JP2002278332A - 画像形成装置における定着装置 - Google Patents

画像形成装置における定着装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置における定着装置は、ジャムの
処理のために一般的に記録紙の手動送り機構を用意して
いるが、記録紙が複数のユニットに跨って停止した場
合、記録紙を本来送り出すべきユニットの方に送らず、
結果的にジャムを起こした記録紙が取り出せなくなって
しまうということがあった。 【解決手段】 そのため本発明では、定着装置14にお
けるヒートローラ15の手動回転機構を画像形成装置の
奥側に設けて定着装置を本体から引き出すまで操作でき
ないようにすると共に、ヒートローラ15を回転させる
第1のギア20と、手動回転用ノブ21に取り付けてこ
の第1のギアに噛み合う第2のギア22の両方に噛み合
うピニオン23を設け、ヒートローラの正方向回転に際
してはこのピニオンと第1のギアの噛み合いを外し、逆
方向回転に際してはこのピニオンが第1のギアと第2の
ギアの両方に噛み合って第1のギアの逆方向回転を阻止
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成装置にお
ける定着装置に関し、更に詳細には、定着装置における
ヒートローラ駆動ギアの逆転防止機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、FAXなどの
電子写真方式を用いた画像形成装置においては、記録紙
が複数のユニットに跨って停止した場合、どれかのユニ
ットを強引に引き出すと記録紙が破れて跨ったユニット
のそれぞれに残ってさらに取り出しにくくなってしまう
ため、一般的に記録紙の手動送り機構を用意し、記録紙
を取り出すために引き出すユニット、またはそれ以外の
どちらかに記録紙を送り出せるようにしている。
【0003】しかしながら、複数のユニットに跨って停
止した記録紙をこのようにユーザーが手動で送り出す場
合、どちらのユニットに送り出すべきかの判断が付かな
いため、本来送り出すべきユニットの方に送らず、結果
的にジャムを起こした記録紙が取り出せなくなってしま
うということがあった。そのため本件出願人は特開平1
1−100149号公報において、このように記録紙が
複数のユニットに跨って停止した場合、記録紙を取り出
し易いユニットを判断して記録紙を自動的に送り出し、
そのユニットを引き出すことで容易にジャムを起こした
記録紙を破かずに取り除けるようにした画像形成装置を
提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジャム
を起こした記録紙をせっかく一方のユニットに送り出せ
るようにしても、例えば定着装置のヒートローラのよう
に高温となる部品がある場合、ヒートローラと加圧ロー
ラに挟まれた記録紙を直接取り出すのは困難なため、手
動送り機構を用意する必要がある。ところがこういった
手動送り機構を用意すると、今度は、せっかく一方のユ
ニットに送り出した記録紙を逆方向に戻してしまい、結
果的にジャムを起こした記録紙を破かずに取り出せなく
なってしまうということがあった。また、たとえユニッ
トを引き出す前に手動送り機構を操作しなくても、ユニ
ットを引き出した後で手動送り機構を逆転させると、せ
っかく排出可能になった記録紙をユニット内に戻してし
まったり、破いてしまったりすることがあった。そして
定着装置でこのようなことが起こると、ヒートローラと
加圧ローラとの圧が強いために、ジャム処理を困難にし
てしまうということが生じた。
【0005】このような点に鑑み本発明は、定着装置で
記録紙がジャムを起こした場合、定着装置を画像形成装
置本体から引き出すまで手動送り機構を操作できないよ
うにすると共に、引き出された定着装置の手動送り機構
を通常は正方向回転しかできないようにし、ジャムを起
こした記録紙の排出を容易に行えるようにする簡単で安
価な機構を提供することが課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明において
は、定着装置の記録紙を手動で送るための機構に逆回転
防止機構を設けると共に、この記録紙を手動で送るため
の機構を画像形成装置の奥側に設け、定着装置ユニット
が引き出されない限り手動での記録紙の送り出しができ
ないようにした。
【0007】上記課題を解決するため本発明において
は、請求項1に記載したように、電子写真方式により形
成したトナー像を転写した記録紙を加熱して定着する定
着装置におけるヒートローラを回転させる第1のギア
と、該第1のギアと噛み合い、手動回転用ノブにより回
転する第2のギアとからなるヒートローラの手動回転機
構を有した画像形成装置における定着装置において、前
記ヒートローラの手動回転機構は、前記第2のギアと噛
み合うと共に前記第1のギアと離接可能に構成したピニ
オンを有し、前記ヒートローラの正方向回転に際し、前
記ピニオンの第1のギアとの噛み合いが外れて第1のギ
