JP6794689B2 - 粉体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体搬送装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1では、トナーカートリッジ(粉体供給装置)から送られるトナー(粉体)を現像装置へ搬送するためのトナー搬送装置(粉体搬送装置)が開示されている。このトナー搬送装置では、トナーを現像装置へ搬送する搬送路を構成するトナー搬送パイプ(搬送路部材)のトナー排出口に取り付けられた案内部材(接続部材)に現像装置が接続されるようになっている。このトナー排出口は、案内部材によって案内されるシャッター部材(開閉部材)によって開閉される。
特開2010−54755号公報
トナーカートリッジと現像装置を接続するトナー搬送装置において、トナー搬送パイプと案内部材との間のシール材に開放状態のシャッター部材の先端部を突き当てる構成では、シール材の変形によりシール性が低下する場合がある。
本発明は、搬送路部材と接続部材との間に設けられる接触部材に開放状態の開閉部材の閉塞方向の先端部を突き当てる構成において、開放状態の開閉部材の前記先端部が接触部材に接触している状態で前記先端部が接触している第1接触面から接続部材に接触している第2接触面までが平坦状とされている構成と比べて、シール性の低下を抑制できる粉体搬送装置及び画像形成装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様の粉体搬送装置は、粉体供給装置から送られる粉体を現像装置へ搬送する搬送路を構成する搬送路部材と、前記搬送路部材の粉体搬送方向下流に取り付けられ、前記現像装置が接続されると共に前記搬送路と前記現像装置内とを粉体通過可能に接続する開口を有する接続部材と、前記接続部材の前記搬送路部材側の表面に設けられ、該表面に沿って摺動して前記開口を開閉する開閉部材と、前記搬送路部材と前記接続部材との間に設けられ、前記開閉部材の閉塞方向の先端部と接触する第1接触面と、前記開口の周辺部に接触すると共に前記先端部と非接触とされた第2接触面を有し、開放状態の前記開閉部材の前記先端部が前記第1接触面に接触している状態では前記第1接触面と前記第2接触面との間に段差が形成されている接触部材と、を備える。
本発明の第2態様の粉体搬送装置は、第1態様の粉体搬送装置において、前記段差は、前記開閉部材の前記先端部が前記第1接触面に非接触状態でも形成されている。
本発明の第3態様の粉体搬送装置は、第2態様の粉体搬送装置において、前記接触部材は、前記第1接触面を形成する第1接触部材と、前記第2接触面を形成し、前記第1接触部材と異なる材料で構成された第2接触部材と、を有する。
本発明の第4態様の粉体搬送装置は、第1態様の粉体搬送装置において、前記第1接触面と前記第2接触面との間には、溝又はスリットが形成されている。
本発明の第5態様の画像形成装置は、粉体としての現像剤を供給する粉体供給装置が装着可能な装置本体と、前記現像剤で潜像を現像して現像剤像を形成する現像装置と、前記粉体供給装置から送られる前記現像剤像を前記現像装置へ搬送するための第1態様第4態様のいずれか1態様の粉体搬送装置と、を備える。
第1態様の粉体搬送装置によれば、搬送路部材と接続部材との間に設けられる接触部材に開放状態の開閉部材の閉塞方向の先端部を突き当てる構成において、開放状態の開閉部材の前記先端部が接触部材に接触している状態で前記先端部が接触している第1接触面から接続部材に接触している第2接触面までが平坦状とされている構成と比べて、シール性の低下を抑制できる。
第2態様の粉体搬送装置によれば、開放状態の開閉部材の閉塞方向の先端部が第1接触面に接触している状態でのみ第1接触面と第2接触面との間に段差が形成される構成と比べて、シール性の低下を抑制できる。
第3態様の粉体搬送装置によれば、同一部材に第1接触面と第2接触面を形成する構成と比べて、シール性を向上できる。
第4態様の粉体搬送装置によれば、第1接触面と第2接触面との間に溝又はスリットを形成しない構成と比べて、部品点数を減らすことができる。
第5態様の画像形成装置によれば、第1態様第4態様のいずれか1態様の粉体搬送装置を備えない構成と比べて、現像剤漏れによる装置本体の清掃サイクルを延ばすことができる。
本実施形態に係る画像形成装置を模式的に示す全体構成図である。 本実施形態に係る画像形成ユニットの構成図である。 本実施形態に係る粉体搬送装置の斜視図である。 本実施形態に係る粉体搬送装置と現像装置の非接続状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る粉体搬送装置に現像装置を接続した状態での接触部材の断面図である。 図5の6−6線断面図である。 本実施形態に係る粉体搬送装置の接続部材を下方から見た斜視図である。 本実施形態に係る粉体搬送装置の接触部材を下方から見た斜視図である。 他の実施形態に係る粉体搬送装置の接触部材を下方から見た斜視図である。 他の実施形態に係る粉体搬送装置に現像装置を接続した状態での接触部材の拡大断面図である。
本実施形態に係る粉体搬送装置及び画像形成装置の一例について説明する。
〔全体構成〕
図1には、本実施形態の一例としての画像形成装置10が示されている。なお、以下の説明では、図1に矢印Zで示す方向を装置高さ方向、矢印Xで示す方向を装置幅方向とする。また、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向(Yで示す)を装置奥行き方向とする。そして、画像形成装置10をユーザ(図示省略)が立つ側から正面視して、装置高さ方向、装置幅方向、及び装置奥行き方向をZ方向、X方向、及びY方向と記載する。
さらに、Z方向、X方向、Y方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、画像形成装置10を正面視して、上側を+Z側、下側を−Z側、右側を+X側、左側を−X側、前側を−Y側、奥側を+Y側と記載する。
画像形成装置10は、−Z側から+Z側へ向けて、記録媒体の一例としての記録用紙Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上に設けられ用紙収容部12から供給される記録用紙Pに画像形成を行う画像形成部14と、を有している。また、画像形成装置10は、画像形成部14の上側に一体的に設けられ、画像形成された記録用紙Pを排出する排出部16と、排出部16の上に設けられ、読取原稿GEを読み取る原稿読取部18とを有している。さらに、画像形成装置10は、画像形成部14内に設けられ、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20を有している。
(用紙収容部)
用紙収容部12は、サイズの異なる記録用紙Pが収容される第1収容部21、第2収容部22、及び第3収容部23がZ方向に並んで設けられている。第1収容部21、第2収容部22、及び第3収容部23には、収容された記録用紙Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路30(一点差線で図示)に送り出す送出ロール24が設けられている。
搬送路30における送出ロール24よりも下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送するそれぞれ一対の搬送ロール25及び搬送ロール26が複数設けられている。また、搬送路30における記録用紙Pの搬送方向で、搬送ロール26よりも下流側であり且つ画像形成部14内には、位置合せロール28が設けられている。位置合せロール28は、記録用紙Pを一端停止させると共に決められたタイミングで後述する二次転写部32へ送り出すようになっている。
(画像形成部)
画像形成部14は、装置本体の一例としての筐体17を有している。筐体17は、画像形成装置10の正面視で、画像形成部14の左上部が中央上部及び右上部よりも上側に突出されている。そして、原稿読取部18の左端及び奥側が、排出部16の上端及び奥側に結合されている。これにより、画像形成装置10には、画像形成部14の上面、原稿読取部18の下面、及び排出部16の右側面で囲まれた排出空間19が形成されている。排出空間19では、排出部16からの記録用紙Pの排出及び積載が行われる。
画像形成部14の中央には、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナーを組合せて記録用紙Pにトナー画像(現像剤像)を形成する画像形成ユニット40が設けられている。
画像形成ユニット40は、潜像を保持する感光体42K、42C、42M、42Yが、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナーに対応して設けられている。なお、以後の説明では、K、C、M、Yを区別する必要がある場合は、符号の数字の後にK、C、M、Yのいずれかの英字を付して説明し、同様の構成でK、C、M、Yを区別する必要がない場合は、K、C、M、Yの記載を省略する。
図2に示すように、感光体42K、42C、42M、42Yは、この順番で−X側から+X側に向けて並んでおり、それぞれ矢印b方向(図示の反時計回り方向)に回転するようになっている。また、感光体42K、42C、42M、42Yは、接地されている。各感光体42の周囲には、矢印b方向に沿って順に、帯電ロール44と、露光ユニット46と、現像装置50と、転写装置60と、クリーニングロール48とが設けられている。
帯電ロール44は、一例として、ステンレス鋼製の軸部の周囲に導電性弾性層、中間層、及び表面樹脂層を含む複数の層(いずれも図示省略)が形成された構成となっている。また、帯電ロール44は、外周面が感光体42の表面層と接触して従動するように軸部が回転可能に設けられており、電圧印加部(図示省略)から電圧が印加されることにより生じる放電により、感光体42の外周面を帯電させるようになっている。
露光ユニット46は、一例として、LED(Light Emitting Diode)方式となっており、帯電された感光体42の外周面に各トナー色に対応した光を照射(露光)して潜像を形成する。また、矢印b方向における露光ユニット46よりも下流側で感光体42と対向する位置には、現像装置50が配置されている。
現像装置50は、現像剤Gを収容するハウジング52と、感光体42の潜像を現像剤G中の粉体の一例としてのトナーT(図4参照)で現像する現像ロール54と、現像剤Gを現像ロール53に供給する第1供給部材56及び第2供給部材57とを有している。現像剤Gは、一例として、負極性に帯電するトナーTと、正極性に帯電する磁性キャリア(図示省略)とを含む2成分現像剤で構成されている。また、第1供給部材56及び第2供給部材57は、現像剤Gを撹拌しながら循環搬送するようになっている。
転写装置60は、中間転写ベルト62と、感光体42のトナー像を中間転写ベルト62に一次転写する一次転写ロール64と、中間転写ベルト62上のトナー像TAを記録用紙Pに二次転写する二次転写ロール66とを有している。また、中間転写ベルト62において、一次転写ロール64により転写が行われる部位が一次転写部31であり、二次転写ロール66により転写が行われる部位が二次転写部32である。
中間転写ベルト62は、無端状に形成されている。また、中間転写ベルト62は、対向ロール72と、駆動ロール74と、複数のロール76とに巻き掛けられて、矢印a方向(図示の時計回り方向)に周回移動可能に支持されている。対向ロール72は、二次転写部32で二次転写ロール66と共に中間転写ベルト62を挟んでいる。駆動ロール74は、X方向で対向ロール72とは反対側に設けられ、モータ(図示省略)で駆動される。また、中間転写ベルト62を挟んで駆動ロール74側とは反対側には、二次転写後の中間転写ベルト62に残留したトナーなどを清掃するための清掃ユニット75が設けられている。
中間転写ベルト62の外周面は、現像剤像の一例としてのトナー像TAが転写される転写面とされており、この転写面に感光体42K、42C、42M、42Yの外周面が接触している。また、中間転写ベルト62を挟んで感光体42K、42C、42M、42Yの反対側には、一次転写ロール64K、64C、64M、64Yが配置されている。
一次転写部31では、一次転写ロール64に電圧印加部(図示省略)から電圧が印加されており、接地された感光体42との電位差により、感光体42のトナー像が中間転写ベルト62の転写面へ一次転写されるようになっている。
一方、二次転写部37では、二次転写ロール66又は対向ロール72に電圧印加部(図示省略)から電圧が印加されるようになっている。そして、二次転写部37では、二次転写ロール66と対向ロール72との電位差により、中間転写ベルト62上のトナー像TAが、搬送路30で搬送されている記録用紙P上に二次転写されるようになっている。
図1に示すように、画像形成部14の中間転写ベルト62よりも上側には、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各トナーを収容するトナーカートリッジ82K、82C、82M、82YがY方向で交換可能に設けられている。各トナーカートリッジ82は、後述するトナー搬送装置100(図3参照)を介して、対応する色の現像装置50と接続されている。なお、各トナーカートリッジ82は、本発明の粉体供給装置の一例である。
また、搬送路30における二次転写部32よりも下流側(上側)には、定着装置80が設けられている。定着装置80は、記録用紙P上のトナー像TA(図2参照)を加熱する定着ロール81と、定着ロール81に向けて記録用紙Pを加圧する加圧ロール83とを有している。そして、定着装置80では、記録用紙Pが定着ロール81と加圧ロール83との接触部を通過すると、トナーが溶融、凝固して、記録用紙Pにトナー像TA(図2参照)が定着される。
さらに、搬送路30における定着装置80よりも下流側(排出部16)には、定着後の記録用紙Pを搬送する搬送ロール84と、搬送ロール84で搬送された記録用紙Pを排出空間19へ排出する排出ロール85とが設けられている。
(原稿読取部)
原稿読取部18は、原稿搬送装置90と、原稿搬送装置90の下側に配置されたプラテンガラス92と、プラテンガラス92の下側に配置された原稿読取装置94とを有している。
原稿搬送装置90は、送り出しロール91と、一対の搬送ロール93と、位置合せロール95と、を含む複数のロールが配置された自動搬送路96を有している。自動搬送路96の一部は、記録用紙Pがプラテンガラス92上を通るように配置されている。そして、原稿搬送装置90は、読取原稿GEを1枚ずつ自動で搬送する。
原稿読取装置94は、ランプ97から読取原稿GEの原稿面へ照射された光の反射光LTを受光部98で受光することで、読取原稿GEを読み取るようになっている。さらに、原稿読取装置94は、プラテンガラス92の下側の左端部に静止した状態で原稿搬送装置90によって搬送された読取原稿GEを読み取り、又はX方向に移動しながらプラテンガラス92に載せられた読取原稿GEを読み取るようになっている。
次に、画像形成装置10における画像形成工程について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10が作動すると、画像処理装置(図示省略)又は外部から、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の画像データが露光ユニット46に出力される。そして、露光ユニット46から画像データに応じて出射された光が、帯電ロール44により帯電された感光体42の外周面(表面)を露光することで、各色の画像データに対応した静電潜像が各感光体42の表面に形成される。
続いて、各感光体42の表面に形成された静電潜像は、各現像装置50によってトナー像として現像される。そして、各感光体42の表面のトナー像は、一次転写ロール64によって中間転写ベルト62に順次多重転写される。
一方、用紙収容部12から送り出され、搬送路30を搬送されてきた記録用紙Pは、位置合せロール28により、中間転写ベルト62への各トナー像の多重転写とタイミングを合わせて、二次転写部32に搬送される。そして、中間転写ベルト62上に多重転写されたトナー像TAは、二次転写部32に搬送されてきた記録用紙P上に二次転写される。
続いて、トナー像TAが転写された記録用紙Pは、定着装置80へ搬送される。そして、定着装置80では、トナー像TAが定着ロール81及び加圧ロール83によって加熱、加圧されることで記録用紙Pに定着される。さらに、トナー像TAが定着された記録用紙Pは、排出部16から排出空間19へ排出される。
〔要部構成〕
次に、粉体搬送装置の一例としてのトナー搬送装置100について説明する。
図3に示すように、トナー搬送装置100Kは、トナーカートリッジ82Kと現像装置50Kを接続している。また、各トナーカートリッジ82C、82M、82Yと各現像装置50C、50M、50Yを接続する各トナー搬送装置(図示省略)は、上記トナー搬送装置100Kと同様の構成である。そのため、以後の説明では、トナー搬送装置100、トナーカートリッジ82、現像装置50として説明する。
図4及び図5に示すように、トナー搬送装置100は、トナーカートリッジ82から送られるトナーTを現像装置50へ搬送するトナー搬送路102を構成する搬送路部材104と、搬送路部材104に取り付けられ、現像装置50が接続されると共にトナー搬送路102と現像装置50の内部をトナー通過可能に接続する開口105(図5及び図7参照)を有する接続部材106とを備えている。また、トナー搬送装置100は、接続部材106の表面106Aを摺動して開口105を開閉する開閉部材108と、搬送路部材104と接続部材106との間に設けられる接触部材の一例としてのシール部材110とを備えている。
搬送路部材104は、筒状とされ、内部空間がトナー搬送路102とされている。なお、トナー搬送路102は、本発明における搬送路の一例である。搬送路部材104のトナー搬送方向上流側の端部(図示省略)は、トナーカートリッジ82の装置奥行き方向の奥側の端部に接続されている。また、搬送路部材104のトナー搬送方向下流側の端部104Aには、接続部材106が取り付けられている。
なお、搬送路部材104の内部には、トナーカートリッジ82から送られるトナーTを搬送するための搬送部材(図示省略)が設けられている。
図5に示すように、接続部材106は、装置奥行き方向を中心として円弧状に湾曲している。具体的には、接続部材106は、装置奥行き方向から見て、装置高さ方向の直下から時計回りに湾曲しながら延び、直上を通り過ぎて水平方向に至る前に終端している。この接続部材106の内側には、現像装置50の装置奥行き方向の奥側端部に形成された円筒状のトナー導入口部51を挿入できるようになっている。また、接続部材106には、挿入されたトナー導入口部51を保持するための保持機構(図示省略)が設けられている。
また、接続部材106の装置高さ方向の上端部106B側には、開口105(図5参照)が形成されている。この開口105は、接続部材106に現像装置50のトナー導入口部51が接続された状態でトナー搬送路102とトナー導入口部51を通して現像装置50の内部とを接続するようになっている。
図5及び図6に示すように、開閉部材108は、接続部材106の搬送路部材104側の表面106Aに設けられている。この開閉部材108は、装置奥行き方向から見て、接続部材106の表面106Aに沿った湾曲形状とされている。この開閉部材108は、表面106Aに沿って摺動可能とされている。また、開閉部材108は、表面106A上を摺動して開口105を開閉するようになっている。この開閉部材108は、接続部材106に設けられた付勢部材(図示省略)によって開口105を閉塞する閉塞方向(図5の矢印Cで示す方向)に付勢されている。
なお、開閉部材108は、トナー導入口部51が接続部材106に挿入されると、接続部材106に設けられた付勢力を支持する退避機構(図示省略)によって開放方向に移動して開口105上から退避するようになっている。すなわち、トナー導入口部51が接続部材106に挿入されると、開口105が開放されて開閉部材108が開放状態となる。
図5及び図6に示すように、シール部材110は、開口105を囲む枠状とされている。このシール部材110は、トナー搬送方向上流側の端部110A(図5参照)に平坦な接触面112がシール部材110の周方向に沿って一周分形成されている。この接触面112は、搬送路部材104の端部104A側に形成された平坦面104Bに接触するようになっている。
また、シール部材110のトナー搬送方向下流側の端部110B(図5参照)には、第1接触面114と、第2接触面116とが形成されている。第1接触面114は、シール部材110の厚み方向から見てシール部材110の周方向に沿って一周分形成されている。一方、第2接触面116は、シール部材110の厚み方向から見て第1接触面116を取り囲むようにシール部材110の周方向に沿って一周分形成されている。
図5及び図8に示すように、第1接触面114は、開閉部材108の閉塞方向の先端部108Aと接触するようになっている。具体的には、現像装置50を接続部材106に接続した状態では、開放状態の開閉部材108の先端部108Aが付勢部材の付勢力によって第1接触面114に突き当たるようになっている。また、現像装置50を接続部材106に接続する際、及び、接続を解除する際には、開閉部材108の先端部108Aが第1接触面114上を摺動するようになっている。
第2接触面116は、接続部材106の開口105の周辺部に接触するようになっている。また、第2接触面116は、第1接触面114よりもトナー搬送方向下流に位置し、開閉部材108の先端部108Aと非接触とされている。すなわち、第1接触面114と第2接触面116との間には後述する段差118が形成されている。
シール部材110には、開放状態の開閉部材108の先端部108Aが第1接触面114に接触している状態では第1接触面114と第2接触面116との間に段差118が形成されている。この段差118は、開閉部材108の先端部108Aが第1接触面114に非接触状態でも形成されている。
シール部材110は、第1接触面114を形成する第1シール部材120と、第2接触面116を形成し、第1シール部材120と異なる材料で構成された第2シール部材122と、を有している。なお、第1シール部材120は、本発明の第1接触部材の一例である。また、第2シール部材122は、本発明の第2接触部材の一例である。
第1シール部材120は、板枠状とされ、開閉部材108との摺動性に優れる材料、すなわち、摩擦係数の低い材料で形成されている。第1シール部材120を形成する材料としては、ポリエチレンテレフタラート(PET)などの樹脂材料が挙げられる。
第2シール部材122は、板枠状とされ、第1シール部材120の接続部材106側の表面120A上に設けられている。この第2シール部材122は、接続部材106の開口105の周辺部との密着性が高い材料で形成されている。第2シール部材122を形成する材料としては、フェルトなどの不織布が挙げられる。
また、シール部材110は、第1シール部材120が接続部材106側の表面124Aに設けられるベース部材124を有している。このベース部材124は、枠状とされ、厚み方向の一端部がシール部材110の端部110Aとされている。また、ベース部材124は、第1シール部材120よりも弾性変形しやすい材料で形成されている。ベース部材124を形成する材料としては、発泡ウレタンなどの樹脂材料が挙げられる。
〔作用〕
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、トナー搬送装置100では、接続部材106に現像装置50が接続された状態では、シール部材110の第1接触面114に開放状態の開閉部材108の先端部108Aが付勢部材の付勢力によって突き当てられている。これにより、シール部材110と開閉部材108との間がシールされている。一方、シール部材110の第2接触面116は、接続部材106の開口105の周辺部に接触しており、シール部材110と接続部材106との間がシールされている。また、シール部材110の接触面112は、搬送路部材104の端部104Aに接触しており、シール部材110と搬送路部材104との間がシールされている。
ここで、本実施形態のトナー搬送装置100では、開放状態の開閉部材108の先端部108Aがシール部材110に接触している状態で第1接触面114と第2接触面116との間に段差118が形成されている。そのため、開閉部材108の先端部108Aが接触している第1接触面114から接続部材106に接触している第2接触面116までが平坦状とされている構成(例えば、第2シール部材122を有さない構成)と比べて、開閉部材108の先端部108Aから受ける力による第1接触面114の変形が第2接触面116に伝わるのが抑制される。すなわち、第2接触面116の姿勢が維持される。これにより、第2接触面116と接続部材106との間のシール性の低下が抑制される。
特に本実施形態のトナー搬送装置100では、第1シール部材120の表面120Aに第2シール部材122を設けることで段差118を形成しているため、開放状態の開閉部材108の先端部108Aが第1接触面114に接触している状態でのみ段差が形成される構成と比べて、シール性の低下が抑制される。
さらに、本実施形態のトナー搬送装置100では、異なる材料で形成された第1シール部材120と第2シール部材122にそれぞれ第1接触面114と第2接触面116とを形成している。このため、同一部材に第1接触面114と第2接触面116を形成する構成と比べて、シール性が向上される。特に本実施形態では、第1シール部材120を開閉部材108に対して摩擦係数の低い材料で形成していることから、第1接触面114に作用する摩擦力が低下し、第1接触面114の変形が抑えられる。一方、第2シール部材122を接続部材106の開口105の周辺部との密着性が高い材料で形成していることから、シール部材110と接続部材106との間のシール性の低下が抑制される。
本実施形態の画像形成装置10によれば、トナー搬送装置100を備えない構成と比べて、トナー漏れによる筐体17の清掃サイクルが延びる。
前述のトナー搬送装置100では、シール部材110に段差118が形成される構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図9に示すトナー搬送装置130のように、シール部材132の第1接触面114と第2接触面116との間にスリット134を形成する構成としてもよい。このシール部材132は、第1実施形態のベース部材124と同じ材料で形成されており、第1接触面114と第2接触面116が面一とされている。また、シール部材132は、開放状態の開閉部材108の先端部108Aが接触している状態では、第1接触面114が押し込まれ第2接触面116との間に段差136(図10参照)が形成されている。この段差136により、開閉部材108の先端部108Aから受ける力による第1接触面114の変形が第2接触面116に伝わるのが抑制される。すなわち、第2接触面116の姿勢が維持され、第2接触面116と接続部材106との間のシール性の低下が抑制される。これにより、トナー搬送装置130では、第1接触面114と第2接触面116との間にスリット134を形成しない構成と比べて、部品点数が低減される。なお、第1接触面114と第2接触面116との間には、スリット134の代わりに溝を設けてもよい。
前述の実施形態では、第1シール部材120の表面120Aに第2シール部材122を設けることでシール部材110に段差118を形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。シール部材の構成において、トナー搬送方向下流側の端部を周方向に連続する平坦面とし、この平坦面の外枠部分と内枠部分の剛性を異ならせる構成としてもよい。上記構成としたシール部材は、開放状態の開閉部材108の先端部108Aが平坦面の内枠部分に接触している状態では、平坦面の内枠部分が押し込まれて外枠部分との間に段差が形成されている。なお、上記構成では、平坦面において開放状態の開閉部材108の先端部108Aが接触する内枠部分が第1接触面とされ、平坦面の先端部108Aと非接触とされ且つ接続部材106の開口105の周辺に接触する外枠部分が第2接触面とされており、第1接触面と第2接触面との間に段差が形成されている。上記構成のシール部材においてもシール部材110と同様の効果が得られる。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施でき、製造工程の順序を適宜変更することが可能である。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 画像形成装置
17 筐体(装置本体)
82 トナーカートリッジ(粉体供給装置の一例)
100 トナー搬送装置(粉体搬送装置の一例)
102 トナー搬送路(搬送路の一例)
104 搬送路部材
105 開口
106 接続部材
106A 表面
108 開閉部材
108A 開閉部材の閉塞方向の先端部
110 シール部材(接触部材の一例)
114 第1接触面
116 第2接触面
118 段差
120 第1シール部材(第1接触部材の一例)
122 第2シール部材(第2接触部材の一例)
130 トナー搬送装置(粉体搬送装置の一例)
132 シール部材(接触部材の一例)
134 スリット
136 段差

Claims (3)

  1. を搬送する搬送路を構成する搬送路部材と、
    前記粉体が通過可能な開口を有し、前記搬送路部材に取り付けられる接続部材と、
    前記接続部材の前記搬送路部材側の表面に設けられ、該表面に沿って摺動して前記開口を開閉する開閉部材と、
    前記搬送路部材と前記接続部材との間に設けられ、前記開閉部材の閉塞方向の先端部と接触する第1接触面と、前記開口の周辺部に接触すると共に前記先端部と非接触とされた第2接触面を有し、前記先端部との接触状態によらず前記第1接触面と前記第2接触面との間に段差が形成されているシール部材と、
    を備え
    前記シール部材は、前記第1接触面を形成する第1シール部材と、前記第2接触面を形成し前記第1シール部材と異なる材料で構成された第2シール部材と、を有する粉体搬送装置。
  2. 粉体を搬送する搬送路を構成する搬送路部材と、
    前記粉体が通過可能な開口を有し、前記搬送路部材に取り付けられる接続部材と、
    前記接続部材の前記搬送路部材側の表面に設けられ、該表面に沿って摺動して前記開口を開閉する開閉部材と、
    前記搬送路部材と前記接続部材との間に設けられ、前記開閉部材の閉塞方向の先端部と接触する第1接触面と、前記開口の周辺部に接触すると共に前記先端部と非接触とされた第2接触面を有し、前記先端部との接触状態によらず前記第1接触面と前記第2接触面との間に段差が形成されているシール部材と、
    を備え、
    前記第1接触面と前記第2接触面との間には、溝又はスリットが形成されている、粉体搬送装置。
  3. 粉体としての現像剤を供給する粉体供給装置が装着可能な装置本体と、
    前記現像剤で潜像を現像して現像剤像を形成する現像装置と、
    前記粉体供給装置から送られる前記現像剤像を前記現像装置へ搬送するための請求項1又は請求項2に記載の粉体搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
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