲げられて形成されている。左側のフランジ43の前後端部には、一対の当接部45,45が設けられている。
スペーサ4は、一対の脚部42,42の下端部42a,42aの下面が、後述する一対の保持部材5,5(図6参照)のうち右側の保持部材5に上方から当接している。この状態で右側のフランジ44は、第1上フレーム363の右内側面363aに当接して固定されている。これによりスペーサ4はケーブル収納什器36に固定されている。
なお、スペーサ4は、右脚部23の右側面23a(図4参照)に固定することも可能である。
図4に示すように、一対の当接部45,45は、右脚部23の右側面23aのうち両角部23b,23bに当接されている。スペーサ4は、一対の当接部45,45を介して右脚部23の右側面23aに接触されている。両角部23b,23bは、V字状に折り曲げられることにより、右脚部23の右側面23a等の平坦部分よりも強度が高く形成されている。
両角部23b,23bは、一対の当接部45,45に対向する右側面23aのうち、角部の稜線部(すなわち、角部の頂部)を含み、かつ、右脚部23の後面23f、前面23eの板厚部を含む部位である。
図6は、ケーブル収納什器36の内部36bを示す斜視図である。ケーブル収納什器36の内部には、一対の保持部材5,5と、ケーブル受け部材6とが設けられている。
一対の保持部材5,5は、一対の起立フレーム361,361間の左右側に配置されている。一対の保持部材5,5は、前後方向に延びて形成されている。一対の保持部材5,5は、断面が矩形の棒状に形成されている。一対の保持部材5,5は、前後端が一対の起立フレーム361,361の対向面361a,361aに結合されている。
ケーブル受け部材6には、ケーブルCが載せられる。ケーブル受け部材6は、ケーブル収納什器36の上面までの高さ6Lが、天板21の上方向への最大移動距離21Lよりも大きくなる高さ位置に配置されている。ケーブル受け部材6は、右脚部23の後側において一対の保持部材5,5に保持されている。
ケーブル受け部材6は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。ケーブル受け部材6は、平面視で矩形状に形成されている。ケーブル受け部材6は、平面部61と、平面部61の前後端に起立した一対の起立部62,62とを備えている。平面部61は平板状に形成されている。平面部61の上面にはケーブルCが載せられる。平面部61の左右側部には、一対のフランジ63,63が下方に折り曲げられて形成されている。
一対の起立部62,62のうち、右脚部23から離れた側の起立部62(以下、後起立部62という)が、後側の起立フレーム361の対向面361aに接触されている。
図7は、ケーブル受け部材6が一対の保持部材5,5に保持された状態を示す断面図である。ケーブル受け部材6は、一対のフランジ63,63で一対の保持部材5,5に係止されている。これにより、ケーブル受け部材6の左右側部(すなわち、両側部)6bが一対の保持部材5,5に、上方に移動可能に保持されている。
図3に示すようにケーブル受け部材6の前端部6aには、取付け部材7が固定されている。取付け部材7には、ケーブル保護部材8の他端8cが取り付けられている。ケーブル保護部材8は、複数の駒81がピン82で鎖状に連結されることにより、複数のピン82を支点にして変形可能に形成されている。
ケーブル保護部材8の内部にはケーブルCが通され、ケーブルCがケーブル保護部材8で保護される。ケーブル保護部材8として、例えばケーブルベア(登録商標)が挙げられる。
ケーブル保護部材8は、天板21(図6参照)から右脚部23の後面23fに沿ってケーブル収納什器36の上面の貫通口36fを貫通してケーブル収納什器36の内部36bに配置されている。具体的には、ケーブル保護部材8は、ケーブル受け部材6と右脚部23との間で、且つ、一対の保持部材5,5間において前後方向で対向するようにJ字状に曲げられて配置されている。ケーブル保護部材8の一端は天板21に連結され、他端はケーブル受け部材6に連結している。ケーブル保護部材8の内部には、ケーブルCのうち天板21とケーブル受け部材6との間の部位が配索されている。
ケーブルCは、一端が天板21のコンセントに接続されている。ケーブルCは、ケーブル保護部材8の内部を通りケーブル収納什器36の内部で下方にJ字状に曲げられ、ケーブル保護部材8を通してケーブル受け部材6の上面に載せられる。ケーブル受け部材6の上面から延びたケーブルCの他端側は電源に接続されている。
次に、図8、図9を用いて、天板21が上方に移動するときのケーブル保護部材8、ケーブル受け部材6及びケーブルCの動きを説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置1において天板21の上方への移動に合わせてケーブル保護部材8が円滑に作動する状態を説明する概略図である。図9は、本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置1において天板21の上方への移動に合わせてケーブル保護部材8が円滑に作動し難い状態を説明する概略図である。
図8(a)において、ケーブル保護部材8が正常に変形可能な場合を示す。ケーブル保護部材8は、天板21が上方に矢印Aの如く移動するときに、ケーブル保護部材8の一端8a側が上方に引っ張られる。
図8(b)において、ケーブル保護部材8が変形することにより、ケーブル保護部材8の下端8bが上方に移動する。よって、ケーブル保護部材8の他端8cが静止した状態において、ケーブルCの一端側も持ち上げることができる。
図9(a)において、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合を示す。ケーブル保護部材8が円滑に変形し難くなる要因として、ケーブルCの撚れや粉塵のかみ込が考えられる。
天板21が矢印Aの如く上方に移動するときに、ケーブル保護部材8の一端8a側が上方に引っ張られる。ここで、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合、ケーブル保護部材8の全体が上方に引っ張られる。
図9(b)において、ケーブル保護部材8の他端8cに連結されているケーブル受け部材6の前端部6aに上方への引っ張り力が伝わる。
ここで、ケーブル受け部材6の後起立部62が後側の起立フレーム361の対向面361aに接触されている。よって、後起立部62が後方へ移動することを対向面361aで制限できる。これにより、ケーブル受け部材6の後起立部62を支点として、ケーブル保護部材8の他端8cとケーブル受け部材6の前端部6aとを一緒に持ち上げることができる。これに伴いケーブルCも持ち上げることができる。
さらに、ケーブル保護部材8の他端8cにケーブル受け部材6の前端部6aが連結されている。よって、ケーブル受け部材6の全体を持ち上げる必要がない。これにより、ケーブル受け部材6の前端部6aを、ケーブル保護部材8の他端8cに追従させて小さな力で持ち上げることができる。
これにより、ケーブルCに比較的大きな力が作用することを抑えることができ、ケーブルCを良好に保護できる。
以上説明したように、第1の実施形態の収納什器3は、図3、図6に示すように、ケーブル収納部(ケーブル収納什器)36、ケーブル受け部材6、及びケーブル保護部材8を備える。ケーブル収納什器36は、ケーブル保護部材8の上方で上下方向に移動可能に配置された天板(移動部)21まで一端が取り出されるケーブルCを内部36bに収納する。ケーブル受け部材6は、ケーブル収納什器36の内部36bで持ち上げ可能に配置される。ケーブル受け部材6にケーブルCが載せられる。ケーブル保護部材8は変形可能に形成されている。
ケーブル保護部材8は、ケーブル収納什器36の上面を貫通してケーブル収納什器36の内部36bで下方にJ字状に曲げられている。ケーブル保護部材8の一端は天板21に連結され、他端がケーブル受け部材6に連結されている。ケーブル保護部材8の内部には、天板21とケーブル受け部材6との間のケーブルCが配索されている。
これにより、ケーブル保護部材8が変形し難い場合に、天板21の上方への移動により、ケーブル保護部材8が上方に引っ張られると、ケーブル保護部材8と一緒にケーブル受け部材6が持ち上げられる。これに伴いケーブルCも持ち上げられる。よって、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わることが抑制される。これにより、収納什器3は、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でもケーブルCに比較的大きな力が加わることを防ぐことができる。
また、ケーブル受け部材6は、ケーブル収納什器36の上面までの高さ6Lが、天板21の上方向への最大移動距離21Lよりも大きくなる高さ位置に配置されている。これにより、天板21が最大移動距離21L持ち上げられた場合に、ケーブル収納什器36の上面にケーブル受け部材6が当たることを防止できる。
さらに、ケーブル受け部材6は、一枚の平板が折り曲げられて形成されている。これにより、部品点数が最小限に抑えられ、ケーブル受け部材6の製造コストが抑えられる。
加えて、ケーブル受け部材6の上方には、ケーブル用開口部36gが形成されている。これにより、ケーブル受け部材6に載せられているケーブルCを、ケーブル用開口部36gから上方へ取り出すことが可能になる。よって、ケーブルCの取り出し作業を容易に行うことができる。
また、ケーブル受け部材6は、平面視において、ケーブル保護部材8の一端8aに近い側の端(すなわち、前端)6aに、ケーブル保護部材8の他端8cが連結されている。換言すれば、ケーブル受け部材6は、右脚部23に近い側の端(すなわち、前端)6aに、ケーブル保護部材8の他端8cが連結されている。
これにより、天板21が上方に移動するときに天板21がケーブル保護部材8を引っ張る力がケーブル受け部材6に迅速に伝わる。
ここで、ケーブル受け部材6の後起立部62が後側の起立フレーム361の対向面361aに接触されている。よって、後起立部62が後方へ移動することを対向面361aで制限できる。これにより、ケーブル受け部材6の後起立部62を支点として、ケーブル保護部材8とケーブル受け部材6とが迅速に持ち上げられる(図9(b)参照)。これに伴いケーブルCも迅速に持ち上げられる。
さらに、ケーブル保護部材8の他端8cにケーブル受け部材6の前端部6aが連結されている。よって、ケーブル受け部材6の前端部6aを、ケーブル保護部材8の他端8cに追従させて小さな力で持ち上げることができる。
これにより、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わることを抑えることができる。よって、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でもケーブルCを一層良好に保護できる。
さらに、ケーブル受け部材6の左右側(両側)が一対の保持部材5,5で保持される。これにより、ケーブル受け部材6が安定して配置される。よって、ケーブル受け部材6に持上力が作用した場合に、ケーブル受け部材6を安定支持したまま持ち上げることができる。これに伴いケーブルCも容易に持ち上げられる。
