JP6776147B2 - 床面用の内外装材塩化ビニル系樹脂発泡シート - Google Patents

床面用の内外装材塩化ビニル系樹脂発泡シート Download PDF

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Description

本発明は、種々の内装材や外装材に好適に使用され、衝撃を緩和して、安全性を高めることのできる塩化ビニル系樹脂発泡シート及びこれらを製造するために用いる樹脂ペーストに関する。
塩化ビニル系樹脂の発泡シートを製造するためには、粉体状の塩化ビニル樹脂(いわゆるペースト樹脂)を、フタル酸ジオクチル(DOP)等の可塑剤と混合した液状の樹脂ペースト(ペーストゾル)に、発泡剤を添加したものが用いられる。
この際に用いるペースト樹脂は、乳化重合や微細懸濁重合で製造され、600〜2000程度の重合度及び0.1〜2μm程度の粒径を有し、一次粒子の態様になる非常に細かい紛体状で、室温(常温)では可塑剤の吸収量が殆どみられないという性質を有する。なお、ペースト樹脂は、単独では凝集状態で存在する場合もあるが、可塑剤などの親和性のある液体中で容易に分散して一次粒子として存在するようになる。
上記の樹脂ペーストを適宜基体に塗布して、発泡剤の発泡(分解)温度以下かつ樹脂の軟化溶融温度以上に加熱すれば、流動性のある液状の樹脂ペーストが(固体)樹脂粒子内に可塑剤が浸透・拡散し、増粘及びゲル状体への変換が起こる。このゲル状体では(固体)樹脂の連続組織内に可塑剤が微分散しており、完全にゲル化すると流動性が低下して取扱いが容易になる。これを発泡剤の発泡温度以上に加熱して冷却すれば、ゲル状体を構成する樹脂ペーストが軟化溶融して発泡剤由来のガスを包摂する発泡体が得られる。
また、これとは別な発泡体の製造方法として、樹脂ペーストを基体に塗布し、ゲル化させることなく、液状のままで発泡剤の発泡温度以上かつ樹脂の軟化溶融温度(ゲル化温度)以上に加熱して、発泡体を得ることもできる。
ここで、上記の樹脂ペーストは、その配合組成により(例えば樹脂含有量を多くした場合)、粘稠な液体となり、取扱いが面倒で、液中に気泡を含んだまま脱泡させることが難しい場合があり、発泡体の性能や外観に悪影響を及ぼすことがあった。これに対処すべく、粒子径が少なくとも0.2〜10μmの範囲に分布しており、0.5μm未満の粒子(A成分)、0.5〜4μmの粒子(B成分)、4μm以上(C成分)の分布が、A成分が10〜30重量%、B成分とC成分の重量比が(B)/(C)=30/70〜60/40であるペースト加工用ポリ塩化ビニル系樹脂が提案されている(特許文献1)。
また、一般的には、樹脂ペーストの作製の際に、懸濁重合などで製造され、ペースト樹脂よりも粒子サイズの大きい粒径20〜50mm程度の塩化ビニル樹脂で、室温における可塑剤吸収量が殆どないブレンド樹脂を添加する場合もある。ブレンド樹脂を添加すると、樹脂含有量を多くしても樹脂ペーストの増粘が緩和でき、樹脂含有量の増加及び脱泡容易性を向上できるといわれている。
特開2003−238621号公報
しかしながら、これら従来の樹脂ペーストを用いて製造された塩化ビニル樹脂発泡体は、発泡倍率の制御や樹脂含有量の制御も容易で、優れた特性を有する一方で、人が転倒したり衝突したりした際の衝撃緩和性の点では、未だ改善の余地があった。具体的には、JIS A 6519[体育館用鋼製床下地構成材]に規定の「床の硬さ試験」によって測定される「硬さGs」が大きく、人体、特に頭部への損傷を効果的に防止できない。
そこで、本発明の目的は、粉体状の塩化ビニル樹脂及び可塑剤を含みながらも、粘度が低く作業性や脱泡性に優れる発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを提供すること、更に、当該発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストによって製造され、衝撃に対して優れた緩和力を発揮する塩化ビニル系樹脂発泡シートを提供することにある。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
一次粒子態様を有する第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A)と、
K値が68以下で、二次粒子態様を有する第二の塩化ビニル系樹脂粒子(B)と、
可塑剤と、
熱分解性発泡剤と、を含み、
前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)の配合量Xと前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の配合量Yとの質量比(X/Y)が、式(1):1.0<(X/Y)を満たすこと、
を特徴とする発泡性塩化ビニル系樹脂ペースト、当該樹脂ペーストを前記熱分解性発泡剤の分解温度以上に加熱して製造された塩化ビニル系樹脂発泡シートと、を提供する。前記発泡シートは、厚さが2〜5mm、発泡倍率が1.5〜3.2倍、損失正接tanδが0.5以上であり、「床の硬さ試験」によって測定される硬さGsが110G以下である。

ここで、本発明においていう「一次粒子」とは、塩化ビニル樹脂のミクロドメインが通常では分離不可能に結合した状態の樹脂粒子を指し、溶剤や可塑剤にそのまま分散させてコーティングやスプレー塗布等の用途に多用されるペースト塩化ビニル樹脂をいう。このようなペースト樹脂粉粒体は、仮に凝集していたとしても、DOPのような可塑剤等を添加し、例えば超音波振動等を与えることによって容易に分散する。その一般的な粒子径は0.1〜5μmと比較的小さく、略球状の態様をとり、工業的には乳化重合や微細懸濁重合で製造される。
また、本発明においていう「二次粒子」とは、塩化ビニル樹脂の複数の一次粒子が凝集によって結合した状態の凝集粒子を指し、通常は熱や強いせん断力を付加して凝集状態を解しながら溶融させ、押出成形や射出成形、カレンダー成形等による樹脂成形に供される。このため、押出成形や射出成形、カレンダー成形等に多用される汎用塩化ビニル樹脂ともいわれる。その一般的な粒子径は100〜200μmほどの大きさで、粒子表面に微細な凹凸がみられ、主に懸濁重合で製造される。二次粒子態様にある樹脂粒子は、その表面の凹凸や内部に貫入する微細な空隙に、親和性のある可塑剤等を吸収、浸透させることができる。
このような二次粒子を樹脂ペーストに添加すると、通常は、可塑剤を吸収して樹脂ペーストが増粘する懸念があるが、本発明においては、粒子径が大きい(即ち粒子あたりの質量が大きい)ことに起因し、粒子径の小さい一次粒子のみの組成物に比べて比表面積率も低下するため、増粘よりも増量効果が勝るとともに、樹脂ペーストを用いた発泡体の柔軟性と弾性のバランスが最適化でき、衝撃緩和性能が向上すると考えられる。
一般的な塩化ビニル系樹脂ペーストに用いられる塩化ビニル系樹脂粒子(A)は、樹脂粒子と可塑剤とを混合すると、ペースト状の液体になる。従来、このペースト樹脂の塩化ビニル系樹脂含有量を増加させようとすると、粘度が増加して取扱いに困るという問題があった。具体的には、樹脂ペーストが含む空気を脱泡することが困難になるとともに、樹脂ペーストの工程内での管路輸送や塗布工程でも樹脂ペーストの粘度が高いとその作業が困難となる。このため、樹脂ペーストを安定的に貯蔵できる期間が短くなるという問題も生じる。
これに対し、上記のような構成を有する本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストは、増粘の度合いが低く、脱泡工程、輸送工程、塗布工程等の各工程での取扱いが容易になるとともに、貯蔵安定性をも向上できる。また、当該樹脂ペーストを用いて形成した塩化ビニル系樹脂発泡体は、柔軟性と弾性のバランスがとれ、良好な衝撃緩和性を有する。具体的には、硬さGsが110G以下となり、この発泡体を用いた床材や壁材(例えば、発泡体を床材等のバッカー層として用いたもの)は、人が転倒したり衝突したりしたとしても、適度な柔軟性や弾性を併せ持ち、深刻な損傷を与えることを防止できる。
上記の本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストにおいては、前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)の粒子径が0.1〜5.0μmであり、前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の粒子径が100〜200μmであること、が好ましい。
本発明における「粒子径」あるいは「平均粒子径」は、JIS Z 8825−1における「レーザ回折・散乱法」(ミー理論)による粒子径を示し、例えばMalvern Instruments Ltd製Mastersizer3000を用いて測定されるものである。
このような構成を有する本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストによれば、より確実に増粘の度合いを低くすることができ、各工程での取扱いが容易になり、貯蔵安定性も向上する。また、当該樹脂ペーストを用いて形成した塩化ビニル系樹脂発泡体は、より確実に、柔軟性と弾性のバランスに優れ、良好な衝撃緩和性を発揮する。
また、上記の本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストにおいては、前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)のJIS K 7386に基づく室温での可塑剤吸収量が1phr以下であり、前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)のJIS K 7386に基づく室温での可塑剤吸収量が20から40phrであるとこと、が好ましい。
