JP6925185B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置に関する。
従来、半導体基板(以下、単に「基板」という。)の製造工程では、基板に対して様々な処理が施される。例えば、特許文献1に開示されている基板処理装置では、保持プレートと共に回転するウエハ上に処理液が供給され、ウエハの洗浄処理が行われる。ウエハに供給された処理液は、遠心力により径方向外方へと移動し、ウエハの外周縁から周囲へと飛散する。ウエハの周囲には、保持プレートと共に回転する回転カップが設けられており、ウエハから飛散した処理液は、回転カップの内周面にて受けられて下方へと排出される。
実用新案登録第3171521号公報
ところで、特許文献1の基板処理装置では、回転カップの内周面から跳ね返った処理液の液滴等が、ウエハに再付着するおそれがある。そこで、例えば、回転カップの下方から排気を行ってウエハと回転カップとの間に下向きの気流を形成し、回転カップから跳ね返った処理液の液滴等を下方へと導くことが考えられる。しかしながら、ウエハへの液滴等の再付着を防止することが可能な流速の気流を形成しようとすると、排気部の容量が増大し、基板処理装置のランニングコストが増大するおそれがある。また、複数の基板処理装置を並行して稼働させる場合、複数の基板処理装置にて共用される排気部において容量不足が生じ、ウエハと回転カップとの間の下向きの気流の流速が低下してしまうおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板とカップ部との間の下向きの気流を好適に形成することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部とを備え、前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、前記下部対向部の前記外周面の径方向外側を下向きに通過したガスは、前記カップ部から外部へと排出され、前記ガスとは異なるガスが、前記下部間隙に径方向内側から供給される
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記下部対向部の前記外周面の少なくとも一部が、前記基板対向部の外周縁よりも径方向外側に位置する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の基板処理装置であって、前記下部間隙の前記外周縁が、前記基板の外周縁と径方向において同じ位置に位置し、または、前記基板の前記外周縁よりも径方向外側に位置する。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1つに記載の基板処理装置であって、前記基板対向部を前記下部対向部に対して上下方向に相対移動することにより、前記下部間隙の上下方向の高さを変更する間隙変更機構をさらに備える。
請求項に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、を備え、前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、前記下部対向部が、前記基板対向部に接続されており、前記基板回転機構により前記基板対向部と共に回転される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の基板処理装置であって、前記下部対向部と上下方向に対向するボス部をさらに備え、前記下部対向部と前記ボス部との間の間隙に径方向内側からパージガスが供給され、前記パージガスの一部が、前記下部間隙に径方向内側から供給される。
請求項に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、を備え、前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、前記基板回転機構による前記基板保持部の回転により前記間隙気流が形成され、前記基板保持部が、前記下部間隙よりも径方向内側に配置されて前記基板保持部の回転により前記下部間隙に向けて径方向外方へとガスを送出するフィン部をさらに有する。
請求項に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、を備え、前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、前記基板回転機構による前記基板保持部の回転により前記間隙気流が形成され、前記下部間隙の内周縁に連続するとともに前記下部間隙よりも上下方向の高さが大きいバッファ空間が、前記基板対向部と前記下部対向部との間に形成され、前記バッファ空間が下方に向かって開口する。
請求項に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、を備え、前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、前記基板処理装置は、前記下部間隙に向けて径方向内側からガスを噴射して前記間隙気流を形成するガス噴射部をさらに備える。
請求項10に記載の発明は、請求項に記載の基板処理装置であって、前記ガス噴射部よりも径方向外側にて前記下部間隙の内周縁に連続するとともに、前記下部間隙よりも上下方向の高さが大きいバッファ空間が、前記基板対向部と前記下部対向部との間に形成される。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の基板処理装置であって、前記ガス噴射部からのガスの噴射流量が制御されることにより、前記バッファ空間が陽圧に維持される。
請求項12に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、を備え、前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、前記基板処理装置は、前記下部対向部と前記カップ部との間にて上下方向に延び、前記下部対向部の周囲を囲む筒状整流部をさらに備え、前記筒状整流部の下端縁が、前記下部対向部の前記外周面と径方向に対向し、前記筒状整流部の上端縁と前記下部対向部との間の最短距離が、前記筒状整流部の前記下端縁と前記下部対向部の前記外周面との間の径方向の距離よりも大きい。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれか1つに記載の基板処理装置であって、前記基板よりも上側から前記基板と前記カップ部との間を通過して下方に向かう気流を形成する気流形成部をさらに備える。
本発明では、基板とカップ部との間の下向きの気流を好適に形成することができる。
第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す図である。 基板保持部近傍を拡大して示す縦断面図である。 他の基板保持部近傍を拡大して示す縦断面図である。 基板保持部の底面図である。 第2の実施の形態に係る基板処理装置の基板保持部近傍を拡大して示す縦断面図である。 第3の実施の形態に係る基板処理装置の基板保持部近傍を拡大して示す縦断面図である。 他の基板保持部近傍を拡大して示す縦断面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置1の構成を示す図である。基板処理装置1は、半導体基板9(以下、単に「基板9」という。)を1枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1は、基板9に処理液を供給して処理を行う。図1では、基板処理装置1の構成の一部を断面にて示す。
基板処理装置1は、チャンバ11と、基板保持部31と、下部対向部37と、基板回転機構33と、ボス部34と、カップ部4とを備える。チャンバ11の内部には、基板保持部31、下部対向部37およびカップ部4等が収容される。チャンバ11の天蓋部には、チャンバ11内にガス(例えば、清浄なドライエア)を供給するガス供給部55が設けられる。ガス供給部55は、例えば、下方に向けてガスを送出するファンユニットである。
基板保持部31は、上下方向を向く中心軸J1を中心とする略円板状の部材である。基板9は、基板保持部31の上方に配置される。基板9は、チャンバ11内において水平状態にて基板保持部31により保持される。基板回転機構33は、基板保持部31の下方に配置される。基板回転機構33は、中心軸J1を中心として基板9を基板保持部31と共に回転する。基板回転機構33は、有蓋略円筒状のボス部34の内部に収容される。換言すれば、ボス部34は、基板回転機構33を収容する基板回転機構収容部である。
基板保持部31の上方には、基板9に処理液を供給する処理液供給部であるノズル51が配置される。ノズル51は、基板9の上方から基板9の上側の主面(以下、「上面91」と呼ぶ。)に向けて、複数種類の処理液を個別に供給する。ノズル51から供給される処理液は1種類のみであってもよい。また、ノズル51に加えて、基板9に処理液を供給する他のノズルが設けられてもよい。
カップ部4は、中心軸J1を中心とする略環状の部材である。カップ部4は、基板9および基板保持部31の周囲を囲んで配置される。カップ部4は、側壁部41と、底面部42と、上面部43とを備える。側壁部41は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、中心軸J1に略平行に上下方向に延びる。底面部42は、中心軸J1を中心とする略円環板状である。底面部42は、中心軸J1に略垂直である。
底面部42は、側壁部41の下端部から、中心軸J1を中心とする径方向(以下、単に「径方向」と呼ぶ。)内方へと延びる。底面部42には、排出ポート44が設けられる。排出ポート44は、チャンバ11の外部に配置される吸引部61に接続される。上面部43は、中心軸J1を中心とする略円環板状である。上面部43は、側壁部41の上端部から径方向内方へと延びる。上面部43の径方向内側の面は、側壁部41から径方向内方へと向かうに従って上方へと向かう傾斜面である。
カップ部4は、回転中の基板9から周囲に向かって飛散する処理液等を受ける。具体的には、基板9から飛散した処理液は、カップ部4の上面部43の径方向内側の面、あるいは、側壁部41の径方向内側の面に衝突し、下方へと落下して底面部42へと至る。当該処理液は、吸引部61により周囲のガスと共に排出ポート44を介して吸引され、カップ部4およびチャンバ11の外部へと排出される。
基板処理装置1では、ガス供給部55から下方へと送出されたガスが、排出ポート44を介して吸引されることにより、基板9よりも上側から基板9とカップ部4との間を通過して下方に向かう気流(いわゆる、ダウンフロー)が形成される。すなわち、ガス供給部55および排出ポート44は、当該気流を形成する気流形成部である。なお、当該気流形成部は、吸引部61等を含んでいてもよい。
図2は、基板処理装置1の基板保持部31の一部を拡大して示す縦断面図である。図2では、基板保持部31以外の構成も併せて描いている。また、図2では、一部の構成の側面を示す(図3、図5〜図7においても同様)。基板保持部31は、基板対向部35と、対向部支持部36と、基板支持部355とを備える。対向部支持部36の周囲には、下部対向部37が設けられる。下部対向部37は、基板対向部35の下側に配置される。
基板対向部35は、中心軸J1を中心とする略円板状の部位である。基板対向部35は、基板9の下側の主面(以下、「下面92」と呼ぶ。)と上下方向に対向する。基板対向部35の上面351には、複数の基板支持部355が配置される。複数の基板支持部355は、中心軸J1を中心とする周方向(以下、単に「周方向」と呼ぶ。)において、略等角度間隔に配置される。複数の基板支持部355は、基板9の外縁部を支持する。基板9は、基板対向部35から上方に離間した位置にて支持される。
対向部支持部36は、中心軸J1を中心とする略円柱状の部位である。対向部支持部36は、基板対向部35の下面352の中央部に接続され、基板対向部35から下方に延びる。基板対向部35と対向部支持部36とは、一繋がりの部材であってもよく、別部材であってもよい。対向部支持部36は、基板回転機構33の回転軸に固定され、基板回転機構33により基板対向部35と共に回転される。対向部支持部36は、基板回転機構33の回転軸の一部と捉えることもできる。
下部対向部37は、中心軸J1を中心とする略円筒状の部位である。下部対向部37は、基板対向部35から下方に離間している。下部対向部37は、複数の接続部353を介して、基板対向部35の下面352に接続される。換言すれば、下部対向部37と基板保持部31とは、一繋がりの部材である。複数の接続部353は、例えば略円柱状であり、周方向に等角度間隔にて配置される。複数の接続部353は、例えば、複数の基板支持部355よりも径方向内側において、複数の基板支持部355とは周方向の異なる位置に配置される。基板回転機構33により基板保持部31が回転される際には、下部対向部37も、基板対向部35および対向部支持部36と共に回転される。
下部対向部37は、第1部位371と、第2部位372とを備える。第1部位371は、中心軸J1を中心とする略円筒状の部位である。第1部位371は、基板対向部35の外周部の下方に位置する。第2部位372は、中心軸J1を中心とする略円環板状の部位である。第2部位372は、第1部位371の内周部から径方向内方へと延びる。第2部位372の上下方向の高さは、第1部位371の上下方向の高さよりも小さい。
第1部位371の上面374は、基板対向部35の下面352と、微小な間隙381を介して上下方向に対向する。以下の説明では、第1部位371の上面374と基板対向部35の下面352との間に形成される間隙381を、「下部間隙381」と呼ぶ。下部間隙381は、中心軸J1を中心とする略円環状の空隙である。下部間隙381の上下方向の高さは、例えば、径方向の全長および周方向の全長に亘って略一定である。下部間隙381の上下方向の高さは、例えば、1mm以上かつ5mm以下である。
下部間隙381の外周縁385は、基板保持部31に保持されている基板9の外周縁よりも径方向外側に位置する。上述の複数の接続部353は、下部間隙381に位置し、下部対向部37の第1部位371と基板対向部35とを接続する。なお、第1部位371の上面374と基板対向部35の下面352との間の上下方向の距離が径方向において一定ではない場合、下部間隙381の外周縁385は、例えば、当該距離が最も小さくなる径方向の位置である。
第2部位372の上面375は、第1部位371の径方向内側(すなわち、下部間隙381の径方向内側)において、第1部位371の上面374よりも下側に位置する。第2部位372の上面375は、基板対向部35の下面352と、空間382を介して上下方向に対向する。以下の説明では、第2部位372の上面375と基板対向部35の下面352との間に形成される空間382を、「バッファ空間382」と呼ぶ。バッファ空間382の上下方向の高さは、下部間隙381の上下方向の高さよりも大きい。バッファ空間382は、下部間隙381の内周縁386に連続する空間である。第1部位371の内周面には、径方向外方に凹む略円環状の凹部383が設けられている。当該凹部383も、バッファ空間382の一部である。
下部対向部37の第2部位372の内周縁は、対向部支持部36から径方向外方に離間している。以下の説明では、第2部位372の内周縁と、対向部支持部36の外周面との間の間隙384を、「下部開口384」と呼ぶ。下部開口384は、中心軸J1を中心とする略円環状の開口である。下部開口384は、上述のバッファ空間382に連続する。換言すれば、バッファ空間382は、下部開口384を介して下方に向かって開口する。
下部対向部37の第1部位371の外周面376(すなわち、下部対向部37の外周面376)は、下部間隙381の外周縁385から下方かつ径方向外方へと延びる滑らかな面である。換言すれば、外周面376は、下部対向部37の第1部位371の上面374に滑らかに連続し、当該上面374から下方かつ径方向外方へと延びる滑らかな面である。図2に示す例では、外周面376の断面は、下部間隙381の外周縁385から、径方向外方に向かって凸である曲線状(例えば、略円弧状)に下方かつ径方向外方へと延び、その後、略鉛直下方へと延びる。外周面376の形状は、様々に変更されてよい。例えば、外周面376の断面は、下部間隙381の外周縁385から略直線状に下方かつ径方向外方へと延びてもよい。
下部対向部37の外周面376の少なくとも一部は、基板対向部35の外周縁よりも径方向外側に位置する。図2に示す例では、基板対向部35の外周縁は、下部間隙381の外周縁385と径方向の同じ位置に位置し、下部対向部37の外周面376の略全体が、基板対向部35の外周縁よりも径方向外側に位置する。
下部対向部37の下面373は、中心軸J1に略垂直な平面である。第1部位371の下面および第2部位372の下面は、下部対向部37の下面373の一部である。下部対向部37の下面373は、ボス部34の上面341と、間隙342を介して上下方向に対向する。以下の説明では、下部対向部37の下面373とボス部34の上面341との間に形成される間隙342を、「ボス間隙342」と呼ぶ。ボス間隙342は、中心軸J1を中心とする略円環状の空隙である。ボス間隙342の上下方向の高さは、例えば、径方向の全長および周方向の全長に亘って略一定である。ボス間隙342の上下方向の高さは、例えば、下部間隙381の上下方向の高さよりも大きい。ボス間隙342は、下部開口384を介してバッファ空間382および下部間隙381と連続している。
対向部支持部36は、主配管361と、複数のパージ配管362とを備える。主配管361は、対向部支持部36の中央部において上下方向に延びる。複数のパージ配管362は、主配管361の上端部から径方向外方へと放射状に延びる。複数のパージ配管362は、例えば、周方向において略等角度間隔に配置される。複数のパージ配管362の径方向外端は、ボス間隙342と上下方向の略同じ位置に位置する。換言すれば、対向部支持部36の外周面に形成された各パージ配管362の開口は、ボス間隙342と径方向に対向する。
主配管361は、チャンバ11の外部に配置されたガス供給源(図示省略)に接続される。当該ガス供給源から主配管361に供給されたガス(例えば、清浄なドライエア)は、複数のパージ配管362を介して、ボス間隙342に径方向内側から供給され、径方向外方へと流れる。これにより、ボス間隙342が当該ガスによりパージされ、ボス間隙342の周囲の雰囲気(すなわち、ボス間隙342の径方向外側の雰囲気)が、ボス間隙342に流入することが防止される。以下の説明では、複数のパージ配管362からボス間隙342に供給されるガスを、「パージガス」と呼ぶ。パージガスの一部は、下部開口384を介してバッファ空間382にも供給される。
基板処理装置1において基板9が処理される際には、基板回転機構33により、基板9を保持した基板保持部31が回転される。基板保持部31が回転すると、下部間隙381およびバッファ空間382において、基板対向部35の下面352近傍のガスが、遠心力により径方向外方へと流れる。これにより、下部間隙381において、径方向内側から径方向外方へと向かう気流(以下、「間隙気流」と呼ぶ。)が形成される。
基板回転機構33による基板保持部31の回転により形成された間隙気流は、下部間隙381の外周縁385から比較的高速にて流出する。例えば、下部間隙381の外周縁385から流出する気流は噴流である。下部間隙381から流出した気流は、コアンダ効果により下部対向部37の外周面376に沿って下方かつ径方向外方へと流れる。また、下部対向部37の外周面376に沿って流れる上記気流の周囲のガスが、コアンダ効果により、当該気流に誘引されて下方へと流れる。その結果、カップ部4内において下方へと流れる気流が、下方に向かって加速される。下部対向部37の外周面376の径方向外側を下向きに通過したガスは、排出ポート44(図1参照)を介してカップ部4およびチャンバ11の外部へと排出される。
一方、下部間隙381には、複数のパージ配管362から供給されたパージガスの一部が、バッファ空間382を介して径方向内側から供給される。これにより、下部間隙381において間隙気流が継続的に生成される。下部間隙381に径方向内側から供給される上記ガスは、下部対向部37の外周面376の径方向外側を下向きに通過した上述のガスとは異なるガスである。換言すれば、基板処理装置1では、下部対向部37の外周面376の径方向外側を下向きに通過した上述のガスが、ボス間隙342およびバッファ空間382を介して下部間隙381へと回り込んで流入することはない。
図1に示す基板処理装置1では、基板保持部31と共に回転する基板9に対して、ノズル51から処理液が供給される。基板9上に供給された処理液は、遠心力により基板9の上面91上を径方向外方へと移動し、基板9の外周縁から径方向外方へと飛散する。基板9から飛散した処理液は、カップ部4内を下方へと流れる気流により下方へと導かれ、排出ポート44を介してカップ部4およびチャンバ11の外部へと排出される。また、基板9から飛散してカップ部4から跳ね返った処理液も、カップ部4内を下方へと流れる気流により下方へと導かれ、排出ポート44を介してカップ部4およびチャンバ11の外部へと排出される。
以上に説明したように、基板処理装置1は、基板保持部31と、下部対向部37と、基板回転機構33と、処理液供給部(すなわち、ノズル51)と、カップ部4とを備える。基板保持部31は、水平状態で基板9を保持する。基板保持部31は、基板9の下面92と上下方向に対向する基板対向部35を有する。基板回転機構33は、上下方向を向く中心軸J1を中心として基板保持部31を回転する。処理液供給部は、基板9に処理液を供給する。カップ部4は、基板保持部31の周囲を囲む。下部対向部37は、基板対向部35の下側に配置され、基板対向部35と下部間隙381を介して上下方向に対向する。基板処理装置1では、下部間隙381において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成される。下部対向部37は、下部間隙381の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面376を備える。
基板処理装置1では、上述のように、下部間隙381から流出した気流が、コアンダ効果により下部対向部37の外周面376に沿って下方かつ径方向外方へと流れる。また、当該気流の周囲のガスが、コアンダ効果により誘引され、下方に向かって加速される。これにより、基板9とカップ部4との間の下向きの気流を好適に形成することができる。また、基板9とカップ部4との間に形成された当該下向きの気流の流速を増大させることができる。その結果、基板処理装置1のイニシャルコストおよびランニングコストの増大を抑制しつつ、カップ部4にて跳ね返った処理液の液滴等を好適に下方へと導き、当該液滴等が基板9に再付着することを抑制することができる。
上述のように、下部対向部37の外周面376の少なくとも一部は、基板対向部35の外周縁よりも径方向外側に位置する。これにより、基板9とカップ部4との間の下向きの気流を、さらに好適に形成することができる。また、下部対向部37の外周面376に沿って流れる気流を、基板9とカップ部4との間を下向きに流れる気流に近づけることができる。したがって、下部対向部37の外周面376に沿って流れる気流が、基板9とカップ部4との間の下向きの気流に対して及ぼすコアンダ効果の影響を大きくすることができる。その結果、基板9とカップ部4との間の下向きの気流の流速をさらに増大させることができる。より好ましくは、下部対向部37の外周面376の全体が、基板対向部35の外周縁よりも径方向外側に位置する。これにより、基板9とカップ部4との間の下向きの気流の流速を、より一層増大させることができる。
基板処理装置1では、下部間隙381の外周縁385が、基板9の外周縁よりも径方向外側に位置する。これにより、基板9とカップ部4との間の下向きの気流を、さらに好適に形成することができる。また、下部対向部37の外周面376に沿って流れる気流を、基板9とカップ部4との間の下向きの気流に近づけることができる。その結果、基板9とカップ部4との間の下向きの気流に対するコアンダ効果が大きくなり、当該気流の流速をさらに増大させることができる。基板処理装置1では、下部間隙381の外周縁385は、基板9の外周縁と径方向において同じ位置に位置してもよい。この場合であっても、上記と同様に、基板9とカップ部4との間の下向きの気流を、さらに好適に形成することができる。また、基板9とカップ部4との間の下向きの気流の流速をさらに増大させることができる。
