JP6783434B2 - エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるエアバッグ装置のエアバッグに関し、詳しくは、膨張用ガスの逆流を抑制可能な隔壁を有したエアバッグに関する。
従来、逆流を抑制可能なエアバッグでは、インフレーターと接続される上流側室と乗員を受け止める下流側室とを、逆流抑制機構を備えた隔壁で区画するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この隔壁は、上流側室と下流側室とを区画する長方形の本体部位と、本体部位の左右両側における下流側室側の後方へ延びる側辺と、本体部位の下側における下流側室の側への後方へ延びる下片と、を備えて構成され、左右の側辺を含めた上縁側の全域と、両側辺の下縁側と、を、エアバッグの内周面側に縫合するとともに、両側辺の上下方向の中間部位を開口させた状態として、ベントホールの周縁に縫合して、配設されていた。上流側室から下流側室へ流れる膨張用ガスの順流時には、隔壁の左右両側辺と下片とが、下流側室の内周面から離れて、その離れた隙間部位から、下流側室に膨張用ガスが流れていた。また、下流側室から上流側室へ流れる膨張用ガスの逆流時には、隔壁の左右両側辺と下片とが、下流側室の内周面に圧接されて、逆流が抑制されて、ベントホールから膨張用ガスを排気する構成としていた。
特開2001−163144号公報
しかし、従来のエアバッグの隔壁では、上縁側の全域と左右両側片の下縁とがエアバッグの内周面側に縫合されているものの、左右両側片では、膨張用ガスの順流や逆流の場合の膨張用ガスの流れ方向が、上下方向に長い自由端とした先端と、その先端と対向する上流側室との境界部位と、を結ぶ方向として、それらの両縁が、共に、上下方向に長く、かつ、エアバッグの内周面側に結合されていない状態としていた。すなわち、左右の側辺は、共に、上下方向の中間部位がベントホールの周縁に部分的に縫合されているものの、そのベントホールの上下の部位では、上縁側や下縁側まで、エアバッグの内周面側に全く縫合されていない状態としていた。そのため、ベントホールの上下の部位では、エアバッグの内周面に対してずれ易い構成となっており、下流側室の内圧が高まって、下流側室の膨張用ガスが上流側室に逆流しようとする際、隔壁が上流側室の側に押されて、隔壁の側辺における上流側室と下流側室との境界部位における縫合されていない縁が上流側室側にずれれば、その側辺の先端の自由端側も自動的にずれて、その先端が捲れ易くなり、そして、先端が捲れてしまえば、直ちに、膨張用ガスが上流側室の側に逆流する事態を招いてしまう。その結果、従来のエアバッグでは、逆流を抑制する点で、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、上流側室と下流側室との間の隔壁が安定して高い逆流抑制機能を確保可能なエアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグでは、膨張用ガスの流れの上流側の上流側室と下流側の下流側室との間に、前記上流側室から前記下流側室への膨張用ガスの順流を許容し、前記下流側室から前記上流側室への膨張用ガスの逆流を抑制可能な逆流抑制部を有した隔壁、が配設されて構成されるエアバッグであって、
前記隔壁の外周縁が、
前記エアバッグにおける前記上流側室と前記下流側室との間の境界部位の内周面に対して連続的に結合される連続結合部と、
前記連続結合部の両端の間における前記上流側室と前記下流側室との間の境界部位の内周面に対して、部分的に結合される部分的結合部と、
前記部分的結合部の周囲で、前記下流側室の内周面に圧接可能として、前記上流側室と前記下流側室との間の前記境界部位に沿うように配設されるヒレ部と、
を備えて構成され、
前記ヒレ部が、順流時に、前記下流側室の内周面から離脱させ、前記隔壁の外周縁における前記連続結合部と前記部分的結合部との前記境界部位の内周面に結合されていない非結合部の部位を経て流れる膨張用ガスの順流用流路を形成して、膨張用ガスの順流を許容し、逆流時に、前記下流側室の内周面に圧接させ、前記順流用流路を閉塞して、膨張用ガスの逆流を抑制する逆流抑制部、を構成していることを特徴とする。
本発明に係るエアバッグでは、膨張用ガスの順流時には、隔壁の外周縁における部分的結合部の周囲のヒレ部が、下流側室の内周面から離脱して、ヒレ部と下流側室の内周面との間に、非結合部から延びる順流用流路が形成されることから、膨張用ガスが、順流用流路を経て、上流側室から下流側室へ流れる。一方、膨張用ガスが逆流しようとする際には、ヒレ部が下流側室の内周面に圧接されて、順流用流路が閉塞されることから、下流側室の膨張用ガスが上流側室へ逆流することが防止される。この時、隔壁の外周縁は、上流側室と下流側室との境界部位の内周面に対して、連続的に結合される連続結合部と部分的に結合される部分的結合部とによって、結合されており、ヒレ部の先端から離れた元部側が、上流側室の側に移動しようといても、その周囲には、連続結合部や部分的結合部が配設されて、ヒレ部は自由にずれ移動し難い。そのため、ヒレ部は、ずれ移動して捲れる事態を生じさせ難いことから、安定して、下流側室の内周面に圧接されて、膨張用ガスの逆流を防止できる。
したがって、本発明に係るエアバッグでは、上流側室と下流側室との間の隔壁が、安定して高い逆流抑制機能を確保できる。
そして、本発明に係るエアバッグでは、少なくとも前記下流側室と前記下流側室近傍の前記上流側室との部位の前記エアバッグの外周壁が、相互に略同一の外形形状の2枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結合させて構成され、
前記隔壁が、
1枚の隔壁用基布から形成されるとともに、
該隔壁用基布の両縁を、2枚の前記エアバッグ用基布の外周縁相互の結合時に、前記外周縁相互の間に配設させて、2枚の前記エアバッグ用基布の外周縁に結合される縁側結合部として、構成され、
前記隔壁の前記連続結合部が、前記隔壁用基布の一端側に配設されて、2枚の前記エアバッグ用基布の一方側の内周面側に結合される構成とし、
前記隔壁の前記部分的結合部が、前記隔壁用基布の他端側に配設されて、2枚の前記エアバッグ用基布の他方側の内周面側に結合されていることが望ましい。
このような構成では、隔壁用基布の一端側を、2枚のエアバッグ用基布の一方側に結合させて、連続結合部を形成し、隔壁用基布の他端側を、2枚のエアバッグ用基布の他方側に結合させて、部分的結合部を形成し、ついで、隔壁用基布を間にして、2枚のエアバッグ用基布を重ね、そして、重ねた2枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を、縁側結合部を形成しつつ、結合させれば、隔壁を設けたエアバッグを形成できて、簡便に、エアバッグを製造することができる。また、このように形成したエアバッグでは、折り畳む等の際の2枚のエアバッグ用基布を平らに展開させた際、隔壁を形成する隔壁用基布も、2枚のエアバッグ用基布の間で平らに展開させることができることから、嵩張らずに、かつ、折り畳み等に支障が生じ難い。
この場合、前記連続結合部を結合させた2枚の前記エアバッグ用基布の一方が、前記エアバッグにおける保護対象物を受け止める受止側壁部とし、
前記部分的結合部を結合させた2枚の前記エアバッグ用基布の他方が、前記エアバッグの搭載部位側に支持される支持側壁部として構成されていることが望ましい。
このような構成では、平らに展開した隔壁用基布の他端側の部分的結合部が、支持側壁部に結合され、隔壁用基布の一端側の連続結合部が、受止側壁部に結合される構成であって、隔壁の支持側壁部に結合される部分的結合部が、隔壁の受止側壁部に結合される連続結合部より、順流側の方向にずれて位置する状態となって、換言すれば、膨張時の上流側室と下流側室とを区画する隔壁が、上流側室側から見て、受止側壁部の内周面に対して鈍角の傾斜角度で接触し、支持側壁部の内周面に対して鋭角の傾斜角度で接触するように、配設される。そのため、膨張用ガスが上流側室から下流側室に向かって順流として流れる場合には、傾斜した隔壁に案内されて、支持側壁部側の非結合部に向かい、その非結合部の周囲のヒレ部を支持側壁部の内周面から離脱させて、容易に順流用流路が形成されることから、その順流用流路を経て、円滑に、膨張用ガスが下流側室に流れる。一方、下流側室の受止側壁部が保護対象物を受け止める等して、上流側室より下流側室の内圧が高まれば、傾斜した隔壁が上流側室側の支持側壁部の側に押圧され、その傾斜した隔壁の外周縁の非結合部が、隔壁の押圧状態に伴なって、円滑に、下流側室に連なる支持側壁部の内周面に圧接され、さらに、非結合部に連なるヒレ部も、円滑に、下流側室の支持側壁部の内周面に圧接されることから、順流用流路が容易に閉塞され、逆流防止状態を安定して確保できる。
また、本発明に係るエアバッグでは、前記隔壁が、前記連続結合部、前記部分的結合部、及び、前記非結合部により囲まれる外周縁の部位を、前記隔壁を設けない膨張完了時の前記エアバッグの部位の内周形状と同等として、配設されていることが望ましい。
このような構成では、膨張完了時のエアバッグの隔壁が、エアバッグの外周壁側に部分的に引っ張られずに、シワを発生させること無く、平面状態を確保し易いことから、ヒレ部の挙動を安定させることができて、膨張用ガスの順流の制御と逆流の制御とを共に円滑に実行することが可能となる。
また、本発明に係るエアバッグでは、前記隔壁の前記部分的結合部は、種々の配設状態があり、例えば、前記隔壁用基布の他端側における前記連続結合部の両端間の略中央付近に配設される部分的中央結合部として構成してもよいし、あるいは、前記隔壁用基布の他端側における両縁側から延び、かつ、先端相互を離して、配設される部分的縁側結合部として構成してもよい。
部分的中央結合部を設ける場合には、部分的中央結合部の両縁側に、順流用流路を形成する非結合部が形成され、部分的縁側結合部を設ける場合には、部分的縁側結合部の間に、順流用流路を形成する非結合部が形成されることとなる。
そして、部分的中央結合部を設ける場合には、前記連続結合部の両端と前記部分的中央結合部の両端との間における前記隔壁用基布の先端側に、それぞれ、前記下流側室の内周面側に結合される縁側補助結合部が、配設されていてもよい。
このような構成では、部分的中央結合部の両縁の非結合部からヒレ部の先端に向かう位置に、縁側補助結合部が設けられて、ヒレ部の捲れが規制されることから、隔壁は、一層、安定した逆流防止機能を確保できる。
また、部分的縁側結合部を設ける場合には、前記部分的縁側結合部の周囲に配設されるヒレ部が、幅寸法を、前記部分的縁側結合部間の離隔距離と同等として、
前記隔壁用基布の他端側における前記部分的縁側結合部間から離れる先端側に、前記下流側室の内周面側に結合される中央側補助結合部、を配設させて構成してもよい。
このような構成では、ヒレ部の幅寸法を小さくでき、隔壁用基布の使用材料を少なくできて、隔壁の折り畳み時の容積を小さくできる。なお、ヒレ部が、幅寸法を小さくしても、先端側を、中央側補助結合部により、下流側室の内周面側に結合させていることから、捲れ難く、隔壁は、安定した逆流防止機能を確保できる。
本発明の一実施形態であるエアバッグが使用される歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の概略部分平面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置の作動時の概略縦断面図であり、図1のII−II部位に対応する。 実施形態のエアバッグ装置の作動時におけるインフレーター付近の概略拡大縦断面図である。 実施形態のエアバッグにおけるインフレーターを挿入した状態での平面図である。 実施形態のエアバッグの構成部材を示す平面図である。 実施形態のエアバッグの隔壁の配設部位を示す図であり、概略部分平面図と、受止側壁部を外した状態の概略部分平面図である。 実施形態のエアバッグの隔壁の配設部位の膨張時を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。 実施形態のエアバッグの隔壁の配設部位の膨張用ガスの順流時を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。 実施形態の変形例のエアバッグにおける隔壁の配設部位を示す図であり、概略部分平面図と、受止側壁部を外した状態の概略部分平面図である。 図9に示すエアバッグの膨張時における隔壁の配設部位を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。 図9に示すエアバッグの隔壁の配設部位における膨張用ガスの順流時を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。 実施形態の他の変形例のエアバッグにおける隔壁の配設部位を示す図であり、概略部分平面図と、受止側壁部を外した状態の概略部分平面図である。 図12に示すエアバッグの膨張時における隔壁の配設部位を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。 図12に示すエアバッグの隔壁の配設部位における膨張用ガスの順流時を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。 実施形態のさらに他の変形例のエアバッグにおける隔壁の配設部位を示す図であり、概略部分平面図と、受止側壁部を外した状態の概略部分平面図である。 図15に示すエアバッグの膨張時における隔壁の配設部位を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。 図15に示すエアバッグの隔壁の配設部位における膨張用ガスの順流時を示す図であり、概略部分縦断面図と、その際の隔壁の状態を示す概略部分斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のエアバッグ23は、図1,2に示すように歩行者用エアバッグ装置(以下、適宜、「エアバッグ装置」と略す)Mに使用されるものである。エアバッグ装置Mは、車両Vのフードパネル9の後端9a付近のエンジンルームER側に搭載されて、エアバッグ23と、エアバッグ23に膨張用ガスを供給するインフレーター15と、折り畳んだエアバッグ23を収納するケース10と、を備えて構成されている。
なお、本明細書では、特に断らない限り、前後、上下、及び、左右の方向は、それぞれ、車両Vの前後、上下、及び、左右の方向と一致させて、説明する。
エアバッグ装置Mのケース10は、金属製(板金製)として、車両Vのボディ1側のフードリッジリインホースから延びるフランジ等から構成される取付部2に対し、インフレーター15の取付ブラケット18のボルト19を利用して、ナット20止めされて、固定されている。ケース10は、上方に、膨張時のエアバッグ23を突出させるための開口13を備えた略直方体の箱形状として、車両Vの左右方向に沿って延びた長方形板状の底壁部11と、底壁部11の外周縁から上方に延びる略四角筒形状の周壁部12とを備えて構成されている。なお、ケース10は、フロントウインドシールド(フロントガラスとも言う。以下、単に、ウインドシールドとする)4の前端4a側の下方から前方に延びるカウル6の前方側における上側位置に、搭載されている。また、図1に示す符号7の部材は、ワイパである。カウル6は、剛性の高いカウルパネル6aとカウルルーバ6bとから構成されている。
インフレーター15は、図4に示すように、車両Vの左右方向に沿って、軸方向を配置させた円柱状として、先端に、膨張用ガスを吐出するガス吐出部16を配設させて構成されている。インフレーター15は、複数(実施形態では3個)の取付ブラケット18に保持され、インナチューブ39に包まれた状態でエアバッグ23内に挿入され、取付ブラケット18のボルト19を利用して、ケース10の底壁部11に固定されている(図2,3参照)。既述したように、取付ブラケット18のボルト19は、底壁部11を貫通して、車両Vのボディ1側の取付部2にナット20止めされ、インフレーター15とともに、ケース10を取付部2に固定し、そしてさらに、インフレーター15がエアバッグ23内に挿入された状態しており、エアバッグ23も、ケース10の底壁部11に取付固定されることとなる。
なお、実施形態の場合、車両Vのフロントバンパ3には、歩行者との衝突を検知可能なセンサ3aが、配設されており、センサ3aからの信号を入力させている図示しない作動回路が、センサ3aからの信号に基づいて車両Vの歩行者との衝突を検知した際に、エアバッグ装置Mのインフレーター15を作動させるように構成されている。
エアバッグ23は、図1〜5に示すように、膨張完了時に、フードパネル9の後端9aからカウル6やウインドシールド4の前縁4aの上方を覆う横膨張部24と、横膨張部24の左右両端から後方に延びて左右のフロントピラー5(5L,5R)の上方を覆う縦膨張部28(L,R)と、を備えて構成されている。エアバッグ23の外周壁30は、上面側の歩行者を受け止める受止側壁部31と、下面側のフードパネル9やフロントピラー5の上面9b,5a側に支持される支持側壁部32と、を備えて構成されている。実施形態の場合、受止側壁部31と支持側壁部32とは、図5に示すように、外形形状を等しくしたエアバッグ用基布70,71から構成されており、エアバッグ23の外周壁30は、エアバッグ用基布70,71を重ねて、外周縁70a,71a相互を縫合して、形成されている。
また、エアバッグ23は、膨張完了時の横膨張部24の受止側壁部31と支持側壁部32との離隔距離を規制するように、横膨張部24の中央付近の前後に配設される前テザー34、後テザー35と、横膨張部24の左右両端付近に配設される左テザー36、右テザー37と、を備えて構成されている。前テザー34は、図2,5に示すように、受止側壁部31と支持側壁部32とに別々に結合されるテザー用基布72,73を相互に結合させて構成され、後テザー35も、受止側壁部31と支持側壁部32とに別々に結合されるテザー用基布74,75を相互に結合させて構成されている。同様に、左右のテザー36,37も、受止側壁部31と支持側壁部32とに別々に結合されるテザー用基布76,77を相互に結合させて構成されている。
また、横膨張部24の前後のテザー34,35の間の支持側壁部32には、左右方向に延びるスリット25と、各取付ブラケット18のボルト19を貫通させる取付孔26と、が配設されている。スリット25は、インナチューブ39に包んだ状態のインフレーター15をエアバッグ23内に挿入させるためのものであり、スリット25の外表面側には、スリット25を覆うカバー布33が配設されている。
カバー布33は、後縁33a側がスリット25の後方側の支持側壁部32に縫合されるとともに、各取付ブラケット18のボルト19を貫通させる取付孔33bが形成されている。
インナチューブ39は、取付ブラケット18を取付済みのインフレーター15を挿入させる挿入筒部39cと、ガス吐出部16の配置部位から両側に延びて、先端に、膨張用ガスを流出させる流出口39a,39bと、を備えた三叉状の筒形状として構成されている。挿入筒部39cには、各取付ブラケット18のボルト19を貫通させる取付孔39dが形成されている。インナチューブ39は、図5に示すように、チューブ用基布82から形成されるものであり、チューブ用基布82を、折目82aを付けて二つ折りし、重ねた所定の外周縁相互を縫合すれば、インナチューブ39を形成することができる。
なお、受止側壁部31や支持側壁部32を構成するエアバッグ用基布70,71、テザー用基布72,73,74,75,76,77、チューブ用基布82、カバー布33、及び、後述する隔壁用基布80は、ポリエステル糸やポリアミド糸等の織布から形成されている。
そして、このエアバッグ23の縦膨張部28(L,R)には、膨張用ガスの逆流を防止可能に、逆流抑制部としてのヒレ部58を設けた隔壁44(L,R)が、配設されている。そのため、実施形態の縦膨張部28L,28Rは、隔壁44(L,R)を間にした横膨張部24側を、膨張用ガスの流れの上流側の上流側室41とし、縦膨張部28L,28Rの後端28a側を、膨張用ガスの流れの下流側の下流側室42(L,R)として、構成されている。
