JP6767109B2 - インゴットの生産方法、供給システム及び制御装置 - Google Patents
インゴットの生産方法、供給システム及び制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6767109B2 JP6767109B2 JP2015248167A JP2015248167A JP6767109B2 JP 6767109 B2 JP6767109 B2 JP 6767109B2 JP 2015248167 A JP2015248167 A JP 2015248167A JP 2015248167 A JP2015248167 A JP 2015248167A JP 6767109 B2 JP6767109 B2 JP 6767109B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- ladle
- pressure
- pressurized
- continuous casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
本発明の一形態では、荷重計に加圧式取鍋を載置したまま定量の溶融金属を安定して連続的に供給することが可能となる。
本発明の一形態では、より正確に定量の溶融金属を安定して連続的に供給することが可能となる。
本発明の一形態では、より正確に定量の溶融金属を安定して連続的に供給することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るインゴットを生産するシステムを示す図、図2はその上面図である。
図1及び図2に示すように、このシステム1は、連続鋳造機10と、加圧式取鍋20と、流路30と、荷重計40と、制御装置70(図5参照)とを有する。
第1の樋31の所定の位置は、流通する溶融アルミニウムの湯面の高さを検出する湯面検出センサ34が配置されている。
第2の樋35は、第1の樋31の吐出口32の直下の第3の位置から分配用ドラム13内の第4の位置まで溶融アルミニウムを流通させる。
図3及び図4に示すように、第2の樋35の第4の位置には、鋳型12の各凹部に対応して複数の吐出孔36が設けられている。
行われる。
図5はこのシステムに用いられる加圧制御系の構成を示す図である。
制御装置70は、入力したデータに基づき、電空レギュレータ57、リークバルブ60等を制御する。
次に、制御装置70による圧力制御を図6のフローチャートに基づき説明する。
出湯に先立ち、まず制御装置70のタッチパネルにおいて以下のデータを入力し、また加圧式取鍋20を荷重計40に載せる。
取鍋風袋重量W0 (例えば1500kg)
取鍋内の溶融アルミニウムの下限重量Wal (例えば100kg)
溶融アルミニウムの単位重量当りの圧力Ps (例えば15.0kPa/ton)
Wlo=W0+Wa1
具体的には、加圧圧力Pxは、例えば以下式で算出する。
Px=−Ps・(Wx−W0)+b
ここで、
Wx:取鍋総重量(荷重計40による計測データ)
b:切片 (例えば36.0)
次に、このように構成されたシステム1でのインゴットの生産方法を図7に基づき説明する。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図8はこの実施形態に係るインゴットを生産するシステムの構成を示す図である。
図8に示すように、このシステム100では、上記実施形態における第1の樋31に代えて加圧式取鍋101を用いている。そして、この加圧式取鍋101が荷重計40に載置され、加圧式取鍋101に貯留された溶融アルミニウムの重量を算出し、加圧式取鍋101から連続鋳造機10に溶融アルミニウムを供給するポイントである第2の樋35に単位時間当り所定の量の溶融アルミニウムを供給するように、算出された溶融アルミニウムの重量に基づき加圧式取鍋101の内部を加圧する圧力を算出し、算出された圧力で加圧式取鍋101の内部を加圧することで、加圧式取鍋101から第2の樋35に溶融アルミニウムを供給する。この場合に、取鍋101は、図5及び図6に示した加圧制御系によって加圧制御をすることができる。一方、取鍋101に溶融アルミニウムを供給する加圧式取鍋20は、図5及び図6に示した加圧制御系によって加圧制御をしてもよいが、それよりも簡単な制御であってもよく、更に手動で操作してもよい。
ハッチ150は、加圧ポート153、ストーク154及び熱電対155が取り付けられている。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、様々に変形して実施が可能であり、その実施の範囲も本発明の技術的範囲に属するものである。
また、上記の実施形態では、溶融金属として溶融アルミニウムを例にとり説明したが、他の金属であっても勿論かまわない。
更に、加圧系の構成は様々な態様に変形することが可能であり、制御装置はシーケンサによる構成、コンピュータを使った構成等を採用することができる。
10 連続鋳造機
20 加圧式取鍋
11 コンベア
12 インゴット用の鋳型
13 分配用ドラム
30 流路
31 第1の樋
34 湯面検出センサ
35 第2の樋
40 荷重計
70 制御装置
71 重量算出データ入力部
72 湯面高さデータ入力部
Claims (10)
- 連続鋳造機の連接する鋳型に、溶融金属を連続的に供給してインゴットを鋳造することで、溶融金属からインゴットを生産する方法であって、
前記連続鋳造機に溶融金属を供給するポイントの近くに配置され、前記連続鋳造機が配置された面と同一の面に配置された荷重計に、可搬性を有し、溶融金属を貯留し、貯留した溶融金属を配管の先端から吐出する加圧式取鍋を搬送して載置し、前記連続鋳造機の連接する鋳型に対する溶融金属の供給位置に溶融金属を流通するための流路の、溶融金属を供給するポイントの上方に、可搬性を有し、溶融金属を貯留し、貯留した溶融金属を配管の先端から吐出する前記加圧式取鍋の、当該配管の先端が位置し、かつ、前記加圧式取鍋の底部が前記流路の前記ポイントより低い位置となり、
当該搬送位置で前記加圧式取鍋の内部を加圧することで、前記加圧式取鍋から前記ポイントに前記溶融金属を供給し、
流路を介して前記ポイントから前記連接する鋳型に溶融金属を連続的に供給する
インゴットの生産方法。 - 請求項1に記載のインゴットの生産方法であって、
前記加圧式取鍋に貯留された溶融金属の重量を算出し、
前記加圧式取鍋から前記連続鋳造機に溶融金属を供給するポイントに単位時間当り所定の量の溶融金属を供給するように、前記算出された溶融金属の重量に基づき前記加圧式取鍋の内部を加圧する圧力を算出し、
前記算出された圧力で前記加圧式取鍋の内部を加圧することで、前記加圧式取鍋から前記ポイントに前記溶融金属を供給する
インゴットの生産方法。 - 請求項2に記載のインゴットの生産方法であって、
前記加圧式取鍋に貯留された溶融金属の重量を算出する工程は、
前記加圧式取鍋が搬送される位置に配置された荷重計に前記加圧式取鍋を載置し、
前記荷重計の計測結果に基づき前記加圧式取鍋に貯留された溶融金属の重量を算出するものであり、
前記算出された圧力で前記加圧式取鍋の内部を加圧することで、前記加圧式取鍋から前記ポイントに前記溶融金属を供給する工程は、
前記荷重計に前記加圧式取鍋を載置したまま行うものである
インゴットの生産方法。 - 請求項3に記載のインゴットの生産方法であって、
前記荷重計の計測結果に基づき前記加圧式取鍋から前記ポイントに供給される溶融金属の流量を算出し、
前記加圧式取鍋から前記ポイントに単位時間当り所定の量の溶融金属を供給するように、前記算出された流量に基づき前記加圧式取鍋の内部を加圧する圧力を補正する
インゴットの生産方法。 - 請求項1から4のうちいずれか1項に記載のインゴットの生産方法であって、
前記流路の溶融金属の湯面の高さを検出し、
前記検出された湯面の高さに基づき前記加圧式取鍋の内部を加圧する圧力を制御する
インゴットの生産方法。 - 可搬性を有し、溶融金属を貯留し、貯留した溶融金属を配管の先端から吐出する加圧式取鍋から、連接する鋳型に溶融金属を連続的に供給してインゴットを鋳造する連続鋳造機に、溶融金属を供給する供給システムであって、
前記加圧式取鍋の配管の先端の下方と前記連続鋳造機の連接する鋳型に対する溶融金属の供給位置との間の流路を有し、
前記流路は、第1の樋と、第2の樋とを有し、
前記第1の樋は、前記連続鋳造機より離れた側にある第1の位置で前記加圧式取鍋の配管の先端から吐出された溶融金属が供給され、前記連続鋳造機に近い側にある第2の位置まで溶融金属を流通させるものであり、前記第2の位置の下面に設けられ、溶融金属を下方に吐出させるための吐出口と、前記吐出口に配置されたバルブとを有し、
前記第2の樋は、前記第1の樋の吐出口の直下の第3の位置から前記連続鋳造機の連接する鋳型に対する溶融金属の供給位置である第4の位置まで溶融金属を流通させる
供給システム。 - 請求項6に記載の供給システムに用いられる制御装置であって、
前記加圧式取鍋に貯留された溶融金属の重量を算出するためのデータを入力する重量算出データ入力部と、
前記重量算出データ入力部に入力されたデータに基づき前記加圧式取鍋に貯留された溶融金属の重量を算出する重量算出部と、
前記加圧式取鍋から連続鋳造機の溶融金属供給ポイントに単位時間当り所定の量の溶融金属を供給するように、前記重量算出部で算出された溶融金属の重量に基づき前記加圧式取鍋の内部を加圧する圧力を算出する圧力算出部と、
前記圧力算出部で算出された圧力となるように、前記加圧式取鍋の内部を加圧する加圧系の圧力を制御する圧力制御部と
を具備する制御装置。 - 請求項7に記載の制御装置であって、
前記重量算出データ入力部に入力されたデータに基づき前記加圧式取鍋から前記ポイントに供給される溶融金属の流量を算出する流量算出部を更に有し、
前記圧力制御部は、前記加圧式取鍋から前記ポイントに単位時間当り所定の量の溶融金属を供給するように、前記算出された流量に基づき前記制御する圧力を補正する
制御装置。 - 請求項7又は8に記載の制御装置であって、
前記溶融金属供給ポイントから前記鋳型への溶融金属の流路での溶融金属の湯面の高さを検出する手段からのデータを入力する湯面高さデータ入力部を更に有し、
前記圧力制御部は、前記湯面高さデータ入力部で入力したデータに基づき前記加圧式取鍋の内部を加圧する加圧系の圧力を制御する
制御装置。 - 請求項9に記載の制御装置であって、
前記圧力制御部は、前記湯面高さデータ入力部で入力したデータに基づき前記湯面の高さが所定の高さ以上となったと判断した場合に、前記加圧式取鍋の内部を加圧する加圧系の圧力を大気開放する
制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015208322 | 2015-10-22 | ||
JP2015208322 | 2015-10-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017080801A JP2017080801A (ja) | 2017-05-18 |
JP6767109B2 true JP6767109B2 (ja) | 2020-10-14 |
Family
ID=58710198
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015216322A Active JP6613106B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-11-04 | 溶融金属の供給方法、取鍋、加圧制御装置及び取鍋の再生産方法 |
