JP6762396B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6762396B2
JP6762396B2 JP2019071969A JP2019071969A JP6762396B2 JP 6762396 B2 JP6762396 B2 JP 6762396B2 JP 2019071969 A JP2019071969 A JP 2019071969A JP 2019071969 A JP2019071969 A JP 2019071969A JP 6762396 B2 JP6762396 B2 JP 6762396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
resin member
semiconductor
semiconductor device
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019071969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019106557A (ja
Inventor
和成 中田
和成 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2019071969A priority Critical patent/JP6762396B2/ja
Publication of JP2019106557A publication Critical patent/JP2019106557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6762396B2 publication Critical patent/JP6762396B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、縦型電力用半導体装置の製造方法に関するものである。
半導体装置の製造において、半導体ウエハの厚みを低減する加工(以下、「薄化加工」とも称する)の重要性が、近年、増してきている。薄化加工は、LSIの分野においては、3次元実装などによるパッケージの高密度化のために有益であり、プロセス完了時のウエハ厚みは、たとえば、25μm程度まで低減されることがある。また薄化加工は、縦型電力用半導体装置の分野においては、オン特性などに代表される通電性能を改善するために有益である。なぜならば、ウエハが薄くなることにより、半導体装置における電流経路が短くなるためである。近年では、コストおよび特性を改善するため、FZ(Floating Zone)法により作製されたウエハを50μm程度まで薄くして用いる極薄ウエハプロセスが行われることがある。
なお、典型的な縦型電力用半導体装置としては、たとえば、ダイオード素子および半導体スイッチング素子がある。半導体スイッチング素子は、典型的にはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)またはMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:MOS型電界効果トランジスタ)である。これらの素子は、産業用モータおよび自動車用モータなどのインバータ回路、大容量サーバの電源装置、ならびに無停電電源装置などに広く適用されている。
一般に薄化加工として、バックグラインドまたはポリッシュによるウエハ裏面に対する機械研磨と、それにより発生した加工歪みを除去するためのウエットまたはドライエッチングとが行われる。その後、裏面上に、イオン注入または熱処理により拡散層が形成される。そしてさらに、裏面上に蒸着またはスパッタ法などにより電極が形成される。その後、ウエハのダイシングが行われる。具体的には、ウエハがダイシングシートにマウントされた後、ダイシングブレードなどを用いてウエハから複数のチップが切り出される。
薄化加工中およびその後の半導体ウエハの破損を防止するために、ウエハ上面上に保護テープを設けることができる。保護テープは、薄化加工によって薄くされたウエハの強度を補うだけでなく、ウエハ上面上の表面段差の影響を抑える効果も有する。なお、この表面段差は、半導体装置の製造において半導体ウエハの上面に、デバイス構造(トレンチゲートおよび電極など)に応じて形成されるものである。保護テープは、たとえば、主にポリエチレンテレフタラート(PET)から作られたものが知られている。しかしながら、近年の薄型デバイスにおいては、デバイスの総厚に占める表面段差の割合が大きくなってきており、その結果、表面段差を保護テープで十分に吸収することが難しくなってきている。段差吸収が不十分であると、半導体ウエハが破損しやすく、特に、研削加工時のウエハ割れが発生しやすい。
そこで、特開2005−317570号公報(特許文献1)によれば、ウエハ表面に貼り付けられたバックグラインド用の表面保護テープが加熱により変形させられる。これにより、ウエハ表面のポリイミド保護膜による凹凸形状が緩和される。
