JP6768214B2 - シート積載装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート積載装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、シートが積載されるシート積載部と、シート積載部の上方に設けられ、送り込まれたシートの搬送方向を反転させて送り出すシート反転部と、を備えたシート積載装置が知られている。
特許文献1には、係るシート積載装置であって、シート反転部である用紙反転部で反転させる用紙の下面をガイドする反転トレイを有するものが記載されている。
しかしながら、反転トレイの用紙搬送方向長さが、用紙の用紙搬送方向長さよりも短いと、反転させる用紙の先端側が反転トレイから飛び出して垂れ下がってしまう。この垂れ下がった用紙の先端側が、シート積載部である排紙積載部に積載された用紙に接触すると、排紙積載部に積載されている用紙の揃えを乱したり、排紙積載部から用紙を押し出して落下させたりしてしまうといった問題が生じる。一方、反転トレイの用紙搬送方向長さがガイドし得る最大長さの用紙の先端が垂れ下がらない長さであると、排紙積載部に積載された用紙が反転トレイによって覆われる範囲が大きくなる。そのため、比較的サイズの小さい用紙を用いた場合などに、反転トレイよりも上方から排紙積載部を見ると、排紙積載部に積載された用紙が反転トレイで隠れてしまい視認性が悪化してしまうという問題が生じる。
上述した課題を解決するために、本発明は、シートが積載されるシート積載部と、
前記シート積載部の上方に設けられ、送り込まれたシートの搬送方向を反転させて送り出すシート反転部と、を備えたシート積載装置において、前記シート反転部は、シート下面をガイドするガイド部材として、前記シート反転部にシートが送り込まれる方向における上流側でシート下面をガイドする第一ガイド部材と、前記第一ガイド部材よりも下流側でシート下面をガイドする第二ガイド部材とを有するとともに、
前記第一ガイド部材を覆う第一ガイドカバー部材と、前記第二ガイド部材を覆う第二ガイドカバー部材とを有し、前記第二ガイド部材の少なくとも一部は透明または半透明の部材で構成され、前記第二ガイドカバー部材の少なくとも一部は透明または半透明の部材で構成され、前記第二ガイド部材は、前記シート積載部の上方の空間に通じる切り欠き形状を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、シート積載部に積載されたシートの揃えを乱したり、シート積載部からシートを押し出して落下させたりしてしまうのを抑制するとともに、シート積載部に積載されたシートの視認性を確保することが可能になる、という優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタの概略構成図。 プリンタの外観斜視図。 装置本体から反転延長トレイ及び反転延長上カバーを取り外した状態におけるプリンタの外観斜視図。 反転部における用紙搬送経路の幅についての説明図。 反転部における用紙反転経路の高さについての説明図。 反転部に反転延長トレイ及び反転延長上カバーが無い状態で、所定長さ以上の用紙を反転部に通紙した状態を示す図。 反転部に反転延長トレイ及び反転延長上カバーが有る状態で、所定長さ以上の用紙を反転部に通紙した状態を示す図。 図2に示すプリンタの排紙トレイに排出済み用紙が積載されている状態の外観斜視図。 装置本体に対する反転延長トレイ及び反転延長上カバーの取り付け部の模式図。 反転延長トレイの反転係合部材と、装置本体の被係合部材との係合部分の断面形状を示した図。 反転延長トレイ及び反転延長上カバーの、装置本体に対する装着する方法を示した図。 反転延長トレイ及び反転延長上カバーの、装置本体に対する第二係合部分を示した図。 変形例のプリンタの外観斜視図。 図13に示す状態から反転延長上カバーを取り外したプリンタの外観斜視図。 変形例のプリンタにおける反転部及びその近傍の概略断面図。 参考構成例のプリンタの外観斜視図。
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるプリンタに適用した実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタ100を示す概略構成図である。このプリンタ100は、装置本体1内に配置された四つのドラム状の像担持体としての感光体10(Y,M,C,Bk)を備える。四つの感光体10(Y,M,C,Bk)には、それぞれイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像が形成される。四つの感光体10(Y,M,C,Bk)に対向して中間転写体である中間転写ベルト25が配置されており、四つの感光体10(Y,M,C,Bk)がそれぞれ中間転写ベルト25の表面に当接している。本実施形態における中間転写ベルト25は、駆動ローラ31、従動ローラ33及びテンションローラ34によって回転可能に張架されている。
感光体10(Y,M,C,Bk)上へのトナー像の形成と、中間転写ベルト25上へ各トナー像の転写は、実質的に感光体10(Y,M,C,Bk)においてすべて同一であり、形成される各トナー像の色が異なるだけである。このため、四つの感光体10(Y,M,C,Bk)のうち、ブラック用感光体10Bkにブラックトナー像を形成し、そのブラックトナー像を中間転写ベルト25上に転写する構成と作用について説明する。
ブラック用感光体10Bkは図中時計回り方向に回転駆動され、ブラック用感光体10Bkの表面はブラック用帯電装置8Bkによって所定極性であるマイナス極性に一様に帯電される。このように帯電されたブラック用感光体10Bkの表面に、露光装置9から書込光を照射して画像情報に対応した静電潜像を形成する。ブラック用感光体10Bkの回転に伴い、静電潜像が形成されたブラック用感光体10Bkの表面部分が、ブラック用現像装置7Bkとの対向部である現像領域を通過するときに、ブラック用現像装置7Bk内のブラックトナーにより静電潜像が現像される。これにより、ブラックトナー像として可視像化される。一方、中間転写ベルト25の内側には、中間転写ベルト25を挟んでブラック用感光体10Bkと対向する位置にブラック用一次転写ローラ20Bkが配置されている。このブラック用一次転写ローラ20Bkが中間転写ベルト25の裏面に当接することで、ブラック用感光体10Bkと中間転写ベルト25との間に適正な一次転写ニップを確保している。
ブラック用一次転写ローラ20Bkには、ブラック用感光体10Bkの表面に形成されたブラックトナー像のトナー帯電極性とは逆極性であるプラス極性の一次転写電圧が印加される。これにより、ブラック用感光体10Bkと中間転写ベルト25との間に転写電界が形成され、ブラック用感光体10Bkと同期して回転駆動される中間転写ベルト25上に、ブラック用感光体10Bk上のブラックトナー像が静電的に転写される。ブラックトナー像を中間転写ベルト25上に転写した後のブラック用感光体10Bkの表面に付着する転写残トナーは、ブラック用クリーニング装置11Bkによって除去され、ブラック用感光体10Bkの表面が清掃される。
同様にして、他の感光体10(Y,M,C)には、イエロートナー像、マゼンタトナー像及びシアントナー像がそれぞれ形成され、その各色のトナー像は、ブラックトナー像の転写された中間転写ベルト25上に重ね合わせて転写される。
装置本体1内の下部には、用紙Pを収容する給紙カセット400と、給紙カセット400に収容された用紙Pを給紙する給紙装置40とが配置されている。そして、給紙装置40に設けられた給紙ローラ41を回転させることにより、給紙カセット400に収容された最上位の用紙Pが送り出される。このように給紙カセット400から送り出された用紙Pは、搬送ローラ対42によってレジストローラ対43に送られる。そして、レジストローラ対43により、所定のタイミングで駆動ローラ31に巻き掛けられた中間転写ベルト25の部分と、これに対向配置された二次転写装置30の二次転写ローラ32との間に形成された二次転写ニップに送られる。このとき、二次転写ローラ32に所定の二次転写電圧を印加することで、中間転写ベルト25と二次転写ローラ32との間に転写電界が形成され、中間転写ベルト25上のトナー像が用紙Pに二次転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、二次転写ニップよりもさらに装置上方に配置された定着装置50に向けて搬送される。定着装置50は、互いに当接し合う定着ローラ51と加熱ローラ52とを有しており、定着ローラ51と加熱ローラ52とによって形成された定着ニップを用紙Pが通過するときに、熱と圧力とによって用紙P上のトナー像を用紙Pに定着させる。
その後、トナー像が定着された用紙Pは、装置本体1の上部に設けられた排出経路に排出される。用紙Pの片面だけに画像を形成する片面画像形成時では、用紙Pが排紙部70に送られるように、切り替え爪60によって用紙搬送経路を切り替える。排紙部70は、排紙ローラ対71と排紙トレイ72とを有しており、排紙部70に送られた用紙Pは、排紙ローラ対71によって排紙トレイ72に排出され、排紙トレイ72上に順次積載されていく。
排紙トレイ72の上方には、反転トレイ82と反転延長トレイ84とを備える反転部80が設置されている。反転トレイ82と反転延長トレイ84とは、反転ローラ対81によって反転される用紙Pの下面を案内する。
図1に示す、反転部80における用紙搬送方向で反転ローラ対81から反転延長トレイ84の端面までの距離「b」は、給紙カセット400の用紙搬送方向長さ「a」よりも長くなっている。また、反転延長トレイ84の端面は、装置本体の端部面と垂直方向で一致しており、端部方向が狭い設置スペースの場合の装置本体1の移動を不要としている。
プリンタ100は、用紙Pが積載されるシート積載部である排紙トレイ72と、送り込まれた用紙Pの搬送方向を反転させて送り出すためシート搬送経路である反転経路(R1,R2)を形成するシート反転部である反転部80とを備える。そして、排紙トレイ72と反転部80とによって、シート積載装置である排紙積載部200を構成する。
反転トレイ82の上方には、反転トレイ82を覆う反転上カバー83が設けられており、反転延長トレイ84の上方には、反転延長トレイ84を覆う反転延長上カバー85が設けられている。反転延長トレイ84と反転延長上カバー85とは、それぞれ反転トレイ82と反転上カバー83とに対して、反転トレイ突入時の用紙搬送方向下流側に設けられている。
プリンタ100では、反転トレイ82と反転上カバー83とは装置本体1に固定されており、反転延長トレイ84と反転延長上カバー85とは装置本体1に対して任意に着脱可能となっている。さらに、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85が、透明な部材で構成されている。
図3は、装置本体1から反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を取り外した状態におけるプリンタ100の外観斜視図である。
図3に示す状態では、装置本体1の排紙部70における用紙排出方向と平行であって用紙排出方向に対して右側の側板である排紙部右側板1aが露出する。また、図3に示す状態では、反転トレイ82の用紙搬送方向下流側端面である反転トレイ下流側端面82aと、反転上カバー83の用紙搬送方向下流側端面である反転上カバー下流側端面83aと、が露出する。
図2に示す状態では、反転延長トレイ84は、排紙部右側板1aと反転トレイ下流側端面82aとで成すL字型の二面に接し、反転延長上カバー85は、排紙部右側板1aと反転上カバー下流側端面83aとで成すL字型の二面に接している。
図2に示すように、反転部80の反転上カバー83及び反転延長上カバー85の上面が、プリンタ100のその他の上面部分と段差がないように構成することで、プリンタ100の高さ方向の寸法を小さくでき、プリンタ100の小型化を図ることができる。
図4は、反転部80における用紙反転経路の幅について説明図である。図4中の「α」は用紙搬送方向を示し、図4中の「β」は用紙幅方向を示している。後述する他の図面中の「α」及び「β」についても同様である。反転部80内における用紙反転経路は、反転トレイ82と反転上カバー83とで形成される上流側反転経路R1と、反転延長トレイ84と反転延長上カバー85とで形成される下流側反転経路R2とで構成されている。
上流側反転経路R1の用紙幅方向における幅「W1」は、反転トレイ82の用紙幅方向両側に設けられた反転トレイ右側板821と反転トレイ左側板822それぞれの用紙幅方向における内壁面間の距離である。この幅「W1」は、プリンタ100で使用可能な最大サイズの用紙Pの幅「W0」よりも大きくなっている。また、下流側反転経路R2の用紙幅方向における幅「W2」は、反転延長トレイ84の用紙幅方向両側に設けられた追加トレイ右側板841と追加トレイ左側板842とのそれぞれの用紙幅方向における内壁面間の距離である。この幅「W2」は、上流側反転経路R1の幅「W1」よりも大きくなっている。これにより、上流側反転経路R1から下流側反転経路R2に進入する用紙Pの先端が、追加トレイ右側板841及び追加トレイ左側板842の用紙搬送方向端面(図4中の841a及び842a)などに突き当たって、搬送不良が生じるのを抑制することができる。
このような構成に限らず、上流側反転経路R1と下流側反転経路R2との接続部分で、下流側反転経路R2側に向かうに連れて、用紙反転経路の幅が徐々に広がっていくように構成しても良い。
図5は、反転部80における用紙反転経路の高さについて説明図である。図5中の「γ」は反転部高さ方向を示している。後述する他の図面中の「γ」についても同様である。反転トレイ82は、反転トレイガイド板823における反転トレイ対向面823aが用紙Pと対向する。反転上カバー83は、反転上カバー上板833における反転上カバー対向面833aが用紙Pと対向する。そして、反転トレイ対向面823aと反転上カバー対向面833aとの間の距離である上流側反転経路R1の高さ「H1」は、プリンタ100で使用可能な最大厚の用紙Pの厚み「t」よりも大きい。
また、反転延長トレイ84は、延長トレイガイド板843における延長トレイ対向面843aが用紙Pと対向する。反転延長上カバー85は、延長カバー上板853における延長カバー対向面853aが用紙Pと対向する。そして、延長トレイ対向面843aと延長カバー対向面853aとの間隔「H2」は、上流側反転経路R1の間隔「H1」よりも大きい。さらに、反転トレイ対向面823aよりも延長トレイ対向面843aのほうが下に位置しており、反転上カバー対向面833aよりも延長カバー対向面853aのほうが上に位置している。これにより、上流側反転経路R1から下流側反転経路R2に進入する用紙Pの先端が、延長トレイガイド板843及び延長カバー上板853の用紙搬送方向端面(図5中の843b及び853b)などに突き当たって、搬送不良が生じるのを抑制することができる。
反転トレイ対向面823a、反転上カバー対向面833a、延長トレイ対向面843a及び延長カバー対向面853aに凹凸形状を設ける構成としても良い。この凹凸形状としては、図5に示す構成では、用紙搬送方向に延びる反転トレイリブ862及び反転上カバーリブ863を反転トレイ対向面823a及び反転上カバー対向面833aのそれぞれに、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に複数並べて設けている。さらに、用紙搬送方向に延びる延長トレイリブ864及び延長カバーリブ865を延長トレイ対向面843a及び延長カバー対向面853aのそれぞれに、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に複数並べて設けている。これにより、反転トレイ82、反転上カバー83、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85のそれぞれの用紙Pとの接触面積を、リブ(862,863,864,865)を設けない場合よりも小さくできる。接触面積を小さくすることで、搬送抵抗を低減させて、用紙搬送性を向上させることができる。
このように、リブ(862,863,864,865)を設けた場合、次のように設定する。すなわち、反転トレイリブ862の上端と反転上カバーリブ863の下端との間の距離である上流側反転経路R1の高さ「h1」を、プリンタ100で使用可能な最大厚の用紙Pの厚み「t」よりも大きくする。また、延長トレイリブ864の上端と延長カバーリブ865の下端との間の距離である下流側反転経路R2の高さ「h2」を、上流側反転経路R1の高さ「h1」よりも大きくする。そして、反転トレイリブ862の上端よりも延長トレイリブ864の上端を下に位置させ、反転上カバーリブ863の下端よりも延長カバーリブ865の下端を上に位置させる。これにより、上流側反転経路R1から下流側反転経路R2に進入する用紙Pの先端が、延長トレイリブ864及び延長カバーリブ865における用紙搬送方向端面などに突き当たって、搬送不良が生じるのを抑制できる。
両面画像形成時においては、図1のように切り替え爪60によって用紙搬送経路の切り替えが行われ、片面印刷された用紙Pが反転トレイ82、反転上カバー83、反転延長トレイ84、反転延長上カバー85により形成される反転部80に搬送される。一方、両面印刷された用紙Pが排紙部70に搬送される。反転部80に搬送された用紙Pは、反転手段としての反転ローラ対81によって後端が挟持されたまま、一旦、反転トレイ82、及び反転延長トレイ84上に排出される。その後、反転ローラ対81を回転駆動させる駆動モータを制御して反転ローラ対81を逆回転させることにより、用紙Pは、再給紙経路部90に給送される。そして、用紙Pは、複数の搬送ローラ対(91,92,93,94)を順次介してレジストローラ対43により転写部に送り込まれ、用紙Pの第二面である裏面に中間転写ベルト25から画像が二次転写される。
このように反転部80は、A3サイズやDLTサイズ(ダブルレターサイズ)のような長尺な用紙Pを反転する際にも、用紙全長において用紙下面の案内と用紙上面のカバーをすることができる長さを有する。これとともに、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1に対して取り外すことで、用紙下面の案内と用紙上面をカバー可能とする長さが調節可能となっている。
図3に示すように、排紙部右側板1aには、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を引っ掛けるための引っ掛け孔87aを有するとともに、その下方に貫通孔87bを有している。
図6は、装置本体1から反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を取り外した状態のプリンタ100における反転部80及びその近傍の概略断面図である。図6に示すように、装置本体1から反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を取り外した状態では、反転トレイ82の用紙搬送方向長さよりも反転用紙P2の搬送方向長さが長いと、反転トレイ82から反転用紙P2の先端側が垂れ下がってしまう。そのため、図6中の破線で囲った領域Dのように、排紙トレイ72上の排出済み用紙P1に、反転用紙P2の先端が接触した状態となり得る。このように反転用紙P2が排出済み用紙P1に接触し得る状態では、排出済み用紙P1の用紙揃え状態が乱されたり、排紙トレイ72から排出済み用紙P1を押し出して落下させたりするなどの排紙揃え不良が発生してしまう。
図7は、装置本体1に反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を取り付けた状態のプリンタ100における反転部80及びその近傍の概略断面図である。図7に示す状態では、反転トレイ82と反転延長トレイ84とによってシートである用紙Pの下面をガイドするガイド部材を構成する。そして、ガイド部材の一部である反転延長トレイ84が透明な部材で構成される。
図7は、反転トレイ82よりも用紙搬送方向長さが長い所定長さ以上の用紙Pを、反転部80に通紙した状態を示す図である。図7に示すように、装置本体1に対して反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を取り付けた状態では、図6に比べ反転部80の用紙搬送方向長さが延長される。そのため、A3サイズやDLTサイズのような長尺な用紙Pを反転する際にも、反転用紙P2の用紙搬送方向全長において用紙下面を、反転トレイ82と反転延長トレイ84とによって案内することができる。これにより、反転用紙P2の先端側が排紙トレイ72に垂れ下がることがなく、上述した排紙揃え不良を防止することができる。
また、図6においては、反転用紙P2の反転トレイ82及び反転上カバー83よりも先端側が完全に露出している。そのため、反転部80で反転中の反転用紙P2をユーザーが引き抜いてしまう可能性がある。反転部80で反転中の反転用紙P2をユーザーが引き抜いてしまうと、プリンタ100では搬送経路中で紙詰まりなどの用紙搬送不良が発生したと判断され、予期せぬジャムが発生する原因となる。また、単位時間あたりの画像形成枚数が多い高生産性の画像形成装置であれば、反転時の用紙搬送速度も高速化する。そのため、反転トレイ82及び反転上カバー83から高速で飛び出して露出する反転用紙P2を見たユーザーに対して、違和感を抱かせてしまうおそれがある。
これに対して、図7のように反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1に取り付けることで、反転部80で反転中の反転用紙P2は、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85によって覆われる。そのため、ユーザーによる反転部80で反転中の用紙引き抜きは不可能となり、反転用紙P2が引き抜かれることで生じ得るジャムを防ぐことができる。また、反転用紙P2の先端側が反転部80から飛び出し露出することもなくなるため、高速で飛び出す反転用紙P2をユーザーが見て違和感を抱いてしまうのを防ぐことができる。
図6の状態であれば、図6中の矢印A方向、矢印B方向及び矢印C方向のいずれの方向からも、排紙トレイ72に排出された排出済み用紙P1が視認可能であるとともに取り出しも可能となっている。
一方、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1に取り付けることで、図7に示すように、排紙トレイ72に排出された排出済み用紙P1の上方を反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85によって覆いかぶさるような状態となる。
図16は、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を透過性のない部材によって構成した参考構成例のプリンタ100の外観斜視図である。図16に示すように、参考構成例のプリンタ100では、斜め上方から見ると排紙トレイ72のほとんどが反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85によって隠れてしまう。このように、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85として透過性のないものを取り付けると、反転部80よりも上方で図7中の矢印A’方向からの排紙トレイ72上の排出済み用紙P1の視認性が悪化したり、排出済み用紙P1が取り出し難くなったりする。
これに対して、本実施形態のプリンタ100は、図2に示すように、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を透明な部材で構成している。
図7に示すように、反転延長トレイ84を取り付けることで、ガイド部材は、用紙搬送方向長さが長い用紙Pの先端側が垂れ下がらない長さとなる。そして、このようなガイド部材であっても、図2に示すように、透明または半透明の部材で構成された反転延長トレイ84から、ガイド部材によって覆われた排紙トレイ72を視認することができる。
図8は、図2に示すプリンタ100の排紙トレイ72に排出済み用紙P1が積載されている状態の外観斜視図である。図8に示すように、本実施形態のプリンタ100では、排出済み用紙P1の上方を反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85が覆う状態であっても排出済み用紙P1の視認性を確保することができる。排出済み用紙P1を視認することができるため、排出済み用紙P1の取り出し性も確保することが可能となる。
本実施形態では、ガイド部材の一部である反転延長上カバー85が透明な部材で構成されているが、反転部80で反転用紙Pの下面をガイドするガイド部材の全体を透明または半透明の部材で構成してもよい。
図7のように、排紙トレイ72の上方に覆いかぶさる反転延長トレイ84に対して排出済み用紙P1の全長が短い場合においては、図中矢印B’方向及び図中矢印C’方向からの用紙取り出し性が低下してしまう。
これに対して、プリンタ100では、A3サイズやDLTサイズ(ダブルレターサイズ)のような比較的長尺の用紙Pを通紙しない場合には、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1から取り外すことが可能である。これにより、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1に取り付けた場合よりも、反転部80によって排紙トレイ72の覆われる面積が小さくなる。よって、その分、排紙トレイ72上に積載された排出済み用紙P1の取り出し性を向上させることができる。また、上述したように反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85は透明であるため、取り付けた状態であっても、排紙トレイ72上に積載された排出済み用紙P1を視認することはできる。しかし、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を取り外すことにより視認性を向上させることができる。
プリンタ100は、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1に取り付けた場合に、取り付け状態を検知するセンサー部材を備える。このセンサー部材によって反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85の取り付けが検知され、A3サイズやDLTサイズの用紙を給紙カセット400からの給紙できることを装置本体1の制御部で判断する。そして、装置本体1の制御部は、装置本体1の表示パネルや装置本体1と通信手段によってつながった表示装置に操作可能であることを表示する。反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85が装置本体1から取り外された場合は、給紙カセット400から給紙できないように制御し、表示装置に操作不可である表示をする。
図9は、装置本体1に対する反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85の取り付け部の模式図である。反転延長トレイ84と反転延長上カバー85とは、互いに締結ネジで固定され一体的に構成されており、反転延長トレイ84に設けられた反転係合部材86を用紙搬送方向で二箇所具備している。反転係合部材86は、反転延長上カバー85に設けても良い。また、反転係合部材86の数としては二つに限らず、三つ以上設けても良く、反転延長トレイ84または反転延長上カバー85に、複数の反転係合部材86を二つ以上設ける場合には、複数の反転係合部材86を用紙搬送方向で同一直線上に位置させるのが望ましい。装置本体1の排紙部右側板1aには、反転延長トレイ84に設けられた二つの反転係合部材86と係合する被係合部材87が、用紙排出方向で二箇所設けられている。そして、二つの反転係合部材86と二つの被係合部材87とのそれぞれが係合することで、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85が装置本体1に装着される。
また、本実施形態においては、反転延長上カバー85の用紙幅方向における反転係合部材86が設けられた一端側の厚みは、用紙幅方向で他端側の厚みよりも厚くなっている。これにより、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1に取り付けたときに付け根部分となる反転延長上カバー85の前記一端側における剛性が、前記他端側よりも高まり、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85が撓むのを抑制できる。
図10は、反転延長トレイ84の反転係合部材86と、装置本体1の被係合部材87との第一係合部分の断面形状を示した図である。反転係合部材86はフック形状部86aを有しており、反転延長上カバー85の用紙幅方向一端側側面よりもフック形状部86aが飛び出た状態で反転延長上カバー85にネジ締結されている。また、反転延長上カバー85のフック形状部86aの下方には、前記用紙幅方向一端側側面から突出した位置決め凸部85aが設けられている。一方、装置本体1の排紙部右側板1aに設けられた被係合部材87は、フック形状部86aを引っ掛けるための引っ掛け孔87aを有するとともに、その下方に位置決め凸部85aが挿入される貫通孔87bを有している。
図11は、装置本体1に対する反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85の装着方法を示した図である。反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85の装着方法としては、反転係合部材86のフック形状部86aを被係合部材87の引っ掛け孔87aに差し込んで、そのまま反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を下方向に回転させる。そして、反転延長上カバー85の位置決め凸部85aを、被係合部材87の貫通孔87bに挿入するとともに、被係合部材87における引っ掛け孔87aの縁に、反転係合部材86のフック形状部86aを引っ掛ける。これにより、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85の装置本体1に対する装着が完了する。よって、工具を使用することなく容易に、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1に装着することができる。位置決め凸部85aが貫通孔87bに挿入されることで、装置本体1に対する反転延長上カバー85の位置決めがなされる。また、本構成においては、貫通孔87bの縁を覆うように、貫通孔87bに対する位置決め凸部85aの抜き差し時における滑りを良くするための摺動部材88を装着して着脱性を向上させている。摺動部材88の材質として、例えばポリアセタール(POM)などの樹脂を用いることができる。
反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1から取り外す際には、上述した装着時の逆の操作を行う。これにより、工具を使用することなく容易に、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を装置本体1から取り外すことができる。なお、装置本体1から取り外した反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85の保管場所としては、できるだけプリンタ100の近くであるのが望ましい。そのため、例えば、装置本体1の外装カバーに、上述したようなフック形状部86aを引っ掛けるための引っ掛け孔や、位置決め凸部85aが挿入される貫通孔を設ける。または、複数ある給紙カセット400のうち、A3サイズやDLTサイズの用紙が収納されている給紙カセット400の中に保管する。これにより、装置本体1から取り外した反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を、装置本体1の外装カバーに保持させて、または装置本体1内に保管することが可能となる。
図12は、反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85の、装置本体1に対する第二係合部分を示した図である。反転延長上カバー85における用紙幅方向で反転係合部材86が位置する側とは逆の逆側端部に、装置本体1に固定された反転トレイ82または反転上カバー83に設けられた挿入孔と係脱可能な位置決め部材89を設けている。反転延長上カバー85の位置決め部材89は、排紙部右側板1aに直交する面(反転トレイ下流側端面82aまたは反転上カバー下流側端面83a)に設けられた前記挿入孔と係合する。位置決め部材89を反転延長トレイ84における前記逆側端部に設けても良い。反転延長上カバー85に設けられた位置決め部材89は、反転トレイ82または反転上カバー83に設けた前記挿入孔に対して進退可能な移動部材であり、図12中の矢印D方向(用紙搬送方向に平行な方向)とその逆方向とに移動可能に構成されている。また、反転延長上カバー85には、位置決め部材89に設けられた摘み部89aをユーザーが摘んで、位置決め部材89をスライド移動させるための操作窓85bが開けられている。そして、ユーザーが操作窓85bから摘み部89aを摘んで位置決め部材89をスライド移動させて、前記挿入孔に対し位置決め部材89を進退させる。前記挿入孔に挿入された位置決め部材89は、前記挿入孔の少なくとも上側の内壁面と接触して位置決めされ、反転トレイ82または反転上カバー83に対する反転延長上カバー85の位置が出るように構成されている。
〔変形例〕
図13は、変形例のプリンタ100の外観斜視図であり、図14は、図13に示す状態から反転延長上カバー85を取り外したプリンタ100の外観斜視図である。また、図15は、変形例のプリンタ100における反転部80及びその近傍の概略断面図である。
変形例のプリンタ100は、反転延長トレイ84に切り欠き穴(84a、84b)が設けられている点と、用紙搬送方向における反転延長トレイ84の端部が反転延長上カバー85で覆われている点と、が上述した実施形態のプリンタ100と相違する。他の構成は同様の構成である。
図13に示すように、変形例のプリンタ100では、反転延長上カバー85の下面である延長カバー対向面853aに延長カバーリブ865を設けており、図13では、反転延長上カバー85を透過して延長カバーリブ865を視認できる。また、図14に示すように、反転延長トレイ84の上面である反転トレイ対向面823aに延長トレイリブ864を設けている。
変形例のプリンタ100は、上述した実施形態のプリンタ100と同様に反転延長トレイ84は透明な部材によって構成されているが、図13及び図14では、反転延長トレイ84を透過して視認可能な部分は便宜的に示していない。
図14に示すように、変形例のプリンタ100は、反転延長トレイ84における反転トレイ突入時の用紙搬送方向に対して左側に左側切り欠き穴84aを備え、右側に右側切り欠き穴84bを備える。左側切り欠き穴84a及び右側切り欠き穴84bは、反転延長トレイ84と反転延長上カバー85とによって形成される延長反転経路である下流側反転経路R2と、排紙トレイ72の上方の装置外の空間とを連通する。すなわち、左側切り欠き穴84a及び右側切り欠き穴84bは、反転延長トレイ84における延長トレイ対向面843aから装置外に通じるように矩形の用紙幅方向の両端部を切り欠いた切り欠き形状である。
図16に示す参考構成例のプリンタ100では、反転延長トレイ84と反転延長上カバー85とによって形成される下流側反転経路R2の内部で用紙ジャムが起きた場合においてジャム紙の視認性/除去性が低下するという問題がある。
これに対して、上述した実施形態及び本変形例のプリンタ100は、反転延長上カバー85を透明部材で構成することにより、下流側反転経路R2内のジャム紙の視認性を確保することができる。
さらに、本変形例のプリンタ100では、反転延長トレイ84に切り欠きを設けることで下流側反転経路R2内に残ったジャム紙を除去することが可能になり、ジャム紙の除去性を確保することができる。
図13及び図15は、プリンタ100に反転延長トレイ84及び反転延長上カバー85を取り付けた状態において、下流側反転経路R2内でジャムが起きた状態を示している。反転延長上カバー85は透明な部材で構成されているため、下流側反転経路R2内のジャム紙P2aを視認することが出来る。
また、反転延長トレイ84には切り欠き穴(84a、84b)が設けられているためジャム紙P2aを切り欠き穴(84a、84b)から引き出して除去することが可能である。
図14に示すように、切り欠き穴(84a、84b)は、反転延長トレイ84における用紙搬送方向に直交する用紙幅方向の両端部に設けられている。用紙幅方向の端部に設けられた切り欠き穴(84a、84b)からジャム紙P2aを引き出そうとすると、ジャム紙P2aがねじれて形状がぐしゃぐしゃに崩れたり、途中で千切れたりする不具合が生じるおそれがある。
このような不具合を抑制する構成として、用紙搬送方向における反転延長トレイ84の端部を反転延長上カバー85で覆わない構成とし、この端部に下流側反転経路R2と装置外部とを連通する開口部を設ける構成としてもよい。この構成の場合、用紙幅方向の両端部の切り欠き穴(84a、84b)からジャム紙P2aを掴んで前記開口部の側に引くことで、ジャム紙P2aを搬送方向に沿って引き出すことができ、上述した不具合の発生を抑制することができる。
