JP2017091213A - データベース更新処理システムおよびデータベース更新処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】勘定系システムにおけるオンライン系の処理結果をバッチ系にリアルタイムに反映する。
【解決手段】データベース更新処理システム10において、バッチ処理キュー125を保持する記憶装置101と、各オンライン系システムでのトランザクションに関し、データ更新対象の資源および自他各々のオンライン系システムでのトランザクション間のデータ更新完了順序の各情報に基づき、各トランザクションによる当該資源に対するデータ更新事象の情報を生成し、バッチ処理キュー125が規定するオンライン系システムの当該資源とデータ利用系システムの資源とに対応付けてデータ利用系システム200に送る演算装置104を備えたオンライン系システム10を含む構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、データベース更新処理システムおよびデータベース更新処理方法に関するものであり、具体的には、勘定系システムにおけるオンライン系の処理結果をバッチ系にリアルタイムに反映する技術に関する。
金融機関における勘定系システムは、顧客の口座残高等の管理、入出金や振込、決済といった各種処理を実行する。そのため勘定系システムには高い性能と信頼性が要求され、大規模システムであるケースが多い。
こうした勘定系システムにおける処理は、大きく分けてオンライン系とバッチ系の2種類の処理からなる。このうちオンライン系は、例えば、顧客による口座からの現金引出し動作や口座への現金預け入れ動作の度に該当顧客の口座残高を更新するといった処理が該当する。一方、バッチ系は、上述のオンライン処理の結果を踏まえつつ、例えば、クレジットカード利用代金等を各顧客口座から引落として、口座残高を更新する処理などが該当する。
このようなオンライン系とバッチ系を含む情報システムにおけるデータアクセスの技術としては、例えば、ネットワークN1およびN2に接続している複数のデータ利用系システムと、ネットワークN2に接続している複数のデータ提供系システムと、を備えて構成される情報システムにおけるデータアクセス方法であって、データ利用系システムP1が、他のデータ利用系システムP2に対しデータ提供系システムD2のデータの利用要求をネットワークN1を通じて送信し、前記データ利用要求を受信したデータ利用系システムP2は、ネットワークN2を通じて前記データ利用要求に対応する処理の実行要求をデータ提供系システムD2に送信し、前記実行要求を受信したデータ提供系システムD2は、この実行要求に対応する処理を実行して必要なデータをネットワークN2を通じてデータ提供系システムD1に送信し、データ提供系システムD1は、前記データを受信してこれを記憶する情報システムにおけるデータアクセス方法(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2004−5460号公報
上述したオンライン系での取引結果は、夜間バッチ処理によって、バッチ系のDBおよびサブシステムに適宜反映されている。そのため、金融機関の所定担当者がサブシステムにて情報照会を行う場合、得られる情報は前日分までの取引結果でしかない。つまり上述の担当者はリアルタイムで顧客の取引情報を把握することが出来ない。
一方、オンライン系とバッチ系(およびサブシステム)とではデータベース構成が異なっており、サブシステムからオンラインDBを直接参照することや、オンラインDBのレプリカをサブシステム側に作成して参照用に用いる、といった構成を採用することも出来ない。また、勘定系取引では1取引で複数DBを更新するため、単純なデータ転送でバッチ系のDB更新を行うとしても、データの整合性が取れなくなる懸念がある。
そこで本発明の目的は、勘定系システムにおけるオンライン系の処理結果をバッチ系にリアルタイムに反映する技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のデータベース更新処理システムは、所定のオンライン系システムでのデータ更新対象の資源と、当該オンライン系システムでのデータ更新結果を利用するデータ利用系システムの資源との対応関係を規定したテーブルを保持する記憶装置と、各オンライン系システムで実行されたトランザクションに関して、データ更新対象とされた資源、および自他それぞれのオンライン系システムでのトランザクション間のデータ更新完了順序、の各情報に基づき、各トランザクションによる当該資源に対するデータ更新事象の情報を生成し、当該生成した更新情報を、前記テーブルが規定するオンライン系システムの当該資源とデータ利用系システムの資源とに対応付け、更新要求として前記データ利用系システムに送信する演算装置と、を備えたオンライン系システムを含むことを特徴とする。
また、本発明のデータベース更新処理方法は、所定のオンライン系システムでのデータ更新対象の資源と、当該オンライン系システムでのデータ更新結果を利用するデータ利用系システムの資源との対応関係を規定したテーブルを保持する記憶装置を備えたオンライン系システムが、各オンライン系システムで実行されたトランザクションに関して、データ更新対象とされた資源、および自他それぞれのオンライン系システムでのトランザクション間のデータ更新完了順序、の各情報に基づき、各トランザクションによる当該資源に対するデータ更新事象の情報を生成し、当該生成した更新情報を、前記テーブルが規定するオンライン系システムの当該資源とデータ利用系システムの資源とに対応付け、更新要求として前記データ利用系システムに送信することを特徴とする。
本発明によれば、勘定系システムにおけるオンライン系の処理結果をバッチ系(情報系たるサブシステムの概念含む)にリアルタイムに反映することが可能となる。
