JP6769578B2 - シール型熱転写受像シート - Google Patents
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Description
図1は、本開示の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100の概略断面図である。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100の離型部10を構成する離型部紙基材12の材質としては特に限定されることはなく、従来から用いられている各種紙材質を適宜選択して用いることができる。具体的には、例えば、上質紙、コート紙、レジンコート紙、クラフト紙、和紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等を挙げることができる。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100の離型部10を構成する表面樹脂層11は、図1に示すように、離型部紙基材12のシール部50側の面上に位置しており、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンからなる第1表面樹脂層11aを含んでいる。表面樹脂層11がポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンからなる第1表面樹脂層11aを含んでいることにより、プリンタ内部でシール型熱転写受像シート100をカッターにより切断する際に、粘着層51を構成する粘着剤がカッターに付着することを抑制でき、切断不良の抑制につながる。なお、第1表面樹脂層11aを構成するポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンには、所望する作用や機能に応じて適宜添加材を加えてもよい。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100の離型部10を構成する裏面樹脂層13は、図1に示すように、離型部紙基材12のシール部50側とは反対側の面上に位置している。裏面樹脂層13の材質については特に限定されることはなく、例えば、表面樹脂層11を構成する第2表面樹脂層11bと同様、各種ポリオレフィンを用いることができ、より具体的には、例えばポリエチレンなどを用いることができる。なお、前記表面樹脂層11と同様、裏面樹脂層13を構成する樹脂中には、所望する作用や機能に応じて適宜添加材を加えてもよい。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100の離型部10は、前記の通り、表面樹脂層11、離型部紙基材12、および裏面樹脂層13を必須の構成とするが、これら以外の層が積層されていてもよい。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100のシール部50を構成する粘着層51の成分については特に限定されることはなく、一般的な成分を適宜選択して用いることができる。具体的には、アクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ゴム樹脂、アイオノマー樹脂などを例示できる。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100のシール部50を構成するシール部基材52の材質については特に限定されることはない。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリアミド、ポリメチルペンテン等のプラスチックの延伸または未延伸基材(フィルムであってもよい)などを例示できる。また、シール部基材52は単層構成であってもよく、2以上を積層した複合基材であってもよい。なお、シール部基材52を複合基材とする場合にあっては、当該複合基材を構成する各層には、上記以外の任意の層が含まれてもよい。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100のシール部50を構成する受容層53の成分について特に限定されることはない。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体、アイオノマー若しくはセルロースジアセテート等のセルロース樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂等の溶剤系の樹脂などを例示できる。また、これらの材料は1種を単独で使用してもよく、2種以上を組合せて使用してもよい。
本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100のシール部50は、前記の通り、粘着層51、シール部基材52、および受容層53を必須の構成とするが、これら以外の層が積層されていてもよい。
密度0.956g/cm3の第1のポリエチレン(ノバテック(登録商標)HD HS471 日本ポリエチレン(株))と、密度0.918g/cm3の第2のポリエチレン(ノバテック(登録商標)LD LC600A 日本ポリエチレン(株))とを準備し、第1のポリエチレンと第2のポリエチレンとの合計質量に対する第1のポリエチレンの質量割合が80%となるように混合して、離型部紙基材(パールコート84.8 三菱製紙(株)、厚さ68μm)の一方の面上に押出成型(EC)加工することにより、平均密度0.9484g/cm3、厚さ25μmの裏面樹脂層を形成した。
・付加重合剤シリコーン(KS847H 信越化学工業(株)) 100部
・トルエン 200部
・ポリウレタン(ニッポラン(登録商標)5199 東ソー(株))14部
・酸化チタン(TCA−888 堺化学工業(株)) 28部
・トルエン 13部
・メチルエチルケトン 34部
・イソプロピルアルコール 11部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバイン(登録商標)C 日信化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーン 0.8部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・アミノ変性シリコーン 0.24部
(X−22−1660B−3 信越化学工業(株))
・トルエン 30部
・メチルエチルケトン 30部
・アクリル共重合体(SKダイン1251 綜研化学(株)) 15部
・硬化剤(L−45 綜研化学(株)) 0.33部
・硬化剤(E−AX 綜研化学(株)) 0.1部
・酢酸エチル 16.14部
実施例1における離型部の裏面樹脂層の、離型部紙基材と接していない側の面上に、下記組成の裏面プライマー層用塗工液および裏面層用塗工液を、乾燥時の厚さが合計で1.0μmとなるように塗布・乾燥し、裏面プライマー層および裏面層を形成した以外は、すべて実施例1と同様にして、実施例2のシール型熱転写受像シートを得た。
・ポリウレタン(OPTプライマー 昭和インク工業(株)) 100部
・イソシアネート系硬化剤(OPT硬化剤 昭和インク工業(株)) 5部
・ポリビニルブチラール 10部
(エスレック(登録商標)B BL−7 積水化学工業(株))
・二酸化珪素(サイリシア380 富士シリシア化学(株)) 0.75部
・チタンキレート(ATキレート剤 デンカポリマー(株))0.117部
実施例1における離型部の表面樹脂層を第1表面樹脂層のみとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例3のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層を第1表面樹脂層のみとし、この第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)T60 東レ(株)、厚さ39μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例4のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層を第1表面樹脂層のみとし、この第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)T60 東レ(株)、厚さ50μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例5のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)12F65K 東レ(株)、厚さ12μm)を用い、第2表面樹脂層の厚さを24μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例6のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)12F65K 東レ(株)、厚さ12μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例7のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)T60 東レ(株)、厚さ38μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例8のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層として二軸延伸PPフィルム(FOS−BT フタムラ化学(株)、厚さ30μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例9のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(K203E6F 東レ(株)、厚さ5.5μm)を用い、第2表面樹脂層の厚さを33μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例10のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)12F65K 東レ(株)、厚さ12μm)を用い、第2表面樹脂層の厚さを29μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例11のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)T60 東レ(株)、厚さ50μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例12のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の裏面樹脂層の厚さを20μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例13のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材の厚さを50μmとし、離型部の第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)T60 東レ(株)、厚さ50μm)を用い、第2樹脂層の厚さを20μmとし、裏面樹脂層の厚さを30μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例14のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材の厚さを100μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例15のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層を第2表面樹脂層のみとし、この第2表面樹脂層として密度0.9g/cm3のポリプロピレン(ノバテックPP(登録商標)MA3)を用いて厚さを30μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例16のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層を第2表面樹脂層のみとし、この第2表面樹脂層の厚さを33μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例17のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材の厚さを100μmとし、離型部の表面樹脂層を第2表面樹脂層のみとし、この第2表面樹脂層として密度0.9g/cm3のポリプロピレン(ノバテックPP(登録商標)MA3)を用いて厚さを30μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例18のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材の厚さを100μmとし、離型部の表面樹脂層を第2表面樹脂層のみとし、この第2表面樹脂層の厚さを33μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例19のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の離型層が設けられている位置に、当該離型層に替えて、粘着層用塗工液を、乾燥時の厚さが9μmとなるように塗布・乾燥し粘着層を形成し、一方で、実施例1におけるシール部の粘着層が設けれている位置に、当該粘着層に替えて、離型層用塗工液、乾燥時の厚さが0.25μmとなるように塗布・乾燥し、離型層を形成した以外は、すべて実施例1と同じにして、実施例20のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(ルミラー(登録商標)T60 東レ(株)、厚さ75μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例1のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の離型部紙基材として、コート紙(パールコート127.9 三菱製紙(株)、厚さ100μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例2のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の裏面樹脂層の厚さを15μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例3のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層としてPETフィルム(K203E6F 東レ(株)、厚さ5.5μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例4のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の表面樹脂層を第2表面樹脂層のみとした以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例5のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1における離型部の裏面樹脂層を形成しなかったこと以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例6のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材として多孔質ポリオレフィンフィルム(SP−M 三井化学東セロ(株)、厚さ40μm)を用い、離型部の表面樹脂層を形成せず、離型部紙基材としてコート紙(パールコート157 三菱製紙(株)、厚さ128μm)を用い、さらに裏面樹脂層の厚さを30μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例7のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材としてPETフィルム(35ED0S 東レ(株)、厚さ35μm)を用いた以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例8のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材としてPETフィルム(35ED0S 東レ(株)、厚さ35μm)を用い、離型部の表面樹脂層を形成しなかった以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例9のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材としてPETフィルム(35ED0S 東レ(株)、厚さ40μm)を用い、離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層として二軸延伸PPフィルム(FOS−BT フタムラ化学(株)、厚さ30μm)を用い、第2表面樹脂層の厚さを33μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例10のシール型熱転写受像シートを得た。
実施例1におけるシール部のシール部基材としてPETフィルム(35ED0S 東レ(株)、厚さ40μm)を用い、離型部の表面樹脂層における第1表面樹脂層として二軸延伸PPフィルム(FOS−BT フタムラ化学(株)、厚さ60μm)を用い、第2表面樹脂層の厚さを33μmとした以外は、すべて実施例1と同じにして、比較例11のシール型熱転写受像シートを得た。
各実施例および比較例のシール型熱転写受像シートを、昇華型熱転写プリンタDS620(大日本印刷(株))、および当該プリンタの純正熱転写シートと組合せてグレー均一画像(128/255階調画像)を印画し、印画後のシール型熱転写受像シートを印画面(受容層)が下となるように載置して、その4隅の高さをそれぞれ測定し、以下の評価基準に基づいてカール評価を行った。なお、カール評価を行った各実施例および比較例のシール型熱転写受像シートは6インチ幅のロール状であり、カール評価は、印画後に長さが8インチになるようにカットしたものを用いた。なお、均一画像とは、すべての画素の階調が同一である画像である。
・カール評価の評価基準
A:4隅の高さの最大値が30mm未満である
B:4隅の高さの最大値が30mm以上40mm未満である
NG:4隅の高さの最大値が40mm以上である
各実施例および比較例のシール型熱転写受像シートを、昇華型熱転写プリンタDS620(大日本印刷(株))、および当該プリンタの純正熱転写シートと組合せて50枚印画を行い、印画物にレジズレが発生しているかを目視で確認し、以下の評価基準に基づいて搬送性評価を行った。なお、レジズレとは、搬送性不足による印画位置ズレであり、YパネルやMパネル印画後の受像シートが正規位置まで搬送されず、画像にズレが生じており、印画品質が著しく劣化している状態を意味する。また、レジズレの発生がないことは、搬送性が良好であることを意味する。
・搬送性評価の評価基準
A:印画物にレジズレ発生なし
B:ごく僅かのレジズレは発生しているが、印画物には支障のないレベル
NG:印画物にレジズレが発生
各実施例および比較例のシール型熱転写受像シートを剪刀にて切断し、以下の評価基準に基づいて切断適性評価を行った。
・切断適性の評価基準
A:抵抗なくまっすぐに切断することができた
B:ごく僅かの抵抗はあるが、問題なくまっすぐに切断することができた
C:多少の抵抗はあるが、問題なくまっすぐに切断することができた
NG:多少の抵抗があり、まっすぐに切断することができなかった
各実施例および比較例のシール型熱転写受像シートを、昇華型熱転写プリンタDS620(大日本印刷(株))、および当該プリンタの純正熱転写シートと組合せて2000枚印画を行い、以下の評価基準に基づいて粘着剤付着評価を行った。
・粘着剤付着評価の評価基準
A:プリンタのペーパーガイドアンダーに粘着剤がついておらず、2000枚正常に印画ができるレベル
B:プリンタのペーパーガイドアンダーに粘着剤が付着するが、2000枚正常に印画ができるレベル
NG:プリンタのペーパーガイドアンダーに粘着剤が大量に付着し、2000枚印画するまでにプリンタの動作不良が発生するレベル
各実施例および比較例のシール型熱転写受像シートを、昇華型熱転写プリンタDS620(大日本印刷(株))、および当該プリンタの純正熱転写シートと組合せてグレー均一画像(128/255階調画像)を印画し、印画されたグレー均一画像について目視により、以下の評価基準に基づきグレーの印画ムラ(濃度ムラ)評価を行った。
・印画ムラ評価の評価基準
A:濃度ムラが無く、質感的に優れるものであった
B:濃度ムラはあるが、目立ちにくく許容できるものであった
NG:濃度ムラが大きく有り、質感が悪かった
10…離型部
11…表面樹脂層
11a…第1表面樹脂層
11b…第2表面樹脂層
12…離型部紙基材
13…裏面樹脂層
50…シール部
51…粘着層
52…シール部基材
53…受容層
Claims (5)
- シール部が離型部から剥離可能に設けられているシール型熱転写受像シートであって、
前記シール型熱転写受像シート全体の厚さが250μm以下であり、
前記シール部は、前記離型部側から、粘着層、シール部基材、受容層がこの順で積層されてなる積層構造を呈しており、
前記離型部は、前記シール部側から、表面樹脂層、離型部紙基材、裏面樹脂層がこの順で積層されてなる積層構造を呈しており、
前記シール部基材および前記表面樹脂層の何れか一方または双方は、ポリエチレンテレフタレートからなる層を含み、
前記シール部基材および前記表面樹脂層に含まれるすべてのポリエチレンテレフタレートからなる層の厚さの合計が50μm以上であり、
前記シール部基材の厚さと前記表面樹脂層の厚さの合計は、前記裏面樹脂層の厚さの4倍以上であり、
前記裏面樹脂層の厚さは、20μm以上であり、
前記表面樹脂層は、ポリエチレンテレフタレートからなる第1表面樹脂層を含む、
ことを特徴とするシール型熱転写受像シート。 - 前記表面樹脂層が、前記第1表面樹脂層を含む積層構造を有しており、
前記第1表面樹脂層が、前記シール部側に位置している、ことを特徴とする請求項1に記載のシール型熱転写受像シート。 - 前記表面樹脂層が、前記第1表面樹脂層と第2表面樹脂層を含む積層構造を有しており、
前記第2表面樹脂層がポリオレフィンからなることを特徴とする請求項2に記載のシール型熱転写受像シート。 - 前記シール部基材が、内部にボイドを有する樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のシール型熱転写受像シート。
- シール部が離型部から剥離可能に設けられているシール型熱転写受像シートであって、
前記シール型熱転写受像シート全体の厚さが250μm以下であり、
前記シール部は、前記離型部側から、離型層、シール部基材、受容層がこの順で積層されてなる積層構造を呈しており、
前記離型部は、前記シール部側から、粘着層、表面樹脂層、離型部紙基材、裏面樹脂層がこの順で積層されてなる積層構造を呈しており、
前記シール部基材および前記表面樹脂層の何れか一方または双方は、ポリエチレンテレフタレートからなる層を含み、
前記シール部基材および前記表面樹脂層に含まれるすべてのポリエチレンテレフタレートからなる層の厚さの合計が50μm以上であり、
前記シール部基材の厚さと前記表面樹脂層の厚さの合計は、前記裏面樹脂層の厚さの4倍以上であり、
前記裏面樹脂層の厚さは、20μm以上である、ことを特徴とするシール型熱転写受像シート。
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