JP6785163B2 - 双輪およびそれを備えた乳母車 - Google Patents

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Description

この発明は、双輪およびそれを備えた乳母車に関するものである。
たとえば、乳母車に適用された双輪の一例として、特開2005−14894号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
上記特許文献1には、乳母車の車輪が、車軸に回転可能に保持された外輪および内輪により構成され、外輪および内外の間に車輪係合装置が設けられることが開示されている。車輪係合装置は、車輪取付部材と、車輪取付部材に対して回転可能に設けられた操作部材とを含む。操作部材には、外輪のリブおよび内輪のリブに係合する長手の係合部材が設けられ、操作部材は、ピンを中心に回転してリブに係合する。
特開2005−14894号公報
上記の車輪係合装置によって、車輪の動きを停止するためには、操作部材を足で押圧し、ピンを中心に回転させて、係合部材を外輪および内輪のリブに同時に係合させる。しかしながら、たとえば、カーブを走行したり、急に方向転換をした場合、外輪および内輪が別々に動いたり、両輪に速度差が生じることがある。このような場合、両車輪のリブの位置が異なるため、いずれか一方の車輪のリブにしか係合部材が係合しない問題が生じる。
本発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車軸に取り付けられる2つの車輪のいずれにも確実にブレーキすることが可能な双輪およびそれを備えた乳母車を提供することである。
本発明の一態様に係る双輪は、車軸を保持するホルダと、車軸の一方端に回転可能に取り付けられる第1車輪と、車軸の他方端に回転可能に取り付けられる第2車輪と、ホルダに対して変位可能に設けられる変位部材と、第1車輪に係合して第1車輪の回転を禁止する係合位置と、第1車輪の回転を許容する非係合位置との間を変位可能な第1係合部材と、第2車輪に係合して第2車輪の回転を禁止する係合位置と、第2車輪の回転を許容する非係合位置との間を変位可能な第2係合部材と、第1係合部材と変位部材との間に配置され、変位部材の動きを第1係合部材に伝達する第1弾性部材と、第2係合部材と変位部材との間に配置され、変位部材の動きを第2係合部材に伝達する第2弾性部材とを備える。
好ましくは、変位部材は、回転軸を中心に回転運動する回転部材を備え、第1係合部材および第2係合部材は、回転軸を中心に回転運動するように設けられている。
好ましくは、第1弾性部材は、一方端が前記回転部材に取り付けられ、他方端が第1係合部材に取り付けられたねじりばねであり、第2弾性部材は、一方端が回転部材に取り付けられ、他方端が第2係合部材に取り付けられたねじりばねである。
好ましくは、双輪は、手または足によって操作されるレバーを備え、回転部材は、レバーの動きによって、回転運動するように設けられている。
好ましくは、双輪は、第1係合部材および第2係合部材を非係合位置にもたらすように付勢する復帰ばねをさらに備える。
好ましくは、第1車輪および第2車輪は、車軸を中心として放射状に延びる複数のリブを有し、第1係合部材および第2係合部材は、それらの係合位置において、隣接するリブ間に位置する。
好ましくは、上述の双輪を備えた乳母車である。
上記構成を備える本発明によれば、車軸に取り付けられる2つの車輪のいずれにも確実にブレーキすることが可能な双輪およびそれを備えた乳母車を提供することができる。
好ましい実施形態の作用効果については、図面を参照しながら以下の項目で詳細に説明する。
本実施の形態に係る乳母車を示す斜視図である。 本実施の形態に係る乳母車の双輪を背面側から見た斜視図である。 本実施の形態において、走行可能状態における双輪から第2車輪を取り外した状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、ブレーキ状態における双輪から第2車輪を取り外した状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、走行可能状態における双輪の第2車輪、ホルダおよび操作部材の一部を省略した状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、ブレーキ状態における双輪の第2車輪、ホルダおよび操作部材の一部を省略した状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、ホルダと操作部材と第1係合部材と第2係合部材との取り付け状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、ホルダと操作部材の一部と第1係合部材と第2係合部材との取り付け状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、ホルダと操作部材の一部と第1弾性部材と第2弾性部材との取り付け状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、操作部材の一部と第1弾性部材と第2弾性部材との取り付け状態を示す斜視図である。 本実施の形態において、走行可能状態における双輪を示す断面図である。 本実施の形態において、ブレーキ状態における双輪を示す断面図である。 本実施の形態において、走行可能状態における第1係合部材とリブとの位置関係を示す断面図である。 本実施の形態において、ブレーキ状態における第1係合部材とリブとの位置関係を示す断面図である。 本実施の形態において、操作部材と第1係合部材と第2係合部材との動作を模式的に示す概略図である。 本実施の形態における双輪の変形例を示す模式図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
<乳母車の概略構造について>
はじめに、図1を参照して、本実施の形態に係る乳母車の概略構造について説明する。乳母車1は、たとえば、いわゆる両面式であり、背面押し状態および対面押し状態の両状態に切替え可能である。図1には、背面押し状態における乳母車1が示されている。
乳母車1は、前輪および後輪を構成する4個の双輪2と、フレーム部10と、一対の押棒16とを備えている。フレーム部10は、一対の前脚11と、一対の後脚12と、一対の座部支持部材13と、一対の前脚11を連結する横架部材14と、一対の後脚12を連結する横架部材15とを含んでいる。
一対の前脚11は、幅方向に互いに離れて配置される一対の脚部である。一対の後脚12もまた、幅方向に互いに離れて配置される一対の脚部である。なお、「幅方向」とは、左右方向と同義であり、進行方向に直交する方向を表わす。
双輪2は、一対の前脚11および後脚12の下端にそれぞれ設けられる。つまり、左右一対の双輪2は、背面押し状態における進行方向前方位置および進行方向後方位置において、幅方向に並んで配置されている。各双輪2は、幅方向に離れて配置された第1車輪20および第2車輪30を有している。
一対の押棒16は、上下方向に延び、枢軸17を介してフレーム部10に取り付けられている。一対の押棒16の上端部同士は、ハンドル部18によって連結されている。押棒16は、この枢軸17を中心として前後方向に回動可能であり、図1に示す背面押し位置と、図2に示す対面押し位置とに切替えられる。
上述のように、乳母車1は、前脚11側および後脚12側の双方に、双輪2,2が1対ずつ設けられている。一般的な双輪を有する乳母車では、たとえば双輪を構成する一対の車輪のうちいずれか一方の車輪の回転を禁止してブレーキする。これに対し、本実施の形態に係る乳母車1は、車輪20,30の両方の回転を禁止することによりブレーキ状態にする。このような乳母車1の双輪2について、以下に説明する。
<双輪について>
図2〜12を参照して、乳母車1の双輪2について説明する。
図2には、走行可能状態において、背面側(図1の矢印II方向)から見た双輪2が示されている。図3,5,11は、走行可能状態における双輪2を示す図であり、図4,6,12は、ブレーキ状態における双輪2を示す図である。理解を容易にすべく、図3,4においては、第2車輪30を取り外して示し、図5,6おいても、第2車輪30、ホルダ40および操作部材60の一部を取り外して示している。
双輪2は、全体的な構成として、たとえば、車軸90を保持するホルダ40と、車軸90の一方端に回転可能に取り付けられる第1車輪20と、車軸90の他方端に回転可能に取り付けられる第2車輪30とを備える。
図3を特に参照して、本実施の形態では、ホルダ40は、後脚12に固定されている固定体50を介して、乳母車1の後脚12に取り付けられている。ホルダ40は、固定体50に対して回転可能である。具体的には、ホルダ40と固定体50とは、旋回軸線Laに沿って延びるキャスタ軸51(図5)により相対回転可能に接続されている。ホルダ40は、車軸90を介して第1車輪20および第2車輪30を回転可能に支持している。図11,12に示すように、ホルダ40は、空洞部を有し、その内部には、路面などのの凹凸を吸収して座席に伝えないサスペンション41が設けられていてもよい。
図3,7を特に参照して、ホルダ40には、固定体50から離れる方向に突出し、ホルダ40の一部を囲うように覆う連結部材42が含まれる。連結部材42には、車軸90を保持する車軸穴44が設けられている。連結部材42には、後述する操作部材60が取り付けられている。
図4〜6を特に参照して、第1車輪20は、タイヤ部21と、タイヤ部21の内周を保持するホイール部22と、ホイール部22に固定された複数のリブ23とを有している。本実施の形態において、リブ23は、ホイール部22のホルダ40を向く側に固定されている。リブ23は、車軸90を中心として放射状に延び、たとえば、5つ設けられる。リブ23は、先端が先細りになるように傾斜している。後述する第1係合部材70が、隣接するリブ23間に位置するときに、第1車輪20の回転が禁止される。
図2を参照して、第2車輪30も同様に、タイヤ部31と、タイヤ部31の内周を保持するホイール部32と、ホイール部32に固定された複数のリブ33(図15)とを有している。第2車輪30のリブ33も、第1車輪20のリブと同様の形状である。後述する第2係合部材80が、隣接するリブ33間に位置するときに、第2車輪30の回転が禁止される。
図2,3,4を特に参照して、双輪2は、ホルダ40に対して変位可能に設けられる操作部材60をさらに備える。操作部材60を操作することにより、双輪2を走行可能状態およびブレーキ状態にすることができる。
操作部材60は、操作本体部62と、手または足によって操作されるレバー63とを有している。操作本体部62には、ピン91が貫通するピン穴61が設けられ、操作本体部62は、ピン91を介して回転可能にホルダ40の連結部材42に保持されている。操作本体部62は、レバー63の動きによって、ピン91を中心に回転運動するように設けられている。
操作本体部62には、第1凹部64と第2凹部65が設けられている。第1凹部64および第2凹部65は、連結部材42に設けられる凸部43と選択的に係合する。第1凹部64と凸部43とが係合する場合は、第1車輪20および第2車輪30の回転は許容され、走行可能状態となる。第2凹部65と凸部43とが係合する場合は、第1車輪20および第2車輪30の回転は禁止され、ブレーキ状態となる。なお、レバー63の裏側には、レバー63から下方に突出する突出部66(図7)が設けられる。
図10,11,12を特に参照して、操作部材60は、たとえば、回転軸92を中心に回転運動する変位部材としての回転部材67と、回転部材67に当接する復帰ばね68とをさらに有している。回転部材67は、回転軸92が貫通する貫通穴671と、後述する第1弾性部材75の一方端が差し込まれる挿通穴672と、レバー63の突出部66が当接する当接部673とを含む。回転部材67は、レバー63の動きに連動して動く。具体的には、レバー63を操作すると、図12に示すように、レバー63の裏面に設けられる突出部66が当接部673を押圧し、回転部材67が回転軸92を中心に回転運動する。
復帰ばね68は、回転部材67と連結部材42との間に配置されている。回転部材67は、復帰ばね68により連結部材42から離れる方向に付勢されている。つまり、復帰ばね68は、回転部材67および後述する係合部材70,80を非係合位置にもたらすように付勢している。
図13,14をさらに参照して、係合部材70,80および弾性部材75,85について説明する。図13は、走行可能状態における第1係合部材70とリブ23との位置関係を示す断面図であり、図14は、ブレーキ状態における第1係合部材70とリブ23との位置関係を示す断面図である。
第1係合部材70は、第1車輪20に係合して第1車輪20の回転を禁止する係合位置(図14)と、第1車輪の回転を許容する非係合位置(図13)との間を変位可能である。第1係合部材70が係合位置に位置する場合、第1車輪20はブレーキ状態とされ、第1係合部材70が非係合位置に位置する場合、第1車輪20は走行可能状態とされる。
図7を特に参照して、第1係合部材70は、本体部71と、本体部71の下方に設けられる第1貫通穴72と、本体部71から第1車輪20に向かって突出する突起部73とを有する。第1係合部材70の本体部71は、回転軸92を中心に回転運動するように設けられている。
図7〜10を特に参照して、第1貫通穴72は、回転軸92が貫通する。具体的には、回転部材67、第1係合部材70および後述する第2係合部材80は、回転軸線Lbに沿って延びる回転軸92を中心に回転する。突起部73は、係合位置に変位している状態において、第1車輪20のリブ23間に位置する。図13,14に示すように、第1係合部材70の回転部材67側には、第1弾性部材75を収納する溝部74が設けられている。これにより、第1係合部材70は、第1弾性部材75を内部に収容する。
図9,10を特に参照して、第1弾性部材75は、たとえばねじりばねであり、コイル部76と、コイル部76の上方端から上方に延びる第1延出部77と、コイル部76の下方端から略水平方向に延びる第2延出部78とを有している。図13,14に示すように、第1延出部77は、第1係合部材70の溝部74に取り付けられている。図9,10に示すように、第2延出部78は、回転部材67の挿通穴672に差し込まれて、回転部材67に保持されている。すなわち、第1弾性部材75は、第1係合部材70と操作部材60の回転部材67との間に配置され、操作部材60の動きを第1係合部材70に伝達する。これにより、操作部材60を操作することで、第1係合部材70を係合位置と非係合位置とに変位させることができる。
第1係合部材70と同様に、第2係合部材80は、第2車輪30に係合して第2車輪30の回転を禁止する係合位置と、第1車輪の回転を許容する非係合位置との間を変位可能である。第2係合部材80が係合位置に位置する場合、第2車輪30はブレーキ状態とされ、第2係合部材80が非係合位置に位置する場合、第2車輪30は走行可能状態とされる。
図7〜10に示すように、第1係合部材70と同様に、第2係合部材80は、本体部81と、本体部81の下方に設けられる第2貫通穴(図示せず)と、本体部81から第2車輪30に向かって突出する突起部83とを有する。第1係合部材70と同様に、第2係合部材80の本体部81は、回転軸92を中心に回転運動するように設けられている。
第2貫通穴には、第1係合部材70の第1貫通穴72を貫通する回転軸92が貫通する。突起部83は、係合位置に変位している状態において、第2車輪30のリブ23間に位置する。第1係合部材70と同様に、第2係合部材80の回転部材67側には、第2弾性部材85を収納する溝部84(図7,8)が設けられている。これにより、第2係合部材80は、第2弾性部材85を内部に収容する。
図9,10を特に参照して、第1弾性部材75と同様に、第2弾性部材85は、たとえばねじりばねであり、コイル部86と、コイル部86の上方端から上方に延びる第1延出部87と、コイル部86の下方端から略水平方向に延びる第2延出部88とを有している。第1係合部材70と同様に、第1延出部87は、第2係合部材80の溝部(図示せず)に取り付けられている。第2延出部88は、回転部材67の挿通穴672に差し込まれて、回転部材67に保持されている。すなわち、第2弾性部材85は、第2係合部材80と操作部材60の回転部材67との間に配置され、操作部材60の動きを第2係合部材80に伝達する。これにより、操作部材60を操作することで、第2係合部材80を係合位置と非係合位置とに変位させることができる。
このように、第1係合部材70は、第1弾性部材75を介して回転部材67に取り付けられ、第2係合部材80は、第2弾性部材85を介して回転部材67に取り付けられているので、第1係合部材70および第2係合部材80は、第1車輪20および第2車輪30の相対的な動きを許容しつつ、それぞれの車輪20,30をブレーキ状態にすることができる。すなわち、第1係合部材70は、第1車輪20の回転に応じて、さらに、第2係合部材80は、第2車輪30の回転に応じて、それぞれ独立してブレーキ状態にすることができる。次に、ブレーキ操作について、詳細に説明する。
<ブレーキ操作について>
図15を参照して、操作部材60と第1係合部材70と第2係合部材80との動作を説明する。図15(a)は、操作部材60と第1係合部材70との動作を模式的に説明する図であり、図15(b)は、操作部材60と第2係合部材80との動作を模式的に説明する図である。図15(a)は、図2の矢印VV方向から見た操作部材60と第1係合部材70との関係を示し、図15(b)は、図2の矢印VV方向から見た操作部材60と第1係合部材70との関係を示す。太線で示す部材が手前に配置されている部材であるとする。
図15(a)を参照して、走行可能状態からブレーキ状態にするには、操作部材60を操作して回転部材67を係合位置に変位させる。上述したように、第1弾性部材75の第2延出部78が回転部材67の挿通穴672に差し込まれている。さらに、第1弾性部材75の第1延出部77が第1係合部材70の溝部74に取り付けられている。操作部材60の回転部材67を操作することで、第1弾性部材75の第2延出部78の位置が回転軸92を中心に上方に回転移動し、第1弾性部材75の付勢力で第1係合部材70も回転軸92を中心に下方に回転移動する。これにより、第1係合部材70の突起部73は、第1車輪20のリブ23の間に移動し、ブレーキ状態になる。第2係合部材80についても同様である。一度の操作部材60の操作だけで、第1車輪20および第2車輪30両方に対して、簡易な方法でブレーキをかけることができる。
