JP6784677B2 - 半自動プローバ - Google Patents

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Description

[関連出願]
本出願は、2014年12月24日に出願され名称を「SEMI−AUTOMATIC PROBER(半自動プローバ)」とする同時係属の米国仮特許出願第62/096,693号の優先権を主張する。上記仮出願は、あらゆる目的のために、参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は、総じて、半導体ウエハの検査に関し、特に、シリコンウエハ上の電気デバイスを検査するための半自動システムに関する。
ウエハレベル信頼性(WLR)検査として知られる半導体信頼性検査は、通常は、350℃もの高さの周囲温度でウエハプローバによって行われる。半導体ウエハの電気的検査のために、通常は、プローブカート上のプローブ一式が適所に保持された状態で、(チャック上に取り付けられた)半導体ウエハがプローブカードに電気的にコンタクトするように移動される。ウエハは、加熱されたチャック上に、真空によって取り付けできる。ダイ(又はダイの配列)が電気的に検査された後、プローバは、次いで、次の検査を始めるために、ウエハを次のダイ(又は配列)に移動させる。ウエハプローバは、通常は、ウエハのキャリア(又はカセット)に対するウエハのロードも行う。ウエハプローバは、また、ウエハ上のコンタクトパッドをプローブの先端に位置合わせできる自動のパターン認識光学素子も有することができる。
ウエハチャックの動きの位置精度及び再現性は、優れたウエハコンタクトを可能にするために不可欠である。ウエハにおけるコンタクトパッドのサイズも縮小し続けており、したがって、位置精度は非常に重要である。したがって、位置精度を決定できるうえに多様性及び利便性も提供できるウエハプローブステーションが所望されている。
一実施形態にしたがって、ウエハプローブステーションが提供される。ウエハプローブステーションは、互いに異なる機能を提供する複数の交換式モジュールから選択されたモジュールに適応できるインターフェースを含む。各モジュールは、少なくとも1枚のプローブカードがウエハとインターフェイスを取るように構成され、モジュールは、異なるモジュールに取り換え可能である。
別の実施形態にしたがって、チャンバを有する正面ロード式ウエハプローブステーションが提供される。プローブステーションは、枢動アームと、2つのウエハ支持部分とを含む。各ウエハ支持部分は、枢動アームに回転式に取り付けられ、ウエハ支持部分は、チャンバの内側である位置と、少なくとも部分的にチャンバの外側である位置との間で移動可能である。2つのウエハ支持部分は、上下方向において互いに同じ位置に配置されている。
尚も別の実施形態にしたがって、ウエハをウエハプローブステーション内へロードするための方法が提供される。ウエハプローブステーションが、提供される。ウエハプローブステーションは、チャンバ内に収容されるウエハロードメカニズムを有する。ウエハロードメカニズムは、枢動アームと、2つのウエハ支持部分とを含む。各ウエハ支持部分は、枢動アームに回転式に取り付けられ、ウエハ支持部分は、チャンバの内側である位置と、少なくとも部分的にチャンバの外側である位置との間で移動可能である。チャックは、検査位置からロード位置に移動される。検査位置及びロード位置は、チャンバ内の位置である。枢動アームは、ウエハ支持部分を少なくとも部分的にチャンバの外側に移動させるために回転される。ウエハは、次いで、ウエハ支持部分上へロードされる。枢動アームは、ウエハ支持部分及びウエハをチャンバ内へ戻すために回転され、ウエハは、ウエハ支持部分からチャック上へロードされる。
本発明は、その更なる目的及び利点とともに、添付の図面との関連のもとでなされる以下の説明を参照することによって最もよく理解されるだろう。
半自動ウエハプローブステーションの一実施形態の斜視図である。
顕微鏡アセンブリを有する半自動ウエハプローブステーションの一実施形態の斜視図である。
顕微鏡アセンブリと遮光ケースとを有する半自動ウエハプローブステーションの一実施形態の斜視図である。
取り付け板にプローブ位置決めモジュールをドッキングされて有する半自動ウエハプローブステーションの一実施形態の斜視図である。
図2Aに示された半自動ウエハプローブステーションの実施形態の分解斜視図である。
図2A及び図2Bに示された半自動ウエハプローブステーションの実施形態の上面図である。
図2A〜2Cに示された半自動ウエハプローブステーションの実施形態を顕微鏡アセンブリとともに示した側面図である。
一実施形態にしたがったプローブ位置決め部の側面図である。
一実施形態にしたがったプローブヘッドの正面図である。
図2Eに示されたプローブ位置決め部の上面図である。
一実施形態にしたがった8Xプローブ位置決め部の上面図である。
より長いアームを有する別の実施形態にしたがった8Xプローブ位置決め部の上面図である。
プローブカードの一実施形態の斜視図である。
図3Aに示されたプローブカードの実施形態の斜視図であり、プローブの先端をプリント回路基板上の反対側の端の電気的コンタクトに電気的に相互接続する金属トレースを更に示している。
図3A及び図3Bに示されたプローブカードの側面図である。
取り付け板に空冷式レールシステムモジュールをドッキングされて有する半自動ウエハプローブステーションの一実施形態の斜視図である。
図4Aに示された半自動ウエハプローブステーションの実施形態の分解斜視図である。
図4A及び図4Bに示された半自動ウエハプローブステーションの実施形態の上面図である。
図4A〜4Cに示された半自動ウエハプローブステーションの実施形態を顕微鏡アセンブリとともに示した側面図である。
垂直型プローブカードを支持する支持レールの斜視図である。
図5Aに示された支持レールの断面図である。
3つのプローブヘッドを支持しているレールの別の斜視図である。
ウエハプローブステーションの一実施形態におけるウエハロードメカニズムの動きを示した図である。 ウエハプローブステーションの一実施形態におけるウエハロードメカニズムの動きを示した図である。 ウエハプローブステーションの一実施形態におけるウエハロードメカニズムの動きを示した図である。 ウエハプローブステーションの一実施形態におけるウエハロードメカニズムの動きを示した図である。
ウエハロードメカニズムの一実施形態の斜視図である。
ウエハプローブステーションにおいて最高約300℃の温度でウエハ上への正確な着地を実現するための方法700のフローチャートである。
一実施形態にしたがって使用されるNIST追跡可能基準ガラスの一例を示した図である。
一実施形態にしたがって測定値1、2、及び3に基づいてウエハエリア内の所定の地点についてのオフセットを計算する方法のフローチャートである。
本発明は、総じて、半導体ウエハの信頼性検査のためのシステムに関する。本書における実施形態は、半導体ウエハを検査するための半自動のプローブステーション又はプローバを説明している。
本書で説明される半自動プローブステーションの実施形態は、数十から数百の被検査体(DUT)を同時に検査できる。プローブステーションは、防振テーブルと、遮光ケースと、ハイパワー光学素子を備えたデジタルカメラと、真空ホットチャックと、複数のピンを有するミニプローブカードとを含むことができる。本書で説明されるプローブステーションによって、ウエハの表面にわたって複数のプローブカードが配置できる。
本書で更に詳しく説明されるように、ウエハプローブステーションの実施形態は、ウエハ検査のために複数のモジュールと使用できる。プローブカードポジショナ及び空冷レールシステムなどのモジュールは、例えば、交換可能であることができる。
図1Aに示されるように、一実施形態にしたがうと、プローブステーション1000は、取り付け板1010を備えることができ、該取り付け板上には、検査ウエハとインターフェイスを取るための複数のやり方をユーザに提供するために、交換式モジュールがドッキングできる又は取り付けできる。検査ウエハは、プローブステーションチャンバ内へロードされて、チャック1015上に配置でき、チャック1015は、検査のために加熱できる。図1Bは、プローブステーション1000とともに使用できる顕微鏡アセンブリ1018を伴うプローブステーション1000を示している。顕微鏡アセンブリ1018は、支持レール1016上に取り付けられる。一実施形態では、支持レール1016は、遮光ケース1017のためのフレームとしても機能し、該ケースは、フレーム1016と相まって遮光ケース1017を形成するために、複数の格納式パネルを含むことができる。
プローブステーションの取り付け板1010上に取り付けできる交換式モジュールは、図1に示されるように、個々のプローブ位置決め部1020(例えば、ピンが1本であるプローブ位置決め部、垂直型プローブカードポジショナ、又はその他のタイプのプローブ位置決め部)を含む。取り付け板1010上に取り付けできるその他のタイプのモジュールとして、レールシステム1030、旧来の4.5インチカード、6.5インチカード、各種直径の円形カード、及び高周波数、高電圧、パージガス、又はその他のカスタムソリューションのためのカスタムインターフェイスが挙げられるが、これらに限定はされない。
図2A〜2Dに示された実施形態にしたがうと、プローブステーション1000の取り付け板1010にドッキングされる又は取り付けられるプラテン1022に、プローブ位置決めモジュール1020が取り付けられる。プローブステーション1000のプラテン1022及び取り付け板1010は、ユーザが必要に応じて迅速にモジュールを取り換えることを可能にするために、共通のサイズ及び取り付け穴パターンを有する。交換式モジュールは、それらの持ち上げ及び位置決めを容易にするためのハンドルを備えることができる。使用されていないモジュールは、プローブステーション1000から取り外されて、必要に応じて保管できる。例示の実施形態では、プローブ位置決めモジュール1020は、取り付け板1010及びプラテン1022の共通の取り付け穴にキャップネジ及び位置合わせピンを使用することによって、適所に留め付けられる。その他の実施形態にしたうと、モジュールの単純な取り換えを可能にするために、カム運動ラッチが提供される。各モジュールが取り付け板1010上に取り付けられるときのそのモジュールの平坦化及び較正を可能にするために、プローブステーション1000上に、3つの調整地点を含めることができる。
一実施形態では、図2A〜2Dに例示されるように、プローブステーション1000上に取り付けられるモジュールは、プローブステーション1000の取り付け板1010上に取り付けられる、2つの単独XYZT(標準デカルト座標で考えたときの、3軸線形変換及びZ軸回りの回転運動)プローブ位置決め部1020を含む。位置決め部1020は、プローブステーション1000への取り付けのために、磁気又は真空のいずれかによって保持される土台ステージベース1024を有することができる。
XYZT位置決め部1020は、ウエハにコンタクトさせるために、標準的なプローブカードはもちろん垂直型プローブカードも含むプローブカードをプローブステーション上に正確に位置決めするように設計される。上記のように、XYZT位置決め部1020及びプラテン1022は、ボルト、クリップ、ラッチ等を含む任意の適切な締め具を使用して取り付け板1010上に取り付けできる。図2Eは、XYZT位置決め部1020の一実施形態を示している。例示の実施形態では、XYZTポジショナは、プローブステーション1000への取り付けのためのステージベース1024を有する。プローブカード10は、図2Fに示されるように、通常は、プローブヘッド25上に取り付けられる。
一実施形態にしたがうと、XYZT位置決め部1020は、任意の向きでプローブステーション1000の取り付け板1010上に、及び図に示されるような様々な構成で、取り付けできる。例示の実施形態では、図2E〜2Iに示されるように、XYZTプローブ位置決め部1020は、垂直型プローブカード10を取り付けられて備えるアダプタアーム1028を有する。図2H及び図2Iに示されるように、アダプタアーム1028は、実施形態次第で異なる長さを有することができる。垂直型プローブカード10は、必要に応じてウエハパッドの向きを整合させることを可能にするために、アダプタアーム1028の端に様々な向きで取り付けできる。可撓ケーブルが、プローブヘッド25をたどり、検査機器とヘッド数との所定の組み合わせに合わせた特定のレイアウトを有するカスタマインターフェイスパネル上で終結する。可撓ケーブルは、プローブカード10を外部の検査装置に接続する。
プローブヘッド25の数及び位置は、検査対象とされるウエハダイの間隔及び向きによって概ね決定される。位置決め部1020の例が、図2H及び図2Iに示されている。図2H及び図2Iに示された各実施形態は、8つのプローブヘッド25を有する。図2Iに示された位置決め部1020の実施形態は、図2Hに示された実施形態よりも長いアダプタアーム1028を有する。位置決め部は、位置決め部のサイズ及びプローブヘッドのサイズを含むその他の要因に応じて更に多い又は更に少ない数のプローブヘッドを有することができることが理解される。
一実施形態では、XYZT位置決め部1020は、プローブステーション1000におけるデバイスの検査に使用するために、カリフォルニア州マウンテン・ビューのQualiTau, Inc.から入手可能な垂直型プローブカードなどの垂直型プローブカード10の位置合わせ及び登録のためにプローブヘッド25を一端に取り付けられて備えるモジュール式のアダプタアームを有する。垂直型プローブカード10の一実施形態が、以下で、図3A〜3Cを参照にして説明される。水平型プローブカードとプローブヘッドとからなる代表的なシステムを原因として、大きな問題が生じる。水平型プローブカードは、ウエハを保持するホットチャックに最も近いコンポーネントであり、温度に依存する漏出電流に起因して劇的な性能低下に見舞われることがある。水平型プローブカードの露出面積の大きさは、プローブ性能の低下を深刻にする。デバイス検査は、最高300℃の温度で行われることがあり、垂直型プローブカードは、電気信号をホットチャックから離れた上方に維持するゆえに、昇温で半導体デバイスを検査するのに有用である。
図3Aは、垂直型プローブカード10の一実施形態の斜視図であり、冷気の流れを促すための複数のスロット14を開けられたプリント回路基板12を含む。プリント回路基板12の一端には、セラミックサポート18の中に複数の金属プローブ先端を含む先端アセンブリがあり、プリント回路基板12の反対側の端には、プローブカードを検査システムにおいて物理的に支持してプローブ先端16を可撓性(可撓)ケーブルに接続するために使用される電気コネクタ及び締め具20がある。
図3Bは、プリント回路基板12と、プローブ先端16を基板12の反対側の端の電気的コンタクト24に電気的に相互接続する金属トレース22とを更に例示している。金属トレースの導電パターン、即ち離散ワイヤ22は、個々のプローブ先端をコンタクト24の1つに相互接続する。例示されるように、プローブ先端16が支持されているセラミックサポート18は、ネジ締め具26によって基板12に留め付けられる。
図3Cは、プローブカードの側面図であり、検査を経ているウエハに対してプローブカード10を概ね垂直な又は直交する姿勢で保持するために支持装置内の受け口に係合する電気コネクタ及び締め具20を例示している。先端16の端のみが、検査を経ているデバイスに係合し、そうすることによって、プローブ先端を流れる伝導熱流を制限している。プローブカード10を垂直に位置合わせすることによって、加熱されたデバイスチャックによって放出される熱へのカードの暴露が制限される。更に、後述されるように、加熱されたチャックからプローブカード及び支持装置への空気の対流は、支持アセンブリによって提供される冷気の流れによって分断される。プローブカード10は、図2Fに示されるように、通常はプローブヘッド25上に取り付けられる。
半導体デバイスの信頼性検査は、デバイス及び使用される検査方法のタイプごとに大幅に異なる特有の機器を要求することがある。上述のように、プローブステーション1000は、ユーザがプローブステーション1000を使用して複数の型及び構成のプローブピン、カード、又はその他の接触方法とインターフェイスを取ることを可能にすることによって、デバイス及び/又は検査方法のタイプごとに特有のニーズに応える。本書で説明される実施形態にしたがうと、プローブステーション1000は、様々な交換式モジュールとやり取りするためのシステムを提供する。
プローブステーション1000のモジュール式の態様は、所望されるウエハ検査のタイプに応じてユーザが容易にモジュールを取り外して別のモジュールに交換することを可能にする。カスタムなPCBアセンブリ及びコネクタアセンブリも、電気検査のために実装されている機器のタイプに応じて交換可能であるように設計される。これらのアセンブリは、3軸ケーブル、個別配線、同軸ケーブル、及びその他の特定のケーブル標準及びコネクタ標準に合わせた入力を伴うように設計される。
