JP6765123B2 - 毛染め具、染毛方法 - Google Patents

毛染め具、染毛方法 Download PDF

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Description

本発明は、トナーを用いる毛染め具及び染毛方法に関する。
従来、毛髪を染めるための染毛剤として、パラフェニレンジアミン等の酸化染料と過酸化水素を主成分とした液状の染毛剤が使用されている(例えば特許文献1)。しかしながら、上記の染毛剤が使用される場合には、酸化染料が頭皮に染み込むことで、皮膚アレルギーの症状を引き起こす虞があり、また、過酸化水素の酸化作用が強力なために、毛髪の損傷や頭皮刺激(かぶれ)の問題が生じ得る。また上記の染毛剤が使用される場合には、毛髪の全体が一度に染めあげられるため、容貌が急に変わって違和感を生じる。
特開2011-93817号公報
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、頭皮を痛めることなく、短時間で手軽に毛髪を染めることができるとともに、毛髪を部分的に染めることができることで、ユーザや他人が違和感を感じることを回避できる毛染め具及び染毛方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
項1.第1挟持板を有する第1挟持部と、第2挟持板を有する第2挟持部とが、ヒンジを支点として開閉可能とされており、前記第1挟持部と前記第2挟持部とが閉じた状態では、前記第1挟持板と前記第2挟持板との間に毛髪を挟み込むことが可能な毛染め具であって、
前記第1挟持部や前記第2挟持部は、それぞれ箱状の本体を有しており、
前記第1挟持板は、前記第1挟持部の本体が備える壁板であって、当該第1挟持板には第1ヒーターが固定され、前記第2挟持板は、前記第2挟持部の本体が備える壁板であって、当該第2挟持板には第2ヒーターが固定され、、
前記第1挟持部の本体の内部には、第1ローラと、チャージャーと、トナー供給装置とが設けられ、
前記第2挟持部の本体の内部には、第2ローラが設けられ、
前記第1ローラは、回転駆動するものであって、その一部が前記第1挟持板に形成された第1開口から露出し、
前記チャージャーは、前記第1ローラの表面を第1極性に帯電させ、
前記トナー供給装置は、前記第1極性とは逆の第2極性に帯電させたトナーを、前記第1ローラの表面に供給して、前記第1ローラの表面に付着させることが可能であり、
前記第2ローラは、その一部が前記第2挟持板に形成された第2開口から露出し、
前記第1挟持部と前記第2挟持部とを閉じて、前記第1挟持板と前記第2挟持板との間に毛髪を挟み込んだ状態では、
前記第1ローラの回転で、前記第1ローラの表面に付着した前記トナーを、前記毛髪に付着させることが可能であるとともに、
前記第1開口から露出した第1ローラの部分と、前記第2開口から露出した第2ローラ20の部分とが前記毛髪を加圧し、且つ、前記第1ヒーターが前記第1挟持板を加熱し、前記第2ヒーターが前記第2挟持板を加熱することで、前記毛髪に付着したトナーを、前記毛髪に染み込ませて、前記毛髪に定着させることが可能である毛染め具。
項2.項1に記載の毛染め具を用いる染毛方法であって、
前記チャージャーによって、前記第1ローラの表面を第1極性に帯電させるとととも、前記トナー供給装置によって前記第1極性とは逆の第2極性に帯電したトナーを前記第1ローラに供給することで、前記第1ローラの表面に前記トナーを付着させるステップと、
前記第1ローラの回転で、前記第1ローラの表面に付着した前記トナーを、前記第1挟持板と前記第2挟持板との間に挟み込まれた毛髪に付着させるとともに、前記第1開口から露出した前記第1ローラの部分と、前記第2開口から露出した前記第2ローラの部分とが前記毛髪を加圧し、且つ、前記第1ヒーターが前記第1挟持板を加熱し、前記第2ヒーターが前記第2挟持板を加熱することで、前記毛髪に付着した前記トナーを、前記毛髪に染み込ませて、前記毛髪に定着させる染毛方法。
本発明によれば、トナーが毛髪に定着することで、毛髪が染められる。毛髪に定着したトナーは、従来使用されていた液状の染色剤のように、頭皮に染み込まない。したがって本実施形態によれば、頭皮を痛めることなく(皮膚アレルギーや頭皮刺激(かぶれ)の問題を生じさせることなく)、毛髪を染めることができる。また本発明によれば、トナーが加圧及び加熱によって短時間で毛髪に定着するため、短時間で毛染めを行うことができる。さらに本発明によれば、第1挟持板と第2挟持板との間に毛髪を挟み込んで、毛染め具をスライドさせる簡易な作業によって毛髪が染められる。このため手軽に毛髪を染めることができる。さらに本発明によれば、第1挟持板と第2挟持板との間に挟み込んだ毛髪のみがトナーで染められる。このため本実施形態によれば、毛髪を部分的に染めることができるので、ユーザの容貌が急激に変わることを防止できる。したがってユーザや他者者が違和感を感じることを回避できる。
本発明の実施形態に係る毛染め具を用いて染毛が行われている状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る毛染め具の斜視図である。 本発明の実施形態に係る毛染め具の断面図である。 (a)は毛染め具が備える第1挟持板を示す平面図であり、(b)は毛染め具が備える第2挟持板を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る毛染め具1を用いて染毛が行われている状態を示す斜視図である。図2は、毛染め具1を示す斜視図である。図3は、毛染め具1の断面図である。図4(a)は、毛染め具1が備える第1挟持板4を示す平面図であり、図4(b)は毛染め具1が備える第2挟持板5を示す平面図である。
本実施形態に係る毛染め具1は、開閉可能な第1挟持部2及び第2挟持部3を備えており、第1挟持部2と第2挟持部3との間に挟み込んだ毛髪KをトナーTで染めることができる。
トナーTは、バインダー樹脂中に着色剤を分散した樹脂粒子である。本実施形態に係る毛染め具1には、トナーTのみによる1成分染色剤、或いは、トナーTとキャリアと混合した2成分染色剤が収容さされる。
上記のバインダー樹脂としては、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂等の各種のスチレン系樹脂および各種のポリエステル樹脂を始め、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂、キシレン樹脂、塩素化パラフィン樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
上記の着色剤としては、カーボンブラック、ニグロシン、ベンジジンイエロー、キナクリドン、ローダミンB、フタロシアニンブルー等が挙げられるが、毛髪Kを黒色に染める目的から、主に、カーボンブラックやニグロシンが使用される。
またトナーTの帯電制御を行うために、トナーT中に負帯電性制御剤又は正帯電性制御剤を含有させることができる。負帯電性制御剤としては、金属キレート類、合金染料、アルキルサリチル酸の金属塩等が挙げられる。正帯電性制御剤としては、例えば、4級アンモニウム塩、ニグロシン染料、トリフェニルメタン系染料、スチレン−アミノアクリレート共重合体、ポリアミン樹脂が挙げられる。
またトナーT中に磁性体の微粉末を含有させることもできる。磁性体としては、フェライト及びマグネタイトを始め、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性元素を含む合金もしくは化合物や、適当な熱処理によって強磁性を示す合金、例えば、Mn−Cu−Al、Mn−Cu−Sn等のマンガンと銅とを含むホイスラー合金または二酸化クロム等の金属酸化物等が挙げられる。
2成分染色剤を使用する場合のキャリアとしては、鉄粉系キャリア、フェライト系キャリア、磁性体コア粒子の表面を樹脂被覆したコートキャリア等が挙げられる。
次に、本実施形態に係る毛染め具1が備える構成について具体的に説明する。
図2〜図4に示すように、第1挟持部2は、箱状の本体6や、本体6から延びる把持部7を備えるもる。第2挟持部3は、箱状の本体8や、本体8から延びる把持部9を備える。本体6,8や把持部7,9は、耐熱性の高い樹脂等から形成される。把持部7と把持部9とはヒンジ10(図1)を介して連結されており、ヒンジ10を支点として第1挟持部2と第2挟持部3とを開閉できる。第1挟持部2と第2挟持部3とを閉じた状態では、第1挟持部2が有する第1挟持板4と、第2挟持部3が有する第2挟持板5との間に、毛髪Kを挟み込むことができる。第1挟持板4は、第2挟持部3側に位置する本体6の壁に相当する。第1挟持板4は、第1挟持部2側に位置する本体8の壁に相当する。
図1に示すように、毛染め具1の端には電源コード11が接続されており、この電源コード11を介して、図示しない電源からの電力を毛染め具1の各部に供給できる。毛染め具1の外面には(第1挟持部2或いは第2挟持部3の外面には)、図示しない電源スイッチが設けられる。この電源スイッチに対する操作によって、毛染め具1の各部への電力供給を入り切り可能である。
第1挟持部2の本体6の内部には、第1ローラ12や、チャージャー13や、トナー供給装置14や、第1ヒーター15等が設けられる。
第1ローラ12は、導電性支持体の表面が帯電層で被覆されるものである。導電性支持体は、例えばアルミニウム素管であり、帯電層は、例えば正帯電有機感光体(正OPC:Organic Photoconductor)である。本体6の内部には、第1ローラ12を回転させるためのモータ(図示せず)が設けられており、当該モータが駆動することで、第1ローラ12は、図3に示す矢印Rの方向に回転する。第1挟持板4には、第1開口16が形成されており、当該第1開口16から第1ローラ12の一部が露出する。
トナー供給装置14やチャージャー13は、第1ローラ12の周囲に配置される。トナー供給装置14は、第1開口16よりも第1ローラ12の回転方向Rの上流側に設けられ、チャージャー13は、トナー供給装置14よりも、第1ローラ12の回転方向Rの上流側に設けられる。
チャージャー13は、コロナ放電極からなり、生成されるイオンによって、第1ローラ12の表面を第1極性(例えばプラス)に帯電させる。
トナー供給装置14は、第1極性とは反対の第2極性(例えばマイナス)に帯電したトナーTを、第1ローラ12の表面に供給して、第1ローラ12の表面に付着させる。
トナー供給装置14は、トナーTを含む染色剤を貯留するボックス17と、第1ローラ12と相対して配置される回転スリーブ18とを備える。ボックス17には、上述したトナーTのみを含む1成分染色剤、或いは、上述したトナーTとキャリアとを混合した2成分染色剤が貯留される。
1成分染色剤がボックス17に貯留される場合には、例えば、回転スリーブ18の表面に複数の凹部(図示せず)が形成され、回転スリーブ18の近傍にトナーTを帯電させるためのブレード(図示せず)が配置される。ボックス17に貯留する1成分染色剤は、回転スリーブ18の凹部に入ることで、回転スリーブ18の表面に担持される。そして回転スリーブ18が方向Rに回転することで、回転スリーブ18の表面に担持された1成分染色剤が第1ローラ12と対面する位置に搬送され、この過程において、上記のブレードによってトナーTが第2極性に摩擦帯電される。そして染色剤が第1ローラ12と対面する位置に搬送された際に、第2極性に帯電しているトナーTが、第1極性に帯電している第1ローラ12の表面に移動して、第1ローラ12の表面に付着する。
2成分染色剤がボックス17に貯留される場合には、ボックス17の内部に攪拌スクリュー(図示せず)が設けられ、回転スリーブ18の内側にマグネットローラ(図示せず)が配置される。そして上記の攪拌スクリューによって、ボックス17内のトナーTとキャリアとが混合攪拌されることでトナーTが第2極性に帯電し、上記のマグネットローラが作る磁界によって、第2極性に帯電したトナーTを含む2成分染色剤が回転スリーブ18の表面に担持される。そして回転スリーブ18が方向Rに回転することで、回転スリーブ18の表面に担持された2成分染色剤が、第1ローラ12と対面する位置に搬送される。そして染色剤が第1ローラ12と対面する位置に搬送された際に、第2極性に帯電しているトナーTが、第1極性に帯電している第1ローラ12の表面に移動して、第1ローラ12の表面に付着する。
第1ヒーター15は、第1挟持板4の内面に固定される。第1ヒーター15は、例えば、熱伝導性を有するヒーター基板と、この基板に具備される発熱抵抗体部とを備えており、発熱抵抗体部に対する通電で昇温することで、第1挟持板4を加熱する。第1挟持板4への第1ヒーター15の固定は、例えば、第1挟持板4の内面に形成される溝に第1ヒーター15を嵌め込むことで行われる。なお、第1挟持板4の外面に形成される溝に第1ヒーター15を嵌め込むことで、第1ヒーター15が第1挟持板4の外面に固定されてもよい。また第1ヒーター15の固定方法は上記に限定されず、他の公知の方法にて、第1ヒーター15は第1挟持板4に固定され得る。
第2挟持部3の本体6の内部には、第2ローラ20や第2ヒーター21等が設けられる。
第2ローラ20は、円柱形の芯金と、芯金の外周に形成された導電性弾性層とを備える。第2挟持板5には第2開口22が形成されており、この第2開口22から第2ローラ20の一部が露出する。本体6の内部には、バネ等からなる加圧手段(図示せず)が設けられており、この加圧手段によって、第2ローラ20の芯金は、第1挟持部2側に付勢される。第1挟持部2と第2挟持部3とが閉じた状態では、上記の加圧手段の付勢によって、第2開口22から露出した第2ローラ20の部分が、第1開口16から露出する第1ローラ12の部分に押し付けられる。この押し付けによって、第1挟持板4と第2挟持板5との間に挟み込まれた毛髪Kは、第1ローラ12と第2ローラ20とによって加圧され、第2ローラ20は第1ローラ12の回転に伴い従動回転する(図3に示す矢印Lは第2ローラ20の回転方向を示している)。また第2ローラ20の芯金には電源によりバイアス電圧が印加される。このバイアス電圧が、芯金を通じて導電性弾性層に与えられることで、第1ローラ12上のトナーTが第2ローラ20側に吸引されて、第1挟持板4と第2挟持板5との間に挟み込まれた毛髪Kに付着する。
第2ヒーター21は、第2挟持板5の内面に固定される。第2ヒーター21は、第1ヒーター15と同様、ヒーター基板と発熱抵抗体部とを備えるものであり、発熱抵抗体部に対する通電で昇温することで第2挟持板5を加熱する。第2挟持板5への第2ヒーター21の固定は、例えば、第2挟持板5の内面に形成される溝に第2ヒーター21を嵌め込むことで行われる。なお第2挟持板5の外面に形成される溝に第2ヒーター21を嵌め込むことで、第2ヒーター21が第2挟持板5の外面に固定されてもよい。また第2ヒーター21の固定方法は上記に限定されず、他の公知の方法にて、第2ヒーター21は第2挟持板5に固定され得る。
上記の毛染め具1を用いて、毛髪Kを染める際には、ユーザは、第1挟持板4と第2挟持板5との間に毛髪Kを挟み込んで、毛染め具1の外面に設けられる電源スイッチ(図示せず)をONにする作業を行う。この作業により、毛染め具1の各部が作動することで、毛染め具1は、以下のステップ1及びステップ2を実行して、第1挟持板4と第2挟持板5との間に挟み込まれた毛髪KをトナーTで染める。
ステップ1:チャージャー13によって、方向Rに回転する第1ローラ12の表面が第1極性に帯電されるとととも、トナー供給装置14によって第2極性に帯電したトナーTが第1ローラ12に供給されることで、第1ローラ12の表面にトナーTが付着する。
ステップ2:方向Rへの第1ローラ12の回転で、第1ローラ12の表面に付着したトナーTを、第1挟持板4と第2挟持板5との間に挟み込まれた毛髪Kに付着させるとともに、第1開口16から露出した第1ローラ12の部分と、第2開口22から露出した第2ローラ20の部分とによって毛髪Kが加圧され、且つ、第1ヒーター15によって第1挟持板4が加熱され、第2ヒーター21によって第2挟持板5が加熱されることで、毛髪Kに付着したトナーTが、毛髪Kに染み込み、毛髪Kに定着する。
なお毛染め具1を用いて毛髪Kを染める際には、ユーザは、第1ローラ12や第2ローラ20の回転を利用して、毛染め具1を毛髪Kに沿ってスライドさせる(図1に示す矢印Sは、毛染め具1のスライド方向を示す)。このようにすることで、第1挟持板4と第2挟持板5との間に挟み込んだ毛髪Kの略全体を染めることができる。そして当該毛髪Kの毛染めが完了した後では、ユーザは、第1挟持部2と第2挟持部3とを開状態にして、毛染め具1を毛髪Kから取り外す。この後、ユーザが、第1挟持板4と第2挟持板5との間に他の毛髪Kを挟み込んで、他の毛髪Kに沿って毛染め具1をスライドさせることで、他の毛髪Kも染めることができる。
本実施形態によれば、トナーTが毛髪Kに定着することで、毛髪Kが染められる。毛髪Kに定着したトナーTは、従来使用されていた液状の染色剤のように、頭皮に染み込まない。したがって本実施形態によれば、頭皮を痛めることなく(皮膚アレルギーや頭皮刺激(かぶれ)の問題を生じさせることなく)、毛髪Kを染めることができる。
またトナーTは、加圧及び加熱されることで、短時間で毛髪Kに定着する。このため本実施形態によれば、短時間で毛染めを行うことができる。
また本実施形態によれば、第1挟持板4と第2挟持板5との間に毛髪Kを挟み込み、毛染め具1をスライドさせる簡易な作業によって毛髪Kが染められる。このため手軽に毛髪Kを染めることができる。
また本実施形態によれば、第1挟持板4と第2挟持板5との間に挟み込んだ毛髪KのみがトナーTで染められる。このため本実施形態によれば、毛髪Kを部分的に染めることができるので、ユーザの容貌が急激に変わることを防止できる。したがってユーザや他者者が違和感を感じることを回避できる。
なお本発明は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲において適宜改変することができる。
例えば上記の実施形態では、第2ローラ20にバイアス電圧が印加されることで、第1ローラ12上のトナーTが第2ローラ20側に吸引して毛髪Kに付着させる例を示したが、第2ローラ20には必ずしもバイアス電圧が印加されなくてもよい。このようにしても、第1挟持板4と第2挟持板5との間に挟み込んだ毛髪Kが、第1開口16から露出する第1ローラ12の部分に接触することで、第1ローラ12上のトナーTを毛髪Kに付着させることができる。
また本体6の内部にトナー除去装置を設けてもよい。このトナー除去装置は、第1開口16よりも第1ローラ12の回転方向Rの下流側、且つ、チャージャー13よりも第1ローラ12の回転方向Rの上流側に配置されるものであり、毛髪Kに付着せずに第1ローラ12の表面に残留するトナーTを除去する。このトナー除去装置を用いれば、第1ローラ12の表面にトナーTを均一に付着させることができるので、毛髪Kに色むらが生じることを防止できる。
また、チャージャー13は、本体6内に回転自在に設けられる帯電ローラから構成されてもよい。帯電ローラは、第1ローラ12の表面に接触するものであり、第1ローラ12の回転に伴い従動回転する。帯電ローラには、電源から直流電圧である帯電バイアスが印加されており、これにより、帯電ローラは、第1ローラ12の方面を第1極性に帯電させることができる。
1 毛染め具、
2 第1挟持部、
3 第2挟持部、
4 第1挟持板、
5 第2挟持板、
6 第1挟持部の本体、
8 第2挟持部の本体、
10 ヒンジ、
12 第1ローラ、
13 チャージャー、
14 トナー供給装置、
15 第1ヒーター、
16 第1開口、
20 第2ローラ、
21 第2ヒーター、
22 第2開口、
K 毛髪、
T トナー

Claims (2)

  1. 第1挟持板を有する第1挟持部と、第2挟持板を有する第2挟持部とが、ヒンジを支点として開閉可能とされており、前記第1挟持部と前記第2挟持部とが閉じた状態では、前記第1挟持板と前記第2挟持板との間に毛髪を挟み込むことが可能な毛染め具であって、
    前記第1挟持部や前記第2挟持部は、それぞれ箱状の本体を有しており、
    前記第1挟持板は、前記第1挟持部の本体が備える壁板であって、当該第1挟持板には第1ヒーターが固定され、前記第2挟持板は、前記第2挟持部の本体が備える壁板であって、当該第2挟持板には第2ヒーターが固定され、、
    前記第1挟持部の本体の内部には、第1ローラと、チャージャーと、トナー供給装置とが設けられ、
    前記第2挟持部の本体の内部には、第2ローラが設けられ、
    前記第1ローラは、回転駆動するものであって、その一部が前記第1挟持板に形成された第1開口から露出し、
    前記チャージャーは、前記第1ローラの表面を第1極性に帯電させ、
    前記トナー供給装置は、前記第1極性とは逆の第2極性に帯電させたトナーを、前記第1ローラの表面に供給して、前記第1ローラの表面に付着させることが可能であり、
    前記第2ローラは、その一部が前記第2挟持板に形成された第2開口から露出し、
    前記第1挟持部と前記第2挟持部とを閉じて、前記第1挟持板と前記第2挟持板との間に毛髪を挟み込んだ状態では、
    前記第1ローラの回転で、前記第1ローラの表面に付着した前記トナーを、前記毛髪に付着させることが可能であるとともに、
    前記第1開口から露出した第1ローラの部分と、前記第2開口から露出した第2ローラ20の部分とが前記毛髪を加圧し、且つ、前記第1ヒーターが前記第1挟持板を加熱し、前記第2ヒーターが前記第2挟持板を加熱することで、前記毛髪に付着したトナーを、前記毛髪に染み込ませて、前記毛髪に定着させることが可能である毛染め具。
  2. 請求項1に記載の毛染め具を用いる染毛方法であって、
    前記チャージャーによって、前記第1ローラの表面を第1極性に帯電させるとととも、前記トナー供給装置によって前記第1極性とは逆の第2極性に帯電したトナーを前記第1ローラに供給することで、前記第1ローラの表面に前記トナーを付着させるステップと、
    前記第1ローラの回転で、前記第1ローラの表面に付着した前記トナーを、前記第1挟持板と前記第2挟持板との間に挟み込まれた毛髪に付着させるとともに、前記第1開口から露出した前記第1ローラの部分と、前記第2開口から露出した前記第2ローラの部分とが前記毛髪を加圧し、且つ、前記第1ヒーターが前記第1挟持板を加熱し、前記第2ヒーターが前記第2挟持板を加熱することで、前記毛髪に付着した前記トナーを、前記毛髪に染み込ませて、前記毛髪に定着させる染毛方法。
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