アの正方向回転を可能とし、逆方向回転に際し、前記ピ
ニオンが第1のギアと第2のギアの双方に噛み合って逆
方向回転を阻止するよう構成し、ヒートローラの逆転を
防止したことを特徴とする。
【0008】このように、ピニオンを第1のギアに離接
可能に構成してヒートローラの逆転を防止することによ
り、非常に簡単で安価な構成でユーザーによるヒートロ
ーラの逆転が防止でき、せっかく排出可能になった記録
紙をユニット内に戻したり破いてしまい、ヒートローラ
と加圧ローラとの圧が強いために、ジャム処理を困難に
してしまうなどの問題を防止できる。
【0009】そしてピニオンは、請求項2に記載したよ
うに、前記ピニオンは、前記第2のギアの軸を中心に回
動可能に構成した逆転用レバーに取り付けられて前記第
2のギアと噛み合うと共に、ピニオンを第1のギア側に
押圧する前記逆転用レバーに設けられた押圧手段で第1
のギアと噛み合うよう構成し、該逆転用レバーの押圧手
段に抗してピニオンを第1のギアから離間させることに
よってヒートローラを逆転可能に構成したことを特徴と
する。
【0010】このように、ピニオンを逆転用レバーに取
り付けて第2のギアと噛み合わせると共に押圧手段で第
1のギアに離接可能に構成することで、前記したように
ヒートローラの正方向回転を可能とすると共に逆回転を
阻止し、かつ、逆転用レバーを押圧手段に抗してピニオ
ンが第1のギアから離間するようにすることでヒートロ
ーラの逆転も可能となり、どうしてもヒートローラを逆
転させねばならぬ場合にも対応できると共に、機構その
ものが簡単で安価に構成できる。また、ジャム処理時に
むやみにヒートローラを逆転させると、ヒートローラの
温度管理用サーミスタの反転や、記録紙により分離爪が
ヒートローラに食い込むなどの事故が発生することがあ
るが、こういったことを防止することにもなる。
【0011】そしてこのヒートローラの手動回転機構
は、請求項3に記載したように、前記定着装置を引き出
し可能とし、該定着装置のヒートローラの手動回転機構
を、画像形成装置本体の引き出し方向の奥側に設けたこ
とを特徴とする。
【0012】このように、ヒートローラの手動回転機構
を定着装置における画像形成装置本体の奥側に設けるこ
とで、ジャムを起こした記録紙が複数のユニットに跨っ
て停止して自動的に記録紙を破かずに取り出し易いユニ
ットに送ったときでも、画像形成装置本体から定着装置
を引き出さないとヒートローラの手動回転機構を操作す
ることができず、従ってせっかく送られた記録紙を元に
戻すというようなことが無く、さらに手動回転機構は常
時はヒートローラを逆転できないから、せっかく排出可
能になった記録紙をユニット内に戻してしまったり、破
いてしまったりすることを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
【0014】図1は本発明にかかる定着装置を用いたカ
ラー画像形成装置の一例の全体断面図、図2、図3は、
本発明にかかる定着装置を用いたカラー画像形成装置に
おける定着装置の位置と外観を説明するための図、図4
は本発明にかかる定着装置におけるヒートローラの手動
回転機構の一実施例概略図、図5はヒートローラの手動
回転機構の一実施例を示した図、図6はヒートローラを
正方向、逆方向のそれぞれに回転させる場合の説明図で
ある。
【0015】図中1は感光体ドラム、2は光走査ユニッ
ト、3は帯電器、4、5、6、7は、例えばイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの現像剤容器を含む現像装
置、8は記録紙、9は記録紙搬送装置、12は中間転写
体、13は2次転写ローラ、14は定着装置、15は定
着装置14におけるヒータを内蔵したヒートローラ、1
6は記録紙をヒートローラ15へ圧接するための加圧ロ
ーラ、17はヒートローラ15へのトナー付着を防止す
るため表面にシリコンオイルなどを供給するオイルロー
ラである。また図4から図6において、20はヒートロ
ーラ15の軸に取り付けられた第1のギア、21はヒー
トローラ15を手動回転させるためのノブ、22はノブ
21の軸25に取り付けられ、第1のギア20と噛み合
っている第2のギア、23はピニオン、24は逆転用レ
バー、25はノブ21の軸、26は逆転用レバー24を
押し上げてピニオン23を第1のギア20に押圧する押
圧部材としてのスプリングである。
【0016】まず最初に、図1に示した本発明にかかる
定着装置を用いたカラー画像形成装置の全体断面図によ
り、画像形成装置の動作を簡単に説明する。印刷時は、
各色毎に感光体ドラム1を帯電器3で帯電し、光走査ユ
ニット2からの光で露光して潜像を形成する。そして各
現像装置で現像し、その現像剤(トナー)像を中間転写
体12に転写し、さらに図示しない給紙カセットから搬
送される記録紙8に2次転写ローラ13で転写して、定
着装置14のヒートローラ15と加圧ローラ16で加熱
・加圧し、定着して排紙を行う。
【0017】そして本発明になるヒートローラの手動回
転機構を有した定着装置を備えた画像形成装置は、図2
に示したように画像形成装置の前面カバーを手前に開
き、図3に示したように定着装置14と記録紙搬送装置
9のユニットを手前に引き出せるようになっており、そ
して定着装置14におけるヒートローラ15の手動回転
機構は、この手動回転機構を構成する手動回転用ノブ2
1を図3に示したように、画像形成装置の奥側に設けて
いる。
【0018】そしてこの定着装置14におけるヒートロ
ーラ15の手動回転機構は、定着装置14のヒートロー
ラ15、加圧ローラ16等と共に手動回転機構のみを、
図3における定着装置14の奥側となる手動回転機構側
から図示した図4、及びその逆に図3における手前側か
ら示した図5に示したように、ヒートローラ15の軸に
取り付けられた第1のギア20、手動回転用のノブ2
1、このノブ21の軸25に取り付けられた第2のギア
22、及び逆転用レバー24、この逆転用レバー24に
取り付けられて第1のギア、第2のギアと噛み合うピニ
オン23などで構成され、さらに逆転用レバー24は、
図5に示したようにスプリング26で図上上方向に押し
上げられ、このスプリング26とは逆側に取り付けられ
たピニオン23を第1のギア20に押しつけている。
【0019】このように構成したヒートローラの手動回
転機構において、ノブ21を矢印30方向に回転させる
と、それに伴って第2のギア22も同じように矢印30
方向に回転し、この第2のギア22に噛み合ったピニオ
ン23を矢印31方向へ、及びヒートローラ15側の第
1のギア20を矢印32方向へ回転させる。するとピニ
オン23と第1のギア20の回転方向が同じになるが、
第1のギア20の歯によってピニオン23の歯を、第2
のギア22の回転トルクで押し上げられて噛み合いが外
れるため、第1のギア20は矢印32の正回転方向に回
転が可能となる。そのため、ヒートローラ15と接触し
ている加圧ローラ16は矢印33方向に回転し、ヒート
ローラ15と加圧ローラ16に挟まれた記録紙8は、図
1における定着装置14の排出側(図上左)に送られ
る。
【0020】これを、第1のギア20と第2のギア2
2、及びピニオン23の歯を示した図6で更に詳細に説
明する。まず図6(A)のように第2のギア22が矢印
30の方向に回転すると、ピニオン23が矢印31の方
向に回転し、第1のギア20も同じく32の方向に回転
する。そのためピニオン23と第1のギア20の回転方
向は同じになり、ピニオン23の歯61は、第2のギア
22による回転に伴って第2のギア22の回転トルクに
押され、図5におけるスプリング26の押圧力に抗して
図6(B)のように第1のギア20の歯62に乗り上げ
る。そのためピニオン23と第1のギア20との噛み合
いは外れ、第1のギア20は矢印32の方向に回転可能
になって前記したように正方向回転が可能となる。
【0021】一方、ノブ21を前記とは逆に矢印35方
向に回転させるようとすると、それに伴って第2のギア
22も同じように矢印35方向に回転しようとするが、
同時にこの第2のギア22に噛み合ったピニオン23が
矢印36方向へ、またヒートローラ15側の第1のギア
20も矢印37方向へ回転しようとし、今度は第2のギ
ア22による矢印35方向への回転によってピニオン2
3は第1のギア20方向に押しつけられ、ピニオン23
と第1のギア20の噛み合いが外れないため、第1のギ
ア20は回転できない。そのためノブ21の矢印30方
向への回転の時とは異なり、ヒートローラ15の逆回転
は阻止される。
【0022】しかしながらこのとき、図5の逆転用レバ
ー24をスプリング26の力に抗して図上下側に押し下
げると、ピニオン23の第1のギア20との噛み合いが
外れ、第1のギア20は矢印37方向に回転できるよう
になる。すなわち、逆転用レバー24の押下によって、
ヒートローラ15は逆方向回転ができるわけである。
【0023】このようにヒートローラ15の手動回転機
構を構成することにより、常時はヒートローラ15の逆
方向回転を阻止し、逆転用レバー24を操作したときだ
け逆方向回転を可能とする手動回転機構を提供すること
ができる。またこの手動回転機構を定着装置14の奥側
に設けることにより、定着装置14を画像形成装置本体
から引き出すまで操作できず、せっかく引き出し可能な
ユニットに送り出された記録紙8を、破損するなどのこ
とが防止できる。
【0024】なお以上の説明では、ヒートローラ15の
正方向回転時におけるピニオン23と第1のギア20と
の噛み合いを外すのは、第2のギア22の回転トルクに
よる、と説明してきたが、この場合、定着装置14が画
像形成装置本体内部に収容されると、ヒートローラ15
が回転するたびに噛み合いが外れて音がすることになる
から、定着装置14を画像形成装置本体内部にセットし
たときは、ピニオン23と第1のギア20との噛み合い
を外すように構成しても良い。
【0025】
【発明の効果】以上記載の如く請求項1に記載した本発
明によれば、ピニオンを第1のギアに離接可能に構成し
