JP6762695B2 - 流路装置 - Google Patents

流路装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6762695B2
JP6762695B2 JP2015185638A JP2015185638A JP6762695B2 JP 6762695 B2 JP6762695 B2 JP 6762695B2 JP 2015185638 A JP2015185638 A JP 2015185638A JP 2015185638 A JP2015185638 A JP 2015185638A JP 6762695 B2 JP6762695 B2 JP 6762695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
optical vortex
driving force
irradiation unit
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015185638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017056446A (ja
Inventor
橋本 優
優 橋本
伊藤 博康
博康 伊藤
祐史 木村
祐史 木村
紗弥香 風見
紗弥香 風見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2015185638A priority Critical patent/JP6762695B2/ja
Publication of JP2017056446A publication Critical patent/JP2017056446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6762695B2 publication Critical patent/JP6762695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、流路に対象物を流通させる流路装置に関する。
従来の流路装置として、流路内を流れる微粒子等の対象物に対して所定の方法で力を付与することによって、流路内における対象物の動作を制御するものが知られている。このような流路装置として、例えば、特許文献1には、超音波を用いて対象物の動作を制御するものが記載されている。また、特許文献2には、妨害体を流路内に設けることで対象物の動作を制御しているものが記載されている。また、特許文献3には、磁石を用いて対象物の動作を制御するものが記載されている。また、特許文献4には、流体の流れによって対象物の動作を制御するものが記載されている。
特開平9−122480号公報 特開2004−354364号公報 特開2009−195156号公報 特開2013−102733号公報
上述のように様々な方法によって流路中の対象物の制御が行われている。しかし、これらの方法では、流路に対して力を発生させるための別途の機構を設ける必要がある場合や、流路を構成するにおいて何かしらの制約条件がかかる場合等がある。以上より、流路の構成によらず、容易に対象物の流れを制御することが求められていた。
そこで、本発明は、流路の構成によらず、容易に対象物の流れを制御することができる流路装置を提供することを目的とする。
本発明に係る流路装置は、対象物を流通させる流路を有する流路ユニットと、軌道角運動量を有する光である光渦の周方向における少なくとも一部の領域を対象物に集光照射する集光照射部と、を備え、集光照射部は、光渦によって対象物に駆動力を付与することで、流路内における対象物の動作を制御する。
本発明に係る流路装置は、対象物を流通させる流路を有する流路ユニットと、光渦の周方向における少なくとも一部の領域を対象物に集光照射する集光照射部と、を備えている。また、集光照射部は、光渦によって対象物に駆動力を付与することで、流路内における対象物の動作を制御する。この場合、流路ユニットに直接的な機構を設けなくとも、集光照射部が、流路ユニットの外側から光渦を照射するだけの簡易な構成にて、対象物の動作の制御が可能となる。また、集光照射部は、流路ユニットを構成する上での制約条件を与えることなく、対象物に駆動力を付与することができる。以上より、流路の構成によらず、容易に対象物の流れを制御することができる。
本発明に係る流路装置において、集光照射部は、光渦の軌道角運動量の向きを変えることによって、対象物の動作を制御してよい。これにより、光渦の軌道角運動量の向きを変えるだけで、容易に対象物の動作を制御できる。
本発明に係る流路装置において、集光照射部は、光渦の伝搬軸と流路との相対的な位置を移動させることによって、対象物の動作を制御してよい。これにより、光渦の伝搬軸と流路との相対的な位置を移動させるだけで、容易に対象物の動作を制御できる。
本発明に係る流路装置において、集光照射部は、光渦によって対象物に駆動力を付与することで、流路が分岐する位置において対象物が流れる方向を制御して、対象物を選別してよい。また、集光照射部は、光渦によって対象物に駆動力を付与することで、対象物を所定の位置で停止させてよい。また、集光照射部は、光渦によって対象物に駆動力を付与することで、所定の方向へ流れる対象物を一時的に停止させてよい。集光照射部は、光渦によって対象物に駆動力を付与することで、流路に設けられた捕捉部へ対象物を移動させることによって、対象物を捕捉してよい。また、集光照射部は、光渦によって対象物に駆動力を付与することで、流路の所定の位置で停止していた対象物を、所定の位置から離脱させてよい。これらによれば、光渦を用いることで、流路中で対象物の様々な動作について制御を行うことができる。
本発明によれば、流路の構成によらず、容易に対象物の流れを制御することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る流路装置を示す模式図である。 図2は、光渦によって付与される駆動力を説明するための模式図である。 図3は、流路ユニットを示す図である。 図4は、図3に示す流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図5は、第2実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図6は、第3実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図7は、第4実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図8は、第5実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図9は、第5実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図10は、第6実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図11は、第7実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図12は、第8実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図13は、第8実施形態に係る流路装置の流路ユニットにおける対象物の動作を示す図である。 図14は、変形例に係る流路装置を示す模式図である。 図15は、変形例に係る流路装置を示す模式図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、本実施形態に係る流路装置100は、流路中の対象物の動作を制御する装置であって、集光照射部20、ステージ7、流路ユニット8、レンズ9、照明部10、ミラー11、レンズ12、撮像部13を備える。また、集光照射部20は、光渦の周方向における少なくとも一部の領域を対象物に集光照射するものであり、光源2、光渦生成部3、ダイクロイックミラー4、及び対物レンズ6を備える。
光源2は光を出力する。光源2はレーザ光源であってもよい。光源2から出力される光は、流路ユニット8中の対象物のダメージを軽減するため、エネルギーの低い波長であってもよい。光源2としてレーザ光源を用いる場合は、赤外レーザであってもよい。赤外レーザの波長としては、例えば、900〜1200nm程度とすることができる。
光渦生成部3は、光源2から出力された光を入力して光渦を生成し出力する。光渦生成部3が生成する光渦は、螺旋波面を持つ光ビームであり、例えば、ラゲール・ガウシアンビーム、ベッセルビーム等である。光渦生成部3として空間光変調器、回折光学素子、らせん状位相プレート、フォーク状ホログラム、レーザキャビティ等を用いることができる。空間光変調器は、2次元配列された複数の画素を有し、各画素において光の振幅及び位相を変調して出力することができる。このような空間光変調器を光渦生成部3として用いれば、光学系を変更することなく、様々な形態の光渦を容易に生成することができる。光渦生成部3として用いられる空間光変調器は、透過型のものであってもよいし、反射型のものであってもよい。反射型の空間光変調器として、例えば、LCOS−SLM(Liquid Crystal on Silicon−Spatial Light Modulator)を用いてもよい。図1では、光渦生成部3として反射型の空間光変調器が示されている。図1では、光渦生成部3へ光が垂直に入射しているが、斜め方向から光が光渦生成部3へ入射してもよい。また、空間光変調器に表示する位相パターンを変更すれば、光渦の半径、軌道角運動量の向き、及び光トラップ力等、及び対象物へ付与する駆動力を簡単に制御することができる。
ダイクロイックミラー4、対物レンズ6は、光渦生成部3から出力された光渦を流路ユニット8の対象物に導く。ダイクロイックミラー4は、光渦生成部3から出力される光渦を反射させる。対物レンズ6は、光渦生成部3から出力された光渦を対象物に集光照射して、対象物に駆動力を与える。
ここで、図2を参照して、集光照射部20が光渦60を対象物50に集光照射することによって、対象物50へ駆動力を付与することについて説明する。集光照射部20は、光渦60の周方向における少なくとも一部の領域を対象物50へ集光照射することで、光渦60に沿って回転(回動)するような駆動力Fを付与する。
光渦60について詳細に説明する。光渦60とは、螺旋状の位相構造を光波面形状の全体あるいは一部に含む光に対する、一般的呼称である。螺旋状位相波面の中心部は位相特異点と呼ばれ、そこでは有意な位相値が定義できないことから、光振幅が必ず0となる性質を持つ。特に、光の伝搬軸L(図2(b)参照)を軸とする単一の位相特異点のみを有する光(ベッセルビーム、ラゲール・ガウシアンビーム)においては、伝搬軸Lを中心とするリング状の光形状を有するとともに、螺旋状波面の方向と螺旋のピッチに対応した方向・大きさの軌道角運動量をもっており、このような光の照射を受けた物質は、伝搬軸L回りに回転力を受けることが知られている。一般に、位相特異点周辺のビーム形状は多重リング状となるが、説明を簡略化するために以下において光渦は伝搬軸L上にのみ位相特異点を有し、かつ単一のリング状(ドーナツ状)光パターンを持つものとする。
図2(a)に示すように、光渦60は、伝搬軸Lからある距離のところで光強度が最大となるドーナツ型の光強度分布を有する。集光照射部20は、光渦60の周方向における一部の領域を対象物50に集光照射させる。なお、光渦60は、径方向に一定の幅を有しているが、対象物50は、光渦60の径方向のどの部分が照射されてもよい。図2(b)に示すように、光渦60は、集光面P1付近において対象物50をトラップする。トラップされた対象物50は、トラップ面P2上を回転運動する。トラップ面P2は、集光面P1よりも半波長分、下流側に設定される。なお、光渦60がラゲール・ガウシアンビームである場合は、運動方向として平面方向の成分のみを考慮すればよいため、伝搬軸L方向の駆動力を考慮する必要がない。従って、対象物50には、伝搬軸Lと垂直な方向に駆動力が作用する。
図1に示すように、ステージ7は、流路ユニット8を載置するものであり、流路ユニット8をXYZ方向に移動させることができる。ステージ7は、対象物50と光渦60の集光照射位置とを位置合わせすることができる。なお、位置合わせは、光渦60に対してステージ7で流路ユニット8を移動させることによって実行されている。これに代えて、光渦60を流路ユニット8に対して移動させて位置合わせしてもよく、両方を移動させて位置合わせしてもよい。なお、対物レンズ6に入射する前の光渦60の光路上にλ/4板又はλ/2板を配置して、光渦60の回転形状(円、楕円形)を制御することもできる。なお、流路ユニット8の構成の詳細な説明については、後述する。
照明部10は、流路ユニット8を挟んで対物レンズ6と反対の側に設けられ、流路ユニット8へコンデンサレンズ9を介して照明光を出力する。照明部10は、光源2から出力される光の波長と異なる波長の光を出力することが好ましい。照明部10として、白色光源、水銀ランプ、レーザ光源等が用いられる。
撮像部13は、照明部10により照明された流路ユニット8における対象物50を、対物レンズ6、ダイクロイックミラー4、ミラー11、及びレンズ12を介して撮像して、画像データを出力する。撮像部13として、CCDカメラ、CMOSカメラ等が用いられる。ダイクロイックミラー4は、照明部10より照明された流路ユニット8からの光を透過させる。
図3を参照して、流路ユニット8の構成について説明する。図3に示すように、流路ユニット8は、対象物50を流通させる流路31,32,33を有している。流路ユニット8は、PDMS、プラスチック、ガラス、シリコン等の基材に流路31,32,33を形成することによって構成される。流路31,32,33の下面はガラス等の光を通すことができる材質で構成されている。
本実施形態では、流路ユニット8は、長方形平板状に構成されており、長手方向に互いに対向する端部8a,8bと、短手方向に互いに対向する端部8c,8dと、を備える。流路31は、流路ユニット8の端部8aから長手方向に沿って中央位置付近まで延び、流路32及び流路33へ分岐している。流路32は、短手方向に沿って端部8cまで伸びている。流路33は、短手方向に沿って端部8dまで伸びている。
流路31は、端部8aにおいて入口部34に接続されている。当該入口部34には入力シリンジ41が接続されており、入力シリンジ41は、入口部34を介して、流路31へ対象物50を供給する。なお、供給される対象物50として、ポリスチレン球、細胞、リポソーム等の様々な物質が挙げられる。流路32は、端部8cにおいて出口部35に接続されている。出口部35には、出力シリンジ42が接続されており、出力シリンジ42は、出口部35を介して、流路32へ選別された対象物50を回収する。流路33は、端部8dにおいて出口部36に接続されている。出口部36には、出力シリンジ43が接続されており、出力シリンジ43は、出口部36を介して、流路33へ選別された対象物50を回収する。
ここで集光照射部20は、光渦60によって対象物50に駆動力を付与することで、流路31,32,33内における対象物50の動作を制御する。集光照射部20は、光渦60の軌道角運動量の向きを変えることによって、対象物50の動作を制御する。集光照射部20は、光渦60によって対象物50に駆動力を付与することで、流路31,32,33が分岐する位置において対象物50が流れる方向を制御して、対象物50を選別する。集光照射部20は、流路31から流路32及び流路33へ分岐する部分に、光渦60の円弧部分が配置されるように、光渦60を集光照射する。光渦60の伝搬軸Lは、短手方向における中央位置であって、流路32,33よりも端部8b側の位置に配置される。これにより、流路31から流路32及び流路33へ分岐する部分には、光渦60の円弧部分が、端部8a側へ凸となるように配置される。
次に、図4を参照して、光渦60によって対象物50を選別する方法について説明する。本実施形態では、集光照射部20は、集光照射を行わない方法(図4(a))、対象物50に対して出口部35側へ流れるような駆動力を付与する方法(図4(b))、及び対象物50に対して出口部36側へ流れるような駆動力を付与する方法(図4(c))で、対象物50の動作を制御する。
図4(a)に示すように、集光照射部20が集光照射を行わない場合、対象物50は溶液の流れに応じて確率的に出口部35と出口部36のいずれかへ流れる。図4(b)に示すように、対象物50に対して出口部35側へ流れるような駆動力を付与する場合、溶液自体の流れ(出口部36側へ向かうような流れ)によって受ける力よりも駆動力の方が十分に大きければ、対象物50は出口部35側へ流れる。すなわち、光渦60によって、出口部36側へ向かうような溶液の流れが形成されたとしても、対象物50が出口部36側へ流されないようにするような、不可視な壁を形成することができる。図4(c)に示すように、対象物50に対して出口部36側へ流れるような駆動力を付与する場合、溶液自体の流れ(出口部35側へ向かうような流れ)によって受ける力よりも駆動力の方が十分に大きければ、対象物50は出口部36側へ流れる。すなわち、光渦60によって、出口部35側へ向かうような溶液の流れが形成されたとしても、対象物50が出口部35側へ流されないようにするような、不可視な壁を形成することができる。
また、図4(b),(c)において、光渦60による駆動力と溶液の流れによる力を調整することで、出口部35側と出口部36側へ流れる対象物50の量の比を調整することができる。光渦60が物質へ与える駆動力は光強度に比例するため、集光照射部20が光渦60の光強度を変えると駆動力を変えることができる。
以上により、本実施形態に係る流路装置100は、対象物50を流通させる流路31,32,33を有する流路ユニット8と、光渦60の周方向における少なくとも一部の領域を対象物50に集光照射する集光照射部20と、を備えている。また、集光照射部20は、光渦60によって対象物50に駆動力を付与することで、流路内における対象物50の動作を制御する。この場合、流路ユニット8に直接的な機構を設けなくとも、集光照射部20が、流路ユニット8の外側から光渦60を照射するだけの簡易な構成によって、対象物50の動作の制御が可能となる。また、集光照射部20は、流路ユニット8を構成する上で制約条件を与えることなく、対象物50に駆動力を付与することができる。以上より、流路の構成によらず、容易に対象物50の流れを制御することができる。
例えば、水の流れを用いて対象物50を制御する場合、流路ユニットの流路構造が複雑になる上、水流を複雑にコントロールする必要がある。これに対し、光渦60を用いる場合は、流路ユニット8の流路構造としてあらゆる構造を適用可能であり、水流とは独立な力場を形成することができる。また、電場を用いて対象物50を制御する場合、流路内に電極を形成する必要があると共に、動作が溶液の電導度に依存する。これに対し、光渦60を用いる場合は、電極が必要なく、電導度という制約条件に依存することなく、自由度の高い動作をさせることができる。また、音場を用いて対象物50を制御する場合、流路構造が、音場を効果的に用いることができるものに限定される。これに対し、光渦60を用いる場合は、流路構造としてあらゆる構造を適用可能である。また、光ピンセットを用いる場合、捕捉のみの動作しか行えない上、位置操作のためにレーザの検出機構が必要である。これに対し、光渦60を用いる場合、照射のみで操作が可能となる。また、近接場光を用いる場合、流路表面のみの操作となってしまう。これに対し、光渦60を用いる場合、流路表面以外でも対象物の制御が可能である。また、磁場を用いる場合、対象物が磁性を有している必要がある。これに対し、光渦60を用いる場合、対象物50が磁性を有してるという制約条件はなく、あらゆる対象物50を適用することができる。また、重力を用いる場合、設置面に対して方向が定まってしまうため、流路構成が限定されてしまう。これに対し、光渦60を用いる場合、流路ユニットの方向を考慮する必要がなく、あらゆる流路構造を採用することができる。また、遠心力を用いる場合、遠心機の設置が必要となる。これに対し、光渦60を用いる場合、遠心機が不要となる。なお、本段落において比較例として挙げられた方法は、光渦60と合わせて用いてもよい。
本実施形態に係る流路装置100において、集光照射部20は、光渦60の軌道角運動量の向きを変えることによって、対象物50の動作を制御している。これにより、光渦60の軌道角運動量の向きを変えるだけで、容易に対象物50の動作を制御できる。
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態に係る流路装置では、集光照射部20は、光渦60の伝搬軸Lと流路との相対的な位置を移動させることによって、対象物50の動作を制御している点で第1実施形態に係る流路装置と異なっている。これにより、光渦60の伝搬軸Lと流路との相対的な位置を移動させるだけで、容易に対象物50の動作を制御できる。
図5に示す流路ユニット8は、図4に示す流路ユニット8と同様の構成を有している。図5(b),(c)に示すように、光渦60は伝搬軸Lが中央よりも出口部35側に配置され、円弧部分が流路31及び流路32に沿うように配置される。また、図5(d),(e)に示すように、光渦60は伝搬軸Lが中央よりも出口部36側に配置され、円弧部分が流路31及び流路33に沿うように配置される。なお、光渦60の位置は、その場で観察しながら位置合わせをしてもよく、あらかじめ位置を記憶させるプログラムを作成しておき、スイッチ一つで位置を変更してもよい。
図5(a)に示すように、集光照射部20が集光照射を行わない場合、対象物50は溶液の流れに応じて確率的に出口部35及び出口部36のいずれかへ流れる。図5(b)に示すように、対象物50に対して出口部35側へ流れるような駆動力を付与する場合、十分強い駆動力であれば、出口部35側へ対象物50を流すことができる。また、駆動力を調整すれば、出口部35又は出口部36へ流れる対象物50の量を調整できる。図5(c)に示すように、対象物50に対して入口部34側へ流れるような駆動力を付与する場合、十分に強い駆動力であれば、対象物50を所定の位置で一時的に停止できる。ここで、光渦60による駆動力を徐々に弱くなるように調整することで、出口側へ向かう対象物50の量を調整できる。図5(d),(e)の場合も、図5(b),(c)と同趣旨である。
(第3実施形態)
図6に示すように、第3実施形態に係る流路装置は、流路ユニットの流路構成が異なる点で、第1実施形態に係る流路装置と相違している。第3実施形態に係る流路装置では、流路ユニット8の流路32及び流路33が、流路31から分岐した後は、四分の1の円弧を描くように湾曲すると共に長手方向の端部へ延びている。このような構成によれば、分岐部分付近における流路32及び流路33は半円弧を描くように湾曲し、当該半円弧の部分に、光渦60の半円弧部分が一致するように配置される。これによって、光渦60が対象物50に駆動力を付与できる部分の長さを増やすことができる。
光渦60による対象物50への駆動力の付与の態様は、第1実施形態及び第2実施形態と同趣旨である。図6(b),(c)に示すように、分岐部分に光渦60を配置し、駆動力を付与する方向を変更することで対象物50を選別することができる。また、図6(d)に示すように、光渦60を短手方向における一方寄りの位置に配置し、対象物50の選別及び一時停止を行ってもよい。
(第4実施形態)
図7に示すように、第4実施形態に係る流路装置は、流路ユニットの流路構成が異なる点で、第1実施形態に係る流路装置と相違している。第4実施形態に係る流路装置では、流路ユニット68が長手方向に延びる流路61,62を有し、中央位置にて合流して短手方向の一方へ延びる流路63を有する。流路61,62には入口部34A,34Bが設けられ、流路63には出口部36が設けられる。
図7(a)に示すように、入口側の流路61または流路62に光渦60の円弧部分が配置される。例えば、流路61に光渦60の円弧部分を配置し、対象物50に入口部34A側へ向かう駆動力を付与した場合、対象物50を一時的に停止することができる。同様に、流路62に光渦60の円弧部分を配置し、対象物50に入口部34B側へ向かう駆動力を付与した場合、対象物50を一時的に停止することができる。また、光渦60の光強度を調整することで、バルブを開くように、対象物50が出口部36側へ流れる量を調整できる。
また、図7(b)に示すように、入口側の流路71に円形のチャンバー部75を設け、入口側の流路72に円形のチャンバー部74を設けた流路ユニット78を採用してもよい。このチャンバー部74,75は、光渦60が収容されるような大きさに形成される。このような構成によれば、対象物50が多数流れてきても、チャンバー部74,75に対象物50を貯めておくことができる。これにより、より確実に対象物50の運動を制御することができる。例えば、チャンバー部74,75に連続的に対象物50を貯めたり放出したりという動作を効率よく実行できる。従って、容易に溶液中の粒子量の濃縮や希釈を行うことができる。
(第5実施形態)
図8及び図9に示すように、第5実施形態に係る流路装置は、流路ユニットの流路構成が異なる点で、第1実施形態に係る流路装置と相違している。第5実施形態に係る流路装置の流路ユニット88では、第1実施形態の流路ユニット8のT字型の流路(ここでは流路83,85,86が第1実施形態の流路31,33,32に対応)に対して長手方向へ延びる流路84が一本追加されている。図8(b),(c)に示すように、光渦60を第1実施形態と同様の位置に配置して、出口部35,36へ向かうような駆動力を対象物50に付与する。また、図8(a)のように、光渦60を集光照射しない場合は、三つの出口部35,37,38のいずれかへ確率的に進む。
図9に示すように、光渦60の位置を変更してもよい。図9(a),(b)に示すように、光渦60の円弧部分が流路83,86に沿うように配置され、出口部35側へ対象物50に駆動力を付与してもよく、流路83の位置で一時停止させてもよい。また、図9(c),(d)に示すように、光渦60の円弧部分が流路84,85に沿うように配置されて、出口部37側へ対象物50に駆動力を付与してよく、出口部36側へ対象物50に駆動力を付与してもよい。
(第6実施形態)
図10に示すように、第6実施形態に係る流路装置は、流路ユニットの流路構成が異なる点で、第1実施形態に係る流路装置と相違している。第6実施形態に係る流路装置の流路ユニット98では、長手方向へ延びる一本の流路93が形成されている。図10(a)に示すように、光渦60を照射しない場合は、対象物50は、溶液の流れに従って流れる。図10(b)に示すように、光渦60の円弧部分を流路93に沿って配置した場合、対象物50に入口部34側へ十分強い駆動力を付与すれば、溶液は流れつつも、対象物50を一時的に停止することができる。また、バルブを徐々に開くように、光渦60の光強度を徐々に弱めてもよい。更に、対象物50に出口部37側へ駆動力を付与すれば、対象物50を加速することができる。当該加速の大きさは、光渦60の光強度の大きさで変更可能である。また、図10(c)に示すように、流路93に円形のチャンバー部94を設けてもよい。このチャンバー部94は、光渦60が収容されるような大きさに形成される。このような構成によれば、対象物50がたくさん流れてきても、チャンバー部94に一時停止させた対象物50を貯めておくことができる。これにより、より確実に対象物50の運動を制御することができる。例えば、チャンバー部94に連続的に対象物50を貯めたり放出したりという動作を効率よく実行できる。従って、容易に溶液中の粒子量の濃縮や希釈を行うことができる。
(第7実施形態)
図11に示すように、第7実施形態に係る流路装置は、流路ユニットの流路構成が異なる点で、第6実施形態に係る流路装置と相違している。第7実施形態に係る流路装置の流路ユニット110では、第6実施形態の流路ユニット98に長手方向へ延びる流路が追加されて、平行に延びる一対の流路93A,93Bが形成されている。図11(a)に示すように、光渦60を照射しない場合は、いずれの流路93A,93Bでも、対象物50は溶液の流れに従って流れる。図11(b)に示すように、光渦60の伝搬軸Lを流路93A,93B間に配置し、円弧部分を流路93A,93Bに沿って配置する。この場合、一対の流路93A,93Bの一方側では、対象物50に入口部34側へ十分強い駆動力を付与すれば、溶液は流れつつも、対象物50を一時的に停止することができる。また、バルブを徐々に開くように、光渦60の光強度を徐々に弱めてもよい。一対の流路93A,93Bの他方側では、対象物50に出口部37側へ駆動力が付与され、対象物50を加速することができる。当該加速の大きさは、光渦60の光強度の大きさで変更可能である。このように、一対の流路93A,93Bのいずれかにおいては、対象物50が出口部37側へ流れ、いずれかにおいては対象物50が一時停止した状態となる。すなわち、一対の流路93A,93Bのバルブの開閉を関連付けて連動制御することができる。なお、流路93A,93Bの流路の一方において、出口部37と入口部34とを逆向きにすれば、一対の流路93A,93Bにおいて、同一の動作が同時に行われるような連動制御を行うことができる。
(第8実施形態)
図12及び図13に示すように、第8実施形態に係る流路装置は、捕捉部107を有する点で、第7実施形態に係る流路装置と相違している。第8実施形態に係る流路装置の流路ユニット108は、一対の流路103A,103Bを有しており、その間の壁部104に、対象物50を捕捉するための捕捉部107を有している。この流路ユニット108は、例えば、膜小胞測定デバイスにおいて、選択的に脂質膜小胞(リポソーム)を捕捉する装置に用いられる。捕捉部107は、リポソームなどの対象物50をトラップでき、電気による穿孔によって脂質膜に孔をあけられるような構造を有する。捕捉部107は、各流路103A,103B側にポケット構造を有しており、中央に微細小孔が形成されて、流路103A,103Bが連通した状態となっている。
光渦60は、円弧部分の一部が、流路103A,103Bのいずれかに配置されると共に、捕捉部107にさしかかるように配置される。この場合、流路103A,103Bに好適なリポソームなどの対象物50が流れてきた場合、図12(b)に示すように、集光照射部20は、光渦60によって対象物50に駆動力を付与することで、流路103A,103Bに設けられた捕捉部107へ対象物50を移動させることによって、対象物50を捕捉できる。すなわち、光渦60で駆動力を付与して、捕捉部107へスムーズに誘導し、捕捉することができる。
また、図12(c)に示すように、集光照射部20は、光渦60によって対象物50に駆動力を付与することで、捕捉部107で停止していた対象物50を、当該捕捉部107の位置から離脱させる。例えば、ターゲットとは異なるゴミなどが捕捉部107で捕捉された場合は、光渦60は、当該対象物50が捕捉部107から離脱する方向へ駆動力を付与する。
また、図13に示す流路ユニット108では、流路103Aにリポソームなどの対象物50Aが流れ、流路103Bにポリスチレンビーズなどの対象物50Bが流れている。対象物50Aを捕捉したくないときは、図13(b)に示すように、光渦60の円弧部分が流路103B及び捕捉部107にさしかかるように配置され、流路103Bから捕捉部107側へ駆動力を付与するように照射される。これにより、対象物50Aは微細小孔から離れるように移動し、対象物50Bは微細小孔を埋めるように移動する。一方、図13(c)に示すように、光渦60が、流路103Aから捕捉部107側へ駆動力を付与するように照射されると、対象物50Aは微細小孔へ向かって移動し、対象物50Bは微細小孔から離脱するように移動する。このとき、微細小孔から対象物50Bが離れると、微細小孔からも溶液の流れが生じるため、流路103Aと流路103Bとの間に圧力差をつけることで、より積極的に対象物50を捕捉することができる。以上のように、ビーズなどの対象物50Bを流すことで、バルブ効果によって、リポソーム等を捕捉しないようにする排除効果を高めることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態においては、光渦60の全体を照射していたが、例えばスリット付きのマスク等を配置することによって、対象物50の集光照射に必要な領域のみを透過させてもよい。
また、図2(c)に示すように、複数の光渦60の一部の領域を重ね合わせて対象物50に集光照射してもよい。これによって、対象物50により大きな駆動力を付与できる。このような重ね合わせによる光渦60の照射を行うために、図14または図15に示すような構成を採用してよい。
図14に示す流路装置は、二系統に係る集光照射部20を有しており、二系統の集光照射部20が流路ユニット8に対して同方向から光渦60を照射している。一方の集光照射部20は、光源2Aと、拡大光学系21Aと、ミラー22Aと、光渦生成部3Aと、レンズ23Aと、ダイクロイックミラー4Aと、対物レンズ6とによって構成される。また、他方の集光照射部20は、光源2Bと、拡大光学系21Bと、ミラー22Bと、光渦生成部3Bと、レンズ23Bと、ダイクロイックミラー4Bと、対物レンズ6とによって構成される。両系統からの光渦60は、ダイクロイックミラー4Bの位置にて重ね合わせられている。
図15に示す流路装置は、二系統に係る集光照射部20を有しており、二系統の集光照射部20が流路ユニット8を挟んで異なる方向から光渦60を照射している。一方の集光照射部20は、光源2Aと、拡大光学系21Aと、ミラー22Aと、光渦生成部3Aと、レンズ23Aと、ダイクロイックミラー4Aと、対物レンズ6Aとによって構成される。また、他方の集光照射部20は、光源2Cと、拡大光学系21Cと、ミラー22Cと、光渦生成部3Cと、レンズ23Cと、ダイクロイックミラー4Cと、対物レンズ6Cとによって構成される。両系統からの光渦60は、流路ユニット8の位置にて重ね合わせられている。
8,68,88,98,108,110…流路ユニット、20…集光照射部、31,32,33,61,62,63,71,72,84,83,86,85,93,93A,93B,103A,103B…流路、50…対象物、60…光渦、100…流路装置。

Claims (10)

  1. 対象物を流通させる流路を有する流路ユニットと、
    前記流路内の溶液に流れを形成する流れ形成手段と、
    軌道角運動量を有する光である光渦の周方向における一部の領域が前記流路に配置されると共に前記光渦の周方向における他の領域が前記流路外に配置されるように、前記一部の領域を前記対象物に集光照射する集光照射部と、を備え、
    前記集光照射部は、前記光渦によって、当該光渦とは異なる箇所で前記流れ形成手段によって形成された前記溶液の流れによって力を受けている前記対象物に駆動力を付与することで、前記流路内における前記対象物の動作を制御する、流路装置。
  2. 前記集光照射部は、前記光渦の前記軌道角運動量の向きを変えることによって、前記対象物の動作を制御する、請求項1に記載の流路装置。
  3. 前記集光照射部は、前記光渦の伝搬軸と前記流路との相対的な位置を移動させることによって、前記対象物の動作を制御する、請求項1に記載の流路装置。
  4. 前記集光照射部は、前記光渦によって前記対象物に駆動力を付与することで、前記流路が分岐する位置において前記対象物が流れる方向を制御して、前記対象物を選別する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の流路装置。
  5. 前記集光照射部は、前記光渦によって前記対象物に駆動力を付与することで、前記対象物を所定の位置で停止させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の流路装置。
  6. 前記集光照射部は、前記光渦によって前記対象物に駆動力を付与することで、所定の方向へ流れる前記対象物を一時的に停止させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の流路装置。
  7. 前記集光照射部は、前記光渦によって前記対象物に駆動力を付与することで、前記流路に設けられた捕捉部へ前記対象物を移動させることによって、前記対象物を捕捉する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の流路装置。
  8. 前記集光照射部は、前記光渦によって前記対象物に駆動力を付与することで、前記流路の所定の位置で停止していた前記対象物を、前記所定の位置から離脱させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の流路装置。
  9. 前記集光照射部は、前記光渦によって前記対象物に駆動力を付与することで、前記光渦の前記周方向に沿って前記対象物を移動させる、請求項1〜4、請求項7及び請求項8の何れか一項に記載の流路装置。
  10. 前記集光照射部は、前記光渦の伝搬軸の位置を固定した状態で、前記対象物に駆動力を付与する、請求項1〜9の何れか一項に記載の流路装置。
JP2015185638A 2015-09-18 2015-09-18 流路装置 Active JP6762695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015185638A JP6762695B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 流路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015185638A JP6762695B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 流路装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020101022A Division JP2020157295A (ja) 2020-06-10 2020-06-10 流路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017056446A JP2017056446A (ja) 2017-03-23
JP6762695B2 true JP6762695B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=58388813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015185638A Active JP6762695B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 流路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6762695B2 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2756397B2 (ja) * 1992-02-20 1998-05-25 キヤノン株式会社 粒子操作方法及び装置、並びにこれを用いた測定装置
US6797942B2 (en) * 2001-09-13 2004-09-28 University Of Chicago Apparatus and process for the lateral deflection and separation of flowing particles by a static array of optical tweezers
US6737634B2 (en) * 2002-01-16 2004-05-18 The University Of Chicago Use of multiple optical vortices for pumping, mixing and sorting
CN100411497C (zh) * 2003-05-16 2008-08-13 芝加哥大学 光学分离法的方法和设备
WO2005023391A2 (en) * 2003-07-31 2005-03-17 Arryx, Inc. Multiple laminar flow-based particle and cellular separation with laser steering