上述のように、基板処理装置1では、基板回転機構33による基板保持部31の回転により間隙気流が形成される。このため、下部間隙381に径方向内側からガスを供給するためのガス供給機構を新たに設ける必要がない。その結果、基板処理装置1の構造を簡素化することができるとともに、基板処理装置1のランニングコストを低減することもできる。
基板処理装置1では、基板保持部31の回転速度を変更することにより、間隙気流の流速を容易に変更することができる。具体的には、基板保持部31の回転速度を増大させることにより、間隙気流の流速を増大させることができる。また、基板保持部31の回転速度を減少させることにより、間隙気流の流速を減少させることができる。
例えば、基板9の回転速度を小さくして基板9上に処理液をパドル(すなわち、液盛り)する際には、基板9上の液膜の径方向における温度変化を抑制するために、基板9の上方からのダウンフローの流速を小さくすることが好ましい。基板処理装置1では、基板9の回転速度が小さくされることにより、間隙気流の流速も小さくなり、当該ダウンフローの流速も小さくなる。その結果、基板9のパドル処理を好適に行うことができる。一方、基板9の回転速度が大きい場合は、カップ部4における処理液の跳ね返りも比較的大きいが、ダウンフローの流速も大きくなる。その結果、カップ部4から跳ね返った処理液の液滴等を下方へと好適に導くことができる。
基板処理装置1では、基板対向部35と下部対向部37との間に、下部間隙381の内周縁386に連続するバッファ空間382が形成される。バッファ空間382は、下部間隙381よりも上下方向の高さが大きい。また、バッファ空間382は、下方に向かって開口する。このように、下部間隙381に供給されるガスがバッファ空間382にて一時的に貯留されることにより、下部間隙381に径方向内側から供給されるガスの流量を、周方向において略均一とすることができる。その結果、間隙気流の流速の周方向における均一性を向上することができる。
上述のように、下部対向部37は、基板対向部35に接続されており、基板回転機構33により基板対向部35と共に回転される。これにより、基板対向部35の回転時の振れ等による基板対向部35と下部対向部37との接触を考慮する必要がないため、下部間隙381の上下方向の高さを容易に小さくすることができる。その結果、下部間隙381における間隙気流の流速を増大することができる。
基板処理装置1では、下部対向部37と基板対向部35とを接続する接続部353の上下方向の長さが可変とされ、接続部353の当該長さを変更する間隙変更機構が設けられてもよい。例えば、間隙変更機構により接続部353の長さが増大すると、下部対向部37が下方へと移動し、下部間隙381の上下方向の高さが大きくなる。また、間隙変更機構により接続部353の長さが減少すると、下部対向部37が上方へと移動し、下部間隙381の上下方向の高さが小さくなる。換言すれば、当該間隙変更機構は、基板対向部35を下部対向部37に対して上下方向に相対移動することにより、下部間隙381の上下方向の高さを変更する。これにより、間隙気流の流速を容易に変更することができる。
基板処理装置1は、下部対向部37と上下方向に対向するボス部34をさらに備える。下部対向部37とボス部34との間の間隙(すなわち、ボス間隙342)には、径方向内側からパージガスが供給される。そして、当該パージガスの一部が、下部間隙381に径方向内側から供給される。これにより、基板9とカップ部4との間を処理液の液滴およびミストを含んで下向きに流れるガスが、ボス間隙342を介して下部間隙381へと回り込んで流入することを防止することができる。その結果、処理液を含まない清浄なガスにて間隙気流を形成することができる。また、下部間隙381に処理液が付着することを防止することができる。
基板処理装置1では、下部対向部37の外周面376の径方向外側を下向きに通過したガスは、カップ部4から外部へと排出され、当該ガスとは異なるガスが、下部間隙381に径方向内側から供給される。これにより、処理液の液滴およびミストを含むガスが下部間隙381に流入することを防止することができる。その結果、処理液を含まない清浄なガスにて間隙気流を形成することができる。また、下部間隙381に処理液が付着することを防止することができる。
上述のように、基板処理装置1は、気流形成部(すなわち、ガス供給部55および排出ポート44)をさらに備える。気流形成部は、基板9よりも上側から基板9とカップ部4との間を通過して下方に向かう気流を形成する。基板処理装置1では、上述のように、コアンダ効果により当該気流の流速を増大させることができるため、気流形成部の容量を低減することができる。その結果、基板処理装置1のイニシャルコストおよびランニングコストを低減することができる。
図3は、基板処理装置1における他の好ましい基板保持部31a近傍を拡大して示す縦断面図であり、図2に対応する。図4は、基板保持部31aの底面図である。図4では、下部対向部37を二点鎖線にて併せて図示する。基板保持部31aは、図2に示す基板保持部31の構成に加えて、フィン部356をさらに備える。フィン部356は、下部間隙381よりも径方向内側に配置される。基板保持部31aが回転する際には、フィン部356は、基板対向部35と共に回転する。これにより、フィン部356近傍のガスが、下部間隙381の内周縁386に向けて径方向外方へと送出される。
図3および図4に示す例では、フィン部356は、周方向に略等角度間隔にて配列された複数のフィン要素357を備える。複数のフィン要素357は、基板対向部35の下面352から下方に突出する。複数のフィン要素357は、バッファ空間382に位置する。複数のフィン要素357は、中心軸J1を中心として略放射状に径方向に延びる。詳細には、各フィン要素357は、径方向外方へと向かうに従って基板保持部31aの回転方向(すなわち、図4における反時計回り)の前側に向かって湾曲する。
このように、基板保持部31aは、下部間隙381よりも径方向内側に配置されるフィン部356をさらに有する。フィン部356は、基板保持部31aの回転により下部間隙381に向けて径方向外方へとガスを送出する。これにより、基板保持部31aの回転による下部間隙381へのガスの供給を効率良く行うことができる。なお、フィン要素357の形状は様々に変更されてよい。例えば、フィン要素357は、径方向に沿って略直線状に延びていてもよい。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置1aの基板保持部31近傍を拡大して示す縦断面図である。基板処理装置1aは、図1および図2に示す基板処理装置1の構成に加えて、筒状整流部45をさらに備える。筒状整流部45は、例えば、図示省略の接続部を介して下部対向部37に固定され、基板回転機構33により、基板保持部31および下部対向部37と共に回転される。筒状整流部45は、基板保持部31および下部対向部37から独立して配置され、基板回転機構33以外の回転機構により回転されてもよく、あるいは、カップ部4に固定されてもよい。基板処理装置1aの他の構造は、図1および図2に示す基板処理装置1と略同様である。以下の説明では、基板処理装置1の各構成に対応する基板処理装置1aの構成に同符号を付す。
筒状整流部45は、下部対向部37とカップ部4との間にて上下方向に延び、下部対向部37の周囲を囲む。筒状整流部45の下端縁は、下部対向部37の外周面376と径方向に対向する。換言すれば、筒状整流部45の下端縁は、下部対向部37の外周面376の下端縁よりも上側に位置する。筒状整流部45の上端縁と下部対向部37との間の最短距離は、筒状整流部45の下端縁と下部対向部37の外周面376との間の径方向の距離よりも大きい。
基板処理装置1aでは、筒状整流部45の上端縁と基板保持部31との間に上方から流入したガスが、下部対向部37の外周面376に沿って流れる気流によるコアンダ効果により加速され、さらに、筒状整流部45の下端縁と下部対向部37との間においてベンチュリ効果により加速される。これにより、筒状整流部45の下端縁近傍の圧力が低下するため、筒状整流部45とカップ部4との間にて下方に向かう気流の流速を増大させることができる。その結果、カップ部4内のガスの置換を効率良く実現することができる。
図5に示す例では、筒状整流部45は、下部対向部37および基板保持部31の周囲を全周に亘って囲む。また、筒状整流部45の上端縁は、基板保持部31よりも上側、かつ、基板9よりも下側に位置する。したがって、回転する基板9から径方向外方へと飛散した処理液は、筒状整流部45の上方を通過し、カップ部4により受けられる。上述のように、基板処理装置1aでは、筒状整流部45とカップ部4との間にて下側に向かう気流の流速が増大されているため、カップ部4に衝突した処理液の液滴等を下方へと好適に導くことができる。なお、筒状整流部45の上端縁は、基板保持部31よりも下側に位置していてもよい。あるいは、筒状整流部45の上端縁は、基板9よりも上側に位置していてもよい。この場合、回転する基板9から径方向外方へと飛散した処理液は、筒状整流部45により受けられて下方へと導かれる。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る基板処理装置1bの基板保持部31近傍を拡大して示す縦断面図である。基板処理装置1bは、図1および図2に示す基板処理装置1の構成に加えて、ガス噴射部363をさらに備える。基板処理装置1bの他の構造は、図1および図2に示す基板処理装置1と略同様である。以下の説明では、基板処理装置1の各構成に対応する基板処理装置1bの構成に同符号を付す。
基板処理装置1bでは、対向部支持部36の中央部において、主配管361が対向部支持部36の上端部まで延びている。ガス噴射部363は、対向部支持部36の上端部に配置される。ガス噴射部363は、例えば、複数の噴射配管364を備える。複数の噴射配管364は、主配管361の上端部から径方向外方へと放射状に延びる。複数の噴射配管364は、例えば、周方向において略等角度間隔に配置される。複数の噴射配管364の径方向外端は、下部間隙381と上下方向の略同じ位置に位置する。換言すれば、対向部支持部36の外周面に形成された各噴射配管364の開口は、下部間隙381と径方向に対向する。
基板処理装置1bでは、下部対向部37の第2部位372の内周縁は、対向部支持部36の外周面に接続されている。したがって、基板対向部35と第2部位372との間に形成されるバッファ空間382bは、下方に向けて開口していない。
基板処理装置1bでは、ガス噴射部363の複数の噴射配管364から、バッファ空間382bへとガス(例えば、清浄なドライエア)が噴射される。そして、バッファ空間382bに一時的に貯留された当該ガスが、下部間隙381に径方向内側から供給される。これにより、上記と同様に、下部間隙381において径方向外方へと向かう間隙気流が形成される。下部間隙381から流出した気流は、コアンダ効果により下部対向部37の外周面376に沿って下方かつ径方向外方へと流れる。
以上に説明したように、基板処理装置1bは、下部間隙381に向けて径方向内側からガスを噴射して間隙気流を形成するガス噴射部363をさらに備える。これにより、上述の基板処理装置1と同様に、基板9とカップ部4との間の下向きの気流を好適に形成することができる。また、基板9とカップ部4との間に形成された当該下向きの気流の流速を増大させることができる。その結果、基板処理装置1のイニシャルコストおよびランニングコストの増大を抑制しつつ、カップ部4にて跳ね返った処理液の液滴等が基板9に再付着することを抑制することができる。また、基板処理装置1bでは、ガス噴射部363から噴射されるガスの流速を調節することにより、基板9の回転速度に関わらず、間隙気流の流速を容易に調節することができる。
上述のように、基板処理装置1bでは、基板対向部35と下部対向部37との間にバッファ空間382bが形成される。バッファ空間382bは、ガス噴射部363よりも径方向外側にて下部間隙381の内周縁386に連続する。バッファ空間382bは、下部間隙381よりも上下方向の高さが大きい。基板処理装置1bでは、ガス噴射部363から噴射されたガスが、下部間隙381に供給されるよりも前にバッファ空間382bにて一時的に貯留される。これにより、下部間隙381に径方向内側から供給されるガスの流量を、周方向において略均一とすることができる。その結果、間隙気流の流速の周方向における均一性を向上することができる。
基板処理装置1bでは、ガス噴射部363からのガスの噴射流量が制御されることにより、バッファ空間382bが陽圧に維持される。これにより、処理液の液滴およびミスト等を含むガスが、バッファ空間382bおよび下部間隙381に進入することを防止または抑制することができる。その結果、処理液を含まない清浄なガスにて間隙気流を形成することができる。また、下部間隙381に処理液が付着することを防止することができる。
基板処理装置1bにおいても、図5に示す基板処理装置1aと同様に、基板保持部31とカップ部4との間に筒状整流部45が設けられてもよい。この場合、上記と同様に、筒状整流部45とカップ部4との間にて下方に向かう気流の流速を増大させることができる。その結果、カップ部4内のガスの置換を効率良く実現することができる。
上述の基板処理装置1,1a,1bでは、様々な変更が可能である。
例えば、図6に示す基板処理装置1bでは、バッファ空間382bは、必ずしも陽圧に維持される必要はない。また、バッファ空間382bは、図2に示すバッファ空間382と同様に、下方へと開口していてもよい。基板処理装置1bでは、バッファ空間382bは、必ずしも設けられなくてもよい。基板処理装置1,1aにおいても同様に、バッファ空間382は省略されてもよい。
図6に示すガス噴射部363は、図1および図2に示す基板保持部31、および、図3に示す基板保持部31aに設けられてもよい。この場合、基板保持部31,31aの回転、および、ガス噴射部363からのガスの噴射により、下部間隙381において間隙気流が形成される。
基板処理装置1では、ボス間隙342へのパージガスの供給は、必ずしも行われなくてもよい。基板処理装置1a,1bにおいても同様である。
基板処理装置1では、気流形成部は、必ずしもガス供給部55および排出ポート44を備える必要はない。例えば、気流形成部からガス供給部55が省略されてもよい。基板処理装置1a,1bにおいても同様である。
基板処理装置1では、下部対向部37の外周面376の全体が、基板対向部35の外周縁よりも径方向内側に位置していてもよい。また、下部間隙381の外周縁385が、基板9の外周縁よりも径方向内側に位置していてもよい。基板処理装置1a,1bにおいても同様である。
下部対向部37は、必ずしも、基板保持部31に接続される必要はなく、基板回転機構33により回転される必要もない。例えば、下部対向部37は、基板保持部31から独立して設けられ、基板回転機構33とは異なる他の回転機構により、基板保持部31と同期して、あるいは、基板保持部31と同期することなく回転されてもよい。また、下部対向部37は、回転することなく固定されていてもよい。
例えば、図7に示す例では、基板保持部31の基板対向部35の下面352が、ボス部34の上面341と、下部間隙381aを介して上下方向に対向する。すなわち、図7に示す例では、ボス部34の上端部が、基板対向部35と下部間隙381aを介して上下方向に対向する下部対向部37aである。下部対向部37aは、基板保持部31から独立した部位である。下部対向部37aの外周面376は、下部間隙381aの外周縁385から下方かつ径方向外方へと延びる。
下部間隙381aの径方向内側には、図6と同様のガス噴射部363が設けられる。ガス噴射部363から下部間隙381aに向けてガスが噴射されることにより、下部間隙381aにおいて径方向外方へと向かう間隙気流が形成される。下部間隙381aから流出した気流は、コアンダ効果により下部対向部37aの外周面376に沿って下方かつ径方向外方へと流れる。また、下部対向部37aの外周面376に沿って流れる上記気流の周囲のガスが、コアンダ効果により、当該気流に誘引されて下方へと流れる。これにより、上述の基板処理装置1と同様に、基板9とカップ部4との間の下向きの気流を好適に形成することができる。また、基板9とカップ部4との間に形成された当該下向きの気流の流速を増大させることができる。
図7に示す例では、基板保持部31を上下方向に移動する間隙変更機構39が、基板保持部31の下側に設けられる。間隙変更機構39は、ボス部34の内部に収容される。間隙変更機構39により基板対向部35が下部対向部37aに対して上下方向に相対移動することにより、下部間隙381aの上下方向の高さが変更される。これにより、間隙気流の流速を容易に変更することができる。
上述の基板処理装置1,1a,1bは、半導体基板以外に、液晶表示装置、プラズマディスプレイ、FED(field emission display)等の表示装置に使用されるガラス基板の処理に利用されてもよい。あるいは、上述の基板処理装置1,1a,1bは、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板および太陽電池用基板等の処理に利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1,1a,1b 基板処理装置
4 カップ部
9 基板
31,31a 基板保持部
33 基板回転機構
34 ボス部
35 基板対向部
37,37a 下部対向部
39 間隙変更機構
44 排出ポート
45 筒状整流部
51 ノズル
55 ガス供給部
91 (基板の)上面
92 (基板の)下面
342 ボス間隙
356 フィン部
363 ガス噴射部
376 (下部対向部の)外周面
381,381a 下部間隙
382,382b バッファ空間
385 (下部間隙の)外周縁
386 (下部間隙の)内周縁
J1 中心軸

Claims (13)

  1. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、
    を備え、
    前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、
    前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え
    前記下部対向部の前記外周面の径方向外側を下向きに通過したガスは、前記カップ部から外部へと排出され、
    前記ガスとは異なるガスが、前記下部間隙に径方向内側から供給されることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記下部対向部の前記外周面の少なくとも一部が、前記基板対向部の外周縁よりも径方向外側に位置することを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置であって、
    前記下部間隙の前記外周縁が、前記基板の外周縁と径方向において同じ位置に位置し、または、前記基板の前記外周縁よりも径方向外側に位置することを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1ないしのいずれか1つに記載の基板処理装置であって、
    前記基板対向部を前記下部対向部に対して上下方向に相対移動することにより、前記下部間隙の上下方向の高さを変更する間隙変更機構をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  5. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、
    を備え、
    前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、
    前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、
    前記下部対向部が、前記基板対向部に接続されており、前記基板回転機構により前記基板対向部と共に回転されることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記下部対向部と上下方向に対向するボス部をさらに備え、
    前記下部対向部と前記ボス部との間の間隙に径方向内側からパージガスが供給され、
    前記パージガスの一部が、前記下部間隙に径方向内側から供給されることを特徴とする基板処理装置。
  7. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、
    を備え、
    前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、
    前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、
    前記基板回転機構による前記基板保持部の回転により前記間隙気流が形成され、
    前記基板保持部が、前記下部間隙よりも径方向内側に配置されて前記基板保持部の回転により前記下部間隙に向けて径方向外方へとガスを送出するフィン部をさらに有することを特徴とする基板処理装置。
  8. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、
    を備え、
    前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、
    前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、
    前記基板回転機構による前記基板保持部の回転により前記間隙気流が形成され、
    前記下部間隙の内周縁に連続するとともに前記下部間隙よりも上下方向の高さが大きいバッファ空間が、前記基板対向部と前記下部対向部との間に形成され、
    前記バッファ空間が下方に向かって開口することを特徴とする基板処理装置。
  9. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、
    を備え、
    前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、
    前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、
    前記基板処理装置は、前記下部間隙に向けて径方向内側からガスを噴射して前記間隙気流を形成するガス噴射部をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記ガス噴射部よりも径方向外側にて前記下部間隙の内周縁に連続するとともに、前記下部間隙よりも上下方向の高さが大きいバッファ空間が、前記基板対向部と前記下部対向部との間に形成されることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項10に記載の基板処理装置であって、
    前記ガス噴射部からのガスの噴射流量が制御されることにより、前記バッファ空間が陽圧に維持されることを特徴とする基板処理装置。
  12. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板の下面と上下方向に対向する基板対向部を有し、水平状態で前記基板を保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記基板対向部の下側に配置され、前記基板対向部と下部間隙を介して上下方向に対向する下部対向部と、
    を備え、
    前記下部間隙において、径方向内側から径方向外方へと向かう間隙気流が形成され、
    前記下部対向部が、前記下部間隙の外周縁から下方かつ径方向外方へと延びる外周面を備え、
    前記基板処理装置は、前記下部対向部と前記カップ部との間にて上下方向に延び、前記下部対向部の周囲を囲む筒状整流部をさらに備え、
    前記筒状整流部の下端縁が、前記下部対向部の前記外周面と径方向に対向し、
    前記筒状整流部の上端縁と前記下部対向部との間の最短距離が、前記筒状整流部の前記下端縁と前記下部対向部の前記外周面との間の径方向の距離よりも大きいことを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1つに記載の基板処理装置であって、
    前記基板よりも上側から前記基板と前記カップ部との間を通過して下方に向かう気流を形成する気流形成部をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
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