JP6775497B2 - 連続的に最大限に活用される成形粉を使用した菓子の製造およびそれにより得られる菓子 - Google Patents

連続的に最大限に活用される成形粉を使用した菓子の製造およびそれにより得られる菓子 Download PDF

Info

Publication number
JP6775497B2
JP6775497B2 JP2017519966A JP2017519966A JP6775497B2 JP 6775497 B2 JP6775497 B2 JP 6775497B2 JP 2017519966 A JP2017519966 A JP 2017519966A JP 2017519966 A JP2017519966 A JP 2017519966A JP 6775497 B2 JP6775497 B2 JP 6775497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
powder
hard candy
confectionery
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017519966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017524378A (ja
Inventor
アイディン、ビュレント
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katjes Fassin and Co GmbH KG
Original Assignee
Katjes Fassin and Co GmbH KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Katjes Fassin and Co GmbH KG filed Critical Katjes Fassin and Co GmbH KG
Publication of JP2017524378A publication Critical patent/JP2017524378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6775497B2 publication Critical patent/JP6775497B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/18Chewing gum characterised by shape, structure or physical form, e.g. aerated products
    • A23G4/184Chewing gum characterised by shape, structure or physical form, e.g. aerated products products with a supported structure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/34Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
    • A23G3/50Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by shape, structure or physical form, e.g. products with supported structure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/0002Processes of manufacture not relating to composition and compounding ingredients
    • A23G3/0004Processes specially adapted for manufacture or treatment of sweetmeats or confectionery
    • A23G3/0019Shaping of liquid, paste, powder; Manufacture of moulded articles, e.g. modelling, moulding, calendering
    • A23G3/0025Processes in which the material is shaped at least partially in a mould in the hollows of a surface, a drum, an endless band, or by a drop-by-drop casting or dispensing of the material on a surface, e.g. injection moulding, transfer moulding
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/02Apparatus specially adapted for manufacture or treatment of sweetmeats or confectionery; Accessories therefor
    • A23G3/0236Shaping of liquid, paste, powder; Manufacture of moulded articles, e.g. modelling, moulding, calendering
    • A23G3/0252Apparatus in which the material is shaped at least partially in a mould, in the hollows of a surface, a drum, an endless band, or by a drop-by-drop casting or dispensing of the material on a surface, e.g. injection moulding, transfer moulding
    • A23G3/0268Moulds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/34Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/34Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
    • A23G3/50Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by shape, structure or physical form, e.g. products with supported structure
    • A23G3/54Composite products, e.g. layered, coated, filled
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/06Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Description

本発明は、菓子の製造方法、本製造方法に従って製造される菓子製品、組成物および粉末食品を含む製品、その長さが狭義単調減少関数である粒径のハードキャンディ、菓子の製造のための使用、ハードキャンディの製造用デバイス、このデバイスにおける方法、ならびに当該方法により得られるハードキャンディに関する。
菓子は一般に普及した、概して人気がある高級食品である。先行技術で本質的に知られている菓子の製造方法は、液体菓子前駆塊を一個取り型または数個割り型に流し込むことを含む。先行技術でこのような基本的方法で製造される菓子としては、脂肪含有菓子および砂糖塊から製造した菓子が挙げられる。脂肪含有菓子は例えば、チョコレートである。砂糖塊から製造した菓子としては、キャンディが挙げられる。キャンディの中でも、ハードキャンディとソフトキャンディは区別される。ハードキャンディとしては、さらに、咳止めドロップのような医薬的活性キャンディも挙げられる。ハードキャンディに保持するためのスティックを設けると、これはロリポップと言われる。ソフトキャンディは例えば、フルーツガム、タフィー、および噛んで食べる菓子(chew)である。
菓子前駆塊を金属、例えば、アルミニウム等の型に流し込むことは、先行技術において公知である。これにおいては、菓子製品を含む硬化塊を離型するために、突出しツールは金型の底部を押す。突出しツールにより菓子製品を離型すると、この方法では、製品に圧痕(突出しマーク)が残る。先行技術のこの製造方法は少なくとも以下の欠点を有する。当該製造方法では、比較的単純な菓子形状のみ可能である。さらに、キャンディはどうしても突出しマークがついてしまい、これは、菓子製品の見た目には望ましくない場合がある。使用する金型はかなり重い。さらに、使用する金型は、製造にかなり費用がかかる。さらに、突出しツールのため、使用する型はかなり安定していなければならない。
独国特許第872149号では、菓子の製造方法が記述され、金型はゴムライニングを備える。型に菓子前駆塊を充填している間、このゴムライニングは、吸引により金型内部にぴったりと敷かれ、離型するためには、ゴムライニングを金型から外す。先行技術のこの製造方法は少なくとも以下の欠点を有する。この方法はかなり多くの方法ステップ、または不良が起こりやすい方法ステップ、または両方の方法ステップを含む。ここで起こり得る不良は、例えば、ゴムライニングの損傷、望まれる通りに成形されていない菓子製品の製造、および離型の失敗からなる群、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせから選択される。さらに、当該方法はかなり骨が折れる。
先行技術において公知であり、同様に独国特許第872149号だけでなく、独国特許出願公開第10 2007 031 747号でも述べられているのは、菓子前駆塊を弾性材料、例えば、ゴムの型に流し込むことである。ここで、キャンディを離型するには、型は弾性的に変形するか、裏返されるか、またはこれらの両方である。先行技術のこの製造方法は少なくとも以下の欠点を有する。キャンディは、離型中に容易に損傷を受け得る。この方法では、やや多い数の不良品が製造される。離型は、一律に再現可能に行われない。
前述の製造方法のいくつかの欠点は、弾性部品により接続される寸法安定性の部品、外縁、および底部を含む型を使用することにより先行技術で回避できる(独国特許第872149号)。しかしながら、支持構造を有するような型はかなり費用がかかる。さらに、このような型は菓子の外観を制限する。
菓子前駆塊をポリカーボネート等の寸法安定性プラスチック型に流し込むことによる菓子の製造も、先行技術において公知である。こうした型を用いると、キャンディが型に粘着することにより離型は妨げられる。したがって、この方法はチョコレート等の脂肪含有菓子により適している。この点において、離型される菓子製品は、できるだけ低温まで冷却される(欧州特許出願公開第0589820号)。ハードキャンディ塊を成形するための非弾性プラスチック型の利用のために、独国特許出願公開第10 2007 031 747号は、離型剤を用いて型の内部表面を濡らすことを提案する。離型剤の使用により、製造方法はより骨が折れるか、またはより費用がかかるか、またはこれらの両方となる。この方法では、型の内部表面全体が離型剤で濡らされていなければ、菓子製品は離型できないか、または簡単にもしくは型もしくは菓子製品を傷つけることなく離型できない。さらに、食品として認可された離型剤のみが使用可能である。このような離型剤でさえも菓子製品の表面上には望ましくない可能性がある。剥離剤は菓子製品の外観または味またはその両方を損ない得る。菓子製品から離型剤を除去するには、少なくとも1つのさらなる製造ステップを必要とする。
