JP6778637B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に示されるように、容器体に装着される噴出器本体と、噴出器本体の前方側に配設され、容器体内の液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、噴出器本体は、上下方向に延在し、容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部を有し、トリガー部の後方への揺動によって、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、トリガー機構は、トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、ピストンが挿入され、かつ内部が縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有したトリガー式液体噴出器が知られている。
特開2011−177630号公報
しかしながら、前記従来のトリガー式液体噴出器では、トリガー部を後方に揺動させた際に、例えばトリガー部への使用者の指のかかり具合等により、トリガー部に、前後方向および左右方向の双方向に対して傾斜した向きの外力が加えられることがあった。また、使用者が製品を購入して持ち帰る際に、トリガー部が例えば他の製品と干渉等することで、トリガー部に左右方向の外力が加えられることがあった。これらにより、トリガー部と連結されたピストンの中心軸が、シリンダの中心軸に対して傾くことで、ピストンとシリンダとの間のシール性の維持が困難になるおそれがあった。
そこで本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、ピストンおよびシリンダそれぞれの中心軸が、互いに傾くのを抑えることができるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るトリガー式液体噴出器は、容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配設され、前記容器体内の液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への揺動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器であって、前記トリガー機構は、前記トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、前記ピストンが挿入され、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有し、前記シリンダには、前方に向けて突出して前記トリガー部の左右方向の移動を規制する支持突部が配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、前方に向けて突出してトリガー部の左右方向の移動を規制する支持突部が、シリンダに配設されているので、仮にトリガー部に左右方向の外力が加えられたとしても、支持突部によりトリガー部を左右方向に支持させることが可能になり、トリガー部が左右方向に移動するのを規制することができる。このため、トリガー部と連結されたピストンの中心軸が、シリンダの中心軸に対して傾くのを抑えることができる。
また、支持突部が、シリンダから前方に向けて突出するように配設されているので、支持突部を配設したことによる外観の変化を抑えることが可能になり、見映えの悪化を防ぐことができる。
前記支持突部は、前記トリガー部における左右方向の両側に当接或いは近接してもよい。
この場合には、トリガー部における左右方向の両側に当接或いは近接する支持突部により、確実にトリガー部の左右方向の移動を規制することができる。
前記トリガー部は、表裏面が、上下方向および前後方向の双方向と直交する左右方向を向くとともに、左右方向に間隔をあけて一対配設された側板部を備え、前記支持突部は、一対の前記側板部同士の左右方向の間に配設され、一対の前記側板部における左右方向の内側を向く内側面と当接或いは近接してもよい。
この発明によれば、トリガー部における一対の側板部同士の間に配設された支持突部により、トリガー部の左右方向の移動を規制することが可能になり、例えばトリガー部が側板部を備えず、表裏面が前後方向を向く主板部を備え、支持突部が、主板部における左右方向の両端縁に対して、左右方向の両側から当接あるいは近接するような構成等と比較して、支持突部の前方に向けた突出量が抑えられ、シリンダが前後方向にかさばるのを抑制することができる。
また、前記支持突部は、前記シリンダと一体に形成されてもよい。
この場合には、支持突部がシリンダと一体に形成されていることにより、支持突部がシリンダに対して位置ずれを起こすことがなく、部品点数の増大を抑制しながら、支持突部によりトリガー部を強固に支持することができる。
また、前記トリガー部は、表裏面が前後方向を向くとともに、一対の側板部同士を左右方向に接続する主板部を備え、前記支持突部は、前記主板部と前後方向に隙間をあけて対向し、前記主板部における後方を向く後面において、前記トリガー部が後方へ向けて揺動されることにより、最後方揺動位置に至った際に、前記支持突部の前端部と前後方向に対向する部分には、前方に向けて窪む逃げ部が形成されてもよい。
