JP6789571B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

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本発明は、ワークの搬送装置に関する。
従来、第1加工機と第2加工機の間を、ワークを搬送するワーク搬送装置が知られている。このようなワーク搬送装置では、第1加工機および第2加工機の稼働範囲を考慮して、第1加工機および第2加工機とワーク搬送装置が干渉しないように、ワークを第1加工機から取り出して第2加工機に搬送する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のワーク搬送装置は、1つのシャトルと、シャトルの両側に配置された2つの多関節ロボットと、を有する。多関節ロボットは、第1アームと、第1アームに水平軸回りに回動自在に連結された第2アームと、第2アームに水平軸回りに回動自在に連結されたハンドと、を有する。また、第1アームと、第2アームと、ハンドには、例えばサーボモータなどの回動用の駆動部が設けられる。
特開平5―200465号公報
特許文献1のワーク搬送装置では、多関節ロボットを用いて、第1加工機からワークを取り出し、シャトルに搬送している。多関節ロボットは、ワークが搬送方向に直線運動するように、第1アームと、第2アームと、ハンドの長さを考慮して、駆動部を制御している。しかし、このような多関節ロボットを、搬送方向の直線運動に用いた場合、第1アームと、第2アームとをそれぞれ水平軸回りに回動させる必要がある。駆動部は、第1アームと、第2アームをそれぞれ水平軸回りに回転運動させる必要がある。その結果、駆動部の回転運動が搬送方向の直線運動以外にも使用され、搬送方向の直線運動に対し無駄な運動が必要となる。そのため、搬送方向の直線運動に対し、高速化を図りにくい。さらに、特許文献1のワーク搬送装置では、第1アームが、第2アームを、追い越して直線運動を実現する。そのため、第1アームと、第2アームが重なった際の、第2アームの長さによって、直線運動させる高さ位置が規制される。その結果、第1アームの長さと、第2アームの長さと、によって、ワークの形状と、ワークを保持する保持部材の形状が限定される。このため、ワーク搬送装置の汎用性が損なわれる。
本発明の課題は、ワーク搬送装置の汎用性を確保し、かつワークの搬送方向の直線移動の高速化を図ることにある。
本発明に係るワーク搬送装置は、第1加工位置でワークを加工する第1加工機と、第1加工位置から離反した第2加工位置でワークを加工する第2加工機との間でワークを搬送する。ワーク搬送装置は、第1搬送部と、第2搬送部と、第3搬送部と、を備える。第1搬送部は、第1搬送フレームと第1昇降部を有する。第1搬送フレームは、第1駆動部によって駆動される。第1搬送フレームは、第1加工位置と、第2加工位置よりも第1加工位置側の第1搬送位置と、の間でワークを保持しながら搬送方向に沿ってワークを直線的に搬送する。第1昇降部は、第2駆動部によって駆動される。第1昇降部は、第1搬送フレームを昇降させる。第2搬送部は、第2搬送フレームと第2昇降部を有する。第2搬送フレームは、第3駆動部によって駆動される。第2搬送フレームは、第2加工位置よりも第1加工位置側かつ第1搬送位置よりも第2加工位置側の第2搬送位置と、第2加工位置と、の間で搬送方向に沿ってワークを直線的に搬送する。第2昇降部は、第4駆動部によって駆動される。第2昇降部は、第2搬送フレームを昇降させる。第3搬送部は、第3搬送フレームと、コンベアと、を有する。第3搬送フレームは、第5駆動部によって駆動される。第3搬送フレームは、搬送方向に沿って直線移動する。コンベアは、第3搬送フレームに固定される。コンベアは、搬送方向に沿ってワークを直線的に搬送する。
このような構成のワーク搬送装置では、第1加工位置から第2加工位置まで、それぞれの搬送フレームが、独立した駆動部を用いてワーク搬送方向に沿って直線的にワークを搬送できる。そのため、各搬送フレームが、ワークの搬送方向に対し無駄な方向へ移動しない。その結果、ワークの搬送方向の直線移動の高速化を、図ることができる。また、第1搬送フレームおよび第2搬送フレームは、それぞれ独立した駆動部を有する昇降部を用いて昇降することができる。そのため、各加工機の加工高さとワークを搬送する搬送高さの間で、ワークを搬送する高さを、自由に設定できる。そのため、このようなワーク搬送装置では、ワークおよびワークを保持する保持部材の高さに応じて、ワークの搬送する高さを変更することができる。その結果、ワークの形状と、ワークを保持する保持部材の形状が限定されず、ワーク搬送装置の汎用性を確保できる。また、各昇降部と、各搬送フレームは独立した駆動部によって駆動される。その結果、ワーク搬送方向の搬送速度を落とすことなく、第1搬送フレームおよび第2搬送フレームを昇降させることができ、ワークの搬送方向の直線移動の高速化を図ることができる。
第1搬送フレームは、搬送方向と交差する方向に対向して配置される一対の第1アームと、一対の第1アームを搬送方向と交差する方向に移動させる第1移動部と、を有してもよい。第2搬送フレームは、搬送方向と交差する方向に対向して配置される一対の第2アームと、一対の第2アームを交差する方向に移動させる第2移動部と、を有してもよい。
このような構成によれば、一対の第1アームを第1移動部によって、また一対の第2アームを第2移動部によって、それぞれ搬送方向と交差する方向に移動させることができる。その結果、ワークを一対のアームによって掴むとともに保持して搬送することができる。ワークの形状に応じて、一対の第1アームの間隔と、一対の第2アームの間隔と、を柔軟に変更できる。また、一対の第1アームと、一対の第2アームと、がそれぞれ搬送方向と交差する方向に移動することができる。このため、第1加工機からワークを取り出す際および第2加工機にワークを装着する際に、各加工機の可動範囲との干渉を柔軟に回避できる。
一対の第1アームは、一対の第1ガイドアームと、一対の第1搬送アームをそれぞれ有してもよい。一対の第1ガイドアームは、第1移動部によって、交差する方向に移動してもよい。一対の第1搬送アームは、第1ガイドアームに搬送方向に移動可能に支持されてもよい。一対の第1搬送アームは、第1駆動部によって搬送方向に駆動されてもよい。一対の第1搬送アームは、先端にワークを着脱可能に保持する保持部材を取り付ける第1取付部をそれぞれ有してもよい。一対の第2アームは、一対の第2ガイドアームと、一対の第2搬送アームをそれぞれ有してもよい。一対の第2ガイドアームは、第2移動部によって、交差する方向に移動してもよい。一対の第2搬送アームは、第2ガイドアームに搬送方向に移動可能に支持されてもよい。一対の第2搬送アームは、第2駆動部によって搬送方向に駆動されてもよい。一対の第2搬送アームは、先端にワークを着脱可能に保持する保持部材を取り付ける第2取付部をそれぞれ有してもよい。
このような構成によれば、各アームの各取付部で、それぞれ別々の保持部材を取り付けることができる。そのため、第1搬送部と第2搬送部でそれぞれ異なる保持部材を取り付けることができる。その結果、第1搬送部と第2搬送部でワークの搬送に適した保持部材を取り付けることができる。
