JP6775091B2 - 配送方法、情報処理装置、及び配送システム - Google Patents

配送方法、情報処理装置、及び配送システム Download PDF

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Description

本発明は、荷物を配送先へ無人配送する配送方法等の分野に関する。
近年、無人航空配送機、または、無人地上配送機を用いた無人配送システムが検討されている(例えば、特許文献1)。無人航空配送機は、地上の道路状況などの影響を受けずに飛行することが可能であるが、着陸可能な場所が限定される。そのため、最終的な配送先(例えば各家庭)まで荷物を運搬することは困難な場合が多い。一方、無人地上配送機は、地上の道路状況などの影響を受けやすいが、より配送先の近くまで荷物を運搬することが可能である。
特表2018−514478号公報
上記のような事情を鑑みると、今後の無人配送システムでは、無人航空配送機で配送先の近傍エリアまで荷物を運搬した後、無人航空配送機から無人地上配送機へ荷物を受け渡し、無人地上配送機が配送先まで荷物を配送することが考えられる。しかし、現状、無人航空配送機と無人地上配送機とを連携する仕組みは提供されていない。そのため、従来の無人配送システムにおいて、荷物を運搬する無人航空配送機が当該荷物を引き継ぐ無人地上配送機の地上の位置を特定することはできなかった。また、無人航空配送機から荷物を引き継いだ無人地上配送機が当該荷物を配送するための配送先情報を取得することはできなかった。
そこで、本発明は、無人航空配送機が無人地上配送機に荷物を引き継ぐとともに、無人地上配送機が引き継いだ荷物を配送先のより近くへ配送することを可能とする配送方法、情報処理装置、及び配送システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、を含むことを特徴とする。これにより、無人航空配送機が無人地上配送機に荷物を引き継ぐことができるとともに、無人地上配送機が引き継いだ荷物を配送先のより近くへ配送することができる。また、無人航空配送機が適切なタイミングで受渡位置情報を取得することができる。
請求項2に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、第1情報処理部とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記第1情報処理部が、前記荷物の受け取りに利用可能な1の前記無人地上配送機を選択する選択ステップと、前記第1情報処理部が前記選択ステップで選択した前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信ステップと、前記無人航空配送機が前記第1情報処理部により送信された前記受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、を含むことを特徴とする。これにより、荷物の地上配送直前に、複数の無人地上配送機の中から1つの無人地上配送機を選択することが可能となり、当該無人地上配送機を、より効率良く荷物の配送に利用することができる。
請求項3に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、を含むことを特徴とする。これにより、荷物の前記配送先情報が不用意に外部へ提供されることを防ぐことが可能となり、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の配送方法において、前記無人地上配送機は前記荷物の重さを検知した場合に、前記荷物を受け取ったと判断することを特徴とする。これにより、荷物を受け取りの確実性を確保することが可能となり、より一層、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、第2情報処理部とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報を前記第2情報処理部へ送信するステップと、前記第2情報処理部が前記無人地上配送機から前記荷物受取情報を受信した場合に、前記荷物を配送するための配送先情報を前記無人地上配送機へ送信する第2送信ステップと、前記無人地上配送機が前記第2情報処理部により送信された、前記荷物の前記配送先情報を取得する第2取得ステップと、を含むことを特徴とする。これにより、荷物の前記配送先情報が不用意に外部へ提供されることを防ぐことが可能となり、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の配送方法において、前記第2取得ステップにおいて、前記無人地上配送機は前記無人航空配送機または当該無人航空配送機に搭載された前記荷物から当該荷物の前記配送先情報を取得することを特徴とする。これにより、無人地上配送機が迅速に前記配送先情報を取得することができる。
請求項7に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、前記無人航空配送機の識別情報または当該無人航空配送機に搭載される前記荷物の識別情報を第1識別情報として管理する第3情報処理部とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、前記無人地上配送機が当該無人地上配送機上に着陸した前記無人航空配送機または当該無人航空配送機に搭載された前記荷物から第2識別情報を取得する第3取得ステップと、前記無人地上配送機が前記無人航空配送機または前記荷物から取得した前記第2識別情報を前記第3情報処理部へ送信するステップと、前記第3情報処理部が管理している前記第1識別情報と、前記無人地上配送機から受信した前記第2識別情報とを用いて前記無人航空配送機または前記荷物の認証を行うステップと、前記第3情報処理部が前記無人航空配送機または前記荷物の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人地上配送機へ認証成功情報を送信するステップと、前記無人地上配送機が前記第3情報処理部から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人航空配送機から前記荷物の受け取りを可能な状態にセットするステップと、を含むことを特徴とする。これにより、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項に記載の配送方法において、前記第3情報処理部は、前記無人地上配送機の識別情報を第3識別情報として更に管理しており、前記配送方法は、前記無人地上配送機が前記荷物の受け取りを可能な状態にセットした場合に、前記第3情報処理部へ準備完了情報を送信するステップと、前記第3情報処理部が前記無人地上配送機から受信した前記準備完了情報を前記無人航空配送機へ送信するステップと、前記無人航空配送機が前記第3情報処理部から前記準備完了情報を受信した場合に、着陸した前記無人地上配送機から第4識別情報を取得するステップと、前記無人航空配送機が前記無人地上配送機から取得した前記第4識別情報を前記第3情報処理部へ送信するステップと、前記第3情報処理部が管理している前記第3識別情報と、前記無人航空配送機から受信した前記第4識別情報とを用いて前記無人地上配送機の認証を行うステップと、前記第3情報処理部が前記無人地上配送機の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人航空配送機へ認証成功情報を送信するステップと、前記無人航空配送機が前記第3情報処理部から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人地上配送機へ前記荷物を提供するステップと、を更に含むことを特徴とする。これにより、荷物配送にあたっての安全性を、より一層、向上することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項に記載の配送方法において、前記第3情報処理部は、前記無人地上配送機の識別情報を第3識別情報として更に管理しており、前記配送方法は、前記無人航空配送機が着陸した前記無人地上配送機から第4識別情報を取得するステップと、前記無人航空配送機が前記無人地上配送機から取得した前記第4識別情報を前記第3情報処理部へ送信するステップと、前記第3情報処理部が管理している前記第3識別情報と、前記無人航空配送機から受信した前記第4識別情報とを用いて前記無人地上配送機の認証を行うステップと、前記第3情報処理部が前記無人地上配送機の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人航空配送機へ認証成功情報を送信するステップと、前記無人航空配送機が前記第3情報処理部から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人地上配送機へ前記荷物の提供を可能な状態にセットするステップと、を更に含むことを特徴とする。これにより、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項7乃至9の何れか一項に記載の配送方法において、前記配送方法は、前記第3情報処理部が前記無人地上配送機上に着陸した前記無人航空配送機から着陸したことを示す着陸情報を受信するステップと、前記第3情報処理部が前記無人航空配送機から受信した前記着陸情報を前記無人地上配送機へ送信するステップと、を更に含み、前記第3取得ステップにおいて、前記無人地上配送機は前記第3情報処理部から前記着陸情報を受信した場合に、前記無人航空配送機または前記荷物から前記第2識別情報を取得することを特徴とする。これにより、無人航空配送機の着陸が確実に行われた時に、無人地上配送機が無人航空配送機または前記荷物の識別情報を確実に取得することができる。
請求項11に記載の発明は、無人航空配送機と、所定の配送機置場に置かれた無人地上配送機とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人地上配送機が前記荷物受渡時の位置へ移動するステップと、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、を含むことを特徴とする。これにより、無人地上配送機を、より効率良く荷物の配送に利用することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11の何れか一項に記載の配送方法において、前記配送方法は、前記無人地上配送機が前記荷物の前記配送先情報に基づいて自律的に移動することにより前記荷物を配送先へ配送するステップを更に含むことを特徴とする。これにより、無人地上配送機が人の手を介することなく自動的に荷物を配送先へ届けることができる。
請求項13に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記荷物の受け取りに利用可能な1の前記無人地上配送機を選択する選択部と、前記選択部により選択された前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、を備えることを特徴とする。これにより、無人航空配送機が無人地上配送機に荷物を引き継ぐことができるとともに、無人地上配送機が引き継いだ荷物を配送先のより近くへ配送することができる。また、荷物の地上配送直前に、複数の無人地上配送機の中から1つの無人地上配送機を選択することが可能となり、当該無人地上配送機を、より効率良く荷物の配送に利用することができる。
請求項14に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、複数の前記無人地上配送機の中から前記荷物を配送するための配送先情報が示す配送先の建物専用の前記無人地上配送機を、前記荷物の受け取りに利用可能な前記無人地上配送機として優先して選択する選択部と、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記選択部により選択された前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、を備えることを特徴とする。これにより、より迅速に荷物を配送先に配送することができる。
請求項15に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、前記無人地上配送機から前記荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報を受信する第1受信部と、前記第1受信部により前記荷物受取情報が受信された場合に、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、を備えることを特徴とする。これにより、荷物の前記配送先情報が不用意に外部へ提供されることを防ぐことが可能となり、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項16に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、前記情報処理装置は、前記無人航空配送機の識別情報または当該無人航空配送機に搭載される前記荷物の識別情報を第1識別情報として管理しており、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、前記無人地上配送機により前記無人航空配送機または前記荷物から取得された第2識別情報を前記無人地上配送機から受信する第2受信部と、前記第1識別情報と、前記第2受信部により受信された前記第2識別情報とを用いて前記無人航空配送機または前記荷物の認証を行う第1認証部と、前記第1認証部により認証成功と判断された場合に、前記無人地上配送機を前記荷物の受け取り可能な状態にセットさせる制御情報を前記無人地上配送機へ送信する第3送信部と、を備えることを特徴とする。これにより、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項17に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、前記情報処理装置は、前記無人地上配送機の識別情報を第3識別情報として管理しており、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、前記無人航空配送機により前記無人地上配送機から取得された第4識別情報を前記無人航空配送機から受信する第3受信部と、前記第3識別情報と、前記第3受信部により受信された前記第4識別情報とを用いて前記無人地上配送機の認証を行う第2認証部と、前記第2認証部により認証成功と判断された場合に、前記無人地上配送機に前記荷物を提供するための制御情報を前記無人航空配送機へ送信する第4送信部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。これにより、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
請求項18に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部を備え、前記無人航空配送機は、前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、を備え、前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部を備えることを特徴とする
請求項19に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記荷物の受け取りに利用可能な1の前記無人地上配送機を選択する選択部と、前記選択部により選択された前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部と、を備え、前記無人航空配送機は、前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、を備え、前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部を備えることを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部を備え、前記無人航空配送機は、前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、を備え、前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部を備えることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部を備え、前記無人航空配送機は、前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報を前記情報処理装置へ送信する第2送信部を備え、前記情報処理装置は、前記無人地上配送機により送信された前記荷物受取情報を受信した場合に、前記荷物を配送するための配送先情報を前記無人地上配送機へ送信する第3送信部を更に備え、前記無人地上配送機は、前記情報処理装置により送信された前記配送先情報を取得する取得部を更に備えることを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、前記無人航空配送機の識別情報または当該無人航空配送機に搭載される前記荷物の識別情報を第1識別情報として管理する情報処理装置とを含む配送システムにおいて、前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部を備え、前記無人航空配送機は、前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、を備え、前記無人地上配送機は、前記無人地上配送機上に着陸した前記無人航空配送機または当該無人航空配送機に搭載された前記荷物から第2識別情報を取得する第1取得部と、前記無人航空配送機または前記荷物から取得した前記第2識別情報を前記情報処理装置へ送信する第2送信部と、を備え、前記情報処理装置は、前記第1識別情報と、前記無人地上配送機から受信した前記第2識別情報とを用いて前記無人航空配送機または前記荷物の認証を行う認証部と、前記無人航空配送機または前記荷物の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人地上配送機へ認証成功情報を送信する第3送信部と、を更に備え、前記無人地上配送機は、前記情報処理装置から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人航空配送機から前記荷物の受け取りを可能な状態にセットするセット部と、前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する第2取得部と、を更に備えることを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部を備え、前記無人航空配送機は、前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、を備え、前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物受渡時の位置へ前記無人地上配送機を移動させる移動制御部と、前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、無人航空配送機が無人地上配送機に荷物を引き継ぐことができるとともに、無人地上配送機が引き継いだ荷物を配送先のより近くへ配送することができる。
配送システムSの概要構成例を示す図である。 ポートPにおいてUADV1がUGDV2上に着陸している状態を示す図である。 UADV1の概要構成例を示す図である。 UGDV2の概要構成例を示す図である。 情報管理サーバ3の概要構成例を示す図である。 情報処理部33における機能ブロック例を示す図である。 配送エリアArにおけるUADV1及びUGDV2の動きを示す概念図である。 UADV1が配送エリアArに到着してからUGDV2上に着陸するまでにおける配送システムSの動作の一例を示すシーケンス図である。 UADV1がUGDV2上に着陸してからUGDV2が荷物を配送先へ配送するまでにおける配送システムSの動作の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る配送システム、及び当該配送システムにより実行される配送方法の実施形態について説明する。
1.配送システムSの構成及び機能概要
先ず、図1を参照して本実施形態に係る配送システムSの構成及び機能概要について説明する。図1は、配送システムSの概要構成例を示す図である。図1に示すように、配送システムSは、大気中を飛行する無人航空配送機(以下、「UADV(Unmanned Aerial Delivery Vehicle)」と称する)1、地上を移動する無人地上配送機(以下、「UGDV(Unmanned Ground Delivery Vehicle)」と称する)2、及び配送に関する情報を管理する情報管理サーバ3を含んで構成される。UADV1及びUGDV2は、それぞれ、通信ネットワークNWを介して情報管理サーバ3との間で通信可能になっている。通信ネットワークNWは、例えば、移動体通信ネットワーク及びその無線基地局等から構成される。無線基地局とUADV1との間、及び無線基地局とUGDV2との間は無線通信が行われる。
なお、図1の例では、UADV1及びUGDV2をそれぞれ1つずつ示しているが、以下の説明において、複数のUADV1(1a,1b,1c・・・)、及び複数のUGDV2(2a,2b,2c・・・)を想定する場合もある。図1に示すUADV1は、ドローン、またはマルチコプタとも呼ばれる。図1に示すUGDV2は、複数の車輪を有する無人地上車両を示しているが、UGDV2は、車輪を有しないロボット(例えば、2足歩行ロボット)であってもよい。情報管理サーバ3は、情報処理装置の一例である。図1の例では、情報管理サーバ3は、UADV1及びUGDV2とは独立して固定的に設置されることを想定しているが、情報管理サーバ3の機能の全部または一部はUADV1とUGDV2の双方または何れか一方に備えられてもよい。この場合、情報管理サーバ3により行われる処理(配送方法における各ステップ)の全部または一部は、UADV1とUGDV2の双方または何れか一方により行われる。
このような配送システムSにより実行される配送方法において、荷物を運搬するUADV1は、当該UADV1の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、UGDV2の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する。UADV1により荷物受渡時の位置が特定されるUGDV2は、当該UADV1から受け取る荷物を配送するための配送先情報を取得する。これにより、UADV1とUGDV2との連携が実現され、UADV1がUGDV2に荷物を引き継ぐことができるとともに、UGDV2が引き継いだ荷物を配送先へ配送することが可能となる。なお、以下の説明において、「荷物を配送するための配送先情報」を、「荷物の配送先情報」という。
ここで、UADV1の位置情報は、UADV1の現在位置(例えば、緯度、経度、及び高度)を示す。UADV1の現在位置とは、飛行中のUADV1の飛行位置である。UADV1の位置情報に基づく所定条件として、例えば、UADV1の現在位置が荷物の配送先を含む配送エリアに到達したという条件が設定される。配送エリアには、荷物を運搬するUADV1が着陸する離着陸施設(以下、「ポート」という)が設置されている。ポートは、UADV1により運搬される荷物の受渡場所として利用される。UGDV2の荷物受渡時の位置とは、ポート上の位置である。また、配送エリアには、1または複数のUGDV2が置かれる配送機置場(UGDV2の待機所)が設置される。なお、配送エリアは、大小様々な広さがある。例えば、配送エリアが、複数の建物が集まる居住エリアのように広いエリアである場合、当該配送エリアには複数のポートが設置される場合もある。
UADV1は、上記受渡位置情報に基づいてUGDV2荷物受渡時の位置を特定することで、当該位置にあるUGDV2上に着陸し、荷物をUGDV2へ渡す(つまり、提供する)。つまり、UGDV2は、着陸したUADV1から荷物を受け取る。これにより、UADV1からUGDV2へ荷物が引き継がれる。そして、UGDV2は、引き継がれた荷物の配送先情報に基づいて地上を自律的に移動することにより荷物を配送先へ配送する。これにより、UGDV2が人の手を介することなく自動的に荷物を配送先へ届けることができる。荷物の配信先情報には、例えば、配送先の緯度及び経度が含まれてもよいし、配送先の所在地が含まれてもよい。配送先は、荷受人の住居やオフィスの玄関であってもよいし、荷受人の住居やオフィスの玄関から離れた場所に設置された宅配ボックス(荷物を一時的に保管するための保管ボックス)であってもよい。或いは、配送先は、荷受人自体であってもよい。この場合、例えば、荷受人に、住居やオフィスがある建物の外まで出てきてもらってUGDV2から荷物を受け取ってもらうことが想定される。配送先が、集合住宅や集合オフィスなどの建物内の一部屋(一戸)である場合、配送先情報には、当該建物の名称及び配送先となる部屋の部屋番号が含まれるとよい。
なお、UADV1は、上記受渡位置情報を情報管理サーバ3から通信ネットワークNWを介して取得するとよい。ただし、UADV1は、当該UADV1を管理し地上から遠隔操作可能なGCS(Ground Control Station)から当該受渡位置情報を取得してもよい。この場合、GCSは、事前に、当該受渡位置情報を情報管理サーバ3から取得する。GCSは、例えば、アプリケーションとして通信ネットワークNWに接続可能な操縦端末に搭載されてもよいし、サーバ等によりシステム化されてもよい。ポートの面積が閾値以上と広い場合(例えば、ポートに複数台のUGDV2が停止できる場合)、UGDV2の荷物受渡時の位置は、UGDV2が荷物の受渡場所となるポートに到着した時に当該UGDV2により検出されることが望ましい。この場合、検出された位置を示す受渡位置情報がUGDV2から情報管理サーバ3へ送信される。ただし、ポートの面積が閾値未満と狭い場合(例えば、ポートに1台のUGDV2しか停止できない場合)、情報管理サーバ3が荷物の受渡場所として決定したポートの設置位置を、UGDV2の荷物受渡時の位置として決定してもよい。
また、UGDV2は、UADV1により運搬される荷物の配送先情報を情報管理サーバ3から通信ネットワークNWを介して取得するとよい。ただし、UGDV2は、着陸したUADV1または当該UADV1に搭載された荷物から配送先情報を取得してもよい。この場合、例えば、UADV1または荷物の下部には、荷物の配送先情報を含む2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))が表示される(例えば、貼付、または印字等による)。これにより、UGDV2は、2次元コードをスキャンして(読み取り)荷物の配送先情報を取得することができる。或いは、UADV1または荷物の下部には、荷物の配送先情報を記憶するICタグが貼り付けられてもよい。これにより、UGDV2は、ICタグから非接触で荷物の配送先情報を取得することができる。或いは、UADV1及びUGDV2がBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信機能を有する場合、UGDV2は、近距離無線通信によりUADV1に記憶された配送先情報を取得してもよい。
図2は、ポートPにおいてUADV1がUGDV2上に着陸している状態を示す図である。図2に示すUGDV2の上部には、3つの荷物搬入口Op1〜Op3が設けられており、それぞれの荷物搬入口Op1〜Op3から荷物を搬入することが可能なっている。図2の例では、UGDV2の荷物搬入口Op1が開口された後、UADV1に保持された荷物が切り離されることで荷物搬入口Op1から当該荷物が搬入される。すなわち、UGDV2は、UADV1から荷物を受け取る。これにより、UADV1からUGDV2へ、人の手を介することなく自動的に荷物を受け渡すことができる。なお、荷物の受け渡しは、UADV1及びUGDV2が互いに正しい機体であるかを認証した後に行われるようにすれば、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。この場合、UADV1の下部には、UADV1を識別する機体ID(識別情報)を含む2次元コードが認証用として表示され、UGDV2の上部には、UGDV2を識別する機体IDを含む2次元コードが認証用として表示される。或いは、UADV1の代わりに荷物を認証するため、荷物の下部には、荷物を識別する荷物IDを含む2次元コードが認証用として表示されてもよい。また、荷物が購入者により注文された商品である場合、この荷物IDは、商品の注文を識別する注文IDであってもよい。
1−1.UADV1の構成及び機能概要
次に、図3を参照してUADV1の構成及び機能概要について説明する。図3は、UADV1の概要構成例を示す図である。図3に示すように、UADV1は、駆動部11、測位部12、無線通信部13、撮像部14、及び制御部15等を備える。なお、図示しないが、UADV1は、水平回転翼であるロータ(プロペラ)、各種センサ、荷物保持機構、及びUADV1の各部へ電力を供給するバッテリ等を備える。UADV1の飛行制御に用いられる各種センサには、気圧センサ、3軸加速度センサ、及び地磁気センサ等が含まれる。各種センサにより検出された検出情報は、制御部15へ出力される。気圧センサにより検出された検出情報は、UAV1の飛行速度の算出に用いられる。
駆動部11は、モータ及び回転軸等を備える。駆動部11は、制御部15から出力された制御信号に従って駆動するモータ及び回転軸等により複数のロータを回転させる。測位部12は、電波受信機及び高度センサ等を備える。測位部12は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の衛星から発信された電波を電波受信機により受信し、当該電波に基づいてUADV1の水平方向の現在位置(緯度及び経度)を検出する。なお、UADV1の水平方向の現在位置は、撮像部14により撮像された画像や上記無線基地局から発信された電波に基づいて補正されてもよい。さらに、測位部12は、高度センサによりUADV1の垂直方向の現在位置(高度)を検出してもよい。測位部12により検出された現在位置を示す位置情報は、制御部15へ出力される。なお、UADV1の位置情報は、UAV1の水平方向の現在位置(緯度及び経度)を示す位置情報(つまり、2次元的な位置情報)であっても本実施形態で適用可能である。
無線通信部13は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。撮像部14は、カメラ等を備える。撮像部14は、カメラの画角に収まる範囲(UADV1の周囲)内の実空間を連続的に撮像する。撮像部14により撮像された画像情報は、制御部15へ出力される。また、荷物の受け渡しの前に認証が行われる場合、UGDV2の上部に表示された2次元コードが撮像部14によりスキャンされ、制御部15へ出力される。
制御部15は、プロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び不揮発性メモリ等を備える。なお、制御部15は、受信部及び特定部の一例である。制御部15は、例えばROMまたは不揮発性メモリに記憶された制御プログラム(プログラムコード群)に従ってUADV1の各種制御を実行する。各種制御には、離陸制御、飛行制御、着陸制御、及び荷物提供制御が含まれる。飛行制御及び着陸制御においては、測位部12から取得された位置情報、撮像部14から取得された画像情報、各種センサから取得された検出情報、情報管理サーバ3等から取得された受渡位置情報、及び予め登録された飛行計画情報が用いられて、ロータの回転数の制御、UADV1の位置、姿勢及び進行方向の制御が行われる。これにより、UADV1は、出発地からポートまでを自律的に飛行することができる。なお、制御部15は、オペレータが操作する操縦端末からの指示信号に従って飛行制御を行うこともできる。一方、荷物提供制御においては、荷物保持機構に保持された荷物を切り離す(つまり、荷物を提供する)制御が行われる。これにより、UADV1からUGDV2へ荷物が受け渡される。
また、制御部15は、荷物を運搬するUADV1の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、UGDV2の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を、情報管理サーバ3またはGCSから取得する。これにより、UADV1が適切なタイミングで当該受渡位置情報を取得することができる。例えば、制御部15は、荷物を運搬するUADV1が荷物の配送先を含む配送エリアに到着したと判断(到着判断)された場合に、上記受渡位置情報を取得するとよい。この到着判断は、UADV1により行われてもよいし、情報管理サーバ3により行われてもよい。前者の場合、制御部15は、測位部12により検出された現在位置が配送エリア内に入ったか否かを判定する。制御部15は、測位部12により検出された現在位置が配送エリア内に入った場合、UADV1が配送エリアに到着したと判断し、UADV1が到着したことを示す到着情報を情報管理サーバ3へ送信する。そして、制御部15は、この到着情報に応じて情報管理サーバ3から送信された上記受渡位置情報を取得し、当該受渡位置情報に基づいてUGDV2の荷物受渡時の位置を特定する。
なお、UADV1の位置情報に基づく所定条件として、UADV1が配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前(例えば、5分前)になったという条件が設定されてもよい。この場合、制御部15は、UADV1が配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になったと判断した場合に、UADV1の到着予定を示す到着情報を情報管理サーバ3へ送信する。そして、制御部15は、この到着情報に応じて情報管理サーバ3から送信された上記受渡位置情報を取得し、当該受渡位置情報に基づいてUGDV2の荷物受渡時の位置を特定する。UADV1が配送エリアに到着する予定時刻は、例えば、UADV1の現在位置から配送エリアまでの距離とUADV1の平均飛行速度とから算出される。
また、荷物の受け渡しの前に認証が行われる場合、制御部15は、撮像部14によりスキャンされた2次元コードからUGDV2の機体IDを取得し、取得した機体IDを情報管理サーバ3へ送信する。また、制御部15は、測位部12から取得した位置情報を、UADV1の機体IDとともに、例えば定期的に無線通信部13を介して情報管理サーバ3へ送信する。なお、制御部25は、UADV1の飛行速度を示す速度情報を、UADV1の機体IDとともに、例えば定期的に無線通信部23を介して情報管理サーバ3へ送信してもよい。
また、制御部15は、UADV1の現在の状態を示すステータス情報を、UADV1の機体IDとともに、例えば、当該状態が変更される度に無線通信部13を介して情報管理サーバ3へ送信してもよい。UADV1の現在の状態には、待機中、運搬中、ホバリング中、UGDV着陸中、帰還中などがある。待機中は、UADV1が荷物積込場で待機している状態を示す。運搬中は、UADV1が荷物運搬のために配送エリアに向かって飛行している状態を示す。ホバリング中は、UADV1が停止飛行している状態を示す。UGDV着陸中は、UADV1がUGDV2上に着陸している状態を示す。帰還中は、UADV1が帰還のために荷物積込場に向かって飛行している状態を示す。
1−2.UGDV2の構成及び機能概要
次に、図4を参照してUGDV2の構成及び機能概要について説明する。図4は、UGDV2の概要構成例を示す図である。図4に示すように、UGDV2は、駆動部21、測位部22、無線通信部23、撮像部24、及び制御部25等を備える。なお、図示しないが、UGDV2は、車輪、重量センサ、荷物受取機構、及びUGDV2の各部へ電力を供給するバッテリ等を備える。重量センサにより検知された重量(重さ)を示す重量情報(つまり、荷物の重量情報)は、制御部25へ出力される。UGDV2は、複数の荷物を積載可能であってもよい。
駆動部21は、モータ及び回転軸等を備える。駆動部21は、制御部25から出力された制御信号に従って駆動するモータ及び回転軸等により複数の車輪を回転させる。なお、駆動部21は、モータと共に或いはモータに代えて、燃料により駆動するエンジンが備えられてもよい。測位部22は、電波受信機等を備える。測位部22は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の衛星から発信された電波を電波受信機により受信し、当該電波に基づいてUGDV2の水平方向の現在位置(緯度及び経度)を検出する。なお、UGDV2の水平方向の現在位置は、撮像部24により撮像された画像に基づいて補正されてもよい。測位部22により検出された現在位置を示す位置情報は、制御部25へ出力される。
無線通信部23は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。撮像部24は、カメラ等を備える。撮像部24は、カメラの画角に収まる範囲(UGDV2の周囲)内の実空間を連続的に撮像する。撮像部24により撮像された画像情報は、制御部25へ出力される。また、荷物の受け渡しの前に認証が行われる場合、UADV1の下部に表示された2次元コードが撮像部24によりスキャンされ、制御部25へ出力される。或いは、荷物の下部に表示された2次元コードが撮像部24によりスキャンされ、制御部25へ出力される。
制御部25は、プロセッサであるCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を備える。なお、制御部25は、取得部の一例である。制御部25は、例えばROMまたは不揮発性メモリに記憶された制御プログラムに従ってUGDV2の各種制御を実行する。各種制御には、移動制御及び荷物受取制御が含まれる。移動制御においては、測位部22から取得された位置情報、撮像部24から取得された画像情報、情報管理サーバ3から取得されたポート情報、及び情報管理サーバ3等から取得された配送先情報が用いられて、車輪の回転数の制御、UGDV2の位置及び進行方向の制御が行われる。
ここで、ポート情報には、荷物の受渡場所となるポートのポートID、及び当該ポートの設置位置を示す位置情報が含まれる。これにより、UGDV2は、配送機置場からポートまで、及びポートから荷物の配送先までを自律的に走行することができる。一方、荷物受取制御においては、UGDV2の上部に設けられた荷物搬入口を開口することでUGDV2を荷物の受け取り可能な状態にセットし、UADV1から提供された荷物をUGDV2内に搬入する(つまり、受け取る)制御が行われる。こうして、荷物が搬入された後は、荷物搬入口を閉口するための制御が行われる。
制御部25は、UADV1から荷物を受け取ったと判断した場合に、当該荷物の配送先情報を、情報管理サーバ3、UADV1または当該UADV1に搭載された荷物から取得するとよい。例えば、重量センサにより荷物の重さが検知された場合に荷物を受け取ったと判断される。上記荷物の配送先情報が情報管理サーバ3から取得されるケースでは、制御部25は、UADV1から荷物を受け取ったと判断した場合に、当該荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報を情報管理サーバ3へ送信する。そして、制御部25は、この荷物受取情報に応じて情報管理サーバ3から送信された配送先情報を取得する。
また、制御部25は、荷物の配送先情報を取得する前に、当該荷物の重量情報を情報管理サーバ3等から取得してもよい。この場合、制御部25は、情報管理サーバ3等から取得した重量情報と、重量センサから取得した重量情報とを比較し、それぞれの重量情報が示す重量の差が閾値(例えば、誤差の範囲)以下である場合に、荷物を受け取ったと判断する。
また、荷物の受け渡しの前に認証が行われる場合、制御部25は、撮像部24によりスキャンされた2次元コードからUADV1の機体ID、または荷物の荷物IDを取得し、取得した機体IDまたは荷物IDを情報管理サーバ3へ送信する。また、制御部25は、測位部22から取得された位置情報を、UGDV2の機体IDとともに、例えば定期的に無線通信部23を介して情報管理サーバ3へ送信する。特に、制御部25は、UGDV2が荷物の受渡場所となるポートに到着し停止した時に測位部22により検出された現在位置を示す位置情報を上記受渡位置情報として情報管理サーバ3へ送信するとよい。
また、制御部25は、UGDV2の現在の状態を示すステータス情報を、UGDV2の機体IDとともに、例えば、当該状態が変更される度に無線通信部23を介して情報管理サーバ3へ送信してもよい。UGDV2の現在の状態には、待機中、ポート移動中、ポート停止中、配送中、帰還中などがある。待機中は、UGDV2が配送機置場で待機している状態を示す。ポート移動中は、UGDV2が荷物の受渡場所として指定されたポートに向かって移動している状態を示す。ポート停止中は、UGDV2が荷物の受渡場所として指定されたポート上に停止している状態を示す。配送中は、UGDV2が荷物配送のために荷物の配送先に向かって移動している状態を示す。帰還中は、UGDV2が帰還のために配送機置場に向かって移動している状態を示す。
1−3.情報管理サーバ3の構成及び機能概要
次に、図5及び図6を参照して情報管理サーバ3の構成及び機能概要について説明する。図5は、情報管理サーバ3の概要構成例を示す図である。図5に示すように、情報管理サーバ3は、通信部31、記憶部32、情報処理部33等を備える。通信部31は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。
記憶部32は、例えば、ハードディスクドライブ等を備える。記憶部32は、複数のポート毎に、ポートのポートIDと、ポートが設置される配送エリアの情報と、ポートの設置位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する。配送エリアの情報には、例えば配送エリアの名称が含まれる。また、記憶部32は、複数の荷物毎に、荷物の荷物IDと、荷物の配送先情報とを対応付けて記憶する。なお、荷物が購入者により注文された商品である場合、商品の注文IDと、商品の配送先情報を含む注文情報とが対応付けられて記憶されてもよい。また、記憶部32は、複数のUADV1毎に、UADV1の機体IDと、UADV1の現在位置を示す位置情報と、UADV1の現在の状態を示すステータス情報とを対応付けて記憶する。
さらに、記憶部32は、複数のUGDV2毎に、UGDV2の機体IDと、UGDV2が配備された配送エリアの情報と、UGDV2の積載可否情報と、UGDV2の現在位置を示す位置情報と、UGDV2の現在の状態を示すステータス情報とを対応付けて記憶する。積載可否情報は、UGDV2が荷物を積載可能であるか否かを示す。例えば、最大積載数未満の数の荷物を積載するUGDV2の積載可否情報は積載可能を示す。積載可否情報には、現時点で積載可能な荷物数が含まれてもよい。積載可否情報は、例えば、UGDV2が荷物の地上配送手段としてアサインされた時に更新される。また、UADV1とUGDV2のそれぞれの現在位置を示す位置情報及び現在の状態を示すステータス情報は、UADV1とUGDV2からの情報提供を受けて逐次更新される。
なお、建物(例えば、集合住宅や集合オフィス)独自でUGDV2を保有する場合、当該UGDV2は当該建物専用のUGDV2となる。この場合を考慮して、記憶部32には、UGDV2の機体IDに対応付けられて、専用有無情報が記憶されてもよい。専用有無情報は、UGDV2が特定の建物専用であるか否かを示し、特定の建物専用である場合、当該専用有無情報には、その建物の名称及び所在地が含まれる。
情報処理部33は、プロセッサであるCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を備える。図6は、情報処理部33における機能ブロック例を示す図である。情報処理部33は、例えばROMまたは不揮発性メモリに記憶されたプログラムに従って、図6に示すように、情報管理部33a、配送機選択部33b、情報送受信部33c、及び配送機認証部33dとして機能する。なお、情報処理部33は、第1〜第3情報処理部の一例である。配送機選択部33bは、選択部の一例である。情報送受信部33cは、送信部及び第1〜第4送信部及び第1〜第3受信部の一例である。配送機認証部33dは、第1及び第2認証部の一例である。
情報管理部33aは、記憶部32を利用して、荷物の荷物IDと、荷物の配送先情報と、荷物を運搬するUADV1の機体IDと、荷物を受け取るUGDV2の機体IDと、荷物を受け取るUGDV2の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報とを対応付けて管理する。すなわち、情報管理部33aは、先ず、荷物を運搬するUADV1が選択された時に、当該荷物の荷物ID及び配送先情報と当該荷物を運搬するUADV1の機体IDとを対応付ける。次に、情報管理部33aは、荷物を受け取るUGDV2が選択及びアサインされた時に、当該荷物のID及び配送先情報と当該荷物を受け取るUGDV2の機体IDとを対応付ける。次に、情報管理部33aは、選択されたUGDV2が、例えば、当該荷物の受渡場所となるポートに到着した時に、当該荷物のID及び配送先情報と当該荷物を受け取るUGDV2の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報とを対応付ける。
ここで、ポートの面積が閾値以下の場合(例えば、ポートに1台のUGDV2しか停止できない場合)、当該荷物の受渡場所となるポートが例えば情報処理部33により決定された時に、当該荷物のID及び配送先情報と当該荷物を受け取るUGDV2の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報とが対応付けられてもよい。なお、UADV1の機体IDまたは荷物の荷物IDは、第1ID(第1識別情報)として管理され、UGDV2の機体IDは、第3ID(第3識別情報)として管理される。
配送機選択部33bは、UADV1により運搬される荷物の配送エリアに配備された複数のUGDV2の中から、例えば、記憶部32に記憶された積載可否情報及びステータス情報に基づいて、利用可能な1のUGDV2を選択する。これにより、利用可能な1のUGDV2が荷物の地上配送手段として当該荷物にアサインされ、荷物の配送に利用される。利用可能な1のUGDV2とは、例えば、UGDV2の選択の際に、荷物を積載可能なUGDV2であり、且つ、待機中または帰還中のUGDV2である。ただし、ポート移動中またはポート停止中のUGDV2(既に別の荷物を積載しているUGDV2)であっても、当該UGDV2が荷物を更に積載可能であり、且つ、当該UGDV2が向かっている(または停止している)ポートが該荷物の受渡場所として指定されている場合、当該UGDV2が利用可能な1のUGDV2として選択されてもよい。これにより、複数のUGDV2を効率良く荷物の配送に利用することができる。
また、利用可能なUGDV2が複数ある場合、配送機選択部33bは、利用可能な複数のUGDV2の中から現在位置が、荷物の受渡場所として指定されたポートの位置(つまり、荷物受渡時の位置)に相対的に近いUGDV2を優先して選択してもよい。また、記憶部32に専用有無情報が記憶されている場合、配送機選択部33bは、利用可能な複数のUGDV2の中から、各UGDV2の機体IDに対応付けられた専用有無情報に基づいて、荷物の配送先の建物専用のUGDV2を優先して選択してもよい。すなわち、配送機選択部33bは、荷物の配送先の建物の名称及び所在地が専用有無情報に含まれるUGDV2を優先して選択する。
なお、1または複数のUADV1により運搬される複数の荷物の配送先が同じ配送エリア内にある場合、配送機選択部33bは、記憶部32に記憶された積載可否情報に基づいて当該複数の荷物を積載可能な1つのUGDV2を選択するとよい。この場合、配送エリアに最初に到着したUADV1が運搬した荷物と同じUGDV2にアサインされる荷物は、当該UADV1の到着時刻から所定時間内に当該配送エリアに到着したUADV1に運搬される荷物に限られるとよい。
情報送受信部33cは、荷物を運搬するUADV1の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、配送機選択部33bにより選択されたUGDV2の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報をUADV1へ送信する。例えば、情報送受信部33cは、UADV1が荷物の配送先を含む配送エリアに到着したと判断(到着判断)された場合に上記受渡位置情報をUADV1へ送信する。ここで、受渡位置情報は、上述したように、UGDV2から送信されるか、または上記ポート情報に基づいて情報処理部33により生成される。
上記到着判断は、上述したようにUADV1により行われてもよいし、情報管理サーバ3により行われてもよい。前者の場合、上述したようにUADV1から送信された到着情報に応じて、情報送受信部33cは、上記受渡位置情報をUADV1へ送信する。一方、後者の場合、情報処理部33は、UADV1から定期的に送信される位置情報が示す現在位置が配送エリア内に入ったか否かを判定することで到着判断を行う。情報送受信部33cは、当該現在位置が配送エリア内に入った場合、UADV1が配送エリアに到着したと判断し、上記受渡位置情報をUADV1へ送信する。
なお、上述したように、UADV1の位置情報に基づく所定条件として、UADV1が配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になったという条件が設定されてもよい。この場合、情報送受信部33cは、UADV1が配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になったと判断した場合に上記受渡位置情報をUADV1へ送信してもよい。
また、情報送受信部33cは、配送機選択部33bにより選択されたUGDV2(つまり、UADV1により荷物受渡時の位置が特定されるUGDV2)へ、UADV1により運搬される荷物の配送先情報を送信する。例えば、情報送受信部33cは、UGDV2から荷物受取情報を受信した場合に、配送機選択部33bにより選択されたUGDV2へ、荷物の配送先情報を送信するとよい。
なお、1つのUADV1及び1つのUGDV2を含む配送システムSである場合、情報送受信部33cは、当該1つのUADV1の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、当該1つのUGDV2の上記受渡位置情報をUADV1へ送信する。この場合、配送機選択部33bは不要となる。
配送機認証部33dは、UGDV2から送信された、UADV1の機体IDまたは荷物IDが第2ID(第2識別情報)として情報送受信部33cにより受信された場合、情報管理部33aにより管理されている第1IDと、情報送受信部33cにより受信された第2IDとを用いてUADV1または荷物の認証を行う。この認証において、配送機認証部33dは、第1IDと第2IDとを比較し、第1IDと第2IDとが一致している場合、認証成功と判断する。そして、配送機認証部33dにより認証成功と判断された場合に、情報送受信部33cは、認証成功情報をUGDV2へ送信する。この認証成功情報は、UGDV2を荷物の受け取り可能な状態にセットさせる制御情報であってもよい。
また、配送機認証部33dは、UADV1から送信された、UGDV2の機体IDが第4ID(第4識別情報)として情報送受信部33cにより受信された場合、情報管理部33aにより管理されている第3IDと、情報送受信部33cにより受信された第4IDとを用いてUGDV2の認証を行う。この認証において、配送機認証部33dは、第3IDと第4IDとを比較し、第3IDと第4IDとが一致している場合、認証成功と判断する。そして、配送機認証部33dにより認証成功と判断された場合に、情報送受信部33cは、認証成功情報をUADV1へ送信する。この認証成功情報は、UGDV2に対して荷物を提供するための制御情報であってもよい。
2.配送システムSの動作
次に、図7〜図9を参照して、本実施形態に係る配送システムSの動作について説明する。図7は、配送エリアArにおけるUADV1及びUGDV2の動きを示す概念図である。図8は、UADV1が配送エリアArに到着してからUGDV2上に着陸するまでにおける配送システムSの動作の一例を示すシーケンス図である。図9は、UADV1がUGDV2上に着陸してからUGDV2が荷物を配送先へ配送するまでにおける配送システムSの動作の一例を示すシーケンス図である。
図7に示す配送エリアArには、3つの建物Ba〜Bcが存在し、建物Ba〜Bcのそれぞれの近くにポートPa〜Pcが設置されている。ただし、ポートPa〜Pcのそれぞれが建物Ba〜Bcのそれぞれの専用ポートという訳ではない。例えば、荷物の配送先が建物Ba内にある場合でも、当該荷物の受渡場所としてポートPbが決定される場合もある。また、配送エリアArには、複数の荷物を積載可能なUGDV2a〜2dが待機するための配送機置場Spが設置されている。図7の例では、荷物を運搬するUADV1a及びUADV1cが配送エリアArに到着する直前の様子を示し、荷物を運搬するUADV1bがポートPbで停止中のUGDV2b上に着陸する時の様子を示している。
なお、以下に説明する動作においては、UGDV2aは、荷物を運搬するUADV1aが配送エリアArに到着した場合に、当該荷物に対してアサインされ、指定されたポートPaへ移動する構成になっている。しかし、UADV1aが配送エリアArに到着する前であっても、UADV1aの位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、UGDV2aは、当該荷物に対してアサインされ、指定されたポートPaへ移動するように構成してもよい。
図8において、例えばUADV1aは、荷物の配送先を含む配送エリアArに到着すると(ステップS1)、到着通知を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS2)。この到着通知は、配送エリアArに到着したことを示す到着情報である。なお、配送エリアArへの到着判断は、上述したように、例えばUADV1aの現在位置が配送エリアAr内に入ったか否かを判定することにより行われる。
次いで、情報管理サーバ3は、UADV1aからの到着通知を受信すると、配送エリアArに配備されたUGDV2a〜2d の中から利用可能なUGDV2aを選択し、UADV1aにより運搬される荷物に対してUGDV2aをアサインする(ステップS3)。つまり、配送機選択部33bは、荷物を運搬するUADV1aが当該荷物の配送先を含む配送エリアArに到着したと判断された場合に、UGDV2aを選択してアサインする。このように荷物の配送直前にUGDV2aがアサインされるので、UGDV2a〜2d を、より効率良く荷物の配送に利用することができる。
ところで、ステップS3の選択の際に、図7に示すUGDV2a,2c,2dが利用可能である場合、配送機選択部33bは、例えば、UGDV2a,2c,2dの中から現在位置がポートPaに最も近いUGDV2aを選択するとよい。これにより、UGDV2aは、より迅速に荷物を配送先に配送することができる。或いは、この場合において、例えば、UGDV2aが荷物の配送先の建物Ba専用である場合、配送機選択部33bは、UGDV2a,2c,2dの中から、荷物の配送先の建物Ba専用のUGDV2aを選択するとよい。これにより、UGDV2aは、より迅速に荷物を配送先に配送することができ、建物Baの利用者にとってはより迅速に荷物を受け取ることができる。
なお、図7に示す例の場合、UADV1aにより運搬される荷物の配送先及びUADV1cにより運搬される荷物の配送先は同じ配送エリアAr内にあり、且つ、UADV1cはUADV1aの到着時刻から所定時間内に配送エリアArに到着する予定になっている。この場合、ステップS3において、配送機選択部33bは、UGDV2aの機体IDに対応付けられた積載可否情報が示す積載可能な荷物数が2以上である場合、UADV1aにより運搬される荷物、及びUADV1cにより運搬される荷物に対してUGDV2aをアサインするとよい。これにより、UGDV2aのバッテリ電力消費または燃料消費を低減することができる。
次いで、情報管理サーバ3は、UADV1aにより運搬される荷物の受渡場所となるポートを決定する(ステップS4)。例えば、荷物の配送先に最も近いポートPaが当該荷物の受渡場所として決定される。次いで、情報管理サーバ3は、ステップS4で決定されたポートPaのポート情報を、ステップS3でアサインされたUGDV2aへ送信する(ステップS5)。
次いで、UGDV2aは、情報管理サーバ3からのポート情報を受信すると、制御部25の移動制御により当該ポート情報が示すポートPaへ移動する(ステップS6)。次いで、UGDV2aは、指定されたポートPaに到着しポートPa上に停止すると、測位部22により検出された現在位置を示す位置情報及び移動完了通知を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS7)。この移動完了通知は、ポートPaへの移動が完了したことを示す移動完了情報である。
次いで、情報管理サーバ3は、UGDV2aからの位置情報及び移動完了通知を受信すると、受信した位置情報を、荷物を受け取るUGDV2aの荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報としてUADV1aへ送信する(ステップS8)。UADV1aは、情報管理サーバ3からの受渡位置情報を受信すると、当該受渡位置情報に基づいてUGDV2aの荷物受渡時の位置を特定し、制御部15の飛行制御及び着陸制御により当該受渡位置情報が示す位置へ移動してポートPa上に停止中のUGDV2a上に着陸する(ステップS9)。
次に、図9において、UADV1aは、着陸完了と判断すると、着陸通知を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS10)。この着陸通知は、UGDV2a上に着陸(着陸完了)したことを示す着陸情報である。次いで、情報管理サーバ3は、UADV1aからの着陸通知を受信すると、当該着陸通知をUGDV2aへ転送する(ステップS11)。
次いで、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの着陸通知を受信すると、UADV1aの下部またはUADV1aに搭載された荷物の下部に表示された2次元コードを撮像部24によりスキャンして機体IDまたは荷物IDを第2IDとして取得する(ステップS12)。つまり、UGDV2aは、情報管理サーバ3から着陸通知を受信した場合に、UADV1aまたは荷物から第2IDを取得する。これにより、UGDV2aの着陸が確実に行われた時に2次元コードのスキャンが行われるので、第2IDを確実に取得することができる。次いで、UGDV2aは、ステップS12で取得された第2ID及び認証要求を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS13)。
なお、ステップS12において、UGDV2aがUADV1aの着陸完了を判断してUADV1aまたは荷物から第2IDを取得するように構成してもよい。この場合、情報管理サーバ3からの着陸通知は不要である。しかし、UGDV2aがUADV1aの着陸完了を判断した後に、UADV1aが動き出す場合もあり得るので、UGDV2aは着陸完了を明示的に得た方が望ましい。また、UADV1によって着陸完了の定義が異なる場合があるので、UGDV2aは着陸完了を明示的に得た方が望ましい。例えば、着陸完了の定義によっては、ロータ(プロペラ)を止めた状態を着陸完了とする場合もあれば、ロータを止めていなくても着陸完了とする場合もある。ロータを止めた状態を着陸完了とする場合、ロータが動いている状態は着陸完了していないことになる。
次いで、情報管理サーバ3は、UGDV2aからの第2ID及び認証要求を受信すると、当該認証要求に応じて、情報管理部33aにより管理されている第1IDと、当該受信した第2IDとを用いてUADV1aまたはUADV1aに搭載された荷物の認証を行う(ステップS14)。次いで、情報管理サーバ3は、認証結果をUGDV2aへ送信する(ステップS15)。ステップS14の認証において認証成功と判断された場合、UGDV2aへ送信される認証結果には、認証成功を示す認証成功情報が含まれる。この認証成功情報は、UGDV2を荷物の受け取り可能な状態にセットさせる制御情報であってもよい。一方、ステップS14の認証において認証失敗と判断された場合、UGDV2aに送信される認証結果には、認証失敗を示す認証失敗情報が含まれる。
次いで、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの認証成功情報を示す認証結果を受信すると、制御部25の荷物受取制御によりUGDV2aの上部に設けられた荷物搬入口を開口することでUADV1aから荷物の受け取り可能な状態にセットする(ステップS16)。このように、UGDV2aは、荷物の受け取りを可能な状態にセットすると、準備完了通知を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS17)。この準備完了通知は、荷物の受け取り準備が完了したことを示す準備完了情報である。
一方、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの認証失敗情報を示す認証結果を受信すると、UGDV2aの上部に設けられた荷物搬入口を開口せずに(つまり、荷物を受け取らずに)例えば配送機置場Spへ帰還する。このとき、情報管理サーバ3は、帰還命令をUADV1aへ送信してもよい。これにより、UADV1aは、情報管理サーバ3からの帰還命令に応じて、例えば荷物積込場へ帰還する。なお、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの認証失敗情報を示す認証結果を受信した場合、直ちには帰還せず、確認通知を情報管理サーバ3へ送信してもよい。確認通知は、認証失敗を確認したことを示す情報である。この場合、情報管理サーバ3は、UGDV2aからの確認通知を受信すると、帰還命令をUADV1a及びUGDV2aへ送信する。これにより、UADV1a及びUGDV2aは、それぞれ、情報管理サーバ3からの帰還命令に応じて帰還する。
次いで、情報管理サーバ3は、UGDV2aからの準備完了通知を受信すると、当該準備完了通知をUADV1aへ転送する(ステップS18)。次いで、UADV1aは、情報管理サーバ3からの準備完了通知を受信すると、UGDV2aの上部に表示された2次元コードを撮像部14によりスキャンして機体IDを第4IDとして取得する(ステップS19)。次いで、UADV1aは、ステップS19で取得された第4ID及び認証要求を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS20)。
次いで、情報管理サーバ3は、UADV1aからの第4ID及び認証要求を受信すると、当該認証要求に応じて、情報管理部33aにより管理されている第3IDと、当該受信した第4IDとを用いてUGDV2aの認証を行う(ステップS21)。次いで、情報管理サーバ3は、認証結果をUADV1aへ送信する(ステップS22)。ステップS21の認証において認証成功と判断された場合、UADV1aへ送信される認証結果には、認証成功を示す認証成功情報が含まれる。この認証成功情報は、UGDV2に対して荷物を提供するための制御情報であってもよい。一方、ステップS21の認証において認証失敗と判断された場合、UADV1aに送信される認証結果には、認証失敗を示す認証失敗情報が含まれる。
次いで、UADV1aは、情報管理サーバ3からの認証成功情報を示す認証結果を受信すると、制御部15の荷物提供制御により荷物保持機構に保持された荷物を切り離すことでUGDV2aへ荷物を提供する(ステップS23)。UGDV2aは、UADV1aから提供された荷物を荷物搬入口から受け取る(ステップS24)。次いで、UADV1a は、UGDV2aへ荷物を提供すると、荷物提供通知を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS25)。この荷物提供通知は、荷物を提供したことを示す荷物提供情報である。一方、UGDV2a は、例えば重量センサにより荷物の重さが検知されることにより荷物を受け取ったと判断すると、荷物受取通知を情報管理サーバ3へ送信する(ステップS26)。この荷物受取通知は、荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報である。
一方、UADV1a は、情報管理サーバ3からの認証失敗情報を示す認証結果を受信すると、UGDV2aに荷物を提供せず、荷物を搭載したままの状態で例えば荷物積込場へ帰還する。このとき、情報管理サーバ3は、帰還命令をUGDV2aへ送信してもよい。これにより、UGDV2a は、情報管理サーバ3からの帰還命令に応じて、荷物搬入口を閉口し、例えば配送機置場Spへ帰還する。なお、UADV1a は、情報管理サーバ3からの認証失敗情報を示す認証結果を受信した場合、直ちには帰還せず、確認通知を情報管理サーバ3へ送信してもよい。確認通知は、認証失敗を確認したことを示す情報である。この場合、情報管理サーバ3は、UADV1a からの確認通知を受信すると、帰還命令をUADV1a及びUGDV2aへ送信する。これにより、UADV1a及びUGDV2aは、それぞれ、情報管理サーバ3からの帰還命令に応じて帰還する。
次いで、情報管理サーバ3は、UADV1aからの荷物提供通知を受信し、UGDV2aからの荷物受取通知を受信すると、UADV1aの機体IDに対応付けられた荷物ID(または注文ID)を取得し、当該荷物IDに基づいて荷物の配送先情報を検索して取得する(ステップS27)。次いで、情報管理サーバ3は、ステップS27で取得された配送先情報をUGDV2aへ送信する(ステップS28)。このように、情報管理サーバ3は、UADV1a及びUGDV2aの認証が成功し、UGDV2aからの荷物受取通知を受信した場合に、荷物の配送先情報をUGDV2aへ送信する。これにより、荷物の配送先情報が不用意に外部へ提供されることを防ぐことが可能となり、荷物配送にあたっての安全性を向上することができる。
次いで、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの荷物の配送先情報を受信すると、制御部25の移動制御により当該配送先情報に基づいて地上を自律的に移動して荷物を配送先へ配送する(ステップS29)。こうして、UADV1aにより運搬された荷物は、UGDV2aにより配送先に届けられる。
以上説明した動作例では、UADV1aまたは荷物の認証(ステップS14)が成功した場合にUGDV2aの荷物搬入口が開口され、その後、UGDV2aの認証(ステップS21)が成功した場合に荷物が切り離されるように構成した。これにより、荷物の切り離しは両方の上記認証が成功したことを条件として行われるので、荷物が行き場を失う(言い換えれば、UGDV2aの荷物搬入口が開いていないのに荷物が切り離される)ことを防ぐことができ、荷物配送にあたっての安全性を、より一層、向上することができる。ただし、別の方法で荷物が行き場を失うことを防ぐことができれば、UGDV2aの認証が、UADV1aまたは荷物の認証より先に行われてもよい。この場合、UGDV2aの認証が成功した場合に荷物が切り離されてUGDV2aの上部の所定位置に置かれ、その後、UADV1aまたは荷物の認証が成功した場合にUGDV2aの荷物搬入口を開口されて当該荷物が搬入される。
以上説明したように、上記実施形態によれば、UADV1が、UADV1の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に荷物を受け取るUGDV2の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得し、UGDV2が、UADV1から受け取る荷物の配送先情報を取得するように構成したので、UADV1とUGDV2とを連携させ、UADV1がUGDV2に荷物を迅速に引き継ぐことができるとともに、UGDV2が引き継いだ荷物を迅速に配送先へ配送することができる。
なお、図9に示す動作例において、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの着陸通知を受信した場合に、着陸したUADV1aまたは荷物の認証を行わず、且つ、荷物搬入口を開口せずに、UADV1aから荷物を受け取る(例えば、UADV1aの屋根に置く)ように構成してもよい。この場合、UGDV2aが荷物を受け取った後にUADV1aまたは荷物の認証が行わる。そして、UGDV2aは、UADV1aまたは荷物の認証に成功した場合は荷物搬入口を開口し荷物を搬入して配送する一方、UADV1aまたは荷物の認証に失敗した場合は荷物を配送せずに退避する。或いは、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの着陸通知を受信した場合に、着陸したUADV1aまたは荷物の認証を行わず、荷物搬入口を開口してUADV1aから荷物を受け取るように構成してもよい。この場合、UGDV2aが荷物を受け取った後にUADV1aまたは荷物の認証が行わる。そして、UGDV2aは、UADV1aまたは荷物の認証に成功した場合は荷物を配送する一方、UADV1aまたは荷物の認証に失敗した場合は荷物を配送せずに退避する。
また、図9に示す動作例においては、情報管理サーバ3によりUADV1a及びUGDV2aの認証が行われるように構成したが、UADV1aとUGDV2a間で相互に認証が行われてもよい。この場合、UGDV2aは、情報管理サーバ3からの着陸通知を受信した場合に、UADV1aの下部またはUADV1aに搭載された荷物の下部に表示された2次元コードを撮像部24によりスキャンして機体IDまたは荷物IDを第2IDとして取得する。そして、UGDV2aは、当該取得した第2IDと、例えば情報管理サーバ3から取得した第1IDとを用いてUADV1aまたはUADV1aに搭載された荷物の認証を行う。一方、UADV1aは、情報管理サーバ3からの準備完了通知を受信した場合、UGDV2aの上部に表示された2次元コードを撮像部14によりスキャンして機体IDを第4IDとして取得する。そして、UADV1aは、当該取得した第4IDと、例えば情報管理サーバ3から取得した第3IDとを用いてUGDV2aの認証を行う。
なお、上記実施形態は本発明の一実施形態であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態から種々構成等に変更を加えてもよく、その場合も本発明の技術的範囲に含まれる。また、特許請求の範囲に記載の「第N取得ステップ」及び「第N送信ステップ」における数字Nは処理順序とは独立するものであり、必ずしも処理順序を示すものではない。
1 UADV
2 UGDV
3 情報管理サーバ
11,21 駆動部
12,22 測位部
13,23 無線通信部
14,24 撮像部
15,25 制御部
31 通信部
32 記憶部
33 情報処理部
33a 情報管理部
33b 配送機選択部
33c 情報送受信部
33d 配送機認証部
S 配送システム

Claims (23)

  1. 無人航空配送機と、無人地上配送機とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、
    を含むことを特徴とする配送方法。
  2. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、第1情報処理部とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記第1情報処理部が前記荷物の受け取りに利用可能な1の前記無人地上配送機を選択する選択ステップと、
    前記第1情報処理部が前記選択ステップで選択した前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信ステップと、
    前記無人航空配送機が前記第1情報処理部により送信された前記受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、
    を含むことを特徴とする配送方法。
  3. 無人航空配送機と、無人地上配送機とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、
    を含むことを特徴とする配送方法。
  4. 前記第2取得ステップにおいて、前記無人地上配送機は前記荷物の重さを検知した場合に、前記荷物を受け取ったと判断することを特徴とする請求項に記載の配送方法。
  5. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、第2情報処理部とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、
    前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報を前記第2情報処理部へ送信するステップと、
    前記第2情報処理部が前記無人地上配送機から前記荷物受取情報を受信した場合に、前記荷物を配送するための配送先情報を前記無人地上配送機へ送信する第2送信ステップと、
    前記無人地上配送機が前記第2情報処理部により送信された前記配送先情報を取得する第2取得ステップと、
    を含むことを特徴とする配送方法。
  6. 前記第2取得ステップにおいて、前記無人地上配送機は前記無人航空配送機または当該無人航空配送機に搭載された前記荷物から当該荷物の前記配送先情報を取得することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の配送方法。
  7. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、前記無人航空配送機の識別情報または当該無人航空配送機に搭載される前記荷物の識別情報を第1識別情報として管理する第3情報処理部とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、
    前記無人地上配送機が当該無人地上配送機上に着陸した前記無人航空配送機または当該無人航空配送機に搭載された前記荷物から第2識別情報を取得する第3取得ステップと、
    前記無人地上配送機が前記無人航空配送機または前記荷物から取得した前記第2識別情報を前記第3情報処理部へ送信するステップと、
    前記第3情報処理部が管理している前記第1識別情報と、前記無人地上配送機から受信した前記第2識別情報とを用いて前記無人航空配送機または前記荷物の認証を行うステップと、
    前記第3情報処理部が前記無人航空配送機または前記荷物の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人地上配送機へ認証成功情報を送信するステップと、
    前記無人地上配送機が前記第3情報処理部から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人航空配送機から前記荷物の受け取りを可能な状態にセットするステップと、
    を含むことを特徴とする配送方法。
  8. 前記第3情報処理部は、前記無人地上配送機の識別情報を第3識別情報として更に管理しており、
    前記配送方法は、
    前記無人地上配送機が前記荷物の受け取りを可能な状態にセットした場合に、前記第3情報処理部へ準備完了情報を送信するステップと、
    前記第3情報処理部が前記無人地上配送機から受信した前記準備完了情報を前記無人航空配送機へ送信するステップと、
    前記無人航空配送機が前記第3情報処理部から前記準備完了情報を受信した場合に、着陸した前記無人地上配送機から第4識別情報を取得するステップと、
    前記無人航空配送機が前記無人地上配送機から取得した前記第4識別情報を前記第3情報処理部へ送信するステップと、
    前記第3情報処理部が管理している前記第3識別情報と、前記無人航空配送機から受信した前記第4識別情報とを用いて前記無人地上配送機の認証を行うステップと、
    前記第3情報処理部が前記無人地上配送機の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人航空配送機へ認証成功情報を送信するステップと、
    前記無人航空配送機が前記第3情報処理部から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人地上配送機へ前記荷物を提供するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項に記載の配送方法。
  9. 前記第3情報処理部は、前記無人地上配送機の識別情報を第3識別情報として更に管理しており、
    前記配送方法は、
    前記無人航空配送機が着陸した前記無人地上配送機から第4識別情報を取得するステップと、
    前記無人航空配送機が前記無人地上配送機から取得した前記第4識別情報を前記第3情報処理部へ送信するステップと、
    前記第3情報処理部が管理している前記第3識別情報と、前記無人航空配送機から受信した前記第4識別情報とを用いて前記無人地上配送機の認証を行うステップと、
    前記第3情報処理部が前記無人地上配送機の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人航空配送機へ認証成功情報を送信するステップと、
    前記無人航空配送機が前記第3情報処理部から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人地上配送機へ前記荷物の提供を可能な状態にセットするステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項に記載の配送方法。
  10. 前記配送方法は、
    前記第3情報処理部が前記無人地上配送機上に着陸した前記無人航空配送機から着陸したことを示す着陸情報を受信するステップと、
    前記第3情報処理部が前記無人航空配送機から受信した前記着陸情報を前記無人地上配送機へ送信するステップと、
    を更に含み、
    前記第3取得ステップにおいて、前記無人地上配送機は前記第3情報処理部から前記着陸情報を受信した場合に、前記無人航空配送機または前記荷物から前記第2識別情報を取得することを特徴とする請求項乃至の何れか一項に記載の配送方法。
  11. 無人航空配送機と、所定の配送機置場に置かれた無人地上配送機とを含む配送システムにより実行される配送方法であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人航空配送機が、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を取得する第1取得ステップと、
    前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記無人地上配送機が前記荷物受渡時の位置へ移動するステップと、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機が取得する第2取得ステップと、
    を含むことを特徴とする配送方法。
  12. 前記配送方法は、前記無人地上配送機が前記荷物の前記配送先情報に基づいて自律的に移動することにより前記荷物を配送先へ配送するステップを更に含むことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の配送方法。
  13. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記荷物の受け取りに利用可能な1の前記無人地上配送機を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、
    複数の前記無人地上配送機の中から前記荷物を配送するための配送先情報が示す配送先の建物専用の前記無人地上配送機を、前記荷物の受け取りに利用可能な前記無人地上配送機として優先して選択する選択部と、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記選択部により選択された前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  15. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、
    前記無人地上配送機から前記荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部により前記荷物受取情報が受信された場合に、前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  16. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、
    前記情報処理装置は、前記無人航空配送機の識別情報または当該無人航空配送機に搭載される前記荷物の識別情報を第1識別情報として管理しており、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、
    前記無人地上配送機により前記無人航空配送機または前記荷物から取得された第2識別情報を前記無人地上配送機から受信する第2受信部と、
    前記第1識別情報と、前記第2受信部により受信された前記第2識別情報とを用いて前記無人航空配送機または前記荷物の認証を行う第1認証部と、
    前記第1認証部により認証成功と判断された場合に、前記無人地上配送機を前記荷物の受け取り可能な状態にセットさせる制御情報を前記無人地上配送機へ送信する第3送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  17. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおける前記情報処置装置であって、
    前記情報処理装置は、前記無人地上配送機の識別情報を第3識別情報として管理しており、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部と、
    前記無人航空配送機により前記荷物受渡時の位置が特定される前記無人地上配送機が前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を、前記無人地上配送機へ送信する第2送信部と、
    前記無人航空配送機により前記無人地上配送機から取得された第4識別情報を前記無人航空配送機から受信する第3受信部と、
    前記第3識別情報と、前記第3受信部により受信された前記第4識別情報とを用いて前記無人地上配送機の認証を行う第2認証部と、
    前記第2認証部により認証成功と判断された場合に、前記無人地上配送機に前記荷物を提供するための制御情報を前記無人航空配送機へ送信する第4送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  18. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、
    前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部を備え、
    前記無人航空配送機は、
    前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、
    前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、
    を備え、
    前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部を備えることを特徴とする配送システム。
  19. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    荷物を運搬する前記無人航空配送機が前記荷物の配送先を含む配送エリアに到着した、または、前記無人航空配送機が前記配送エリアに到着する予定時刻の所定時間前になった場合に、前記荷物の受け取りに利用可能な1の前記無人地上配送機を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記無人航空配送機は、
    前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、
    前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、
    を備え、
    前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部を備えることを特徴とする配送システム。
  20. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、
    前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部を備え、
    前記無人航空配送機は、
    前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、
    前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、
    を備え、
    前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部を備えることを特徴とする配送システム。
  21. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、
    前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部を備え、
    前記無人航空配送機は、
    前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、
    前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、
    前記無人地上配送機は、前記無人航空配送機から前記荷物を受け取ったと判断した場合に、前記荷物を受け取ったことを示す荷物受取情報を前記情報処理装置へ送信する第2送信部を備え、
    前記情報処理装置は、前記無人地上配送機により送信された前記荷物受取情報を受信した場合に、前記荷物を配送するための配送先情報を前記無人地上配送機へ送信する第3送信部を更に備え、
    前記無人地上配送機は、前記情報処理装置により送信された前記配送先情報を取得する取得部を更に備えることを特徴とする配送システム。
  22. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、前記無人航空配送機の識別情報または当該無人航空配送機に搭載される前記荷物の識別情報を第1識別情報として管理する情報処理装置とを含む配送システムにおいて、
    前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する第1送信部を備え、
    前記無人航空配送機は、
    前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、
    前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、
    を備え、
    前記無人地上配送機は、
    前記無人地上配送機上に着陸した前記無人航空配送機または当該無人航空配送機に搭載された前記荷物から第2識別情報を取得する第1取得部と、
    前記無人航空配送機または前記荷物から取得した前記第2識別情報を前記情報処理装置へ送信する第2送信部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第1識別情報と、前記無人地上配送機から受信した前記第2識別情報とを用いて前記無人航空配送機または前記荷物の認証を行う認証部と、
    前記無人航空配送機または前記荷物の認証において認証成功と判断した場合に、前記無人地上配送機へ認証成功情報を送信する第3送信部と、
    を更に備え、
    前記無人地上配送機は、
    前記情報処理装置から前記認証成功情報を受信した場合に、前記無人航空配送機から前記荷物の受け取りを可能な状態にセットするセット部と、
    前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する第2取得部と、
    を更に備えることを特徴とする配送システム。
  23. 無人航空配送機と、無人地上配送機と、情報処理装置とを含む配送システムにおいて、
    前記情報処理装置は、荷物を運搬する前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物を受け取る前記無人地上配送機の荷物受渡時の位置を示す受渡位置情報を前記無人航空配送機へ送信する送信部を備え、
    前記無人航空配送機は、
    前記情報処理装置により送信された前記受渡位置情報を受信する受信部と、
    前記受渡位置情報に基づいて前記無人地上配送機の前記荷物受渡時の位置を特定する特定部と、
    を備え、
    前記無人地上配送機は、
    前記無人航空配送機の位置情報に基づく所定条件が満たされる場合に、前記荷物受渡時の位置へ前記無人地上配送機を移動させる移動制御部と、
    前記無人航空配送機から受け取る前記荷物を配送するための配送先情報を取得する取得部と、
    を備えることを特徴とする配送システム。
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