この場合には、トリガー部のうち、逃げ部よりも下方に位置する部分の形状を現行のトリガー部に対して変更せずに、トリガー部の主板部と支持突部との干渉を防ぐことが可能になり、使用者がトリガー部を後方に揺動させる際に感じる使用感を現行のままに維持することができる。
また、主板部に逃げ部が形成されていて、主板部の全体を前方に位置させるのではないので、トリガー部の体積の増大が抑えられ、トリガー部を製造するのに用いる材料の量が、現行のトリガー部に対して増大するのを抑えることができる。
本発明によれば、ピストンおよびシリンダそれぞれの中心軸が、互いに傾くのを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係るトリガー式液体噴出器の前後方向に沿う縦断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器の正面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器におけるトリガー部が、最後方揺動位置に位置する状態を示す図である。
以下、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係るトリガー式液体噴出器1について説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1に示すように、トリガー式液体噴出器1は、液体が収容された容器体Aに装着される噴出器本体2と、噴出器本体2に配設され、液体を噴射する噴出孔4が形成されたノズル部3と、を備えている。また、噴出器本体2は、容器体A内の液体を吸上げる縦供給筒部10と、縦供給筒部10内の液体を噴出孔4に導く射出筒部11と、を備えている。
ここで、以下の説明において、縦供給筒部10の中心軸線O1に沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って容器体A側を下側、その反対側を上側という。また、上下方向から見た平面視において、中心軸線O1に直交する方向を軸径方向といい、軸径方向のうちの一方向を前後方向という。また、上下方向および前後方向の双方向と直交する方向を左右方向という。また、前後方向のうち、縦供給筒部10から射出筒部11が延びる方向を前側といい、その反対方向を後側という。
縦供給筒部10は、外筒12と、外筒12内に嵌合される内筒13と、を備えている。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配設され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下部とを連結する環状連結部12cと、小径部12bの上端部を閉塞する天壁部12dと、を備えている。
天壁部12dは、後述する逆止弁36の上方を覆っている。小径部12bの下端部は、環状連結部12cよりも下方に突出している。
内筒13は、外筒12の大径部12aが外嵌された大径部13aと、大径部13aの上方に配設され、かつ大径部13aよりも縮径した小径部13bと、大径部13aの上端部と小径部13bの下端部とを連結するフランジ部13cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。小径部13bの上側の部分には、小径部13bよりもさらに外径の小さい縮径部13gが形成されている。縮径部13gの上端部のうち、前側の部分には、上方および前方に向けて開口する切り欠き部13fが形成されている。
内筒13の小径部13b内には、容器体A内に配設され、かつ容器体Aの図示しない底部に下端開口が位置するパイプ15の上部が嵌合されている。小径部13b内が、容器体A内の液体を噴出器本体2内に供給する供給通路L1とされている。
内筒13のフランジ部13cは、外筒12の環状連結部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12の環状連結部12cよりも下方に位置している。
内筒13の大径部13aにおいて、外筒12の大径部12aから下方に突出した部分には、その軸径方向の外側に向けて突出する環状の鍔部13dが形成されている。鍔部13dは、容器体Aの口部A1に装着(例えば螺着)される装着キャップ14の上端部内に配設され、装着キャップ14の上端部をその軸線回りに回転自在に係止する。鍔部13dは、装着キャップ14と、容器体Aの口部A1における上端開口縁と、により上下方向に挟まれる。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の中心軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後側に偏心している。
内筒13の内周面のうち、パイプ15の上端よりも上方に位置する部分には、内側に向けて突出する環状のテーパ筒部35が形成されている。
テーパ筒部35は、下方に向かうに従って漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離反可能に着座する球状の逆止弁36が配設されている。
逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面から離反することで、縦供給筒部10内を通して、容器体A内から射出筒部11内および後述するシリンダ53内へ液体が流通するのを許容する。また、逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面に着座することで、縦供給筒部10内を通して、射出筒部11内およびシリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを遮断する。図示の例では、逆止弁36は供給通路L1内のうち、テーパ筒部35よりも上方に位置する下流側の空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する上流側の空間と、を連通および遮断する。
射出筒部11は、縦供給筒部10から前方に向けて突出し、後端部が縦供給筒部10における上端部の前側に接続されている。射出筒部11の内部は、外筒12に形成され、かつ内筒13の縮径部13gにおける外周面に向けて開口する吐出孔16を通じて縦供給筒部10内に連通している。射出筒部11の上面には、水平板状の上板部材84が取り付けられている。
図1に示すように、噴出器本体2のうち、射出筒部11よりも下方に位置する部分には、前方に向けて突出するシリンダ用筒部40が配設されている。シリンダ用筒部40は、外筒12と一体に形成されている。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、外筒12における環状連結部12cと一体に形成されている。
噴出器本体2は、縦供給筒部10の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部51を有し、トリガー部51の後方への移動によって、液体を縦供給筒部10内から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に向けて流通させるトリガー機構50を備えている。
トリガー機構50は、トリガー部51の揺動に連動して前後動させられるピストン52と、ピストン52が挿入され、かつ内部が縦供給筒部10内に連通したシリンダ53と、を備えている。シリンダ53は、ピストン52の前後動に伴って内部が加圧および減圧させられるとともに、前方に向けて開口している。
以下の説明において、シリンダ53の中心軸線をシリンダ軸O2という。また、前後方向から見てシリンダ軸O2と直交する方向をシリンダ径方向といい、シリンダ軸O2回りに周回する方向をシリンダ周方向という。
トリガー機構50はさらに、トリガー部51を前方に付勢する弾性板部54と、縦供給筒部10および射出筒部11の全体を、少なくとも上方および左右方向から覆うカバー体55と、を備えている。
シリンダ53は、縦供給筒部10から前方に突出している。シリンダ53には、シリンダ53内と縦供給筒部10内とを連通する連通孔66が形成されている。連通孔66は、シリンダ53の後壁部61に形成されている。
シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後方開口部を塞ぐ後壁部61と、外筒部60の内側に配置され、前後方向に延びる筒状のピストンガイド62と、外筒部60の前端開口縁からシリンダ径方向における外側に突出するフランジ部53aとを備えている。
外筒部60は、シリンダ用筒部40の内側に嵌合されている。シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面とは、前後方向の両端部において密接している。その一方、シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面との間のうち、前後方向の両端部同士の間に位置する中間部に、環状の隙間S2が設けられている。
外筒部60には、外筒部60の内側と隙間S2とを連通させる第1通気孔63が形成されている。外筒12の環状連結部12cには、上記隙間S2と、外筒12の環状連結部12cと内筒13のフランジ部13cとの間に画成された隙間S1と、を連通させる第2通気孔64が形成されている。さらに、内筒13のフランジ部13cには、上記隙間S1と、装着キャップ14の内側と、を連通させる第3通気孔65が形成されている。
ピストンガイド62は、後壁部61のシリンダ径方向の中央部から、前方に向けて突設されている。ピストンガイド62は、内側が後方に開口しており、この開口内にシリンダ用筒部40における後壁であって、外筒12の小径部12bから前方に向けて突設された嵌合筒部41が嵌合されている。ピストンガイド62の前端壁には、この前端壁を貫通するガイド孔62aが形成されている。
ピストンガイド62の外周面における後端部には、環状の窪み部62bが形成されている。
連通孔66は、シリンダ53の後壁部61のうち、ピストンガイド62の上方に位置する部分を前後方向に貫いている。図示の例では、後壁部61における連通孔66の開口周縁部に、後方に向けて突出する突出筒部67が形成されており、この突出筒部67が、外筒12の小径部12bに形成された貫通孔内に嵌合されている。この貫通孔は、内筒13の縮径部13gにおける外周面に向けて開口している。
