JP6771347B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、基板処理装置に関する。
従来、回転する基板の表面に処理液を供給し、遠心力によって基板上に処理液を拡散させることによって、レジスト塗布や洗浄などの処理を行う基板処理装置が知られている。
基板処理装置は、処理室の天井部に設けられた給気部から清浄気体を処理室内の基板へ給気しつつ、処理カップの下部に形成された排気部から排気を行うことにより、処理室内にダウンフローを形成して処理室内の雰囲気を清浄に保った状態で基板を処理している。
特開2015−88734号公報
しかしながら、ダウンフローは、基板や基板を保持する保持部が回転することにより発生する旋回流によって乱れるという問題があった。ダウンフローの乱れは、処理室内の雰囲気を清浄に保つことを困難にし、基板に汚染物質が付着する等基板処理に影響を与える可能性がある。このため、旋回流を抑制することが望ましい。
実施形態の一態様は、旋回流によるダウンフローの乱れを抑制することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板処理装置は、保持部と、駆動部と、気流形成部と、カップと、気流制御機構とを備える。保持部は、基板を保持する。駆動部は、保持部を回転させる。気流形成部は、保持部に保持された基板の上方に配置されて下降気流を形成する。カップは、保持部に保持された基板の側方を取り囲むように配置され、基板の上方に設けられる開口と、開口から流入する気流を排出する排気口とを有する。気流制御機構は、保持部に保持された基板の下方に配置され、基板を含む回転体の回転により発生する、基板の外側へ向かう旋回流の向きを変える気流を発生させる。
実施形態の一態様によれば、旋回流によるダウンフローの乱れを抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。 図2は、処理ユニットの構成を示す模式平面図である。 図3は、処理ユニットの模式側面図である。 図4は、気流制御機構の模式拡大図である。 図5は、気流制御機構の模式平面図である。 図6は、第1の変形例に係る処理ユニットの模式側面図である。 図7は、第2の変形例に係る処理ユニットの模式側面図である。 図8は、第3の変形例に係る処理ユニットの模式側面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、本実施形態では半導体ウェハ(以下ウェハW)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
次に、処理ユニット16の概略構成について図2を参照して説明する。図2は、処理ユニット16の構成を示す模式平面図である。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウェハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
次に、処理ユニット16の具体的な構成例について図3を参照して説明する。図3は、処理ユニット16の模式側面図である。
図3に示すように、処理ユニット16の基板保持機構30は、たとえばバキュームチャックである。具体的には、基板保持機構30は、ウェハWよりも小径の保持部31を備える。保持部31は、図示しない吸気装置に接続されており、かかる吸気装置の吸気によって発生する負圧を利用してウェハWの裏面を吸着することによって、ウェハWの裏面中央部を保持する。
回収カップ50は、保持部31に保持されたウェハWの側方を取り囲むように配置され、ウェハWの上方には開口53を有する。FFU21から供給される気体、具体的には、ドライエア等の清浄気体は、回収カップ50の開口53から回収カップ50の内部へ流入し、回収カップ50の底部に形成された排気口52から外部へ排出される。
FFU21からチャンバ20内に清浄気体を供給しつつ、回収カップ50の下部に形成された排気口52から排気を行うことにより、チャンバ20内にダウンフローを形成してチャンバ20内の雰囲気を清浄に保っている。
しかしながら、ダウンフローは、ウェハWやウェハWを保持する保持部31が回転することにより発生する旋回流によって乱れるおそれがある。
具体的には、ウェハWやウェハWを保持する保持部31が回転すると、ウェハWの側方に、渦を巻きながらウェハWの外側へ向かう旋回流が発生する。また、ウェハWの裏面側にも、ウェハWの中心部から外側に向かう旋回流が発生する。さらに、保持部31の側方や裏面側においても同様の旋回流が発生する。これらの旋回流は、ウェハW側から回収カップ50側へ向かって流れるため、回収カップ50とウェハWとの間を通って排気口52へ向かうダウンフローを妨げるおそれがある。
そこで、本実施形態に係る処理ユニット16は、旋回流の向きを変える気流を発生させる気流制御機構60を備えることとした。気流制御機構60を用いて旋回流の向きを変えることにより、旋回流によるダウンフローの乱れを抑制することができ、基板処理への影響を抑えることが可能である。
ここで、気流制御機構60の具体的な構成について図4および図5を参照して説明する。図4は、気流制御機構60の模式拡大図である。また、図5は、気流制御機構60の模式平面図である。
図4および図5に示すように、気流制御機構60は、環状の本体部61を備える。本体部61は、ウェハWと同径または略同径である。かかる本体部61の内周側には、本体部61の内方側かつ下方側に向かって気体を噴出する噴出口62が形成される。
具体的には、本体部61の内部には、環状の内部通路64が形成されており、かかる内部通路64から本体部61の外側へ通じる環状の細い隙間を噴出口62としている。
本体部61には、内部通路64に連通する吸気口65が形成されており、吸気口65は、流量調整部81を介して気体供給源82に接続される。気体供給源82は、たとえば、FFU21から供給される気体と同一の気体(たとえば、ドライエアや窒素)を気流制御機構60へ供給する。流量調整部81は、バルブや流量調整器等を含んで構成され、制御部18によって制御される。
気体供給源82から供給される気体は、吸気口65から内部通路64に送り込まれ、噴出口62から本体部61の外部へ送り出される。
また、本体部61の内周側には、噴出口62に連続してコアンダ面63が形成される。コアンダ面63は、噴出口62から噴出される気体をコアンダ効果により引き寄せて下向きの気流を発生させる。
このコアンダ面63に沿った気流は、本体部61の内側の圧力を低下させる。これにより、本体部61の周囲の気体が本体部61の内側に引き込まれる。気流制御機構60は、この引き込む力を利用して、ウェハWを含む回転体の回転により発生する旋回流を本体部61の内側に引き込むことで、ウェハWの外側へ向かう旋回流の向きを変えることができる。
具体的には、本体部61は、噴出口62よりも上側に、ウェハWの外周部における下面と対向する水平面66と、水平面66からコアンダ面63に向かって下る下り面67とを備えており、旋回流は、ウェハWの下面と対向する水平面66および下り面67に沿って本体部61の内側に引き込まれる。
なお、本実施形態においてコアンダ面63は、噴出口62に連続する湾曲面部分631と、湾曲面部分631に連続する垂直面部分632とを有する。また、下り面67は、水平面66に連続する湾曲面部分671と、湾曲面部分671および噴出口62に連続する垂直面部分672とを有する。
このように、気流制御機構60は、本体部61の周囲の気体を本体部61の内側に引き込むことで、旋回流の向きを変えることができる。
旋回流を本体部61の内側に効率よく引き込むために、気流制御機構60は、ウェハWの下面に近接して配置されることが好ましい。
ところで、旋回流の強さは、ウェハW等の回転数に応じて変化する。具体的には、旋回流は、ウェハWの回転数が上がるほど強さが増す。そこで、制御部18は、ウェハWの回転数に応じて気流制御機構60の噴出口62から噴出させる気体の流量を変化させることとしてもよい。
具体的には、制御部18は、ウェハWの回転数が第1の回転数である場合には、噴出口62から噴出される気体の流量が第1の流量となり、ウェハWの回転数が第1の回転数よりも多い第2の回転数である場合には、噴出口62から噴出される気体の流量が第1の流量よりも多い第2の流量となるように流量調整部81を制御する。
たとえば、一連の基板処理において、処理流体供給部40から回転するウェハWに対して処理液を供給する液処理時におけるウェハWの回転数が第1の回転数であり、その後、ウェハWを高速で回転させることによりウェハWを乾燥させる乾燥処理時におけるウェハWの回転数が第2の回転数であるとする。この場合、制御部18は、噴出口62から噴出される気体の流量が、処理液供給処理時には第1の流量となり、乾燥処理時には第2の流量となるように流量調整部81を制御する。
このように、ウェハWの回転数に応じて噴出口62から噴出させる気体の流量を変化させることにより、旋回流によるダウンフローの乱れをより適切に抑制することができる。また、チャンバ20内の環境を一定に保つことができる。
図3に示すように、回収カップ50の底部には隔壁54が設けられる。隔壁54は、平面視円周状を有し、隔壁54の上端部は、気流制御機構60の下面に近接して配置される。上述した排液口51および排気口52は、隔壁54の外側に形成される。
そして、隔壁54の内側における回収カップ50の底部には、気流制御機構60から噴出された気体を処理ユニット16の外部へ排気する排気口55が形成される。
このように、回収カップ50の底部に隔壁54および排気口55を設けることにより、気流制御機構60から噴出された気体がダウンフローに与える影響を少なくすることができる。
上述してきたように、本実施形態に係る処理ユニット16(基板処理装置の一例)は、保持部31と、駆動部33と、FFU21(気流形成部の一例)と、回収カップ50(カップの一例)と、気流制御機構60とを備える。保持部31は、ウェハW(基板の一例)を保持する。駆動部33は、保持部31を回転させる。FFU21は、保持部31に保持されたウェハWの上方に配置されてダウンフロー(下降気流)を形成する。回収カップ50は、保持部31に保持されたウェハWの側方を取り囲むように配置され、ウェハWの上方に設けられる開口53と、開口53から流入する気流を排出する排気口52とを有する。気流制御機構60は、保持部31に保持されたウェハWの下方に配置され、ウェハWの回転により発生する、ウェハWの外側へ向かう旋回流の向きを変える気流を発生させる。
したがって、本実施形態に係る処理ユニット16によれば、旋回流によるダウンフローの乱れを抑制することができる。
次に、本実施形態に係る処理ユニット16の変形例について説明する。まず、第1の変形例について図6を参照して説明する。図6は、第1の変形例に係る処理ユニットの模式側面図である。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図6に示すように、第1の変形例に係る処理ユニット16Aでは、排気口55に、排気管83が接続され、排気管83は、圧縮部84を介してタンク85に接続される。圧縮部84は、たとえばコンプレッサであり、排気口55に流入した気体を圧縮する。また、タンク85は、圧縮部84によって圧縮された気体を貯留する。さらに、タンク85には、供給管86が接続され、供給管86は、流量調整部81を介して吸気口65に接続される。
このように、第1の変形例に係る処理ユニット16Aでは、気流制御機構60から噴出される気体やFFU21から供給される気体を圧縮部84により圧縮してタンク85に貯留することで、使用済みの気体を再利用することができる。したがって、第1の変形例に係る処理ユニット16Aによれば、気体の使用量を抑えつつ、旋回流を抑制することができる。
なお、処理ユニット16Aでは、気流制御機構60の非使用時、具体的には、ウェハWが回転していないウェハWの搬入時や搬出時に、FFU21から供給される気体をタンク85に貯留しておくことで、気流制御機構60の使用時において、気流制御機構60から気体を途切れることなく噴出させることができる。
次に、第2の変形例について図7を参照して説明する。図7は、第2の変形例に係る処理ユニットの模式側面図である。
図7に示すように、第2の変形例に係る処理ユニット16Bは、基板保持機構30Bを備える。基板保持機構30Bは、いわゆるメカチャックであり、ウェハWと略同径の保持部31Bを備える。保持部31Bの上面には、ウェハWの周縁部を把持する把持部311が設けられており、ウェハWは、かかる把持部311によって保持部31Bの上面からわずかに離間した状態で水平に保持される。
かかる処理ユニット16Bにおいて、気流制御機構60は、ウェハWではなく保持部31Bの下方に配置される。具体的には、気流制御機構60の本体部61が有する水平面66は、保持部31Bの外周部における下面と対向する位置に、保持部31Bの外周部における下面に近接して配置される。
このように、気流制御機構60は、保持部31Bの下方または保持部31Bに保持されたウェハWの下方に配置されればよい。
なお、第2の変形例に係る処理ユニット16Bは、流量調整部81および気体供給源82に代えて、第1の変形例に係る処理ユニット16Aが備える排気管83、圧縮部84、タンク85、供給管86および流量調整部81を備えてもよい。
次に、第3の変形例について図8を参照して説明する。図8は、第3の変形例に係る処理ユニットの模式側面図である。
上述してきた実施形態では、コアンダ効果を利用して周囲の気体を引き込むことで、旋回流の向きを変えることとしたが、気流制御機構は、必ずしもコアンダ効果を利用するものであることを要しない。
たとえば、図8に示すように、第3の変形例に係る処理ユニット16Cは、気流制御機構60Cを備える。気流制御機構60Cは、基板保持機構30の支柱部32に取り付けられたプロペラである。かかる気流制御機構60Cは、支柱部32の回転に伴って回転し、これにより発生する下向きの気流によって旋回流の向きを変えることができる。
なお、気流制御機構60Cは、少なくとも支柱部32と同軸上に回転可能に配置されればよく、必ずしも支柱部32に取り付けられることを要しない。たとえば、気流制御機構60Cは、支柱部32と同軸上に配置されるとともに駆動部33とは別の駆動部によって回転する回転軸に取り付けられてもよい。このように構成することで、ウェハWの回転と、気流制御機構60Cの回転とを別々に制御することができる。また、第3の変形例において隔壁54は、たとえばプロペラの先端部に上端部が近接する位置に配置される。かかる配置とすることで、気流制御機構60から噴出された気体がダウンフローに与える影響を少なくすることができる。
なお、第3の変形例に係る処理ユニット16Cは、流量調整部81および気体供給源82に代えて、第1の変形例に係る処理ユニット16Aが備える排気管83、圧縮部84、タンク85、供給管86および流量調整部81を備えてもよい。また、第3の変形例に係る処理ユニット16Cは、基板保持機構30に代えて、第2の変形例に係る処理ユニット16Bが備える基板保持機構30Bを備えてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
1 基板処理システム
16 処理ユニット
18 制御部
30 基板保持機構
31 保持部
32 支柱部
33 駆動部
40 処理流体供給部
50 回収カップ
52 排気口
53 開口
60 気流制御機構
61 本体部
62 噴出口
63 コアンダ面
64 内部通路
65 吸気口
66 水平面
67 下り面

Claims (5)

  1. 基板を保持する保持部と、
    前記保持部を回転させる駆動部と、
    前記保持部に保持された基板の上方に配置されて下降気流を形成する気流形成部と、
    前記保持部に保持された基板の側方を取り囲むように配置され、該基板の上方に設けられる開口と、前記開口から流入する気流を排出する排気口とを有するカップと、
    前記保持部に保持された基板の下方に配置され、前記基板の回転により発生する、前記基板の外側へ向かう旋回流の向きを変える気流を発生させる気流制御機構と
    を備え
    前記気流制御機構は、
    気体を噴出する噴出口と、前記噴出口に連続して形成され、前記噴出口から噴出される気体をコアンダ効果により引き寄せて下向きの気流を発生させるコアンダ面とを内周側に備える環状の本体部
    を備え、
    前記本体部は、
    前記基板の下面または前記保持部の下面と対向する水平面と、
    前記水平面から前記コアンダ面に向かって下る下り面と
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記水平面は、
    前記基板の下面または前記保持部の下面に近接して配置されること
    を特徴とする請求項に記載の基板処理装置。
  3. 前記水平面は、
    前記基板の下面または前記保持部の外周部における下面と対向すること
    を特徴とする請求項またはに記載の基板処理装置。
  4. 前記噴出口から噴出される気体の流量を調整する流量調整部と、
    前記基板の回転数が第1の回転数である場合には、前記噴出口から噴出される気体の流量が第1の流量となり、前記基板の回転数が前記第1の回転数よりも多い第2の回転数である場合には、前記噴出口から噴出される気体の流量が前記第1の流量よりも多い第2の流量となるように前記流量調整部を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  5. 前記排気口に流入した気体を圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部によって圧縮された気体を貯留するタンクと、
    前記タンクに貯留された気体を前記気流制御機構へ送る供給管と
    を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の基板処理装置。
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