JP6791150B2 - 取付装置、取付方法、及びハンド機構 - Google Patents

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Description

本技術は、例えば電子機器の組み立て等に用いられる取付装置、取付方法、及びハンド機構に関する。
電子機器や電子部品の製造ライン等において、組み立て等のためにケーブルの取付け作業を行うロボット装置が知られている。例えば特許文献1に記載のロボット装置では、アームの先端に設けられた把持部によりケーブルが把持された状態で、当該把持部が所定の軌跡でスライドされる。この所定の軌跡は、コネクタが案内領域内に案内されるように適宜設定されている。
そして把持部に設けられた力センサにより把持部とコネクタとの当接が検出されると、カメラの撮影画像をもとにコネクタの姿勢が検出される。ロボット装置は、検出されたコネクタの姿勢をもとにコネクタを把持し、ケーブルの取付け作業を実行する。これにより効率よくケーブルを取付けることが図られている(特許文献1の明細書段落[0030]−[0032])。
特開2014−176917号公報
上記のようにケーブルを効率よく取付けることは重要であり、特にフラットケーブルを自動的に精度よく取付けるための技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、フラットケーブルを自動的に精度よく取付けることが可能な取付装置、取付方法、及びハンド機構を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る取付装置は、ハンド部と、制御部とを具備する。
前記ハンド部は、フラットケーブルの幅方向の動きを規制する規制部と、前記フラットケーブルの両面のうちの少なくとも一方の面を保持する保持部とを有する。
前記制御部は、前記フラットケーブル上の第1の位置にて前記幅方向の動きを規制しながら前記フラットケーブルを第1の保持力で保持させ、前記第1の保持力を維持したまま前記ハンド部を前記フラットケーブル上の第2の位置に移動させ、前記第2の位置にて前記フラットケーブルを第2の保持力で保持させて前記フラットケーブルを取付ける。
この取付装置では、第1の位置にて幅方向の動きを規制しつつフラットケーブルが保持される。そしてその状態のままハンド部が第2の位置にスライドされ、第2の保持力が発揮された状態で取付けが行われる。これによりフラットケーブルを自動的に精度よく取付けることが可能となる。
前記第2の保持力は、前記第1の保持力よりも大きくてもよい。
これによりフラットケーブルを精度よく取付けることができる。
前記規制部は、前記フラットケーブルを前記幅方向で挟む一対のフィンガーを有してもよい。この場合、前記保持部は、前記一対のフィンガーの各々の先端部に設けられ前記フラットケーブルの一方の面を保持する第1の面部と、前記第1の面部に対向する位置で前記フラットケーブルの他方の面を保持する第2の面部を有する保持フィンガーとを有してもよい。
これによりフラットケーブルの両側部及び両面が保持されるので、フラットケーブルを安定して保持することが可能となり、取付精度を向上させることができる。
前記規制部は、前記一対のフィンガーの少なくとも一方を前記幅方向で移動させる第1の移動機構を有してもよい。この場合、前記保持部は、前記第2の面部が前記第1の面部に当接する方向に前記保持フィンガーを移動させる第2の移動機構を有してもよい。
第1の移動機構によりフラットケーブルの両側部を簡単に保持することが可能となる。また幅の大きさが異なる複数の種類のフラットケーブルに対して、各々の幅の大きさに対応して取付けを行うことが可能となる。また第2の移動機構によりフラットケーブルの両面を簡単に保持することが可能となる。
前記制御部は、前記第1の面部が前記フラットケーブルの前記一方の面に対向するように前記一対のフィンガーの各々を前記フラットケーブルに向けてそれぞれ移動させ、前記第1及び前記第2の面部により前記フラットケーブルが挟まれるように前記保持フィンガーを移動させてもよい。
これにより簡単にフラットケーブルの両側部及び両面を保持することができる。
前記制御部は、前記第1の位置にて前記第1及び前記第2の面部間の距離を第1の距離に設定し、前記第2の位置にて前記第1及び前記第2の面部間の距離を前記第1の距離よりも小さい第2の距離に設定してもよい。
これにより簡単に保持力を切替えることができる。
前記第2の面部は、基準面と、前記基準面に形成された凹部と、前記凹部内に前記基準面から突出しかつ当該突出方向に移動可能に設けられた第1の当接部材と、前記凹部内で前記第1の当接部材を支持する弾性部材とを有してもよい。この場合、前記制御部は、前記第1の位置にて前記基準面から突出する前記第1の当接部材を、前記フラットケーブルの他方の面に当接させてもよい。
第1の当接部材及び弾性部材の種類を適宜選択することで、所望の保持力を発揮させることができる。
前記第2の面部は、前記基準面に設けられた第2の当接部材を有してもよい。この場合、前記制御部は、前記第2の位置にて、前記他方の面に当接する前記第1の当接部材が前記凹部内に収容されるように前記保持フィンガーを移動させることで、前記第2の当接部材を前記他方の面に当接させてもよい。
これによりフラットケーブルに当接する部材を簡単に切替えることができる。また第2の当接部材を適宜選択することで、所望の保持力を発揮させることができる。
前記第1の当接部材は、ポリカーボネイトであってもよい。この場合、前記弾性部材は、発泡ウレタンであってもよい。また前記第2の当接部材は、クロロプレンゴムであってもよい。
これにより第1及び第2の保持力を適正に発揮させることができる。
前記一対のフィンガーの少なくとも一方は、前記フラットケーブルが取り付けられるコネクタ部のロック機構のロック状態及びアンロック状態を切替えるロック切替部を有してもよい。
これによりロック機構を有するコネクタ部に、フラットケーブルを自動的に取付けることができる。
前記ロック機構は、前記コネクタ部への前記フラットケーブルの挿入方向に沿って移動可能であり、前記挿入方向における位置が切替えられることで、前記ロック状態及び前記アンロック状態が切替えられるレバー部を有してもよい。この場合、ロック切替部は、突起部と押圧部とを有してもよい。また前記制御部は、前記突起部により前記レバー部を前記フラットケーブルの挿入の向きとは反対の向きに移動させることでアンロック状態とし、前記コネクタ部に挿入された前記フラットケーブルの保持を解除した状態で、前記押圧部により前記移動部を前記フラットケーブルの挿入の向きに移動させることでロック状態としてもよい。
これにより簡単にロック機構のロック状態及びアンロック状態を切替えることができる。
前記取付装置は、さらに、前記第2の位置にて前記保持部に保持された前記フラットケーブルを撮影する撮像装置を具備してもよい。