縦供給筒部10のうち、外筒12の内周面と、内筒13の縮径部13gにおける外周面と、の間には連絡通路L2が形成されている。連絡通路L2は、外筒12に形成された吐出孔16を通して射出筒部11内に連通している。また、連絡通路L2は、切り欠き部13fを通して、小径部13b内の供給通路L1と連通している。
また、縦供給筒部10における外筒12の小径部12bの内周面と、内筒13の小径部13bの外周面と、の間のうち、前側の部分には、嵌合筒部41内と、内筒13の第3通気孔65内と、を連通する接続通路42が形成されている。そして、嵌合筒部41内、接続通路42、および第3通気孔65は、ピストンガイド62内と容器体A内とを連通する回収通路43を構成している。
なお、回収通路43としては、このような態様に限られず、例えばシリンダ53に形成される等、縦供給筒部10とは異なる部分に形成されてもよい。
ピストン52は、後方に向けて開口し、かつ内部にピストンガイド62が挿入されるピストン本体部72と、ピストン本体部72の後端部から、そのシリンダ径方向の外側に向けて突出する摺動筒部73と、を備えている。ピストン52は、シリンダ軸O2と同軸上に配設され、シリンダ53内の液体を縦供給筒部10内および射出筒部11内へと供給する。
ピストン本体部72の内周面は、ピストンガイド62の外周面とシリンダ径方向に隙間をあけて対向している。ピストン本体部72の前端部には、トリガー部51に連結される円柱状の連結部70が形成されている。連結部70は、ピストン本体部72よりも小径とされている。
摺動筒部73は、ピストンガイド62に前後方向に摺動自在に嵌合されている。これにより、シリンダ53内において、摺動筒部73よりも後側に位置する部分に、縦供給筒部10における連絡通路L2から連通孔66を通して液体が流入される貯留室53bが形成されている。
摺動筒部73は、前後方向の中央部から前方および後方に向かうに従って漸次拡径するテーパ状に形成されている。摺動筒部73は、外周面がシリンダ53の内周面に全周にわたって当接し、かつ内周面がピストンガイド62の外周面に全周にわたって当接している。
摺動筒部73のうち、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが、シリンダ53の外筒部60の内周面に密に当接している。
ピストン52の連結部70は、後述する連結軸86を介してトリガー部51に連結されている。これにより、ピストン52は、トリガー部51とともに弾性板部54の付勢力によって前方に付勢されているとともに、トリガー部51の後方への揺動に伴って後方に移動してシリンダ53内に押し込まれる。
また、トリガー部51が最前方揺動位置(最前進位置)にあるときに、ピストン52の摺動筒部73は第1通気孔63を閉塞している。そして、トリガー部51の後方への揺動によってピストン52が所定量だけ後方移動したときに、摺動筒部73が第1通気孔63を開放する。これにより、容器体Aの内部は、第3通気孔65、外筒12の環状連結部12cと内筒13のフランジ部13cとの間に画成された隙間S1、第2通気孔64、シリンダ用筒部40の内側に位置する隙間S2、および第1通気孔63を通じて外部に連通する。
ところで、トリガー部51を最初に操作する場合には、後述する蓄圧弁124に、後方に向けて空気の圧力を作用させることで、蓄圧弁124を後退させて噴出孔4を開放し、貯留室53b内の空気を排出させる必要がある。しかしながら、蓄圧弁124に作用する後方に向けた空気の圧力が所定の圧力を下回ると、後述するコイルスプリング225の前方付勢力によって蓄圧弁124が前進し、噴出孔4が閉塞され、空気の排出が停止する。このため貯留室53b内に空気が残存しやすい。そこで本実施形態では、下記のように貯留室53b内と容器体A内とを連通させて、貯留室53b内に残存した空気を容器体A内に排出可能としている。
すなわち、トリガー部51が最後方揺動位置に位置し、ピストン52が最後方移動位置に移動した状態では、摺動筒部73の内周面の後端部が、ピストンガイド62の窪み部62bと前後方向に同等の位置に位置する。このとき、貯留室53b内とピストン本体部72内とが、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間を通して連通する。
これにより、貯留室53b内が、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、ガイド孔62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に連通する。以上により、トリガー部51を最初に操作する場合に、貯留室53b内の空気を容器体A内に効率よく排出することができる。
また、貯留室53b内に内容物が満たされている場合には、トリガー部51を最後方揺動位置まで揺動させた際に貯留室53b内に残圧が生じて、この残圧によって噴出孔4から内容物が不意に吐出される「液だれ」が発生する場合がある。本実施形態によれば、貯留室53b内に残圧が生じても、この残圧をピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、ガイド孔62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に回収することができるため、残圧による噴出孔4からの液だれを抑制し、液切れを良くすることができる。
