JP6757674B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に示されるように、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、噴出器本体は、上下方向に延在し、容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、縦供給筒部の前方に配設され、縦供給筒部内の液体を噴出孔に導く射出筒部と、縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部を有し、トリガー部の後方への揺動によって、液体を縦供給筒部内から射出筒部内を通じて噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、トリガー機構は、トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有したトリガー式液体噴出器が知られている。
特開2011−177630号公報
しかしながら、前記従来のトリガー式液体噴出器では、例えば落下等により、トリガー部が後方に向けて勢いよく牽引された場合等に、シリンダ内の圧力が急激に上昇すると、例えばノズル部が噴出器本体から脱離等したり、トリガー部に大きな力がかかることで破損したりするおそれがあった。
そこで本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、急激に上昇したシリンダ内の圧力を低下させることで、トリガー式液体噴出器が破損するのを抑えることができるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への揺動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器であって、前記トリガー機構は、前記トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、前記ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有し、前記噴出器本体は、前記シリンダ内が減圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記シリンダ内へ液体が流通するのを許容し、かつ前記シリンダ内が加圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを遮断する第1弁体と、前記シリンダ内が過剰に加圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを許容し、かつ前記シリンダ内が減圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記シリンダ内へ液体が流通するのを遮断する第2弁体と、を備え、前記第2弁体が、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内への液体の流通を許容するときの、前記シリンダ内の圧力は、前記トリガー部の後方への揺動時に上昇した前記シリンダ内の圧力に起因して、前記トリガー式液体噴出器が破損するときの、前記シリンダ内の圧力より小さいことを特徴とする。
この発明によれば、トリガー部を後方へ揺動させ、ピストンを後方に移動させることにより、ピストンとシリンダとの間の液体が加圧される。そしてこのようなシリンダ内の加圧時には、第1弁体は、縦供給筒部内を通したシリンダ内から容器体内への液体の流通を遮断するので、シリンダ内で加圧された液体は、シリンダ内から縦供給筒部内を通して射出筒部内に流入し、射出筒部内からノズル部に至り、噴出孔から噴射される。
また、第2弁体が、縦供給筒部内を通して、シリンダ内から容器体内への液体の流通を許容するとき、つまり第2弁体が開くときの、シリンダ内の圧力(以下、作動圧という)が、トリガー部の後方への揺動時に上昇したシリンダ内の圧力に起因して、トリガー式液体噴出器が破損するときの、シリンダ内の圧力より小さいので、トリガー部が後方に向けて勢いよく牽引された場合等に、シリンダ内の圧力が急激に上昇し、シリンダ内の圧力が第2弁体の作動圧より大きくなった場合には、第2弁体が開く。これにより、加圧された液体をシリンダ内から容器体内へ流通させることができ、急激に上昇したシリンダ内の圧力を低下させることで、トリガー式液体噴出器が破損するのを抑えることができる。
また、前記第2弁体は、前記第1弁体を内側に収容する筒状をなし、前記第2弁体の内周面には、前記第1弁体が着座する弁座面が形成されてもよい。
この場合には、第1弁体が第2弁体の内側に収容されているので、第1弁体および第2弁体が、それぞれ異なる位置に配設されているような構成と比べて、噴出器本体をコンパクトな構成とすることができる。
また、前記第2弁体は、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを許容する開位置と、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記シリンダ内へ液体が流通するのを遮断する閉位置と、の間を移動可能に配設され、前記噴出器本体は、前記開位置に位置する前記第2弁体を、前記閉位置に向けて付勢する付勢手段を備えてもよい。
この場合には、シリンダ内の圧力が第2弁体の作動圧を超えた際に、第2弁体が開位置に向けて移動し、シリンダ内と容器体内とが連通することで、シリンダ内の圧力が開放される。そしてこの際、第2弁体が、付勢手段により閉位置に向けて復帰させられることとなり、再び第2弁体が、容器体内からシリンダ内への液体の流通を遮断することができる。このように、シリンダ内の圧力により閉位置から開位置に移動した第2弁体を、閉位置に向けて付勢する付勢手段を備えているので、簡易な構成で開位置に位置する第2弁体を、閉位置に向けて復帰させることができ、噴出器本体に優れた操作性を具備させることができる。
また、前記ノズル部は、前記噴出器本体の装着部に嵌合され、前記第2弁体が、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内への液体の流通を許容するときの、前記シリンダ内の圧力は、前記ノズル部が前記装着部に対して前後方向に位置ずれするのに要する、前記シリンダ内の圧力よりも小さくてもよい。
この場合には、シリンダ内の圧力が急激に上昇する過程において、ノズル部が装着部に対して前後方向に位置ずれするのに先立って、第2弁体が開くことで、シリンダ内の圧力を低下させることが可能になる。これにより、例えば急激に上昇したシリンダ内の圧力により、ノズル部が装着部に対して前後方向に位置ずれし、このように生じた隙間から、液体が漏れること等を防ぐことができる。
また、前記シリンダ内と前記噴出孔との連通およびその遮断を切替える蓄圧弁が配設され、前記蓄圧弁は、前記シリンダ内が加圧されたときに、前記シリンダ内と前記噴出孔とを連通させ、前記第2弁体が、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内への液体の流通を許容するときの、前記シリンダ内の圧力は、前記蓄圧弁が、前記シリンダ内と前記噴出孔とを連通するときの、前記シリンダ内の圧力よりも大きくてもよい。
この場合には、トリガー部の操作により、ピストンとシリンダとの間の液体が加圧された際に、シリンダ内の圧力が上昇する過程において、第2弁体が、縦供給筒部内を通してシリンダ内から容器体内へ液体が流通するのを許容するのに先立って、蓄圧弁が、シリンダ内と噴出孔とを連通することが可能になる。これにより、通常使用時において、確実に噴出孔から液体を噴射することができる。
本発明によれば、急激に上昇したシリンダ内の圧力を低下させることができる。
本発明の第1実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図である。 図1に示す縦供給筒部周辺の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図における縦供給筒部周辺の拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図における縦供給筒部周辺の拡大図である。 本発明の第4実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図における縦供給筒部周辺の拡大図である。
(第1実施形態)
以下、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態に係るトリガー式液体噴出器1について説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1に示すように、トリガー式液体噴出器1は、液体が収容された容器体Aに装着される噴出器本体2と、噴出器本体2に配設され、液体を噴射する噴出孔4が形成されたノズル部3と、を備えている。また、噴出器本体2は、容器体A内の液体を吸上げる縦供給筒部10と、縦供給筒部10内の液体を噴出孔4に導く射出筒部11と、を備えている。
ここで、以下の説明において、縦供給筒部10の中心軸線O1に沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って容器体A側を下側、その反対側を上側という。また、上下方向から見た平面視において、中心軸線O1に直交する方向を軸径方向といい、中心軸線O1回りに周回する方向を軸周方向という。また、軸径方向のうちの一方向を前後方向といい、上下方向および前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。また、前後方向のうち、縦供給筒部10から射出筒部11が延びる方向を前側といい、その反対方向を後側という。
縦供給筒部10は、外筒12と、外筒12内に嵌合される内筒13と、を備えている。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配設され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下端部とを連結する環状連結部12cと、小径部12bの上端部を閉塞する天壁部12dと、を備えている。
天壁部12dは、後述する第1弁体36の上方を覆っている。小径部12bの下端部は、環状連結部12cよりも下方に突出している。
内筒13は、外筒12の大径部12aが外嵌された大径部13aと、大径部13aの上方に配設され、かつ大径部13aよりも縮径した小径部13bと、大径部13aの上端部と小径部13bの下端部とを連結するフランジ部13cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。小径部13bの上側の部分には、小径部13bよりもさらに外径の小さい縮径部13gが形成されている。縮径部13gの上端部は、外筒12の天壁部12dと、上下方向に隙間をあけて対向している。
内筒13の小径部13b内には、容器体A内に配設され、かつ容器体Aの図示しない底部に下端開口が位置するパイプ15の上部が嵌合されている。小径部13b内が、容器体A内の液体を噴出器本体2内に供給する供給通路L1とされている。
内筒13のフランジ部13cは、外筒12の環状連結部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12の環状連結部12cよりも下方に位置している。
内筒13の大径部13aにおいて、外筒12の大径部12aから下方に突出した部分には、その軸径方向の外側に向けて突出する環状の鍔部13dが形成されている。鍔部13dは、容器体Aの口部A1に装着(例えば螺着)される装着キャップ14の上端部内に配設され、装着キャップ14の上端部をその軸線回りに回転自在に係止する。鍔部13dは、装着キャップ14と容器体Aの口部A1における上端開口縁とにより上下方向に挟まれる。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の中心軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後側に偏心している。
図1に示すように、射出筒部11よりも下方に位置する部分には、前方に向けて突出するシリンダ用筒部40が外筒12と一体に形成されている。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、外筒12における環状連結部12cと一体に形成されている。
射出筒部11は、縦供給筒部10から前方に向けて突出し、後端部が縦供給筒部10における上端部の前側に接続されている。射出筒部11の内部は、外筒12に形成され、内筒13における縮径部13gの外周面に向けて開口する吐出孔16を通じて縦供給筒部10内に連通している。射出筒部11の上面には、水平板状の上板部材84が取り付けられている。
噴出器本体2は、縦供給筒部10の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部51を有し、トリガー部51の後方への揺動によって、液体を縦供給筒部10内から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に向けて流通させるトリガー機構50を備えている。
トリガー機構50は、トリガー部51の揺動に連動して前後方向に移動するピストン52と、ピストン52の移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が縦供給筒部10内に連通したシリンダ53と、を有している。
以下の説明において、シリンダ53の中心軸線をシリンダ軸O2という。また、前後方向から見てシリンダ軸O2と直交する方向をシリンダ径方向という。
トリガー機構50はさらに、トリガー部51を前方に付勢する弾性板部54と、縦供給筒部10および射出筒部11の全体を、少なくとも上方および左右方向から覆うカバー体55と、を備えている。
シリンダ53は、縦供給筒部10から前方に突出している。シリンダ53には、シリンダ53内と縦供給筒部10内とを連通する連通孔66が形成されている。連通孔66は、シリンダ53の後壁部61に形成されている。
シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後方開口部を塞ぐ後壁部61と、シリンダ53の内側に配置され、前後方向に延びる筒状のピストンガイド62と、を備えている。
外筒部60は、シリンダ用筒部40の内側に嵌合されている。シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面とは、前後方向の両端部において密接している。その一方、シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面との間のうち、前後方向の両端部同士の間に位置する中間部に、環状の隙間S2が設けられている。
外筒部60には、外筒部60の内側と隙間S2とを連通させる第1通気孔63が形成されている。外筒12の環状連結部12cには、上記隙間S2と、外筒12の環状連結部12cと内筒13のフランジ部13cとの間に画成された隙間S1と、を連通させる第2通気孔64が形成されている。さらに、内筒13のフランジ部13cには、上記隙間S1と、装着キャップ14の内側と、を連通させる第3通気孔65が形成されている。
ピストンガイド62は、後壁部61のシリンダ径方向の中央部から、前方に向けて突設されている。ピストンガイド62は、前端が閉塞されるとともに、後端が後方に向けて開口しており、この開口部内に、シリンダ用筒部40における後壁であって、外筒12の小径部12bから前方に向けて突設された嵌合筒部41が嵌合されている。ピストンガイド62の前端壁には、この前端壁を貫通し、後述するピストン本体部72内とピストンガイド62内とを連通する連通開口部62aが複数形成されている。なお、連通開口部62aとしては、このような構成に限られず、ピストンガイド62の内周面と同径をなしてもよい。
ピストンガイド62の外周面における後端部には、環状の窪み部62bが形成されている。
連通孔66は、シリンダ53の後壁部61のうち、ピストンガイド62の上方に位置する部分を前後方向に貫いている。図示の例では、後壁部61における連通孔66の開口周縁部に、後方に向けて突出する突出筒部67が形成されており、この突出筒部67が、外筒12の小径部12bに形成された貫通孔内に嵌合されている。この貫通孔は、内筒13における縮径部13gの外周面に向けて開口している。
縦供給筒部10のうち、外筒12の内周面と、内筒13における縮径部13gの外周面と、の間には連絡通路L2が形成されている。連絡通路L2は、外筒12に形成された吐出孔16を通して射出筒部11内に連通している。また、連絡通路L2は、後述する切り欠き部91aを通して、小径部13b内の供給通路L1と連通している。
また、縦供給筒部10における外筒12の小径部12bの内周面と、内筒13の小径部13bの外周面と、の間のうち、前側の部分には、嵌合筒部41内と、内筒13の第3通気孔65内と、を連通する接続通路42が形成されている。そして、嵌合筒部41内、接続通路42、および第3通気孔65は、ピストンガイド62内と容器体A内とを連通する回収通路43を構成している。
なお、回収通路43としては、このような態様に限られず、例えばシリンダ53に形成される等、縦供給筒部10とは異なる部分に形成されてもよい。
ピストン52は、後方に向けて開口し、かつ内部にピストンガイド62が挿入されるピストン本体部72と、ピストン本体部72の後端部から、そのシリンダ径方向の外側に向けて突出する摺動筒部73と、を備えている。ピストン52は、シリンダ軸O2と同軸上に配設され、シリンダ53内の液体を縦供給筒部10内および射出筒部11内へと供給する。
ピストン本体部72の内周面は、ピストンガイド62の外周面とシリンダ径方向に隙間をあけて対向している。ピストン本体部72の前端部には、トリガー部51に連結される円柱状の連結部70が形成されている。連結部70は、ピストン本体部72よりも小径とされている。
摺動筒部73は、前後方向の中央部から前方および後方に向かうに従って漸次拡径するテーパ状に形成されている。摺動筒部73は、外周面がシリンダ53の内周面に全周にわたって当接し、かつ内周面がピストンガイド62の外周面に全周にわたって当接している。
これにより、シリンダ53内において、摺動筒部73よりも後側に位置する部分に、縦供給筒部10における連絡通路L2から連通孔66を通して液体が流入される貯留室53aが形成されている。
摺動筒部73のうち、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが、シリンダ53の外筒部60の内周面に当接している。
ピストン52の連結部70は、後述する連結軸86を介してトリガー部51に連結されている。これにより、ピストン52は、トリガー部51とともに弾性板部54の付勢力によって前方に付勢されているとともに、トリガー部51の後方への揺動に伴って後方に移動してシリンダ53内に押し込まれる。
また、トリガー部51が最前方揺動位置にあるときに、ピストン52の摺動筒部73は第1通気孔63を閉塞している。そして、トリガー部51の後方への揺動によってピストン52が所定量だけ後方移動したときに、摺動筒部73が第1通気孔63を開放する。これにより、容器体Aの内部は、第3通気孔65、第2通気孔64および第1通気孔63を通じて外部に連通する。
ところで、トリガー部51を最初に操作する場合には、後述する蓄圧弁124に、後方に向けて空気の圧力を作用させることで、蓄圧弁124を後退させて噴出孔4を開放し、貯留室53a内の空気を排出させる必要がある。しかしながら、蓄圧弁124に作用する後方に向けた空気の圧力が所定の圧力を下回ると、後述するコイルスプリング225の前方付勢力によって蓄圧弁124が前進し、噴出孔4が閉塞され、空気の排出が停止する。このため貯留室53a内に空気が残存しやすい。そこで本実施形態では、下記のように貯留室53a内と容器体A内とを連通させて、貯留室53a内に残存した空気を容器体A内に排出可能としている。
すなわち、トリガー部51が最後方揺動位置に位置し、ピストン52が最後方移動位置に移動した状態では、摺動筒部73の内周面の後端部が、ピストンガイド62の窪み部62bと前後方向に同等の位置に位置する。このとき、貯留室53a内とピストン本体部72内とが、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間を通して連通する。
これにより、貯留室53a内が、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、連通開口部62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に連通する。以上により、トリガー部51を最初に操作する場合に、貯留室53a内の空気を容器体A内に効率よく排出することができる。
また、貯留室53a内に内容物が満たされている場合には、トリガー部51を最後方揺動位置まで揺動させた際に貯留室53a内に残圧が生じて、この残圧によって噴出孔4から内容物が不意に吐出される「液だれ」が発生する場合がある。本実施形態によれば、貯留室53a内に残圧が生じても、この残圧をピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、連通開口部62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に回収することができるため、残圧による噴出孔4からの液だれを抑制し、液切れを良くすることができる。
トリガー部51は、左右方向から見た側面視で後方に向けて凹状に湾曲する前面を有する主板部材80と、主板部材80の左右の側縁部から後方に向けて起立する一対の側板部材81と、を備えている。
一対の側板部材81の上端部には、射出筒部11の側方に至るまで上方に延出し、射出筒部11を左右方向から挟み込む一対の連結板82が形成されている。一対の連結板82には、左右方向の外側に向けて突出する回転軸部83が各別に配設されている。これら回転軸部83は、射出筒部11の上方を覆う上板部材84に設けられた軸受け部に回動可能に支持されている。これにより、トリガー部51は、回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能とされている。
トリガー部51には、主板部材80を前後方向に貫通する開口部51aが形成されているとともに、開口部51aの周縁部から後方に向けて延びるように連結筒85が形成されている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。これら連結軸86は、ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に挿入されている。これにより、トリガー部51とピストン52とは、互いに連結されている。
なお、ピストン52の連結部70は、連結軸86に対してその軸線回りに回動可能とされ、かつ上下方向で所定量だけ移動可能に連結されている。これにより、トリガー部51の前後方向への揺動に伴って、ピストン52は前後方向に移動可能とされている。
上板部材84の左右両側には、左右方向から見た側面視で前方に凸の円弧状に形成され、かつ射出筒部11の下方まで延びる上記弾性板部54がそれぞれ一体的に形成されている。弾性板部54は、左右方向から見た側面視で互いに同心の円弧状に形成され、前後に並ぶ一対の板ばねを備えている。
一対の板ばねのうち、前側に位置する板ばねが主板ばね54aとされ、後側に位置する板ばねが副板ばね54bとされている。
これら主板ばね54aおよび副板ばね54bの下端部は、円弧状の折返し部54cを介して一体的に接続されている。折返し部54cには、下方に向けて係止片54dが突設されており、この係止片54dがトリガー部51における側板部材81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて係合している。
これにより、弾性板部54は、係止片54dおよびポケット部81aを介してトリガー部51を前方に向けて付勢している。
トリガー部51の主板部材80の上端部は、弾性板部54の付勢によって後述する連結部材20の規制部20gに対して後方から当接している。これにより、トリガー部51は最前方揺動位置に位置決めされている。
なお、最前方揺動位置からトリガー部51が後方に引かれると、弾性板部54が係止片54dを介して折返し部54cを後方に移動させるように弾性変形する。このとき、弾性板部54は、主板ばね54aよりも副板ばね54bが大きく弾性変形する。
なお、係止片54dは、トリガー部51が後方に引かれた場合であっても、ポケット部81aから上方に抜け出しつつもトリガー部51が最後方揺動位置(最後方移動位置)に至るまでポケット部81aへの係合状態を維持する。
また、噴出器本体2は、ノズル部3が嵌合された連結部材20を備えている。
連結部材20は、射出筒部11の前端開口部よりも前側に位置し、前端開口部に対して対向配置された対向板部21と、対向板部21から後方に向けて延び、射出筒部11に外嵌された第1筒部22と、対向板部21から前方に向けて延びる第2筒部23(装着部)と、を備えている。
第2筒部23は、射出筒部11の中心軸線に対して下方に偏心した位置に配置されている。対向板部21のうち、第2筒部23の内側に位置する部分には、射出孔25が形成されている。射出孔25は、対向板部21を前後方向に貫通している。また、第2筒部23の内側には、射出孔25と噴出孔4とを連通する連通路237が形成されている。これにより、第2筒部23の内部は、連通路237および射出孔25を通して射出筒部11の内部に連通している。
ノズル部3は噴出器本体2よりも前方側に配置され、噴出孔4が形成されたノズル体220を備えている。ノズル体220は、前後方向に延在し、かつ第2筒部23に外嵌された外嵌筒部221と、外嵌筒部221の前端を閉塞するとともに中央に噴出孔4が形成されたノズル壁部222と、ノズル壁部222の後側に画成された蓄圧室223と、蓄圧室223に収容され、シリンダ53内と噴出孔4との連通およびその遮断を切替える蓄圧弁124および金属製のコイルスプリング225と、噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通を遮断する蓋部226と、を備えている。ノズル部3は噴出器本体2に固定されている。図示の例では、ノズル部3におけるノズル体220の外嵌筒部221が、連結部材20の第2筒部23に外嵌されることにより、噴出器本体2に連結されている。
蓄圧弁124は、コイルスプリング225により前方に付勢されて、ノズル壁部222における後面に形成された弁座部224に着座し、噴出孔4を閉塞する。蓄圧弁124の後半部には小径ピストン部124aが形成され、蓄圧弁124の前半部には大径ピストン部124bが形成されている。蓄圧弁124は、射出孔25および連通路237から導入される液体の圧力を両ピストン部124a、124bに作用させる。この圧力が一定以上となると、両ピストン部124a、124bの受圧面積の差により、蓄圧弁124を後方に向けて押圧する。これにより、コイルスプリング225からの前方付勢力に抗して蓄圧弁124が後退することで、噴出孔4が開放される。
蓋部226は、ノズル部3に配設され、噴出孔4を前方から開閉自在に閉塞する。蓋部226の上端部は、ノズル壁部222に、左右方向に延びる開閉軸176回りに回転自在に装着されている。蓋部226は、開閉軸176回りに前方に向けて回転することで、噴出孔4を開放する。
そして本実施形態では、図1および図2に示すように、噴出器本体2は、シリンダ53内が減圧された際に、縦供給筒部10内を通して、容器体A内からシリンダ53内へ液体が流通するのを許容し、かつシリンダ53内が加圧された際に、縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを遮断する第1弁体36と、シリンダ53内が過剰に加圧された際に、縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを許容し、かつシリンダ53内が減圧された際に、縦供給筒部10内を通して、容器体A内からシリンダ53内へ液体が流通するのを遮断する第2弁体90と、を備えている。
第1弁体36は球状をなし、縦供給筒部10内に配設されている。図示の例では、第1弁体36は、縦供給筒部10における内筒13の内側に配設され、第1弁体36の中心は中心軸線O1上に位置している。
第2弁体90は、第1弁体36を内側に収容する筒状をなし、上下方向に沿って延びている。第2弁体90は、縦供給筒部10内に配設されている。図示の例では、第2弁体90は、縦供給筒部10における内筒13の内側に、中心軸線O1と同軸上に配設されている。
図2に示すように、第2弁体90の内周面には、第1弁体36が着座する弁座面93aが形成されている。弁座面93aは軸径方向の外側に向かうに従い漸次、上方に向けて延びるテーパ状に形成されている。
第1弁体36は、シリンダ53内の負圧により、弁座面93aから離反して開くことで、縦供給筒部10内を通して、容器体A内からシリンダ53内へ液体が流通するのを許容する。第1弁体36が開く際のシリンダ53内の負圧は、ピストン52がシリンダ53内の最後方移動位置から、弾性板部54の弾性復元力で最前方移動位置に移動させられる際のシリンダ内の圧力となっている。
第1弁体36は、弁座面93aに着座することで、縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを遮断する。図示の例では、第1弁体36は供給通路L1内のうち、弁座面93aよりも上方に位置する空間と、弁座面93aよりも下方に位置する空間と、を連通および遮断する。
第2弁体90は、上方に位置する大径部91と、大径部91の下方に位置し、外径が大径部91よりも小さい小径部92と、大径部91と小径部92とを接続する接続部93と、を備えている。
大径部91の上端部は、内筒13の縮径部13gから上方に向けて突出している。大径部91の上端部のうち、前側の部分には、大径部91を前後方向に貫く切り欠き部91aが形成されている。
小径部92の上端部における内周面には、軸径方向の内側に向けて張出した張出部94が形成されている。張出部94は、小径部92の上端部に全周にわたって形成されている。
小径部92の下端部には、軸径方向の外側に向けて突出し、縮径部13gにおける後述する第2周面13qに上下摺動自在に当接した当接部95が全周にわたって形成されている。
接続部93は、上方に向かうに従い漸次、拡径している。接続部93の内周面が、弁座面93aとなっている。
内筒13における縮径部13gの内周面は多段状をなしている。縮径部13gの内周面は、上方に位置する第1周面13pと、第1周面13pの下方に位置し、第1周面13pよりも内径の小さい第2周面13qと、第2周面13qの下方に位置し、第2周面13qよりも内径の小さい第3周面13rと、を備えている。第1周面13p、第2周面13q、および第3周面13rそれぞれの上下方向の大きさは、互いに同等となっている。
第1周面13pと第2周面13qとの間には、上方に向かうに従い漸次、軸径方向の外側に向けて延びる傾斜面が形成されている。第2周面13qと第3周面13rとの間には、上方を向く段差が形成されている。
第1周面13pは、縮径部13gにおける上端部に位置し、第2弁体90の大径部91と軸径方向に間隔をあけて対向している。第2周面13qには、内筒13の小径部92における当接部95が、軸径方向の内側から当接している。第3周面13rは、縮径部13gにおける下端部に位置している。
内筒13の内側において、第3周面13rの下方に位置する部分には、軸径方向に延びる台座部13sが配設されている。台座部13sは、軸周方向に間隔をあけて複数配設されている。
内筒13における縮径部13gの内側には、上下方向に延びる突上げ突部13tが配設されている。突上げ突部13tは中心軸線O1と同軸上に配設され、上端部が上方に向けて突となす曲面状をなしている。突上げ突部13tの上端部は、第2弁体90の小径部92内に、小径部92の下方から挿入され、第1弁体36と上下方向に隙間をあけて対向している。
突上げ突部13tは、第2弁体90の後述する開位置において、第1弁体36を突上げることで、第1弁体36を弁座面93aから離反させる。これにより第2弁体90は、縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを許容する。
台座部13sは、突上げ突部13tの下端部における外周面と、縮径部13gの内周面と、を接続している。突上げ突部13tおよび台座部13sは、内筒13と一体に形成されている。なお、突上げ突部13tおよび台座部13sはそれぞれ、内筒13と別体に形成されてもよい。
また本実施形態では、第2弁体90が、縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内への液体の流通を許容するときの、シリンダ53内の圧力(以下、作動圧という)は、トリガー部51の後方への揺動時に上昇したシリンダ53内の圧力に起因して、トリガー式液体噴出器1が破損するときの、シリンダ53内の圧力より小さい。また、第2弁体90の作動圧は、トリガー部51を弾性板部54の付勢力に抗して通常使用時の速度で後方へ揺動し、液体を噴出孔4から噴射する際の、シリンダ53内の圧力よりも大きくなっている。すなわち、過剰に加圧された際のシリンダ53内の圧力は、このような通常使用時のシリンダ53内の圧力よりも大きくなっている。
ここで、例えば落下等により、トリガー部51が後方に向けて勢いよく牽引されて後方へ揺動された場合等、シリンダ53内が過剰に加圧されると、ノズル部3が噴出器本体2から脱離等したり、トリガー部51に大きな力がかかることで、トリガー部51が破損したりすることがあった。トリガー部51の破損としては、例えば、側板部材81における連結板82の回転軸部83が、上板部材84に設けられた軸受け部を変形させながら前方に向けて離脱したり、主板部材80が変形したりすること等があった。なお、トリガー部51の破損の態様としてはこれらに限られず、その他の態様も含まれる。
また、シリンダ53内が過剰に加圧される態様としては、閉塞手段により噴出孔4を通した外部と射出筒部11内との連通が遮断された状態で、前述した通常使用時の速度でトリガー部51が後方へ充分な距離、揺動された場合等も含まれる。閉塞手段としては、蓋部226の他、例えばノズル部3を、噴出孔4の中心軸線回りに回動させることにより、噴出孔4を通した外部と射出筒部11内との連通および遮断を切替えるような構成等も含まれる。
また本実施形態では、第2弁体90は、縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを許容する開位置と、縦供給筒部10内を通して、容器体A内からシリンダ53内へ液体が流通するのを遮断する閉位置と、の間を移動可能に配設されている。すなわち、第2弁体90は、突上げ突部13tが第1弁体36を突上げることで、第1弁体36が弁座面93aから離反する開位置と、大径部91の上端開口縁が、外筒12の天壁部12dの下面に当接し、第1弁体36が弁座面93aに着座する閉位置と、の間を上下方向に移動可能に配設されている。
また、第2弁体90の小径部92の下端部は、第2弁体90が開位置に位置する際に、第3周面13rの上端部と上下方向に近接する。
なお、第2弁体90が閉位置に位置する際に、大径部91の上端開口縁は、外筒12の天壁部12dの下面と隙間をあけて対向してもよい。
また本実施形態では、噴出器本体2は、開位置に位置する第2弁体90を、閉位置に向けて付勢する付勢手段99を備えている。図示の例では付勢手段99はコイルバネであり、突上げ突部13tを軸径方向の外側から囲繞している。付勢手段99は、台座部13sと第2弁体90との間に配設されている。
付勢手段99は、第2弁体90における張出部94の下端部に、張出部94の下方から当接することで、第2弁体90を上方に向けて付勢する。図示の例では、付勢手段99は、図2に示すような第2弁体90の閉位置において上下方向に圧縮されている。なお、付勢手段99は、第2弁体90の閉位置において、上下方向に圧縮されていない自然長であってもよい。
また本実施形態では、第2弁体90の作動圧は、ノズル部3のノズル体220における外嵌筒部221が、連結部材20の第2筒部23に対して前方に向けて位置ずれするのに要するシリンダ53内の圧力よりも小さくなっている。第2弁体90の作動圧は、蓄圧弁124が、シリンダ53内と噴出孔4とを連通する際の、シリンダ53内の圧力よりも大きくなっている。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1の作用について図1および図2を参照して説明する。
トリガー部51を弾性板部54の付勢力に抗して後方に引くと、トリガー部51の後方への揺動に伴ってピストン52が後退するので、シリンダ53の貯留室53a内の液体が、連通孔66内、および連絡通路L2、を通して射出筒部11内に導入される。このとき、第1弁体36が閉弁され、射出筒部11内と容器体A内との供給通路L1を通した連通が遮断されるとともに、射出筒部11内が加圧され、射出孔25を通して蓄圧弁124における小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各内部も加圧される。
この際、シリンダ53内の圧力が、第2弁体90の作動圧よりも低い場合には、第2弁体90は下方に移動することなく、閉位置に位置する。そして、蓄圧弁124における大径ピストン部124bの内径が、小径ピストン部124aの内径よりも大きくなっているので、これら小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各受圧面積の差によって、蓄圧弁124には後方に向けた圧力が作用する。この圧力が所定の圧力以上になると、蓄圧弁124がコイルスプリング225からの前方付勢力に抗して後退させられ、蓄圧弁124の前端部が弁座部224から離間することにより、射出筒部11の内部と噴出孔4とが、射出孔25、連通路237、蓄圧弁124の内部、および蓄圧弁124の前端部と弁座部224との間の隙間を通して連通し、噴出孔4から液体が噴射される。
次に、トリガー部51を引く操作を止めると、貯留室53a内から縦供給筒部10の連絡通路L2を通した射出筒部11内への液体の供給が停止される。このとき、コイルスプリング225の前方付勢力により蓄圧弁124が前進し、蓄圧弁124の前端部が弁座部224に着座してこれを閉塞し、射出筒部11の内部と噴出孔4との連通を遮断させる。
そして、弾性板部54の弾性復元力によってトリガー部51が前方に付勢されて最前方移動位置に復帰するので、これに伴ってピストン52が前進する。そのため、貯留室53a内に負圧が生じ、この負圧によって第1弁体36が開き、パイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10の供給通路L1に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、供給通路L1から連絡通路L2を通して貯留室53a内に導入される。これにより、次の噴射に備えることができる。
また、例えば落下等により、トリガー部51が後方に向けて勢いよく牽引された場合等に、シリンダ53内の圧力が急激に上昇すると、縦供給筒部10内の圧力が上昇し、第1弁体36および第2弁体90が、下方に向けて押圧される。そしてこの際、シリンダ53内の圧力が第2弁体90の作動圧よりも大きくなると、第1弁体36および第2弁体90が、付勢手段99からの上方に向けた付勢力に抗して下方に向けて移動する。ここで、第2弁体90は、小径部92の当接部95を、内筒13における縮径部13gの第2周面13qに摺動させながら、下方に向けて移動する。
そして第1弁体36の下端部が突上げ突部13tに接触し、第1弁体36が突上げ突部13tにより突上げられることで、第1弁体36が弁座面93aから離反し、第2弁体90が開位置に位置する。これにより、第1弁体36と第2弁体90との間に隙間が生じ、この隙間から、縦供給筒部10内の液体が容器体A内に向けて流通する。そして、シリンダ53内および縦供給筒部10内の圧力が低下するとともに、付勢手段99からの上方に向けた付勢力により、第1弁体36および第2弁体90が上方に向けて復元変位する。その後、第2弁体90における大径部91の上端開口縁が、外筒12の天壁部12dの下面に当接し、第2弁体90が閉位置に戻り、次の噴射に備えることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1によれば、トリガー部51を後方へ揺動させ、ピストン52を後方に移動させることにより、ピストン52とシリンダ53との間の液体が加圧される。そしてこのようなシリンダ53内の加圧時には、第1弁体36は、縦供給筒部10内を通したシリンダ53内から容器体A内への液体の流通を遮断するので、シリンダ53内で加圧された液体は、シリンダ53内から縦供給筒部10内を通して射出筒部11内に流入し、射出筒部11内からノズル部3に至り、噴出孔4から噴射される。
また、第2弁体90の作動圧が、トリガー式液体噴出器1が破損するときの、シリンダ53内の圧力より小さいので、トリガー部51が後方に向けて勢いよく牽引された場合等に、シリンダ53内の圧力が急激に上昇し、シリンダ53内の圧力が第2弁体90の作動圧より大きくなった場合には、第2弁体90が開く。これにより、加圧された液体をシリンダ53内から容器体A内へ流通させることができ、急激に上昇したシリンダ53内の圧力を低下させることで、トリガー式液体噴出器1が破損するのを抑えることができる。
また、第2弁体90が、第1弁体36を内側に収容する筒状をなし、第2弁体90の内周面には、第1弁体36が着座する弁座面93aが形成されているので、第1弁体36および第2弁体90が、それぞれ異なる位置に配設されているような構成と比べて、噴出器本体2をコンパクトな構成とすることができる。
また、第2弁体90が、縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを許容する開位置と、縦供給筒部10内を通して、容器体A内からシリンダ53内へ液体が流通するのを遮断する閉位置と、の間を移動可能に配設され、噴出器本体2が、開位置に位置する第2弁体90を、閉位置に向けて付勢する付勢手段99を備えている。このため、シリンダ53内の圧力が第2弁体90の作動圧を超えた際に、第2弁体90が開位置に向けて移動し、シリンダ53内と容器体A内とが連通することで、シリンダ53内の圧力が開放される。そしてこの際、第2弁体90が、付勢手段により閉位置に向けて復帰させられることとなり、再び第2弁体90が、容器体A内からシリンダ53内への液体の流通を遮断することができる。このように、シリンダ53内の圧力により閉位置から開位置に移動した第2弁体90を、閉位置に向けて付勢する付勢手段99を備えているので、簡易な構成で開位置に位置する第2弁体90を、閉位置に向けて復帰させることができ、噴出器本体2に優れた操作性を具備させることができる。
また、ノズル部3は、噴出器本体2における連結部材20の第2筒部23に嵌合され、第2弁体90の作動圧が、ノズル部3が第2筒部23に対して前後方向に位置ずれするのに要するシリンダ53内の圧力よりも小さい。このため、シリンダ53内の圧力が急激に上昇する過程において、ノズル部3が第2筒部23に対して前後方向に位置ずれするのに先立って、第2弁体90が開くことで、シリンダ53内の圧力を低下させることが可能になる。これにより、例えば急激に上昇したシリンダ53内の圧力により、ノズル部3が第2筒部23に対して前後方向に位置ずれし、このように生じた隙間から、液体が漏れること等を防ぐことができる。
また、シリンダ53内と噴出孔4との連通およびその遮断を切替える蓄圧弁124が配設され、蓄圧弁124は、シリンダ53内が加圧されたときに、シリンダ53内と噴出孔4とを連通させ、第2弁体90の作動圧が、蓄圧弁124が、シリンダ53内と噴出孔4とを連通するときの、シリンダ53内の圧力よりも大きい。このため、トリガー部51の操作により、ピストン52とシリンダ53との間の液体が加圧された際に、シリンダ53内の圧力が上昇する過程において、第2弁体90が、縦供給筒部10内を通してシリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを許容するのに先立って、蓄圧弁124が、シリンダ53内と噴出孔4とを連通することが可能になる。これにより、通常使用時において、確実に噴出孔4から液体を噴射することができる。
(第2実施形態)
次に、図3を参照して、本発明の第2実施形態に係るトリガー式液体噴出器1Bについて説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1Bでは、内筒13における縮径部13gの第2周面13qの下端部には、軸径方向の外側に向けて窪む凹部13uが全周にわたって形成されている。
また本実施形態では、第2弁体90の開位置は、小径部92の下端部および第2周面13qの下端部それぞれの上下方向の位置が、互いに同等となる位置である。第2弁体90が開位置に位置した際に、凹部13uにおける軸径方向の内側を向く内面は、当接部95と軸径方向に隙間をあけて対向する。これにより、第2弁体90は縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを許容する。なお、凹部13uは、第2周面13qの下端部に全周にわたって形成されることなく、軸周方向に間隔をあけて複数形成されてもよい。
また本実施形態では、縮径部13g内には、突上げ突部に代えて、案内突部13vが配設されている。案内突部13vの上端部は、第2周面13qの下端部よりも下方に位置している。案内突部13vは、付勢手段99を上下方向に案内している。
(第3実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第3実施形態に係るトリガー式液体噴出器1Cについて説明する。なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1Cでは、付勢手段99が、縦供給筒部10における内筒13の縮径部13gを軸径方向に囲繞している。すなわち、トリガー式液体噴出器1Cでは、内筒13における縮径部13gの外径が、第1実施形態に係るトリガー式液体噴出器1における縮径部13gの外径よりも小さくされており、外筒12の内周面と、内筒13における縮径部13gの外周面と、の軸径方向の間に位置する連絡通路L2内に、付勢手段99が配設されている。
また本実施形態では、第2弁体90Bにおける張出部94Bは、大径部91の下端部から、軸径方向の外側に向けて張出している。
また本実施形態では、縮径部13gの内周面は、上端部に位置する第1周面13pと、第1周面13pの下方に位置し、第1周面13pよりも内径の小さい第2周面13qと、を備えている。第2周面13qの下端部が、縮径部13gの内周面の下端部となっている。
台座部13sは縮径部13gの内側のうち、第2周面13qの上端部に位置する部分に配設されている。第2弁体90Bが閉位置に位置する際に、突上げ突部13tの上端部、および第2弁体90Bにおける小径部92の下端部それぞれの上下方向の位置が、互いに同等となっている。
また本実施形態では、小径部92の下端部には、当接部が形成されていない。
(第4実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第4実施形態に係るトリガー式液体噴出器1Dについて説明する。なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1Dでは、内筒13における縮径部13g内に突上げ突部および台座部が配設されておらず、第1周面13pの下端部には、軸径方向の外側に向けて窪む凹部13uが全周にわたって形成されている。
また本実施形態では、第2弁体90Bの開位置は、小径部92の下端部および第1周面13pの下端部それぞれの上下方向の位置が、互いに同等となる位置である。第2弁体90Bが開位置に位置した際に、凹部13uにおける軸径方向の内側を向く内面は、小径部92の下端部と軸径方向に隙間をあけて対向する。これにより、第2弁体90Bは縦供給筒部10内を通して、シリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを許容する。
なお、凹部13uは、第1周面13pの下端部に全周にわたって形成されることなく、軸周方向に間隔をあけて複数形成されてもよい。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態においては、第2弁体90、90Bが、第1弁体36を内側に収容する筒状をなし、第2弁体90、90Bの内周面に、第1弁体36が着座する弁座面93aが形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。第1弁体36および第2弁体90、90Bはそれぞれ、トリガー式液体噴出器1〜1Dにおける異なる位置に配設されてもよい。
また、上記各実施形態においては、噴出器本体2が、開位置に位置する第2弁体90、90Bを、閉位置に向けて付勢する付勢手段99を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。噴出器本体2は、付勢手段99を備えなくてもよい。
また、上記各実施形態においては、ノズル部3が、噴出器本体2における連結部材20の第2筒部23に嵌合された構成を示したが、このような態様に限られない。ノズル部3は、例えば射出筒部11と一体に形成される等してもよい。
また、上記各実施形態においては、第2弁体90、90Bの作動圧は、ノズル部3が第2筒部23に対して前後方向に位置ずれするのに要する、シリンダ53内の圧力よりも小さい構成を示したが、このような態様に限られない。第2弁体90、90Bの作動圧は、ノズル部3が第2筒部23に対して前後方向に位置ずれするのに要する、シリンダ53内の圧力以上であってもよい。
また、上記各実施形態においては、ノズル部3が蓄圧弁124を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。蓄圧弁124は噴出器本体2が備えてもよく、射出筒部11内や縦供給筒部10内に配設されてもよい。また、蓄圧弁124を備えなくてもよい。
また、上記各実施形態においては、トリガー式液体噴出器1の破損の原因として、トリガー部51が後方に向けて勢いよく牽引された場合について説明したが、このような態様に限られない。例えば蓋部226により、噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通が遮断された状態で、トリガー部51が後方へ揺動された場合等も含まれる。
また、トリガー式液体噴出器1の破損の箇所として、ノズル部3およびトリガー部51の破損について説明したが、このような態様に限られない。例えばトリガー式液体噴出器1のうち、縦供給筒部10およびシリンダ53といった、ノズル部3およびトリガー部51以外の部分における破損等も含まれる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 トリガー式液体噴出器
2 噴出器本体
4 噴出孔
3 ノズル部
10 縦供給筒部
11 射出筒部
36 第1弁体
50 トリガー機構
51 トリガー部
52 ピストン
53 シリンダ
90 第2弁体
93a 弁座面
99 付勢手段
A 容器体

Claims (4)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、
    前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への揺動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器であって、
    前記トリガー機構は、前記トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、
    前記ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有し、
    前記噴出器本体は、前記シリンダ内が減圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記シリンダ内へ液体が流通するのを許容し、かつ前記シリンダ内が加圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを遮断する第1弁体と、
    前記シリンダ内が過剰に加圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを許容し、かつ前記シリンダ内が減圧された際に、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記シリンダ内へ液体が流通するのを遮断する第2弁体と、を備え、
    前記第2弁体が、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内への液体の流通を許容するときの、前記シリンダ内の圧力は、前記トリガー部の後方への揺動時に上昇した前記シリンダ内の圧力に起因して、前記トリガー式液体噴出器が破損するときの、前記シリンダ内の圧力より小さいことを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記第2弁体は、前記第1弁体を内側に収容する筒状をなし、
    前記第2弁体の内周面には、前記第1弁体が着座する弁座面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記第2弁体は、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを許容する開位置と、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記シリンダ内へ液体が流通するのを遮断する閉位置と、の間を移動可能に配設され、
    前記噴出器本体は、前記開位置に位置する前記第2弁体を、前記閉位置に向けて付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記ノズル部は、前記噴出器本体の装着部に嵌合され、
    前記第2弁体が、前記縦供給筒部内を通して、前記シリンダ内から前記容器体内への液体の流通を許容するときの、前記シリンダ内の圧力は、前記ノズル部が前記装着部に対して前後方向に位置ずれするのに要する、前記シリンダ内の圧力よりも小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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