これにより撮影画像をもとに保持状態を認識することが可能となり、取付精度を向上させることが可能となる。
前記一対のフィンガー部の各々は、前記保持フィンガーの移動方向に沿って設けられる基体部と、前記基体部に連結して設けられ前記保持フィンガーの移動方向とは異なる方向に延在する前記先端部とを有してもよい。この場合、前記制御部は、前記先端部の延在方向が前記フラットケーブルの延在方向と略等しくなる状態で、前記基体部により前記フラットケーブルを挟ませてもよい。
先端部に対して基体部を斜めに(垂直を含む)設けることで、簡単に前記フラットケーブルを挟むことができる。また第1の位置から第2の位置までハンド部を移動させる際に、フラットケーブルにプリテンションをかけることが容易となる。
前記基体部は、前記保持フィンガーの移動方向に沿って延在する傾斜部を有してもよい。この場合、前記先端部は、前記第1の面部が前記傾斜部に近づく方向に延在してもよい。
これにより簡単に、第1の面部をフラットケーブルの一方の面に対向させつつ前記フラットケーブルを挟むことができる。
前記先端部と前記基体部との連結部分から前記先端部とは反対側に前記先端部の延在方向に沿って延在する仮想的な線と、前記傾斜部との間の角度は、30度以上80度以下であってもよい。
これにより例えば狭いスペースに設けられたコネクタ部に、フラットケーブルを取付けることが可能となる。
前記保持部は、前記フラットケーブルの少なくとも一方の面を吸着する吸着部を有してもよい。
吸着によりフラットケーブルを保持することで、装置の小型化を図ることができる。
本技術の一形態に係る取付方法は、ハンド部により、前記フラットケーブル上の第1の位置にて、前記フラットケーブルを幅方向の動きを規制しながら第1の保持力で保持させることを含む。
前記第1の保持力を維持したまま、前記ハンド部が前記フラットケーブル上の第2の位置に移動される。
前記第2の位置にて前記フラットケーブルが第2の保持力で保持され、前記フラットケーブルがコネクタ部に取り付けられる。
本取付方法により、フラットケーブルを自動的に精度よく取付けることが可能となる。
本技術の一形態に係るハンド機構は、規制部と、保持部とを具備する。
前記規制部は、フラットケーブルの幅方向の動きを規制する。
前記保持部は、前記フラットケーブルの両面のうちの少なくとも一方の面を保持する。
本ハンド機構を用いることで、上記の取付方法を実行することが可能となり、フラットケーブルを自動的に精度よく取付けることが可能となる。
前記規制部は、前記フラットケーブルを前記幅方向に沿って挟む一対のフィンガーと、前記一対のフィンガーの少なくとも一方を前記幅方向で移動させる第1の移動機構とを有してもよい。この場合、前記保持部は、前記一対のフィンガーの各々の先端に設けられ前記フラットケーブルの一方の面を保持する第1の面部と、前記第1の面部に対向する位置で前記フラットケーブルの他方の面を保持する第2の面部を有する保持フィンガーと、前記第2の面部が前記第1の面部に当接する方向に前記保持フィンガーを移動させる第2の移動機構とを有してもよい。
以上のように、本技術によれば、フラットケーブルを自動的に精度よく取付けることが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係る取付装置の構成例を示す概略図である。 ハンド部の具体的な構成例を示す斜視図である。 図2に示すハンド部を模式的に示す側面図である。 Lフィンガー、Rフィンガー、及びCフィンガーの先端部分を拡大して示す斜視図である。 Lフィンガー、Rフィンガー、及びCフィンガーの先端部分を拡大して示す側面図である。 Lフィンガー、Rフィンガー、及びCフィンガーの先端部分を拡大して示す部分断面図である。 FFCが取付けられるコネクタ部の構成例を示す斜視図である。 取付装置によるFFCの取付動作の一例を示すフローチャートである。 FFCの保持動作の一例を動作順に示す斜視図である。 FFCの保持動作の一例を動作順に示す部分断面図である。 コネクタロックを解除する動作例を示す概略図である。 コネクタロックの動作例を示す概略図である。 各フィンガーの先端部の角度について比較する図である。 フィンガー機構(保持部及び規制部)の他の構成例を示す概略図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[取付装置の構成]
図1は、本技術の一実施形態に係る取付装置の構成例を示す概略図である。取付装置100は、例えば電子機器の製造ラインにおける部品組み立て工程に使用される、産業用ロボットとして構成される。もちろんその他の分野や工程に、本技術に係る取付装置が用いられてもよい。
取付装置100は、ロボット本体10と、コントローラ70とを有する。ロボット本体10は、多関節アーム11と、多関節アーム11の先端部に接続されたハンド部(ハンド機構)20と、多関節アーム11の基端部に接続された駆動ユニット13とを有する。
多関節アーム11は、例えば垂直多関節アームで構成されるが、これに限られず、水平多関節型、SCARA(Selective Compliance Assembly Robot Arm)型、フログレグ(frog leg)型、パラレルリンク型等の他の形式の多関節アームで構成されてもよい。
駆動ユニット13は、コントローラ70から送信される制御指令に基づいて多関節アーム11およびハンド部20を駆動する。駆動ユニット13により、多関節アーム11の伸縮、垂直軸(Z軸)まわりの旋回、及びハンド部20の回転等が実行される。
コントローラ70は、ロボット本体10の動作を包括的に制御する。本実施形態では、コントローラ70により、ハンド部20によるFFC(Flexible Flat Cable)の取付動作が制御される。コントローラ70は、典型的にはコンピュータで構成され、メモリに格納されたプログラムに従って各処理を実行する。コントローラ70は、本実施形態において、制御部として機能する。
図2は、ハンド部20の具体的な構成例を示す斜視図である。図3は、図2に示すハンド部20を模式的に示す側面図である。
ハンド部20は、ベース部21と、一対のフィンガー22と、センタフィンガー(以下、Cフィンガーと記載する)23と、ハンドアクチュエータ24と、スライドアクチュエータ25と、第1のカメラ26と、第2のカメラ27とを有する。
ベース部21は、多関節アーム11に接続される本体部21aと、本体部21aに設けられるフィンガー支持部21b、及びカメラ支持部21c及び21dとを有する。本体部21aは、略板状の部材でなり、正面から見た形状が略長方形状となる。本体部21の背面側に多関節アーム11が接続され、本体部21aの前面側にフィンガー支持部21b、カメラ支持部21c及び21dが設けられる。