実施形態の場合、上流側室41は、横膨張部24に連なっており、エアバッグ23の全体にわたって一室として構成されているが、下流側室42(L,R)は、左右の縦膨張部28に配設されて、エアバッグ23の全体に二室、配設されている。但し、下流側室42(L,R)は、左右の縦膨張部28L,28Rとともに、エアバッグ23の左右で対称的に配設されていることから、説明では、左側の縦膨張部28(L)の隔壁44(L)や下流側室42(L)について説明し、右側の縦膨張部28(R)の隔壁44(R)や下流側室42(R)についての説明は省略する。さらに、説明では、(L)の符号も、適宜、省略する。
隔壁44は、図5〜8に示すように、膨張用ガスGの流れの上流側の上流側室41と下流側の下流側室42との間に配設されて、上流側室41から下流側室42への膨張用ガスGの順流を許容し(図8参照)、下流側室42から上流側室41への膨張用ガスGの逆流を抑制可能な逆流抑制部としてのヒレ部58を有して、配設されている。
隔壁44の外周縁45は、上流側室41と下流側室42との間の境界部位43の内周面31a,32aに対して、縫合糸84を使用して縫合される結合部47,49と、結合部49の周囲で下流側室42の内周面42aに圧接可能として、境界部位43に沿うように配設される帯状のヒレ部58と、を備えて構成されている。結合部47は、境界部位43の受止側壁部31の内周面31aに対して、連続的に結合される連続結合部47とし、結合部49は、連続結合部47の両端47a,47bの間における上流側室41と下流側室42との間の境界部位43の支持側壁部32の内周面32aに対して、部分的に結合される部分的結合部49としている。そのため、隔壁44の外周縁45における部分的結合部49の端部49a,49bと、連続結合部47の両端47a,47bと,の間には,二つの非結合部53,54が配設されている。
このヒレ部58は、順流時に、図8のA,Bに示すように、下流側室42の内周面42a(32a)から離脱させ、隔壁44の外周縁45における境界部位43の内周面32aに結合されていない非結合部53,54の部位を経て流れる膨張用ガスGの順流用流路56を形成して、膨張用ガスGの順流を許容し、逆流時に、下流側室42の内周面32aに圧接させ、順流用流路56を閉塞して、膨張用ガスGの逆流を抑制する。
なお、実施形態の順流用流路56は、非結合部53,54におけるヒレ部58と境界部位43の内周面32aとの間を、流入口56aとし、ヒレ部58の先端58a側の中央58ac付近と支持側壁部32の内周面32aとの間を、流出口56bとして、膨張用ガスGを、上流側室41から下流側室42へ供給する。
特に、実施形態の場合、隔壁44は、図5,6に示すように、1枚の隔壁用基布80(L,R)から形成されている。隔壁用基布80は、配設される部位の受止側壁部31や支持側壁部32の外形形状と略同等として、両縁80a,80bの外形形状を、配設される部位の受止側壁部31や支持側壁部32の外周縁70a,71aと同形状としている。
そして、隔壁44は、エアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互の縫合時に、まず、隔壁用基布80の元部端80cの全域を、エアバッグ用基布70の所定位置に縫合し、また、隔壁用基布80の先端80d側の中央付近をエアバッグ用基布71の所定位置に縫合し、そして、隔壁用基布80の両縁80a,80bを、2枚のエアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互の間に配設させて、エアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互を縫合すれば、エアバッグ23内に配設することができる。
なお、これらの縫合により、隔壁用基布80の両縁80a,80b側の結合部は、エアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互に結合される縁側結合部60,61となり、隔壁用基布80の元部端80cの結合部位は、受止側壁部31に連続的に結合される連続結合部47となり、隔壁用基布80の先端80d側の結合部は、支持側壁部32に部分的に結合される部分的結合部49となる。
そして、実施形態の場合、ヒレ部58は、隔壁44の外周縁45における支持側壁部32の内周面32a側における縁側結合部60,61間の略半円筒状の部位として、構成されることとなる。
また、隔壁44は、連続結合部47、部分的結合部49、及び、非結合部53,54により囲まれる外周縁45の部位を、隔壁44を設けない膨張完了時のエアバッグ23の境界部位43の内周形状と同等として、配設されている。
すなわち、実施形態の場合には、受止側壁部31に対して連続的に縫合される連続結合部47が、縦膨張部28におけるウインドシールド4から離れた外側の端部47bからウインドシード4側の内側の端部47aに掛けて、直線状の直線部47cと、直線部47cから下流側室42側に向かって曲がる曲線部47dと、を設けて構成されている(図5,6参照)。そして、隔壁用基布80における連続結合部47の端部47a,47bを連結した直線部位47eの連続結合部47側の上側エリア81が、隔壁44を設けない膨張完了時のエアバッグ23の境界部位43における受止側壁部31の内周形状と同等としており、横膨張部24から縦膨張部28に連なって曲がりつつ膨らむ部位の受止側壁部31の内周面31aに対し、隔壁44の外周縁45の上側部45aを、シワを抑制して、結合させることができる。
なお、隔壁44の外周縁45の下側部45bでは、非結合部53,54を設けて、部分的に支持側壁部32に結合されることから、非結合部53,54がシワの発生を吸収できて、隔壁44の外周縁45の下側部45bは、シワの発生を抑制できる。その結果、隔壁44は、その全体を、平面状態を確保しつつ、隔壁44を設けない膨張完了時のエアバッグ23の境界部位43の内周形状と同等として、配設されることとなる。
また、実施形態の場合、隔壁44の部分的結合部49が、隔壁用基布80の先端80d側における連続結合部47の両端47a,47b間の略中央付近に配設される部分的中央結合部50として構成され、さらに、隔壁用基布80の支持側壁部32への結合部位として、部分的中央結合部50の他に、二つの縁側補助結合部63,64が配設されている。これらの縁側補助結合部63,64は、連続結合部47の両端47a,47bと部分的中央結合部50の両端49a,49bとの間における隔壁用基布80の先端80d側に、それぞれ、下流側室42の内周面42a側に結合されて、形成されている。換言すれば、これらの縁側補助結合部63,64は、非結合部53,54における縦膨張部28の後端28a側となる後方側に、配設されている。
そのため、実施形態の場合の順流用流路56を流れる膨張用ガスGは、ヒレ部58と支持側壁部32の内周面32aとの間において、非結合部53,54の部位の二つの流入口56a,56aから後方に向かい、縁側補助結合部63,64の部位で方向を変えられて、縁側補助結合部63,64の間の一つの流出口56bから後方に向けて、流出されることとなる。
実施形態のエアバッグ23では、縫合糸84を使用して、エアバッグ用基布70にテザー用基布72,74,76を縫合し、エアバッグ用基布71にテザー用基布73,75,77を縫合し、テザー用基布72,73相互、テザー用基布74,75相互、及び、テザー用基布76,77相互を縫合し、さらに、隔壁用基布80の連続結合部47をエアバッグ用基布70に縫合するとともに、隔壁用基布80の部分的中央結合部50と縁側補助結合部63,64とをエアバッグ用基布71に縫合し、エアバッグ用基布70,71を重ねて平らにして、外周縁70a,71a相互を縫合すれば、エアバッグ23を形成することができる。なお、支持側壁部32を構成するエアバッグ用基布71には、予め、スリット25と取付孔26とを形成しておくとともに、カバー布33を所定位置に縫合しておく。
その後、エアバッグ23をケース10に収納可能に折り畳み、インナチューブ39に挿入させた状態の取付ブラケット18を組付済みのインフレーター15を、スリット25を利用して、エアバッグ23内に挿入する。そして、各取付ブラケット18のボルト19は、インナチューブ39の取付孔39d、エアバッグ23の取付孔26から突出させておき、さらに、カバー布33がスリット25を覆えるように、カバー布33の取付孔33bを各ボルト19に嵌めて、エアバッグ組付体を形成するとともに、ケース10に収納し、ついで、ケース10の開口13を覆うようにエアバッグカバー14をケース10に組み付ける。そして、車両Vの所定位置にケース10を配置させて、ケース10から突出しているボルト19を取付部2にナット20止めし、インフレーター15から延びる作動用の信号線を、所定の作動回路に接続すれば、エアバッグ装置Mを、車両Vに搭載することができる。
その後、インフレーター15に作動信号が入力されれば、ガス吐出部16から膨張用ガスGが吐出されて、折り畳まれたエアバッグ23が、展開膨張し、エアバッグカバー14を押し開いて、エアバッグ23の横膨張部24が、フードパネル9の後端9aの上面9bやカウル6・ウインドシールド4の前端4aの上方を覆い、縦膨張部28(L,R)がフロントピラー5の上面5aを覆うこととなる。
その際、図8のA,Bに示すように、縦膨張部28付近では、隔壁44の外周縁45における部分的中央結合部50の周囲のヒレ部58が、非結合部53,54の部位で、膨張用ガスGに押されて、支持側壁部32の内周面32a(下流側室42の内周面42a)から離れて、順流用流路56の流入口56a,56aを開口させることから、上流側室41側の膨張用ガスGが、ヒレ部58と支持側壁部32の内周面32aとの間において、流入口56a,56aから後方に向かい、縁側補助結合部63,64の部位で方向を変えられて、縁側補助結合部63,64の間の一つの流出口56bから後方に向けて、流出され、下流側室42が膨張完了形状まで膨張することとなる。
その後、縦膨張部28の受止側壁部31が歩行者を受け止めれば、下流側室42が上流側室41より内圧を高めることとなって、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41側へ逆流しようとするが、逆流抑制部としてのヒレ部58が、図7のA,Bに示すように、下流側室42の内周面42a(支持側壁部32の内周面32a)に圧接されて、順流用流路56が閉塞されることから、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41へ逆流することが防止される。この時、隔壁44の外周縁45は、上流側室41と下流側室42との境界部位43の内周面に対して、連続的に結合される連続結合部47と部分的に結合される部分的結合部49(部分的中央結合部50)とによって、結合されており、ヒレ部58の先端58aから離れた元部58b側が、上流側室41の側に移動しようとしても、その周囲には、連続結合部47や部分的結合部49が配設されて、ヒレ部58は自由にずれ移動し難い。そのため、ヒレ部58は、ずれ移動して捲れる事態を生じさせ難いことから、安定して、下流側室42の内周面42aに圧接されて、膨張用ガスGの逆流を防止できる。
したがって、実施形態のエアバッグ23では、上流側室41と下流側室42との間の隔壁44が、安定して高い逆流抑制機能を確保できる。
また、実施形態のエアバッグ23では、外周壁30が、相互に略同一の外形形状の2枚のエアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互を結合させて構成されている。そして、隔壁44が、1枚の隔壁用基布80から形成されるとともに、隔壁用基布80の両縁80a,80bを、2枚のエアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互の結合時に、外周縁70a,71a相互の間に配設させて、2枚のエアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71aに結合される縁側結合部60,61として、構成されている。また、隔壁44の連続結合部47が、隔壁用基布80の一端80c側に配設されて、2枚のエアバッグ用基布70,71の一方側のエアバッグ用基布70の内周面31aに結合される構成とし、隔壁44の部分的結合部49が、隔壁用基布80の他端80d側に配設されて、2枚のエアバッグ用基布70,71の他方側のエアバッグ用基布71の内周面32a(42a)側に結合されている。
そのため、実施形態では、隔壁用基布80の一端80c側を、2枚のエアバッグ用基布70,71の一方側の基布70に結合させて、連続結合部47を形成し、隔壁用基布80の他端80d側を、2枚のエアバッグ用基布70,71の他方側の基布71に結合させて、部分的結合部49を形成し、ついで、隔壁用基布80を間にして、2枚のエアバッグ用基布70,71を重ね、そして、重ねた2枚のエアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互を、縁側結合部60,61を形成しつつ、結合させれば、隔壁44を設けたエアバッグ23を形成できて、簡便に、エアバッグ23を製造することができる。また、このように形成したエアバッグ23では、折り畳む等の際の2枚のエアバッグ用基布70,71を平らに展開させた際、隔壁44を形成する隔壁用基布80も、2枚のエアバッグ用基布70,71の間で平らに展開させることができることから、嵩張らずに、かつ、折り畳み等に支障が生じ難い。
この場合、実施形態では、連続結合部47を結合させた2枚のエアバッグ用基布70,71の一方の基布70が、エアバッグ23における保護対象物としての歩行者を受け止める受止側壁部31とし、部分的結合部49を結合させた2枚のエアバッグ用基布70,71の他方の基布71が、エアバッグ23の搭載部位側のフードパネル9の後端9a、ウインドシールド4の前縁4a、及び、フロントピラー5に支持される支持側壁部32として構成されている。
そのため、実施形態では、平らに展開した隔壁用基布80の他端80d側の部分的結合部49が、支持側壁部32に結合され、隔壁用基布80の一端80c端側の連続結合部47が、受止側壁部31に結合される構成であって、隔壁44の支持側壁部32に結合される部分的結合部49が、隔壁44の受止側壁部31に結合される連続結合部47より、順流側の方向の後方側にずれて位置する状態となって、換言すれば、図7のAに示すように、膨張時の上流側室41と下流側室42とを区画する隔壁44が、上流側室41側から見て、受止側壁部31の内周面31aに対して鈍角の傾斜角度θ1で接触し、支持側壁部32の内周面32aに対して鋭角の傾斜角度θ2で接触するように、配設される。そのため、膨張用ガスGが上流側室41から下流側室42に向かって順流として流れる場合には、傾斜した隔壁44に案内されて、支持側壁部32側の非結合部53,54に向かい、その非結合部53,54の周囲のヒレ部58を支持側壁部32の内周面32aから離脱させて、容易に順流用流路56が形成されることから、その順流用流路56を経て、円滑に、膨張用ガスGが下流側室42に流れる。一方、下流側室42の受止側壁部31が保護対象物としての歩行者を受け止める等して、上流側室41より下流側室42の内圧が高まれば、傾斜した隔壁44が、図7のAの二点鎖線に示すように、上流側室41側の支持側壁部32の側に押圧され、その傾斜した隔壁44の外周縁45の非結合部53,54が、隔壁44の押圧状態に伴なって、円滑に、下流側室42に連なる支持側壁部32の内周面32aに圧接され、さらに、非結合部53,54に連なるヒレ部58も、円滑に、下流側室42の支持側壁部32の内周面32aに圧接されることから、順流用流路56が容易に閉塞され、逆流防止状態を安定して確保できる。
また、実施形態のエアバッグ23では、隔壁44が、連続結合部47、部分的結合部49、及び、非結合部53,54により囲まれる外周縁45の部位を、隔壁44を設けない膨張完了時のエアバッグ23の部位(境界部位43)の内周形状と同等として、配設されている。
そのため、実施形態では、膨張完了時のエアバッグ23の隔壁44が、エアバッグ23の外周壁30側に部分的に引っ張られずに、シワを発生させること無く、平面状態を確保し易いことから、ヒレ部58の挙動を安定させることができて、膨張用ガスGの順流の制御と逆流の制御とを共に円滑に実行することが可能となる。
また、実施形態のエアバッグ23では、隔壁44の部分的結合部49が、隔壁用基布80の他端80d側における連続結合部47の両端47a,47b間の略中央付近に配設される部分的中央結合部50として構成されて、さらに、連続結合部47の両端47a,47bと部分的中央結合部50の両端49a,49bとの間における隔壁用基布80の先端80d側に、それぞれ、下流側室42の内周面42a側に結合される縁側補助結合部63,64が、配設されている。
そのため、実施形態では、部分的中央結合部50の両縁49a,49bの非結合部53,54からヒレ部58の先端58aに向かう位置に、縁側補助結合部63,64が設けられて、ヒレ部58の捲れが規制されることから、隔壁44は、一層、安定した逆流防止機能を確保できる。
勿論、図9〜11に示すエアバッグ23Aの隔壁44Aのように、実施形態の縁側補助結合部63,64を設けないように構成してもよい。なお、隔壁44Aは、実施形態と同様の隔壁用基布80から構成されて、実施形態と同様のエアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互の縫合時に、両縁80a,80bが共縫いされ、そして、受止側壁部31に連続結合部47が結合され、支持側壁部32に部分的結合部49としての部分的中央結合部50が結合されて、配設されている。
このエアバッグ23Aでも、図11のA,Bに示すように、上流側室41に膨張用ガスGが流れてくれば、隔壁44Aの外周縁45における部分的中央結合部50の周囲のヒレ部58が、非結合部53,54の部位で、膨張用ガスGに押されて、支持側壁部32の内周面32a(下流側室42の内周面42a)から離れて、順流用流路56の流入口56a,56aを開口させることから、上流側室41側の膨張用ガスGが、ヒレ部58と支持側壁部32の内周面32aとの間において、流入口56a,56aから後方に向かって、ヒレ部58の先端58a側の大きな流出口56bから後方に向けて、流出され、下流側室42が膨張完了形状まで膨張することとなる。
その後、縦膨張部28の受止側壁部31が歩行者を受け止めれば、下流側室42が上流側室41より内圧を高めることとなって、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41側へ逆流しようとするが、逆流抑制部としてのヒレ部58が、図10のA,Bに示すように、下流側室42の内周面42a(支持側壁部32の内周面32a)に圧接されて、順流用流路56が閉塞されることから、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41へ逆流することが防止される。この時、隔壁44Aの外周縁45は、上流側室41と下流側室42との境界部位43の内周面に対して、連続的に結合される連続結合部47と部分的に結合される部分的結合部49(部分的中央結合部50)とによって、結合されており、ヒレ部58の先端58aから離れた元部58b側が、上流側室41の側に移動しようとしても、その周囲には、連続結合部47や部分的結合部49が配設されて、ヒレ部58は自由にずれ移動し難い。そのため、ヒレ部58は、ずれ移動して捲れる事態を生じさせ難いことから、安定して、下流側室42の内周面42aに圧接されて、膨張用ガスGの逆流を防止できる。
また、隔壁44の外周縁45における支持側壁部32に結合させる部分的結合部49としては、図12〜14に示すエアバッグ23Bの隔壁44Bのように、隔壁用基布80の他端80d側における両縁80a,80b側から延び、かつ、先端51a,52a相互を離して、配設される部分的縁側結合部51,52として構成してもよい。なお、隔壁44Bは、実施形態と同様の隔壁用基布80から構成されて、実施形態と同様のエアバッグ用基布70,71の外周縁70a,71a相互の縫合時に、両縁80a,80bが共縫いされ、そして、受止側壁部31に連続結合部47が結合され、支持側壁部32に部分的結合部49としての部分的縁側結合部51,52が結合されて、配設されている。
このエアバッグ23Bでも、図14のA,Bに示すように、上流側室41に膨張用ガスGが流れてくれば、隔壁44Bの外周縁45における部分的縁側結合部51,52の周囲のヒレ部58が、先端51a,52a相互の間の非結合部55の部位で、膨張用ガスGに押されて、支持側壁部32の内周面32a(下流側室42の内周面42a)から離れて、順流用流路56の流入口56aを開口させることから、上流側室41側の膨張用ガスGが、ヒレ部58と支持側壁部32の内周面32aとの間において、流入口56aから後方に向かって、ヒレ部58の先端58a側の大きな流出口56bから後方に向けて、流出され、下流側室42が膨張完了形状まで膨張することとなる。