US7411181B2 (en) * 2003-10-28 2008-08-12 Arryx, Inc. System and method for manipulating and processing materials using holographic optical trapping
US7586684B2 (en) * 2005-01-21 2009-09-08 New York University Solute characterization by optoelectronkinetic potentiometry in an inclined array of optical traps
JP2007330201A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Ab Size:Kk 細胞分取用マイクロチップ及び細胞分取方法
JP2008199919A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Kyushu Univ 細胞選別分取方法および装置
US9304065B2 (en) * 2012-02-29 2016-04-05 Fluidigm Corporation Methods, systems and devices for multiple single-cell capturing and processing using microfluidics
JP6306856B2 (ja) * 2013-11-01 2018-04-04 浜松ホトニクス株式会社 微小体制御装置
JP6450515B2 (ja) * 2013-11-01 2019-01-09 浜松ホトニクス株式会社 回転分子モーターの制御装置及び制御方法
US10151753B2 (en) * 2013-12-17 2018-12-11 The General Hospital Corporation Microfluidic devices for isolating particles

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017056446A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9965867B2 (en) Particle control device
JP6151941B2 (ja) ターゲット生成装置及び極端紫外光生成装置
EP1466509B1 (en) Use of multiple optical vortices for pumping, mixing and sorting
JP5134389B2 (ja) 光トラップを生成する方法および装置
JP2006032322A (ja) レーザにより誘発されるプラズマを用いたeuv放射線の時間的に安定な生成のための装置
US9872372B2 (en) Extreme ultraviolet light generation device
TWI757446B (zh) 用於euv光源的系統及方法
KR101216648B1 (ko) 광집게 시스템 및 이를 이용한 미세 물체 포획방법
JP6762695B2 (ja) 流路装置
JP2020157295A (ja) 流路装置
WO2017042881A1 (ja) 極端紫外光生成装置
US20200128657A1 (en) Supply system for an extreme ultraviolet light source
US11968772B2 (en) Optical etendue matching methods for extreme ultraviolet metrology
JP2004534661A5 (ja)
Esseling et al. Conical refraction bottle beams for entrapment of absorbing droplets
KR102013342B1 (ko) 의약품용 레이져 마킹장치
Liu et al. Optical transportation and accumulation of microparticles by self-accelerating cusp beams
WO2015118624A1 (ja) 荷電粒子線装置、光学装置、照射方法、回折格子システム、及び回折格子
US7786432B2 (en) Apparatus and method for changing optical tweezers
JP2010060666A (ja) 照明装置
Rodrigo Martín-Romo et al. Light-driven transport of plasmonic nanoparticles on demand
JP6676066B2 (ja) 極端紫外光生成装置
JPH04331487A (ja) オプティカルモーター
VERMA Development of techniques for generation of multiple optical traps and utilization of these traps for different applications
JP2008003422A (ja) 波長変換レーザ出力の光ファイバ導光方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200610

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6762695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150