JP6775497B2 - 連続的に最大限に活用される成形粉を使用した菓子の製造およびそれにより得られる菓子 - Google Patents
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Description
a)菓子前駆塊を提供するステップであって、
菓子前駆塊は液体である、ステップと、
b)粉末を支持する支持体を提供するステップであって、
粉末は粉末表面を備え、
粉末表面は、複数の凹型を含む、ステップと、
c)凹型に菓子前駆塊を充填するステップと、
d)菓子前駆塊を硬化させるステップと、を含み、
粉末は、
i)6〜10μm、好ましくは7〜9μm、より好ましくは8〜8.8μm、もっとも好ましくは8.35〜8.55μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μm、好ましくは13〜15μm、より好ましくは14〜15μm、もっとも好ましくは14.2〜14.7μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μm、好ましくは22〜24.5μm、より好ましくは22.5〜24.5μm、もっとも好ましくは22.8〜24.1μmの範囲であるD90とにより特徴付けられる粒径分布を有する、方法によって達成される。
i)8〜11μm、好ましくは8.5〜10.5μm、より好ましくは9〜10μm、もっとも好ましくは9.5〜9.9μmの範囲であるD16と、
ii)19〜22μm、好ましくは19.5〜21.5μm、より好ましくは20〜21.3μm、もっとも好ましくは20.3〜21.2μmの範囲であるD84と、
iii)25〜30μm、好ましくは25.5〜29.5μm、より好ましくは26〜29μm、もっとも好ましくは26.3〜28.5μmの範囲であるD95とによって特徴付けられる。
i)15〜20体積%、好ましくは15.5〜19.5体積%、より好ましくは16〜19体積%、もっとも好ましくは17.2〜18.3体積%の範囲であるQ10と、
ii)78〜85体積%、好ましくは78.5〜84.5体積%、より好ましくは79〜84体積%、もっとも好ましくは79.5〜82.7体積%の範囲であるQ20と、
iii)97〜100体積%、好ましくは97.5〜99.9体積%、より好ましくは98〜99.9体積%、もっとも好ましくは98.5〜99.8体積%の範囲であるQ40と、
iv)99〜100体積%、好ましくは99.2〜100体積%、より好ましくは99.3〜99.9体積%の範囲であるQ50とによって特徴付けられる。
i)6〜10μm、好ましくは7〜9μm、より好ましくは8〜8.8μm、もっとも好ましくは8.35〜8.55μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μm、好ましくは13〜15μm、より好ましくは14〜15μm、もっとも好ましくは14.2〜14.7μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μm、好ましくは22〜24.5μm、より好ましくは22.5〜24.5μm、もっとも好ましくは22.8〜24.1μmの範囲であるD90とによって特徴付けられる粒径分布を有する。
i)8〜11μm、好ましくは8.5〜10.5μm、より好ましくは9〜10μm、もっとも好ましくは9.5〜9.9μmの範囲であるD16と、
ii)19〜22μm、好ましくは19.5〜21.5μm、より好ましくは20〜21.3μm、もっとも好ましくは20.3〜21.2μmの範囲であるD84と、
iii)25〜30μm、好ましくは25.5〜29.5μm、より好ましくは26〜29μm、もっとも好ましくは26.3〜28.5μmの範囲であるD95とによって特徴付けられる粒径分布を有する。
i)15〜20体積%、好ましくは15.5〜19.5体積%、より好ましくは16〜19体積%、もっとも好ましくは17.2〜18.3体積%の範囲であるQ10と、
ii)78〜85体積%、好ましくは78.5〜84.5体積%、より好ましくは79〜84体積%、もっとも好ましくは79.5〜82.7体積%の範囲であるQ20と、
iii)97〜100体積%、好ましくは97.5〜99.9体積%、より好ましくは98〜99.9体積%、もっとも好ましくは98.5〜99.8体積%の範囲であるQ40と、