その後、縦膨張部28の受止側壁部31が歩行者を受け止めれば、下流側室42が上流側室41より内圧を高めることとなって、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41側へ逆流しようとするが、逆流抑制部としてのヒレ部58が、図13のA,Bに示すように、下流側室42の内周面42a(支持側壁部32の内周面32a)に圧接されて、順流用流路56が閉塞されることから、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41へ逆流することが防止される。この時、隔壁44Bの外周縁45は、上流側室41と下流側室42との境界部位43の内周面に対して、連続的に結合される連続結合部47と部分的に結合される部分的結合部49(部分的縁側結合部51,52)とによって、結合されており、ヒレ部58の先端58aから離れた元部58b側が、上流側室41の側に移動しようとしても、その周囲には、連続結合部47や部分的結合部49が配設されて、ヒレ部58は自由にずれ移動し難い。そのため、ヒレ部58は、ずれ移動して捲れる事態を生じさせ難いことから、安定して、下流側室42の内周面42aに圧接されて、膨張用ガスGの逆流を防止できる。
また、部分的縁側結合部51,52を設ける場合には、図15〜17に示すエアバッグ23Cのように構成してもよい。このエアバッグ23Cでは、部分的縁側結合部51,52の周囲に配設されるヒレ部58Cが、幅寸法W1を、部分的縁側結合部51,52間の離隔距離SLと同等として、隔壁用基布80Cの他端80d側における部分的縁側結合部51,52間から離れる先端58a側に、下流側室42の内周面42a(32a)側に結合される中央側補助結合部65、を配設させて構成されている。なお、このエアバッグ23Cは、ヒレ部58Cが、先端58a付近の幅寸法W1を狭くし、中央側補助結合部65を支持側壁部32に結合させている点が、図12〜14に示すエアバッグ23Bと異なっているだけである。
このエアバッグ23Cでも、図17のA,Bに示すように、上流側室41に膨張用ガスGが流れてくれば、隔壁44Cの外周縁45における部分的縁側結合部51,52の周囲のヒレ部58が、先端51a,52a間の非結合部55の部位で、膨張用ガスGに押されて、支持側壁部32の内周面32a(下流側室42の内周面42a)から離れて、順流用流路56の流入口56aを開口させることから、上流側室41側の膨張用ガスGが、ヒレ部58と支持側壁部32の内周面32aとの間において、流入口56aから後方に向かい、そして、部分的縁側結合部51の先端51aと中央側補助結合部65の端部65aとの間、及び、部分的縁側結合部52の先端52aと中央側補助結合部65の端部65bとの間、の二つの流出口56b,56bから後方に向けて、流出され、下流側室42が膨張完了形状まで膨張することとなる。
その後、縦膨張部28の受止側壁部31が歩行者を受け止めれば、下流側室42が上流側室41より内圧を高めることとなって、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41側へ逆流しようとするが、逆流抑制部としてのヒレ部58Cが、図16のA,Bに示すように、下流側室42の内周面42a(支持側壁部32の内周面32a)に圧接されて、順流用流路56が閉塞されることから、下流側室42の膨張用ガスGが上流側室41へ逆流することが防止される。この時、隔壁44Cの外周縁45は、上流側室41と下流側室42との境界部位43の内周面に対して、連続的に結合される連続結合部47と部分的に結合される部分的結合部49(部分的縁側結合部51,52)とによって、結合されており、ヒレ部58Cの先端58aから離れた元部58b側が、上流側室41の側に移動しようとしても、その周囲には、連続結合部47や部分的結合部49(部分的縁側結合部51,52)が配設されて、ヒレ部58Cは自由にずれ移動し難い。そのため、ヒレ部58Cは、ずれ移動して捲れる事態を生じさせ難いことから、安定して、下流側室42の内周面42aに圧接されて、膨張用ガスGの逆流を防止できる。
そしてさらに、このエアバッグ23Cでは、ヒレ部58Cの幅寸法W1を小さくでき、隔壁用基布80Cの使用材料を少なくできて、隔壁44Cの折り畳み時の容積を小さくできる。なお、ヒレ部58Cが、幅寸法W1を小さくしても、先端58a側を、中央側補助結合部65により、下流側室42の内周面42a(32a)側に結合させていることから、捲れ難く、隔壁44Cは、安定した逆流防止機能を確保できる。
なお、逆流抑制部としてのヒレ部を有した隔壁を2枚のエアバッグ用基布の外周縁相互の間に配設される構成としては、エアバッグの全域の外周壁が、2枚のエアバッグ用基布で構成される必要は無く、少なくとも、隔壁を配設する部位だけを、2枚のエアバッグ用基布によって構成すればよい。
また、本発明のエアバッグは、実施形態のように、歩行者用エアバッグ装置Mに使用するエアバッグに限定されず、膝保護用エアバッグ装置やサイドエアバッグ装置等のエアバッグに適用してもよい。
さらに、実施形態の連続結合部や部分的結合部の結合は、隔壁の外周縁に沿って線状に連なるように縫合することにより、行ったが、縫合の他、接着や溶着等により、隔壁の外周縁をエアバッグの内周面に結合させてもよい。また、縫合して結合する場合、例えば、部分的結合部では、外周縁に沿って連なる線状に縫合する他、隔壁の外周縁と直交する短い縫合部位を、隔壁の外周縁に沿って、並設させるようにして、構成してもよい。
23,23A,23B,23C…エアバッグ、30…外周壁、31…受止側壁部、31a…内周面、32…支持側壁部、32a…内周面、41…上流側室、
42(L,R)…下流側室、42a…内周面、43…境界部位、44,44A,44B,44C…隔壁、45…外周縁、47…連続結合部、49…部分的結合部、50…部分的中央結合部、51,52…部分的縁側結合部、53,54,55…非結合部、56…順流用流路、58,58C…(逆流抑制部)ヒレ部、60,61…縁側結合部、63,64…縁側補助結合部、65…中央側補助結合部、70,71…エアバッグ用基布、70a,71a…外周縁、80,80C…隔壁用基布、80a,80b…縁、80c…(一端)元部端、80d…(他端)先端、G…膨張用ガス。

Claims (9)

  1. 膨張用ガスの流れの上流側の上流側室と下流側の下流側室との間に、前記上流側室から前記下流側室への膨張用ガスの順流を許容し、前記下流側室から前記上流側室への膨張用ガスの逆流を抑制可能な逆流抑制部を有した隔壁、が配設されて構成されるエアバッグであって、