本実施形態のデータベース更新処理システムの構成例を示す図である。 本実施形態のオンライン系システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態のデータ利用系システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態のバッチ処理キューのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のバッチDBキューのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のデータベース更新処理方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における各オンライン系でのトランザクション実行例を示す図である。 本実施形態のデータベース更新処理方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における更新要求の具体例を示す図である。 本実施形態におけるバッチDBキューでのレコード例を示す図である。 本実施形態における処理通番の比較概念を示す図である。 本実施形態におけるエントリシフトの概念を示す図である。 本実施形態のデータベース更新処理方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態における自他の処理#の合算概念を示す図である。 本実施形態のバッチDBキューでのエントリ管理の概念を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の
データベース更新処理システム10の構成例を示す図である。図1に示すデータベース更新処理システム10は、金融機関における勘定系システムに該当する。こうしたデータベース更新処理システム10は、当該勘定系システムにおけるオンライン系システム100での処理結果を、データ利用系システム200(バッチ系:情報系たるサブシステムの概念含む)のデータベース等の資源にリアルタイムに反映するコンピュータシステムである。
本実施形態におけるデータベース更新処理システム10は、複数のオンライン系システム100と、これの処理結果を利用するデータ利用系システム200とから構成される。
各オンライン系システム100において実行されたオンライントランザクションの結果は、オンラインDB110の格納情報を更新すると共に、適宜な処理を経て更新情報となり、バッチ処理キュー125に格納される。このバッチ処理キュー125に格納された更新情報は更新要求としてデータ利用系システム200に送信される。
一方、データ利用系システム200が上述のオンライン系システム100から受信した更新要求はバッチDBキュー225に格納され、適宜な処理を経てバッチDB210(すなわち資源)の格納情報を更新するものとなる。
−−−ハードウェア構成−−−
図2は本実施形態のオンライン系システム100のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態におけるオンライン系システム100のハードウェア構成は以下の如くとなる。すなわちオンライン系システム100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク1と接続してデータ利用系システム200との通信処理を担う通信装置105、を備える。
なお、記憶装置101内には、本実施形態におけるオンライン系システムとして必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、オンラインDB110およびバッチ処理キュー125が少なくとも記憶されている。このうちオンラインDB110は、従来から存在するオンライン系システム100におけるデータベースである。他方、バッチ処理キュー125については後述する。
また当然ながら、当該オンライン系システム100は、勘定系システムを構成するオンライン系システムとして従来から実装されている機能についても備えるものとする。
また、図3は本実施形態のデータ利用系システム200のハードウェア構成例を示す図である。データ利用系システム200のハードウェア構成は以下の如くとなる。すなわちデータ利用系システム200は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置201、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ203、記憶装置201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置204、ネットワーク1と接続しオンライン系システム100との通信処理を担う通信装置205、を備える。
なお、記憶装置201内には、本実施形態のデータ利用系システムとして必要な機能を実装する為のプログラム202に加えて、バッチDB210およびバッチDBキュー22
5が少なくとも記憶されている。このうちバッチDB210は、従来から存在するデータ利用系システム200たるバッチ系システムにおけるデータベースである。他方、バッチDBキュー225については後述する。
また当然ながら、データ利用系システム200は、勘定系システムを構成するデータ利用系システムとして従来から実装されている機能についても備えるものとする。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態のデータベース更新処理システム10が用いるテーブル類におけるデータ構造例について説明する。上述のように、オンラインDB110およびバッチDB210については既存のデータベースと同じものであり、説明は省略する。
まずここでは、オンライン系システム100が保持するバッチ処理キュー125について説明する。図4は本実施形態におけるバッチ処理キュー125の構造例を示す図である。このバッチ処理キュー125は、各オンライン系システムでのデータ更新対象の資源すなわちオンラインDB110と、当該オンライン系システムでのデータ更新結果を利用するデータ利用系システム200の資源すなわちバッチDB210との対応関係を規定したテーブルとも言える。
こうしたバッチ処理キュー125は、上述のように資源間の対応関係を予め定めたテーブル構造を有すると共に、当該資源間の対応関係にマッチする更新情報を格納するキューである。バッチ処理キュー125は、記憶装置101またはメモリ103の適宜な記憶領域に構築されている。そのデータ構造は、オンライン系システム100の資源名すなわちオンラインDB名とデータ利用系システム200の資源名すなわちバッチDB名との対応関係をキーとして、更新対象の資源に関して当該対応関係にマッチする更新情報をエントリとして対応付けた構造を有している。各オンラインDBにデータ更新が複数次生じる場合、当該オンラインDBに関して、複数のエントリが格納されることになる。
また、バッチ処理キュー125に格納される更新情報は、処理系#、データポインタ、自処理#、データ更新の完了時刻、および他処理#といった値を対応付けたものである。
このうち処理系#は、トランザクションが実行されたオンライン系システム100の識別情報である。
またデータポインタは、そのオンライン系システム100のオンラインDB110においてデータ更新(格納)がなされた記憶領域を示すポインタである。
また自処理#は、当該トランザクションを実行したオンライン系システム100における、各トランザクション間での完了順を示す値である。この自処理#は、各トランザクションが完了するごとに当該オンライン系システム100が値をインクリメントして付与する処理通番となる。
またデータ更新の完了時刻は、当該トランザクションの完了時刻である。
また他処理#は、当該トランザクションの実行完了時点での、当該トランザクションを実行したオンライン系システム100以外の他オンライン系システムにおける、直近に完了したトランザクションの完了順(すなわち実行順序としては最も遅いタイミングで実行されたトランザクションの順序)を示す値である。この他処理#は、他オンライン系システムにおいて、各トランザクションが完了するごとに当該他オンライン系システムが値をインクリメントして付与する処理通番となる。
図5は本実施形態のバッチDBキュー225のデータ構成例を示す図である。本実施形態のデータ利用系システム200が保持するバッチDBキュー225は、データ利用系システム200がオンライン系システム100から受信した更新要求を格納するキューであり、記憶装置201またはメモリ203の適宜な記憶領域に構築されている。
こうしたバッチDBキュー225は、上述のバッチ処理キュー125と同様に、資源間の対応関係を予め定めたテーブル構造を有すると共に、当該資源間の対応関係にマッチする更新要求を格納するキューである。そのデータ構造は、オンライン系システム100の資源名すなわちオンラインDB名とデータ利用系システム200の資源名すなわちバッチDB名との対応関係をキーとして、更新対象の資源に関して当該対応関係にマッチする更新要求が示す更新情報をエントリとして対応付けた構造を有している。このバッチDBキュー225におけるエントリの登録管理については後述する。
−−−機能−−−
続いて、本実施形態のデータベース更新処理システム10が備える機能について説明する。上述したように、以下に説明する機能は、例えばデータベース更新処理システム10を構成する、オンライン系システム100およびデータ利用系システム200がそれぞれ備えるプログラムを実行することで実装される機能と言える。
このうちオンライン系システム100は、各オンライン系システム100で実行されたトランザクションに関して、データ更新対象とされたオンラインDB110、および自他それぞれのオンライン系システム100でのトランザクション間のデータ更新完了順序、の各情報に基づき、各トランザクションによる当該オンラインDB110に対するデータ更新事象の情報を生成し、当該生成した更新情報を、バッチ処理キュー125が規定するオンライン系システム100の当該オンラインDB110とデータ利用系システム200のバッチDB210とに対応付け、更新要求としてデータ利用系システム200に送信する機能を備えている。
また、データ利用系システム200は、上述のオンライン系システム100から更新要求を受信して記憶装置201のバッチDBキュー225に格納し、各更新要求が示すデータ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、上述の自他のオンライン系システム100を跨がったデータ更新完了順序でソートし、当該ソート後の順序に応じて当該データ利用系システム200の当該バッチDB210に対する更新情報に基づくデータ更新処理を実行する機能を備えている。
また、データ利用系システム200は、上述の更新処理の実行ごとに、当該実行対象の更新情報に関する、上述のソート後の順序の値を、バッチキュー引き出し可能番号として記憶装置201に格納する機能を備えている。
この場合、データ利用系システム200は、上述の順序の値、すなわちバッチキュー引き出し可能番号の格納後に新たに更新処理を実行するに際し、各更新情報に関する、上述のソート後の順序の値と、記憶装置201に格納してある直近のバッチキュー引き出し可能番号の値とを照合して、上述のソート後の順序の値が直近のバッチキュー引き出し可能番号の値以上の更新情報を特定し、当該特定した更新情報に基づくデータ更新処理を実行する機能を備えている。
また、本実施形態のデータ利用系システム200は、上述のオンライン系システム100から更新要求を受信した際、オンライン系システム100のオンラインDB110と当該データ利用系システム200のバッチDB210との対応関係に関して共通する他の更新要求が、既に記憶装置201のバッチDBキュー225に格納されているか判定する機
能を備えている。
この場合、データ利用系システム200は、上述の判定の結果、当該他の更新要求と今次受信した更新要求との間で、各更新要求が示すデータ更新完了順序に基づき、上述の自他のオンライン系システム100を跨がったデータ更新完了順序の先後を判定し、当該判定の結果に応じて、上述の他の更新要求と今次受信した更新要求との先後関係を規定した上で記憶装置201のバッチDBキュー225に格納する機能を備えている。
また、データ利用系システム200は、上述のソートに際し、記憶装置201のバッチDBキュー225が保持する各更新要求のうち、先後関係の共通する各更新要求が示すデータ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、上述の自他のオンライン系システム100を跨がったデータ更新完了順序でソートする機能を備えている。
この場合、データ利用系システム200は、上述の更新処理の実行対象となった更新要求に関して、上述の先後関係において次位の更新要求を最先のものと記憶装置201のバッチDBキュー225にて規定する機能を備えている。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態におけるデータベース更新処理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するデータベース更新処理方法に対応する各種動作は、データベース更新処理システム10がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は、本実施形態におけるデータベース更新処理方法のフロー例1を示す図であり、図7は本実施形態における各オンライン系でのトランザクション実行例を示す図である。
ここでオンライン系システム100は、オンラインDB110における所定のオンライントランザクションによるデータ更新結果を示すオンラインDB更新情報から、データ更新対象のオンラインDB名および当該オンラインDBでの更新データを抽出し、当該抽出したオンラインDB名をキーに、バッチ処理キュー125における更新情報の登録先を特定する(s100)。なお、上述のオンラインDB更新情報は、オンライン系システム100が所定のオンライントランザクションを実行し、オンラインDB110に対するデータ更新を実行するごとに自身で保持する情報である。
例えば、或るオンライントランザクションに由来するオンラインDB更新情報から抽出したオンラインDB名「オンDBA」をキーに、バッチ処理キュー125(図4)のテーブル構造に対する検索を実行すると、更新情報の登録先として、オンラインDB名「オンDBA」とバッチDB名「バッチDBα」との対応関係が規定されたエントリ欄を特定することとなる。
次にオンライン系システム100は、上述の或るオンライントランザクションの完了時点における、他のオンライン系システムでの処理通番を、当該他オンライン系システムに対して照会し取得する(s101)。この処理通番は、各オンライン系システム100が保持するカウンタで管理される値であり、当該オンライン系システム100で1つのオンライントランザクションが完了する毎にインクリメントされる。なお、このステップs101の処理に際し、オンライン系システム100は、自身のカウンタで管理している値についても取得する。
上述の或るオンライントランザクションが、例えば、「オンライン1系」なるオンライ
ン系システム100で実行されたものであり、図7で例示するオンライントランザクションのうち「TR3」であったとする。この「TR3」は、「オンライン1系」で最初に完了したオンライントランザクションであり、オンライン系システム100が自身のカウンタから取得する値は「1」となる。
この場合、当該「オンライン1系」なるオンライン系システム100は、他方の「オンライン2系」なるオンライン系システムに対して、上述の「TR3」完了時におけるカウンタの値を照会し、取得することとなる。図7で示す例であれば、「オンライン2系」では「TR3」完了時点で、いずれのオンライントランザクションも完了していない。そのため「TR3」完了時における「オンライン2系」のカウンタの値は「0」となる。よって「オンライン1系」のオンライン系システム100は、他オンライン系システムでの処理通番として「0」を取得する。
続いてオンライン系システム100は、上述の「TR3」なるオンライントランザクションの実行結果である、オンラインDB更新情報から、データ利用系システム200のバッチDB210に反映させるべき更新情報として、エントリ欄の各項目に対応した情報を抽出する(s102)。ここで抽出する情報とは、データポインタ、およびデータ更新の完了時刻、および他処理#といった値になる。
次にオンライン系システム100は、上述のまでの処理で例えば上述の「TR3」に関して得た、当該オンライントランザクションの完了時点における自他のオンライン系システムでの処理通番、データポインタ、および完了時刻、の各情報を、処理系#「オンライン1系」の値と共に、キューエントリの雛形に設定して更新要求を生成する(s103)。
続いてオンライン系システム100は、上述のステップs103で生成した更新要求を、エントリとしてバッチ処理キュー125における、該当エントリ欄(ステップs100で特定したもの)に格納する(s104)。
次にオンライン系システム100は、バッチ処理キュー125に格納した更新要求を、データ利用系システム200に送信し(s105)、当該フローを終了する。ここで送信する更新要求は、上述のエントリと、オンライン資源名たるオンラインDB名およびデータ利用系システム200の資源名たるバッチDB名とを含んでいる。
なお、この送信処理の実行契機は、例えばオンライン系システム100が情報処理装置として一般的に備えるタイマ機能により感知される一定時間経過のタイミングを想定出来る。
−−−フロー例2−−−
次に、データ利用系システム200が上述のオンライン系システム100から更新要求を受信した際の処理について説明する。図8は、本実施形態におけるデータベース更新処理方法のフロー例2を示す図である。
この場合、データ利用系システム200は、上述のオンライン系システム100から更新要求を受信し(s200)、当該更新要求が示すキー情報からバッチDBキュー225における登録先を特定する(s201)。このキー情報とは、上述のオンライン系システム100でデータ更新がなされたオンラインDB110の名と、当該データ利用系システム200のバッチDB210の名のセットである。
例えば、図9に示す更新要求900が示すキーとして、オンラインDB名「オンDBB
」とバッチDB名「バッチDBα」をキーに、バッチDBキュー225(図5)に対する検索を実行すると、更新要求の登録先として、オンラインDB名「オンDBB」とバッチDB名「バッチDBα」との対応関係が規定されたエントリ欄1000(図10)を特定することとなる。
続いてデータ利用系システム200は、上述のステップs201で特定したバッチDBキュー225のエントリ欄1000より、当該エントリ欄1000に登録されている最後尾のエントリレコードの所定情報を取得する(s202)。図10の例であれば、「エントリ2」から、処理系#「オンライン1系」、自処理通番「000002」、他処理通番「000005」、完了時刻「0:00:03’000」、およびデータポインタ「DP−XX」、といった情報を取得することになる。
次にデータ利用系システム200は、上述のステップs200で受信した更新要求が示す自処理通番と処理通番の合計値と、ステップs202取得した自処理通番と他処理通番の合計値とを比較する(s203)。
図11は本実施形態における処理通番の比較概念を示す図である。ここで例示するように、例えば、s200で受信した更新要求における自処理通番「000005」と他処理通番「000001」を合計して合計値「000006」を得たとする。また、s202で得た最後尾のエントリレコードにおける自処理通番「000002」と他処理通番「000005」を合計して合計値「000007」を得たとする。
データ利用系システム200は、これらを比較すると、今次受信した更新要求の処理通番合計「000006」が、最後尾のエントリレコードの処理通番合計「000007」より小さいと判定出来る(s203:y)。
データ利用系システム200は、このような比較により、上述の合計値が小さいほうがオンライン系システム100で先に処理されているものであり、データ利用系システム200にて先に処理されるべきデータであると特定する(s204)。
このように、ステップs200で受信した更新要求が、バッチDBキュー225における既存の最後尾のエントリより先に処理されるべきデータであると特定した場合、データ利用系システム200は、バッチDBキュー225における最後尾のエントリを、現在のエントリ欄における位置より1つ後ろのエントリにシフトする(s205)。
図12に本実施形態におけるエントリシフトの概念を示す。図12の例では、バッチDBキュー225において、オンラインDB名「オンDBB」とバッチDB名「バッチDBα」をキーにしたエントリ欄1000のうち最後尾の「エントリ3」に格納されていた、処理系#「オンライン1系」、自処理通番「000002」、他処理通番「000005」、完了時刻「0:00:03’000」、およびデータポインタ「DP−XX」、といった情報を含むエントリを、エントリ欄1000のうち「エントリ2」にシフトしている。
続いてデータ利用系システム200は、上述のエントリシフトにより空欄となったエントリ「エントリ2」より1つ前に登録されているエントリレコード「エントリ1」の所定情報を取得する(s206)。図12の例であれば、「エントリ1」から、処理系#「オンライン1系」、自処理通番「000001」、他処理通番「000003」、完了時刻「0:00:03’000」、およびデータポインタ「DP−XX」、といった情報を取得することになる。
次にデータ利用系システム200は、上述のステップs200で受信した更新要求が示す自処理通番と処理通番の合計値と、ステップs206で取得した自処理通番と他処理通番の合計値とを比較する(s207)。
図12のバッチDBキュー225の例であれば、s200で受信した更新要求における自処理通番「000005」と他処理通番「000001」の合計値「000006」と、s206で得た上述の1つ前のエントリレコードにおける自処理通番「000001」と他処理通番「000003」の合計値「000004」を比較すると、今次受信した更新要求の処理通番合計「000006」が、1つ前のエントリレコードの処理通番合計「000004」より大きいと判定出来る(s207:y)。
データ利用系システム200は、このような比較により、上述の合計値が小さいほうがオンライン系システム100で先に処理されているものであり、データ利用系システム200にて先に処理されるべきデータであると特定する。
データ利用系システム200は、このように、ステップs200で受信した更新要求が、バッチDBキュー225における1つ前のエントリより後に処理されるべきデータであると特定した場合、s200で受信した更新要求を、上述のエントリシフトによってバッチDBキュー225にて空欄となっている「エントリ2」に格納し(s208)、処理を終了する。
他方、上述の比較により、今次受信した更新要求の処理通番合計が、上述の1つ前のエントリレコードの処理通番合計より小さいものであった場合(s207:n)、データ利用系システム200は、更に1つ前のエントリレコードから所定情報を取得して、ステップs207以降と同様の処理を実行する(s209)。