上述した実施形態のプリンタ100では、反転上カバー83と反転延長上カバー85との少なくとも一方を開閉可能に構成し、ジャム発生時には開閉可能な反転上カバー83または反転延長上カバー85を開放することでジャム紙を除去することが可能となる。これに対して、変形例のプリンタ100では、反転延長トレイ84に切り欠き穴(84a、84b)を設けることで、反転上カバー83または反転延長上カバー85を開閉することなく下流側反転経路R2内に残ったジャム紙を除去することが可能になる。これにより、ジャム紙の除去性を確保することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
用紙P等のシートが積載される排紙トレイ72等のシート積載部と、シート積載部の上方に設けられ、送り込まれたシートの搬送方向を反転させて送り出す反転部80等のシート反転部と、を備えた排紙積載部200等のシート積載装置において、シート反転部は、シート下面をガイドし、反転延長トレイ84等の少なくとも一部が透明または半透明の部材で構成される反転トレイ82及び反転延長トレイ84等のガイド部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート搬送方向長さが長いシートの先端側が垂れ下がらない長さのガイド部材であっても、透明または半透明の部材で構成された部分から、ガイド部材によって覆われたシート積載部を視認することができる。ガイド部材の長さをガイドするシートの先端側が垂れ下がらない長さとすることにより、ガイド部材でシート下面をガイドしているシートが、シート積載部に積載されたシートと接触するのを抑えることが可能となる。よって、シート反転部に送り込まれたシートによって、シート積載部に積載されたシートの揃えが乱されたり、押し出されてシートが落下したりすることを抑制できる。また、ガイド部材によって覆われたシート積載部を視認することができるので、シート積載部に積載されたシートの視認性を確保することができる。
(態様B)
態様Aにおいて、ガイド部材は、反転部80等のシート反転部に用紙P等のシートが送り込まれる方向における上流側でシート下面をガイドする反転トレイ82等の第一ガイド部材と、第一ガイド部材よりも下流側でシート下面をガイドする反転延長トレイ84等の第二ガイド部材とを有し、第二ガイド部材の少なくとも一部は透明または半透明の部材で構成されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、第一ガイド部材よりもシート搬送方向長さが長いシートを用いる場合は、シート反転部に送り込まれた長いシートの下面が、第一ガイド部材と第二ガイド部材とによってガイドされる。これにより、ガイド部材のシート搬送方向長さが第一ガイド部材のみの長さとなる構成に比べて、シート反転部に送り込まれたシートの先端側が垂れ下がり、シート積載部に積載されたシートと接触するのを抑えることが可能となる。よって、シート反転部に送り込まれたシートによって、シート積載部に積載されたシートの揃えが乱されたり押し出されて落下したりするのを抑制できる。また、第二ガイド部材における透明または半透明の部材で構成された部分により、第二ガイド部材によって覆われたシート積載部を視認することができるので、シート積載部に積載されたシートの視認性を確保することができる。
(態様C)
態様Bにおいて、反転延長トレイ84等の第二ガイド部材は装置本体1等の装置本体に対して着脱可能である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反転トレイ82等の第一ガイド部材よりも用紙搬送方向等のシート搬送方向長さが短い用紙P等のシートを用いる場合には、第二ガイド部材を取り外す。これにより、装置本体に第二ガイド部材を取り付けた場合よりも、第二ガイド部材によって排紙トレイ72等のシート積載部の覆われる面積が小さくなる分、シート積載部に積載されたシートの視認性や取り出し性を向上させることができる。
(態様D)
態様BまたはCにおいて、反転トレイ82等の第一ガイド部材または反転延長トレイ84等の第二ガイド部材の少なくとも一方における用紙P等のシートと対向する面(反転トレイ対向面823aまたは延長トレイ対向面843a等)に凹凸形状を設ける。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シートの搬送性を向上させることができる。
(態様E)
態様B乃至Dの何れかにおいて、反転部80等のシート反転部は、反転トレイ82等の第一ガイド部材を覆う反転上カバー83等の第一ガイドカバー部材と、反転延長トレイ84等の第二ガイド部材を覆う反転延長上カバー85等の第二ガイドカバー部材とを有し、第二ガイドカバー部材の少なくとも一部は透明または半透明の部材で構成されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザーによる反転中の用紙P等のシートの引き抜きを抑制することができる。また、飛び出すシートをユーザーが見て違和感を抱いてしまうのを防ぐことができる。さらに、第二ガイドカバー部材における透明または半透明の部材で構成された部分により、第二ガイド部材及び第二ガイドカバー部材によって覆われたシート積載部を視認することができるので、シート積載部に積載されたシートの視認性を確保することができる。
(態様F)
態様Eにおいて、反転延長トレイ84等の第二ガイド部材における用紙P等のシートと対向する面(延長トレイ対向面843a等)から装置外に通じる左側切り欠き穴84a及び右側切り欠き穴84b等の切り欠き形状を有する。
これによれば、上記変形例について説明したように、第二ガイド部材と反転上カバー83等の第一ガイドカバー部材とによって形成される下流側反転経路R2等の延長反転経路内に残ったジャム紙P2a等のシートの除去性を確保することができる。
(態様G)
態様EまたはFにおいて、反転上カバー83等の第二ガイドカバー部材は装置本体1等の装置本体に対して着脱可能である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反転トレイ82等の第一ガイド部材よりも用紙搬送方向等のシート搬送方向長さが短い用紙P等のシートを用いる場合には、第二ガイドカバー部材を取り外す。これにより、装置本体に第二ガイドカバー部材を取り付けた場合よりも、第二ガイドカバー部材によって排紙トレイ72等のシート積載部の覆われる面積が小さくなる分、シート積載部に積載されたシートの視認性や取り出し性を向上させることができる。
(態様H)
態様E乃至Gの何れかにおいて、反転上カバー83等の第一ガイドカバー部材または反転延長上カバー85等の第二ガイドカバー部材の少なくとも一方における用紙P等のシートと対向する面(反転上カバー対向面833aまたは延長カバー対向面853a等)に凹凸形状を設ける。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シートの搬送性を向上させることができる。
(態様I)
態様DまたはHにおいて、凹凸形状は、用紙搬送方向等のシート搬送方向に延びる反転トレイリブ862、反転上カバーリブ863、延長トレイリブ864及び延長カバーリブ865等のリブをシート搬送方向と直交する用紙幅方向等のシート幅方向に複数並べて構成する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シートの搬送性を向上させることができる。
(態様J)
用紙P等のシートに画像を形成する装置本体1等の画像形成手段と、画像形成手段により画像が形成されたシートを積載する排紙トレイ72等のシート積載手段とを備えたプリンタ100等の画像形成装置において、シート積載手段として、態様A乃至Iの何れかの態様に係るシート積載装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート積載部に積載された画像形成後のシートの揃えを乱したり押し出して落下させたりするのを抑制するとともに、シート積載部に積載されたシートの視認性を確保できる。
1 装置本体
1a排紙部右側板
7Bk ブラック用現像装置
8Bk ブラック用帯電装置
9 露光装置
10Bk ブラック用感光体
10 感光体
11Bk ブラック用クリーニング装置
20Bk ブラック用一次転写ローラ
25 中間転写ベルト
30 二次転写装置
31 駆動ローラ
32 二次転写ローラ
33 従動ローラ
34 テンションローラ
40 給紙装置
41 給紙ローラ
42 搬送ローラ対
43 レジストローラ対
50 定着装置
51 定着ローラ
52 加熱ローラ
60 切り替え爪
70 排紙部
71 排紙ローラ対
72 排紙トレイ
80 反転部
81 反転ローラ対
82 反転トレイ
82a 反転トレイ下流側端面
83 反転上カバー
83a 反転上カバー下流側端面
84 反転延長トレイ
84a 左側切り欠き穴
84b 右側切り欠き穴
85 反転延長上カバー
85a 凸部
85b 操作窓
86 反転係合部材
86a フック形状部
87 被係合部材
87a 引っ掛け孔
87b 貫通孔
88 摺動部材
89a 摘み部
89 位置決め部材
90 再給紙経路部
100 プリンタ
200 排紙積載部
400 給紙カセット
821 反転トレイ右側板
822 反転トレイ左側板
823 反転トレイガイド板
823a 反転トレイ対向面
833 反転上カバー上板
833a 反転上カバー対向面
841 追加トレイ右側板
842 追加トレイ左側板
843 延長トレイガイド板
843a 延長トレイ対向面
853 延長カバー上板
853a 延長カバー対向面
862 反転トレイリブ
863 反転上カバーリブ
864 延長トレイリブ
865 延長カバーリブ
P 用紙
P1 排出済み用紙
P2 反転用紙
P2a ジャム紙
R1 上流側反転経路
R2 下流側反転経路
特許第4890896号公報

Claims (7)

  1. シートが積載されるシート積載部と、
    前記シート積載部の上方に設けられ、送り込まれたシートの搬送方向を反転させて送り出すシート反転部と、を備えたシート積載装置において、
    前記シート反転部は、シート下面をガイドするガイド部材として、前記シート反転部にシートが送り込まれる方向における上流側でシート下面をガイドする第一ガイド部材と、前記第一ガイド部材よりも下流側でシート下面をガイドする第二ガイド部材とを有するとともに、
    前記第一ガイド部材を覆う第一ガイドカバー部材と、前記第二ガイド部材を覆う第二ガイドカバー部材とを有し、
    前記第二ガイド部材の少なくとも一部は透明または半透明の部材で構成され、
    前記第二ガイドカバー部材の少なくとも一部は透明または半透明の部材で構成され、
    前記第二ガイド部材は前記シート積載部の上方の空間に通じる切り欠き形状を有することを特徴とするシート積載装置
  2. 求項1のシート積載装置において、
    前記第二ガイド部材は装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするシート積載装置。
  3. 請求項1または2のシート積載装置において、
    前記第一ガイド部材または第二ガイド部材の少なくとも一方におけるシートと対向する面に凹凸形状を設けたことを特徴とするシート積載装置
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のシート積載装置において、
    前記第二ガイドカバー部材は装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするシート積載装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のシート積載装置において、
    前記第一ガイドカバー部材または第二ガイドカバー部材の少なくとも一方におけるシートと対向する面に凹凸形状を設けたことを特徴とするシート積載装置。
  6. 請求項3または5のシート積載装置において、
    前記凹凸形状は、シート搬送方向に延びるリブをシート搬送方向と直交するシート幅方向に複数並べて構成したことを特徴とするシート積載装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成されたシートを積載するシート積載手段とを備えた画像形成装置において、
    前記シート積載手段として、請求項1乃至の何れかに記載のシート積載装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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