JP2002140467A - 書籍管理装置 - Google Patents

書籍管理装置

Info

Publication number
JP2002140467A
JP2002140467A JP2000332319A JP2000332319A JP2002140467A JP 2002140467 A JP2002140467 A JP 2002140467A JP 2000332319 A JP2000332319 A JP 2000332319A JP 2000332319 A JP2000332319 A JP 2000332319A JP 2002140467 A JP2002140467 A JP 2002140467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
book
library
books
information
order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000332319A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sekihata
宏行 関畑
Sayaka Watabe
さやか 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000332319A priority Critical patent/JP2002140467A/ja
Priority to US09/803,996 priority patent/US20020052808A1/en
Publication of JP2002140467A publication Critical patent/JP2002140467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各図書館における司書の重複労働を軽減す
る。 【解決手段】 図書館管理システム10−1〜10−3
から書籍の発注がなされた場合には、書籍管理装置12
の発注情報管理手段12dが発注情報を受信して管理す
る。所定の締め日になった場合には、発注情報管理手段
12dに管理されている発注情報のうち、同一の書籍に
関する発注数に応じて値引きした価格で、発注手段12
eが卸会社管理システム14に書籍を発注する。書誌情
報管理手段12bは、発注した書籍に関する書誌情報を
卸会社管理システム14から取得して管理する。蔵書情
報管理手段12aは、発注した書籍が図書館に納品され
た場合にはこれらの書籍を蔵書として登録する。貸借情
報管理手段12cは、図書館において書籍の貸借がなさ
れた場合には、図書館毎に貸借の状態を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は書籍管理装置に関
し、特にネットワークを介して複数の図書館の蔵書を管
理する書籍管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図書館の電子化が進み、書籍の貸
借をコンピュータシステムによって管理する図書館が増
加の一途を辿っている。また、貸借の管理のみならず、
書籍の属性としての書誌情報(例えば、タイトル、著
者、出版社等の情報)をコンピュータシステムに登録し
ておき、キーワードによって情報を自由に検索すること
ができるサービスを提供している図書館も少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシステムでは、蔵書に関する書誌情報は、各図書
館が個別に登録・管理する必要があった。従って、他の
図書館において同様の書籍を所蔵している場合であって
も図書館毎に登録処理を行う必要があり、重複した作業
を強いられることになるという問題点があった。
【0004】また、一般的に、図書館は行政区画に応じ
て管理されることから、各図書館が購入または管理可能
な蔵書数には予算的な限度があるため、規模が小さい行
政区画においては、蔵書数等においてユーザのニーズを
十分に充足できないという問題点もあった。
【0005】図35は、従来における図書館と卸会社と
の間における書籍の発注に関する手続きを示す図であ
る。この図において、図書館1〜3は、それぞれ、図書
館管理システム1a〜3aを有しており、自己の蔵書に
関する管理を行っている。一方、書籍の卸会社4は、卸
会社管理システム4aを有しており、書籍の発注データ
と、書誌情報とを管理している。
【0006】従来において、図書館1が新たな書籍を発
注する場合には、先ず、卸会社4に対して、注文書5a
または発注データ5bを郵送等により送付する。卸会社
4では、注文書5aまたは発注データ5bを卸会社管理
システム4aに登録するとともに、図示せぬ製本会社に
該当する書籍の注文を行う。
【0007】注文した書籍が製本会社から納入された場
合には、先ず、卸会社4は、注文主である図書館1に対
して書籍6aを配送する。次に、卸会社は、新たに納入
した書籍に関する書誌情報をCD−ROM6cまたはフ
ローピーディスク6bに格納し、定期的に(例えば、1
ヶ月毎に)、図書館1に配布していた。
【0008】このような書誌情報を受領した図書館1で
は、自己が有する図書館管理システム1aに対して書誌
情報を登録することにより、新たな書籍を開架すること
が可能となる。
【0009】従って、従来の方法においては、図書館毎
に注文書または発注データを作成して、卸会社4に対し
て郵送等をする必要があり、卸会社4も注文書等を、卸
会社管理システム4aに登録する必要があったので、作
業が繁雑であり、労力を要するという問題点があった。
【0010】また、卸会社4から供給される書誌データ
は、前述のように定期的にしか供給されないため、書籍
が納入済みであっても、書誌情報が届くまで書籍を開架
することができないという問題点もあった。
【0011】更に、従来において、新たな書籍の選択
は、図書館の職員である司書が、例えば、新聞の書評等
を頼りにして選択していた。従って、司書の主観によっ
て蔵書の内容が左右されるため、必ずしもユーザが必要
とする書籍が揃わないという問題点があった。
【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、各図書館が蔵書管理および発注処理を簡易
かつ迅速に、しかも低廉に行うことが可能な、書籍管理
装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、ユーザのニーズを十分に
反映した書籍を発注することが可能であり、また、発注
後も短期間で開架することが可能な書籍管理装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、ネットワーク11を介して
複数の図書館の蔵書を管理する書籍管理装置12におい
て、各図書館の蔵書に関する情報である蔵書情報を管理
する蔵書情報管理手段12aと、蔵書情報管理手段12
aに管理された書籍の属性である書誌情報を管理する書
誌情報管理手段12bと、各図書館の蔵書の貸借に関す
る貸借情報を管理する貸借情報管理手段12cと、を有
することを特徴とする書籍管理装置12が提供される。
【0015】ここで、蔵書情報管理手段12aは、各図
書館の蔵書に関する情報である蔵書情報を管理する。書
誌情報管理手段12bは、蔵書情報管理手段12aに管
理された書籍の属性である書誌情報を管理する。貸借情
報管理手段12cは、各図書館の蔵書の貸借に関する貸
借情報を管理する。
【0016】このように、複数の図書館が所蔵する書籍
を、一括して管理することにより、図書館毎に書誌情報
を個別に登録する手間を省略することが可能となるとと
もに、新たな書籍を購入する際には、複数の図書館で一
括して発注することが可能となるので、発注作業に費や
す手間を削減することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図において、本発明の書籍管理
装置12は、蔵書情報管理手段12a、書誌情報管理手
段12b、貸借情報管理手段12c、発注情報管理手段
12d、および、発注手段12eによって構成されてお
り、ネットワーク11を介して図書館管理システム10
−1〜10−3に接続され、また、ネットワーク13を
介して卸会社管理システム14に接続されている。
【0018】ここで、蔵書情報管理手段12aは、図書
館管理システム10−1〜10−3を有する各図書館の
蔵書に関する情報である蔵書情報を管理する。書誌情報
管理手段12bは、蔵書情報管理手段12aに管理され
た書籍の属性である書誌情報を管理する。
【0019】貸借情報管理手段12cは、各図書館の蔵
書の貸借に関する貸借情報を管理する。発注情報管理手
段12dは、各図書館からの新たな書籍に対する発注情
報を受信して管理する。
【0020】発注手段12eは、発注情報管理手段12
dによって管理された発注情報に基づいて、卸会社に対
して書籍の発注を行う。図書館管理システム10−1〜
10−3は、各図書館に配置された、例えば、パーソナ
ルコンピュータ等によって構成されており、新たな書籍
を発注する処理や、書籍の貸借に関する処理を実行す
る。
【0021】ネットワーク11は、例えば、インターネ
ットによって構成されており、書籍管理装置12と図書
館管理システム10−1〜10−3との間で情報を送受
信する。
【0022】ネットワーク13も同様にインターネット
によって構成されており、書籍管理装置12と卸会社管
理システム14との間で情報を送受信する。卸会社管理
システム14は、書籍を卸売りする会社に設置されたワ
ークステーションまたはサーバマシン等によって構成さ
れており、書籍の受発注に関する処理を実行する。
【0023】次に、以上の原理図の動作について説明す
る。いま、図書館管理システム10−1を、司書が操作
して所定の書籍を注文する要求を行ったとすると、この
要求はネットワーク11を介して書籍管理装置12に送
信される。
【0024】書籍管理装置12は、この注文要求を発注
情報管理手段12dに受け渡し、管理させる。このよう
な注文は、他の図書館管理システム10−2,10−3
からもなされ、所定の期間が経過するまで蓄積されるの
で、発注情報管理手段12dには、複数の注文が累積さ
れる。
【0025】ところで、同一の書籍に対する注文が複数
の図書館から同時になされる場合が少なくない。そのよ
うな場合には、注文されたトータルの書籍の冊数に応じ
て、値引きがなされる。例えば、同一の書籍が100冊
以上注文された場合には、10%の値引きを行うといっ
た具合である。
【0026】発注手段12eは、所定の期日に達した場
合には、発注情報管理手段12dに格納されている注文
を、ネットワーク13を介して卸会社管理システム14
に送信する。
【0027】卸会社管理システム14では、注文された
書籍を、それぞれの図書館に対して配送するとともに、
注文された書籍のうち、書籍管理装置12の書誌情報管
理手段12bに登録していないものについての書誌情報
(タイトル、著者、出版社等からなる情報)を、書籍管
理装置12に対して送信する。このような書誌情報を受
信した書籍管理装置12は、受信した書誌情報を、書誌
情報管理手段12bに格納する。
【0028】書籍を受け取った図書館では、検収処理が
行われる。検収処理が実行されると、新たに受け取った
書籍を特定するための情報がネットワーク11を介して
書籍管理装置12に送信される。書籍管理装置12は、
検収が終了して書籍が無事に納入された旨を卸会社管理
システム14に通知するとともに、書誌情報管理手段1
2bに登録されている書誌情報と、蔵書情報管理手段1
2aに登録されている蔵書情報とを関連付けする。
【0029】このように、検収処理が実行され、新たに
受け入れた書籍に関する書誌情報と、蔵書情報との関連
付けがなされると、これ以降は、この書籍をユーザに対
して貸借することが可能となる。
【0030】具体的には、所定のユーザに対して書籍を
貸し出す場合には、図書館を特定する情報、貸借するユ
ーザを特定する情報、および、書籍を特定する情報を入
力することにより、貸借情報管理手段12cに対してこ
れらの情報が図書館毎に登録されて貸借の管理がなされ
る。
【0031】以上に説明したように、本発明の書籍管理
装置12によれば、複数の図書館の書籍の書誌情報、蔵
書情報、および、貸借情報を一括して管理することが可
能となるので、図書館側が保持する図書館管理システム
10−1〜10−3の負担を軽減することが可能とな
る。その結果、各図書館側は簡易な装置のみを準備すれ
ばよいので、システム全体としてのコストを低減するこ
とが可能となる。
【0032】また、書籍の発注を行う際には、複数の図
書館からの発注をとりまとめ、一括して注文するように
したので、大量注文により納入コストを削減することが
可能となる。
【0033】更に、書誌情報を卸会社管理システム14
から書籍管理装置12に直接送信して書誌情報管理手段
12bによって一括管理し、図書館管理システム10−
1〜10−3において検収処理がなされた場合には、書
誌情報を蔵書情報と関連付けするようにしたので、書籍
を早期に開架することが可能となる。
【0034】なお、以上の例では、発注された書籍のう
ち、書誌情報管理手段12bに登録されていないものに
関する書誌情報のみを卸会社管理システム14からダウ
ンロードするようにしたが、新たな書籍が発行された場
合に、それらの書籍の書誌情報を卸会社管理システム1
4から書誌情報管理手段12bに対して一括してダウン
ロードするようにしてもよい。
【0035】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の実施の形態の構成例を示す図であ
る。この図において、図書館側クライアント20,21
は、図書館に配置された、例えば、パーソナルコンピュ
ータによって構成されており、書籍の貸借や、新たな書
籍に対する発注処理を行う。
【0036】図書館システムサーバ22は、メインフレ
ーム等によって構成されており、各図書館が有する書籍
に対する貸借の管理や、発注の管理を行う。ユーザ側ク
ライアント23,24は、例えば、パーソナルコンピュ
ータによって構成されており、図書館システムサーバ2
2にアクセスして、所望の情報を取得することが可能と
されている。
【0037】卸会社側サーバ25は、書籍の卸会社が有
しているサーバであり、メインフレーム等によって構成
されており、書籍の受発注に関する処理を実行するとと
もに、新たな書籍が発行された場合には、その書籍の書
誌情報を図書館システムサーバ22に供給する。
【0038】図3は、図書館システムサーバ22の詳細
な構成例を示す図である。この図に示すように、図書館
システムサーバ22は、受信部22a、送信部22b、
処理部22c、受発注DB(Data Base)22d、書誌
DB22e、ベストリーダDB22f、所蔵DB22
g、ユーザDB22h、貸借DB22i、SDI(Sele
ctive Dissemination of Information)DB22jによ
って構成されている。
【0039】ここで、受信部22aは、ネットワーク2
6を介して、図書館側クライアント20,21、ユーザ
側クライアント23,24、および、卸会社側サーバ2
5から送信されてきた情報を受信する。
【0040】送信部22bは、ネットワーク26を介し
て、図書館側クライアント20,21、ユーザ側クライ
アント23,24、および、卸会社側サーバ25に対し
て情報を送信する。
【0041】処理部22cは、データベースの管理や、
他の装置からの要求に対する処理を実行する。受発注D
B22dは、書籍の発注に関する情報を管理する。書誌
DB22eは、書籍の属性情報である書誌情報を管理す
る。ベストリーダDB22fは、貸借DB22i等を参
照して作成された、よく読まれている書籍に関する情報
を管理する。所蔵DB22gは、各図書館が所蔵してい
る書籍に関する情報を管理している。ユーザDB22h
は、ユーザ(図書館の利用者)に関する情報を管理して
いる。貸借DB22iは、各図書館における書籍の貸借
に関する情報を管理している。SDIDB22jは、ユ
ーザから要求されたSDIキーワード(詳細は後述す
る)を登録する。
【0042】図4は、卸会社側サーバ25の詳細な構成
例を示す図である。この図に示すように、卸会社側サー
バ25は、受信部25a、送信部25b、処理部25
c、受発注DB25d、および、書誌DB25eによっ
て構成されている。
【0043】ここで、受信部25aは、ネットワーク2
6を介して図書館システムサーバ22から送信されてき
た情報を受信する。送信部25bは、ネットワーク26
を介して、図書館システムサーバ22に対して情報を送
信する。
【0044】処理部25cは、データベースの管理や、
他の装置から要求された処理を実行する。受発注DB2
5dは、図書館側クライアント20,21から送信され
た書籍の発注に関する情報を管理する。書誌DB25e
は、書籍の属性情報である書誌情報を管理する。
【0045】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。先ず、新しい書籍を発注する場合の動作につい
て説明する。以下では、図書館側クライアント20から
新たな書籍を発注する場合を例に挙げて説明する。
【0046】いま、図書館側クライアント20を操作
し、発注しようとする書籍を選択するための選書画面が
起動されると、表示装置には図5に示すような画面40
が表示されることになる。
【0047】この表示例では、タイトル「選書」の下
に、対象となる書籍を絞り込むための方法を指定するボ
タン40a〜40eが表示されている。ここで、ボタン
40aは、所定のキーワードによって検索された書籍を
選書の対象とする場合に操作される。ボタン40bは、
全ての図書を選書の対象とする場合に操作される。ボタ
ン40cは、新刊図書を選書の対象とする場合に操作さ
れる。ボタン40dは、過去に貸借された書籍に関する
データを統計処理して得られた統計データを参照して選
書する場合に操作される。ボタン40eは、過去に発注
された書籍に関するデータから選書する場合に操作され
る。
【0048】このような表示画面においてボタン40a
が操作され、キーワードとして「日本文学」が入力され
たとすると、図書館側クライアント20は、ネットワー
ク26を介して図書館システムサーバ22にアクセス
し、書誌DB22eから該当するデータを検索する。
【0049】図6は、書誌DB22eに格納されている
データの一例を示す図である。この図の例では、書誌デ
ータは、書誌番号、書名、著者名、出版社、価格、およ
び、分類から構成されている。「書誌番号」は、書籍に
付与されたユニークな番号である。「書名」、「著者
名」、「出版社」、「価格」は、その書籍の書名、著者
名、出版社、および、価格を示している。また、「分
類」は、書籍のジャンルを示している。なお、書誌DB
22eには、卸会社側サーバ25が取り扱っている全て
の書籍に関する書誌情報が登録されている。従って、先
の検索要求に対しては、卸会社が取り扱っている書籍の
中から該当する書籍に関する書誌情報が取得されること
になる。
【0050】書誌DB22eから取得された書誌データ
は、ネットワーク26を介して送信され、要求を行った
図書館側クライアント20の表示装置の表示領域40f
に表示されることになる。具体例を図5に示す。
【0051】この表示例において、画面左端の「選書」
は、書籍を選択する場合にチェックされる。「種別」
は、書籍が新刊であるか等の情報が表示される。「書誌
番号」は、この本の書誌情報を特定するための番号であ
る。「書名」は本のタイトルであり、「定価」は本の価
格である。その右隣りのボタンは、詳細な情報(例え
ば、書誌情報等)を参照する場合に操作される。その隣
りのボタンは、統計情報(例えば、貸出回数等)を参照
する場合に操作される。更に、その隣りのボタンは、発
注情報(例えば、これまでに発注された部数)を参照す
る場合に操作される。
【0052】左下のボタン40gは、これまでに選択し
た書籍の一覧を表示させる場合に操作される。右下のボ
タン40hは、ひとつ前の画面に戻る場合に操作され
る。このような画面を用いることにより、キーワードに
よって絞り込んだ書籍から、所望の書籍を選び出すこと
が可能となる。
【0053】次に、図5において、「発注データから選
書」ボタン40eが操作された場合について説明する。
ボタン40eが操作されると、図書館側クライアント2
0は、図書館システムサーバ22の処理部22cに対し
て、最近発注された書籍のうち、発注件数が多いものを
受発注DB22dから検索するように要請する。
【0054】図8は、受発注DB22dに格納されてい
る受発注データの一例を示す図である。この図の例で
は、受発注データは、図書館ID、発注番号、書誌番
号、定価、発注冊数、発注状態、受入状態、および、発
注日によって構成されている。「図書館ID」は、図書
館を特定するためのIDである。「発注番号」は、図書
館IDと注文番号である6桁の数字から構成されてい
る。「書誌番号」および「定価」は前述したとおりであ
る。「発注冊数」は、発注された書籍の部数である。
「発注状態」は、「仮発注」または「本発注」等の発注
の状態を示す。「受入状態」は、「未受入」、「受入」
等の状態を示す。「発注日」は、発注を行った日付を示
す。
【0055】処理部22cは、このような受発注DB2
2dに格納されているデータのうち、最近発注された書
籍の発注冊数を累計し、トータルの発注冊数が多い書籍
を特定する。そして、得られたデータを、図書館側クラ
イアント20に対して送信する。
【0056】図書館側クライアント20では、受信した
データを図7に示す画面50に表示する。この表示例で
は、トータルの発注冊数が多い書籍の一覧が表示領域5
0fに表示されている。具体的には、「選書」は、前述
の場合と同様である。「ランク」は、発注冊数の順位を
示す。「発注冊数」はトータルの発注冊数を示す。「書
誌番号」、「書名」、および、「定価」は前述の場合と
同様である。「詳細」ボタンは、書籍の詳細な情報を表
示する際に操作される。「発注館参照」ボタンは、発注
を既に行っている図書館の一覧を表示する際に操作され
る。
【0057】このような画面50を参照することによ
り、発注冊数が多い、いわば、利用価値の高い書籍を一
覧表示させて選択することが可能となる。次に、図7に
示す画面50において、「統計データから選書」ボタン
50dが操作された場合について説明する。
【0058】ボタン50dが操作されると、図書館側ク
ライアント20は、図書館システムサーバ22の処理部
22cに対して、貸借数が多い書籍をベストリーダDB
22fから検索するように要請する。
【0059】図10は、ベストリーダDB22fに格納
されているデータの一例を示す図である。この図の例で
は、ベストリーダデータは、図書館ID、書誌番号、書
名、および、貸出回数によって構成されている。ここ
で、「図書館ID」、「書誌番号」、および、「書名」
は前述の場合と同様である。「貸出回数」は、その図書
館において、その書籍が貸し出された回数を示す。
【0060】処理部22cは、ベストリーダDB22f
に格納されているデータのうち、同一の書籍に関するデ
ータを累積処理することにより、書籍毎のトータルの貸
出回数を算出する。
【0061】このようにして得られた書籍毎の貸出回数
は、図書館側クライアント20に送信され、図9に示す
表示領域70fに表示されることになる。この例では、
貸出回数が多い書籍が一覧表示されている。なお、この
図において、「選書」、「ランク」、「書誌番号」、
「書名」、「定価」、および、「ボタン」は、前述の場
合と同様である。「貸出回数」は、全ての図書館におい
てその書籍が貸し出された回数の累計である。
【0062】このような画面70を参照することによ
り、貸出回数が多い書籍から、目的とする書籍を選択す
ることが可能となる。次に、図9に示す画面70におい
て、「新刊図書から選書」ボタン70cが操作された場
合について説明する。
【0063】ボタン70cが操作されると、図書館側ク
ライアント20は、図書館システムサーバ22の処理部
22cに対して、新刊図書に関するデータを書誌DB2
2eから検索するように要請する。なお、新刊図書に関
するデータは、卸会社側サーバ25から自動的に図書館
システムサーバ22に送信されて登録される。
【0064】その結果、処理部22cは、図6に示す書
誌DBから、新刊図書に関するデータを取得し、ネット
ワーク26を介して、図書館側クライアント20に送信
する。
【0065】図書館側クライアント20では、取得した
データを、図11に示す画面80の表示領域80fに対
して表示させる。この例では、新刊図書に関する情報が
一覧表示されている。なお、「選書」、「書誌番号」、
「書名」、「定価」、および、「ボタン」は、前述の場
合と同様である。
【0066】このような画面80を参照することによ
り、新刊図書の中から所望の書籍を選択することが可能
になる。次に、以上のような選書画面において、書籍を
選択した後、発注を行う場合の動作について説明する。
例えば、図11に示す画面80において、「選書一覧表
示」ボタン80gが操作されると、図書館側クライアン
ト20は、図書館システムサーバ22に対して選択され
た書籍の書誌番号を送信し、この書籍の購買予定価格を
問い合わせる。
【0067】図書館システムサーバ22の処理部22c
は、受発注DB22dに格納されている、前回の締め日
から現在までの該当する書籍に対する発注冊数を算出す
る。例えば、処理部22cは、前回の締め日(例えば月
末)から現在までに書誌番号が「0000001」であ
る書籍に対する発注冊数を算出し、その結果として、1
25冊を得る。
【0068】処理部22cは、以上のようにして得られ
た発注冊数と、図12に示すテーブルとを対比して値引
率を算出する。図12に示すテーブルには、発注冊数
と、値引率および代行料の対応関係が示されている。例
えば、発注冊数が100冊以上200冊未満である場合
には、値引率は10%であり、代行料は5%である。従
って、最終値引率は5%となる。いまの例では、125
冊の注文がなされているので、最終値引率として5%を
得る。また、処理部22cは、書誌番号が000000
03の書籍についても同様の処理を行い、この書籍に関
しては最終値引率として10%を得る。
【0069】なお、以上の例では、注文冊数と値引率が
比例の関係を有しているので、これらの関係は図13に
示す直線C1によって表されるが、曲線C2のように、
注文冊数と値引率が曲線の関係を有するようにしてもよ
い。
【0070】次に、処理部22cは、以上のようにして
算出した値引率を、図書館側クライアント20に送信す
る。その結果、図書館側クライアント20には図14に
示すような画面85が表示されることになる。
【0071】この表示例では、表示領域85aに選書の
一覧が表示されている。具体的には、選択された書籍の
分類、書名、冊数、定価、および、購入予定価格が表示
されている。ここで、「分類」は、書籍の属する分類区
分を示す。「書名」は書籍のタイトルである。「冊数」
は注文冊数を示す。「定価」は書籍の通常の販売価格を
示す。また、「購入予定価格」は、前述の「最終値引
率」によって値引きされた後の価格である。
【0072】表示領域85aの下に表示されているボタ
ン85bは、発注の対象となる書籍の一覧を印刷する場
合に操作される。ボタン85cは、発注を確定する場合
に操作される。ボタン85dは、既に発注されている注
文について修正する場合に操作される。ボタン85e
は、既に発注されている注文を取り消す場合に操作され
る。
【0073】このような画面85において、値引率を確
認した後、発注を確定するためのボタンであるボタン8
5cが操作されると、これらの書籍に対する注文がネッ
トワーク26を介して、図書館システムサーバ22に送
信される。
【0074】図書館システムサーバ22では、受信した
注文を、受発注DB22dに格納する。そして、発注の
締め日になると、受発注DB22dに累積された各図書
館の発注データから、同じ書誌番号の書籍に関する発注
冊数を集計し、その冊数に応じた最終値引率を算出す
る。そして、算出された最終値引率にて、卸会社側サー
バ25に対して発注を行う。その際、処理部22cは、
受発注DB22dに格納されている発注データの「発注
状態」を、図15に示すように「仮発注」から「本発
注」に変更する。
【0075】受発注DB22dの変更が終了すると、処
理部22cは、発注を行った各図書館に対して受注完了
と、最終購入価格の通知を行う電子メールを生成して送
信する。
【0076】図16は、この時送信される電子メールの
一例である。この例では、タイトル「ご注文承りのお知
らせ。」に続いて、注文の詳細が記載されている。具体
的には、発注番号、書誌番号、書名、定価、最終購入価
格、および、発注冊数が表形式で記載されている。ここ
で、「最終購入価格」は、締め日までにその書籍に対し
てなされた発注冊数に基づいて算出された最終的な値引
率に基づく価格である。
【0077】このような電子メールにより、図書館側の
司書は、発注した書籍の種類と、最終的な価格を確認す
ることが可能となる。次に、図書館システムサーバ22
の処理部22cは、発注済みの書籍を、各図書館毎に分
類して所蔵DB22gに格納することにより、図17に
示すように書誌DB22eと、所蔵DB22gとを関連
付けする。このとき、所蔵DB22gの「所蔵状態」
は、まだ、検収処理が終了していないので、「未検収」
の状態とされている。
【0078】続いて、注文した書籍が図書館に納品され
ると検収作業が行われる。検収作業では、書籍に印刷さ
れたバーコード(ISBN(International Standard B
ookNumber)と書籍に貼付された、または、貼付する所
蔵バーコード)を、バーコードリーダによって読み込
み、図書館システムサーバ22に送信する。その結果、
所蔵DB22gの「所蔵状態」が、図18に示すよう
に、「未検収」から「所蔵」に書き換えられ、開架され
た状態となるので、これ以降は書籍の貸出が可能とな
る。また、検収が終了した旨が、卸会社側サーバ25に
通知されるので、卸会社側サーバ25は、受発注DB2
5dの該当する項目を書き換えて検収処理が終了した状
態とする。
【0079】続いて、図書館システムサーバ22は、検
収結果を卸会社側サーバ25に通知する。その結果、卸
会社側サーバ25では、処理部25cにより、受発注D
B25dの内容が書き換えられ、受発注処理が完了する
ことになる。
【0080】以上の処理によれば、既存書籍または新刊
書籍について、様々な角度からその重要性を判断し、ユ
ーザのニーズに合致した書籍を選択することが可能とな
る。また、複数の図書館からの注文を一括して注文する
ので、発注冊数に応じた値引き価格で書籍を購入するこ
とが可能となる。
【0081】また、発注後は、所蔵DB22gへの登録
がバーコードを読み込むことで自動的に行われるので、
司書が手作業によって登録する手間を省くことが可能と
なるとともに、書籍をすぐに開架して貸出可能の状態に
することが可能となる。
【0082】また、検収作業がおこなわれた場合には、
書籍が無事に納品された旨が自動的に卸会社側サーバ2
5に通知されるので、卸会社に対して通知する手間を省
略することが可能となる。
【0083】また、新刊が発行された場合には、卸会社
側サーバ25から図書館システムサーバ22に書誌デー
タが自動的に送信されて登録されるようにしたので、新
刊情報を即座に参照することが可能となる。
【0084】次に、図書館システムサーバ22に登録さ
れている所蔵データを、ユーザ側クライアント23,2
4から検索可能とする実施の形態について説明する。図
19は、図書館システムサーバ22が有する所蔵DB2
2gに登録されているデータを検索する際に、ユーザ側
クライアント23,24に表示される画面の一例であ
る。この例では、検索キーワードを入力する3つのテキ
ストボックス90d〜90fと、それぞれのテキストボ
ックスに入力する検索キーワードの属性を選択するテキ
ストボックス90a〜90cが表示されている。また、
画面90の右側には、入力された検索キーワードにて検
索を実行する場合に操作されるボタン90gが表示さ
れ、その下には、画面90の表示を終了する場合に操作
されるボタン90hが表示されている。
【0085】このような画面90において、テキストボ
ックス90aにおいて属性として書名が選択され、その
右隣りのテキストボックス90dに検索キーワード「あ
いうえお」が入力され、ボタン90gが操作されたとす
ると、この画面90において入力されたデータは、ネッ
トワーク26を介して図書館システムサーバ22に送信
される。
【0086】図書館システムサーバ22の処理部22c
は、受信したデータに該当するキーワードを含む書籍
を、書誌DB22eと所蔵DB22gから検索する。そ
の結果、該当する書籍を検出した場合には、書誌DB2
2eから該当する書誌データが検索され、要求を行った
ユーザ側クライアントに該当するデータが送信される。
ユーザ側クライアントでは、送信したキーワードに該当
する図書の一覧と、その図書を所蔵している図書館の一
覧が表示される。
【0087】一方、該当するデータが存在しなかった場
合には、図20に示す画面が、要求を行ったユーザ側ク
ライアントの表示装置に表示されることになる。この表
示例では、「全国図書検索」と題された画面91が表示
されており、その表示領域には、検索結果が0件である
旨と、SDIキーワードを登録するか否かを問い合わせ
るメッセージが表示されている。ここで、SDIとは、
ユーザの関心のあるキーワードを登録しておいて、新着
図書や洋雑誌コンテンツ情報等の中からキーワードと一
致した資料のリストを、各人のメールアドレスに配信す
るサービスである。
【0088】このような画面91において、ボタン91
aが操作されると、図21に示す、SDIキーワードを
登録するための画面92が表示される。この画面92で
は、SDIキーワードを入力するテキストボックス92
a、キーワードを登録する際に操作されるボタン92
b、および、キャンセルする際に操作されるボタン92
cが表示されている。
【0089】図21に示す画面92において、SDIキ
ーワード「あいうえお」がテキストボックス92aに入
力され、ボタン92bが操作されると、入力されたキー
ワードが図書館システムサーバ22に送信される。
【0090】図書館システムサーバ22の処理部22c
は、受信したキーワードをSDIDB22jに、要求を
行ったユーザを特定するための情報とともに登録する。
そして、処理部22cは、新刊図書に関する情報が、卸
会社側サーバ25からダウンロードされた場合には、書
誌DB22eと所蔵DB22gを検索し、SDIキーワ
ードに該当する書籍が新たに登録されていないか判定す
る。その結果、該当する書籍が登録された場合には、図
22に示すような電子メールを生成し、要求を行ったユ
ーザ側クライアントに送信する。
【0091】この電子メールでは、タイトル「SDIキ
ーワード検索結果のお知らせ」が表示され、その下に
は、登録キーワード「あいうえお」に対する検索結果が
表示されている。具体的には、書誌番号「123000
1」と「2395731」の書籍に関する情報が表示さ
れており、それぞれの書籍の書名、利用状況、および、
所蔵する図書館名が表示されている。なお、この電子メ
ールにおいて、第2番目の表示項目である「あいうえお
の歌」の利用状況は、「入荷待」の状態であることが示
されている。即ち、この書籍は、発注済みであるが、未
検収の状態である。従来においては、未検収の書籍につ
いては、貸出予約を行うことができなかったが、本実施
の形態においては、ホットテキスト「入荷待」をクリッ
クすることによって表示される図23のような画面か
ら、貸出予約を行うことが可能となる。
【0092】この表示例では、「貸出予約」と題された
画面95が表示されており、その表示領域の領域95a
には、貸出予約の対象となる書籍に関する情報が表示さ
れている。また、右下には、貸出予約を行う場合に操作
されるボタン95bと、予約を行わないで終了する場合
に操作されるボタン95cとが表示されている。このよ
うな画面95において、ボタン95bが操作されると、
この書籍に対する予約要求が、図書館システムサーバ2
2に送信され、所蔵DB22gのZZZ図書館の所蔵状
態のステータスが「未検収」から、例えば、「未検収・
貸出予約」の状態に変更される。そして、目的の書籍が
ZZZ図書館に納品されて検収が終了した場合には、書
籍が納品された旨を示す電子メールが予約を行ったユー
ザに対して送信されることになる。
【0093】なお、以上の例では、未検収の書籍に対す
る予約処理について説明したが、検収済みであって、貸
出中の書籍に対する予約処理や、検収済みであって貸出
可能な書籍に対する予約処理を行うようにしてもよいこ
とはいうまでもない。
【0094】このようなサービスを利用することによ
り、ユーザは所望の書籍が新たに入荷されたことを知る
とともに、未検収の書籍についても貸出予約を行うこと
が可能となり、ユーザの利便性を向上させることが可能
となる。
【0095】次に、図24および図25を参照し、既存
の図書館が、以上のような実施の形態によって提供され
るサービスに新たに加入する場合の手続きについて説明
する。
【0096】一例として、それぞれが独自の図書コード
を有する図書館A〜Cが存在するとし、これらが新たに
サービスに加入する場合について考える。このような場
合、図書館同士で図書コードが重複している場合が想定
されるので、このようなデータを一括管理するために
は、何らかの工夫が必要となる。そこで、本実施の形態
では、各図書館が有するIP(Internet Protocol)ア
ドレスを図書館を識別するためのコードとして採用し、
IPアドレスと、旧来の図書コードとを組み合わせたも
のを、図25に示すように、新図書コードとして採用す
る。
【0097】例えば、図24に示すように、図書館Aの
図書コードが「00000001」であり、書名が「あ
ああ」である書籍には、この図書館AのIPアドレスで
ある「192.1.1.1」と、旧来の図書コード「0
0000001」とを組み合わせた新図書コードが割り
当てられることになる。
【0098】このようにして、図書館を識別するための
符号としてIPアドレスを利用することにより、図書館
同士で重複する図書コードを採用している場合でも、所
蔵データを簡単に統合することが可能になる。その結
果、本実施の形態によって提供されるサービスに加入す
る際に、図書コードを新たに採番し、バーコードを書籍
に貼付し直すといった作業を省略することが可能にな
る。
【0099】次に、図26〜30を参照して、図書館間
での連携業務を行う場合について説明する。本実施の形
態では、複数の図書館が有する書籍を統括して管理する
ようにしたので、ユーザは自己の所属する行政区画以外
の図書館の蔵書情報も参照することが可能となる。その
結果、当然、そのような他の図書館からも蔵書を借りた
いとの要求が生じることになる。
【0100】従来においては、他の図書館の蔵書を借り
る場合には、ユーザがその図書館まで出向くか、また
は、ユーザが所属する行政区画の図書館に依頼して、他
の図書館から図書を取り寄せてもらう必要がある。その
場合には、ユーザが属する行政区画の図書館では、借り
入れた書籍をデータベースに登録する作業が必要とな
り、また、借り入れた書籍を他の図書館に返却する際に
はデータベースに登録したデータを削除する必要が生じ
ることになる。その結果、作業が煩雑になるという問題
点があった。
【0101】本実施の形態では、書籍を借り入れる側の
図書館で、データベースへの登録と削除作業を行うこと
なく、連携業務を行うことが可能となる。以下では、図
書館Aから図書館Bに対して書名が「あああ」、「いい
い」、および、「ううう」である3冊の書籍を貸し出す
場合について説明する。
【0102】先ず、貸出元である図書館Aでは、これら
3冊の書籍を図書館Bに貸し出す手続きを行う。その結
果、図26に示すように、所蔵DB22gに格納されて
いる図書館Aが所有するこれら3冊の書籍の所蔵状態
が、「所蔵」から「配送中」に変更される。
【0103】図書館Aからこれら3冊の本が到着した図
書館Bでは、受入処理(これら3冊の書籍に貼付された
バーコードをバーコードリーダによって読み取る等の処
理)を行う。その結果、図27に示すように、図書館シ
ステムサーバ22の所蔵DB22gに格納されている図
書館Aに属するこれら3冊の書籍の所蔵状態が、配送中
から貸出中に変更される。即ち、図書館Bが図書館Aの
所蔵データを更新する。
【0104】そして、ユーザに書籍を貸し出す際には、
書籍に貼付された図書コードと、図書館AのIPアドレ
スと、ユーザのユーザコードを図書館Bの図書館側クラ
イアントから入力する。その結果、これらのデータは、
図書館システムサーバ22に送信され、貸借DB22i
に確保されている、相互貸借用データ領域に格納され
る。
【0105】図28は、相互貸借用データ領域に格納さ
れるデータの一例である。この例では、相互貸借用デー
タは、整理番号(No.)、貸出処理館、貸出処理館コ
ード、ユーザコード、図書コード、書名、および、貸返
状態によって構成されている。ここで、「貸出処理館」
は、貸出処理を行った図書館であり、この例では図書館
Bである。「貸出処理館コード」は、貸出処理を行った
図書館のIPアドレスである。「ユーザコード」は、ユ
ーザを識別するためのIDである。「図書コード」は書
籍に付与された識別コードであり、この例では、図書館
Aで使用されている図書コード、即ち、図書館AのIP
アドレスと、図書館Aの内部的な識別コードである図書
コードがそのまま流用されている。「書名」は書籍のタ
イトルであり、また、「貸返状態」は貸返の状態を示
す。
【0106】次に、ユーザから書籍が図書館Bに対して
返却された場合には、書籍に貼付されたバーコードに記
録された図書コードと、図書館AのIPアドレスとが入
力される。すると、これらのデータは、図書館システム
サーバ22に送信され、処理部22cは、先に登録され
た相互貸借用データの貸返状態を、図29に示すように
「貸出中」から「返済済」に変更する。そして、図書館
Bは図書館Aに対して書籍を返却する。
【0107】書籍が図書館Aに到着すると、図書館Aで
は、受入処理を実行する。その結果、返却された図書の
図書データが図書館システムサーバ22に送信され、処
理部22cは、図30に示すように、図書館Aの所蔵D
B22gに登録されているこれらの書籍の所蔵状態を
「貸出中」から「所蔵」に変更する。
【0108】その後は、これらの書籍を、ユーザに貸し
出すことが可能となる。以上の処理によれば、図書館A
が所蔵する書籍を図書館Bが貸借する場合に、同一の図
書コードを使用することを可能としたので、書籍を登録
したり、削除したりする作業が不要になるので、図書館
間での書籍の流通を活性化することが可能となり、ま
た、ユーザの便宜を図ることも可能になる。
【0109】次に、以上の実施の形態で実行されるフロ
ーチャートの一例について説明する。図31は、図書館
側クライアント20,21において選書画面から書籍を
注文する際に、図書館システムサーバ22で実行される
処理の一例である。このフローチャートが開始される
と、以下のステップが実行される。 [S10]図書館システムサーバ22の処理部22c
は、例えば、図5に示すような選書画面を要求を行った
図書館側クライアントに送信して表示させる。
【0110】[S11]処理部22cは、選書画面にお
いて、他の選書画面を選択する操作がされた(ボタン4
0a〜40eが操作された)場合には、ステップS12
に進み、それ以外の場合にはステップS13に進む。 [S12]処理部22cは、要求を行った図書館側クラ
イアントに該当する選択画面を送信して表示させる。
【0111】[S13]処理部22cは、例えば、図5
において、「選書一覧表示」ボタン40gが操作された
か否かを判定し、操作された場合にはステップS14に
進み、それ以外の場合にはステップS11に戻って同様
の処理を繰り返す。
【0112】[S14]処理部22cは、選択された書
籍の購入予定価格を算出する。即ち、処理部22cは、
受発注DB22dを参照し、前回の締め日から現在まで
に発注された同一の書籍の発注冊数と、図12に示すテ
ーブルを参照し、購入予定価格を算出する。 [S15]処理部22cは、要求を行った図書館側クラ
イアントに選択された書籍に関する情報を送信して図1
4に示すような画面を表示させる。
【0113】[S16]処理部22cは、「発注確定」
ボタン85cが操作されたか否かを判定し、操作された
場合にはステップS17に進み、それ以外の場合には同
様の処理を繰り返す。 [S17]処理部22cは、確定した発注データを図書
館側クライアントから受信する。
【0114】以上の処理によれば、図書館側クライアン
ト20,21に選書画面を表示させ、所定の書籍が選択
されて発注された場合には、その時点における購入予定
価格を算定して、図書館側クライアント20,21に対
して提示することが可能となる。
【0115】次に、図32を参照して、発注確定後にお
いて、図書館システムサーバ22において実行される処
理の一例について説明する。 [S30]処理部22cは、発注締め日になったか否か
を判定し、発注締め日になった場合にはステップS31
に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0116】[S31]処理部22cは、受発注DB2
2dを参照して、前回の締め日から、今回の締め日の間
になされた発注冊数を書籍毎に確定する。 [S32]処理部22cは、各書籍毎の発注冊数と、図
12に示すテーブルとを照らし合わせて各書籍の値引率
を算定する。
【0117】[S33]処理部22cは、卸会社に対し
て、書籍を一括注文する。その際、値引きされるものに
ついては、値引き後の価格で発注する。 [S34]処理部22cは、図16に示すような電子メ
ールを生成し、各図書館に対して受注確認とともに、最
終購入通知価格を通知する。
【0118】[S35]処理部22cは、書誌DB22
eと所蔵DB22gに格納されている発注に係る新たな
書籍について関連付けを行う。 [S36]処理部22cは、発注を行った図書館側クラ
イアントに書籍が配送され、検収処理が実行されたか否
かを判定し、検収処理が実行された場合にはステップS
37に進み、それ以外の場合には同一の処理を繰り返
す。 [S37]処理部22cは、所蔵DB22gの「所蔵状
態」のステータスを、未検収から所蔵に変更する。
【0119】以上の処理により、発注締め日になった場
合には、各書籍の最終的な値引率を算定するとともに、
発注した図書館に対して、受注確認と最終購入価格を通
知することが可能となる。また、蓄積された注文に対し
ては、一括して卸会社側サーバ25に対して発注するこ
とが可能となる。
【0120】次に、図33を参照し、SDIキーワード
を登録する場合の処理について説明する。このフローチ
ャートが開始されると、以下のステップが実行される。 [S50]処理部22cは、要求を行ったユーザ側クラ
イアントに対して図19に示す検索画面を表示させる。
【0121】[S51]処理部22cは、キーワードが
入力されたか否かを判定し、入力された場合にはステッ
プS52に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り
返す。 [S52]処理部22cは、キーワードに該当する書籍
が、所蔵DB22gに存在するか否かを判定し、書籍が
存在する場合にはステップS53に進み、それ以外の場
合にはステップS54に進む。
【0122】[S53]処理部22cは、該当する書籍
の書誌情報と、書籍を所蔵している図書館等を示す情報
を、要求を行ったユーザ側クライアントに送信する。 [S54]処理部22cは、SDIキーワードを登録す
るか否かをユーザに問い合わせ、図21に示すような画
面をユーザ側クライアントに表示させる。
【0123】[S55]処理部22cは、SDIキーワ
ードをユーザ側クライアントから取得する。 [S56]処理部22cは、SDIキーワードをSDI
DB22jに登録する。
【0124】以上のような処理によれば、ユーザ側クラ
イアント23,24から検索要求がなされた場合には、
全ての図書館の所蔵データから、該当するキーワードを
含む書籍に関する情報を検索して提供することが可能と
なる。また、該当する書籍に関する情報が存在しない場
合には、SDIキーワードとして登録することが可能と
なる。
【0125】次に、図34を参照し、SDIキーワード
が登録された後に、図書館システムサーバ22において
実行される処理について説明する。なお、この処理は、
新規書籍の書誌データに対する登録要求がなされた場合
に実行される。このフローチャートが開始されると、以
下のステップが実行される。
【0126】[S70]処理部22cは、書誌DB22
eに対して、新規書籍の書誌データを登録する。 [S71]処理部22cは、新規に登録した書誌データ
に該当するSDIキーワードを含むものが存在するか否
かを判定し、存在する場合にはステップS72に進み、
それ以外の場合には処理を終了する。
【0127】[S72]処理部22cは、要求を行った
ユーザのユーザ側クライアントに対して、SDIに対応
する書籍が入荷されたこと、また、その書籍を利用可能
な図書館を電子メールで送信する。
【0128】以上のような処理によれば、新刊図書が何
れかの図書館に入荷された場合には、該当するSDIキ
ーワードを登録しているユーザに対して、関連する書籍
が入荷された旨と、その書籍が存在する図書館が電子メ
ール等により通知されることになる。
【0129】以上に説明したように、図31〜34に示
すフローチャートによれば、本発明の実施の形態におい
て説明した機能を実現することが可能となる。最後に、
上記の処理機能は、コンピュータによって実現すること
ができる。その場合、書籍管理装置12および図書館シ
ステムサーバ22が有すべき機能の処理内容は、コンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラ
ムに記述されており、このプログラムをコンピュータで
実行することにより、上記処理がコンピュータで実現さ
れる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体として
は、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場へ流通
させる場合には、CD−ROM(Compact Disk Read Onl
y Memory)やフロッピー(登録商標)ディスク等の可搬
型記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネッ
トワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置に
格納しておき、ネットワークを通じて他のコンピュータ
に転送することもできる。コンピュータで実行する際に
は、コンピュータ内のハードディスク装置等にプログラ
ムを格納しておき、メインメモリにロードして実行す
る。
【0130】(付記1) ネットワークを介して複数の
図書館の蔵書を管理する書籍管理装置において、各図書
館の蔵書に関する情報である蔵書情報を管理する蔵書情
報管理手段と、前記蔵書情報管理手段に管理された書籍
の属性である書誌情報を管理する書誌情報管理手段と、
各図書館の蔵書の貸借に関する貸借情報を管理する貸借
情報管理手段と、を有することを特徴とする書籍管理装
置。
【0131】(付記2) 貸借情報管理手段は、異なる
図書館間での書籍の相互貸借を行う場合には、所定の図
書館が他の図書館の貸借情報を変更することを許可する
ことを特徴とする付記1記載の書籍管理装置。
【0132】(付記3) 各図書館からの新たな書籍に
対する発注情報を管理する発注情報管理手段と、前記発
注情報管理手段によって管理された発注情報に基づい
て、書籍の卸会社に対して発注を行う発注手段と、を更
に有することを特徴とする付記1記載の書籍管理装置。
【0133】(付記4) 前記発注手段によって発注さ
れた書籍を、該当する図書館が受け入れた際の検収情報
を受信する検収情報受信手段と、前記検収情報受信手段
によって受信された検収情報を、卸会社に対して送信す
る検収情報送信手段と、を更に有することを特徴とする
付記3記載の書籍管理装置。
【0134】(付記5) 前記発注手段によって発注さ
れた書籍を、前記蔵書情報管理手段に未検収状態として
登録し、前記書籍が入荷される前であっても貸し出し予
約を行う貸出予約手段を更に有することを特徴とする請
求項1記載の書籍管理装置。
【0135】(付記6) 前記発注手段は、発注数量に
応じて値引きされた価格にて発注を行うことを特徴とす
る付記3記載の書籍管理装置。 (付記7) 前記発注情報管理手段によって管理されて
いる発注情報を参照し、図書館側が発注しようとする書
籍の値引き後の価格を予測する値引き価格予測手段を更
に有することを特徴とする付記4記載の書籍管理装置。
【0136】(付記8) 前記貸借情報管理手段によっ
て管理された貸借情報または前記発注情報管理手段によ
って管理された発注情報を参照し、書籍の貸借または発
注に関する統計情報を生成する統計情報生成手段と、前
記統計情報生成手段によって生成された統計情報を、各
図書館に対して提供する提供手段と、を更に有すること
を特徴とする付記3記載の書籍管理装置。
【0137】(付記9) ユーザからの要求を受信する
要求受信手段と、前記要求受信手段によって書籍に関す
る検索要求を受信した場合には、該当する書籍に関する
情報を前記蔵書情報から検索する検索手段と、前記検索
手段による検索結果を要求を行ったユーザに対して送信
する検索結果送信手段と、を更に有することを特徴とす
る付記1記載の書籍管理装置。
【0138】(付記10) 前記検索手段によって該当
する書籍に関する蔵書情報が検出されなかった場合に
は、所定のキーワードを登録するキーワード登録手段
と、前記キーワード登録手段によって登録されたキーワ
ードに対応する書籍が蔵書情報に新たに登録された場合
には、キーワードに係るユーザに対して、その書籍に関
して新たに登録された情報を送信する新登録情報送信手
段と、を更に有することを特徴とする付記9記載の書籍
管理装置。
【0139】(付記11) ネットワークを介して複数
の図書館の蔵書を管理する書籍管理方法において、各図
書館の蔵書に関する情報である蔵書情報を管理する蔵書
情報管理ステップと、前記蔵書情報管理ステップに管理
された書籍の属性である書誌情報を管理する書誌情報管
理ステップと、各図書館の蔵書の貸借に関する貸借情報
を管理する貸借情報管理ステップと、を有することを特
徴とする書籍管理方法。
【0140】(付記12) ネットワークを介して複数
の図書館の蔵書を管理する処理をコンピュータに機能さ
せるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体において、コンピュータを、各図書館の蔵書に
関する情報である蔵書情報を管理する蔵書情報管理手
段、前記蔵書情報管理手段に管理された書籍の属性であ
る書誌情報を管理する書誌情報管理手段、各図書館の蔵
書の貸借に関する貸借情報を管理する貸借情報管理手
段、として機能させるプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ネット
ワークを介して複数の図書館の蔵書を管理する書籍管理
装置において、各図書館の蔵書に関する情報である蔵書
情報を管理する蔵書情報管理手段と、蔵書情報管理手段
に管理された書籍の属性である書誌情報を管理する書誌
情報管理手段と、各図書館の蔵書の貸借に関する貸借情
報を管理する貸借情報管理手段と、を設けるようにした
ので、図書館の司書の作業を軽減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示す図である。
【図3】図2に示す図書館システムサーバの詳細な構成
例を示す図である。
【図4】図2に示す卸会社側サーバの詳細な構成例を示
す図である。
【図5】新たな書籍を発注する際に、書籍を選択する選
書画面の一例を示す図である。
【図6】書誌DBに格納されているデータの一例を示す
図である。
【図7】発注データから選書を行う場合の選書画面の一
例を示す図である。
【図8】受発注DBに格納されているデータの一例を示
す図である。
【図9】統計データから選書する選書画面の一例を示す
図である。
【図10】ベストリーダDBに格納されているデータの
一例を示す図である。
【図11】新刊図書から選書する画面の一例を示す図で
ある。
【図12】発注冊数と値引率との関係を示すテーブルの
一例である。
【図13】発注冊数と値引率との関係を示すグラフの一
例である。
【図14】発注した書籍を一覧表示する画面の一例を示
す図である。
【図15】図12に示す画面において、「発注確定」ボ
タンを操作した後の受発注データの変化を示す図であ
る。
【図16】注文を査収したことを図書館の担当者に通知
するメールである。
【図17】発注された書籍について、書誌DBと所蔵D
Bを関連付けする際の様子を示す図である。
【図18】図書館において検収処理が実行された場合に
おける所蔵データの変化を示す図である。
【図19】書誌データをキーワードにより検索する画面
の一例を示す図である。
【図20】図19に示す検索画面において入力されたキ
ーワードの検索結果を表示する画面の一例を示す図であ
る。
【図21】SDIキーワードを登録する画面の一例を示
す図である。
【図22】図21に示す画面において登録されたSDI
キーワードの検索結果を通知する電子メールの一例であ
る。
【図23】図22に示す電子メールにおいて、ホットテ
キスト「未検収」が操作された場合に表示される画面の
一例である。
【図24】複数の図書館の図書コードを統括する方法の
一例を示す図である。
【図25】統括された図書コードの一例を示す図であ
る。
【図26】図書館間で書籍を相互貸与する場合におい
て、図書館Aから図書館Bへ書籍を貸し出す場合におけ
る所蔵DBの変化を示す図である。
【図27】図書館間で書籍を相互貸与する場合におい
て、図書館Bが図書館Aから書籍を受け取った場合の所
蔵DBの変化を示す図である。
【図28】図書館間で書籍を相互貸与する場合におい
て、図書館Bにおいて書籍をユーザに貸し出す場合にお
いて相互貸借用データ領域に格納されるデータの一例で
ある。
【図29】図書館間で書籍を相互貸与する場合におい
て、ユーザが図書館Bに書籍を返却した場合に相互貸借
用データ領域に格納されるデータの一例である。
【図30】図書館間で書籍を相互貸与する場合におい
て、図書館Bが図書館Aに書籍を返却した場合の所蔵D
Bの変化を示す図である。
【図31】選書画面から書籍を発注する際に、図書館シ
ステムサーバにおいて実行される処理の一例を説明する
フローチャートである。
【図32】発注締め日において、図書館システムサーバ
において実行される処理の一例を説明するフローチャー
トである。
【図33】SDIキーワードを登録する際に実行される
処理の一例を説明するフローチャートである。
【図34】新規書籍が登録された際に実行される処理の
一例を説明するフローチャートである。
【図35】従来における、図書館と卸会社との間におけ
る書籍の発注に関する手続きを示す図である。
【符号の説明】
10−1〜10−3 図書館管理システム 11 ネットワーク 12 書籍管理装置 12a 蔵書情報管理手段 12b 書誌情報管理手段 12c 貸借情報管理手段 12d 発注情報管理手段 12e 発注手段 13 ネットワーク 14 卸会社管理システム 20,21 図書館側クライアント 22 図書館システムサーバ 22a 受信部 22b 送信部 22c 処理部 22d 受発注DB 22e 書誌DB 22f ベストリーダDB 22g 所蔵DB 22h ユーザDB 22i 貸借DB 22j SDIDB 23,24 ユーザ側クライアント 25 卸会社側サーバ 25a 受信部 25b 送信部 25c 処理部 25d 受発注DB 25e 書誌DB 26 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502 (72)発明者 渡部 さやか 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目2番3号 株式会社富士通東北システムエンジニア リング内 Fターム(参考) 5B049 AA02 AA06 BB15 CC05 GG00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して複数の図書館の蔵
    書を管理する書籍管理装置において、 各図書館の蔵書に関する情報である蔵書情報を管理する
    蔵書情報管理手段と、 前記蔵書情報管理手段に管理された書籍の属性である書
    誌情報を管理する書誌情報管理手段と、 各図書館の蔵書の貸借に関する貸借情報を管理する貸借
    情報管理手段と、 を有することを特徴とする書籍管理装置。
  2. 【請求項2】 前記貸借情報管理手段は、異なる図書館
    間での書籍の相互貸借を行う場合には、所定の図書館が
    他の図書館の貸借情報を変更することを許可することを
    特徴とする請求項1記載の書籍管理装置。
  3. 【請求項3】 各図書館から発せられた新たな書籍に対
    する発注情報を管理する発注情報管理手段と、 前記発注情報管理手段によって管理された発注情報に基
    づいて、書籍の卸会社に対して発注を行う発注手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の書籍管理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記発注手段によって発注された書籍
    を、前記蔵書情報管理手段に未検収状態として登録し、
    前記書籍が入荷される前であっても貸し出し予約を行う
    貸出予約手段を更に有することを特徴とする請求項1記
    載の書籍管理装置。
  5. 【請求項5】 前記発注手段は、発注数量に応じて値引
    きされた価格にて発注を行うことを特徴とする請求項3
    記載の書籍管理装置。
JP2000332319A 2000-10-31 2000-10-31 書籍管理装置 Pending JP2002140467A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000332319A JP2002140467A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 書籍管理装置
US09/803,996 US20020052808A1 (en) 2000-10-31 2001-03-13 Book management apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000332319A JP2002140467A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 書籍管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002140467A true JP2002140467A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18808543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000332319A Pending JP2002140467A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 書籍管理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020052808A1 (ja)
JP (1) JP2002140467A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053818A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Fujitsu Ltd 図書館管理方法および図書館管理装置
JP2011053843A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Fujitsu Ltd 図書館の管理方法および図書館の管理装置
JP2017033563A (ja) * 2015-07-28 2017-02-09 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システム

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7685028B2 (en) * 2003-05-28 2010-03-23 Gross John N Method of testing inventory management/shipping systems
JP4424721B2 (ja) * 2003-06-11 2010-03-03 キヤノン株式会社 ライセンス情報発行サーバ
EP1548613A1 (en) * 2003-12-23 2005-06-29 Sap Ag Method and apparatus for performance improvement in a client/server system.
US20060155656A1 (en) * 2004-10-21 2006-07-13 Daftuar, Kreder, Adams Company Internet based textbook price comparison method using entered course identification
US8260776B2 (en) 2006-08-28 2012-09-04 Katherine Lynn France-Prouvoste Method, system and apparatus for dynamic registry of books and for modeling real-time market demand for books within academic sectors
US8401930B1 (en) * 2007-06-21 2013-03-19 Oclc Online Computer Library Center, Inc. Computerized system and method for library collection analysis
US8204902B1 (en) * 2009-02-27 2012-06-19 Emergent Systems Corporation Dynamic ranking of experts in a knowledge management system
CN102324155B (zh) * 2011-09-30 2014-04-16 江苏科技大学 一种安全的自助预约借书方法
US20130325581A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-05 3M Innovative Properties Company In-library lending activation
US9600770B1 (en) 2014-02-13 2017-03-21 Emergent Systems Corporation Method for determining expertise of users in a knowledge management system
US9665848B1 (en) * 2015-11-30 2017-05-30 O-Ring Sales & Service, Inc. Inventory management system and method of use
CN106779347A (zh) * 2016-12-01 2017-05-31 钟苡苇 一种图书馆线上管理的方法
CN108595504B (zh) * 2018-03-20 2023-09-29 山东中教传媒有限公司 一种图书管控服务平台
CN111953792B (zh) * 2020-08-18 2022-07-08 安徽师范大学 一种图书馆书籍智能管理系统及方法
CN112990512A (zh) * 2021-03-29 2021-06-18 苏州乐智永成智能科技有限公司 一种基于大数据的智慧图书馆管理系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4153931A (en) * 1973-06-04 1979-05-08 Sigma Systems Inc. Automatic library control apparatus
US5334822A (en) * 1990-05-21 1994-08-02 Universal Computer Technologies Inc. Method and system for inventoring a distributed plurality of items on a supply
US5319542A (en) * 1990-09-27 1994-06-07 International Business Machines Corporation System for ordering items using an electronic catalogue
US5288980A (en) * 1992-06-25 1994-02-22 Kingsley Library Equipment Company Library check out/check in system
US5260690A (en) * 1992-07-02 1993-11-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Article removal control system
US5758327A (en) * 1995-11-01 1998-05-26 Ben D. Gardner Electronic requisition and authorization process
US5752244A (en) * 1996-07-15 1998-05-12 Andersen Consulting Llp Computerized multimedia asset management system
US5963134A (en) * 1997-07-24 1999-10-05 Checkpoint Systems, Inc. Inventory system using articles with RFID tags
JPH11110441A (ja) * 1997-10-02 1999-04-23 Fujitsu Ltd 電子取り引きシステム
US6078897A (en) * 1998-02-02 2000-06-20 Intraware, Inc. Method and apparatus for optimizing orders for goods or services to increase a discount
CN100589132C (zh) * 1998-07-02 2010-02-10 夏普公司 电子版权作品发行管理系统
EP1901251B1 (en) * 1998-08-14 2010-09-29 3M Innovative Properties Company Applications for radio frequency identification systems
AU5587400A (en) * 1999-05-07 2000-11-21 Carlos Cardona System and method for database retrieval, indexing and statistical analysis

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053818A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Fujitsu Ltd 図書館管理方法および図書館管理装置
JP2011053843A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Fujitsu Ltd 図書館の管理方法および図書館の管理装置
JP2017033563A (ja) * 2015-07-28 2017-02-09 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20020052808A1 (en) 2002-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002140467A (ja) 書籍管理装置
US7756754B2 (en) Method for providing on-line shopping search service and system thereof
US8073831B2 (en) Electronic shop providing method, site search method, and bulletin board providing method for searching a plurality of content registered onto a website
US20160203493A1 (en) Electronic shop customer registration method
JP3991811B2 (ja) 在庫制御システムおよび在庫制御方法
JP2000137736A (ja) 不動産業務支援システムと端末装置及びそのプログラムを格納した記録媒体
JP2003186981A (ja) 本のリサイクル促進方法
US20020035516A1 (en) Server computer system for selling digital contents by using network, player terminal for replaying digital contents by using network, system for selling digital contents by using network, method for selling digital contents by using network, and machine-readable storage medium
JP4448272B2 (ja) ネットワークシステム、購入履歴提示方法、サーバ装置、プログラム、および記録媒体
JP3283158B2 (ja) 取次ぎシステムおよび注文処理方法
JP4679048B2 (ja) 電子チケット管理・流通システム及び電子チケット流通サーバ
KR20220125443A (ko) 마케팅 데이터베이스를 포함한 온라인 쇼핑몰 중개 시스템
KR101096405B1 (ko) 온라인 쇼핑몰 중개 방법 및 온라인 쇼핑몰 중개 시스템
JP2004234220A (ja) 受発注管理装置、受発注管理装置に用いるプログラム、商品の受発注方法
KR101153518B1 (ko) 온라인 쇼핑 검색 서비스 제공 방법 및 시스템
KR100707724B1 (ko) 온라인 쇼핑몰 중개 방법 및 온라인 쇼핑몰 중개 시스템
JP4270778B2 (ja) 図書館における閲覧管理システム、プログラム、及び記録媒体
JP5010325B2 (ja) ネットワーク注文システムおよびネットワークサーバ
JP2002140574A (ja) 購買システム,購買管理装置及び購買方法並びにデータ記憶媒体
JP2003099563A (ja) 図書館における発注受入システム、プログラム、及び記録媒体
JP4135185B2 (ja) 情報サービス提供システム及び方法並びに情報共有サーバ
JP2003108872A (ja) 電子新聞配信システム
KR20220109046A (ko) 온라인 쇼핑몰 중개 방법 및 중개 시스템
Records lLL Manager Version:|()
JP2003108834A (ja) 図書館における雑誌管理システム、プログラム、及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070123