JP6790499B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents
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Description
竪型粉砕機は、回転テーブル上に粉砕ローラが配されており、粉砕ローラは回転テーブルの方向に押圧されるよう構成されている。粉砕ローラは、回転テーブルが回転することにより、回転テーブルに対して原料を介して従動し回転する。
しかし、高速で回転する回転テーブル上に供給された原料は、回転による遠心力により回転テーブル外周方向に向かって移動し、回転テーブル外側に飛び出そうとする。
その状況下で一定の原料層厚みを確保するため回転テーブルの外周部には、通常、ダムリングと呼ばれる環状の堰が設けられている。
それに対して、コニカル型の粉砕ローラを使用する竪型粉砕機においては、回転テーブル上の粉砕ローラの転動面が水平で溝部がないため、回転テーブル上に原料が留まりにくい構造であるから、一般的にダムリングの設置が必須である。
(1) 回転自在なコニカル型の粉砕ローラを備えて、回転テーブル上に投入した金属異物を含む原料を粉砕ローラによって粉砕する竪型粉砕機において、
回転テーブルの上面外周部にダムリングを配し、回転テーブルの粉砕ローラ転動面からダムリングまで回転テーブル上に水平面を形成して、
該水平面に連続して回転テーブルの外周方向に向かい水平方向に伸びる排出口をダムリングの下部にのみ上方を閉塞させて形成した。
図1から図7は本発明の実施形態に係わり、その好ましい例を示したものである。
図1は竪型粉砕機の全体構成を説明する図であり、図2は粉砕ローラ、回転テーブル及びダムリングの配置を説明する図であり、(1)が上方から観察した図であり、(2)が側面方向から観察した図である。
図3はダムリングの構成を説明する図であり、(1)が回転テーブル付近の図を側面から観察した図であり、(2)がA―A面を観察したダムリング調整板、(3)がB−B面を観察した分割ダムリング、(4)がC−C面を観察した回転テーブル上面の形状を示した。
図5は回転テーブル上における金属異物の挙動を概念的に説明する図であり、(1)が上方から観察した図であり、(2)が側面方向から観察した図である。
図6は本発明による他の実施形態に係わりダムリングの形状を説明する図であり、(1)が第2タイプを示し、(2)が第3タイプを示し、(3)が第4タイプを示した。
図7はダムリングに備えた流路制御部の形状を説明する図であり、(1)が第5タイプを示し、(2)が第6タイプを示した。
本実施形態に係る竪型粉砕機1は、図1に示すように竪型粉砕機1の外郭を形成する分級機ケーシング1B、及びミルケーシング1A、並びに、竪型粉砕機1の下部に設置された減速機2Bと図示しない駆動モータによって駆動される回転テーブル2、コニカル型の粉砕ローラ3を備えている。なお、本実施形態においては、回転テーブル上面2Aをフラットな水平に形成した。
なお、ダムリング5の構成、並びに金属異物Kの挙動等については、詳細を後述する。
図3に示すように、図1に示した竪型粉砕機1においては、回転テーブル上面2Aの外周部に、円弧状の分割ダムリング5Bを間隔をあけて複数枚(本実施形態では8枚)を並べて配することにより、排出口5Dを複数箇所(本実施形態では8箇所)で形成し、その上に環状のダムリング調整板5Aを配した構成となっている。
しかし、本発明において使用できるダムリングの構成はこれに限るものではなく、例えば、図6(1)示した第2タイプのダムリング52のように、環状リングの下部に切り欠きを形成して排出口を設けたタイプのダムリングであっても良い。また、それ以外にも、例えば、図6(2)に示した第3タイプのダムリング53のように、円弧状に形成された複数枚のダムリング並べて配して、その両端部を併設するダムリングに重ね合わせることにより組み合わせて排出口5Dを形成したタイプのダムリングであっても良く、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で変更が可能である。
前述したように、図1に示した竪型粉砕機1は、回転テーブル2上に粉砕ローラ3が配されており、それぞれの粉砕ローラ3が、回転テーブル2の方向に押圧されるよう構成されている。そして、粉砕ローラ3は、回転テーブル2が回転することにより、回転テーブル2に対して、原料を介して従動して回転する。
本実施形態では、排出口5Dの上方を閉塞させてダムリング5の下部にのみ排出口5Dを形成する構成としているので、金属異物K以外の粉砕品Fをダムリング5によりせき止めて、金属異物Kを選択的に回転テーブル2の外部に排出する確率を高めることが可能である。したがって、本実施形態によれば、金属異物Kを回転テーブル2から効率的に排出することによって、竪型粉砕機1の粉砕効率を改善することが可能になる。
しかし、ダムリング5Dの上部を閉塞しない図6(3)に示した第4タイプのダムリング54であっても、金属異物Kを効果的に排出できるという効果は奏するので、本発明の適応の範囲である。
図7(1)に示した実施形態においては、ベース部55Bと流路制御部55Aによって排出口5Dを備えた第5タイプのダムリング55を形成しており、前述した実施形態と同様に、粉砕ローラ3の回転テーブル上面2Aでの転動面Tからダムリング55に形成した排出口5Dの底面にかけて水平面Sを形成している。そして、図7(1)に示した実施形態は、前述した実施形態と比較して、流路制御部55Aを備えているという点において構成が相違する。流路制御部55Aは、排出口5Dの上部から回転テーブル2の外周方向に向かって伸びて、下方に向かって屈曲するとともに、その下部が回転テーブルの内周方向に向かって屈曲している構成となっている。
なお、図7(2)に示した実施形態では、流路制御部56Aの円周方向側の両側面に閉止板56Cを配している。
その結果として、ガスの圧損を抑えることができるとともに、排出口5Dから排出される金属異物Kが、例え、一旦ガスによって吹き上げられたとしても回転テーブル上面2Aへ吹き戻されにくい構造であるから、金属異物Kが吹き上げられて再度回転テーブル上面2Aに戻る可能性を低減できる。
1A ミルケーシング
1B 分級機ケーシング
2 回転テーブル
2A 回転テーブル上面
2B 減速機
3 粉砕ローラ
5 ダムリング
5A ダムリング調整板
5B 分割ダムリング
5D 排出口
13 回転式分級羽根
14 固定式分級羽根
15 分級機構
19 内部コーン
30 環状隙間
33 ガス導入口
34 排出シュート
35 原料供給口
39 上部取出口
52 ダムリング(第2タイプ)
53 ダムリング(第3タイプ)
54 ダムリング(第4タイプ)
55 ダムリング(第5タイプ)
56A 流路制御部
56B ベース部
56 ダムリング(第6タイプ)
56A 流路制御部
56B ベース部
56C 閉止板
T 転動面
S 水平面
K 金属異物
F 粉砕品
Claims (4)
- 回転自在なコニカル型の粉砕ローラを備えて、回転テーブル上に投入した金属異物を含む原料を粉砕ローラによって粉砕する竪型粉砕機において、
回転テーブルの上面外周部にダムリングを配し、回転テーブルの粉砕ローラ転動面からダムリングまで回転テーブル上に水平面を形成して、
該水平面に連続して回転テーブルの外周方向に向かい水平方向に伸びる排出口をダムリングの下部にのみ上方を閉塞させて形成したことを特徴とした竪型粉砕機。 - 前記排出口の上部から回転テーブルの外周方向に向かって伸び下方に向かって屈曲する流路制御部を備えた請求項1に記載の竪型粉砕機。
- 前記流路制御部の下部が、回転テーブルの内周方向に向かって屈曲している請求項2に記載の竪型粉砕機。
- 前記流路制御部が、回転テーブルの円周方向側側面の少なくとも一方に閉止板を配した請求項3に記載の竪型粉砕機。
Priority Applications (1)
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JP2016126133A JP6790499B2 (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016126133A JP6790499B2 (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 竪型粉砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018001037A JP2018001037A (ja) | 2018-01-11 |
JP6790499B2 true JP6790499B2 (ja) | 2020-11-25 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2016126133A Active JP6790499B2 (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 竪型粉砕機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6790499B2 (ja) |
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- 2016-06-27 JP JP2016126133A patent/JP6790499B2/ja active Active
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