また、たとえば、カーブの場合や、方向転換した場合など、車輪20,30が別々に動いたり、両車輪20,30に速度差が生じることがある。このような場合、両車輪20,30のリブ23,33の位置が異なるため、いずれか一方の車輪20,30のリブ23,33にしか係合部材70,80が係合しない、つまり、ブレーキ状態にならない、という問題が生じる。このような場合であっても、第1,2弾性部材75,85の付勢力を利用して、一度の操作部材60の操作だけで、両車輪20,30を相対的にブレーキ状態にすることができる。次に、車輪20,30のリブ23,33の位置がずれている場合のブレーキの動作について説明する。
第1車輪20と第1係合部材70については、図15(a)を参照して、操作部材60を操作して回転部材67を回転運動させると、第1弾性部材75の第2延出部78の位置が回転軸92を中心に上方に回転移動し、第1弾性部材75の付勢力で第1係合部材70も回転軸92を中心に下方(第2車輪30)に向かって回転移動する。この場合、第1係合部材70の突起部73は、第1車輪20のリブ23の間に移動し、ブレーキ状態になる。
第2車輪30と第2係合部材80については、図15(b)を参照して、操作部材60の操作により回転部材67が回転運動し、第2弾性部材85の第2延出部88の位置が回転軸92を中心に上方に回転移動し、第2弾性部材85の付勢力で第2係合部材80も回転軸92を中心に下方(第2車輪30)に向かって回転移動する。この場合、車輪20,30のリブ23,33の位置がずれているため、第1車輪20は、ブレーキ状態となるが、第2車輪30は、第2係合部材80の突起部83がリブ33の先端に当接し、ブレーキ状態とならない。このような場合でも、第2係合部材80は、第2弾性部材85の付勢力により車輪30側に回転移動するように付勢されたままであるため、第2車輪30をさらに回転させると、第2係合部材80の突起部83は、第2車輪30のリブ33の間に移動し、ブレーキ状態になる。
第1係合部材70は、第1弾性部材75を介して回転部材67に接続され、第2係合部材80は、第2弾性部材85を介して回転部材67に接続される。第1係合部材70および第2係合部材80は、第1弾性部材75および第2弾性部材85のねじりばねの付勢力により同じ角度に付勢される。これにより、車輪20,30のリブ23,33の位置がずれており、いずれかの車輪20,30がブレーキ状態にならない場合であっても、第1係合部材70は、第1弾性部材75の付勢力により、第2係合部材80は、第2弾性部材85の付勢力により、それぞれ独立してブレーキ状態にすることができ、一つの操作で両車輪20,30のいずれも確実にブレーキすることができる。
<変形例について>
図16を参照して、本実施の形態における双輪2Aの変形例を説明する。図16は、本実施の形態における双輪の変形例を示す模式図である。図16に示されるように、第1係合部材70Aおよび第2係合部材80Aは、本実施の形態のように回転運動せずに、車輪20,30に向かって突出することで、車輪20,30に係合してもよい。
たとえば、図16に示すように、操作部材60Aは、下方に向かって先細りの形状である。第1,2係合部材70A,80Aは、操作部材60Aの傾斜面と当接する斜面を有するスライド部79A,89Aと、スライド部79A,89Aに取り付けられ、車輪20,30に向かって突出するコイルばね75A,85Aと、コイルばね75A,85Aの先端に取り付けられる突起部73A,83Aとを有する。
操作部材60Aを上方から押圧すると、スライド部79A,89Aは、操作部材60Aの斜面に沿って車輪20,30側に押し広げられ、突起部73A,83Aが車輪20,30のリブ23,33間に係合する。この場合、車輪20,30には、複数のリブ23に代えて、貫通孔が設けられていてもよい。
なお、本実施の形態では、第1弾性部材75および第2弾性部材85は、別々の部材であるとしたが、共通の部材で構成されてもよい。たとえば、第1,2弾性部材75,85の第2延出部78,88が連結されて、第1,第2弾性部材75,85は、1つの部材で構成されていてもよい。
また、本実施の形態では、操作部材60は、回転軸92を中心に回転運動する回転部材67を含むとしたが、回転部材67が設けられていなくてもよい。