また特開2006−196710号公報(特許文献2)によれば、半導体ウエハの凹凸を有する表面に、凹凸による段差よりも厚い粘着層と、基材層と、を有するテープが貼り付けられる。粘着層は、粘着剤よりなる粘着剤層と、上記基材層の構成材よりも軟質で、かつ加熱により粘度が低下する樹脂材料よりなる軟化材層とを有している。テープを加熱することで軟化材層の粘度が低下する。これにより軟化材層が変形することで、基材層の表面がほぼ平坦にされる。その後、テープを貼り付けた状態のまま、半導体ウエハの裏面を研削加工することで、ウエハが薄くされる。当該公報の記載によれば、軟化材層の変形により、テープ表面の凹凸の高さがウエハ表面の凹凸の高さの10%程度になる。つまり、テープによりウエハ表面の凹凸が緩和される。
薄化加工を経た半導体ウエハは、反りを有しやすい。この反りが保護テープによって矯正される程度は小さい。なぜならば、保護テープは、その取扱い上、ある程度容易に変形することができる必要があるので、比較的小さな剛性しか有し得ないためである。大きな反りを有するウエハは、搬送することが困難であったり、ハンドリング時に割れまたは欠けが発生しやすかったりする。よって保護テープを用いた技術は、表面段差の吸収には効果的であるものの、反りの抑制にはあまり効果的でない。このため、保護テープを用いた従来技術では、薄化加工後のウエハの取り扱いの困難さが十分に解消されないことがある。
薄化加工後の半導体ウエハの反りを抑えるためにその剛性を確保する方法として、半導体ウエハの全体ではなくその一部のみを薄化する方法がある。たとえば、特開2007−19379号公報(特許文献3)によれば、ウエハの裏面のうちデバイス領域に相当する領域の研削により凹部が形成され、凹部の外周側にリング状補強部が形成される。リング状補強部を除去するまでは、リング状補強部によってデバイス領域の外周側が補強されている。このため、裏面研削後のウエハの搬送またはウエハに対する追加加工など、その後のウエハの取り扱いが容易となる。
特開2005−317570号公報 特開2006−196710号公報 特開2007−19379号公報
保護テープのような樹脂部材を半導体ウエハの上面上に設ける技術は、上面上の表面段差を吸収することでウエハの破損を防止するのには効果的である。しかしながらこの技術は、上述したように、ウエハの反りを抑制するのにはあまり効果的でない。一方で、ウエハの外周部が厚く残されることによって構成された補強部を用いる技術は、ウエハの剛性を確保することでウエハの反りが抑制されるので、ウエハの取り扱いを容易とするのに効果的である。しかしながらこの技術には、表面段差を吸収する作用はない。よってこの技術のみでは、表面段差に起因したウエハの破損が生じやすい。
そこで本発明者は、上記2種類の技術を組み合わせることで、薄化加工時およびその後の半導体ウエハの取り扱いをより容易とすることを検討した。鋭意検討の結果、これら技術は互いに独立して作用するものではなく、互いに影響を及ぼし合うものであることを見出した。具体的には、これらの技術を単純に組み合わせただけでは、薄化加工時に半導体ウエハの割れを効果的に防止することができないことがあり、この割れを効果的に防止するためには、上記樹脂部材および補強部の相対位置が特定の条件を満たすことが必要であることを、本発明者は見出した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、その目的は、薄化加工後の半導体ウエハの取り扱いを容易としつつ薄化加工時の半導体ウエハの破損を防止することができる、半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の半導体装置の製造方法は、次の工程を有している。第1のウエハ面と、第1のウエハ面と反対の第2のウエハ面と、ウエハ外周端と、を有する半導体ウエハが準備される。半導体ウエハの第1のウエハ面上に凹凸形状が形成される。凹凸形状が形成された後に、半導体ウエハの第1のウエハ面上に、ウエハ外周端から距離DS離れた樹脂外周端を有しウエハ外周端を露出する樹脂部材が塗布法を用いて形成される。樹脂部材が塗布法を用いて形成された後に、半導体ウエハの第2のウエハ面上での処理が行われる。樹脂部材が形成された後に、半導体ウエハがダイシングされる。処理が行われた後に、距離DSが維持されていた樹脂部材が除去される。
本発明によれば、半導体ウエハをダイシングする前に、塗布法を用いて形成された樹脂部材によって、半導体ウエハの表面段差を吸収することができる。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の構成を概略的に示すフロー図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の工程を概略的に示す断面図(a)〜(d)である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法における樹脂部材の形成工程を概略的に示す部分断面図(a)〜(c)である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法における、凹凸形状が形成された半導体ウエハを概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法における、拡散層が形成された半導体ウエハを概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法における薄化加工後の半導体ウエハの厚み分布の例を示すグラフ図(a)、および、比較例の製造方法における薄化加工後の半導体ウエハの厚み分布の例を示すグラフ図(b)である。 薄化加工後の樹脂部材と環状補強部との相対位置の定義を模式的に示す断面図(a)、および、この相対位置とウエハ割れ率との関係の例を示すグラフ図(b)である。 薄化加工後の樹脂部材とウエハ外周端との距離の定義を模式的に示す断面図(a)、および、この距離と拡散層形成後のウエハ裏面上の異物数との関係の例を示すグラフ図(b)である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の構成を概略的に示すフロー図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の構成を概略的に示すフロー図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付している。
<実施の形態1>
(装置構成)
図1を参照して、本実施の形態の半導体装置50は、縦型電力用半導体装置であり、具体的にはトレンチゲート型のIGBTである。半導体装置50は、半導体ウエハ10と、ゲート絶縁膜21と、ゲート電極22と、層間絶縁膜23と、エミッタ電極31(第1の電極層)と、コレクタ電極32(第2の電極層)とを有している。半導体ウエハ10は、ウエハ上面S1(第1のウエハ面)と、ウエハ裏面S2(第1のウエハ面と反対の第2のウエハ面)とを有している。ウエハ上面S1上には、トレンチTR、層間絶縁膜23、エミッタ電極31、電極パッド(図示せず)などの存在に起因して、凹凸形状が形成されている。
半導体ウエハ10は、nドリフト層1と、n型層2と、pベース層3と、nエミッタ層4と、n型層5と、pコレクタ層6とを有している。本実施の形態においては、半導体ウエハ10はシリコンから作られている。pコレクタ層6はウエハ裏面S2を成している。n型層5はpコレクタ層6上に設けられている。nドリフト層1はn型層5上に設けられている。n型層2はnドリフト層1上に設けられている。pベース層3はn型層2上に設けられている。nエミッタ層4は、pベース層3上に部分的に設けられている。nエミッタ層4およびpベース層3はウエハ上面S1を成している。
ウエハ上面S1に設けられたトレンチTRは、nエミッタ層4とpベース層3とn型層2とを貫通してnドリフト層1に至っている。ゲート絶縁膜21はトレンチTRの内壁を覆っている。ゲート電極22は、ゲート絶縁膜21を介してトレンチTR内に設けられている。エミッタ電極31は、ウエハ上面S1上に設けられており、nエミッタ層4およびpベース層3に接している。コレクタ電極32は、ウエハ裏面S2上に設けられており、pコレクタ層6に接している。
(製造方法)
図2は、本実施の形態における半導体装置の製造方法の構成を概略的に示すフロー図である。図3(a)〜(d)は、この製造方法を、半導体ウエハ10全体を含む概略的な形状に着目して工程順に説明する図である。図4(a)〜(c)は、この製造方法を、ウエハ上面S1上の凹凸形状を模式的に示しつつ、工程順に説明する図である。以下、これらの図を参照しつつ、本実施の形態における半導体装置の製造方法について説明する。
ステップS10(図2)にて、半導体ウエハ10(図3(a))が準備される。半導体ウエハ10は、ウエハ上面S1(第1のウエハ面)と、ウエハ裏面S2(第1のウエハ面と反対の第2のウエハ面)と、ウエハ外周端10Eとを有している。
ステップS20(図2)にて、ウエハ上面S1上に凹凸形状UD(図4(a))が形成される。なおこの凹凸形状UDは、半導体装置の素子構造の存在に起因したウエハ上面S1上の凹凸形状を模式的に示したものである。具体的には、凹凸形状UDは、図5を参照して、トレンチTR、層間絶縁膜23、エミッタ電極31、電極パッド(図示せず)などの存在に起因したものである。
ステップS30(図2)にて、次に、半導体ウエハ10のウエハ上面S1上に樹脂部材が形成される。樹脂部材は、たとえばポリイミド樹脂から作られる。具体的には、まずステップS31(図2)にて、ウエハ上面S1上に樹脂部材60が堆積される(図3(b)および図4(b)参照)。樹脂部材60の堆積時またはその後の処理により、樹脂部材60は、ウエハ外周端10Eから離れた樹脂外周端60Eを有しウエハ外周端10Eを露出するように配置される(図3(c)参照)。好ましくは、樹脂外周端60Eは、平面視(平面レイアウト)においてウエハ外周端10Eから0.5mm以上内側に配置される。これは、図3(c)においては、図中横方向における位置に関して、樹脂外周端60Eがウエハ外周端10Eから内側へ(すなわちウエハ中心の方へ)0.5mm以上の間隔を空けて位置することを意味する。樹脂部材60の堆積が塗布法によって行われる場合、上記のような配置は、スピンコーターによるリンス処理により樹脂部材60の端部を除去することで容易に得られる。なお上記塗布法のように樹脂部材60が材料の堆積によって形成される場合は、予め成形された樹脂部材が半導体ウエハ10上に貼り付けられる場合と異なり、樹脂部材が粘着剤を有する必要がない。
次にステップS32(図2)にて、樹脂部材60が平坦化される(図4(b)および(c)を参照)。好ましくは、平坦化は樹脂部材60に熱処理を加えることによって行い得る。熱処理条件は、たとえば、200℃程度での3分間程度の処理である。熱処理は、たとえば、ホットプレートなどの加熱手段によるウエハ裏面S2の加熱、または、ベーク炉による半導体ウエハ10の加熱により行い得る。熱処理に代わり機械的処理が行われてもよい。たとえば、ダイヤモンドバイトなどを用いた切削処理が行われてもよい。
ステップS40(図2)にて、図3(d)に示すように、半導体ウエハ10を部分的に除去することによってウエハ裏面S2に凹部形状SCが形成される。凹部形状SCの形成は、研削などの機械加工により行われ得る。好ましくは、機械加工で発生した破砕層を除去するために、さらにウエットエッチングが行われる。ウエットエッチングは、たとえば、フッ酸および硝酸を含む混酸をエッチング液として用いて行われ得る。凹部形状SCは、平面視において樹脂外周端60Eから0.5mm以上内側に位置する凹部外周端ECを有する。これは、図3(d)においては、図中横方向における位置に関して、凹部外周端ECが樹脂外周端60Eから内側へ(すなわちウエハ中心の方へ)0.5mm以上の間隔SPを空けて位置することを意味する。半導体ウエハ10のうち、凹部形状SCよりも外側の部分は、半導体ウエハ10の環状補強部10Rを構成している。環状補強部10Rは、半導体ウエハ10のうち凹部形状SCが形成された部分に比して、より大きな厚みを有している。また環状補強部10Rは、平面視において、凹部形状SCを取り囲む環状形状を有している。これにより環状補強部10Rは、薄化加工が行われた半導体ウエハ10の剛性を高める機能を有する。
ステップS50(図2)にて、次に、半導体素子構造を得るための、ウエハ裏面S2上での処理が行われる。この処理として、本実施の形態においては、ステップS51(図2)にて、ウエハ裏面S2上に拡散層としてn型層5およびpコレクタ層6(図6)が形成される。拡散層の形成は、典型的には、イオン注入処理および活性化処理により行われる。活性化処理は電気炉またはレーザにより行い得る。
ステップS60(図2)にて、次に樹脂部材60が除去される。樹脂部材60の除去は、たとえば、有機溶剤を滴下することで樹脂を溶解することにより行われる。あるいは、酸素を含むプラズマを用いた樹脂の炭化(いわゆるアッシング処理)が行われてもよい。あるいは、硫酸および過酸化水素水からなる混合液を用いた除去が行われてもよく、その際に上記アッシング処理が併用されてもよい。
ステップS70(図2)にて、次に、ウエハ裏面S2上に、電極層としてコレクタ電極32が形成される。たとえば、蒸着法またはスパッタ法により、アルミ、チタン、ニッケル、金などの金属膜がウエハ裏面S2上に成膜される。好ましくは、この金属膜の成膜後に、300℃〜450℃程度の熱処理により、金属膜中の金属原子(たとえばアルミニウム原子)と半導体ウエハ10中のシリコン原子との相互拡散を生じさせる。これにより生じる合金化により、コレクタ電極32と半導体ウエハ10とがより確実に接合される。なお上記相互拡散は、後述するダイシングによって切り出された半導体装置50が実装される際のはんだ付け処理時の熱の作用によっても生じ得る。この作用を利用することで、上述した熱処理が省略されてもよい。
ステップS80(図2)にて、半導体ウエハ10がダイシングされる。具体的には、まずコレクタ電極32がダイシングテープの粘着面に貼り付けられる。これにより、半導体ウエハ10がダイシングフレームにマウントされる。次に、ダイシングブレードまたはレーザを用いたダイシング装置により、素子構造が設けられた半導体ウエハ10から、複数のチップが半導体装置50(図1)として切り出される。
(実施例)
図7(a)は、ステップS60(図2)後の半導体ウエハ10の半導体領域の厚みTH(図6)の分布の例を示している。グラフ図中、「ウエハ位置」は、直径方向における半導体ウエハ10の中心位置からの距離を表している。また厚みTHは、図6に示すように、トレンチTRの存在を無視した半導体領域の寸法である。厚み測定は、半導体ウエハ10のうち薄化加工が行われた部分、すなわち凹部形状SC、において行われた。また測定には、赤外光を用いた非接触方式の測定装置(浜松ホトニクス製「Optical MicroGauge」)が用いられた。
なお上記の厚み測定のためのサンプルを得るに際して、ステップS10(図2)として、直径200mmの半導体ウエハ10(図3(a))が準備された。またステップS20(図2)として、表面段差10μmを有する凹凸形状UD(図4(a))が形成された。またステップS30(図2)として、20μm厚での塗布工程(図4(b))と、200℃での3分間の熱処理による平坦化工程(図4(c))とにより、樹脂部材60が形成された。またステップS40(図2)として、インフィード方式のグラインダ装置による85μmまでの研削加工と、その後の、フッ酸、硝酸、硫酸および燐酸からなる混酸による65μmまでウエットエッチングとにより、薄化加工(図3(d))が行われた。環状補強部10Rの幅(図3(d)における横方向の寸法)は3mm程度とされた。
一方、図7(b)は、上述した樹脂部材60の形成を行わない比較例の結果を示している。図7(a)および(b)の比較から、樹脂部材60が設けられることにより、薄化加工後の半導体ウエハ10の厚み分布がより均一化されることが分かった。
図8(a)は、薄化加工後の樹脂部材60と環状補強部10Rとの相対位置Pの定義を模式的に示す断面図である。相対位置Pは、樹脂外周端60Eの位置を、半導体ウエハ10の凹部形状SCと環状補強部10Rとの境界である凹部外周端ECの位置を基準として表すものである。相対位置Pの符号は、樹脂外周端60Eが基準位置よりも外側に位置する場合(言い換えれば環状補強部10R上に位置する場合)に正と定義され、樹脂外周端60Eが基準位置よりも内側に位置する場合(言い換えれば凹部形状SC上に位置する場合)に負と定義される。図8(b)は、上記のように定義された相対位置Pと、50μmまでの薄化加工時のウエハ割れ率との関係の例を示すグラフ図である。この結果から、相対位置Pが0以上の場合に薄化加工におけるウエハ割れ率が低減されることが分かった。特に、相対位置Pが+0.5mm以上の場合、言い換えれば樹脂部材60が環状補強部10Rの方へ0.5mm以上突き出している場合、薄化加工におけるウエハ割れ率を顕著かつ安定的に低減することができることが分かった。なお、相対位置Pが+0.5mm以上という条件は、図3(d)において凹部外周端ECが樹脂外周端60Eから内側へ0.5mm以上の間隔SPを空けて位置することを意味する。
図9(a)は、薄化加工後の樹脂部材60とウエハ外周端10Eとの距離DSの定義を模式的に示す断面図である。距離DSは、ウエハ外周端10Eと、樹脂外周端60Eとの間の距離である。図9(b)は、この距離DSと、ステップS50(図2)後の凹部形状SC内でのウエハ裏面S2上における、大きさ5μm以上の異物数との関係の例を示すグラフ図である。この結果から、距離DSが0.5mm以上の場合にウエハ裏面S2上の異物数を顕著に低減することができ、距離DSが0.75mm以上の場合にさらに顕著に低減することができることが分かった。異物数の低減により、拡散層形成のためのウエハ裏面S2上へのイオン注入が異物により阻害されることが抑制される。よってウエハ裏面S2上に高品質な拡散層を形成することができる。
(効果のまとめ)
本実施の形態によれば、半導体ウエハ10を部分的に除去することによって、ウエハ裏面S2に凹部形状SC(図8(a))が形成される。半導体ウエハ10のうち、凹部形状SCよりも外側の部分が、環状補強部10Rを構成する。環状補強部10Rは半導体ウエハ10の補強部としての機能を有する。これにより半導体ウエハ10の剛性が確保されることで、ウエハの反りが抑制される。よって、薄化加工後の半導体ウエハ10の取り扱いを容易とすることができる。ここで凹部形状SCは、平面視において樹脂外周端60Eから0.5mm以上内側に位置する凹部外周端ECを有するように形成される。これにより、薄化加工時における半導体ウエハ10の割れを防止することができる(図8(b))。以上から、本実施の形態によれば、薄化加工後の半導体ウエハ10の取り扱いを容易としつつ、薄化加工時の半導体ウエハ10の破損を防止することができる。
樹脂部材60が堆積された後に平坦化されることで(図4(b)および(c))、樹脂部材60の平坦性をより十分に確保することができる。これにより、半導体ウエハ10の表面段差をより十分に吸収することができる。
樹脂部材60が除去される前の処理として、ウエハ裏面S2上にn型層5およびpコレクタ層6(図6)が拡散層として形成される。これにより、ウエハ裏面S2での拡散層の形成時に、ウエハ上面S1を樹脂部材60(図3(d))によって保護することができる。具体的には、ウエハ上面S1上に異物が付着したり、ウエハ上面S1が損傷を受けたりすることが防止される。
樹脂外周端60E(図9(a))はウエハ外周端10Eから離れている。好ましくは、樹脂外周端60Eは、平面視においてウエハ外周端10Eから0.5mm以上内側に配置される(図9(b)参照)。これにより、半導体ウエハ10の取り扱い時に、樹脂部材60に起因した異物がウエハ裏面S2上に付着することが抑制される。
好ましくは、樹脂部材60は、たとえば塗布法など、材料の堆積によって形成される。この場合、樹脂部材60は粘着材を有する必要がない。粘着剤が用いられないことで、第1に、真空中で熱負荷のかかる工程において、粘着剤からの脱ガスに起因した望ましくない現象が避けられる。たとえば、イオン注入工程における注入不良が防止される。また蒸着法またはスパッタ法などによる成膜の品質ばらつきが抑えられる。第2に、薄化加工におけるウエットエッチングにおいて、混酸などのエッチング液と、樹脂部材の端部において露出された粘着剤との反応が避けられる。この反応が生じると、第1に、樹脂部材の端部が意図せず剥がれることで、半導体ウエハ10の割れまたは欠けが生じやすくなる。第2に、樹脂部材の除去後においても、上記反応によって生成された物質が半導体ウエハ10上に残留し得る。この残留物は、半導体ウエハ10上の異物の発生源となり得る。
<実施の形態2>
(製造方法)
図10は、本実施の形態における半導体装置の製造方法の構成を概略的に示すフロー図である。ステップS40までの工程は実施の形態1(図2)のものと同様である。続くステップS50Mにて、実施の形態1のステップS51と同様の工程の後に、ステップS52が行われる。このステップS52は、実施の形態1のステップS70(図2)と同様にウエハ裏面S2上に電極層としてのコレクタ電極32(図1)を形成するものであるが、本実施の形態においては樹脂部材60(図3(d))を除去するステップS60の前に実施される。言い換えれば、本実施の形態においては、電極層としてのコレクタ電極32の形成が、樹脂部材60を除去する前の、ウエハ裏面S2上での処理として行われる。なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じである。
(実施例)
実施例においては、ウエハ裏面S2上に電極層が形成された後に、ウエハ上面S1上の樹脂部材60が除去された。続いて、ウエハ上面S1上に存在する、大きさ5μm以上の傷および異物の数がカウントされた。一方、比較例においては、樹脂部材60は形成されず、電極層が形成された後に上記と同様のカウントがなされた。なお、ウエハ裏面S2上における電極層の形成は、ウエハ上面S1を吸着することによって半導体ウエハ10を固定するステージを有する成膜装置によって行われた。上述したカウントの結果を以下に示す。
Figure 0006762396
この結果から、ウエハ裏面S2上の電極層が樹脂部材60の除去前に行われることで、ウエハ上面S1上の傷および異物の数を低減することができることが分かった。
(効果のまとめ)
本実施の形態によれば、樹脂部材60が除去される前の処理として、ウエハ裏面S2上に電極層が形成される。これにより、ウエハ裏面S2での電極層の形成時に、ウエハ上面S1を樹脂部材60によって保護することができる。具体的には、ウエハ上面S1上に異物が付着したり、あるいはウエハ上面S1が損傷を受けたりすることが防止される。
<実施の形態3>
(製造方法)
図11は、本実施の形態における半導体装置の製造方法の構成を概略的に示すフロー図である。ステップS50Mまでの工程は実施の形態2(図10)のものと同様である。その後、ステップS60Mにてダイシングが行われ、続いてステップS80Mにて樹脂部材60(図3(d))が除去される。言い換えれば、半導体ウエハ10は、樹脂部材60が除去される前にダイシングされる。樹脂部材60の除去は、たとえば、ダイシングフレーム上から有機溶剤を滴下することで樹脂を溶解することによって行い得る。あるいはアッシング処理が行われてもよい。なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態2の構成とほぼ同じである。
(実施例)
薄化工程(ステップS40)までが、実施の形態1における実施例と同様の方法で、65μm厚まで行われた。実施例においては、ダイシングを行いかつウエハ上面S1上の樹脂部材60を除去した後に、ウエハ上面S1(チップ上面)上に存在する、ダイシングに起因した切り屑などの、大きさ10μm以上の異物数がカウントされた。一方、比較例においては、樹脂部材60は形成されず、ダイシング後に上記と同様のカウントがなされた。これらカウントの結果を以下に示す。
Figure 0006762396
この結果から、ダイシングが樹脂部材60の除去前に行われることで、ウエハ上面S1上の異物数を低減することができることが分かった。
(効果のまとめ)
本実施の形態によれば、樹脂部材60が除去される前の処理として、半導体ウエハ10がダイシングされる。これにより、ダイシングの際に、ウエハ上面S1を樹脂部材60によって保護することができる。具体的には、ウエハ上面S1上に異物が付着することが防止される。
上記各実施の形態においては半導体装置50(図1)について詳しく説明したが、半導体装置は、図1に示されたもの以外の縦型電力用半導体装置であってもよい。具体的には、図1においてはnチャネル型の装置が示されているが、導電型を入れ替えることでpチャネル型のものが構成されてもよい。また半導体装置は、IGBTに限定されるものではなく、他の縦型半導体スイッチング素子であってもよく、たとえば、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor:MIS型電界効果トランジスタ)であってもよい。MISFETは、たとえば、図1においてpコレクタ層6を省略することでウエハ裏面S2をn型層5から成るものとすることによっても得られる。この場合、エミッタ電極31およびコレクタ電極32のそれぞれはソース電極およびドレイン電極に相当する。また半導体装置として図1においてはトレンチ型のものが示されているが、半導体装置は、トレンチを有しない、プレーナ型のものであってもよい。また半導体装置は、半導体スイッチング素子に限定されるものではなく、たとえばダイオード素子であってもよい。
本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
EC 凹部外周端、S1 ウエハ上面(第1のウエハ面)、S2 ウエハ裏面(第2のウエハ面)、SC 凹部形状、UD 凹凸形状、TR トレンチ、10 半導体ウエハ、10E ウエハ外周端、10R 環状補強部、31 エミッタ電極、32 コレクタ電極、50 半導体装置、60 樹脂部材、60E 樹脂外周端。

Claims (10)

  1. 第1のウエハ面と、前記第1のウエハ面と反対の第2のウエハ面と、ウエハ外周端と、を有する半導体ウエハを準備する工程と、
    前記半導体ウエハの前記第1のウエハ面上に凹凸形状を形成する工程と、
    前記凹凸形状を形成する工程の後に、前記半導体ウエハの前記第1のウエハ面上に、前記ウエハ外周端から距離DS離れた樹脂外周端を有し前記ウエハ外周端を露出する樹脂部材を塗布法を用いて形成する工程と、
    前記樹脂部材を塗布法を用いて形成する工程の後に、前記半導体ウエハの前記第2のウエハ面上での処理を行う工程と、
    前記樹脂部材を形成する工程の後に、前記半導体ウエハをダイシングする工程と、
    前記処理を行う工程の後に、前記距離DSが維持されていた前記樹脂部材を除去する工程と、
    を備える、半導体装置の製造方法。
  2. 前記樹脂部材を形成する工程は、
    前記第1のウエハ面上に前記樹脂部材を堆積する工程と、
    前記樹脂部材を堆積する工程の後に、前記樹脂部材を平坦化する工程と、
    を含む、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記処理を行う工程は、前記第2のウエハ面上に拡散層を形成する工程を含む、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記処理を行う工程は、前記第2のウエハ面上に電極層を形成する工程を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体ウエハをダイシングする工程は、前記樹脂部材を除去する工程の前に行われる、請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記樹脂部材を形成する工程において、前記樹脂外周端は、前記ウエハ外周端から0.5mm以上内側に配置される、請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記樹脂部材を形成する工程は、スピンコーターによるリンス処理により前記樹脂部材の端部を除去する工程を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記樹脂部材を形成する工程は、粘着剤を用いずに行われる、請求項1から7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記半導体ウエハをダイシングする工程は、前記半導体ウエハの前記第2のウエハ面上での処理を行う工程の後に行われる、請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記樹脂部材を形成する工程は、前記第1のウエハ面のうち前記樹脂部材に覆われた部分と露出された部分との境界にまたがるように前記第1のウエハ面が平坦部を有するように行われ、前記平坦部は、前記樹脂部材を除去する工程が開始されるまで維持される、請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
JP2019071969A 2019-04-04 2019-04-04 半導体装置の製造方法 Active JP6762396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019071969A JP6762396B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019071969A JP6762396B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 半導体装置の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015243779A Division JP6510393B2 (ja) 2015-12-15 2015-12-15 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019106557A JP2019106557A (ja) 2019-06-27
JP6762396B2 true JP6762396B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=67061502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019071969A Active JP6762396B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6762396B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4371732B2 (ja) * 2003-08-18 2009-11-25 キヤノン株式会社 半導体ウェハ加工における半導体ウェハのデバイス面保護膜形成方法
JP2006013185A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Nitto Denko Corp 半導体装置用クリーニング部材の再生方法
JP5832060B2 (ja) * 2008-02-18 2015-12-16 デンカ株式会社 電子部品集合体の研削方法とこれを用いた電子部品集合体の分割方法
JP5599342B2 (ja) * 2011-02-23 2014-10-01 三菱電機株式会社 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019106557A (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106992122B (zh) 半导体装置的制造方法
KR101309675B1 (ko) 반도체장치의 제조방법
KR101475384B1 (ko) 반도체장치의 제조방법
JP6004100B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003332271A (ja) 半導体ウエハおよび半導体装置の製造方法
US7737531B2 (en) Wafer including a reinforcing flange formed upright at a periphery and method for manufacturing the same
US9870938B2 (en) Semiconductor element producing method by flattening protective tape
KR101440393B1 (ko) 반도체장치의 제조방법
JP2010016188A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP6762396B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US9704813B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JP6492980B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP6245376B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2022069819A (ja) 半導体装置の製造方法及びホットプレート
JP5931461B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2011054914A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体ウエハ
JP2020177963A (ja) 半導体チップの製造方法
JP4724729B2 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2022210680A1 (ja) パワー半導体及びその製造方法
JP5995640B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010016189A (ja) 遮蔽板及びそれを用いた半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6762396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250