また、上述のステップs203において、比較の結果、今次受信した更新要求の処理通番合計が、最後尾のエントリレコードの処理通番合計以上と判定出来た場合(s203:n)、データ利用系システム200は、最後尾のエントリより、今次受信した更新要求がオンライン系システム100で後に処理されているものであり、データ利用系システム200にて後に処理されるべきデータであると特定する(s210)。
この場合、データ利用系システム200は、ステップs200で受信した更新要求を、バッチDBキュー225のエントリ欄における最後尾のエントリとして登録し(s211)、処理を終了する。
このようにデータ利用系システム200は、上述のステップs202〜s211を適宜繰り返すことで、ステップs200で受信した更新要求の格納位置を、バッチDBキュー225におけるエントリ欄1000にて特定し、当該更新要求の格納を実行することとなる。
−−−フロー例3−−−
次に、データ利用系システム200が更新要求に基づいてバッチDB210でのデータ更新を実行する処理について図に基づき説明する。図13は、本実施形態におけるデータベース更新処理方法のフロー例3を示す図である。
データ利用系システム200は、バッチDBキュー225が保持する各更新要求のうち、先後関係の共通する、すなわちエントリ欄1000で同じ列にある各エントリレコードから、自処理通番および他処理通番の各値を取得する(s300)。
次にデータ利用系システム200は、上述のステップs300で得た各エントリレコードの自処理通番および他処理通番の各値をそれぞれ合算し、その値の小さい順で各エントリレコードをソートする(s301)。
図14で示す例では、バッチDBキュー225において先頭エントリ「エントリ1」の全エントリレコードを読み取り、各エントリレコードから自処理通番および他処理通番の合算値を求めた結果、「バッチDBα」に関して合算値「000007」、「バッチDBβ」に関して合算値「000008」、「バッチDBγ」に関して合算値「000005」、「バッチDBδ」に関して合算値「000008」、の各値を得られている。また、この合算値の小さい順にエントリレコードをソートした結果、「バッチDBγ」、「バッチDBα」、「バッチDBβ」、「バッチDBδ」の順となった。
次にデータ利用系システム200は、上述のソートの結果、先頭となった、すなわち最も早く処理すべきエントリレコード(更新要求)に関する上述の合算値を、既に述べたバッチキュー引き出し可能番号と比較する(s302)。
上述の比較の結果、当該エントリレコードに関する上述の合算値が、バッチキュー引き出し可能番号の値に1を加算した値と同じであれば(s302:y)、データ利用系システム200は、当該エントリレコードに基づき、当該バッチDB210に対するデータ更新処理を実行する(s303)。他方、当該エントリレコードに関する上述の合算値が、バッチキュー引き出し可能番号の値に1を加算した値と異なれば(s302:n)、データ利用系システム200は、例えば所定時間待機して処理をs300に戻す。
また、データ利用系システム200は、上述のデータ更新処理に伴い、バッチDBキュー225から該当エントリレコードを削除し、それまで次位のエントリ「エントリ2」のエントリレコードを、「エントリ1」にシフトする(s304)。
図15に示す例では、バッチDBキュー225において「バッチDBγ」の「エントリ1」に基づくデータ更新処理の実行に伴い、「エントリ2」であるエントリレコードを、「エントリ1」にシフトする状況を示す。
また、データ利用系システム200は、バッチキュー引き出し可能番号を、上述のステップs303でデータ更新処理の対象としたエントリレコードの自処理通番および他処理通番の合計値に置換し(s305)、処理を終了する。
こうしたステップs302〜s305の処理は、上述のステップs302の比較処理で、上述の合算値が、バッチキュー引き出し可能番号の値に1を加算した値と同じエントリレコードが、ソート後のエントリレコードから特定出来る限り、繰り返し実行される。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、勘定系システムにおけるオンライン系の処理結果をバッチ系(情報系たるサブシステムの概念含む)にリアルタイムに反映することが可能となる。こうした反映がなされるバッチ系ないしサブシステムを利用する金融機関の営業担当者等は、顧客の金融資産の増減動向等を迅速に認識して営業活動を行うことが可能となる。換言すれば、営業機会損失のリスクを抑制することが出来る。
また、勘定系システムにおけるCPUのサイジングは夜間バッチ処理での必要性能を基点に設計されているため、本実施形態のデータベース更新処理技術を採用することで、情
報系還元処理の削減に伴うスペックダウンを図ることが可能となる。このことは、勘定系システムの導入、運用等に関するコスト削減効果につながる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のデータベース更新処理システムにおいて、前記オンライン系システムから前記更新要求を受信して記憶装置に格納し、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、当該ソート後の順序に応じて当該データ利用系システムの当該資源に対する前記更新情報に基づくデータ更新処理を実行する演算装置を備えたデータ利用系システムを更に含むとしてもよい。
これによれば、データ利用系システムにおける各資源間でのデータ更新順についても考慮したデータ更新を行うことが可能となる。
また、本実施形態のデータベース更新処理システムにおいて、前記データ利用系システムの前記演算装置は、前記更新処理の実行ごとに、当該実行対象の更新情報に関する、前記ソート後の順序の値を記憶装置に格納する処理を更に実行し、前記順序の値の格納後に新たに更新処理を実行するに際し、各更新情報に関する前記ソート後の順序の値と、前記記憶装置に格納してある直近の前記順序の値とを照合して、前記ソート後の順序の値が前記直近の前記順序の値以上の更新情報を特定し、当該特定した更新情報に基づくデータ更新処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、何らかの理由で遅延しているトランザクションに対応した更新要求等の受信を待って、正確な更新順序での齟齬の無いデータ更新処理が可能となる。
また、本実施形態のデータベース更新処理システムにおいて、前記データ利用系システムの前記演算装置は、前記オンライン系システムから前記更新要求を受信した際、オンライン系システムの資源と当該データ利用系システムの資源との対応関係に関して共通する他の更新要求が既に記憶装置に格納されていた場合、当該他の更新要求と前記受信した更新要求との間で、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づき、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序の先後を判定し、当該判定の結果に応じて、前記他の更新要求と前記受信した更新要求との先後関係を規定して記憶装置に格納し、前記ソートに際し、記憶装置の各更新要求のうち、前記先後関係の共通する各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、前記更新処理の実行対象となった更新要求に関して、前記先後関係において次位の更新要求を最先のものと記憶装置にて規定する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、更新要求を受けるごとにトランザクション間での先後の関係をあらためて判定し、この先後関係に基づいた齟齬の無いデータ更新処理が可能となる。
また、本実施形態のデータベース更新処理方法において、前記データ利用系システムが、前記オンライン系システムから前記更新要求を受信して記憶装置に格納し、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、当該ソート後の順序に応じて当該データ利用系システムの当該資源に対する前記更新情報に基づくデータ更新処理を実行するとしてもよい。
また、本実施形態のデータベース更新処理方法において、前記データ利用系システムが、前記更新処理の実行ごとに、当該実行対象の更新情報に関する、前記ソート後の順序の
値を記憶装置に格納する処理を更に実行し、前記順序の値の格納後に新たに更新処理を実行するに際し、各更新情報に関する前記ソート後の順序の値と、前記記憶装置に格納してある直近の前記順序の値とを照合して、前記ソート後の順序の値が前記直近の前記順序の値以上の更新情報を特定し、当該特定した更新情報に基づくデータ更新処理を実行するとしてもよい。
また、本実施形態のデータベース更新処理方法において、前記データ利用系システムが、前記オンライン系システムから前記更新要求を受信した際、オンライン系システムの資源と当該データ利用系システムの資源との対応関係に関して共通する他の更新要求が既に記憶装置に格納されていた場合、当該他の更新要求と前記受信した更新要求との間で、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づき、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序の先後を判定し、当該判定の結果に応じて、前記他の更新要求と前記受信した更新要求との先後関係を規定して記憶装置に格納し、前記ソートに際し、記憶装置の各更新要求のうち、前記先後関係の共通する各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、前記更新処理の実行対象となった更新要求に関して、前記先後関係において次位の更新要求を最先のものと記憶装置にて規定する処理を更に実行する、としてもよい。
1 ネットワーク
10 データベース更新処理システム
100 オンライン系システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
110 オンラインDB
125 バッチ処理キュー
200 データ利用系システム
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
205 通信装置
210 バッチDB
225 バッチDBキュー

Claims (8)

  1. 所定のオンライン系システムでのデータ更新対象の資源と、当該オンライン系システムでのデータ更新結果を利用するデータ利用系システムの資源との対応関係を規定したテーブルを保持する記憶装置と、
    各オンライン系システムで実行されたトランザクションに関して、データ更新対象とされた資源、および自他それぞれのオンライン系システムでのトランザクション間のデータ更新完了順序、の各情報に基づき、各トランザクションによる当該資源に対するデータ更新事象の情報を生成し、当該生成した更新情報を、前記テーブルが規定するオンライン系システムの当該資源とデータ利用系システムの資源とに対応付け、更新要求として前記データ利用系システムに送信する演算装置と、
    を備えたオンライン系システムを含むことを特徴とするデータベース更新処理システム。
  2. 前記オンライン系システムから前記更新要求を受信して記憶装置に格納し、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、当該ソート後の順序に応じて当該データ利用系システムの当該資源に対する前記更新情報に基づくデータ更新処理を実行する演算装置を備えたデータ利用系システムを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のデータベース更新処理システム。
  3. 前記データ利用系システムの前記演算装置は、
    前記更新処理の実行ごとに、当該実行対象の更新情報に関する、前記ソート後の順序の値を記憶装置に格納する処理を更に実行し、
    前記順序の値の格納後に新たに更新処理を実行するに際し、各更新情報に関する前記ソート後の順序の値と、前記記憶装置に格納してある直近の前記順序の値とを照合して、前記ソート後の順序の値が前記直近の前記順序の値以上の更新情報を特定し、当該特定した更新情報に基づくデータ更新処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータベース更新処理システム。
  4. 前記データ利用系システムの前記演算装置は、
    前記オンライン系システムから前記更新要求を受信した際、オンライン系システムの資源と当該データ利用系システムの資源との対応関係に関して共通する他の更新要求が既に記憶装置に格納されていた場合、当該他の更新要求と前記受信した更新要求との間で、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づき、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序の先後を判定し、当該判定の結果に応じて、前記他の更新要求と前記受信した更新要求との先後関係を規定して記憶装置に格納し、
    前記ソートに際し、記憶装置の各更新要求のうち、前記先後関係の共通する各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、
    前記更新処理の実行対象となった更新要求に関して、前記先後関係において次位の更新要求を最先のものと記憶装置にて規定する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータベース更新処理システム。
  5. 所定のオンライン系システムでのデータ更新対象の資源と、当該オンライン系システムでのデータ更新結果を利用するデータ利用系システムの資源との対応関係を規定したテーブルを保持する記憶装置を備えたオンライン系システムが、
    各オンライン系システムで実行されたトランザクションに関して、データ更新対象とされた資源、および自他それぞれのオンライン系システムでのトランザクション間のデータ更新完了順序、の各情報に基づき、各トランザクションによる当該資源に対するデータ更
    新事象の情報を生成し、当該生成した更新情報を、前記テーブルが規定するオンライン系システムの当該資源とデータ利用系システムの資源とに対応付け、更新要求として前記データ利用系システムに送信する、
    ことを特徴とするデータベース更新処理方法。
  6. 前記データ利用系システムが、
    前記オンライン系システムから前記更新要求を受信して記憶装置に格納し、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、当該ソート後の順序に応じて当該データ利用系システムの当該資源に対する前記更新情報に基づくデータ更新処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータベース更新処理方法。
  7. 前記データ利用系システムが、
    前記更新処理の実行ごとに、当該実行対象の更新情報に関する、前記ソート後の順序の値を記憶装置に格納する処理を更に実行し、
    前記順序の値の格納後に新たに更新処理を実行するに際し、各更新情報に関する前記ソート後の順序の値と、前記記憶装置に格納してある直近の前記順序の値とを照合して、前記ソート後の順序の値が前記直近の前記順序の値以上の更新情報を特定し、当該特定した更新情報に基づくデータ更新処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータベース更新処理方法。
  8. 前記データ利用系システムが、
    前記オンライン系システムから前記更新要求を受信した際、オンライン系システムの資源と当該データ利用系システムの資源との対応関係に関して共通する他の更新要求が既に記憶装置に格納されていた場合、当該他の更新要求と前記受信した更新要求との間で、各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づき、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序の先後を判定し、当該判定の結果に応じて、前記他の更新要求と前記受信した更新要求との先後関係を規定して記憶装置に格納し、
    前記ソートに際し、記憶装置の各更新要求のうち、前記先後関係の共通する各更新要求が示す前記データ更新完了順序に基づいて、各トランザクションに関する更新情報を、前記自他のオンライン系システムを跨がったデータ更新完了順序でソートし、
    前記更新処理の実行対象となった更新要求に関して、前記先後関係において次位の更新要求を最先のものと記憶装置にて規定する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータベース更新処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107809480A (zh) * 2017-10-25 2018-03-16 上海瀚银信息技术有限公司 一种交易整流系统

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