また、本実施の形態では、操作本体部62、レバー62、変位部材としての回転部材67および復帰ばね68を総称して、操作部材60であるとして説明した。しかし、双輪には、車軸を保持するホルダに対して変位可能な変位部材だけが設けられていてもよい。この場合、レバーに対応する操作部が乳母車のハンドル部18に設けられていてもよく、レバー63と変位部材とは、ワイヤーなどの連結部材で連結されてもよい。また、乳母車が左右同時ブレーキの場合、レバー63は、一対の前脚11または後脚12のうち、他方の車輪に設けられていてもよく、この場合も、他方の車輪に設けられたレバーと変位部材とは、ワイヤーなどの連結部材で連結されていてもよい。
また、本実施の形態では、弾性部材75,85は、典型的にはねじりばねであるとして説明したが、特に限定されることなく種々の部材を用いることができる。
また、本実施の形態では、双輪2は、後脚12のうちの一方に設けられることとしたが、前脚11側に設けられてもよい。また、すべての車輪が本実施の形態に係る双輪2であっても構わない。
また、本実施の形態では、双輪2は、乳母車1に用いられるとして説明したが、これに限定されず、ハイローベッドなどの育児器具、シルバーカート、ショッピングカートなど双輪2が用いられる種々のものに用いられてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 乳母車、2,2A 双輪、10 フレーム部、11 前脚、12 後脚、13 座部支持部材、14,15 横架部材、16 押棒、17 枢軸、18 ハンドル部、20 第1車輪、21 タイヤ部、22 ホイール部、23 リブ、30 第2車輪、31 タイヤ部、32 ホイール部、33 リブ、40 ホルダ、41 サスペンション、42 連結部材、43 凸部、44 車軸穴、50 固定体、51 キャスタ軸、60,60A 操作部材、61 ピン穴、62 操作本体部、63 レバー、64 第1凹部、65 第2凹部、66 突出部、67 回転部材、68 復帰ばね、70,70A 第1係合部材、71 本体部、72 第1貫通穴、73,73A,74 溝部、75 第1弾性部材、75A コイルばね、76 コイル部、77 第1延出部、78 第2延出部、79A スライド部、80,80A 第2係合部材、81 本体部、83,83A 突起部、85 第2弾性部材、85A コイルばね、88 第2延出部、89A スライド部、90 車軸、91 ピン、92 回転軸、671 貫通穴、672 挿通穴、673 当接部。

Claims (7)

  1. 車軸を保持するホルダと、
    前記車軸の一方端に回転可能に取り付けられる第1車輪と、
    前記車軸の他方端に回転可能に取り付けられる第2車輪と、
    前記ホルダに対して変位可能に設けられる変位部材と、
    前記第1車輪に係合して前記第1車輪の回転を禁止する係合位置と、前記第1車輪の回転を許容する非係合位置との間を変位可能な第1係合部材と、
    前記第2車輪に係合して前記第2車輪の回転を禁止する係合位置と、前記第2車輪の回転を許容する非係合位置との間を変位可能な第2係合部材と、
    前記第1係合部材とは別の部材であり、前記第1係合部材と前記変位部材との間に配置され、前記変位部材の動きを前記第1係合部材に伝達する第1弾性部材と、
    前記第2係合部材とは別の部材であり、前記第2係合部材と前記変位部材との間に配置され、前記変位部材の動きを前記第1弾性部材とは独立して前記第2係合部材に伝達する第2弾性部材とを備えた、双輪。
  2. 前記変位部材は、回転軸を中心に回転運動する回転部材を備え、
    前記第1係合部材および前記第2係合部材は、前記回転軸を中心に回転運動するように設けられている、請求項1に記載の双輪。
  3. 前記第1弾性部材は、一方端が前記回転部材に取り付けられ、他方端が前記第1係合部材に取り付けられたねじりばねであり、
    前記第2弾性部材は、一方端が前記回転部材に取り付けられ、他方端が前記第2係合部材に取り付けられたねじりばねである、請求項2に記載の双輪。
  4. 当該双輪は、手または足によって操作されるレバーをさらに備え、
    前記回転部材は、前記レバーの動きによって、回転運動するように設けられている、請求項2または3に記載の双輪。
  5. 当該双輪は、第1係合部材および第2係合部材を前記非係合位置にもたらすように付勢する復帰ばねをさらに備える、請求項2に記載の双輪。
  6. 前記第1車輪および前記第2車輪は、前記車軸を中心として放射状に延びる複数のリブを有し、
    前記第1係合部材および前記第2係合部材は、それらの前記係合位置において、隣接する前記リブ間に位置する、請求項1〜4のいずれかに記載の双輪。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の双輪を備えた乳母車。
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