信頼性分析のための、シリコンウエハのステップ&リピート検査の柔軟性を高めるために、図2に示された着脱式プローブ位置決め部1020は、異なるモジュール式アセンブリに交換できる。例えば、図4A〜4Dは、プローブステーション1000の取り付け板1010上に取り付けられる、Qualitau, Inc.から入手可能なものなどの着脱式空冷レール配列1030の一実施形態を示している。
図4A〜4Dに示されるように、空冷レールアセンブリ1030は、交換式モジュールとして半自動プローブステーション1000の取り付け板1010上に取り付けできる。レールアセンブリ1030は、複数ダイの検査を可能にし、これは、検査の経時的な歩留まりを向上させるために、及び所定の検査条件一式に対して適切なサンプルサイズを保証するために重要である。
プローブステーション1000の空冷レールアセンブリ1030及び取り付け板1010は、ユーザが必要に応じて迅速にモジュールを取り換えることを可能にするために、共通のサイズ及び取り付け穴パターンを有する。レールアセンブリ1030は、持ち上げ及び位置決めを容易にするためのハンドルを備えることができる。例示の実施形態では、レールアセンブリ1030モジュールは、取り付け板1010及びレールアセンブリ1030の共通の取り付け穴にキャップネジ及び位置合わせピンを使用することによって、適所に留め付けられる。その他の実施形態にしたがうと、モジュールの単純な取り換えを可能にするために、カム運動ラッチが提供される。
レールアセンブリ1030は、垂直型プローブカード10を支持するための、複数の空冷支持レール30からなる配列を含む。図5Aは、垂直型プローブカード10及び全体を32で示されるプローブヘッドを、検査を経ているデバイス(ウエハ)及び加熱される支持チャックの上方で支持する支持レール30の斜視図である。一実施形態では、プローブヘッド32は、制御つまみ34、36、38によって3運動軸に沿って手動で調整できる。別の実施形態にしたがうと、ユーザインターフェイスによってプローブヘッド32を半自動で調整できる。可撓ケーブル40が、レール30の上部に支持され、プローブカード10を外部の検査装置に相互接続する。留意すべきは、可撓ケーブル40が、過熱されたときに性能が低下する恐れがあることである。
図5Bは、プローブヘッド32、プローブカード10、及び可撓ケーブル40を冷却するために使用される空気の流れのための内部通路42、44を含むレール30の断面図である。内部通路からの空気は、レール30の開口を通って放出され、検査を経ているデバイスを保持する加熱されたチャックからの熱い空気の対流を分断するためにプローブヘッド32及びプローブカード10を通るように方向付けられる。したがって、可撓ケーブル40、及び検査プローブ10のプリント回路基板の過熱が回避できる。この実施形態で留意すべきは、通路30が、プローブヘッド32の嵌め合い符合フランジと係合し全体を50で示されるような符合フランジを有する部材48を含むことである。
図5Cは、3つのプローブヘッド32を支持しているレール30の別の斜視図である。この実施形態では、フレーム30の開口54からプローブヘッド32及びプローブカード10の開口14を通る冷気の流れを促すための開口又はスロットを更に示すために、プローブヘッド上に、1枚のプローブカード10のみが示されている。この実施形態で留意すべきは、各プローブヘッド32が、プローブヘッドをレール30の符合フランジ50にロックするために使用でき全体を56で示されたレバーメカニズムを有することである。
プローブステーションシステムによっては、カセットを使用してウエハを側方からロードするものがある。ウエハを正面からロードする従来のプローブステーションシステムの大半は、チャックアセンブリ全体をプローブステーションから取り外すことを必要とする。チャックアセンブリの取り外しは、(i)チャックメカニズムの機械的安定性の低下、(ii)ステージシステムの複雑性の増加、及び(iii)チャックが特定の昇温で浸される場合に生じる大幅な温度変化を含む、幾つかの欠点を有する。
プローブステーション1000の一実施形態は、2ピース枢動アーム1100を使用することによって、この問題に対する単純で且つ洗練されたソリューションを提供する。この2ピース枢動アーム1100は、ウエハ1200を受けるために回転してプローブステーション1000の正面から出て、ウエハ1200をチャック表面へ移送して、次いで、2つのウエハ支持部分1150をプローブステーション1000内に囲われたままで邪魔にならないように「開かせる」ことができる。枚葉式(ウエハ1200を1枚ずつ処理する方式)のためのこの正面ロード特性は、チャック1015がプローブステーションチャンバ1060内にとどまるゆえに、チャック1015の温度変化を引き起こすことなくユーザがウエハ1200を正面から容易にロードすることを可能にする。
例示の実施形態に示されるように、プローブステーション1000は、ウエハの出し入れのためにその正面の開口を覆う及び露出させるための正面ウエハロード落とし戸1050を備えることができる。その他の実施形態では、ドアは、引き戸又は片開き戸などの異なる構成を有することができる。容易な枚葉式ロードを促すために、プローブステーション1000は、外向きに回転してウエハ1200を取り出すこと及びウエハ1200をホットチャック1015に送ることができる内部収容アームを有する。
図6A〜6Eを参照にして、ウエハのための正面ロードメカニズムが説明される。図6Eは、プローブステーション1000の正面の開口から見たときのプローブステーション1000の内部チャンバ1060を示している。落とし戸1050の開きは、200mmウエハ又は300mmウエハなどのウエハ1200のための正面ロードメカニズムへのアクセスを提供する。図6Eでは、ウエハ1200を支持している枢動アーム1100と2つのウエハ支持部分1150とを含むロードメカニズムを例示するために、底側からの図が示されている。図6Eに示された実施形態では、2つのウエハ支持部分1150は、枢動アーム1100の一端を中心として回転する。枢動アーム1100のもう一端は、プローブステーション1000の土台に取り付けられた枢着点を中心にして回転する。
図6A〜6Dは、一実施形態にしたがったウエハロードプロセスを示している。図6Aに示されるように、チャック1015、並びにロードメカニズム(枢動アーム1100及び2つのウエハ支持部分1150)は、検査位置でもある収容位置にある。収容位置又は検査位置は、チャック1015及びロードメカニズムが、それらが使用されていないときに、並びにウエハ1200がチャック1015によって支持されて検査されているときに、収納されている位置である。図6Aに示されるように、2つのウエハ支持部分1150は、互いから離れるように及びチャック1015の邪魔にならないように回転される。
ウエハ1200がロードされるときに、ユーザは、プローブステーションシステム1000に指示を出す。ソフトウェアを通じて指示されると、チャック1015は、X軸、Y軸、及びZ軸に沿って検査位置からロード位置に移動する。図6Bに示されるように、チャック1015は、ウエハ支持部分1150及び戸1050に向かって移動してロード位置にくる。一実施形態にしたがうと、チャック1015は、ウエハ支持部分1150及び戸1050に向かって移動する際に、下向きにも移動する。
戸1050は、次いで、開き、2つのウエハ支持部分1150は、互いに向かって回転し、枢動アーム1100は、ウエハ1200がウエハ支持部分1150上へロードできるように、戸の開きから出るように2つのウエハ支持部分1150を回転させて進ませる。図6Cに示されるように、ウエハ1200は、この位置で、ウエハ支持部分1150上に載置できる。なお、チャック1015は、簡潔を期するために、図6Cには示されていないこと、及びチャック1015は、実際は、図6Bに示されるようにチャンバ1060内のロード位置に移動してきていることがわかる。
図6Dに示されるように、枢動アーム1100は、2つのウエハ支持部分1150及び支持されているウエハ1200を回転させてチャンバ1060内へ戻し、そこで、ウエハ1200は、ロード位置にあるチャック1015上に載置できる。ウエハ支持部分1150は、次いで、プローブステーションチャンバ1060内で、邪魔にならないようにそれぞれ独立に回転する(収容位置に戻る)。チャック1015は、ウエハ1200を支持している状態で、次いで、回転して検査位置に戻り、そこで、ウエハ1200は、上述されたように、交換式モジュール(例えば、プローブ位置決め部やレールシステム等)を使用して検査できる。
半自動プローバ上に旧来のプローブカードをセットアップする場合、ユーザは、1つの部位、又は調整に限りがある一定数の部位に制限されるのが一般的である。半自動プローブステーション1000の一実施形態は、プローブヘッド配列内の各部位の容易な調整を可能にするために、個別に調整された最多で16のプローブヘッドを約300℃もの高さの温度で扱うことができる。これは、検査のために着地されて使用されるヘッドのパターン、間隔、及び数をユーザがカスタマイズすることを可能にする。これは、また、配列内のデバイスが故障したときに1つのヘッド(又は2つ以上のヘッド)を位置決めしなおすことも可能にする。調整可能レール及びヘッド配列と、自動化されたXYZTステージの機能性との組み合わせは、柔軟性を最大限にするためのソリューションを提供する。
ウエハプローブシステムによって着地を正確にステップ&リピートするためには、ユーザは、検査のために、着地パッドのサイズ及び繰り返しダイ間のピッチに関する正確な情報を有する必要がある。これは、この情報が未知であるときに、又はこれらの値がシリコンウエハ自体の熱膨張に起因して変化するときに、問題になることがある。例えば、300mmのシリコンウエハは、300℃に昇温するとサイズが大幅に膨張することがあり、ダイピッチは、室温のときよりも25μmも大きくなることがある。この相違を補正するために、プローブステーション1000の一実施形態は、この膨張を相殺しあらゆる温度において正確な着地を保証するために、画像処理及びパターン認識のルーチンを利用して設定温度ごとにダイの間隔を検出及び測定する。
図7は、ウエハプローブステーションにおいて最高約300℃の温度でウエハ上への正確な着地を実現するための方法700のフローチャートである。この方法700にしたがって、室温値からの温度のオフセットを正確に補償するために、ソフトウェアによってデータベースが生成され、保存され、参照される。CCD及びパターン認識からの画像処理を使用して、パッドサイズ及びその他の特性も自動的に測定できる。ステップ710では、各所定の温度においてダイの間隔を検出及び測定し、各所定の温度について測定された間隔を保存することによって、データベースが作成される。ステップ720では、ウエハ上におけるダイの間隔が検出及び測定される。ステップ730では、ウエハの温度が測定される。ステップ740では、温度の変化に起因するオフセットの量を決定するために、データベースが参照される。
全体として、ウエハチャックの動きの位置精度及び再現性が、優れたウエハコンタクトを可能にするために不可欠である。優れたウエハコンタクトは、再現可能な適切なスクラブマークの指標である。「スクラブマーク」は、探針から下向きの力が及ぼされたときに、ウエハ表面上に露出した金属パッド上に形成される溝及び小丘である。これらのスクラブマークは、ピンを汚染して電気測定結果をそれらの真の値から歪曲する恐れがある周囲の不動態化材料層にピンが接触することなしに、ターゲット上にある必要がある。パッドサイズが30μm×30μmの小ささまで縮小し、部位ごとのプローブピンの数はもちろんパッド間ピッチも増すにつれて、この着地を確実にできる十分な正確さのプローバシステムを有することが不可欠である。プローブステーション1000の一実施形態は、多地点XY位置較正・補正のカスタムな方法を利用する。
