JP6779722B2 - 天井体 - Google Patents

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Description

天井スラブより吊持される吊天井を用いた天井体に関する。
天井として、天井スラブより吊持される吊天井を用いたものが知られており、吊天井と壁面との間に生じる隙間を覆う壁見切を壁面に配置した天井が公知となっている。(特許文献1)。
特開平6−93680号公報
前記特許文献1の天井は、通常状態において、吊天井と壁面との間を塞ぎ、室内空間と天井裏の空間との連通を防止することはでき、また、比較的小さな地震に対しては吊天井の振動を抑えることができる。
しかしながら、比較的大きな地震が発生したときには吊天井が大きく振り子のように揺れて、吊天井の端面が壁見切に当接して壁見切を破損してしまう可能性があった。
本発明は、上記の事情を鑑み、吊天井と壁面との間の隙間、もしくは吊天井同士の間の隙間が見えないように隠してほこりが入り込むことを防止し、且つ、空気の流入を防いで冷暖房効率を向上させるとともに、大きな地震により吊天井と壁面、吊天井同士の位置関係が水平方向及び垂直方向に変化しても、塞ぎ材が追随して可動するだけで、壁面の塞ぎ材や吊天井が接触して破損することを防止できる天井体を提供することを目的とするものである。
本願の請求項1に係る発明は、吊天井と、吊天井の側面と壁面との隙間を塞ぐ塞ぎ材とを備え、塞ぎ材は、壁面に固定される天板受けと天板受けに対して上下回動自在に支持された天板とからなり、天板は、吊天井の側面と壁面との隙間を塞ぐ天板本体と、天板本体の上方位置に設けられた支持軸と、天板受けにガイドされる回動被ガイド部を有しており、天板受けは、壁面に固定される固定部と、天板の支持軸を受ける軸受部と、天板の回動をガイドする回動ガイド部を有していることを特徴とする天井体。
本願の請求項2に係る発明は、複数の吊天井と、吊天井間の隙間を塞ぐ塞ぎ材とを備え、塞ぎ材は、一方の吊天井に固定される天板受けと天板受けに対して上下回動自在に支持された天板とからなり、天板は、一方側の吊天井の側面と他方側の吊天井の側面との隙間を塞ぐ天板本体と、天板本体の上方位置に設けられた支持軸と、天板受けにガイドされる回動被ガイド部を有しており、天板受けは、一方側の吊天井に固定される固定部と、天板の支持軸を受ける軸受部と、天板の回動をガイドする回動ガイド部を有していることを特徴とする。
地震時に建造物が揺れることにより、壁面や吊天井等が揺れて相互の位置関係が変化しても、壁面や吊天井同士が接触することが防止でき、壁面と吊天井、もしくは、吊天井同士の位置関係の変化を吸収して隙間があくことを防止できる。
本発明の実施形態に係る天井体の縦断面図である。 本発明の実施形態に係る天井体の図であり、(a)は吊天井と壁面との接合部の縦断面図であり、(b)は(a)の領域Pの拡大図である。 本発明の実施形態に係る天井体の図であり、吊天井が揺れるなど移動した状態における吊天井と壁面との接合部の縦断面図である。 本発明の実施形態に係る天井体を構成する塞ぎ材の分解図である。 本発明の実施形態に係る天井体を構成する塞ぎ材の縦断面図であり、(a)は通常の水平状態の図であり、(b)は吊り天井が揺れた際に、外れ止め部材によって塞ぎ材の天板の外れが防止されている状態の図である。 本発明の実施形態に係る天井体の塞ぎ材の天板の取付手順を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係る天井体の図であり、吊天井間の接合部の縦断面図である。
−天井体の全体構成−
本発明の天井体について、吊天井と壁面との間に塞ぎ材を配置した実施形態を用いて、図面を参照しながら説明する。
(全体の構成)
図1に示すように、本発明の実施形態の天井体は、天井スラブAに埋設されたアンカー1aに固定された複数の吊ボルト部材1bを介して吊下される吊天井1と、吊天井1と壁面2との間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ材3とにより構成される。
なお、本発明の天井体に用いられる塞ぎ材は、天井スラブAから吊ボルト部材1bを介して吊下される複数の吊天井1,11間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ材4としても構成することができる。
(吊天井の構成)
本発明の実施形態の吊天井1は、図2(a)に示すように、垂設された複数の吊ボルト部材1bの下端にハンガー1cを介して支持される野縁受け1dと、野縁受け1dに対して直交するように配置されてクリップ1eによって支持される野縁1fと、野縁1fに支持される天井材1gとから構成されており、天井材1gの側端部には、天井材1g、野縁受け1dの端面を覆うように見切材51が配置されている。
壁スラブBには、スチール下地21等を介して壁面2が形成されており、吊天井1は、地震時等に吊天井1が揺れたときに天井材1gの側端部の見切材51と壁面2とが接触して破損することがないように、天井材1gの側端部の見切材51と壁面2との間に間隔s1をあけて配置されている。
見切材51は、アルミ形材等からなり、吊天井1の端部を覆う見切壁部51aと、見切壁部51aの下方位置から内周側(吊天井側)に延設される取付片51bとを備えており、取付片51bを野縁1fにネジ等の固定手段により固定することで吊天井1の端面に固定されている。
見切壁部51aは野縁受け1dの上面位置よりも上方位置に至るまで延設されており、見切壁部51aの上端部は内周側(吊天井側)に屈曲して延び、隣接して配置される見切材51と連結するためのジョイントが挿入されるジョイントスリーブ51cが下方に開口する溝部として形成されている。同様に、見切壁部51aの下端部は、内周側(吊天井側)に屈曲して延び、同ジョイントスリーブ51dが上方に開口する溝部として形成されてている。
見切壁部51aの上端部に形成されたジョイントスリーブ51cの上面には、適宜長さ(例えば100mm)のモヘア材等の防振材51eが所定間隔(1000mm以下)で取り付けられている。
なお、見切材51のジョイントスリーブ51cの上面に取り付けられる防振材51eは、後述する塞ぎ材3の天板31の下面との摩擦や衝突音を軽減することができるものであれば、モヘア材に限定されるものではなく、滑りテープや滑り塗装等のどのような処理であってもよく、また、防振材51eは見切材51の長手方向全長に設けられていても良い。
(壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材の構成)
本発明の実施形態の天井体の壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材3は、壁面2と見切材51との隙間(間隔s1)を塞ぐ天板31と、壁面2に固定され天板31を回動自在に支持する天板受け32と、天板受け32に支持された天板31の外れを防止する外れ止め部材33とを備えている。
壁面2に固定された天板受け32は、天板31の下面が水平となる位置から上方に所定の角度(例えば60度)の揺動範囲をもって天板31を支持しており、天板受け32は、通常状態において天板31を水平状態に維持し、図2(b)に示すように、天板受け32に支持された天板31の下面が見切材51の見切壁部51aの上端部と離間した状態で、防振材51eに当接するよう位置(高さ)調節されて壁面2に取り付けられている。
天板31の短尺方向の寸法は、天井材1gの側端部に設けられた見切材51と壁面2との間隔s1よりも十分に大きく、通常状態には、見切材51のジョイントスリーブ51cの上面に設けられた防振材51eに対して、天板31の下面の短尺方向の略中間部位が載置されている。
なお、塞ぎ材3は、室内の入隅部、出隅部においては、天板31の長手方向の端部が斜め切りされ、他の壁面2に配置された塞ぎ材3と斜め切りされた端部同士を突き合わせて連続している。
以上のように、天井材1gの側端部の見切材51と壁面2との間には、地震時において吊天井1が揺れた場合であっても吊天井1の見切材51が壁面2と接触しない十分な間隔s1が設けられており、かつ、吊天井1の見切材51と壁面2との隙間は、間隔s1よりも十分に大きな幅寸法を有する塞ぎ材3により閉塞されているので、地震時においても、吊天井1や壁面2の破損を防止しながら、天井裏の空間と室内空間との間を分離することができる。
そして、塞ぎ材3の天板31が壁面2に固定された天板受け32対して上下回動自在に支持されているので、図3に示すように、地震時に吊天井1が揺動して吊天井1が矢印xにように移動して見切材51と壁面2との水平方向及び垂直方向の位置関係が変化しても、天板31が天板受け32に対して揺動することにより塞ぎ材3と吊天井1とが衝突して破損することが防止でき、地震後には、各部材は地震前の状態に復帰することができる。
(塞ぎ材の構造)
本実施形態の天井体においては、壁面2に対して天板31を所定角度範囲において回動自在に支持する天板31の支持部312及び天板受け32の支持受部321の構成に特徴がある
以下、本実施形態の天井体の塞ぎ材3について、詳細に説明する。
塞ぎ材3を構成する天板31の支持部312は、図4(c)に示すように、天板本体311の端部近傍上面より立ち上がる立上壁312aと、立上壁312aの上端に連続して壁面方向に延びる自重受部312bと、自重受部312bに連続して壁面側に向かって下方に凸となるように湾曲して延設される回動被ガイド部312cと、回動被ガイド部312cの凹面側(壁面側)から突出して形成される支持軸312dとを有しており、回動被ガイド部312cの湾曲は、支持軸312dを中心とした円弧を形成する曲面により形成されている。
一方、塞ぎ材3を構成する天板受け32の支持受部321は、図4(a)に示すように、壁面2に固定するための固定壁(固定部)322の下方部位に形成される軸受部321aと、軸受部321aの下面を形成する底壁から垂下する垂下壁321bと、垂下壁321bの下端から反壁面側(吊天井側)に向かって下方に凸となるように湾曲して延設される回動ガイド部321cと、回動ガイド部321cの上端に形成される載置部321dと、垂下壁321bの下端に設けられる底面部321eとを有している。回動ガイド部321cの湾曲は、天板31が取り付けられた際の支持軸312dを中心とした円弧を形成する曲面により形成されている。
天板受け32の固定壁322には、天板31の外れを防止する外れ止め部材33を係止するための係止爪322a,322bが鉤状に突設されており、係止爪322a,322bの上方位置においてネジ等の固定手段bによってスチール下地21等に固定されることで壁面2に固定されている(図2)。
塞ぎ材3を構成する外れ止め部材33は、図4(b)に示すように、天板受け32の係止爪322a,322bに係止する係止部331a,331bを有する固定部331と、固定部331の下端から吊天井側に屈曲し下方に延びる外れ止め壁332とを備えている。
そして、図5(a)に示すように、壁面2に固定された天板受け32に対して、天板31を支持した状態においては、天板31に形成した支持軸312dが天板受け32の軸受部321aに配置されるとともに、天板31の回動被ガイド部312cの外周面が天板受け32の回動ガイド部321cの内周面に摺動自在に支持されることとなり、天板31は、支持軸312dを中心とした安定した回動が可能となっている。
そして、天板31が水平となった状態において、天板の支持部312の自重受部312bが天板受け32の回動ガイド部321cの上端に形成した載置部321dに当接して,それ以上の回動が規制され、天板31の水平状態を維持することができる。
外れ止め部材33は、係止部331a,331bが天板受け32の係止爪322a,322bに係止された状態で外れ止め壁332が天板31の支持軸312dの上方位置に配置され、図5(b)に示すように、天板31が上方に回動することにより支持軸312dが外れ止め壁332に当接し、必要以上の上方への回動を規制して天板31の外れを防止している。
以上のように、本実施形態の塞ぎ材3によれば、天板31と天板31を回動自在に支持する天板受け32に、それぞれ支持軸312dの回動中心とした円弧を形成する曲面を有する回動被ガイド部312c及び回動ガイド部321cを備えており、回動被ガイド部312cと回動ガイド部321cとの摺動により支持軸312dを中心とした上下回動を支持しているので、天板31の上下回動を安定した状態でスムーズに行うことができる。
また、天板受け32の回動ガイド部321cの上端に形成した載置部321dが天板31の回動被ガイド部312cの上端に連続する自重受部312bに当接することで、天板31を水平状態に維持することができる。
さらに、天板31の自重受部312bが天板本体311の上面に形成されており、天板31の天板本体311は立上壁312aの壁面側にまで延びているので、天板受け32に対して天板31を支持した状態では、回動ガイド部321cの上端に形成された載置部321dと天板31の支持部312の自重受部312bとの当接部分は、天板31の天板本体311の側壁側端部311aによって下方から覆われることとなる。また、天板受け32の底面部321eが天板31の天板本体311の下面と同じ高さ位置となるように配置され、天板31と天板受け32の底面同志が面一に配置されることとなるので、塞ぎ材3全体が面一となり意匠性がよい。
(天板の取付方法)
以下に、本実施形態の塞ぎ材3の天板受け32に対する天板31の取付方法について説明する。
まず、図6(a)に示すように、壁面2のスチール下地等に対してネジ等の固定手段bにより天板受け32を固定する。その後、天板31を支持部312を下に略垂直となるようにした状態で、天板31の支持軸312dが天板受け32の回動ガイド部321cの壁面側に侵入するように落とし込む。このとき、回動ガイド部321cの壁面側への侵入角度を75〜90°とすることで、天板31の支持軸312dをスムーズに回動ガイド部321cの内側に導くことができる。
天板31の支持軸312dが回動ガイド部321cの壁面側に配置されたら、図6(b)に示すように、天板31を吊天井1側に倒すように回動させて、天板31の支持軸312dを天板受け32の軸受部321aに侵入させる。支持軸312cが軸受部321aに侵入した後、天板31をさらに回動させることで、図6(c)に示すように、天板31の回動被ガイド部312cを天板受け32の回動ガイド部321cにガイドさせることができる。
そして、天板受け32の回動ガイド部321cに天板31の回動被ガイド部312cをガイドさせながら天板31を回動していくと、天板本体311が水平状態となったときに、回動ガイド部321cの上端の載置部321dに天板31の回動被ガイド部312cの上端に連設される自重受部312bが当接することで、それ以上の回動が規制され、天板本体311の水平状態を維持した状態で取り付けることができる。
さらに、外れ止め部材33を天板受け32に固定することにより、天板31の上方への回動が規制され、天板31の外れを防止することができ、天板31の自重受部312bが載置部321dに当接する水平状態から、支持軸312dが外れ止め部材33の外れ止め壁332に当接する回動位置の間で回動自在に配置することができる。
(複数の吊天井の間を塞ぐ塞ぎ材の構成)
本発明を構成する塞ぎ材は、壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材として採用するだけでなく、吊天井同士の間を塞ぐ塞ぎ材として採用することができる。
本発明の他の実施形態の天井体の複数の吊天井の間を塞ぐ塞ぎ材4は、図7に示すように、一方側の吊天井11の側端部に配置される見切材52と他方側の吊天井12の側端部の見切材53との隙間(間隔s2)を塞ぐ天板41と、一方側の吊天井11に固定され天板41を回動自在に支持する天板受け42と、天板受け42に支持された天板41の外れを防止する外れ止め部材43とを備えている。
一方側の吊天井11に配置される天板受け42の固定は、断面L字状のアングル材6を介してなされている。
アングル材6は、短辺6aを水平にして長辺6bを吊天井11の側端に向けて起立させた状態で吊天井11の野縁受け1d及びクリップ1eの上片上に配置され、野縁受け1dとクリップ1eとに共締め固定されるとともに、吊天井11の側端に向いた長辺(起立辺)6bの下方部位が見切材52の上端部にネジ等の固定手段により固定されて配置されている。そして、配置固定されたアングル材6の長片(起立片)6bに対して、塞ぎ材4の天板受け42の固定壁(固定部)422がネジ等の固定手段により固定されて配置されている。
なお、吊天井に対する塞ぎ材の固定は、特に限定されるものではなく、アングル材を用いずに固定してもよく、また、アングル材の固定箇所も特に限定されるものではなく、野縁1fに固定するなどしてもよい。
配置された塞ぎ材4の天板受け42は、天板41の下面が水平となる位置から上方に所定の角度(例えば60度)の揺動範囲をもって天板41を支持しており、天板受け42は、通常状態において天板41を水平状態に維持し、天板41の下面が他方側の吊天井1に固定された見切材53の見切壁部53aの上端部と離間した状態で、防振材53eに当接するよう位置(高さ)調節されて壁面2に取り付けられている。
天板41の短尺方向の寸法は、一方側の吊天井11の側端部に設けられた見切材52と他方側の吊天井12の側端部に設けられた見切材53との間隔s2よりも十分に大きく、通常状態には、見切材53のジョイントスリーブ53cの上面に設けられた防振材53eに対して、天板41の下面の短尺方向の略中間部位が載置されている。
そして、地震時等に吊天井11,12が揺れて両者の位置関係が変化しても、天板41が天板受け42に対して揺動することにより塞ぎ材4と吊天井12とが衝突して破損することが防止でき、地震後には、各部材は地震前の状態に復帰することができる。
なお、塞ぎ材4の構成等については、壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材3と同様であるので、説明は省略する。
以上のように、本発明の実施形態においては、吊天井と壁面との間もしくは吊天井と吊天井との間に、地震時に両者が接触しない十分な間隔を設けながら、その間隔を壁面もしくは一方側の吊天井に対して上下揺動自在に支持された塞ぎ材により塞ぐことにより、地震時に吊天井が揺れたときであっても、吊天井と壁面との位置関係もしくは吊天井同士の位置関係の変化を吸収して間隔を塞ぐことを維持することができ、天井裏の空間からほこり等が室内へ落下等することを防止できる。
そのとき、塞ぎ材は、天板の回動中心(支持軸)を中心とした曲面をガイド面として持つ天板の回動被ガイド部と天板受けの回動ガイド部との摺動によってガイドされているので、回動がスムーズで安定するとともに、回動ガイド部の先端に形成された載置部に天板の自重受部を当接することで天板を確実に水平に維持することができる。また、天板の水平状態を載置部に対して天板を当接させて自重により維持するので、天板を水平状態に維持するためにバネ等の特別な機構は必要なく、構成を簡単にすることができる。
さらに、天板受けに対して天板が水平に保持されるので、天板受けに天板を配置した後外れ止め部材を取り付けるときに、天板を手などで支持する必要がなく、施工性に優れている。
また、天板を回動自在に支持する支持軸及び回動ガイド部等の支持部、及び、天板受けの軸受部及び回動ガイド部等の支持受部は、天板本体の上方位置に配置されているので、天板と天板受けとの支持部分を天板によって覆い隠すことができ、また、天板31の下面と天板受け32の下面とを面一に形成することによって、室内側から天板31を回動するための軸受け等が露出することなく、一体感があって意匠性に優れている。
また、塞ぎ材3の下面が当接する見切材51の上面には、モヘア等の防振材51eが設けられているので、見切材51等の部位に対する塞ぎ材3の接触により異音などを発することがない。
なお、本実施形態においては、壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材について説明したが、塞ぎ材は吊天井同志の間を塞ぐものでもよく、吊天井の構成や、塞ぎ材が当接する見切材等の形状や構成についても、上記実施形態に限定されるものではない。
1 :吊天井
2 :壁面
21 :スチール下地
3 :塞ぎ材
31 :天板
311 :天板本体
311a :側壁側端部
312 :支持部
312a :立上壁
312b :自重受部
312c :回動被ガイド部
312d :支持軸
32 :天板受け
321 :支持受部
321a :軸受部
321b :垂下壁
321c :回動ガイド部
321d :載置部
321e :底面部
322 :固定壁(固定部)
322a :係止爪
322b :係止爪
33 :外れ止め部材
331 :固定部
331a :係止部
331b :係止部
332 :外れ止め壁
51 :見切材
51a :見切壁部
51b :取付片
51c :ジョイントスリーブ
51d :ジョイントスリーブ
51e :防振材

Claims (2)

  1. 吊天井と、吊天井の側面と壁面との隙間を塞ぐ塞ぎ材とを備え、
    塞ぎ材は、壁面に固定される天板受けと天板受けに対して上下回動自在に支持された天板とからなり、
    天板は、吊天井の側面と壁面との隙間を塞ぐ天板本体と、天板本体の上方位置に設けられた支持軸と、天板受けにガイドされる回動被ガイド部を有しており、
    天板受けは、壁面に固定される固定部と、天板の支持軸を受ける軸受部と、天板の回動をガイドする回動ガイド部を有している
    ことを特徴とする天井体。
  2. 複数の吊天井と、吊天井間の隙間を塞ぐ塞ぎ材とを備え、
    塞ぎ材は、一方の吊天井に固定される天板受けと天板受けに対して上下回動自在に支持された天板とからなり、
    天板は、一方側の吊天井の側面と他方側の吊天井の側面との隙間を塞ぐ天板本体と、天板本体の上方位置に設けられた支持軸と、天板受けにガイドされる回動被ガイド部を有しており、
    天板受けは、一方側の吊天井に固定される固定部と、天板の支持軸を受ける軸受部と、天板の回動をガイドする回動ガイド部を有している
    ことを特徴とする天井体。


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