JP6791092B2 - 金属帯の連続研削方法および連続研削ライン - Google Patents
金属帯の連続研削方法および連続研削ライン Download PDFInfo
- Publication number
- JP6791092B2 JP6791092B2 JP2017201656A JP2017201656A JP6791092B2 JP 6791092 B2 JP6791092 B2 JP 6791092B2 JP 2017201656 A JP2017201656 A JP 2017201656A JP 2017201656 A JP2017201656 A JP 2017201656A JP 6791092 B2 JP6791092 B2 JP 6791092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- grinding
- tension
- detects
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
なお、ステンレス熱延鋼帯の板厚は例えば1.5〜13mm、板幅は例えば600〜2000mmであり、ステンレス冷延鋼帯の板厚は例えば0.4〜3mm、板幅は例えば600〜1600mmである。
このような全面研削用の連続研削ラインとして、例えば、ベルト研削装置を用いた連続研削ラインが知られている(特許文献1参照)。
また、各スタンドのベルト研削装置10は、研削油17のヒュームや研削屑の飛散範囲を制限するためにスタンドごとに装置を覆うカバーを有する。
しかし、上述の連続研削ラインでは、金属帯(以下、「板」ともいう。)の通板中に、「板切れ」や、「尻抜け」といった通板異常が発生することがある。
従来は、研削作業の停止にあたっては、作業員が、板切れや尻抜けの際に発生する大きな異常音を聴取し、操作盤を操作して、研削ベルト11(図6)あるいは弾性砥石(図示せず)を板から離間させることにより、研削作業を停止するようにしていた。
(ア) 研削作業中に板切れや尻抜けが発生すると、連続研削において板を弛ませずに通板させるに必要な張力が保持できなくなり、板が弛む。
(イ) 研削スタンド列内で板が弛み、その弛んだ箇所に研削が集中して局所的な発熱が生じ、この局所的な発熱が高じるのが、作業員による研削作業の手動停止よりも先であると、研削油が引火し、発火事故となる。
(ウ) そこで、板切れや尻抜けの発生を自動で検出し、検出時点で研削作業を自動で停止させるようにする。これにより、局所的な発熱が高じる前に研削作業を停止させ、発火事故の発生を防止できる。
(エ) 板切れや尻抜けの発生を自動で検出する方法としては、前記板の有無を検出する板有無センサー、前記ペイオフリールの回転数を検出する回転計、前記ペイオフリールまたは前記テンションリールの駆動電流を検出する電流計、および前記板の張力を検出する張力計のうち少なくともいずれか1つを用務センサーとし、該用務センサーの出力信号から、通板異常を検出する方法が優れていることが分かった。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
(1) 金属帯である板をペイオフリールで払出し、入側デフレクタロールで変向し、研削スタンド列で全面研削し、出側デフレクタロールで変向し、テンションリールで巻き取って回収する金属帯の連続研削方法において、
前記板の有無を検出する板有無センサー、前記ペイオフリールの回転数を検出する回転計、前記ペイオフリールまたは前記テンションリールの駆動電流を検出する電流計、および前記板の張力を検出する張力計のうち少なくともいずれか1つを用務センサーとし、該用務センサーのセンサー出力信号から、通板異常の発生を検出することを特徴とする金属帯の連続研削方法。
(2) 前記(1)において、前記通板異常の検出時点で研削作業を停止することを特徴とする金属帯の連続研削方法。
(3) 前記(1)または(2)において、前記金属帯がステンレス鋼帯であることを特徴とする金属帯の連続研削方法。
(4) 金属帯である板を払出すペイオフリールと、次いで変向する入側デフレクタロールと、次いで全面研削する研削スタンド列と、次いで変向する出側デフレクタロールと、次いで巻き取って回収するテンションリールとを有する金属帯の連続研削ラインにおいて、
前記板の有無を検出する板有無センサー、前記ペイオフリールの回転数を検出する回転計、前記ペイオフリールまたは前記テンションリールの駆動電流を検出する電流計、および前記板の張力を検出する張力計のうち少なくともいずれか1つからなる用務センサーと、
前記用務センサーのセンサー出力信号から通板異常発生検出信号を生成する演算手段とを具備したことを特徴とする金属帯の連続研削ライン。
(5) 前記(4)において、前記生成した通板異常検出信号が、研削作業の停止を促す信号であることを特徴とする金属帯の連続研削ライン。
図1の例は、図6の従来例と同じ符号を付した同一または相当部材を有する連続研削ラインに、板1の有無を検出する板有無センサーの1種である光センサー20からなる用務センサー400と、用務センサー400のセンサー出力信号S1で表される「板有」と「板無」の2値信号から、通板異常発生検出信号C1を生成する演算手段30とを具備した。
「板有」と「板無」の2値信号から、通板異常発生検出信号C1を生成する方法としては、センサー出力信号S1が「板有」から「板無」に転じた時点で、通板異常発生検出信号C1を生成する方法が挙げられる。
2 入側デフレクタロール
3 出側デフレクタロール
5 パスラインロール
10 ベルト研削装置
11 研削ベルト
12 アイドラロール
13 コンタクトロール
14 ビリーロール
15 ビリーロール昇降手段
16 研削油噴射手段
17 研削油
20 板有無センサーの1種である光センサー
30、32 演算手段
40 板有無センサーの1種である重力センサー
50 回転計
60 POR電流計
70 張力計
100 ペイオフリール
200 テンションリール
300 研削スタンド列
400 用務センサー
a1 投光部
a2 受光部
b1 タッチローラー部
b2 支点部
b3 タッチセンサー部
Claims (3)
- 金属帯である板をペイオフリールで払出し、入側デフレクタロールで変向し、研削スタンド列で全面研削し、出側デフレクタロールで変向し、テンションリールで巻き取って回収する金属帯の連続研削方法において、
前記板の有無を検出する板有無センサー、前記ペイオフリールの回転数を検出する回転計、前記ペイオフリールまたは前記テンションリールの駆動電流を検出する電流計、および前記板の張力を検出する張力計のうち少なくともいずれか1つを用務センサーとし、該用務センサーのセンサー出力信号から、通板異常の発生を検出し、前記通板異常の検出時点で研削作業を自動で停止し、研削作業中の発火事故を防止することを特徴とする金属帯の連続研削方法。 - 前記金属帯がステンレス鋼帯であることを特徴とする請求項1に記載の金属帯の連続研削方法。
- 金属帯である板を払出すペイオフリールと、次いで変向する入側デフレクタロールと、次いで全面研削する研削スタンド列と、次いで変向する出側デフレクタロールと、次いで巻き取って回収するテンションリールとを有する金属帯の連続研削ラインにおいて、
前記板の有無を検出する板有無センサー、前記ペイオフリールの回転数を検出する回転計、前記ペイオフリールまたは前記テンションリールの駆動電流を検出する電流計、および前記板の張力を検出する張力計のうち少なくともいずれか1つからなる用務センサーと、
前記用務センサーのセンサー出力信号から通板異常発生検出信号を生成する演算手段とを具備し、
前記生成した通板異常発生検出信号が、研削作業の停止を促す信号であり、
前記通板異常発生検出信号により、研削作業を自動で停止し、研削作業中の発火事故を防止することを特徴とする金属帯の連続研削ライン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017201656A JP6791092B2 (ja) | 2017-10-18 | 2017-10-18 | 金属帯の連続研削方法および連続研削ライン |
CN201811207294.XA CN109848805B (zh) | 2017-10-18 | 2018-10-17 | 金属带的连续磨削方法以及金属带的连续磨削生产线 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017201656A JP6791092B2 (ja) | 2017-10-18 | 2017-10-18 | 金属帯の連続研削方法および連続研削ライン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019072819A JP2019072819A (ja) | 2019-05-16 |
JP6791092B2 true JP6791092B2 (ja) | 2020-11-25 |
Family
ID=66544578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017201656A Active JP6791092B2 (ja) | 2017-10-18 | 2017-10-18 | 金属帯の連続研削方法および連続研削ライン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6791092B2 (ja) |
CN (1) | CN109848805B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110666643A (zh) * | 2019-10-16 | 2020-01-10 | 珠海大华新材料有限公司 | 一种高性能铜合金带材的研磨工艺 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0825201A (ja) * | 1994-07-21 | 1996-01-30 | Nkk Corp | 研削ライン |