JP2015248167A Active JP6767109B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-12-21 | インゴットの生産方法、供給システム及び制御装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015216322A Active JP6613106B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-11-04 | 溶融金属の供給方法、取鍋、加圧制御装置及び取鍋の再生産方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6613106B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112122565A (zh) * | 2020-09-23 | 2020-12-25 | 徐中齐 | 一种多功能铝合金铸锭自动化生产线 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51124025U (ja) * | 1975-04-03 | 1976-10-07 | ||
JPH07121449B2 (ja) * | 1990-03-28 | 1995-12-25 | 株式会社クボタ | 加圧式保温取鍋の湯面保持方法 |
JP2711515B2 (ja) * | 1994-05-02 | 1998-02-10 | 中日本炉工業株式会社 | 真空脱ガス方法および取鍋式真空脱ガス装置 |
JP5250238B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2013-07-31 | アサヒセイレン株式会社 | アルミニウム・スクラップの精製方法及びその精製装置 |
-
2015
- 2015-11-04 JP JP2015216322A patent/JP6613106B2/ja active Active
- 2015-12-21 JP JP2015248167A patent/JP6767109B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017080801A (ja) | 2017-05-18 |
JP2017080799A (ja) | 2017-05-18 |
JP6613106B2 (ja) | 2019-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6767109B2 (ja) | インゴットの生産方法、供給システム及び制御装置 | |
KR101129237B1 (ko) | 투과성 주위벽을 갖는 용융 금속 몰드용 가스 유동 제어 시스템 | |
US9835376B2 (en) | Station and method for transferring a metal melt from a melting furnace to a transport crucible, and arrangement having such a station | |
TWI462790B (zh) | Mold surface control system for metal casting process and its control method | |
JP2017170476A (ja) | インゴットの製造方法、インゴット及び鋳型 | |
EP1752726B1 (en) | Transfer system for liquid metals | |
US20210323050A1 (en) | Casting equipment | |
CN205851866U (zh) | 一种连铸中间包快速更换系统 | |
KR101310985B1 (ko) | 래들 로의 불활성 가스 공급 장치 | |
JP6874054B2 (ja) | 溶融金属吐出装置、皮膜形成装置及び溶融金属吐出方法 | |
JP2006272388A (ja) | 重力鋳造法に於ける給湯炉からの出湯制御方法及びその装置、出湯制御方法により製造するタイヤ加硫用金型の製造方法 | |
US20210138537A1 (en) | Bath transfer system for receiving, transporting and conveying molten metal | |
JP5516236B2 (ja) | 連続鋳造設備におけるガス吹込み異常検知装置、連続鋳造設備 | |
US20090056814A1 (en) | Method and device for storing chemical products in a container | |
JP6870644B2 (ja) | 離型剤噴霧装置および離型剤噴霧方法 | |
JP2008229636A (ja) | 容器保持装置 | |
JP2016141559A (ja) | 粉体供給速度制御方法 | |
KR102264963B1 (ko) | 냉각유닛을 포함하는 레이저 적층장치 | |
KR101623875B1 (ko) | 변압기 질소 충전 장치 및 질소 충전 방법 | |
JP6217324B2 (ja) | 低圧鋳造用溶湯保持炉の注湯槽の湯面高さ制御方法 | |
KR20230093868A (ko) | 노즐 모니터링 장치 및 방법 | |
JP7145139B2 (ja) | 銅又は銅合金の連続鋳造方法及び連続鋳造装置 | |
TW201341085A (zh) | 澆鑄裝置及澆鑄方法 | |
CA2515859A1 (en) | Transfer system for liquid metals | |
US20070035072A1 (en) | Transfer system for liquid metals |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191030 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6767109 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |