JP6787728B2 - ニッケル水素二次電池用の負極、この負極を含むニッケル水素二次電池 - Google Patents

ニッケル水素二次電池用の負極、この負極を含むニッケル水素二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、ニッケル水素二次電池用の負極、この負極を含むニッケル水素二次電池に関する。
アルカリ二次電池の一種としてニッケル水素二次電池が知られている。このニッケル水素二次電池は、ニッケルカドミウム二次電池に比べて高容量で、且つ、環境安全性にも優れているという点から、各種のポータブル機器やハイブリッド電気自動車等の各種機器に使用されるようになっており、用途が拡大している。このように用途が拡大していることから、ニッケル水素二次電池には、より高性能化が望まれている。
ニッケル水素二次電池に求められる高度化すべき性能の一つとして、サイクル寿命特性がある。ここで、ニッケル水素二次電池においては、充放電反応を繰り返すと、容量の低下が起こり、電池の寿命が尽きてしまう。このような電池の容量低下は、充放電反応の繰り返しにともない、電解液が枯渇し、これにより電池の内部抵抗が増加することが主な原因で生じる。
サイクル寿命特性の向上を図ったニッケル水素二次電池としては、例えば、特許文献1に示すような電池が知られている。特許文献1の電池は、比表面積が大きいカーボンブラックを導電助剤として利用している。このカーボンブラックは、殻状中空構造の一次粒子(粒径:34nm)が凝集した構造を有しているため、比表面積が高く、その空孔に電解液を多量に保持できる。このため充放電のサイクル数が増えても電解液を十分に保持し続けることができる。これにより、電池の内部抵抗の増加を抑制し、サイクル寿命特性の向上を図ることができる。なお、このような殻状中空構造のカーボンブラックを、以下、中空カーボンブラックという。
また、ニッケル水素二次電池は、充電後に使用せずに放置しておくと、残存容量が減少する自己放電が起こり易い。このため、放置期間が長いと使用する直前に電池を再充電する必要が生じる。このような再充電の手間を省くため、ニッケル水素二次電池においては、自己放電を抑制することも望まれている。
ここで、自己放電の要因としては、正極の自己分解、シャトル反応、水素吸蔵合金からの水素解離、水素吸蔵合金負極からの溶出成分による正極還元、水素吸蔵合金負極から溶出するコバルトのセパレータへの析出等が挙げられる。これらのうち、コバルトの溶出による自己放電を抑制する対策として、コバルトを含まない希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金を利用することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このように、コバルトを含まない希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金を利用することで自己放電を大幅に抑制することが可能となる。
しかしながら、近年では、ニッケル水素二次電池への更なる高性能化の要求から自己放電を従来よりも更に抑制することが求められている。
このような求めに応えるために、希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金を用いたニッケル水素二次電池においては、自己放電を更に抑制するための研究が種々行われており、例えば、自己放電抑制剤を負極へ加える検討がなされている。斯かる自己放電抑制剤としては、フッ化カルシウム、硫化カルシウム、塩化カルシウム等のカルシウム塩が挙げられ、これらカルシウム塩が自己放電抑制に有効であることがわかっている(特許文献3参照)。
特開平10−241677号公報 特開平11−162460号公報 特開2014−089879号公報
ところで、自己放電の抑制に関しては、上記した自己放電抑制剤を用いることにより一定の効果が得られるものの、より高い自己放電抑制効果を得るために自己放電抑制剤の量を増加させるとサイクル寿命が低下する不具合が生じる。
ニッケル水素二次電池においては、利便性の向上を図るため、サイクル寿命特性及び自己放電特性の更なる改善が求められている。しかしながら、自己放電抑制剤を用いて自己放電特性を向上させる場合、より高いレベルでサイクル寿命特性と両立させることは難しい。つまり、ニッケル水素二次電池においては、サイクル寿命特性及び自己放電特性をより高いレベルで両立させる要望に未だ十分に応えられていない。
本発明は、上記の事情に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、サイクル寿命特性及び自己放電特性の更なる改善を図ることができるニッケル水素二次電池用の負極、この負極を含むアルカリ二次電池を提供することにある。
本発明によれば、負極芯体と、前記負極芯体に保持されている負極合剤と、を備え、前記負極合剤は、水素吸蔵合金の粒子からなる水素吸蔵合金粉末及び導電助剤の粉末を含んでおり、前記導電助剤は、複数のメソ孔と、前記メソ孔の外郭を構成する炭素質壁と、前記炭素質壁に形成されており、隣接する前記メソ孔同士を連通する複数のミクロ孔とを含んでおり、平均細孔径が2nmより大きい多孔質炭素材料である、ニッケル水素二次電池用の負極が提供される。
好ましくは、前記多孔質炭素材料の比表面積が、600m/g以上、1500m/g以下である構成とする。
より好ましくは、前記多孔質炭素材料の比表面積が、1200m/g以上、1500m/g以下である構成とする。
また、前記多孔質炭素材料は、1000℃以上、1500℃以下の温度に加熱する熱処理が施されている構成とすることが好ましい。
また、前記多孔質炭素材料は、表面に存在する酸性官能基の一部又は全部が除去されている構成とすることが好ましい。
前記多孔質炭素材料からなる前記導電助剤の粉末は、前記水素吸蔵合金粉末100質量部に対し、0.5質量部以上、1.5質量部以下添加されている構成とすることが好ましい。
また、本発明によれば、容器と、前記容器内にアルカリ電解液とともに収容された電極群とを備え、前記電極群は、セパレータを介して重ね合わされた正極及び負極からなり、前記負極は、上記した何れかの構成のニッケル水素二次電池用の負極である、ニッケル水素二次電が提供される。
本発明によれば、サイクル寿命特性及び自己放電特性の更なる改善を図ることができるニッケル水素二次電池用の負極を提供することができる。このため、本発明の負極を含むニッケル水素二次電池は、サイクル寿命特性及び自己放電特性をより高いレベルで両立させることができる。
本発明の一実施形態に係るニッケル水素二次電池を部分的に破断して示した斜視図である。 多孔質炭素材料の構造を概略的に示した模式図である。
以下、本発明に係るニッケル水素二次電池(以下、電池という)2を、図面を参照して説明する。
本発明が適用される電池2としては特に限定されないが、例えば、図1に示す4/3FAサイズの円筒型の電池2に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、電池2は、上端が開口した有底円筒形状をなす外装缶10を備えている。外装缶10は導電性を有し、その底壁35は負極端子として機能する。外装缶10の開口には、封口体11が固定されている。この封口体11は、蓋板14及び正極端子20を含み、外装缶10を封口するとともに正極端子20を提供する。蓋板14は、導電性を有する円板形状の部材である。外装缶10の開口内には、蓋板14及びこの蓋板14を囲むリング形状の絶縁パッキン12が配置され、絶縁パッキン12は外装缶10の開口縁37をかしめ加工することにより外装缶10の開口縁37に固定されている。すなわち、蓋板14及び絶縁パッキン12は互いに協働して外装缶10の開口を気密に閉塞している。
ここで、蓋板14は中央に中央貫通孔16を有し、そして、蓋板14の外面上には中央貫通孔16を塞ぐゴム製の弁体18が配置されている。更に、蓋板14の外面上には、弁体18を覆うようにしてフランジ付き円筒形状をなす金属製の正極端子20が電気的に接続されている。この正極端子20は弁体18を蓋板14に向けて押圧している。なお、正極端子20には、図示しないガス抜き孔が開口されている。
通常時、中央貫通孔16は弁体18によって気密に閉じられている。一方、外装缶10内にガスが発生し、その内圧が高まれば、弁体18は内圧によって圧縮され、中央貫通孔16を開き、その結果、外装缶10内から中央貫通孔16及び正極端子20のガス抜き孔(図示せず)を介して外部にガスが放出される。つまり、中央貫通孔16、弁体18及び正極端子20は電池のための安全弁を形成している。
外装缶10には、電極群22が収容されている。この電極群22は、それぞれ帯状の正極24、負極26及びセパレータ28からなり、これらは正極24と負極26との間にセパレータ28が挟み込まれた状態で渦巻状に巻回されている。すなわち、セパレータ28を介して正極24及び負極26が互いに重ね合わされている。電極群22の最外周は負極26の一部(最外周部)により形成され、外装缶10の内周壁と接触している。すなわち、負極26と外装缶10とは互いに電気的に接続されている。
そして、外装缶10内には、電極群22の一端と蓋板14との間に正極リード30が配置されている。詳しくは、正極リード30は、その一端が正極24に接続され、その他端が蓋板14に接続されている。従って、正極端子20と正極24とは、正極リード30及び蓋板14を介して互いに電気的に接続されている。なお、蓋板14と電極群22との間には円形の上部絶縁部材32が配置され、正極リード30は上部絶縁部材32に設けられたスリット39の中を通されて延びている。また、電極群22と外装缶10の底部との間にも円形の下部絶縁部材34が配置されている。
更に、外装缶10内には、所定量のアルカリ電解液(図示せず)が注入されている。このアルカリ電解液は、電極群22に含浸され、正極24と負極26との間での充放電の際の電気化学反応(充放電反応)を進行させる。このアルカリ電解液としては、KOH、NaOH及びLiOHのうちの少なくとも一種を溶質として含むアルカリ電解液を用いることが好ましい。
セパレータ28の材料としては、例えば、ポリアミド繊維製不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン繊維製不織布に親水性官能基を付与したものを用いることができる。
正極24は、多孔質構造を有する導電性の正極基材と、この正極基材の空孔内に保持された正極合剤とからなる。
このような正極基材としては、例えば、ニッケル発泡体(ニッケルフォーム)のシートを用いることができる。
正極合剤は、正極活物質粒子と、結着剤とを含む。なお、正極合剤には、必要に応じて酸化イットリウム等の正極補助添加剤を添加しても構わない。この結着剤は、正極活物質粒子を互いに結着させるとともに、正極活物質粒子を正極基材に結着させる働きをなす。ここで、結着剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)ディスパージョン、HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)ディスパージョンなどを用いることができる。
正極活物質粒子としては、ニッケル水素二次電池用として一般的に用いられている水酸化ニッケル粒子が用いられる。この水酸化ニッケル粒子は、ニッケル水素二次電池用として一般的に用いられている製造方法により製造される。
ついで、正極24は、例えば、以下のようにして製造することができる。
まず、正極活物質粒子、水及び結着剤を含む正極合剤スラリーを調製する。調製された正極合剤スラリーは、例えば、発泡ニッケルシートに充填され、乾燥させられる。乾燥後、水酸化ニッケル粒子等が充填された発泡ニッケルシートは、ロール圧延されてから裁断され、正極24が作製される。
次に、負極26について説明する。
負極26は、帯状をなす導電性の負極芯体を有し、この負極芯体に負極合剤が保持されている。
負極芯体は、貫通孔が分布されたシート状の金属材からなり、例えば、パンチングメタルシートを用いることができる。負極合剤は、負極芯体の貫通孔内に充填されるばかりでなく、負極芯体の両面上にも層状にして保持されている。
負極合剤は、負極活物質としての水素を吸蔵及び放出可能な水素吸蔵合金粒子、結着剤及び導電助剤を含む。また、負極合剤には、必要に応じて負極補助添加剤を添加しても構わない。
上記した結着剤は水素吸蔵合金粒子、導電助剤等を互いに結着させると同時に水素吸蔵合金粒子、導電助剤等を負極芯体に結着させる働きをなす。ここで、結着剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、親水性若しくは疎水性のポリマー等のニッケル水素二次電池用として一般的に用いられている結着剤を用いることができる。
水素吸蔵合金粒子における水素吸蔵合金としては、特に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池用として一般的に用いられている水素吸蔵合金を採用することができる。ここで、好ましい水素吸蔵合金としては、希土類元素、Mg及びNiを含む希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金が用いられる。より好ましくは、Coを除いた組成からなる希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金を採用する。
導電助剤は、電池の電気化学反応(充放電反応)に直接関与するものではないが、負極の導電性を高める働きをする。この導電助剤としては、多孔質炭素材料からなる粉末が用いられる。ここで、多孔質炭素材料40は、例えば、図2に概略的に示すように、炭素質壁46からなる外郭により形成されている複数のメソ孔42と、この炭素質壁46に設けられており、隣接するメソ孔42同士を連通させる複数のミクロ孔44とを含む。このように複数のメソ孔42及び複数のミクロ孔44を有する構造を、本発明においては三次元網目構造という。なお、メソ孔とは、直径が2nmを超え、50nm以下の細孔を指し、ミクロ孔とは、直径が2nm以下の細孔を指す。
本発明においては、三次元網目構造をなしており、平均細孔径が2nmより大きい多孔質炭素材料40を用いる。ここで、平均細孔径は、以下のようにして求める。
得られた多孔質炭素材料について、比表面積・細孔分布測定装置(装置名:日本ベル株式会社製ベルソープ)を用いて窒素ガスの吸脱着測定を行い、得られた吸脱着等温線をBJH法により解析して平均細孔径を算出する。
ところで、一般的に、平均細孔径が大きくなると比表面積は低下する。
しかしながら、本発明においては、上記したように、多孔質炭素材料40が、複数のメソ孔42と複数のミクロ孔44とを有する複雑な三次元網目構造をなしていることから、メソ孔42の孔径を大きくすることにより、多孔質炭素材料40の平均細孔径が大きくなっても、複数のミクロ孔44の存在により、比表面積の低下をある程度抑制することができる。つまり、本発明における導電材としての多孔質炭素材料は、平均細孔径を、従来の中空カーボンブラックの平均細孔径(1〜2nm)よりも大きくしつつ、比表面積を、従来の中空カーボンブラックの比表面積と同等かそれ以上とすることができる。そのため、本発明においては、負極における電解液の保持能力を高めることができるとともに、充放電反応時にも安定して高い導電性を維持することができる。
ここで、本発明の多孔質炭素材料40においては、高い導電性を維持するために、BET法で求めた比表面積を、600m/g以上、1500m/g以下とすることが好ましく、より好ましくは、1200m/g以上、1500m/g以下とする。
なお、多孔質炭素材料40においては、平均細孔径が10nmを超えると比表面積が、従来の中空カーボンブラックの比表面積と同等かそれ以下となってしまう。よって、多孔質炭素材料の平均細孔径は10nm以下とすることが好ましい。
次に、本発明の多孔質炭素材料40は、例えば、以下のようにして製造することができる。
まず、多孔質炭素材料の前駆体であるポリアミック酸樹脂100質量部に対し、酸化物の粒子、例えば、酸化マグネシウムの粒子を5質量部以上、15質量部以下添加し、これらを混合して混合物を得る。得られた混合物を不活性ガス雰囲気下で500℃以上、1200℃以下に加熱し、この温度のまま0.5時間以上、12.0時間以下保持する。その後、25℃程度の室温まで冷却する。これにより、熱分解したポリアミック酸樹脂と、酸化マグネシウムとの炭素複合体を得る。次いで、得られた炭素複合体を、所定濃度、例えば、1mol/lの硫酸水溶液に投入し、酸化マグネシウムを溶解除去する。これにより、多孔質炭素材料が得られる。この多孔質炭素材料は、大きさがほぼ同じである複数のメソ孔と、これら複数のメソ孔間に形成された炭素質壁と、この炭素質壁におけるメソ孔に臨む位置に形成され、隣接するメソ孔同士を連通する複数のミクロ孔とを有し、三次元網目構造をなしている。なお、多孔質炭素材料の前駆体と酸化物の粒子とにおける粒径や形状の組合せにより三次元網目構造を任意に調整することができる。
また、本発明においては、多孔質炭素材料に対し、不活性ガス雰囲気下で、1000℃以上、1500℃以下に加熱し、所定時間保持する熱処理を施すことが好ましい。なお、上記温度に保持する時間としては、0.5時間以上、12.0時間以下とすることが好ましい。
ここで、1000℃以上で熱処理を行うと、炭素の表面に存在する酸性官能基が除去され、化学的安定性と電気伝導性とが両立した多孔質炭素材料が得られる。しかし、熱処理温度が1500℃を超えると炭素構造の黒鉛化が進み、比表面積の低下が起こる。よって、多孔質炭素材料の比表面積の低下を抑制するために熱処理温度は1500℃以下とすることが好ましい。
この多孔質炭素材料からなる導電助剤の粉末は、上記した水素吸蔵合金粒子からなる水素吸蔵合金粉末100質量部に対し、0.50質量部以上、1.50質量部以下添加されていることが好ましい。多孔質炭素材料からなる導電助剤の粉末の添加量が、0.50質量部未満になると、導電性が不十分となり放電特性が低下する。一方、多孔質炭素材料からなる導電助剤の粉末の添加量が、1.50質量部を超えると、多孔質炭素材料の嵩密度の低さから、得られる負極板の厚みが増し、外装缶内への収納が困難となる。
負極26は、例えば、以下のようにして製造することができる。
まず、水素吸蔵合金粒子からなる水素吸蔵合金粉末、多孔質炭素材料からなる導電助剤の粉末、結着剤、必要に応じて負極補助添加剤の粉末及び水をそれぞれ所定量だけ準備する(準備工程)。
なお、準備した多孔質炭素材料については、予め不活性ガス雰囲気下で1000℃以上、1500℃以下に加熱し、所定時間保持することにより熱処理を施すことが好ましい(熱処理工程)。ここで、上記温度に保持する時間としては、0.5時間以上、12.0時間以下とすることが好ましい。
次いで、準備された水素吸蔵合金粉末、導電助剤の粉末、結着剤及び水を混練して負極合剤ペーストを製造する(ペースト製造工程)。
得られた負極合剤ペーストは負極芯体に塗着され(ペースト塗着工程)、その後、乾燥させられる(乾燥工程)。
負極合剤ペーストが乾燥した後、水素吸蔵合金粒子等を含む負極合剤が付着した負極芯体はロール圧延及び裁断が施され、これにより負極26が作製される。
以上のようにして作製された正極24及び負極26は、セパレータ28を介在させた状態で、渦巻き状に巻回され、これにより電極群22が形成される。
このようにして得られた電極群22は、外装缶10内に収容される。引き続き、当該外装缶10内には所定量のアルカリ電解液が注入される。その後、電極群22及びアルカリ電解液を収容した外装缶10は、正極端子20を備えた封口体11により封口され、本発明に係る電池2が得られる。得られた電池2は、初期活性化処理が施され、使用可能状態とされる。
本発明に係るニッケル水素二次電池用の負極に含まれる多孔質炭素材料は、既存の中空カーボンブラック(殻状中空粒子)とは異なる粒子構造(三次元網目構造)で構成され、BET比表面積が中空カーボンブラックと同等以上であり、かつ、細孔径が中空カーボンブラックより大きいという特徴を有する。また、1000℃〜1500℃での熱処理をした場合には炭素表面の酸性官能基が除去されることで、より高い電気伝導性と化学的安定性を発現する。複雑な粒子構造をなしており、高い比表面積、高い電気伝導性及び化学的安定性を有するこの多孔質炭素材料をニッケル水素二次電池用の負極の導電助剤として用いることで、負極におけるアルカリ電解液の保持能力が高まり、かつ充放電反応時にも安定して高い導電性を維持することができる。その結果、充放電反応を繰返した際の電池の内部抵抗の上昇が抑制され、サイクル寿命が長い電池を提供することが可能となる。
また、上記の多孔質炭素材料は、ニッケル水素二次電池の自己放電を抑制する効果も発揮する。詳しいメカニズムは定かではないが、負極のアルカリ電解液保持能力が高まり、水素吸蔵合金負極からアルカリ電解液中へ溶出した成分が正極へ移動し難くなり、これにより、自己放電特性が改善されると考えられる。
以上のように、本発明の多孔質炭素材料をニッケル水素二次電池の負極の導電助剤として利用することで、サイクル寿命の向上と自己放電の抑制という二つの効果を同時に得ることができる。つまり、本発明によれば、サイクル寿命特性及び自己放電特性の更なる改善を図ることができるニッケル水素二次電池を提供することができる。
[実施例]
1.電池の製造
(実施例1)
(1)正極の作製
Ni100質量部に対して、Zn3.0質量部、Mg0.4質量部、Co1.0質量部となるように、硫酸ニッケル、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム及び硫酸コバルトを計量し、これらを、アンモニウムイオンを含む1Nの水酸化ナトリウム水溶液に加え、混合水溶液を調製した。得られた混合水溶液を攪拌しながら、この混合水溶液に10Nの水酸化ナトリウム水溶液を徐々に添加して反応させ、ここでの反応中のpHを13〜14に安定させて、水酸化ニッケルを主体とし、Zn、Mg及びCoを固溶した水酸化ニッケル粒子を生成させた。
得られた水酸化ニッケル粒子を10倍の量の純水で3回洗浄した後、脱水及び乾燥処理を行った。なお、得られた水酸化ニッケル粒子につき、レーザー回折・散乱式粒径分布測定装置を用いて粒径を測定した結果、斯かるベース粒子の体積平均粒径(MV)は8μmであった。
これにより、Zn、Mg及びCoが固溶した水酸化ニッケル粒子からなる正極活物質粉末を得た。
次に、上記したように作製した水酸化ニッケル粒子からなる正極活物質粉末100質量部に対し、水酸化コバルトの粉末2.1質量部と、酸化イットリウムの粉末0.6質量部、酸化亜鉛の粉末2.0質量部と、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)のディスパージョン液20.0質量部と、PTFEの粉末0.56質量部と、水57.0質量部とを添加して混練して正極合剤スラリーを調製した。
ついで、この正極合剤スラリーを正極基材としてのシート状のニッケル発泡体(ニッケルフォーム)に充填した。ここで、ニッケル発泡体としては、面密度(目付)が約600g/m、多孔度が95%、厚みが約2mmであるものを用いた。
正極合剤のスラリーが充填されたニッケル発泡体を乾燥後、圧延した。その後、所定の寸法に切断して、非焼結式ニッケル極からなる4/3FAサイズ用の正極24を得た。
(2)負極の作製
La、Nd、Sm、Zr、Mg、Ni、Alの各金属材料を所定のモル比となるように混合した後、アルゴンガス雰囲気下で高周波誘導溶解炉に投入して溶解させ、これを25℃程度の室温まで冷却してインゴットを作製した。
ついで、このインゴットに対し、温度1000℃のアルゴンガス雰囲気下にて10時間加熱する熱処理を施した後、25℃程度の室温まで冷却した。その後、当該インゴットをアルゴンガス雰囲気下で機械的に粉砕して、希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金粉末を得た。得られた希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金粉末について、レーザー回折・散乱式粒径分布測定装置(装置名:Microtrac社製SRA−150)により粒径分布を測定した。その結果、体積平均粒径(MV)は75μmであった。
この水素吸蔵合金粉末の組成を高周波プラズマ分光分析法(ICP)によって分析したところ、組成は、(La0.20Nd0.40Sm0.39Zr0.01Mg0.110.90Ni3.33Al0.17であった。
また、以下のようにして、多孔質炭素材料を作成した。
まず、炭素前駆体であるポリアミック酸樹脂100質量部に対し、酸化マグネシウム10.0質量部を混合した。次に、この混合物を窒素ガス雰囲気下で1000℃に加熱し、この温度で1時間保持した。その後、25℃程度の室温まで冷却し、熱分解したポリアミック酸樹脂と、このポリアミック酸樹脂中に分散した酸化マグネシウムとの炭素複合体を得た。得られた炭素複合体を濃度が1mol/lの硫酸水溶液に投入して酸処理を施し、酸化マグネシウムを溶解除去した。これにより、多孔質炭素材料を得た。得られた多孔質炭素材料につき、走査型電子顕微鏡で粒子構造を観察したところ、複数のメソ孔と、複数のミクロ孔とを含む三次元網目構造をなしていた。
得られた多孔質炭素材料について、比表面積・細孔分布測定装置(装置名:日本ベル株式会社製ベルソープ)を用いて、BET法による比表面積及び全細孔容量を求めた。詳しくは、多孔質炭素材料につき、窒素のガス吸脱着測定を行ない、得られた吸脱着等温線を解析することにより比表面積及び全細孔容量を求めた。
また、上記のように測定した多孔質炭素材料の窒素ガスの吸脱着等温線をBJH法により解析し、得られた多孔質炭素材料の平均細孔径を算出した。
以上のようにして得られた各数値を表1の比表面積、全細孔容量及び平均細孔径の各欄に記載した。
次に、得られた水素吸蔵合金の粉末100質量部に対し、ポリアクリル酸ナトリウムの粉末0.4質量部、カルボキシメチルセルロースの粉末0.1質量部、スチレンブタジエンゴムのディスパージョン1.0質量部、多孔質炭素材料からなる導電助剤の粉末1.0質量部、及び水30.0質量部を添加して25℃の環境下において混練し、負極合剤ペーストを調製した。
この負極合剤ペーストを負極基板としてのパンチングメタルシートの両面に均等、且つ、厚さが一定となるように塗布した。このパンチングメタルシートは、貫通孔が多数あけられた鉄製の帯状体であり、厚さが60μmであり、その表面にはニッケルめっきが施されている。なお、パンチングメタルシートの貫通孔内にも負極合剤ペーストは充填されている。
負極合剤ペーストの乾燥後、負極合剤を保持したパンチングメタルシートをロール圧延して体積当たりの合金量を高めた後、所定の寸法に切断して4/3FAサイズ用の負極26を得た。
(3)ニッケル水素二次電池の組み立て
得られた正極24及び負極26をこれらの間にセパレータ28を挟んだ状態で渦巻状に巻回し、電極群22を作製した。ここでの電極群22の作製に使用したセパレータ28はスルホン化処理が施されたポリプロピレン繊維製不織布から成り、その厚みは0.1mm(目付量40g/m)であった。
一方、KOH、NaOH及びLiOHを溶質として含む水溶液からなるアルカリ電解液を準備した。このアルカリ電解液は、KOH、NaOH及びLiOHの質量混合比が、KOH:NaOH:LiOH=11.0:2.6:1.0で混合された8Nの水溶液である。
ついで、有底円筒形状の外装缶10内に上記した電極群22を収容するとともに、準備したアルカリ電解液を5.5g注入した。その後、封口体11で外装缶10の開口を塞ぎ、公称容量4000mAhの4/3FAサイズのニッケル水素二次電池2を組み立てた。
(4)初期活性化処理
得られた電池2に対し、温度25℃の環境下にて、0.4A(0.1C)で16時間の充電を行った後、0.8A(0.2C)で電池電圧が1.0Vになるまで放電させる充放電作業を1サイクルとする充放電サイクルを5回繰り返した。このようにして初期活性化処理を行い、電池2を使用可能状態とした。
(実施例2)
酸処理を施した後の多孔質炭素材料を窒素雰囲気下で1000℃に加熱し、この温度で1時間保持する熱処理を施したことを除いては、実施例1と同様にしてニッケル水素二次電池を作製した。
(実施例3)
酸処理を施した後の多孔質炭素材料を窒素雰囲気下で1500℃に加熱し、この温度で1時間保持する熱処理を施したことを除いては、実施例1と同様にしてニッケル水素二次電池を作製した。
(比較例1)
多孔質炭素材料の代わりに中空カーボンブラック(ライオンスペシャリティケミカルズ社製のケッチェンブラック(登録商標))を用いたことを除いては、実施例1と同様にしてニッケル水素二次電池を作製した。なお、この中空カーボンブラックの物性値としては、BET法による比表面積が1270m/g、空隙率が80%、一次粒子径が34.0nm、平均細孔径が1〜2nmである。
2.ニッケル水素二次電池の評価
(1)サイクル寿命特性
作製された実施例1〜3、比較例1の電池に対し、25℃の環境下にて、1.0Cで、電池電圧が最大値に達した後、10mV低下するまで充電し、その後、1時間放置した。次いで、1時間放置した後の電池に対し、同一の環境下にて1.0Cで電池電圧が1.0Vに到達するまで放電した後1時間放置した。
上記した充放電のサイクルを1サイクルとして充放電を繰り返し、各サイクルにおける放電容量を測定した。ここで、1サイクル目の充放電での放電容量を初期容量とし、以下の(I)式から各サイクルにおける容量維持率を算出した。
容量維持率(%)=(各サイクルにおける放電容量/初期容量)×100・・・(I)
そして、各電池につき容量維持率が60%に到達するまでのサイクル数を数えた。その回数をサイクル寿命とした。また、比較例1の電池を基準品とし、この基準品のサイクル数を100とした場合の各電池のサイクル数の比を求めた。この比をサイクル寿命特性比として表1に示した。なお、このサイクル寿命特性比の値が大きいほどサイクル寿命特性に優れていることを示している。
(2)自己放電特性
作製された実施例1〜3、比較例1の電池に対し、25℃の環境下にて、1.0Cで、電池電圧が最大値に達した後、10mV低下するまで充電し、その後、1時間放置した。次いで、1時間放置した後の電池に対し、同一の環境下にて1.0Cで電池電圧が1.0Vに到達するまで放電した後1時間放置した。
上記した充放電のサイクルを1サイクルとして充放電を5回繰り返し、各サイクルにおける放電容量を測定した。そして、測定した放電容量のうち最大値を最大容量とした。
その後、各電池につき、1.0Cで、電池電圧が最大値に達した後、10mV低下するまで充電した。充電後の電池を40℃の恒温槽に入れ、2週間放置し、電池の自己放電を進行させた。
40℃で2週間の放置後、電池の残存容量を測定するために、25℃の環境下で0.2Cで電池電圧が1.0Vに到達するまで放電を行った。このときの放電容量を測定した。この放電容量を残存容量とする。
そして、以下の(II)式から自己放電容量を求めた。
自己放電容量=最大容量−残存容量・・・(II)
次いで、(III)式から自己放電率を求め、その値を自己放電率として表1に示した。
自己放電率[%]=(自己放電容量/最大容量)×100・・・(III)
なお、この自己放電率の値が小さいほど自己放電特性に優れていることを示している。
更に、(IV)式から、比較例1の電池(基準品)の自己放電率との差である自己放電率差を求め、その値を自己放電率差として表1に示した。
自己放電率差[%]=各実施例の自己放電率−比較例1の自己放電率・・・(IV)
Figure 0006787728
(3)考察
(i)実施例1〜3は、比較例1に比べてサイクル寿命特性が向上し、40℃で2週間放置後の自己放電率も低下している。実施例1〜3は、比較例1と粒子構造が異なっており、三次元網目構造を有し、平均細孔径が7〜10nmと比較例1より大きい。この構造的特徴により、実施例1〜3の水素吸蔵合金負極では、電解液が浸透しやすく、かつ、保持されやすいため、サイクル寿命特性及び自己放電特性が向上したと考えられる。
(ii)実施例1と実施例2を比較すると、熱処理を施した実施例2のサイクル寿命が高く、自己放電率も低い結果となった。本発明で用いている多孔質炭素材料は、作製時に酸処理を行なうため炭素表面に酸性官能基が付与されるが、熱処理により、炭素の細孔構造を維持したまま、炭素表面に存在する酸性官能基を除去することができる。この結果、多孔質炭素材料の化学的安定性が向上し、充放電サイクルを繰り返した場合にも水素吸蔵合金負極の導電性を維持することができる。
(iii)一方、実施例1と実施例2では、実施例1の方が平均細孔径は大きく、比表面積が低い。さらに、実施例3についても、実施例2と比べて平均細孔径が大きく、比表面積が低い。実施例3は実施例2と同様の多孔質炭素材料に対し1500℃の熱処理を施したものであり、実施例1に対してはサイクル寿命の向上と自己放電の減少が確認できたが、1000℃で熱処理を行なった実施例2に比べるとその効果は小さい。以上より、実施例1や実施例3のように平均細孔径が大きくなると、多孔質炭素材料の比表面積が低下し、電解液の保持能力が低下してしまうことから、多孔質炭素材料の平均細孔径は10nm以下が望ましいと考えられる。
(iv)以上より、本発明で用いている多孔質炭素材料は、負極における電解液の保持能力を向上させ、且つ、充放電反応時にも安定して高い導電性を維持できることから、ニッケル水素二次電池の負極の導電助剤へ応用した際に、サイクル寿命が高く自己放電率の小さい電池を得ることができる。
2 ニッケル水素二次電池
22 電極群
24 正極
26 負極
28 セパレータ
40 多孔質炭素材料
42 メソ孔
44 ミクロ孔
46 炭素質壁

Claims (6)

  1. 負極芯体と、
    前記負極芯体に保持されている負極合剤と、を備え、
    前記負極合剤は、水素吸蔵合金の粒子からなる水素吸蔵合金粉末及び導電助剤の粉末を含んでおり、
    前記導電助剤は、複数のメソ孔と、前記メソ孔の外郭を構成する炭素質壁と、前記炭素質壁に形成されており、隣接する前記メソ孔同士を連通する複数のミクロ孔とを含んでおり、前記複数のメソ孔及び前記複数のミクロ孔をあわせたものの平均細孔径が2nmより大きい多孔質炭素材料である、ニッケル水素二次電池用の負極。
  2. 前記多孔質炭素材料の比表面積が、600m/g以上、1500m/g以下である、請求項1に記載のニッケル水素二次電池用の負極。
  3. 前記多孔質炭素材料の比表面積が、1200m/g以上、1500m/g以下である、請求項1に記載のニッケル水素二次電池用の負極。
  4. 前記多孔質炭素材料は、表面に存在する酸性官能基の一部又は全部が除去されている、請求項1〜の何れかに記載のニッケル水素二次電池用の負極。
  5. 前記多孔質炭素材料からなる前記導電助剤の粉末は、前記水素吸蔵合金粉末100質量部に対し、0.5質量部以上、1.5質量部以下添加されている、請求項1〜の何れかに記載のニッケル水素二次電池用の負極。
  6. 容器と、前記容器内にアルカリ電解液とともに収容された電極群とを備え、
    前記電極群は、セパレータを介して重ね合わされた正極及び負極からなり、
    前記負極は、請求項1〜の何れかに記載されたニッケル水素二次電池用の負極である、ニッケル水素二次電池。
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