JP2008229636A - 容器保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 工場内でフォークリフトを使って容器を搬送する際に容器の配管が邪魔にならないようにすることが可能な容器保持装置を提供すること
【解決手段】 公道を介して溶融金属を供給する側の第1の工場から溶融金属を供給される側の第2の工場に搬送することが可能な構造とされ、密閉加圧式の容器を、少なくとも前記第2の工場内でフォークリフトにより搬送するときに用いられる容器保持装置であって、保持装置本体と、保持装置本体に回転可能に支持され、容器が搭載される容器搭載部と、容器搭載部を回転駆動する回転駆動部と、保持装置本体に設けられ、フォークリフトのフォークが挿入可能なフォーク挿入部とを具備する。
【選択図】 図4
【解決手段】 公道を介して溶融金属を供給する側の第1の工場から溶融金属を供給される側の第2の工場に搬送することが可能な構造とされ、密閉加圧式の容器を、少なくとも前記第2の工場内でフォークリフトにより搬送するときに用いられる容器保持装置であって、保持装置本体と、保持装置本体に回転可能に支持され、容器が搭載される容器搭載部と、容器搭載部を回転駆動する回転駆動部と、保持装置本体に設けられ、フォークリフトのフォークが挿入可能なフォーク挿入部とを具備する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、例えば溶融したアルミニウムの供給に用いられる密閉加圧型の容器を搬送するときに用いられる容器保持装置に関する。
多数のダイキャストマシーンを使ってアルミニウムの成型が行われる工場では、工場内ばかりでなく、工場外からアルミニウム材料の供給を受けることが多い。この場合、溶融した状態のアルミニウムを収容した容器を材料供給側の工場から成型側の工場へと公道を介して搬送し、溶融した状態のままの材料を各ダイキャストマシーンへ供給することが行われている。従来から用いられている容器は、溶融金属が貯留される容器本体の側壁に供給用の流路を設けたいわば急須のような構造を有している。この容器を傾けることにより流路から成型側の保持炉に溶融金属が供給される(特許文献1参照)。
特公平4−4646号
本発明者らは、安全性や作業性などの見地から加圧式の容器を開発した。この加圧式の容器も公道を介して工場間を搬送することができる。そのために様々な工夫がなされている。
例えば、加圧式の容器の場合、例えば容器本体の上面側に溶融アルミニウムを所定の位置に導出するための配管が取付けられる。この配管は、容器本体の内底部から上面部に向かう流路に連通している。この配管は、容器本体の上面部の配管取付部から上方に延びて所定の位置で水平方向に曲がり、所定の位置で下方に向かう。配管の先端部の導出口は、下方を向いている。
ところで、このような容器は、工場内でフォークリフトを使ってユーズポイントである保持炉まで搬送され、フォークリフトに搭載された状態のまま前記の配管を介して容器から保持炉へ溶融金属が供給される。したがって、フォークリフトに搭載された容器の配管はフォークリフトの側部(フォークリフトの進行方向の右側又は左側)に突き出た状態になっている。
しかしながら、このように配管がフォークリフトから突き出ていると、フォークリフトが搭載された容器を工場内で搬送する際にこの配管が邪魔になり、作業性が悪く、危険性も高いという問題がある。
本発明の目的は、工場内でフォークリフトを使って容器を搬送する際に容器の配管が邪魔にならないようにすることが可能な容器保持装置を提供することにある。
本発明に係る容器保持装置は、公道を介して溶融金属を供給する側の第1の工場から溶融金属を供給される側の第2の工場に搬送することが可能な構造とされた容器であって、溶融金属を貯留可能で、外部から内部に加圧気体を導入するための気体導入部及び内底部から上面部の配管取付部に向けて設けられ、加圧により内部から外部に溶融金属を導出するための流路を有する密閉型の容器本体と、前記配管取付部において前記流路に連通し、前記配管取付部から上方に延びて所定の位置でほぼ水平方向に曲がり、所定の位置で下方に向かい、先端部の導出口が下方を向き、前記容器本体の外周より外側に位置する配管と、前記容器本体の外側底部に設けられ、フォークリフトのフォークが挿入可能な一対のチャネル部材と有する容器を、少なくとも前記第2の工場内でフォークリフトにより搬送するときに用いられる容器保持装置であって、保持装置本体と、前記保持装置本体に回転可能に支持され、前記容器が搭載される容器搭載部と、前記容器搭載部を回転駆動する回転駆動部と、前記保持装置本体に設けられ、前記フォークリフトのフォークが挿入可能なフォーク挿入部とを具備する。
これにより、工場内でフォークリフトを使って容器を搬送する際に容器の配管が邪魔にならないように所望の位置に回転可能となる。
前記フォークリフトの運転席の近くに配置され、前記回転駆動部による回転駆動を操作する操作部を有することが好ましい形態である。
作業者は、フォークリフトの運転席に乗ったまま容器を回転させることが可能となり、作業性が向上する。
作業者は、フォークリフトの運転席に乗ったまま容器を回転させることが可能となり、作業性が向上する。
前記回転駆動部により回転駆動される前記容器搭載部の位置に応じて、フォークリフトに搭載された加圧又は減圧機構を制御する手段を有することが好ましい形態である。
これにより安全性をより高めることが可能となる。
これにより安全性をより高めることが可能となる。
前記回転駆動部により回転駆動される前記容器搭載部の位置に応じて、前記容器の配管が前記フォークリフトに接触しないように前記回転駆動部の駆動を規制する手段を有することが好ましい形態である。
これによりさらに安全性を高めることが可能となる。
これによりさらに安全性を高めることが可能となる。
これにより、工場内でフォークリフトを使って容器を搬送する際に容器の配管が最も邪魔にならない位置に簡単に設定可能となる。
前記容器搭載部は、前記容器の一対のチャネル部材の両側に配置された凸状の一対の案内部材と、前記容器との間でステーを張るためのアンカー部材とを具備することが好ましい形態である。
これにより、フォークリフトを使って容器を安全に搬送することが可能となる。
これにより、フォークリフトを使って容器を安全に搬送することが可能となる。
本発明によれば、工場内でフォークリフトを使って容器を搬送する際に容器の配管が邪魔にならないようにすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る容器の構成を示す断面図、図2はその平面図である。
容器1は、蓋3を有する容器本体2と、配管4とを備える。
図1は本発明の一実施形態に係る容器の構成を示す断面図、図2はその平面図である。
容器1は、蓋3を有する容器本体2と、配管4とを備える。
容器本体2は、有底で上部に開口を有する金属製で略円筒形状のフレーム本体6と、フレーム本体6の内壁に敷設された弾性を有する断熱層7と、耐火層8とを備える。そして、耐火層8の内側には、溶融金属としての溶融アルミニウムを貯留するための貯留部9が設けられている。
フレーム本体6の開口の外周には、フランジ10が設けられている。フレーム本体6の外側底部には、一対のチャネル部材11が取り付けられている。このチャネル部材11には、この容器1を搬送するためのフォークリフトのフォークが挿抜可能とされている。
耐火層8の内周壁には、貯留部9側に突き出る隆起部12が上下方向にこの耐火層8と一体的に設けられている。この隆起部12の内部には隆起の伸長方向に沿って、溶融アルミニウムを外部との間で流通するための流路13が設けられている。この流路13は、貯留部9底部に近い位置から貯留部9の上面まで貫通している。
流路13には、例えばセラミクス製の配管14が一体的に固定されている。これにより、貯留部9の加圧時に流路13内への気体の侵入を防止することができる。
蓋3は、大蓋15とハッチ(小蓋)16とから構成される。大蓋15の外周にはフランジ16aが設けられており、フランジ16aとフレーム本体6の開口の外周に設けられたフランジ10と間をボルト17で締めることで蓋3が固定され、容器本体2内が密閉されるようになっている。
上記の大蓋15には開口部18が設けられ、開口部18には取っ手19が取り付けられたハッチ(小蓋)16が配置されている。ハッチ16は大蓋15上面よりも少し高い位置に設けられている。ハッチ16の外周の1ヶ所にはヒンジ20を介して大蓋15に取り付けられている。これにより、ハッチ16は大蓋15の開口部18に対して開閉可能とされている。また、ハッチ16の外周の4ヶ所には、ハッチ16を大蓋15に固定するためのハンドル付のボルト21が取り付けられている。大蓋15の開口部18をハッチ16で閉めてハンドル付のボルト21を回動することでハッチ16が大蓋15に固定されることになる。また、ハンドル付のボルト21を逆回転させて締結を開放してハッチ16を大蓋15の開口部18から開くことができる。そして、ハッチ16を開いた状態で開口部18を介して容器1内部のメンテナンスや予熱時のガスバーナの挿入が行われるようになっている。
また、ハッチ21の中央、或いは中央から少しずれた位置には、容器1内の減圧及び加圧を行うための内圧調整用の通路19が設けられている。この通路19には加減圧用の配管22が接続されるようになっている。この配管22は、通路19から上方に伸びて所定の高さで曲がりそこから水平方向に延在している。この配管22の通路19への挿入部分の表面には螺子山がきられており、一方通路19にも螺子山がきられており、これにより配管22が通路19に対して螺子止めにより固定されるようになっている。ハッチ21の所定の間隔をおいた4箇所には、液面検出用の電極棒23が挿入されている。大蓋15及びハッチ16は、金属製のフレーム内側にライニング(断熱層と耐火層とを積層)を設けた構造とされている。
大蓋15の流路13に対応する位置には開口24が設けられている。その外周が隆起し、隆起先端の外周には、配管取付部としてのフランジ25が設けられている。このフランジ25は、配管4に設けられたフランジ26とボルト27により締結され、配管4が容器本体2に固定されている。
配管4は、容器本体2上面から上方に向かう第1の部位28と、この第1の部位28と連続し、容器本体2から遠ざかるに従って上方に向かう傾斜を有する第2の部位29と、この第2の部位29と連続し、下方に向かう第3の部位30とを具備する。そして、配管4は、容器本体2の外周より外側まで延在している。つまり、配管4の先端部の導出口31は、容器本体2の外周より外側に位置している。
なお、この導出口31から配管4を介して外部から容器本体2内に溶融アルミニウムを導入しても構わない。その場合には、導出口31を例えば外部貯留層の溶融アルミニウムの湯面以下に位置させ、容器本体2内を減圧すればよい。
図3は本発明の一実施形態に係る上述の容器1を備えた溶融金属供給システムの構成を示す正面図である。
溶融金属供給システム100は、容器1と、容器1を回転可能に保持する容器保持装置40と、容器1を搬送するためのフォークリフト50を具備する。
溶融金属供給システム100は、容器1と、容器1を回転可能に保持する容器保持装置40と、容器1を搬送するためのフォークリフト50を具備する。
フォークリフト50は、フォーク51、フォーク51が取り付けられたキャリッジ52と、キャリッジ52を昇降する昇降機構53とを備える。
フォークリフト50の運転席54の上部には、容器1に対して加圧用の気体、例えば高圧のエアーを供給する加圧気体貯留タンクとしてのリザーブタンク55と、図示を省略した発電機により発電された電力により駆動されるエアコンプレッサ56と、発電機により駆動される真空ポンプ57とを備える。
これらリザーブタンク55及び真空ポンプ57は、エアーホース58を介して容器1の配管22に接続されるようになっている。エアーホース58と配管22とは、例えばカプラを構成するプラグとソケットとがそれぞれの先端の接続部に取り付けれ、着脱自在にされている。容器1の加圧・減圧の切り替えは、図示を省略した手元操作盤により操作が可能であり、切り替え弁によって行うことができる。
容器1内に貯留された溶融アルミニウムを配管4を介してダイキャストマシーンへ供給する場合、リザーブタンク55に貯留されている加圧気体をエアーホース58及び配管22を介して容器本体2に導入し、容器1内を加圧することによって行う。
容器保持装置40は、フォークリフト50のフォーク51により把持され、容器1を回転可能に搭載する。
図4は容器保持装置40の側面図である。この図は容器1が搭載された状態を示していす。
図4に示すように、容器保持装置40は、平面的に円形状の保持装置本体41と、保持装置本体41に回転可能に支持され、容器1が搭載される容器搭載部としての円形状のターテーブル42と、ターンテーブ42を回転駆動する回転駆動部43と、保持装置本体41に設けられ、フォークリフト50のフォーク51が挿入可能なフォーク挿入部44とを具備する。
図4に示すように、容器保持装置40は、平面的に円形状の保持装置本体41と、保持装置本体41に回転可能に支持され、容器1が搭載される容器搭載部としての円形状のターテーブル42と、ターンテーブ42を回転駆動する回転駆動部43と、保持装置本体41に設けられ、フォークリフト50のフォーク51が挿入可能なフォーク挿入部44とを具備する。
例えば、ターテーブル42裏面に外周にローラが取り付けられ、その中心は保持装置本体41の中心に回転可能に軸支され、保持装置本体41の中心をターテーブル42が回転可能となるように構成されている。
ターテーブル42上には、容器1の一対のチャネル部材11の両側に配置された凸状の一対の案内部材45と、容器1との間でステーを張るためのアンカー部材としてのアイボルト46が4角付近にそれぞれ取り付けられている。ステーは、例えば容器1の外周でアイボルトの位置に対応して取り付けられたリング状部材201に引っ掛けられるフック202と、アイボルト46に取り付けられるターンバックル203と、フック202とターンバックル203とを架け渡すチェーン204とを有する。
回転駆動部43は、動力源としてフォークリフト50の電源又は油圧を用いることができる。その場合のフォークリフト50との接続は、例えば電気系の場合にはコネクタを介して接続すればよく、油圧系の場合にはカプラーで接続すればよい。駆動モータを用いたい場合には、チェーン及びスプロケットとの組み合わせにより動力を伝達してターテーブル42を回転させるように構成すればよい。勿論、ギアもしくは歯付きベルトなどを用いて動力の伝達を行うようにしても構わない。
フォーク挿入部44では、フォーク51が挿入された際にフォーク51を所定のピン(図示を省略)をフォーク挿入部44を介してフォーク51に差し込むことで固定することができる。フォーク挿入部44としては、例えば容器1に外側底部に配置された一対のチャネル部材11とほぼ同様に構成すればよい。
フォークリフト50の運転席54の近くには、回転駆動部43による回転駆動を操作する操作部47が設けられている。これにより、作業者はフォークリフト50から降りることなく容器1の回転を操作することが可能となる。この操作部47には、回転駆動部43を電気的に制御するための制御部が設けられている。
図5は溶融アルミニウムを貯留する貯留部から配管4を介して容器1内に受湯する際の配管4の位置を示す平面図、図6は工場内で容器1を搬送する際の位置を示す平面図、図7は容器1から工場内の保持炉へ溶融アルミニウムを供給する際の配管4の位置を示す平面図をそれぞれ示している。これらは当然一例を示すものである。
本実施形態では、特に操作部47の操作により配管4が図5の位置にあるとき以外は受湯ができないように制御され、また操作部47の操作により配管4が図7の位置にあるとき以外は供給ができないように制御されている。この場合、図5の受湯及び図7の供給の制御は、フォークリフト50側から容器1への加圧・減圧を制御することによって行うことができる。また、図5及び図7の配管の位置の検出は、保持装置本体41とターテーブル42との間に検出用のスイッチを配置することで行うことができる。
また、配管4が図6に示す位置よりフォークリフト50側に近づかないように回転駆動部43の駆動が制御されている。また、図6の配管4の位置の検出は、持装置本体41とターテーブル42との間にリミットスイッチを配置することで行うことができる。この場合、フォークリフト50側から容器1への加圧・減圧を規制するように制御することによって安全性を高めることができる。
このように、本実施形態によれば、容器1の回転位置により、それぞれ走行(図6)、受湯(図5)、供給(図7)の作業しかできないようにしているので、安全性をより高めることができる。
以上のようの本実施形態に係る容器保持装置40を用いることで、容器1を搭載するフォークリフト50の搬送を従来に比べてより安全に行うことができる。また、専用車を用いる場合と比べて非常に安価に実現することができる。
図8は本発明に係る金属供給システムの全体構成を示す図である。
同図に示すように、第1の工場310と第2の工場320とは例えば公道330を介して離れた所に設けられている。
第1の工場310には、ユースポイントとしてのダイキャストマシーン311が複数配置されている。各ダイキャストマシーン311は、溶融したアルミニウムを原材料として用い、射出成型により所望の形状の製品を成型するものである。その製品としては例えば自動車のエンジンに関連する部品等を挙げることができる。また、溶融した金属としてはアルミニウム合金ばかりでなくマグネシウム、チタン等の他の金属を主体とした合金であっても勿論構わない。各ダイキャストマシーン311の近くには、ショット前の溶融したアルミニウムを一旦貯留する保持炉(手元保持炉)312が配置されている。この保持炉312には、複数ショット分の溶融アルミニウムが貯留されるようになっており、ワンショット毎にラドル313或いは配管を介して保持炉312からダイキャストマシーン311に溶融アルミニウムが注入されるようになっている。また、各保持炉312には、容器内に貯留された溶融アルミニウムの液面を検出する液面検出センサ(図示せず)や溶融アルミニウムの温度を検出するための温度センサ(図示せず)が配置されている。これらのセンサによる検出結果は各ダイキャストマシーン311の制御盤もしくは第1の工場310の中央制御部316に伝達されるようになっている。
第1の工場310の受け入れ部で受け入れられた容器1は、本発明に係るフォークリフト50及び容器保持装置40により所定のダイキャストマシーン311まで配送され、容器1から保持炉312に溶融アルミニウムが供給されるようになっている。供給の終了した容器1はフォークリフト50容器保持装置40により再び受け入れ部に戻されるようになっている。なお、上記の場合、フォークリフト50を使って容器1をトラックから下ろして容器保持装置40に載せて、その後にフォークリフト50が容器保持装置40を把持するようにすればよい。容器1を容器保持装置40からトラックに積む場合もこれと逆の作業を行えばよい。これにより、フォークリフト50を効率的に利用することができる。
第1の工場310には、アルミニウムを溶融して容器1に供給するための第1の炉319が設けられており、この第1の炉319により溶融アルミニウムが供給された容器1もフォークリフト50に及び容器保持装置40より所定のダイキャストマシーン311まで配送されるようになっている。
第1の工場310には、各ダイキャストマシーン311において溶融アルミニウムの追加が必要になった場合にそれを表示する表示部315が配置されている。より具体的には、例えばダイキャストマシーン311毎に固有の番号が振られ、表示部315にはその番号が表示されており、溶融アルミニウムの追加が必要になったダイキャストマシーン311の番号に対応する表示部315における番号が点灯するようになっている。作業者はこの表示部315の表示に基づきフォークリフト50及び容器保持装置40を使って容器1をその番号に対応するダイキャストマシーン311まで運び溶融アルミニウムを供給する。表示部315における表示は、液面検出センサによる検出結果に基づき、中央制御部316が制御することによって行われる。
第2の工場320には、アルミニウムを溶融して容器1に供給するための第2の炉321が設けられている。容器1は容量、配管長、高さ、幅等の異なる複数種が用意されている。例えば第1の工場310内のダイキャストマシーン311の保持炉312の容量等に応じて、容量の異なる複数種がある。この第2の炉321により溶融アルミニウムが供給された容器1は、フォークリフト及び容器保持装置40により搬送用のトラック332に載せられる。トラック332は公道330を通り第1の工場310の受け入れ部まで容器1を運ぶようになっている。また、受け入れ部にある空の容器1はトラック332により第2の工場320へ返送されるようになっている。
第2の工場320には、第1の工場310における各ダイキャストマシーン311において溶融アルミニウムの追加が必要になった場合にそれを表示する表示部322が配置されている。表示部322の構成は第1の工場310内に配置された表示部315とほぼ同様である。表示部322における表示は、例えば通信回線333を介して第1の工場310における中央制御部316が制御することによって行われる。なお、第2の工場320における表示部322においては、溶融アルミニウムの供給を必要とするダイキャストマシーン311のうち第1の工場310における第1の炉319から溶融アルミニウムが供給されると決定されたダイキャストマシーン311はそれ以外のダイキャストマシーン311とは区別して表示されるようになっている。例えば、そのように決定されたダイキャストマシーン311に対応する番号は点滅するようになっている。これにより、第1の炉319から溶融アルミニウムが供給されると決定されたダイキャストマシーン311に対して第2の工場320側から誤って溶融アルミニウムを供給するようなことをなくすことができる。また、この表示部322には、上記の他に中央制御部316から送信されたデータも表示されるようになっている。
次に、このように構成された金属供給システムの動作を説明する。
中央制御部316では、各保持炉312に設けられた液面検出センサを介して各保持炉312における溶融アルミニウムの量を監視している。ここで、ある保持炉312で溶融アルミニウムの供給の必要性が生じた場合に、中央制御部316は、その保持炉312の「固有の番号」、その保持炉312に設けられた温度センサにより検出された保持炉312の「温度データ」、その保持炉312の形態に関する「形態データ」、その保持炉312から溶融アルミニウムがなくなる最終的な「時刻データ」、公道330の「トラフィックデータ」、その保持炉312で要求される溶融アルミニウムの「量データ」及び「気温データ」等を、通信回線333を介して第2の工場320側に送信する。第2の工場320では、これらのデータを表示部322に表示する。これらの表示されたデータに基づき作業者が経験的に上記保持炉312から溶融アルミニウムがなくなる直前に保持炉312に容器1が届き、且つその時の溶融アルミニウムが所望の温度となるように該第2の工場320からの容器1の発送時刻及び溶融アルミニウムの発送時の温度を決定する。或いはこれらのデータを例えばパソコン(図示せず)に取り込んで所定のソフトウェアを用いて上記保持炉312から溶融アルミニウムがなくなる直前に保持炉312に容器1が届き、且つその時の溶融アルミニウムが所望の温度となるように該第2の工場320からの容器1の発送時刻及び溶融アルミニウムの発送時の温度を推定してその時刻及び温度を表示するようにしてもよい。或いは推定された温度により第2の炉321を自動的に温度制御しても良い。容器1に収容すべき溶融アルミニウムの量についても上記「量データ」に基づき決定してもよい。
中央制御部316では、各保持炉312に設けられた液面検出センサを介して各保持炉312における溶融アルミニウムの量を監視している。ここで、ある保持炉312で溶融アルミニウムの供給の必要性が生じた場合に、中央制御部316は、その保持炉312の「固有の番号」、その保持炉312に設けられた温度センサにより検出された保持炉312の「温度データ」、その保持炉312の形態に関する「形態データ」、その保持炉312から溶融アルミニウムがなくなる最終的な「時刻データ」、公道330の「トラフィックデータ」、その保持炉312で要求される溶融アルミニウムの「量データ」及び「気温データ」等を、通信回線333を介して第2の工場320側に送信する。第2の工場320では、これらのデータを表示部322に表示する。これらの表示されたデータに基づき作業者が経験的に上記保持炉312から溶融アルミニウムがなくなる直前に保持炉312に容器1が届き、且つその時の溶融アルミニウムが所望の温度となるように該第2の工場320からの容器1の発送時刻及び溶融アルミニウムの発送時の温度を決定する。或いはこれらのデータを例えばパソコン(図示せず)に取り込んで所定のソフトウェアを用いて上記保持炉312から溶融アルミニウムがなくなる直前に保持炉312に容器1が届き、且つその時の溶融アルミニウムが所望の温度となるように該第2の工場320からの容器1の発送時刻及び溶融アルミニウムの発送時の温度を推定してその時刻及び温度を表示するようにしてもよい。或いは推定された温度により第2の炉321を自動的に温度制御しても良い。容器1に収容すべき溶融アルミニウムの量についても上記「量データ」に基づき決定してもよい。
発送時刻に容器1を載せたトラック332が出発し、公道330を通り第1の工場310に到着すると、容器1がトラック332から受け入れ部に受け入れられる。
その後、受け入れられた容器1は、フォークリフト50及び容器保持装置40により所定のダイキャストマシーン311まで配送され、容器1から保持炉312に溶融アルミニウムが供給される。
本発明は上記の実施形態に限定されず、様々に変形して実施することが可能であり、その実施の範囲も本発明の範囲である。
1 容器
40 容器保持装置
41 保持装置本体
42 容器搭載部としてのターテーブル
43 回転駆動部
44 フォーク挿入部
50 フォークリフト
51 フォーク
40 容器保持装置
41 保持装置本体
42 容器搭載部としてのターテーブル
43 回転駆動部
44 フォーク挿入部
50 フォークリフト
51 フォーク
Claims (5)
- 公道を介して溶融金属を供給する側の第1の工場から溶融金属を供給される側の第2の工場に搬送することが可能な構造とされた容器であって、溶融金属を貯留可能で、外部から内部に加圧気体を導入するための気体導入部及び内底部から上面部の配管取付部に向けて設けられ、加圧により内部から外部に溶融金属を導出するための流路を有する密閉型の容器本体と、前記配管取付部において前記流路に連通し、前記配管取付部から上方に延びて所定の位置でほぼ水平方向に曲がり、所定の位置で下方に向かい、先端部の導出口が下方を向き、前記容器本体の外周より外側に位置する配管と、前記容器本体の外側底部に設けられ、フォークリフトのフォークが挿入可能な一対のチャネル部材と有する容器を、少なくとも前記第2の工場内でフォークリフトにより搬送するときに用いられる容器保持装置であって、
保持装置本体と、
前記保持装置本体に回転可能に支持され、前記容器が搭載される容器搭載部と、
前記容器搭載部を回転駆動する回転駆動部と、
前記保持装置本体に設けられ、前記フォークリフトのフォークが挿入可能なフォーク挿入部と
を具備することを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1に記載の容器保持装置であって、
前記フォークリフトの運転席の近くに配置され、前記回転駆動部による回転駆動を操作する操作部を有することを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1に記載の容器保持装置であって、
前記回転駆動部により回転駆動される前記容器搭載部の位置に応じて、フォークリフトに搭載された加圧又は減圧機構を制御する手段を有することを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1に記載の容器保持装置であって、
前記回転駆動部により回転駆動される前記容器搭載部の位置に応じて、前記容器搭載部に搭載された容器の配管が前記フォークリフトに接触しないように前記回転駆動部の駆動を規制する手段を有することを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1に記載の容器保持装置であって、
前記容器搭載部は、前記容器の一対のチャネル部材の両側に配置された凸状の一対の案内部材と、前記容器との間でステーを張るためのアンカー部材と
を具備することを特徴とする容器保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007068830A JP2008229636A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 容器保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007068830A JP2008229636A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 容器保持装置 |
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JP2008229636A true JP2008229636A (ja) | 2008-10-02 |
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ID=39903050
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JP2007068830A Pending JP2008229636A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 容器保持装置 |
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JP (1) | JP2008229636A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010179331A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Kochi Univ Of Technology | ダイカスト装置及びダイカスト方法 |
JP2012045588A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | 溶融金属搬送車両 |
EP3511092A1 (de) * | 2018-01-12 | 2019-07-17 | StrikoWestofen GmbH | Schmelze-überführungssystem zum aufnehmen, transportieren und fördern einer metallschmelze |
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2007
- 2007-03-16 JP JP2007068830A patent/JP2008229636A/ja active Pending
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