JP6762133B2 - 吐出容器、それを用いた吐出製品および吐出容器の製造法 - Google Patents

吐出容器、それを用いた吐出製品および吐出容器の製造法 Download PDF

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Description

本発明は、外ボトルが内ボトルにより2以上の収容室に区画され、少なくとも1つの収容室に噴射剤を充填し、他の収容室に原液を充填するための吐出容器、吐出製品および吐出容器の製造法に関する。
出願人は、特許文献1、2に示すように、合成樹脂製の外ボトルと合成樹脂製の内ボトルとを有し、外ボトルと内ボトルとの間の原液収容室に原液を収納し、内ボトル内に噴射剤を収納し、内ボトルを外ボトルの内面に向かって拡張させながら原液を吐出する多層ボトル製品を提案している。
特許第5487011号公報 国際公開第2015/152415号公報
しかし、特許文献1、2の多層ボトル製品は、原液収容室と外気とを繋ぐ原液通路が内ボトルの外側(内ボトルと外ボトルの間)にあり、かつ、原液を吐出するにつれて内ボトルが膨らむため、使用により原液の残量が減少すると、その原液通路、特に、上方に向かって縮径する肩部および肩部と首部の境界近辺の外ボトルと内ボトルの間の空間(肩部通路)が塞がれやすい。つまり、内ボトルには噴射剤の圧力により拡張方向の力が働くため、原液が残っているにも関わらず外ボトルと内ボトルの一部が当接し、原液を含んだ隔離空間が形成されるおそれがある。また、内ボトルと外ボトルの間に噴射剤を充填する場合も、特に内ボトルを外ボトルと一緒にブロー成形した二重ボトルでは、前述の肩部通路に隙間ができずに噴射剤が充填しにくいという問題がある。
本発明は上記問題に鑑み、外ボトルが内ボトルにより2以上の収容室に区画され、少なくとも1つの収容室に噴射剤を充填し、他の収容室に充填される原液を吐出するための吐出容器において、外ボトルと内ボトルの間の収容室と外部との通路の閉塞を防止して、前記収容室に充填した原液を最後まで吐出する、または、前記収容室に噴射剤を充填しやすくする吐出容器を提供することを課題としている。
本発明の吐出容器は、合成樹脂製の外ボトルと、外ボトルに収容される合成樹脂製の内ボトルと、外ボトルに取り付けられ、外ボトルと内ボトルを閉じるバルブアッセンブリとを有し、外ボトル内が内ボトルにより2以上の収容室に区画され、少なくとも1つの収容室に噴射剤を充填し、他の収容室に充填される原液を吐出するための吐出容器であって、前記外ボトルが、筒状の胴部と、その上端から上方に向かって縮径する肩部と、その上端から上方に延びる筒状の首部とを有し、前記内ボトルが、筒状の胴部と、その上端から上方に向かって縮径する肩部と、その上端から上方に延びる筒状の首部とを有し、首部を除き可撓性を有し、前記内ボトルの首部は、外ボトルの首部より長く、硬性を有し、前記内ボトルの首部の下端が、前記外ボトルの首部の下端よりも、所定寸法以上離して下方に位置していることを特徴としている。
このような吐出容器においては、外ボトルと内ボトルとの間の収容室が原液を収容する
原液収容室であり、内ボトル内の収容室が噴射剤を収容する加圧室であり、噴射剤の圧力で内ボトルを外ボトルの内面に向かって拡張させることによってバルブアッセンブリから原液を吐出するものが好ましい。また、外ボトルと内ボトルとの間の収容室が噴射剤を収容する加圧室であり、内ボトル内の収容室が原液を収容する原液収容室であり、噴射剤の圧力で内ボトルを収縮させることによってバルブアッセンブリから原液を吐出するものが好ましい。
さらに前記外ボトルの内面と内ボトルの外面とが実質的に同一形状であるものが好ましい。また、前記内ボトルの首部の上端外周にフランジが設けられ、そのフランジが外ボトルの上端に係合した状態で前記バルブアッセンブリによって外ボトルに固定されている吐出容器が好ましい。
本発明の吐出製品は、前記いずれかの吐出容器と、少なくとも1つの収容室に充填した原液と、他の収容室に充填した噴射剤とを備えていることを特徴としている。
本発明の吐出容器の製造方法は、筒状の首部を有する内ボトルを、その内ボトルの首部より短い筒状の首部を有する外ボトルに収容し、内ボトルの首部の上端が外ボトルの首部の上端よりも上方に突出している二重ボトルを形成する工程と、外ボトルにバルブアッセンブリを取り付けて、内ボトルの首部を軸方向下向きに降下させて、内ボトルの首部の下端を外ボトルの首部の下端よりも下方に位置させる工程を含むことを特徴としている。
本発明の吐出容器は、内ボトルの首部の下端が外ボトルの下端よりも所定寸法以上離して下方に位置しているので、外ボトルの肩部の内面と内ボトルの肩部の外面の間に所定寸法以上の隙間があいている。そのため、外ボトルと内ボトルの間の収容室に原液や噴射剤を充填するとき、あるいはそこから原液や噴射剤を吐出するとき、肩部同士が密着せず、隙間(肩部通路)が維持される。そのため、外ボトルの首部内径と内ボトルの首部外径が実質的に同一であっても、原液や噴射剤を充填しやすく、吐出させやすい。
このような吐出容器において、外ボトルと内ボトルとの間の収容室が原液を収容する原液収容室であり、内ボトル内が噴射剤を収納する加圧室であり、噴射剤の圧力で内ボトルを外ボトルの内面に向かって拡張させながらバルブアッセンブリから原液を吐出するものである場合は、残量が少なくなっても、原液収容室から外ボトルの首部と内ボトルの首部の間の首部通路に至る肩部通路が塞がれにくい。そのため、吐出されずに廃棄される原液を減少することができる。
また、吐出容器が、外ボトルと内ボトルとの間の収容室が噴射剤を収容する加圧室であり、内ボトル内の収容室が原液を収容する原液収容室であり、噴射剤の圧力で内ボトルを収縮させることによってバルブアッセンブリから原液を吐出するものである場合は、原液を原液収容室に充填した後でもバルブアッセンブリを取り付けることにより肩部の間に隙間(肩部通路)が維持されるため、加圧室に噴射剤を充填しやすい。
前記外ボトルの内面と内ボトルの外面とが実質的に同一形状である場合は、収容室から首部の間の首部通路に至る肩部通路が一層塞がれやすい。しかし内ボトルの首部の下端が外ボトルの首部の下端よりも所定寸法以上離して下方に位置するという構成により、肩部通路が塞がれにくくなる。とくに外ボトルと内ボトルの間に原液を収容する吐出容器では、原液が少なくなると最終的に内ボトルが外ボトル内に密着するまで拡がる。そのため、ほとんど原液を残さない。
また、前記内ボトルの首部の上端外周にフランジが設けられ、そのフランジが外ボトルの上端に係合した状態で前記バルブアッセンブリによって外ボトルに固定されている場合は、内ボトルの首部の下端と外ボトルの首部の下端の距離が安定する。
本発明の吐出製品は、前述の吐出容器を採用するので、外ボトルと内ボトルの間に原液を収容する吐出容器の場合、原液を吐出して残量が少なくなっても、原液収容室から外ボトルの首部と内ボトルの首部の間の首部通路に至る肩部通路が塞がれにくい。そのため、吐出されずに廃棄される原液を減少することができる。また、外ボトルと内ボトルの肩部の間に隙間(肩部通路)が確保されているので、原液を充填した後でも噴射剤を充填しやすい。
本発明の吐出容器の製造方法によれば、一旦、内ボトルの首部の上端を外ボトルの首部の上端より突出させておき、さらに内ボトルの首部を降下させるので、容易に内ボトルの首部の下端を外ボトルの首部の下端よりも下側に位置させることができる。さらにバルブアッセンブリを外ボトルに取り付けるときに、同時に内ボトルの首部を降下させる作業を行うことができる。
図1aは本発明の吐出製品の一実施形態を示す断面図、図1bはそのX1−X1線断面図、図1cは吐出後の要部断面図である。 図2aは図1の吐出製品の外ボトルの側面断面図、図2bはそのW−W線断面図である。 図3aは図1の吐出製品の内ボトルの断面図、図3bはそのY1−Y1線断面図、図3cはそのY2−Y2線断面図、図3dは図1の吐出製品に用いることができる内ボトルの他の形態の断面図である。 図4aは図1の吐出製品のバルブアッセンブリを示す断面図、図4bはその使用状態を示す断面図である。 図5aは図1の吐出製品の二重ボトルの内ボトル押し下げ前で、原液充填前の断面図、図5bは原液充填後の断面図、図5cはバルブ装着後の断面図である。 図6aは本発明の吐出製品の他の実施形態を示す断面図、図6bはその作用を示す要部断面図である。 図7a〜図7cは本発明の吐出製品の製造方法の実施形態を工程順に示す断面図である。
図1a、図1bの吐出製品10は、外ボトル11と、外ボトル11に収容される内ボトル12と、外ボトル11に取り付けられ、外ボトル11と内ボトル12を閉じるバルブアッセンブリ13と、外ボトル11と内ボトル12との間の筒状の収容室(原液収容室S1)に収容される原液Cと、内ボトル12内の収容室(加圧室S2)に収容される噴射剤Pとを備えている。この吐出製品10は、バルブアッセンブリ13を操作し、原液収容室S1と外部とを連通することにより、内ボトル12を外ボトル11の内面に向かって拡張させ、原液収容室S1を収縮して原液Cを吐出するものである。なお、この吐出製品10は、バルブアッセンブリ13のステム26に押ボタン15等を取り付けて使用する。原液Cおよび噴射剤Pを充填する前の吐出製品10が吐出容器である。図1bは原液C充填後の内ボトル12の断面形状を示し、図1cは原液Cを吐出させた後の外ボトル11と内ボトル12の肩部同士の間に隙間Gが残ることを示している。
外ボトル11は、図2aに示すように、底部11aと、円筒状の胴部11bと、その胴部の上端から上方に向かって縮径するテーパー状の肩部11cと、その肩部の上端から上方に延びる円筒状の首部11dとを備えた容器である。外ボトル11には、肩部11cから胴部11bにかけて上下方向に延びるリブ16が複数本形成されている。このリブ16は、外ボトル11の胴部11bおよび肩部11cの壁面を内向きに略三角形状に屈曲突出させた形態を備え、内面側では凸部16aとなり、外面側では溝部16bとなっている(
図2b参照)。凸部16aは、外ボトル11の内面近辺まで内ボトル12が拡張しても外ボトル11と内ボトル12との間に隙間(隙間通路)ができるように内ボトル12の外面を支持する。
また凸部16aを胴部11bまで延長することにより、隙間通路を上下に長く形成することができる。特に、底部近辺までリブ16を形成することにより、吐出容器の全体に隙間通路を形成することができる。またリブ16により外ボトル11が上下方向に強くなるため、バルブアッセンブリ13を外ボトル11に押し付けながら取り付ける際にも座屈などの変形がなく、凸部16aや溝部16bの形状が保たれ、隙間通路が確保できる。また、首部を除いて内ボトルを軸方向に収縮させやすい。リブ16は、複数本、周方向等間隔で配置するのが好ましい。特にリブ16を4〜16本設けるのが好ましい。しかし、隙間が確保できればリブ16は1つであってもよい。この外ボトル11には、8本のリブ16が形成されている。
底部11aは、胴部11bの下端から連続した半球状としている。特に、底部11aの内面が胴部11bの下端から連続した湾曲面となっている。このように底部11aを胴部11bの下端と滑らかに連続させることにより、内ボトル12を拡張変形させたとき、外ボトル11の底部11aと内ボトル12の底部12aとを密に当接させることができる。つまり、原液収容室S1を効率よく収縮でき、原液Cの残量を小さくできる。しかし、底部11aの形状は特に限定されるものではない。たとえば5個の脚部が周方向に等間隔に並んで突出する、いわゆるペタロイド形状であってもよい。
胴部11bは、外ボトル11が所定の内圧において、弾性限界を超えない範囲で膨張変形できるように構成されている。図2bに示すように、内圧0(ゲージ圧力)から所定の内圧となるに伴い、外ボトル11は原型状態(図2bの実線)から膨張状態(図2bの破線)へと変形する。原型状態のとき、外ボトル11の溝部16bは深く、はっきりと表れる。一方、膨張状態のとき、溝部16bが浅くなるように偏平化する。
なお、図1bの外ボトル11は膨張状態を示している。つまり、原型状態と膨張状態では、外観が異なり、膨張状態では溝部16bの輪郭が薄くなる。そのため、噴射剤Pが充填されている時と、噴射剤Pが排出された後の廃棄直前とで外ボトル11の外観が異なる。外ボトルとしては、内圧が0.1MPa(ゲージ圧)以上のときに膨張変形するものが好ましい。そして、例えば、外ボトル11をポリエチレンテレフタレートおよびナイロン等の合成樹脂で成形する場合、胴部11bの肉厚を0.2〜0.6mm、特に0.25〜0.5mmとするのが好ましい。なお、肩部11cも胴部11bと同等に弾性変形するようにしてもよい。しかし、胴部11bの硬性は、特に限定されるものではなく、上記外ボトルの内圧において胴部11bが変形しないように構成してもよい。
首部11dの外周には、バルブアッセンブリ13を固定するための雄ネジ11d1が形成されている。その雄ネジ11d1の下方には、外ボトル11とバルブアッセンブリ13との間をシールする外シール材18(図1参照)が保持される外シール保持部11d2が形成されている。なお、外シール保持部11d2は、雄ネジ部11d1の上方に設けられていてもよい。さらに、雄ネジ11d1および外シール保持部11d2の下方には、吐出容器の組み立て時に外ボトル11を保持したり、原液Cの充填時に外ボトル11を吊り下げるための環状フランジ11d3が形成されている。
内ボトル12は、図3aに示すように、底部12aと、円筒状の胴部12bと、その胴部の上端から上方に向かって縮径するテーパー状の肩部12cと、その肩部の上端から上方に延びる円筒状の首部12dとを備えた可撓性を有する容器である。首部12dの上端には外方に突出したフランジ部12d1が形成されている。内ボトル12のフランジ部1
2d1の下面から首部12dの外面の下端12d2までの長さ12Lは、外ボトル11の上端から首部の内面の下端11d4までの長さ11Lより、たとえば0.3〜8mm程度長い。さらに好ましくは0.5〜5mm程度長い。そのため、内ボトル12を外ボトル11内に装着した状態では、内ボトルの首部12dの上端が外ボトルの首部11dの上端より突出しており、内ボトルのフランジ部の下面と外ボトルの首部の上端との間に隙間が形成されている(図5a参照)。
ここで、内ボトルの首部の外面の下端12d2とは、首部の外面においてまっすぐな円筒部分の下端であり、テーパー状の肩部12cへと連続する境界を指す。また、外ボトルの首部の内面の下端11d4とは、首部の内面においてまっすぐな円筒部分の下端であり、テーパー状の肩部11cへと連続する境界を指す。さらに内ボトルの首部の外径と外ボトルの首部の内径は実質的に同一の寸法である。そして原液が通る首部通路を除いて内ボトルの首部外面と外ボトルの首部内面は密接している。
また、バルブアッセンブリを外ボトルに取り付けて吐出容器を組み立てた後は、すなわち内ボトル12の上端を押して首部上部を外ボトルの首部内に押し込み、外ボトル11の上端に内ボトルのフランジ部12d1の下面を合わせた状態では、内ボトルの首部の外面の下端12d2が外ボトルの首部の内面の下端11d4より下がる(図1a、図5c参照)。そのため、内ボトル12の肩部12cの外面と外ボトル11の肩部11cの内面の間に隙間Gができる。この隙間Gは、原液Cが吐出されて内ボトル12が拡張したときも、内ボトルの首部12dは硬性を有するため、かなりの程度維持される(図1c参照)。そのため、使用の途中で原液収容室から首部通路に至る肩部通路が閉塞され、多量の原液Cが残るといった事態を回避することができ、残量を少なくすることができる。
この内ボトル12の底部12a、胴部12b及び肩部12cはブロー成形のときに拡がって薄肉となっているので可撓性を有し、首部12dはプリフォームのままであるので硬性を有している。そのため、内ボトルの首部を押し下げるとき、いくらかの抵抗があっても、座屈せずに外ボトルの首部内に押し込むことができる。そして、内ボトル12の硬性の首部12dの内面には、内ボトル12とバルブアッセンブリ13との間をシールする内シール材19が設けられる(図1参照)。
内ボトル12の外面には、肩部12cから胴部12cに向かって上下に延びる凹部17が形成されている(図3b、図3c参照)。凹部17を胴部12まで設けることにより、凹部17が内ボトル12のリブ効果を発揮し、内ボトル12に凹部17と略垂直な折れ線等の発生を防止できる。つまり、内ボトル12の収縮または拡張時、内ボトル12が上下2つに折れたりすることを防止する。さらに、凹部17は、内ボトル12の内面から見ると凸となっており、内ボトル12を収縮させるとき、上下に延びる折れ線としても作用する。
なお、図1b、図3bでは、内ボトル12の収縮形状を規則的に記載しているが、概略を示すものであり、収縮形状を限定するものではない。内ボトル12の収縮形状は、内ボトル12の構成のみならず、原液Cの充填経路、原液Cの粘度、原液Cの充填圧力等にも応じて不規則に変形する。しかし、凹部17は、内ボトル12の外面のみに形成されてもよい、そして、この凹部17は、複数が環状に等間隔で配置されるのが好ましい。この形態では内ボトル12の凹部17を外ボトル11のリブ16と同じ数とし、等間隔で形成している。しかし、リブ16と凹部17の数は異なっていてもよい。
また内ボトル12のフランジ部12d1の下面から首部12dの外面を経由して肩部12cの上端の外面までには、連続して形成された上下に延びる縦通路溝12Pが複数本等間隔で環状に配列されている(図3a、図3c参照)。この縦通路溝12Pは、原液収容
室S1とバルブアッセンブリ13(大気)とを繋ぐ原液Cの通路の一部となる。なお、この縦通路溝12Pは、外ボトル11の首部11dの内面に設けるようにしてもよく、または、外ボトル11の首部11bの内面および内ボトル12の首部12bの外面の両方に設けるようにしてもよい。少なくとも原液収容室S1と外気(バルブアッセンブリ13)とを連通する通路が形成されていればよい。
縦通路溝12Pは幅広に形成されており、平面視において1つの縦通路溝12Pの溝底12P1から半径方向外側に延びる領域に、凸部16aおよび凹部17の上端が複数含まれるように設けるのが好ましい。この内ボトル12では、図3cに示すように、平面視において1つの領域内に一つの凸部16および2つの凹部17の計3つが含むようになっている。このように凸部16aおよび凹部17の複数の上端を前記領域内に含めることにより、前述の肩部同士の隙間Gと相まって原液Cが無くなる直前において、隙間通路と縦通路溝12Pとを確実に連通させることができる。
また複数の縦通路溝12Pに対して、それぞれ同じように凸部16aおよび凹部17を配置させることにより、原液収容室からバルブアッセンブリまで原液を均等に供給することができ、内ボトルを安定した形状で拡張させることができる。それにより隙間通路と縦通路の閉塞が起こりにくい。さらに、図3dに示すように、それぞれの縦通路溝12Pに対して、平面視において縦通路溝12Pの溝底12P1から半径方向外側に延びるそれぞれの領域に、凹部17が一つ含まれるようにしてもよい。なお、内ボトル12の凹部17に代えて、内ボトル12の凸部、外ボトル11の凸部または凹部であってもよい。
内ボトル12は、外ボトル11と同軸にして挿入される。そして、フランジ部12d1は、外ボトル11の上端開口部に配置される(図1参照)。そして、底部12a、胴部12b、肩部12c及び首部12dは、それぞれ外ボトル11の底部11a、胴部11b、肩部11c及び首部11dの内面形状と実質的に同じとなっている。つまり、原液収容室S1に原液Cを充填するとき、底部12a、胴部12b及び肩部12cは内ボトル12の容量が小さくなるように収縮変形する(図1b、図3b参照)。そのため、原液収容室S1内の原液Cを吐出するとき、底部12a、胴部12b及び肩部12cは内ボトル12の容量が大きくなるように拡張変形(原型復帰)し、原液収容室S1を効率良く加圧収縮できる。首部12dは、プリフォームの形状のままでブロー成形されないので硬性を有し、外ボトル11の首部11dの内面に沿って挿入され、原液Cの充填・吐出で変形しない。
内ボトル12は、原液Cを吐出させることにより、底部12a、胴部12b、肩部12cがそれぞれ外ボトル11の底部11a、胴部11b及び肩部11cの内面に向かって変形するものであれば、外ボトル11の内形と異形としてもよい。例えば、成形時の内ボトル12の自然な形状を外ボトル11の内面形状より小さくしてもよい。その場合、原液Cを吐出させることにより、底部12a、胴部12b、肩部12cをそれぞれ外ボトル11の底部11a、胴部11b及び肩部11cの内面と実質的に同一の形状まで膨張(弾性または塑性)させることとなる。
内ボトル12の材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂、ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系、フッ素系などのエラストマー、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレンブタジエンゴムなどのゴムおよびこれらの混合素材が挙げられる。外ボトル11と内ボトル12の材料の組み合わせは用途に応じて適宜選択することができる。
バルブアッセンブリ13は、図4aに示すように、外ボトルと内ボトルの間の原液収容室(図1のS1)と外部とを連通するバルブ内原液通路13aと、内ボトル内の加圧室(
図2のS2)と外部とを連通するバルブ内噴射剤通路13bと、バルブ内原液通路13aおよびバルブ内噴射剤通路13bを連通/遮断するバルブ機構21とを備えた蓋体である。バルブ機構21はハウジング22と、そのハウジング内に上下移動自在に収容されたステム26と、ステムの2つのステム孔を塞ぐステムラバー27a、27bとからなる公知のものである。
ハウジングはネジ付きのキャップ28で外ボトル11の首部外周に螺着する。バルブ内原液通路13aは縦通路溝12Pおよび肩部11c、12c同士の隙間Gを介して原液収容室S1と連通している。しかし、バルブアッセンブリ13は、少なくとも縦通路溝12Pと連通するバルブ内原液通路およびそのバルブ内原液通路を連通/遮断するバルブ機構21を備えていれば、その構造は特に限定されるものではない。なお、この実施形態において、バルブアッセンブリ13は、キャップ28によって外ボトル11に着脱自在に固定されている。
バルブ機構21は、図4bに示すように、2つの独立した第1ステム内通路26a(バルブ内原液通路13aの一部)ないし第2ステム内通路26b(バルブ内噴射剤通路13bの一部)が形成されたステム26を備えている。このステム26を押し下げることにより、2枚のステムラバー27a、27bが変形し、バルブ内両通路が連通するものである。なお、このようなステム26には、第1ステム内通路26aを連通し、第2ステム内通路26bを遮断する押ボタン15を用いる。しかし、2本のステムでそれぞれのバルブ内原液通路およびバルブ内噴射剤通路を連通/遮断するようにしてもよい。
この吐出製品10の製造方法は、初めに外ボトル11内に内ボトル12を収容した二重ボトルを準備する(図5a参照)。この状態では内ボトル12の首部12dは外ボトル11の首部11dの上端より突出している。なお、図5aでは、内ボトル12はブロー成形されたままのように拡がった状態で記載されているが、実際には一旦、内ボトル12内の空気を吸引して外ボトル内で収縮させ、ついで空気を入れて膨らませている。このように一旦収縮させて折り目ないしプリーツ、折り皺を付けておくと、原液を充填しやすくなる。ただし準備する二重ボトルは内ボトル12が収縮されていなくてもよい。
二重ボトルの製法としては、それぞれ外ボトル11および内ボトル12を成形し、その後、内ボトル12を折り畳んで外ボトル11に挿入する方法が挙げられる。
二重ボトルの第2の製法としては、外ボトル11を成形し、その内部に内ボトル用のインナープリフォームを挿入して外ボトル11の内面を金型として肩部以下をブロー成形する方法が挙げられる。インナープリフォームには、首部12dにフランジ部12d1および縦通路溝12Pが形成されている。この場合、内ボトル12の外形を外ボトル11の内面と当接する形状、つまり、外ボトル11の内面と実質的に同一形状とすることができる。
二重ボトルの第3の製法として、外ボトル用のアウタープリフォーム内に内ボトル用のインナープリフォームを挿入した二重プリフォームを準備し、外ボトル11および内ボトル12を同時にブロー成形する方法が挙げられる。詳しくは、首部11dに雄ネジ11d1が形成されたアウタープリフォームおよび首部12dにフランジ部12d1および縦通路溝12Pが形成されたインナープリフォームを射出成型などにより個別に成型し、インナープリフォームをアウタープリフォームに挿入し、二層プリフォームを準備する。そして、この二層プリフォームを2軸延伸ブローなどで外ボトル11および内ボトル12の肩部以下の部位を同時に成形する。首部はブロー成形しない。
二重ボトルを準備した後、内ボトル12のフランジと外ボトル11の上端の隙間から原
液収容室S1へ原液Cを充填する(図5b)。このとき、内ボトル12と外ボトルの胴部同士の隙間および肩部同士の隙間を押し広げながら充填していく。ついで外ボトル11の上端にバルブアッセンブリ13を取り付ける。このとき、キャップ28を外ボトル11の雄ネジに螺合させるが、螺進するに従って、内ボトルの上端を外ボトルに押し込むことになる。それにより、内ボトル12の首部12dの下端12d2は外ボトル11の首部11dの下端11d4より下がる。
その後、バルブアッセンブリ13のバルブ内噴射剤通路13bを介して噴射剤Pを内ボトル12内の収容室(加圧室S2)に充填する。最後にステム26に押ボタン15を取り付ける(図1a参照)。なお、原液Cと噴射剤Pの充填する順番は逆であってもよい(図7参照)。その場合、バルブアッセンブリ13を二重ボトルの外ボトル11に仮装着した状態で噴射剤Pを加圧室S2に充填し、バルブアッセンブリ13を二重ボトルの外ボトル11に取り付ける。このとき内ボトル12が押し込まれて首部12dの下端12d2が外ボトル11の首部11dの下端11d4より下がり、肩部通路が形成される。次いでステム26を押し下げてバルブ内原液通路13aのみを連通させて原液収容室S1内の空気を排出し、その後、バルブ内原液通路13aから原液Cを加圧充填することができる。
この吐出製品10の使用方法は、押ボタン15を介してバルブアッセンブリ13のステム26を押下操作する。これによりステム26の第1ステム内通路26aは開放され、原液Cは吐出される。このときステム26の第2ステム内通路26bは押ボタン15によって閉じられているため、噴射剤Pが噴出されることはない。そして、原液Cの吐出量と比例して、内ボトル12が拡張する。
このように原液Cを吐出することにより、内ボトル12が外ボトル11の内面近辺まで拡張する。しかし、内ボトル12の首部外面の下端12d2が外ボトル11の首部内面の下端11d4よりも下方に位置しており、さらに内ボトル12の首部12dが硬質であるため、肩部11c、12c間に隙間(肩部通路)Gが残り、縦通路溝(首部通路)12Pは原液収容室S1と最後まで連通し、原液収容室S1とバルブアッセンブリ13との間は常時連通する。原液収容室S1の体積が減少し、原液Cが全量吐出されると、内ボトル12は可撓性を有するため外ボトル11の内面と実質的に当接する。このときも内ボトル12内の噴射剤の圧力で外ボトル11の弾性膨張が維持されている。
なお、噴射剤Pとして、圧縮ガスを用いる場合、内ボトル12の容積が拡張するにつれて内ボトル12の内圧が下降する。そのため、外ボトル11の膨張も徐々に解除され、リブ16(凸部16aおよび溝部16b)が徐々に深くなり、隙間通路をより大きくできる。そのため、原液Cを最後まで効率よく吐出することができる。
全量吐出後(使用後)、押ボタン15を取り外してステム26を押し下げることにより、内ボトル12内の噴射剤Pを、バルブ内噴射剤通路13bを介して外部に放出することができる。噴射剤Pを排出することにより、外ボトル11の弾性膨張が解除され、外ボトル11の溝部16bの輪郭がはっきりと現れる。これにより使用者は噴射剤Pが排出されたことを確認できる。そのため、使用者は、バルブアッセンブリ13を外ボトル11から安全に取り外すことができる。最後に、外ボトル11、内ボトル12及びバルブアッセンブリ13の各部品に分離できる。
つぎに図6a、図6bを参照して本発明の吐出製品の他の実施形態を説明する。図1aの吐出製品では、外ボトル11と内ボトル12の間の収容室を原液収容室としているが、図6の吐出製品30では内ボトル12の内部の収容室を原液収容室とし、外ボトルと内ボトルの間の収容室を噴射剤を充填する加圧室(噴射剤収容室)としている。この吐出製品30では、バルブ機構21のハウジング22は、下端中心だけではなく、下端から側面に
かけて原液収容室S1との連通孔31を形成している。それにより、図6bの想像線で示すように内ボトル12が収縮しても、連通孔31が塞がれにくい。
他方、押しボタン15は、図4bとは逆に、二重構造のステムの通路のうち、加圧室S2と連通する外側の通路32を塞ぎ、中心側の通路33を吐出口34と連通させている。そのため、押しボタン15を押し下げると、加圧室S2から噴射剤を吐出させることなく、原液収容室S1からバルブ21を介して原液のみを吐出することができる。使い終わった吐出製品を廃棄する場合は、ステムの先端を図示していないオーバーキャップ等に設けた排出孔に押し付けることで残っている噴射剤を排出するか、あるいはキャップ28を緩めて放出する。
図6の吐出製品30の製造方法は、始めに内ボトル12内の原液収容室S1に原液を充填する。このとき原液の自重により内ボトル12の肩部が変形して外ボトル11の肩部に押し付けられても、外ボトル11にバルブアッセンブリ13を装着することにより内ボトル12が押し込まれて首部12dの下端12d2が外ボトル11の首部11dの下端11d4より下がり、肩部通路が形成される。次いでステム26上端の中心側通路33を閉じた状態でステム26を押し下げ、バルブ内噴射剤通路のみを連通させて加圧室S2に噴射剤Pを充填することができる。
図5a〜cの吐出製品10の製造方法では、外ボトル11と内ボトル12の間の原液収容室S1に原液Cを充填した後に内ボトル12内の加圧室S2に噴射剤Pを充填しているが、図7a〜cに示すように、原液を充填する前に内ボトル12内の加圧室S2に噴射剤Pを充填してもよい。この製造法では、まず図5aの製造法と同様の方法で二重ボトルを準備する(図7a)。外ボトル11、内ボトル12は図2a、図3aと同様のものを用いることができる。ついでこの状態から、アンダーカップ充填によって内ボトル12内に噴射剤Pを充填し、バルブアッセンブリ13を装着する(図7b)。なお、バルブアッセンブリ13を装着した後、バルブ機構21を経由して噴射剤Pを充填してもよい。バルブアッセンブリ13は図4aと同じものを採用しうる。
ついで外ボトル11と内ボトル12の隙間の原液収容室S1に、バルブ機構21を経由して原液Sを充填する。最後に押しボタンやオーバーキャップを装着する。この製造方法においては、外ボトル11の肩部と内ボトルの肩部にあらかじめ隙間Gが形成されているので、原液を充填しやすい。この製造方法は、たとえば噴射剤のみ充填した半製品(加圧容器)を多量生産し、顧客企業の工場など、消費地、販売地の近くまで搬送して保管し、顧客企業で需要に応じて選択した原液を充填して最終製品を製造することができる。
図1の吐出製品10では、外ボトル11の内面及び内ボトル12の外面にそれぞれ凸部16aおよび凹部17を設けているが、外ボトル11の内面に凹部を設け、内ボトル12の外面に凸部を設けてもよい。その場合、外ボトル11の外面には、凹部に沿って突条が形成されるようにするのが好ましい。その場合、外ボトル11が弾性膨張することにより、突条の輪郭が薄くなり、つまり、外ボトル11の内圧によって外観が変化するため好ましい。また、外ボトル11の内面または内ボトル12の外面のいずれか一方に凸部16aのみを形成する、あるいは、凹部17のみを形成してもよい。また両方に凸部または凹部を設けてもよく、両方に凸部や凹部を設けなくてもよい。
前記実施形態では内ボトルで仕切られて形成される収容室が2つであるが、3室以上であってもよく、少なくとも1つの収容室に噴射剤が収容され、他の収容室の原液(たとえば混合して使用される2液)を加圧するようにすればよい。
C 原液
P 噴射剤
S1 原液収容室
S2 加圧室
10 吐出製品
11 外ボトル
11a 底部
11b 胴部
11c 肩部
11d 首部
11d1 雄ネジ
11d2 外シール保持部
11d3 環状フランジ
11d4 首部下端
12 内ボトル
12a 底部
12b 胴部
12c 肩部
12d 首部
12d1 フランジ部
12d2 首部下端
12P 縦通路溝
G 隙間
13 バルブアッセンブリ
13a バルブ内原液通路
13b バルブ内噴射剤通路
15 押ボタン
16 リブ
16a 凸部
16b 溝部
17 凹部
18 外シール材
19 内シール材
21 バルブ機構
22 ハウジング
26 ステム
26a 第1ステム内通路
26b 第2ステム内通路
27a、27b ステムラバー
28 キャップ
30 吐出製品
31 連通孔
32 外側の通路
33 中心側の通路
34 吐出口

Claims (7)

  1. 合成樹脂製の外ボトルと、
    外ボトルに収容される合成樹脂製の内ボトルと、
    外ボトルに取り付けられ、外ボトルと内ボトルを閉じるバルブアッセンブリとを有し、
    外ボトル内が内ボトルにより原液を収容する原液収容室と噴射剤を充填する加圧室とに区画され、噴射剤の圧力で原液収容室を収縮させることにより原液を吐出するための吐出容器であって、
    前記外ボトルが、筒状の胴部と、その上端から上方に向かって縮径する肩部と、その上端から上方に延びる筒状の首部とを有し、
    前記内ボトルが、筒状の胴部と、その上端から上方に向かって縮径する肩部と、その上端から上方に延びる筒状の首部とを有し、首部を除き可撓性を有し、
    内ボトルの外面形状が外ボトルの内面形状と実質的に同一形状であり、
    前記内ボトルの首部は、外ボトルの首部より長く、硬性を有し、
    内ボトルの首部が上がっているとき、外ボトルの肩部の内面と内ボトルの肩部の外面とが当接しており、
    前記内ボトルの首部を下げたとき、前記内ボトルの首部の下端が、前記外ボトルの首部の下端よりも、所定寸法以上離して下方に位置し、外ボトルの肩部の内面と内ボトルの肩部の外面の間に隙間があく
    吐出容器。
  2. 外ボトルと内ボトルとの間の収容室が原液を収容する原液収容室であり、内ボトル内の収容室が噴射剤を収容する加圧室であり、噴射剤の圧力で内ボトルを外ボトルの内面に向かって拡張させることによってバルブアッセンブリから原液を吐出する
    請求項1記載の吐出容器。
  3. 外ボトルと内ボトルとの間の収容室が噴射剤を収容する加圧室であり、内ボトル内の収容室が原液を収容する原液収容室であり、噴射剤の圧力で内ボトルを収縮させることによってバルブアッセンブリから原液を吐出する
    請求項1記載の吐出容器。
  4. 前記外ボトルの首部の外周に雄ネジが設けられ、前記バルブアッセンブリにその雄ネジと螺合する雌ネジが設けられており、
    前記バルブアッセンブリを回転させることにより、バルブアッセンブリによって内ボトルを下降させることができる
    請求項1〜3いずれか記載の吐出容器。
  5. 前記内ボトルの首部の上端外周にフランジが設けられ、そのフランジが外ボトルの上端に係合した状態で前記バルブアッセンブリによって外ボトルに固定されている請求項1〜4いずれかに記載の吐出容器。
  6. 請求項1〜5いずれか記載の吐出容器と、前記加圧室に充填した噴射剤と、前記原液収容室に充填した原液とからなる、吐出製品。
  7. 請求項1〜5いずれか記載の吐出容器を製造する方法であって、
    筒状の首部を有する内ボトルのプリフォームを、その内ボトルの首部より短い筒状の首部を有する外ボトルのプリフォームに収容する工程と
    両方のプリフォームの首部を除き、肩部、胴部および底部を同時にブロー成形することにより、内ボトルの首部の上端が外ボトルの首部の上端よりも上方に突出している二重ボトルを形成する工程と、
    外ボトルにバルブアッセンブリを取り付けて、内ボトルの首部を軸方向下向きに降下させて、内ボトルの首部の下端を外ボトルの首部の下端よりも下方に位置させる工程を含む、
    吐出容器の製造方法。
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