JP6793506B2 - バスダクト分岐システム及び分岐装置 - Google Patents

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本発明は、バスダクト分岐システム及び分岐装置に関し、例えば、バスダクトからタップオフで電力を分岐させるバスダクト分岐システム及び分岐装置に関する。
従来から、建物の電気幹線としてバスダクトが利用されている。また、このバスダクトに流れる電力を設備機器や分電盤などに分岐するバスダクト分岐構造(以下、単に「分岐構造」)が知られており、例えば、特許文献1には、その構成が開示されている。特許文献1に記載の分岐構造は、バスダクト導体に分岐用の導体(以下、「タップオフ導体」)を重ねてボルトで締め付けることで分岐突設させ、そのタップオフ導体を利用することで、必要時にバスダクト導体に流れる電力を分岐できるようになっている。
実開平7−11834号公報
しかしながら、上述した従来技術の分岐構造は、以下に示す課題を有している。
具体的には、特許文献1に記載されたタイプの分岐構造は、バスダクト導体とタップオフ導体とを重ねてボルトで締め付けているため、プラグイン接続に比べて安定した電気的接続が実現でき、且つ必要時に電力を分岐させることができるようにはなっている。しかし、特許文献1に記載されたタイプの分岐構造は、後に必要になることを見越してタップオフ導体を有する接続ユニット(以下、単に「タップオフ接続ユニット」)を予め取り付けておく必要があり、手間がかかるという課題を有している。さらに、特許文献1に記載されたタイプの分岐構造は、未使用時のタップオフ導体がバスダクトのハウジングから大きく突出していて見栄えが悪いだけでなくバスダクトの周囲での作業の阻害要因にもなっている。また、予めタップオフ接続ユニットを取り付けていなかった部分で電力を分岐させたい場合には、タップオフ接続ユニットに交換する手間が生じていた。
本発明は、上記課題を解消するために提案するものであって、その目的は、バスダクトに予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、必要に応じて容易に後付けでタップオフ分岐構造を取り付けることができるバスダクト分岐システム及び分岐装置を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、前記バスダクトの側面視で前記ハウジングに隠される領域において、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられていることを特徴とする
上記の構成によれば、バスダクトに予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、タップオフ分岐構造を容易に後付けしてバスダクトから電力を分岐させることができる。具体的には、本発明によれば、バスダクトに分岐装置を取り付けることで、バスダクトの導電性部材に、分岐装置から下方に突設されている分岐導体を当接させ、締着部材により分岐導体および導電性部材を一括で締着できる。すなわち、バスダクトに分岐装置を後付けすることで、バスダクトに予めタップオフ分岐構造を設けている場合と同様のタップオフ分岐構造が実現され、プラグイン接続に比べて安定した電気的接続が可能になる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられており、前記締着部材は、前記分岐導体および前記導電性部材と共に、前記バスダクトのハウジングも締着可能であることを特徴とする。
上記の構成によれば、分岐装置の締着部材により、導体同士の締着だけでなく、バスダクトのハウジングも締着するため、簡易な構造で強固なタップオフ分岐構造をバスダクトに設置することができる。その結果、仮に分岐装置に外力がかかったとしても、導電性部材と分岐導体の接続部分に力がかかり難くなり、安定した電気的接続を確保できる。
また、前記分岐装置はハウジングを備え、前記締着部材の締着により、前記バスダクトのハウジングと前記分岐装置のハウジングとが接続されるようになっていることが望ましい。
上記の構成によれば、分岐装置の締着部材により、導体同士の締着だけではなく、その締着によってバスダクトと分岐装置のハウジング同士が接続されるため、簡易な構造で強固なタップオフ分岐構造をバスダクトに設置することができる。その結果、仮に分岐装置に外力がかかったとしても、導電性部材と分岐導体の接続部分に力がよりかかり難くなり、安定した電気的接続を確保できる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材と、前記分岐導体毎に接続されている分岐側導電性部材が設けられ、前記締着部材は、前記分岐導体及び前記導電性部材の一括締着に加えて、さらに、前記分岐導体及び前記分岐側導電性部材も締着可能であることを特徴とする
上記の構成によれば、分岐装置の導体部分を分岐導体と分岐側導電性部材との組み合わせにより形成することができ、また、専用の締結ボルト等も不要であるため、一体物として製造する場合に比べて容易かつ廉価に製造が可能となる。
また、前記バスダクトのハウジングには、前記分岐装置の取り付け位置を位置決めするためのバスダクト側位置決め部が設けられ、前記分岐装置には、前記バスダクト側位置決め部と位置決めされる分岐側位置決め部が設けられていることが望ましい。
この構成によれば、バスダクトに対して分岐装置を取り付ける際、容易に位置決めして締着することができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられており、前記バスダクトの複数の前記導電性部材は、第1のバスダクト導体と第2のバスダクト導体とをバスダクト側締着部材により電気的に接続するバスダクト接続部における導電性の接続部材であることを特徴とする。特に、バスダクト接続部における導電性の部材は、第1のバスダクト導体の端部と第2のバクダクト導体の端部との突合せ箇所を挟み込むように配置された一対の接続部材により構成され、バスダクト側締着部材により締結されて前記第1のバスダクト導体と前記第2のバスダクト導体とを電気的に導通させることが望ましい。
この構成によれば、バスダクトにバスダクト側締着部材がある場合にも、分岐導体と接続部材との締結は分岐装置に設けられた締結部材により行うことにより、バスダクト側締着部材により一括で締着する場合に比べて強固に結合することができ、強固なタップオフ分岐構造を容易に後付けでバスダクトに設置することができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられており、前記バスダクトは、少なくとも一方が前記導電性部材で構成され相互に離間し且つ相対向して配置された一対の接続部を有し、前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられた際に、一対の前記接続部の間に前記分岐導体が挿入され、前記締着部材が、前記分岐導体及び一対の前記接続部を締着可能であることを特徴とする。


