JP6795281B2 - Di缶の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料等の内容物が密封される缶体に用いられるDI缶の製造方法に関するものである。
飲料等の内容物が充填、密封される缶体が、広く市場において流通している。例えば、開口端部に缶蓋が巻締められるフランジ部が形成された缶や、開口端部にキャップが螺着されるボトル缶がある。
このような缶体に用いられるDI缶は、従来、JIS3004(AA3004)又はJIS3104(AA3104)などのAl合金からなる板材に絞りしごき加工(Drawing & Ironing)やトリミング加工等を施すことにより形成されている。
特開2008−57019号公報 特開2005−48288号公報 特開2011−63869号公報
近年、CO排出量削減等環境保護の観点から、使用する原材料の削減による、アルミニウム缶の軽量化の要請が強くなっている。具体的には、0.1g以上(約1%以上)の缶重量削減を目指し、耐圧強度の低下や生産性を阻害せず、さらに流通ピンホールに強い軽量缶の開発が必要になっている。一缶あたり、0.1gの削減でも、アルミニウム缶市場年間180億缶に適用できれば、大きな環境負荷低減が達成できる。
缶の軽量化を進める上では、板材(成形前のDI缶の板状素材、以下ブランクということがある)の元板厚を薄くせざるを得ないが、薄く圧延されたアルミニウム合金材料は、異方性が大きくなりやすい(Al合金材料の異方性については、例えば特開2008−126249号公報を参照)。
Al合金材料の異方性が大きくなると、耳率が2%以上にも達して、板材から成形(絞りしごき加工)した有底筒状のDI缶(トリミング加工前のもの)の開口端部に生じる耳が大きくなる。耳とは、上記DI缶の開口端部に形成される凹凸波形状のうち、山の部分(凸部)である。また、耳率とは、例えば上記特許文献1に記載されているように、DI缶(成形カップ)の開口端部に形成される耳の大きさに基づいて算出される、アルミニウム合金材料の異方性の指標となる値(指数)である。
また薄いブランクを使用すると、元板厚が維持される缶の底部(ボトム)の耐圧が低くなるため、従来よりも強度の高いAl合金材料を使用することが必要になるが、このようなAl合金材料は異方性が大きくなりやすく、そのため耳も大きくなる。
DI缶の開口端部に形成される耳の大きさ(耳高さ)が大きくなると、耳が製造装置の金型に衝突するなどして、いわゆる耳ちぎれ(耳がDI缶から分離したり割れたりする現象)が生じる。このような耳ちぎれが発生すると、ちぎれた耳を挟み込んだまま成形するなどにより、DI缶に圧痕や割れが生じるおそれがある。従って耳ちぎれは、缶の製造上及び品質上において、好ましくない。
また、DI缶の開口端部は、絞りしごき加工後に、トリミング加工、ネッキング加工等の工程を経て、フランジ成形(フランジング加工)されるが、このフランジ成形時の割れを抑制することについても、改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、缶重量の削減を図って異方性が大きい(つまり耳率が高い)アルミニウム合金材料を使用しても、耳ちぎれを抑制でき、またフランジ成形時の割れも抑制することができ、これにより缶の生産性を高め品質を良好に維持できるDI缶の製造方法を提供することを目的としている。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明のDI缶の製造方法は、板厚が0.290mm以下、耳率が2〜4%であるアルミニウム合金材料の円板状の板材を打ち抜き加工する板材打ち抜き工程と、前記板材に絞りしごき加工を施して、有底筒状のDI缶に成形する絞りしごき工程と、前記DI缶の胴部の開口端部をネッキング加工して、前記胴部における開口端部以外の部位よりも縮径させ、上方に向かって縮径されたネック部を成形するネッキング工程と、前記ネック部の上方に位置するとともに、上方に向かって拡径されたフランジ部を成形するフランジング工程と、を備え、前記耳率とは、アルミニウム合金材料の異方性の指標となる値であり、板材径:55mm、ポンチ径:33mm、絞り比:1.67、の条件で前記板材から有底