JP6789006B2 - 真空吸着装置 - Google Patents

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本発明は、半導体素子製造用のウエハやガラス基板等の基板を吸引することにより保持する真空吸着装置に関する。
従来、半導体素子製造用のウエハ等の基板を支持するセラミックス焼結体からなる吸着台と、吸着台に穿設させたリフト孔から突出させることにより基板を吸着台から浮き上がらせ、吸着台上の基板を容易に交換することができるリフトピンと、を備えている真空吸着装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5016523号公報
従来の真空吸着装置はリフトピンを備えるため、リフトピンが突き出るためのリフト孔を吸着台に穿設する必要があり、リフト孔の開口部では、基板を支えることができず、半導体素子製造用のウエハ等の基板を支えられる吸着台の表面積が減少し、吸着台の平坦度が低下するという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、吸着台に対する基板の昇降機能を損なうことなく、吸着台の基板を支える面積の減少を抑え、吸着台の平坦度の低下を抑制させることができる真空吸着装置を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、
表面に開口する開口部を有する吸引経路が設けられた吸着台を備える真空吸着装置であって、
前記真空吸着装置は、前記吸引経路からの吸引によって、前記吸着台の表面と該表面に載置される基板との間の空間を負圧として負圧領域を形成することにより、前記吸着台の表面に前記基板を吸着保持するように構成されているものであり、
前記吸着台の表面には、弾性を備えるリフト部と、前記リフト部の下部を受け入れる受入凹部と、が設けられ、
前記リフト部は、前記吸着台の表面と前記基板との間に前記基板を搬送する搬送支持部を挿入できるように、前記吸着台の表面から所定高さまで上方へ前記受入凹部から突出するように構成されており、
前記リフト部は、前記基板が前記吸着台に吸着されるときに吸引に伴って下降する前記基板によって押し縮められ、前記リフト部の上端が前記吸着台の表面と面一になることを特徴とする。
本発明によれば、リフト部下部を受け入れる受入凹部は、リフト部が弾性変形することによって吸着台の表面と面一となり、リフト部が固定凹部上で基板を支えることができる。従って、従来のようにリフトピン部分の影響による平坦度の低下を抑制することができる。
[2]また、本発明においては、前記開口部を囲うように環状に形成され且つ前記表面に設けられた弾性素材からなるシール部材を備える場合、前記リフト部の上端を、前記基板による前記リフト部の押し縮めから解放された自然状態では前記シール部材の上端よりも上方に位置するようにすることが好ましい。かかる構成によれば、基板を搬送アームなどに載せて搬送する場合であっても、基板とシール部材との間に搬送アームを通すことができ、搬送方法の汎用化を図ることができる。
[3]また、本発明においては、リフト部を少なくとも一方の端部が開口したチューブ部材で形成することもできる。かかる構成によれば、気密性を備える材料でリフト部を製造する場合であっても、リフト部が基板で押し潰されるときに、リフト部の中の空気がリフト部の開口した端部から抜けることができ、リフト部の中の空気が抜けることができず溜まってしまう場合と比較して、リフト部を容易に押し潰すことができる。
[4]また、本発明においては、リフト部を中空のトーラス形状とし、リフト部の中の空気が前記リフト部の外に漏れないように気密性を備える材料で前記リフト部を製造してもよい。かかる構成によれば、吸引される基板によってトーラス形状のリフト部が押し潰されても、リフト部の中の空気が外に排出されて、この排出された空気によって基板が浮き上がることを防止することができる。
[5]また、本発明においては、前記リフト部を多孔質部材で形成することもできる。かかる構成によれば、リフト部を吸引経路の開口部を囲うように配置してもリフト部の径方向内側から径方向外側をリフト部を介して負圧とすることができ、必ずしも吸引経路をリフト部の径方向外側に配置する必要がなく、吸引経路のレイアウト自由度の向上を図ることができる。
本発明の真空吸着装置の第1実施形態を模式的に示す斜視図。 第1実施形態の真空吸着装置の自然状態を示す断面図。 第1実施形態の真空吸着装置の吸着状態を示す断面図。 本発明の真空吸着装置の第2実施形態を模式的に示す斜視図。 本発明の真空吸着装置の第3実施形態のリフト部を模式的に一部断面で示す斜視図。
[第1実施形態]
図1から図3を参照して、本発明の真空吸着装置の第1実施形態を説明する。図1を参照して、第1実施形態の真空吸着装置1は、略円板状のセラミックスからなる吸着台2を備えている。吸着台2は、炭化珪素、窒化アルミニウム、アルミナまたは窒化ケイ素などを主原料とする無機質固体粉末を焼成することにより作製される。
吸着台2には、吸着台2の表面2a(吸着面、吸着平面)に開口する開口部3aを有する吸引経路3(貫通孔)と、吸着台2に吸着されるウエハW(基板)を自己の弾性力によって昇降させるためのウレタンまたはフッ素ゴムなどの気密性を備えるチューブ材からなるリフト部4の下部が受け入れられた受入凹部5が形成されている。また、吸着台2の表面2aには、表面2aから下方へと窪み且つ吸引経路3の開口部3aを径方向に間隔を存して囲う環状凹部6(たとえば深さ1〜5[mm]、幅1〜10[mm])が環状に形成されている。環状凹部6に環状のシール部材7が嵌合され、接着剤で固定されている。
なお、吸着台2の表面2aは、環状凹部6を囲う環状に上方へ突出している環状凸部(例えば高さ30〜200[μm])を備えていてもよい。この場合、環状凸部の上端が吸着台2におけるウエハWとの当接箇所である表面2aの一部を構成する。また、吸着台2の表面2aは、上方へ突出する略円柱状、略半球状または略円錐台状の複数のピン(例えば高さ30〜200[μm])が、三角格子状、正方格子状または同心円状など、規則的に配置されて形成されていてもよい。この場合、複数のピンの上端が吸着台2におけるウエハWとの当接箇所である表面2aの少なくとも一部を構成する。この場合、表面2aは、環状凸部の上端や複数のピンの上端により構成される離散的な面の集合となる。
シール部材7は、ウレタンまたはフッ素ゴムなどの弾性素材により構成されている。シール部材7は、環状凹部6に嵌合される嵌合部8と、嵌合部8の上端から吸着台2の中央に向かって次第に縮径するように傾斜した傾斜部9とで構成されている。
傾斜部9は、ウエハWが吸着台2に吸着されるときにウエハWに押されるようにして傾斜部9が弾性的に傾倒している状態からウエハWの吸着台2への吸着が解除された状態に遷移したときには、傾斜部9は自己の復元力によって元の位置に戻るような弾性を備えている。この点が勘案されて、シール部材7を構成する素材の選択およびシール部材7の肉厚が設計されている。
傾斜部9はウエハWが吸着台2に吸着されるときにウエハWに押されるようにして弾性的に内側へ傾倒可能となっている。また、吸着台2の表面2aには、環状凹部6の径方向内側の開口端縁部に位置させて、内側へ傾倒する傾斜部9を受け入れ可能に下方へ窪んだ環状の受入部10が設けられている。
本実施形態の真空吸着装置1でウエハWを吸着させるには、まず、図2にリフト部4の自然状態を示すように、一対の搬送アームC(搬送支持部)で運ばれたウエハWがリフト部4の上に載置される。
その後、一対の搬送アームCを引き抜き、図示省略した真空ポンプで吸引経路3からゆっくりと吸引してウエハWと吸着台2の表面2aとの間を負圧とすることにより、吸着台2へと吸い寄せられるウエハWによってリフト部4が押し縮められていく。このとき、チューブ状のリフト部4は両端4aが開口しているため、中の空気をゆっくりと排出しながら縮むことができる。なお、リフト部4は、少なくとも一方端が開口するか、又は端部に限らず、中央部などに内部の空気を排出可能な排出口を設けてもよい。
また、2つのリフト部4は、間隔を存して受入凹部5に配置されているため、2つのリフト部4の間の隙間から受入凹部5と環状凹部6との間の空間も負圧とすることができる。従って、吸引経路3とは別の吸引経路を受入凹部5と環状凹部6との間に設ける必要がなく、吸引経路3のレイアウト自由度を向上させることができる。
リフト部4の上端がシール部材7の上端まで下降すると、ウエハWがシール部材7の上に載置される。シール部材7の上端部はウエハWが吸着台2に吸い寄せられるに従って、若干撓みながらウエハWを支える。従って、シール部材7の上端部は、ウエハWに対して略全周に渡って当接することができる。
そして、更に吸引経路3から図示省略した真空ポンプで吸引して、吸着台2の表面2a、シール部材7及びウエハWで画成された空間を負圧領域とすることにより、図3に示すように、ウエハWを吸着台2の表面2a上に吸着保持される。このとき、傾斜部9は受入部10に受け入れられると共に吸着台2の表面2aと面一になる。従って、傾斜部9が内側に傾倒して吸着台2の表面2aとウエハWとの間に挟まれることを防止することができ、吸着台2の表面2aの平坦度を維持することができる。また、リフト部4もウエハWを介して押し縮められて受入凹部5に収容される。このとき、リフト部4の上端も吸着台2の表面2aと面一になる。従って、受入凹部5においてもリフト部4でウエハWを支えることができ、従来のようにリフト孔の開口による平坦度の低下を防止することができる。
また、従来のようにリフトピンを昇降させるアクチュエータが不要となり、真空吸着装置1の構造の簡略化を図ることができる。
ウエハWを吸着台2に吸着保持させた後は、ウエハWに対して所定の加工や処理を施し、その後、真空ポンプでの吸引を停止することで、リフト部4が自己の復元力によって図2に示すように押し縮められた状態から解放されて自然状態となりウエハWを持ち上げる。このとき、リフト部4の上端は、シール部材7の上端よりも搬送アームCの大きさ分だけ上方に位置するようにリフト部4を設定している。本実施形態では、この搬送アームCの大きさ分が本発明の「所定高さ」となる。なお、本発明の「所定高さ」はこれに限らず、例えば、搬送アームCの大きさに対して十分な余裕を持たせて、搬送アームCの大きさよりも高く「所定高さ」を設定してもよい。従って、搬送アームCをシール部材7に接触させて摩耗させることなく、搬送アームCをウエハWの下方へ挿入することができる。そして、搬送アームCでウエハWは次の工程へ運ばれる。
本実施形態の真空吸着装置1によれば、ウエハWが吸着台2の表面2a側に載置された際、シール部材7の一部である傾斜部9を、ウエハWに反りまたはうねりなどがあっても全周またはほぼ全周にわたりウエハWに対して当接させることができる。そして、吸引経路3を通じてウエハWと、吸着台2と、シール部材7とにより囲まれている空間(内側空間)が真空吸引される。これにより、当該内側空間に負圧領域が形成され、シール部材7が、傾斜部9を弾性的に傾倒させるようにして弾性変形して、図3に示すように、吸着台2の表面2a(吸着平面)と同じ高さとなる。その結果、ウエハWを全体的に吸着台2の表面2aに当接させることができ、吸着台2の平坦度の向上が図られる。
また、本実施形態の真空吸着装置1によれば、リフト部4の下部を受け入れる受入凹部5は、リフト部4が弾性変形することによって吸着台2の表面2aと面一となり、リフト部4が受入凹部5上でウエハWを支えることができる。従って、本願実施形態の真空吸着装置1によれば、従来のようなリフトピン部分の影響による平坦度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の真空吸着装置1によれば、チューブ材からなるリフト部4は、自己の復元力でウエハWを持ち上げることができるため、従来品のようにリフトピンの作動装置を別途設ける必要がなく、真空吸着装置1の小型化を図ることができる。
[第2実施形態]
図4を参照して、本発明の真空吸着装置の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、第2実施形態の真空吸着装置1は、リフト部4が多孔質部材としてのスポンジであり、且つ、4隅が非連続となるように吸引経路3を囲う正方形の4つの辺を夫々構成する4つの棒状体である点で、第1実施形態のものと構成が相違する。
また、第2実施形態の受入凹部5は、4つの棒状のリフト部4を収容するようにリフト部4と略同一形状に形成されている。他の構成は第1実施形態と同一である。
第2実施形態の真空吸着装置1によれば、リフト部4が多孔質部材としてのスポンジで構成されているため、リフト部4を介して受入凹部5と環状凹部6との間の空気を受入凹部5よりも径方向内側に開口する吸引経路3から吸引することができる。従って、リフト部4よりも径方向外側に吸引経路3の開口部を形成することなく、受入凹部5と環状凹部6との間の空間を負圧領域とすることができ、吸引経路3のレイアウト自由度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、平坦度の低下を抑制することができ、また、リフト部4を昇降させる昇降アクチュエータを設ける必要がなく、リフト部4の自己の復元力によってウエハWを吸着台2の表面2aから持ち上げて搬送アームCをウエハWの下方へ挿入することができる。
なお、多孔質部材はスポンジに限らず、弾性力を有し、リフト部4の径方向内側と外側とで通気可能であれば、他の材料であってもよい。また、第2実施形態のリフト部4は棒状ではなくて他の形状であってもよく、また、リフト部の数や配置も適宜変更することができる。
[第3実施形態]
図5を参照して、本発明の第3実施形態の真空吸着装置を説明する。第3実施形態の真空吸着装置1は、リフト部4が、図5に示すように、ウレタンやフッ素ゴムなどで成形された無端でトーラス形状のチューブで構成されている点、及び吸引経路3とは別の吸引経路を受入凹部5と環状凹部6との間に設けている点、を除いて第1実施形態のものと同一に構成されている。
本実施形態の真空吸着装置1によれば、トーラス形状のリフト部4が押し潰されても、リフト部4の中の空気が外に漏れて排出されることを防止することができる。これにより、リフト部4の中の空気が排出されることによるウエハWの浮き上がりを防止することができる。
また、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、平坦度の低下を抑制することができ、また、リフト部4を昇降させる昇降アクチュエータを設ける必要がなく、リフト部4の自己の復元力によってウエハWを吸着台2の表面2aから持ち上げて搬送アームCをウエハWの下方へ挿入することができる。リフト部4内の気圧はリフト部4が吸引時の押し潰れに支障がないように設定されている。
なお、両端が閉塞されたチューブ部材としてのリフト部としては、無端のトーラス形状に限らず、例えば両端が閉塞された排気口を備えないC字状や、2つの両端が閉塞された排気口を備えない直線棒状のチューブで構成してもよく、この場合、受入凹部5はリフト部4の形状に対応させて形成すればよい。また、無端トーラス形状のチューブ部材をスポンジなどの多孔質材料で形成してもよい。
[他の実施形態]
上述した実施形態以外にも、シール部材7および環状凹部6のそれぞれの形状がさまざまに変更されてもよい。たとえば、シール部材7が略円形状の断面を有し、その上端部が吸着台2の表面2a(吸着平面)よりも上方に突出しているトーラス形状に形成されていてもよい。同じく、環状凹部6が下底よりも短い上底が上側にある略台形状の断面を有するように形成されていてもよい。環状凹部6の底面よりも上側の開口部の幅が小さいため、環状凹部6がシール部材7をしっかりと保持することができ、シール部材7の環状凹部6からの脱落を防止することができる。
なお、シール部材7が蛇腹形状(ベローズ形状)であってもよい。環状凹部6の断面形状は、略台形状のほか、下端位置から上端位置に至る途中で突出する一または複数の凸部を有するような形状など、シール部材7が環状凹部6から外れることを防止し得るあらゆる形状であってもよい。また、シール部材7が中空のトーラス形状に形成されていてもよい。また、環状凹部6が、シール部材7が収容される縦長の矩形状の上端部に、横方向に延在する横長の矩形状が連続する、L字断面形状を有するように形成されていてもよい。例えば、傾斜部9が一様な角度で傾斜するのではなく、傾斜角度が徐々に減少する又は増加するような形状に形成されてもよい。
本実施形態の真空吸着装置1における環状凹部6及びシール部材7は夫々略円環状に形成されているが、ウエハWの形状に合わせて楕円環状、矩形環状または正多角形環状など、環状であれば任意の形状に変更されてもよい。
本実施形態の真空吸着装置1によれば、ウエハWが吸着台2の表面2aに載置された際、シール部材7の傾斜部9がウエハWから荷重を受けることで弾性的に変形する。このため、ウエハWに反りまたはうねりなどがあっても、傾斜部9を全周またはほぼ全周にわたりウエハWに対して当接させることができる。
そして、吸引経路3を通じて、ウエハWと、吸着台2と、シール部材7とにより画成される空間(内側空間)が真空吸引される。これにより、当該内側空間に負圧領域が形成され、シール部材7の傾斜部9が更に弾性的に変形して吸着台2の表面2a(吸着平面)と同じ高さとなる。その結果、ウエハWを全体的に吸着台2の表面2aの当接箇所に当接させることができ、さらには吸着台2の平坦度の向上が図られる。
また、本発明の真空吸着装置は、シール部材を備えていなくてもよい。この場合、リフト部4の上端が吸着台2の表面から搬送アームCの大きさ分だけ上方に位置するようにリフト部4を設計すればよい。
1…真空吸着装置、2…吸着台、2a…表面(吸着面、吸着平面)、3…吸引経路、3a…開口部、4…リフト部、4a…端、5…受入凹部、6…環状凹部、7…シール部材、8…嵌合部、9…傾斜部、10…受入部、W…ウエハ(基板)、C…搬送アーム(搬送支持部)。

Claims (5)

  1. 表面に開口する開口部を有する吸引経路が設けられた吸着台を備える真空吸着装置であって、
    前記真空吸着装置は、前記吸引経路からの吸引によって、前記吸着台の表面と該表面に載置される基板との間の空間を負圧として負圧領域を形成することにより、前記吸着台の表面に前記基板を吸着保持するように構成されているものであり、
    前記吸着台の表面には、弾性を備えるリフト部と、前記リフト部の下部を受け入れる受入凹部と、が設けられ、
    前記リフト部は、前記吸着台の表面と前記基板との間に前記基板を搬送する搬送支持部を挿入できるように前記吸着台の表面から所定高さまで上方へ前記受入凹部から突出するように構成されており、
    前記リフト部は、前記基板が前記吸着台に吸着されるときに吸引に伴って下降する前記基板によって前記受入凹部へ押し縮められ、前記リフト部の上端が前記吸着台の表面と面一になることを特徴とする真空吸着装置。
  2. 請求項1記載の真空吸着装置であって、
    前記開口部を囲うように環状に形成され且つ前記表面に設けられた弾性素材からなるシール部材を備え、
    前記リフト部の上端は、前記基板による前記リフト部の押し縮めから解放された自然状態では前記シール部材の上端よりも上方に位置していることを特徴とする真空吸着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の真空吸着装置であって、
    前記リフト部は少なくとも一方の端部が開口したチューブ部材で形成されたものであることを特徴とする真空吸着装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の真空吸着装置であって、
    前記リフト部は中空のトーラス形状であり、前記リフト部の中の空気が前記リフト部の外に漏れないように気密性を備える材料で前記リフト部が製造されていることを特徴とする真空吸着装置。
  5. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の真空吸着装置であって、
    前記リフト部は多孔質部材で形成されたものであることを特徴とする真空吸着装置。
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