上記構成によれば、挿入型の分岐導体を分岐装置に設けることができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置であって、ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材と、前記分岐導体毎に接続されている分岐側導電性部材とを有し、前記締着部材は、前記分岐導体及び前記導電性部材の一括締着に加えて、さらに、前記分岐側導電性部材及び前記分岐導体も締着するようになっていることを特徴とする。
上記構成によれば、バスダクトに予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、タップオフ分岐構造を容易に後付けしてバスダクトから電力を分岐させることができる。また、分岐装置の導体部分を分岐導体と分岐側導電性部材との組み合わせにより形成することができ、一体物として製造する場合に比べて容易かつ廉価に製造が可能となる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置であって、ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材を有し、前記分岐導体は、相互に離間し且つ相対向して配置されている一対の導体として形成され、その少なくとも一方の下側端部が、もう一方の前記導体の下側端部に当接するように変形されていることを特徴とする。
上記構成によれば、バスダクトに予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、タップオフ分岐構造を容易に後付けしてバスダクトから電力を分岐させることができる。また、分岐導体の挿入部分を別途作成せずとも分岐導体端部の変形により形成できるため、その分、容易かつ廉価に製造が可能となる。
本発明によれば、バスダクトに予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、タップオフ分岐構造を容易に後付けしてバスダクトから電力を分岐させることができるバスダクト分岐システム及び分岐装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態のバスダクト分岐システムを構成するバスダクトを説明するための図であり、(a)が平面図であり、(b)が側面図である。 本発明の第1実施形態のバスダクトの断面を示す模式図であり、(a)がバスダクトを構成するバスダクトユニットの断面を示す模式図であり、(b)がバスダクトを構成する接続ユニットの断面を示す模式図である。 本発明の第1実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置を説明するための模式図であり、(a)が平面図であり、(b)が側面図である。 本発明の第1実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置の分岐ユニットの断面を示す模式図である。 本発明の第1実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置がバスダクトに装着された状態を示した模式図である。 本発明の第1実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置がバスダクトに装着された状態の断面を示した模式図である。 本発明の第1実施形態のバスダクト分岐システムの分岐側位置決め部の変形例を示した図であり、(a)が側面図、(b)が背面図である。 本発明の第1実施形態のバスダクト分岐システムに対して、図7に示す変形例の分岐側位置決め部を装着した状態を示した模式図である。 本発明の第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成するバスダクトを説明するための図であり、(a)がバスダクトの側面図、(b)がバスダクトのハウジング内の導体の端部を示した模式図である。 本発明の第2実施形態のバスダクトを構成する接続ユニットの断面を示す模式図である。 本発明の第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置の側面図である。 本発明の第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置の分岐ユニットの断面を示す模式図である。 本発明の第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置がバスダクトに装着された状態を示した模式図である。 本発明の第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置がバスダクトに装着された状態の断面を示した模式図である。 本発明の実施形態の分岐装置の変形例を示した図であり、(a)が平面図、(b)が側面図である。 図15に示す分岐装置の模式断面図である。
以下、本発明の実施形態のバスダクト分岐システムについて図面に基づいて説明する。尚、本発明のバスダクト分岐システムは、以下の実施形態(第1〜2実施形態)及び他の実施形態に限定されるものではない。
《第1実施形態》
先ず、第1実施形態のバスダクト分岐システムについて図1〜6を用いて説明する。
第1実施形態のバスダクト分岐システムは、図5及び図6に示すように、バスダクト10と、バスダクト10に取り付けられる分岐装置20とを備えている。
尚、後述するが、バスダクト10のハウジングは、図1及び図2に示すように、バスダクトユニット11のパイプスペーサ112及び側板113と、接続ユニット12の接続側板123及び接続上下板30とを有する構成になっている。
ここで、分岐装置20は、複数の分岐導体40(平板状の分岐導体40)の一端側を下方(バスダクト10に取り付ける際のバスダクト10の方向)に突設させている。この分岐装置20は、バスダクト10に取り付けられると、複数の分岐導体40の一端部がそれぞれ、バスダクト10の対応する導電性接続部材121に当接するようになっている。また、分岐装置20には、バスダクト10に取り付けられた際に、複数の分岐導体40、および複数の導電性接続部材121を一括で締着可能な「締着具45及び押圧部材43」により構成される締着部材が設けられている(図3、4参照)。尚、「締着具45及び押圧部材43」は、分岐装置20がバスダクト10に取り付けられた際に、その少なくとも一部がバスダクト10のハウジングの外側に配置されるようになっている。
また、バスダクト10のハウジング内には、分岐装置20の複数の分岐導体40のそれぞれに対応する複数組の導電性接続部材121・121(導電性部材)が所定幅だけ離間して設けられている。尚、導電性接続部材121・121は、相互に相対向するように配置されている。
そして、バスダクト10に分岐装置20が取り付けられた際に、バスダクト10の導電性接続部材121・121の間に分岐装置20の分岐導体40が挿入されて当接し、締着具45及び押圧部材43によって、これら複数の分岐導体40、導電性接続部材121・121及びバスダクト10のハウジングを一括して締着できるようになっている。
上記の構成によれば、バスダクト10に予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、必要に応じて後付けで容易にタップオフ分岐構造を取り付けることができる。
次に、第1実施形態のバスダクト分岐システムの各構成について順番に説明していく。
先ず、バスダクト10の構成について図1及び図2を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、バスダクト10は、絶縁被覆された導体111aをハウジングで覆った構成であり、バスダクトユニット11・11を別体の接続ユニット12を介して相互に接続することで形成されている。すなわち、第1実施形態のバスダクト10は、複数のバスダクトユニット11と、隣接配置されたバスダクトユニット11を接続する接続ユニット12とを有する構成になっている。
バスダクトユニット11は、図2(a)に示すように、絶縁被覆された例えば3相の絶縁被覆導体111(平板状の送電用の導体111aを絶縁物で被覆して形成された絶縁被覆導体111)が並設され、絶縁被覆導体111の幅方向両側に平面視略方形のパイプスペーサ112が配置されている。また、バスダクトユニット11は、絶縁被覆導体111及びパイプスペーサ112を断面略コ字形の一対の側板113・113で一括して狭持し、側板113に挿通したボルト114a、ナット114b等の締着具を緊締して固定されている。尚、バスダクトユニット11のハウジング内の導体111aの端部は、絶縁物で被覆されておらず、接続ユニット12の導電性接続部材121を介して、隣接して設置されるバスダクトユニット11のハウジング内の導体111aの端部(絶縁物で被覆されていない端部)と電気的に接続できるように構成されている。
上記の側板113は、その上下両端縁に、狭持している絶縁被覆導体111から外方へ向かって第1補強部113aが略直角に延設され、第1補強部113aの端縁には互いに向きあう方向に第2補強部113bが略直角に延設され、バスダクトユニット11やバスダクト10自体の強度を保っている。尚、バスダクトユニット11において、パイプスペーサ112、側板113(後述する膨出側部115を含む)がハウジングに相当する。
また、接続ユニット12は、図2(b)に示すように、接続すべきバスダクトユニット11・11の同相導体111a・111a間を接続する接続部材としての導電性接続部材121と、絶縁セパレータ122と、これらを外方から狭持する接続側板123と、接続側板123の外方に配置された押圧部材124とが設けられており、これらを絶縁スリーブ125に挿通してなる締着具126で緊締してバスダクトユニット11・11を相互に接続する構成であり、接続前には締着具126によって仮締着された状態になっている。
尚、絶縁セパレータ122は、導電性接続部材121を含む異相の導体111a・111a間及び導電性接続部材121を含む最外側の導体111aと接続側板123間を絶縁する位置に設置されている。
また、接続側板123は、図1(a)に示すように、平面視で略ハット形状に屈曲形成されており、その凹部123aに押圧部材124の少なくとも一部が収納されるようになっている。
接続ユニット12でバスダクトユニット11・11を接続してバスダクト10を構成する場合、接続すべきバスダクトユニット11・11の導体111a・111aの端部を同相の導電性接続部材121・121間に挿入し、バスダクト側板113と接続側板123とをボルトナット等の締着具で固定し、その後、仮締着している締着具126を緊締し、更に対応開放面である上下面に接続上下板30をそれぞれ配置してバスダクトユニット11・11にビス止めする等で固定し、前記開放面を塞ぐことにより、バスダクトユニット11・11相互の接続が完了する。このようにして、バスダクト10のハウジングは、接続ユニット12において、バスダクトの厚み方向に膨張した膨張部(図1(b)における左側のバスダクトユニット11の膨出側部115と、右側の膨出側部115との間に挟まれた部分)が形成されている。尚、接続ユニット12において、接続側板123、接続上下板30がハウジングに相当する。
尚、接続上下板30は、平板状の基部32と、基部32の側方の両端縁を略直角に屈曲延設してなる補強片34とを有する構成になっている。
次に分岐装置20について図3及び図4を参照しながら説明する。
図3に示すように、分岐装置20は、ボックス形の箱体22と分岐ユニット60とを備えている。箱体22は、板状の底面22aを有し、この底面22aから周壁である側壁22b・22b、前壁22c、後壁22dが立設し、その上面には開閉可能な蓋体22eが設けられている。尚、箱体22においては、これら底面22a、周壁22b、前壁22c、後壁22d、蓋体22eがハウジングに相当する。
箱体22の前壁22c側には、分岐導体40を下方へ突設した分岐ユニット60が固定されている。
また、底面22aの後壁22d側には固定部材26が設けられている。箱体22内には、ブレーカ23と、このブレーカ23に対して分岐導体40を電気的に接続するための接続導体24(分岐側導電性部材)とが設置され(各分岐導体40にそれぞれ接続導体24が電気的に接続され)、図には省略するが、接続導体24からブレーカ23を介して箱体22の外に電力を分岐する構成となっている。
尚、接続導体24は、後端部側が箱体22の内部に配置され、先端部側が前壁22cから前方に突出した状態になるように箱体22に設置されている。また、接続導体24は、その後端端部側がブレーカ23に接続され、先端端部側が分岐導体40に接続されている。
分岐ユニット60は、図4に示すように、箱体22から突出している各接続導体24の厚さ方向の両側に配置される一対の分岐導体40(板状の分岐導体40)と、絶縁セパレータ41と、これらの外方に配置される分岐側板42と、分岐側板42の外方にさらに配置された押圧部材43とを有し、これらを絶縁スリーブ44に挿通してなる締着具45で緊締する構成となっている(押圧部材43及び締着具45が締着部材に相当する)。また、一対の分岐導体40は、相互に離間し且つ相対向するように配置されている。
尚、絶縁セパレータ41は、分岐導体40を含む異相の接続導体24間及び分岐導体40を含む最外側の接続導体24と分岐側板42間を絶縁する位置に設置されている。また、絶縁スリーブ44は、両端を貫通する貫通孔が形成された中空筒状になっており、分岐導体40及び絶縁セパレータ41を貫通した状態で設置されている。また、押圧部材43は、絶縁スリーブ44の貫通孔に連通するボルト孔が形成されている。そして、締着具45を構成するボルトが、押圧部材43のボルト孔及び絶縁スリーブ44の貫通孔に挿通され、締着具45を締め付けることで、「押圧部材43及び締着具45」により「接続導体24、分岐導体40、絶縁セパレータ41、分岐側板42等」が締結されるようになっている。
また、分岐側板42は、図3(a)に示すように、上下両端部が平面視で略ハット形状に屈曲形成されており、その凹部42aに押圧部材43の少なくとも一部が収納されるようになっている。
分岐ユニット60には、上面から前面に亘って覆うカバー46が設けられている。カバー46は、分岐ユニット60の上面を覆う平板状の上面基部46aと、上面基部46aの前方の端縁を略直角に下方に屈曲延設してなる前面基部46bと、前面基部46bの前方の端縁を略直角に前方に屈曲延設してなる前方接続片46cと、上面基部46aの後方の端縁を略直角に上方に屈曲穿設して成る後方接続片46dといった複数の部位を有する構成となっている。また、上記のカバー46を構成する部位のうち、後方接続片46dを除く各部位(上面基部46a、前面基部46b、前方接続片46c)には、各部位の側方・両端縁を略直角に屈曲して延設された補強片46eが形成されている。
尚、分岐ユニット60において、分岐側板42及びカバー46がハウジングに相当する。そして、分岐導体40は、分岐側板42及びカバー46により構成されるハウジングに、その一部(下端部)が分岐側板42の下端から突出した状態で覆われている。
また、分岐ユニット60は、箱体22を分岐ユニット60側に延長することにより、箱体22の内部に一部又は全部が収納される構成とすることも可能である(この場合、ハウジングに覆われた分岐ユニット60を更に箱体22のハウジングで覆う構成となる)。
分岐導体40は、図4に示すように、上述の接続ユニット12における導電性接続部材121(図2)と類似する構成であるが、その下端が分岐側板42の下端よりも下方に延設され(突出しており)、先端部分において同相の分岐導体40・40同士が接するように段差が設けられている。すなわち、一対の分岐導体40の先端部側を屈曲させて(変形させて)段差を設けることで、同相の分岐導体40・40の先端部同士が当接するようにしている。これにより、分岐導体40・40の下端に、バスダクト10の導体111aと略同じ幅の挿入部40aが形成されるようになっている。尚、挿入部40aは、片側の分岐導体40のみを下方に延設してその端部を利用して形成するようにしても良いし、接続導体24を側面視で略L字型に形成して分岐ユニット60の下方から直接突出させ、その端部を利用して形成するようにしても良く(つまりこの場合、接続導体24自体が分岐側導電性部材と分岐導体の両方を兼ねていることになる)、その構成は適宜である。また、一対の分岐導体40・40は、その少なくとも一方の下側端部が、もう一方の分岐導体40側に向けて屈曲した形状に変形され、もう一方の分岐導体40の下側端部に当接するように形成されていても良い。
次に、分岐装置20をバスダクト10に取り付ける施工手順について説明する。
先ず、作業者は、バスダクト10の接続ユニット12の上側の接続上下板30を取り外し、接続ユニット12の締着具126を緩める。その後、分岐ユニット60の部分が接続ユニット12の近傍に位置するように分岐装置20を移動させ、バスダクト10(接続ユニット12)の接続側板123の凹部123aに分岐装置20の押圧部材43(締着部材の一部)を位置合わせして上から挿入するようにして、バスダクト10に当接するまで分岐装置20を近づける。すなわち、この場合、凹部123aがバスダクト側位置決め部となり、押圧部材43が分岐側位置決め部となっている。
ことのき、図6に示すように、分岐装置20の挿入部40a(分岐導体40)は、バスダクト10のハウジングの内部に挿通され、バスダクト10を構成する接続ユニット12の同相の導電性接続部材121・121間に挿入されてこれら導電性接続部材121・121に当接した状態(挿入部40aと導電性接続部材121とが接した状態や、僅かに離間して対向配置された状態を広く含む)となる。また、分岐装置20の絶縁セパレータ41が、接続ユニット12の絶縁セパレータ122に設けられた沿面距離確保用の隙間に挿入された状態となる。
次に、作業者は、接続ユニット12の締着具126を締め付けると共に、分岐ユニット60の締着具45を締め付け、固定部材26(図5参照)でバスダクト10の第1補強部113a(図2、図5参照)を把持する。尚、締着具126による締め付けは、一度緩めた締着具126を再締め付けしても良いし、別途新たに用意した締着具126で締め付けても良い。
このとき、分岐ユニット60の締着部材(締着具45及び押圧部材43)は、分岐装置20側において、複数(この場合3相)の接続導体24と、その厚さ方向の両側にそれぞれ配置される一対の分岐導体40・40と、絶縁セパレータ41と、これらの外方に配置される一対の分岐側板42・42とを締め付けることで、接続導体24と分岐導体40とを電気的に接続すると共に、接続導体24や分岐導体40を分岐装置20のハウジング(この場合、分岐側板42)に機械的に固定している。
その一方で、分岐ユニット60の締着部材(締着具45及び押圧部材43)は、バスダクト10側において、複数(この場合3相)の挿入部40a(分岐導体40)と、その厚さ方向の両側にそれぞれ配置される一対の導電性接続部材121・121と、絶縁セパレータ122と、これらの外方に配置される一対の接続側板123・123とを締め付けることで、分岐導体40と導電性接続部材121とを電気的に接続すると共に、分岐導体40や導電性接続部材121をバスダクト10のハウジング(この場合、接続側板123)に機械的に固定している。
このようにして、第1実施形態によれば、バスダクト10に予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、分岐装置20を取り付けることによって、分岐導体40によるタップオフ分岐構造を容易に後付けしてバスダクト10から電力を分岐させることができる。
また、第1実施形態によれば、分岐装置20の締着部材(締着具45及び押圧部材43)により、分岐導体40と導電性接続部材121との締着だけでなく、バスダクト10のハウジング(接続側板123)も一緒に締め付けるため、簡易な構造で機械的にも電気的にも強固なタップオフ分岐構造をバスダクトに設置することができる。
上記効果を以下に詳述する。
具体的には、分岐導体40及び導電性接続部材121の接続部分は、バスダクト10と分岐装置20との電気的接触を実現している重要な部分であり、安定した接続を維持することが望まれている。しかし、仮に、分岐導体40及び導電性接続部材121のみを締着部材(締着具45及び押圧部材43)で締め付ける構造になっているとすると、分岐装置20に外力が加わった際に、その力(特に、分岐導体40近傍に加えられる荷重)は、分岐導体40を介して全て導電性接続部材121に伝わるようになる。すなわち、分岐導体40及び導電性接続部材121のみを締着部材(締着具45及び押圧部材43)で締め付ける構造を採用した場合、分岐導体40と導電性接続部材121との間において、安定した電気的接続を維持できない虞が生じる。
これに対し、第1実施形態のように、バスダクト10のハウジング(接続側板123)も一緒に締着部材(締着具45及び押圧部材43)で締め付ける構造を採用することにより、分岐装置20に加わった外力は、分岐導体40を介して導電性接続部材121だけでなくバスダクト10のハウジング(接続側板123)に分散する。そのため、第1実施形態によれば、分岐導体40及び導電性接続部材121の接続部分へ加わる力は、分散する分だけ低減されることとなり、より安定した電気的接続の維持に繋がる。また、バスダクト10のハウジング(接続側板123)と接続しているので、単純に機械的強度が向上するという効果もある。
さらに、第1実施形態では、分岐装置20の締着部材(締着具45及び押圧部材43)が、その締着によって、バスダクト10のハウジング(接続側板123)と分岐ユニット60のハウジング(分岐側板42)とを接続するようになっている。これにより、分岐装置20に外力が加わった際に、その力(特に、分岐導体40近傍へ加わる力)は、分岐導体40を介して導電性接続部材121に伝わる以前に、まず分岐装置20のハウジング(分岐側板42)を介してバスダクト10のハウジング(接続側板123)に伝わることとなる。すなわち、分岐導体40及び導電性接続部材121の接続部分へ加わる力はその分だけ低減されることとなり、より安定した電気的接続の維持に繋がる。また、バスダクト10のハウジング(接続側板123)と分岐装置20のハウジング(分岐側板42)とが接続されているので、単純に機械的強度が向上するという効果もある。その結果、簡易な構造で機械的にも電気的にも強固なタップオフ分岐構造をバスダクト10に設置することができる。
さらに第1実施形態では、分岐装置20の締着部材(締着具45及び押圧部材43)が、バスダクト10側における分岐導体40と導電性接続部材121との締着だけでなく、分岐装置20側において分岐導体40と接続導体24(分岐側導電性部材)とを締着するようになっている。これにより、分岐装置20の導体部分を分岐導体40と接続導体24(分岐側導電性部材)との組み合わせにより形成することができ、また、専用の締結ボルト等も不要であるため、一体物として製造する場合に比べて容易かつ廉価に製造が可能となる。
《第1実施形態の変形例》
尚、第1実施形態では、締着部材(締着具45及び押圧部材43)で「バスダクト10のハウジング(接続側板123)」及び「分岐装置20のハウジング(分岐側板42)」の両方を一緒に締着する構成について述べたが、特にこれに限定されるものではない。締着部材(締着具45及び押圧部材43)が「バスダクト10のハウジング(接続側板123)」及び「分岐装置20のハウジング(分岐側板42)」の両方または片方を締着しないように構成されていても良い。この場合、締着部材(締着具45及び押圧部材43)をハウジングの内側に配置するようにして、不用意に触れないように覆う構成にすることもできる。
また、第1実施形態では、締着部材が締着具45及び押圧部材43である場合について述べたが、特にこれに限定されるものではない。要は、第1実施形態における締着部材とは、バスダクト10に分岐装置20が取り付けられた際に、複数の分岐導体40、および複数の導電性接続部材121を一括で締着可能であれば良く、例えば、締着具45のみが締着部材である場合や、接続側板123に強度を持たせてこの接続側板123を締着部材に含める場合、さらに別の部材用意してこれを締着部材に含める場合等、種々の構成を含むと共に、その構成を部分的に抽出した構成や、抽出した構成を更に任意に組み合わせた構成も幅広く含むものである。
また、第1実施形態では、一対の導電性接続部材121・121(接続部材)でバスダクトユニット11・11の同相導体111a・111aの端部を挟持固定して電気的に接続するようにし、この導電性接続部材121に対して分岐装置20の分岐導体40を接続するようにした場合について述べたが、特にこれに限定されるものではない。同相導体111a・111a間を接続する接続部材としては、少なくとも一方が導電性接続部材121であれば良く、もう一方は非導電性の部材で形成されていても良い。
また、第1実施形態では、一対の分岐導体40・40で接続導体24の端部を挟持固定するようにした場合について述べたが、特にこれに限定されるものではなく、片方のみに分岐導体40を配置しもう一方には非導電性の部材を配置するようにしても良い。この場合、片方の分岐導体40を下方に延設してその端部を利用して挿入部40a形成するようにすることで、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1実施形態では、分岐装置20の取り付け前にバスダクト10(接続ユニット12)の締着具126を緩め、バスダクト10の取り付け後に再度締着具126を締め付けるようにする場合について述べたが、特にこれに限定されるものではない。
例えば、分岐装置20の挿入部40a・40aの合計の厚み寸法を導電性接続部材121・121の離間距離(バスダクト10の導体111aの厚み寸法)よりも僅かに小さい寸法に設定したり、或いは、導電性接続部材121・121の離間距離が分岐装置20の挿入部40aの挿入部分において挿入部40a・40aの合計の厚み寸法よりも僅かに大きい寸法(僅かに離間する寸法)に設定したりしても良い。このようにすることで、締着具126を緩めなくても導電性接続部材121・121間に分岐装置20の挿入部40aを挿入することができる。この場合でも、挿入部40aの挿入後に締着部材(締着具45及び押圧部材43)を締め付けることにより、挿入部40a(分岐導体40)と導電性接続部材121とを電気的に接続できるため、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1実施形態では、バスダクト10(接続ユニット12)の接続側板123の凹部123aをバスダクト側位置決め部とし、分岐装置20の押圧部材43を分岐側位置決め部とするようにした場合について述べたが、特にこれに限定されるものでは無い。以下に示す変形例のように構成しても良い。
具体的には、例えば、図7に示す分岐側位置決め部70を分岐装置20に設けるようにしても良い。この分岐側位置決め部70は、側面視で略逆凹字形状に形成され(略逆凹字形の平板状に形成され)、分岐装置20(分岐ユニット60)の側面(分岐側板42)に締着部材(締着具45及び押圧部材43)を避けて装着できるようになっている。分岐側位置決め部70は、分岐装置20(分岐ユニット60)に装着されたときに、その両方の端部71・71が分岐装置20(分岐ユニット60)よりも下方に突出するようになっている。端部71は、その下方が外方向に斜めに屈曲していると共に、その上方に嵌合孔72が設けられている。
これにより、作業者は、バスダクト10に分岐装置20を取り付ける際、分岐ユニット60の部分が接続ユニット12の近傍に位置するように分岐装置20を移動させた後、分岐側位置決め部70の嵌合孔72に接続側板123のビス123b(バスダクト側位置決め部)が入るように位置合わせして、バスダクト10に当接するまで分岐装置20を近づける。このとき、分岐側位置決め部70の端部71の下方が接続側板123から離間する方向に斜めに屈曲しているため、ビス123bによって分岐側位置決め部70が外方に押し広げられる。
そして、図8に示すように、嵌合孔72の位置にビス123bが到達するとビス123bが嵌合孔72に嵌合して分岐側位置決め部70全体が元の形に戻り、バスダクト10に対する分岐装置20の位置決めが完了する。尚、この場合、バスダクト10に対する分岐装置20の分岐導体40(挿入部40a)の挿入深さ方向の位置も決定されるようになっており、使い勝手が良いものとなっている。尚、第1実施形態において、上述した凹部123a(バスダクト側位置決め部)及び押圧部材43(分岐側位置決め部)と併用するようにすると、より使い勝手が良い。
《第2実施形態》
次に、第2実施形態のバスダクト分岐システムについて図9〜14を用いて説明する。
ここで、図9は、第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成するバスダクトを説明するための図であり、(a)がバスダクトの側面図、(b)がバスダクトのハウジング内の導体の端部を示した模式図である。図10は、第2実施形態のバスダクトを構成する接続ユニットの断面を示す模式図である。図11は、第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置の側面図である。図12は、第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置の分岐ユニットの断面を示す模式図である。図13は、第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置がバスダクトに装着された状態を示した模式図である。図14は、第2実施形態のバスダクト分岐システムを構成する分岐装置がバスダクトに装着された状態の断面を示した模式図である。
尚、以下では、第1実施形態と同じ構成或いは類似する構成に関しては同じ符号を付し、その説明を省略する。また、第2実施形態では、バスダクト10側の導電性部材としての機能を有する構成(分岐装置20と電気的に接続するための構成)が第1実施形態の「導電性接続部材121」から「導体(導体端部)211a」に変更されている。また、第1実施形態の「上側の接続上下板30」が「接続上板230」に変更され、第1実施形態の「分岐導体40」が「分岐導体240」に変更され、そして、接続ユニット12及び分岐ユニット60の一部の部材の寸法等が変更されている。
先ず、第2実施形態のバスダクト10のうち、第1実施形態と異なる構成を説明する。
第2実施形態では、バスダクト10の構成のうち、導電性部材としての機能を有する構成(分岐装置20と電気的に接続するための構成)が第1実施形態の導電性接続部材121から導体端部(導体)211aに変更されている。
具体的には、図9に示すように、バスダクト10のハウジング内の導体111a(図中の符号111は、導体111aを絶縁被覆した絶縁被覆導体を示している)は、その端部(導体端部)211aが、側面視で略L字型に上方に延設した形状に形成されている。また、第2実施形態の接続ユニット12は、図9、10に示すように、第1実施形態の導体111aの端部と比べて、導体端部(導体)211aが上方への延設されている分だけ導電性接続部材121以外の部材が、第1実施形態のものと比べて上方へ延設されている。また、第2実施形態の接続ユニット12の上側の開放面は、接続上板230が配置されるようになっている。
接続上板230は、第2実施形態の接続ユニット12の形状(上方に突出した形状)に合わせて、その基部231が側面視でハット形状に屈曲されており、基部231のそれぞれの平面における側方の両端縁を略直角に屈曲延設することで補強片232(図10参照)が形成されている。
次に、第2実施形態の分岐装置20のうち、第1実施形態と異なる構成について説明する。
第2実施形態の分岐装置20は、接続導体24の厚さ方向の両側に、一対の分岐導体40ではなく、一対の分岐導体240(板状の分岐導体240)が設置された構成になっている。一対の分岐導体240は、相互に離間し且つ相対向するように配置されている。また、分岐導体240は、図12に示すように、第1実施形態の分岐導体40とは異なり、その下端に挿入部40aに相当する部位が形成されていない。そして、第2実施形態の分岐ユニット60は、図11に示すように、第2実施形態の接続ユニット12の形状(上方に突出した形状)に合わせて、全体が上方に配置されている。
尚、一対の分岐導体240・240は、上述のように別体で構成しても良いし、例えば、金属板を側面視で下に開口した略コ字型形状に折り曲げることで一体物として形成しても良く、要は、その構成は適宜である。
以上のような構成の第2実施形態のバスダクト分岐システムにおいて、分岐装置20をバスダクト10に取り付ける施工手順を説明する。
具体的には、先ず、作業者は、バスダクト10の接続ユニット12の接続上板230を取り外し、接続ユニット12の締着具126を緩める。その後、分岐ユニット60の部分が接続ユニット12の近傍に位置するように分岐装置20を移動させ、バスダクト10(接続ユニット12)の接続側板123の凹部123aに分岐装置20の押圧部材43(締着部材の一部)を位置合わせして上から挿入するようにして、バスダクト10に当接するまで分岐装置20を近づける。
ことのき、図14に示すように、分岐装置20の分岐導体240・240は、バスダクト10のハウジングの内部に挿通される。そして、バスダクト10の接続ユニット12の導体端部(導体)211aが分岐装置20の分岐導体240・240の間に挿入され、これら分岐導体240・240が導体端部(導体)211aに当接した状態(分岐導体240と導体端部211aとが接した状態や、僅かに離間して対向配置された状態を広く含む)となる。
次に、作業者は、接続ユニット12の締着具126を締め付けると共に、分岐ユニット60の締着具45を締め付け、固定部材26でバスダクト10の第1補強部113aを把持する。尚、締着具126による締め付けは、一度緩めた締着具126を再締め付けしても良いし、別途新たに用意した締着具126で締め付けても良い。
このとき、分岐ユニット60の締着部材(締着具45及び押圧部材43)は、分岐装置20側において、複数(この場合3相)の接続導体24と、その厚さ方向の両側にそれぞれ配置される一対の分岐導体240・240と、絶縁セパレータ41と、これらの外方に配置される一対の分岐側板42・42とを締め付けることで、接続導体24と分岐導体240とを電気的に接続すると共に、接続導体24や分岐導体240を分岐装置20のハウジング(この場合、分岐側板42)に機械的に固定している。
その一方で、分岐ユニット60の締着部材(締着具45及び押圧部材43)は、バスダクト10側において、複数(この場合3相)の分岐導体240・240と、その間にそれぞれ配置される導体端部211a(導電性部材)と、絶縁セパレータ122と、これらの外方に配置される一対の接続側板123・123とを締め付けることで、分岐導体240と導体端部211aとを電気的に接続すると共に、分岐導体240や導体端部211aをバスダクト10のハウジング(この場合、接続側板123)に機械的に固定している。
このようにして、第2実施形態においても、バスダクト10に予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、分岐装置20を取り付けることによって、分岐導体240によるタップオフ分岐構造を容易に後付けしてバスダクトから電力を分岐させることができる。
すなわち、第2実施形態のバスダクト分岐システムは、バスダクト10側の導電性部材と分岐装置20側の分岐導体240との接続の雄雌嵌合構造が第1実施形態のバスダクト分岐システムと逆の関係になっている。このような第2実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、説明したように、本実施形態(第1〜2実施形態及びその変形例)によれば、バスダクト10に予めタップオフ分岐構造を設けておかなくても、タップオフ分岐構造を容易に後付けしてバスダクトから電力を分岐させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態(第1〜2実施形態及び他の形態)に限らず、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、第1及び第2実施形態及びその変形例では、絶縁被覆型バスダクト10を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、空気絶縁型バスダクトであっても良い。
また、第1及び第2実施形態及びその変形例では、分岐装置20をバスダクト10の接続ユニット12に取り付ける場合について述べたが、本発明はこれに限らない。例えば、絶縁被覆型のバスダクトであるならば、プラグイン端子の接続用としてバスダクトユニット11の一部がバスダクトの厚み方向に膨張されて膨張部が形成され、露出した導体111aが相互に離間して配置されている場合等には、そこに第2実施形態の分岐装置20を取り付けるようにしても良いし、それぞれの導体111aを挟み込むように接続部材(少なくとも一方が導電性接続部材であれば良い)が設けられているならば第1実施形態の分岐装置20を取り付ける用にしても良い。また、空気絶縁型バスダクトであるならば、ハウジングの任意の位置に開口を設け、上述の絶縁被覆型バスダクトの場合と同様に、そこに第1実施形態又は第2実施形態の分岐装置20を取り付けるようにしても良い。
また、第1実施形態及びその変形例では、一対の導電性接続部材121・121(導電性部材)でバスダクトユニット11・11の同相導体111a・111aの端部を締着具126(バスダクト側締着具)で締め付けて電気的に接続(突合せ接続)するようにし、この導電性接続部材121に対して分岐装置20の分岐導体40を接続するようにした場合について述べたが、特にこれに限定されるものではない。例えば、バスダクトユニット11・11の同相導体111a・111aの端部同士を重ね合わせて締着具(バスダクト側締着具)で締め付けて電気的に接続(重ね合わせ接続)するような場合に、この導体111aの一部を第2実施形態の導体端部211aのように上方に延設し、その延設部分(導電性部材)に対して第2実施形態の分岐装置20の分岐導体240のような構造で電気的な接続を実現するようにしても良い。どちらの構成であっても、バスダクトユニット11同士の接続に用いられている締着具(バスダクト10側締着具)とは別に、バスダクト10の導電性部材と分岐装置20の分岐導体とを分岐装置20側に設けられた締着具(分岐装置側締着具)で締着することになるため、バスダクト10側の締着部材のみで一括で締着する場合に比べて強固に結合することができ、強固なタップオフ分岐構造を容易に後付けでバスダクトに設置することができる。
また、第1及び第2実施形態及びその変形例では、分岐装置20にブレーカ23を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図15及び図16に示すような、ブレーカを有さない構成であっても良い。
以下、図15及び図16に示す分岐装置320について詳述するが、第1実施形態及び第2実施形態と同じ構成或いは類似する構成に関しては同じ符号を付し、その説明を省略する。
尚、図15は、本実施形態(第1〜2実施形態)の分岐装置の変形例を示した図であり、(a)が平面図、(b)が側面図である。また、図16は、図15に示す分岐装置の模式断面図である。
分岐装置320は、図16に示すように、複数相(この場合3相)分の分岐導体340と、各分岐導体340の厚さ方向の両側に配置される一対の導電性接続部材350(分岐側導電性部材)と、絶縁セパレータ41と、これらの外方に配置される分岐側板42と、分岐側板42の外方にさらに配置された押圧部材43とが設けられており、これらを絶縁スリーブ44に挿通してなる締着具45で緊締する構成となっている(押圧部材43及び締着具45が締着部材に相当する)。
尚、絶縁セパレータ41は、導電性接続部材350(分岐側導電性部材)を含む異相の分岐導体340間及び導電性接続部材350を含む最外側の分岐導体340と分岐側板42間を絶縁する位置に設置されている。
3相の分岐導体340のそれぞれに対応する一対の導電性接続部材350の少なくとも一方は、上方へそれぞれ延設されていると共に、3相のうちの外側の2相については略90°外側に更に屈曲延設されて導体接続部351(ケーブル等の導体を接続するための部位)が形成された構成となっている。そして、導体接続部351のそれぞれには、ケーブル等の導体を接続するための孔352(図15(a)、(b)参照)が形成されている。
分岐装置320は、上面から前面と後面の両方に亘って覆うカバー346が設けられている。カバー346は、その基部347が側面視でハット形状に屈曲されており(図15(b)参照)、基部347のそれぞれの平面における側方の両端縁を略直角に屈曲延設することで補強片348が形成されている。すなわち、分岐装置320において、分岐側板42とカバー346がハウジングに相当する。尚、カバー346は必ずしも必須ではなく、後に分岐装置320全体を箱体で覆って使用するような場合には省略可能である(すなわちその場合は、分岐側板42のみが分岐装置320のハウジングとなる)。
このような分岐装置320であっても、第1及び第2実施形態及びその変形例の分岐装置20と同様に、後付けでバスダクト10に取り付けることができるため、上述の第1及び第2実施形態及びその変形例と同様の効果を得ることができる。
以上、第1及び第2実施形態及びその変形例のバスダクト分岐システムについて説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明を実施できる範囲であれば、実施形態や他の実施形態の各構成を適宜変更した形態や、実施形態や変形例の各構成を部分的に抽出して構成した形態や、実施形態や変形例の各構成の一部又は全部を任意に抽出して組み合わせて構成した形態についても広く包含するものである。
10…バスダクト
11…バスダクトユニット
111…絶縁被覆導体
111a…導体
112…パイプスペーサ
113…側板
113a…第1補強部(側板)
113b…第2補強部(側板)
114a…ボルト
114b…ナット
115…膨出側部
211a…導体端部(導体)

12…接続ユニット
121…導電性接続部材
122…絶縁セパレータ
123…接続側板
123a…凹部(接続側板)
124…押圧部材
125…絶縁スリーブ
126…締着具
30…接続上下板
32…基部(接続上下板)
34…補強片(接続上下板)
230…接続上板
231…基部(接続上板)
232…補強片(接続上板)

20…分岐装置
22…箱体
22a…底面(箱体)
22b…側壁(箱体)
22c…前壁(箱体)
22d…後壁(箱体)
22e…蓋体(箱体)
23…ブレーカ
24…接続導体(分岐側導電性部材)
26…固定部材
60…分岐ユニット
40…分岐導体(分岐ユニット)
40a…挿入部(分岐導体(分岐ユニット))
41…絶縁セパレータ(分岐ユニット)
42…分岐側板(分岐ユニット)
42a…凹部(分岐側板(分岐ユニット))
43…押圧部材(分岐ユニット)
44…絶縁スリーブ(分岐ユニット)
45…締着具(分岐ユニット)
46…カバー(分岐ユニット)
46a…上面基部(カバー(分岐ユニット))
46b…前面基部(カバー(分岐ユニット))
46c…前方接続片(カバー(分岐ユニット))
46d…後方接続片(カバー(分岐ユニット))
46e…補強片(カバー(分岐ユニット))

70…分岐側位置決め部
71…端部(分岐側位置決め部)
72…嵌合孔(分岐側位置決め部)

320…分岐装置
340…分岐導体
346…カバー
347…基部(カバー)
348…補強片(カバー)
350…導電性接続部材
351…導体接続部(導電性接続部材)
352…孔(導電性接続部材)

Claims (9)

  1. ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、
    前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、前記バスダクトの側面視で前記ハウジングに隠される領域において、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、
    さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられていることを特徴とするバスダクト分岐システム。
  2. ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、
    前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、
    さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられており、
    前記締着部材は、前記分岐導体および前記導電性部材と共に、前記バスダクトのハウジングも締着可能であることを特徴とするバスダクト分岐システム。
  3. 前記分岐装置はハウジングを備え、
    前記締着部材の締着により、前記バスダクトのハウジングと前記分岐装置のハウジングとが接続可能であることを特徴とする請求項2に記載のバスダクト分岐システム。
  4. ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、
    前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、
    さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材と、前記分岐導体毎に接続されている分岐側導電性部材が設けられ、
    前記締着部材は、前記分岐導体及び前記導電性部材の一括締着に加えて、さらに、前記分岐導体及び前記分岐側導電性部材も締着可能であることを特徴とするバスダクト分岐システム。
  5. ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、
    前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、
    さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられており、
    前記バスダクトの複数の前記導電性部材は、第1のバスダクト導体と第2のバスダクト導体とをバスダクト側締着部材により電気的に接続するバスダクト接続部における導電性の接続部材であることを特徴とするバスダクト分岐システム。
  6. ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトと、複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置とを有するバスダクト分岐システムであって、
    前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、
    さらに、前記分岐装置には、前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材が設けられており、
    前記バスダクトは、少なくとも一方が前記導電性部材で構成され相互に離間し且つ相対向して配置された一対の接続部を有し、
    前記分岐装置は、前記バスダクトに取り付けられた際に、一対の前記接続部の間に前記分岐導体が挿入され、
    前記締着部材が、前記分岐導体及び一対の前記接続部を締着可能であることを特徴とするバスダクト分岐システム。
  7. 前記バスダクトのハウジングには、前記分岐装置の取り付け位置を位置決めするためのバスダクト側位置決め部が設けられ、
    前記分岐装置には、前記バスダクト側位置決め部と位置決めされる分岐側位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のバスダクト分岐システム。
  8. 複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置であって、
    ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、
    前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材と、
    前記分岐導体毎に接続されている分岐側導電性部材とを有し、
    前記締着部材は、前記分岐導体及び前記導電性部材の一括締着に加えて、さらに、前記分岐側導電性部材及び前記分岐導体も締着可能であることを特徴とする分岐装置。
  9. 複数の分岐導体が下方に突設された分岐装置であって、
    ハウジング内に複数の導電性部材を備えたバスダクトに取り付けられると、複数の前記分岐導体のそれぞれが前記バスダクトの対応する前記導電性部材に当接するようになっており、
    前記バスダクトに取り付けられた際に、複数の前記分岐導体及び複数の前記導電性部材を一括で締着可能な締着部材を有し、
    前記分岐導体は、相互に離間し且つ相対向して配置されている一対の導体として形成され、その少なくとも一方の下側端部が、もう一方の前記導体の下側端部に当接するように変形されていることを特徴とする分岐装置。
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