以下便宜的に、本体部21aの長手方向をZ軸方向とし、本体部21aの短手方向をY軸方向とする。また長手方向及び短手方向の各々と直交する方向、すなわちフィンガー支持部21b等が接続される面に対する垂直方向をX軸方向とする。またZ軸の矢印が指す側を上方側とし、反対側を下方側とする。なおハンド部20の姿勢は、多関節アーム11により任意に変更可能である。
フィンガー支持部21bは、本体部21aの下方側の端部に、本体部21aX軸方向に延在して設けられる。カメラ支持部21cは、本体部21aの中央部に、X軸方向に延在して設けられる(図3では図示を省略)。カメラ支持部21dは、本体部21aの上方側の端部に設けられ、Z軸方向に対して傾斜する設置面21eを有する。
ベース部21は、例えばアルミニウム等の金属材料で形成されるが、これに限定されるわけではない。またベース部21の形状も限定されず、多関節アーム11への接続や、各アクチュエータ等の取付が可能となるように、適宜形状が設計されてよい。
第1のカメラ26は、カメラ支持部21cに、撮影光軸がX軸方向と略平行となるように設置される。第2のカメラ27は、カメラ支持部21dの設置面21eに、撮影光軸が一対のフィンガー22及びCフィンガー23の先端部分に向くように設置される。第1及び第2のカメラ26及び27としては、例えばCCDカメラやCMOSカメラ等が用いられる。
ハンドアクチュエータ24は、フィンガー支持部21bの下方側の面に接続される。ハンドアクチュエータ24は、図示しない駆動機構と、Y軸方向に沿って延在するガイド24aと、ガイド24aに沿ってY軸方向に移動する2つのスライダ24b及び24cとを有する(図3では図示を省略)。
スライダ24bには、一対のフィンガー22のうちの左フィンガー(以下Lフィンガーと記載する)22Lが接続される。スライダ24Cには、右フィンガー(以下Rフィンガーと記載する)22Rが接続される。ハンドアクチュエータ24が動作することで、L及びRフィンガー22L及び22RがそれぞれY軸方向に沿って移動可能となる。
本実施形態では、L及びRフィンガー22L及び22R間の中間地点を基準として、両方のフィンガーが反対方向に同じ距離だけ移動される。すなわち中間地点に近づく方向、又は遠ざかる方向に、同じ距離だけ各フィンガーが移動される。この構成に限定されず、一対のフィンガー22のうち一方のフィンガーは固定され、他方のフィンガーのみが移動可能であってもよい。すなわち少なくとも一方のフィンガーがY軸方向に沿って移動可能であればよい。
ハンドアクチュエータ24内の駆動機構の構成は限定されず、例えばモータ等の駆動源、ボールネジ機構、ギア機構等が用いられる。その他、ベルト機構やシリンダ機構等、任意の機構が用いられてよい。ハンドアクチュエータ24は、本実施形態において、第1の移動機構として機能する。
スライドアクチュエータ25は、フィンガー支持部21bの上方側の面に接続される。スライダアクチュエータ25は、図示しない駆動機構と、ガイド本体部25aと、ガイド本体部25aに対してX軸方向に沿って移動可能なスライダ25bを有する(図3では図示を省略)。
スライダ25bには、Cフィンガー23が接続される。スライドアクチュエータ25が動作することで、Cフィンガー23がX軸方向に沿って移動可能となる。駆動機構の構成は限定されず、任意の機構が適宜用いられてよい。スライドアクチュエータ25は、本実施形態において、第2の移動機構として機能する。
図4−図6は、Lフィンガー22L、Rフィンガー22R、及びCフィンガー23の先端部分を拡大して示す図である。図4は斜視図であり、図5は側面図である。図6は、Lフィンガー22Lの先端部分の断面、及びCフィンガー23の先端部分の断面を図示した部分断面図である。各断面は、図3に示す線P及びQにおける断面に相当する。
L及びRフィンガー22L及び22Rは、互いに略等しい構成を有している。従って各々のフィンガーを単にフィンガー22と記載し、その構成を説明する。
フィンガー22は、先端部30と、先端部30に連結する基体部31とを有する。先端部30は、主にFFCの下面を保持する機能を有する。基体部31は、主にFFCの側部を保持する機能を有する。
先端部30の上方側の面には、FFCの下面を保持する第1の面部32が形成される。第1の面部32には、FFCの下面と当接する当接部材33が設置される。当接部材33としては、例えばポリカーボネイト等が用いられるが、これに限定されない。第1の面部32は、フィンガー22の幅の2倍から3倍程度の幅を有する。これにより安定して、FFCの下面を保持することができる。
図5に示すように、基体部31は、Cフィンガー23の移動方向であるX軸方向に沿って設けられる。基体部31の側面は略三角形状を有しており、その上辺34がX軸方向に合わせられる。基体部31を側面から見て、ある程度の面積を有するように形成することで、FFCの側部を安定して保持することができる。なお上辺34は、本実施形態において、傾斜部に相当する。
先端部30は、X軸方向とは異なる方向に延在し、具体的には、第1の面部32が上辺34に近づく方向に延在する。すなわち第1の面部32と上辺34との間の角度が、180度以下となるように設定される。これにより第1の面部32をFFCの下面に対向させつつ、基体部31によりFFCの側部を挟むことが可能となる(図10A参照)。
図5に示すように、先端部30と基体部31との連結部分35から先端部30とは反対側に、先端部30の延在方向に延在する仮想的な線Tを作成する。当該仮想線Tと基体部31の上辺34との間の角度θは、例えば30度以上80度以下の範囲に設定される。
フィンガー22の先端部30のさらに先端部分には、突起部36及び押圧部37が設けられる。突起部36は、先端部30の下方側の面、すなわち第1の面部32の反対側の面に、下方に向けて突出するように設けられる。押圧部37は、第1の面部32の外側の縁部から上方に向けて突出するように設けられる。押圧部37は、第1の面部32によるFFCの保持を妨げない位置に形成される。突起部36及び押圧部37は、本実施形態において、ロック切替部として機能する。
図2及び図3に示すように、Cフィンガー23は、Z軸方向に延在する取付部40と、取付部40に連結されたフィンガー部41を有する。取付部40は、スライドアクチュエータ25のスライダ25bと接続される。フィンガー部41は、略板状の部材であり、長手方向がZ軸方向に延在する向きで、取付部40と連結される。Cフィンガー23は、本実施形態において、保持フィンガーとして機能する。
フィンガー部41の幅(Y軸方向の大きさ)は、典型的には、FFCを挟み込むL及びRフィンガー22L及び22R間の距離よりも大きく設計される。もちろんこれに限定されるわけではない。
フィンガー部41の先端部分は、先端部42となる。先端部42は、フィンガー22の先端部30と同じ方向に沿って延在する。また先端部42の下方の面は、FFCの上面を保持する第2の面部43となる。Cフィンガー23がZ軸方向に沿って前方にスライドされると、L及びRフィンガー22L及び22Rの第1の面部32と、Cフィンガー23の第2の面部43とが、互いに対向して向かい合い、最終的には当接する。すなわちスライドアクチュエータ25は、第2の面部43が第1の面部32に当接する方向に、Cフィンガー23を移動させる。
図4に示すように、先端部42の幅方向(Y軸方向)における中央部分には、先端部42の延在方向に突出する突出部42aが形成されている。
図6の部分断面部に示すように、第2の面部43は、基準面44と、凹部45と、第1の当接部材46と、弾性部材47と、第2の当接部材48とを有する。基準面44は、第2の面部43のほぼ全領域(突出部42aも含む)にわたって形成された平面である。凹部45は、先端部42の幅方向(Y軸方向)のほぼ全領域にわたって形成される。
第1の当接部材46は、凹部45内に基準面44から突出しかつ当該突出方向に移動可能に設けられる。弾性部材47は、凹部45内で第1の当接部材46を支持する。具体的には、凹部45の底面(図中では上方の面)に弾性部材47が設置され、当該弾性部材47に第1の当接部材46が接続される。
図6に示すように、第2の面部43に力が加えられていない状態では、第1の当接部材46の表面46a(下方の面)は、基準面44よりも突出する。第1の当接部材46が押圧されると、第1の当接部材46は、凹部45内に収容される。
第2の当接部材48は、先端部42の突出部42a内の基準面44に形成される。基準面44を基準として、基準面44の垂線方向を高さ方向とすると、第2の面部43に力が加えられていない状態では、第1の当接部材46の表面46aの方が、第2の当接部材48の表面48aよりも高くなる。一方、第1の当接部材46が凹部45内に収容された状態では、第2の当接部材48の表面48の方が、第1の当接部材46の表面46aよりも高くなる。
第1の当接部材46及び弾性部材47は、FFCを挟み込んだ状態で、ハンド部20を移動させるスライドモードにおいて、所望の保持力(第1の保持力)が発揮可能なように、材料等が適宜選択される。すなわちハンド部20が移動可能であり、かつFFCに適度なプリテンションをかけることが可能な保持力が発揮可能なものが選択される。本実施形態では、第1の当接部材46及び弾性部材47として、ポリカーボネイト及び発砲ウレタンがそれぞれ用いられるが、これに限定されるわけではない。
第2の当接部材28は、FFCをコネクタ部に挿入して取付ける取付モードにおいて、所望な保持力(第2の保持力)が発揮可能なように、材料等が適宜選択される。すなわち取付時にFFCがずれることなく十分に保持可能な、第1の保持力よりも大きい保持力が発揮されるものが選択される。本実施形態では、第2の当接部材28として、クロロプレンゴムが用いられるが、これに限定されるわけではない。
L及びRフィンガー22L及び22R、Cフィンガー23は、例えば金属材料にて形成されるが、これに限定されるわけではない。
L及びRフィンガー22L及び22Rの基体部31は、本実施形態において、FFCの幅方向の動きを規制する規制部として機能する。またL及びRフィンガー22L及び22Rの第1の面部32、及び第2の面部43を有するCフィンガー23は、本実施形態において、FFCの少なくとも一方の面を保持する保持部として機能する。
[FFCの取付動作]
図7は、FFCが取付けられるコネクタ部の構成例を示す斜視図である。本実施形態では、40ピン(40P)のFFCが取付けられる場合を例として説明を行う。図7Aは、コネクタ部60のロック機構63がロック状態である場合の図である。図7Bは、ロック機構63がアンロック状態である場合の図である。
図7A及びBに示すように、コネクタ部60は、端子部61と、FFCが挿入される挿入口62と、ロック機構63の一部であり、FFCの挿入方向に沿って移動可能なレバー部64とを有する。レバー部64が、FFCが挿入される向きに移動される、すなわちコネクタ部60に向けて押し込まれると、ロック機構63がロック状態となる。レバー部64が、FFCの挿入の向きと反対側の向きに移動される、すなわち上方側に引っ張り上げられると、ロック機構63はアンロック状態となる。
本実施形態に係る取付装置100では、コネクタ部60が設置される向きを限定することなく、当該コネクタ部60にFFCを取付けることが可能である。すなわちFFCの挿入方向は、任意の方向に設定され得る。以下の説明では、説明を分かりやすくするために、水平面に対して上方に向けてコネクタ部60が設置されているとする。そして垂直方向を挿入方向として、上方から下方に向けてFFCの先端の補強板が、コネクタ部60の挿入口62に挿入されるとする。
またFFCの取付は、FFCの一方の端部が所定の位置に固定されている状態で、他方の端部の補強板がコネクタ部60に挿入される。典型的には、ドライブ装置等の所定の装置に設置されたコネクタ部に既にFFCの一方の端部が取付けられている。そして当該ドライブ装置等が所定の箇所に組み込まれた状態で、本取付装置100により、もう一方の端部の補強板が対象のコネクタ部60に挿入される。
もちろんこれに限定されず、所定の固定機構にFFCの両端が固定されており、本取付装置100により、一方の端部が固定機構から取り外され、所定のコネクタ部60に取り付けられる。その後、他方の端部が固定機構から取り外され、別のコネクタ部60に取り付けられる。このような制御も可能である。
図8は、取付装置100によるFFCの取付動作の一例を示すフローチャートである。図9及び図10は、FFCの保持動作の一例を動作順に示す概略図である。図9及び図10では、40ピンのFFCよりも幅の小さいFFC(例えば6ピンや9ピン等)80が図示されているが、動作原理は同じである。また図10では、動作の理解が容易となるように、L及びRフィンガー22L及び22Rに挟まれている部分も目視できるように図示されている。
まず図1及び図2に示すX軸方向が垂直方向に合わせられ、上方から第1のカメラ26により、コネクタ部60が撮影される。これによりコネクタ部60の位置が確認可能となる(ステップ101)。
コネクタロックの解除、すなわちL及びRフィンガー22L及び22Rの突起部36により、コネクタ部60のロック機構61が解除される(ステップ102)。
図11は、コネクタロックを解除する動作例を示す概略図である。図11Aに示すように、突起部36が、ロック機構63のレバー部64に係合される。図11Bに示すように、レバー部64が垂直方向に沿って持ち上げられる。これによりロック機構63が、アンロック状態に切替えられる。
次にFFC80上の第1の位置にて、FFC80が、幅方向の動きが規制されながらスライドモードの保持力である第1の保持力で保持される。具体的には、図9Aから図9Bに示すように、第1の面部32がFFC80の下面80aと対向するようにL及びRフィンガー22L及び22Rが閉じられ、FFC80の両側部80c及び80dが基体部31により保持される(ステップ103)。別の言い方をすると、L及びRフィンガー22L及び22Rの先端部30の延在方向が、FFC80の延在方向と略等しくなる状態で、基体部31によりFFC80が挟まれる。