トリガー部51は、表裏面が左右方向を向くとともに、左右方向に間隔をあけて一対配設された側板部81と、表裏面が前後方向を向くとともに、一対の側板部81同士を接続する主板部80を備えている。主板部80は、一対の側板部81それぞれの前端縁同士を左右方向に接続している。なお、主板部80はこのような態様に限られず、一対の側板部81それぞれの任意の部分を左右方向に接続すればよい。例えば主板部80は、一対の側板部81それぞれの下端部のみを接続しているような構成等であってもよい。
主板部80は、左右方向から見た側面視で後方に向けて凹状に湾曲している。主板部80および一対の側板部81は一体に形成されている。
一対の側板部81の上端部には、射出筒部11の側方に至るまで上方に延出し、射出筒部11を左右方向から挟み込む一対の連結板部82が形成されている。一対の連結板部82には、左右方向の外側に向けて回転軸部83が突設されている。これら回転軸部83は、射出筒部11の上方を覆う上板部材84に設けられた軸受け部に回動可能に支持されている。これにより、トリガー部51は、回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能とされている。
トリガー部51における主板部80の上部には、主板部80を前後方向に貫通する開口部51aが形成されているとともに、開口部51aの周縁部から後方に向けて延びるように連結筒85が形成されている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。これら連結軸86は、ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に挿入されている。これにより、トリガー部51とピストン52とは、互いに連結されている。
なお、ピストン52の連結部70は、連結軸86に対してその軸線回りに回動可能とされ、かつ上下方向で所定量だけ移動可能に連結されている。これにより、トリガー部51の前後方向への揺動に伴って、ピストン52は前後移動可能とされている。
上板部材84の左右両側には、左右方向から見た側面視で前方に凸の円弧状に形成され、かつ射出筒部11の下方まで延びる上記弾性板部54がそれぞれ一体的に形成されている。弾性板部54は、左右方向から見た側面視で互いに同心の円弧状に形成され、前後に並ぶ一対の板ばねを備えている。
一対の板ばねのうち、前側に位置する板ばねが主板ばね54aとされ、後側に位置する板ばねが副板ばね54bとされている。
これら主板ばね54aおよび副板ばね54bの下端部は、円弧状の折返し部54cを介して一体的に接続されている。折返し部54cには、下方に向けて係止片54dが突設されており、この係止片54dがトリガー部51における側板部81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて係合している。
これにより、弾性板部54は、係止片54dおよびポケット部81aを介してトリガー部51を前方に向けて付勢している。
トリガー部51の主板部80の上端部は、弾性板部54の付勢によって後述する連結部材20の当接部20gに対して後方から当接している。これにより、トリガー部51は最前方揺動位置に位置決めされている。
なお、最前方揺動位置からトリガー部51が後方に引かれると、弾性板部54が係止片54dを介して折返し部54cを後方に移動させるように弾性変形する。このとき、弾性板部54は、主板ばね54aよりも副板ばね54bが大きく弾性変形する。
なお、係止片54dは、トリガー部51が後方に引かれた場合であっても、ポケット部81aから上方に抜け出しつつもトリガー部51が最後方揺動位置(最後方移動位置)に至るまでポケット部81aへの係合状態を維持する。
連結部材20は、射出筒部11の前端開口部よりも前側に位置し、前端開口部に対して対向配置された対向板部21と、対向板部21から後方に向けて延び、射出筒部11に外嵌された第1筒部22と、対向板部21から前方に向けて延びる第2筒部23と、を備えている。
第2筒部23は、射出筒部11の中心軸線に対して下方に偏心した位置に配置されている。対向板部21のうち、第2筒部23の内側に位置する部分には、射出孔25が形成されている。射出孔25は、対向板部21を前後方向に貫通している。また、第2筒部23の内側には、射出孔25と噴出孔4とを連通する連通路237が形成されている。これにより、第2筒部23の内部は、連通路237および射出孔25を通して射出筒部11の内部に連通している。
ノズル部3は噴出器本体2よりも前方側に配置され、噴出孔4が形成されたノズル体220を備えている。ノズル体220には、前後方向に延在し、かつ第2筒部23に外嵌された外嵌筒部221と、外嵌筒部221の前端を閉塞するとともに中央に噴出孔4が形成されたノズル壁部222と、ノズル壁部222の後側に画成された蓄圧室223と、蓄圧室223に収容された蓄圧弁124および金属製のコイルスプリング225と、が備えられている。ノズル体220は、外嵌筒部221が連結部材20の第2筒部23に外嵌されたことにより、連結部材20を介して射出筒部11に連結されている。
蓄圧弁124は、コイルスプリング225により前方に付勢されて、ノズル壁部222における後面に形成された弁座部224に着座し、噴出孔4を閉塞する。蓄圧弁124の後半部には小径ピストン部124aが形成され、蓄圧弁124の前半部には大径ピストン部124bが形成されている。蓄圧弁124は、射出孔25および連通路237から導入される液体の圧力を両ピストン部124a、124bに作用させる。この圧力が一定以上となると、両ピストン部124a、124bの受圧面積の差により蓄圧弁124が後退し、噴出孔4を開放する。
トリガー式液体噴出器1は、噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通を遮断する蓋部226を備えている。蓋部226は、ノズル部3に配設され、噴出孔4を前方から開閉自在に閉塞する。蓋部226の上端部は、ノズル壁部222に、左右方向に延びる開閉軸176回りに回転自在に装着されている。蓋部226は、開閉軸176回りの前方に向けて回転することで、噴出孔4を開放する。
そして本実施形態では、シリンダ53に、前方に向けて突出してトリガー部51の左右方向の移動を規制する支持突部53cが配設されている。支持突部53cは、トリガー部51における左右方向の両側に当接或いは近接している。図示の例では、支持突部53cは、一対の側板部81同士の左右方向の間に配設され、一対の側板部81における左右方向の内側を向く内側面81bと当接或いは近接している。支持突部53cは、主板部80と前後方向に隙間をあけて対向している。
支持突部53cは、表裏面が上下方向を向く板状部材であり、上面視で左右方向よりも前後方向に長い矩形状を呈する。支持突部53cの前後方向の大きさは、外筒部60の前後方向の大きさと同等となっている。
支持突部53cの前端部は、トリガー部51における連結筒85の下端部のうち、後方側に位置する部分の下方に位置している。
支持突部53cは、シリンダ53における外筒部60と一体に形成されている。支持突部53cは、外筒部60の前端開口縁のうち、外筒部60の中心軸線O2を、シリンダ径方向に挟むフランジ部53aの反対側に位置する部分に形成されている。図示の例では、支持突部53cは、外筒部60の前端開口縁における下端部に形成されている。
支持突部53cは、図2に示す正面視で、シリンダ周方向に延びて湾曲している。支持突部53cの後端部における上面および下面は、外筒部60の前端開口縁における内周面および外周面と面一となっている。なお、支持突部53cの位置および形状については任意に変更可能である。
また本実施形態では、主板部80における後方を向く後面80aにおいて、トリガー部51が後方へ向けて揺動されることにより最後方揺動位置に至った際に、支持突部53cの前端部と前後方向に対向する部分に、前方に向けて窪む逃げ部80bが形成されている。
逃げ部80bは、トリガー部51における主板部80の後面80aのうち、連結筒85の前端部から下方に連なる部分に形成されている。逃げ部80bは、主板部80の後面80aに、左右方向の全域にわたって形成されている。
逃げ部80bは、図3に示されるように、トリガー部51が最後方揺動位置に位置する際に、支持突部53cの前端部と当接或いは近接している。逃げ部80bは、左右方向に沿って延びるとともに、連結筒85の下面と直交する平坦面状に形成されている。
主板部80の前面80cにおいて、逃げ部80bと対応する部分は、逃げ部80bと平行に延びる平坦面状に形成されている。なお、逃げ部80bの形状としてはこのような態様に限られず、任意に変更可能である。
主板部80の後面80aにおいて、逃げ部80bの下端に連なる部分は、下方に向かうに従い漸次、後方に向けて延びる突曲面状に形成されている。主板部80の前面80cにおいて、逃げ部80bの下端に連なる部分と対応する部分は、下方に向かうに従い漸次、後方に向けて延びる突曲面状に形成されている。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1の作用について説明する。
トリガー部51を弾性板部54の付勢力に抗して後方に引くと、図3に示すように、トリガー部51における側板部81の内側面81bが、支持突部53cの左右方向の両端縁に左右方向に支持されることにより、トリガー部51が左右方向への移動を規制されながら、後方に向けて揺動する。そして、トリガー部51の後方への揺動に伴って、ピストン52が後退する。これにより、シリンダ53の貯留室53b内の液体が、連通孔66内、および連絡通路L2、を通して射出筒部11内に導入される。このとき、逆止弁36が閉弁され、射出筒部11内と容器体A内との供給通路L1を通した連通が遮断されるとともに、射出筒部11内が加圧され、射出孔25を通して蓄圧弁124における小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各内部も加圧される。
この際、大径ピストン部124bの内径は、小径ピストン部124aの内径よりも大きくなっているので、これら小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各受圧面積の差によって、蓄圧弁124には後方に向けた圧力が作用する。この圧力が所定の圧力以上になると、蓄圧弁124がコイルスプリング225の前方付勢力に抗して後退させられ、蓄圧弁124の前端部が弁座部224から離間することにより、射出筒部11の内部と噴出孔4とが、射出孔25、連通路237、蓄圧弁124の内部、および蓄圧弁124の前端部と弁座部224との間の隙間を通して連通し、噴出孔4から液体が噴射される。
トリガー部51を引く操作を止めると、貯留室53b内から縦供給筒部10の連絡通路L2を通した射出筒部11内への液体の供給が停止される。このとき、コイルスプリング225の前方付勢力により蓄圧弁124が前進し、蓄圧弁124の前端部が弁座部224に着座してこれを閉塞し、射出筒部11の内部と噴出孔4との連通を遮断させる。
そして、弾性板部54の弾性復元力によってトリガー部51が前方に付勢されて元の位置に復帰するので、これに伴ってピストン52が前進する。そのため、貯留室53b内に負圧が生じ、この負圧によってパイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10の供給通路L1に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、逆止弁36を押し上げて開弁させ、連絡通路L2を通して貯留室53b内に導入される。これにより、次の噴射に備えることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1によれば、前方に向けて突出してトリガー部51の左右方向の移動を規制する支持突部53cが、シリンダ53に配設されているので、仮にトリガー部51に左右方向の外力が加えられたとしても、支持突部53cによりトリガー部51を左右方向に支持させることが可能になり、トリガー部51が左右方向に移動するのを規制することができる。このため、トリガー部51と連結されたピストン52の中心軸が、シリンダ53の中心軸線O2に対して傾くのを抑えることができる。
また、支持突部53cが、シリンダ53から前方に向けて突出するように配設されているので、支持突部53cを配設したことによる外観の変化を抑えることが可能になり、見映えの悪化を防ぐことができる。
また、支持突部53cが、トリガー部51における左右方向の両側に当接或いは近接しているので、支持突部53cにより、確実にトリガー部51の左右方向の移動を規制することができる。
また、トリガー部51における一対の側板部81同士の間に配設された支持突部53cにより、トリガー部51の左右方向の移動を規制することが可能になり、例えばトリガー部51が側板部81を備えず、表裏面が前後方向を向く主板部80を備え、支持突部53cが、主板部80における左右方向の両端縁に対して、左右方向の両側から当接あるいは近接するような構成と比較して、支持突部53cの前方に向けた突出量が抑えられ、シリンダ53が前後方向にかさばるのを抑制することができる。
また、支持突部53cが、シリンダ53と一体に形成されているので、支持突部53cがシリンダ53に対して位置ずれを起こすことがなく、部品点数の増大を抑制しながら、支持突部53cによりトリガー部51を強固に支持することができる。
また、主板部80において、トリガー部51が後方へ向けて揺動されることにより、最後方揺動位置に至った際に、支持突部53cの前端部と前後方向に対向する部分には、前方に向けて窪む逃げ部80bが形成されているので、トリガー部51のうち、逃げ部80bよりも下方に位置する部分の形状を現行のトリガー部51に対して変更せずに、トリガー部51の主板部80と支持突部53cとの干渉を防ぐことが可能になり、使用者がトリガー部51を後方に揺動させる際に感じる使用感を現行のままに維持することができる。
また、主板部80に逃げ部80bが形成されていて、主板部80の全体を前方に位置させるのではないので、トリガー部51の体積の増大が抑えられ、トリガー部51を製造するのに用いる材料の量が、現行のトリガー部51に対して増大するのを抑えることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、支持突部53cが、一対の側板部81同士の左右方向の間に配設され、一対の側板部81における左右方向の内側を向く内側面と当接或いは近接している構成を示したが、このような態様に限られない。例えば、トリガー部51が側板部81を備えず、トリガー部51の主板部80に、後方に開口する開口部が形成され、支持突部53cが、主板部80の開口部内に挿入されるような構成等であってもよい。
また例えば、トリガー部51に、主板部80から後方に向けて突出する被支持部が配設され、支持突部53cの前端部に、前方に開口する開口部が形成され、被支持部が、支持突部の開口部内に挿入されるような構成等であってもよい。
また、上記実施形態においては、支持突部53cがシリンダ53における外筒部60に一体に形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。支持突部53cは、シリンダ53と別体に形成されてもよいし、例えばシリンダ用筒部40と一体に形成されてもよい。
また、上記実施形態においては、支持突部53cが、シリンダ53に1つ配設されている構成を示したが、このような態様に限られない。支持突部53cは、シリンダ53に複数配設されてもよい。
また、上記実施形態においては、支持突部53cが、主板部80と前後方向に隙間をあけて対向し、トリガー部51における主板部80の後面80aに逃げ部80bが形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。トリガー部51における主板部80の後面80aに、逃げ部80bが形成されなくてもよい。このような場合には、例えば、主板部80において、トリガー部51が最後方揺動位置に位置した際に、支持突部53cと当接する部分に貫通孔を形成することで、主板部80とトリガー部51との干渉を回避してもよい。
また、上記実施形態においては、トリガー部51が射出筒部11から下方に向けて延設されるとともに、トリガー部51の上端部を中心に揺動自在に支持された構成を示したが、このような態様に限られない。トリガー部51は、上端部以外の部分を中心に揺動自在に支持されてもよい。
また、上記実施形態においては、トリガー式液体噴出器1が、噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通を遮断する蓋部226を備えた構成を示したが、このような態様に限られない。トリガー式液体噴出器1は、蓋部226を備えなくてもよい。
また、上記実施形態においては、ピストンガイド62の外周面における後端部に、環状の窪み部62bが形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。ピストンガイド62の外周面に窪み部62bが形成されなくてもよい。
また、上記実施形態においては、ノズル部3が、噴出器本体2における連結部材20の第2筒部23に嵌合された構成を示したが、このような態様に限られない。ノズル部3は、例えば射出筒部11と一体に形成される等してもよい。
また、上記実施形態においては、ノズル部3が蓄圧弁124を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。蓄圧弁124は噴出器本体2が備えてもよく、射出筒部11内や縦供給筒部10内に配設されてもよい。また、蓄圧弁124を備えなくてもよい。
また、上記実施形態においては、トリガー部51が、表裏面が前後方向を向くとともに、一対の側板部81それぞれの前端縁同士を左右方向に接続する主板部80を備える構成を示したが、このような態様に限られない。主板部80は、側板部81のうち、前端縁から後方に離れた部分に配設されてもよい。また、トリガー部51が主板部80を備えなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 トリガー式液体噴出器
2 噴出器本体
4 噴出孔
3 ノズル部
10 縦供給筒部
50 トリガー機構
51 トリガー部
52 ピストン
53 シリンダ
53c 支持突部
80 主板部
81 側板部
81b 内側面
80a 主板部の後面
80b 逃げ部
80c 主板部の前面
A 容器体

Claims (5)

  1. 容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配設され、前記容器体内の液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、
    前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への揺動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器であって、
    前記トリガー機構は、前記トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、
    前記ピストンが挿入され、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有し、
    前記シリンダには、前方に向けて突出して前記トリガー部の左右方向の移動を規制する支持突部が配設されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記支持突部は、前記トリガー部における左右方向の両側に当接或いは近接していることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記トリガー部は、表裏面が、上下方向および前後方向の双方向と直交する左右方向を向くとともに、左右方向に間隔をあけて一対配設された側板部を備え、
    前記支持突部は、一対の前記側板部同士の左右方向の間に配設され、一対の前記側板部における左右方向の内側を向く内側面と当接或いは近接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記支持突部は、前記シリンダと一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記トリガー部は、表裏面が前後方向を向くとともに、一対の側板部同士を左右方向に接続する主板部を備え、
    前記支持突部は、前記主板部と前後方向に隙間をあけて対向し、
    前記主板部における後方を向く後面において、前記トリガー部が後方へ向けて揺動されることにより最後方揺動位置に至った際に、前記支持突部の前端部と前後方向に対向する部分には、前方に向けて窪む逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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