筒状のカップを成形し、この成形カップの開口端部の凹凸波形状をなす端縁のうち、山になっている部分の平均高さと、谷になっている部分の平均高さから、耳率〔%〕=100×(山の平均高さ−谷の平均高さ)/谷の平均高さ(なお上記「高さ」は、成形カップを載置する載置面と、山又は谷との間のカップ軸方向に沿う距離)により算出され、前記絞りしごき工程では、前記DI缶を、当該DI缶の胴部の材料体積を前記胴部における外面の表面積で除した値が0.13mm/mm以上0.139mm/mm以下となるように成形し、前記胴部のしごき長さを110mm以下とし、前記開口端部に周方向に沿って複数形成される耳の高さを6.5mm以下とし、前記ネッキング工程では、前記胴部の開口端部の縮径率が15%以上となるように成形し、前記ネック部の最小径部分から前記フランジ部の上端縁までの径方向の幅を、周方向に間隔をあけて複数箇所において測定したときの、最大値と最小値との差を、0.27mm未満とすることを特徴とする。
本発明に係るDI缶の製造方法によれば、絞りしごき加工により成形された有底筒状のDI缶は、胴部(ウォール)の材料体積を胴部の表面積で除した値が0.13mm/mm以上に設定されるので、缶の胴部のしごき長さを短くできる。このため、耳率が2〜4%である異方性の大きいアルミニウム合金材料を用いつつも、DI缶(トリミング加工前のもの)の開口端部に形成される耳の大きさ(耳高さ)が小さく抑えられて、耳ちぎれを抑制できる。
なお、上記「胴部の表面積」とは、胴部における外面の表面積であり、具体的にこの胴部は、トリミング加工をする以前のDI缶(つまり開口端部に耳を有するDI缶)の胴部である。
また、上記「耳率」とは、成形カップ(DI缶の製造途中で作製されるカップ状体に近い形状のもの)の開口端部に形成される凹凸波形状の高さに基づいて算出される、アルミニウム合金材料の異方性の指標となる値(指数)であり、具体的には次のように求められる。
すなわち、
ブランク径:55mm
ポンチ径:33mm
絞り比:1.67
の条件で有底筒状のカップを成形し、この成形カップの開口端部の凹凸波形状をなす端縁のうち、山になっている部分(凸部を指しており、以下「山」と省略)の平均高さと、谷になっている部分(凹部を指しており、以下「谷」と省略)の平均高さから、次式で算出する。なお、上記「高さ」は、例えば成形カップを載置する載置面(接地面)と、山又は谷との間のカップ軸(缶軸)方向に沿う距離である。
耳率〔%〕=100×(山の平均高さ−谷の平均高さ)/谷の平均高さ
なお、絞り比が決まっていれば成形カップの高さは耳率に影響しない。また、実際に製造されるDI缶(凹凸波形状の開口端部をトリミングする以前のもの)を用いて耳率を測定することも可能ではあるが、この場合、材料がしごかれることで「谷の平均高さ」が高くなる可能性がある。従って、本発明でいう「耳率」は、上記条件にてカッピング加工した(つまりしごき加工されていない)、成形カップの耳率であることが好ましい。
また本発明によれば、上述のように缶の胴部のしごき長さが短くなるので、DI缶の開口端部の加工硬化を抑制でき、これによりフランジ成形時の割れが防止されて、フランジ成形性が向上する。
さらに、開口端部の各加工(トリミング、ネッキング、フランジング)後の寸法のばらつきを小さく抑えることが可能になり、その結果、該開口端部に成形されるフランジ部と缶蓋との巻締め精度が向上し、良好な密封性を得ることができる。
一方、例えば本発明とは異なり、胴部の材料体積を胴部の表面積で除した値が0.13mm/mm未満であると、DI缶の開口端部に形成される耳の大きさ(耳高さ)が大きくなり、耳ちぎれが生じるおそれがある。また、缶の胴部のしごき長さが長くなるので、DI缶の開口端部の加工硬化が所期する程度を超えて大きくなり、フランジ成形時に割れが生じるおそれがある。また、開口端部の各加工(トリミング、ネッキング、フランジング)後の寸法ばらつきを小さく抑えることが難しくなる。
従って本発明において、胴部の材料体積を胴部の表面積で除した値は、0.13mm/mm以上とされる。
以上より、本発明のDI缶の製造方法によれば、缶重量の削減並びに缶の底部(ボトム)の耐圧強度の確保を図って、異方性が大きい(つまり耳率が2〜4%と高い)アルミニウム合金材料を使用しても、耳ちぎれを顕著に抑制でき、またフランジ成形時の割れを抑制でき、さらには缶蓋との巻締め精度を向上することができる。