    前記隔壁の外周縁が、
    前記エアバッグにおける前記上流側室と前記下流側室との間の境界部位の内周面に対して連続的に結合される連続結合部と、
    前記連続結合部の両端の間における前記上流側室と前記下流側室との間の境界部位の内周面に対して、部分的に結合される部分的結合部と、
    前記部分的結合部の周囲で、前記下流側室の内周面に圧接可能として、前記上流側室と前記下流側室との間の前記境界部位に沿うように配設されるヒレ部と、
    を備えて構成され、
    前記ヒレ部が、順流時に、前記下流側室の内周面から離脱させ、前記隔壁の外周縁における前記連続結合部と前記部分的結合部との前記境界部位の内周面に結合されていない非結合部の部位を経て流れる膨張用ガスの順流用流路を形成して、膨張用ガスの順流を許容し、逆流時に、前記下流側室の内周面に圧接させ、前記順流用流路を閉塞して、膨張用ガスの逆流を抑制する逆流抑制部、を構成し
    前記隔壁が、前記連続結合部、前記部分的結合部、及び、前記非結合部により囲まれる外周縁の部位を、前記隔壁を設けない膨張完了時の前記エアバッグの部位の内周形状と同等として、配設されていることを特徴とするエアバッグ。
  2. 少なくとも前記下流側室と前記下流側室近傍の前記上流側室との部位の前記エアバッグの外周壁が、相互に略同一の外形形状の2枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結合させて構成され、
    前記隔壁が、
    1枚の隔壁用基布から形成されるとともに、
    該隔壁用基布の両縁を、2枚の前記エアバッグ用基布の外周縁相互の結合時に、前記外周縁相互の間に配設させて、2枚の前記エアバッグ用基布の外周縁に結合される縁側結合部として、構成され、
    前記隔壁の前記連続結合部が、前記隔壁用基布の一端側に配設されて、2枚の前記エアバッグ用基布の一方側の内周面側に結合される構成とし、
    前記隔壁の前記部分的結合部が、前記隔壁用基布の他端側に配設されて、2枚の前記エアバッグ用基布の他方側の内周面側に結合されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記連続結合部を結合させた2枚の前記エアバッグ用基布の一方が、前記エアバッグにおける保護対象物を受け止める受止側壁部とし、
    前記部分的結合部を結合させた2枚の前記エアバッグ用基布の他方が、前記エアバッグの搭載部位側に支持される支持側壁部として構成されていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ。
  4. 前記隔壁の前記部分的結合部が、前記隔壁用基布の他端側における両縁側から延び、かつ、先端相互を離して、配設される部分的縁側結合部として構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエアバッグ。
  5. 前記部分的縁側結合部の周囲に配設されるヒレ部が、
    幅寸法を、前記部分的縁側結合部間の離隔距離と同等として、
    前記隔壁用基布の他端側における前記部分的縁側結合部間から離れる先端側に、前記下流側室の内周面側に結合される中央側補助結合部、を配設させて構成されていることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ。
  6. 膨張用ガスの流れの上流側の上流側室と下流側の下流側室との間に、前記上流側室から前記下流側室への膨張用ガスの順流を許容し、前記下流側室から前記上流側室への膨張用ガスの逆流を抑制可能な逆流抑制部を有した隔壁、が配設されて構成されるエアバッグであって、
    前記隔壁の外周縁が、
    前記エアバッグにおける前記上流側室と前記下流側室との間の境界部位の内周面に対して連続的に結合される連続結合部と、
    前記連続結合部の両端の間における前記上流側室と前記下流側室との間の境界部位の内周面に対して、部分的に結合される部分的結合部と、
    前記部分的結合部の周囲で、前記下流側室の内周面に圧接可能として、前記上流側室と前記下流側室との間の前記境界部位に沿うように配設されるヒレ部と、
    を備えて構成され、
    前記ヒレ部が、順流時に、前記下流側室の内周面から離脱させ、前記隔壁の外周縁における前記連続結合部と前記部分的結合部との前記境界部位の内周面に結合されていない非結合部の部位を経て流れる膨張用ガスの順流用流路を形成して、膨張用ガスの順流を許容し、逆流時に、前記下流側室の内周面に圧接させ、前記順流用流路を閉塞して、膨張用ガスの逆流を抑制する逆流抑制部、を構成し
    少なくとも前記下流側室と前記下流側室近傍の前記上流側室との部位の前記エアバッグの外周壁が、相互に略同一の外形形状の2枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結合させて構成され、
    前記隔壁が、
    1枚の隔壁用基布から形成されるとともに、
    該隔壁用基布の両縁を、2枚の前記エアバッグ用基布の外周縁相互の結合時に、前記外周縁相互の間に配設させて、2枚の前記エアバッグ用基布の外周縁に結合される縁側結合部として、構成され、
    前記隔壁の前記連続結合部が、前記隔壁用基布の一端側に配設されて、2枚の前記エアバッグ用基布の一方側の内周面側に結合される構成とし、
    前記隔壁の前記部分的結合部が、前記隔壁用基布の他端側に配設されて、2枚の前記エアバッグ用基布の他方側の内周面側に結合され、
    前記隔壁の前記部分的結合部が、前記隔壁用基布の他端側における前記連続結合部の両端間の略中央付近に配設される部分的中央結合部として構成されていることを特徴とするエアバッグ。
  7. 前記連続結合部を結合させた2枚の前記エアバッグ用基布の一方が、前記エアバッグにおける保護対象物を受け止める受止側壁部とし、
    前記部分的結合部を結合させた2枚の前記エアバッグ用基布の他方が、前記エアバッグの搭載部位側に支持される支持側壁部として構成されていることを特徴とする請求項6に記載のエアバッグ。
  8. 前記隔壁が、前記連続結合部、前記部分的結合部、及び、前記非結合部により囲まれる外周縁の部位を、前記隔壁を設けない膨張完了時の前記エアバッグの部位の内周形状と同等として、配設されていることを特徴とする請求項6若しくは請求項7に記載のエアバッグ。
  9. 前記連続結合部の両端と前記部分的中央結合部の両端との間における前記隔壁用基布の先端側に、それぞれ、前記下流側室の内周面側に結合される縁側補助結合部が、配設されていることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のエアバッグ。
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