JP6778074B2 - バッテリ端子の保護カバー - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリ端子の保護カバーに関する。
従来、車両に搭載されたバッテリにおいては、バッテリポストやバッテリ端子(バッテリポストに接続されたもの)等に対する周辺部品等の他部品の接触を回避させるべく、そのバッテリポストとバッテリ端子とを覆う保護カバーが取り付けられている。そして、その保護カバーには、連結体がカバー本体に一体成形されている。その連結体は、カバー本体の外に引き出された電線に取り付けられている。バッテリから外れたカバー本体は、連結体の電線に対する取付位置と連結体の形態とに応じた場所で止められ、その場所からの移動が抑制される。例えば、下記の特許文献1及び2には、そのような連結体が脱落を防ぐものとして一体成形された保護カバーについて開示されている。
特開2006−40799号公報 特開2006−294474号公報
ところで、カバー本体から外に引き出されている電線は、例えば、同じバッテリであっても、また、同一車種であっても、その本数や配索経路が車両の仕様に応じて異なるものとなる場合がある。また、この電線を複数の配索経路で配策していたとしても、連結体は、周辺部品との干渉を避けるために、その複数の配索経路の電線の中から車両の仕様毎に取付対象を変える場合もある。従来は、これらに対応するべく、連結体の形状や配置が異なる保護カバーを車両の仕様毎に用意している。従って、従来の保護カバーは、汎用性という観点に立つならば、改善の余地がある。
そこで、本発明は、汎用性に優れたバッテリ端子の保護カバーを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、バッテリに対して着脱自在に取り付けられ、かつ、バッテリポストと前記バッテリポストに対して電気的に接続されたバッテリ端子と前記バッテリ端子に対して電気的に接続された電線の電気接続部とを覆う絶縁性のカバー本体と、前記カバー本体の外に引き出された前記電線に対して前記カバー本体を連結させる連結体と、を設け、前記カバー本体は、前記連結体が接続される被接続部を有し、前記連結体は、前記カバー本体に対する取り付けの向きを少なくとも2方向に変えて前記被接続部に接続することが可能な接続部と、前記カバー本体の外に引き出された前記電線に取り付ける取付部と、可撓性を有し、かつ、前記接続部と前記取付部とを繋ぐ連繋部と、を備えることを特徴としている。
ここで、前記被接続部と前記接続部は、互いに着脱自在となるように形成することが望ましい。
また、前記被接続部と前記接続部の内の一方は、少なくとも2つの長孔を交差させた貫通孔が形成された片体状の片部を有し、前記被接続部と前記接続部の内の他方は、可撓性を持ち、前記片部における前記長孔の双方の短辺の側壁からの押圧力で各々撓みながら前記貫通孔に挿入され、かつ、前記貫通孔への挿入完了と共に撓みの解消方向へと形状が戻る2つの係合脚を有し、前記係合脚は、前記撓みの解消方向への動きと共に前記貫通孔への挿入方向とは逆向きの動きを前記片部で係止させることが可能な第1被係止部と、前記撓みの解消方向への動きと共に前記片部における前記貫通孔の側壁に係止させることが可能な第2被係止部と、を有することが望ましい。
本発明に係るバッテリ端子の保護カバーは、カバー本体に対する連結体の取り付けの向きを変えることができるので、カバー本体から外に引き出された電線の配索経路に応じた向きでカバー本体に連結体の接続部を取り付けることによって、その電線に連結体の取付部を取り付けることができる。よって、この保護カバーは、例えば、車両の仕様に応じて電線の配索経路が異なる場合であっても、カバー本体に対する連結体の取り付けの向きを変えることで、それぞれの仕様の電線に連結体を取り付けることができ、それぞれの仕様での共用化が可能になる。更に、この保護カバーは、カバー本体に対する連結体の取り付けの向きの可変性により、バッテリの周囲の他部品の配置を鑑みた上でカバー本体に連結体を取り付けることができるので、その他部品に干渉させぬよう取り回して連結体を電線に取り付けることができる。よって、この保護カバーは、例えば、車両の仕様に応じて他部品の配置が異なる場合であっても、カバー本体に対する連結体の取り付けの向きを変えることで、それぞれの仕様で他部品に干渉させぬよう電線に連結体を取り付けることができ、それぞれの仕様での共用化が可能になる。このように、本発明に係るバッテリ端子の保護カバーは、車両の仕様毎の専用品として用意する必要の無い汎用性の高いものとなっている。
図1は、バッテリ及び組付け前の実施形態における保護カバーを示す斜視図である。 図2は、実施形態におけるバッテリ端子の保護カバーを示す斜視図であり、カバー本体に対する連結体の第1接続形態を示す図である。 図3は、実施形態におけるバッテリ端子の保護カバーを示す斜視図であり、カバー本体に対する連結体の第2接続形態を示す図である。 図4は、カバー本体と連結体とを分離させた状態を示す保護カバーの分解斜視図である。 図5は、カバー本体の被接続部を示す平面図である。 図6は、連結体を示す側面図である。 図7は、連結体を図6の矢印Aの方向に見た図である。 図8は、連結体を図6の矢印Bの方向に見た図である。 図9は、第1接続形態の保護カバーとこの保護カバーが組み付けられたバッテリとを示す斜視図である。 図10は、図9の矢印C1の方向に見た第1接続形態の保護カバーとバッテリとを示す図である。 図11は、図9の矢印C2の方向に見た第1接続形態の保護カバーとバッテリとを示す図である。 図12は、第1接続形態の保護カバーにおいて、カバー本体がバッテリから取り外された状態の一例を示す図である。 図13は、第2接続形態の保護カバーとこの保護カバーが組み付けられたバッテリとを示す図である。
以下に、本発明に係るバッテリ端子の保護カバーの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るバッテリ端子の保護カバーの実施形態の1つを図1から図13に基づいて説明する。
図1から図3の符号1は、本実施形態の保護カバーを示す。その保護カバー1は、バッテリ100に設けられているバッテリポスト101と、この周辺でバッテリポスト101に対して電気的に接続されたバッテリ端子110等の導体部分が剥き出しの部品と、を保護するように覆い隠すものであり、そのバッテリポスト101やバッテリ端子110等に対する周辺部品等の他部品の接触を回避させる。この保護カバー1は、その他部品との接触の回避に伴い、主に、そのバッテリポスト101やバッテリ端子110等の絶縁保護を図っている。
この保護カバー1は、互いに別体品として成形されたカバー本体10と連結体20とを備える。
先ずは、カバー本体10について説明する。
カバー本体10は、バッテリポスト101とバッテリ端子110とバッテリ端子110に対して電気的に接続された電線120の電気接続部121(図1)とを覆うように、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。このカバー本体10は、内部空間を成す様々な壁部で形成されたものであり、バッテリ100に取り付けられた際、その内部空間にバッテリポスト101とバッテリ端子110と電線120の電気接続部121とが配置されるように成形する。
バッテリ端子110は、金属等の導電性材料で成形されたものであり、バッテリポスト101に対して物理的且つ電気的に接続される。例えば、このバッテリ端子110は、金属板を母材とする2つの端子部材(図示略)の組み合わせであり、これらを物理的且つ電気的に接続させることで一体化させている。このバッテリ端子110には、バッテリポスト101と同じ向きに突出させた雄ネジ部材111が設けられている(図1)。その雄ネジ部材111は、雌ネジ部材151と螺合され、2つの端子部材を共締めすることで、これらを物理的且つ電気的に接続させる。また、電線120は、電気接続部121がバッテリ端子110に対して物理的且つ電気的に直接接続される場合もあれば、電気接続部121がバッテリ端子110に対して導電部材(図示略)を介して電気的に間接接続される場合もある。このため、後者の場合には、その導電部材についてもバッテリポスト101等と共に覆うことができるようにカバー本体10を成形する。電線120は、カバー本体10の外に引き出される。
例えば、この例示のバッテリ100には、正極側に電源接続システム130が取り付けられている(図1)。電源接続システム130とは、バッテリポスト101と電線120との間に介在し、これらに対して電気的に接続される少なくとも1つの電子部品(図示略)を備えたものである。その電子部品は、先に示した導電部材そのものであったり、導電部材を有するものであったりする。例えば、電源接続システム130は、電子部品を有するバッテリ用接続ユニット140を少なくとも1つ備えている。
そのバッテリ用接続ユニット140とは、バッテリ100に接続される接続ユニットのことであり、電子部品と、この電子部品を支持する支持部材141(図1)と、を備える。支持部材141は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形されたものであり、電子部品を内方で支持する。この例示のバッテリ用接続ユニット140は、ヒューズユニットとして構成されており、電子部品としての保護回路部品(ヒューズ回路体)を備えている。ヒューズ回路体は、バッテリ端子110側と電線120側との間の通電経路上に可溶体を有する。このヒューズ回路体は、バッテリ端子110に共締めされ、このバッテリ端子110に対して物理的且つ電気的に接続される。このために、例えば、後述する保持部材131には、バッテリポスト101と同じ向きに突出させた少なくとも1本の雄ネジ部材131aを設けている。ヒューズ回路体とバッテリ端子110は、各々の貫通孔(図示略)に雄ネジ部材131aを挿通させ、この雄ネジ部材131aに雌ネジ部材151を螺合させることによって共締めする。更に、このヒューズ回路体は、雄ネジ部材142と雌ネジ部材152とを螺合させることによって電線120の端末の端子125に共締めされ、その電線120に対して電気的に接続される。その端子125は、金属等の導電性材料で成形されたものであり、電線120の電気接続部121に対して、圧着加工等で物理的且つ電気的に接続されている。この例示では、このバッテリ用接続ユニット140が2つ設けられている。以下、必要に応じて、その2つのバッテリ用接続ユニット140の内の一方を第1バッテリ用接続ユニット140Aと称し、その内の他方を第2バッテリ用接続ユニット140Bと称する。この電源接続システム130においては、バッテリ端子110の上に第1バッテリ用接続ユニット140Aの電子部品(ヒューズ回路体)が積層され、その電子部品の上に第2バッテリ用接続ユニット140Bの電子部品(ヒューズ回路体)が積層されている。尚、図1では、第1バッテリ用接続ユニット140Aに関わる雌ネジ部材152の図示を省略している。
電源接続システム130は、そのバッテリ用接続ユニット140を保持する保持部材131を備えている(図1)。その保持部材131は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形されたものであり、バッテリ端子110についても保持できるように形成されている。この保持部材131は、固定部材132等によってバッテリ100に取り付けられる。
この例示のカバー本体10は、電源接続システム130を覆うことで、バッテリポスト101とバッテリ端子110と電線120の電気接続部121とが覆い隠されるように成形している。このカバー本体10は、バッテリポスト101が嵌め込まれる嵌合部(図示略)、電源接続システム130の保持部材131との間のロック機構160(図1)等によって、バッテリ100に対して着脱自在に取り付ける。例えば、ロック機構160は、保持部材131に設けた第1係合部としての突出部161と、この突出部161が挿入される貫通孔162aを有し、取り付けたカバー本体10が保持部材131から外れないように突出部161を係止する第2係合部としての係止片部162(図2及び図3)と、を備えている。
続いて、連結体20について説明する。
連結体20とは、カバー本体10の外に引き出された電線120に対してカバー本体10を連結させるものである。このため、カバー本体10は、連結体20が接続される被接続部11を有している。一方、連結体20は、その被接続部11に接続する接続部21と、カバー本体10の外に引き出された電線120に取り付ける取付部22と、その接続部21と取付部22とを繋ぐ連繋部23と、を有している。連結体20は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。また、この連結体20においては、連繋部23が可撓性を有しており、接続部21と取付部22との互いの位置関係を変えることができる。
被接続部11と接続部21は、カバー本体10に対する連結体20の取り付けの向きを少なくとも2方向に変えて接続できるように形成する。例えば、被接続部11と接続部21の内の一方は、貫通孔が形成された片体状の片部を有するものとして形成する。また、被接続部11と接続部21の内の他方は、その貫通孔に挿入される2つの係合脚を有するものとして形成する。この保護カバー1においては、その貫通孔と2つの係合脚の形状によって、カバー本体10に対する連結体20の取り付けの向きを少なくとも2方向に変えて接続できるようにする。その具体例を以下に示す。ここでは、被接続部11に貫通孔を設けると共に、接続部21に係合脚を設ける。
この例示の被接続部11は、貫通孔11a(図4及び図5)が形成された片部そのものであり、カバー本体10の外壁面から突出させた矩形の片体形状のものとして形成している。この被接続部11は、カバー本体10に一体成形している。その貫通孔11aは、少なくとも2つの長孔を交差させたが如き形状のものである。その長孔は、長角孔でもよく、長丸孔でもよい。例えば、この貫通孔11aは、同一形状の複数の長孔を重心位置で互いに角度を付けて配置したものに相当する。この例示の貫通孔11aは、2つの長角孔を重心位置で互いに90度ずらして配置したものであり、十文字を成している。
この例示の接続部21は、矩形の平板状の基部21aと、この基部21aの一方の平面から突出させた錨型のクリップ(所謂アンカークリップ)21bと、を有する(図4、図6及び図7)。クリップ21bは、基部21aの一方の平面から突出させた主軸21cと、この主軸21cの突出側の先端から延出させた2つの係合脚21dと、を有する。係合脚21dは、その主軸21cの突出方向とは逆向きで且つ主軸21cから徐々に離れていくように、主軸21cの先端から延出させる。この係合脚21dは、可撓性を有しており、主軸21c側に向けた力を加えることで撓み、主軸21cに近づいていくことができる。それぞれの係合脚21dは、その撓みの向きが互いに逆向きとなるよう向かい合わせに配置する。
係合脚21dは、被接続部11における長孔の短辺の側壁11b(図5)からの押圧力で撓みながら貫通孔11aに挿入される。被接続部11と接続部21との間においては、そのような撓みが弾性域で行われるように、貫通孔11aとクリップ21bの互いの形状や大きさを決める。クリップ21bにおいて、それぞれの係合脚21dは、互いに向かい合う側壁11bによって押圧されながら撓んでいく。更に、この係合脚21dは、貫通孔11aへの挿入完了と共に撓みの解消方向へと形状を戻させる。このため、被接続部11と接続部21との間においては、そのような撓みの解消方向への動きが係合脚21dで行われるように、貫通孔11aとクリップ21bの互いの形状や大きさを決める。
この係合脚21dは、その撓みの解消方向への動きと共に貫通孔11aへの挿入方向とは逆向きの動きを被接続部11(片部)で係止させることが可能な第1被係止部21dを有している(図6及び図8)。その第1被係止部21dは、係合脚21dの貫通孔11aへの挿入完了と共に被接続部11(片部)の平面(基部21aとの対向平面とは逆側のもの)と向かい合うように配置されるので、その平面で係止させることができる。従って、連結体20は、挿入した貫通孔11aからのクリップ21bの抜けが抑えられるので、被接続部11に保持させ続けることができる。
更に、この係合脚21dは、その撓みの解消方向への動きと共に被接続部11(片部)における貫通孔11aの側壁に係止させることが可能な第2被係止部21dを有している(図6及び図8)。その第2被係止部21dは、係合脚21dの貫通孔11aへの挿入完了と共に貫通孔11aの側壁と向かい合うように配置される。例えば、この第2被係止部21dは、被接続部11における長孔の短辺の側壁11bと向かい合う壁部と、被接続部11における長孔の長辺の側壁と向かい合う側壁部と、を有している。対向させたそれぞれの壁同士の間隔は、挿入方向を軸とするクリップ21bの回動が抑制されるように設定する。これにより、連結体20は、クリップ21bの貫通孔11aへの挿入状態を保つことができるので、カバー本体10に対する接続部21の位置ずれを抑えることができる。
ここで例示しているクリップ21bは、貫通孔11aへの挿入完了後、それぞれの係合脚21dを主軸21c側に撓ませることによって、その貫通孔11aから抜け出ることができる。つまり、被接続部11(片部)と接続部21は、互いに着脱自在となるように形成されている。従って、連結体20は、仮にカバー本体10に対する取り付けの向きを作業者が間違ったとしても、正しい向きに付け直すことができる。
例えば、この例示の被接続部11(片部)は、カバー本体10における2つの直交外壁面(第1及び第2の外壁面10a,10b)から突出させており、4つの辺の内の2つが塞がれている(図4及び図5)。このため、この例示では、被接続部11(片部)に対して、連結体20を2つの向きに取り付けることができる。その連結体20は、図2に示す第1接続形態でカバー本体10に取り付けることもでき、この第1接続形態に対して90度ずらした第2接続形態(図3)でカバー本体10に取り付けることもできる。尚、この被接続部11(片部)は、例えば、カバー本体10における1つの外壁面から突出させるように配置することで、連結体20の取り付けの向きを3方向に変えることが可能である。また、この被接続部11(片部)は、例えば、脚部を介してカバー本体10の外壁面から突出させ、4つの辺の周囲にカバー本体10の外壁面を存在させぬよう配置することで、連結体20の取り付けの向きを4方向に変えることも可能である。
取付部22は、可撓性を持つU字状の主体22aを有している(図6から図8)。その主体22aにおいては、U字の開口から内方へと電線120が挿入される。この主体22aにおける2枚の片体22aの自由端側には、互いに向かい合わせた爪部22bを設けている(図8)。それぞれの爪部22bは、主体22aにおけるU字の開口を塞ぐように、それぞれの片体22aから突出させている。その爪部22b同士の間隔は、主体22aの内方に挿入される電線120の最外径よりも狭くなるように設定する。
この取付部22は、主体22aにおけるU字の開口側で2つの爪部22bを電線120に押し付けながら、その電線120を主体22aの内方に挿入させる。この取付部22においては、その電線120への爪部22bの押し付けに伴い、それぞれの片体22aが互いの間隔を広げながら撓んでいき、爪部22b同士の間隔が電線120の最外径となった際に電線120が主体22aの内方に入り込む。そして、この取付部22は、電線120の挿入が完了した際に、元の形状に戻る。取付部22は、このようにして電線120に取り付けられ、それぞれの片体22aの間隔を広げなければ、その電線120の挿入状態を保ち続けることができる。
連繋部23は、矩形の薄板状に形成された長尺物であり、その長手方向における両端に接続部21と取付部22とが各々一体成形されている。この例示の連繋部23は、捻れ等も含めた様々な方向へと撓ませることができるように形成している。
ここで、このバッテリ100においては、第1バッテリ用接続ユニット140Aと第2バッテリ用接続ユニット140Bから各々2本ずつの電線120が互いに異なる配索経路で引き出されている。例えば、連結体20は、第2バッテリ用接続ユニット140Bの電線120に取り付ける場合、先に示した第1接続形態でカバー本体10に取り付けておき、保護カバー1をバッテリ100に取り付けた後、その電線120に取付部22を取り付ける(図9から図11)。
このようにバッテリ100に対して取り付けられた保護カバー1は、例えば、電源接続システム130のメンテナンスを行う場合、カバー本体10をバッテリ100から取り外す(図12)。その際、カバー本体10は、連結体20を介して電線120に繋がれており、従来のように所定の位置に止めておくことができる。従って、この保護カバー1は、カバー本体10がバッテリ100から外れた状態のときに、作業者の手指が届かない位置までの落下が抑制されるので、カバー本体10の元の位置への装着作業が容易なものとなる。
一方、連結体20は、第1バッテリ用接続ユニット140Aの電線120に取り付ける場合、先に示した第2接続形態でカバー本体10に取り付けておき、保護カバー1をバッテリ100に取り付けた後、その電線120に取付部22を取り付ける(図13)。
以上示したように、本実施形態の保護カバー1は、カバー本体10に対する連結体20の取り付けの向きを変えることができるので、カバー本体10から外に引き出された電線120の配索経路に応じた向きでカバー本体10に連結体20の接続部21を取り付けることによって、その電線120に連結体20の取付部22を取り付けることができる。よって、この保護カバー1は、例えば、車両の仕様に応じて電線120の配索経路が異なる場合であっても、カバー本体10に対する連結体20の取り付けの向きを変えることで、それぞれの仕様の電線120に連結体20を取り付けることができ、それぞれの仕様での共用化が可能になる。更に、この保護カバー1は、カバー本体10に対する連結体20の取り付けの向きの可変性により、バッテリ100の周囲の他部品の配置を鑑みた上でカバー本体10に連結体20を取り付けることができるので、その他部品に干渉させぬよう取り回して連結体20を電線120に取り付けることができる。よって、この保護カバー1は、例えば、車両の仕様に応じて他部品の配置が異なる場合であっても、カバー本体10に対する連結体20の取り付けの向きを変えることで、それぞれの仕様で他部品に干渉させぬよう電線120に連結体20を取り付けることができ、それぞれの仕様での共用化が可能になる。このように、本実施形態の保護カバー1は、車両の仕様毎の専用品として用意する必要が無く、汎用性が高いので、例えば、車両の組み立てに際しての部品の管理が簡素化され、結果として、車両の原価を低減させることができる。
また、本実施形態の保護カバー1は、カバー本体10と連結体20とを各々別の金型で成形することができる。このため、この保護カバー1は、従来のようにカバー本体と連結体とが一体成形されている場合と比べて、金型の小型化が可能になる。更に、この保護カバー1は、薄肉部分(連繋部23)を有する連結体20をカバー本体10とは別の金型で成形することができるので、カバー本体10の金型内での溶融樹脂材料の流動性を向上させることができ、また、それぞれの金型の形状や成形条件の簡素化を図ることができる。このため、この保護カバー1は、従来と比して、歩留まりの向上が可能になる。
1 保護カバー
10 カバー本体
11 被接続部
11a 貫通孔
11b 側壁
20 連結体
21 接続部
21a 基部
21d 係合脚
21d 第1被係止部
21d 第2被係止部
22 取付部
23 連繋部
100 バッテリ
101 バッテリポスト
110 バッテリ端子
120 電線
121 電気接続部

Claims (3)

  1. バッテリに対して着脱自在に取り付けられ、かつ、バッテリポストと前記バッテリポストに対して電気的に接続されたバッテリ端子と前記バッテリ端子に対して電気的に接続された電線の電気接続部とを覆う絶縁性のカバー本体と、
    前記カバー本体の外に引き出された前記電線に対して前記カバー本体を連結させる連結体と、
    を設け、
    前記カバー本体は、前記連結体が接続される被接続部を有し、
    前記連結体は、前記カバー本体に対する取り付けの向きを少なくとも2方向に変えて前記被接続部に接続することが可能な接続部と、前記カバー本体の外に引き出された前記電線に取り付ける取付部と、可撓性を有し、かつ、前記接続部と前記取付部とを繋ぐ連繋部と、を備えることを特徴としたバッテリ端子の保護カバー。
  2. 前記被接続部と前記接続部は、互いに着脱自在となるように形成することを特徴とした請求項1に記載のバッテリ端子の保護カバー。
  3. 前記被接続部と前記接続部の内の一方は、少なくとも2つの長孔を交差させた貫通孔が形成された片体状の片部を有し、
    前記被接続部と前記接続部の内の他方は、可撓性を持ち、前記片部における前記長孔の双方の短辺の側壁からの押圧力で各々撓みながら前記貫通孔に挿入され、かつ、前記貫通孔への挿入完了と共に撓みの解消方向へと形状が戻る2つの係合脚を有し、
    前記係合脚は、前記撓みの解消方向への動きと共に前記貫通孔への挿入方向とは逆向きの動きを前記片部で係止させることが可能な第1被係止部と、前記撓みの解消方向への動きと共に前記片部における前記貫通孔の側壁に係止させることが可能な第2被係止部と、を有することを特徴とした請求項1又は2に記載のバッテリ端子の保護カバー。
JP2016200233A 2016-10-11 2016-10-11 バッテリ端子の保護カバー Active JP6778074B2 (ja)

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