JP6778637B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
トリガー式液体噴出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6778637B2 JP6778637B2 JP2017036883A JP2017036883A JP6778637B2 JP 6778637 B2 JP6778637 B2 JP 6778637B2 JP 2017036883 A JP2017036883 A JP 2017036883A JP 2017036883 A JP2017036883 A JP 2017036883A JP 6778637 B2 JP6778637 B2 JP 6778637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trigger
- cylinder
- right direction
- piston
- support protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
また、支持突部が、シリンダから前方に向けて突出するように配設されているので、支持突部を配設したことによる外観の変化を抑えることが可能になり、見映えの悪化を防ぐことができる。
この場合には、トリガー部における左右方向の両側に当接或いは近接する支持突部により、確実にトリガー部の左右方向の移動を規制することができる。
この発明によれば、トリガー部における一対の側板部同士の間に配設された支持突部により、トリガー部の左右方向の移動を規制することが可能になり、例えばトリガー部が側板部を備えず、表裏面が前後方向を向く主板部を備え、支持突部が、主板部における左右方向の両端縁に対して、左右方向の両側から当接あるいは近接するような構成等と比較して、支持突部の前方に向けた突出量が抑えられ、シリンダが前後方向にかさばるのを抑制することができる。
この場合には、支持突部がシリンダと一体に形成されていることにより、支持突部がシリンダに対して位置ずれを起こすことがなく、部品点数の増大を抑制しながら、支持突部によりトリガー部を強固に支持することができる。
この場合には、トリガー部のうち、逃げ部よりも下方に位置する部分の形状を現行のトリガー部に対して変更せずに、トリガー部の主板部と支持突部との干渉を防ぐことが可能になり、使用者がトリガー部を後方に揺動させる際に感じる使用感を現行のままに維持することができる。
また、主板部に逃げ部が形成されていて、主板部の全体を前方に位置させるのではないので、トリガー部の体積の増大が抑えられ、トリガー部を製造するのに用いる材料の量が、現行のトリガー部に対して増大するのを抑えることができる。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配設され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下部とを連結する環状連結部12cと、小径部12bの上端部を閉塞する天壁部12dと、を備えている。
天壁部12dは、後述する逆止弁36の上方を覆っている。小径部12bの下端部は、環状連結部12cよりも下方に突出している。
内筒13のフランジ部13cは、外筒12の環状連結部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12の環状連結部12cよりも下方に位置している。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の中心軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後側に偏心している。
テーパ筒部35は、下方に向かうに従って漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離反可能に着座する球状の逆止弁36が配設されている。
逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面から離反することで、縦供給筒部10内を通して、容器体A内から射出筒部11内および後述するシリンダ53内へ液体が流通するのを許容する。また、逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面に着座することで、縦供給筒部10内を通して、射出筒部11内およびシリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを遮断する。図示の例では、逆止弁36は供給通路L1内のうち、テーパ筒部35よりも上方に位置する下流側の空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する上流側の空間と、を連通および遮断する。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、外筒12における環状連結部12cと一体に形成されている。
トリガー機構50は、トリガー部51の揺動に連動して前後動させられるピストン52と、ピストン52が挿入され、かつ内部が縦供給筒部10内に連通したシリンダ53と、を備えている。シリンダ53は、ピストン52の前後動に伴って内部が加圧および減圧させられるとともに、前方に向けて開口している。
トリガー機構50はさらに、トリガー部51を前方に付勢する弾性板部54と、縦供給筒部10および射出筒部11の全体を、少なくとも上方および左右方向から覆うカバー体55と、を備えている。
シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後方開口部を塞ぐ後壁部61と、外筒部60の内側に配置され、前後方向に延びる筒状のピストンガイド62と、外筒部60の前端開口縁からシリンダ径方向における外側に突出するフランジ部53aとを備えている。
ピストンガイド62の外周面における後端部には、環状の窪み部62bが形成されている。
なお、回収通路43としては、このような態様に限られず、例えばシリンダ53に形成される等、縦供給筒部10とは異なる部分に形成されてもよい。
摺動筒部73は、ピストンガイド62に前後方向に摺動自在に嵌合されている。これにより、シリンダ53内において、摺動筒部73よりも後側に位置する部分に、縦供給筒部10における連絡通路L2から連通孔66を通して液体が流入される貯留室53bが形成されている。
摺動筒部73のうち、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが、シリンダ53の外筒部60の内周面に密に当接している。
これにより、貯留室53b内が、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、ガイド孔62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に連通する。以上により、トリガー部51を最初に操作する場合に、貯留室53b内の空気を容器体A内に効率よく排出することができる。
