JP6790988B2 - デファレンシャルギヤ組み付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デファレンシャルケースが分割型である場合のデファレンシャルギヤの組み付け方法に関する。
左右の車輪の回転速度差を吸収するデファレンシャルユニットには、主にデファレンシャルケースと、デファレンシャルケースとともに回転(公転)する一対のピニオンギヤと、ピニオンギヤに噛み合う一対のサイドギアで構成されている。またデファレンシャルユニットには、車両の直進安定性向上を目的として、デファレンシャルケースとピニオンギヤの間に皿バネを備えたものが用いられる場合がある。
従来、このような分野の技術として、特開2011−212783号公報がある。この公報に記載されたデファレンシャルギヤの組み付け方法は、組付対象が一体式デファレンシャルケースである場合の組み付け方法である。具体的には、デファレンシャルケースの窓部(開口部)よりサイドギアを1式組み付け、その後、ダミーシャフトを用いてワッシャ及びピニオンギヤを本組付位置から90°位相がずれた位置でセットする。その後、ダミーシャフトを収縮させ、サイドギアを駆動することで、ワッシャとピニオンギヤを本組付位置まで回転させ、ダミーシャフトを製品シャフトと入れ替えることで、組み付けを実行する。
特開2011−212783号公報
前述した従来のデファレンシャルギヤ組み付け方法は、ケースが一体式である場合に有効な組み付け方法であって、サイドギアとデファレンシャルケースの間に皿バネによる与圧を掛けることに起因して、手作業による組み付けができないために活用されていた。しかしながら、デファレンシャルケースを薄肉化するために分割型にする場合には、内部ギアの組み付けが直接手作業でできるスペースが確保できる優位点があるが、サイドギアの皿バネがあるためにシャフトを手作業で組み付けられず、従来の方法で組付を実施する場合には、ダミーシャフトの利用や事前組付を実施する必要がある。そのため、デファレンシャルケースを分割型にする優位性をうまく生かすことができなかった。
本発明は、組み付けにかかる作業を効率化したデファレンシャルギヤ組み付け方法を提供するものである。
本発明にかかるデファレンシャルギヤ組み付け方法は、シャフト部の先端部においてサイドギアのスプラインと係合可能な組付治具と、スプラインが形成されたガイドシャフトと、前記組付治具に係合し、組付治具を所定ピッチ回転操作する第1のレバーと、前記ガイドシャフトに係合する台形ネジと、前記台形ネジを回転操作する第2のレバーと、を有し、皿バネとワッシャとサイドギアをデフケースにセットする際に、前記ガイドシャフトのスプラインに前記サイドギアの内径のスプラインを合わせる工程と、前記第1のレバーの操作により、前記組付治具を所定ピッチだけ回転させ、前記サイドギアのスプラインと前記組付治具のスプラインの山同士を同位相にする工程と、前記第2のレバーの操作により前記台形ネジを回転させることにより、前記ガイドシャフトをシャフト軸方向に動作させるとともに、前記組付治具を前記シャフト部の軸方向に動作させて前記皿バネを収縮した状態にする工程と、前記皿バネが収縮した状態で、ピニオンギヤ、ピニオンワッシャ、ピニオンシャフトを組み付ける工程と、を備える。
これにより、組付治具によりサイドギア内径のスプラインを活用することで作業スペースを有効活用するとともに、ガイドシャフト、台形ネジ、第1のレバー、第2のレバーにより皿バネからの荷重を抑制しながら手作業で簡単に組み付けを実行することができる。
これにより、デファレンシャルギヤの組み付けにかかる作業を効率化することができる。
実施の形態1にかかるデファレンシャルギヤ組み付け装置の概観を示す図である。 実施の形態1にかかるワークを示す図である。 実施の形態1にかかるワークが取り付けられたデファレンシャルギヤ組み付け装置の断面を示す図である。 実施の形態1にかかるデファレンシャルギヤ組み付け装置をA視した状態を示す図である。 実施の形態1にかかるデファレンシャルギヤ組み付け装置を用いた組み付け動作フローを示す図である。 実施の形態2にかかるデファレンシャルギヤ組み付け装置にからくり機構を追加した状態を示す断面図である。 実施の形態2にかかるデファレンシャルギヤ組み付け装置及びからくり機構をB視した状態を示す図である。 実施の形態2にかかるからくり機構を用いた組み付け動作フローを示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、デファレンシャルギヤ組み付け装置1は、台座11と、ワークWに配置されたサイドギア内径にシャフト部12a(図3参照)が挿入される組付治具12と、組付治具12のシャフト部12aに対して略平行に配置されるガイドシャフト13と、組付治具12に連結する第1のレバー14と、ガイドシャフト13と係合する台形ネジ15と、台形ネジ15を回転させる第2のレバー16と、を備える。なお図3は、図1に示したデファレンシャルギヤ組み付け装置1の断面図であるとともに、発明の理解を容易にするため、第1のレバー14を図中に判りやすく示したものである。
ここで図2に示すように、ワークWとして分割デファレンシャルケースが用いられている。ここで、デファレンシャルギヤ組み付け装置1では、分割されたデファレンシャルケースのうち、ピニオンギヤ、ピニオンワッシャおよびピニオンシャフト等を配置することが可能であるRH側を、ワークWとして扱う。
図3に示すように、台座11にはワークWが固定されている。以下では、台座11は水平面上に載置されているとともに、分割されたデファレンシャルケースであるワークWは、リングギアの位置が上方となる状態で固定されているものとして説明する。したがってワークWは、下方から上下方向に延在するシャフトが挿入可能な状態で、台座11上に載置されている。
ここで、ワークWのデファレンシャルケース21内には、サイドギア22と、皿バネ23と、ワッシャ24が配置される。なおワークWがデファレンシャルギヤ組み付け装置1に設けられた状態において、サイドギア22は、デファレンシャルケース21に対して、皿バネ23とワッシャ24を上下方向に挟むように配置される。すなわち、サイドギア22を下降させる力が加わった際には、皿バネ23が収縮し、その収縮分だけサイドギア22は下降可能である。
また、サイドギア22にはシャフトを挿入するための孔が形成されている。孔を形成している壁部には、周方向に沿って連続する凹凸状のスプラインが形成されている。
台座11には、上下方向に組付治具12及びガイドシャフト13が貫通する孔が形成されている。なお、台座11の一部が水平方向に動作可能であり、組付治具12やガイドシャフト13の位置を調整可能であってもよい。
組付治具12は、上下方向に延在するシャフト部12aと、シャフト部12aの上方端部に設けられワークW内に配置される第1の先端部12bと、台座11の下方に配置され第1のレバー14と係合する第2の先端部12cを備える。
シャフト部12aは、台座11の孔を貫通するように配置されているとともに、第1の先端部12bがワークWのサイドギア22より僅かに上方に配置されるように設けられている。
第1の先端部12bは、シャフト部12aに比べて大径に形成されている。なお、第1の先端部12bの径は、ガイドシャフト13の外径と略同一である。第1の先端部12bの外周には周方向に連続する凹凸状のスプラインが形成されており、サイドギア22の孔内に組付治具12が挿入された状態では、第1の先端部12bの外径に設けられたスプラインと、サイドギア22の孔のスプラインが係合する。なお、後述するように第1のレバー14の操作により、第1の先端部12bのスプラインとサイドギア22のスプラインが係合可能な状態(図4(a)参照)から、第1の先端部12bを所定ピッチ分(以下では、所定ピッチとして半ピッチ分)だけ回転させてずらした状態(図4(b)参照)であって、すなわち、サイドギア22のスプラインと組付治具12のスプラインの山同士を同位相にした場合には、第1の先端部12bのスプラインとサイドギアの孔の内径のスプラインを近づけると、互いの山同士が当接する。
また例えば、組付治具12は二重構造であり、第2の先端部12cに係合した第1のレバー14を操作することにより、シャフト部12aを回転させることなく、第1の先端部12bを回転させることができる。第1の先端部12bは、シャフト部12aの中心軸を回転軸中心として回転を行う。
ガイドシャフト13は、組付治具12のシャフト部12aの外径を囲むように配置されたシャフトである。言い換えると、ガイドシャフト13は上下に伸びた円筒状であり、内径に組付治具12のシャフト部12aが配置されている。ガイドシャフト13は、組付治具12と連結されており、ガイドシャフト13を下降させた場合には、ガイドシャフト13とともに組付治具12が下降する。またガイドシャフト13の外径には、台形ネジ15が連結している。また、ガイドシャフト13の上端部近傍の外周側には、周方向に連続する凹凸状のスプラインが形成されており、サイドギア22の孔のスプラインが係合する。
第1のレバー14は、台座11の下方に設けられており、組付治具12の第2の先端部12cに連結している。例えば第1のレバー14は、一端部が第2の先端部12cに連結され、水平方向に延びるレバーである。作業者は、第1のレバー14を操作することにより、組付治具12の第1の先端部12bのスプラインを半ピッチ分だけ回転させることができる。
台形ネジ15は、上下方向に貫通するように設けられた孔の内径が、ガイドシャフト13の外径部と係合した略円錐台状のネジである。台形ネジ15は、上方が小径であり、下方が大径となるように配置されている。より具体的には、台形ネジ15は、下方の大径となっている箇所が台座11上に載置された状態であり、上方の小径箇所は、ワークWの下端のシャフトの挿入口から挿入されている。台形ネジ15は、第2のレバー16の操作に応じて、ガイドシャフト13の周囲を回転駆動する。なお、台形ネジ15が回転駆動することで、ガイドシャフト13を上下動させることができる。また、ガイドシャフト13の上下動に同期して、組付治具12は上下動を行う。言い換えると、台形ネジ15の操作により、ガイドシャフト13をシャフト軸方向に動作させるとともに、組付治具12をシャフト部12aの軸方向に動作させる。
第2のレバー16は、台形ネジ15に連結している。作業者は、第2のレバー16を操作することにより、台形ネジ15を回転操作できる。作業者は、台形ネジを回転操作することにより、ガイドシャフト13及び組付治具12を上下動させることができる。
次に、デファレンシャルギヤ組み付け装置1を用いて、ワークWの組み付けを行う方法について、図5を用いて説明する。
デファレンシャルギヤ組み付け装置1に対して、ワークWをセットする(ステップS1)。すなわち、分割されたデファレンシャルケースを、台座11上にセットする。
ワークWに、皿バネ23、ワッシャ24をセットするとともに、サイドギア22をセットする(ステップS2)。その際、組付治具12およびガイドシャフト13の上端部は、サイドギア22に設けられた孔に挿入し、ガイドシャフト13のスプラインと、サイドギア22内径のスプラインが合致した状態でセットされる。なおこのとき、組付治具12の第1の先端部12bのスプラインが形成されている箇所の下端は、サイドギア22の孔のスプラインが形成されている箇所の上端より上方に配置される。
作業者は、第1のレバー14を操作する(ステップS3)。これにより、図4(b)に示すように、組付治具12の第1の先端部12bのスプラインと、サイドギア22の内径のスプラインの山同士が同位相となるように、組付治具12の第1の先端部12bが半ピッチ分だけ回転する。
作業者は、第2のレバー16を操作する(ステップS4)。これにより、台形ネジ15が回転し、台形ネジ15に対して係合しているガイドシャフト13に下降する力が加わり、ガイドシャフト13と組付治具12は連結しているため、ガイドシャフト13と組付治具12が夫々下降する。このとき、組付治具12の第1の先端部12bのスプラインの下部が、サイドギア22内径のスプラインの上部に当接し、サイドギア22を押下する。これにより、ワークW内において、皿バネ23がサイドギア22により押下され、収縮した状態になる。
皿バネ23が収縮するとともに、サイドギア22が下降した状態となったワークWにおいて、作業者は、ピニオンギヤ、ピニオンワッシャ、およびピニオンシャフト(図示せず)の組付を実施する(ステップS5)。このとき、サイドギア22が下降し、皿バネ23が収縮した状態であるので、作業者による作業が容易である。
組付の実行後、サイドギア22が下降した状態を解除する(ステップS6)。例えば、第1のレバー14と第2のレバー16について、サイドギア22を下降させるために行った動作を、逆の手順で行い、皿バネ23を収縮状態から解除し、組み付けを終了する。より具体的には、作業者は第2のレバー16について、ステップS4とは逆回転の操作し、ガイドシャフトと組付治具12を上昇させる。その後、作業者は、第1のレバー14をステップS3とは逆方向に操作し、サイドギア22の内径のスプラインと、組付治具12の第1の先端部12bのスプラインの位置を合わせ、組付治具12をサイドギア22の内径から引き抜き可能な状態として、ワークWをデファレンシャルギヤ組み付け装置1から引き抜く。
これにより、サイドギア22の下方へ引き込むとともに皿バネ23を収縮させることを、サイドギア22のスプラインを活用して実行できる。そのため、デファレンシャルケース21内部の作業スペースを大きく確保できることから、組み付けの作業性に優れ、作業時間短縮による製造コストの低減に寄与できる。また、動力シリンダーなどの動力部を一切用いずに皿バネ23を収縮させた状態にして組み付け作業が可能となるため、余計な設備費用がかからず、設備投資の大幅な削減によるコストダウンを見込むことができる。さらに、組付治具12やガイドシャフト13、台座11等を交換することにより、製品サイズの異なる分割デファレンシャルケースを用いたデファレンシャルギヤの組み付けが可能となる。
なお、第1のレバー14や第2のレバー16などの動作部を動作させるためにモーター等の動力を追加して、作業者による手作業ではなく、自動化することが可能である。
実施の形態2
図6に示すように、デファレンシャルギヤ組み付け装置1にからくり機構2を追加し、からくり機構2によりデファレンシャルギヤ組み付け装置1を動作させる仕組みについて説明する。
からくり機構2は、デファレンシャルギヤ組み付け装置1に対して略水平方向に隣接するように配置されている。からくり機構2は、上下方向に延在する回転軸31と、ハンドル32と、回転軸31に連結された第1の平歯車33と、台形ネジ15に連結された第2の平歯車34と、第1の平歯車33と第2の平歯車34の間に配置された第3の平歯車35と、回転軸31の下端に設けられた半ピッチずらし治具36と、を備える。なお、からくり機構2は、実施の形態1に示した第2のレバー16に代えて、第3の平歯車35により台形ネジ15を回転させるとともに、半ピッチずらし治具36によって第1のレバー14を操作するものである。
ハンドル32は、回転軸31の上端部に設けられており、作業者により回転させることが可能である。ハンドル32を回転させることにより、第1の平歯車33と、半ピッチずらし治具36が回転する。
第1の平歯車33は、円盤状の歯車であり、外径側に周方向に連続する複数の歯が形成されている。また第1の平歯車33は、半ピッチずらし治具36より上方に配置されている。第1の平歯車33の中心には、回転軸31が貫通する孔が形成されている。したがって、作業者がハンドル32を回転操作することにより、回転軸31が回転することで、回転軸31を回転中心とした回転を行う。第1の平歯車33は、第3の平歯車35と係合している。
第2の平歯車34は、上下方向に回転軸を有する円盤状の歯車であり、台形ネジ15に連結されている。第2の平歯車34は、第1の平歯車33の回転が、第3の平歯車35を介して伝達することで回転する。これにより第2の平歯車34は、ガイドシャフト13周りにおいて台形ネジ15を回転させる回転力を与える。
第3の平歯車35は、上下方向に回転軸を有する円盤状の歯車であり、第1の平歯車33及び第2の平歯車34と連結している。第3の平歯車35は、第1の平歯車33の回転力を、第2の平歯車34に伝達する。
図7に示すように、半ピッチずらし治具36は、上下面が平面である略円盤状であり、外周側の一部に切り欠き36aが形成されたカムである。例えば、切り欠き36aがデファレンシャルギヤ組み付け装置1の組付治具12のシャフト部12aに最も近接するように、半ピッチずらし治具36の回転が調整された状態において、切り欠き36aには第1のレバー14の先端部が挿入される。半ピッチずらし治具36は、ハンドル32の操作による回転軸31の回転に応じて回転することで、第1のレバー14の位置を動かしながら、第1のレバー14の先端部を切り欠き36aから外すように動作する。
次に、からくり機構2を用いたデファレンシャルギヤ組み付け装置1の動作について、図8を用いて説明する。
図6に示すように、デファレンシャルギヤ組み付け装置1に対して、ワークWをセットする(ステップS11)。すなわち、分割されたデファレンシャルケースを、台座11上にセットする。
ワークWに、皿バネ23、ワッシャ24をセットするとともに、サイドギア22をセットする(ステップS12)。その際、組付治具12およびガイドシャフト13の上端部は、サイドギア22に設けられた孔に挿入され、ガイドシャフト13のスプラインと、サイドギア22内径のスプラインが合致した状態でセットされる。なおこのとき、組付治具12の第1の先端部12bのスプラインが形成されている箇所の下端は、サイドギア22の内径のスプラインが形成されている箇所の上端よりも、上方に配置される。
作業者は、ハンドル32を回転操作する(ステップS13)。これにより、半ピッチずらし治具36が回転して、第1のレバー14が偏心動作する。これにより、第1のレバー14に連結している組付治具12の第1の先端部12bについて、半ピッチずれが実行された状態になる。
作業者は、さらにハンドル32を回転させる(ステップS14)。このハンドル32の回転に伴い、第1の平歯車33の回転し、第3の平歯車35を介して、第2の平歯車34が回転する。ここで、第2の平歯車34が回転することで、台形ネジ15が回転し、組付治具12とガイドシャフト13が下降して、皿バネ23を収縮させるとともにサイドギア22を下降させる。
なお、第1の平歯車33を回すためにハンドル32を回転させる際に、半ピッチずらし治具36では、第1のレバー14が偏心した状態を保つことができる。したがって、ハンドル32により第1の平歯車33を回転させる際にも、組付治具12の第1の先端部12bのスプラインの下部側により、サイドギア22の内径のスプラインの上部が当接した状態となる。
ワークW内において、皿バネ23が収縮するとともに、サイドギア22が下降した状態であるため、作業者は、ピニオンギヤ、ピニオンワッシャ、およびピニオンシャフトの組付を実施する(ステップS15)。
作業者は、ハンドル32を逆回転させ、組付治具12及びガイドシャフト13が下降した状態を解除する(ステップS16)。
これにより、作業者はからくり機構2のハンドル32の回転操作のみにより、組付治具12を半ピッチずらす動作と、台形ネジ15を回転させて組付治具12およびガイドシャフト13を下降させる動作と、を同時に実行することができる。したがって、作業数を短縮することができるため、人件費を削減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 デファレンシャルギヤ組み付け装置
2 からくり機構
11 台座
12 組付治具
12a シャフト部
12b 第1の先端部
12c 第2の先端部
13 ガイドシャフト
14 第1のレバー
15 台形ネジ
16 第2のレバー
21 デファレンシャルケース(デフケース)
22 サイドギア
23 皿バネ
24 ワッシャ
31 回転軸
32 ハンドル
33 第1の平歯車
34 第2の平歯車
35 第3の平歯車
36 半ピッチずらし治具

Claims (1)

  1. シャフト部の先端部においてサイドギアのスプラインと係合可能な組付治具と、
    スプラインが形成されたガイドシャフトと、
    前記組付治具に係合し、組付治具を所定ピッチ回転操作する第1のレバーと、
    前記ガイドシャフトに係合する台形ネジと、
    前記台形ネジを回転操作する第2のレバーと、を有し、
    皿バネとワッシャとサイドギアをデフケースにセットする際に、前記ガイドシャフトのスプラインに前記サイドギアの内径のスプラインを合わせる工程と、
    前記第1のレバーの操作により、前記組付治具を所定ピッチだけ回転させ、前記サイドギアのスプラインと前記組付治具のスプラインの山同士を同位相にする工程と、
    前記第2のレバーの操作により前記台形ネジを回転させることにより、前記ガイドシャフトをシャフト軸方向に動作させるとともに、前記組付治具を前記シャフト部の軸方向に動作させて前記皿バネを収縮した状態にする工程と、
    前記皿バネが収縮した状態で、ピニオンギヤ、ピニオンワッシャ、ピニオンシャフトを組み付ける工程と、を備える、
    デファレンシャルギヤ組み付け方法。
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