JP6787221B2 - コーマのフレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コーマのフレーム構造に関する。
一般に、コーマは、8個のコーミングヘッドを配設した作業部を備えている。このようなコーマのフレーム構造としては、例えば特許文献1に開示されるものがある。特許文献1に開示のコーマのフレーム構造は、全てのコーミングヘッドを挟むように配置された左側フレーム及び右側フレームと、左側フレームと右側フレームに架設されたレール(梁)とを備える。そして、コーミングヘッドのニッパシャフト、シリンダシャフト及びデタッチングローラは、上側のレールに固定されたブラケットを介して上側のレールに支持されている。
特開2012−1844号公報
ところで、近年は、コーマとして、12個や16個のコーミングヘッドを配設した作業部を備えるものが提案されている。12個や16個のコーミングヘッドを支持するフレーム構造においては、左側フレームと右側フレームの間に連結されたレールも延長され、8個のコーミングヘッドを配設した作業部を備えるコーマと比べると非常に運搬しにくい。
本発明の目的は、コーマを運搬し易くできるコーマのフレーム構造を提供することにある。
上記問題点を解決するためのコーマのフレーム構造は、全てのコーミングヘッドを挟むように配置された左側フレーム及び右側フレームと、前記左側フレームと前記右側フレームに架設され、かつ互いに平行に並設された複数本の梁と、を備えるコーマのフレーム構造であって、前記左側フレームと、該左側フレームに長手方向一端が連結され、かつ前記梁の一部を構成する複数本の梁構成部材と、を有する左側ユニットと、前記右側フレームと、該右側フレームに長手方向一端が連結され、かつ前記梁の一部を構成する複数本の梁構成部材と、を有する右側ユニットと、に分割可能であり、前記左側ユニット、及び前記右側ユニットのいずれか一方は、前記左側ユニット及び前記右側ユニットの前記梁構成部材の長手方向他端が連結される中間フレームを備えるとともに、
前記左側ユニット、及び右側ユニットのうちの他方は、前記梁構成部材を支持する梁支持フレームを備えることを要旨とする。
これによれば、コーマのフレーム構造を左側ユニット及び右側ユニットに分割可能にすることで、コーマを分割して運搬することができ、分割しないままでコーマを運搬する場合と比べると運搬し易くなる。そして、左側ユニット及び右側ユニットは、中間フレーム又は梁支持フレームによって梁構成部材を互いに平行に並設した状態を維持できる。よって、左側ユニット又は右側ユニットの梁構成部材にコーミングヘッドを支持させても梁構成部材が撓むことなく、左側ユニット及び右側ユニットそれぞれにコーミングヘッドを配設した状態で別々に運搬することが可能となる。
また、コーマのフレーム構造について、前記コーマは12個の前記コーミングヘッドを配設した作業部を備え、前記左側ユニットには前記コーミングヘッドを8個配設するとともに、前記右側ユニットには前記コーミングヘッドを4個配設してもよい。
これによれば、通常のコーマのフレーム構造は、8個のコーミングヘッドを配設した作業部を備えるものである。左側ユニットに8個のコーミングヘッドを配設することで、左側ユニットを通常のコーマと同じフレーム構造とすることができる。したがって、通常のコーマのフレーム構造である左側ユニットに右側ユニットを追加することで、12個のコーミングヘッドを配設した作業部を備えるコーマを構築できる。
また、コーマのフレーム構造について、前記コーマは12個の前記コーミングヘッドを配設した作業部を備え、前記左側ユニット及び前記右側ユニットにはそれぞれ前記コーミングヘッドを6個配設してもよい。
これによれば、通常のコーマのフレーム構造は8個のコーミングヘッドを配設した作業部を備える。左側ユニット及び右側ユニットそれぞれに6個のコーミングヘッドを配設することで、左側ユニット及び右側ユニットの長手方向への寸法を通常のコーマのフレーム構造より短くできる。
また、コーマのフレーム構造について、前記左側ユニット及び前記右側ユニットには、前記コーミングヘッドが備えるシャフトを支持するシャフト支持フレームを前記梁構成部材に連結するとともに、前記中間フレームは、前記シャフトを支持するシャフト支持部を備えていてもよい。
これによれば、左側ユニットと右側ユニットを連結してコーマのフレーム構造を構築すると同時に、左側ユニットと右側ユニットの間にシャフト支持部を設置できる。そして、左側ユニット及び右側ユニットが備えるシャフト支持フレームと、中間フレームが備えるシャフト支持部とでコーミングヘッドのシャフトを支持することができる。
本発明によれば、コーマを運搬し易くできる。
(a)は実施形態のコーマのフレーム構造を示す概略正面図、(b)は中間フレームとの連結構造を示す部分正面図。 コーミングヘッドの概略側面図。 コーマのフレーム構造を示す図1の3−3線断面図。 左側ユニットと右側ユニットに分割した状態を示す概略正面図。 コーマのフレーム構造を示す図1の5−5線断面図。 コーマのフレーム構造を示す図1の6−6線断面図。 コーマのフレーム構造を示す図1の7−7線断面図。 別例において左側ユニットと右側ユニットに分割した状態を示す概略正面図。
以下、コーマのフレーム構造を具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、コーマは、12個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備える。
図2に示すように、各コーミングヘッド11は、一対のラップローラ12と、フィードローラ13を備えたニッパ装置14と、シリンダシャフト15aと一体に回転するコーミングシリンダ15と、デタッチングトップローラ16a,17a及びデタッチングボトムローラ16b,17bを備えた前後2対のデタッチングローラ16,17とを備える。ニッパ装置14は、コーミングシリンダ15の上方で前後進揺動可能に配設されたニッパフレーム18を有し、ニッパフレーム18は、その底部にボトムニッパ19を備える。ニッパフレーム18には支軸18aを介してニッパアーム20が回動可能に設けられ、ニッパアーム20の先端にトップニッパ20aが固定されている。トップニッパ20aはニッパフレーム18の前後進揺動運動に同期して所定のタイミングで開閉して、ボトムニッパ19と協同してラップLを把持するようになっている。ニッパフレーム18にはトップコーム21がボトムニッパ19の前方において、ニッパフレーム18と同期して所定の運動を行うように取り付けられている。
コーミングシリンダ15の後方、かつニッパフレーム18の下方には、ニッパシャフト22が往復回動可能に配設されている。ニッパシャフト22にはニッパフレーム駆動アーム23の第1端部が一体回動可能に固定され、その第2端部にニッパフレーム18の後端部が支軸23aを介して回動可能に支持されている。ニッパフレーム18は、ニッパシャフト22の往復回動(揺動運動)によって、ボトムニッパ19の先端部がデタッチングローラ16,17に対して接近・離間するように前後に揺動する構成になっている。
次に、コーマのフレーム構造を説明する。
図1(a)に示すように、コーマのフレーム構造は、全てのコーミングヘッド11を挟むように配置された左側フレーム24及び右側フレーム25と、左側フレーム24と右側フレーム25に架設された4本の梁26(図3参照)と、を備える。また、コーマのフレーム構造は、左側ユニットU1と右側ユニットU2を連結して形成されている。なお、左側ユニットU1とは、コーマを前面から見た場合に左側に位置するユニットであり、右側ユニットU2とは、コーマを前面から見た場合に右側に位置するユニットである。
まず、左側ユニットU1及び右側ユニットU2について説明する。
左側ユニットU1は、左側フレーム24と、左側フレーム24に連結された4本の梁構成部材としての左側梁構成部材27と、左側梁構成部材27に連結された補助フレーム36と、を有する。図3に示すように、左側フレーム24は、略矩形板状である。各左側梁構成部材27は、長手方向一端に左フランジ27aを備え、左フランジ27aから左側フレーム24にねじ40を螺合して連結されている。
図1(a)又は図1(b)に示すように、各左側梁構成部材27は、長手方向他端に連結用フランジ27bを備え、連結用フランジ27bは、右側ユニットU2の中間フレーム39に連結可能である。4本の左側梁構成部材27は、互いに平行に並設されている。左側フレーム24において、左フランジ27aが連結された面を側面24bとすると、左側梁構成部材27の長手方向は、左側フレーム24の側面24bに直交している。
図3に示すように、左側ユニットU1は、上側2本の左側梁構成部材27に支持されたシャフト支持フレーム37を備える。シャフト支持フレーム37は、図示しない締結手段により上側2本の左側梁構成部材27に締結されている。シャフト支持フレーム37は、左側梁構成部材27の長手方向に等間隔おきに8つ設置されている。左側梁構成部材27の長手方向に隣り合うシャフト支持フレーム37の間にはコーミングヘッド11が配設され、左側ユニットU1は、8個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備える状態になる。
シャフト支持フレーム37の前側には、シャフトとしてのデタッチングローラ16,17におけるデタッチングボトムローラ16b,17bが支持されており、デタッチングボトムローラ16b,17bより下方にはシリンダシャフト15aが支持されている。シャフト支持フレーム37の後側にはニッパシャフト22が支持され、シャフト支持フレーム37におけるニッパシャフト22の上側にはラップローラ12のシャフト12aが支持されている。ラップローラ12のシャフト12a、シリンダシャフト15a、ニッパシャフト22は、左側ユニットU1が備える8個のコーミングヘッド11の各部材を支持可能とする長さである。
各シャフト12a,15a,22の軸方向への長さは、左側ユニットU1の長手方向への長さとほぼ同じであるが、各シャフト12a,15a,22は、軸方向の中間位置で分割可能である。よって、分割された状態の各シャフト12a,15a,22は、4個のコーミングヘッド11の各部材を支持可能とする長さである。軸方向の中間位置で分割された各シャフト12a,15a,22は、図示しないカップリングにより連結される。
図1(a)又は図5に示すように、左側ユニットU1は、上側2本の左側梁構成部材27と、下側2本の左側梁構成部材27との間に第1の補助フレーム36a及び第2の補助フレーム36bを備える。第1の補助フレーム36aは、左側フレーム24側から数えて8つ目のシャフト支持フレーム37に連結されている。第1の補助フレーム36aは、左側梁構成部材27において、左側フレーム24から最も離れた位置、すなわち長手方向他端に最も近いシャフト支持フレーム37に連結されている。
第2の補助フレーム36bは、左側フレーム24側から数えて5つ目のシャフト支持フレーム37に連結されている。第2の補助フレーム36bは、左側梁構成部材27の長手方向において、第1の補助フレーム36aと左側フレーム24との中間に近い位置にあるシャフト支持フレーム37とに連結されている。
各補助フレーム36a,36bは、二股状に形成されている。各補助フレーム36a,36bの上端は、シャフト支持フレーム37に対してその下面で連結され、二股部の各下端が下側2本の各左側梁構成部材27の上面に連結されている。
左側ユニットU1は、下側2本の左側梁構成部材27において、各補助フレーム36a,36bが連結された場所に脚部38を備える。各脚部38の下端面38aは、左側フレーム24の下端面24aと同一面上にある。これら左側フレーム24の下端面24aと、各脚部38の下端面38aにより、左側ユニットU1を水平面に載置した状態では、各左側梁構成部材27は水平に延びる状態となる。4本の各左側梁構成部材27は、シャフト支持フレーム37、各補助フレーム36a,36b、及び脚部38により互いに平行な状態に維持されながら支持されている。すなわち、シャフト支持フレーム37、第1の補助フレーム36a、第2の補助フレーム36b及び脚部38からなる梁支持フレームFにより、各左側梁構成部材27は、高さ方向のずれが抑制された状態で支持されている。
次に、右側ユニットU2について説明する。
図1(a)又は図6に示すように、右側ユニットU2は、右側フレーム25と、右側フレーム25に連結された4本の右側梁構成部材28と、右側梁構成部材28に連結された中間フレーム39と、を有する。
右側フレーム25は、略矩形板状である。各右側梁構成部材28は、長手方向一端に右フランジ28aを備え、右フランジ28aから右側フレーム25にねじ40を螺合して連結されている。
図1(b)又は図7に示すように、各右側梁構成部材28は、長手方向他端に連結用フランジ28bを備え、連結用フランジ28bは中間フレーム39にねじ40を螺合して連結されている。中間フレーム39は、略矩形板状である。中間フレーム39の下端面39aと、右側フレーム25の下端面25aは同一平面上にある。各右側梁構成部材28は、右側フレーム25と中間フレーム39に架設され、右側梁構成部材28は梁構造を構築している。4本の右側梁構成部材28は、互いに平行に並設された状態が維持されている。右側フレーム25において、右フランジ28aが連結された面を側面25bとすると、右側梁構成部材28の長手方向は、右側フレーム25の側面25bに直交している。右側ユニットU2を水平面上に載置した状態では、各右側梁構成部材28は水平に延びる。
右側ユニットU2は、上側2本の右側梁構成部材28に支持されたシャフト支持フレーム37を備える。シャフト支持フレーム37は、図示しない締結手段により上側2本の右側梁構成部材28に締結されている。シャフト支持フレーム37は、右側梁構成部材28の長手方向に等間隔おきに4つ設置されている。右側梁構成部材28の長手方向に隣り合うシャフト支持フレーム37の間にはコーミングヘッド11が配設されている。右側ユニットU2は、4個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備える状態になる。
中間フレーム39は、上部にシャフト支持部39bを備える。右側ユニットU2は、シャフト支持フレーム37を4箇所に備えるとともに、右側フレーム25側から4つ目のシャフト支持フレーム37と隣り合う状態にシャフト支持部39bを備えることとなる。右側ユニットU2において、右側フレーム25側から4個目のコーミングヘッド11については、その右側にシャフト支持フレーム37が設置され、左側には中間フレーム39のシャフト支持部39bが設置されている。右側ユニットU2が備える各シャフト12a,15a,22の軸方向への長さは、4個のコーミングヘッド11の各部材を支持可能とする長さである。
そして、左側ユニットU1の各左側梁構成部材27の連結用フランジ27bにねじ40を貫通させ、そのねじ40を中間フレーム39に螺合することにより、左側ユニットU1と右側ユニットU2が連結され、コーマのフレーム構造が構築されている。
図1(a)に示すように、左側フレーム24の下端面24aと、脚部38の下端面38aと、中間フレーム39の下端面39aと、右側フレーム25の下端面25aとは同一平面上に位置する。また、左側梁構成部材27は、シャフト支持フレーム37、第1の補助フレーム36a、第2の補助フレーム36b、及び脚部38からなる梁支持フレームFによって互いに平行な状態が維持されながら支持されており、右側梁構成部材28は、右側フレーム25と中間フレーム39に対する架設により互いに平行な状態が維持されながら支持されている。このため、コーマの長手方向に対向する左側梁構成部材27と右側梁構成部材28は同じ高さで対向した位置にある。
そして、コーマの長手方向に対向する左側梁構成部材27と右側梁構成部材28は、中間フレーム39を介して連結され、1本の梁26を構築している。梁26は左側フレーム24と右側フレーム25に架設され、梁構造を構築している。梁26による梁構造は、シャフト支持フレーム37、第1の補助フレーム36a、第2の補助フレーム36b及び脚部38からなる梁支持フレームFと中間フレーム39によって維持されている。コーマのフレーム構造では、4本の梁26は、互いに平行な状態で並設され、コーマを水平面に載置した状態では、各梁26は水平に延びる。
上側2本の梁26には、左側フレーム24が備える8つのシャフト支持フレーム37と、右側フレーム25が備える4つのシャフト支持フレーム37と、右側ユニットU2が備えるシャフト支持部39bとが並設され、シャフトを支持可能な箇所が13個形成される。そして、コーマの長手方向に隣り合うシャフト支持フレーム37同士、及びシャフト支持フレーム37とシャフト支持部39bの間にコーミングヘッド11が配設されている。なお、左側ユニットU1側の各シャフト12a,15a,22と、右側ユニットU2の各シャフト12a,15a,22が図示しないカップリングによりそれぞれ連結され、コーミングヘッド11の各部材を支持する。
次に前記のように構成されたコーマのフレーム構造の作用を説明する。
例えば、コーマを工場に搬入する場合、8個のコーミングヘッド11を配設した左側ユニットU1と、4個のコーミングヘッド11を配設した右側ユニットU2を製造する。そして、図4に示すように、左側ユニットU1と右側ユニットU2に分割したまま、左側ユニットU1と右側ユニットU2を個別に搬送し、それぞれ工場に搬入する。搬入された工場では、左側ユニットU1の各左側梁構成部材27の連結用フランジ27bを、右側ユニットU2の中間フレーム39に連結し、左側ユニットU1と右側ユニットU2を連結する。すると、左側梁構成部材27と右側梁構成部材28が中間フレーム39を介して連結され梁26が構築されるとともに、12個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備えるコーマが製造される。
また、例えば、コーマを修理するため、工場から搬出する場合は、左側梁構成部材27の連結用フランジ27bからねじ40を螺退させ、中間フレーム39から左側梁構成部材27を分離させ、コーマを左側ユニットU1と右側ユニットU2に分解する。このとき、左側ユニットU1と右側ユニットU2にはそれぞれコーミングヘッド11が設置されたままである。そして、左側ユニットU1と右側ユニットU2を個別に搬送し、修理先に搬入する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)12個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備えるコーマを、左側ユニットU1と右側ユニットU2に分割可能にした。このため、コーマの運搬を左側ユニットU1と右側ユニットU2とに分割して行うことができ、コーマ全体を運搬する場合と比べると運搬しやすくなる。
(2)右側ユニットU2は、右側フレーム25と中間フレーム39に右側梁構成部材28を連結し、右側梁構成部材28が平行に並設された状態を維持する。左側ユニットU1は、シャフト支持フレーム37、第1の補助フレーム36a、第2の補助フレーム36b及び脚部38からなる梁支持フレームFに左側梁構成部材27を連結し、左側梁構成部材27が平行に並設された状態を維持する。このため、左側ユニットU1と右側ユニットU2を連結したとき、左側梁構成部材27と右側梁構成部材28との高さ位置のずれを抑制でき、12個のコーミングヘッド11の上下方向への位置がずれることを抑制できる。特に、デタッチングローラ16,17、シリンダシャフト15a、ニッパシャフト22、ラップローラ12が上下方向へ位置ずれすることを抑制できる。
(3)右側ユニットU2は、右側フレーム25と中間フレーム39に右側梁構成部材28を連結し、右側梁構成部材28が平行に並設された状態を維持する。左側ユニットU1は、シャフト支持フレーム37、第1の補助フレーム36a、第2の補助フレーム36b及び脚部38からなる梁支持フレームFに左側梁構成部材27を連結し、左側梁構成部材27が平行に並設された状態を維持する。よって、デタッチングローラ16,17、シリンダシャフト15a、ニッパシャフト22、ラップローラ12等の多くの部品を設置しても左側梁構成部材27及び右側梁構成部材28の撓みや高さ位置のずれを抑制でき、多くの部品を設置したまま左側ユニットU1及び右側ユニットU2を別々に運搬することが可能になる。したがって、左側ユニットU1及び右側ユニットU2の搬入先で部品を組付ける場合と比べると、搬入先でのコーマの製造が容易となる。
(4)左側ユニットU1には8個のコーミングヘッド11を配設しており、通常のコーマと同じ構造である。よって、通常のコーマのフレーム構造と同じ構造を有する左側ユニットU1に対し、右側ユニットU2を連結する構造とすることでコーミングヘッド11の数を増やしたコーマを容易に構築できる。
(5)右側ユニットU2は、中間フレーム39と右側フレーム25に右側梁構成部材28を架設することで右側梁構成部材28の梁構造を維持でき、右側ユニットU2はシャフト支持フレーム37、第1の補助フレーム36a、第2の補助フレーム36b及び脚部38よりなる梁支持フレームFを不要とできる。
(6)右側ユニットU2の中間フレーム39はシャフト支持部39bを一体に備える。このため、右側ユニットU2と左側ユニットU1とを連結するために使用される中間フレーム39を利用してコーミングヘッド11を設置できる。中間フレーム39とは別にシャフト支持フレーム37を設ける場合と比べると、構造が簡単となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図8に示すように、左側ユニットU1は6個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備える構造であり、右側ユニットU2は6個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備える構造としてもよい。この場合、左側ユニットU1は、シャフト支持フレーム37を6つ備える。補助フレーム36は、左側梁構成部材27において、左側フレーム24から最も離れた位置にあるシャフト支持フレーム37(左側フレーム24から6つ目)と、その最も離れたシャフト支持フレーム37と左側フレーム24との中間に近いシャフト支持フレーム37(左側フレーム24から4つ目)とに連結される。
右側ユニットU2は、中間フレーム39に一体のシャフト支持部39bと、右側梁構成部材28に連結されたシャフト支持フレーム37とを備え、シャフトを支持する部分を7つ備える。また、右側ユニットU2は、補助フレーム36を備え、この補助フレーム36は、シャフトを支持した部分のうち、長手方向の中間に位置するシャフト支持フレーム37に連結されている。
このように構成した場合、左側ユニットU1については、実施形態のような、8個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備える場合と比べると、長手方向の寸法が短くなる。よって、実施形態の左側ユニットU1では搬入できない場所であっても搬入が可能になる。
○ 中間フレーム39は、シャフト支持部39bを備えておらず、別にシャフト支持フレーム37を設けてもよい。
○ コーマは、16個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備えていてもよい。この場合、左側ユニットU1及び右側ユニットU2それぞれで配設可能なコーミングヘッド11を8個にするのが好ましい。
○ 左側ユニットU1及び右側ユニットU2を運搬する際、コーミングヘッド11を取り外した状態とし、搬入先でコーミングヘッド11を配設してもよい。
○ 実施形態において、右側ユニットU2に補助フレーム36及び脚部38を設置してもよい。すなわち、右側ユニットU2もシャフト支持フレーム37、補助フレーム36、及び脚部38からなる梁支持フレームFを設置してもよい。
○ 左側ユニットU1に配設するコーミングヘッド11の個数を4個とし、左側ユニットU1に中間フレーム39を設けてもよい。この場合、右側ユニットU2に配設するコーミングヘッド11の個数を8個とし、右側ユニットU2に補助フレーム36及び脚部38を設ける。
○ 左側ユニットU1と右側ユニットU2に配設するコーミングヘッド11の個数を奇数(3個と9個や、5個と7個)としてもよい。
○ 左側ユニットU1と右側ユニットU2に配設するコーミングヘッド11の個数をそれぞれ4個とし、左側ユニットU1と右側ユニットU2の間に、4個のコーミングヘッド11を配設可能な別ユニットを設けてもよい。この別ユニットは、連結フレームに梁26の一部を構成する梁構成部材の軸方向一端が連結されているとともに、梁構成部材の軸方向他端に連結フランジを備える。この別ユニットにおいて、梁構成部材は梁支持フレームFによって支持されていてもよいし、梁支持フレームFが設置されていなくてもよい。
そして、左側ユニットU1の連結用フランジ27bを別ユニットに連結するとともに、別ユニットの梁構成部材の連結フランジを右側ユニットU2の中間フレーム39に連結する。すると、12個のコーミングヘッド11を配設した作業部を備えるコーマのフレーム構造が構築される。
○ コーミングヘッド11が備える部材の数は適宜変更してもよく、その場合には、シャフト支持フレーム37及びシャフト支持部39bに支持されるシャフトの数も変更される。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記左側ユニット及び前記右側ユニットを分割する場合には、前記中間フレームは、前記左側ユニット及び前記右側ユニットのうち、長手方向の寸法が短いユニットの前記梁構成部材の長手方向他端に連結されるコーマのフレーム構造。
(2)前記補強フレームは、前記左側ユニット及び前記右側ユニットのうち、長手方向の寸法が長いユニットの前記梁構成部材の長手方向他端に最も近いシャフト支持フレームに連結されるコーマのフレーム構造。
F…梁支持フレーム、U1…左側ユニット、U2…右側ユニット、11…コーミングヘッド、12a,15a,22…シャフト、16,17…シャフトとしてのデタッチングローラ、24…左側フレーム、25…右側フレーム、26…梁、27…梁構成部材としての左側梁構成部材、28…梁構成部材としての右側梁構成部材、36…梁支持フレームを構成する補助フレーム、37…梁支持フレームを構成するシャフト支持フレーム、38…梁支持フレームを構成する脚部、39…中間フレーム、39b…シャフト支持部。

Claims (4)

  1. 全てのコーミングヘッドを挟むように配置された左側フレーム及び右側フレームと、
    前記左側フレームと前記右側フレームに架設され、かつ互いに平行に並設された複数本の梁と、を備えるコーマのフレーム構造であって、
    前記左側フレームと、該左側フレームに長手方向一端が連結され、かつ前記梁の一部を構成する複数本の梁構成部材と、を有する左側ユニットと、
    前記右側フレームと、該右側フレームに長手方向一端が連結され、かつ前記梁の一部を構成する複数本の梁構成部材と、を有する右側ユニットと、に分割可能であり、
    前記左側ユニット、及び前記右側ユニットのいずれか一方は、前記左側ユニット及び前記右側ユニットの前記梁構成部材の長手方向他端が連結される中間フレームを備えるとともに、
    前記左側ユニット、及び右側ユニットのうちの他方は、前記梁構成部材を支持する梁支持フレームを備えることを特徴とするコーマのフレーム構造。
  2. 前記コーマは12個の前記コーミングヘッドを配設した作業部を備え、前記左側ユニットには前記コーミングヘッドを8個配設するとともに、前記右側ユニットには前記コーミングヘッドを4個配設する請求項1に記載のコーマのフレーム構造。
  3. 前記コーマは12個の前記コーミングヘッドを配設した作業部を備え、前記左側ユニット及び前記右側ユニットにはそれぞれ前記コーミングヘッドを6個配設する請求項1に記載のコーマのフレーム構造。
  4. 前記左側ユニット及び前記右側ユニットには、前記コーミングヘッドが備えるシャフトを支持するシャフト支持フレームを前記梁構成部材に連結するとともに、前記中間フレームは、前記シャフトを支持するシャフト支持部を備える請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のコーマのフレーム構造。
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