主板部80は、左右方向から見た側面視で後方に向けて凹状に湾曲している。主板部80および一対の側板部81は一体に形成されている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。これら連結軸86は、ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に挿入されている。これにより、トリガー部51とピストン52とは、互いに連結されている。
これら主板ばね54aおよび副板ばね54bの下端部は、円弧状の折返し部54cを介して一体的に接続されている。折返し部54cには、下方に向けて係止片54dが突設されており、この係止片54dがトリガー部51における側板部81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて係合している。
これにより、弾性板部54は、係止片54dおよびポケット部81aを介してトリガー部51を前方に向けて付勢している。
なお、最前方揺動位置からトリガー部51が後方に引かれると、弾性板部54が係止片54dを介して折返し部54cを後方に移動させるように弾性変形する。このとき、弾性板部54は、主板ばね54aよりも副板ばね54bが大きく弾性変形する。
第2筒部23は、射出筒部11の中心軸線に対して下方に偏心した位置に配置されている。対向板部21のうち、第2筒部23の内側に位置する部分には、射出孔25が形成されている。射出孔25は、対向板部21を前後方向に貫通している。また、第2筒部23の内側には、射出孔25と噴出孔4とを連通する連通路237が形成されている。これにより、第2筒部23の内部は、連通路237および射出孔25を通して射出筒部11の内部に連通している。
支持突部53cは、表裏面が上下方向を向く板状部材であり、上面視で左右方向よりも前後方向に長い矩形状を呈する。支持突部53cの前後方向の大きさは、外筒部60の前後方向の大きさと同等となっている。
支持突部53cの前端部は、トリガー部51における連結筒85の下端部のうち、後方側に位置する部分の下方に位置している。
支持突部53cは、図2に示す正面視で、シリンダ周方向に延びて湾曲している。支持突部53cの後端部における上面および下面は、外筒部60の前端開口縁における内周面および外周面と面一となっている。なお、支持突部53cの位置および形状については任意に変更可能である。
逃げ部80bは、トリガー部51における主板部80の後面80aのうち、連結筒85の前端部から下方に連なる部分に形成されている。逃げ部80bは、主板部80の後面80aに、左右方向の全域にわたって形成されている。
主板部80の前面80cにおいて、逃げ部80bと対応する部分は、逃げ部80bと平行に延びる平坦面状に形成されている。なお、逃げ部80bの形状としてはこのような態様に限られず、任意に変更可能である。
トリガー部51を弾性板部54の付勢力に抗して後方に引くと、図3に示すように、トリガー部51における側板部81の内側面81bが、支持突部53cの左右方向の両端縁に左右方向に支持されることにより、トリガー部51が左右方向への移動を規制されながら、後方に向けて揺動する。そして、トリガー部51の後方への揺動に伴って、ピストン52が後退する。これにより、シリンダ53の貯留室53b内の液体が、連通孔66内、および連絡通路L2、を通して射出筒部11内に導入される。このとき、逆止弁36が閉弁され、射出筒部11内と容器体A内との供給通路L1を通した連通が遮断されるとともに、射出筒部11内が加圧され、射出孔25を通して蓄圧弁124における小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各内部も加圧される。
そして、弾性板部54の弾性復元力によってトリガー部51が前方に付勢されて元の位置に復帰するので、これに伴ってピストン52が前進する。そのため、貯留室53b内に負圧が生じ、この負圧によってパイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10の供給通路L1に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、逆止弁36を押し上げて開弁させ、連絡通路L2を通して貯留室53b内に導入される。これにより、次の噴射に備えることができる。
また、支持突部53cが、トリガー部51における左右方向の両側に当接或いは近接しているので、支持突部53cにより、確実にトリガー部51の左右方向の移動を規制することができる。
また、主板部80において、トリガー部51が後方へ向けて揺動されることにより、最後方揺動位置に至った際に、支持突部53cの前端部と前後方向に対向する部分には、前方に向けて窪む逃げ部80bが形成されているので、トリガー部51のうち、逃げ部80bよりも下方に位置する部分の形状を現行のトリガー部51に対して変更せずに、トリガー部51の主板部80と支持突部53cとの干渉を防ぐことが可能になり、使用者がトリガー部51を後方に揺動させる際に感じる使用感を現行のままに維持することができる。
また、主板部80に逃げ部80bが形成されていて、主板部80の全体を前方に位置させるのではないので、トリガー部51の体積の増大が抑えられ、トリガー部51を製造するのに用いる材料の量が、現行のトリガー部51に対して増大するのを抑えることができる。
また例えば、トリガー部51に、主板部80から後方に向けて突出する被支持部が配設され、支持突部53cの前端部に、前方に開口する開口部が形成され、被支持部が、支持突部の開口部内に挿入されるような構成等であってもよい。
また、上記実施形態においては、支持突部53cが、シリンダ53に1つ配設されている構成を示したが、このような態様に限られない。支持突部53cは、シリンダ53に複数配設されてもよい。
また、上記実施形態においては、ピストンガイド62の外周面における後端部に、環状の窪み部62bが形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。ピストンガイド62の外周面に窪み部62bが形成されなくてもよい。
また、上記実施形態においては、ノズル部3が蓄圧弁124を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。蓄圧弁124は噴出器本体2が備えてもよく、射出筒部11内や縦供給筒部10内に配設されてもよい。また、蓄圧弁124を備えなくてもよい。
2 噴出器本体
4 噴出孔
3 ノズル部
10 縦供給筒部
50 トリガー機構
51 トリガー部
52 ピストン
53 シリンダ
53c 支持突部
80 主板部
81 側板部
81b 内側面
80a 主板部の後面
80b 逃げ部
80c 主板部の前面
A 容器体
Claims (5)
- 容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前方側に配設され、前記容器体内の液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、
前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への揺動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器であって、
前記トリガー機構は、前記トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、
前記ピストンが挿入され、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有し、
前記シリンダには、前方に向けて突出して前記トリガー部の左右方向の移動を規制する支持突部が配設されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。 - 前記支持突部は、前記トリガー部における左右方向の両側に当接或いは近接していることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
- 前記トリガー部は、表裏面が、上下方向および前後方向の双方向と直交する左右方向を向くとともに、左右方向に間隔をあけて一対配設された側板部を備え、
前記支持突部は、一対の前記側板部同士の左右方向の間に配設され、一対の前記側板部における左右方向の内側を向く内側面と当接或いは近接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器。 - 前記支持突部は、前記シリンダと一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
- 前記トリガー部は、表裏面が前後方向を向くとともに、一対の側板部同士を左右方向に接続する主板部を備え、
前記支持突部は、前記主板部と前後方向に隙間をあけて対向し、
前記主板部における後方を向く後面において、前記トリガー部が後方へ向けて揺動されることにより最後方揺動位置に至った際に、前記支持突部の前端部と前後方向に対向する部分には、前方に向けて窪む逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017036883A JP6778637B2 (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | トリガー式液体噴出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017036883A JP6778637B2 (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | トリガー式液体噴出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018140819A JP2018140819A (ja) | 2018-09-13 |
JP6778637B2 true JP6778637B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=63527558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017036883A Active JP6778637B2 (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | トリガー式液体噴出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6778637B2 (ja) |
-
2017
- 2017-02-28 JP JP2017036883A patent/JP6778637B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018140819A (ja) | 2018-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6684655B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6726463B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6757695B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6778638B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2017214076A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6778637B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6878002B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6609516B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6605933B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6789110B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6979894B2 (ja) | トリガー式液体吐出器 | |
JP7370174B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6741571B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7503971B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6460886B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6956655B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7055086B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6757674B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6476060B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6546860B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6789105B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7042676B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6846194B2 (ja) | 液体噴出器 | |
JP6647097B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7370172B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201012 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6778637 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |