JP6778576B2 - 板材搬送装置 - Google Patents
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Description
このような板材搬送装置では、板材を次工程へ円滑に移載させるため、板材の位置決めを行う機構が備えられているものがある。
この場合、プッシャプレート101が位置決めのために移動するも(矢印DR2参照)、パイプローラ102に載置された板材Wは傾いてしまい位置決めできなくなる。
1) 軸線と直交する第1の方向に並設された複数のローラを有し、板材を支持して前記第1の方向に搬送するローラ群と、
前記ローラ群よりも下方に配置されて前記軸線方向に移動するプッシュバーと、上部が前記ローラ群よりも上方に突出したプッシュ部として前記プッシュバーに取り付けられ、前記プッシュバーの移動によって前記プッシュ部が前記ローラ群に支持された前記板材を押して前記軸線方向に位置決めするプッシャプレート群と、を備え、
前記プッシャプレート群は、前記プッシュバーに着脱自在に取り付けられた複数のプッシャプレートからなり、
前記プッシャプレートは、前記ローラ群における隣接する一対の前記ローラの間から上方に突出すると共に、隣接する前記プッシャプレートの前記プッシュ部同士が連続した壁部を形成していることを特徴とする板材搬送装置である。
2) 軸線と直交する第1の方向に並設された複数のローラを有し、板材を支持して前記第1の方向に搬送するローラ群と、
前記ローラ群よりも下方に配置されて前記軸線方向に移動するプッシュバーと、上部が前記ローラ群よりも上方に突出したプッシュ部として前記プッシュバーに取り付けられ、前記プッシュバーの移動によって前記プッシュ部が前記ローラ群に支持された前記板材を押して前記軸線方向に位置決めするプッシャプレート群と、を備え、
前記プッシャプレート群は、前記プッシュバーに着脱自在に取り付けられた複数のプッシャプレートからなり、
前記プッシャプレートの前記プッシュ部の前記第1の方向の長さが、前記ローラの並設ピッチのn(n:1以上の整数)倍とされていることを特徴とする板材搬送装置である。
3) 前記プッシャプレートの前記プッシュ部の前記第1の方向の長さが、前記ローラの並設ピッチのn(n:1以上の整数)倍とされていることを特徴とする1)に記載の板材搬送装置である。
搬送装置51は、板材搬送システムHSの一部として設置されている。
板材搬送システムHSの左右中央前部には、パネルベンダ52及び板材搬送システムHSの動作を制御する制御装置CTが置かれている。
以下の説明における前後左右の各方向は、便宜的に図1に矢印で示されている。
板材搬送システムHSは、搬送装置51の上方で3次元的に移動するバキュームローダ53(二点鎖線で簡略記載)を備えている。
図2は、搬送装置51の上面図である。図3は、図2におけるS3−S3位置での断面図であり、図4は、図3におけるS4−S4位置での断面図である。
複数のローラ1は、一定のピッチPta(図3参照)で左右方向に離隔並設されている。
突き当てストッパ3は、ローラ群1Gによってローラ1の軸線に直交する左右方向、すなわち右方から左方に向け搬送された板材W(図2参照)に当接し、板材Wの左方への移動を規制し左右方向の位置決めをする部材である。
シャフト5aとシャフト5bとには、左端部と右端部とにおいて、それぞれ無端環状のベルト6が掛け渡されている。
シャフト5bは、中間部位がモータM2の出力軸に連結されており、モータM2の駆動により正逆の任意方向に回転する。
プッシュバー4の左端は、ローラ1bに対応した位置にあり、右端は、最右のローラ1cに対応した位置にある。
プッシュバー4には、複数のプッシャプレート7が、左右方向に並べられ、上端部において実質的な隙間が生じないように取り付けられている。
これにより、プッシュバー4は、ベルト6が回転するに伴って前後方向に移動するようになっている。
複数の雌ねじ部4aは、離隔ピッチがローラ1のピッチと同じピッチPtaとされ、左右方向にローラ1の軸線に対し半ピッチずれた位置に設けられている。
プッシャプレート7は、後述する貫通孔7a1に挿通されたボルトBtを雌ねじ部4aに螺着することで、プッシュバー4に締結される。
詳しくは、上下方向に延び下部に貫通孔7a1が形成された基部7aと、基部7aの上部に接続し、基部7aよりも幅広で左右方向に延びるよう形成されたプッシュ部7bと、を有する。
基部7aとプッシュ部7bとを繋ぐ左右の外縁Laは、それぞれ前面視で円弧状を呈する。
プッシュ部7bの左右方向の長さとなる幅D7は、ピッチPtaと同じとされている。
また、プッシャプレート7におけるプッシュ部7bの上端部7b1は、概ね左右方向に水平に延びる一直線状となる。
図3に示されるように、プッシャプレート群7Gは、ローラ1を上方側から跨ぐようにプッシュバー4に取り付けられている。
各プッシャプレート7の基部7aは、隣接するローラ1の間を通り上方へ突出してプッシュ部7bに接続している。
モータM1の駆動によってローラ群1Gが回転し、板材Wが左方に移送されると共に、突き当てストッパ3がアクチュエータ3aの駆動によって上昇し、板材Wが突き当てストッパ3に当接する。
そのため、プッシャプレート群7Gが板材Wに当接すると共に、板材Wを後方に所定位置まで押す。
これにより、板材Wは、左右方向及び前後方向の所定位置に位置決めされる。
板材W1は、張り出し部Wa,Wbを有するものの、プッシャプレート群7Gは、複数のプッシャプレート7が、プッシュバー4に取り付けられてそれぞれのプッシュ部7b同士で左右方向に延在する連続した壁部を形成している。
従って、プッシャプレート群7Gは、張り出し部Wa,Wbの前方端Wa1,Wb1に確実に当接し、板材W1を後方へ移動し、正しい姿勢で位置決めさせることができる。
詳しくは、プッシャプレート群7Gは、ローラ群1Gに対応する範囲において、複数のプッシャプレート7を、左右に他のプッシャプレート7が隣接しない単独状態、及び左右の一方側に他のプッシャプレート7が隣接せず他方側に他のプッシャプレート7が隣接している部分連続状態の、少なくとも一方を含むものとしてもよい。
例えば、図7に示されるように、隣接する二つのプッシャプレート71,72と、プッシャプレート72から離隔したプッシャプレート73と、を残して、プッシャプレート7を外した部分である隙間7Sとして二つの隙間7S1,7S2を形成してもよい。
すなわち、搬送する板材Wの外形形状に応じて、隙間7Sの有無、及び隙間7Sを形成する場合の幅や場所などを設定すればよい。
また、プッシャプレート7のプッシュバー4への取り付けは、ボルトBtを用いる方法に限定されない。爪嵌合や、凹凸嵌合など、周知の着脱自在構造を採用してよい。
すなわち、プッシュ部7bの幅D7は、ローラ1の並設ピッチであるピッチPtaのn(n:1以上の整数)とされている。
基部74a〜74cは、それぞれプッシュバー4の雌ねじ部4aに対しボルトBtを挿通して締結可能なように、貫通孔74a1,74b1,74c1が形成されている。
また、中間の貫通孔74b1を締結するボルトBtを省くことも可能で、組立工数が低減できる。
1a,1b,1c ローラ、 1G ローラ群
2 枠体
3 突き当てストッパ、 3a アクチュエータ
4 プッシュバー、 4a 雌ねじ部、 4d1,4d2 ブロック部
5a,5b シャフト、 6 ベルト
7 プッシャプレート
7a 基部、 7a1 貫通孔、 7b プッシュ部
7b1 上端部、 7G プッシャプレート群、 7k 切り欠き部
7S,7S1,7S2 隙間
8 リニアガイド
51 搬送装置(板材搬送装置)
52 パネルベンダ
53 バキュームローダ
71,72,73,74 プッシャプレート
74a,74b,74c 基部、 74d プッシュ部
101 プッシャプレート
101a 突出部、 101b 隙間、 102 パイプローラ
103 突き当てストッパ
Bt ボルト
CL1 軸線、 CT 制御装置、 D7,D74 幅
HS 板材搬送システム、 M1,M2 モータ、 La 外縁
PL パスライン、 Pta ピッチ
W,W1 板材
Wa,Wb 張り出し部、 Wa1,Wb1 前方端、 Wc 縁部
Claims (3)
- 軸線と直交する第1の方向に並設された複数のローラを有し、板材を支持して前記第1の方向に搬送するローラ群と、
前記ローラ群よりも下方に配置されて前記軸線方向に移動するプッシュバーと、上部が前記ローラ群よりも上方に突出したプッシュ部として前記プッシュバーに取り付けられ、前記プッシュバーの移動によって前記プッシュ部が前記ローラ群に支持された前記板材を押して前記軸線方向に位置決めするプッシャプレート群と、を備え、
前記プッシャプレート群は、前記プッシュバーに着脱自在に取り付けられた複数のプッシャプレートからなり、
前記プッシャプレートは、前記ローラ群における隣接する一対の前記ローラの間から上方に突出すると共に、隣接する前記プッシャプレートの前記プッシュ部同士が連続した壁部を形成していることを特徴とする板材搬送装置。 - 軸線と直交する第1の方向に並設された複数のローラを有し、板材を支持して前記第1の方向に搬送するローラ群と、
前記ローラ群よりも下方に配置されて前記軸線方向に移動するプッシュバーと、上部が前記ローラ群よりも上方に突出したプッシュ部として前記プッシュバーに取り付けられ、前記プッシュバーの移動によって前記プッシュ部が前記ローラ群に支持された前記板材を押して前記軸線方向に位置決めするプッシャプレート群と、を備え、
前記プッシャプレート群は、前記プッシュバーに着脱自在に取り付けられた複数のプッシャプレートからなり、
前記プッシャプレートの前記プッシュ部の前記第1の方向の長さが、前記ローラの並設ピッチのn(n:1以上の整数)倍とされていることを特徴とする板材搬送装置。 - 前記プッシャプレートの前記プッシュ部の前記第1の方向の長さが、前記ローラの並設ピッチのn(n:1以上の整数)倍とされていることを特徴とする請求項1記載の板材搬送装置。
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