US6144892A (en) * | 1996-02-08 | 2000-11-07 | Royal Master Grinders, Inc. | Gauging system |
DE102004003203A1 (de) * | 2004-01-22 | 2005-08-11 | Robert Bosch Gmbh | Elektro-Handwerkzeug mit optimiertem Arbeitsbereich |
EP2983863B1 (de) * | 2013-04-10 | 2016-12-21 | Berndorf Band GmbH | Anordnung und verfahren zum schleifen eines metallbands |
-
2017
- 2017-10-18 JP JP2017201656A patent/JP6791092B2/ja active Active
-
2018
- 2018-10-17 CN CN201811207294.XA patent/CN109848805B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN109848805A (zh) | 2019-06-07 |
CN109848805B (zh) | 2022-04-05 |
JP2019072819A (ja) | 2019-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6791092B2 (ja) | 金属帯の連続研削方法および連続研削ライン | |
JP5558637B2 (ja) | ストリップ部分の表面検査のための方法及び装置 | |
JP6791097B2 (ja) | 金属帯のベルト研削装置および方法 | |
JP2010082775A (ja) | かえり無しトリミング設備、冷延鋼帯の製造設備およびその製造方法 | |
JP5924490B2 (ja) | 冷間圧延における異常検出方法および冷間圧延方法 | |
JP5644238B2 (ja) | 鋼板の外観検査方法および装置 | |
KR101415716B1 (ko) | 스트립 표면 스케일 제거 장치 | |
JP5862603B2 (ja) | 連続鋳造機における鋳片表面欠陥及び設備異常の検出方法 | |
JP2004202677A (ja) | 金属帯のオンライン欠陥除去装置及びそのオンライン欠陥除去方法 | |
JP6743606B2 (ja) | 溶融亜鉛めっき鋼板用の調質圧延設備の清掃方法 | |
JP7269484B2 (ja) | 冷間タンデム圧延設備及び冷間タンデム圧延方法 | |
JP4281464B2 (ja) | 表面欠陥の少ない冷延鋼帯、表面処理鋼帯の製造方法 | |
JP2564016B2 (ja) | 冷間圧延における板破断時の運転停止方法 | |
JP3518459B2 (ja) | 冷間圧延設備 | |
KR100478848B1 (ko) | 산세강판의 표면결함 검출 시스템 및 그 방법 | |
JP5037220B2 (ja) | 熱間仕上圧延機のスタンド間残留破断片検知方法 | |
JP4423910B2 (ja) | 表面欠陥の少ない鋼帯の製造方法 | |
JP5699663B2 (ja) | 連続焼鈍ラインの制御装置 | |
JP3035109B2 (ja) | 帯材溶接部の異物除去装置 | |
JP4640197B2 (ja) | 鋼帯の処理方法及び処理設備 | |
JPH09239405A (ja) | 冷間タンデム圧延機による鋼板の圧延方法 | |
JPH06246326A (ja) | 金属帯板疵補修方法 | |
JP4635625B2 (ja) | 精整ラインにおける被処理材のダブり込み検知方法 | |
KR20190073772A (ko) | 롤 표면 이물 제거 장치 및 이를 포함하는 리코일링 설비 | |
JP6519019B2 (ja) | ノッチング装置及びノッチング方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200519 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200617 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200917 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6791092 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |