JP6765762B2 - 車載用電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイなどの機器本体が支持パネルに固定されている車載用電子装置に関する。
車載用電子装置として、車室内のインストルメントパネルの一部を構成する支持パネルにディスプレイ装置などの機器本体が固定機構を介して固定されたものがある。
車載用電子装置では、搭乗者が誤って液体を機器本体にかけてしまうことがあり、この場合に、支持パネルと機器本体との対向部に多量の液体が入り込んでしまうと、前記固定機構のために機器本体の背部に設けられている開口部などから機器本体の内部に液体が浸入し、機器本体の故障を引き起こすことがある。
そこで、最近では、支持パネルと機器本体との境界部に、ある程度の量の水をかけられたとしても、機器本体に悪影響を与えないようにする対策が求められている。
以下の特許文献1には、外部から流入する液体に対する対策を施したプラズマディスプレイ装置が記載されている。
このプラズマディスプレイ装置は、特許文献1の図3に拡大して示されているように、ケース27の上面の傾斜面27cにケース側通気孔27aが形成されている。ケース27の内部の前記傾斜面27cと対向する部分にプレート30が設けられており、プレート30に、前記ケース側通気孔27aの下側に対向する排水用溝31が形成され、また排水用溝31から外れた位置に通気孔32が形成されている。
このプラズマディスプレイ装置は、図3において矢印Aで表示された外部からの流入液が、ケース側通気孔27aからケース27の内部に入り込んでも排水用溝31で受け止められる。一方で、矢印Bで表示されたケース27の内部の熱は、通気孔32とケース側通気孔27aを通じて外部に放出される。
特開2006−119595号公報
特許文献1に記載されたプラズマディスプレイ装置では、図3において矢印Aで示すように、ケース27の上面の傾斜面27cに向けて上方から垂直に落下する液体は、ケース側通気孔27aを通過して、その下に位置する排水用溝31で受け止められるが、上方から斜めの向きで落下してくる液体は、ケース側通気孔27aを通過し、さらに通気孔32を通過してケース27の内部に及ぶ可能性がある。
したがって、特許文献1に記載された液体に対する対策を車載用電子装置に施したとすると、走行中に車体の傾きに追従して車載用電子装置が傾いたときに、多量の液体がかけられると、その液体が、ケース側通気孔27aと通気孔32を通過してケースの内部に浸入しやすくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、支持パネルとこれに固定された機器本体との対向部に液体が浸入しにくく、車体が傾いたときも液体の浸入を防ぎやすい車載用電子装置を提供することを目的としている。
本発明は、支持パネルと、前記支持パネルに固定された機器本体とを有する車載用電子装置において、
前記機器本体に、前記支持パネルに前方から対向する背部と前記背部の両側に位置する両側部とが設けられ、前記背部が前記支持パネルに隙間を介して対向した状態で、前記支持パネルと前記機器本体とが固定されており、
前記機器本体の前記背部に、前方に向かうにしたがって上方へ向くように傾斜する上面部と、前記上面部よりも重力方向である下側に位置する溝部とが一体に形成され、
前記支持パネルに、前方に向かうにしたがって上方へ向くように傾斜する上方傾斜部と、前記上方傾斜部の上端部である上方縁部とが一体に形成され、前記上方傾斜部と上方縁部が、前記溝部よりも上方で前記上面部に隙間を介して対向し、前記上面部が、前記上方縁部よりも前方に延び出ており、
前記溝部が、上方に向けられた受け面と、前記受け面の上方に位置する上内面とを有し、前記受け面の後端部が前記上内面の後端部よりも後方に位置し、前記溝部が重力方向と交差する横向きで前記機器本体の前記両側部まで延びていることを特徴とするものである。
本発明の車載用電子装置は、前記支持パネルに、前記受け面の上方に対向する突起部が設けられていることが好ましい。
上記において、前記突起部は、横方向に延びて前記受け面の横方向の全長に対向していることが好ましい。
本発明の車載用電子装置は、ディスプレイ装置などの機器本体の背部に溝部の内面などで形成されて横向きに延びる受け面が設けられている。機器本体の背部と支持パネルとの間に液体が入り込んだとしても、液体が受け面で受けられて側方へ導かれる。
しかも、支持パネルの上方縁部が、前記受け面よりも上方で機器本体の背部に対向している。そのため、多量の液体がかけられたときに、機器本体の背部と支持パネルの上方縁部との対向部で液体が受け止められて、機器本体の背部と支持パネルとの対向部に入り込む液体の量が減少させられる。減少させられた液体が受け面で受け止められるため、車体とともに車載用電子装置が傾いたとしても、機器本体の内部に液体が浸入しにくくなる。
本発明の第1の実施の形態の車載用電子装置を前方から見た斜視図、 図1に示す車載用電子装置において機器本体を取り外した状態で支持パネルを前方から見た斜視図、 図2の部分拡大斜視図、 図1に示す車載用電子装置の機器本体を背部側から見た拡大斜視図、 図1に示す車載用電子装置をV−V線で切断した断面図、 図5においてVI矢視で示す機器本体の背部と支持パネルとの対向部分を拡大して示す断面図、 (A)(B)は、図6に示す対向部分が傾いた状態を示す拡大断面図、 本発明の第2の実施の形態の車載用電子装置の機器本体の背部と支持パネルとの対向部分を示す図5に相当する拡大断面図、 (A)(B)は、図8に示す対向部分が傾いた状態を示す拡大断面図、
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の車載用電子装置1は、支持パネル10と機器本体20とを有している。車載用電子装置1は、Z1方向が重力と逆向きの上方向でZ2方向が重力方向に向く下方向、Y1方向が前方でY2方向が後方、X1方向とX2方向が横方向である。X−Y−Zはそれぞれが直交する方向である。
図2は、機器本体20が取り外された状態の支持パネル10を、前方から見た斜視図である。支持パネル10は合成樹脂材料で形成されており、自動車の車室内で、インストルメントパネルの一部として設置される。支持パネル10は、前方(Y1方向)である車室内方向に向けられるパネル表面11を有している。パネル表面11の一部に、後方(Y2方向)に向けて窪む支持凹部12が形成されている。機器本体20は支持凹部12の内部に挿入されて固定されている。
図2と図5に示すように、支持凹部12の内部のY2側に、ほぼ垂直方向(Z1−Z2方向)に向く支持面12aが設けられている。支持面12aの上部には上方(Z1方向)に向かうにしたがって前方(Y1方向)に向かう向きに傾斜する上方傾斜部12bが一体に形成されており、上方傾斜部12bの上端部が、支持パネル10の上方縁部12cとなっている。
前記上方縁部12cは、支持凹部12に機器本体20が固定されたときに、ここを通過して、機器本体20と支持凹部12との対向部に液体が入り込むおそれがある箇所を意味している。図2に示す実施の形態では、上方縁部12cが、支持パネル10の上端部であって、横方向(X1−X2方向)に直線上に延びているが、支持パネル10の上端部に下向きに窪む凹部が形成されているときは、凹部の下側の縁部が上方縁部12cである。また、支持パネル10の上方傾斜部に大きな開口部が形成されているときは、この開口部の下側の縁部が上方縁部12cである。
図2に示すように、支持凹部12の下側の底部には開口部12dが形成されている。また、支持凹部12は、X1側とX2側に凹部側部12e,12eが形成されている。
支持凹部12の下側に形成された前記開口部12dの前方に、下向きに斜めに延びる内部パネル表面13が設けられている。図1に示すように、支持パネル10に機器本体20が固定されたときに、内部パネル表面13は、機器本体20の下側の前方に露出する。
支持パネル10では、パネル表面11と内部パネル表面13の少なくとも一方に、操作ボタンなどの操作部材が配置される。
図2に示すように、支持パネル10の支持凹部12の内部には、支持面12aから前方(Y1方向)に向けて一体に突出する固定突起14が複数個所に形成されている。固定突起14は固定機構を構成しており、それぞれの固定突起14の前方に向く端部に固定穴14aが開口している。
図4に示すように、機器本体20は合成樹脂製のケース21を有しており、図5に示すように、ケース21の内部に、内部電子装置である表示ユニット30が収納されている。
図1に示すように、機器本体20のケース21は、前方(Y1方向)に向けられた前面部22を有している。前面部22に矩形状の表示窓22aが開口している。表示窓22aに透明カバーが嵌められており、透明カバーを介して表示ユニット30の表示画面31を目視可能となっている。機器本体20は、前方(Y1方向)に向けられた前面部22と表示画面31とが「前部」である。
図4に示すように、機器本体20のケース21は、後方(Y2方向)に向く背面部23を有している。背面部23は、平面であり、図2に示す支持パネル10の支持面12aとほぼ同じ面積を有している。実施の形態では、背面部23と支持面12aとが、共にほぼ垂直な平面であるが、背面部23と支持面12aが同じ曲率を有する相似形状の曲面であってもよい。
機器本体20のケース21には、上方(Z1方向)に向く上面部24が設けられている。上面部24は、上方に向かうにしたがって徐々に前方に向けられる傾斜面である。ケース21には、下方(Z2方向)に向く下面部25と、横方向(X1方向とX2方向)に向く側面部26,26が設けられている。側面部26,26は、前方(Y1方向)に向かうにしたがってX1―X2方向の幅寸法が徐々に大きくなる傾斜面である。この側面部26,26が機器本体20の「側部」である。
図4に示すように、ケース21の背面部23に複数の開口部27が形成されている。開口部27の数および配置位置は、図2に示す支持パネル10に設けられた固定突起14の数および配置位置に対応している。
機器本体20を支持パネル10に取り付けるときは、ケース21の背面部23を後方(Y2方向)に向け、ケース21の下面部25の一部を、図2に示す支持パネル10の支持凹部12の底部の開口部12dに入り込ませながら、ケース21の下面部25側を支点とし、上面部24側を後方(Y2方向)へ押し付けるように設置する。このとき、支持パネル10に設けられた固定突起14のそれぞれが、開口部12dを通過してケース21の内部に挿入される。
図5に示すように、支持パネル10の支持凹部12内に機器本体20を設置し、機器本体20を後方(Y2方向)へ押し付けると、支持凹部12内に設けられた固定突起14の前方(Y1方向)に向く先端部が、機器本体20内の表示ユニット30の後面32に突き当てられる。この状態で、固定突起14の内部に、後方からS方向に向けて固定ねじが挿入され、固定突起14の固定穴14aから突出する固定ねじの先部を表示ユニット30に螺着させる。固定突起14と固定ねじとで固定機構が構成され、この固定機構によって、支持パネル10に機器本体20が固定される。
機器本体20は、支持パネル10の支持凹部12の内面と対向する部分が「背部」である。あるいは、機器本体20の背面部23と上面部24のうち、支持凹部12の支持面12aおよび上方傾斜部12bに対向する部分が「背部」である。
図4に示すように、機器本体20の「背部」である背面部23と上面部24との境界部に溝部28が形成されている。溝部28は、重力方向と交差する方向である横方向(X1−X2方向)に延びている。溝部28は、機器本体20の両側部まで延び、両側面部26,26(機器本体20の両側部)に開口している。
図6に、溝部28が拡大して示されている。溝部28の内面のうち下側の底面が、受け面28aである。受け面28aは重力方向と逆方向の上方(Z1方向)に向けられている。受け面28aも機器本体20の両側部まで延び、両側面部26,26に連続している。溝部28は受け面28aの上方に対向する上内面28bを有している。上内面28bの後端部28cは、受け面28aの後端部28dよりも前方(Y1方向)に位置している。
図3と図6に示すように、支持パネル10の支持凹部12の内部であって、支持面12aと上方傾斜部12bとの境界部に突起部18が一体に形成されている。突起部18は溝部28の横方向(X1−X2方向)の全長において、受け面28aの上方に対向している。図6に示すように、突起部18は、支持面12aから前方(Y1方向)に延び、しかも上方(Z1方向)に向かって斜めに延びている。その結果、図6に示すように、支持パネル10では、突起部18と上方傾斜部12bとの間に、パネル側溝部19が形成されている。
図6に示すように、支持パネル10の支持凹部12内に機器本体20が固定されると、機器本体20の背面部23と、支持パネル10の支持面12aとが接触し、あるいは背面部23と支持面12aとの間に隙間δが形成されるが、この隙間δは1mm程度である。図6には、支持パネル10の上方縁部12cと、機器本体20の上面部24との対向部が符号Fを付して示されている。対向部Fは、溝部28の上内面28bの後端部28cよりも上方へ距離Lだけ離れた位置にある。また、前記距離Lの範囲で、上面部24と上方傾斜部12bとが接触し、あるいは上面部24と上方傾斜部12bが隙間Gを介して対向しているが、その接触部あるいは隙間Gは、前記後端部28cから前方および上方に向けて斜めに延びている。隙間Gの幅寸法は1mm程度である。
機器本体20の背面部23からは内部電子部品の発熱による熱気が放出されるが、その熱気は隙間δおよび隙間Gを通って外部に放出される。なお、機器本体の背部23と支持パネルは、熱気を放出する経路が確保されていれば、部分的に接触していてもよい。
図8には、本発明の第2の実施の形態の車載用電子装置101の一部が、図6と同じ部分の断面図で示されている。
図8に示す車載用電子装置101は、支持パネル10に突起部18が設けられていない。その他の構成は第1の実施の形態の車載用電子装置101と同じである。
次に、第1の実施の形態の車載用電子装置1および第2の実施の形態の車載用電子装置101の液体に対する対応機能について説明する。
車載用電子装置1,101を搭載した自動車が平地に位置しているとき、車載用電子装置1,101は図5および図6と図8に示す姿勢であり、表示ユニット30の表示画面31がほぼ垂直方向に向いており、あるいは表示画面31がY1方向に向けて図5よりもやや上向きとなる。機器本体20の背面部23と、支持パネル10の支持面12aも垂直方向に向いており、あるいは図5よりもやや時計方向へ倒れた姿勢である。
図6に示す姿勢の車載用電子装置1において、支持パネル10と機器本体20との対向部に上方から液体Wがかけられると、液体Wは、支持パネル10の上方縁部12cと機器本体20の上面部24との対向部Fで受け止められてから、上面部24と上方傾斜部12bとの間の狭い隙間Gに移行しようとする。上面部24は前方(Y1方向)に向けて斜めに延びているため、多量の液体Wがかけられたとしても、液体Wが上面部24に受け止められ、液体Wが狭い隙間G内へ短時間で多量に入り込むことはない。隙間Gに入り込まなかった液体Wは、対向部Fに沿ってX1方向とX2方向へ流れて、機器本体20の両側部から下方へ流れる。
多量の液体がかけられたときは、上面部24と上方傾斜部12bとの狭い隙間Gに液体Wが少しずつ浸入するが、この液体は、斜めに延びる上面部24を後方へ流れることで、しかも狭い隙間G内を流れることで流速が低下する。そして、液体Wは、上面部24の表面を伝わるようにして溝部28に落下し、受け面28aに受け止められる。さらに、液体Wは、受け面28aを伝わってX1方向とX2方向へ流れ、機器本体20の両側面部26,26に移行する。そのためには、図4に示すように、溝部28および受け面28aは、横方向の中央部からX1方向とX2方向へ向かうにしたがって徐々に下方(Z2方向)へ向かうように、傾斜して形成されていることが好ましい。
さらに、図6に示す車載用電子装置1では、隙間G内を伝わった液体Wの一部が、支持パネル10に形成された突起部18で受け止められ、突起部18と上方傾斜部12bとの間のパネル側溝部19に受け止められ、パネル側溝部19内をX1方向とX2方向へ伝わって、機器本体20のX1側とX2側の側部に排出される。したがって、機器本体20の溝部28に移行する液体Wの量を低減させることができる。なお、パネル側溝部19も、横方向の中央部からX1方向とX2方向へ向かうにしたがって徐々に下方(Z2方向)へ向かうように、傾斜して形成されていることが好ましい。
このように、図6に示す車載用電子装置1では、まず、機器本体20の上面部24と支持パネル10の上方縁部12cとの対向部Fで液体Wが受け止められて、隙間Gに移行する液体Wが減少させられ、さらに溝部28の受け面28aとパネル側溝部19で液体Wが受け止められて、液体Wが機器本体20の両側部に導かれる。そのため、図5に示す機器本体20の背面部23に形成された開口部27から機器内に多量の液体が入り込むのを阻止することができる。
次に、図8に示す姿勢の第2の実施の形態の車載用電子装置101においても、同様にして、機器本体20の上面部24と支持パネル10の上方縁部12cとの対向部Fで液体Wが受け止められて、隙間Gに移行する液体Wを減少させることができ、また、隙間Gに移行した液体Wは、溝部28の受け面28aで受け止められて、機器本体20の両側部に導かれる。したがって、車載用電子装置101においても、図5に示す機器本体20の背面部23に形成された開口部27から機器内に多量の液体が入り込むのを阻止することができる。
図7(A)と図9(A)は、自動車が登り坂を走行している状態を示している。このときの車載用電子装置1,101は、全体が後方に向けて時計方向(α方向)に傾いた姿勢となる。
第1の実施の形態の車載用電子装置1が図7(A)に示す傾き姿勢のときは、隙間G内に入り、機器本体20の上面部24を伝わった液体Wが、パネル側溝部19に受け止められ、パネル側溝部19に沿って両側部に逃がされるため、その後、液体Wが機器本体20の背面部23に移行するのを阻止することができる。
図9(A)に示す姿勢の第2の実施の形態の車載用電子装置101では、パネル側溝部19が設けられていないため、液体Wが、支持パネル10の支持面12aに沿って下方へ流れることも有りえるが、対向部Fと狭い隙間Gによって、入り込む液体Wの量が減少させられているため、機器本体20が液体による損傷を受けることを避けることが可能である。
図7(B)と図9(B)は、自動車が下り坂を走行している状態を示している。このときの車載用電子装置1,101は、全体が前方に向けて反時計方向(β方向)に傾いた姿勢となる。
この場合、図7(B)に示す第1の実施の形態の車載用電子装置1と図9(B)に示す第2の実施の形態の車載用電子装置101のいずれの場合も、隙間G内に入り、機器本体20の上面部24を伝わった液体Wが、主に受け面28aに受け止められ、受け面28aに沿って両側部に逃がされるため、その後、液体Wが機器本体20の背面部23に移行するのを阻止することができる。
なお、前記実施の形態の車載用電子装置1,101では、機器本体20の溝部28の内部に受け面28aが形成されているが、溝部28を設けることなく断面がL字状の段差部が形成され、段差部の底面に受け面28aが形成されたものであってもよい。
1 車載用電子装置
10 支持パネル
12 支持凹部
12a 支持面
12b 上方傾斜部
12c 上方縁部
14 固定突起
18 突起部
19 パネル側溝部
20 機器本体
21 ケース
23 背面部
24 上面部
26 側面部
27 開口部
28 溝部
28a 受け面
30 表示ユニット

Claims (5)

  1. 支持パネルと、前記支持パネルに固定された機器本体とを有する車載用電子装置において、
    前記機器本体に、前記支持パネルに前方から対向する背部と前記背部の両側に位置する両側部とが設けられ、前記背部が前記支持パネルに隙間を介して対向した状態で、前記支持パネルと前記機器本体とが固定されており、
    前記機器本体の前記背部に、前方に向かうにしたがって上方へ向くように傾斜する上面部と、前記上面部よりも重力方向である下側に位置する溝部とが一体に形成され、
    前記支持パネルに、前方に向かうにしたがって上方へ向くように傾斜する上方傾斜部と、前記上方傾斜部の上端部である上方縁部とが一体に形成され、前記上方傾斜部と上方縁部が、前記溝部よりも上方で前記上面部に隙間を介して対向し、前記上面部が、前記上方縁部よりも前方に延び出ており、
    前記溝部が、上方に向けられた受け面と、前記受け面の上方に位置する上内面とを有し、前記受け面の後端部が前記上内面の後端部よりも後方に位置し、前記溝部が重力方向と交差する横向きで前記機器本体の前記両側部まで延びていることを特徴とする車載用電子装置。
  2. 前記支持パネルには、前記受け面の上方に対向する突起部が設けられており、前記突起部と前記上方傾斜部との間にパネル側溝部が形成されている請求項記載の車載用電子装置。
  3. 前記突起部は前方へ向かうにしたがって上方へ向くように傾斜している請求項2記載の車載用電子装置。
  4. 前記パネル側溝部は、前記上面部よりも下側に位置している請求項2または3記載の車載用電子装置。
  5. 前記突起部は、横向きに延びて前記受け面の横方向の全長に対向している請求項2ないし4のいずれかに記載の車載用電子装置。
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