これにより、缶の生産性を高めることができ、かつ、品質を良好に維持することができるのである。
一般に、異方性が大きいAl合金材料を用いてDI缶を成形すると、ネッキング加工による縮径率が大きくなるほどフランジ幅がばらつきやすくなり、フランジ部の寸法精度を確保することが難しくなる(つまり、フランジ部の巻締め時における密封性の確保が困難になる)。
そこで、本発明のように異方性材料の影響が生じにくいDI缶であると、縮径率が15%以上と大きく設定されていても、フランジ幅のばらつきを小さく抑えることができ、フランジ部の寸法精度を確保することができるとともに、該フランジ部の巻締め時の密封性を安定して確保できる。
なお、上記「縮径率」は、次式により求められる。
縮径率〔%〕=100×(胴部外径−ネック部外径)/胴部外径
上記式における「胴部外径」とは、胴部における開口端部以外の部位の外径(最大径)であり、「ネック部外径」とは、ネック部における最小径部分の外径である。
また、本発明のDI缶の製造方法は、前記絞りしごき工程と前記ネッキング工程との間に、前記開口端部をトリミングするトリミング工程を備え、前記トリミング工程では、前記開口端部を切断してトリミングすることにより、前記開口端部における缶軸方向に沿う周壁の高さを、全周にわたって均等にし、トリム高さを113mm以上117mm以下とすることとしてもよい。
本発明に係るDI缶の製造方法によれば、缶重量の削減を図って異方性が大きい(つまり耳率が高い)アルミニウム合金材料を使用しても、耳ちぎれを抑制でき、またフランジ成形時の割れも抑制することができ、これにより缶の生産性を高め品質を良好に維持することができる。
本発明の一実施形態に係るDI缶の製造方法のうち、絞りしごき加工及びトリミング加工を説明する図である。 ネッキング加工及びフランジング加工を施したDI缶の縦断面図(半断面図)である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るDI缶10及びその製造方法について説明する。
本実施形態のDI缶10は、飲料等の内容物が充填、密封される缶体(ツーピース缶)に用いられるものである。缶体は、有底筒状のDI缶10と、該DI缶10の開口端部に巻締められる円板状の缶蓋(不図示)と、を備えている。なお、本実施形態のDI缶10は、211/204径缶であるが、これに限定されるものではなく、それ以外の例えば211/206径缶等であってもよい。
図1(d)及び図2に示されるように、DI缶10は、円筒状をなす胴部(ウォール)11と、概ね円板状をなす底部(ボトム)12と、を備える。
図2において、胴部11及び底部12は、互いに同軸に配置されており、本明細書では、これらの共通軸を缶軸Oという。また、缶軸O方向に沿う底部12側を下方、缶軸O方向に沿う底部12とは反対側を上方という。
また、缶軸Oに直交する方向を径方向といい、この径方向のうち、缶軸Oに接近する向きを径方向の内側といい、缶軸Oから離間する向きを径方向の外側という。また、缶軸O回りに周回する方向を周方向という。
胴部11における上端部は、缶の外部に開口する開口端部となっている。内容物は、この開口端部を通してDI缶10内に充填される。また、胴部11における下端部は、底部12により閉じられている。胴部11の外径は、例えば65〜67mmである。
底部12は、缶軸O上に位置するとともに、上方(胴部11の内部)に向けて膨出するように形成されたドーム部12aと、該ドーム部12aの外周縁部と胴部11の下端部とを接続するヒール部12cと、を備える。
図2に示される縦断面視で、ヒール部12cは、胴部11の下端部から下方に向かうに従い漸次径方向の内側へ向けて傾斜している。また、ヒール部12cにおける胴部11との接続部分(つまりヒール部12cの上端部)は、凸曲面状をなしており、具体的にはこの縦断面視において、径方向の外側へ向けて凸となる曲線状(凸曲線)に形成されている。
ここで、図2に符号Hで示される直線(2点鎖線)は、ヒール部12cにおける前記凸曲線の曲率半径の中心を通り、缶軸Oに垂直な仮想の水平面を表している。
本明細書では、DI缶10の周壁(外周壁)のうち、水平面Hの上方に位置する部位が胴部11とされ、水平面Hの下方に位置する部位が底部12とされている。具体的には、DI缶10の周壁において、水平面Hの下方に位置する底部12の部分が、ヒール部12cとなっている。なお、胴部11と底部12の境界(水平面H)については、後述するトリミング加工前のDI缶W2(図1(c)参照)、及び、トリミング加工後のDI缶W3(図1(d)参照)においても同様である。
また図2において、底部12におけるドーム部12aとヒール部12cとの接続部分は、このDI缶10が正立姿勢(図2に示される、胴部11の開口端部が上方を向く姿勢)となるように接地面(載置面)L上に載置されたときに、接地面Lに接する接地部12bとなっている。接地部12bは、底部12において最も下方に向けて突出しているとともに、周方向に沿って延びる環状をなしている。
次に、図1を参照して、アルミニウム合金材料の板材(ブランク)Wから有底筒状のDI缶10を製造する工程の一例を説明する。
DI缶10は、板材打ち抜き工程、絞りしごき工程(カッピング工程及びDI工程を含む)、トリミング工程、塗装工程、ネッキング工程、及び、フランジング工程をこの順に経て、製缶される。
[板材打ち抜き工程]
Al合金材料からなる鋳塊に熱間圧延、冷間圧延及び焼鈍を施して所定板厚の中間板材を形成した後に、該中間板材に冷間仕上げ圧延を施すことにより最終板厚とされた圧延材を用意し、この圧延材を打ち抜いて、図1(a)に示されるように、円板状の板材(ブランク)Wを成形する(打ち抜き加工する)。
板材Wは、例えば、板厚(元板厚)が0.290mm以下、AB耐力265N/mm以上である。なお、板材Wとして用いられるAl合金材料の組成としては、上述した板厚及びAB耐力を満たすものであればよく、種々に選択可能である。
具体的には、上記Al合金材料として、例えば、重量%(以下、同じ)で、Si≦0.4%、Fe≦0.5%、Cu:0.05〜0.3%、Mn:1.0〜1.5%、Mg:0.8〜1.3%、Zn≦0.25%とされ、残部がAl及び不可避不純物とされた組成のものを用いることができる。
また板材Wは、耳率が2〜4%とされている。この耳率については、後述する。
[絞りしごき工程]
次に、図1(b)に示されるように、板材Wをカッピングプレスによって絞り加工して、カップ状体W1に成形する。
さらに、図1(c)に示されるように、DI加工装置によって、カップ状体W1に再絞りしごき加工を施して、有底筒状のDI缶W2に成形する。
つまり本明細書でいう「絞りしごき工程(絞りしごき加工)」には、カッピング工程(カッピング加工)及びDI工程(DI加工)が含まれる。
再絞りしごき加工に用いられるDI加工装置は、再絞り加工するための円形の貫通孔を有する一枚の再絞りダイと、この再絞りダイと同軸に配列される円形の貫通孔を有する複数枚(例えば、3枚)のアイアニング・ダイ(しごきダイ)と、アイアニング・ダイと同軸とされ、上記それぞれのアイアニング・ダイの各貫通孔の内部に嵌合可能とされ、ダイの軸方向に移動自在とされる円筒状のパンチスリーブと、このパンチスリーブの外側に嵌合された円筒状のカップホルダースリーブと、を備えている。
DI加工装置による再絞り加工は、カップ状体W1をパンチスリーブと再絞りダイとの間に配置し、カップホルダースリーブ及びパンチスリーブを前進させて、カップホルダースリーブが、再絞りダイの端面にカップ状体W1の底面を押し付けてカップ押し付け動作を行いながら、パンチスリーブがカップ状体W1を再絞りダイの貫通孔内に押し込むことにより行われる。
その結果、所定の内径を有する再絞り加工されたカップ状体(不図示)が成形される。引き続き、再絞り加工されたカップ状体を複数のアイアニング・ダイを順次通過させて徐々にしごき加工をして、カップ状体の周壁をしごいて該周壁を延伸させ、周壁高さを高くするとともに壁厚を薄くして、有底筒状のDI缶W2を成形する。
しごき加工が終了したDI缶W2は、パンチスリーブがさらに前方に押し出して底部をボトム成形金型に押圧することにより、底部が、例えばドーム形状に形成される。
このDI缶W2は、上述のように周壁がしごかれることで冷間加工硬化され、強度が高くされる。