第1搬送フレームは、保持部材の着脱時に、第1搬送位置で保持部材を、第1取付部に対して着脱するように制御されてもよい。第2搬送フレームは、第2搬送位置で保持部材を第2取付部に対して着脱するように制御されてもよい。第3搬送部は、保持部材を、第1搬送位置と第2搬送位置の間の供給位置に供給すると、供給位置から第1搬送位置に保持部材を搬送するように制御されてもよい。第3搬送部は、保持部材を供給位置に供給すると、供給位置から第2搬送位置に保持部材を搬送するように制御されてもよい。
このような構成によれば、第1取付部に取り付ける保持部材を、第1搬送位置で取り付けできる。また、第2取付部に取り付ける保持部材は、第2搬送位置で取り付けできる。また、第3搬送部は、第1取付部に取り付ける保持部材を第1搬送位置まで搬送できる。さらに、第3搬送部は、第2取付部に取り付ける保持部材を第2搬送位置まで搬送できる。そのため、例えば、第3搬送部に複数の保持部材を仮置きしておけば、第1搬送位置および第2搬送位置まで保持部材を搬送することができる。その結果、保持部材の交換による段取り替えの時間を短縮することができる。
保持部材は、形状および保持構造のいずれかが異なる第1保持部材および第2保持部材を有してもよい。第1取付部および第2取付部は、第1保持部材および第2保持部材を選択的に取り付け可能に構成されてもよい。
このような構成によれば、保持構造または形状が異なる複数の保持部材の一つを選択的に第1取付部に取り付けることができる。また、保持構造または形状が異なる複数の保持部材の一つを選択的に第2取付部に取り付けることができる。その結果、ワークの形状に応じて、保持部材の形状または保持構造を変更でき、汎用性が高いワーク搬送装置を提供できる。
本発明によれば、ワーク搬送装置の汎用性を確保し、かつワークの搬送方向の直線移動の高速化を図ることができる。
本発明のワーク搬送装置の全体側面図。 第1搬送部の正面図。 第1搬送部の昇降時の動作を示す側面図。 第1搬送部のワーク搬送時の動作を示す平面図。 第3ワーク搬送装置の正面図。 ワーク搬送装置の搬送時の動作を示す側面図。 ワーク搬送装置のチャック型の第1保持部材の着脱時の動作を示す平面図。 ワーク搬送装置の他の実施形態の吸着型の第2保持部材の着脱時の動作を示す平面図。 ワーク搬送装置の制御系の構成を示すブロック図。
以下、本発明の一実施形態に係るワーク搬送装置6について図面を参照しながら説明する。
<全体構成>
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るワーク搬送装置6は、第1加工機1と、第2加工機2との間で、ワークWを搬送する。第1加工機1は、第1加工位置Aで、ワークWを加工する。第2加工機2は、第1加工位置Aから搬送方向Fに離反した第2加工位置Bで、ワークWを加工する。本実施形態では、ワーク搬送装置6は、第1加工機1で加工されたワークWを第1加工位置Aから取り出し、次の加工工程を行う第2加工機2にワークWを搬送する。ワーク搬送装置6は、第2加工機2の第2加工位置Bで第2加工機2にワークWをセットする。なお、本実施形態では、第1加工機1および第2加工機2は、それぞれ可動型3および固定型4を有するプレス装置である。本実施形態では、第1加工機1と、第2加工機2の2台に加工機を例示していているが、実際には、プレス工程に応じて2台以上の加工機が配置される。この場合にも、各加工機の間にはワーク搬送装置6が配置される。また、ワークWは、複数回のプレス成形を経て成形されるタンデムプレス加工による、プレス成形製品である。
本実施形態に係るワーク搬送装置6は、ベース部材7と、第1搬送部8と、第2搬送部10と、第3搬送部12と、制御装置200(図9参照)と、を備える。ベース部材7は、第1加工機1と第2加工機2との間に配置される。ベース部材7は、例えば、4本の柱7aを有する門型のフレームである。第1搬送部8と第2搬送部10とは、第1加工位置Aと第2加工位置Bとの中心位置Iに対して線対称に配置される。
<第1搬送部の構成>
図2から図4に示すように、第1搬送部8は、第1駆動部14と、第1搬送フレーム16と、第2駆動部18と、第1昇降部20と、を有する。第1搬送部8は、第1加工機1に対して搬送方向Fに隣接して配置される。
<第1駆動部>
第1駆動部14は、図2および図4に示すように、第1搬送モータ14aと、第1搬送ボールねじ軸14bと、第1搬送ボールナット14cと、丸棒状の一対の第1搬送部材14dと、を有する。第1搬送モータ14aは、例えばサーボモータであり、第1搬送ボールねじ軸14bに一体回転可能に連結される。第1搬送ボールねじ軸14bは、第1搬送モータ14aによって回転駆動される。第1搬送ボールねじ軸14bは、一対の第1搬送フレーム16の搬送方向Fと交差する幅方向G(図2の紙面直交方向)の中心位置に搬送方向Fに沿って配置され、ベース部材7に回転自在に支持される。第1搬送ボールナット14cは、第1搬送ボールねじ軸14bに螺合する。第1搬送ボールナット14cは後述する第1搬送アーム30bを第1搬送部材14dを介して移動させる。第1搬送部材14dは、第1搬送ボールナット14cの両側から幅方向Gに沿って延びる。第1搬送ボールねじ軸14bには、例えば、一対の歯付きプーリおよび一対の歯付きプーリに巻き付けられる歯付きベルトを含む動力伝達機構14eによって、第1搬送モータ14aの回転が伝達される。
<第1搬送フレーム>
図2に示すように、第1搬送フレーム16は、第1駆動部14によって駆動される。第1搬送フレーム16は、第2加工位置Bよりも第1加工位置A側の第2搬送位置Dと、第2加工位置Bと、の間でワークWを保持し、かつ搬送方向Fに沿ってワークWを直線的に搬送する。本実施形態では、第1搬送フレーム16は、第1加工機1の第1加工位置Aから第1搬送位置Cまで、ワークWを搬送方向Fに沿って直線的に搬送する。すなわち、第1搬送部8は、第1加工機1からワークWを取り出す。
図2から図4に示すように、第1搬送フレーム16は、幅方向Gに対向して配置される一対の第1アーム30と、一対の第1アーム30をそれぞれ幅方向Gに移動させる一対の第1移動部32と、を有する。第1アーム30は、一対の第1ガイドアーム30a(フィードキャリア)と、一対の第1搬送アーム30b(フィードバー)と、をそれぞれを有する。
一対の第1ガイドアーム30aは、一対の第1移動部32によって、幅方向Gに対向する距離が変化するように各別に移動する。一対の第1ガイドアーム30aは、搬送方向Fに沿って延びる。一対の第1ガイドアーム30aは、第1移動部32を介して、第1昇降部20に幅方向Gに移動可能に各別に支持される。一対の第1ガイドアーム30aの搬送方向Fの下流側の側面には、第1搬送部材14dが通過可能な第1スリット30c(図3参照)が搬送方向Fに沿って形成される。
一対の第1搬送アーム30bは、一対の第1搬送リニアガイド34を介して、一対の第1ガイドアーム30aに搬送方向Fに移動可能に各別に支持される。第1搬送アーム30bは、第1駆動部14によって搬送方向Fに駆動される。第1搬送リニアガイド34は、搬送方向Fに沿って配置されるガイドレールと、ガイドレールに転がり接触するスライダと、を有する公知の構成である。ガイドレールは、第1搬送フレーム16に搬送方向Fに沿って設けられ、スライダに転がり接触しながら搬送方向Fに沿って往復移動する。スライダは、一対の第1ガイドアーム30aにそれぞれ固定される。一対の第1搬送アーム30bは、第1駆動部14によって、搬送方向Fに駆動され、第1加工位置Aと第1搬送位置Cとの間で移動する(図3および図4参照)。第1搬送アーム30bは、上面に搬送方向Fに沿った第2スリット30dを有する角パイプ形状の部材である。この第2スリット30dを通って第1ガイドアーム30aの下部が第1搬送アーム30bの内部に侵入する。
一対の第1搬送アーム30bの搬送方向Fの下流側には、第1駆動部14の第1搬送部材14dが貫通する(図4参照)。一対の第1搬送アーム30bは、搬送方向Fに移動不能かつ幅方向Gに移動可能に一対の第1搬送部材14dに各別に連結される。第1搬送部材14dの搬送方向Fの移動によって、一対の第1搬送アーム30bは搬送方向Fおよび搬送方向Fと逆方向に移動する。一対の第1搬送アーム30bは、先端にワークWを着脱可能に保持する保持部材38を取り付ける第1取付部36をそれぞれ有する。本実施形態では、第1取付部36は、保持部材38を着脱可能に取り付けできる。
図2に示すように、第1取付部36は、第1搬送アーム30bの第1加工機1側の端部の内側に設けられる。図2のL部の拡大図に示すように、第1取付部36は、第1取付フレーム42と、第1空圧シリンダ44と、第1カム部材46と、一対の第1ロック部材48と、一対の第1付勢部材50と、一対の第1ガイド軸52と、を有する。第1取付フレーム42は、第1搬送フレーム16の先端の内側面(対向面)に固定される。第1取付フレーム42は、下部に保持部材38が通過可能な矩形の開口42aを有する角パイプ形状の部材である。第1空圧シリンダ44は、ばねによって退入側に付勢される。第1空圧シリンダ44は、第1取付フレーム42の上面に配置される。
第1カム部材46は、第1空圧シリンダ44の第1ピストンロッド44aの先端部に取り付けられる。第1カム部材46は、先細りに形成された一対のカム面46aを有する。一対のカム面46aは、先細りの傾斜面によって構成される。
一対の第1ロック部材48は、保持部材38を第1取付部36にロックする。一対の第1ロック部材48は、第1カム部材46の両側に配置される。第1ロック部材48は、カム面46aに係合するカム受け部48aと、保持部材38をロックするロック突起48bと、第1ガイド軸52に支持されるボス部48cと、を有する。カム受け部48aは、カム面46aに係合し、第1カム部材46が下方に移動すると、一対の第1ロック部材48が、第1ガイド軸52に沿って互いに離反する方向に移動するように構成される。本実施形態では、カム受け部48aは、カム面46aに接触する傾斜面によって構成されるが、カム受け部48aは傾斜面に限定されない。ボス部48cは、段付き筒状に形成される。ボス部48cの小径部に、第1付勢部材50が装着される。
第1付勢部材50は、ボス部48cの段差面と、第1取付フレーム42の内側面と、の間に圧縮状態で配置される。第1付勢部材50は、例えばコイルバネである。第1付勢部材50は、一対の第1ロック部材48を第1カム部材46に向けて付勢する。一対の第1ガイド軸52は、第1取付フレーム42の内側面に固定される。一対の第1ガイド軸52は、一対の第1ロック部材48を軸方向移動自在かつ回転不能に各別に支持する。
このような構成の第1取付部36では、第1空圧シリンダ44に圧縮空気を供給し、第1ピストンロッド44aを進出させると、第1カム部材46が一対の第1ロック部材48を広がる方向に押圧する。これによって、一対の第1ロック部材48が開いて保持部材38のロックが解除される。この結果、保持部材38を第1取付部36から取り外し可能かつ取り付け可能な状態になる。一方、保持部材38を所望の位置に配置した状態で圧縮空気を抜くと、空圧シリンダ内のばねによって、第1ピストンロッド44aとともに第1カム部材46が退入し、第1ロック部材48が閉じる。これによって、保持部材38が第1ロック部材48によってロックされる。
保持部材38は、一対の第1ロック部材48のロック突起40bによって抜け止めされる幅広のフランジ38cを有する。保持部材38にフランジ38cを設けることにより、第1ロック部材48にフランジ38cがロックされた状態で、第1ロック部材48の一対のロック突起48bが保持部材40の抜け落ちを防止する。
本実施形態では、保持部材38は、形状および保持構造のいずれかが異なる、図7に示す第1保持部材38a、および図8に示す第2保持部材38bを有する。第1取付部36および後述する第2取付部136は、第1保持部材38aおよび第2保持部材38bを選択的に取り付け可能に構成される。
図7に示すように、第1保持部材38aは、例えば、円形のワークWを挟んで保持するチャック型の保持部材38である。第1保持部材38aは、フランジ38cを基端に有し、ワークWを幅方向Gから挟んで保持できるように円弧状の凹部38dを先端に有する。凹部38dは、ワークWが侵入可能な円弧状の溝38eを有する。
図8に示すように、第2保持部材38bは、例えば、ワークWを吸着して保持する吸着型の保持部材38である。第2保持部材38bは、幅方向Gの長さが搬送方向Fの長さよりも長い長方形に形成され、フランジ38cを両端に有する。第2保持部材38bは、第1取付部36と第2取付部136とに取り付け可能な幅方向Gの長さを有する。第2保持部材38bは、幅方向Gの中央位置を挟んで配置された、複数(例えば、2から6つ、本実施形態では4つ)の吸着孔38fを有する。
図2に示すように、一対の第1移動部32は、一対の第1アーム30を幅方向Gに各別に移動させる。一対の第1移動部32は、第1移動リニアガイド54と、第1移動モータ56と、第1移動ボールねじ軸58と、第1移動ボールナット60と、をそれぞれ有する。一対の第1移動リニアガイド54は、幅方向Gに沿って配置されるガイドレールと、幅方向Gに移動するスライダと、をそれぞれ有する公知の構成である。一対の第1移動リニアガイド54は、搬送方向Fに間隔を隔てて2組設けられる。したがって、一対の第1アームは、それぞれ2つの第1移動リニアガイド54によって幅方向Gに案内される。ガイドレールは、第1昇降部20の後述する第1昇降フレーム70の幅方向Gの両端に幅方向Gに沿って設けられる。スライダは、一対の第1ガイドアーム30aにそれぞれ固定され、ガードレールに転がり接触しながら幅方向Gに移動する。一対の第1移動モータ56は、例えばサーボモータであり、第1昇降フレーム70の幅方向Gの中心位置Jに対して線対称の位置に配置される。一対の第1移動モータ56は、第1移動ボールねじ軸58に一体回転可能に連結される。一対の第1移動ボールねじ軸58は、幅方向Gに沿って配置され、一対の第1ガイドアーム30aを貫通する。一対の第1移動ボールねじ軸58は、一対の第1移動モータ56によって各別に回転駆動される。一対の第1移動ボールナット60は、一対の第1ガイドアーム30aの第1移動ボールねじ軸58の貫通部に設けられ、一対の第1移動ボールねじ軸58に各別に螺合する。一対の第1移動モータ56を異なる方向に回転させると、一対の第1アーム30が、中心位置Jに対して離反および接近する方向に回転する。これによって、第1アーム30が、第1加工位置Aおよび第1搬送位置CでワークWを着脱できる、また、一対の第1移動モータ56を同じ方向に回転させると、一対の第1アーム30が中心位置Jからずれた位置にワークWを配置できる。
<第2駆動部>
第2駆動部18は、一対の第1昇降リニアガイド62と、第1昇降モータ64と、第1昇降ボールねじ軸66と、第1昇降ボールナット68と、を有する。一対の第1昇降リニアガイド62は、上下方向に沿って配置されるガイドレールと、上下方向に移動するスライダと、をそれぞれ有する公知の構成である。一対の第1昇降リニアガイド62は、搬送方向Fに間隔を隔てて2組設けられる。ガイドレールは、ベース部材7の柱7aに上下方向に沿って設けられる。スライダは、第1昇降フレーム70にそれぞれ固定され、ガイドレールに転がり接触しながら上下方向に移動する。したがって、第1昇降部20は、それぞれ2つの第1昇降リニアガイド62によって上下方向に案内される。第1昇降モータ64は、サーボモータであり、ベース部材7の上面に配置される。第1昇降モータ64は、第1昇降ボールねじ軸に一体回転可能に連結される。第1昇降ボールねじ軸66は、上下方向に沿って配置され、第1昇降フレーム70を貫通する。第1昇降ボールねじ軸66は、第1昇降モータ64によって回転駆動される。第1昇降ボールナット68は、第1昇降フレーム70の第1昇降ボールねじ軸66の貫通部に設けられ、第1昇降ボールねじ軸66に螺合する。第1昇降モータ64の回転方向に応じて、第1昇降フレーム70が上昇および下降する。
<第1昇降部>
図2および図3に示すように、第1昇降部20は、第2駆動部18によって駆動される。第1昇降部20は、一対の第1移動部32を介して一対の第1アーム30の第1ガイドアーム30aを昇降させる第1昇降フレーム70を有する。第1昇降部20は、一対の第1移動部32を介して第1搬送フレーム16を昇降させる。本実施形態では、第1昇降部20は、図1に示す第1加工機1がワークWを加工する第1加工高さH1と、第1搬送フレーム16がワークWを搬送する第1搬送高さH2と、第3搬送部12がワークWを搬送する第3搬送高さH3の間で第1搬送フレーム16を昇降させる。
<第2搬送部の構成>
図1に示すように、第2搬送部10は、第2加工機2に対して搬送方向Fと反対方向に隣接して配置される。第2搬送部10は、中心位置Iに対して第1搬送部8と線対称の位置に配置される。第1搬送部8と第2搬送部10と、は実質的に構成が同じである。したがって、図2から図4の括弧内に第2搬送部10の各構成部材の符号を、第1搬送部8の構成部材の符号に100を加えて記載し、第2搬送部10の詳細な説明は省略する。
図2から図4に示すように、第2搬送部10は、第3駆動部114と、第2搬送フレーム116と、第4駆動部118と、第2昇降部120と、を有する。
<第3駆動部>
第3駆動部114は、第1駆動部14と同じ構成であり、第2搬送モータ114aと、第2搬送ボールねじ軸114bと、第2搬送ボールナット114cと、丸棒状の一対の第2搬送部材114dと、を有する。第2搬送ボールねじ軸114bには、例えば、一対の歯付きプーリおよび一対の歯付きプーリに巻き付けられる歯付きベルトを含む動力伝達機構114eによって、第2搬送モータ114aの回転が伝達される。
<第2搬送フレーム>
図2に示すように、第2搬送フレーム116は、第1搬送フレーム16と同じ構成である。第2搬送フレーム116は、第3駆動部114によって駆動される。第2搬送フレーム116は、第2搬送位置Dと第2加工位置Bとの間でワークWを保持し、かつ搬送方向Fに沿ってワークWを直線的に搬送する。第2搬送位置Dは、第2加工位置Bよりも第1加工位置A側かつ第1搬送位置Cよりも第2加工位置側の位置である。本実施形態では、第2搬送フレーム116は、第2加工位置Bから第2加工位置Bまで、ワークWを搬送方向Fに沿って直線的に搬送する。すなわち、第1搬送部8は、第1加工機1にワークWをセットする。
図2から図4に示すように、第2搬送フレーム116は、幅方向Gに対向して配置される一対の第2アーム130と、一対の第2アーム130をそれぞれ幅方向Gに移動させる一対の第2移動部132と、を有する。一対の第2アーム130は、第2ガイドアーム130a(フィードキャリア)と、第2搬送アーム130b(フィードバー)と、をそれぞれを有する。一対の第2ガイドアーム130aは、一対の第2移動部132によって、幅方向Gに対向する距離が変化するように各別に移動する。
一対の第2ガイドアーム130aは、搬送方向Fに沿って延びる。一対の第2ガイドアーム130aは、第2移動部132を介して、第2昇降部120に幅方向Gに移動可能に各別に支持される。一対の第2搬送アーム130bは、一対の第2搬送リニアガイド134を介して、一対の第2ガイドアーム130aに搬送方向Fに移動可能に各別に支持される。第2搬送アーム130bは、第3駆動部114の第2搬送部材114dによって搬送方向Fに駆動される。一対の第2搬送アーム130bは、先端にワークWを着脱可能に保持する保持部材38を取り付ける第2取付部136をそれぞれ有する。第2取付部136は第1取付部36と同じ構成であり、第1保持部材38aと第2保持部材38bとを含む保持部材38を着脱可能に取り付けできる。
<第4駆動部>
第4駆動部118は、第2駆動部18と同じ構成である。第4駆動部118は、一対の第2昇降リニアガイド162と、第2昇降モータ164と、第2昇降ボールねじ軸166と、第2昇降ボールナット168と、を有する。
<第2昇降部>
第2昇降部120は、第1昇降部20と同じ構成である。第2昇降部120は、第4駆動部118によって駆動される。第2昇降部120は、一対の第2移動部132を介して一対の第2アーム130の第2ガイドアーム130aを昇降させる第2昇降フレーム170を有する。本実施形態では、第2昇降部120は、図1に示す第3搬送部12がワークWを搬送する第3搬送高さH3と、第2搬送フレーム116がワークWを搬送する第2搬送高さH4と、第2加工機2がワークWを加工する第2加工高さH5と、の間で第1搬送フレーム16を昇降させる。なお、本実施形態では、第1加工高さH1と、第2加工高さH5と、第3搬送高さH3は、同じ高さである。また、第1搬送高さH2と第2搬送高さH4は同じである。しかし、第1加工機1から第2加工機2にワークWを搬送する際の高さH1から高さH5は、第1加工機1、第2加工機2、第1搬送部8、第2搬送部10、第3搬送部12、およびワークWに応じて適宜変更可能である。
<第3搬送部の構成>
図1に示すように、第3搬送部12は、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dとの間でワークWを搬送する。第3搬送部12は、第1搬送部8と第2搬送部10の下方に、両端部が第1搬送部8と第2搬送部10と重なるように配置される。図5に示すように、第3搬送部12は、第5駆動部80と、ベース部材7に設けられるベースフレーム82と、第3搬送フレーム84と、ベルトコンベア86と、を有する。ベルトコンベアはコンベアの一例である。第3搬送部12は、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dとの間で、ワークWを搬送方向Fに沿って直線的に搬送する。第3搬送部12は、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dとの間を第3搬送高さH3で往復移動する(図1参照)。なお、第1加工位置Aと第1搬送位置Cまでの搬送距離(L1)は、第1搬送位置Cから第2搬送位置Dまでの搬送距離(L2)より短い。同様に、第2搬送位置Dから第2加工位置Bまでの搬送距離(L3)は、第1搬送位置Cから第2搬送位置Dまでの搬送距離(L2)より短い。第3搬送部12は、第1搬送部8と第2搬送部10に比較して、長い搬送距離を搬送する。より好ましくは、L1はL2の1/2以下の距離であり、L3はL2の1/2以下の距離であってもよい。
<第5駆動部>
第5駆動部80は、一対の第3搬送リニアガイド88と、第3搬送モータ90と、第3搬送ボールねじ軸92と、第3搬送ボールナット94と、を有する。一対の第3搬送リニアガイド88は、ベースフレーム82に搬送方向Fに沿って配置されるガイドレールと、搬送方向に移動する一対のスライダと、をそれぞれ有する。一対のガイドレールは、幅方向Gに間隔を隔てて配置される。一対のスライダは、第3搬送フレーム84に幅方向Gに間隔を隔てて設けられ、一対のガイドレールに各別に転がり接触しながら案内される。第3搬送モータ90は、サーボモータであり、第3搬送ボールねじ軸92に一体回転可能に連結される。第3搬送ボールねじ軸92は、一対のガイドレールの間で、ベースフレーム82に回転自在に支持され、ベルトコンベア86の下方に配置される。第3搬送ボールナット94は、第3搬送フレーム84に設けられ、第3搬送ボールねじ軸92に螺合する。第3搬送モータ90の回転によって、第3搬送フレーム84は搬送方向Fに沿って往復移動する。
<第3搬送フレーム>
第3搬送フレーム84は、第5駆動部80によって駆動され、搬送方向Fに沿って直線移動する。第3搬送フレーム84は、第3搬送リニアガイド88によって、ベースフレーム82に搬送方向Fに移動自在に支持される。第3搬送フレーム84の幅方向Gの中央部に第3搬送ボールナットが設けられる。
<ベルトコンベア>
図5に示すように、ベルトコンベア86は、搬送方向Fに沿って配置される。ベルトコンベア86は、第3搬送フレーム84に固定され、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dとの間で、ワークWを搬送方向Fに沿って直線的に搬送する。ベルトコンベア86は、コンベアモータ96と、一対の搬送ベルト98と、搬送方向Fに間隔を隔てて配置された一対のベルト支持部100と、を含む。
一対のベルト支持部100は、第3搬送フレーム84の搬送方向上流側と、搬送方向下流側の端部と、に固定される。搬送方向上流側のベルト支持部100は、幅方向Gに沿って配置される駆動軸102を回転自在に支持する。駆動軸102には、幅方向Gに間隔を隔てて配置された一対の歯付き駆動プーリ104が一体回転可能に装着される。コンベアモータ96の回転は、一対の歯付きプーリと駆動ベルトとを有するベルト駆動機構106によって、駆動軸102に伝達される。搬送方向下流側のベルト支持部100は、幅方向Gに沿って配置される従動軸108を回転自在に支持する。従動軸108には、幅方向Gに間隔を隔てて配置された一対の歯付き従動プーリ105が一体回転可能に装着される。一対の搬送ベルト98は、歯付きのベルトであり、幅方向Gに間隔を隔てて配置される。搬送ベルト98には、ワークWを位置決め可能に載置するトレイ110が、固定される。
第3搬送部12では、往復移動するとき、第3搬送フレーム84と、ベルトコンベア86と、が同時に動作する。すなわち、第3搬送部12では、搬送方向Fに対し、複数の駆動部によって搬送する。これにより、第1搬送部8と、第2搬送部10に対し、高速で搬送することができる。また、トレイ110は、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dの間を往復移動する。トレイ110は、端部が第1加工機1と第2加工機2の作動範囲に干渉しない位置まで、第1加工機1および第2加工機2に近接するように往復移動する。これによって、第1搬送部8と第2搬送部10の搬送距離(第1加工位置Aから第1搬送位置Cまでの距離および第2搬送位置Dから第2加工位置Bまでの距離)を短くすることができる。
<制御系の構成>
制御装置200は、第1加工機1と第2加工機2とに協調してワーク搬送装置6を制御する。図9に示すように、制御装置200は、マイクロコンピュータを含む制御部202と、複数のモータを駆動するモータドライバ群204と、を有する。制御装置200は、第1搬送部8と、第2搬送部10と、第3搬送部12と、操作パネル206の電気部品に接続される。第1搬送部8では、制御部202は、モータドライバ群204を介して、第1搬送モータ14aと、第1昇降モータ64と、一対の第1移動モータ56と、に接続される。また、制御部202は、第1取付部36の第1空圧シリンダ44をオンオフする第1制御弁111と、第1取付部36に取り付けられ保持部材38がワークWを保持しているか否かを検出する第1ワークセンサ2112と、に接続される。
第2搬送部10では、制御部202は、モータドライバ群204を介して、第2搬送モータ114aと、第2昇降モータ164と、一対の第2移動モータ156と、に接続される。また、制御部202は、第2取付部136の第2空圧シリンダ144をオンオフする第2制御弁211と、第2取付部136に取り付けられた保持部材38がワークWを保持しているか否かを検出する第2ワークセンサ212に接続される。
第3搬送部12では、制御部202は、モータドライバ群204を介して、第3搬送モータ90と、コンベアモータ96と、に接続される。また、制御部202は、ワークWがトレイ110に正常に載置されたか否かを検出する第3ワークセンサ224に接続される。
<ワーク搬送装置における搬送物の搬送動作>
次に図3、図4、図6を用いて、制御部202によって制御されたワーク搬送装置6がワークWを搬送する際の動作を説明する。なお、本実施形態では図4に示す、ワークWを幅方向Gから掴む、チャック型の第1保持部材38aが、第1取付部36に取付けられているものとする。第2保持部材38bも同様とする。
ワークWは、第1加工機1の固定型4にセットされ、可動型3からプレス圧力を受けることによって、プレス成形される。プレス加工が終了して可動型3が上昇し始めると、第1搬送フレーム16の、一対の第1搬送アーム30bが、第1搬送位置Cから第1加工位置Aまで、ワークWの搬送方向Fと反対方向に直線的に移動する(図3参照)。このとき、一対の第1搬送アーム30bは、可動型3の可動範囲と干渉しないように第1加工高さH1で移動する。一対の第1搬送アーム30bは、第1移動部32によって、第1保持部材38aがワークWを挟持できる位置まで、幅方向Gの互いに接近する方向に移動する(図4(a)および図4(b)参照)。
これによって、ワークWは、一対の第1保持部材38aによって挟持され、第1昇降部20によって、第1加工高さH1から第1搬送高さH2まで上昇する。上昇後、ワークWは、第1加工位置Aから第1搬送位置Cまで搬送方向Fに沿って、直線的に搬送される(図6(a)、図6(b)および図6(c)参照)。ワークWが第1搬送位置Cまで搬送されると、ワークWは、第1昇降部20によって、第1搬送高さH2から第3搬送高さH3まで下降し、一対の第1搬送アーム30bによって、トレイ110にセットされる。一対の第1搬送アーム30bは、第1移動部32によって、幅方向Gの離反する方向に移動し、ワークWから離れる(図4(d)参照)。
トレイ110にセットされたワークWは、第3搬送部12によって、第1搬送位置Cから第2搬送位置Dまで、搬送方向Fに沿って直線的に搬送される。
第2搬送位置Dまで搬送されたワークWは、第2移動部132によって、幅方向Gの互いに接近する方向に移動した一対の第2搬送アーム130bの第2取付部136に取り付けられた、一対の保持部材38に挟持される。ワークWは、一対の保持部材38に挟持された状態で、第2昇降部120によって第2搬送高さH4まで上昇する。ワークWは、一対の第2搬送アーム130bによって、第2搬送位置Dから第2加工位置Bまで搬送方向Fに沿って直線的に搬送される。第2加工位置Bまで搬送されたワークWは、第2昇降部120によって、第2搬送高さH4から第2加工高さH5まで下降したのち、第2加工機2の固定型4にセットされる。その後、第2搬送アーム130bは、第2移動部132によって、搬送方向Fと交差する方向かつ互いに離反する方向に移動し、ワークWから離れる。
なお、一対の第1取付部36に、吸着型の第2保持部材38bを取り付けた場合は、第1加工位置Aで第2保持部材38bがワークWを吸着する。その後、第1昇降部20によってワークWを第1搬送高さH2に上昇させたのち、第1昇降部20が、ワークWを第3搬送高さH3まで下降させてワークWをトレイ110にセットする。その後、第2保持部材38bは、ワークWの吸着を解除する。
上述したとおり、第1搬送位置Cから第2搬送位置Dまでは、ワークWは第3搬送部12によって搬送する。
第2搬送位置Dまで搬送されたワークWは、第2保持部材38bによって吸着され、第2昇降部120によって第2搬送高さH4まで上昇する。上昇したワークWは、一対の第2搬送アーム130bによって、第2搬送位置Dから第2加工位置Bまで搬送方向Fに沿って直線的に搬送される。その後、第2昇降部120によって、ワークWは、第2加工高さH5まで下降し、第2加工機2の固定型4にセットされる。そして、第2保持部材38bが吸着を解除し、ワークWから離れる。
<ワーク搬送装置における保持部材の着脱手順>
次に、図7と図8を用いて、第1保持部材38aおよび第2保持部材38bの取り外しと、取り付け手順について説明する。なお、本実施形態では、一例として段取替えのため、図7に示す第1保持部材38aから、図8に示す第2保持部材38bに保持部材を交換する際の、保持部材の取り外しと取り付け手順(着脱手順)について、説明する。
図7と図8に示すように、保持部材38の着脱時に、第1搬送フレーム16は、制御部202によって、第1搬送位置Cで保持部材38を、第1取付部36に対して着脱するように制御される。第2搬送フレーム116は、第2搬送位置Dで保持部材38を第2取付部136に対して着脱するように、制御部202によって制御される。
第3搬送部12は、第1取付部36に取り付けられる保持部材38を、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dの間の供給位置(例えば、中心位置Iまたその近傍)に供給すると、第3搬送部12は、供給位置から第1搬送位置Cに保持部材38を搬送するように、制御部202によって制御される。第2取付部136に取り付けられる保持部材38を、供給位置に供給すると、第3搬送部12は、供給位置から第2搬送位置に保持部材38を搬送するように制御される。
すなわち、第1取付部36に取り付けられた保持部材38は、第1搬送位置Cで着脱される。また、第2取付部136に取り付けられた保持部材38は、第2搬送位置Dで着脱される。
図7に示すように、第1搬送部8では、制御部202によって第1搬送モータ14aが制御され、一対の第1取付部36に各別に取り付けられた一対の第1保持部材38aが、第1搬送位置Cに配置される。また、第1移動モータ56が制御部202によって制御され、一対の第1搬送アーム30bは、幅方向Gの接近する位置に配置される。第3搬送部では、第3搬送モータ90およびコンベアモータ96が制御部202によって制御され、トレイ110が第1搬送位置Cに配置される。第1保持部材38aが、第1搬送位置Cに配置されると、第1昇降モータ64が制御部202によって制御され、一対の第1搬送アーム30bが、第1搬送高さH2から第3搬送高さH3まで下降し、一対の第1保持部材38aが第1搬送位置Cでトレイ110に載置される。この状態で、制御部202が第1制御弁111を所定時間オンし、一対の第1取付部36の第1空圧シリンダ44を進出させる。第1制御弁111をオンした後、制御部202は、第1昇降部20を制御し、第1搬送アーム30bを第3搬送高さH3から第1搬送高さH2に上昇させる。これによって、一対の第1保持部材38aが一対の第1取付部36から各別に外れて、第1保持部材38aがトレイ110の幅方向G方向に並べて配置される。トレイ110に配置された一対の第1保持部材38aは、制御部202によって制御された第3搬送部12が、第2搬送位置Dまで搬送する。
第2搬送部10では、制御部202によって第2搬送モータ114aが制御され、一対の第2取付部136に各別に取り付けられた一対の第1保持部材38aが、第2搬送位置Dに配置される。また、第2移動モータ154が制御部202によって制御され、一対の第2搬送アーム130bは、幅方向Gの離反する位置に配置される。第1保持部材38aが、第2搬送位置Dに配置されると、第2昇降モータ164が制御部202によって制御され、一対の第2搬送アーム130bが、第2搬送高さH4から第3搬送高さH3まで下降し、一対の第1保持部材38aが第2搬送位置Dでトレイ110に載置される。この状態で、制御部202が第2制御弁211を所定時間(たとえば2秒)オンし、一対の第2取付部136の第2空圧シリンダ144を進出させる。第1制御弁111をオンした後、制御部202は、第2昇降部120を制御し、第2搬送アーム130bを第2搬送高さH4から第2搬送高さH4に上昇させる。これによって、一対の第1保持部材38aが一対の第2取付部136から各別に外れる。この結果、第2取付部136にから外れた第1保持部材38aが、トレイ110上で、第1取付部36から外れた一対の第1保持部材38aの幅方向Gの外側に並べて配置される。トレイ110に配置された4つの第1保持部材38aは、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dの間の供給位置(例えば、中心位置Iまたその近傍)まで、制御部202によって制御された第3搬送部12によって搬送される。第1保持部材38aは、作業者が供給位置で取り除き、作業者が第2保持部材38bを供給位置に供給する。
次に図8を用いて、第2保持部材38bの取り付け手順について説明する。
図8に示すように、例えば作業者が第2保持部材38bを、例えば、中心位置Iを挟んで搬送方向Fに沿ってトレイ110に並べて配置する。2つの第2保持部材38bがトレイ110に配置されると、作業者の所定の操作によって、第3搬送部12が制御部202によって制御される。制御部202によって制御された第3搬送部12は、トレイ110の搬送方向Fの上流側の第2保持部材38b(図8下側の第2保持部材38b)が、第1搬送位置Cに配置されるように、トレイ110を搬送する。また、作業者の操作に応じて、第1搬送アーム30bが制御され、第1取付部36が第1搬送位置Cまで移動する。第2保持部材38bが、第1搬送位置Cまで搬送されると、制御部202が第1制御弁111をオンし、第1取付部36の第1空圧シリンダ44を進出させ、第2保持部材38bのフランジ38cが、第1取付部36に取り付けできるように第1ロック部材48を開く。その後、制御部202が第1昇降部20を制御し、第1搬送アーム30bを第1搬送高さH2から第3搬送高さH3まで下降させる。これによって、第1取付部36に第2保持部材38bのフランジ38cが挿通する。フランジ38cが挿通した状態で、制御部202が第1制御弁111をオフし、第1空圧シリンダ44への圧縮空気の供給を遮断する。この結果、第1空圧シリンダ44が後退し、第1取付部36に第2保持部材38bが取り付けられる。第2保持部材38bが取付けられた後、第3搬送部12は、残りの第2保持部材38bがセットされたトレイ110を、第2保持部材38bが第2搬送位置Dにくる位置まで搬送する。第2保持部材38bを第2取付部136に取り付ける手順は、第1取付部36と同じであり、説明を省略する。
以上のような構成でよれば、第1駆動部14によって、第1搬送フレーム16の第1アーム30が、搬送方向Fに沿って直線的に動くことで、ワークWを搬送方向Fに沿って直線的に搬送できる。また、第3駆動部114によって、第2搬送フレーム116の第2アーム130が、搬送方向Fに沿って直線的に動くことで、ワークWを直線的に搬送することができる。第5駆動部80とベルトコンベア86が搬送方向Fに沿って直線的に動くことによって、ワークWを搬送方向Fに沿って直線的に搬送できる。このような構成であれば、例えば第1駆動部14と、第3駆動部114と、第5駆動部80の各搬送ボールねじ軸14b、114b、92のピッチを大きくすることで、搬送方向Fに対する往復移動速度を高速化することが、容易にできる。さらに、各駆動部に配置される搬送モータの回転速度を速めることで、搬送方向Fに対する往復移動の速度を、容易に高速化することができる。また、第1搬送部8と、第2搬送部10と、第3搬送部12は、搬送方向Fに対し、それぞれ別々の駆動部で駆動される。そのため、それぞれ別々の速度で搬送することができ、第1加工機1と第2加工機2の可動型3の動きに合わせて往復移動の速度を、柔軟に設定できる。
さらに、第1搬送部8と、第2搬送部10はそれぞれ独立した第1昇降部20と、第2昇降部120を備える。そのため、ワークWの高さに応じて、柔軟に搬送高さを変更できる。また、第1保持部材39aおよび第2保持部材39bの高さに合わせて、柔軟に搬送高さを変更できる。また、第1移動部32は、1対の第1移動モータ56を有する。そのため、第1アーム30を、それぞれ独立して移動させることができる。その結果、ワークWの中心を搬送方向Fに対してオフセットさせて、ワークWを搬送することができる。その結果、例えば、ワークWの重心位置を考慮して、トレイ110にワークWを配置することができる。
また、第1加工位置Aからワーク取り出すとき、および第2加工位置Bにワークをセットする際は、多方向動作の正確性と速度が要求される。すなわち、第1加工位置AからワークWを取り出す第1搬送部8と、ワークWを第2加工位置Bにセットする第2搬送部10には、第1加工位置Aと第2加工位置Bに正確な位置かつ高速で移動することが要求される。そのため、第1アーム30と第2アーム130の移動距離は、極力短く、直線的である方が、第1アーム30と第2アーム130が、各加工位置に対し位置ずれが発生し難く、好ましい。上記構成では、第1加工位置Aと第1搬送位置Cまでの搬送距離(L1)は、第1搬送位置Cから第2搬送位置Dまでの搬送距離(L2)より短い。同様に、第2搬送位置Dから第2加工位置Bまでの搬送距離(L3)は、第1搬送位置Cから第2搬送位置Dまでの搬送距離(L2)より短い。第3搬送部12は、第1搬送部8と第2搬送部10に比較して、長い搬送距離を搬送する。さらに、トレイ110は、端部が第1加工機1と第2加工機2の作動範囲に干渉しない位置まで、第1加工機1および第2加工機2に近接するように往復移動する。すなわち、多方向動作の正確性と速度が要求されるワークWの加工機からの取り出しとセットを、搬送距離の短く、かつ搬送方向Fと、昇降方向と、搬送方向と交差する方向Gとを、それぞれ独立した駆動部によって駆動する第1搬送部8と第2搬送部10が行い、長い搬送距離を、搬送方向Fに対し複数の駆動部を有し、搬送方向Fに対し高速搬送可能な第3搬送部12が行う。このような構成であれば、ワークWの取り出しとセットを、第1搬送部8と第2搬送部10で高速かつ精度よく行うとともに、第1搬送位置Cと第2搬送位置Dの間を第3搬送部12で高速で搬送できる。
また、第1アーム30および第2アーム130には、第1取付部36および第2取付部136を設けた。このため、保持部材38を、工具を用いずに自動で脱着可能できる。その結果、保持部材38の交換を容易に行うことが出来る。その結果、保持部材38の交換にかかる段取り替えの手間を簡略化でき、生産効率が向上する。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態および変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、第3搬送部12のコンベアとして歯付きベルトコンベア開示したが、本発明はこれに限定されない。コンベアは、チェーンコンベア、ローラコンベアであってもよい。また、第5駆動部80において、第3搬送ボールねじ軸92と第3搬送ボールナット94によって、第3搬送フレーム84を搬送方向Fに往復移動させたが、本発明はこれに限定されない。例えば、循環駆動されるベルトを第3搬送フレーム84に固定することによって、第3搬送フレーム84を搬送方向Fに往復移動させてもよい。また、ラックとピニオンによって、第3搬送フレーム84を搬送方向Fに往復移動させてもよい。
(b)上記実施形態では、一対の第1移動部32(または第2移動部132)によって、一対の第1アーム30(または第2アーム130)を個別に移動させたが、本発明はこれに限定されない。一対の第1アーム30(または第2アーム130)を一つの移動部によって一体で幅方向Gに移動させてもよい。例えば、右ねじと左ねじが形成された1本のボールねじ軸、一方のアームに設けられる右ねじのボールナット、および他方のアームに設けられる左ねじのボールナット、によって移動部を構成してもよい。また、吸着型の第2保持部材38bのみの場合は、第1移動部32(または第2移動部132)の駆動機構は省略してもよい。
(c)上記実施形態では、チャック型の第1保持部材38aと、吸着型の第2保持部材38bを開示したが、本発明はこれに限定されない。ワークWが磁性体の場合は、保持部材38は、磁力を用いたものでもよい。
(d)上記実施形態では、ワーク搬送装置6は、第1加工機1と第2加工機2とに間に、第1搬送部8と第2搬送部10と第3搬送部12とがそれぞれ1台の構成としたが、本発明はこれに限定されない。第3搬送部12と第2搬送部10の間に第1搬送部8と、第3搬送部12と、を複数使用してワーク搬送装置を構成してもよい。例えば、第1加工機1と第2加工機2との間に、第1搬送部8、第3搬送部12、第1搬送部8、第3搬送部12、第2搬送部10を設けたワーク搬送装置であってもよい。
(e)上記実施形態では、第1取付部36と第2取付部136の構造の一例を示したが、本発明はこれに限定されない。第1取付部36と第2取付部136は、保持部材38を自動で脱着可能な構成であればよい。例えば、保持部材38にロック溝を設け、空圧シリンダによりロック溝にロック部材を差し込む構造であってもよい。
(f)上記実施形態では、第1ガイドアーム30aの側面に搬送方向Fに沿った第1スリット30cを設けたが、本発明はこれに限定されない。第1ガイドアーム30aを短くして、第1スリット30cを設けないようにしてもよい。
1 :第1加工機
2 :第2加工機
6 :ワーク搬送装置
8 :第1搬送部
10 :第2搬送部
12 :第3搬送部
14 :第1駆動部
16 :第1搬送フレーム
18 :第2駆動部
20 :第1昇降部
30 :第1アーム
30a :第1ガイドアーム
30a :ガイドアーム
30b :第1搬送アーム
32 :第1移動部
36 :第1取付部
38 :保持部材
38a :第1保持部材
38b :第2保持部材
39a :第1保持部材
39b :第2保持部材
40 :保持部材
80 :第5駆動部
84 :第3搬送フレーム
86 :コンベア
114 :第3駆動部
116 :第2搬送フレーム
118 :第4駆動部
120 :第2昇降部
130 :第2アーム
130a :第2ガイドアーム
130b :第2搬送アーム
132 :第2移動部
136 :第2取付部
A :第1加工位置
B :第2加工位置
C :第1搬送位置
D :第2搬送位置
F :搬送方向
W :ワーク

Claims (5)

  1. 第1加工位置でワークを加工する第1加工機と、前記第1加工位置から離反した第2加
    工位置で前記ワークを加工する第2加工機と、の間で前記ワークを搬送するワーク搬送装
    置であって、
    第1駆動部によって駆動され、前記第1加工位置と、前記第2加工位置よりも前記第1
    加工位置側の第1搬送位置と、の間で前記ワークを保持し、かつ前記ワークの搬送方向に沿って前記ワークを直線的に搬送する第1搬送フレームと、第2駆動部によって駆動され、前記第1搬送フレームを昇降させる第1昇降部と、を有する第1搬送部と、
    第3駆動部によって駆動され、前記第2加工位置よりも前記第1加工位置側かつ前記第
    1搬送位置よりも前記第2加工位置側の第2搬送位置と、前記第2加工位置と、の間で前
    記ワークを保持し、かつ前記搬送方向に沿って前記ワークを直線的に搬送する第2搬送フ
    レームと、第4駆動部によって駆動され、前記第2搬送フレームを昇降させる第2昇降部
    と、有する第2搬送部と、
    第5駆動部によって駆動され、前記搬送方向に沿って直線移動する第3搬送フレームと
    、前記第3搬送フレームに固定され、前記第1搬送位置と前記第2搬送位置との間で、前
    記ワークを前記搬送方向に沿って直線的に搬送するコンベアと、を有する第3搬送部と、
    を備え、
    前記第1搬送フレームは、
    第1ガイドアームと、第1搬送アームと、を有する第1アームと、
    前記第1アームを前記搬送方向と交差する方向に移動させる第1移動部と、
    を有し、
    前記第1ガイドアームは、前記第1移動部によって、前記搬送方向と交差する方向に移動し、
    前記第1搬送アームは、第1ガイドアームに前記搬送方向に移動可能に支持され、前記第1駆動部によって前記搬送方向に駆動される、ワーク搬送装置。
  2. 前記第2搬送フレームは、
    第2ガイドアームと、第2搬送アームと、を有する第2アームと、
    前記第2アームを前記搬送方向と交差する方向に移動させる第2移動部と、
    を有し、
    第2ガイドアームは、前記第2移動部によって、前記搬送方向と交差する方向に移動すし、
    前記第2搬送アームは、前記第2ガイドアームに前記搬送方向に移動可能に支持され、前記第3駆動部によって前記搬送方向に駆動される、
    請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 前記第1ガイドアーム、および前記第1搬送アームは、前記搬送方向と交差する方向に対向してそれぞれ一対配置され、
    一対の前記第1搬送アームは、先端に前記ワークを着脱可能に保持する保持部材を取り付ける第1取付部を有し、
    前記第2ガイドアーム、および前記第2搬送アームは、前記搬送方向と交差する方向に対向してそれぞれ一対配置され、
    一対の前記第2搬送アームは、先端に前記ワークを着脱可能に保持する保持部材を取り付ける第2取付部を有する、
    請求項2に記載のワーク搬送装置。
  4. 前記保持部材の着脱時に、
    前記第1搬送フレームは、前記第1搬送位置で前記保持部材を、前記第1取付部に対し
    て着脱するように制御され、
    前記第2搬送フレームは、前記第2搬送位置で前記保持部材を前記第2取付部に対して
    着脱するように制御され、
    前記第3搬送部は、前記保持部材を、前記第1搬送位置と前記第2搬送位置の間の供給
    位置に供給すると、前記供給位置から前記第1搬送位置に前記保持部材を搬送するように
    制御され、前記保持部材を前記供給位置に供給すると、前記供給位置から前記第2搬送位
    置に前記保持部材を搬送するように制御される、請求項3に記載のワーク搬送装置。
  5. 前記保持部材は、形状および保持構造のいずれかが異なる第1保持部材および第2保持
    部材を有し、
    前記第1取付部および前記第2取付部は、前記第1保持部材および前記第2保持部材を
    選択的に取り付け可能に構成される、請求項3または4に記載のワーク搬送装置。
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