JP6765167B2 - 自動化スケジューリングのためのコンピュータ方法、装置、コンピュータプログラム、およびコンピュータ可読記録媒体。 - Google Patents

Description

現在、航空宇宙メーカーは、紙と短い手書きのメモ（例えば、付箋）を組み合わせて用いることによりタスクをビューし、スケジュールし、そして管理することを強いられている。このようなスケジュール表示の方法は、線表(bar chart)として知られている。一連のタスクが水平の「バー(bar)」上に配置され、従事者の名前がバーまたは個々のタスクに割り当てられる。

作業現場のタスクをビューし、スケジュールし、そして管理するこの紙ベースの方法は、以下の制約を有する。

タスクスケジュールの変更およびリソースの割り当ての変更を開始するために外部システムが使用され得る。これらの変更は、紙ベースの方法では、タスク管理情報が手動で更新されるまで反映されない。

紙ベースの方法におけるデータ表示の手動構成は、エラーを起こしやすい。エラーは、マニュアル表記による場合であり、および／またはエラーは、表示されたデータが短く、省略されることの多い読み手による解釈による場合がある。

紙ベースの方法におけるデータ表示の手動構成は、時間がかかり、効率が悪い。

紙ベースの方法では重要なデータは、タイムリーに表示されず、重要なデータは、一つのロケーションでしか利用できない。

紙ベースの方法におけるデータ表示の手動構成は、過去の日付／時刻または作業のスケジュールにより利用できない時間に関するタスクをスケジュールするなどの論理エラーを防止しない。同様に、利用できないリソースがタスクに割り当てられる場合がある。

さらに、紙ベースの方法では、新しいタスクを現在別のタスクによって使用されているタイムスロットに挿入することにより、影響を受けたタスクを自動的に再スケジュールしない。手動再スケジューリングは、（上記と同様の）論理エラーを起こしやすく、（前述したように）時間がかかり、効率が悪い。

本発明は、当技術分野の前述の問題に取り組む。

本発明の実施形態は、以下の利点および特徴を与える。

スケジュールされたタスクは、タスクが生成されるとき、またはスケジュールが外部システムによって更新されるときに水平位置で自動的にコンピュータ表示される。

タスクは、デスクトップまたはタブレットデバイスを使用して任意の領域においてビューまたは管理するようにしてよい。

タスクは、所望の表示されるタイムスロットにタスクをＧＵＩでドラッグすることにより容易に再スケジュールされる。

タスクが、表示されたタイムスロットにドロップされると、再スケジューラ（即ち、線形再スケジューリングアルゴリズムを用いるスケジューリングエンジン）は、ワークセンターカレンダーの作業時間設定、および各タスクのタスク持続時間設定に基づいてタスクを水平にスタックする。

タスクは、過去のタイムスロットまたは作業スケジュール内に適合しないタイムスロットに誤ってスケジュールされない。

別のタスクのスケジューリングによって影響を受けたスケジュールされたタスクは、自動的に再スケジュールされる。タスクの依存性および現在のスケジュールにより別のスケジュールされたタスクが遅れて開始されると、この制約は、解決するユーザに示される

利用できないリソースは、タスクのタイムスロットに割り当てられない。

従って実施形態は、以下を提供する。
（i）データを管理してビューする時間の削減
（ii）大幅に改善されたデータの整合性および可用性
（iii）大幅に改善されたプロジェクトの調整および管理

実施形態は、表示されたタスクを所望のタイムスロットにドラッグすることによってタスクが容易に再スケジュールされるグラフィカルユーザインタフェースを提供する。それに応じて、再スケジューリングエンジンは、現在ダウンストリーム中のタスクを必要に応じて自動的に再スケジュールする。

利用できるリソース（例えば、従事者、機械、設備、ツールなど）は、ある人の指示または表現を表示されたタスクにドラッグすることによって、スケジュールされたタスクに割り当てられ得る。利用できないリソースは、タスクのタイムスロットに割り当てられない。

本発明を具体化するスケジューリング方法は、スケジュールされたタスクを時間進行によっておよびそれぞれのタスクの開始日付／時刻の時間順序によって表示する１または複数の電子カレンダーを提供するデジタルプロセッサを備える。表示される時間進行は、水平方向のビューイングパターンに沿っている、または垂直方向のビューイングパターンに沿うことができる。ビューイングパターンの方向は、時間進行における日付／時刻の増加／減少と同義である。

表示された電子カレンダーとのユーザインタラクションに応答して、コンピュータ実装方法は自動的に、ユーザが要求したスケジュールされていないタスクをスケジュールし、カレンダー内の任意の影響を受けたあらかじめスケジュールされたタスクを再スケジュールする。その結果、カレンダーは、ユーザが要求したタスクおよびあらかじめスケジュールされたタスクを含む、タスクの論理的に正しいスケジュールを維持する。

電子カレンダーは、時間進行の増加した日付および時刻が電子カレンダーのビューイングパターンの増加した日付および時刻と同じ方向で示されるように、スケジュールされたタスクをそれぞれのタスクの開始日付／時刻の時間順序によって表示する。

上記は、同様の参照文字が異なる図全体にわたって同じ部分を指す、添付図面で示されるように、本発明の例示的実施形態の以下のより詳細な説明によって明らかになる。図面は、必ずしも縮尺通りではなく、むしろ本発明の実施形態を示すことに重点が置かれている。
実施形態の概略図である。 実施形態においてタスクをスケジュールするグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 実施形態においてタスクをスケジュールするグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 実施形態においてタスクをスケジュールするグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 実施形態においてタスクをスケジュールするグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 実施形態においてタスクを再スケジュールするグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 実施形態においてタスクを再スケジュールするグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 実施形態においてタスクを再スケジュールするグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 ある人またはリソースにスケジュールされたタスクを割り当てるグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 ある人またはリソースにスケジュールされたタスクを割り当てるグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 ある人またはリソースにスケジュールされたタスクを割り当てるグラフィカルユーザインタフェースの概略図である。 コンピュータシステムのブロック図である。 図５のコンピュータシステムから成るコンピュータネットワークの概略図である。

本発明の例示的実施形態の説明を以下に示す。

図１〜図６において示された図は、本発明の原理を具体化する自動ビジュアルスケジューリングツール１００である。ツール１００は、ワークタスクの水平方向のタイムラインビューを有するワークセンターカレンダー１１０（即ち、電子カレンダー）を提供する。ワークタスクは、例えば、製造作業現場での製造指図のオペレーションおよび生産に関するタスク、または他の分野では、従事者、ロボット、設備、機械、ツールまたは他のリソースなどにスケジュールされて割り当てられるタスクであってよい。以下で明らかにされるように、ワークセンターカレンダー１１０のタイムラインは、左から右へと未来に進む日付および時刻を示す。ワークセンターカレンダー１１０は、タイムラインに沿ったそれぞれの開始時間で配置されたスケジュールされたワークタスクを表す。ワークセンターカレンダー１１０におけるワークタスクの水平表示は、次に来るワークおよび／またはワークの時間順序を知覚し易くする。

ツール１００は、グラフィカルユーザインタフェース２１０およびスケジューリングエンジン１３０のドラッグアンドドロップを用いる。ワークセンターカレンダー１１０は、ユーザ要求に応答して、複数のワークタスクの中央マスタースケジュール（１または複数のスケジュールとなる）を生成して維持する。（再スケジューラコンポーネントを含む）スケジューリングエンジン１３０は、ユーザ入力およびタスクの持続時間に基づいてスケジュールされて表示されるワークタスクを再編成する。データベース１１５は、ワークセンターカレンダー１１０の動作および機能をサポートする。

一実施形態において、データベース１１５は、各ワークタスク：（ｉ）表現、および（ii）時間持続情報を格納する。この表現は、タスクの記述、名前またはタイトル、および／またはアイコン（シンボル、サムネイル画像または他のビジュアルインジケータ）の形をとることができる。データベース１１５は、カレンダー１１０に対する、スケジュールされたワークタスク当たりのそれぞれの作業時間を格納する。データベース１１５はまた、ワークセンターカレンダー１１０に対する、１年のうちの何週および１月のうちの何日が有効でない（例えば、休日、在庫棚卸など）、ならびに１週のうちの何日および１日当たり何時間が有効なワークシフト（作業時間）であるかを格納し、この故に、ワークタスクおよび／またはリソースに割り当てられるまたはスケジュールされることが可能な候補を格納する。このようにして、データベース１１５は、ワークタスクの定義と、カレンダーのワークタイムの定義と、ワークタスクおよびリソースのスケジュール割り当てとを格納する。

具体的には、実施形態において、スケジュールされたタスクは、水平の日付―時刻ベースのフォーマットで表示される。好ましくは、スケジュールされたタスクは、外部システムによってタスクが生成されるときまたはスケジュールが更新されるときに水平位置で自動的に表示される。タスクは、デスクトップまたはタブレットデバイスを使用して任意の表示領域（例えば、ウィンドウ、ネットワーク、タブなど）でビューしまたは管理することができる。

ユーザは、目的とするタスクの表現を有効な日付―時刻位置までドラッグすることによりスケジュールされたタスクを再スケジュールする、またはスケジュールされていないタスクをスケジュールすることができる。有効でない日付―時刻位置は、過去の任意の日付―時刻、または既定のワークカレンダーの日付―時刻範囲（複数）内に適合しない任意の日付―時刻を含む。

ユーザが目的とするタスクをタイムスロットにドロップすると、スケジューリングエンジン１３０は、ワークセンターカレンダーの作業時間設定および各タスクのタスク持続時間設定に基づいてタスクを水平にスタックするために線形再スケジューリングアルゴリズムを利用する。

従って、タスクのスケジューリングによって衝突したすべてのタスクは、各タスクの持続時間、およびあらかじめ定められたワークカレンダーの日付―時刻範囲（複数）内に適合する日付―時刻の可用性に基づいて（スケジューリングエンジン１３０によって）自動的に直線的に再スケジュールされる。

ユーザは、タスクを過去のタイムスロットまたは作業スケジュール内に適合しないタイムスロットに誤ってスケジュールすることができない。

ユーザは、過去の日付―時刻に対してスケジュールされていないタスクの実行を支援する有効なリソースを割り当てることができる。リソースは、そのリソースがターゲットとするタスクのスケジュール内に適合する日付―時刻範囲中に別のタスクを支援するようにすでにスケジュールされているときには有効なリソースとならない。

図２Ａ〜図４Ｃにおいて示された図は、ワークセンターカレンダー１１０および対応するグラフィカルユーザインタフェース２１０（ＧＵＩ）の限定されない例示的実施形態である。図２Ａに示しているのは、ワークセンターカレンダー１１０と、スケジュールされていないタスク１１８の表現を示すユーザがスクロール可能な領域２０２と、利用できるさまざまなリソース（例えば、従事者、ロボット、ツール、他の設備、機械など）１２０ａ，．．．１２０ｎ（全体として１２０）の指示を有するユーザが探索可能な領域２０４とから構成されるメインビュー２００（ＧＵＩ２１０の一部）である。一般に、ワークセンターカレンダー１１０は、年、月、週、日、および時間の階層による時間単位で配置される。ユーザインタフェース２１０は、ユーザがズームイン／アウト機能による時間粒度のさまざまなレベル（例えば、１日のうちの時間数―１週間のうちの日数）において、および順／逆ナビゲーション・探索機能による時間の異なる期間（例えば、ある年のある月のある週の日数の範囲）においてワークセンターカレンダー１１０をビューできるようにさせる。このような機能の共通のグラフィカルユーザインタフェース技術の動作および実装が利用される。

図示された例において、ツール１００は、スクリーンビュー２００の左側から右側に未来に進むように配置された日の範囲を有するカレンダー１１０を表示する。表示された日のすぐ前の（先行する）日は、スクリーンビュー２００の連続体の左側にＧＵＩ２１０のタッチスクリーンをスクロールするなどにより利用できる。同様に、表示された日のすぐ後に続く（未来の）日は、スクリーンビュー２００の連続体の右側にＧＵＩ２１０のタッチスクリーンをスクロールすることによって到達できる。（例えば、時間の進行と同義で左から右に方向付けられた）このような水平の表示配置およびビューイングパターンによって、ユーザがスケジュールされたワークタスク１１２の順序を１週間の１日当たり、または１日の１時間当たりまたは他の時間スケールで視覚化できるようにする。カレンダー１１０のデータおよびスケジュールされたタスク１１２のこのような方向付けおよび提示は、スケジュールされたおよびスケジュールされていない時間の時間順序および感覚を一目で知覚し易くする。

いくつかの実施形態において、ツール１１０が読み込まれると、デフォルトの時間範囲が表示される。ツール１００は、ユーザが表示された時間範囲を任意に変更できるようにする。ひとたびユーザが電子カレンダー１１０のビューを所望の時間範囲において設定すると、ユーザは、図２Ａ−２Ｄに示すように、スケジュールされていないワークタスク１１８をスケジュールする。ユーザは、スケジュールされていないタスクの領域２０２から所望のワークタスク１１８（そのワークタスクの表現）をカーソル制御デバイスのハイライト選択によってまたは選択されたワークタスク１１８にタッチして接触圧力をかけ続けることによって選択する。接触圧力をかけ続けながら（またはカーソル制御デバイスの選択／関連動作を行って）、ユーザは、図２Ａおよび図２Ｂに示すように、選択されたワークタスク表現１１８をスケジュールされていないタスク領域２０２からカレンダー１１０まで移動する（ドラッグする）。具体的には、ユーザは、図２Ｃに示すように、電子カレンダー１１０のスケジュールされたタスク１１２ａ．．．ｎ（全体として１１２）の中から所望の日付および時刻において選択されたワークタスク表現１１８をドラッグアンドドロップする。共通のドラッグアンドドロップ技術が用いられる。

それに応じて、（図１に示した）スケジューリングエンジン１３０は、ユーザが選択したワークタスク１１８をユーザが選択した日付／時刻のタイムスロットにスケジュールして、現在ダウンストリーム中の（あらかじめスケジュールされた）ワークタスク１１２を自動的に再スケジュールする。これを達成するために、スケジューリングエンジン１３０は、（ｉ）ユーザが選択した日付／時刻の有効性を判断し（即ち、ユーザが選択した日付／時刻が過去のものではなく、図１に示したデータベース１１５内で定義された作業時間内であることを有効にする）、および（ii）線形再スケジューリングアルゴリズムを適用する。結果として、ツール１００は、ユーザが選択した日付／時刻から開始して、ワークタスク１１８によって定義された通りの期間を有するカレンダースケジュールにおいてユーザが選択したワークタスク表現１１８を表示する。図２Ｄは、具体例である。ツール１００はまた、それに応じてワークセンターカレンダー１１０において調整されまたは再スケジュールされた開始時間（日付／時刻）において現在ダウンストリーム中のワークタスク１１２（その表現）を表示する。スケジューリングエンジン１３０は、それに応じて更新されたカレンダースケジュール（ワークタスク１１２の割り当て）をデータベース１１５に格納する。

同様の方法において、ユーザが、選択されたワークタスク１１８を電子カレンダー１１０内のスケジュールされたワークタスク１１２上に（即ち、スケジュールされたワークタスク１１２にあらかじめ割り当てられている、すでに占有されたタイムスロット上に）ドラッグアンドドロップすると、スケジューリングエンジン１３０は、対応するタイムスロットが占有または取得されていると認識する。スケジューリングエンジン１３０は、（ｉ）衝突したタイムスロットから目的とするスケジュールされたワークタスク１１２を再スケジュールし、（ii）ユーザが選択したワークタスク１１８を、目的とするタイムスロットにおいてスケジュールし、（iii）ダウンストリームのワークタスク１１２を再スケジュールする。スケジューリングエンジン１３０は、それに応じて更新されたカレンダースケジュール（日付／時刻スロットにワークタスク１１２ａ．．．ｎを割り当てる）をデータベース１１５に格納する。

図２Ａ〜図２Ｄに示したカレンダー１１０における１または複数のタスク１１８のスケジューリングに続いて、ユーザは、図３Ａ〜図３Ｃで示すように、スケジュールされたワークタスク１１２を再スケジュールできる。タッチしてセレクトアンドドラッグ技術を使用して、ユーザは、電子カレンダー１１０内の（図３Ｃに示した）現在の１つのタイムスロット２３２（の割り当て）において所望のスケジュールされたワークタスク１１２を選択し、このスケジュールされたワークタスク１１２を（図３Ｂに示した）所望のタイムスロット２３０まで移動する（ドラッグする）。それに応じて、スケジューリングエンジン１３０は、データベース１１５のカレンダー１１０の定義による作業時間設定およびデータベース１１５において定義されて格納されたワークタスクのそれぞれの時間期間に基づいて、カレンダー１１０内の衝突したスケジュールされたワークタスク１１２を再スケジュールする。好ましくは、スケジューリングエンジン１３０は、以下で詳述する線形再スケジューリングアルゴリズムを適用する再スケジューラを含む。スケジューリングエンジン１３０は、更新されたカレンダースケジュールをデータベース１１５に格納する。ツール１００は、図３Ｃに示すように、結果として生じたカレンダー１１０のスケジュールをＧＵＩ２１０で表示する。

スケジューリングエンジン１３０は、過去のタイムスロットまたはデータベース１１５のカレンダー１１０に対して定義された作業時間内に適合しないタイムスロットにワークタスクがスケジュールされるまたは再スケジュールされることを許可しない。

図４Ａ〜図４Ｃは、ＧＵＩ２１０を介して、ユーザがどのようにして利用できるリソース（例えば、従事者、ロボット、ツール、設備など）１２０ａ．．．ｎを図４Ａ−４Ｃに示したように、電子カレンダー１１０内のスケジュールされたワークタスク１１２ａ．．．ｎに割り当てることができるかを示している。ＧＵＩのドラッグアンドドロップ技術を使用して、ＧＵＩ２１０は、ユーザがリソースの領域２０４から所望のリソース１２０を選択し、そしてユーザが選択したリソース１２０の表現の領域２０４からのコピーを所望のスケジュールされたワークタスク１１２のカレンダー１１０の領域まで移動する（ドラッグする）ことを許可する。

スケジューリングエンジン１３０は、ユーザが選択したリソース１２０のデータベース１１５の可用性からの判断によって応答する。リソース１２０ａ．．．ｎの割り当てられた時間および利用できる有効なワークタイムのそれぞれのスケジュールは、ワークタスク１１２ａ．．．ｎおよび１１８ａのスケジュールと同様にデータベース１１５に格納される。従って、スケジューリングエンジン１３０は、ユーザが選択したリソース１２０がターゲットとするスケジュールされたワークタスク１１２の対応するタイムスロット（開始日付／時刻および期間）に対して利用できる時間であると判断するだけでなく、対応するタイムスロットが、ユーザが選択したリソース１２０の有効なワークタイム内であると判断する。このようにして、ツール１００は、利用できないリソース１２０がワークタスク１１２および対応するタイムスロットに割り当てられることを防止する。スケジューリングエンジン１３０が、ユーザが選択したリソース１２０の可用性を肯定的に判断した後、スケジューリングエンジン１３０は、目的とする選択されたワークタスク１１２および対応するタイムスロットにリソース１２０を割り当てる。今度は、スケジューリングエンジン１３０は、データベース１１５内のカレンダースケジュールおよびリソースのワークタスク／タイムスロットの割り当てを更新する。ツール１００／ＧＵＩ２１０は、図４Ｃに示すように、結果として生じたワークセンターカレンダー１１０を表示する。

ここで、スケジューリング／再スケジューリングエンジン１３０について、一実施形態における実装は、以下の通りである。

ユーザが特定のタスク（以下「ｃｕｒｒｅｎｔＴａｓｋ」と呼ぶ）をドラッグした後、スケジューリングエンジン１３０は、以下のアルゴリズムを実行する。本明細書において開始および終了時間について述べる場合、時刻／日付の組み合わせが意図される−日付と１日の時刻との両方が考慮に入れられる。

１）ｃｕｒｒｅｎｔＴａｓｋのドラッグ位置に基づいて開始時間を再計算する。スケジューリングエンジン１３０は、タスクを構成可能なインクリメント（即ち、最も近い時間、最も近い日、最も近い１５分期間など）に「スナップする(snap)」ように構成される。

２）新しい開始時間が既存のタスクの途中であるかどうかを判断し、そうであれば、新しい開始時間をその既存のタスクの終了時間に移動する。

ａ．すべてのタスクの開始および終了時間を読み込み、そして年代順に順序付けする。

ｂ．各タスクをソートする。currentTask.startTime>existingTask.startTime AND currentTask.startTime<existingTask.endTimeであれば、currentTask.startTime= existingTask.endTimeに設定する。

３）新しい開始時間およびタスク期間に基づいて終了時間を再計算する。就業日の長さに調整する。

４）以下のタスクを移動する−タスクがドラッグされて、そのタスクの終了日付が別のタスクに入り込むのであれば、第２のタスクの開始日付が調整されなければならない。留意すべきは、この機能は、再帰的に呼び出される−第２のタスクが移動すると、第３のタスクが移動するように強制できるなどである。

ａ．すべてのタスクの開始および終了時間を読み込み、年代順に順序付けする。開始時間がcurrentTask.startTimeよりも大きい第１のタスクを探し出す。

ｂ．リストに残っているすべてのタスクをループする。このリストの各existingTaskに対し、existingTask.startTime< currentTask.endTime AND existingTask.startTime> currentTask.startTimeであれば、
i．existingTaskの期間を計算する
ii．existingTask.startTime= currentTask.endTimeに設定する
iii．期間に基づいてexistingTask.endTimeに設定する
iv．就業日の長さに調整する
v．existingTaskを水平表示に位置付けする
vi．existingTaskに対してmoveFollowingTasksを再帰的に呼び出す（再帰呼び出しによって今度はcurrentTaskとなる）

５）上書きされたタスクを移動する−タスクがドラッグされて、そのタスクが別のタスクを完全に覆うのであれば、そのタスクが覆うタスクは、後続のcurrentTaskまで移動される。

ａ．すべてのタスクの開始および終了時間を読み込み、年代順に順序付けする。すべてのタスク（existingTask）をループする。

ｂ．currentTask.startTime< existingTask.startTime AND currentTask.endTime> existingTask.endTimeであれば、
i．existingTaskの期間を計算する
ii．existingTask.startTime= currentTask.endTimeに設定する
iii．期間に基づいてexistingTask.endTimeに設定する
iv．就業日の長さに調整する
v．existingTaskを水平表示に位置付けする

６）タスクを再順序付けする−ひとたびスケジュールエンジン１３０がすべてのタスクを移動すると、スケジュールエンジンは、どのようにタスクの開始／終了時間が変更したかに基づいてデータを再順序付けしなければならない。

ａ．最も早い開始時間を有するタスクを見つける。リストの最初に位置付けする。

ｂ．reorderTasksを再帰的に呼び出して、リストの最初に配置されたタスクに渡す。これで第２のタスクを設定し、その後再帰的に呼び出して第３のタスクを見つけるなどする。

ワークセンターカレンダー１１０および／またはスケジューリングエンジン１３０は、以下の考慮に入れる。

水平のスケジュール表示において、実施形態は、ズーム機能性を実装する。これにより、ユーザが電子カレンダー１１０のディスプレイを「ズーム」してより長いまたはより短い時間期間を見ることとなる。ツール１００のアルゴリズムは、ディスプレイのズームレベルに基づいてタスク要素（スケジュールされたワークタスク１１２）の位置およびサイジングを再計算する。

スケジュール表示はまた、異なるワークスケジュールも考慮に入れる。カレンダー１１０は、例えば、８時間、１６時間、または２４時間の就業日に構成されることができる。スケジュールされたワークタスク１１２を移動するとき、タスク１１２が就業日の終了を過ぎると、そのタスクの終了時間は、目的とするタスク１１２が翌日の有効な就業日に完了されるように調整される。例えば、作業所が８：００ＡＭに開き、４：００ＰＭに閉まり、６時間のタスク１１２が３：００ＰＭに開始されるようにスケジュールされる場合、スケジューリングエンジン１３０は、タスク１１２の終了時間を翌日の有効な就業日の１２：００ＰＭに自動的に設定する。

別の実施形態において、１ルーム(room)当たりのワークセンターカレンダー１１０を設けることができる。例えば、ある工場ルームは、それぞれのワークセンターカレンダー１１０を有する。タスク１１２、１１８およびリソース１２０は、上述の技術および特徴を使用してこのカレンダーでスケジュールされる。さらに、タスク１１２、１１８は、１つの工場ルームのカレンダー１１０から異なる工場ルームのそれぞれのカレンダー１１０へ転送することができる。スケジューリングエンジン１３０は、タスク１１２、１１８、および衝突した以前のスケジュールされたタスク１１２を（目的とするカレンダー１１０内だけでなく）複数のワークセンターカレンダー１１０にわたって有効にスケジュール／再スケジュールするために上述のアルゴリズムおよび技術を用いる。

図５は、例示的なコンピュータ支援設計ステーション３００の概略ブロック図であり、本明細書ではコンピュータシステムと呼ぶこともできる。本明細書で用いられる場合、用語「コンピュータ支援設計ステーション」および「コンピュータシステム」は一般に、上述したプロセスおよび／または上述したプロセスに関連する場合もある付加的な任意のプロセスを遂行するために使用されるのに適した任意の計算デバイスを指す。

例示的実施形態において、コンピュータ支援設計ステーション３００は、上述したプロセスおよび／または上述したプロセスに関連し得る付加的な任意のプロセスを遂行する１または複数のプロセッサ３０２（ＣＰＵ）を含む。用語「プロセッサ」は一般に、システムおよびマイクロコントローラ、ＲＩＳＣ(reduced instruction set circuits)、ＡＳＩＣ(application-specific integrated circuits)、プログラマブル論理回路、および／または本明細書で説明される機能を実行する能力がある他の回路またはプロセッサを含む、任意のプログラマブルシステムを指すことを理解されたい。上記の例は、単に例示的であり、従って、用語「プロセッサ」の定義および／または意味をなんら制限することを意図しない。

上述したプロセスおよび／または上述したプロセスに関連する場合もある付加的な任意のプロセスのステップは、例えば、システムバス３０６によってプロセッサ３０２に動作可能および／または通信可能に結合されたメモリ領域３０４などの、非一時的コンピュータ可読媒体にコンピュータ実行可能命令として格納され得る。「メモリ領域」は、本明細書で用いられる場合、一般に、電子カレンダーツール１１０を使用して自動的にスケジューリングおよび再スケジューリングを行う時に支援する１または複数のプロセッサによって実行可能なプログラムコードおよび命令を格納する任意の手段を指す。メモリ領域３０４は、１または２以上のメモリ形態を含むことができる。例えば、メモリ領域３０４は、不揮発性ＲＡＭ、磁気ＲＡＭ、強誘電性ＲＡＭ、および／または他の形態のＲＡＭを含むことができる、ＲＡＭ(random-access memory)３０８を含み得る。メモリ領域３０４は、ＲＯＭ(read-only memory)３１０および／またはフラッシュメモリおよび／またはＥＥＰＲＯＭ(electrically-erasable programmable read-only memory)も含み得る。ＨＤＤ(hard-disk drive)３１２などの、その他の適切な磁気、光、および／または半導体メモリは、単独または他の形態のメモリとの組み合わせにおいてメモリ領域３０４に含まれ得る。ＨＤＤ３１２は、プロセッサ３０２に送信およびプロセッサ３０２から受信する時に使用するためのディスクコントローラ３１４にも結合され得る。さらに、メモリ領域３０４は、適切なカートリッジディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、またはＵＳＢメモリなどの、デタッチャブルまたはリムーバブルメモリ３１６にもなり得るし、または含み得る。上記の例は、単に例示的であり、従って、用語「メモリ領域」の定義および／または意味をなんら制限することを意図しない。

コンピュータ支援設計ステーション３００は、表示コントローラ３２０に動作可能に結合されるなどで結合された表示デバイス３１８も含む。表示コントローラ３２０は、表示デバイス３１８によって表示されるためのシステムバス３０６経由でデータを受信する。表示デバイス３１８は、モニタ、テレビディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、ＬＥＤ（発光ダイオード）に基づくディスプレイ、有機ＬＥＤ（ＯＬＥＤ）に基づくディスプレイ、ポリマーＬＥＤに基づくディスプレイ、表面電界ディスプレイに基づくディスプレイ、投影および／または反射画像を含むディスプレイ、またはその他の適切な電子デバイスまたは表示機構になり得るが、これらに限定されない。さらに、表示デバイス３１８は、関連するタッチスクリーンコントローラを有するタッチスクリーンを含み得る。上記の例は、単に例示的であり、従って、用語「表示デバイス」の定義および／または意味をなんら制限することを意図しない。

さらに、コンピュータ支援設計ステーション３００は、ネットワーク（図５に図示されず）との通信に使用するためのネットワークインタフェース３２２を含む。さらに、コンピュータ支援設計ステーション３００は、キーボード３２４、および／またはローラーボール、マウス、タッチパッドなどの、ポインティングデバイス３２６などの１または複数の入力デバイスを含む。入力デバイスは、入力／出力（Ｉ／Ｏ）インタフェース３２８によって結合されて制御され、インタフェース３２８は、システムバス３０６にさらに結合される。

表示デバイス３１８、キーボード３２４、ポインティングデバイス３２６、ならびに表示コントローラ３２０、ディスクコントローラ３１４、ネットワークインタフェース３２２、およびＩ／Ｏインタフェースの一般的な特徴および機能性の説明は、これらの特徴が周知であるので本明細書では簡潔にする目的で省略される。

ユーザインタフェース２１０のドラッグアンドドロップ技術は、タッチスクリーンによって、カーソル制御デバイスまたは当技術分野で共通の他のＩ／Ｏ技術によって実装され得る。

図６は、上述したプロセスおよび／または上述したプロセスに関連する場合もある付加的なプロセスなどの、モデル化オブジェクトのコンピュータ支援設計において使用するための例示的なシステム４００の概略ブロック図である。例示的実施形態において、メモリ領域４０２は、スケジュールされたタスク１１２のデータ、スケジュールされたリソース１２０のデータ、タスク定義、リソース定義、およびカレンダー作業時間定義および／またはスケジュールされていないタスク１１８のデータなどの、ワークセンターカレンダー１１０を格納する際に使用するための１または複数の記憶デバイス４０４を含む。メモリ領域４０２は、所与の集合で製品を構築するためにＢＯＭ２３を製品アイテム、サブアセンブリ、子部品、および最終アイテムから成る階層とする木ベースのグラフ構造で表す。いくつかの実施形態において、木ベースのグラフ構造は、有向非巡回グラフ構造である。いくつかの実施形態において、メモリ領域４０２は、サーバ４０６に結合され、サーバ４０６は、ネットワーク４１２経由で管理者システム４０８および／またはユーザシステム４１０に結合される。記憶デバイス４０４は、１または複数のデータベースとして具体化され得るし、単一または複数の地理的場所に配置され得るし、またはサーバ４０６と統合され得る。

認識されるように、ネットワーク４１２は、インターネットなどのパブリックネットワーク、またはＬＡＮもしくはＷＡＮネットワークなどのプライベートネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせとすることができ、ＰＳＴＮまたはＩＳＤＮサブネットワークを含むこともできる。ネットワーク４１２は、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）ネットワークなどの有線ネットワークとすることもでき、またはＥＤＧＥ，３Ｇおよび４Ｇ無線セルラーシステムを含む、セルラーネットワークなどの無線ネットワークとすることもできる。無線ネットワークは、ＷｉＦｉ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、または周知であるその他の無線方式とすることもできる。このように、ネットワーク４１２は、単に例示的であり、現在の技術の進歩の範囲をなんら限定するものではない。

当業者には認識されるように、管理者システム４０８および／またはユーザシステム４１０は、図５を参照して上述したようなコンピュータ支援設計ステーションか、または周知であるその他の計算システムとすることができる。さらに、管理者システム４０８および／またはユーザシステム４１０は、上述したプロセスおよび／または上述したプロセスに関連する場合もある付加的な任意のプロセスを遂行するように構成されることを理解されたい。

サーバ４０６は、上述したプロセスを実行するコンピュータ可読命令を記憶し、これらの命令をネットワーク４１２経由で管理者システム４０８および／またはユーザシステム４１０に提供する。さらに、サーバ４０６は、データを必要に応じてメモリ領域４０２から管理者システム４０８およびユーザシステム４１０に提供することもできる。このため、図６は、クラウドコンピューティング、分散コンピューティングなどを経由したシステム４００の実装を含む。

モデル化オブジェクトのコンピュータ支援設計において使用するためのシステム、方法、装置、コンピュータプログラム製品、およびコンピュータ可読記憶媒体の例示的実施形態が詳細に上述されている。これらのシステム、方法、装置、コンピュータプログラム製品、およびコンピュータ可読記憶媒体は、本明細書で説明された特定の実施形態に限定されず、むしろ、その方法の動作、プログラム製品および／または記憶媒体、ならびにそのシステムおよび／または装置のコンポーネントは、本明細書で説明された他の動作および／またはコンポーネントから独立および別個に利用され得る。さらに、説明された動作および／またはコンポーネントは、他のシステム、方法、装置、プログラム製品および／または記憶媒体において定義され、またはそれらの組み合わせにおいて使用され得るし、本明細書で説明されたようなシステム、方法、装置、プログラム製品および記憶媒体のみを用いた実施に限定されない。

本明細書で説明されたようなコンピュータまたはコンピュータシステムは、少なくとも１つのプロセッサまたは処理ユニットおよびシステムメモリを含む。コンピュータまたはコンピュータシステムは、典型的には、非一時的コンピュータ可読媒体の少なくとも一部の形態を有する。例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含むが、これらに限定されない。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、リムーバブルおよびノンリムーバブル媒体を含む。通信媒体は、典型的には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータを搬送波などの変調データ信号または他のトランスポート機構に具体化し、そして任意の情報配信媒体を含む。当業者は、信号の特性のうちの１または複数が信号の情報をエンコードするような方法で設定または変更される、変調データ信号に精通している。上記のいずれの組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。

上述のプロセスにおいて使用するための例示的な非一時的コンピュータ実行可能コンポーネントは、（図５に示した）プロセッサ３０２にワークセンターカレンダー１１０を（図５に示した）表示デバイス３１８上に表示するようにさせる表示コンポーネントを含むが、これのみを含むことに限定されない。コンポーネントはまた、プロセッサ３０２に、例えば、（図５に示した）Ｉ／Ｏインタフェース３２８経由でユーザ入力を受信するようにさせるインタフェースコンポーネントも含む。上述したように、ユーザ入力は、（図２Ａ−４Ｃに示した）ワークタスク１１２、１１８およびリソース１２０を有効にスケジュール／再スケジュールし、および／またはカレンダー１１０のスケジュールを水平方向のビューイングパターンに沿った時間進行でビューするためのツール１００の使用に関連させることができる。

さらに、コンポーネントは、プロセッサ３０２にワークタスク１１２を自動的に再スケジュールして、カレンダー１１０に対して論理的に正しいスケジュールを維持するようにさせるスケジューリングエンジン１３０のコンポーネントを含む。いくつかの実施形態において、スケジューリングエンジン１３０のコンポーネントは、プロセッサ３０２に、上述のプロセスにおけるようなタスク期間および有効なワーク日付／時刻に基づいてワークタスク１１２の線形再スケジューリングを実行するようにさせる。

本発明は、例示的なコンピュータシステム環境と関連して説明されているが、本発明の実施形態は、他の多数の汎用または専用コンピュータシステム環境または構成を用いて動作可能である。コンピュータシステム環境は、本発明の任意の態様の使用または機能性の範囲に関してなんら限定を示唆することを意図しない。さらに、コンピュータシステム環境は、例示的なオペレーティング環境において図示されたコンポーネントの任意の１つまたは組み合わせに関する依存性または要件を有するものと解釈されるべきでない。本発明の態様を用いて使用するのに適した周知のコンピュータシステム、環境、および／または構成は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドまたはラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、セットトップボックス、プログラマブル消費家電、モバイル電話、ネットワークＰＣ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記のいずれかのシステムまたはデバイスを含む分散コンピューティング環境などを含むが、これらに限定されない。

本発明の実施形態は、プログラムコンポーネントまたはモジュールなどの、１または複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行されるコンピュータ実行可能命令の一般的な状況において説明され得る。本発明の態様は、任意の数および組織のコンポーネントまたはモジュールに実装され得る。例えば、本発明の態様は、本明細書で図示および説明された特定のコンピュータ実行可能命令または特定のコンポーネントまたはモジュールに限定されない。本発明の代替的実施形態は、本明細書で図示および説明された機能性よりも多いまたは少ない機能性を有する異なるコンピュータ実行可能命令またはコンポーネントを含むことができる。

本明細書で図示および説明された本発明の実施形態における動作の実行または遂行の順序は、特に指定のない限り必須ではない。つまり、その動作は、特に指定のない限り任意の順序で遂行されてよく、本発明の実施形態は、本明細書で説明された動作よりも多いまたは少ない動作を含んでよい。例えば、特定の動作を他の動作の前、同時、または後に実行または遂行することは、本発明の態様の範囲内であることが企図される。

本発明の態様または実施形態の要素を紹介する場合、冠詞「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」、および「ｓａｉｄ」は、その要素が１または複数存在するという意味を意図する。用語「備える(comprising)」、「含む(including)」および「有する(having)」は、内包的であることを意図し、記載された要素以外の付加的な要素もあり得ることを意味する。

この明細書は、最良の形態を含む本発明を開示し、さらに当業者が任意のデバイスまたはシステムの作成および使用と任意に組み込まれた方法の遂行とを含む、本発明を実施することを可能にするための例を使用する。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想起する他の例を含むことができる。そのような他の例が、特許請求の範囲の文字通りの言葉と相違ない構造的要素を有する場合、または特許請求の範囲の文字通りの言葉と本質的な差がない等価の構造的要素含む場合、そのような他の例は、特許請求の範囲の範囲内であることを意図する。

本明細書に列挙されたすべての特許、公開された出願および参考文献の教示は、それらのすべてが参照により組み込まれる。

本発明は、その例示的実施形態を参照して詳細に説明されているが、添付の特許請求の範囲によって含まれる本発明の範囲から逸脱しない範囲において形態および詳細のさまざまな変更が行われてよいことが当業者には理解されよう。

例えば、上記では、ワークセンターカレンダー１１０の水平方向を有するビューイングパターンを示している。ワークセンターカレンダーのビューイング（ビューイングパターン）の垂直方向および対応する垂直感覚は、他の実施形態に適していることを理解されたい。

Claims (19)

1. コンピュータによって実行されるスケジューリング方法であって、
   デジタルプロセッサを使用するステップと、
   グラフィカルユーザインタフェースを用いて、スケジュールされたタスクを時間進行によって、およびそれぞれのタスクの開始日付／時刻の時間順序によって表示する電子カレンダーを提供するステップと、
   前記デジタルプロセッサによって表示された前記電子カレンダーとのユーザインタラクションに応答して、前記電子カレンダーが、ユーザが要求したタスクおよびあらかじめスケジュールされたタスクを含む、タスクの論理的に正しいスケジュールを維持するように、自動的にユーザが要求したスケジュールされていないタスクをスケジュールし、および前記電子カレンダー内の任意の影響を受けたあらかじめスケジュールされたタスクを再スケジュールするステップであって、前記電子カレンダーのユーザインタラクションに応答して、ユーザが選択したリソースを前記電子カレンダー内のユーザが選択したスケジュールされたタスクに再スケジュールするステップを含み、前記再スケジュールすることは、前記ユーザが選択したリソースの可用性を判断することを含み、前記選択したリソースが、ターゲットとするタスクのスケジュール内に適合するリソース範囲中に別のタスクを支援するように既にスケジュールされているときには、該リソースは有効なリソースとはならないようにし、前記再スケジュールすることは、前記ターゲットとするタスクが、過去の日付／時刻または作業のスケジュールにより利用できない時間に誤って再スケジュールされず、かつ、前記過去の日付／時刻に対してスケジュールされていないタスクの実行を支援する有効なリソースが割り当られるように、前記過去の日付／時刻または作業のスケジュールに対する、有効なリソースの可用性および有効な日付／時刻の可用性に基づいて再スケジュールされることを含む、該ステップと、
   を備えたことを特徴とするスケジューリング方法。
2. 前記電子カレンダーは、前記時間進行の増加した日付および時刻が前記電子カレンダーのビューイングパターンの増加した日付および時刻と同じ方向で図示されるように、スケジュールされたタスクをそれぞれの開始日付／時刻の時間順序によって表示することを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 増加した日付および時刻の前記方向は、左から右であることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記電子カレンダーを提供するステップは、
   前記電子カレンダーのビューを表示画面の片側から反対側に進ませて、現在表示されている日付および時刻に対して未来にスケジュールされたタスクおよび関連する日付または時刻を表示し、それとは逆に、スケジュールされたタスクおよび関連する日付および時刻の時間を遡って表示することにより、水平方向のビューイングパターンを実装することを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記グラフィカルユーザインタフェースは、ドラッグアンドドロップ技術を用いることを特徴とする請求項４に記載の方法。
6. 前記電子カレンダーで表示されかつユーザが選択したスケジュールされたタスクとのユーザインタラクションに応答して、自動的に前記ユーザが選択したタスクをユーザが要求した日付および時刻に再スケジューリングし、および自動的に前記電子カレンダー内の任意の衝突した他のスケジュールされたタスクを再スケジューリングするステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 任意の衝突した他のスケジュールされたタスクの前記自動的に再スケジューリングするステップは、線形再スケジューリングを用いることを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 任意に影響を受けたあらかじめスケジュールされたタスクの前記再スケジュールするステップは、各スケジュールされたタスクの期間およびタスクに対して有効なワーク日付−時刻の可用性に基づいた線形再スケジューリングであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 前記スケジュールされたタスクは、製造指図のオペレーションおよび製造生産のうちの少なくとも１つのワークタスクであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. スケジュールされたタスクを時間の感覚と同義であるビューイングパターンを有するように方向付けられた時間進行によって表示する少なくとも１つの電子カレンダーを提供するように構成されたデジタルプロセッサであって、前記電子カレンダーは、スケジュールされたタスクをそれぞれの開始日付／時刻の時間順序によって表示する、デジタルプロセッサと、
    前記デジタルプロセッサによって実行されるスケジューリングエンジンであって、前記スケジューリングエンジンは、前記デジタルプロセッサによって表示された前記電子カレンダーとのユーザインタラクションに応答して、前記電子カレンダーが、ユーザが要求したタスクおよびあらかじめスケジュールされたタスクを含む、タスクの論理的に正しいスケジュールを維持するように、自動的にユーザが要求したスケジュールされていないタスクをスケジュールし、および前記電子カレンダー内の任意の影響を受けたあらかじめスケジュールされたタスクを再スケジュールする、スケジュールエンジンであって、前記スケジューリングエンジンは、前記電子カレンダーとのユーザインタラクションに応答して、ユーザが選択したリソースを前記電子カレンダー内のユーザが選択したスケジュールされたタスクに再スケジュールするように構成され、前記再スケジュールすることは、前記ユーザが選択したリソースの可用性を判断することを含み、前記選択したリソースが、ターゲットとするタスクのスケジュール内に適合する日付／時刻の範囲中に別のタスクを支援するように既にスケジュールされているときには、該リソースは有効なリソースとはならないようにし、前記再スケジュールすることは、前記ターゲットとするタスクが、過去の日付／時刻または作業のスケジュールにより利用できない時間に誤って再スケジュールされず、かつ、前記過去の日付／時刻に対してスケジュールされていないタスクの実行を支援する有効なリソースが割り当られるように、前記過去の日付／時刻または作業のスケジュールに対する、有効なリソースの可用性および有効な日付／時刻の可用性に基づいて再スケジュールされることを含む、該スケジュールエンジンと、
    前記デジタルプロセッサおよび前記電子カレンダーの表示ビューに通信可能に結合された表示モニタと
    を備えたことを特徴とするコンピュータベースのスケジューリング装置。
11. 前記時間進行の増加した日付および時刻が前記ビューイングパターンの増加した日付および時刻と同じ方向で示されることを特徴とする請求項１０に記載のコンピュータベースのスケジューリング装置。
12. 増加した日付および時刻の前記方向は、左から右であることを特徴とする請求項１１に記載のコンピュータベースのスケジューリング装置。
13. 前記電子カレンダーに結合され、および前記電子カレンダーのビューを前記表示モニタの片側から反対側に進ませて、現在表示されている日付および時刻に対して未来の日付および時刻においてスケジュールされたタスクを表示し、それとは逆に、時間を遡った日付および時刻においてスケジュールされたタスクを表示することによって水平方向のビューイングパターンを実装するグラフィカルユーザインタフェースをさらに備えることを特徴とする請求項１０に記載のコンピュータベースのスケジューリング装置。
14. 前記グラフィカルユーザインタフェースは、ドラッグアンドドロップ技術を用いることを特徴とする請求項１３に記載のコンピュータベースのスケジューリング装置。
15. 前記スケジューリングエンジンは、前記電子カレンダーで表示されかつユーザが選択したスケジュールされたタスクとのユーザインタラクションに応答して、自動的に前記ユーザが選択したタスクをユーザが要求した日付および時刻に再スケジューリングし、および自動的に前記電子カレンダー内の任意の衝突した他のスケジュールされたタスクを再スケジューリングするようにさらに構成されることを特徴とする請求項１０に記載のコンピュータベースのスケジューリング装置。
16. 前記スケジューリングエンジンは、線形再スケジューリングを用いることを特徴とする請求項１０に記載のコンピュータベースのスケジューリング装置。
17. 前記スケジュールされたタスクは、製造指図のオペレーションおよび製造生産のうちの少なくとも１つのワークタスクであることを特徴とする請求項１０に記載のコンピュータベースのスケジューリング装置。
18. コンピュータに、請求項１ないし９のいずれか１つに記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
19. 請求項１８記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。