絞りしごき加工されたDI缶W2の開口端部W2aは、周方向に向かうに従い缶軸O方向に波打つような凹凸形状(凹凸波形状)に形成されている。なお、この凹凸波形状は、板材Wをカップ状体W1に成形したときから付与されている。この開口端部W2aの凹凸波形状をなす端縁のうち、上方に突出する山となっている部分(凸部)が、耳15である。耳15は、開口端部W2aにおいて周方向に沿って複数形成される。これらの耳15は、例えばアルミニウム合金の結晶学的異方性に起因して生じるものである。
耳15の高さ(山の平均高さ−谷の平均高さ)が大きくなると、耳ちぎれやトリム欠けが発生するなどして、所望の品質が得られなくなる。このため、耳15の高さを6.5mm以下に抑えることが必要である。
このDI缶W2は、耳15の高さが6.5mm以下となっており、本実施形態では、6.0mm以下にまで抑えられている。その理由については、後述する。
このようにして、胴部11と底部12とを有するDI缶W2が成形される。
そして、本実施形態では、上述のように板材Wに絞りしごき加工を施して得た有底筒状のDI缶W2において、胴部11の材料体積を胴部11の表面積で除した値が、0.13mm/mm以上になるように設定している。なお、上記「胴部11の表面積」とは、胴部11における外面の表面積であり、具体的にこの胴部11は、トリミング加工をする以前のDI缶(つまり開口端部W2aに耳15を有するDI缶)W2の胴部11である。
このように、DI缶W2の胴部11の表面積で胴部11の材料体積を除した値を0.13mm/mm以上としたので、本実施形態のように耳率が高く、異方性の大きいアルミニウム合金を用いた場合であっても、DI缶W2の開口端部W2aに形成される耳15の高さを、6.5mm以下に抑えることができるのである。
[トリミング工程]
次に、DI缶W2の開口端部W2aをトリミングする。
すなわち、上記DI加工装置によって形成されたDI缶W2の開口端部W2aは、耳15が形成されて高さが不均一であるため、このDI缶W2の開口端部W2aを切断してトリミングすることにより、図1(d)に示されるように、胴部11の開口端部W3aにおける缶軸O方向に沿う周壁の高さを、全周にわたって均等にする。
これにより、胴部11の開口端部W3aに耳15を有さない(耳15が切除された)、トリミング加工後のDI缶W3が得られる。
[塗装工程]
このDI缶W3を洗浄し、潤滑油等を除去した後に、表面処理を施して乾燥し、次いで外面印刷、外面塗装を施し、その後内面塗装を施す。
外面塗装は、例えば、ポリエステル系塗料を使用して、DI缶W3の胴部11の外面に印刷、塗装をし、この外面印刷及び外面塗装がされたDI缶W3をオーブンで加熱乾燥する。なお、オーブンにより加熱乾燥する際は、胴部11の開口端部W3aから内部へ向けて、略水平方向に延在する搬送用ピンが挿入され、該搬送用ピンがDI缶W3を支持しつつ、チェーンやモータ等を備えた駆動機構により、移動させられる。また内面塗装は、DI缶W3の内面に、例えば、エポキシ系塗料を使用して塗装をした後、オーブンで加熱乾燥する。
[ネッキング工程、フランジング工程]
次いで、DI缶W3にネッキング加工及びフランジング加工を施す。これにより、図2に示されるように、胴部11が開口端部(上方)に向かって縮径されたネック部13と、ネック部13の上方に位置するとともに、開口端部に向かって拡径されたフランジ部14と、を有するDI缶10に成形する。
なお、本実施形態のネッキング工程においては、胴部11の開口端部を、スピンフローネッキング加工により成形する。
具体的には、不図示のスピンフローネッキング装置によりスピンフローネッキング加工を施す。
スピンフローネッキング装置は、予めダイネッキングにより胴部11の開口端部周辺にプレネックが施されたDI缶10の底部12を吸着支持するベースパッドと、該ベースパッドによりDI缶10を缶軸O回りに回転させながらDI缶10の開口端部周辺に嵌入されるスライドロールと、該スライドロールより小径でDI缶10の内部に挿入される内部ロールと、缶の外部に配置されDI缶10の径方向に往復移動可能に設けられる成形ロール(外部ロール)と、を備える。
このスピンフローネッキング装置により、DI缶10の胴部11を内部ロールと成形ロールとの間に挟んで開口端部に向けて縮径し、DI缶10に、胴部11における開口端部以外の部位よりも縮径されたネック部13を成形する。
なお、ネッキング工程は、上述したスピンフローネッキング加工による成形に限定されるものではない。すなわち、ネッキング工程において、胴部11の開口端部を、スムースダイネッキング加工により成形してもよい。
この場合、具体的には、例えば、胴部11の開口端部の外側に同心に配置された円環状のネッキングダイに対して、該開口端部をDI缶10の缶軸O方向に複数回にわたって押し当てることにより、DI缶10の開口端部を順次縮径して、ネック部13を形成する。
上述のネッキング工程により、胴部11の開口端部はネッキング加工されて、該胴部11における開口端部以外の部位よりも縮径させられる。ネッキング加工により成形された胴部11の開口端部の縮径率は、15%以上に設定される。
なお、上記「縮径率」は、次式により求められる。
縮径率〔%〕=100×(胴部11外径−ネック部13外径)/胴部11外径
上記式における「胴部11外径」とは、胴部11における開口端部以外の部位の外径(最大径)であり、「ネック部13外径」とは、ネック部13における最小径部分の外径である。
このようにして、DI缶10が製造され、フランジング工程の後工程へと搬送される。この後工程では、DI缶10の内部に飲料等の内容物が充填され、フランジ部14に缶蓋が巻締められて、缶体が密封される。
ここで、DI缶10の製造に用いられる板材Wについて、より詳しく説明する。
板材Wは、異方性の大きいアルミニウム合金材料からなり、具体的には、その耳率が2〜4%である。
本明細書でいう上記「耳率」とは、成形カップ(例えば図1(b)に示されるカップ状体W1を参照)の開口端部に形成される凹凸波形状の高さに基づいて算出される、アルミニウム合金材料の異方性の指標となる値(指数)であり、具体的には次のように求められる。
すなわち、
ブランク径:55mm
ポンチ径:33mm
絞り比:1.67
の条件で有底筒状のカップを成形し、この成形カップの開口端部の凹凸波形状をなす端縁のうち、山になっている部分(凸部を指しており、以下「山」と省略)の平均高さと、谷になっている部分(凹部を指しており、以下「谷」と省略)の平均高さから、次式で算出する。なお、上記「高さ」は、例えば成形カップを載置する載置面(接地面L)と、山又は谷との間のカップ軸(缶軸O)方向に沿う距離である。
耳率〔%〕=100×(山の平均高さ−谷の平均高さ)/谷の平均高さ
なお、絞り比が決まっていれば成形カップの高さは耳率に影響しない。また、実際に製造されるDI缶W2(凹凸波形状の開口端部W2aをトリミングする以前のもの)を用いて耳率を測定することも可能ではあるが、この場合、材料がしごかれることで「谷の平均高さ」が高くなる可能性がある。従って、本実施形態でいう「耳率」は、上記条件にてカッピング加工した(つまりしごき加工されていない)、成形カップの耳率であることが好ましい。
以上説明した本実施形態に係るDI缶10及びその製造方法によれば、絞りしごき加工により成形された有底筒状のDI缶W2は、胴部(ウォール)11の材料体積を胴部11の表面積で除した値が0.13mm/mm以上に設定されるので、缶の胴部11のしごき長さを短くできる。このため、耳率が2〜4%である異方性の大きいアルミニウム合金材料を用いつつも、DI缶W2(トリミング加工前のもの)の開口端部W2aに形成される耳15の大きさ(耳高さ)が小さく抑えられて、耳ちぎれを抑制できる。
なお、本明細書でいう上記「しごき長さ」とは、トリミング加工後のDI缶W3(10)における胴部11の下端部(水平面H)と、開口端部W3aと、の間の缶軸O方向に沿う距離を指しており、本実施形態では、しごき長さが110mm以下である。
また、缶の胴部11のしごき長さが短くなるので、DI缶10の開口端部の加工硬化を抑制でき、これによりフランジ成形時の割れが防止されて、フランジ成形性が向上する。
さらに、開口端部の各加工(トリミング、ネッキング、フランジング)後の寸法のばらつきを小さく抑えることが可能になり、その結果、該開口端部に成形されるフランジ部14と缶蓋との巻締め精度が向上し、良好な密封性を得ることができる。
一方、例えば本実施形態とは異なり、胴部11の材料体積を胴部11の表面積で除した値が0.13mm/mm未満であると、DI缶W2の開口端部W2aに形成される耳15の大きさ(耳高さ)が大きくなり、耳ちぎれが生じるおそれがある。また、缶の胴部11のしごき長さが長くなるので、DI缶10の開口端部の加工硬化が所期する程度を超えて大きくなり、フランジ成形時に割れが生じるおそれがある。また、開口端部の各加工(トリミング、ネッキング、フランジング)後の寸法ばらつきを小さく抑えることが難しくなる。
従って本実施形態において、胴部11の材料体積を胴部11の表面積で除した値は、0.13mm/mm以上とされる。
以上より、本実施形態のDI缶10及びその製造方法によれば、缶重量の削減並びに缶の底部(ボトム)12の耐圧強度の確保を図って、異方性が大きい(つまり耳率が2〜4%と高い)アルミニウム合金材料を使用しても、耳ちぎれを顕著に抑制でき、またフランジ成形時の割れを抑制でき、さらには缶蓋との巻締め精度を向上することができる。
これにより、缶の生産性を高めることができ、かつ、品質を良好に維持することができるのである。
また本実施形態では、胴部11の開口端部が、ネッキング工程において、スピンフローネッキング加工又はスムースダイネッキング加工により成形されるので、DI缶10の開口端部を効率的に成形でき、さらなる生産性の向上を図ることができる。
具体的に、本実施形態のように、DI缶10の開口端部をスピンフローネッキング加工により成形することで、下記の効果を奏する。
すなわち、スピンフローネッキング加工においては、Al合金材料の異方性が大きい場合に(つまり耳率が大きい場合に)、加工に影響が出やすくなる可能性があるが、本実施形態のように異方性の影響が生じにくいDI缶10であると、スピンフローネッキング加工における不具合を回避できる。
なお、DI缶10の開口端部をスムースダイネッキング加工により成形してもよく、この場合には、その後のフランジング加工による寸法のばらつきを小さく抑えることができる。
また本実施形態では、ネッキング工程において、胴部11の開口端部がネッキング加工されて、該胴部11における開口端部以外の部位よりも縮径させられているとともに、その縮径率が15%以上に設定されるので、下記の効果を奏する。
すなわち一般に、異方性が大きいAl合金材料を用いてDI缶10を成形すると、ネッキング加工による縮径率が大きくなるほどフランジ幅がばらつきやすくなり、フランジ部14の寸法精度を確保することが難しくなる(つまり、フランジ部14の巻締め時における密封性の確保が困難になる)。
そこで、本実施形態のように異方性材料の影響が生じにくいDI缶10であると、縮径率が15%以上と大きく設定されていても、フランジ幅のばらつきを小さく抑えることができ、フランジ部14の寸法精度を確保することができるとともに、該フランジ部14の巻締め時の密封性を安定して確保できる。
なお、具体的に上記「フランジ幅のばらつき」とは、ネッキング加工した開口端部(ネック部13)の内径部分(最小径部分)からフランジ部14の外径端縁(上端縁)までの径方向(缶軸Oに直交する方向)の幅(長さ)を、周方向に間隔をあけて複数箇所(例えば8箇所)において測定したときの、最大値と最小値との差を表している。そして、この差が0.27mm未満に収まっている場合が良好であり、0.27mm以上である場合は、ばらついている。
つまり、上記差が0.27mm以上であると、フランジ部14に缶蓋を巻締めたときに寸法誤差(フランジ幅のばらつき)に起因して、密封不良が生じるおそれがある。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、板材(ブランク)Wについて、板厚(元板厚)が0.290mm以下とされ、AB耐力265N/mm以上であることとしたが、これに限定されるものではない。ただし、元板厚が薄くAB耐力が高いAl合金材料であるほど、異方性が大きくなり、耳ちぎれ現象が生じやすくなる傾向があるので、本発明を適用することにより、特に顕著な効果が得られやすい。
また、板材WのAl合金材料の組成は、前述の実施形態で説明したものに限定されない。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例及びなお書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。ただし本発明はこの実施例に限定されるものではない。
[DI缶の製造確認]
前述の実施形態で説明したDI缶10の製造方法により、実施例1、2のDI缶10を製造した。また比較例として、胴部11の材料体積を胴部11の表面積で除した値が0.13mm/mm未満である従来のDI缶を製造した。なお、実施例1、2及び比較例ともに、共通の板材W(材質、重量、体積、形状が同一のもの)を使用した。
また、表1に示される「胴部の材料体積/胴部の表面積」は、DI缶W2(絞りしごき加工後でかつトリミング加工前のもの)における測定値である。
これらのDI缶の諸元を、表1に示す。
Figure 0006795281
[評価]
本発明の実施例1、2は、胴部11の材料体積を胴部11の表面積で除した値がそれぞれ0.13mm/mm以上とされており、これにより耳高さが6.0mm以下に抑えられていて、耳ちぎれ現象は見受けられなかった。また、縮径率が15%以上とされつつも、フランジ幅のばらつきが0.27mm未満に抑えられていて、フランジ部14の巻締め不良は発生しなかった。
一方、胴部11の材料体積を胴部11の表面積で除した値が0.13mm/mm未満とされた比較例においては、耳高さが7.0mmに達して、耳ちぎれ現象が発生した。また、フランジ幅のばらつきが0.27mm以上となって、フランジ部14の巻締め不良が発生した。
10 DI缶
11 胴部
15 耳
W 板材(ブランク)
W2 DI缶(トリミング加工前)
W2a 開口端部
W3 DI缶(トリミング加工後)
W3a 開口端部

Claims (2)

  1. 板厚が0.290mm以下、耳率が2〜4%であるアルミニウム合金材料の円板状の板材を打ち抜き加工する板材打ち抜き工程と、
    前記板材に絞りしごき加工を施して、有底筒状のDI缶に成形する絞りしごき工程と、
    前記DI缶の胴部の開口端部をネッキング加工して、前記胴部における開口端部以外の部位よりも縮径させ、上方に向かって縮径されたネック部を成形するネッキング工程と、
    前記ネック部の上方に位置するとともに、上方に向かって拡径されたフランジ部を成形するフランジング工程と、を備え、
    前記耳率とは、アルミニウム合金材料の異方性の指標となる値であり、
    板材径:55mm
    ポンチ径:33mm
    絞り比:1.67
    の条件で前記板材から有底筒状のカップを成形し、この成形カップの開口端部の凹凸波形状をなす端縁のうち、山になっている部分の平均高さと、谷になっている部分の平均高さから、
    耳率〔%〕=100×(山の平均高さ−谷の平均高さ)/谷の平均高さ
    (なお上記「高さ」は、成形カップを載置する載置面と、山又は谷との間のカップ軸方向に沿う距離)
    により算出され、
    前記絞りしごき工程では、前記DI缶を、当該DI缶の胴部の材料体積を前記胴部における外面の表面積で除した値が0.13mm/mm以上0.139mm/mm以下となるように成形し、前記胴部のしごき長さを110mm以下とし、前記開口端部に周方向に沿って複数形成される耳の高さを6.5mm以下とし、
    前記ネッキング工程では、前記胴部の開口端部の縮径率が15%以上となるように成形し、
    前記ネック部の最小径部分から前記フランジ部の上端縁までの径方向の幅を、周方向に間隔をあけて複数箇所において測定したときの、最大値と最小値との差を、0.27mm未満とすることを特徴とするDI缶の製造方法。
  2. 請求項1に記載のDI缶の製造方法であって、
    前記絞りしごき工程と前記ネッキング工程との間に、前記開口端部をトリミングするトリミング工程を備え、
    前記トリミング工程では、前記開口端部を切断してトリミングすることにより、前記開口端部における缶軸方向に沿う周壁の高さを、全周にわたって均等にし、トリム高さを113mm以上117mm以下とすることを特徴とするDI缶の製造方法。
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