菓子製造のための2つの型半体の使用も、先行技術において公知である(独国特許出願公開第4004688号)。この点において、菓子前駆塊を型半体のうち一方に流し込んでから2つの型半体を接合する。この方法では、使用する型の材料によっては、前述の欠点が離型時に生じる。さらに、型半体の接合により、この方法はさらなる方法ステップを含む。これは失敗しやすくなり得るか、または追加の費用を生じ得るか、またはその両方である。さらに製造される菓子製品は通常、型半体が接合されるところに継ぎ目またはバリまたはその両方を有する。菓子製品の外観に影響を及ぼすこのような要素は基本的に望ましくない。
フルーツガムの製造には特に、コーンスターチ粉末から形成される凹型へのフルーツガム塊の流し込みもまた先行技術で公知である。この点において、凹型は、凸型としてのパンチによりコーンスターチ粉末に圧入される。このために、コーンスターチ粉末は粉末トレイに配置される。フルーツガムを離型するために、粉末トレイを反転させる。この先行技術の方法において、以下の欠点が生じる。パンチにより形成された凹型は寸法安定性ではない。特に、凹型の型押しからフルーツガム塊の流し込みまでの間に、変形されるか、破壊されるか、またはその両方になり得る。さらに、離型は失敗し得る。凹型を形成するコーンスターチ粉末の一部は、菓子に付着したままとなる場合がある。この部分が大き過ぎる場合、これは、フルーツガムの外観もしくは味、またはその両方に強く影響を及ぼし得る。
一般に、本発明の目的は、少なくとも部分的に、先行技術からもたらされる欠点を克服することである。本発明の目的は、離型がより失敗しづらい、容易である、簡単である、およびより再現可能性が高いからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである菓子製品の製造方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、粉末の凹型がより寸法安定性である菓子製品の製造方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、菓子製品が粉末の凹型を用いて製造され、粉末ができるだけ多く再利用可能である菓子製品の製造方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、菓子製品が粉末の凹型を用いて製造され、新しい粉末ができるだけ少なく必要とされる菓子製品の製造方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、菓子製品の安価な製造方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、菓子製品が粉末の凹型を用いて製造され、離型の間、できるだけ少ない粉末が菓子製品に残る菓子製品の製造方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、製造方法が成形用具のためにより小さい保管容量を必要とする菓子製品の製造方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、製造方法が成形用具のためにより低い費用を伴う菓子製品の製造方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、製造方法が別の形状の菓子製品の製造に対して、容易に、迅速に、または容易かつ迅速に変更可能な菓子製品の製造方法を提供することである。本発明の目的は、バリ、継ぎ目、突出しマーク、および少なくとも部分的に菓子製品を取り囲む縁からなる群から選択されるいずれも含まない菓子製品を提供することである。本発明のさらなる目的は、菓子製品の表面のデザインができるだけ多様に作られる菓子製品を提供することである。さらに、本発明の目的は、菓子製品の前述の利点の少なくとも1つを有するハードキャンディを提供することである。さらに、本発明の目的は、2層またはそれ以上の層を備えるハードキャンディを提供することである。本発明のさらなる目的は、2色または多色のハードキャンディを提供することである。本発明の目的は、発泡塊から製造された1つもしくは複数の層、またはフルーツ塊から製造された1つもしくは複数の層、またはその両方を含む多層ハードキャンディを提供することである。さらに、本発明の目的は、製造方法の前述の利点の少なくとも1つを有するハードキャンディの製造方法を提供することである。加えて、本発明の目的は、製造方法が2つ以上の異なるハードキャンディ前駆塊、好ましくは2つ以上の異なる色のハードキャンディ前駆塊を型に同時に流し込むことを含むハードキャンディの製造方法を提供することである。
これら目的のうちの少なくとも1つの少なくとも部分的な実現への貢献は、独立クレームにより達成される。従属クレームは、諸目的のうちの少なくとも1つの少なくとも部分的な実現へ貢献する好ましい実施形態を提供する。
本発明による目的の少なくとも1つの実現への貢献は、方法ステップとして、
a)菓子前駆塊を提供するステップであって、
菓子前駆塊は液体である、ステップと、
b)粉末を支持する支持体を提供するステップであって、
粉末は粉末表面を備え、
粉末表面は、複数の凹型を含む、ステップと、
c)凹型に菓子前駆塊を充填するステップと、
d)菓子前駆塊を硬化させるステップと、を含み、
粉末は、
i)6〜10μm、好ましくは7〜9μm、より好ましくは8〜8.8μm、もっとも好ましくは8.35〜8.55μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μm、好ましくは13〜15μm、より好ましくは14〜15μm、もっとも好ましくは14.2〜14.7μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μm、好ましくは22〜24.5μm、より好ましくは22.5〜24.5μm、もっとも好ましくは22.8〜24.1μmの範囲であるD90とにより特徴付けられる粒径分布を有する、方法によって達成される。
好ましい硬化は菓子前駆塊の冷却を含む。好ましい冷却は、能動的冷却プロセスまたは受動的冷却プロセスまたはその両方により行われる。好ましい支持体は容器である。好ましい容器はトレイである。菓子前駆塊による凹型の好ましい充填は流し込みである。好ましい流し込みは、菓子前駆塊と少なくとも1つのさらなる菓子前駆塊との同時の流し込みを含む。好ましいさらなる菓子前駆塊は、菓子前駆塊の色とは異なる色を含む。
本発明による一実施形態では、粉末の粒径分布はさらに、
i)8〜11μm、好ましくは8.5〜10.5μm、より好ましくは9〜10μm、もっとも好ましくは9.5〜9.9μmの範囲であるD16と、
ii)19〜22μm、好ましくは19.5〜21.5μm、より好ましくは20〜21.3μm、もっとも好ましくは20.3〜21.2μmの範囲であるD84と、
iii)25〜30μm、好ましくは25.5〜29.5μm、より好ましくは26〜29μm、もっとも好ましくは26.3〜28.5μmの範囲であるD95とによって特徴付けられる。
本発明による一実施形態では、粉末の粒径分布はさらに、それぞれ粉末の全体積を基準にして、
i)15〜20体積%、好ましくは15.5〜19.5体積%、より好ましくは16〜19体積%、もっとも好ましくは17.2〜18.3体積%の範囲であるQ10と、
ii)78〜85体積%、好ましくは78.5〜84.5体積%、より好ましくは79〜84体積%、もっとも好ましくは79.5〜82.7体積%の範囲であるQ20と、
iii)97〜100体積%、好ましくは97.5〜99.9体積%、より好ましくは98〜99.9体積%、もっとも好ましくは98.5〜99.8体積%の範囲であるQ40と、
iv)99〜100体積%、好ましくは99.2〜100体積%、より好ましくは99.3〜99.9体積%の範囲であるQ50とによって特徴付けられる。
本発明による一実施形態では、粉末は粉末食品である。
本発明による一実施形態では、粉末は、粉末を基準にして、2〜10g/100gの範囲、好ましくは3〜9g/100gの範囲、より好ましくは3.5〜8.5g/100gの範囲、さらにより好ましくは4〜7.5g/100g、もっとも好ましくは4.6〜6.5g/100gの範囲の含水量を有する。
本発明による一実施形態では、菓子前駆塊はハードキャンディ塊である。
本発明による一実施形態では、方法ステップd)における菓子前駆塊を硬化させることは、0.5〜10時間、好ましくは0.5〜8時間、より好ましくは1〜5時間の範囲の期間、25〜65℃の範囲、好ましくは30〜55℃の範囲、より好ましくは35〜50℃の範囲、もっとも好ましくは35〜45℃の範囲の温度へ調節することである。好ましくは、これらの温度は、多くの場合、方法ステップd)を行う乾燥室として構成される室内で維持される。ハードキャンディ塊を菓子前駆塊として使用する場合、25〜55℃の範囲、好ましくは26〜45℃の範囲、より好ましくは27〜40℃の範囲、もっとも好ましくは28〜35℃の範囲の温度を維持することが好ましい。
本発明による目的の少なくとも1つの実現への貢献は、本発明による方法によって得られる菓子製品によって達成される。
本発明による目的の少なくとも1つの実現への貢献は、菓子製品、菓子表面、および粉末食品を含む製品によって達成され、粉末食品は少なくとも部分的に菓子表面と重なり合う。好ましい菓子製品はキャンディである。ここで、粉末食品が肉眼で見えること、または粉末食品が視覚的に菓子表面の一部を被覆することはまったく必要ではない。むしろ、粉末食品は好適な検出方法により検出可能であるべきである。好ましい検出方法は、ヨウ素試験またはヨウ素−デンプン反応またはその両方によるデンプン検出である。好ましくは、製品は微量の粉末食品しか含まない。さらに、粉末食品は、菓子製品の視覚的外観もしくは味、またはその両方を損なわないことが好ましい。
本発明による一実施形態では、菓子製品はハードキャンディである。
本発明による一実施形態では、粉末食品は、
i)6〜10μm、好ましくは7〜9μm、より好ましくは8〜8.8μm、もっとも好ましくは8.35〜8.55μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μm、好ましくは13〜15μm、より好ましくは14〜15μm、もっとも好ましくは14.2〜14.7μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μm、好ましくは22〜24.5μm、より好ましくは22.5〜24.5μm、もっとも好ましくは22.8〜24.1μmの範囲であるD90とによって特徴付けられる粒径分布を有する。
本発明による一実施形態では、粉末食品は、
i)8〜11μm、好ましくは8.5〜10.5μm、より好ましくは9〜10μm、もっとも好ましくは9.5〜9.9μmの範囲であるD16と、
ii)19〜22μm、好ましくは19.5〜21.5μm、より好ましくは20〜21.3μm、もっとも好ましくは20.3〜21.2μmの範囲であるD84と、
iii)25〜30μm、好ましくは25.5〜29.5μm、より好ましくは26〜29μm、もっとも好ましくは26.3〜28.5μmの範囲であるD95とによって特徴付けられる粒径分布を有する。
本発明による一実施形態では、粉末食品は、粉末食品の全重量を基準にして、
i)15〜20体積%、好ましくは15.5〜19.5体積%、より好ましくは16〜19体積%、もっとも好ましくは17.2〜18.3体積%の範囲であるQ10と、
ii)78〜85体積%、好ましくは78.5〜84.5体積%、より好ましくは79〜84体積%、もっとも好ましくは79.5〜82.7体積%の範囲であるQ20と、
iii)97〜100体積%、好ましくは97.5〜99.9体積%、より好ましくは98〜99.9体積%、もっとも好ましくは98.5〜99.8体積%の範囲であるQ40と、
iv)99〜100体積%、好ましくは99.2〜100体積%、より好ましくは99.3〜99.9体積%の範囲であるQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有する。
本発明による一実施形態では、粉末食品は、粉末を基準にして、2〜10g/100gの範囲、好ましくは3〜9g/100gの範囲、より好ましくは3.5〜8.5g/100gの範囲、さらにより好ましくは4〜7.5g/100g、もっとも好ましくは4.6〜6.5g/100gの範囲の含水量を有する。
本発明による目的の少なくとも1つの実現への貢献は、表面を備えたハードキャンディによって達成され、表面は、底面、上面、および側面からなり、上面は、
a)底面と反対側にあり、
b)側面により底面と接続され、
ハードキャンディの直径は、底面から上面をつなぐ直線上の位置の狭義単調減少関数である。
ここで、ハードキャンディの直径は、ハードキャンディの底面が平面上に置かれたときに得られるもっとも短い直線の長さであり、平面と平行にハードキャンディを通る断面におけるハードキャンディの表面上の2点をつなぐ。この直線は、断面におけるハードキャンディの幾何学的重心を含む。好ましいハードキャンディは、ここで、およその円錐台または角錐台またはその両方の形状を有し、底面は必ずしも、上面と平行に配向される必要はない。上記の場合では、ハードキャンディの直径は、円錐台または角錐台またはその両方の高さに垂直な断面で求められる。好ましいハードキャンディは、本明細書において、底面から上面へと完全に単調に先細る。さらなる好ましいハードキャンディは、第1の層および少なくとも1つのさらなる層を含む。好ましいさらなる層は、少なくとも1つのさらなる層の色とは異なる色を含む。さらなる好ましいハードキャンディは多色である。この場合、ハードキャンディの異なる色の領域は、空間的に互いから離れていることが好ましい。異なる色の領域は、これらが横方向に空間的に離れているもの、縦方向に空間的に離れているもの、および絡み合っているものからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせであるように、空間的に互いから離れていてもよい。さらなる好ましい少なくとも1つのさらなる層は、発泡ガム塊から製造されるか、またはフルーツガム塊から製造されるか、またはその両方である。さらなる好ましいハードキャンディは、ハードキャンディ塊から製造された第1の層、発泡ガム塊から製造された第1のさらなる層、およびフルーツガム塊から製造された第2のさらなる層を含む。この点において、好ましい発泡ガム塊は、泡立つ粘稠度のソフトキャンディ前駆塊である。ここで、フルーツガム塊は、泡立たないソフトキャンディ前駆塊である。好ましい泡立たないソフトキャンディ前駆塊は、フルーツガム前駆塊である。
本発明による一実施形態では、上面は浮き彫り模様を含む。好ましい浮き彫り模様は、型押模様または型押形象的表現またはその両方を含む。好ましい形象的表現は、シンボル、文字、数表示、および3次元の描画からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせを含む。好ましい3次元の描画は、物体、輸送手段、生き物、食品、食材、およびこれらのうち1つの構成要素からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい輸送手段は、電車、自動車、および航空機からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい生き物は、人、動物、および植物からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい食品は果物である。好ましい食材は果物である。ここで、3次元の描画がモデルと比べていかに写実的であるか、不格好であるか、または理想化されているかは重要でない。
本発明による一実施形態では、ハードキャンディは、バリ、継ぎ目、少なくとも部分的にハードキャンディの周りにある縁、および突出しマークからなる群から選択されるいずれも含まない。好ましい突出しマークは、ハードキャンディの1つの表面上の圧痕であり、圧痕は、突出しツールにより押されたものである。好ましい突出しツールは、ハードキャンディを型から押し出す(離型)。さらなる好ましい突出しツールは突出しピンである。好ましいバリは、ハードキャンディの表面上の尖った、または鋭利な、またはその両方の突出部分である。さらなる好ましいバリは、ハードキャンディ前駆塊のハードキャンディへの成形、ハードキャンディの型からの離型、流し込み成形、および型押しからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせの間に生じる。好ましい継ぎ目は、ハードキャンディの表面上における線状突起、線状凹み、および線状位置合わせ不良からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせであり、継ぎ目はハードキャンディの成形には客観的に見て望ましくない。継ぎ目は、好ましくは、製造方法の最適な実施態様に生じなければ客観的に見て望ましくない。継ぎ目は、さらに好ましくは、ハードキャンディを画定する型に設けられていないハードキャンディの表面の凹みであれば、客観的に見て望ましくない。さらなる好ましい継ぎ目は、数個割り凹型でのハードキャンディの製造中に生じる。さらなる好ましい継ぎ目は、ハードキャンディを作るためにいくつかのハードキャンディを結合する間に生じる。好ましい継ぎ目または好ましいバリまたはその両方は、ハードキャンディの表面の側面に位置する。
本発明による一実施形態では、底面は凹状である。本明細書において、底面の縁部から底面の幾何学的重心までの底面が上面の方に突出していれば、底面は凹状である。好ましくは、底面の幾何学的重心は、ハードキャンディの底面を下にして平らな水平面に置いた場合、底面の縁部よりも少なくとも0.5mm、好ましくは少なくとも0.75mm、もっとも好ましくは少なくとも1mm高いところにある。好ましくは、ハードキャンディの底面を下にして平らな水平面に置いた場合、底面のいずれの点も底面の幾何学的重心よりも高くならない。特に好ましい底面は、平らでないか、または凸状でないか、またはその両方である。
本発明による目的の少なくとも1つの実現への貢献は、菓子製造のための支持体および粉末食品の使用により達成され、支持体は粉末食品を支持し、粉末食品は、
a)粉末食品表面を備え、
b)以下、すなわち、
i)6〜10μm、好ましくは7〜9μm、より好ましくは8〜8.8μm、もっとも好ましくは8.35〜8.55μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μm、好ましくは13〜15μm、より好ましくは14〜15μm、もっとも好ましくは14.2〜14.7μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μm、好ましくは22〜24.5μm、より好ましくは22.5〜24.5μm、もっとも好ましくは22.8〜24.1μmの範囲であるD90
によって特徴付けられる粒径分布を有し、
c)粉末食品(102)を基準にして、2〜10g/100gの範囲、好ましくは3〜9g/100gの範囲、より好ましくは3.5〜8.5g/100gの範囲、さらにより好ましくは4〜7.5g/100g、もっとも好ましくは4.6〜6.5g/100gの範囲の含水量を有し、
粉末食品表面(103)は、複数の凹型(104)を含む。上述の粒径分布は、本構成に好ましいものとしても当てはまる。
本発明による目的の少なくとも1つの実現への貢献は、あるプロセスシーケンスでのハードキャンディ製造のためのデバイスにより達成され、当該デバイスは、
a)粉末を受容するように設計され、粉末による支持体の充填のために設計された粉末出口に接続された第1の容器と、
b)スキージであって、
i)粉末出口の下流に配置され、
ii)支持体内の粉末をぬぐい取ることにより、粉末表面を得るように設計された、スキージと、
c)型押しデバイスであって
i)スキージの下流に配置され、
ii)複数の凹型を粉末表面内に型押しするように設計された、型押しデバイスと、
d)液体ハードキャンディ塊を受容するように設計され、型押しデバイスの下流に配置されたさらなる容器であって、液体ハードキャンディ塊による凹型の充填のために設計されたハードキャンディ塊出口に接続された、さらなる容器と、
e)冷却デバイスであって、
i)ハードキャンディ塊出口の下流に配置され、
ii)凹型内のハードキャンディ塊を冷却することにより、複数のハードキャンディを得るように設計された、冷却デバイスと、
f)離型デバイスであって、
i)冷却デバイスの下流に配置され、
ii)凹型からハードキャンディを離型するように設計された、離型デバイスと、
g)粉末出口からハードキャンディ塊出口へと支持体を下流に運搬するように配置および設計された運搬デバイスとを備える。
本明細書において、記述「下流」は好ましくは、方法のプロセスシーケンスに関し、その実施のために当該デバイスが設計される。本方法は好ましくは連続的なプロセスである。プロセスシーケンスは好ましくは、巡回(circuit)である。その場合、第1のデバイスまたはデバイスのコンポーネントは、さらなるデバイスまたはコンポーネントの下流に配置され、さらなるデバイスまたはコンポーネントは、プロセスシーケンスの、本方法の最終製品へ向かう方向においてデバイスまたはコンポーネントの後に位置する。ここで、好ましい方法は、ハードキャンディ用の製造方法である。好ましい最終製品はハードキャンディである。好ましい冷却デバイスは、冷却室、乾燥室、および熟成室からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい支持体は容器である。好ましい容器はトレイ、好ましくは粉末トレイである。ハードキャンディ塊による凹型の好ましい充填は流し込みである。好ましい流し込みは、ハードキャンディ塊と少なくとも1つのさらなる菓子前駆塊との同時の流し込みを含む。好ましいさらなる菓子前駆塊は、ハードキャンディ塊の色とは異なる色を含む。好ましいハードキャンディ塊出口はノズルである。好ましい運搬デバイスは、コンベヤベルトまたは生産ラインまたはその両方である。さらなる好ましい運搬デバイスは複数の回転ローラを含む。好ましい離型デバイスは、支持体を反転させ、それにより粉末およびハードキャンディの大部分が支持体から落ちるように設計される。好ましくは、離型デバイスはハードキャンディが落ちる格子を備える。好ましい格子は、粉末の粒子が通って落ちることができる開口を備え、ハードキャンディは格子に留まる。好ましい離型デバイスは反転テーブルである。好ましいさらなる容器は、加熱が装備されるか、断熱されているか、またはその両方である。好ましい型押しデバイスは複数の型パンチを備える。好ましいデバイスはモーガル(mogul)プラントである。デバイスは好ましくは、ハードキャンディの製造用に設計される。
本発明による一実施形態では、冷却デバイスは、0.5〜10時間、好ましくは0.5〜8時間、より好ましくは1〜5時間の範囲の冷却時間の間、25〜55℃の範囲、好ましくは26〜45℃の範囲、より好ましくは27〜40℃の範囲、もっとも好ましくは27〜35℃の範囲の温度での冷却デバイスにおける凹型内のハードキャンディ塊の冷却用に設計される。好ましい冷却デバイス温度は、周囲温度、冷却デバイスの、好ましくは調整済み周囲空気の周囲温度である。
本発明による目的の少なくとも1つの実現への貢献は、本発明によるデバイスでのハードキャンディ製造のための方法により達成される。好ましくは、本明細書において述べられる方法のさらなる構成はここでも適用され、これらの構成はそれぞれ、この方法と個別に組み合わせることができる。
本発明による一実施形態では、凹型内のハードキャンディ塊は、0.5〜10時間、好ましくは0.5〜8時間、より好ましくは1〜5時間の範囲の期間、25〜55℃の範囲、好ましくは26〜45℃の範囲、より好ましくは27〜45℃の範囲、より好ましくは27〜40℃の範囲、より好ましくは27〜35℃の範囲の冷却デバイス温度で調整される。
ハードキャンディ製造のための本発明による方法によって得られるハードキャンディ。
菓子製品
好ましい菓子製品は、脂肪含有菓子製品または砂糖塊から作った菓子製品またはその両方である。好ましい脂肪含有菓子製品は、チョコレートまたはココアまたはその両方を含む。好ましい砂糖塊から作った菓子製品はキャンディである。好ましい砂糖塊は煮詰めた砂糖塊である。好ましいキャンディは、ソフトキャンディまたはハードキャンディまたはその両方である。さらなる好ましい煮詰めた砂糖塊は、スクロース、グルコースシロップ、調味材料、および高級食品酸(food acid)を含む。前述のものに加えて、好ましい煮詰めた砂糖塊は着色剤を含む。
ソフトキャンディは、好ましくは、高粘性の噛み応えのある稠度を有する。ソフトキャンディは好ましくは、摂取されるときに噛まれる。噛んでいる間、ソフトキャンディは好ましくは徐々に溶解する。好ましいソフトキャンディは、ソフトキャンディの総重量を基準にして、1〜20重量%の範囲、好ましくは5〜20重量%の範囲、より好ましくは10〜20重量%の範囲、もっとも好ましくは15〜20重量%の範囲の含水量を有する。好ましいソフトキャンディは弾性的に変形可能である。特に好ましいソフトキャンディは、70以下、好ましくは65以下、より好ましくは60以下、より好ましくは60以下、より好ましくは55以下、より好ましくは50以下、より好ましくは45以下、より好ましくは40以下、より好ましくは35以下、より好ましくは30以下、より好ましくは25以下、より好ましくは20以下、さらにより好ましくは20以下、さらにより好ましくは15以下、もっとも好ましくは10以下のショア硬度Aを有する。さらなる好ましいソフトキャンディは、フルーツガム、タフィー、および噛んで食べる菓子からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。さらなる好ましいソフトキャンディは、ヒドロコロイドを含有する。好ましいヒドロコロイドはゼラチンである。
非常に好ましいキャンディは、ハードキャンディである。ハードキャンディは好ましくは硬く脆性である。好ましいハードキャンディは弾性的に変形可能ではない。好ましいハードキャンディはガラス状体を備える。さらなる好ましいハードキャンディは、ハードキャンディの総重量を基準にして1〜4重量%の範囲、好ましくは1〜3重量%の範囲の含水量を有する。ハードキャンディは好ましくは、摂取中になめられる。ハードキャンディは煮詰めた砂糖菓子としても記述される。用語「ハードキャンディ」としては、さらにロリポップと呼ばれるスティック付きハードキャンディも挙げられる。特に好ましいハードキャンディは、70超、好ましくは75超、より好ましくは80超、より好ましくは85超、より好ましくは90超、さらにより好ましくは95超、もっとも好ましくは100超のショア硬度Aを有する。さらなる好ましいハードキャンディは吸湿性である。さらなる好ましいハードキャンディは、30%未満のGF値を有する。さらなる好ましいハードキャンディはゼラチンを含まない。
さらなる好ましいハードキャンディはカンゾウを含む。ハードキャンディとしては、さらにボンボン、キャラメル、砂糖玉(sweet−ball)等も挙げられる。さらなる好ましいハードキャンディはフィリングを含む。好ましいフィリングは液体または粘性またはその両方である。用語「キャンディ」および「甘い菓子」としてはさらに、他の風味、例えば、酸味または塩味またはその両方がある菓子も挙げられる。さらに、用語「菓子」および「菓子高級食品」としては、さらに、薬効作用のある菓子、例えば、咳止めドロップまたは咽喉炎用トローチも挙げられる。
菓子前駆塊
菓子前駆塊は、それから菓子製品をさらなる処理により製造できる塊である。好ましい菓子前駆塊はハードキャンディ塊である。好ましいハードキャンディ塊は、必須成分として、糖または糖の代用品またはその両方を含む。好ましい糖は、多糖類、スクロース、グルコース、フルクトース、および転化糖からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい糖の代用品は、イソマルト、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、およびポリデキストロースからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。さらなる好ましいハードキャンディ塊は、乳調製品、植物脂肪、乳化剤、色素混合物、油、活性物質、植物抽出物、および調味材料からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせをさらに含む。好ましい油は精油である。好ましい精油は、ユーカリ油、ハッカ油、およびメントールからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい活性物質は、粘液溶解作用、鎮痛作用、腫れ緩和作用、および炎症阻害作用からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせを示す。好ましい植物抽出物は、草抽出物、根抽出物、および樹皮抽出物からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい草抽出物は、セージ、ヘラオオバコ、キバナノクリンザクラ、およびウスベニタチアオイからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせ由来の抽出物である。好ましい根抽出物は、多くの場合カンゾウとも呼ばれるカンゾウ根抽出物である。好ましい調味材料は、人工調味材料または天然調味材料またはその両方である。さらなる好ましい調味材料は果実調味材料である。型に流し込む間、ハードキャンディ塊は好ましくは、80〜150℃の範囲、好ましくは90〜140℃の範囲、より好ましくは100〜120℃の範囲の処理温度を有する。流し込みの間菓子前駆塊が有する処理温度は、菓子前駆塊が良好な流れ特性により特徴付けられるように選択される。この状態では、菓子前駆塊は液体として記載されている。
粉末
好ましい粉末は粉末食品である。好ましい粉末食品は植物粉末食品である。好ましい植物粉末食品はコーンスターチ粉末食品である。粉末食品は多くの場合、粉末とも記載される。本発明による粉末は、連続的に最大限に活用される。粉末は好ましくは、菓子前駆塊を粉末から作製された凹型へ流し込むことによる菓子製造のために複数回使用されるという点で連続的に最大限に活用される。この間、n回目の使用毎に、再使用粉末のうちの一部は、菓子の製造にまだ使用されてない粉末の部分により置き換えられる。ここで、nは1よりも大きい自然数である。好ましいnは、操作プロセスにおいて、1日1回、再使用粉末のうちの一部が菓子の製造にまだ使用されてない粉末の部分により置き換えられるように選択される。記載された手順、すなわち、n回目の菓子製造作業において、粉末の一部のみが未使用粉末に置き換えられ、十分頻繁に繰り返される場合、十分に多い回数繰り返した後、後の菓子製造作業において使用される粉末の静的組成が確立され、静的組成は、略一定の割合の未使用粉末と特定回数の菓子製造作業に使用された粉末とを含む。連続的に最大限に活用された粉末は、本発明による粒径分布を有する。
粒径分布
本発明による粒径分布を指定するために値DおよびQを使用する。ここで、xは%での自然数であり、yはμmでの自然数である。Dは、粒子の総重量を基準にして粒子のx重量%がこの粒径よりも小さいμmでの粒径を示す。Qは、yμm未満の粒径を有する粒子の全体積を基準にした体積%での粒子の割合を示す。ここで、粒径は、粒子の表面上に始点および終点を有する最長直線の長さであり、当該直線は粒子の幾何学的重心を通過する。
測定方法
以下の測定方法は本発明との関係において使用された。特に明記しない限り、測定は25℃の周囲温度、100kPa(0.986atm)の周囲大気圧、および50%の相対大気湿度にて行われる。
ショア硬度
ショア硬度を測定するために、VDI/VDE 2616のシート2(2004年4月)による方法「プラスチックおよびゴムについての硬度試験」を使用した。
粒径分布
粒径分布は、ドイツ、Clausthal−ZellerfeldのSympatec GmbH System−Partikel−Technik製のHELOSレーザ回折システム(ISO規格13320)で測定された。このために、測定範囲R3、レンズ焦点距離f100mm、および0.5/0.9〜175.0μmのxMb(第1の級−下級限界値/上級限値−およびもっとも粗い級の上限値が記述された測定範囲の検出粒径範囲)を選択した。分散システムとしては、ドイツ、Clausthal−ZellerfeldのSympatec GmbH System−Partikel−Technik製の乾式分散システムRODOS/Mを使用した。サンプリングおよび試料分割のエラーを最小限に抑えるために、測定される材料の測定に必要とされる量への分割は、回転リッフル分割器により行った。各試料について、試料3部をそれぞれ1度測定し、各試料、すなわち、試料3部の平均値を計算した。測定データの評価は、Sympatec評価モードFREE(バージョン5.8.2.0)を用い、フラウンホーファー理論に基づく。フラウンホーファー理論によると、光の屈折は粒子とレーザ光線との主な相互作用であると考えられる。測定のさらなるパラメータを下のリストにまとめている。
Figure 0006775497
含水量
含水量を測定するために、器具、すなわち、Sartorius MA30水分計(ドイツ、ゲッティンゲン、Sartorius AG)、アルミニウム秤量皿、およびさじを使用した。水分計は測定前に予熱されない。測定がすでに水分計で行われていれば、水分計はさらなる測定の前に少なくとも15分間蓋を開けて冷却させる。水分計のスイッチを入れた。測定パラメータは105℃(乾燥温度)、自動、0〜100%であった。蓋を開け、アルミニウム皿を入れた。エンターキーでゼロの目盛りに合わせる。質量5.0〜5.5gの試料を準備する。アルミニウム皿を台に置き、試料をさじで皿に均一に置いた。皿をホルダに置き、蓋を閉じる。水分計は自動で測定プロセスを開始する。水分計が「END」と表示すると、測定結果を読み取る。
図面は以下を示す。
図1aは本発明による方法を示す図である。図1bは本発明による方法をさらに示す図である。 本発明による製品の概略断面平面図である。 本発明によるハードキャンディの概略断面側面図である。 本発明によるさらなるハードキャンディの概略断面側面図である。 図5aは本発明によらないハードキャンディの概略断面側面図である。図5bは図5aの本発明によらないハードキャンディの概略断面平面図である。 図6aは発明によらないさらなるハードキャンディの概略断面側面図である。図6bは本発明によらないさらなるハードキャンディの概略断面側面図である。 本発明によらないさらなるハードキャンディの概略断面側面図である。 図8aは本発明によらないさらなるハードキャンディの概略断面側面図である。図8bは、図8aの本発明によらないさらなるハードキャンディの概略断面平面図である。 ハードキャンディ製造のための本発明による方法の概略図である。
本発明は、本発明のいかなる限定も意味しない実施例および図面により以下でさらに正確に示される。
ハードキャンディ
実施例1は、本発明によるハードキャンディの本発明による製造に関する。
まず第1に、成形粉のために図1aに係る支持体として粉末トレイが提供される。成形粉として、8.38μmのD10、12μmのD16、14.27μmのD50、22.5μmのD84、22.95μmのD90、および35μmのD95と、13.4体積%のQ10、75.4体積%のQ20、95.6体積%のQ40、および97.4体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして12.6g/100gの含水量を有していた。粉末トレイにコーンスターチ粉末食品を充填し、これをぬぐって、粉末トレイにおいて平らなコーンスターチ粉末食品表面を得る。ハードキャンディ流し込み成形のために凹型を型押しする石膏/ステンレス鋼製の成形パンチを準備した。成形パンチは、保持部と、製造されるハードキャンディの凸形状を有するさらなる部分とからなっていた。ここで、型押し中に粉末内に圧入される成形パンチのパンチ下面は、製造されるハードキャンディの上面に対応する。このパンチ表面は浮き彫り模様を含む。浮き彫り模様は、キイチゴの表面の一部の3次元の描画である。成形パンチを用いて、型押しにより、凹型をコーンスターチ表面内に型押しする。凹型はコーンスターチ表面上に均等に置かれ、成形パンチは、少なくとも1cmのコーンスターチ表面が各凹型下に残るような深さまでコーンスターチ表面に単に型押しされる。これはまた、図1bにより概略的に示される。型押しする度、その後、型押しされた凹型を損傷することなく成形パンチを垂直に上へと取り除いた。
この後、ハードキャンディ前駆塊用の配合を、原材料を量り分けて準備した。当該配合は、それぞれ配合に基づいて、
− 純度99.5%、pH7、糖度100、およびEC区分Iの47重量%のスクロースと、
− DE 42 SEが使用され、pH4.8〜5.3、それぞれ乾燥物質を基準にして6重量%のデキストロース、37重量%のマルトース、および57重量%の多糖類を含むグルコースシロップの乾燥物質が約80重量%である、36重量%のグルコースシロップと、
− 飲料水法令に準拠している、15重量%の水と、
− 緩衝された乳酸であって、酸を基準とした残留水が20重量%、酸強度80、転化率0.49である、1.5重量%の酸と、
− 植物抽出物由来の0.25重量%の染料と、
− 濃縮物である果物からの自然調味材料である0.25重量%の調味材料と
からなっていた。
この後、配合のうちスクロースおよび水を、十分な容量の銅製沸騰容器に入れ、スクロースを110℃で溶解させた。次いで、グルコースシロップを添加し、乾燥物質含量が得られる質量のうち97〜98重量%の範囲に達するように、銅製沸騰容器内で得られた溶液を絶えず撹拌用さじで撹拌しながら155〜160℃で沸騰を終了した。沸騰時間は約8分間であった。次に、この塊を加熱せずに静置し、そのようにして約135℃まで冷却した。この温度で、配合に従って染料、調味材料、および酸を添加し、撹拌し、このようにしてハードキャンディ前駆塊を得た。形成されたハードキャンディ前駆塊を使用して、上述のように作製したコーンスターチ粉末食品の凹型に流し込んで充填した。図1bの充填済み凹型を得た。次に、ハードキャンディ前駆塊が冷却され固体になるまで凹型で静置した。このようにして、ハードキャンディを得た。ハードキャンディを手で粉末トレイから取り出し、調理用ふるいに置いた。調理用ふるいを振りながら、ハードキャンディから付着したコーンスターチ粉末食品を圧縮空気で取り除く。ハードキャンディをここで17℃の室温および大気湿度約40%でホイルに包み、20℃および大気湿度60%未満で保管した。
ハードキャンディ
実施例2は、本発明によるさらなるハードキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例2は実施例1と同じように行ったが、コーンスターチを成形粉として使用した点が異なる。実施例2では、8.49μmのD10、9.78μmのD16、14.58μmのD50、21.1μmのD84、23.5μmのD90、および27.97μmのD95と、17.41体積%のQ10、81.98体積%のQ20、98.7体積%のQ40、および99.9体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして12.4g/100gの含水量を有していた。
ハードキャンディ
実施例3は、本発明によるさらなるハードキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例3は実施例1と同じように行ったが、コーンスターチを成形粉として使用した点が異なる。実施例3では、8.41μmのD10、9.69μmのD16、14.38μmのD50、20.48μmのD84、23.02μmのD90、および26.64μmのD95と、17.76体積%のQ10、82.08体積%のQ20、99.07体積%のQ40、および99.45体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していた図1a)に係るコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして5g/100gの含水量を有していた。
ソフトキャンディ
実施例4は、本発明によるソフトキャンディの本発明による製造に関する。まず第1に、成形粉のために図1aに係る支持体として粉末トレイが提供される。成形粉として、8.49μmのD10、13.01mのD16、14.57μmのD50、23.1μmのD84、23.92μmのD90、および33.7μmのD95と、13.9体積%のQ10、76.6体積%のQ20、95.95体積%のQ40、および97.88体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして13.8g/100gの含水量を有していた。粉末トレイにコーンスターチ粉末食品を充填し、これをぬぐって、粉末トレイにおいて平らなコーンスターチ粉末食品表面を得る。キャンディ流し込み成形のために凹型を型押しする石膏/ステンレス鋼製の成形パンチを準備した。成形パンチは、保持部と、製造されるキャンディの凸形状を有するさらなる部分とからなっていた。ここで、型押し中に粉末内に圧入される成形パンチのパンチ下面は、製造されるハードキャンディの上面に対応する。このパンチ表面は浮き彫り模様を含む。浮き彫り模様は、イチゴの表面の一部の3次元の描画である。成形パンチを用いて、型押しにより、凹型をコーンスターチ表面内に型押しする。凹型はコーンスターチ表面上に均等に置かれ、成形パンチは、少なくとも1cmのコーンスターチ表面が各凹型下に残るような深さまでコーンスターチ表面に単に型押しされる。これはまた、図1aにより概略的に示される。型押しする度、その後、型押しされた凹型を損傷することなく成形パンチを垂直に上へと取り除いた。
まず、配合を、原材料を量り分けて準備した。この配合は、それぞれ配合を基準にして、47重量%のスクロース、31重量%のグルコースシロップ、15重量%の水、%重量%のゼラチン、1.5重量%の酸、0.25重量%の染料、および0.25重量%の調味材料からなっていた。
この後、ソフトキャンディ前駆塊用の配合を、原材料を量り分けて準備した。当該配合は、それぞれ配合に基づいて、
− 純度99.5%、pH7、糖度100、およびEC区分Iの44重量%のスクロースと、
− DE 42 SEが使用され、pH4.8〜5.3、それぞれ乾燥物質を基準にして6重量%のデキストロース、37重量%のマルトース、および57重量%の多糖類を含むグルコースシロップの乾燥物質が約80重量%である、31重量%のグルコースシロップと、
− 飲料水法令に準拠している、17重量%の水と、
− それぞれゼラチンを基準にして、84〜86重量%のタンパク質、9〜12重量%の水、2〜4重量%の無機物質を含有する、6重量%のゼラチンと、
− クエン酸一水和物であって、酸を基準とした残留水が8.6重量%、酸強度90、転化率0.64である、1.5重量%の酸と、
− 果実抽出物由来の0.25重量%の染料と、
− 濃縮物である果物からの自然調味材料である0.25重量%の調味材料とからなっていた。
その後、ゼラチンを当該配合に従って水中に溶解させ、ゼラチン溶液を得た。この後、配合のうちスクロースを、適切な容量の銅製沸騰容器に入れ、スクロースを110℃で溶解させた。次いで、グルコースシロップを添加し、銅製沸騰容器内で得られた溶液を絶えず撹拌用さじで撹拌しながら116℃で沸騰を終了した。沸騰時間は約8分間であった。次に、この塊を加熱せずに静置し、そのようにして約90℃まで冷却した。この温度で、配合に従ってゼラチン溶液、染料、調味材料、および酸を添加し、撹拌し、このようにしてソフトキャンディ前駆塊を得た。脱気するために、ソフトキャンディ前駆塊を10分間静置した。ここでソフトキャンディ前駆塊を流し込み袋に入れた。流し込み袋を使用して、上述のように作製したコーンスターチ粉末食品の凹型にソフトキャンディ塊を流し込んで充填した。流し込む間、ソフトキャンディ前駆塊は約70℃の温度を有していた。充填済み凹型を得た。粉末トレイの凹型内のソフトキャンディ前駆塊を30℃の温度で48時間、乾燥室内で熟成させることにより、ソフトキャンディを得た。ここで粉末トレイを反転させて、製造したソフトキャンディを凹型から離型し、ソフトキャンディおよびコーンスターチ粉末食品は粉末トレイから格子ふるいの上に落ちる。1分間余分に格子ふるいを振るい、コーンスターチ粉末食品をソフトキャンディから取り除いた。ここで、格子ふるいは、ソフトキャンディが格子上に残り、コーンスターチ粉末食品の粒子は格子ふるいを通って落ち、その下で容器に収集され得るように選択された。加えて、ソフトキャンディを圧縮空気できれいに吹き飛ばした。次に、ソフトキャンディが互いに付着するのを避け、ソフトキャンディへの光沢を付与するために、オイリングドラムでソフトキャンディに油を塗布した。油を塗ったソフトキャンディをここでホイル袋に包み、20℃の室温および大気湿度60%未満で保管した。
ソフトキャンディ
実施例5は、本発明によるさらなるソフトキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例5は実施例4と同じように行ったが、別のコーンスターチ粉末食品を成形粉として使用した点が異なる。実施例5では、8.40μmのD10、9.72μmのD16、14.56μmのD50、21.12μmのD84、23.91μmのD90、および28.3μmのD95と、17.56体積%のQ10、80.21体積%のQ20、99.72体積%のQ40、および99.87体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして14.1g/100gの含水量を有していた。
ソフトキャンディ
実施例6は、本発明によるさらなるソフトキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例6は実施例4と同じように行ったが、別のコーンスターチ粉末食品を成形粉として使用した点が異なる。実施例6では、8.40μmのD10、9.70μmのD16、14.52μmのD50、20.99μmのD84、23.86μmのD90、および28.11μmのD95と、17.69体積%のQ10、80.16体積%のQ20、99.21体積%のQ40、および99.88体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして6g/100gの含水量を有していた。
比較実施例1−ハードキャンディ
比較実施例1は、本発明によらないハードキャンディの本発明によらない製造に関する。
まず、ハードキャンディ前駆塊用の配合を、原材料を量り分けて準備した。当該配合は、それぞれ配合に基づいて、
− 純度99.5%、pH7、糖度100、およびEC区分Iの47重量%のスクロースと、
− DE 42 SEが使用され、pH4.8〜5.3、それぞれ乾燥物質を基準にして6重量%のデキストロース、37重量%のマルトース、および57重量%の多糖類を含むグルコースシロップの乾燥物質が約80重量%である、36重量%のグルコースシロップと、
− 飲料水法令に準拠している、15重量%の水と、
− クエン酸一水和物であって、酸を基準とした残留水が8.6重量%、酸強度90、転化率0.64である、1.5重量%の酸と、
− 植物抽出物由来の0.25重量%の染料と、
− 濃縮物である果物からの自然調味材料である0.25重量%の調味材料とからなっていた。
その後、沸騰させるためにバッチボイラーを使用した。バッチボイラーは、2段撹拌機、蒸気抽出口、充填口である穴、蒸気弁、温度センサ、ニードル弁、回転可能な真空および排気容器、通気弁または吹出弁、ならびに圧力表示部を備えた二重壁蒸気加熱撹拌容器である。この後、配合のうちスクロースおよび水を、バッチボイラーに入れ、スクロースを110℃で溶解させた。次いで、グルコースシロップを添加し、乾燥物質含量が得られる質量のうち96重量%に達するように、バッチボイラー内で得られた溶液を140〜142℃で沸騰を終了した。沸騰時間は約8分間であった。加熱および沸騰は、2段攪拌機を用いて絶えず撹拌しながら行った。それによって、溶液または塊への加熱が補助され、原材料はすべて均一に混合された。ニードル弁を通って、完成品の煮詰めた塊を真空容器へと扇形状に放出した。真空容器において、塊を2.5分間、約0.8barで真空にかけた。通気弁により真空を破り、配合に従って染料、調味材料、および酸を添加し、このようにしてハードキャンディ前駆塊を得た。この間の塊の温度は、115〜120℃で乾燥物質含量は98〜99重量%であった。
次に、ハードキャンディ前駆塊を冷却台の上で適当な状態にした。冷却台は、水を循環させた二重壁ステンレス鋼台である。ハードキャンディ前駆塊を冷却台に置く前に、ステンレス鋼台の板に剥離用ワックスを塗った。ハードキャンディ前駆塊をステンレス鋼台の板に置いてから、染料、調味材料、および酸を均一に分散させるために練った。この間、約80〜85℃の温度に達するまで前駆塊を複数回折り畳んだ。こうする間、台の温度は、結露水ができないように調整した。
後に前駆塊を離型するために、先細ローラを使用した。先細ローラは電気式で、4つの円錐形テーパ部および調整可能な高さの円錐溝を有する。適当な状態にされた前駆塊を、円錐形テーパ部の回転動作によりストランドへと成形した。この間、先細ローラへストランドの連続供給を行うために円錐溝を上下させた。先細ローラの使用前に、これらを電気で予熱した。成形により得たストランドは75〜80℃の温度を有していた。
次に、ストランドをストランド成型装置で細くした。こうするために、ストランド成型装置は、4対のローラを備え、加熱可能である。連続的に調節可能なストランド速度により、ストランドの連続供給が行われた。
ハードキャンディの後の型押しは、ドイツ、ハノーファー、Hansel Processing GmbHのStradaタイプの自動型押しマシンで行った。ストランド成形装置から出た細くなった砂糖ストランドを自動型押しマシン内に直線的に導入し、小片に分割した。このようにして得られたハードキャンディは、型押し後、分配ベルトに落ちた。型押しされたハードキャンディの変形を避けるために、これらは後で直接冷却しなければならない。冷却は、16〜18℃の範囲の温度および約40%の湿度の空気により冷却ベルトで行った。
次に、冷却されたハードキャンディは、ドイツ、Gerlingen−Schillerhohe、Robert Bosch GmbHのMiniwrap BVK2000 A/Bタイプの包装マシンで1つずつ包装した。この後、1つずつ包装されたハードキャンディを1袋分ずつホイル袋に包み、18〜20℃の室温および大気湿度60%未満で保管した。
比較実施例2−ソフトキャンディ
比較実施例2は、本発明によらないソフトキャンディの本発明によらない製造に関する。比較実施例2は実施例4と同じように行ったが、別のコーンスターチ粉末食品を成形粉として使用した点が異なる。比較実施例2では、12.3μmのD10、18.2μmのD50、29.7μmのD90によって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして13.2g/100gの含水量を有していた。
下の表1は、ハードキャンディの実施例1〜3および比較実施例1の結果をまとめている。本発明による方法(実施例1〜3)では、多種多様な形状のハードキャンディを製造できることが明らかである。特に、ハードキャンディには多種多様な浮き彫り模様および浮き出し模様が設けられ得る。このことは、自動型押しマシンを用いた比較実施例1による本発明によらない方法では際立って制限されているかまたはより困難である。さらに、実施例1〜3のハードキャンディにはバリおよび継ぎ目がない(なめらかな形状)。比較実施例1によるハードキャンディは、製造方法の明らかに好ましくない跡、例えば、ハードキャンディにおける継ぎ目または望ましくない辺縁部を示す。
Figure 0006775497
表:ハードキャンディの実施例および比較実施例(+最良の結果、−最悪の結果)
下の表3は、ソフトキャンディの実施例4〜6および比較実施例2の結果をまとめている。本発明による実施例の凹型は、本発明によらない比較実施例2の凹型の場合よりも明らかにより安定しており、すなわち、より壊れにくいことが明らかである。さらに、粉末トレイの反転後、実施例4〜6のソフトキャンディは比較実施例2よりも良好に離型でき、より少ないコーンスターチ粉末食品がソフトキャンディに残る。結果として、本発明に従って得られたソフトキャンディもまた、本発明によらない比較実施例2のソフトキャンディよりも有利である。
Figure 0006775497
表:ソフトキャンディの実施例および比較実施例(++最良の結果、+ ++よりも悪く−よりも良い、−最悪の結果)
図1aは本発明による方法100の図を示す。支持体101の概略断面図が示され、支持体101はトレイ101である。トレイ101には粉末102が置かれ、粉末102はコーンスターチ粉末食品102である。コーンスターチ粉末食品102は粉末表面103を含む。トレイ101には粉末表面103までコーンスターチ粉末食品102が充填される。粉末表面103は凹型104を含む。凹型104はパンチにより粉末表面103内に型押しされた。コーンスターチ粉末食品102は、8.41μmのD10、9.69μmのD16、14.38μmのD50、20.48μmのD84、23.02μmのD90、および26.64μmのD95と、17.76体積%のQ10、82.08体積%のQ20、99.07体積%のQ40、および99.45体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有する。
図1bは本発明による方法のさらなる図を示す。図1aの構成が示され、凹型104は菓子前駆塊105で充填される。菓子前駆塊105はハードキャンディ塊105である。
図2は、本発明による製品200の概略断面平面図を示す。製品200は、菓子201、菓子表面202、および粉末食品203を備える。菓子201はハードキャンディ201である。粉末食品203はコーンスターチ粉末食品203である。コーンスターチ粉末食品203は、8.41μmのD10、9.69μmのD16、14.38μmのD50、20.48μmのD84、23.02μmのD90、および26.64μmのD95と、17.76体積%のQ10、82.08体積%のQ20、99.07体積%のQ40、および99.45体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有する。コーンスターチ粉末食品203は、コーンスターチ粉末食品203を基準にして5g/100gの含水量を有する。コーンスターチ粉末食品203は菓子表面202に位置する。
図3は、本発明によるハードキャンディ300の概略断面側面図を示す。ハードキャンディ300は表面を備える。表面は、底面301、上面302、および側面303からなる。上面302は底面301と反対側にある。側面303は上面302と底面301とを接続する。ハードキャンディ300は平面306に置かれている。ハードキャンディ300の直径304の長さは、底面301から上面302をつなぐ直線305上の位置の狭義単調減少関数である。ここで、直径は、平面306に平行に配向されたハードキャンディ300を通る断面にある。底面301は凹状である。
図4は、本発明によるさらなるハードキャンディ300の概略断面側面図を示す。ハードキャンディ300は表面を備える。表面は、底面301、上面302、および側面303からなる。上面302は底面301と反対側にある。側面303は上面302と底面301とを接続する。ハードキャンディ300の直径304(図示せず)の長さは、底面301から上面302をつなぐ直線305(図示せず)上の位置の狭義単調減少関数である。上面302は浮き彫り模様307を備える。浮き彫り模様307は、キイチゴの表面の一部の3次元の描画307である。底面301は凹状である。
図5aは、本発明によらないハードキャンディ500の概略断面側面図を示す。ハードキャンディ500は、ハードキャンディの少なくとも一部の周りにある縁501を有する。
図5bは、図5aの本発明によらないハードキャンディ300の概略断面平面図を示す。
図6aは、本発明によらないさらなるハードキャンディ500の概略断面側面図を示す。ハードキャンディ500はバリ502を有する。
図6bは、本発明によらないさらなるハードキャンディ500の概略断面側面図を示す。ハードキャンディ500はバリ502を有する。
図7は、本発明によらないさらなるハードキャンディ500の概略断面側面図を示す。ハードキャンディ500は継ぎ目503を有する。継ぎ目503は、ハードキャンディ500の表面上の線状の位置合わせ不良である。
図8aは、本発明によらないさらなるハードキャンディ500の概略断面側面図を示す。ハードキャンディ500は突出しマーク504を有する。
図8bは、図8aの本発明によらないさらなるハードキャンディ500の概略断面平面図を示す。
図9は、プロセスシーケンス908におけるハードキャンディ製造のための本発明によるデバイス900の概略図を示す。プロセスシーケンス908は、製造方法の連続的な操作を可能にする巡回である。デバイス900は、粉末102、ここではコーンスターチ粉末食品を受容するように設計された第1の容器901を備える。第1の容器は、粉末102が第1の容器901から粉末出口901へ、粉末出口901を介して、粉末102で充填可能な支持体101、ここでは粉末トレイへ通過できるように、粉末出口901と接続している。プロセスシーケンス908では、スキージ902は粉末出口901の下流に位置する。スキージ902は、支持体101内の粉末102をぬぐい取ることにより、平らな粉末表面103を得るように設計されている。スキージ902の下流には型押しデバイス903が位置しており、型押しデバイス903は複数の成形パンチを備え、成形パンチは、粉末表面103に複数の凹型を形成するように粉末表面103内へと降ろされ得る。凹型はハードキャンディ型である。さらに、デバイス900は、液体ハードキャンディ塊を受容するように設計されたさらなる容器904を備える。さらなる容器904は加熱システムを装備している。さらに、さらなる容器904は、凹型がハードキャンディ塊出口904を介して液体ハードキャンディ塊で充填され得るようにハードキャンディ塊出口904に接続されている。その点で、ハードキャンディ塊出口904はモーガルノズルである。ハードキャンディ塊出口904は型押しデバイス903の下流に配置される。冷却デバイス905は、ハードキャンディ塊出口904の下流に配置される。冷却デバイス905は、30℃の冷却室温で1〜5時間、凹型内のハードキャンディ塊を冷却し、それにより複数のハードキャンディを得るのに適した冷却室である。支持体101を反転できる、すなわち、粉末表面103を下に向けることで支持体101を方向付けることができる離型デバイス906は、冷却デバイス905の下流に位置する。その結果、粉末102およびハードキャンディは支持体101から、離型デバイス906の一部である格子へと落ちる。粉末102は格子の開口を通って落ち、ハードキャンディは格子上に残ったままである。ハードキャンディから残留粉末を除去するために、格子を振るってもよい。離型デバイス906は反転テーブルである。ハードキャンディから粉末102を除去した後、ハードキャンディは点線矢印のように最終製品としてデバイスから出ることができる。支持体101はデバイス900に留まり、さらなるプロセスサイクルを通ることができる。デバイス900は、運搬デバイス907、ここでは、生産ラインをさらに備える。生産ラインは粉末出口901下の支持体101をそこからスキージ902へ、そこから成形パンチの下にある型押しデバイス903へ、そこからハードキャンディ塊出口904の下へと移動させる。デバイス900はモーガルプラントである。
100 本発明による方法
101 支持体
102 粉末
103 粉末表面
104 凹型
105 菓子前駆塊
200 本発明による製品
201 菓子製品
202 菓子製品表面
203 粉末食品
300 本発明によるハードキャンディ
301 底面
302 上面
303 側面
304 直径の長さ
305 底面から上面をつなぐ直線
306 平面
307 浮き彫り模様
500 本発明によらないハードキャンディ
501 ハードキャンディの少なくとも一部の周りにある縁
502 バリ
503 継ぎ目
504 突出しマーク
900 ハードキャンディ製造のためのデバイス
901 粉末出口を有する第1の容器
902 スキージ
903 型押しデバイス
904 ハードキャンディ塊出口を有するさらなる容器
905 冷却デバイス
906 離型デバイス
907 運搬デバイス
908 プロセス・フロー

Claims (17)

  1. 方法ステップとして、
    a)菓子前駆塊(105)を提供するステップであって、
    該菓子前駆塊(105)は液体である、ステップと、
    b)粉末(102)を保持する支持体(101)を提供するステップであって、
    該粉末(102)は粉末表面(103)を有し、
    該粉末表面(103)は、複数の凹型(104)を含む、ステップと、
    c)該凹型(104)に該菓子前駆塊(105)を充填するステップと、
    d)該菓子前駆塊(105)を硬化させるステップと
    を含み、
    該粉末(102)は、
    i)6〜10μmの範囲であるD10と、
    ii)12〜16μmの範囲であるD50と、
    iii)21〜25μmの範囲であるD90と
    により特徴付けられる粒径分布を有する、
    方法(100)。
  2. 前記粉末(102)の粒径分布はさらに、
    i)8〜11μmの範囲であるD16と、
    ii)19〜22μmの範囲であるD84と、
    iii)25〜30μmの範囲であるD95と
    によって特徴付けられる、請求項1に記載の方法(100)。
  3. 前記粉末(102)の粒径分布はさらに、それぞれ前記粉末(102)の全体積を基準にして、
    i)15〜20体積%の範囲であるQ10と、
    ii)78〜85体積%の範囲であるQ20と、
    iii)97〜100体積%の範囲であるQ40と、
    iv)99〜100体積%の範囲であるQ50と
    によって特徴付けられる、請求項1または2に記載の方法(100)。
  4. 前記粉末(102)は粉末食品である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法(100)。
  5. 前記粉末(102)は、前記粉末(102)を基準にして2〜10g/100gの範囲の含水量を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法(100)。
  6. 前記菓子前駆塊(105)はハードキャンディ塊である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法(100)。
  7. 方法ステップd)における前記菓子前駆塊(105)を硬化させることは、0.5〜10時間の範囲の期間、25〜65℃の範囲の温度へ調節することである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法(100)。
  8. 菓子(201)、菓子表面(202)、および粉末食品(203)を備える製品(200)であって、
    該粉末食品(203)は少なくとも部分的に該菓子表面(202)と重なり合い、
    前記粉末食品(203)は、
    i)6〜10μmの範囲であるD10と、
    ii)12〜16μmの範囲であるD50と、
    iii)21〜25μmの範囲であるD90と
    によって特徴付けられる粒径分布を有する、製品(200)。
  9. 前記菓子製品(201)はハードキャンディである、請求項8に記載の製品(200)。
  10. 前記粉末食品(203)は、
    i)8〜11μmの範囲であるD16と、
    ii)19〜22μmの範囲であるD84と、
    iii)25〜30μmの範囲であるD95と
    によって特徴付けられる粒径分布を有する、請求項8または9に記載の製品(200)。
  11. 前記粉末食品(203)は、それぞれ前記粉末食品(203)の全体積を基準にして、
    15〜20体積%の範囲であるQ10と、
    i)78〜85体積%の範囲であるQ20と、
    ii)97〜100体積%の範囲であるQ40と、
    iii)99〜100体積%の範囲であるQ50と、
    によって特徴付けられる粒径分布を有する、請求項8〜10のいずれか一項に記載の製品(200)。
  12. 前記粉末食品(203)は、前記粉末食品(203)を基準にして2〜10g/100gの範囲の含水量を有する、請求項8〜11のいずれか一項に記載の製品(200)。
  13. 菓子製造のための支持体および粉末食品の使用であって、
    該支持体は粉末食品を支持し、
    該粉末食品は、
    a)粉末食品表面を有し、
    b)以下、すなわち、
    i)6〜10μmの範囲であるD10と、
    ii)12〜16μmの範囲であるD50と、
    iii)21〜25μmの範囲であるD90と
    によって特徴付けられる粒径分布を有し、
    c)該粉末食品を基準にして2〜8g/100gの範囲の含水量を有し、
    該粉末食品表面は複数の凹型を含む、菓子製造のための支持体および粉末食品の使用。
  14. a)粉末(102)を受容するように設計され、該粉末(102)による支持体(101)の充填のために設計された粉末出口(901)に接続された第1の容器(901)と、
    b)スキージ(902)であって、
    i)該粉末出口(901)の下流に配置され、
    ii)該支持体(101)内の該粉末(102)をぬぐい取ることにより、粉末表面(103)を得るように設計されている、スキージ(902)と、
    c)型押しデバイス(903)であって、
    i)該スキージ(902)の下流に配置され、
    ii)複数の凹型(104)を該粉末表面(103)に型押しするように設計された、型押しデバイス(903)と、
    d)液体ハードキャンディ塊を受容するように設計され、該型押しデバイス(903)の下流に配置されたさらなる容器(904)であって、該液体ハードキャンディ塊による該凹型(104)の充填のために設計されたハードキャンディ塊出口(904)に接続された、さらなる容器(904)と、
    e)冷却デバイス(905)であって、
    i)該ハードキャンディ塊出口(904)の下流に配置され、
    ii)該凹型(104)内の該ハードキャンディ塊を冷却することにより、複数のハードキャンディを得るように設計された、冷却デバイス(905)と、
    f)離型デバイス(906)であって、
    i)該冷却デバイス(905)の下流に配置され、
    ii)該凹型(104)から該ハードキャンディを離型するように設計された、離型デバイス(906)と、
    g)該粉末出口(901)から該ハードキャンディ塊出口(904)へと該支持体(101)を下流に運搬するように配置および設計された運搬デバイス(907)と
    を備える、デバイス(900)。
  15. 前記冷却デバイス(905)は、0.5〜10時間の範囲の冷却時間の間、25〜55℃の範囲の冷却デバイス温度での前記凹型(104)内の前記ハードキャンディ塊の冷却用に設計される、請求項14に記載のデバイス(900)。
  16. 請求項14または15に記載の前記デバイス(900)におけるハードキャンディの製造方法。
  17. 前記凹型(104)内の前記ハードキャンディ塊は、0.5〜10時間の範囲の期間、25〜55℃の範囲の冷却デバイス温度で調整される、請求項16に記載の方法。
JP2017519966A 2014-06-27 2015-06-26 連続的に最大限に活用される成形粉を使用した菓子の製造およびそれにより得られる菓子 Active JP6775497B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102014009321.2A DE102014009321B4 (de) 2014-06-27 2014-06-27 Verfahren zur Süßwarenherstellung mit sukzessiv optimiertem Formpuder und danach erhältliche Süßware, Erzeugnis mit Süßware und Mehl, Hartbonbon, Verwendung eines Trägers, Vorrichtung und Verfahren zum Herstellen von Hartbonbons und durch das Verfahren erhältliches Hartbonbon
DE102014009321.2 2014-06-27
PCT/EP2015/064530 WO2015197821A2 (de) 2014-06-27 2015-06-26 SÜßWARENHERSTELLUNG MIT SUKZESSIV OPTIMIERTEM FORMPUDER UND DANACH ERHÄLTLICHE SÜßWAREN

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017524378A JP2017524378A (ja) 2017-08-31
JP6775497B2 true JP6775497B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=53496676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017519966A Active JP6775497B2 (ja) 2014-06-27 2015-06-26 連続的に最大限に活用される成形粉を使用した菓子の製造およびそれにより得られる菓子

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20170135367A1 (ja)
EP (1) EP3160249B1 (ja)
JP (1) JP6775497B2 (ja)
CN (1) CN106455617A (ja)
DE (1) DE102014009321B4 (ja)
WO (1) WO2015197821A2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK3850950T3 (da) * 2017-06-05 2024-01-15 Perfetti Van Melle Benelux B V Tyggegummisammensætninger og fremgangsmåder til fremstilling deraf
DE102018217341A1 (de) 2018-10-10 2020-04-16 Katjes Fassin GmbH.+Co. Kommanditgesellschaft Mit apfelwachs beschichtetes bonbon

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1627642A (en) * 1924-12-09 1927-05-10 Deane M Freeman Implement for making coated confections
DE872149C (de) 1948-11-02 1953-03-30 Robert Sollich Giessform aus Gummi zur Herstellung von Formkoerpern aus erhaertbaren plastischen Massen, insbesondere von Fondant-Kernstuecken
US3033131A (en) * 1958-09-08 1962-05-08 Cushman Foundry Inc Mold and mold board construction for candy machines
DD40743B1 (de) 1964-11-24 1968-01-20 Günter Dr Wolf Verfahren zur herstellung von diabetiker-bonbons auf sorbitbasis
CH518680A (de) 1970-09-22 1972-02-15 Lindt & Spruengli Schokolade Verfahren zur Herstellung von flüssigkeitsgefüllten Schokoladeprodukten mit Innenkruste
DE2507769A1 (de) * 1975-02-22 1976-09-02 Domgraff Automation Verfahren und vorrichtung zur herstellung von suesswaren
DE3217409A1 (de) * 1982-05-08 1983-11-10 Katjes Fassin GmbH + Co. KG, 4240 Emmerich Verfahren und vorrichtung zur herstellung von suesswarenformteilen
DE3640574A1 (de) * 1986-11-27 1988-06-09 Katjes Fassin Gmbh & Co Kg Verfahren zur herstellung eines essbaren pralinenfoermigen produktes und vorrichtung fuer die durchfuehrung des verfahrens
DE3939997A1 (de) 1989-05-18 1990-11-22 Cultor Oy Zuckerfreie krusten-praline
DE4004688A1 (de) 1990-02-15 1991-08-22 Mederer Gmbh Giessverfahren zur herstellung eines bonbons, insbesondere fruchtgummibonbons
DK172603B1 (da) 1992-09-23 1999-02-22 Aasted Mikroverk Aps Fremgangsmåde og anlæg til fremstilling af chokoladeartikler
US6596334B1 (en) * 2000-09-26 2003-07-22 General Mills, Inc. Gel products forming system and methods of preparation
DE102006040922B3 (de) 2006-08-31 2007-10-11 Winkler und Dünnebier Süßwarenmaschinen GmbH Verfahren zum Gießen von gekochten Zuckerlösungen
MX2009001612A (es) * 2009-02-12 2010-08-17 Pedro Pasini Bertran Procedimiento y dispositivo conformador para la elaboracion de golosinas tridimensionales.
DE102011075602B4 (de) 2011-05-10 2018-08-16 Winkler und Dünnebier Süßwarenmaschinen GmbH Stempelvorrichtung für eine mit Formpuder betriebene Mogulanlage

Also Published As

Publication number Publication date
US20170135367A1 (en) 2017-05-18
JP2017524378A (ja) 2017-08-31
CN106455617A (zh) 2017-02-22
EP3160249B1 (de) 2020-03-04
EP3160249A2 (de) 2017-05-03
WO2015197821A3 (de) 2016-03-03
WO2015197821A2 (de) 2015-12-30
DE102014009321A1 (de) 2015-12-31
DE102014009321B4 (de) 2021-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2361414C2 (ru) Способ производства съедобной оболочки на жировой основе
EP2407032B1 (en) Die formed lollipop filled with chocolate and method of manufacture thereof
CA2972674A1 (en) Production of soft confectionery by means of additive process with a nozzle and soft confectionery obtainable thereby
JP6775497B2 (ja) 連続的に最大限に活用される成形粉を使用した菓子の製造およびそれにより得られる菓子
JP2010124788A (ja) 含気グミキャンディ糖衣物及びその製造方法
US20190200638A1 (en) Automated manufacturing process for molded confections
CN110769702B (zh) 包含核心组分的明胶产品及其制造方法
EP3033946B1 (en) Method for producing chocolate and chocolate produced by said method
BRPI0608570A2 (pt) método e aparelho para decorar confeitos
BRPI1000379A2 (pt) método e aparelho para fabricar confeitos moldados e codificados
CN107920551B (zh) 用于制备糖食的包括凝胶的套筒
RU2490925C2 (ru) Конфета с желейным корпусом с начинкой
JP2010273595A (ja) 含気グミキャンディ糖衣物の製造方法
CN113163794B (zh) 涂覆苹果蜡的糖果
CN105431051A (zh) 棒棒糖及其制备方法
RU2449550C2 (ru) Способ производства шоколадных конфет
RU2490924C2 (ru) Конфета с желейным корпусом с начинкой
JPS6075236A (ja) ゼリ−を載置したチヨコレ−ト菓子の製造法
RU2421012C2 (ru) Способ производства грильяжных конфет
JP2010088408A (ja) 粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子及びその製造方法
RU2341097C2 (ru) Способ производства шоколадной конфеты

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170620

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20180123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6775497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250