JP6774500B2 - 断熱インサート部材及びこれを備えるエンジン - Google Patents

断熱インサート部材及びこれを備えるエンジン Download PDF

Info

Publication number
JP6774500B2
JP6774500B2 JP2018546227A JP2018546227A JP6774500B2 JP 6774500 B2 JP6774500 B2 JP 6774500B2 JP 2018546227 A JP2018546227 A JP 2018546227A JP 2018546227 A JP2018546227 A JP 2018546227A JP 6774500 B2 JP6774500 B2 JP 6774500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
intake
support member
intake port
insert member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018546227A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018074205A1 (ja
Inventor
健一郎 池谷
健一郎 池谷
山村 聡
聡 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JPWO2018074205A1 publication Critical patent/JPWO2018074205A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6774500B2 publication Critical patent/JP6774500B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4235Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of intake channels
    • F02F1/4257Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of intake channels with an intake liner
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B31/00Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder
    • F02B31/04Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder by means within the induction channel, e.g. deflectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B31/00Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder
    • F02B31/04Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder by means within the induction channel, e.g. deflectors
    • F02B31/06Movable means, e.g. butterfly valves
    • F02B31/08Movable means, e.g. butterfly valves having multiple air inlets, i.e. having main and auxiliary intake passages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4235Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of intake channels
    • F02F1/4242Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of intake channels with a partition wall inside the channel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

本発明は、吸気ポートに配置される断熱インサート部材及びこれを備えるエンジンに関する。
従来、エンジンのシリンダヘッドにおける吸気ポートをタンブルプレートで2つの通路に仕切り分けるとともに、一方の通路の吸気上流側を所定のバルブで開閉可能にした吸気装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
この吸気装置は、一方の通路をバルブで閉じて他方の通路からシリンダ内に吸気を斜めに流入させる。この吸気装置を備えるエンジンによれば、燃焼室にタンブル(縦渦)を発生させることができ、これにより燃費を向上させることができる。また、この吸気装置は、前記のバルブを開くことによって両方の通路から吸気をシリンダ内に流入させる。これによりエンジンは、吸気量を増大させることによって出力を増大させる。
特許第4728195号公報
ところが、従来の吸気装置(例えば、特許文献1等参照)では、タンブルプレートの両側縁が吸気ポートの内壁面に嵌め込み等によって直に取り付けられている。そのため、タンブルプレートが、高温となる燃焼室天井面からシリンダヘッドを介して受熱する。これにより吸気ポートへの伝熱が増大するため吸気ポートの温度が昇温する。吸気ポートの温度が上昇すると吸気充填効率が低下する。
本発明の課題は、従来と比べて吸気ポートの温度の昇温を抑制することができる断熱インサート部材及びこれを備えるエンジンを提供することにある。
前記課題を解決した本発明の断熱インサート部材は、エンジンのシリンダヘッドの吸気ポートに配置され、前記吸気ポートの吸気の流れをガイドするガイド部材と、前記吸気ポートに収まる形状の断熱性支持部材と、を備え、前記ガイド部材は、金属で形成され、前記断熱性支持部材を介して吸気ポート内に支持されており、且つ前記断熱性支持部材よりもさらにエンジンの燃焼室側に延出し、前記断熱性支持部材は、前記吸気ポートの形状と略同一形状の外形を有する筒体で形成され、前記筒体は略角筒体であり、前記略角筒体の4つの隅部には丸みを施されており、前記略角筒体の吸気上流側の端面における4つの隅部のうちの少なくとも1つの隅部のRは、他の隅部のRと異なっていることを特徴とする。
また、本発明のエンジンは、シリンダヘッドの吸気ポートに配置され、前記吸気ポートの吸気の流れをガイドするガイド部材と、前記吸気ポートに収まる形状の断熱性支持部材と、を備え、前記ガイド部材は、金属で形成され、前記断熱性支持部材を介して吸気ポート内に支持されており、且つ前記断熱性支持部材よりもさらに燃焼室側に延出し、前記断熱性支持部材は、前記吸気ポートの形状と略同一形状の外形を有する筒体で形成されている断熱インサート部材を備えるエンジンであって、前記吸気ポートと前記断熱性支持部材との間には、クリアランスが形成されていること特徴とする。
本発明によれば、従来と比べて吸気ポートの温度の昇温を抑制することができる断熱インサート部材及びこれを備えるエンジンを提供することができる。
断熱インサート部材を備えるエンジンの吸気ポート近傍の部分拡大断面図である。 図1のA矢視図であり、シリンダヘッドの端面側から吸気ポートに挿入された断熱インサート部材を見た図である。 断熱インサート部材が配置される吸気ポートの断面図である。 断熱インサート部材の全体斜視図である。 (a)は、断熱インサート部材の正面図であり、(b)は、断熱インサート部材の背面図であり、(c)は、(a)のVc−Vc断面図である。 (a)は、ガイド部材の平面図であり、(b)は、変形例に係るガイド部材の平面図である。 シリンダヘッドに取り付けられた断熱インサート部材の部分拡大図である。 吸気ポート内を吸気が流れる様子を示す概念図である。(a)は、タンブルコントロールバルブが第2の吸気通路を閉じた際の吸気の流れを示す概念図であり、(b)は、タンブルコントロールバルブが第2の吸気通路を開いた際の吸気の流れを示す概念図である。 (a)から(c)は、ガイド部材の先端部の形状を変化させた際に、吸気の流れが変化する様子を示す概念図である。
本発明を実施するための形態(以下「本実施形態」という)について詳細に説明する。
本発明の断熱インサート部材は、エンジンのインテークマニホールド側からの吸気を燃焼室の所定方向に案内するガイド部材を備えている。このガイド部材は、シリンダヘッドに対して断熱的に吸気ポート内に配置されている。
以下では、この断熱インサート部材を備えるエンジンの全体構成について説明した後に、断熱インサート部材について説明する。
<エンジン>
本実施形態では、車両に搭載される火花点火式の直列3気筒エンジンを例にとって説明するが、本発明は、エンジンの気筒数、気筒配列、着火方式等に制限はない。
図1は、断熱インサート部材30を備えるエンジンEの吸気ポート11付近の部分拡大断面図である。なお、以下の説明における上下方向は、車両に搭載したエンジンEの上下方向に一致させた図1中に示す矢印方向を基準とする。
図1に示すように、本実施形態のエンジンEは、吸気ポート11及び排気ポート12が形成されるシリンダヘッド10と、このシリンダヘッド10が組み付けられるシリンダブロック(図示省略)とを備えている。
なお、図示しないが、前記のシリンダブロックには、周知のように、ピストンが配置される円柱状空間からなるシリンダボアが形成されている。そして、前記の直列3気筒エンジンを構成するシリンダブロックは、3つのシリンダボアを有している。
また、このシリンダブロックの下方に配置されるクランクケースには、コネクティングロッドを介してピストンが連設されるクランクシャフトが回転自在に支持されている。
シリンダヘッド10の前記のシリンダボア(図示省略)と対向する下面には、燃焼室22の天井部が形成されている。この天井部は、切り妻屋根状のいわゆるペントルーフ型になっている。
また、シリンダヘッド10の天井部には、燃焼室22に臨むように、点火プラグ(図示省略)が配置されている。
吸気ポート11は、吸気をインテークマニホールド25から燃焼室22に送り込むためのシリンダヘッド10に形成された孔である。吸気ポート11は、シリンダボア(図示省略)を構成する円柱状空間の軸線Axに対して傾斜する方向にシリンダヘッド10内で延びている。つまり、吸気ポート11は、吸気の上流側であり燃焼室22の上方に位置するインテークマニホールド25側から吸気の下流側に位置する燃焼室22に向けて傾斜するようにシリンダヘッド10内で延びている。
この吸気ポート11内には、後記するように吸気を案内するガイド部材41を有する断熱インサート部材30が挿入されている。
図2は、図1のA矢視図であり、シリンダヘッド10の端面側から吸気ポート11内に挿入された断熱インサート部材30を見た図である。
図2中、符号28は、吸気ポート11の内壁面と断熱インサート部材30との間に形成されたクリアランスである。符号31は、後に詳しく説明する断熱インサート部材30の断熱性支持部材であり、符号41は、断熱インサート部材30のガイド部材である。また、符号23は、吸気ポート11(分岐通路20)の下流側開口18を見通した先にある吸気バルブである。
図2に示すように、インテークマニホールド25(図1参照)側のシリンダヘッド10の端面には、吸気ポート11の上流側開口17が形成されている。
上流側開口17の形状は、インテークマニホールド25(図1参照)の吸気下流側の開口の形状に対応するように形成されている。ちなみに、本実施形態での上流側開口17の形状は、四隅に丸みが施された略矩形を呈している。
また、吸気ポート11は、吸気上流側から吸気下流側に向かって(図2の紙面手前側から紙面奥側に向かって)分岐部15を境に複数(本実施形態では2つ)の分岐通路20に分かれている。
また、各分岐通路20が燃焼室22(図1参照)に臨む下流側開口18の形状は、円形を呈している。
図3は、吸気ポート11の構造を説明するシリンダヘッド10の断面図である。なお、図3中、吸気ポート11に配置された断熱インサート部材30は、作図の便宜上、点線で表している。
図3に示すように、吸気ポート11は、シリンダヘッド10の3つ燃焼室22が並ぶ方向(図1では、紙面に対して垂直な方向)に、3つ並ぶように形成されている。ちなみに、これらの燃焼室22は、前記したように、シリンダブロック(図示省略)に形成される3つのシリンダボア(図示省略)に対応するように設けられている。
吸気ポート11は、前記したように、吸気上流側であるインテークマニホールド25側に上流側開口17を有するとともに、吸気下流側である燃焼室22側に下流側開口18を有している。
また、吸気ポート11には、断熱インサート部材30の後記する突条部39を受け入れる一対の溝部21が形成されている。
溝部21は、これに嵌め入れられた突条部39を介して断熱インサート部材30を吸気ポート11に支持する。
溝部21の長さは、突条部39の長さに応じて設定されている。具体的には、溝部21に突条部39が嵌め入れられた断熱インサート部材30の吸気上流側(図3の矢示後側)の端面は、シリンダヘッド10の吸気上流側(図3の矢示後側)の端面と面一になる。
溝部21の幅(図3の矢示前後方向と交差する方向の幅)は、突条部39の幅(図3の矢示前後方向と交差する方向の幅)に応じて設定され、溝部21には、突条部39ががたつきなく収まるようになっている。
本実施形態での溝部21の断面形状は、突条部39の断面形状に合わせて半円柱形となっている。この溝部21の断面形状は、例えば半楕円形、多角形等の他の形状とすることもできる。
図3中、符号16は、分岐部15の吸気上流側で吸気ポート11の内壁面から分岐部15を立ち上げるための隆起部である。
図1に戻って、排気ポート12は、燃焼室22寄りの一部のみ図示しているが、吸気ポート11と略同じに形成されている。具体的には、排気ポート12は、燃焼室22に臨む円形の上流側開口を一対有している。また、排気ポート12の下流側開口の形状は、図示は省略するが、エキゾーストマニホールドの排気上流側の開口の形状に対応するように、四隅に丸みが施された略矩形を呈している。
なお、本発明では、この排気ポート12に限定されるものではなく、シリンダヘッド内で集合したエキゾーストマニホールドヘッドポート(ヘッド一体型エキゾーストマニホールド)とすることもできる。
図1に示すように、吸気ポート11には、吸気ポート11を開閉する吸気バルブ23が配置され、排気ポート12には、排気ポート12を開閉する排気バルブ24が配置されている。これらの吸気バルブ23及び排気バルブ24は、図示しないカムシャフト及びロッカーアームを有する動弁機構により所定のタイミングで開閉駆動される。
<断熱インサート部材>
次に、断熱インサート部材30について説明する。
図4は、断熱インサート部材30の全体斜視図である。以下の断熱インサート部材30の説明における前後方向は、燃焼室22(図1参照)側である吸気下流側を前方とし、インテークマニホールド25(図1参照)側である吸気上流側を後方とした図4中に示す矢印方向を基準とする。また、断熱インサート部材30の上下方向は、前記の前後方向を維持したままでガイド部材41を水平に設定した際の鉛直方向の上下に一致させた図4中に示す矢印方向を基準とする。
図4に示すように、断熱インサート部材30は、ガイド部材41と、断熱性支持部材31とを備えている。ここでは、まず断熱性支持部材31について説明した後に、ガイド部材41について説明する。
断熱性支持部材31は、ガイド部材41を吸気ポート11(図1参照)の内壁面に直に接触しないように吸気ポート11に支持するものである。
断熱性支持部材31の形状としては、吸気ポート11に収まる形状であれば特に制限はない。ちなみに、本実施形態での断熱性支持部材31は、図1に示すように、吸気ポート11の内側の形状と略同じ外形を有する筒体で構成されている。
具体的には、断熱性支持部材31は、図4に示すように、横長の略矩形開口を有する略角筒体で形成されている。
また、この略角筒体は、後記するように、吸気上流側から吸気下流側に渡って次に説明する突条部39の形成部分を除いて横幅が略同じになっている。また、この略角筒体の後側の上下の開口幅は、前側の上下の開口幅よりも大きくなっている。
断熱性支持部材31の前記した突条部39は、断熱インサート部材30の両側縁を前後方向に延びるように一対形成されている。なお、図4中、一対の突条部39のうち一方の突条部39のみ記載し、他方の突条部39は作図の便宜上、省略している。
図4中、符号43は、隆起部16(図3参照)を逃げる凹部であり、符号47aは、分岐部15(図3参照)に、非接触で跨る略V字の切欠部である。
図5(a)は、断熱インサート部材30の正面図であり、図5(b)は、断熱インサート部材30の背面図であり、図5(c)は、図5(a)のVc−Vc断面図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態の断熱性支持部材31は、上下幅よりも横幅の大きい断面を有する前記の略角筒体で形成されている。
また、断熱性支持部材31を構成する略角筒体の肉厚は、断熱性支持部材31の全体にわたって略同じになっている。
また、図5(c)に示すように、本実施形態の断熱性支持部材31は、上下幅が互いに異なる前筒部34と後筒部35とを備えている。つまり、前筒部34は、後筒部35よりも上下幅が小さい。そして、前筒部34は、後筒部35よりも断熱性支持部材31の多くを占めている。具体的には、断熱性支持部材31の三分の二以上を占めている。
このような前筒部34は、後筒部35よりも断熱性支持部材31の吸気下流側の部分を形成している。つまり、前筒部34と後筒部35とを備える断熱性支持部材31は、吸気下流側の径よりも吸気上流側の径が大きい。
また、図5(c)に示すように、断熱性支持部材31は、前筒部34と後筒部35との間に連結筒部36とを備えている。この連結筒部36は、後筒部35側から前筒部34側に向けて上下幅を徐々に縮小することによって側面視でファンネルを形成している。
ちなみに、本実施形態での前筒部34及び後筒部35のそれぞれの上下幅は、吸気上流側から吸気下流側に向けて、つまり図5(c)の紙面右側から紙面左側に向けて、略同じであるものを想定している。しかし、前筒部34及び後筒部35のそれぞれの上下幅は、吸気上流側から吸気下流側に向けて、徐々に縮減することもできる。
また、本実施形態での前筒部34の前端部34aは、上部よりも下部の方が前方に向けて、より延出している。言い換えれば、前筒部34の前端部34aは、側面視で前方に下り勾配となるように傾斜している。
なお、図5(c)に示すように、上下の凹部43,43は、図1に示す上下それぞれの隆起部16,16の大きさに応じて、下側の凹部43のほうが上側の凹部43よりも大きくなっている。
また、図5(a)に示す断熱性支持部材31の下流側開口33と、図5(b)に示す断熱性支持部材31の上流側開口37とは、四隅に丸みが施された略矩形を呈している。
また、図5(a)に示すように、断熱性支持部材31の下流側開口33は、下側の凹部43を挟む位置の下壁面38,38が上方に向けて(略角筒体の内側に向けて)僅かに湾曲している。
このような略角筒体からなる断熱性支持部材31の内側は、図5(a)から図5(c)に示すように、後記する板体からなるガイド部材41で上下に仕切り分けられている。
つまり、断熱性支持部材31の内側には、ガイド部材41の上方に第1の吸気通路13が形成され、ガイド部材41の下方に第2の吸気通路14が形成されている。
なお、第2の吸気通路14の吸気上流側の開口は、タンブルコントロールバルブ26(図1参照)にて後記する所定のタイミングで開閉される。
そして、前記したように、断熱性支持部材31の上流側開口37(図5(b)参照)においては、上側の一対の隅部C1,C1のR(図5(b)参照)が、下側の一対の隅部C2,C2のR(図5(b)参照)よりも小さくなるように設定されている。したがって、第1の吸気通路13の上流側開口37a(図5(b)参照)の開口面積は、第2の吸気通路14の上流側開口37b(図5(b)参照)の開口面積よりも大きくなるように設定されている。
以上のような断熱性支持部材31は、断熱性を有する合成樹脂で形成されている。この合成樹脂としては、成形が容易で耐熱性を有するものであれば特に制限はないが、中でもポリフェニレンスルフィド(PPS)が最も望ましい。
次に、ガイド部材41(図4参照)について説明する。
ガイド部材41は、前記したようにインテークマニホールド25(図1参照)側からの吸気を燃焼室22(図1参照)の所定方向に案内するものである。本実施形態でのガイド部材41は、後記するように第2の吸気通路14(図1参照)をタンブルコントロールバルブ26(図1参照)が閉じた際に、燃焼室22(図1参照)内にタンブル(縦渦)を形成するタンブルプレートとして機能する。
ガイド部材41は、図4に示すように、板体で形成されている。本実施形態でのガイド部材41は、アルミニウム合金等の金属で形成されているものを想定しているが、合成樹脂で形成することもできる。
ガイド部材41は、図5(a)から図5(c)に示すように、断熱性支持部材31の内側を上下に二分するように配置される。ガイド部材41の幅方向の両縁は、図示しないが、断熱性支持部材31に埋設されている。これによりガイド部材41は、断熱性支持部材31の内側を上下に仕切るように断熱性支持部材31に支持される。
ガイド部材41は、図4に示すように、断熱性支持部材31に支持される被支持部44と、断熱性支持部材31の前端から、さらに前方に向けて延出する延出部45と、を備えている。ちなみに、本実施形態でのガイド部材41は、被支持部44のほうが延出部45よりも前後方向に長く設定されている。具体的には、被支持部44の前後方向の長さは、延出部45の例えば三倍以上になるように設定されている。
図6(a)は、本実施形態でのガイド部材41の平面図であり、図6(b)は、変形例に係るガイド部材41の平面図である。
図6(a)に示すように、延出部45は、断熱性支持部材31(図4参照)内に配置される被支持部44から延出する途中で、前記の吸気ポート11(図2参照)の分岐通路20(図2参照)に対応して分岐している。本実施形態での延出部45は、一対の分岐板47を有している。
一対の分岐板47を分ける略V字の切欠部47aは、図3に示すように、吸気ポート11の吸気下流側に設けられた分岐部15を跨ぐように配置されている。つまり一対の分岐板47の少なくとも先端部は、吸気ポート11(図2参照)の分岐通路20(図2参照)内に配置される。
また、断熱性支持部材31に両縁が埋設される被支持部44は、埋設代を考慮して延出部45よりも幅広に形成されている。そして、被支持部44と延出部45との段差部には、応力緩和部46が設けられている。
本実施形態での応力緩和部46は、平面視で円弧形状の切り欠きで形成されている。
このような応力緩和部46は、円弧形状の切り欠きに限定されない。
応力緩和部46は、図6(b)に示すように、被支持部44と延出部45との間を繋ぐ傾斜切欠きで形成することもできる。
また、本実施形態での応力緩和部46は、図4に示すように、断熱性支持部材31よりも前方に(吸気下流側に)設けられているが、被支持部44と延出部45との境界部を断熱性支持部材31内にシフトさせて、断熱性支持部材31内に設けることもできる。
以上のような断熱インサート部材30(図4参照)は、前記したように、吸気ポート11(図2参照)の上流側開口17(図2参照)から挿入されることでシリンダヘッド10(図2参照)に取り付けられる。
具体的には、図3に示すように、吸気ポート11の溝部21に、断熱性支持部材31の突条部39が嵌め入れることで断熱インサート部材30はシリンダヘッド10に取り付けられる。
図2に示すように、シリンダヘッド10に取り付けられた断熱インサート部材30の断熱性支持部材31は、突条部39を除いて、シリンダヘッド10との間にクリアランス28が形成されるように配置される。
図7は、シリンダヘッド10に取り付けられた断熱インサート部材30の部分拡大図である。
図7に示すように、断熱性支持部材31とシリンダヘッド10との間のクリアランス28は、吸気ポート11の吸気上流側から吸気下流側の全域に渡って形成される。
そして、図示しないが、断熱性支持部材31から延出する本実施形態でのガイド部材41の延出部45は、吸気ポート11の内壁面(分岐部15の外表面を含む)と接触していない状態となっている。
また、本実施形態の断熱インサート部材30は、図7に示すように、断熱性支持部材31の吸気上流側の端部に、ゴム等の弾性部材からなる押当部材27を介してインテークマニホールド25が当接することで吸気ポート11内に、がたつきなく支持されている。なお、押当部材27は、図示しないが突条部39(図3参照)の吸気上流側の端面に配置することもできる。
図7中、符号19は、シリンダヘッド10とインテークマニホールド25との間に配置されるシール部材である。また、図7中、吸気ポート11の分岐部15(図2参照)及びタンブルコントロールバルブ26(図1参照)の記載は省略している。
次に、本実施形態に係る断熱インサート部材30を備えるエンジンEの奏する作用効果について説明する。
図8は、インテークマニホールド25から燃焼室22に向かって吸気が流れる様子を示す概念図である。図8(a)は、タンブルコントロールバルブ26が第2の吸気通路14を閉じた際の吸気の流れを示す概念図である。図8(b)は、タンブルコントロールバルブ26が第2の吸気通路14を開いた際の吸気の流れを示す概念図である。
例えば、エンジンEの低回転(低燃費領域)の運転時には、図8(a)に示すように、第2の吸気通路14がタンブルコントロールバルブ26によって閉じられる。これによって吸気F1は、インテークマニホールド25から第1の吸気通路13を介して燃焼室22に向かって流れる。第2の吸気通路14には、吸気は流れない。
なお、この吸気には、図示しないインジェクタから噴射された燃料が含まれている。
これにより燃焼室22内には、前記のように、シリンダボア(図示省略)を構成する円柱状空間の軸線Ax(図1参照)に対して傾斜する方向に優先的に吸気が供給される。燃焼室22内には、タンブル(縦渦)が形成されて低燃費運転が実施される。
また、例えばエンジンEの高回転(高出力領域)の運転時には、図8(b)に示すように、第2の吸気通路14を閉じるタンブルコントロールバルブ26が開かれる。これによって、第1の吸気通路13による吸気F1に加えて、第2の吸気通路14を介しての吸気F2が燃焼室22内に供給される。エンジンEに対する吸気量が増大することによって、高出力運転が実施される。
本実施形態に係る断熱インサート部材30を備えるエンジンEにおいては、このような低回転(低燃費領域)運転、及び高回転(高出力領域)の運転が行われる際、吸気ポート11は、断熱されている。具体的には、タンブルコントロールバルブ26は、断熱性支持部材31を介して吸気ポート11に配置されている。
これに対して、従来の吸気装置(例えば、特許文献1等参照)では、前記したように、タンブルプレートが吸気ポートの内壁面に直に取り付けられている。そのため、タンブルプレートが、高温となる燃焼室天井面からシリンダヘッドを介して受熱する。
本実施形態によれば、タンブルコントロールバルブ26が断熱性支持部材31を介して吸気ポート11に取り付けられているので、従来と比べて吸気ポート11の温度の昇温を抑制することができる。よって、本実施形態によれば、従来よりも吸気充填効率を向上させることができる。
また、本実施形態でのガイド部材41は、断熱性支持部材31よりもさらに燃焼室22側に延出している。よって、本実施形態によれば、ガイド部材41を長く確保することができ、より効率よく燃焼室22内にタンブルを形成することができる。
また、本実施形態でのガイド部材41は板体であり、吸気ポート11の延びる方向にガイド部材41の板面が沿うように配置されている。よって、本実施形態によれば、吸気の圧損を低減でき、安定して吸気を案内することができる。したがって、本実施形態によれば、より確実に燃焼室22内にタンブルを形成することができる。
また、本実施形態での断熱性支持部材31は、吸気ポート11の形状と略同一形状の外形を有する筒体(略角筒体)で形成されている。よって、本実施形態によれば、吸気ポート11の内壁面を介しての吸気ポート11に対する伝熱をも抑制することができる。
また、本実施形態での断熱性支持部材31は、吸気ポート11の分岐部15よりも吸気上流側に配置されている。よって、本実施形態によれば、吸気ポート11に対する断熱性支持部材31の組付け性が良好となる。
また、ガイド部材41は、断熱性支持部材31よりも延出する途中から分岐し、分岐板47(図3参照)の少なくとも先端部が、分岐通路20(図2参照)内に配置されている。
よって、本実施形態によれば、吸気ポート11の吸気下流側においても安定して吸気を案内することができ、より確実に燃焼室22内にタンブルを形成することができる。
また、本実施形態でのガイド部材41は、被支持部44と延出部45との段差部に応力緩和部46(図4参照)が形成されている。よって、本実施形態によれば、たとえガイド部材41に撓みが生じたとしても機械的強度に優れる。
また、本実施形態での筒体(略角筒体)からなる断熱性支持部材31は、上流側開口17の4つの隅部C1,C1,C2,C2のうち、上側の隅部C1,C1のRと、下側の隅部C2,C2のRの大きさが異なっている。よって、本実施形態によれば、吸気ポート11に対する断熱性支持部材31の上下のユーザによる見極めが容易となる。これにより、吸気ポート11に対する誤組みを防止することができ、組付け効率が向上する。
なお、本発明においては、4つの隅部C1,C1,C2,C2のうち、少なくとも1つの隅部のRが他の隅部のRと異なるように設定すればよい。
また、本実施形態での筒体(略角筒体)からなる断熱性支持部材31は、第1の吸気通路13の上流側開口37a(図5(b)参照)の開口面積が、第2の吸気通路14の上流側開口37b(図5(b)参照)の開口面積よりも大きくなるように設定されている。よって、本実施形態によれば、タンブルコントロールバルブ26(図1参照)を開閉駆動するコントロールシャフト(図示省略)の配置によって発生するポンピングロスを低減することができる。
また、本実施形態に係る断熱インサート部材30において、断熱性支持部材31は合成樹脂で形成され、ガイド部材41は金属で形成されている。そして、金属は、一般に合成樹脂よりも熱膨張率が小さい。よって、本実施形態によれば、断熱インサート部材30が高熱に曝された際に、ガイド部材41は断熱性支持部材31の熱膨張による変形を抑制することができる。
また、本実施形態に係る断熱インサート部材30においては、前筒部34の前端部34a(図5(c)参照)が側面視で前方に下り勾配となるように傾斜している。また、断熱インサート部材30が配置されるエンジンEの吸気ポート11(図1参照)は、シリンダボア(図示省略)を構成する円柱状空間の軸線Ax(図1参照)に対して傾斜する方向にシリンダヘッド10内で延びている。したがって、吸気ポート11内に配置された断熱性支持部材31は、吸気バルブ23(図1参照)に干渉することなく、吸気ポート11の内壁面を効果的に覆うことができる。よって、本実施形態によれば、吸気ポート11に対する断熱性能が一段と向上させることができる。
また、本実施形態に係るエンジンEにおいては、吸気インポート11の内壁面と断熱インサート部材30との間にクリアランス28(図7参照)が形成されている。よって、本実施形態によれば、吸気インポート11内で断熱インサート部材30が熱変形する許容範囲が広がる。また、クリアランス28は、吸気インポート11の内壁面から断熱性支持部材31への熱伝導を抑制する。
また、本実施形態に係るエンジンEにおいては、断熱インサート部材30は、吸気インポート11に上流開口部17側から挿入配置されている。また、上流開口部17(図2参照)に臨む断熱インサート部材30の端面には、弾性部材からなる押当部材27(図7参照)が当接している。
よって、本実施形態によれば、断熱インサート部材30は、吸気インポート11内に安定配置される。
次に参照する図9(a)から図9(c)は、ガイド部材41(分岐板47)の先端形状を変化させた際に、吸気F1,F2の流れが変化する様子を示す概念図である。
まず、図9(c)のガイド部材41について説明する。
図9(c)に示すように、ガイド部材41(分岐板47)の先端形状は、次に説明する図9(a)及び図9(b)のガイド部材41と異なって、ガイド部材41(分岐板47)の先端部に傾斜面48(図9(a)及び図9(b)参照)を有していない。
したがって、図9(c)に示すガイド部材41では、第1の吸気通路13を流れる吸気F1、及び第2の吸気通路14を流れる吸気F2のそれぞれは、ガイド部材41の前方で吸気F1,F2の流れを形成しない領域を形成する。このことはガイド部材41の前部端面での吸気F1,F2の流線剥離による。
これに対して図9(a)に示すガイド部材41(分岐板47)の先端部には、第1の吸気通路13側に面する側にテーパ面48を備えている。このテーパ面48は、吸気下流側に向かうほど第2の吸気通路14側に近づくように傾斜している。
このようなガイド部材41によれば、第2の吸気通路14がタンブルコントロールバルブ26で閉じられて、第1の吸気通路13にのみ吸気F1が流れる際に、吸気F1はガイド部材41の前部で流線剥離せずに第1の吸気通路13の有効断面積が広がる。
したがって、図9(a)に示すガイド部材41によれば、タンブルコントロールバルブ26が第2の吸気通路14を閉じた際のポンピングロスが低減される。
次に、図9(b)に示すガイド部材41について説明する。このガイド部材41(分岐板47)の先端部には、第2の吸気通路14側に面する側にテーパ面48を備えている。このテーパ面48は、吸気下流側に向かうほど第1の吸気通路13側に近づくように傾斜している。
このようなガイド部材41によれば、第2の吸気通路14を閉じるタンブルコントロールバルブ26が開かれて、第1の吸気通路13及び第2の吸気通路14のそれぞれに吸気F1,F2が流れる。この際、吸気F2はガイド部材41の前部で流線剥離せずに第2の吸気通路14の有効断面積が広がる。これにより吸気インポート11におけるポンピングロスが低減される。
また、第1の吸気通路13では、吸気F1の直進性が良好に維持されることで、より効果的にタンブルを燃焼室22(図1参照)に発生させる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、燃焼室22にタンブルを形成する断熱インサート部材30について説明したが、本発明の断熱インサート部材30は、吸気の流れ方向を軸とした軸回りにガイド部材41の板面の角度を変化させることで、燃焼室22にスワールを形成することもできる。
10 シリンダヘッド
11 吸気ポート
12 排気ポート
13 第1の吸気通路
14 第2吸気通路
15 分岐部
16 隆起部
17 吸気ポートの上流側開口
18 吸気ポートの下流側開口
20 分岐通路
21 溝部
22 燃焼室
23 吸気バルブ
24 排気バルブ
25 インテークマニホールド
26 タンブルコントロールバルブ(所定のバルブ)
27 押当部材
28 クリアランス
30 断熱インサート部材
31 断熱性支持部材
32 前端部
33 断熱性支持部材の下流側開口
34 前筒部
35 後筒部
36 連結筒部
37 断熱性支持部材の上流側開口
37a 第1の吸気通路の上流側開口
37b 第2の吸気通路の上流側開口
39 突条部
41 ガイド部材
43 凹部
44 被支持部
45 延出部
46 応力緩和部
47 分岐板
47a 切欠部
48 テーパ面
C1 隅部
C2 隅部
E エンジン

Claims (10)

  1. エンジンのシリンダヘッドの吸気ポートに配置され、
    前記吸気ポートの吸気の流れをガイドするガイド部材と、
    前記吸気ポートに収まる形状の断熱性支持部材と、を備え、
    前記ガイド部材は、金属で形成され、前記断熱性支持部材を介して吸気ポート内に支持されており、且つ前記断熱性支持部材よりもさらにエンジンの燃焼室側に延出し
    前記断熱性支持部材は、前記吸気ポートの形状と略同一形状の外形を有する筒体で形成され、
    前記筒体は略角筒体であり、前記略角筒体の4つの隅部には丸みを施されており、
    前記略角筒体の吸気上流側の端面における4つの隅部のうちの少なくとも1つの隅部のRは、他の隅部のRと異なっていることを特徴とする断熱インサート部材。
  2. 請求項1に記載の断熱インサート部材において、
    前記略角筒体からなる前記断熱性支持部材の内側は、板体からなる前記ガイド部材によってそれぞれ略角筒体からなる第1の吸気通路と第2の吸気通路とに仕切り分けられるとともに、
    前記第2の吸気通路は、所定のバルブによって開閉自在になっており、
    前記略角筒体の吸気上流側の端面における前記4つの隅部のうち、前記第1の吸気通路の端面における2つの前記隅部のRは、前記第2の吸気通路の端面における2つの前記隅部のRよりも小さいことを特徴とする断熱インサート部材。
  3. 請求項1に記載の断熱インサート部材において、
    前記ガイド部材は板体であり、前記吸気ポートの延びる方向に前記ガイド部材の板面が沿うように配置されていることを特徴とする断熱インサート部材。
  4. 請求項1に記載の断熱インサート部材において、
    前記断熱性支持部材は、前記吸気ポートのうち、前記燃焼室に向かう途中で複数の分岐通路に分岐させる分岐部よりも吸気上流側に配置され、
    前記ガイド部材は、前記断熱性支持部材よりも延出する途中から前記分岐通路に対応して分岐し、分岐した前記ガイド部材の少なくとも先端部は、前記分岐通路内に配置されていることを特徴とする断熱インサート部材。
  5. 請求項3に記載の断熱インサート部材において、
    前記ガイド部材としての前記板体は、前記吸気ポートを第1の吸気通路と第2の吸気通路とに仕切り分けるとともに、
    前記第2の吸気通路は、所定のバルブによって開閉自在になっており、
    前記ガイド部材の吸気下流側の端部のうち、前記第1の吸気通路に面する側に、吸気下流側に向かうほど前記第2の吸気通路側に近づくように傾斜するテーパ面が形成されていることを特徴とする断熱インサート部材。
  6. 請求項1に記載の断熱インサート部材において、
    前記ガイド部材は、板体であり、前記断熱性支持部材に支持される被支持部と、前記断熱性支持部材から延出する延出部と、を備え、
    前記被支持部は、前記延出部よりも幅広に形成され、
    前記被支持部と前記延出部との段差部には、応力緩和部が形成されていることを特徴とる断熱インサート部材。
  7. 請求項1に記載の断熱インサート部材において、
    前記断熱性支持部材は合成樹脂で形成されていることを特徴とする断熱インサート部材。
  8. 請求項1に記載の断熱インサート部材において、
    前記断熱性支持部材の吸気下流側の端部は、吸気下流側に向けて下り勾配となる傾斜面を有していることを特徴とする断熱インサート部材。
  9. シリンダヘッドの吸気ポートに配置され、
    前記吸気ポートの吸気の流れをガイドするガイド部材と、
    前記吸気ポートに収まる形状の断熱性支持部材と、を備え、
    前記ガイド部材は、金属で形成され、前記断熱性支持部材を介して吸気ポート内に支持されており、且つ前記断熱性支持部材よりもさらに燃焼室側に延出し、
    前記断熱性支持部材は、前記吸気ポートの形状と略同一形状の外形を有する筒体で形成されている断熱インサート部材を備えるエンジンであって、
    前記吸気ポートと前記断熱性支持部材との間には、クリアランスが形成されていること特徴とするエンジン。
  10. 請求項1に記載の断熱インサート部材を備えるエンジンであって、
    前記断熱インサート部材は、前記吸気ポートの上流開口部側に端面を臨ませており、前記断熱インサート部材の前記端面に当接する弾性部材からなる押当部材によって、前記断熱インサート部材は、前記吸気ポート内に保持されていることを特徴とするエンジン。
JP2018546227A 2016-10-21 2017-10-02 断熱インサート部材及びこれを備えるエンジン Active JP6774500B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206487 2016-10-21
JP2016206487 2016-10-21
PCT/JP2017/035788 WO2018074205A1 (ja) 2016-10-21 2017-10-02 断熱インサート部材及びこれを備えるエンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018074205A1 JPWO2018074205A1 (ja) 2019-04-11
JP6774500B2 true JP6774500B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=62018449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018546227A Active JP6774500B2 (ja) 2016-10-21 2017-10-02 断熱インサート部材及びこれを備えるエンジン

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10907573B2 (ja)
JP (1) JP6774500B2 (ja)
CN (1) CN109891076B (ja)
WO (1) WO2018074205A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6724597B2 (ja) * 2016-06-27 2020-07-15 三菱自動車工業株式会社 エンジンの吸気通路構造
DE102017111262A1 (de) * 2017-05-23 2018-11-29 Man Truck & Bus Ag Wärmeisoliertes Lufteinlasssystem für einen Verbrennungsmotor
JP7027862B2 (ja) * 2017-12-14 2022-03-02 トヨタ紡織株式会社 吸気管の接続構造

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303688A (en) 1992-04-03 1994-04-19 Chiuminatta Edward R Mounting arbor for saw cutting blades
JPH08296535A (ja) 1995-04-26 1996-11-12 Unisia Jecs Corp 内燃機関の吸気装置
JP3200394B2 (ja) 1997-06-27 2001-08-20 ダイハツ工業株式会社 多気筒内燃機関用吸気装置
JP2980591B1 (ja) * 1998-07-27 1999-11-22 三菱電機株式会社 基板取付装置
AU761892B2 (en) 2000-12-27 2003-06-12 Hyundai Motor Company Variable tumble flow-generating device of engine and manufacturing method of variable tumble flow-generating intake port
CN2497066Y (zh) * 2001-08-29 2002-06-26 昆明云内动力股份有限公司 异形直喷式柴油发动机
JP3695401B2 (ja) 2002-02-13 2005-09-14 日産自動車株式会社 内燃機関の吸気装置
JP4045915B2 (ja) * 2002-10-03 2008-02-13 日産自動車株式会社 内燃機関の吸気装置
EP1464805B1 (en) * 2003-04-03 2008-05-21 Nissan Motor Co., Ltd. Intake apparatus for internal combustion engine
JP2007071129A (ja) 2005-09-07 2007-03-22 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気装置
JP2007113482A (ja) 2005-10-20 2007-05-10 Toyota Motor Corp 樹脂インテークマニホールド
JP4730146B2 (ja) * 2006-03-09 2011-07-20 日産自動車株式会社 内燃機関の吸気通路構造
JP2007297952A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気装置
JP4728195B2 (ja) 2006-09-20 2011-07-20 ヤマハ発動機株式会社 エンジンの吸気制御装置
JP2008151078A (ja) 2006-12-20 2008-07-03 Suzuki Motor Corp エンジンの吸気装置
EP2599989B1 (en) * 2010-07-30 2015-01-07 Honda Motor Co., Ltd. Air-intake device
CN201810411U (zh) * 2010-10-12 2011-04-27 山东华源莱动内燃机有限公司 一种柴油机气缸盖
CN203296974U (zh) * 2013-04-03 2013-11-20 北汽福田汽车股份有限公司 一种高位进气管
JP2015190336A (ja) 2014-03-27 2015-11-02 トヨタ自動車株式会社 内燃機関
JP6439435B2 (ja) 2014-12-19 2018-12-19 三菱自動車工業株式会社 吸気ポート用断熱部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018074205A1 (ja) 2019-04-11
CN109891076A (zh) 2019-06-14
WO2018074205A1 (ja) 2018-04-26
CN109891076B (zh) 2021-05-18
US10907573B2 (en) 2021-02-02
US20200049059A1 (en) 2020-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6774500B2 (ja) 断熱インサート部材及びこれを備えるエンジン
JP5440806B2 (ja) 吸気装置
US7802555B2 (en) Intake control device for an engine
KR20040086800A (ko) 내연 기관용 흡기 장치
CN101375031A (zh) 内燃发动机
JP6115197B2 (ja) 内燃機関の燃焼室構造
JP2005248949A (ja) 内燃機関
US20100037853A1 (en) Intake system for an internal combustion engine
JP5293842B2 (ja) 内燃機関のピストン
JP2018184939A (ja) 内燃機関の冷却構造
JP7040977B2 (ja) 吸気ポート構造
US7270109B2 (en) Internal combustion engine
US5913297A (en) Internal combustion engine
JP7431548B2 (ja) エンジン
EP1293652B1 (en) Direct-injection type diesel engine
JP6446085B2 (ja) 隔壁プレート
JP6630748B2 (ja) エンジン
JP6994998B2 (ja) エンジン
JP2001234807A (ja) シリンダヘッド
JPS6282222A (ja) エンジンの燃焼室構造
JP6803264B2 (ja) 多気筒内燃機関
US7392778B2 (en) Internal combustion engine intake device
JP2007016657A (ja) 内燃機関の吸気装置
JP4198037B2 (ja) 内燃機関
JP2007231851A (ja) 吸気制御弁及び内燃機関の吸気通路部の構造

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A527

Effective date: 20181214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6774500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150