これにより、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わるのが一層抑制される。よって、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でもケーブルCを良好に保護できる。
加えて、電動昇降式のテーブル2の天板21が移動部である。この場合に、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でも、天板21が上方に移動するときに、ケーブル保護部材8と一緒にケーブル受け部材6が持ち上げられる。これに伴いケーブルCも持ち上げられる。
これにより、ケーブル保護部材8からケーブルCに比較的大きな力が加わることが抑えられる。よって、ケーブル保護部材8が変形し難い場合でも、昇降型のテーブル2の天板21の際に、ケーブルCを良好に保護できる。
次に、第2の実施形態を図10に基づいて説明する。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一、類似の部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態のテーブル装置301を示す斜視図である。第2の実施形態のテーブル装置301は、テーブル2と、テーブル2に隣接する什器303とを備えている。第1の実施形態では、ケーブル収納什器36に右脚部23を収納した例について説明したが、脚部22,23は什器303に収納されなくても良い。
また、脚部22,23は、双方とも床面Fに接地されても良い。さらに、一対の脚部22,23とケーブル保護部材8との位置関係は特に限定されない。第1の実施形態の収納什器3では、ケーブル保護部材8が右脚部23と隣接して配置されていたが、ケーブル保護部材8が一対の脚部22,23と離れて配置されていても良い。
第1の実施形態のテーブル装置301においても、ケーブル保護部材8が円滑に変形し難い場合、ケーブル保護部材8に連結されているケーブル受け部材6を持ち上げることができる。これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
以上、図面を参照して、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施形態のテーブル装置1では、テーブルが電動昇降式のテーブル2の場合について説明したが、天板が昇降しないテーブルであっても良い。
また、実施形態では、電動昇降式のテーブル2の天板21を移動部として説明したが、その他に移動部として、例えば昇降可能なモニタースタンド等に本発明を適用させることも可能である。
さらに、実施形態では、ケーブル受け部材6を一対の保持部材5,5に載せてケーブル受け部材6が持ち上がるようにした。その他の方法としては、ケーブル受け部材6のうち、ケーブル保護部材8の連結側と反対の端部をケーブル収納什器36に上下方向に回動可能に取り付けることも可能である。これにより、ケーブル保護部材8の反対の端部を支点にして、ケーブル保護部材8の連結側の端部を持ち上げることが可能である。
また、ケーブル受け部材6を吊り下げた状態に保持することも可能である。
さらに、実施形態では、テーブル2の一対の脚部22,23を天板21の両側に設けた例について説明したが、その他の例としては、テーブル2に複数の脚部を備えることも可能である。
また、第1脚部として右脚部23をケーブル収納什器36に収納させた例について説明したが、その他の例としては、複数の脚部をケーブル収納什器36に収納させることも可能である。
1,101,201,301 テーブル装置
2 テーブル
3 収納什器
6 ケーブル受け部材
6a 前端部(ケーブル保護部材の一端に近い側の端部)
6b ケーブル受け部材の左右側部(両側部)
8 ケーブル保護部材
8a ケーブル保護部材の一端
8c ケーブル保護部材の他端
21 天板(移動部)
36 ケーブル収納什器(ケーブル収納部)
36b ケーブル収納什器の内部
C ケーブル

Claims (4)

  1. 内部に設置されたケーブルを上面から取り出し可能なケーブル収納什器であって、
    前記ケーブル収納什器の上方において上下方向に移動する移動部まで一端が取り出されたケーブルが内部に収納されるケーブル収納部と、
    前記ケーブル収納部の内部で上方に移動可能に配置され、前記ケーブルを支えるケーブル受け部材と、
    前記移動部の上下方向への移動に追従して変形可能に形成され、一端が前記移動部に連結され、かつ、他端が前記ケーブル受け部材に連結され、前記ケーブルを保護するケーブル保護部材と、
    を備えることを特徴とするケーブル収納什器。
  2. 前記ケーブル受け部材は、平面視において前記ケーブル保護部材の一端に近い側の端部に、前記ケーブル保護部材の他端が連結されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル収納什器。
  3. 前記ケーブル受け部材の両側部を保持する一対の保持部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブル収納什器。
  4. 前記移動部は、電動昇降式のテーブルの天板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル収納什器。
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