図9C及び図10A及びBに示すように、Cフィンガー23が前方にスライドされ、第2の面部43に設けられた第2の当接部材46がFFC80の上面80bに当接される(ステップ104)。この際、第1及び第2の面部32及び43間の距離は、第1の距離に制御される。当該第1の距離は、第1の当接部材46が基準面44から突出した状態でFFC80を保持可能な距離である。FFC80の下面80aは、第1の面部32上の当接部材33に当接される。
なおステップ103及び104の各々が開始されるタイミングは限定されず、2つのステップが並行して実行されてもよい。すなわちL及びRフィンガー22L及び22RによりFFC80の側部80c及び80dが保持された後に、第2の面部43の第1の当接部材46がFFC80の上面80bに当接される。この順番が守られるのであれば、ステップ103及び104の各々が開始されるタイミングは適宜設定されてよい。
またステップ103及び104の保持動作と並行して、ハンド部20の姿勢が変更されてもよい。例えばステップ103及び104の保持動作が完了するタイミングに合わせて、次に説明するヘッド部20のスライド方向に先端部30及び42の延在方向が合わせられる。本実施形態では、ほぼ水平方向でヘッド部20がスライドされるので、先端部30及び40の延在方向が、垂直方向から当該水平方向に変更される。なおスライド方向は、FFC80に適切なプリテンションをかけることが可能な方向に設定される。
FFC80上の第1の位置は、取付が実行される際の保持位置である最終位置(第2の位置)よりも十分に手前側の位置である。典型的には、根元部分、すなわち固定されている他方の端部の付近に第1の位置が設定される。
FFC80に対して第1の位置が厳密に定められる必要はなく、ある程度大まかに設定されてよい。これによりステップ103及び104において、ハンド部20の位置合わせを厳密に行う必要がなくなり、制御負担の軽減や作業時間の短縮を図ることができる。なおハンド部20の位置は、第1及び第2の面部32及び43による保持位置に相当する。
第1の保持力を維持したままハンド部20がFFC80の先端の補強板81に向けて移動され、最終位置の手前の計測位置にスライドされる(ステップ105)。本実施形態では、取付装置100内にて予め定められている座標系を基準とした所定の座標位置まで、ハンド部20がスライドされる。当該座標位置に対応するFFC80上の位置が計測位置となる。例えば計測位置は、FFC80の先端部分から15mmから20mmの範囲内に設定される。なお第1の位置からの移動量(スライド量)が予め設定されていてもよい。
図1及び図2に示す第2のカメラ27により、L及びRフィンガー22L及び22RとCフィンガー23とにより保持されたFFC80が撮影され、計測位置から最終位置までの距離が計測される(ステップ106)。計測された距離に基づいて、第1の保持力を維持しながら、ハンド部20が最終位置にスライドされる(ステップ107)。このように計測位置から最終位置までの距離を計測することで、ハンド部20を最終位置まで正確に移動させることができる。
なお最終位置は、FFCの補強板81上に設定されてもよいし、補強板81の手前に設定されてもよい。コネクタ部60への挿入量に合わせて、最終位置は適宜設定されてよい。本実施形態では、例えばFFC80の先端部分から約10mm手前に最終位置が設定される。
最終位置にてCフィンガー23がさらにスライドされ、取付モードの保持力である第2の保持力にて、FFC80が保持される(ステップ108)。図10Cに示すように、第1及び第2の面部32及び43間の距離が、図10Bに示す距離(第1の距離)よりも小さい第2の距離に設定される。第2の距離は、第1の当接部材46が凹部45内に収容され、突出部42aに設けられた第2の当接部材48がFFC80の上面80bに当接する距離である。
このように本実施形態では、第1及び第2の面部32及び43間の距離を小さくすることで、FFC80の上面80bに当接する当接部材を簡単に切替えることが可能となる。また第1の保持力から第2の保持力への切替えも容易に実現可能となる。
第2のカメラ27により、最終位置における保持状態が撮影される。これにより保持位置の最終的な補正が実行され、FFC80の挿入量や挿入の向き等が適宜補正される(ステップ109)。ハンド部20内に、フィンガー機構と一体的に第1及び第2のカメラ26及び27を設置することで、コネクタ部60の位置やFFC80の保持状態を容易に高い精度で確認することが可能となる。この結果、取付精度を向上させることができ、また計測のばらつき等を低減することができる。
図2等に示すX軸方向がコネクタ部60へのFFC80の挿入方向、すなわち垂直方向に合わせられ、算出された補正量に基づいて、FFC80の補強板81がコネクタ部60の挿入口62に挿入される(ステップ110)。そしてコネクタロック、すなわちコネクタ部60のロック機構61がロック状態とされる(ステップ111)。
図12は、コネクタロックの動作例を示す概略図である。なお図12では、FFC80の図示が省略されている。図12Aに示すように、FFC80が挿入された後に、Cフィンガー23が後方側にスライドされる。この結果、コネクタ部60に挿入されたFFC80の保持が解除される。なお保持の解除のためにL及びRフィンガー22L及び22Rが開けられてもよいが、その場合には、各フィンガーの先端部30に形成された押圧部37がロック機構63のレバー部64の上方から外れない程度に、各フィンガーがスライドされる。
図12Bに示すように、L及びRフィンガー22L及び22Rの先端部30に形成された押圧部37により、レバー部64が押圧される。これによりレバー部64がFFC80の挿入の向きに移動され、ロック機構63がロック状態となる。このように本実施形態では、ロック機構63を有するコネクタ部60に、FFC80を自動的に取付けることが可能である。特に突起部36及び押圧部37を用いることで簡単にロック状態及びアンロック状態を切替えることができる。
ハンド部20内に、FFC80を保持するフィンガー機構と、ロック機構を操作するロック切替機構とが一体的に構成されるので、ハンドの持ち替え等が不要となり、組み立て時間の短縮を図ることが可能となる。
なお押圧部37として、特別な形状を有する部分が改めて形成されなくてもよい。例えばL及びRフィンガー22L及び22Rの先端部分によりレバー部64が押圧されてもよい。この場合、当該先端部分が押圧部として機能することになる。
以上、本実施形態に係る取付装置100では、第1の位置にて幅方向の動きを規制しつつFFC80が保持される。これによりFFC80の延在方向に沿って、FFC80を適正に保持することができる。すなわちFFC80が斜めにずれてしまうといったことを防止することができる。また第1の保持力によりFFC80に適正なプリテンションが加えられた状態で、ハンド部20が計測位置を介して最終位置までスライドされる。これによりスライド時の移動距離の誤差を十分に軽減することが可能となり、またFFC80の初期状態(捻じれや変形)の影響を十分に抑えることができる。
ハンド部20が最終位置に移動すると、第1の保持力よりも大きい第2の保持力により、FFC80が保持される。第2の保持力が発揮された状態でFFC80の取付が行われるので、位置ずれ等を十分に防ぎながら補強板81をコネクタ部60の挿入口62に挿入することができる。この結果、FFC80を自動的に精度よく取付けることが可能となる。
例えばFFC80の補強板81等を直接掴むチャキング方法では、FFC80の捻じれや変形等を検知することができないので、不具合が生じてしまう可能性が高い。捻じれや変形等を画像処理等で検知する場合でも、捻じれ等を解消するためには一度FFC80を解放して、その後に補強板81を再度掴み直さなければならない。この結果、タクト時間が非常に長くなってしまう。
これに対して本取付装置100では、最終位置よりも十分に手前側、例えば根元付近が第1の位置として設定され、FFC80を保持した状態で第1の位置から最終位置までハンド部20がスライドされる。これにより、上記した問題を解決することができ、高精度にFFC80を取付けることができる。
また図3等に示すように、Cフィンガー23の延在方向(X軸方向)と、各先端部30及び42の延在方向とが、互いに異なる方向に設定される。これによりFFC80が撓まないように、FFC80にプリテンションをかけながら、ハンド部20をスライドさせることが容易となる。
図13は、先端部30及び42の角度について比較する図である。なお図5に示した仮想線Tと上辺34との間の角度θを、先端部30及び42の角度θとして説明を行う。
図13Aに示すように先端部30及び42の角度θが略90度に設定されると、FFC80のピックアップ時やコネクタ部60への挿入時において、ハンド部20全体を略90度傾けなければならない。そのためコネクタ部60が狭いスペースS等に形成されている場合等において、作業の実行が非常に困難となる可能性がある。
これに対して本実施形態のように、先端部30及び42の角度θを、30度以上80度以下の範囲に設定することで、先端部30及び42を狭いスペースSの奥の方まで進入させることが可能となり、取付作業等を問題なく実行することが可能となる。先端部30及び42の角度θは、コネクタ部60の位置や、周りのスペース等に合わせて適宜設定されればよい。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記では、L及びRフィンガーと、Cフィンガーの3つのフィンガーを有するフィンガー機構が用いられた。これによりFFCの両側部及び面部を簡単に保持することが可能となる。またFFCを安定して保持することが可能となり、取付精度を向上させることができる。
またL及びRフィンガーの各々をFFCの幅方向に沿ってそれぞれ移動させることが可能であるので、FFCの両側部を簡単に保持することが可能となる。また幅の大きさが異なる複数の種類のFFC(例えば6ピンや9ピン等)が用いられる場合でも、各々のFFCの幅の大きさに対応して、取付作業を実行することができる。もちろんロック機構が設けられないコネクタ部に対しても、本取付装置は適用可能である。
なおフィンガー機構の構成は限定されず、他の構成が適宜用いられてもよい。例えば図14は、フィンガー機構(保持部及び規制部)の他の構成例を示す概略図である。当該フィンガー機構90は、FFC80の一方の側部80dのみから幅方向の動きを規制しつつ、FFC80の両面80a及び80bを保持する構成を有する。
フィンガー機構90は、下フィンガー91と上フィンガー92を有する。下フィンガー91は、断面が略L字の形状を有し、当該L字の内側の一方の面が、FFC80の一方の面(下面とする)80aを支持する第1の面部93となる。断面のL字形状の根元部分には、ガイド溝94が形成され、ガイド溝94の上方(第1の面部93から離れる方向)に向けてテーパ部95が形成される。上フィンガー92は、第1の面部93と対向する位置でFFC80の他方の面(上面とする)80bを保持可能な第2の面部96を有する。
図14Aに示すように、FFC80を保持する際には、テーパ部95がFFC80の側部80dに当接するように、下フィンガー91がFFC80に向けて移動される。図14Bに示すように、テーパ部95により、FFC80の側部80dがガイド溝94に導かれ、ガイド溝94により幅方向の動きが規制される。上フィンガー92が下方側に移動され、FFC80の下面80a及び上面80bが、第1の面部93及び第2の面部96により保持される。このような構成でも、FFC80を自動的に精度よく取付けることが可能となる。
その他の実施形態として、FFCの両面のいずれか一方の面のみが保持されてもよい。例えばFFCのいずれか一方の面を保持するフィンガーの先端にエア吸着孔が形成され、真空吸着により、FFCが保持されてもよい。この場合でも、吸着圧力(負圧)を制御することで、スライドモード時の第1の保持力、及び取付モード時の第2の保持力を、適正に切替えることができる。またフィンガーの数を減らすことができるので、装置の小型化を図ることも可能である。
ロック機構の構成も限定されない。例えばレバー部が回転されることで、ロック状態及びアンロック状態が切替えられてもよい。この場合でも、フィンガー機構の先端部に適宜ロック切替部を形成し、レバー部が操作されればよい。
以上説明した本技術に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)フラットケーブルの幅方向の動きを規制する規制部と、前記フラットケーブルの両面のうちの少なくとも一方の面を保持する保持部とを有するハンド部と、
前記フラットケーブル上の第1の位置にて前記幅方向の動きを規制しながら前記フラットケーブルを第1の保持力で保持させ、前記第1の保持力を維持したまま前記ハンド部を前記フラットケーブル上の第2の位置に移動させ、前記第2の位置にて前記フラットケーブルを第2の保持力で保持させて前記フラットケーブルを取付ける制御部と
を具備する取付装置。
(2)(1)に記載の取付装置であって、
前記第2の保持力は、前記第1の保持力よりも大きい
取付装置。
(3)(1)又は(2)に記載の取付装置であって、
前記規制部は、前記フラットケーブルを前記幅方向で挟む一対のフィンガーを有し、
前記保持部は、前記一対のフィンガーの各々の先端部に設けられ前記フラットケーブルの一方の面を保持する第1の面部と、前記第1の面部に対向する位置で前記フラットケーブルの他方の面を保持する第2の面部を有する保持フィンガーとを有する
取付装置。
(4)(3)に記載の取付装置であって、
前記規制部は、前記一対のフィンガーの少なくとも一方を前記幅方向で移動させる第1の移動機構を有し、
前記保持部は、前記第2の面部が前記第1の面部に当接する方向に前記保持フィンガーを移動させる第2の移動機構を有する
取付装置。
(5)(3)又は(4)に記載の取付装置であって、
前記制御部は、前記第1の面部が前記フラットケーブルの前記一方の面に対向するように前記一対のフィンガーの各々を前記フラットケーブルに向けてそれぞれ移動させ、前記第1及び前記第2の面部により前記フラットケーブルが挟まれるように前記保持フィンガーを移動させる
取付装置。
(6)(3)から(5)のうちいずれか1つに記載の取付装置であって、
前記制御部は、前記第1の位置にて前記第1及び前記第2の面部間の距離を第1の距離に設定し、前記第2の位置にて前記第1及び前記第2の面部間の距離を前記第1の距離よりも小さい第2の距離に設定する
取付装置。
(7)(3)から(6)のうちいずれか1つに記載の取付装置であって、
前記第2の面部は、基準面と、前記基準面に形成された凹部と、前記凹部内に前記基準面から突出しかつ当該突出方向に移動可能に設けられた第1の当接部材と、前記凹部内で前記第1の当接部材を支持する弾性部材とを有し、
前記制御部は、前記第1の位置にて前記基準面から突出する前記第1の当接部材を、前記フラットケーブルの他方の面に当接させる
取付装置。
(8)(7)に記載の取付装置であって、
前記第2の面部は、前記基準面に設けられた第2の当接部材を有し、
前記制御部は、前記第2の位置にて、前記他方の面に当接する前記第1の当接部材が前記凹部内に収容されるように前記保持フィンガーを移動させることで、前記第2の当接部材を前記他方の面に当接させる
取付装置。
(9)(7)又は(8)に記載の取付装置であって、
前記第1の当接部材は、ポリカーボネイトであり、
前記弾性部材は、発泡ウレタンであり、
前記第2の当接部材は、クロロプレンゴムである
取付装置。
(10)(3)から(9)のうちいずれか1つに記載の取付装置であって、
前記一対のフィンガーの少なくとも一方は、前記フラットケーブルが取り付けられるコネクタ部のロック機構のロック状態及びアンロック状態を切替えるロック切替部を有する
取付装置。
(11)(10)に記載の取付装置であって、
前記ロック機構は、前記コネクタ部への前記フラットケーブルの挿入方向に沿って移動可能であり、前記挿入方向における位置が切替えられることで、前記ロック状態及び前記アンロック状態が切替えられるレバー部を有し、
ロック切替部は、突起部と押圧部とを有し、
前記制御部は、前記突起部により前記レバー部を前記フラットケーブルの挿入の向きとは反対の向きに移動させることでアンロック状態とし、前記コネクタ部に挿入された前記フラットケーブルの保持を解除した状態で、前記押圧部により前記移動部を前記フラットケーブルの挿入の向きに移動させることでロック状態とする
取付装置。
(12)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の取付装置であって、さらに、
前記第2の位置にて前記保持部に保持された前記フラットケーブルを撮影する撮像装置を具備する
取付装置。
(13)(4)から(12)のうちいずれか1つに記載の取付装置であって、
前記一対のフィンガー部の各々は、前記保持フィンガーの移動方向に沿って設けられる基体部と、前記基体部に連結して設けられ前記保持フィンガーの移動方向とは異なる方向に延在する前記先端部とを有し、
前記制御部は、前記先端部の延在方向が前記フラットケーブルの延在方向と略等しくなる状態で、前記基体部により前記フラットケーブルを挟ませる
取付装置。
(14)(13)に記載の取付装置であって、
前記基体部は、前記保持フィンガーの移動方向に沿って延在する傾斜部を有し、
前記先端部は、前記第1の面部が前記傾斜部に近づく方向に延在する
取付装置。
(15)(14)に記載の取付装置であって、
前記先端部と前記基体部との連結部分から前記先端部とは反対側に前記先端部の延在方向に沿って延在する仮想的な線と、前記傾斜部との間の角度は、30度以上80度以下である
取付装置。
(16)(1)から(15)のうちいずれか1つに記載の取付装置であって、
前記保持部は、前記フラットケーブルの少なくとも一方の面を吸着する吸着部を有する
取付装置。
S…仮想線
20…ハンド部(ハンド機構)
22…一対のフィンガー
22L…Lフィンガー
22R…Rフィンガー
23…Cフィンガー
24…ハンドアクチュエータ
25…スライドアクチュエータ
26…第1のカメラ
27…第2のカメラ
30…L及びRフィンガーの先端部
31…基体部
32…第1の面部
34…上辺
35…連結部分
36…突起部
37…押圧部
42…Cフィンガーの先端部
43…第2の面部
44…基準面
45…凹部
46…第1の当接部材
47…弾性部材
48…第2の当接部材
60…コネクタ部
63…ロック機構
64…レバー部
70…コントローラ
80…FFC
80a…FFCの下面
80b…FFCの上面
80c、80d…FFCの両側部
90…フィンガー機構
100…取付装置

Claims (15)

  1. フラットケーブルの幅方向の動きを規制する規制部と、前記フラットケーブルの両面のうちの少なくとも一方の面を保持する保持部とを有するハンド部と、
    前記フラットケーブル上の第1の位置にて前記幅方向の動きを規制しながら前記フラットケーブルを第1の保持力で保持させ、前記第1の保持力を維持したまま前記ハンド部を前記フラットケーブル上の第2の位置に移動させ、前記第2の位置にて前記フラットケーブルを第2の保持力で保持させて前記フラットケーブルを取付ける制御部と
    を具備し、
    前記規制部は、前記フラットケーブルを前記幅方向で挟む一対のフィンガーを有し、
    前記保持部は、前記一対のフィンガーの各々の先端部に設けられ前記フラットケーブルの一方の面を保持する第1の面部と、前記第1の面部に対向する位置で前記フラットケーブルの他方の面を保持する第2の面部を有する保持フィンガーとを有し、
    前記第2の面部は、基準面と、前記基準面に形成された凹部と、前記凹部内に前記基準面から突出しかつ当該突出方向に移動可能に設けられた第1の当接部材と、前記凹部内で前記第1の当接部材を支持する弾性部材と、前記基準面に設けられた第2の当接部材とを有し、
    前記制御部は、前記第1の位置にて前記基準面から突出する前記第1の当接部材を、前記フラットケーブルの他方の面に当接させ、前記第2の位置にて、前記他方の面に当接する前記第1の当接部材が前記凹部内に収容されるように前記保持フィンガーを移動させることで、前記第2の当接部材を前記他方の面に当接させる
    取付装置。
  2. 請求項1に記載の取付装置であって、
    前記第2の保持力は、前記第1の保持力よりも大きい
    取付装置。
  3. 請求項1又は2に記載の取付装置であって、
    前記規制部は、前記一対のフィンガーの少なくとも一方を前記幅方向で移動させる第1の移動機構を有し、
    前記保持部は、前記第2の面部が前記第1の面部に当接する方向に前記保持フィンガーを移動させる第2の移動機構を有する
    取付装置。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
    前記制御部は、前記第1の面部が前記フラットケーブルの前記一方の面に対向するように前記一対のフィンガーの各々を前記フラットケーブルに向けてそれぞれ移動させ、前記第1及び前記第2の面部により前記フラットケーブルが挟まれるように前記保持フィンガーを移動させる
    取付装置。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
    前記制御部は、前記第1の位置にて前記第1及び前記第2の面部間の距離を第1の距離に設定し、前記第2の位置にて前記第1及び前記第2の面部間の距離を前記第1の距離よりも小さい第2の距離に設定する
    取付装置。
  6. 請求項1から5のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
    前記第1の当接部材は、ポリカーボネイトであり、
    前記弾性部材は、発泡ウレタンであり、
    前記第2の当接部材は、クロロプレンゴムである
    取付装置。
  7. 請求項1から6のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
    前記一対のフィンガーの少なくとも一方は、前記フラットケーブルが取り付けられるコネクタ部のロック機構のロック状態及びアンロック状態を切替えるロック切替部を有する
    取付装置。
  8. 請求項7に記載の取付装置であって、
    前記ロック機構は、前記コネクタ部への前記フラットケーブルの挿入方向に沿って移動可能であり、前記挿入方向における位置が切替えられることで、前記ロック状態及び前記アンロック状態が切替えられるレバー部を有し、
    ロック切替部は、突起部と押圧部とを有し、
    前記制御部は、前記突起部により前記レバー部を前記フラットケーブルの挿入の向きとは反対の向きに移動させることでアンロック状態とし、前記コネクタ部に挿入された前記フラットケーブルの保持を解除した状態で、前記押圧部により前記レバー部を前記フラットケーブルの挿入の向きに移動させることでロック状態とする
    取付装置。
  9. 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、さらに、
    前記第2の位置にて前記保持部に保持された前記フラットケーブルを撮影する撮像装置を具備する
    取付装置。
  10. 請求項3から9のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
    前記一対のフィンガー部の各々は、前記保持フィンガーの移動方向に沿って設けられる基体部と、前記基体部に連結して設けられ前記保持フィンガーの移動方向とは異なる方向に延在する前記先端部とを有し、
    前記制御部は、前記先端部の延在方向が前記フラットケーブルの延在方向と略等しくなる状態で、前記基体部により前記フラットケーブルを挟ませる
    取付装置。
  11. 請求項10に記載の取付装置であって、
    前記基体部は、前記保持フィンガーの移動方向に沿って延在する傾斜部を有し、
    前記先端部は、前記第1の面部が前記傾斜部に近づく方向に延在する
    取付装置。
  12. 請求項11に記載の取付装置であって、
    前記先端部と前記基体部との連結部分から前記先端部とは反対側に前記先端部の延在方向に沿って延在する仮想的な線と、前記傾斜部との間の角度は、30度以上80度以下である
    取付装置。
  13. 請求項1から12のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
    前記保持部は、前記フラットケーブルの少なくとも一方の面を吸着する吸着部を有する
    取付装置。
  14. ハンド部により、フラットケーブル上の第1の位置にて、前記フラットケーブルを幅方向の動きを規制しながら第1の保持力で保持させる保持ステップと、
    前記第1の保持力を維持したまま、前記ハンド部を前記フラットケーブル上の第2の位置に移動させる移動ステップと、
    前記第2の位置にて前記フラットケーブルを第2の保持力で保持させ、前記フラットケーブルをコネクタ部に取り付ける取付ステップと
    を含み、
    前記ハンド部は、前記フラットケーブルの幅方向の動きを規制する規制部と、前記フラットケーブルの両面のうちの少なくとも一方の面を保持する保持部とを有し、
    前記規制部は、前記フラットケーブルを前記幅方向で挟む一対のフィンガーを有し、
    前記保持部は、前記一対のフィンガーの各々の先端部に設けられ前記フラットケーブルの一方の面を保持する第1の面部と、前記第1の面部に対向する位置で前記フラットケーブルの他方の面を保持する第2の面部を有する保持フィンガーとを有し、
    前記第2の面部は、基準面と、前記基準面に形成された凹部と、前記凹部内に前記基準面から突出しかつ当該突出方向に移動可能に設けられた第1の当接部材と、前記凹部内で前記第1の当接部材を支持する弾性部材と、前記基準面に設けられた第2の当接部材とを有し、
    前記保持ステップは、前記第1の位置にて前記基準面から突出する前記第1の当接部材を、前記フラットケーブルの他方の面に当接させ、
    前記取付ステップは、前記第2の位置にて、前記他方の面に当接する前記第1の当接部材が前記凹部内に収容されるように前記保持フィンガーを移動させることで、前記第2の当接部材を前記他方の面に当接させる
    取付方法。
  15. フラットケーブルの幅方向の動きを規制する規制部と、
    前記フラットケーブルの両面のうちの少なくとも一方の面を保持する保持部と
    を具備し、
    前記規制部は、前記フラットケーブルを前記幅方向で挟む一対のフィンガーを有し、
    前記保持部は、前記一対のフィンガーの各々の先端部に設けられ前記フラットケーブルの一方の面を保持する第1の面部と、前記第1の面部に対向する位置で前記フラットケーブルの他方の面を保持する第2の面部を有する保持フィンガーとを有し、
    前記第2の面部は、基準面と、前記基準面に形成された凹部と、前記凹部内に前記基準面から突出しかつ当該突出方向に移動可能に設けられた第1の当接部材と、前記凹部内で前記第1の当接部材を支持する弾性部材と、前記基準面に設けられた第2の当接部材とを有する
    ハンド機構。
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