JPH07121449B2 - 加圧式保温取鍋の湯面保持方法 - Google Patents

加圧式保温取鍋の湯面保持方法

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JPH07121449B2
JPH07121449B2 JP8033890A JP8033890A JPH07121449B2 JP H07121449 B2 JPH07121449 B2 JP H07121449B2 JP 8033890 A JP8033890 A JP 8033890A JP 8033890 A JP8033890 A JP 8033890A JP H07121449 B2 JPH07121449 B2 JP H07121449B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、上向き連鋳法、下向き連鋳法または水平連鋳
法に使用される加圧式保温取鍋の湯面保持方法に関す
る。
従来の技術 一般に、この種の加圧式保温取鍋においては、溶湯の出
湯量を一定にしたり、溶湯量が変化する中で湯面を一定
レベルに保持する必要がある。そのため、従来の加圧式
保温取鍋においては、第3図に示すように、上面に受湯
口1、加圧口2および出湯口3を備え、不活性ガス供給
口4を有する蓋5により加圧口2の上面を密閉し、出湯
口3に湯面検出手段6を設け、底部にインダクター等の
加熱手段7を設けており、受湯口1から供給した溶湯8
の加圧口2おける湯面を、不活性ガス供給口4から加圧
口2に圧送したN2等の不活性ガス9により加圧して、出
湯口3における湯面Lを制御し、湯面検出手段6により
湯面Lを検出し、検出した湯面Lに応じて不活性ガス9
の加圧力を加減することにより湯面Lを一定の設定範囲
内に保持し、加熱手段7により溶湯8を加熱して保温し
ていた。前記湯面検出手段6は、長中短3種類の電極棒
10,11,12のそれぞれに電源13、表示ランプAおよび表示
ランプBを接続してなるもので、第4図に示すように作
動する。すなわち、第4図(a)において、Sは、制御
しようとする湯面Lの設定範囲で、中短両電極棒11,12
の先端間の距離に相当する。湯面Lが設定範囲S内にあ
るときは、表示ランプAが通電して点燈し、湯面Lが正
常であることを表示する。溶湯8の量が減少し、湯面L
が第4図(b)に示すように設定範囲S以下になると表
示ランプAが消燈し、不活性ガス9を増圧する。この増
圧により湯面Lが上昇し、第4図(c)に示すように設
定範囲S以上になると両表示ランプA,Bが点燈する。表
示ランプBの点燈により不活性ガス9の増圧を停止して
減圧する。減圧により湯面Lは下降し、第4図(d)に
示すように設定範囲S内に入ると表示ランプBが消燈す
る。表示ランプBの消燈により不活性ガス9の減圧を停
止する。表示ランプAは、点燈を続け、湯面Lが正常に
なったことを表示する。このようにして、湯面検出手段
6は、湯面Lを設定範囲S内に保持するのである。
ちなみに、第5図は上向き連鋳用加圧式保温取鍋を示し
ている。この場合は、出湯口3に水冷鋳型14を挿入し、
湯面検出手段6により湯面Lを一定の設定範囲内に保持
しつつ、パイプ等の鋳造材15を上向きに連続鋳造し、ピ
ンチローラ16により鋳造材15を引き上げている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の構成においては、湯面検出手段6が
誤動作して湯面Lが設定範囲Sから逸脱した場合には、
それを補正する手段がないために、湯面Lを設定範囲S
内に保持することができないという問題があった。たと
えば、中電極棒11の先端に湯面上のノロが付着すると、
湯面Lが設定範囲S以下に下降しても中電極棒11通電状
態にあって表示ランプAが点燈し、湯面Lは下降し続
け、湯面Lを設定範囲Sにもどすことができないのであ
る。
本発明は、従来の湯面保持方法を改良して、このような
問題点を解消することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の加圧式保温取鍋の
湯面保持方法は、上面に受湯口、加圧口および出湯口を
有する加圧式保温取鍋において、受湯口から供給した溶
湯の重量を計量手段により計量し、加圧口における湯面
を不活性ガスにより加圧して出湯口における湯面を制御
し、出湯口に設けた湯面検出手段により出湯口における
湯面を検出し、検出した湯面に応じて前記不活性ガスの
加圧力を加減することにより湯面を一定の設定範囲内に
保持し、湯面検出手段の誤動作により出湯口における湯
面が設定範囲から逸脱する異常が発生したとき、湯面検
出手段に接続した補正手段により前記溶湯重量と不活性
ガスの加圧力との関係から前記異常を検出し、湯面検出
手段を正常に作動させて湯面を設定範囲内に補正する構
成としたものである。
作用 上記構成において、湯面を一定に保持しているときは、
溶湯重量と不活性ガスの加圧力との間には一定の反比例
関係が成立している。したがって、実際の湯面が設定範
囲から逸脱したときは、前記反比例関係は湯面が正常な
ときの反比例関係からずれて成立する。補正手段は、こ
の反比例関係のずれから湯面検出手段の異常を検出し、
湯面検出手段を正常に作動させて湯面を設定範囲内に補
正するものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
本実施例における加圧式保温取鍋は、第1図に示すよう
に、上面に受湯口21、加圧口22および出湯口23を備え、
不活性ガス供給口24を有する蓋25により加圧口22の上面
を密閉し、出湯口23に湯面検出手段26を設け、底部にイ
ンダクター等の加熱手段27を設けてなるもので、計量手
段28を介して据付け面29上に据え付けられ、湯面検出手
段26と計量手段28との間に補正手段30が接続されてい
る。湯面検出手段26は、既述の従来の湯面検出手段6に
相当するもので、長中短3種類の電極棒31,32,33のそれ
ぞれに電源34、表示ランプAおよび表示ランプBを接続
してなり、湯面検出手段6と同様に第4図に示すように
作動する。
計量手段28は、溶湯重量を計量するためのもので、複数
個のロードセルからなっている。
補正手段30は、湯面検出手段26の誤動作による異常を補
正するためのもので、コントローラ35に電極棒通電制御
装置36、重量演算装置37および圧力計38を接続してな
り、電極棒通電制御装置36が湯面検出手段26に接続され
るとともに、重量演算装置37が計量手段28に接続されて
いる。
上記構成の加圧式保温取鍋において、受湯口21から供給
した溶湯39の重量を計量手段28により計量し、その信号
を重量演算装置37に送る。他方、加圧口22では、不活性
ガス供給口24から加圧口22に圧送したN2等の不活性ガス
40により溶湯39の湯面を加圧して、出湯口23における湯
面Lを制御する。出湯口23において、湯面検出手段26に
より湯面Lを検出し、検出した湯面Lに応じて不活性ガ
ス40の加圧力を加減することにより湯面Lを一定の設定
範囲S(第4図参照)内に保持し、加熱手段27により溶
湯39を加熱して保温する。その際、湯面検出手段26は第
4図に示すように作動する。すなわち、第4図(a)に
おいて、Sは、制御しようとする湯面Lの設定範囲で、
中短両電極棒32,33の先端間の距離に相当する。湯面L
が設定範囲S内にあるときは、表示ランプAが通電して
点燈し、湯面Lが正常であることを表示する。溶湯39の
量が減少し、湯面Lが第4図(b)に示すように設定範
囲S以下になると表示ランプAが消燈し、不活性ガス40
を増圧する。この増圧により湯面Lが上昇し、第4図
(c)に示すように設定範囲S以上になると両表示ラン
プA,Bが点燈する。表示ランプBの点燈により不活性ガ
ス40の増圧を停止して減圧する。減圧により湯面Lは下
降し、第4図(d)に示すように設定範囲S内に入ると
表示ランプBが消燈する。表示ランプBの消燈により不
活性ガス40の減圧を停止する。表示ランプAは、点燈を
続け、湯面Lが正常になったことを表示する。上記の
間、長電極棒31と中短電極棒32,33との間の接続・遮断
は電極棒通電制御装置36が行なっている。かくして、湯
面検出手段26は、湯面Lを設定範囲S内に保持するので
ある。そして、湯面Lが設定範囲S内のある一定位置に
保持されているときは、重量演算装置37が計量手段28か
らの信号を受けて演算した溶湯重量と圧力計38が検出し
た不活性ガス40の加圧力との間には、第2図中の直線W
に示すように反比例関係が成立している。
そして、湯面検出手段26の誤動作により、実際の湯面L
が一定位置より下降すると直線Wが下側の範囲Mに移動
し、湯面Lが一定位置より上昇すると直線Wが上側の範
囲Nに移動する。コントローラ35は、直線Wの移動から
湯面Lの異常を検出する。直線Wが範囲Mに移動したと
きは、本来ならば第4図(b)に該当するので表示ラン
プAが消燈する筈であるが、湯面検出手段26の誤動作に
より表示ランプAが消燈しないときは、コントローラ35
は、強制的に表示ランプAを消燈するとともに、不活性
ガス40を増圧して湯面Lを上昇させる。逆に、直線Wが
範囲Nに移動したときは、第4図(c)に相当するので
表示ランプBが点燈する筈であるが、湯面検出手段26の
誤動作により表示ランプBが点燈しないときは、コント
ローラ35は強制的に表示ランプBを点燈するとともに、
不活性ガス40を減圧して湯面Lを下降させる。このよう
にして、補正手段30は、湯面検出手段26の誤動作による
湯面Lの異常を検出し、湯面検出手段26を正常に作動さ
せて湯面Lを設定範囲S内に補正するのである。
本実施例の方法は、上記のように湯面Lを確実に設定範
囲S内に保持するので、上向き連鋳法(第5図参照)、
下向き連鋳法および水平連鋳法に使用される加圧式保温
取鍋の湯面保持に好適に使用することができる。
なお、溶湯39が減少する場合にのみ対応すればよいとき
は、短電極棒33および表示ランプBを省略すればよい。
また、電極棒の先端に湯面上のノロが付着して異常の原
因となったときは、不活性ガス40を吹き付けてノロを除
去することが好ましい。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、湯面検出手段により
出湯口における溶湯の湯面を一定の設定範囲内に保持す
ることができるのみならず、湯面検出手段の誤動作によ
り湯面が設定範囲から逸脱する異常が発生しても、補正
手段がその異常を検出して湯面検出手段を正常に作動さ
せ、湯面を設定範囲内に補正する。したがって、湯面を
確実に設定範囲内に保持できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の一実施例を説明するための加圧
式保温取鍋の断面図、第2図は溶湯重量と不活性ガスの
加圧力との関係を示すグラフ、第3図は従来の方法の一
例を説明するための加圧式保温取鍋の断面図、第4図は
加圧式保温取鍋における湯面検出手段の作動原理説明
図、第5図は上向き連鋳用加圧式保温取鍋の断面図であ
る。 21……受湯口、22……加圧口、23……出湯口、26……湯
面検出手段、28……計量手段、30……補正手段、39……
溶湯、40……不活性ガス、L……湯面(出湯口)、S…
…設定範囲(湯面)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に受湯口、加圧口および出湯口を有す
    る加圧式保温取鍋において、受湯口から供給した溶湯の
    重量を計量手段により計量し、加圧口における湯面を不
    活性ガスにより加圧して出湯口における湯面を制御し、
    出湯口に設けた湯面検出手段により出湯口における湯面
    を検出し、検出した湯面に応じて前記不活性ガスの加圧
    力を加減することにより湯面を一定の設定範囲内に保持
    し、湯面検出手段の誤動作により出湯口における湯面が
    設定範囲から逸脱する異常が発生したとき、湯面検出手
    段に接続した補正手段により前記溶湯重量と不活性ガス
    の加圧力との関係から前記異常を検出し、湯面検出手段
    を正常に作動させて湯面を設定範囲内に補正することを
    特徴とする加圧式保温取鍋の湯面保持方法。
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