JP6779722B2 - 天井体 - Google Patents
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Description
しかしながら、比較的大きな地震が発生したときには吊天井が大きく振り子のように揺れて、吊天井の端面が壁見切に当接して壁見切を破損してしまう可能性があった。
本願の請求項2に係る発明は、複数の吊天井と、吊天井間の隙間を塞ぐ塞ぎ材とを備え、塞ぎ材は、一方の吊天井に固定される天板受けと天板受けに対して上下回動自在に支持された天板とからなり、天板は、一方側の吊天井の側面と他方側の吊天井の側面との隙間を塞ぐ天板本体と、天板本体の上方位置に設けられた支持軸と、天板受けにガイドされる回動被ガイド部を有しており、天板受けは、一方側の吊天井に固定される固定部と、天板の支持軸を受ける軸受部と、天板の回動をガイドする回動ガイド部を有していることを特徴とする。
本発明の天井体について、吊天井と壁面との間に塞ぎ材を配置した実施形態を用いて、図面を参照しながら説明する。
(全体の構成)
図1に示すように、本発明の実施形態の天井体は、天井スラブAに埋設されたアンカー1aに固定された複数の吊ボルト部材1bを介して吊下される吊天井1と、吊天井1と壁面2との間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ材3とにより構成される。
なお、本発明の天井体に用いられる塞ぎ材は、天井スラブAから吊ボルト部材1bを介して吊下される複数の吊天井1,11間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ材4としても構成することができる。
本発明の実施形態の吊天井1は、図2(a)に示すように、垂設された複数の吊ボルト部材1bの下端にハンガー1cを介して支持される野縁受け1dと、野縁受け1dに対して直交するように配置されてクリップ1eによって支持される野縁1fと、野縁1fに支持される天井材1gとから構成されており、天井材1gの側端部には、天井材1g、野縁受け1dの端面を覆うように見切材51が配置されている。
見切壁部51aは野縁受け1dの上面位置よりも上方位置に至るまで延設されており、見切壁部51aの上端部は内周側(吊天井側)に屈曲して延び、隣接して配置される見切材51と連結するためのジョイントが挿入されるジョイントスリーブ51cが下方に開口する溝部として形成されている。同様に、見切壁部51aの下端部は、内周側(吊天井側)に屈曲して延び、同ジョイントスリーブ51dが上方に開口する溝部として形成されてている。
なお、見切材51のジョイントスリーブ51cの上面に取り付けられる防振材51eは、後述する塞ぎ材3の天板31の下面との摩擦や衝突音を軽減することができるものであれば、モヘア材に限定されるものではなく、滑りテープや滑り塗装等のどのような処理であってもよく、また、防振材51eは見切材51の長手方向全長に設けられていても良い。
本発明の実施形態の天井体の壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材3は、壁面2と見切材51との隙間(間隔s1)を塞ぐ天板31と、壁面2に固定され天板31を回動自在に支持する天板受け32と、天板受け32に支持された天板31の外れを防止する外れ止め部材33とを備えている。
天板31の短尺方向の寸法は、天井材1gの側端部に設けられた見切材51と壁面2との間隔s1よりも十分に大きく、通常状態には、見切材51のジョイントスリーブ51cの上面に設けられた防振材51eに対して、天板31の下面の短尺方向の略中間部位が載置されている。
なお、塞ぎ材3は、室内の入隅部、出隅部においては、天板31の長手方向の端部が斜め切りされ、他の壁面2に配置された塞ぎ材3と斜め切りされた端部同士を突き合わせて連続している。
そして、塞ぎ材3の天板31が壁面2に固定された天板受け32対して上下回動自在に支持されているので、図3に示すように、地震時に吊天井1が揺動して吊天井1が矢印xにように移動して見切材51と壁面2との水平方向及び垂直方向の位置関係が変化しても、天板31が天板受け32に対して揺動することにより塞ぎ材3と吊天井1とが衝突して破損することが防止でき、地震後には、各部材は地震前の状態に復帰することができる。
本実施形態の天井体においては、壁面2に対して天板31を所定角度範囲において回動自在に支持する天板31の支持部312及び天板受け32の支持受部321の構成に特徴がある
以下、本実施形態の天井体の塞ぎ材3について、詳細に説明する。
塞ぎ材3を構成する天板31の支持部312は、図4(c)に示すように、天板本体311の端部近傍上面より立ち上がる立上壁312aと、立上壁312aの上端に連続して壁面方向に延びる自重受部312bと、自重受部312bに連続して壁面側に向かって下方に凸となるように湾曲して延設される回動被ガイド部312cと、回動被ガイド部312cの凹面側(壁面側)から突出して形成される支持軸312dとを有しており、回動被ガイド部312cの湾曲は、支持軸312dを中心とした円弧を形成する曲面により形成されている。
そして、天板31が水平となった状態において、天板の支持部312の自重受部312bが天板受け32の回動ガイド部321cの上端に形成した載置部321dに当接して,それ以上の回動が規制され、天板31の水平状態を維持することができる。
また、天板受け32の回動ガイド部321cの上端に形成した載置部321dが天板31の回動被ガイド部312cの上端に連続する自重受部312bに当接することで、天板31を水平状態に維持することができる。
以下に、本実施形態の塞ぎ材3の天板受け32に対する天板31の取付方法について説明する。
まず、図6(a)に示すように、壁面2のスチール下地等に対してネジ等の固定手段bにより天板受け32を固定する。その後、天板31を支持部312を下に略垂直となるようにした状態で、天板31の支持軸312dが天板受け32の回動ガイド部321cの壁面側に侵入するように落とし込む。このとき、回動ガイド部321cの壁面側への侵入角度を75〜90°とすることで、天板31の支持軸312dをスムーズに回動ガイド部321cの内側に導くことができる。
本発明を構成する塞ぎ材は、壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材として採用するだけでなく、吊天井同士の間を塞ぐ塞ぎ材として採用することができる。
本発明の他の実施形態の天井体の複数の吊天井の間を塞ぐ塞ぎ材4は、図7に示すように、一方側の吊天井11の側端部に配置される見切材52と他方側の吊天井12の側端部の見切材53との隙間(間隔s2)を塞ぐ天板41と、一方側の吊天井11に固定され天板41を回動自在に支持する天板受け42と、天板受け42に支持された天板41の外れを防止する外れ止め部材43とを備えている。
アングル材6は、短辺6aを水平にして長辺6bを吊天井11の側端に向けて起立させた状態で吊天井11の野縁受け1d及びクリップ1eの上片上に配置され、野縁受け1dとクリップ1eとに共締め固定されるとともに、吊天井11の側端に向いた長辺(起立辺)6bの下方部位が見切材52の上端部にネジ等の固定手段により固定されて配置されている。そして、配置固定されたアングル材6の長片(起立片)6bに対して、塞ぎ材4の天板受け42の固定壁(固定部)422がネジ等の固定手段により固定されて配置されている。
なお、吊天井に対する塞ぎ材の固定は、特に限定されるものではなく、アングル材を用いずに固定してもよく、また、アングル材の固定箇所も特に限定されるものではなく、野縁1fに固定するなどしてもよい。
天板41の短尺方向の寸法は、一方側の吊天井11の側端部に設けられた見切材52と他方側の吊天井12の側端部に設けられた見切材53との間隔s2よりも十分に大きく、通常状態には、見切材53のジョイントスリーブ53cの上面に設けられた防振材53eに対して、天板41の下面の短尺方向の略中間部位が載置されている。
そして、地震時等に吊天井11,12が揺れて両者の位置関係が変化しても、天板41が天板受け42に対して揺動することにより塞ぎ材4と吊天井12とが衝突して破損することが防止でき、地震後には、各部材は地震前の状態に復帰することができる。
なお、塞ぎ材4の構成等については、壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材3と同様であるので、説明は省略する。
さらに、天板受けに対して天板が水平に保持されるので、天板受けに天板を配置した後外れ止め部材を取り付けるときに、天板を手などで支持する必要がなく、施工性に優れている。
なお、本実施形態においては、壁面と吊天井との間を塞ぐ塞ぎ材について説明したが、塞ぎ材は吊天井同志の間を塞ぐものでもよく、吊天井の構成や、塞ぎ材が当接する見切材等の形状や構成についても、上記実施形態に限定されるものではない。
2 :壁面
21 :スチール下地
3 :塞ぎ材
31 :天板
311 :天板本体
311a :側壁側端部
312 :支持部
312a :立上壁
312b :自重受部
312c :回動被ガイド部
312d :支持軸
32 :天板受け
321 :支持受部
321a :軸受部
321b :垂下壁
321c :回動ガイド部
321d :載置部
321e :底面部
322 :固定壁(固定部)
322a :係止爪
322b :係止爪
33 :外れ止め部材
331 :固定部
331a :係止部
331b :係止部
332 :外れ止め壁
51 :見切材
51a :見切壁部
51b :取付片
51c :ジョイントスリーブ
51d :ジョイントスリーブ
51e :防振材
Claims (2)
- 吊天井と、吊天井の側面と壁面との隙間を塞ぐ塞ぎ材とを備え、
塞ぎ材は、壁面に固定される天板受けと天板受けに対して上下回動自在に支持された天板とからなり、
天板は、吊天井の側面と壁面との隙間を塞ぐ天板本体と、天板本体の上方位置に設けられた支持軸と、天板受けにガイドされる回動被ガイド部を有しており、
天板受けは、壁面に固定される固定部と、天板の支持軸を受ける軸受部と、天板の回動をガイドする回動ガイド部を有している
ことを特徴とする天井体。 - 複数の吊天井と、吊天井間の隙間を塞ぐ塞ぎ材とを備え、
塞ぎ材は、一方の吊天井に固定される天板受けと天板受けに対して上下回動自在に支持された天板とからなり、
天板は、一方側の吊天井の側面と他方側の吊天井の側面との隙間を塞ぐ天板本体と、天板本体の上方位置に設けられた支持軸と、天板受けにガイドされる回動被ガイド部を有しており、
天板受けは、一方側の吊天井に固定される固定部と、天板の支持軸を受ける軸受部と、天板の回動をガイドする回動ガイド部を有している
ことを特徴とする天井体。
Priority Applications (1)
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JP2016182181A JP6779722B2 (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 天井体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016182181A JP6779722B2 (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 天井体 |
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JP2018044413A JP2018044413A (ja) | 2018-03-22 |
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ID=61693758
Family Applications (1)
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JP2016182181A Active JP6779722B2 (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 天井体 |
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2016
- 2016-09-16 JP JP2016182181A patent/JP6779722B2/ja active Active
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JP2018044413A (ja) | 2018-03-22 |
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