iv)99〜100体積%、好ましくは99.2〜100体積%、より好ましくは99.3〜99.9体積%の範囲であるQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有する。
a)底面と反対側にあり、
b)側面により底面と接続され、
ハードキャンディの直径は、底面から上面をつなぐ直線上の位置の狭義単調減少関数である。
ここで、ハードキャンディの直径は、ハードキャンディの底面が平面上に置かれたときに得られるもっとも短い直線の長さであり、平面と平行にハードキャンディを通る断面におけるハードキャンディの表面上の2点をつなぐ。この直線は、断面におけるハードキャンディの幾何学的重心を含む。好ましいハードキャンディは、ここで、およその円錐台または角錐台またはその両方の形状を有し、底面は必ずしも、上面と平行に配向される必要はない。上記の場合では、ハードキャンディの直径は、円錐台または角錐台またはその両方の高さに垂直な断面で求められる。好ましいハードキャンディは、本明細書において、底面から上面へと完全に単調に先細る。さらなる好ましいハードキャンディは、第1の層および少なくとも1つのさらなる層を含む。好ましいさらなる層は、少なくとも1つのさらなる層の色とは異なる色を含む。さらなる好ましいハードキャンディは多色である。この場合、ハードキャンディの異なる色の領域は、空間的に互いから離れていることが好ましい。異なる色の領域は、これらが横方向に空間的に離れているもの、縦方向に空間的に離れているもの、および絡み合っているものからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせであるように、空間的に互いから離れていてもよい。さらなる好ましい少なくとも1つのさらなる層は、発泡ガム塊から製造されるか、またはフルーツガム塊から製造されるか、またはその両方である。さらなる好ましいハードキャンディは、ハードキャンディ塊から製造された第1の層、発泡ガム塊から製造された第1のさらなる層、およびフルーツガム塊から製造された第2のさらなる層を含む。この点において、好ましい発泡ガム塊は、泡立つ粘稠度のソフトキャンディ前駆塊である。ここで、フルーツガム塊は、泡立たないソフトキャンディ前駆塊である。好ましい泡立たないソフトキャンディ前駆塊は、フルーツガム前駆塊である。
a)粉末食品表面を備え、
b)以下、すなわち、
i)6〜10μm、好ましくは7〜9μm、より好ましくは8〜8.8μm、もっとも好ましくは8.35〜8.55μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μm、好ましくは13〜15μm、より好ましくは14〜15μm、もっとも好ましくは14.2〜14.7μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μm、好ましくは22〜24.5μm、より好ましくは22.5〜24.5μm、もっとも好ましくは22.8〜24.1μmの範囲であるD90と
によって特徴付けられる粒径分布を有し、
c)粉末食品(102)を基準にして、2〜10g/100gの範囲、好ましくは3〜9g/100gの範囲、より好ましくは3.5〜8.5g/100gの範囲、さらにより好ましくは4〜7.5g/100g、もっとも好ましくは4.6〜6.5g/100gの範囲の含水量を有し、
粉末食品表面(103)は、複数の凹型(104)を含む。上述の粒径分布は、本構成に好ましいものとしても当てはまる。
a)粉末を受容するように設計され、粉末による支持体の充填のために設計された粉末出口に接続された第1の容器と、
b)スキージであって、
i)粉末出口の下流に配置され、
ii)支持体内の粉末をぬぐい取ることにより、粉末表面を得るように設計された、スキージと、
c)型押しデバイスであって
i)スキージの下流に配置され、
ii)複数の凹型を粉末表面内に型押しするように設計された、型押しデバイスと、
d)液体ハードキャンディ塊を受容するように設計され、型押しデバイスの下流に配置されたさらなる容器であって、液体ハードキャンディ塊による凹型の充填のために設計されたハードキャンディ塊出口に接続された、さらなる容器と、
e)冷却デバイスであって、
i)ハードキャンディ塊出口の下流に配置され、
ii)凹型内のハードキャンディ塊を冷却することにより、複数のハードキャンディを得るように設計された、冷却デバイスと、
f)離型デバイスであって、
i)冷却デバイスの下流に配置され、
ii)凹型からハードキャンディを離型するように設計された、離型デバイスと、
g)粉末出口からハードキャンディ塊出口へと支持体を下流に運搬するように配置および設計された運搬デバイスとを備える。
本明細書において、記述「下流」は好ましくは、方法のプロセスシーケンスに関し、その実施のために当該デバイスが設計される。本方法は好ましくは連続的なプロセスである。プロセスシーケンスは好ましくは、巡回(circuit)である。その場合、第1のデバイスまたはデバイスのコンポーネントは、さらなるデバイスまたはコンポーネントの下流に配置され、さらなるデバイスまたはコンポーネントは、プロセスシーケンスの、本方法の最終製品へ向かう方向においてデバイスまたはコンポーネントの後に位置する。ここで、好ましい方法は、ハードキャンディ用の製造方法である。好ましい最終製品はハードキャンディである。好ましい冷却デバイスは、冷却室、乾燥室、および熟成室からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい支持体は容器である。好ましい容器はトレイ、好ましくは粉末トレイである。ハードキャンディ塊による凹型の好ましい充填は流し込みである。好ましい流し込みは、ハードキャンディ塊と少なくとも1つのさらなる菓子前駆塊との同時の流し込みを含む。好ましいさらなる菓子前駆塊は、ハードキャンディ塊の色とは異なる色を含む。好ましいハードキャンディ塊出口はノズルである。好ましい運搬デバイスは、コンベヤベルトまたは生産ラインまたはその両方である。さらなる好ましい運搬デバイスは複数の回転ローラを含む。好ましい離型デバイスは、支持体を反転させ、それにより粉末およびハードキャンディの大部分が支持体から落ちるように設計される。好ましくは、離型デバイスはハードキャンディが落ちる格子を備える。好ましい格子は、粉末の粒子が通って落ちることができる開口を備え、ハードキャンディは格子に留まる。好ましい離型デバイスは反転テーブルである。好ましいさらなる容器は、加熱が装備されるか、断熱されているか、またはその両方である。好ましい型押しデバイスは複数の型パンチを備える。好ましいデバイスはモーガル(mogul)プラントである。デバイスは好ましくは、ハードキャンディの製造用に設計される。
好ましい菓子製品は、脂肪含有菓子製品または砂糖塊から作った菓子製品またはその両方である。好ましい脂肪含有菓子製品は、チョコレートまたはココアまたはその両方を含む。好ましい砂糖塊から作った菓子製品はキャンディである。好ましい砂糖塊は煮詰めた砂糖塊である。好ましいキャンディは、ソフトキャンディまたはハードキャンディまたはその両方である。さらなる好ましい煮詰めた砂糖塊は、スクロース、グルコースシロップ、調味材料、および高級食品酸(food acid)を含む。前述のものに加えて、好ましい煮詰めた砂糖塊は着色剤を含む。
菓子前駆塊は、それから菓子製品をさらなる処理により製造できる塊である。好ましい菓子前駆塊はハードキャンディ塊である。好ましいハードキャンディ塊は、必須成分として、糖または糖の代用品またはその両方を含む。好ましい糖は、多糖類、スクロース、グルコース、フルクトース、および転化糖からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい糖の代用品は、イソマルト、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、およびポリデキストロースからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。さらなる好ましいハードキャンディ塊は、乳調製品、植物脂肪、乳化剤、色素混合物、油、活性物質、植物抽出物、および調味材料からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせをさらに含む。好ましい油は精油である。好ましい精油は、ユーカリ油、ハッカ油、およびメントールからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい活性物質は、粘液溶解作用、鎮痛作用、腫れ緩和作用、および炎症阻害作用からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせを示す。好ましい植物抽出物は、草抽出物、根抽出物、および樹皮抽出物からなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせである。好ましい草抽出物は、セージ、ヘラオオバコ、キバナノクリンザクラ、およびウスベニタチアオイからなる群から選択されるうちの1つ、またはこれらの少なくとも2つの組み合わせ由来の抽出物である。好ましい根抽出物は、多くの場合カンゾウとも呼ばれるカンゾウ根抽出物である。好ましい調味材料は、人工調味材料または天然調味材料またはその両方である。さらなる好ましい調味材料は果実調味材料である。型に流し込む間、ハードキャンディ塊は好ましくは、80〜150℃の範囲、好ましくは90〜140℃の範囲、より好ましくは100〜120℃の範囲の処理温度を有する。流し込みの間菓子前駆塊が有する処理温度は、菓子前駆塊が良好な流れ特性により特徴付けられるように選択される。この状態では、菓子前駆塊は液体として記載されている。
好ましい粉末は粉末食品である。好ましい粉末食品は植物粉末食品である。好ましい植物粉末食品はコーンスターチ粉末食品である。粉末食品は多くの場合、粉末とも記載される。本発明による粉末は、連続的に最大限に活用される。粉末は好ましくは、菓子前駆塊を粉末から作製された凹型へ流し込むことによる菓子製造のために複数回使用されるという点で連続的に最大限に活用される。この間、n回目の使用毎に、再使用粉末のうちの一部は、菓子の製造にまだ使用されてない粉末の部分により置き換えられる。ここで、nは1よりも大きい自然数である。好ましいnは、操作プロセスにおいて、1日1回、再使用粉末のうちの一部が菓子の製造にまだ使用されてない粉末の部分により置き換えられるように選択される。記載された手順、すなわち、n回目の菓子製造作業において、粉末の一部のみが未使用粉末に置き換えられ、十分頻繁に繰り返される場合、十分に多い回数繰り返した後、後の菓子製造作業において使用される粉末の静的組成が確立され、静的組成は、略一定の割合の未使用粉末と特定回数の菓子製造作業に使用された粉末とを含む。連続的に最大限に活用された粉末は、本発明による粒径分布を有する。
本発明による粒径分布を指定するために値DxおよびQyを使用する。ここで、xは%での自然数であり、yはμmでの自然数である。Dxは、粒子の総重量を基準にして粒子のx重量%がこの粒径よりも小さいμmでの粒径を示す。Qyは、yμm未満の粒径を有する粒子の全体積を基準にした体積%での粒子の割合を示す。ここで、粒径は、粒子の表面上に始点および終点を有する最長直線の長さであり、当該直線は粒子の幾何学的重心を通過する。
以下の測定方法は本発明との関係において使用された。特に明記しない限り、測定は25℃の周囲温度、100kPa(0.986atm)の周囲大気圧、および50%の相対大気湿度にて行われる。
ショア硬度を測定するために、VDI/VDE 2616のシート2(2004年4月)による方法「プラスチックおよびゴムについての硬度試験」を使用した。
粒径分布は、ドイツ、Clausthal−ZellerfeldのSympatec GmbH System−Partikel−Technik製のHELOSレーザ回折システム(ISO規格13320)で測定された。このために、測定範囲R3、レンズ焦点距離f100mm、および0.5/0.9〜175.0μmのxMb(第1の級−下級限界値/上級限値−およびもっとも粗い級の上限値が記述された測定範囲の検出粒径範囲)を選択した。分散システムとしては、ドイツ、Clausthal−ZellerfeldのSympatec GmbH System−Partikel−Technik製の乾式分散システムRODOS/Mを使用した。サンプリングおよび試料分割のエラーを最小限に抑えるために、測定される材料の測定に必要とされる量への分割は、回転リッフル分割器により行った。各試料について、試料3部をそれぞれ1度測定し、各試料、すなわち、試料3部の平均値を計算した。測定データの評価は、Sympatec評価モードFREE(バージョン5.8.2.0)を用い、フラウンホーファー理論に基づく。フラウンホーファー理論によると、光の屈折は粒子とレーザ光線との主な相互作用であると考えられる。測定のさらなるパラメータを下のリストにまとめている。
含水量を測定するために、器具、すなわち、Sartorius MA30水分計(ドイツ、ゲッティンゲン、Sartorius AG)、アルミニウム秤量皿、およびさじを使用した。水分計は測定前に予熱されない。測定がすでに水分計で行われていれば、水分計はさらなる測定の前に少なくとも15分間蓋を開けて冷却させる。水分計のスイッチを入れた。測定パラメータは105℃(乾燥温度)、自動、0〜100%であった。蓋を開け、アルミニウム皿を入れた。エンターキーでゼロの目盛りに合わせる。質量5.0〜5.5gの試料を準備する。アルミニウム皿を台に置き、試料をさじで皿に均一に置いた。皿をホルダに置き、蓋を閉じる。水分計は自動で測定プロセスを開始する。水分計が「END」と表示すると、測定結果を読み取る。
実施例1は、本発明によるハードキャンディの本発明による製造に関する。
まず第1に、成形粉のために図1aに係る支持体として粉末トレイが提供される。成形粉として、8.38μmのD10、12μmのD16、14.27μmのD50、22.5μmのD84、22.95μmのD90、および35μmのD95と、13.4体積%のQ10、75.4体積%のQ20、95.6体積%のQ40、および97.4体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして12.6g/100gの含水量を有していた。粉末トレイにコーンスターチ粉末食品を充填し、これをぬぐって、粉末トレイにおいて平らなコーンスターチ粉末食品表面を得る。ハードキャンディ流し込み成形のために凹型を型押しする石膏/ステンレス鋼製の成形パンチを準備した。成形パンチは、保持部と、製造されるハードキャンディの凸形状を有するさらなる部分とからなっていた。ここで、型押し中に粉末内に圧入される成形パンチのパンチ下面は、製造されるハードキャンディの上面に対応する。このパンチ表面は浮き彫り模様を含む。浮き彫り模様は、キイチゴの表面の一部の3次元の描画である。成形パンチを用いて、型押しにより、凹型をコーンスターチ表面内に型押しする。凹型はコーンスターチ表面上に均等に置かれ、成形パンチは、少なくとも1cmのコーンスターチ表面が各凹型下に残るような深さまでコーンスターチ表面に単に型押しされる。これはまた、図1bにより概略的に示される。型押しする度、その後、型押しされた凹型を損傷することなく成形パンチを垂直に上へと取り除いた。
− 純度99.5%、pH7、糖度100、およびEC区分Iの47重量%のスクロースと、
− DE 42 SEが使用され、pH4.8〜5.3、それぞれ乾燥物質を基準にして6重量%のデキストロース、37重量%のマルトース、および57重量%の多糖類を含むグルコースシロップの乾燥物質が約80重量%である、36重量%のグルコースシロップと、
− 飲料水法令に準拠している、15重量%の水と、
− 緩衝された乳酸であって、酸を基準とした残留水が20重量%、酸強度80、転化率0.49である、1.5重量%の酸と、
− 植物抽出物由来の0.25重量%の染料と、
− 濃縮物である果物からの自然調味材料である0.25重量%の調味材料と
からなっていた。
実施例2は、本発明によるさらなるハードキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例2は実施例1と同じように行ったが、コーンスターチを成形粉として使用した点が異なる。実施例2では、8.49μmのD10、9.78μmのD16、14.58μmのD50、21.1μmのD84、23.5μmのD90、および27.97μmのD95と、17.41体積%のQ10、81.98体積%のQ20、98.7体積%のQ40、および99.9体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして12.4g/100gの含水量を有していた。
実施例3は、本発明によるさらなるハードキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例3は実施例1と同じように行ったが、コーンスターチを成形粉として使用した点が異なる。実施例3では、8.41μmのD10、9.69μmのD16、14.38μmのD50、20.48μmのD84、23.02μmのD90、および26.64μmのD95と、17.76体積%のQ10、82.08体積%のQ20、99.07体積%のQ40、および99.45体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していた図1a)に係るコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして5g/100gの含水量を有していた。
実施例4は、本発明によるソフトキャンディの本発明による製造に関する。まず第1に、成形粉のために図1aに係る支持体として粉末トレイが提供される。成形粉として、8.49μmのD10、13.01mのD16、14.57μmのD50、23.1μmのD84、23.92μmのD90、および33.7μmのD95と、13.9体積%のQ10、76.6体積%のQ20、95.95体積%のQ40、および97.88体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして13.8g/100gの含水量を有していた。粉末トレイにコーンスターチ粉末食品を充填し、これをぬぐって、粉末トレイにおいて平らなコーンスターチ粉末食品表面を得る。キャンディ流し込み成形のために凹型を型押しする石膏/ステンレス鋼製の成形パンチを準備した。成形パンチは、保持部と、製造されるキャンディの凸形状を有するさらなる部分とからなっていた。ここで、型押し中に粉末内に圧入される成形パンチのパンチ下面は、製造されるハードキャンディの上面に対応する。このパンチ表面は浮き彫り模様を含む。浮き彫り模様は、イチゴの表面の一部の3次元の描画である。成形パンチを用いて、型押しにより、凹型をコーンスターチ表面内に型押しする。凹型はコーンスターチ表面上に均等に置かれ、成形パンチは、少なくとも1cmのコーンスターチ表面が各凹型下に残るような深さまでコーンスターチ表面に単に型押しされる。これはまた、図1aにより概略的に示される。型押しする度、その後、型押しされた凹型を損傷することなく成形パンチを垂直に上へと取り除いた。
− 純度99.5%、pH7、糖度100、およびEC区分Iの44重量%のスクロースと、
− DE 42 SEが使用され、pH4.8〜5.3、それぞれ乾燥物質を基準にして6重量%のデキストロース、37重量%のマルトース、および57重量%の多糖類を含むグルコースシロップの乾燥物質が約80重量%である、31重量%のグルコースシロップと、
− 飲料水法令に準拠している、17重量%の水と、
− それぞれゼラチンを基準にして、84〜86重量%のタンパク質、9〜12重量%の水、2〜4重量%の無機物質を含有する、6重量%のゼラチンと、
− クエン酸一水和物であって、酸を基準とした残留水が8.6重量%、酸強度90、転化率0.64である、1.5重量%の酸と、
− 果実抽出物由来の0.25重量%の染料と、
− 濃縮物である果物からの自然調味材料である0.25重量%の調味材料とからなっていた。
実施例5は、本発明によるさらなるソフトキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例5は実施例4と同じように行ったが、別のコーンスターチ粉末食品を成形粉として使用した点が異なる。実施例5では、8.40μmのD10、9.72μmのD16、14.56μmのD50、21.12μmのD84、23.91μmのD90、および28.3μmのD95と、17.56体積%のQ10、80.21体積%のQ20、99.72体積%のQ40、および99.87体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして14.1g/100gの含水量を有していた。
実施例6は、本発明によるさらなるソフトキャンディの本発明によるさらなる製造に関する。実施例6は実施例4と同じように行ったが、別のコーンスターチ粉末食品を成形粉として使用した点が異なる。実施例6では、8.40μmのD10、9.70μmのD16、14.52μmのD50、20.99μmのD84、23.86μmのD90、および28.11μmのD95と、17.69体積%のQ10、80.16体積%のQ20、99.21体積%のQ40、および99.88体積%のQ50とによって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして6g/100gの含水量を有していた。
比較実施例1は、本発明によらないハードキャンディの本発明によらない製造に関する。
− 純度99.5%、pH7、糖度100、およびEC区分Iの47重量%のスクロースと、
− DE 42 SEが使用され、pH4.8〜5.3、それぞれ乾燥物質を基準にして6重量%のデキストロース、37重量%のマルトース、および57重量%の多糖類を含むグルコースシロップの乾燥物質が約80重量%である、36重量%のグルコースシロップと、
− 飲料水法令に準拠している、15重量%の水と、
− クエン酸一水和物であって、酸を基準とした残留水が8.6重量%、酸強度90、転化率0.64である、1.5重量%の酸と、
− 植物抽出物由来の0.25重量%の染料と、
− 濃縮物である果物からの自然調味材料である0.25重量%の調味材料とからなっていた。
比較実施例2は、本発明によらないソフトキャンディの本発明によらない製造に関する。比較実施例2は実施例4と同じように行ったが、別のコーンスターチ粉末食品を成形粉として使用した点が異なる。比較実施例2では、12.3μmのD10、18.2μmのD50、29.7μmのD90によって特徴付けられる粒径分布を有していたコーンスターチ粉末食品を使用した。さらに、コーンスターチ粉末食品は、コーンスターチ粉末食品を基準にして13.2g/100gの含水量を有していた。
101 支持体
102 粉末
103 粉末表面
104 凹型
105 菓子前駆塊
200 本発明による製品
201 菓子製品
202 菓子製品表面
203 粉末食品
300 本発明によるハードキャンディ
301 底面
302 上面
303 側面
304 直径の長さ
305 底面から上面をつなぐ直線
306 平面
307 浮き彫り模様
500 本発明によらないハードキャンディ
501 ハードキャンディの少なくとも一部の周りにある縁
502 バリ
503 継ぎ目
504 突出しマーク
900 ハードキャンディ製造のためのデバイス
901 粉末出口を有する第1の容器
902 スキージ
903 型押しデバイス
904 ハードキャンディ塊出口を有するさらなる容器
905 冷却デバイス
906 離型デバイス
907 運搬デバイス
908 プロセス・フロー
Claims (17)
- 方法ステップとして、
a)菓子前駆塊(105)を提供するステップであって、
該菓子前駆塊(105)は液体である、ステップと、
b)粉末(102)を保持する支持体(101)を提供するステップであって、
該粉末(102)は粉末表面(103)を有し、
該粉末表面(103)は、複数の凹型(104)を含む、ステップと、
c)該凹型(104)に該菓子前駆塊(105)を充填するステップと、
d)該菓子前駆塊(105)を硬化させるステップと
を含み、
該粉末(102)は、
i)6〜10μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μmの範囲であるD90と
により特徴付けられる粒径分布を有する、
方法(100)。 - 前記粉末(102)の粒径分布はさらに、
i)8〜11μmの範囲であるD16と、
ii)19〜22μmの範囲であるD84と、
iii)25〜30μmの範囲であるD95と
によって特徴付けられる、請求項1に記載の方法(100)。 - 前記粉末(102)の粒径分布はさらに、それぞれ前記粉末(102)の全体積を基準にして、
i)15〜20体積%の範囲であるQ10と、
ii)78〜85体積%の範囲であるQ20と、
iii)97〜100体積%の範囲であるQ40と、
iv)99〜100体積%の範囲であるQ50と
によって特徴付けられる、請求項1または2に記載の方法(100)。 - 前記粉末(102)は粉末食品である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法(100)。
- 前記粉末(102)は、前記粉末(102)を基準にして2〜10g/100gの範囲の含水量を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法(100)。
- 前記菓子前駆塊(105)はハードキャンディ塊である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法(100)。
- 方法ステップd)における前記菓子前駆塊(105)を硬化させることは、0.5〜10時間の範囲の期間、25〜65℃の範囲の温度へ調節することである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法(100)。
- 菓子(201)、菓子表面(202)、および粉末食品(203)を備える製品(200)であって、
該粉末食品(203)は少なくとも部分的に該菓子表面(202)と重なり合い、
前記粉末食品(203)は、
i)6〜10μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μmの範囲であるD90と
によって特徴付けられる粒径分布を有する、製品(200)。 - 前記菓子製品(201)はハードキャンディである、請求項8に記載の製品(200)。
- 前記粉末食品(203)は、
i)8〜11μmの範囲であるD16と、
ii)19〜22μmの範囲であるD84と、
iii)25〜30μmの範囲であるD95と
によって特徴付けられる粒径分布を有する、請求項8または9に記載の製品(200)。 - 前記粉末食品(203)は、それぞれ前記粉末食品(203)の全体積を基準にして、
15〜20体積%の範囲であるQ10と、
i)78〜85体積%の範囲であるQ20と、
ii)97〜100体積%の範囲であるQ40と、
iii)99〜100体積%の範囲であるQ50と、
によって特徴付けられる粒径分布を有する、請求項8〜10のいずれか一項に記載の製品(200)。 - 前記粉末食品(203)は、前記粉末食品(203)を基準にして2〜10g/100gの範囲の含水量を有する、請求項8〜11のいずれか一項に記載の製品(200)。
- 菓子製造のための支持体および粉末食品の使用であって、
該支持体は粉末食品を支持し、
該粉末食品は、
a)粉末食品表面を有し、
b)以下、すなわち、
i)6〜10μmの範囲であるD10と、
ii)12〜16μmの範囲であるD50と、
iii)21〜25μmの範囲であるD90と
によって特徴付けられる粒径分布を有し、
c)該粉末食品を基準にして2〜8g/100gの範囲の含水量を有し、
該粉末食品表面は複数の凹型を含む、菓子製造のための支持体および粉末食品の使用。 - a)粉末(102)を受容するように設計され、該粉末(102)による支持体(101)の充填のために設計された粉末出口(901)に接続された第1の容器(901)と、
b)スキージ(902)であって、
i)該粉末出口(901)の下流に配置され、
ii)該支持体(101)内の該粉末(102)をぬぐい取ることにより、粉末表面(103)を得るように設計されている、スキージ(902)と、
c)型押しデバイス(903)であって、
i)該スキージ(902)の下流に配置され、
ii)複数の凹型(104)を該粉末表面(103)に型押しするように設計された、型押しデバイス(903)と、
d)液体ハードキャンディ塊を受容するように設計され、該型押しデバイス(903)の下流に配置されたさらなる容器(904)であって、該液体ハードキャンディ塊による該凹型(104)の充填のために設計されたハードキャンディ塊出口(904)に接続された、さらなる容器(904)と、
e)冷却デバイス(905)であって、
i)該ハードキャンディ塊出口(904)の下流に配置され、
ii)該凹型(104)内の該ハードキャンディ塊を冷却することにより、複数のハードキャンディを得るように設計された、冷却デバイス(905)と、
f)離型デバイス(906)であって、
i)該冷却デバイス(905)の下流に配置され、
ii)該凹型(104)から該ハードキャンディを離型するように設計された、離型デバイス(906)と、
g)該粉末出口(901)から該ハードキャンディ塊出口(904)へと該支持体(101)を下流に運搬するように配置および設計された運搬デバイス(907)と
を備える、デバイス(900)。 - 前記冷却デバイス(905)は、0.5〜10時間の範囲の冷却時間の間、25〜55℃の範囲の冷却デバイス温度での前記凹型(104)内の前記ハードキャンディ塊の冷却用に設計される、請求項14に記載のデバイス(900)。
- 請求項14または15に記載の前記デバイス(900)におけるハードキャンディの製造方法。
- 前記凹型(104)内の前記ハードキャンディ塊は、0.5〜10時間の範囲の期間、25〜55℃の範囲の冷却デバイス温度で調整される、請求項16に記載の方法。
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