図8及び図9を参照すると、特定値1、2、及び3に基づいてウエハエリア内の所定の地点についてのオフセットを計算する方法900が説明される。方法は、図8に示されるような、米国国立検査標準協会(NIST)の追跡可能基準ガラスを利用し、このガラスは、特殊なソフトウェアルーチンと、画像処理及びパターン認識ソフトウェアライブラリによって認識できるグリッド線を使用する。この方法900を使用すると、ウエハ上の幾千ものデータ地点について、オフセットに関する情報が収集できる。オフセットは、ウエハがあるとシステムが考えている場所と、ウエハが実際に移動した場所との間の相違である。これらの値は、次いで、コントローラソフトウェアによる参照のために、及び測定されたこれらの既知の位置における不正確性を次いで補正するために、ファイルに格納される。方法900にしたがうと、ステップ910において、NIST追跡可能基準ガラスマスクグリッドが提供される。ステップ920では、温度の変化又はチャックの動きに起因するオフセットを決定するために、ウエハ上のデータ地点についての情報が集められる。オフセットは、コンタクトパッドがあると想定される場所と、温度の変化又はチャックの動きに起因してコンタクトパッドが実際に移動した場所との間の相違である。ステップ930では、ステップ920で決定されたオフセットを補正することによって、ガラスマスクグリッド上のX座標及びY座標が較正される。較正は、コンタクトパッドのための正確な場所を決定するために実施される。
本発明の幾つかの実施形態のみが詳細に説明されてきたが、本発明は、発明の範囲から逸脱することなく多くの他の形態で実現されてよいことがわかる。説明されたウエハ温度測定ツールは、多様な用途に使用できることが明らかである。以上を全て鑑みると、本実施形態は、例示的なものであって制限的なものではないこと、並びに本発明は、本書で与えられた詳細に限定されず、添付の特許請求の範囲の範囲及び均等物の範囲内で変更されてよいことがわかる。
例えば、本発明は、以下の形態として実現されてもよい。
[形態1]
ウエハプローブステーションであって、
異なる複数の交換式モジュールから選択されたモジュールに適応できるインターフェイスを備え、
各モジュールは、少なくとも1枚のプローブカードがウエハとインターフェイスを取るように構成され、
モジュールは、異なるモジュールに取り換え可能である、ウエハプローブステーション。
[形態2]
形態1に記載のウエハプローブステーションであって、更に、
チャックと、
前記ウエハを支持するために第1の部分及び第2の部分を含む回転式アームであって、前記アームは、前記ウエハを受けるために、回転して前記ウエハプローブステーションの正面の開口から出るように枢動するように、及び前記ウエハを前記チャックの表面にロードするために、回転して前記ウエハプローブステーション内へ枢動するように構成され、前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記ウエハを前記チャックの前記表面にロードした後に、後退して前記ウエハ及び前記チャックから離れるように構成される、回転式アームと、
を備えるウエハプローブステーション。
[形態3]
形態1に記載のウエハプローブステーションであって
前記異なる複数の交換式モジュールは、前記少なくとも1枚のプローブカードを前記ウエハに位置合わせするように構成されたプローブ位置決め部を含み、前記プローブ位置決め部は、前記少なくとも1枚のプローブカードを3本の軸、即ちX軸、Y軸、及びZ軸に沿って直線状に、並びに前記Z軸を中心として回転式に、移動させることができる、ウエハプローブステーション。
[形態4]
形態3に記載のウエハプローブステーションであって、
前記プローブ位置決め部は、前記ウエハの検査の最中にプローブカードを前記ウエハの垂直方向上方に位置決めするためのアームを有する、ウエハプローブステーション。
[形態5]
形態3に記載のウエハプローブステーションであって、
前記位置決め部は、磁気又は真空をベースにした位置決め部である、ウエハプローブステーション。
[形態6]
形態1に記載のウエハプローブステーションであって、
前記複数の異なる交換式モジュールは、前記ウエハ上の複数のダイを検査するための空冷式レールアセンブリを含み、前記レールアセンブリは、個別に調整可能な複数のプローブヘッドに適合できる、ウエハプローブステーション。
[形態7]
形態6に記載のウエハプローブステーションであって、
前記レールアセンブリは、前記ウエハの検査の最中に前記プローブカードを前記ウエハの垂直方向上方に位置決めする、ウエハプローブステーション。
[形態8]
形態1に記載のウエハプローブステーションであって、
前記複数の異なる交換式モジュールは、4.5インチ×6インチプローブカードのためのアダプタを含む、ウエハプローブステーション。
[形態9]
形態1に記載のウエハプローブステーションであって、
前記ウエハプローブステーションは、前記ウエハプローブステーションにおいて最高約300℃の温度でウエハ上への正確な着地を実現可能であり、前記ウエハプローブステーションは、更に、
前記ウエハ上のダイの間隔を検出及び測定するための画像プロセッサと、
各所定の温度についてのオフセットの量を決定するために、所定の温度においてダイの間隔を検出及び測定し、各所定の温度について測定された間隔を保存することによって生成される、データベースと、
を備えるウエハプローブステーション。
[形態10]
形態1に記載のウエハプローブステーションであって、更に、
NIST追跡可能基準ガラスマスクグリッドを備え、
前記ガラスマスクグリッド上のX座標及びY座標は、コンタクトパッド上の探針を前記ウエハ上に位置決めするための正確なコンタクトパッドの場所を決定するために較正される、ウエハプローブステーション。
[形態11]
形態9に記載のウエハプローブであって、
前記X座標及び前記Y座標は、オフセットを決定するために前記ウエハ上のデータ地点についての情報を収集し、前記決定されたオフセットを補正することによって較正され、前記オフセットは、前記コンタクトパッドがあると想定される場所と、温度の変化又はチャックの動きに起因して前記コンタクトパッドが実際に移動した場所との間の相違である、ウエハプローブ。
[形態12]
チャンバを有する正面ロード式ウエハプローブステーションであって、
枢動アームと、
2つのウエハ支持部分であって、各ウエハ支持部分は、前記枢動アームに回転式に取り付けられ、前記ウエハ支持部分は、前記チャンバの内側である位置と、少なくとも部分的に前記チャンバの外側である位置との間で移動可能である、2つのウエハ支持部分と、
を備える、正面ロード式ウエハプローブステーション。
[形態13]
形態12に記載の正面ロード式ウエハプローブステーションであって、更に、
検査位置とロード位置との間で移動可能であるチャックを備える、正面ロード式ウエハプローブステーション。
[形態14]
形態13に記載の正面ロード式ウエハプローブステーションであって、
前記検査位置及び前記ロード位置は、前記チャンバ内である、正面ロード式ウエハプローブステーション。
[形態15]
形態12に記載の正面ロード式ウエハプローブステーションであって、
前記ウエハ支持部分は、前記ウエハプローブステーションの正面の開口から少なくとも部分的に出た位置へ移動可能である、正面ロード式ウエハプローブステーション。
[形態16]
形態15に記載の正面ロード式ウエハプローブステーションであって、更に、
前記ウエハプローブステーションの前記正面の前記開口を露出させるために開く戸を備える正面ロード式ウエハプローブステーション。
[形態17]
ウエハをウエハプローブステーション内へロードする方法であって、
チャンバ内に収容されるウエハロードメカニズムを有する前記ウエハプローブステーションを提供する工程を備え、
前記ウエハロードメカニズムは、
枢動アームと、
2つのウエハ支持部分であって、各ウエハ支持部分は、前記枢動アームに回転式に取り付けられ、前記ウエハ支持部分は、前記チャンバの内側である位置と、少なくとも部分的に前記チャンバの外側である位置との間で移動可能である、2つのウエハ支持部分と、
を含み、
前記方法は、チャックを検査位置からロード位置へ移動させる工程を備え、
前記検査位置及び前記ロード位置は、前記チャンバ内であり、
前記方法は、
前記ウエハ支持部分を少なくとも部分的に前記チャンバの外側に移動させるために、前記枢動アームを回転させる工程と、
前記ウエハを前記ウエハ支持部分上へロードする工程と、
前記ウエハ支持部分及び前記ウエハを前記チャンバ内へ戻すために、前記枢動アームを回転させる工程と、
前記ウエハを前記ウエハ支持部分から前記チャック上へロードする工程と、
を備える、方法。
[形態18]
形態17に記載の方法であって、更に、
前記ウエハを前記チャック上へロードした後に、前記チャックを前記ロード位置から前記検査位置に戻す工程を備える、方法。
[形態19]
形態17に記載の方法であって、更に、
前記ウエハを前記チャック上へロードした後に、前記ウエハ支持部分を回転させて互いから及び前記チャックから離れさせる工程を備える、方法。
[形態20]
形態17に記載の方法であって、
前記チャックは、前記X軸、前記Y軸、及び前記Z軸に沿って移動する、方法。

Claims (19)

  1. ウエハプローブステーションであって、
    互いに異なる機能を提供する複数の交換式モジュールから選択されたモジュールに適応できるインターフェイスを備え、
    各モジュールは、少なくとも1枚のプローブカードがウエハとインターフェイスを取るように構成され、
    モジュールは、異なるモジュールに取り換え可能である、ウエハプローブステーション。
  2. 請求項1に記載のウエハプローブステーションであって、更に、
    チャックと、
    前記ウエハを支持するために第1の部分及び第2の部分を含む回転式アームであって、前記回転式アームは、前記ウエハを受けるために、回転して前記ウエハプローブステーションの正面の開口から出るように枢動するように、及び前記ウエハを前記チャックの表面にロードするために、回転して前記ウエハプローブステーション内へ枢動するように構成され、前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記ウエハを前記チャックの前記表面にロードした後に、後退して前記ウエハ及び前記チャックから離れるように構成される、回転式アームと、
    を備えるウエハプローブステーション。
  3. 請求項1に記載のウエハプローブステーションであって
    記複数の交換式モジュールは、前記少なくとも1枚のプローブカードを前記ウエハに位置合わせするように構成されたプローブ位置決め部を含み、前記プローブ位置決め部は、前記少なくとも1枚のプローブカードを3本の軸、即ちX軸、Y軸、及びZ軸に沿って直線状に、並びに前記Z軸を中心として回転式に、移動させることができる、ウエハプローブステーション。
  4. 請求項3に記載のウエハプローブステーションであって、
    前記プローブ位置決め部は、前記ウエハの検査の最中にプローブカードを前記ウエハの垂直方向上方に位置決めするためのアームを有する、ウエハプローブステーション。
  5. 請求項3に記載のウエハプローブステーションであって、