本発明における「可塑剤吸収量」は、JIS K 7386における「室温における可塑剤吸収量」を示し30℃を超えない状態下で測定されるものである。
塩化ビニル樹脂粒子(B)の可塑剤吸収量は、樹脂ペーストの調製時又は保管時における温度に相当する30℃程度以下では、わずかである。しかし、成形・発泡(発泡剤の分解)のための加熱によって、塩化ビニル樹脂粒子(B)の表面や内部に有する微細な空隙が可塑剤を急激に吸収して浸透させる(塩化ビニル樹脂粒子(B)の可塑剤の吸収、浸透速度は、その形状、粒子表面や内部構造に起因して、塩化ビニル樹脂粒子(A)に比べて極めて大きい。)。
そして、塩化ビニル樹脂粒子(B)を加えた場合は、塩化ビニル樹脂粒子(A)単独組成の場合や、塩化ビニル樹脂粒子(A)と塩化ビニル樹脂粒子(C)との混合組成の場合に比べて、昇温による増粘効果が高く 、熱分解性発泡剤の熱分解によって発生した気泡が破壊したり、系内から放出されたり、気泡同士が結合しにくくなり(換言すると発生した気泡セルを包摂する樹脂膜が強固になり)、発泡性塩化ビニル樹脂シートの発泡倍率が増大し、形成された気泡が微細で、よく分散した独立気泡となり、衝撃緩和性が向上する。なお、樹脂ペーストの成形温度は、例えば165〜190℃、発泡(発泡剤の分解)温度は、例えば155〜185℃である。
更に、上記の本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストにおいては、前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)の配合量Xと前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の配合量Yとの質量比(X/Y)が、式(2):1.2<(X/Y)<20を満たすこと、が好ましい。
このような構成を有する本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを用いて形成した塩化ビニル系樹脂発泡シートは、硬さGsを110Gより小さくすることができ(より好ましくは100Gより小さくすることができ)、更に衝撃緩和性が向上する。
本発明によれば、粉体状の塩化ビニル樹脂及び可塑剤を含みながらも、粘度が低く作業性や脱泡性に優れる発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを提供すること、更に、当該発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストによって製造され、衝撃に対して優れた緩和力を発揮する塩化ビニル系樹脂発泡シートを提供することができる。
塩化ビニル系樹脂粒子(A)−1の電子顕微鏡(SEM)写真像である(×10000倍)。塩化ビニル系樹脂粒子(A)は、略真球形の独立した一次粒子の態様をとり、粒子(A)−1は大径粒子と小径粒子との組み合わせであることが看取される。 塩化ビニル系樹脂粒子(B)−1の電子顕微鏡(SEM)写真像である(×500倍)。塩化ビニル系樹脂粒子(B)は、数多くの一次粒子が凝集した態様の二次粒子態様をとり、略球形の粒子であるものの、その表面には内部に連通する細孔や亀裂が多数存在する。 塩化ビニル系樹脂粒子(C)−1の電子顕微鏡(SEM)写真像である(×1000倍)。塩化ビニル系樹脂粒子(C)は、塩化ビニル系樹脂粒子(B)に比べて粒子径が小さく、不定形の形態をとる。
以下、本発明に係る発泡性塩化ビニル系樹脂ペースト及びこれを用いた塩化ビニル系樹脂発泡シートの代表的な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明はこれらのみに限られるものではなく、種々の設計変更が可能であり、全て本発明の技術的範囲に含まれる。
1.発泡性塩化ビニル系樹脂ペースト
本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストは、一次粒子態様を有する第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A)と、K値が68以下で、二次粒子態様を有する第二の塩化ビニル系樹脂粒子(B)と、可塑剤と、熱分解性発泡剤と、を含み、前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)の配合量Xと前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の配合量Yとの質量比(X/Y)が、式(1):1.0<(X/Y)を満たすこと、を特徴とする。なお、K値は、JIS K 7367−2に規定される重合度の指標で、塩化ビニル系樹脂のK値が68以下とは、その平均重合度1200以下に相当する。
(1)第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A)(ペースト樹脂)
第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A)としては、一次粒子態様を有するものであれば、本発明の効果を損なわない範囲で種々の塩化ビニル系樹脂粒子を用いることができる。
なかでも、塩化ビニル系樹脂粒子(A)は、55〜68のK値(600〜1200の平均重合度)を有するのが好ましく、更には、55〜66のK値(600〜1030の平均重合度)を有するのが特に好ましい。
塩化ビニル系樹脂粒子(A)に分類される一般的な塩化ビニル系樹脂粒子の平均粒子径は0.1〜10μmであるが、本発明の塩化ビニル系樹脂粒子(A)の平均粒子径は、0.1〜5.0μmが好ましく、更には0.3〜3.0μmが好ましい。
また、上述のように、衝撃緩和性の観点から、塩化ビニル系樹脂粒子(A)のJIS K7386に基づく室温での可塑剤吸収量が1phr以下であるのが好ましい。
塩化ビニル系樹脂粒子(A)としては、粒子径が小径の塩化ビニル系樹脂粒子(A1)と大径の塩化ビニル系樹脂粒子(A2)との組合せを用いるのも好ましい。このような小径粒子と大径粒子の組合せを用いる場合には、小径の第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A1)の平均粒子径が0.2〜1.0μmで、大径の第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A2)の平均粒子径が2.0〜3.0μmであればよい。更に好ましくは、小径の第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A1)の平均粒子径が0.2〜4.0μmで、大径の第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A2)の平均粒子径が2.0〜3.0μmである。
また、組合せを用いる場合、塩化ビニル系樹脂粒子(A1)と塩化ビニル系樹脂粒子(A2)との配合比率(体積分率であるが、両者は略同じ比重を有するため、質量分率と近似される。)は、(A1)/(A2)が0.1〜0.3(9/91〜23/77)であることが望ましい。
(2)第二の塩化ビニル系樹脂粒子(B)
第二の塩化ビニル系樹脂粒子(B)は、K値が68以下で、二次粒子態様を有する塩化ビニル系樹脂粒子であり、例えば押出成形や射出成形、カレンダー成形などに多用される樹脂粒子で、汎用樹脂と通称されるものであればよい。
この塩化ビニル系樹脂粒子(B)は、K値が68以下であればよいが、58〜73のK値(700〜1500の平均重合度)を有するのが好ましく、更には、58〜71のK値(700〜1350の平均重合度)を有するのが特に好ましい。
塩化ビニル系樹脂粒子(B)に分類される一般的な塩化ビニル系樹脂粒子の平均粒子径は100〜200μmであるところ、本発明に用いる塩化ビニル系樹脂粒子(B)の平均粒子径は、100〜200μmであればよいが、更には、100〜135μmであるのが好ましい。
また、上述のように、衝撃緩和性の観点から、塩化ビニル系樹脂粒子(B)のJISK7386に基づく室温での可塑剤吸収量が20から40phrであるのが好ましい。可塑剤吸収率20〜40phrの塩化ビニル系樹脂粒子は、0.15〜0.35ml/gのポロシティー(内部細孔容積、水銀圧入式ポロシティーメーターで測定)を有する。なお、更に好ましい可塑剤吸収率は、25〜35phrである。
なお、塩化ビニル系樹脂粒子(C)(いわゆるブレンディング樹脂)を用いる場合、この一般的な粒子径は、20〜60μmであればよい。
(3)発泡性塩化ビニル系樹脂ペースト
本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストは、粉体状の塩化ビニル系樹脂粒子(A)と塩化ビニル系樹脂粒子(B)とを混合し、得られた混合物にフタル酸ジオクチル(DOP)等の可塑剤及び熱分解性発泡剤、その他添加剤、充填材を添加して撹拌混合したのち、脱泡処理を行って製造できる。
各材料を添加する順序、混合方法、脱泡手順、及びこれらの各条件等は、従来公知の方法を採用することができるが、本発明においては、得られる発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストにおいて、塩化ビニル系樹脂粒子(A)の配合量Xと記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の配合量Yとの質量比(X/Y)が、式(1):
1.0<(X/Y) ・・・(1)
を満たす(即ち、塩化ビニル系樹脂粒子(B)よりも塩化ビニル系樹脂粒子(A)のほうが多い)。
更には、本発明においては、得られる発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストにおいて、
塩化ビニル系樹脂粒子(A)の配合量Xと塩化ビニル系樹脂粒子(B)の配合量Yとの質量比(X/Y)が、式(2):
1.2<(X/Y)<20 ・・・(2)
を満たすこと、が好ましい。
換言すると、塩化ビニル系樹脂粒子(A)及び塩化ビニル系樹脂粒子(B)を含む塩化ビニル系樹脂粒子全体を100質量部とした場合に、塩化ビニル系樹脂粒子(B)の占める割合が5質量部超で50質量部未満であればよく、更には塩化ビニル系樹脂粒子(B)の占める割合が5質量部超で45質量部未満であることが好ましい。
また、本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストの粘度は、本発明の効果を損なわない範囲で種々の値を採り得るが、より確実に塗工や脱泡を実施するという観点からは、5〜70Pa・sであるのが好ましい。また、同様に、本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを構成する樹脂成分、安定剤及び可塑剤を含む混合物の溶融粘度は1×E4poise以下であるのが好ましい。
(4)任意の構成要件
本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストには、その他の塩化ビニル系樹脂(例えば、塩化ビニル系樹脂粒子(C)(ブレンディング樹脂)等)やその他の樹脂種の粒子(例えば、架橋塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂等)を、所望によって適宜加えてもよい。
また、熱安定剤や加工助剤、着色剤、紫外線吸収剤、炭酸カルシウムやタルク等の充填材、ガラスや合成樹脂等の繊維等の添加剤を加えてもよいことは言うまでもない。
2.塩化ビニル系樹脂発泡シート
本発明は、上記の本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを前記熱分解性発泡剤の分解温度以上に加熱して、その他は常法に従って製造された塩化ビニル系樹脂発泡シートにも関する。
この発泡性塩化ビニル系樹脂シートは単体で用いてもよいし、他のシート体と積層一体化して用いてもよく、軟質塩化ビニル樹脂やポリオレフィン樹脂、ゴムからなるシートに、樹脂ペーストを塗布し、それを熱処理して他のシート体と一体化した複合シートとしてもよい。
このようにして形成した複合シートは、床や壁等を被覆する内装、外装シート材として活用できる。また、これら複合シートの形成の際は、他のシート材と発泡性塩化ビニル系樹脂シートとの中間にガラス繊維や合成樹脂繊維の不織布や織布を積層したり、他のシート材や発泡性塩化ビニル系樹脂シートの層内に前記の織布や不織布を含有させたりすることで、複合シートの強度向上や熱伸縮による変形の防止を図ることができる。
また、例えば、軟質塩化ビニル樹脂シートの一面に、本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを塗布した後に、加熱炉内で発泡剤の発泡開始温度以上に加熱して発泡性塩化ビニル系樹脂ペースト塗布層を発泡させて発泡性塩化ビニル系樹脂層とすることで、本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂シート(複合シート)を製造することもできる。
ここで用いることのできる軟質塩化ビニル樹脂シートは、押出成形、カレンダー成形、粉体成形等の公知の製造方法を用いて製造できるものである。また、ペースト樹脂の塗布はナイフコーターによる塗工、ロールコーターによる塗工、ディップコート等の公知の方法で行うことができる。
本発明の塩化ビニル系樹脂発泡シートの厚さとしては、用途や使用条件等によって種々の厚さであってよいが、取扱い性及び衝撃緩和性等の観点からは、例えば2〜5mmであるのが好ましい。発泡性塩化ビニル系樹脂ペースト層の厚さは、同様に、0.5〜3.5mmであるのが好ましい。
また、本発明の塩化ビニル系樹脂発泡シートの発泡倍率としては、用途や使用条件等によって種々の値に調整すればよいが、適度な硬さで衝撃緩和性を確保するという観点からは、例えば1.5〜3.2倍であるのが好ましい。
また、本発明の発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを構成する樹脂成分、安定剤及び可塑剤を含む混合物によって形成したシートの損失正接tanδは、衝撃緩和性を確保するため、0.5以上であるのがこのましい。
本発明をより具体的に検証すべく、実施例及び比較例を含む実験例として、表1に示す条件で、表2に示す特性を有する材料を用い、発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを調製するとともに、調製した発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを用いて塩化ビニル系樹脂発泡シートを作製した。
なお、塩化ビニル系樹脂粒子(A)は、以下のように、小径粒子と大径粒子との組み合わせで構成されている。
(A)−1:小径粒子 平均粒子径0.31μm 体積分率17.4%
大径粒子 平均粒子径2.22μm 体積分率82.6%
(A)−2:小径粒子 平均粒子径0.35μm 体積分率18.2%
大径粒子 平均粒子径2.27μm 体積分率81.8%
(A)−3:小径粒子 平均粒子径0.86μm 体積分率87.2%
大径粒子 平均粒子径2.37μm 体積分率12.8%
(A)−4:小径粒子 平均粒子径0.85μm 体積分率88.4%
大径粒子 平均粒子径2.91μm 体積分率11.6%
≪実験例1(塩化ビニル系樹脂として、塩化ビニル系樹脂粒子(A)のみ、または(A)及び(C)の組み合わせ)≫
各材料の配合量(質量部)を表3に示す値にし、上記の表2に示す方法で、発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを調製するとともに、調製した発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを用いて塩化ビニル系樹脂発泡シートを作製した。また、上記の表2に示す方法で各測定を行った。結果を表3に示した。
これらの実験によると、何れにおいても発泡シートの硬さGは、好ましい範囲である110G以下を上回り、塩化ビニル系樹脂粒子(A)のみを用いたり、塩化ビニル系樹脂粒子(A)と塩化ビニル系樹脂粒子(C)との組合せを用いたりした場合では、衝撃緩和性が劣ることが看て取れる。
≪実験例2(塩化ビニル系樹脂として、塩化ビニル系樹脂粒子(A)及び(B)の組み合わせ)≫
各材料の配合量(質量部)を表4に示す値にし、上記の表2に示す方法で、発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを調製するとともに、調製した発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを用いて塩化ビニル系樹脂発泡シートを作製した。また、上記の表2に示す方法で各測定を行った。結果を表4に示した。
実験T5〜T8では、発泡シートの硬さGは、好ましい範囲である110G以下となり、衝撃緩和性が優れる一方、塩化ビニル系樹脂粒子(B)を含まない実験T1は、硬さGが110Gを越えて好ましくない。
実験T5〜T7のように、(X/Y)が「1.2<(X/Y)<20」の範囲にあると、硬さGは100G未満となり、樹脂ペーストの粘度も40Pa・s以下となって、非常に好ましい。
しかしながら、実験T9の結果から、塩化ビニル系樹脂粒子(B)の比率が大きすぎると(具体的には(X/Y)が1以上となると)、発泡シートの硬さGが110Gを越えて好ましくない。
≪実験例3(塩化ビニル系樹脂として、塩化ビニル系樹脂粒子(A)及び(B)の組み合わせ)≫
各材料の配合量(質量部)を表5に示す値にし、上記の表2に示す方法で、発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを調製するとともに、調製した発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを用いて塩化ビニル系樹脂発泡シートを作製した。また、上記の表2に示す方法で各測定を行った。結果を表5に示した。
塩化ビニル系樹脂粒子(A)の種類を変えて、塩化ビニル系樹脂粒子(B)と組み合わせた実験T7、T10〜T12では、T7及びT10が硬さGは100G未満となり、特に好ましい。この結果から、塩化ビニル系樹脂粒子(A)は、55〜70のK値(600〜1200の平均重合度)を有するのが好ましく、更には、55〜66のK値(600〜1000の平均重合度)を有するのが特に好ましいといえる。
≪実験例4(塩化ビニル系樹脂として、塩化ビニル系樹脂粒子(A)及び(B)の組み合わせ)≫
各材料の配合量(質量部)を表6に示す値にし、上記の表2に示す方法で、発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを調製するとともに、調製した発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを用いて塩化ビニル系樹脂発泡シートを作製した。また、上記の表2に示す方法で各測定を行った。結果を表6に示した。
塩化ビニル系樹脂粒子(B)の種類を変えて、塩化ビニル系樹脂粒子(A)と組み合わせた実験T7、T13〜T16の結果を看ると、次のことが判明する。即ち、塩化ビニル系樹脂(B)−1(K値:61.6)を用いた実験T7、塩化ビニル系樹脂(B)−2(K値:66.5)を用いた実験T13、塩化ビニル系樹脂(B)−3(K値:71.6)を用いた実験T14では、発泡シートの硬さGは100G未満となり、非常に好ましい。しかしながら、塩化ビニル系樹脂(B)−4(K値:77.0)を用いた実験T15、塩化ビニル系樹脂(B)−5(K値:84.9)を用いた実験T16では、硬さGが110Gを越え、衝撃緩和性を十分に発揮できない。
このため、塩化ビニル系樹脂粒子(B)は、K値が68以下であればよいが、55〜68のK値(600〜1200の平均重合度)を有するのが好ましく、更には、55〜66のK値(600〜1030の平均重合度)を有するのが特に好ましいことが判明する。
表3〜6から、本発明(実験番号T5、T6、T7、T8、T10、T13及びT14)によれば、粉体状の塩化ビニル樹脂及び可塑剤を含みながらも、粘度が低く作業性や脱泡性に優れる発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストと、当該発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストによって製造され、衝撃に対して優れた緩和力を発揮する塩化ビニル系樹脂発泡シートが確実に得られることがわかる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例や変形例が存在する。そして、かかる改良例や変形例は全て本発明の技術的範囲に含まれることは、当業者にとっては容易に理解されるところである。
本発明の塩化ビニル系樹脂発泡シートは、種々の内装材や外装材に好適に使用するこができ、かかる内装材及び外装材としては、例えば建物や施設の床面、特に集合住宅や戸建て住宅等における屋内外の居室や通路の床面、浴室や便所、台所等の床面、階段踏み面、店舗や老健施設、体育館等の運動施設の各種床面等が好適なものとして挙げられる。これらの内装材や外装材に本発明の塩化ビニル系樹脂発泡シートを適用すれば、転倒や衝突時における衝撃を緩和して、安全性を確実に高めることができる。

Claims (5)

  1. 一次粒子態様を有する第一の塩化ビニル系樹脂粒子(A)と、
    K値が68以下で、二次粒子態様を有する第二の塩化ビニル系樹脂粒子(B)と、
    可塑剤と、
    熱分解性発泡剤と、
    を含み、
    前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)の配合量Xと前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の配合量Yとの質量比(X/Y)が、式(1):
    1.0<(X/Y) ・・・(1)
    を満たす発泡性塩化ビニル系樹脂ペーストを前記熱分解性発泡剤の分解温度以上に加熱して製造された塩化ビニル系樹脂発泡シートであって、
    前記発泡シートは、厚さが2〜5mm、発泡倍率が1.5〜3.2倍、損失正接tanδが0.5以上であり、「床の硬さ試験」によって測定される硬さGsが110G以下であること、
    を特徴とする床面用の内外装材塩化ビニル系樹脂発泡シート
  2. 前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)が乳化重合又は微細懸濁重合法で生成された塩化ビニル系樹脂粒子であり、
    前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)が懸濁重合法で生成された塩化ビニル系樹脂粒子であること、
    を特徴とする請求項1に記載の床面用の内外装材塩化ビニル系樹脂発泡シート
  3. 前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)の平均粒子径が0.1〜5.0μmであり、
    前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の平均粒子径が100〜200μmであること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の床面用の内外装材塩化ビニル系樹脂発泡シート
  4. 前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)のJIS K 7386に基づく室温での可塑剤吸収量が1phr以下であり、
    前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)のJIS K 7386に基づく室温での可塑剤吸収量が20から40phrであるとこと、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の床面用の内外装材塩化ビニル系樹脂発泡シート
  5. 前記塩化ビニル系樹脂粒子(A)の配合量Xと前記塩化ビニル系樹脂粒子(B)の配合量Yとの質量比(X/Y)が、式(2):
    1.2<(X/Y)<20 ・・・(2)
    を満たすこと、を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の床面用の内外装材塩化ビニル系樹脂発泡シート
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