JP6772626B2 - 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6772626B2
JP6772626B2 JP2016148577A JP2016148577A JP6772626B2 JP 6772626 B2 JP6772626 B2 JP 6772626B2 JP 2016148577 A JP2016148577 A JP 2016148577A JP 2016148577 A JP2016148577 A JP 2016148577A JP 6772626 B2 JP6772626 B2 JP 6772626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
removal
information
copyrighted work
information processing
candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016148577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017033563A (ja
Inventor
真基子 田村
真基子 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Publication of JP2017033563A publication Critical patent/JP2017033563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6772626B2 publication Critical patent/JP6772626B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システムに関する。
大学の図書館や社内の資料室等の職員が行なう業務には、書籍の購入や受け入れ、目録管理、配架、利用者の管理、貸し出し管理、蔵書点検等に加え、書架スペースを確保するために定期的に書籍を見直して、書籍の廃棄や譲渡、処分を検討するといったものがある。このような業務を行なううえでは、新しい書籍を効果的に配置することが好ましい場合がある。但し、書架スペースには制限があり、また、レイアウトの変更による本棚の配置変更や、大学の統合による閉館のために、収集した書籍を保存し続けることは困難である。このため、書籍の除籍に際し、書籍の利用状況を条件の一つとして、書籍の除籍候補を抽出する技術が知られている。例えば、特許文献1では、利用者の利用状況や評価等を基準に、廃棄対象書籍を抽出する技術が開示されている。
しかしながら、上述した従来技術は、効果的な除籍を実現することが困難である。具体的には、従来技術は、除籍すべきではない書籍を除籍対象としてしまう可能性があるため、効果的な除籍を実現できるとは言い難い。このような課題は、書籍の除籍のみならず、例えば、CDやDVD等の書籍以外の対象を除籍する業務にも共通に存在する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、効果的な除籍を実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、機関が所有又は管理する著作物に対し、内部機関の前記著作物を除籍するための条件であって、外部機関での前記著作物の所蔵情報を含む除籍条件に従って、前記内部機関の前記著作物の除籍候補を抽出する抽出部と、抽出された前記除籍候補の前記著作物の除籍処理を実行する除籍処理部と、を有し、前記所蔵情報は、前記著作物の所蔵数を含み、前記抽出部は、前記所蔵情報に含まれる前記所蔵数が所定数以上である場合に、対応する前記著作物を前記除籍候補として抽出し、前記除籍処理部は、前記除籍候補の前記著作物の状態情報を、廃棄することを表す情報に更新する。
本発明の一つの様態によれば、効果的な除籍を実現することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置を含むシステムのシステム構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る目録データの例を示す図である。 図5は、実施の形態1に係る所蔵情報の例を示す図である。 図6Aは、実施の形態1に係る除籍条件の一つである複本検索の例を説明する図である。 図6Bは、実施の形態1に係る除籍条件の一つである複本検索の例を説明する図である。 図7Aは、実施の形態1に係る除籍条件の一つである未貸出検索の例を説明する図である。 図7Bは、実施の形態1に係る除籍条件の一つである未貸出検索の例を説明する図である。 図8は、実施の形態1に係る除籍条件の入力例を説明する図である。 図9Aは、実施の形態1に係る相互貸借サービスを選択するメニュー画面の例を示す図である。 図9Bは、実施の形態1に係る参加組織の検索画面の例を示す図である。 図9Cは、実施の形態1に係る参加組織の検索結果画面の例を示す図である。 図9Dは、実施の形態1に係る参加組織の詳細表示画面の例を示す図である。 図10Aは、実施の形態1に係る書籍の貸借の候補となる図書館の検索画面の例を説明する図である。 図10Bは、実施の形態1に係る書籍の貸借の候補となる図書館の検索結果を制限回数でソートした例を説明する図である。 図11は、実施の形態1に係る除籍候補の例を示す図である。 図12は、実施の形態1に係る除籍処理直前の除籍候補の例を示す図である。 図13は、実施の形態1に係る全体処理の流れの例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態1に係る目録処理の流れの例を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態1に係る除籍候補抽出処理の流れの例を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態1に係る除籍処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システムの実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下では、図書館の書籍の除籍処理について言及するが、本発明は、例えばCDやDVD等、書籍以外の対象を除籍する処理にも適用することができる。なお、ここでの除籍とは、除籍対象を何らかの理由により情報処理システムにおける貸し出し対象から除外することを示す。
(実施の形態1)
[実施の形態1に係るシステム構成]
図1を用いて、実施の形態1に係る情報処理装置を含むシステムのシステム構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る情報処理装置を含むシステムのシステム構成例を示す図である。
図1に示すように、システム1には、情報処理装置100と、サーバ装置200と、サーバ装置300とが含まれる。これらのうち、情報処理装置100は、内部機関である自身の図書館「図書館A」に設置されており、サーバ装置300は、外部機関である外部の図書館「図書館B」に設置されている。なお、外部の図書館は、複数存在するものとする。サーバ装置200は、複数の図書館の所蔵を管理する外部DB(データベース)を有する。情報処理装置100、サーバ装置200及びサーバ装置300は、インターネット等のネットワークに接続される。なお、情報処理装置100は、図書館Aの管理者が操作するクライアント装置と、図書館Aで管理している所蔵情報等を管理するサーバ装置とで構成し、管理者がクライアント装置を操作することによって、ネットワークを介して該サーバ装置にアクセスし、サーバ装置において管理されている所蔵情報に対して、以下で説明する除籍処理を実施しても良い。
外部DBでは、上述した各図書館の所蔵情報の管理だけではなく、図書館間での相互貸借サービスを提供している。例えば、外部DBで管理される各図書館の所蔵情報は、各図書館を識別するための識別情報に関連付けられて管理される。また、外部DBは、各図書館が参加する参加組織の情報を管理する。参加組織とは、図書館間での相互貸借サービスを利用するために参加する組織を指す。このために、参加組織IDと参加組織名称とが各図書館に関連付けられている。また、外部DBは、各図書館の住所情報を管理する。また、外部DBは、相互貸借サービスに関する各種情報を管理する。例えば、相互貸借サービスに関する情報は、貸借一回あたりの料金、どこの図書館からどれだけの依頼を受けているか、各図書館がどれだけの依頼をしているか、等である。外部DBで管理されるこれらの情報は、外部DBが管理するアカウント情報に関連付けられており、アカウント情報ごとに管理される。アカウント情報は、各図書館の情報処理装置(例えば、図書館Aの情報処理装置100)が提供するサービスにログインするためのアカウント情報と同一であっても良いし、異なっていても良い。アカウント情報が異なる場合には、外部DBのアカウント情報を各図書館の情報処理装置(例えば、図書館Aの情報処理装置100)が予め記憶しており、情報処理装置から外部DBへアクセスする際に、記憶されたアカウント情報が利用されることで連携を実現することになる。なお、相互貸借サービスの詳細については後述する。
上述した構成において、情報処理装置100は、内部機関の書籍を除籍するための条件であって、外部機関での書籍の所蔵情報を含む除籍条件に従って、内部機関の書籍の除籍候補を抽出する。そして、情報処理装置100は、抽出された除籍候補の書籍の除籍処理を実行する。具体的には、図書館Aの管理者等は、図書館Aに所蔵された書籍の除籍作業に際し、除籍候補を抽出するための除籍条件を入力・選択する。例えば、除籍条件は、破損や汚損等の書籍の状態、複本の有無、紛失した書籍であるか、未返却の書籍であるか、古い書籍であるか、貸出回数、除籍予定の書籍であるか、外部の図書館の所蔵館数、自身の図書館での所蔵数、等である。情報処理装置100は、これらの除籍条件に従い、書籍の除籍候補を抽出し、除籍処理を実行する。除籍処理では、外部の図書館の所蔵情報をもとに、所蔵館数が所定館数以上であれば、除籍しても良いものとする。
つまり、情報処理装置100は、外部の図書館での所蔵館数が所定館数以上である条件を含む除籍条件に従って、書籍の除籍候補を抽出し、抽出した除籍候補の書籍の除籍処理を実行するので、除籍すべきではない書籍を除籍対象から外した除籍処理を行なうことができ、効果的な除籍を実現することができる。
[実施の形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成]
次に、図2を用いて、実施の形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成を説明する。図2は、実施の形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)12と、RAM(Random Access Memory)13と、ROM(Read Only Memory)14と、通信I/F15と、操作表示部16と、HDD(Hard Disk Drive)17とを有する。上記各部は、システムバス11を介して相互に接続される。
CPU12は、情報処理装置100の動作を統括的に制御する。CPU12は、RAM13を作業領域として、ROM14等に格納されたプログラムを実行することで、情報処理装置100全体の動作を制御する。通信I/F15は、サーバ装置200やサーバ装置300等との通信を制御するインタフェースである。操作表示部16は、タッチパネルやキーボード等を有し、情報処理装置100に対する情報の入力を受け付け、各種画面を表示する。なお、操作表示部16は、ディスプレイ等の表示装置と、キーボード等の操作機器とに分かれていても良い。HDD17は、各種データを蓄積するために使用される不揮発性記憶装置等のハードウェアである。
[実施の形態1に係る情報処理装置の機能構成]
次に、図3を用いて、実施の形態1に係る情報処理装置100の機能構成を説明する。図3は、実施の形態1に係る情報処理装置100の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、情報処理装置100は、登録部110と、記憶部120と、抽出部130と、除籍処理部140と、要求部150とを有する。登録部110、抽出部130、除籍処理部140及び要求部150は、これらの一部又は全てがソフトウェア(プログラム)で実現されても良いし、ハードウェア回路で実現されても良い。
登録部110は、書籍の目録情報を記憶部120に登録する。ここでは、目録情報の登録時に、その書籍を除籍候補から除外することを表す除外フラグや、受け入れ時等から所定期間の経過後に除籍する書籍とするための除籍の予定日を表す除籍予定日情報を登録する。図書館の管理者等は、操作表示部16を用いて、目録情報の入力操作を行なう。より具体的には、登録部110は、除籍候補から除外するための除外キーワードが、入力された目録情報に含まれている場合に、除籍候補から除外することを表す除外フラグを登録する。除外キーワードは、任意のキーワードを設定すれば良い。例えば、医学系の大学の図書館であれば、結核に関連する書籍は他の条件にかかわらず除籍したくない場合には「結核」等のキーワードを除外キーワードに設定することで、「結核」が目録情報に含まれていれば除籍候補から除外することができる。また、書籍の出版社が自身の大学や機関である書籍を他の条件にかかわらず除籍したくない場合には、除外キーワードに自身の大学や機関の名称を設定することで、除籍候補から除外することができる。
また、登録部110は、書籍の受け入れ時等から図書館の運用に基づいて所定期間の経過後に除籍するための除籍キーワードが、入力された目録情報に含まれている場合に、除籍の予定日を表す除籍予定日情報をさらに登録する。除籍キーワードは、任意のキーワードを設定すれば良い。例えば、「就職」等のキーワードを含む就職関係の書籍であれば、2年が経過したときに除籍する除籍予定日を設定すれば良いし、「コンピュータ」等の技術関係のキーワードを含む書籍であれば、1年が経過したときに除籍する除籍予定日を設定すれば良い。また、例えば、書籍が雑誌等の場合には予め図書館で1年後に除籍するといったルールが定められているケースがあり、図書館の管理者は、このようなルールに従った除籍予定日情報(例えば、1年後の日付)を入力する。これにより、登録部110は、入力された除籍予定日情報を登録する。このほか、具体的な日付を入力させるのではなく、「1年間」等の期間を入力させるようにしても良い。これにより、登録部110は、入力された期間に応じて日付を算出し、除籍予定日情報を登録する。
なお、図書館の管理者は、目録情報の登録とは別に、任意のタイミングで、除外フラグを設定するための操作や、紛失日、除籍予定日、除籍理由の入力を行なっても良い。例えば、大学の教員の要望により受け入れた書籍である、破損や汚損がある書籍である、紛失してしまった書籍である、特別な除籍理由がある、等の何らかの理由で除外フラグを設定したり、紛失日、除籍予定日、除籍理由を入力したりしても良い。
記憶部120は、目録データや所蔵情報を記憶する。図4は、実施の形態1に係る目録データの例を示す図である。図4に示すように、目録データには、目録ID、外部ID、タイトル、著者、出版年月日、分類、出版社、大きさ、価格、貴重書フラグ、貴重書用メモ、外部登録館数、貸出回数、複本冊数、除籍予定日等の情報が含まれる。目録IDは、目録情報を識別するための識別情報である。外部IDは、サーバ装置200による管理における識別情報である。タイトルは、書籍のタイトルを表す情報である。著者は、書籍の著者を表す情報である。出版年月日は、書籍の出版年月日を表す情報である。分類は、書籍が属する分野を表す情報である。出版社は、書籍を出版した出版社を表す情報である。大きさは、書籍のサイズやページ数等の情報である。価格は、書籍の価格を表す情報である。貴重書フラグは、書籍が貴重書であることを表す情報であり、上述した除外フラグの一例である。貴重書用メモは、書籍を貴重書とする理由や備考を表すテキスト情報である。外部登録館数は、書籍が外部の図書館に登録されている数を表す情報であり、定期的にサーバ装置200から取得され、更新される。貸出回数は、書籍が利用者に貸し出された回数を表す情報である。複本冊数は、書籍の複本の冊数を表す情報である。除籍予定日は、上述した除籍予定日の情報である。
図4に示した例において、目録IDが「M00001」である書籍は、医療関係の書籍である(医療関係の大学の図書館である)ことから、貴重書フラグに「1」が登録されていることがわかる。また、目録IDが「M00002」である書籍は、「2015/07」に除籍予定日が設定されていることがわかる。また、目録IDが「M00003」である書籍は、外部の図書館にも多数置いてある書籍(外部登録館数が「5」)であることがわかる。
図5は、実施の形態1に係る所蔵情報の例を示す図である。図5に示すように、所蔵情報には、所蔵ID、目録ID、資料ID、所在、請求記号、紛失日、紛失用メモ、除籍日、除籍候補メモ、ステータス等の情報が含まれる。所蔵IDは、所蔵情報を識別するための識別情報である。目録IDは、目録データの目録IDに対応する情報である。資料IDは、書籍に付与されている識別情報である。所在は、書籍の所在を表す情報であり、図書館のどの場所に書籍があるかを表す情報である。紛失日は、書籍が紛失した日付を表す情報であり、上述したように管理者等により入力される。紛失用メモは、紛失の理由や備考を表すテキスト情報である。除籍日は、書籍を除籍した日付を表す情報であり、実際に除籍処理が行なわれた後に更新される。除籍候補メモは、将来的に除籍する書籍に対する、除籍する理由と、除籍する予定日とを表す情報である。ステータスは、書籍の状態情報であり、初期状態(例えば、書籍の受け入れ時)は「所蔵」となり、除籍したときには「廃棄」となり、他の図書館等へ譲渡したときには「譲渡」となる。
図5に示した例において、所蔵IDが「S00001」である書籍は、書籍の点検時(2012/05)に紛失したものであることがわかる。また、所蔵IDが「S00002」である書籍は、「2014/03」に汚損していることが認識されたものであることがわかる。また、所蔵IDが「S00003」である書籍は、「2014/08」に破損していることが認識されたものであることがわかる。
抽出部130は、除籍条件に従って、内部機関の書籍の除籍候補を抽出する。より具体的には、抽出部130は、操作表示部16を用いて、外部機関での書籍の所蔵情報を含む、管理者等によって入力された除籍条件に対応する書籍の除籍候補を抽出する。
図6A及び図6Bは、実施の形態1に係る除籍条件の一つである複本検索の例を説明する図である。図6Aに示すように、管理者は、複本がある書籍を検索するための複本検索ボタンを押下する。このとき、図6Aに示す各種条件を適宜入力することもできる。これにより、図6Bに示すように、複本検索の検索結果が表示される。例えば、図6Bに示す例では、No.1〜No.3、No.4〜No.6、No.7とNo.8のそれぞれが同一の書籍であることがわかる。複本検索の検索結果は、除籍候補となる。
図7A及び図7Bは、実施の形態1に係る除籍条件の一つである未貸出検索の例を説明する図である。未貸出とは、貸出回数が少ない(所定回数以下である)・ない(0である)書籍を指す。図7Aに示すように、管理者は、未貸出の書籍を検索するための未貸出検索ボタンを押下する。これにより、未貸出検索について、条件を入力するためのダイアログが表示される。条件入力ダイアログには、貸出年月日、貸出回数(以下)、利用者区分、貸出種別等を入力するためのオブジェクトが含まれる。貸出年月日は、指定された日付で検索するための項目である。貸出回数は、指定された数値以下で貸し出された書籍を検索するための項目である。利用者区分は、例えばコンボボックス等により選択可能であり、選択された利用者区分のコードで検索するための項目である。貸出種別は、例えばコンボボックス等により選択可能であり、選択された貸出種別のコードで検索するための項目である。管理者は、各項目を入力・選択したうえでOKボタンを押下する。これにより、未貸出検索が実施される。これにより、図7Bに示すように、未貸出検索の検索結果が表示される。未貸出検索の検索結果は、除籍候補となる。
これらのほか、以下のように除籍候補とするための各条件を入力するようにしても良い。図8は、実施の形態1に係る除籍条件の入力例を説明する図である。図8に示すように、管理者は、除籍候補とするための各条件について、検索時の優先順位を表す順番の入れ替えと、条件を有効にするか無効にするか(検索条件に含めるか否か)を表すON/OFFの切り替えとを、操作表示部16を用いて行なう。例えば、除籍候補の抽出では、ONに設定された条件を優先順位の順番に検索していき、除籍候補が抽出される。つまり、図8で示したように、抽出部130は、複数の除籍条件の指定に従い、順番1から順に検索し、除籍候補を抽出・出力する。このとき、除籍候補の抽出件数の上限を設定しておくこともできる。上限を超えた場合は、指定された件数までを出力したところで処理を終了しても良いし、上限を超えたことを示すダイアログを表示し、検索を継続させるか否かを選択できるようにしても良い。このように、抽出部130は、指定された除籍条件に従い、記憶部120に記憶されたデータから、除籍候補を抽出する。
図8に示した除籍条件において、「貸出回数が少ない・ない」については、回数の指定が可能であり、指定された回数以下のものが抽出される。すなわち、貸出回数が所定回数以下であれば、書籍の需要が低いとみなして除籍候補として抽出される。また、「古いもの」については、出版年月日を指定することで、指定された出版年月日よりも前に出版されたものが抽出される。すなわち、出版年月日が所定年月日よりも前であれば、書籍の情報が古いとみなして除籍候補として抽出される。また、「他図書館の所蔵館数が多い」については、所蔵館数の指定が可能であり、指定された所蔵館数以上のものが抽出される。すなわち、自身の図書館以外で対象の書籍を所蔵している他の図書館の所蔵館数が所定館数以上であれば、自身の図書館で所蔵しなくても良いとみなして除籍候補として抽出される。ここで、他の図書館は、自身の図書館から地理的に近い近隣の図書館であったり、同じ系列の大学の図書館であったり、自身の図書館と連携している機関であったり等、絞り込みが行なえるようにしても良い。なお、自身の図書館から地理的に近い近隣の図書館を特定する情報、同じ系列の大学の図書館を特定する情報、自身の図書館と連携している機関を特定する情報は、情報処理装置100に予め登録しておいても良い。また、図8の「他図書館の所蔵館数が多い」という条件は、「近隣の図書館の所蔵館数が多い」及び「連携機関の所蔵館数が多い」という条件に細分類しても良い。また、「所蔵数が多い」については、所蔵数の指定が可能であり、指定された所蔵数以上のものが抽出される。
ここで、連携機関との相互貸借サービスについて説明する。まず、図9A〜図9Dを用いて、参加組織に参加する図書館の中から、相互貸借を希望する図書館(連携機関)を決定する例を説明する。
図9Aは、実施の形態1に係る相互貸借サービスを選択するメニュー画面の例を示す図である。図9Aに示すように、管理者は、メニュー画面に含まれる「相互貸借」ボタンを押下し、メニューリストから「参加組織管理」ボタンを押下する。図9Bは、実施の形態1に係る参加組織の検索画面の例を示す図である。図9Bに示すように、管理者は、参加組織の検索条件を選択・入力する。例えば、検索条件には、住所情報について、自身の図書館と同一の都道府県や市区町村を指定することができる。図9Cは、実施の形態1に係る参加組織の検索結果画面の例を示す図である。図9Cに示すように、検索結果画面では、入力された検索条件に該当する参加組織の一覧が表示される。そして、管理者は、検索結果に含まれる参加組織の一覧の中から何れかを選択し、詳細を表示するための操作(詳細表示ボタンの押下)を行なう。管理者は、参加組織の詳細を確認し、相互貸借を希望するか否かを判断する。図9Dは、実施の形態1に係る参加組織の詳細表示画面の例を示す図である。図9Dに示すように、管理者は、選択した参加組織の詳細情報のうち、ポリシーに記載された相互貸借サービスの条件や金額等を確認して、優先順位をつけておく。この優先順位付けは、検索結果に表示された全ての参加組織に対して行なうことができる。つまり、管理者は、一つの様態として、貸借の料金がより安い図書館を連携先とするように優先順位を付けることができるし、自身の図書館に地理的に近い他の図書館を連携先とするように優先順位を付けることができる。
例えば、ポリシーには、貸借担当の連絡先や貸出料金、送料の有無、貸出期間、貸出冊数、支払方法、貸借に関する各種注記が含まれる。管理者は、例えば貸出料金等を他の図書館と比較して、優先順位付けを行なうことになる。原則、相互貸借サービスは有料のサービスであり、他の図書館から書籍を借りるときには支払が発生するし、他の図書館へ書籍を貸し出すときには入金が発生する。このような支払・入金に関し、支払方法の「相殺サービス」は、図書館間で発生する料金について、所定期間ごとにその収支を計算するサービスである。例えば、相殺サービスでは、四半期単位にサーバ装置200側で収支を計算し、収支の結果がマイナスであれば支払処理が発生し、収支の結果がプラスであれば入金処理が発生することになる。相殺サービスを利用することで、図書館間の支払・入金処理を都度行なわなくて良いため、管理者の手間を削減することができる。
次に、図10A及び図10Bを用いて、相互貸借サービスの利用例を説明する。図10Aは、実施の形態1に係る書籍の貸借の候補となる図書館の検索画面の例を説明する図である。例えば、管理者は、他の図書館から借りたい書籍を検索するための条件(例えば、書籍のタイトル等)を入力する。これにより、図10Aに示すように、該当する書籍を所蔵する図書館の一覧が表示される。ここで表示される図書館は、図9A〜図9Dで説明した参加組織であり、その優先順位が高い順に表示される。図10Bは、実施の形態1に係る書籍の貸借の候補となる図書館の検索結果を制限回数でソートした例を説明する図である。図10Bに示すように、管理者は、その図書館が貸し出す際に設定した貸し出しの制限回数等をもとに、検索結果をソートすることもできる。その後、管理者は、貸し出しを依頼したい図書館を、少なくとも一つ選択する(チェックボックスにチェックを入れる)。そして、管理者は、候補館確定ボタンを押下する。これにより、選択された図書館に対して、所定書籍の貸し出し希望の旨の通知が行なわれる。なお、複数の図書館が選択されている場合には、はじめに依頼した図書館が貸し出しNGとなったときに、次の図書館に対して所定書籍の貸し出し希望の旨が通知される仕組みとなる。複数の図書館を選択することで、図書館を再度検索する手間を削減することができるし、依頼に対する応答を待つといった余計な時間を浪費することを抑制することができる。
図11は、実施の形態1に係る除籍候補の例を示す図である。図11に示すように、No.1の書籍は、外部の所蔵館数が多い(「5」である)ため、除籍候補として抽出されたことがわかる。また、No.2の書籍は、複本がある(「5」である)ため、除籍候補として抽出されたことがわかる。また、No.3の書籍は、紛失している(紛失日「2013/05」である)ため、除籍候補として抽出されたことがわかる。また、No.4の書籍は、貸出回数が少ない(「0」である)ため、除籍候補として抽出されたことがわかる。
除籍処理部140は、書籍の除籍処理を実行する。より具体的には、除籍処理部140は、抽出部130によって抽出された除籍候補の書籍の除籍処理を実行する。例えば、除籍処理部140は、除籍候補の書籍のステータスを、「所蔵」から、廃棄することを表す「廃棄」に更新する。また、除籍処理部140は、除籍した書籍の除籍日を、除籍した年月日に更新する。
ここで、除籍作業に際し、除籍候補の書籍を欲しい外部機関が存在する場合には、廃棄とせずに譲渡することとする。具体的には、抽出部130によって抽出された除籍候補のデータを外部の図書館に通知し、外部の図書館の管理者に、除籍候補の書籍のうち欲しい書籍があるか否かを確認してもらう。例えば、除籍候補のデータのうち、欲しい書籍の除籍候補のデータの欄にチェック等を入力してもらう。これにより、除籍処理部140は、除籍処理の際に、除籍候補のデータにこのチェック等が含まれる場合に、該当する書籍候補の書籍のステータスを、「所蔵」から「譲渡」に更新する。なお、外部の図書館に通知される除籍候補は、他図書館の所蔵館数が少ない又はないものとなる。また、外部の図書館への通知の際に、回答期限を設けても良い。除籍処理の結果、譲渡することになった場合には、該当する外部の図書館に対して、譲渡可能である旨の通知を行なっても良い。また、複数の図書館から譲渡の希望があった場合には、配送費等を考慮し、地理的に近い図書館を譲渡先として決定するようにしても良い。外部の図書館への通知は、例えば、メールによる通知であっても良いし、同一のシステムを利用している場合にはシステム内での通知であっても良い。
また、除籍作業に際し、除籍候補の書籍の維持を希望する内部機関の利用者が存在する場合には、廃棄とせずに所蔵のままとする。具体的には、抽出部130によって抽出された除籍候補のデータを内部機関の利用者に通知し、利用者に、維持を希望する書籍があるか否かを確認してもらう。なお、かかる確認は、管理者が行なっても良い。例えば、除籍候補のデータのうち、維持を希望する書籍の除籍候補のデータの欄にチェック等を入力してもらう。これにより、除籍処理部140は、除籍候補のデータにこのチェック等が含まれる場合に、該当する書籍候補の書籍のステータスを、「廃棄」とせずに「所蔵」のままの設定とする。なお、外部機関の図書館が譲渡を希望している場合であっても、内部機関の利用者の書籍の維持の希望を優先することが好ましい。すなわち、除籍候補の同一の書籍を、内部機関の利用者が維持を希望している、及び、外部機関が譲渡を希望している場合には、内部機関の利用者を優先し、譲渡せずに所蔵のままの設定とする。なお、除籍処理の結果、外部の図書館へ譲渡できなくなった場合には、該当する外部の図書館に対して、譲渡不可である旨の通知を行なっても良い。
図12は、実施の形態1に係る除籍処理直前の除籍候補の例を示す図である。図12に示すように、除籍候補のうち、最終的に除籍することとなった書籍の情報が表示される。すなわち、譲渡になった書籍や、所蔵のままになった書籍等は、この時点での除籍候補には出力されない。この後、除籍処理が実行されることで、除籍日が更新されることになる。
要求部150は、除籍処理の対象となった書籍の情報を、複数の機関の所蔵を管理するサーバ装置200に通知し、内部機関に対応する所蔵情報の更新を要求する。より具体的には、要求部150は、除籍処理部140による除籍処理後に、除籍処理の対象となった書籍の情報を、サーバ装置200に対して通知し、サーバ装置200で管理している内部機関の所蔵情報の更新を要求する。これらにより、サーバ装置200では、内部機関に対応する所蔵情報が最新の状態に更新される。
[実施の形態1に係る全体処理フロー]
次に、図13を用いて、実施の形態1に係る全体処理の流れを説明する。図13は、実施の形態1に係る全体処理の流れの例を示すフローチャートである。
図13に示すように、情報処理装置100は、除籍条件の入力や選択等を受け付けた場合に(ステップS101:Yes)、書籍の除籍候補を抽出・出力する(ステップS102)。一方、情報処理装置100は、除籍条件の入力や選択等を受け付けていない場合に(ステップS101:No)、該除籍条件の入力待ちの状態となる。そして、情報処理装置100は、除籍候補のデータである除籍候補リストを、内部機関の利用者や外部の図書館に対して通知する(ステップS103)。ここで、内部機関の利用者は、除籍候補のうち維持を希望するデータにチェックを入力する。同様に、外部の図書館の管理者は、除籍候補のうち譲渡を希望するデータにチェックを入力する。
情報処理装置100は、例えばサーバ装置であっても良く、管理者からの入力は該サーバ装置にネットワークを介してアクセス可能なクライアント端末から受け付けるようにしても良い。例えば、管理者は、クライアント端末のWebブラウザ等を利用して、サーバ装置で管理された情報に対して操作入力を行なうことができる。
続いて、情報処理装置100は、除籍処理のための操作を受け付けた場合に(ステップS104:Yes)、除籍候補の書籍のステータスや除籍日を更新する除籍処理を実行する(ステップS105)。ここでは、内部機関の利用者が維持を希望した書籍の除籍候補や、外部の図書館が譲渡を希望した書籍の除籍候補については、「所蔵」のままとする、又は、「譲渡」に更新されることになる。一方、情報処理装置100は、除籍処理のための操作を受け付けていない場合に(ステップS104:No)、該操作の受け付け待ちの状態となる。その後、情報処理装置100は、除籍処理の対象となった書籍の情報を、サーバ装置200に対して通知し、内部機関の所蔵情報の更新を要求する(ステップS106)。
[実施の形態1に係る目録処理フロー]
次に、図14を用いて、実施の形態1に係る目録処理の流れを説明する。図14は、実施の形態1に係る目録処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、図14は、目録情報の登録のために、内部機関の管理者等が、書籍に関する各種情報を入力したときの処理である。つまり、図書館が書籍を仕入れたときに実行される処理である。
図14に示すように、情報処理装置100は、入力された目録情報に除外キーワードが含まれる場合に(ステップS201:Yes)、貴重書フラグをたてて目録情報を登録する(ステップS202)。一方、情報処理装置100は、入力された目録情報に除外キーワードが含まれない場合に(ステップS201:No)、目録情報に除籍キーワードが含まれるか否かを判定する(ステップS203)。
このとき、情報処理装置100は、目録情報に除籍キーワードが含まれる場合に(ステップS203:Yes)、除籍予定日とともに目録情報を登録する(ステップS204)。一方、情報処理装置100は、目録情報に除籍キーワードが含まれない場合に(ステップS203:No)、通常通りに目録情報を登録する(ステップS205)。
なお、図14の説明では、書籍を仕入れたとき等に実行される場合を例に挙げたが、このほかにも、例えば、大学の図書館である場合は、大学の教員が書いた(翻訳した)り、退職するまで研究室で保管されていた書籍等を「寄贈」されたときに、該当する書籍を除籍対象から外すケースもある。そこで、このようなときに該当する書籍に対する除外キーワードを入力することもある。また、除外キーワードは、目録情報を作成するタイミングではなく、除籍リストを作成するタイミングで利用されても良い。
[実施の形態1に係る除籍候補抽出処理フロー]
次に、図15を用いて、実施の形態1に係る除籍候補抽出処理の流れを説明する。図15は、実施の形態1に係る除籍候補抽出処理の流れの例を示すフローチャートである。
図15に示すように、情報処理装置100は、書籍の所在が指定された場合に(ステップS301:Yes)、該当する所在の書籍を除籍候補に抽出する(ステップS302)。一方、情報処理装置100は、書籍の所在が指定されていない場合に(ステップS301:No)、ステップS303の処理を実行する。
情報処理装置100は、貴重書フラグがたっている、又は、除籍予定日が存在する場合に(ステップS303:Yes)、該当する書籍を除籍候補から削除する(ステップS304)。一方、情報処理装置100は、貴重書フラグがたっていない、及び、除籍予定日が存在しない場合に(ステップS303:No)、ステップS305の処理を実行する。
情報処理装置100は、書籍が除籍条件に該当する場合に(ステップS305:Yes)、該当する書籍を除籍候補として抽出・出力する(ステップS306)。ここでは、管理者に指定された複数の除籍条件に従って、除籍候補の抽出・出力が繰り返し実行される。一方、情報処理装置100は、書籍が除籍条件に該当しない場合に(ステップS305:No)、ステップS307の処理を実行する。
情報処理装置100は、他の図書館に所蔵がある場合に(ステップS307:Yes)、除籍候補として抽出・出力する(ステップS308)。ここでは、他の図書館に所蔵があるか否かについてが、最終的な除籍条件として実行される。一方、情報処理装置100は、他の図書館に所蔵がない場合に(ステップS307:No)、ステップS309の処理が実行される。そして、情報処理装置100は、最終的な除籍候補(除籍候補リスト)を抽出・出力する(ステップS309)。このとき、情報処理装置100は、出力件数等の指定があれば、その件数分の検索結果を出力することになる。
[実施の形態1に係る除籍処理フロー]
次に、図16を用いて、実施の形態1に係る除籍処理の流れを説明する。図16は、実施の形態1に係る除籍処理の流れの例を示すフローチャートである。
図16に示すように、情報処理装置100は、除籍候補リストに従い、書籍のステータスを「廃棄」に更新する(ステップS401)。そして、情報処理装置100は、書籍が譲渡の対象である場合に(ステップS402:Yes)、書籍のステータスを「譲渡」に更新する(ステップS403)。一方、情報処理装置100は、除籍が譲渡の対象でない場合に(ステップS402:No)、ステップS404の処理を実行する。続いて、情報処理装置100は、除籍候補リストの全てについて除籍処理を実行した場合に(ステップS404:Yes)、処理を終了する。一方、情報処理装置100は、除籍候補リストの全てについて除籍処理を実行していない場合に(ステップS404:No)、ステップS401の処理を再度実行する。なお、情報処理装置100は、内部の利用者から書籍の維持の希望があった場合に、「譲渡」から「所蔵」に更新する、又は、「所蔵」のままの設定として、譲渡の対象とはしないようにする。
[実施の形態1による効果]
情報処理装置100は、外部の図書館での所蔵情報をもとに、自身の図書館の書籍の除籍処理を実行するので、効果的な除籍を実現することができる。また、情報処理装置100は、貴重書として設定された書籍について、除籍候補の対象から除外するので、除籍すべきではない書籍を除籍対象から外した除籍処理を実現することができる。また、情報処理装置100は、消耗図書等の除籍日が設定されている書籍について、除籍候補の対象から除外するので、そのときに除籍すべきではない書籍を除籍対象から外した除籍処理を実現することができる。
また、情報処理装置100は、外部の図書館が譲渡を希望する書籍について、書籍のステータスを「廃棄」ではなく「譲渡」に更新するので、書籍の有効活用を実現することができる。また、情報処理装置100は、図書館の利用者が維持を希望する書籍について、書籍のステータスを「所蔵」のままの設定とするので、図書館の利用者に対して有用な書籍管理を提供することができる。
(実施の形態2)
さて、これまで本発明に係る情報処理装置100の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態以外にも種々の異なる形態にて実施されて良いものである。そこで、(1)構成、(2)プログラム、について異なる実施の形態を説明する。
(1)構成
上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に、分散又は統合することができる。例えば、情報処理装置100に含まれる各種機能を、複数の情報処理装置で分散して、実現することもできる。
(2)プログラム
また、情報処理装置100で実行される情報処理プログラムは、一つの様態として、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、情報処理装置100で実行される情報処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。また、情報処理装置100で実行される情報処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。また、情報処理装置100で実行される情報処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
情報処理装置100で実行されるプログラムは、上述した各部(登録部110、抽出部130、除籍処理部140、要求部150)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置上にロードされ、登録部110、抽出部130、除籍処理部140、要求部150が主記憶装置上に生成されるようになっている。
100 情報処理装置
110 登録部
120 記憶部
130 抽出部
140 除籍処理部
150 要求部
特開2010−152796号公報

Claims (11)

  1. 機関が所有又は管理する著作物に対し、内部機関の前記著作物を除籍するための条件であって、外部機関での前記著作物の所蔵情報を含む除籍条件に従って、前記内部機関の前記著作物の除籍候補を抽出する抽出部と、
    抽出された前記除籍候補の前記著作物の除籍処理を実行する除籍処理部と、を有し、
    前記所蔵情報は、前記著作物の所蔵数を含み、
    前記抽出部は、前記所蔵情報に含まれる前記所蔵数が所定数以上である場合に、対応する前記著作物を前記除籍候補として抽出し、
    前記除籍処理部は、前記除籍候補の前記著作物の状態情報を、廃棄することを表す情報に更新すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記所蔵情報は、前記著作物を所蔵する前記外部機関の数を含み、
    前記抽出部は、前記所蔵情報に含まれる前記著作物を所蔵する前記外部機関の数が所定機関数以上である場合に、対応する前記著作物を前記除籍候補として抽出し、
    前記除籍処理部は、前記除籍候補の前記著作物の状態情報を、廃棄することを表す情報に更新することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 著作物の目録情報を登録する登録部をさらに有し、
    前記登録部は、除籍候補から除外するための除外キーワードが前記目録情報に含まれている場合に、前記除籍候補から除外することを表す除外フラグを登録し、
    前記抽出部は、前記除外フラグが登録されていない前記著作物を対象として、前記除籍候補を抽出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記登録部は、前記著作物の受け入れから所定期間の経過後に除籍するための除籍キーワードが前記目録情報に含まれている場合に、除籍の予定日を表す除籍予定日情報をさらに登録し、
    前記抽出部は、前記除籍予定日情報が登録されていない前記著作物を対象として、前記除籍候補を抽出することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記除籍処理部は、前記除籍候補のうち、前記外部機関に対して譲渡の対象となっている前記著作物の状態情報を、譲渡することを表す情報に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のうち、何れか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記除籍処理部は、前記除籍候補のうち、前記内部機関の利用者が維持することを希望している前記著作物の状態情報を、所蔵することを表す情報に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のうち、何れか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記除籍処理の対象となった前記著作物の情報を、複数の機関の所蔵を管理するサーバ装置に通知し、前記内部機関に対応する所蔵情報の更新を要求する要求部をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項6のうち、何れか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記内部機関は、自身の図書館であり、
    前記外部機関は、外部の図書館であり、
    前記著作物は、自身の前記図書館及び外部の前記図書館が、所有又は管理する蔵書であることを特徴とする請求項1から請求項7のうち、何れか一つに記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置に、
    機関が所有又は管理する著作物に対し、内部機関の前記著作物を除籍するための条件であって、外部機関での前記著作物の所蔵情報を含む除籍条件に従って、前記内部機関の前記著作物の除籍候補を抽出する抽出ステップと、
    抽出された前記除籍候補の前記著作物を除籍処理する除籍処理ステップとを実行させ、
    前記所蔵情報は、前記著作物の所蔵数を含み、
    前記抽出ステップでは、前記所蔵情報に含まれる前記所蔵数が所定数以上である場合に、対応する前記著作物を前記除籍候補として抽出し、
    前記除籍処理ステップでは、前記除籍候補の前記著作物の状態情報を、廃棄することを表す情報に更新すること
    を特徴とする情報処理プログラム。
  10. 抽出部が、機関が所有又は管理する著作物に対し、内部機関の前記著作物を除籍するための条件であって、外部機関での前記著作物の所蔵情報を含む除籍条件に従って、前記内部機関の前記著作物の除籍候補を抽出する抽出ステップと、
    除籍処理部が、抽出された前記除籍候補の前記著作物の除籍処理を実行する除籍処理ステップと、を含み、
    前記所蔵情報は、前記著作物の所蔵数を含み、
    前記抽出ステップでは、前記所蔵情報に含まれる前記所蔵数が所定数以上である場合に、対応する前記著作物を前記除籍候補として抽出し、
    前記除籍処理ステップでは、前記除籍候補の前記著作物の状態情報を、廃棄することを表す情報に更新すること
    を特徴とする情報処理方法。
  11. 1以上の情報処理装置を有する情報処理システムであって、
    機関が所有又は管理する著作物に対し、内部機関の前記著作物を除籍するための条件であって、外部機関での前記著作物の所蔵情報を含む除籍条件に従って、前記内部機関の前記著作物の除籍候補を抽出する抽出部と、
    抽出された前記除籍候補の前記著作物の除籍処理を実行する除籍処理部と、を有し、
    前記所蔵情報は、前記著作物の所蔵数を含み、
    前記抽出部は、前記所蔵情報に含まれる前記所蔵数が所定数以上である場合に、対応する前記著作物を前記除籍候補として抽出し、
    前記除籍処理部は、前記除籍候補の前記著作物の状態情報を、廃棄することを表す情報に更新すること
    を特徴とする情報処理システム。
JP2016148577A 2015-07-28 2016-07-28 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システム Active JP6772626B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015148977 2015-07-28
JP2015148977 2015-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017033563A JP2017033563A (ja) 2017-02-09
JP6772626B2 true JP6772626B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=57989261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016148577A Active JP6772626B2 (ja) 2015-07-28 2016-07-28 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6772626B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7087691B2 (ja) * 2018-06-04 2022-06-21 富士通株式会社 情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
JP7180128B2 (ja) * 2018-06-05 2022-11-30 富士通株式会社 資料管理プログラム,資料管理システム及び資料管理方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140467A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Fujitsu Ltd 書籍管理装置
JP2003122833A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 図書保管システム
JP2003288348A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Kyoiku System:Kk 図書館蔵書検索システム
JP2010152796A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Promise Co Ltd 社内図書管理システム
JP2010152795A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Promise Co Ltd 社内図書管理システム
JP5729053B2 (ja) * 2011-03-18 2015-06-03 富士通株式会社 文書廃棄判定支援装置、該プログラム、及び該方法
JP5733119B2 (ja) * 2011-09-09 2015-06-10 大日本印刷株式会社 図書館書籍検索システムおよび図書館書籍検索方法、並びに、図書館書籍検索装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017033563A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006302170A (ja) ログ管理方法及び装置
JP6817169B2 (ja) データ流通方法及びデータ流通基盤装置
JP6772626B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システム
JP6307888B2 (ja) 操作対象管理装置及びプログラム
JP4423164B2 (ja) 知識共有システム及び情報公開制御方法
JP2010152795A (ja) 社内図書管理システム
JP2022097622A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6098685B2 (ja) ワークフローシステム、ワークフローシステムの制御方法およびプログラム、ワークフローサーバ、ワークフローサーバの制御方法およびプログラム
JP6167138B2 (ja) ワークフロー情報管理装置及びそのプログラム
JP2015197699A (ja) 加盟店提供データ出力システム
JP7368911B1 (ja) 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
JP4270778B2 (ja) 図書館における閲覧管理システム、プログラム、及び記録媒体
JP5157160B2 (ja) 情報変化通知プログラム、情報変化通知方法、及び情報変化通知装置
JP7259256B2 (ja) 商品管理システム、商品管理方法及びプログラム
Kwami et al. A Comparative Study of Tools used in Building Open Source and Proprietary Integrated Library Systems
JP7237677B2 (ja) 業務支援装置、業務支援プログラムおよび業務支援方法
JP7437344B2 (ja) 遅延対応支援方法及び遅延対応支援装置
JP2008112429A (ja) 求職者情報登録サーバ及び求職者情報の登録方法
JP4305916B2 (ja) 図書発注受入システム、方法、プログラム、及び記録媒体
JP7190825B2 (ja) 契約関連情報管理装置、契約関連情報管理方法および契約関連情報管理プログラム
JP4395094B2 (ja) テキストマイニングシステム
JP2017091213A (ja) データベース更新処理システムおよびデータベース更新処理方法
JP4289950B2 (ja) 固定資産管理装置、プログラム、及び記録媒体
JP2023119786A (ja) 資金決済支援システム、方法およびプログラム
JP2004139230A (ja) 建設プロジェクト情報管理サーバ及び建設プロジェクト情報管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6772626

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151