    前記プローブ位置決め部は、磁気又は真空をベースにした位置決め部である、ウエハプローブステーション。
  6. 請求項1に記載のウエハプローブステーションであって、
    前記複数の異なる交換式モジュールは、前記ウエハ上の複数のダイを検査するための空冷式レールアセンブリを含み、前記空冷式レールアセンブリは、個別に調整可能な複数のプローブヘッドに適合できる、ウエハプローブステーション。
  7. 請求項6に記載のウエハプローブステーションであって、
    前記空冷式レールアセンブリは、前記ウエハの検査の最中に前記プローブカードを前記ウエハの垂直方向上方に位置決めする、ウエハプローブステーション。
  8. 請求項1に記載のウエハプローブステーションであって、
    前記複数の交換式モジュールは、4.5インチプローブカードと6インチプローブカードとのうちの少なくとも一方のためのアダプタを含む、ウエハプローブステーション。
  9. 請求項1に記載のウエハプローブステーションであって、
    前記ウエハプローブステーションは、前記ウエハプローブステーションにおいて最高約300℃の温度でウエハ上への正確な着地を実現可能であり、前記ウエハプローブステーションは、更に、
    前記ウエハ上のダイの間隔を検出及び測定するための画像プロセッサと、
    各所定の温度についてのオフセットの量を決定するために、所定の温度においてダイの間隔を検出及び測定し、各所定の温度について測定された間隔を保存することによって生成される、データベースと、
    を備えるウエハプローブステーション。
  10. 請求項1に記載のウエハプローブステーションであって、更に、
    NIST追跡可能基準ガラスマスクグリッドを備え、
    前記NIST追跡可能基準ガラスマスクグリッド上のX座標及びY座標は、コンタクトパッド上の探針を前記ウエハ上に位置決めするための正確なコンタクトパッドの場所を決定するために較正される、ウエハプローブステーション。
  11. 請求項10に記載のウエハプローブステーションであって、
    前記X座標及び前記Y座標は、オフセットを決定するために前記ウエハ上のデータ地点についての情報を収集し、前記決定されたオフセットを補正することによって較正され、前記オフセットは、前記コンタクトパッドがあると想定される場所と、温度の変化又はチャックの動きに起因して前記コンタクトパッドが実際に移動した場所との間の相違である、ウエハプローブステーション
  12. チャンバを有する正面ロード式ウエハプローブステーションであって、
    枢動アームと、
    2つのウエハ支持部分であって、各ウエハ支持部分は、前記枢動アームに回転式に取り付けられ、前記ウエハ支持部分は、前記チャンバの内側である位置と、少なくとも部分的に前記チャンバの外側である位置との間で移動可能である、2つのウエハ支持部分と、
    を備え、
    前記2つのウエハ支持部分は、上下方向において互いに同じ位置に配置されており、前記正面ロード式ウエハプローブステーションの正面の開口から少なくとも部分的に出た位置へ移動可能である、正面ロード式ウエハプローブステーション。
  13. 請求項12に記載の正面ロード式ウエハプローブステーションであって、更に、
    検査位置とロード位置との間で移動可能であるチャックを備える、正面ロード式ウエハプローブステーション。
  14. 請求項13に記載の正面ロード式ウエハプローブステーションであって、
    前記検査位置及び前記ロード位置は、前記チャンバ内である、正面ロード式ウエハプローブステーション。
  15. 請求項12に記載の正面ロード式ウエハプローブステーションであって、更に、
    前記正面ロード式ウエハプローブステーションの前記正面の前記開口を露出させるために開く戸を備える正面ロード式ウエハプローブステーション。
  16. ウエハをウエハプローブステーション内へロードする方法であって、
    チャンバ内に収容されるウエハロードメカニズムを有する前記ウエハプローブステーションを提供する工程を備え、
    前記ウエハロードメカニズムは、
    枢動アームと、
    2つのウエハ支持部分であって、各ウエハ支持部分は、前記枢動アームに回転式に取り付けられ、前記ウエハ支持部分は、前記チャンバの内側である位置と、少なくとも部分的に前記チャンバの外側である位置との間で移動可能である、2つのウエハ支持部分と、
    を含み、
    前記方法は、チャックを検査位置からロード位置へ移動させる工程を備え、
    前記検査位置及び前記ロード位置は、前記チャンバ内であり、
    前記方法は、
    前記ウエハ支持部分を少なくとも部分的に前記チャンバの外側に移動させるために、前記枢動アームを回転させる工程と、
    前記ウエハを前記ウエハ支持部分上へロードする工程と、
    前記ウエハ支持部分及び前記ウエハを前記チャンバ内へ戻すために、前記枢動アームを回転させる工程と、
    前記ウエハを前記ウエハ支持部分から前記チャック上へロードする工程と、
    を備える、方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、更に、
    前記ウエハを前記チャック上へロードした後に、前記チャックを前記ロード位置から前記検査位置に戻す工程を備える、方法。
  18. 請求項16に記載の方法であって、更に、
    前記ウエハを前記チャック上へロードした後に、前記ウエハ支持部分を回転させて互いから及び前記チャックから離れさせる工程を備える、方法。
  19. 請求項16に記載の方法であって、
    前記チャックは、3本の軸、即ちX軸、Y軸、及びZ軸に沿って移動する、方法。
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