てヒートローラの逆転を防止することにより、非常に簡
単で安価な構成でユーザーによるヒートローラの逆転が
防止でき、せっかく排出可能になった記録紙をユニット
内に戻したり破いてしまい、ヒートローラと加圧ローラ
との圧が強いために、ジャム処理を困難にしてしまうな
どの問題を防止できる。
【0026】また請求項2に記載した本発明によれば、
このように、ピニオンを逆転用レバーに取り付けて第2
のギアと噛み合わせると共に押圧手段で第1のギアに離
接可能に構成することで、前記したようにヒートローラ
の正方向回転を可能とすると共に逆回転を阻止し、か
つ、逆転用レバーを押圧手段に抗してピニオンが第1の
ギアから離間するように構成することでヒートローラの
逆転も可能となり、どうしてもヒートローラを逆転させ
ねばならぬ場合にも対応できると共に、機構自体が簡単
で安価に構成できる。また、ジャム処理時にむやみにヒ
ートローラを逆転させると、ヒートローラの温度管理用
サーミスタの反転や、記録紙により分離爪がヒートロー
ラに食い込むなどの事故が発生することがあるが、こう
いったことを防止することにもなる。
【0027】そして請求項3に記載した本発明によれ
ば、ヒートローラの手動回転機構を定着装置における画
像形成装置本体の奥側に設けることで、ジャムを起こし
た記録紙が複数のユニットに跨って停止して自動的に記
録紙を破かずに取り出し易いユニットに送ったときで
も、画像形成装置本体から定着装置を引き出さないとヒ
ートローラの手動回転機構を操作することができず、従
ってせっかく送られた記録紙を元に戻すというようなこ
とが無く、さらに手動回転機構は常時はヒートローラを
逆転できないから、せっかく排出可能になった記録紙を
ユニット内に戻してしまったり、破いてしまったりする
問題を防止でき、多大な効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる定着装置を用いたカラー画像
形成装置の一例の全体断面図である。
【図2】 本発明にかかる定着装置を用いたカラー画像
形成装置における定着装置の位置と外観を説明するため
の図である。
【図3】 本発明にかかる定着装置を用いたカラー画像
形成装置における定着装置の位置と外観を説明するため
の図である。
【図4】 本発明にかかる定着装置におけるヒートロー
ラの手動回転機構の一実施例概略図である。
【図5】 ヒートローラの手動回転機構の一実施例を示
した図である。
【図6】 ヒートローラを正方向、逆方向のそれぞれに
回転させる場合の説明図である。
【符号の説明】
20 第1のギア 21 ノブ 22 第2のギア 23 ピニオン 24 逆転用レバー 25 ノブの軸 26 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA37 BB37 BB38 CA40 2H071 BA05 BA13 BA27 CA01 CA05 DA12 DA26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式により形成したトナー像を
    転写した記録紙を加熱して定着する定着装置におけるヒ
    ートローラを回転させる第1のギアと、該第1のギアと
    噛み合い、手動回転用ノブにより回転する第2のギアと
    からなるヒートローラの手動回転機構を有した画像形成
    装置における定着装置において、 前記ヒートローラの手動回転機構は、前記第2のギアと
    噛み合うと共に前記第1のギアと離接可能に構成したピ
    ニオンを有し、前記ヒートローラの正方向回転に際し、
    前記ピニオンの第1のギアとの噛み合いが外れて第1の
    ギアの正方向回転を可能とし、逆方向回転に際し、前記
    ピニオンが第1のギアと第2のギアの双方に噛み合って
    逆方向回転を阻止するよう構成し、ヒートローラの逆転
    を防止したことを特徴とする画像形成装置における定着
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ピニオンは、前記第2のギアの軸を
    中心に回動可能に構成した逆転用レバーに取り付けられ
    て前記第2のギアと噛み合うと共に、ピニオンを第1の
    ギア側に押圧する前記逆転用レバーに設けられた押圧手
    段で第1のギアと噛み合うよう構成し、該逆転用レバー
    の押圧手段に抗してピニオンを第1のギアから離間させ
    ることによってヒートローラを逆転可能に構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における
    定着装置。
  3. 【請求項3】 前記定着装置を引き出し可能とし、該定
    着装置のヒートローラの手動回転機構を、画像形成装置
    本体の引き出し方向の奥側に設けたことを特徴とする請
    求項1に記載した画像形成装置における定着装置。
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